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特許7422681ホースランプの外形、当該外形を備えるホースランプ、および関連する方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-01-18
(45)【発行日】2024-01-26
(54)【発明の名称】ホースランプの外形、当該外形を備えるホースランプ、および関連する方法
(51)【国際特許分類】
   A62C 33/06 20060101AFI20240119BHJP
   F16L 1/06 20060101ALI20240119BHJP
【FI】
A62C33/06
F16L1/06
【請求項の数】 11
(21)【出願番号】P 2020565376
(86)(22)【出願日】2019-05-21
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-09-24
(86)【国際出願番号】 NL2019050295
(87)【国際公開番号】W WO2019226047
(87)【国際公開日】2019-11-28
【審査請求日】2022-04-06
(31)【優先権主張番号】2020977
(32)【優先日】2018-05-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】NL
(31)【優先権主張番号】2021712
(32)【優先日】2018-09-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】NL
(73)【特許権者】
【識別番号】518441863
【氏名又は名称】ハイトランス・ベヘール・ベー・フェー
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】ヤン・ヨハンネス・ウィットフート
(72)【発明者】
【氏名】エルコ・フランシスクス・ゼインストラ
(72)【発明者】
【氏名】ロベルト・ディルク・フト
【審査官】瀬戸 康平
(56)【参考文献】
【文献】特開平11-230416(JP,A)
【文献】特開平10-127811(JP,A)
【文献】実開平06-004108(JP,U)
【文献】特開昭64-002670(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A62C 2/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ホースランプの外形であって、
- 使用中に地面上に載っている底部、第1の出口平面を設けられている第1の外端部、および第2の出口平面を設けられている第2の外端部を備えたハウジングと、
- 前記ハウジングを前記第1の出口平面から前記第2の出口平面へ貫通して延在し、ホースの通過のために構成されているチャネルであり、実質的に長円形状を備える、チャネルと
を含み、
前記第1の出口平面は前記底部に対して第1の角度で設けられており、前記第2の出口平面は前記底部に対して第2の角度で設けられており、前記第1の角度と前記第2の角度とは、前記ホースランプの前記外形が非対称形態となるように互いに異なる、ホースランプの外形。
【請求項2】
前記外形は、使用中に隣接する外形の連結要素に連結されるように構成されている前記連結要素をさらに含む、請求項1に記載の外形。
【請求項3】
前記連結要素は、使用中に下向きに方向付けられる、前記外形の側面上に設けられているか、または前記外形の前記側面に近接している、請求項2に記載の外形。
【請求項4】
前記連結要素は、フック要素、ストラップ、スナップ、ピンホール接続部の群からの少なくとも1つを含む、請求項2または3に記載の外形。
【請求項5】
前記第1の角度は40°から60°までの範囲内にある、請求項1から4のいずれか一項に記載の外形。
【請求項6】
前記第2の角度は50°から75°までの範囲内にある、請求項1から5のいずれか一項に記載の外形。
【請求項7】
前記外形の前記第1の外端部及び前記第2の外端部の少なくとも一方が反射素子および/または発光素子を設けられている、請求項1から6のいずれか一項に記載の外形。
【請求項8】
前記ホースを略長円形の横断面から略円形の横断面へ誘導するように構成されている変遷ガイドをさらに含む、請求項1から7のいずれか一項に記載の外形。
【請求項9】
前記外形は2つの外形部分から設けられている、請求項1から8のいずれか一項に記載の外形。
【請求項10】
請求項1から9のいずれか一項に記載の1つまたは複数の外形といくつかのランププレートとを含む、ホースランプ。
【請求項11】
- 請求項1から9のいずれか一項に記載の1つまたは複数の外形を設けるステップと、
- 前記1つまたは複数の外形を地面上に配置し、相互に連結するステップと、
- ランププレートを配置するステップと、
- ホースを配置するステップと
を含む、ホースランプを設ける方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はホースランプ(hose ramp)の外形(profile)に関する。そのようなホースランプは、通常、実際には、ホースが道路上に一時的に置かれかつ通行を可能にし続けなければならない場合に適用される。ホースは、例えば、過剰な水をポンプを使って排除する水用ホース、および消防ホースに関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、水が排出されなければならない洪水の場合に、実際にホースランプを使用することが知られている。この場合、水用ホースが一時的に道路上に置かれなければならない可能性がある。ホースランプが、通行を可能にするためにかつホースを損傷しないために、設けられる。そのようなホースランプは、ホースが中にあるかまたはホースが通って運ばれる外形を含む。ホースランプは、車両が、ホースおよび/または車両を損傷することなく、ホースランプ上を進むことができるように、ランププレート(ramp plate)をさらに設けられている。
【0003】
実際に生じるホースランプの限界が車両の限られた地上高である。車両の前輪がホースランプ上を通過したが、後輪がまだホースランプ上に配置されておらず、それにより車両の下面が外形の上面と接触することが防止されなければならない。このことは、結果的に、車両への損傷をもたらす可能性があると考えられる。さらに、このことにより、ホースランプは適所を外れて移動する可能性があり、その間にホースは、例えば損傷を受ける可能性がある。
【0004】
この目的のために、実際には、長円形のチャネルまたは通路を有する外形を設けることが知られており、その結果、かなり大きい寸法を有するホースが道路上に置かれることが可能である。ホースランプの外形は、ここで実際には、上面と比較してより大きい底面を設けられている。これにより、ホースランプは所望の方法で地面上に配置されたままであり、ランプは、ホースを通して運ばれている液体の圧力との組合せで、ホースにより変位されない。
【0005】
ホースランプの外形およびこれと共にホースランプ自体が、言わば持ち上げられ、地面から離れる可能性があることは、実際にはさらによくあることである。これは、通常、外形の外端部に近接して引き起こされ、そこではホースの形状が変化する。ホースは、外形から抜け出ると、ここではホースランプ内の長円形状から一般的な(自由な)円筒形ホース形状に変形する。これは、外形を伴うホースが移動し始め、人や物に接触する可能性があるという点において、危険な状態をもたらす可能性がある。また、ホースランプの効果的な地上高も、外形の持上げに因り、問題となる。これは損傷の機会を増大させる。
【0006】
前述されている問題は、より大きいホースおよび随意により高い圧力を使用する願望により悪化する。これは、特に、6インチより大きいホース、例えば8インチ、10インチ、および12インチのホース、において発生する。これは、最高3バール、4バール、またはさらにより高い例えば約12バールの圧力でさらに悪化する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、その目的として、より大きいホースおよび/またはより高い圧力が、本発明による外形との組合せで、ホースにより適用され得るように、前述されている問題を取り除くかまたは少なくとも低減すること、を有する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、この目的のために、ホースランプの外形(profile)を提供し、該外形は、
- 使用中に地面上に載っている底部、第1の出口平面を設けられている第1の外端部、および第2の出口平面を設けられている第2の外端部を備えたハウジングと、
- 該ハウジングを第1の出口平面から第2の出口平面へ貫通して延在し、ホースの通過のために構成されているチャネルであり、実質的に長円形状を備える、チャネルと
を含み、
第1の出口平面は底部に対して第1の角度で設けられており、第2の出口平面は底部に対して第2の角度で設けられており、該第1の角度と該第2の角度とは互いに異なる。
【0009】
外形は、アルミニウム、鉄、鋼鉄、プラスチック、および他の適切な材料を含む多様な材料から製造され得る。ホースは例えば水用ホースに関し、過剰な水をポンプを使って排除するために使用される。また、ホースは、具体的には液体をポンプで送るための消防ホースおよび他のタイプのホースに関する可能性がある。
【0010】
所望の地上高が維持され得るように、スルーフィードチャネルまたはスルーフィード空間に長円形状を与えることにより、比較的大きい寸法を有するホースが長円形状内に配置されることが可能である。外形の長手方向における外端部は、第1の出口平面および反対側の第2の出口平面をさらに設けられており、それらの間に前記チャネルが延在している。これらの出口平面はホースを外形内へまたはそこから外へ給送するために使用される。出口平面は底部に対してある角度で設けられている。
【0011】
出口平面は0°と90°の間の角度で設けられていることが好ましいが、2つの角度のうちの1つは、所望に応じて、直角すなわち90°の角度とすることもできる。角度を与えることにより、底面が上面より大きいことが達成され、外形の安定した配置が実際に確実にされる。さらに、ある角度で出口平面を設けることにより、チャネル内のホースの強制された長円形状からホースのより自然で自由な略円形の形状への変遷が、言わば外形により誘導される。
【0012】
本発明によれば、第1の角度と第2の角度とは互いに異なる。これにより、外形は、外形の側面図(長手方向)において見ると、非対称形態を得る。
【0013】
実際には、大抵2つ以上の外形が、通行用の十分に広い通路をもたらすために、互いに隣接して配置される。ホースは、2つの隣接した外形間である程度外向きに膨張する傾向があり、それにより、これらの隣接した外形は持ち上げられかつ/または変位する可能性がある。2つの異なる角度の組合せは、一方では、外形の良好な配置を維持し、他方では、また、ホースの誘導を確実にする。比較的大きい直径、例えば8インチ、10インチ、またはさらには12インチ、を有するホースが、これにより、効果的に道路上に置かれることが可能であり、地上高は現在の基準の範囲内に留まり得る。より大きいホース直径の場合に使用されることに加えて、本発明による外形は、同様に、ホース内のより高い圧力に対処すること、およびより高い圧力とより大きいホース直径との組合せにおいて使用され得ることが有利である。本発明による非対称外形は、このことを効果的に可能にするために見出された。
【0014】
所望に応じて、本発明による外形からホースランプを製造することが可能であり、非対称外形は外側端部に設けられる。3つ以上の外形が互いに隣接して/互いの後ろに配置された場合、例えば非常に広い道路の場合、従来の対称中央/中間外形が、またはさらには複数の中間外形が、所望に応じて適用され得る。
【0015】
外形は一体的にまたは部分から製造され得る。詳細には、外形が2つの部分から製造され得ることが有利であることが分かっている。これは製造、輸送、および管理容易性に関して有利である。
【0016】
有利な実施形態では、本発明による外形は、外形の使用中に隣接する外形の連結要素に連結されるように構成されている連結要素をさらに設けられている。
【0017】
連結要素を設けることにより、本発明による外形から製造されるホースランプのより良好な安定性が得られ得る。大きいホースによる外形の前記持上げおよび/または高い圧力は、とりわけ、これにより防止される。
【0018】
連結要素は、使用中に下向きに方向付けられる、外形の側面上にまたはそれに近接して設けられることが好ましい。これは、平らでない可能性がある地面に従うことをより容易にする。連結要素は、フックまたは他のフック様要素、接続ストラップなどのストラップ、スナップ、ピンホール接続部、または他の適切な接続部の使用を含む、多様な方法で具現化され得る。
【0019】
本発明による有利な実施形態では、第1の角度は40°から60°までの範囲内に、好ましくは40°から50°までの範囲内にあり、最も好ましくは42°から50°までの範囲内にある。
【0020】
前記範囲は、比較的大きいホース直径および/または高圧力が適用され得る、効果的な角度をもたらすことが分かっている。
【0021】
第2の角度は、好ましくは50°から75°までの範囲内に、好ましくは55°から70°までの範囲内にあり、最も好ましくは58°から68°までの範囲内にある。ここで、また、第1の角度は第2の角度より小さく、前記範囲の組合せが適用されることが好ましい。そのような組合せはより大きい直径および/またはより高い圧力にさらに一層効果的に対処し得ることが分かっている。
【0022】
本発明によるさらなる有利な実施形態では、外形の外端部の少なくとも一方が、好ましくは長手方向側面上に、反射素子および/または発光素子を設けられている。
【0023】
反射素子および/または発光素子を設けることにより、運転者に、ホースランプが存在することおよび該運転者がその上を通過することができる位置が明確に示される。また、これは、ホースランプの組立て中に外形が互いに連結され得る方法に関する追加指示を与える。
【0024】
反射素子および/または発光素子は反射性材料から製造されることが可能であるか、または例えば所望に応じて日中に太陽電池で充電される電池で電力を供給される照明器具を設けられることが可能である。これが他の方法でも具現化され得ることは明らかであろう。
【0025】
本発明によるさらなる有利な実施形態では、外形は、ホースを略長円形の断面から略円形の断面へ誘導するように構成されている変遷ガイドをさらに設けられている。
【0026】
変遷ガイドを設けることにより、ホースは外形のチャネル内の強制された長円形状からより自然な円形の自由な形状へ次第に誘導される。これにより、力がより効率的に制御され得る。そのような変遷ガイドは、所望に応じて本発明による外形に連結され得るかまたはあるいは外形に一体的に設けられ得る個別の分離した部分と見られ得る。
【0027】
本発明は、本発明による1つまたは複数の外形を含むホースランプにさらに関し、外形が上を車で走行されることを可能にするいくつかのランププレートをさらに設けられている。
【0028】
本発明によるホースランプは、1つ、2つ、3つ、4つまたはさらにより多い外形を活用する。3つ以上の外形の場合、所望に応じて、中間外形を備えた完全なホースランプを実現するために、従来の単数または複数の中間外形を選択することが可能である。2つの最小角度は外端部に配置されており、ここに反射素子または発光素子を設けられていることが好ましい。反射素子または発光素子は敷設者に、ホースランプがどのようにして設置され得るかに関して追加指示を与えるため、このことはホースランプの組立てを全体として簡略化する。これは、運転者に、車両がホース上を走行することができる位置をさらに指示する。これにより、安全性がさらに向上する。
【0029】
ランププレートは従来のランププレートとして設けられることが可能であり、所望に応じて外形に連結され得る。また、ランププレートを外形と一体的に設けることが可能であり、その結果、ホースランプの既製モジュールが得られる。
【0030】
また、本発明は、ホースランプを設ける方法に関し、該方法は、
- 本発明による1つまたは複数の外形を設けるステップと、
- 該1つまたは複数の外形を地面上に配置し、随意に相互に連結するステップと、
- ランププレートを配置するステップと、
- ホースを配置するステップと
を含む。
【0031】
本方法は、外形およびホースランプに関して記載されているのと同じ効果および利点をもたらす。本発明による本方法は、比較的大きいホースおよび/または比較的高い圧力に対処することができ、一方、ホースランプの安定した配置がやはり達成され得るという選択肢をもたらす。通行の安全な状態も実現され得る。さらなる中間外形が随意に設けられ得る。
【0032】
本発明のさらなる利点、特徴、および詳細が、その好適な実施形態に基づいて、以下にさらに明らかにされ、そこにおいて添付図面が参照される。
【図面の簡単な説明】
【0033】
図1】本発明による外形を備えたホースランプの図である。
図2図1のホースランプの上面図である。
図3図1および図2のホースランプの断面図である。
図4図1および図2のホースランプの長手方向断面図である。
図5】本発明による外形用の随意のホースガイドの側面図である。
図6】本発明によるさらなる実施形態におけるホースランプの図である。
【発明を実施するための形態】
【0034】
ホースランプ2(図1図4)がいくつかの外形(profile)4を含む。車両が外形4上を走行することを可能にするランププレート6がさらに設けられている。図示の実施形態では、チャネル8が外形4のハウジングを通ってまたはその中で延在している。それにより、チャネル8は外形4の長手方向およびホースランプ2の長手方向に延在している。ホースSがチャネル8内に配置され得る。この目的のために、該ホースは、好ましくは使用中でない間に、チャネル8を通して運ばれ得る。外形4の上面22が、ホースSの配置を簡略化するために、随意に折畳み式であるかまたは取外し可能である。外形4は、第1の出口平面10を備えた第1の外端部と第2の出口平面12を備えた第2の外端部とをさらに設けられている。
【0035】
外形4は小中間空間14を有して随意に配置され、連結部16が隣接する外形4の相対配置を確実にする。図示の実施形態では、連結部16は使用中に地面に近接して設けられている。
【0036】
図示の実施形態では、ランププレート6は、連結器18を使用して、外形4に取り付けられている。現在好適な実施形態では、ランププレート6は個別に供給され、そのままで、連結器18を用いて外形4に連結される。また、連結器18をより恒久的に設け、かつ例えば、コンパクトな運搬および収納を可能にするために、ランププレート6を外形4に回転可能に配置することが可能である。外形4は底部20、上面22、および2つの側壁24をさらに設けられている。図示の実施形態では、2つの反射素子および/または発光素子26が、組立て順序および/または運転者のための走行方向もしくは走行路を示す目的のために、ホースランプ2の外端部にさらに配置されている。
【0037】
第1の外端部30の所で外形4に連結されかつ第2の外端部32の所で自由に配置される追加ガイド28(図5)が、随意に設けられ得る。ホースガイド28は、第1の外端部30に、外形4のチャネル8の形状に実質的に対応する長円形状を設けられている。ガイド28は、第2の外端部32に、ホースSの自由で自然な形状に実質的に対応する円形状を設けられている。
【0038】
様々な外形寸法が可能であることが明らかであろう。図示の実施形態では、ホースランプ2は、十分な長さを達成するために互いに隣接して配置されている3つの外形4を設けられている。長円形状は、実際、地上高hが車両への損傷を防ぎかつやはり十分な直径のホースの通過を可能にすることができるように選択される。
【0039】
第1の出口平面10が角度α1で設けられており(図1および図4)、第2の出口平面12が第2の角度α2で設けられている。図示の実施形態では、α1はα2より小さい。したがって、α1は例えば45°であり、α2は例えば60°である。これらの角度は外形4の底面20に対して傾いた出口平面10、12の間で定められる。
【0040】
図示の実施形態では、ホースランプ2はホースランプ2の両側に非対称外形4a(図4)を、かつこれら2つの外側端部4a間に従来の対称中間外形4bを設けられている。対称外形4bの場合には、下向きの力F1と上向きの力F2とがバランスを保っており、出口平面によって持上げ効果が制限されたままである。図示の実施形態では、外形4bは比較的大きい角度α2を設けられている。
【0041】
同じ図示の実施形態では、本発明による外形4aは非対称形態を取る。これは、下向きの力F1と上向きの力F2とがバランスを保っておらず、それによりトルクTkが発生し、これは結果的に、外形4aに関する持上げ効果をもたらすことを意味する。これは、2つの隣接する外形4aと4bとの間の、ホースSの外向きの膨張により引き起こされ、ホースSは出口平面10において出る。
【0042】
ホースランプ2に関する図示の実施形態(図4)では、中間外形4bが、非対称外形4aの角度α2に略等しい角度α2を有する出口平面12a、bを設けられている。ここで、例えば中間外形4bおよび非対称側部外形4aに関して異なる角度を有する、他の実施形態も可能であることが明らかであろう。
【0043】
代替的実施形態では、ホースランプ102(図6)が、随意に2つの外形部分4'、4''からもたらされる外形4を設けられている。外形部分4'、4''は、型枠接続部(form connection)5およびストラップ/ベルト7を使用して互いに接続されている。図示の実施形態では、外形4は、ストラップ/ベルト9、ボルト/スナップ9aおよびバックル要素9bを用いて、相互に接続されている。本発明に基づく他の接続も可能であることが明らかであろう。ランププレート6と随意に配置されている補助ランププレート6aとは連結器17を用いて互いにかつ外形4に接続されている。図示の実施形態では、連結器17はピン17a、ストリップ17b、および連結要素17cを設けられている。本発明による本目的のために、他の連結器も可能であることが明らかであろう。図示の実施形態では、外形4はアルミニウムからもたらされる。ここで、他の材料および/または組合せを適用することが可能である。
【0044】
ホースランプ2、102を配置する目的のために、2つの非対称側部外形4a、および所望に応じていくつかの中間外形4bが提供される。これらは道路上に配置され、非対称外形4aは最小角度α1で外端部に向かって方向付けられることが好ましい。図示の実施形態では、この配向は、これらの外端部に反射素子または発光素子26を配置することにより、敷設者にとって比較的簡単に行われる。隣接する外形は連結器9、16を用いて連結される。ホースSはチャネル8を通して運ばれるかまたはその中に配置される。ランププレート6が次いで供給され、連結器17、18を用いて、外形4、4a、4bに連結される。ホースランプ2の適正な配置の後、ホースSは加圧され得る。ホースガイド28がホースランプ2の外端部に随意に設けられる。
【0045】
本発明は前述のその好適な実施形態に決して限定されない。求められている権利は下記の特許請求の範囲により定められ、その範囲内で、多くの変更が構想され得る。
【符号の説明】
【0046】
2、102 ホースランプ
4 外形
4a 非対称外形、非対称側部外形、外側端部
4b 対称中間外形
4'、4'' 外形部分
5 型枠接続部
6 ランププレート
6a 補助ランププレート
7 ストラップ/ベルト
8 チャネル
9 ストラップ/ベルト、連結器
9a ボルト/スナップ
9b バックル要素
10 第1の出口平面
12 第2の出口平面
12a、12b 出口平面
14 小中間空間
16 連結部、連結器
17、18 連結器
17a ピン
17b ストリップ
17c 連結要素
20 (外形4の)底部、底面
22 (外形4の)上面
24 (外形4の)側壁
26 反射素子、発光素子
28 追加ガイド、ホースガイド
30 第1の外端部
32 第2の外端部
F1 下向きの力
F2 上向きの力
h 地上高
S ホース
Tk トルク
α1 (第1の出口平面の)角度
α2 (第2の出口平面の)角度
図1
図2
図3
図4
図5
図6