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特許7422432ウェーハ洗浄装置及びボンディングシステム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-01-18
(45)【発行日】2024-01-26
(54)【発明の名称】ウェーハ洗浄装置及びボンディングシステム
(51)【国際特許分類】
   H01L 21/304 20060101AFI20240119BHJP
   H01L 21/52 20060101ALI20240119BHJP
【FI】
H01L21/304 648A
H01L21/304 643A
H01L21/304 647Z
H01L21/304 645C
H01L21/52 C
【請求項の数】 14
(21)【出願番号】P 2022569460
(86)(22)【出願日】2022-03-30
(86)【国際出願番号】 JP2022016037
【審査請求日】2022-11-15
(73)【特許権者】
【識別番号】000146722
【氏名又は名称】ヤマハロボティクスホールディングス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【弁理士】
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 敏史
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【弁理士】
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134120
【弁理士】
【氏名又は名称】内藤 和彦
(72)【発明者】
【氏名】菊地 広
(72)【発明者】
【氏名】李 瑾
【審査官】安田 雅彦
(56)【参考文献】
【文献】特開平02-246217(JP,A)
【文献】特開2011-023255(JP,A)
【文献】特開2012-250232(JP,A)
【文献】特開2016-225522(JP,A)
【文献】特表2008-502135(JP,A)
【文献】国際公開第2007/148470(WO,A1)
【文献】国際公開第2021/132133(WO,A1)
【文献】国際公開第2010/021020(WO,A1)
【文献】特表2008-518470(JP,A)
【文献】国際公開第2019/124321(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01L 21/304-21/308
H01L 21/02 -21/033
H01L 21/50 -21/52
H01L 21/58
H01L 21/60 -21/607
H01L 21/67 -21/687
H01L 21/301
B23K 20/00 -20/26
B08B 1/00 -13/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ウェーハの表面の洗浄を行うウェーハ洗浄装置であって、
液体により前記ウェーハの表面の洗浄を行うウェット洗浄ユニットと、
大気圧プラズマにより前記ウェーハの表面の洗浄を行うドライ洗浄ユニットと、を含み、
前記ドライ洗浄ユニットは、前記ウェット洗浄ユニットの上に少なくとも一部が重ね合わせて配置されていること、
を特徴とするウェーハ洗浄装置であって、
上面に前記ウェーハを保持するとともに、前記ウェーハを保持した状態で上下方向に駆動される処理ステージを含み、
前記ウェット洗浄ユニットは、ウェット洗浄を行うウェット洗浄チャンバを備え、
前記ドライ洗浄ユニットは、ドライ洗浄を行うドライ洗浄チャンバを備え、
前記処理ステージは、前記ウェット洗浄チャンバと前記ドライ洗浄チャンバとの間で前記ウェーハを上下方向に移動させること、
を特徴とするウェーハ洗浄装置
【請求項2】
請求項に記載のウェーハ洗浄装置であって、
前記ウェット洗浄ユニットと前記ドライ洗浄ユニットとを仕切るシャッタを備えること、
を特徴とするウェーハ洗浄装置。
【請求項3】
請求項またはに記載のウェーハ洗浄装置であって、
前記ウェット洗浄ユニットに隣接して配置される横搬送ユニットを備え、
前記横搬送ユニットは、前記ウェーハを前記ウェット洗浄チャンバに出し入れする横搬送装置を備えること、
を特徴とするウェーハ洗浄装置。
【請求項4】
請求項からのいずれか1項に記載のウェーハ洗浄装置であって、
前記ウェット洗浄ユニットは、水素水、オゾン水、または純水を前記ウェーハの表面に噴射する水ノズルと、
先端に取り付けられた拭き取り部材を前記ウェーハの表面に沿って移動させて前記ウェーハの表面を拭き取る拭き取りヘッドと、を含み、
前記処理ステージは、前記ウェーハを保持した状態で回転し、前記ウェット洗浄チャンバの中で前記ウェーハを回転させること、
を特徴とするウェーハ洗浄装置。
【請求項5】
請求項1に記載のウェーハ洗浄装置であって、
に、前記ウェット洗浄ユニットと前記ドライ洗浄ユニットの側面に隣接して配置され、前記ウェット洗浄ユニットと前記ドライ洗浄ユニットとに跨って上下方向に延びる縦搬送ユニットを備え、
前記縦搬送ユニットは、前記ウェーハを前記ウェット洗浄チャンバと前記ドライ洗浄チャンバとに出し入れするとともに、前記ウェーハを前記ウェット洗浄チャンバと前記ドライ洗浄チャンバとの間で搬送する縦搬送装置を備えること、
を特徴とするウェーハ洗浄装置。
【請求項6】
請求項に記載のウェーハ洗浄装置であって、
前記ウェット洗浄ユニットは、水素水、オゾン水、または純水を前記ウェーハの表面に噴射する水ノズルと、
先端に取り付けられた拭き取り部材を前記ウェーハの表面に沿って移動させて前記ウェーハの表面を拭き取る拭き取りヘッドと、
上面に前記ウェーハを保持すると共に、前記ウェーハを保持した状態で回転及び上下方向に駆動される処理ステージと、を備えること、
を特徴とするウェーハ洗浄装置。
【請求項7】
ウェーハの上に半導体チップをボンディングするボンディング装置と、
前記ウェーハの表面または前記半導体チップの表面の洗浄を行う洗浄装置と、
前記ウェーハまたは前記半導体チップを搬送する搬送装置と、を備えるボンディングシステムであって、
前記洗浄装置は、
液体により前記ウェーハの表面または前記半導体チップの表面の洗浄を行うウェット洗浄ユニットと、
大気圧プラズマにより前記ウェーハの表面または前記半導体チップの表面の洗浄を行うドライ洗浄ユニットと、を含み、
前記ドライ洗浄ユニットは、前記ウェット洗浄ユニットの上に少なくとも一部が重ね合わせて配置され、
前記搬送装置は、前記洗浄装置に前記ウェーハまたは前記半導体チップを出し入れすると共に、洗浄後の前記ウェーハまたは前記半導体チップを前記洗浄装置から前記ボンディング装置に搬送し、
前記ボンディング装置は、洗浄後の前記ウェーハの上に洗浄後の前記半導体チップをボンディングすること、
を特徴とするボンディングシステム。
【請求項8】
請求項に記載のボンディングシステムであって、
前記洗浄装置は、
上面に前記ウェーハまたは前記半導体チップを保持するとともに、前記ウェーハまたは前記半導体チップを保持した状態で上下方向に駆動される処理ステージを含み、
前記ウェット洗浄ユニットは、ウェット洗浄を行うウェット洗浄チャンバを備え、
前記ドライ洗浄ユニットは、ドライ洗浄を行うドライ洗浄チャンバを備え、
前記処理ステージは、前記ウェット洗浄チャンバと前記ドライ洗浄チャンバとの間で前記ウェーハまたは前記半導体チップを上下方向に移動させること、
を特徴とするボンディングシステム。
【請求項9】
請求項に記載のボンディングシステムであって、
前記洗浄装置が、前記ウェット洗浄ユニットと前記ドライ洗浄ユニットとを仕切るシャッタを備えること、
を特徴とするボンディングシステム。
【請求項10】
請求項またはに記載のボンディングシステムであって、
前記洗浄装置が、前記ウェット洗浄ユニットに隣接して配置される横搬送ユニットを備え、
前記横搬送ユニットが、前記ウェーハまたは前記半導体チップを前記ウェット洗浄チャンバに出し入れする横搬送装置を備え、
前記搬送装置は、前記横搬送装置との間で前記ウェーハまたは前記半導体チップの受け渡しを行うこと、
を特徴とするボンディングシステム。
【請求項11】
請求項に記載のボンディングシステムであって、
前記ウェット洗浄ユニットは、ウェット洗浄を行うウェット洗浄チャンバを備え、
前記ドライ洗浄ユニットは、ドライ洗浄を行うドライ洗浄チャンバを備え、
更に、前記ウェット洗浄ユニットと前記ドライ洗浄ユニットの側面に隣接して配置され、前記ウェット洗浄ユニットと前記ドライ洗浄ユニットとに跨って上下方向に延びる縦搬送ユニットを備え、
前記縦搬送ユニットは、前記ウェーハまたは前記半導体チップを前記ウェット洗浄チャンバと前記ドライ洗浄チャンバとに出し入れするとともに、前記ウェーハまたは前記半導体チップを前記ウェット洗浄チャンバと前記ドライ洗浄チャンバとの間で搬送する縦搬送装置を備え、
前記搬送装置は、前記縦搬送装置との間で前記ウェーハまたは前記半導体チップの受け渡しを行うこと、
を特徴とするボンディングシステム。
【請求項12】
請求項から11のいずれか1項に記載のボンディングシステムであって、
前記半導体チップは、支持材の上面に貼り付けられており、
前記洗浄装置は、前記支持材の上面に貼り付けられた前記半導体チップの表面の洗浄を行い、
前記搬送装置は、前記支持材と共に前記支持材の上面に貼り付けられた前記半導体チップを搬送し、
前記ボンディング装置は、前記支持材から前記半導体チップをピックアップして前記ウェーハの上にボンディングすること、
を特徴とするボンディングシステム。
【請求項13】
請求項12に記載のボンディングシステムであって、
前記洗浄装置は、前記ウェーハの上面にボンディングされた前記半導体チップの表面の洗浄を行い、
前記搬送装置は、上面に前記半導体チップがボンディングされた前記ウェーハを搬送し、
前記ボンディング装置は、前記支持材から他の半導体チップをピックアップして、前記ウェーハの上面にボンディングされた前記半導体チップの上に前記他の半導体チップをボンディングすること、
を特徴とするボンディングシステム。
【請求項14】
請求項12または13に記載のボンディングシステムであって、
前記支持材は、ダイシングフィルム、シリコンウェーハ、ガラス板、または基板であること、
を特徴とするボンディングシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体製造用のウェーハの表面の洗浄を行うウェーハ洗浄装置の構造及びウェーハ洗浄装置を備えるボンディングシステムの構造に関する。
【背景技術】
【0002】
半導体を製造する際には、シリコンウェーハや化合物半導体ウェーハ等のウェーハの表面の洗浄が必要となる。特許文献1には、2枚のウェーハの接合を行う際にウェーハの表面を擦り洗いする洗浄装置と、プラズマ処理によりウェーハの表面改質を行う表面改質装置と、純水によってウェーハの表面を親水化する表面親水化処理装置と、検査装置と、接合装置とを統合した接合システムが開示されている。特許文献1に開示された接合システムでは、洗浄装置と表面改質装置とは、同一の処理ブロックの中に水平方向に並べて配置されている。
【0003】
また、特許文献2には、半導体回路表面洗浄用のプラズマを発生させるプラズマ発生装置が開示されている。特許文献2には、プラズマ用のガスが流れるセラミックスチューブの外側に配置した負電極と、セラミックスチューブの中に配置した接地電極との間に高電圧を印加してセラミックスチューブの中で放電を発生させ、これにより、プラズマを発生させてセラミックスチューブ先端からプラズマを噴出させるプラズマ発生装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2020-155759号公報
【文献】特許第5188615号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、特許文献1に記載のシステムでは、洗浄装置とプラズマ処理を行う表面改質装置とが水平方向に並べて配置されているため、システム全体の設置面積が大きくなるとともに、洗浄工程におけるウェーハの搬送距離が長くなり、処理速度を大きくできないという問題があった。
【0006】
そこで、本開示は、ウェーハ洗浄装置の小型化と設置面積の低減を図るとともに、洗浄工程におけるウェーハの搬送距離を低減して処理速度の向上を図ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示のウェーハ洗浄装置は、ウェーハの表面の洗浄を行うウェーハ洗浄装置であって、液体によりウェーハの表面の洗浄を行うウェット洗浄ユニットと、大気圧プラズマによりウェーハの表面の洗浄を行うドライ洗浄ユニットと、を含み、ドライ洗浄ユニットは、ウェット洗浄ユニットの上に少なくとも一部が重ね合わせて配置されていること、を特徴とする。
【0008】
このように、ドライ洗浄ユニットをウェット洗浄ユニットの上に少なくとも一部が重ね合わされるように配置することにより、ウェーハ洗浄装置の小型化と設置面積の低減を図ることができる。また、ドライ洗浄ユニットとウェット洗浄ユニットとの間の搬送距離が短くなるので、洗浄処理の処理速度の向上を図ることができる。
【0009】
本開示のウェーハ洗浄装置において、上面にウェーハを保持するとともに、ウェーハを保持した状態で上下方向に駆動される処理ステージを含み、ウェット洗浄ユニットは、ウェット洗浄を行うウェット洗浄チャンバを備え、ドライ洗浄ユニットは、ドライ洗浄を行うドライ洗浄チャンバを備え、処理ステージは、ウェット洗浄チャンバとドライ洗浄チャンバとの間でウェーハを上下方向に移動させてもよい。
【0010】
このように、処理ステージの上面にウェーハを保持した状態でウェーハをウェット洗浄チャンバとドライ洗浄チャンバとの間で移動させることができるので、ウェット洗浄チャンバとドライ洗浄チャンバとの間のウェーハの移動時間を短くすることができ、洗浄処理の処理速度の向上を図ることができる。
【0011】
本開示のウェーハ洗浄装置において、ウェット洗浄ユニットとドライ洗浄ユニットとを仕切るシャッタを備えてもよい。
【0012】
これにより、ウェット洗浄ユニットの上部に配置されたドライ洗浄ユニットの中の大気プラズマがウェット洗浄ユニットの中に配置されている各機器の表面に当たって各機器の表面が荒れることを抑制することができる。
【0013】
本開示のウェーハ洗浄装置において、ウェット洗浄ユニットに隣接して配置される横搬送ユニットを備え、横搬送ユニットは、ウェーハをウェット洗浄チャンバに出し入れする横搬送装置を備えてもよい。
【0014】
これにより、容易にウェット洗浄チャンバの中にウェーハを出し入れできる。
【0015】
本開示のウェーハ洗浄装置において、ウェット洗浄ユニットは、水素水、オゾン水、または純水をウェーハの表面に噴射する水ノズルと、先端に取り付けられた拭き取り部材をウェーハの表面に沿って移動させてウェーハの表面を拭き取る拭き取りヘッドと、を含み、処理ステージは、ウェーハを保持した状態で回転し、ウェット洗浄チャンバの中でウェーハを回転させてもよい。
【0016】
これにより、ウェーハの表面に付着した微細な異物の除去を行うことができる。
【0017】
本開示のウェーハ洗浄装置において、ウェット洗浄ユニットは、ウェット洗浄を行うウェット洗浄チャンバを備え、ドライ洗浄ユニットは、ドライ洗浄を行うドライ洗浄チャンバを備え、更に、ウェット洗浄ユニットとドライ洗浄ユニットの側面に隣接して配置され、ウェット洗浄ユニットとドライ洗浄ユニットとに跨って上下方向に延びる縦搬送ユニットを備え、縦搬送ユニットは、ウェーハをウェット洗浄チャンバとドライ洗浄チャンバとに出し入れするとともに、ウェーハをウェット洗浄チャンバとドライ洗浄チャンバとの間で搬送する縦搬送装置を備えてもよい。
【0018】
このように、ウェット洗浄ユニットとドライ洗浄ユニットの側面にウェーハをウェット洗浄チャンバとドライ洗浄チャンバとの間で搬送する縦搬送ユニットを配置するので、ウェット洗浄チャンバとドライ洗浄チャンバとの間のウェーハの移動時間を短くすることができ、洗浄処理の処理速度の向上を図ることができる。
【0019】
本開示のウェーハ洗浄装置において、ウェット洗浄ユニットは、水素水、オゾン水、または純水をウェーハの表面に噴射する水ノズルと、先端に取り付けられた拭き取り部材をウェーハの表面に沿って移動させてウェーハの表面を拭き取る拭き取りヘッドと、上面にウェーハを保持すると共に、ウェーハを保持した状態で回転及び上下方向に駆動される処理ステージと、を備えてもよい。
【0020】
これにより、ウェーハの表面に付着した微細な異物の除去を行うことができる。
【0021】
本開示のボンディングシステムは、ウェーハの上に半導体チップをボンディングするボンディング装置と、ウェーハの表面または半導体チップの表面の洗浄を行う洗浄装置と、ウェーハまたは半導体チップを搬送する搬送装置と、を備えるボンディングシステムであって、洗浄装置は、液体によりウェーハの表面または半導体チップの表面の洗浄を行うウェット洗浄ユニットと、大気圧プラズマによりウェーハの表面または半導体チップの表面の洗浄を行うドライ洗浄ユニットと、を含み、ドライ洗浄ユニットは、ウェット洗浄ユニットの上に少なくとも一部が重ね合わせて配置され、搬送装置は、洗浄装置にウェーハまたは半導体チップを出し入れすると共に、洗浄後のウェーハまたは半導体チップを洗浄装置からボンディング装置に搬送し、ボンディング装置は、洗浄後のウェーハの上に洗浄後の半導体チップをボンディングすること、を特徴とする。
【0022】
このように、ボンディング装置と、洗浄装置と、搬送装置とを一体に配置することにより、洗浄からボンディングまでの時間を短くでき品質の高い半導体装置を製造することができる。
【0023】
本開示のボンディングシステムにおいて、洗浄装置は、上面にウェーハまたは半導体チップを保持するとともに、ウェーハまたは半導体チップを保持した状態で上下方向に駆動される処理ステージを含み、ウェット洗浄ユニットは、ウェット洗浄を行うウェット洗浄チャンバを備え、ドライ洗浄ユニットは、ドライ洗浄を行うドライ洗浄チャンバを備え、処理ステージは、ウェット洗浄チャンバとドライ洗浄チャンバとの間でウェーハまたは半導体チップを上下方向に移動させてもよい。
【0024】
これにより、ウェット洗浄チャンバとドライ洗浄チャンバとの間のウェーハの移動時間を短くすることができ、洗浄処理の処理速度の向上を図ることができる。
【0025】
本開示のボンディングシステムにおいて、洗浄装置が、ウェット洗浄ユニットとドライ洗浄ユニットとを仕切るシャッタを備えてもよい。
【0026】
本開示のボンディングシステムにおいて、洗浄装置が、ウェット洗浄ユニットに隣接して配置される横搬送ユニットを備え、横搬送ユニットが、ウェーハまたは半導体チップをウェット洗浄チャンバに出し入れする横搬送装置を備え、搬送装置は、横搬送装置との間でウェーハまたは半導体チップの受け渡しを行ってもよい。
【0027】
これにより、搬送装置を簡便な構成にすることができる。
【0028】
本開示のボンディングシステムにおいて、ウェット洗浄ユニットは、ウェット洗浄を行うウェット洗浄チャンバを備え、ドライ洗浄ユニットは、ドライ洗浄を行うドライ洗浄チャンバを備え、更に、ウェット洗浄ユニットとドライ洗浄ユニットの側面に隣接して配置され、ウェット洗浄ユニットとドライ洗浄ユニットとに跨って上下方向に延びる縦搬送ユニットを備え、縦搬送ユニットは、ウェーハまたは半導体チップをウェット洗浄チャンバとドライ洗浄チャンバとに出し入れするとともに、ウェーハまたは半導体チップをウェット洗浄チャンバとドライ洗浄チャンバとの間で搬送する縦搬送装置を備え、搬送装置は、縦搬送装置との間でウェーハまたは半導体チップの受け渡しを行ってもよい。
【0029】
これにより、ウェット洗浄チャンバとドライ洗浄チャンバとの間のウェーハの移動時間を短くすることができ、洗浄処理の処理速度の向上を図ることができる。
【0030】
本開示のボンディングシステムにおいて、半導体チップは、支持材の上面に貼り付けられており、洗浄装置は、支持材の上面に貼り付けられた半導体チップの表面の洗浄を行い、搬送装置は、支持材と共に支持材の上面に貼り付けられた半導体チップを搬送し、ボンディング装置は、支持材から半導体チップをピックアップしてウェーハの上にボンディングしてもよい。
【0031】
これにより、ボンディングシステムにダイシング後のウェーハを供給してウェーハの上に半導体チップのボンディングを行うことができる。
【0032】
本開示のボンディングシステムにおいて、洗浄装置は、ウェーハの上面にボンディングされた半導体チップの表面の洗浄を行い、搬送装置は、上面に半導体チップがボンディングされたウェーハを搬送し、ボンディング装置は、支持材から他の半導体チップをピックアップして、ウェーハの上面にボンディングされた半導体チップの上に他の半導体チップをボンディングしてもよい。
【0033】
これにより、ウェーハの上に複数段に半導体チップをボンディングする際に、上面に半導体チップをボンディングしたウェーハをボンディングシステムから外部に搬出せずに上の段の半導体チップのボンディングを行うことができるので、品質の高いボンディングを行うことができる。
【0034】
本開示のボンディングシステムにおいて、支持材は、ダイシングフィルム、シリコンウェーハ、ガラス板、または基板でもよい。
【発明の効果】
【0035】
本開示は、ウェーハ洗浄装置の小型化と設置面積の低減を図るとともに、洗浄工程におけるウェーハの搬送距離を低減して処理速度の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0036】
図1】実施形態のウェーハ洗浄装置の一階面の平面図である。
図2】実施形態のウェーハ洗浄装置の二階面の平面図である。
図3】実施形態のウェーハ洗浄装置のウェット洗浄ユニットとドライ洗浄ユニットの立断面図である。
図4図3に示すウェーハ洗浄装置の動作を示す図であって、処理ステージの上にウェーハを保持させた状態を示す立断面図である。
図5図3に示すウェーハ洗浄装置の動作を示す図であって、ウェット洗浄中の立断面図である。
図6図3に示すウェーハ洗浄装置の動作を示す図であって、ウェーハをウェット洗浄チャンバからドライ洗浄チャンバに移動させた状態を示す立断面図である。
図7図3に示すウェーハ洗浄装置の動作を示す図であって、ドライ洗浄中の立断面図である。
図8】他の実施形態のウェーハ洗浄装置の立断面図である。
図9】実施形態のボンディングシステムの一階面を示す平面図である。
図10図9に示すボンディングシステムの二階面を示す平面図である。
図11】ダイシングフィルムの上に貼り付けられた半導体チップとダイシングフィルムが取り付けられたリングとを示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0037】
以下、図面を参照しながら実施形態のウェーハ洗浄装置100について説明する。図1、2に示すように、ウェーハ洗浄装置100は、図1に示す一階面と、図2に示す二階面との二階構造である。図1に示すように、一階面には、ウェット洗浄ユニット10と、横搬送ユニット60とが隣接して配置されている。また、二階面には、ウェット洗浄ユニット10の上部に重ね合わせてドライ洗浄ユニット40が配置されている。
【0038】
図1、3に示すように、ウェット洗浄ユニット10は、略直方体のケーシング11と、ケーシング11の内部12に配置されたウェット洗浄チャンバ13と、処理ステージ14と、処理ステージ14を駆動する駆動装置16と、水ノズル21と、超音波振動子22と、ノズルアーム23と、ノズルアーム駆動部24と、拭き取りヘッド31と、ヘッドアーム32と、ヘッドアーム駆動部33と、回転押圧駆動部35と、拭き取り部材34と、純水タンク26、水素水タンク27と、オゾン水タンク28と、洗浄水タンク37とを含んでいる。
【0039】
処理ステージ14は、上面にウェーハ80を保持する円板状部材である。処理ステージ14の下側にはシャフト15が接続されている。シャフト15は、駆動装置16によって図3の矢印95aに示すように回転駆動されるとともに図3に示す矢印95bのように上下方向に駆動される。従って、処理ステージ14は、駆動装置16によってウェーハ80を保持した状態で回転及び上下方向に駆動される。
【0040】
水ノズル21は、処理ステージ14の上方に配置され、純水、オゾン水、水素水を処理ステージ14の上面に保持されたウェーハ80に噴射する。水ノズル21はノズルアーム23の先端に取り付けられている。ノズルアーム23の根元部はノズルアーム駆動部24に接続されている。ノズルアーム駆動部24は、図1の矢印91に示すように平面内でノズルアーム23を回転移動してノズルアーム23の先端に取り付けられた水ノズル21を処理ステージ14の上面に対して出し入れする。水ノズル21の上部には、水ノズル21から噴射する純水、水素水、オゾン水に超音波振動を与える超音波振動子22が取り付けられている。
【0041】
拭き取りヘッド31とは、処理ステージ14の上側に配置され、上端に取付けられた回転押圧駆動部35によって下端に取り付けられた拭き取り部材34を図3に示す矢印95cのように回転駆動するとともにウェーハ80の上面に拭き取り部材34を接触させてウェーハ80の表面81を拭き取り洗浄する。拭き取り部材34は、例えば、マイクロファイバーを用いた織物又は編み物でもよい。また、拭き取りヘッド31には、洗浄水をウェーハ80に向けて噴射する洗浄水ノズルが組み込まれている。
【0042】
拭き取りヘッド31は、ヘッドアーム32の先端に取り付けられている。ヘッドアーム32の根元部はヘッドアーム駆動部33に接続されている。ヘッドアーム駆動部33は、図1の矢印92に示すように平面内でヘッドアーム32を回転移動してヘッドアーム32の先端に取り付けられた拭き取りヘッド31を処理ステージ14の上面に対して出し入れする。
【0043】
ウェット洗浄チャンバ13は、処理ステージ14の下側に設けられ、水ノズル21から噴射された純水、オゾン水、水素水、或いは、拭き取りヘッド31から噴射された洗浄水を受け止める円形のパンであり、上部に向かって開口が狭くなっている。上部の開口は、ウェーハ80を出し入れ可能な大きさとなっている。
【0044】
純水タンク26、水素水タンク27、オゾン水タンク28は、それぞれ純水、水素水、オゾン水を駐留するタンクである。ここで、水素水は、水に水素ガスを溶解させた水であり、オゾン水は、水にオゾンガスを溶解させた水である。尚、水素水タンク27、オゾン水タンク28に代えて、水素水を生成する水素水生成器、オゾン水を生成するオゾン水生成機を配置してもよい。また、洗浄水タンク37は、例えば、純水、水素水、アルカリ添加水素水、炭酸水等の洗浄水を貯留する。
【0045】
純水タンク26、水素水タンク27、オゾン水タンク28は、配管25によって水ノズル21に接続されている。また、洗浄水タンク37は、配管36によって拭き取りヘッド31に接続されている。
【0046】
図1に示すように、一階面にはウェット洗浄ユニット10に隣接して横搬送ユニット60が配置されている。横搬送ユニット60は、ケーシング61と、ケーシング61の内部62に配置されたウェーハ受け渡しステージ63と、横搬送装置である横搬送ロボット64とを備えている。ウェーハ受け渡しステージ63は、外部から未洗浄のウェーハ80を受け入れるとともに、洗浄済のウェーハ80を受け渡しするステージである。ウェット洗浄ユニット10のケーシング11の側壁11aと横搬送ユニット60の側壁61aとには、ウェーハ80を横搬送ユニット60とウェット洗浄ユニット10との間で搬送するための開口66が設けられている。横搬送ロボット64は、図1中の矢印93に示すように、開口66を通してウェーハ80をウェーハ受け渡しステージ63と、ウェット洗浄ユニット10の処理ステージ14との間で搬送する。
【0047】
図2、3に示すように、ドライ洗浄ユニット40は、略直方体でウェット洗浄ユニット10のケーシング11の上部に重ね合わせて配置されたケーシング41と、床板42と、天井板43と、天井レール46と、大気圧プラズマヘッド51と、プラズマ点火装置52と、プラズマ用ガスタンク53と、プラズマヘッド駆動部56とを含んでいる。
【0048】
ケーシング41の壁と、床板42と、天井板43とで仕切られる空間は、大気圧プラズマヘッド51から噴射される大気圧プラズマによるドライ洗浄処理行うドライ洗浄チャンバ44を構成する。また、天井板43の上側の空間は、大気圧プラズマが進入しない機器配置空間45を構成する。
【0049】
大気圧プラズマヘッド51は、例えば、プラズマ用のガスが流れるセラミックスチューブと、セラミックスチューブの外側に配置した負電極と、セラミックスチューブの中に配置した接地電極とを含み、負電極と接地電極との間に高電圧を印加してセラミックスチューブの中で放電を発生させ、先端からプラズマを噴出させるプラズマ発生装置を複数並べて配置した装置でもよい。大気圧プラズマヘッド51は、プラズマヘッド駆動部56を介して天井レール46に取付けられている。プラズマヘッド駆動部56は、図3中の矢印94aに示すように、大気圧プラズマヘッド51を水平方向に往復移動させる。
【0050】
床板42の中央部で、下側に配置されたウェット洗浄ユニット10の処理ステージ14の上側には、処理ステージ14が上下方向に移動可能な開口47が設けられている。床板42の下側には開口47を開閉するシャッタ48が設けられている。シャッタ48は、図示しない駆動部によって図2中の矢印94bに示すようにスライドして開口47を開閉する。シャッタ48が開放されると、図6に示すように、ウェット洗浄ユニット10の処理ステージ14が矢印95dに示すように上方向に移動してウェット洗浄チャンバ13からドライ洗浄チャンバ44の中に移動可能となる。シャッタ48は、処理ステージ14がドライ洗浄チャンバ44の中に移動した後に閉じられる。この際、シャフト15がウェット洗浄ユニット10とドライ洗浄ユニット40との間で貫通できるような開口を形成するように、2つのシャッタ48の合わせ面の中央には半円形の切欠き49(図2参照)が設けられている。
【0051】
プラズマ点火装置52は、大気圧プラズマヘッド51の内部に配置された電極に高電圧を供給する装置であり、接続線55によって大気圧プラズマヘッド51に接続されている。
【0052】
プラズマ用ガスタンク53は、プラズマ用のガスを貯留するタンクである。プラズマ用のガスとしては、アルゴン、ヘリウム等の不活性ガスを用いてもよい。プラズマ用ガスタンク53と大気圧プラズマヘッド51とは配管54で接続されている。
【0053】
次に、図4から図7を参照しながら、ウェーハ洗浄装置100におけるウェーハ80の洗浄動作について説明する。
【0054】
図4に示すように、初期状態では、シャッタ48は閉となっており、ウェット洗浄ユニット10とドライ洗浄ユニット40とはドライ洗浄ユニット40のケーシング41の床板42とシャッタ48とで仕切られている。また、図1に示すように、ノズルアーム23と、ヘッドアーム32とは、水ノズル21と拭き取りヘッド31を処理ステージ14にかからない位置に退避させている。
【0055】
図1に示す横搬送ロボット64は、横搬送ユニット60のウェーハ受け渡しステージ63に載置された未洗浄のウェーハ80をピックアップして図4に示すようにウェット洗浄ユニット10の処理ステージ14の上に載置する。処理ステージ14は、上面にウェーハ80を保持する。
【0056】
次に図5に示すようにウェット洗浄ユニット10はウェット洗浄を実行する。図5に示すように、ノズルアーム駆動部24は、ノズルアーム23を回転させて水ノズル21を処理ステージ14に上方に移動させる。そして、駆動装置16が処理ステージ14を回転させ、水ノズル21は純水、水素水 、又はオゾン水をウェーハ80に向かって噴射してウェーハ80の洗浄を行う。この際、超音波振動子22によって純水、水素水、又はオゾン水に超音波振動を印加してもよい。次に、ヘッドアーム駆動部33が、ヘッドアーム32を回転させて拭き取りヘッド31を処理ステージ14の上方に移動させる。拭き取りヘッド31の回転押圧駆動部35は拭き取り部材34を回転駆動させながらウェーハ80の上面に接触させるとともに、ウェーハ80の表面81に沿って移動させてウェーハ80の表面81を拭き取り洗浄する。この際、拭き取りヘッド31から洗浄水を噴射させながらウェーハ80の表面81の拭き取り洗浄を行ってもよい。
【0057】
ウェット洗浄が終了したら、図6に示すように、シャッタ48が開放され、駆動装置16が図6の矢印95dに示すように処理ステージ14を上方向に移動させる。これにより、処理ステージ14は、ドライ洗浄チャンバ44の中に移動する。
【0058】
処理ステージ14がドライ洗浄チャンバ44に移動したら、図7に示すようにシャッタ48を閉として、大気圧プラズマヘッド51を処理ステージ14の上方に移動させる。そして、プラズマ点火装置52から高電圧を大気圧プラズマヘッド51に供給するとともに、プラズマ用ガスタンク53からプラズマ用ガスを大気圧プラズマヘッド51に供給して大気圧プラズマを発生させ、図7中の矢印96に示すように大気圧プラズマヘッド51をウェーハ80の上方で往復移動させてドライ洗浄を行う。
【0059】
ドライ洗浄を行う際には、ドライ洗浄チャンバ44はシャッタ48によってウェット洗浄ユニット10と仕切られているので、大気圧プラズマがウェット洗浄ユニット10の内部12に進入して内部に配置されている各機器の表面が荒れる等の影響を抑制できる。
【0060】
ドライ洗浄が終わったら、再度、図6に示すようにシャッタ48を解放して処理ステージ14をウェット洗浄チャンバ13の中まで下降させ、ウェーハ80の洗浄動作を終了する。
【0061】
洗浄終了後のウェーハ80は、横搬送ロボット64によって横搬送ユニット60のウェーハ受け渡しステージ63の上まで搬送され、他の搬送ロボットによって次の工程に搬送される。
【0062】
以上、説明したように、実施形態のウェーハ洗浄装置100は、ドライ洗浄ユニット40をウェット洗浄ユニット10の上に重ね合わされるように配置することにより、ウェーハ洗浄装置100の小型化と設置面積の低減を図ることができる。
【0063】
また、処理ステージ14の上面にウェーハ80を保持した状態でウェーハ80をウェット洗浄チャンバ13とドライ洗浄チャンバ44との間で移動させることができるので、ウェット洗浄チャンバ13とドライ洗浄チャンバ44との間のウェーハ80の移動時間を短くすることができ、洗浄処理の処理速度の向上を図ることができる。
【0064】
また、ドライ洗浄中に、シャッタ48によりドライ洗浄チャンバ44をウェット洗浄ユニット10と仕切るので、ドライ洗浄ユニット40の中の大気プラズマがウェット洗浄ユニット10の中に配置されている各機器の表面に当たって各機器の表面が荒れることを抑制することができる。
【0065】
以上説明したウェーハ洗浄装置100では、ドライ洗浄ユニット40はウェット洗浄ユニット10の上に重ね合わせて配置されるとして説明したが、例えば、ドライ洗浄ユニット40がウェット洗浄ユニット10よりも小さく、ドライ洗浄ユニット40がウェット洗浄ユニット10の一部に重なるように配置されてもよい。
【0066】
次に図8を参照しながら他の実施形態のウェーハ洗浄装置200について説明する。先に図1から図7を参照して説明したウェーハ洗浄装置100と同一の部位には、同一の符号を付して説明は省略する。
【0067】
図8に示すウェーハ洗浄装置200は、上下に重ね合わせて配置したウェット洗浄ユニット10とドライ洗浄ユニット240の側壁11b、41bに隣接して縦搬送ユニット70を配置したものである。縦搬送ユニット70は、ウェット洗浄チャンバ13とドライ洗浄チャンバ44との間でウェーハ80を搬送する。
【0068】
縦搬送ユニット70は、ケーシング71と、ケーシング71の内部に配置された縦搬送装置75とを備えている。
【0069】
ケーシング71は、ウェット洗浄ユニット10とドライ洗浄ユニット240の側面に隣接して配置され、ウェット洗浄ユニット10とドライ洗浄ユニット240とに跨って上下方向に延びる略直方体の部材である。ケーシング71の一階の側壁72にはウェット洗浄ユニット10のケーシング11の側壁11bの開口11cに連通する開口72aが設けられている。同様に、二階の側壁73にはドライ洗浄ユニット240のケーシング41の側壁41bの開口41cに連通する開口73aが設けられている。開口72a、73aには、それぞれシャッタ72b、73bが取り付けられている。
【0070】
縦搬送装置75は、ケーシング71の内部に配置され、ウェーハ80をウェット洗浄チャンバ13とドライ洗浄チャンバ44とに出し入れするとともに、ウェーハ80をウェット洗浄チャンバ13とドライ洗浄チャンバ44との間で搬送する。
【0071】
図8に示すように、縦搬送装置75は、図8の矢印99のように上下方向に移動する本体76と、本体76の上に取り付けられて水平方向にスライド移動するチャック77とで構成されている。チャック77は、ウェーハ80を把持して図8に示す矢印98a,98bのように水平方向に往復移動する。
【0072】
ウェット洗浄ユニット10は、ケーシング11の側壁11bに開口11cが設けられている点以外、先に図1から7を参照して説明したウェーハ洗浄装置100のウェット洗浄ユニット10と同一の構成である。
【0073】
ドライ洗浄ユニット240は、ドライ洗浄チャンバ44の内部にウェーハ80を保持する処理ステージ58と、処理ステージ58を図8に示す矢印97の方向に往復移動させるスライド駆動部57とを備えている。大気圧プラズマヘッド51は、ブラケット56aで天井レール46に取り付けられており、先に図1~7を参照して説明したドライ洗浄ユニット40と異なり大気圧プラズマヘッド51は往復移動しない。また、ケーシング41の側壁41bには開口41cが設けられている。
【0074】
以上のように構成されたウェーハ洗浄装置200は、ウェット洗浄ユニット10でウェーハ80のウェット洗浄を行い、ウェット洗浄が終了したら、シャッタ72b、73bを開放して縦搬送装置75によってウェーハ80をドライ洗浄ユニット240に移動させる。ウェーハ80の移動が終了したら、シャッタ72b、73bを閉とし、スライド駆動部57によりウェーハ80を上面に保持している処理ステージ58を往復移動させてドライ洗浄を行う。ドライ洗浄が終了したら、シャッタ72b、73bを開放して縦搬送装置75によってウェーハ80をウェット洗浄ユニット10に搬送してウェーハ80の洗浄動作を終了する。
【0075】
以上説明したように、実施形態のウェーハ洗浄装置200は、実施形態のウェーハ洗浄装置100と同様、ドライ洗浄ユニット240をウェット洗浄ユニット10の上に重ね合わされるように配置することにより、ウェーハ洗浄装置200小型化と設置面積の低減を図ることができる。
【0076】
次に、図9、10を参照しながら実施形態のボンディングシステム300について説明する。
【0077】
図9に示すように、実施形態のボンディングシステム300は、ボンディング装置400と、第1洗浄装置500と、ウェーハ供給装置600と、第2洗浄装置700と、半導体チップ供給装置800と、搬送装置900とを含んでいる。尚、以下の説明では、搬送装置900延びる方向をX方向、水平面でX方向に直角方向をY方向、上下方向をZ方向として説明する。
【0078】
図9に示すように、第1洗浄装置500と第2洗浄装置700は、それぞれボンディング装置400のX方向プラス側とマイナス側とに隣接して配置されている。また、第1洗浄装置500のX方向プラス側には隣接してウェーハ供給装置600が配置されており、第2洗浄装置700のX方向マイナス側には、隣接して半導体チップ供給装置800が配置されている。そして、ボンディング装置400と、第1洗浄装置500と、ウェーハ供給装置600と、第2洗浄装置700と、半導体チップ供給装置800とのY方向マイナス側には、ボンディング装置400と、第1洗浄装置500と、ウェーハ供給装置600と、第2洗浄装置700と、半導体チップ供給装置800とに跨ってX方向に延びる搬送装置900が配置されている。
【0079】
ボンディング装置400は、ウェーハ80の上に半導体チップ85をボンディングする装置である。ここで、図11に示すように、半導体チップ85は、円板状のウェーハ80の下面に支持材であるシリコン製のダイシングフィルム87を貼り付け、上側からダイシングソーで格子状に切り込みを入れて分割されたものである。また、ダイシングフィルム87の外周の上側の面は、リング86に取り付けられている。従って、半導体チップ85は、ダイシングフィルム87の上面に貼り付けられた状態でリング86と一体にハンドリングされる。以下の説明では、一体にハンドリングされるリング86とダイシングフィルム87と半導体チップ85の組立体を組立体88という。また、図11に示す符号89は、半導体チップ85の表面89を示す。尚、本実施形態では半導体チップ85はダイシングフィルム87の上に貼り付けられているとして説明するがこれに限らず、半導体チップ85は、シリコンウェーハ、ガラス板、または基板の上に貼り付けられていてもよい。
【0080】
図9に戻って、ボンディング装置400は、ダイシングフィルム87から半導体チップ85をピックアップしてウェーハ80の上にボンディングする。また、ボンディング装置400は、ダイシングフィルム87の上から半導体チップ85をピックアップして、ウェーハ80の上面にボンディングされた半導体チップ85の上に他の半導体チップ85をボンディングしてウェーハ80の上に複数段に半導体チップ85をボンディングする。
【0081】
図9に示すように、第1洗浄装置500は、ボンディング装置400のX方向プラス側に隣接して配置されている。第1洗浄装置500は、ウェーハ80または図2に示すようにダイシングフィルム87の上面に貼り付けられた半導体チップ85の表面の洗浄を行う装置である。第1洗浄装置500は先に図1から7を参照して説明したウェーハ洗浄装置100と同様の構造で、ウェット洗浄ユニット510と、横搬送ユニット560とが隣接して配置された一階面と、ウェット洗浄ユニット510の上部に重ね合わせてドライ洗浄ユニット540が配置されている二階面とで構成されている。
【0082】
図9に示すように、ウェット洗浄ユニット510は、先に説明したウェーハ洗浄装置100のウェット洗浄ユニット10と同様、ウェット洗浄チャンバ513と、処理ステージ514と、ノズルアーム523と、ヘッドアーム532とを含んでいる。尚、図示は省略するが先に説明したウェット洗浄ユニット10と同様、ウェット洗浄ユニット510は、駆動装置16と、水ノズル21と、超音波振動子22と、ノズルアーム駆動部24と、拭き取りヘッド31と、ヘッドアーム駆動部33と、回転押圧駆動部35と、拭き取り部材34と、純水タンク26、水素水タンク27と、オゾン水タンク28と、洗浄水タンク37とを含んでいる。
【0083】
図10に示すように、ドライ洗浄ユニット540は、先に図1から7を参照して説明したウェーハ洗浄装置100のドライ洗浄ユニット40と同様、大気圧プラズマヘッド551と、ドライ洗浄チャンバ544と、床板542の開口547を開閉するシャッタ548を含んでいる。シャッタ548が開閉されるとウェット洗浄ユニット510の処理ステージ514が上方向に移動してウェット洗浄チャンバ513からドライ洗浄チャンバ544の中に移動可能となる。尚、図示は省略するが、ドライ洗浄ユニット540は、先に説明したドライ洗浄ユニット40と同様、プラズマ点火装置52と、プラズマ用ガスタンク53とを含んでいる。
【0084】
図9に戻って、横搬送ユニット560は、先に図1から7を参照して説明した横搬送ユニット60と同様、受け渡しステージ563と、横搬送装置である横搬送ロボット564とを備えている。横搬送ロボット564は、図10中の矢印aに示すように、ウェーハ80を受け渡しステージ563と、ウェット洗浄ユニット510の処理ステージ514との間で搬送する。
【0085】
図9に示すように、ウェーハ供給装置600は、未洗浄のウェーハ80をストックするストッカ601と、受け渡しステージ663と、ストッカ601と受け渡しステージ663との間で矢印bに示すようにウェーハ80を搬送する横搬送ロボット664とを備えている。
【0086】
図9に示す第2洗浄装置700は、ボンディング装置400のX方向マイナス側に隣接して配置されている。第2洗浄装置700は、先に説明した第1洗浄装置500と同一の構造なので、対応する部位には700番台の符号を付して説明は省略する。
【0087】
図9に示すように、半導体チップ供給装置800は、未洗浄の半導体チップ85をストックするストッカ801と、受け渡しステージ863と、ストッカ801と受け渡しステージ863との間で矢印dに示すように組立体88を搬送する横搬送ロボット864とを備えている。ストッカ801は、リング86とダイシングフィルム87と半導体チップ85の組立体88をストックする。
【0088】
図9に示すように、搬送装置900は、X方向に延びるレール901と、レール901の上を矢印eに示すようにX方向移動する搬送ロボット910とを含んでいる。搬送ロボット910は、ウェーハ80、又はリング86とダイシングフィルム87と半導体チップ85の組立体88を保持するアーム911を備えている。そして、搬送ロボット910は、アーム911でウェーハ80、又はリング86とダイシングフィルム87と半導体チップ85の組立体88を保持した状態で、各受け渡しステージ563、663、763、863との間でウェーハ80、又はリング86とダイシングフィルム87と半導体チップ85の組立体88を受け渡しすると共に、ウェーハ80、又はリング86とダイシングフィルム87と半導体チップ85の組立体88をX方向に搬送する。
【0089】
以上説明したボンディング装置400と、第1洗浄装置500と、ウェーハ供給装置600と、第2洗浄装置700と、半導体チップ供給装置800と、搬送装置900の内部は、それぞれ半導体装置の製造を行うクリーンルームと同等の空気清浄度に保たれている。
【0090】
次に、以上のように構成されたボンディングシステム300によってウェーハ80の上に半導体チップ85をボンディングする工程について説明する。
【0091】
ウェーハ供給装置600の横搬送ロボット664は、ストッカ601から未洗浄のウェーハ80を取り出して受け渡しステージ663に搬送し、受け渡しステージ663の上にウェーハ80を載置する。
【0092】
搬送装置900の搬送ロボット910は、アーム911で受け渡しステージ663の上からウェーハ80をピックアップしてX方向マイナス側に向かって搬送して、第1洗浄装置500の横搬送ユニット560の受け渡しステージ563の上にウェーハ80を載置する。
【0093】
第1洗浄装置500の横搬送ロボット564は、受け渡しステージ563からウェーハ80をピックアップし、ウェット洗浄ユニット510の処理ステージ514の上まで搬送し、図4に示すように処理ステージ514の上にウェーハ80を載置する。
【0094】
第1洗浄装置500のウェット洗浄ユニット510と、ドライ洗浄ユニット540とは先に図5から図7を参照して説明したようにウェット洗浄ユニット510でウェーハ80の表面81のウェット洗浄を行い、ドライ洗浄ユニット540でウェーハ80の表面81に大気圧プラズマを照射してウェーハ80の表面81の洗浄を行う。
【0095】
第1洗浄装置500の横搬送ロボット564は、処理ステージ514の上から洗浄済のウェーハ80をピックアップして受け渡しステージ563まで搬送する。
【0096】
搬送装置900の搬送ロボット910は、アーム911で第1洗浄装置500の受け渡しステージ563の上からウェーハ80をピックアップしてX方向マイナス側に向かって搬送して、ボンディング装置400の所定の位置に載置する。
【0097】
半導体チップ供給装置800の横搬送ロボット864は、ストッカ801から未洗浄の組立体88を取り出して受け渡しステージ863に搬送し、受け渡しステージ863の上に組立体88を載置する。
【0098】
搬送装置900の搬送ロボット910は、アーム911で受け渡しステージ863の上から組立体88をピックアップしてX方向プラス側に向かって搬送して、第2洗浄装置700の横搬送ユニット760の受け渡しステージ763の上に載置する。
【0099】
第2洗浄装置700の横搬送ロボット764は、受け渡しステージ763から組立体88をピックアップし、ウェット洗浄ユニット710の処理ステージ714の上まで搬送し、処理ステージ714の上に組立体88を載置する。
【0100】
第2洗浄装置700のウェット洗浄ユニット710と、ドライ洗浄ユニット740とは先に図5から図7を参照して説明したようにウェット洗浄ユニット510でダイシングフィルム87の上面に貼り付けられた半導体チップ85の表面89のウェット洗浄を行い、ドライ洗浄ユニット740で半導体チップ85の表面89に大気圧プラズマを照射して半導体チップ85の表面89の洗浄を行う。
【0101】
第2洗浄装置700の横搬送ロボット764は、処理ステージ714の上から洗浄済の半導体チップ85を含む組立体88をピックアップして受け渡しステージ763まで搬送する。
【0102】
搬送装置900の搬送ロボット910は、アーム911で第2洗浄装置700の受け渡しステージ763の上から組立体88をピックアップしてX方プラス側に向かって搬送して、ボンディング装置400の所定の位置に載置する。
【0103】
ボンディング装置400は、組立体88のダイシングフィルム87の上から半導体チップ85をピックアップしてウェーハ80の上の所定の位置にボンディングする。
【0104】
以上、ボンディングシステム300によってウェーハ80の上に半導体チップ85をボンディングする工程について説明したが、ボンディングシステム300は、ウェーハ80の上にボンディングした半導体チップ85の上に他の半導体チップ85を更にボンディングすることもできる。この際には、搬送装置900と第1洗浄装置500の横搬送ユニット560によって半導体チップ85がボンディングされたウェーハ80を第1洗浄装置500に搬送し、半導体チップ85の表面89のウェット洗浄、ドライ洗浄を行った後、搬送装置900と第1洗浄装置500の横搬送ユニット560によって半導体チップ85がボンディングされたウェーハ80をボンディング装置400の所定に位置に載置する。そして、ボンディング装置400は、ダイシングフィルム87の上から他の半導体チップ85をピックアップして、ウェーハ80の上面にすでにボンディングされている半導体チップ85の上に他の半導体チップ85をボンディングする。
【0105】
先に説明したように、ボンディング装置400と、第1洗浄装置500と、ウェーハ供給装置600と、第2洗浄装置700と、半導体チップ供給装置800と、搬送装置900の内部は、それぞれ半導体装置の製造を行うクリーンルームと同等の空気清浄度に保たれている。従って、ボンディングシステム300は、洗浄したウェーハ80或いは半導体チップ85をボンディングシステム300の外部に搬出することなくボンディングを行うことができるので、ボンディング品質を高めることができる。特に、ウェーハ80の上に複数段に半導体チップ85をボンディングする際には、半導体チップ85がボンディンされたウェーハ80を外部に搬出することなく洗浄し、その上に次の段の半導体チップ85をボンディングできるので、ボンディング品質を向上させることができる。
【0106】
尚、以上の説明では、第1洗浄装置500はウェーハ80の表面81を洗浄し、第2洗浄装置700は、半導体チップ85の表面89を洗浄することとして説明したが、これに限らず、第1洗浄装置500で半導体チップ85の洗浄を行い、第2洗浄装置700でウェーハ80の洗浄を行うようにしてもよい。
【0107】
以上説明したボンディングシステム300は、第1洗浄装置500、第2洗浄装置700は、先に図1から図7を参照して説明したウェーハ洗浄装置100と同様の構成として説明したがこれに限らない。
【0108】
例えば、第1洗浄装置500、第2洗浄装置700を、図8を参照して説明したウェーハ洗浄装置200と同様の構成としてもよい。
【0109】
この場合、第1洗浄装置500、第2洗浄装置700は、ウェーハ洗浄装置200と同様、図8に示すように、ウェット洗浄チャンバ13を備えるウェット洗浄ユニット10と、ドライ洗浄チャンバ44を備えるドライ洗浄ユニット240と、ウェット洗浄ユニット10とドライ洗浄ユニット240の側面に隣接して配置され、ウェット洗浄ユニット10とドライ洗浄ユニット240とに跨って上下方向に延びる縦搬送ユニット70とを備えている。
【0110】
そして、縦搬送ユニット70は、ウェーハ80または半導体チップ85をウェット洗浄チャンバ13とドライ洗浄チャンバ44とに出し入れするとともに、ウェーハ80または半導体チップ85をウェット洗浄チャンバ13とドライ洗浄チャンバ44との間で搬送する縦搬送装置75を備えている。そして、搬送装置900は、縦搬送装置75との間でウェーハ80または組立体88の受け渡しを行う。
【0111】
このように構成した場合も、先に説明したボンディングシステム300と同様、洗浄したウェーハ80或いは半導体チップ85を外部に搬出することなくボンディングを行うことができるので、ボンディング品質を高めることができる。
【符号の説明】
【0112】
10、510、710 ウェット洗浄ユニット、11、41、61、71 ケーシング、11a、11b、41b、61a、72、73 側壁、11c、41c、47、66、72a、73a 開口、12、62 内部、13、513 ウェット洗浄チャンバ、14、58、514、714 処理ステージ、15 シャフト、16 駆動装置、21 水ノズル、22 超音波振動子、23、523 ノズルアーム、24 ノズルアーム駆動部、25、36、54 配管、26 純水タンク、27 水素水タンク、28 オゾン水タンク、31 拭き取りヘッド、32、532 ヘッドアーム、33 ヘッドアーム駆動部、34 拭き取り部材、35 回転押圧駆動部、37 洗浄水タンク、40、240、540、740 ドライ洗浄ユニット、42、542 床板、43 天井板、44、544 ドライ洗浄チャンバ、45 機器配置空間、46 天井レール、48、72b、73b、548 シャッタ、49 切欠き、51、551 大気圧プラズマヘッド、52 プラズマ点火装置、53 プラズマ用ガスタンク、55 接続線、56 プラズマヘッド駆動部、56a ブラケット、57 スライド駆動部、60、560、760 横搬送ユニット、63 ウェーハ受け渡しステージ、64、564、664、764、864 横搬送ロボット、70 縦搬送ユニット、75 縦搬送装置、76 本体、77 チャック、80 ウェーハ、81、89 表面、85 半導体チップ、86 リング、87 ダイシングフィルム、88 組立体、100、200 ウェーハ洗浄装置、300 ボンディングシステム、400 ボンディング装置、500 第1洗浄装置、563、663、763、863 受け渡しステージ、600 ウェーハ供給装置、601、801 ストッカ、700 第2洗浄装置、900 搬送装置、901 レール、910 搬送ロボット、911 アーム。
【要約】
ウェーハ(80)の表面(81)の洗浄を行うウェーハ洗浄装置(100)であって、液体によりウェーハ(80)の表面(81)の洗浄を行うウェット洗浄ユニット(10)と、大気圧プラズマによりウェーハ(80)の表面(81)の洗浄を行うドライ洗浄ユニット(40)と、を含み、ドライ洗浄ユニット(40)は、ウェット洗浄ユニット(10)の上に重ね合わせて配置されている。
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