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▶ 生武 好包の特許一覧

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  • 特許-立体型緩速濾過 図1
  • 特許-立体型緩速濾過 図2
  • 特許-立体型緩速濾過 図3
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-01-18
(45)【発行日】2024-01-26
(54)【発明の名称】立体型緩速濾過
(51)【国際特許分類】
   C02F 3/06 20230101AFI20240119BHJP
   B01D 29/31 20060101ALI20240119BHJP
【FI】
C02F3/06
B01D23/06
【請求項の数】 1
(21)【出願番号】P 2022182926
(22)【出願日】2022-10-14
【審査請求日】2022-10-14
【権利譲渡・実施許諾】特許権者において、権利譲渡・実施許諾の用意がある。
(73)【特許権者】
【識別番号】500571620
【氏名又は名称】生武 好包
(72)【発明者】
【氏名】生武 好包
【審査官】石岡 隆
(56)【参考文献】
【文献】登録実用新案第3230742(JP,U)
【文献】特開2020-025952(JP,A)
【文献】特開2005-152757(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C02F3/02-3/10
B01D24/00-39/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
片端を密閉した素焼筒をろ過池に密閉端を下にして縦横に並べ、筒の外側から内側へ原水が通る間に筒外面にできた生物膜により夾雑物が除去されて濾過池上面に流出するようにした立体型緩速濾過装置
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
【背景技術】
【0002】
浄水場の濾過池には急速濾過池と緩速濾過池があり、急速濾過は水中の狭雑物を除去するため、原水に凝集剤を入れてフロックを形成し、沈殿池で沈殿させ、その残りを濾過池の砂層で濾過する方法であり、緩速濾過は沈殿池が不要で濾過池砂層の表面に生物膜(藻の1種)を形成させ、それを原水がゆっくりと通ることにより水中の狭雑物を除去する方法である。濾過水は急速濾過による水より緩速濾過による水の方がおいしい
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
緩速濾過は濾過速度が遅いので、廣い濾過面積を必要とし、濾過面が目詰りすれば砂層上部の砂掻き・砂運搬・洗浄・砂運搬・砂敷きをしなければならない。それで濾過面を立体化して濾過池面積を狭くて済むようにし、濾過面の洗浄は濾過池の排水弁を開閉するだけで洗浄出来るようにする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
片端密閉した素焼筒(長さ10メータの筒の外側を相対的に大きな砂粒で、内側を相対的に小さな砂粒で、厚みの中層に補強用ステンレスのかご型鉄筋を入れて接着材を使い焼結したもの)を濾過地に密閉端を下にして縦横に並べ、筒の外側から内側へ原水が通る間に筒外面にできた生物膜により狭雑物が除去されて濾過池上面に流出するようにした立体型緩速濾過とする
南極の厚い氷の下の暗い所にも藻類がいたと言われているが、生物ろ過膜が光の届かない所でも成長するよう養生し、どおしてもろ過膜の成長に光が必要であれば、水族館で使われている透明耐圧プラスチックスを濾過地の底に敷き薄明りを素焼き筒の外面に与える
【発明の効果】
【0005】
緩速濾過が広くない土地ででき、作業効率が格段に上がる
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
素焼筒をどのように作るかで性能は決まる
【実施例
【0007】
なし
【産業上の利用可能性】
【0008】
日本国内はもちろん世界中に普及するであろう
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】は図2のA矢視図
図2】は素焼筒の正面図
図3】は図2のB矢視図
【図面における記号の説明】
1:素焼筒本体
2:フランジ
3:ゴムパッキン用溝
4:つり上げ用穴
5:位置決め用突起
【要約】      (修正有)
【課題】広くない土地で緩速濾過ができ、作業効率が格段に上がる、立体型緩速濾過を提供する。
【解決手段】濾過面を立体化して濾過池面積を狭くて済むようにし、濾過面の洗浄は濾過池の排水弁を開閉するだけで洗浄出来るようにする。すなわち、片端密閉した素焼筒(長さ10メータの筒の外側を相対的に大きな砂粒で、内側を相対的に小さな砂粒で、厚みの中層に補強用ステンレスのかご型鉄筋を入れて接着材を使い焼結したもの)を濾過地に密閉端を下にして縦横に並べ、筒の外側から内側へ原水が通る間に筒外面にできた生物膜により狭雑物が除去されて濾過池上面に流出するようにした立体型緩速濾過とする。
【選択図】図2
図1
図2
図3