(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-01-18
(45)【発行日】2024-01-26
(54)【発明の名称】具材供給装置
(51)【国際特許分類】
B65G 65/46 20060101AFI20240119BHJP
【FI】
B65G65/46 Z
B65G65/46 E
(21)【出願番号】P 2019158721
(22)【出願日】2019-08-30
【審査請求日】2022-08-25
(73)【特許権者】
【識別番号】000163121
【氏名又は名称】KLASS株式会社
(72)【発明者】
【氏名】細川 圭介
【審査官】三宅 達
(56)【参考文献】
【文献】特開平08-258945(JP,A)
【文献】特開2009-029603(JP,A)
【文献】実開昭51-008799(JP,U)
【文献】特開昭51-076766(JP,A)
【文献】特開2009-107022(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65G 65/30-65/48
B65G 33/00-33/38
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
具材が貯留されるタンクと、前記具材をタンクから食器に供給するシュートを備えた具材供給装置であって、
前記タンクは、下部に具材をタンクからシュートに供給するスクリューを有し、
前記スクリューの上方において、前記具材の詰まりを崩す詰まり防止手段を具備し、
詰まり防止手段は、前記スクリューに当接して回転する板状の羽根部で構成された回転部材であり、
前記回転部材の上方へ、回転部材の羽根部に当接して前記タンク内で弾性変形する板バネ部材を設け、
前記板バネ部材が、前記具材の供給回数5回以上10回以内に1回動作することを特徴とする具材供給装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、みそ汁・すまし汁・スープ等の液体状の食材を供給するディスペンサー機器に付設され、フリーズドライ等の方法によって加工された乾燥具材等を供給する具材供給装置に関するものである。さらに詳しくは、供給する具材の詰まり防止手段を有する具材供給装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、ディスペンサーに設置される具材供給装置は知られており、具体的には本出願人が出願している下に記載している特許文献1が知られている。この特許文献1は、具材が貯留されるタンクと、前記具材をタンクから食器に供給するシュートを備えた具材供給装置であって、前記タンクは、下部に具材をタンクからシュートに供給するスクリューを有し、前記シュートは、タンクから供給された具材を空気流で給送するファンと、出口側に設けられ、給送用空気を排出し、具材を下方に落下させるフィルターを備えたことを特徴とする具材供給装置というものである。
【0003】
そして、上記特許文献1の請求項2は、具材が貯留されるタンクと、前記具材をタンクから食器に供給するシュートを備えた具材供給装置であって、前記タンクは、下部に具材をタンクからシュートに供給するスクリューを有し、前記シュートは、タンクから供給された具材を空気流で給送するファンを有し、前記シュート出口側は、下面及び上面に開口する開口部を有し、下面開口部は具材落下用であり、上面開口部は湯気放出用であることを特徴とする具材供給装置であり、請求項3は前記スクリューは、一端をモーターに連結された連結部に取外し可能に嵌合する回転連結軸に係着したことを特徴とする請求項1または2記載の具材供給装置であり、請求項4は前記ファンは、シュートの具材入口側から分岐され、シュートの出口側に向かって開口する分岐通路の端部に設けられたことを特徴とする請求項1または2記載の具材供給装置であり、請求項5は、異なる具材が貯蔵されるタンクをシュート上方に複数個併設し、スクリューを介し、シュートに具材を供給することを特徴とする請求項1?4いずれかに記載の具材供給装置であり、請求項6は、各タンクに具材のサイズに合わせてピッチの異なるスクリューを配備したことを特徴とする請求項5記載の具材供給装置として知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特許文献1の具材供給によりディスペンサー機器における具材供給について、課題が解決したように思えたが、新たな課題が出てきているのである。すなわち、具材供給される具材は、カットされた乾物、乾燥野菜、海藻などであり、その具材の形状は、長さ寸法が5~25mm、幅寸法が3~8mm、厚みが0.5~7mmと大きさも長さも種々にわたり、形状も不均一であることが多い。
【0006】
そのために、具材供給装置の具材を保管するタンク内で具材が下方のスクリューへ落下していく際において、タンク内部で具材同士が積み重なって塊状態を形成してしまうのである。そうして下方のスクリューの近辺の具材は供給されるが、その上方においては、積み重なって下方へ落下しない具材がブリッジを形成したような状態となり、具材の供給が行えなくなるという課題が出てきているのである。
図15は上記の積み重なって下方へ落下しない具材がブリッジを形成したような状態を図示したもので、スクリューとその近辺の具材は供給されて空洞となっており、スクリューの上方においては具材が落下しない状態となっているのである。そのため、具材が下方へ落下しないブリッジを形成した状況になることを防止するという課題の解決が望まれていたのである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために本発明は、具材が貯留されるタンクと、前記具材をタンクから食器に供給するシュートを備えた具材供給装置であって、前記タンクは、下部に具材をタンクからシュートに供給するスクリューを有し、前記スクリューの上方において、前記具材の詰まりを崩す詰まり防止手段を具備し、詰まり防止手段は、前記スクリューに当接して回転する板状の羽根部で構成された回転部材であり、前記回転部材の上方へ、回転部材の羽根部に当接して前記タンク内で弾性変形する板バネ部材を設け、前記板バネ部材が、前記具材の供給回数5回以上10回以内に1回動作することを特徴とする。
【0008】
前記板バネ部材が略N字型であり、前記回転部材と当接している側の上部が、前記回転部材の回転によって弾性変形したときに前記タンクの天面に当接しない高さに設けられていることを特徴とする。
【0009】
詰まり防止手段は、前記スクリューに当接することなく回転する駆動源を有して前記タンク内を前記スクリューから前記シュート方向に回転する板状の羽根部で構成された回転部材であることを特徴とする
【発明の効果】
【0013】
本発明により、スクリューの上方において、前記具材の詰まりを崩す詰まり防止手段を具備することで、具材の供給の詰まりを防止することができ、安定した具材の供給が実施可能となる。
【0014】
そして、詰まり防止手段は、前記スクリューに当接して回転する回転部材とした場合においては、回転部材のための駆動源を必要としないのでコストを安価にすることができる。
【0015】
またさらに、詰まり防止手段は、前記スクリューに当接することなく回転する駆動源を有して回転する回転部材とした場合においては、前記スクリューの回転に関係なく回転部材の回転を制御することが可能となるので、回転部材の回転の制御の自由度があがり、具材の供給中に詰まりが発生しそうになれば回転部材の回転を多くして具材の詰まりを防止することが可能となる。
【0016】
またさらに、前記回転部材の上方へ、回転部材の羽根部に当接して前記タンク内で弾性変形する板バネ部材を設けた場合においては、板バネ部材の弾性変形にて具材の詰まりを防止することが可能となり、確実な具材の供給が可能とできるのである。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図2】
図1の具材供給装置を右側方から見た状態の図で、具材供給装置の動作を説明する図である。
【
図3】別の具材供給装置の実施形態を説明する図である。
【
図4】
図3の具材供給装置を右側方から見た状態の図である。
【
図5】別の具材供給装置の実施形態を説明する図である。
【
図6】
図5の具材供給装置を右側方から見た状態の図である。
【
図7】別の具材供給装置の実施形態を説明する図である。
【
図8】
図7の具材供給装置を右側方から見た状態の図である。
【
図10】
図9の実施形態の動作を説明する図である。
【
図11】
図9の実施形態の動作を説明する図である。
【
図12】
図9の実施形態の動作を説明する図である。
【
図14】
図13の具材供給装置を右側方から見た状態の図であり、動作を説明する図である。
【
図15】スクリューとその近辺の具材は供給されて空洞となっており、スクリューの上方においては具材が落下しない状態となっている状態を説明する図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
本発明の具材供給装置1の実施の形態を図面を用いて説明する。
図1は具材供給装置1をディスペンサーの正面側から見た状態を図示している。ただし、発明の趣旨は具材供給装置にあり、ディスペンサーの図示については省略している。そして、
図2においては、
図1を右側方から見た状態で、具材供給装置1の内部の動作を模式的に図示したものである。
【0021】
供給する具材はタンク部2に貯留されて、モーター7の回転によりスクリュー6が回転することで具材がシュート部3へ供給される。
【0022】
スクリュー6の上方には回転部材として回転羽根4が設けられている。この回転羽根4は直径が100mm程度で幅方向の寸法は30mm程度の大きさとしている。
【0023】
この回転羽根4はスクリュー6の溝部に勘合する羽根部4aを有しており、スクリュー6が回転することにより、回転羽根4の羽根部4aがスクリュー6に当接して回転羽根4が
図2に示す矢印4bの方向、すなわち
図2において時計回りの方向へ回転させられる構成となっている。
【0024】
回転羽根4の上方にはバネ板5が設置されている。バネ板5は略N字型に折り曲げられたしており、幅寸法は10mm程度で、厚みは1.2mm程度のステンレスの金属製で構成している。より具体的には食品衛生法で使用が認められているステンレスのバネ鋼等を使用しても良い。そして、一端をタンク部2に係止できる構成として、もう一端の端部が
図2(b)に開示するように回転羽根4の羽根部4aに当接する位置関係に配置される構成としている。
【0025】
図2(a)においては、モーター7の駆動により、スクリュー6が回転し、スクリュー6の回転によって回転羽根4が矢印4bの方向へ回転を始めた状態を図示している。そして、回転羽根4がさらに回転することで、バネ板5の端部に回転羽根4の羽根部4aが当接し、回転する羽根部4aにバネ板5の一端が係止されて引っ張られた状態となることによって略N字型のバネ板5が、
図2(a)の状態から
図2(b)のように変形されることとなる。
【0026】
図2(b)の状態からさらに回転羽根4が回転すると、羽根部4aに当接していたバネ板5の端部が少しずつ上に持ち上がり、バネ板5が引っ張られた状態となって
図2(b)よりもさらに右側へ略N字型のNが開かれた状態となってバネ板5の端部と羽根部4aの当接が外れる。
【0027】
バネ板5の端部と羽根部4aの当接が外れると、バネ板5は弾性変形していたために
図2(a)の状態に復元することとなり、
図2(c)の状態となる。このとき、バネ板5によってタンク部2内に貯留されている具材をかき混ぜるような状態となる。そしてこのバネ板5の動きによって具材が下へ落下しないというブリッジを形成した状態を崩して確実にスクリュー6の回転でシュート部3へ具材を供給するという構成としているのである。
【0028】
バネ板5が動作する頻度は、具材の供給回数5~10回に1回程度の頻度にしている。頻度的には具材供給10回に1回程度でも効果は確認できた。バネ板5の動作する頻度はできるだけ少ない方が好ましい。というのも、バネ板5や回転羽根4の動きで海苔などの具材がより細かく壊されてしまうことを少なくすることができるからである。
【0029】
次に別の実施形態を
図3及び
図4を用いて説明する。
図4に示すようにタンク部2内に回転羽根4とバネ板5を配置する構成は同様であるので同じ符号を用いて説明する。
【0030】
図1と
図2の実施形態と
図3と
図4の実施形態との違いは、回転羽根4がスクリュー6に当接して回転するか、スクリュー6に当接せずに別の駆動手段で回転するかという構成の違いである。
【0031】
図3に示すように本実施形態においては、回転羽根4を回転させる駆動源として回転羽根駆動モーター8を具備している。そのため、回転羽根4はスクリュー6に当接しておらず、スクリュー6の回転には全く関係なく、回転羽根4の回転を制御することが可能であり、バネ板5の伸び縮みによる動作回数をスクリュー6の回転とは無関係に制御することができる。
【0032】
すなわち、例えば通常は具材供給装置1が動作している間において、具材の供給回数5~10回に1回程度の頻度で回転羽根4の回転によるバネ板5の伸び縮みが1回行うようにしておき、図示はしないが、タンク部2に透明窓を設け、非接触センサで具材が透明窓付近に有るか無いかを検出し、具材が無いという状況が起きれば回転羽根駆動モーター8をさらに速く、長い時間駆動させて具材が下へ落下しないというブリッジを形成した状態を崩すように制御することができるのである。
【0033】
さらに別の実施形態について
図5と
図6を用いて説明する。本実施形態においては、
図1から
図4でバネ板5を使用せずに、回転羽根を複数設置した構成としたものである。スクリュー6で回転する回転羽根4については、
図1及び
図2で説明した構成と同様である。
【0034】
回転羽根4の上方へ第2回転羽根9を設けており、回転羽根4の羽根部4aが当接する羽根部9aを第2回転羽根9に設けている。
【0035】
スクリュー6の回転により回転羽根4は
図6の矢印4bの方向へ回転するので、その羽根部4aと当接して回転する第2回転羽根9は矢印9bの方向へ回転する。
【0036】
このように、複数の回転羽根が回転することで具材が下へ落下しないというブリッジを形成した状態を崩すことができるのである。
【0037】
さらに別の実施形態について
図7と
図8を用いて説明する。本実施形態においても、
図1から
図4でバネ板5を使用せずに、回転羽根を複数設置した構成としたものである。回転羽根4を回転させる回転羽根駆動モーター8を設ける構成ついては、
図3及び
図4で説明した構成と同様である。
【0038】
回転羽根4の上方へ第2回転羽根9を設けており、回転羽根4の羽根部4aが当接する羽根部9aを第2回転羽根9に設けている。
【0039】
回転羽根駆動モーター8の回転により回転羽根4は
図6の矢印4bの方向へ回転するので、その羽根部4aと当接して回転する第2回転羽根9は矢印9bの方向へ回転する。
【0040】
このように、複数の回転羽根が回転することで具材が下へ落下しないというブリッジを形成した状態を崩すことができるのである。
【0041】
そして、例えば通常は具材供給装置1が動作している間において、具材の供給回数5~10回に1回程度の頻度で回転羽根4の回転によるバネ板5の伸び縮みが1回行うようにしておき、図示はしないが、タンク部2に透明窓を設け、非接触センサで具材が透明窓付近に有るか無いかを検出し、具材が無いという状況が起きれば回転羽根駆動モーター8をさらに速く、長い時間駆動させて具材が下へ落下しないというブリッジを形成した状態を崩すように制御することができるのである。
【0042】
さらに別の実施形態について
図9から
図12を用いて説明する。それぞれの図において(a)の図は具材供給装置1をディスペンサーの正面側から見た状態を図示しており、(b)の図は、
図9から
図12のそれぞれの図において(a)の図の具材供給装置を右側方から見た状態の図である。そしてまた、それぞれの図の(a)図と(b)図において具材供給装置10の内部の動作を説明するための各部の動作を説明するものである。
【0043】
本実施形態の具材供給装置10はタンク部2とシュート部3を具備している構成は先に説明した実施形態と同様で、タンク部2内にスクリュー6を有し、スクリュー6を回転させるモーター7を具備している構成についても同様である。
【0044】
図9に示すように、ブリッジ防止部材として上下するヘラを複数配置して、ヘラの昇降をモーター11の回転で行うように構成している。すなわち、モーター11の軸部にカム12を設け、このカムにリンク機構13の一端を回動自在に固定し、リンク機構13のもう一方の端部をシャフト15に回動自在に固定している。シャフト15はガイド14によって上下方向に移動するようにガイドされている。
【0045】
そして、シャフト15にはシャフト15の上方において
図9(b)に示すようにL字型状にした第1ヘラ16、シャフト15の下方端に水平方向に位置するように固定された第2ヘラ17、また、シャフト15の下方端に斜め下方向に向けて固定された第3ヘラ18が設置されている。
【0046】
図9の状態からモーター11が
図9(a)に示す矢印11aの方向へ回転すると、
図10の状態になり、シャフト15が最下限位置へ下降することとなる。このとき、第1ヘラ17と第3ヘラ18がタンク部2内の内壁に当接して
図10(b)の状態に屈曲する状態となる。
【0047】
さらに、モーター11が回転すると
図11の状態となり、最下限に下降していたシャフト15が上昇する。そして、さらにモーター11が回転して
図12の状態となり、シャフト15が最上限の位置に上昇することとなる。このようにシャフトが上下に昇降することで、第1ヘラ16、第2ヘラ17、第3ヘラ18がシャフト15と共に昇降することとなり、具材が下へ落下しないというブリッジを形成した状態を崩すことができるのである。
【0048】
第1ヘラ16は
図9(b)に示すようにタンクの水平方向の中央付近に配置させている。そして、
図9(a)から見てとれるようにL字型状に屈曲させた上方は幅が広く構成しており、
図9(a)の方向から見た状態ではT字型状に構成している。
【0049】
具材がブリッジを発生させようと絡まったり、突っ張りあったりする状態となってきたとしても、この第1ヘラ16のT字型状の部材が、ブリッジを発生しようとした具材を崩すようにタンク部2の上部で昇降することで、具材を押し下げることとなり、第1ヘラ16の下方の具材がその圧力によって下方へ落下させられるという状況となる。
【0050】
第2ヘラ17と第3ヘラ18は、タンク部2の傾斜部付近にて昇降する構成としている。これは、タンク部2の傾斜付近において具材がブリッジを形成して詰まりが発生することが多いからである。そのため、タンク部2の傾斜部分に当接しながら昇降することで、第2ヘラ17と第3ヘラ18が弾性変形するという構成としているのである。このことにより、第1ヘラ16に昇降によって落下させられる具材が第2ヘラ17と第3ヘラ18によってより確実にスクリュー6へ落下させられることとなり詰まりを防止して確実に具材の供給が可能となるのである。
【0051】
本実施形態において第1ヘラ16は厚みが0.5mm、幅は
図9(a)で図示している細い幅の部分が10mmで、L字型に曲げられた上方の幅の広い部分が30mm程度あるいは30~45mm程度の寸法としている。そして、第2ヘラ17と第3ヘラ18は厚み0.3mmで幅が10~15mm程度の寸法としている。
【0052】
さらに別の実施形態について
図13と
図14を用いて説明する。本実施形態の具材供給装置20はタンク部2とシュート部3を具備している構成は先に説明した実施形態と同様で、タンク部2内にスクリュー6を有し、スクリュー6を回転させるモーター7を具備している構成についても同様である。
【0053】
タンク部2のフタ部21aにはソレノイド21が設けられ、ソレノイド21にはシャフト25が固定されている。そしてシャフト部には第1フォーク22、第2フォーク23、第3フォーク24がそれぞれ図に示すように設けられている。
【0054】
第1フォーク22、第2フォーク23、第3フォーク24のいずれも
図14に示すように右斜め下がりに設けている。これらのフォークの向きは変更可能で有り、タンク部2の傾斜部分の状態によって適宜変更して設けるようにすることが好ましい。
【0055】
これらの各フォークは、
図13に示すように3本の細い棒部材でフォークを形成しており、シャフト25から横方向に設けられた部材を介してフォークを形成している。
【0056】
そして、
図14に示すようにソレノイド21が動作することにより、
図14(a)に図示した状態においてはシャフト25が上昇した位置にあり、
図14(b)に図示した状態おいてはシャフト25が下降した位置にある。そのためシャフト25に設けられた第1フォーク22、第2フォーク23、第3フォーク24がそれぞれシャフト25と共に昇降することで具材が下へ落下しないというブリッジを形成した状態を崩すことができるのである。
【符号の説明】
【0057】
1 具材供給装置
2 タンク部
3 シュート部
4 回転羽根
4a 羽根部
4b 矢印
5 バネ板
6 スクリュー
7 モーター
8 回転羽根駆動モーター
9 第2回転羽根
10 具材供給装置
11 モーター
12 カム
13 リンク機構
14 ガイド
15 シャフト
16 第1ヘラ
17 第2ヘラ
18 第3ヘラ
20 具材供給装置
21 ソレノイド
21a フタ部
22 第1フォーク
23 第2フォーク
24 第3フォーク
25 シャフト