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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-01-18
(45)【発行日】2024-01-26
(54)【発明の名称】照明装置
(51)【国際特許分類】
   F21S 2/00 20160101AFI20240119BHJP
   F21V 9/38 20180101ALI20240119BHJP
   H01L 33/50 20100101ALI20240119BHJP
   H01L 33/58 20100101ALI20240119BHJP
   F21Y 115/10 20160101ALN20240119BHJP
   F21Y 105/16 20160101ALN20240119BHJP
【FI】
F21S2/00 411
F21V9/38
H01L33/50
H01L33/58
F21Y115:10
F21Y105:16
【請求項の数】 10
(21)【出願番号】P 2021517973
(86)(22)【出願日】2019-09-30
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-02-07
(86)【国際出願番号】 KR2019012714
(87)【国際公開番号】W WO2020071702
(87)【国際公開日】2020-04-09
【審査請求日】2022-09-26
(31)【優先権主張番号】10-2018-0116802
(32)【優先日】2018-10-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】517099982
【氏名又は名称】エルジー イノテック カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100114188
【弁理士】
【氏名又は名称】小野 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100119253
【弁理士】
【氏名又は名称】金山 賢教
(74)【代理人】
【識別番号】100129713
【弁理士】
【氏名又は名称】重森 一輝
(74)【代理人】
【識別番号】100137213
【弁理士】
【氏名又は名称】安藤 健司
(74)【代理人】
【識別番号】100143823
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 英彦
(74)【代理人】
【識別番号】100183519
【弁理士】
【氏名又は名称】櫻田 芳恵
(74)【代理人】
【識別番号】100196483
【弁理士】
【氏名又は名称】川嵜 洋祐
(74)【代理人】
【識別番号】100203035
【弁理士】
【氏名又は名称】五味渕 琢也
(74)【代理人】
【識別番号】100160749
【弁理士】
【氏名又は名称】飯野 陽一
(74)【代理人】
【識別番号】100160255
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 祐輔
(74)【代理人】
【識別番号】100202267
【弁理士】
【氏名又は名称】森山 正浩
(74)【代理人】
【識別番号】100182132
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 隆
(74)【代理人】
【識別番号】100146318
【弁理士】
【氏名又は名称】岩瀬 吉和
(72)【発明者】
【氏名】パク,フン
(72)【発明者】
【氏名】ハン,サラム
【審査官】坂口 達紀
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2012/0182714(US,A1)
【文献】韓国公開特許第10-2015-0058821(KR,A)
【文献】特開2011-022265(JP,A)
【文献】特開2017-191875(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F21S 2/00
F21V 1/00-15/04
H01L 33/00,33/48-33/64
G02B 5/00-5/136
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板と、
前記基板の上に所定間隔で離隔して配置される複数の光源と、
前記基板の上に配置される樹脂層と、
前記樹脂層の上に配置され、前記樹脂層と対向する面に凹部と凸部を含むパターン層が形成される蛍光体層と、
前記樹脂層と前記蛍光体層の間に配置される拡散層と、
を含み、
前記拡散層の厚さは、前記蛍光体層の最大厚さの0.1倍以上及び0.5倍未満であり、
前記拡散層は、前記樹脂層の上に前記基板の水平方向に離隔配置される複数のパターンを含み、
前記蛍光体層は、前記樹脂層及び前記拡散層と接触する、照明装置。
【請求項2】
前記蛍光体層は、赤色インクを含む、請求項1に記載の照明装置。
【請求項3】
前記拡散層は、前記樹脂層上の全体面に配置される第1拡散層と、前記第1拡散層の上に前記第1拡散層の水平方向に離隔配置される複数の第2拡散層とを含み、
前記第2拡散層は、前記パターン層の凹部に配置される、請求項1または請求項2に記載の照明装置。
【請求項4】
前記第1拡散層の高さは、前記樹脂層の高さの30%未満である、請求項3に記載の照明装置。
【請求項5】
前記拡散層は、前記第1拡散層の下に前記第1拡散層の水平方向に離隔配置される複数の第3拡散層を含む、請求項3に記載の照明装置。
【請求項6】
前記第3拡散層は、前記第2拡散層に対応する位置で前記第1拡散層の下部領域に配置される、請求項5に記載の照明装置。
【請求項7】
前記第3拡散層は、前記第2拡散層と垂直方向にオーバーラップしないように配置される、請求項5に記載の照明装置。
【請求項8】
前記第1拡散層の上面は、高さが異なる複数の傾斜面と、前記複数の傾斜面の間に配置される水平面を有する、請求項3から請求項7のいずれか一項に記載の照明装置。
【請求項9】
前記第1拡散層の複数の傾斜面は、一側から他側に行くほど高さが大きくなる、請求項8に記載の照明装置。
【請求項10】
前記蛍光体層は、前記パターン層の凹部が形成される領域の第1蛍光体層と、前記第1蛍光体層と蛍光体の含有量が異なり、前記パターン層の凸部が形成される領域の第2蛍光体層を含む、請求項1から9のいずれか一項に記載の照明装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、光効率を向上させるための面発光照明装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般的に、発光素子、例えば発光ダイオード(LED)は、蛍光灯、白熱灯等既存の光源に比べて、低消費電力、半永久的な寿命、速い応答速度、安全性、環境親和性等の長所がある。このような発光ダイオードは、各種表示装置、室内灯または室外灯のような各種照明装置に適用されている。最近では、車両用光源として、発光素子を採用するランプが提案されている。白熱灯と比較すると、発光素子は、消費電力が小さいという点で有利である。発光素子は、サイズが小さいので、ランプのデザイン自由度を高めることができ、半永久的な寿命によって経済性もある。このような車両用照明装置は、面光源の照明装置が用いられており、これによって車両用ランプの立体感及び独特な審美感を付与している。従来、車両用照明装置は、特定パターンを形成するために蛍光体層表面にパターンを形成したり、異なる蛍光体を利用して特定パターンの形状を具現している。蛍光体層は、一定厚さを維持しないと特定色を効果的に表現できないが、蛍光体層の表面に凹んだ形態のパターンを形成すると蛍光体層の一部領域の厚さが減少して、光が拡散されない問題点がある。反面、蛍光体層の表面に突出形態のパターンを形成すると蛍光体層の一部領域の厚さが増加して、光効率が低下する問題点が発生する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本開示は、光効率を向上させると共に、特定パターンを効果的に具現するための照明装置を提供することをその目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本開示の照明装置は、基板と、前記基板の上に所定間隔で離隔して配置される複数の光源と、前記基板の上に配置される樹脂層と、前記樹脂層の上に配置され、前記樹脂層と対向する面に凹部と凸部を含むパターン層が形成される蛍光体層と、前記樹脂層と前記蛍光体層の間に配置される拡散層と、を含み、前記拡散層の厚さは、前記蛍光体層の厚さの10%以上且つ50%未満に形成されてもよい。
【0005】
本開示によれば、前記拡散層は、前記樹脂層の上に前記基板の水平方向に離隔配置される複数のパターンを含み、前記蛍光体層は、前記樹脂層及び前記拡散層と接触することができる。前記拡散層は、前記樹脂層上の全体面に配置される第1拡散層と、前記第1拡散層の上に前記第1拡散層の水平方向に離隔配置される複数の第2拡散層とを含み、前記第2拡散層は、前記パターン層の凹部に配置される。前記第1拡散層の高さは、前記樹脂層の高さの30%未満に形成されてもよい。前記拡散層は、前記第1拡散層の下に前記第1拡散層の水平方向に離隔配置される複数の第3拡散層を含むことができる。前記第3拡散層は、前記第2拡散層に対応する位置で前記第1拡散層の下部領域に配置される。前記第3拡散層は、前記第2拡散層と垂直方向にオーバーラップしないように配置される。前記第1拡散層の上面は、高さが異なる複数の傾斜面と、前記複数の傾斜面の間に配置される水平面を有することができる。前記第1拡散層の複数の傾斜面は、一側から他側に行くほど高さが大きくなってもよい。前記第1拡散層は、断面が多角、半球、階段型または傾斜面を含むことができる。前記複数の第3拡散層の高さは、相互異なる高さを有することができる。
【0006】
本開示によれば、前記蛍光体層は、前記パターン層の凹部が形成される領域の第1蛍光体層と、前記第1蛍光体層の蛍光体の含有量が異なり、前記パターン層の凸部に形成される領域の第2蛍光体層とを含むことができる。
【発明の効果】
【0007】
本開示は、蛍光体層の下に拡散層を形成することで、低濃度の蛍光体層に光が拡散しないことを防止できる効果がある。本開示は、蛍光体層の下面にパターン層を形成することで、外部にパターン層が露出して審美感を落とすことを防止できる効果がある。本開示は、拡散層の厚さを蛍光体層の厚さの50%未満の高さに形成することで、拡散層が外部に露出することを防止できる効果がある。
【0008】
本開示は、拡散層の形状を多角、階段及び傾斜面を有するように変更させることで、3Dパターンの効果を有する点灯イメージを具現できる効果がある。本開示は、拡散層を複数の層で形成することで、各点灯イメージの明暗を効果的に制御できる効果がある。本開示において、拡散層は、第1蛍光体層の下に配置された拡散層の高さと第2蛍光体層の下に配置された拡散層の高さを同一にすることで、第2蛍光体層によって光が拡散しない問題を解決すると共に、点灯イメージの全体領域における光度を向上させることができる効果がある。また、本開示は、第1蛍光体層の下に配置された拡散層の高さを調節することで、照明装置の厚さが増えないながらも拡散効果をより向上させることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1図1は、第1実施例に係る照明装置を示した概略斜視図である。
図2図2は、図1のA‐A断面を示した断面図である。
図3図3は、図2の一部領域を示した拡大図である。
図4図4は、本開示においてイメージに応じた拡散層の様子を示した断面図である。
図5図5は、本開示に係る拡散層の多様な様子を示した図面である。
図6図6は、第2実施例に係る照明装置を示した断面図である。
図7図7は、図6の一部領域を示した拡大図である。
図8図8は、イメージが点灯された様子を示した図面である。
図9図9は、イメージが点灯された様子を示した図面である。
図10図10は、第3実施例に係る照明装置を示した断面図である。
図11図11は、第3実施例に係る照明装置の変形例を示した断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付された図面を参照して本開示の好ましい実施例を詳細に説明する。なお、本開示の技術思想は、説明される一部実施例に限定されるものではなく、多様な形態に具現することができ、本開示の技術思想の範囲内であれば、実施例間の構成要素を選択的に結合または置き換えて用いることができる。また、本開示で用いられる用語(技術及び科学的用語を含む)は、明白に特定して記述されない限り、本開示が属する技術分野で通常の知識を有した者に一般的に理解できる意味と解釈され、辞書に定義された用語のように一般的に使用される用語は、かかわる技術の文脈上の意味を考慮してその意味を解釈できるだろう。
【0011】
また、本開示で用いられる用語は、実施例を説明するためのものであり、本開示を制限しようとするものではない。本開示において、単数形は、記載上特に限定しない限り複数形も含むことができ、「A及びB、Cのうち少なくとも1つ(または1つ以上)」と記載される場合、A、B、Cで組合せることのできる全ての組合せのうち1つ以上を含むことができる。また、本開示の構成要素の説明において、第1、第2、A、B、(a)、(b)等の用語を用いることができる。このような用語は、その構成要素を他の構成要素と区別するためのものであり、その用語によって当該構成要素の本質または順序等が限定されるものではない。ある構成要素が他の構成要素に「連結」、「結合」または「接続」されると記載された場合、その構成要素は他の構成要素に直接的に連結または接続される場合と、各構成要素の間にさらに他の構成要素が「連結」、「結合」または「接続」される場合を全て含む。また、各構成要素の「上または下」に形成または配置されると記載される場合、「上または下」は、2つの構成要素が直接接触する場合だけではなく、1つ以上のさらに他の構成要素が2つの構成要素の間に形成または配置される場合も含む。また「上または下」と表現される場合、1つの構成要素を基準として、上側方向だけではなく下側方向の意味も含むことができる。
【0012】
図1は、第1実施例に係る照明装置を示した概略斜視図であり、図2は、図1のA‐A断面を示した断面図であり、図3は、図2の一部領域を示した拡大図であり、図4は、イメージに応じた拡散層の様子を示した断面図であり、図5は、拡散層の多様な様子を示した図面である。
【0013】
図1を参照すると、第1実施例に係る照明装置1000は、四角形状を含むことができる。照明装置1000は、多面発光が可能な構造を有することができる。例えば、照明装置1000の4つの側面及び上面から光が出射できる。照明装置1000は、下部を通じて光が出射してもよい。上記では、照明装置1000を四角形状に形成したが、これに限定されるものではなく、多角、円形状等多様な形状に形成することができる。また、照明装置1000は、フラットな形状または1つ以上の曲面を有する構造を有することができる。
【0014】
図2を参照すると、第1実施例に係る照明装置1000は、基板100と、前記基板100の上に配置される複数の光源200と、前記光源200の上に配置される樹脂層300と、前記樹脂層300の上に配置される蛍光体層500と、前記樹脂層300と前記蛍光体層500の間に配置される複数の拡散層400を含むことができる。基板100は、絶縁性材質または導電性材質を含むことができる。基板100は、リジッドまたはフレキシブルな材質からなることができる。基板100は、透明または不透明な材質からなることができる。基板100の一面には、導電性パターンの電極パッドが形成されてもよい。
【0015】
光源200は、基板100の長軸(列)方向にN個の光源200が配置され、基板100の短軸(行)方向にM個の光源200が配置されてもよい。基板100の長軸方向に配置されたN個の光源200は、同一または異なる離隔距離を有するように形成されてもよい。これと同様に、基板100の短軸方向に配置されたM個の光源200は、同一または異なる離隔距離を有するように形成されてもよい。光源200の間の離隔距離は、面光源を効果的に具現するために適宜設計される。前記光源200は、LEDチップを含むことができ、例えば前記基板100の上にフリップ形態のLEDチップで配置される。
【0016】
前記光源200は、発光素子を含むことができる。光源200は、青色、緑色、赤色、白色、赤外線または紫外線の光を発光することができる。前記光源200は、例えば420nm~470nmの範囲の青色光を発光することができる。光源200は、化合物半導体から提供されてもよい。光源200は、例えばII族‐VI族またはIII族‐V族化合物半導体から提供されてもよい。例えば、前記光源200は、アルミニウム(Al)、ガリウム(Ga)、インジウム(In)、リン(P)、ヒ素(As)、窒素(N)から選択される少なくとも2つ以上の元素を含むことができる。光源200は、第1導電型半導体層、活性層、第2導電型半導体層を含むことができる。前記第1導電型半導体層及び第2導電型半導体層は、III族‐V族またはII族‐VI族の化合物半導体のうち少なくとも1つで具現することができる。前記第1導電型半導体層及び第2導電型半導体層は、例えばInxAlyGa1‐x‐yN(0≦x≦1、0≦y≦1、0≦x+y≦1)の組成式を有する半導体材料からなることができる。例えば、前記第1導電型半導体層及び第2導電型半導体層は、GaN、AlN、AlGaN、InGaN、InN、InAlGaN、AlInN、AlGaAs、GaP、GaAs、GaAsP、AlGaInP等を含む群から選択される少なくとも1つを含むことができる。前記第1導電型半導体層は、Si、Ge、Sn、Se、Te等のn型ドーパントがドーピングされたn型半導体層であってもよい。前記第2導電型半導体層は、Mg、Zn、Ca、Sr、Ba等のp型ドーパントがドーピングされたp型半導体層であってもよい。活性層は、化合物半導体で具現することができる。前記活性層は、例えばIII族‐V族またはII族‐VI族の化合物半導体のうち少なくとも1つで具現することができる。前記活性層が多重井戸構造に具現された場合、前記活性層は、交互に配置された複数の井戸層と複数の障壁層を含むことができ、InxAlyGa1‐x‐yN(0≦x≦1、0≦y≦1、0≦x+y≦1)の組成式を有する半導体材料で配置されてもよい。例えば、前記活性層は、InGaN/GaN、GaN/AlGaN、AlGaN/AlGaN、InGaN/AlGaN、InGaN/InGaN、AlGaAs/GaAs、InGaAs/GaAs、InGaP/GaP、AlInGaP/InGaP、InP/GaAsを含む群から選択された少なくとも1つを含むことができる。
【0017】
前記基板100の上部には、反射層(図示されない)がさらに形成されてもよい。反射層は、光源200から発生した光を上部に誘導する役割を有する。反射層は、ホワイト材質を含むことができる。反射層は、樹脂材質を含むことができる。前記反射層は、シリコン、エポキシのような樹脂を含むことができる。前記反射層は、反射物質、例えばTiOを含むことができる。
【0018】
前記樹脂層300は、基板100及び光源200の上に配置される。樹脂層300は、複数の光源200の上面及び側面を覆うように形成される。樹脂層300は、透明な樹脂材質、例えばUV(Ultra Violet)樹脂(Resin)、シリコンまたはエポキシのような樹脂材質であってもよい。UV樹脂は、例えば主材料として、ウレタンアクリレートオリゴマーを主原料とする樹脂(オリゴマータイプ)を利用することができる。例えば、合成オリゴマーであるウレタンアクリレートオリゴマーを利用することができる。前記主材料に低沸点希釈型反応性モノマーであるIBOA(isobornyl acrylate)、HBA(Hydroxybutyl Acrylate)、HEMA(Hydroxy Metaethyl Acrylate)等が混合されたモノマーをさらに含むことができ、添加剤として光開始剤(例えば、1‐hydroxycyclohexyl phenyl‐ketone、Diphenyl)、Diphwnyl(2,4,6‐trimethylbenzoyl phosphine oxide)等または酸化防止剤等を混合することができる。前記UV樹脂は、オリゴマー10~21%、モノマー30~63%、添加剤1.5~6%を含んで構成される組成物からなることができる。この場合、前記モノマーは、IBOA(isobornyl Acrylate)10~21%、HBA(Hydroxybutyl Acrylate)10~21%、HEMA(Hydroxy Metaethyl Acrylate)10~21%の混合物で構成されてもよい。前記添加剤は、光開始剤1~5%を添加して光反応性を開始する機能をするようにすることができ、酸化防止剤0.5~1%を添加して黄変現象を改善できる混合物からなることができる。上述した組成物を利用した前記樹脂層300の形成は、導光板の代わりにUV樹脂等の樹脂で層を形成し、屈折率、厚さ調節を可能とすると共に、上述した組成物を利用して粘着特性と信頼性及び量産速度を全て充足できるようにすることができる。
【0019】
前記樹脂層300は、内部に拡散剤(beads or dispersing agent)をさらに含むことができる。前記拡散剤は、球形状を有することができ、そのサイズは4μm~6μmの範囲を有することができる。前記拡散剤の形状及びサイズは、これに限定されるものではない。上記では、樹脂層300を1つの層で形成したが、これに限定されるものではなく、樹脂層300は2つ以上の層を含むことができる。樹脂層300は、不純物が含まれない第1樹脂層と、前記第1樹脂層の上に拡散剤を含む第2樹脂層を含むことができる。これとは違って、第2樹脂層を第1樹脂層の下に形成することもできる。
【0020】
前記蛍光体層500は、樹脂層300の上に形成されてもよい。蛍光体層500は、前記樹脂層300の上部面及び側面を覆うように配置される。蛍光体層500は、透明な物質を含むことができる。前記蛍光体層500は、透明な絶縁物質を含むことができる。前記蛍光体層500は、シリコン材質であってもよく、異なる化学的結合を有するシリコン材質であってもよい。シリコンは、無機物であるケイ素と有機物である炭素が結合された重合体として、無機物の熱安定性、化学的安定性、耐摩耗性、光沢性等と有機物の特性である反応性、溶解性、弾力性、加工性等の物性を持っている。シリコンは、一般シリコン、フッ素比率を高めたフッ素シリコンを含むことができる。前記フッ素シリコンのフッ素比率を高めると、防湿性を改善させることができる効果がある。
【0021】
蛍光体層500は、前記光源200から放出される光が入射し、波長変換された光を提供する波長変換手段を含むことができる。例えば、前記蛍光体層500は、蛍光体、量子ドット等を含む群から選択される少なくとも1つを含むことができる。前記蛍光体または量子ドットは、青色、緑色、赤色の光を発光することができる。蛍光体は、蛍光体層500の内部に均一に配置される。蛍光体は、フッ化物(fluoride)化合物の蛍光体を含むことができ、例えばMGF系の蛍光体、KSF系の蛍光体またはKTF系の蛍光体のうち少なくとも1つを含むことができる。前記蛍光体は、異なるピーク波長を発光することができ、前記光源200から放出された光を異なる黄色と赤色または異なる赤色ピーク波長で発光することができる。
【0022】
前記蛍光体が赤色蛍光体である場合、前記赤色蛍光体は610nmから650nmまでの波長範囲を有することができ、前記波長は10nm未満の幅を有することができる。前記赤色蛍光体は、フッ化物(fluoride)系の蛍光体を含むことができる。前記フッ化物系の蛍光体は、KSF系赤色KSiF:Mn4+、KTiF:Mn4+、NaYF:Mn4+、NaGdF:Mn4+、KSiF:Mn4+のうち少なくとも1つを含むことができる。前記KSF系蛍光体、例えばKSi1‐c:Mn4+ の組成式を有することができ、前記aは1≦a≦2.5、前記bは5≦b≦6.5、前記cは0.001≦c≦0.1を満足する。また、前記フッ化物系赤色蛍光体は、高温・高湿における信頼性を向上させるために、それぞれMnを含有しないフッ化物でコーティングされるか、蛍光体表面またはMnを含有しないフッ化物コーティング表面に有機物コーティングをさらに含むことができる。上記のようなフッ化物系赤色蛍光体の場合、その他蛍光体とは違って10nm以下の幅を具現できるので、高解像度装置に活用することができる。
【0023】
実施例に係る蛍光体組成は、基本的に化学量論(Stoichiometry)に符合しなければならず、各元素は、周期律表上の各族内で他の元素で置換が可能である。例えば、Srはアルカリ土類(II)族のBa、Ca、Mg等で、Yはランタノイド系のTb、Lu、Sc、Gd等で置換が可能である。また、活性剤であるEu等は、所望のエネルギー準位に応じてCe、Tb、Pr、Er、Yb等で置換が可能であり、活性剤単独または特性変形のために不活性剤等がさらに適用されてもよい。前記量子ドットは、II‐VI化合物またはIII‐V族化合物半導体を含むことができ、赤色光を発光することができる。前記量子ドットは、例えばZnS、ZnSe、ZnTe、CdS、CdSe、CdTe、GaN、GaP、GaAs、GaSb、InP、InAs、In、Sb、AlS、AlP、AlAs、PbS、PbSe、Ge、Si、CuInS2、CuInSe2等のようなもの及び組合わせからなることができる。
【0024】
蛍光体層500は、内部に赤色インクを含むことができる。赤色インクは、光源200が点灯されない場合、照明装置1000の外部面は赤色に見える。即ち、照明装置1000は、光が点灯または点灯されない場合のいずれも赤色に見えることで、色差による異質感を防止することができる。
【0025】
蛍光体層500の下部面には、凹部511と凸部512を含むパターン層510を含むことができる。パターン層510は、蛍光体層500の高さを異なるように構成して、外部にイメージまたは文字を具現することができる。パターン層510が蛍光体層500の上部面に形成される場合、外部にパターン層510が露出して審美感を落とすことになる。よって、パターン層510は、蛍光体層500の下部面に形成されることが効果的である。
【0026】
蛍光体層500は、第1蛍光体層520と第2蛍光体層530を含むことができる。第1蛍光体層520は、凹部511が形成される領域を指すことができる。凹部511は、蛍光体層500の下部面の内側方向に形成される溝であってもよい。第2蛍光体層530は、凸部512が形成された領域を指すことができる。第2蛍光体層530の下部面は、前記樹脂層300の上部面と接触することができる。
【0027】
第1蛍光体層520の高さは、第2蛍光体層530の高さより小さくてもよい。第1蛍光体層520に含まれた蛍光体の含有量は、第2蛍光体層530に含まれる蛍光体層の含有量より小さくてもよい。
【0028】
外部から見た時、第1蛍光体層520と第2蛍光体層530の蛍光体の濃度差によって、第2蛍光体層530から出射される光は第1蛍光体層520から出射される光より濃く見える。第1蛍光体層520と第2蛍光体層530の蛍光体の濃度差によって、イメージまたは文字等を具現することができる。
【0029】
前記拡散層400は、前記樹脂層300と前記蛍光体層500の間に配置される。拡散層400は、複数のパターンを含むことができる。拡散層400は、樹脂層300の水平方向に離隔して配置されてもよい。拡散層400は、行方向に複数のパターンが形成され、列方向に複数のパターンが形成されてもよい。拡散層400は、光源200から出射された光の光度を向上させることができる。拡散層400は、樹脂材質を含むことができる。拡散層400は、ポリカーボネート樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、フッ素系樹脂を含むことができる。光拡散層400は、内部に拡散剤(図示されない)を含むことができる。前記拡散剤は、無機系及び有機系材質を含むことができる。無機系の拡散剤は、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、酸化チタン、水酸化アルミニウム、シリカ、ガラス、タルク、マイカ、ホワイトカーボン、酸化マグネシウム、酸化亜鉛等を含むことができる。有機系の拡散剤は、スチレン系重合体粒子、アクリル系重合体粒子、シロキサン系重合体粒子等を含むことができる。前記拡散剤は、球形状を有することができ、そのサイズは4μm~6μmの範囲を有することができる。前記拡散剤の形状及びサイズは、これに限定されるものではない。
【0030】
図3に示されるように、拡散層400は、第1蛍光体層520の下に配置される。拡散層400は、パターン層510の凹部511の領域に配置される。拡散層400は、第1蛍光体層520の下部面と第2蛍光体層530の側面と接触することができる。第2蛍光体層530の高さh3は、第1蛍光体層520の高さh2と拡散層400の高さh1の和と対応することができる。前記拡散層400の厚さは、前記第2蛍光体層530の厚さの10%以上及び50%未満を含むことができる。前記拡散層400の厚さは、例えば前記第2蛍光体層530の厚さの10%~20%を有することができる。第2蛍光体層530の高さh3が約5mmである場合、拡散層400の高さh1は2.5mm未満であってもよい。前記拡散層400の高さh1または厚さが第2蛍光体層530の高さh3または最大厚さの50%を越えると、拡散層400が外部から視認できることになる。そこで、拡散層400の厚さは、第2蛍光体層530の高さh3または最大厚さの50%未満に形成される。また、拡散層400の厚さが第2蛍光体層530の高さh3の10%未満であると、拡散効果がなくなる。
【0031】
図4に示されるように、点灯イメージ10が「O」状である場合、イメージの中心領域10aに対応する領域は、第1蛍光体層520と拡散層400が配置される。また、イメージの領域10に対応する領域は、第2蛍光体層530が配置される。第2蛍光体層530の蛍光体濃度が第1蛍光体層520の蛍光体濃度より高いので、イメージの領域の色がより濃く表示される。また、イメージの外縁領域10bには、イメージの中心領域10aと同様に第1蛍光体層520と拡散層400を配置して、イメージ領域10より色が薄く表示することができる。ここで、イメージの外縁領域10bに配置された拡散層400の高さをイメージの中心領域10aの拡散層400の高さより高くすると、イメージの外縁領域10bの第1蛍光体層520の濃度は、イメージの中心領域10aの第1蛍光体層520濃度より小さくなり、イメージの外縁領域10bの色をより薄く表示できるようになる。前記点灯イメージの定義は、点灯時に見える形状であり、パターン層の形状であってもよい。または、前記点灯イメージの形状は、前記蛍光体層の下部に配置されるパターン層の形状であってもよい。
【0032】
前記拡散層400は、断面が四角形状を有することができる。拡散層400の形状は、これに限定されるものではない。図5に示されるように、拡散層400の断面は、三角形状、半球形状、一側面に傾斜面が形成された形状、または階段形状を含むことができる。前記拡散層400の形状を変更すると、これに対応する第1蛍光体層520の高さが変わる。第1蛍光体層520の高さによって第1蛍光体520の濃度は異なるようになるので、外部に表出されるイメージの明暗を異なるように具現することができる。拡散層400は、第1蛍光体層520の高さによってその高さが変わるので、拡散効果をより向上させることができる。第1実施例の照明装置は、蛍光体層の下に拡散層を形成することで、低濃度の蛍光体層から光が拡散しないことを防止できる効果がある。
【0033】
図6は、第2実施例に係る照明装置を示した断面図であり、図7は、図6の一部領域を示した拡大図であり、図8及び図9はイメージが点灯された様子を示した図面である。
【0034】
図6に示されるように、第2実施例に係る照明装置1000は、基板100と、前記基板100の上に配置された複数の光源200と、前記光源200の上に配置された樹脂層300と、前記樹脂層300の上に配置された蛍光体層500と、前記樹脂層300と前記蛍光体層500の間に配置された複数の拡散層400を含むことができる。ここで拡散層400を除いた構成は、第1実施例の照明装置の構成と同一であるので、その説明は省略する。
【0035】
前記拡散層400は、第1拡散層410と、第1拡散層410の上に配置される第2拡散層420を含むことができる。第1拡散層410は、樹脂層300の上面の全体面に形成される。第1拡散層410は、樹脂層300の上部面全体と接触することができる。第2拡散層420は、第1拡散層410の上に配置される。第2拡散層420は、複数のパターンを含むことができる。第2拡散層420は、第1拡散層410の水平方向に離隔して配置される。第2拡散層420は、蛍光体層500のパターン層510の凹部511領域に配置される。第2拡散層420は、第1蛍光体層520の下面と第2蛍光体層530の側面と接触することができる。
【0036】
図7に示されるように、第1蛍光体層520の高さh2と第1拡散層410の高さh11と第2拡散層420の高さh12は、第2蛍光体層530の高さh3と第1拡散層410の高さh11と対応することができる。前記第1拡散層410の高さh11は、第2拡散層420の高さh12より小さくてもよい。第1拡散層410の高さh11は、樹脂層300の高さh4の30%未満に形成されてもよい。第1拡散層410の高さh11が樹脂層300の高さh4の30%を越えると、拡散効果がなく、照明装置の全体厚さが厚くなる。
【0037】
前記第2拡散層420の高さh12または厚さは、第2蛍光体層530の高さh3または最大厚さの10%以上且つ50%未満を含むことができる。より好ましくは10%~20%を有することができる。第2拡散層420の高さh12が第2蛍光体層530の高さh3の50%を越えると、拡散層400が外部から視認できることになる。そこで、第2拡散層420は、第2蛍光体層530の高さh3または最大厚さの50%未満に形成されてもよい。また、第2拡散層420が第2蛍光体層530の高さの10%未満であると、拡散効果がなくなる。
【0038】
図8に示されるように、第1拡散層410の高さは異なるように形成することができる。例えば、点灯イメージが「N」、「X」、「D」状である場合、点灯イメージ「N」状に対応する第1拡散層410の高さh1aと点灯イメージ「X」状に対応する第1拡散層410の高さh1bと点灯イメージ「D」状に対応する第1拡散層410の高さh1cは異なるように形成される。このような点灯イメージの形状は文字または多様な記号であってもよい。
【0039】
点灯イメージ「N」状に対応する第1拡散層410の高さh1aは、点灯イメージ「X」状に対応する第1拡散層410の高さh1bより小さく形成されてもよい。このような場合、点灯イメージ「N」状に対応する第2蛍光体層530の高さが点灯イメージ「X」状に対応する第2蛍光体層530の高さより高いので、点灯イメージ「N」と「X」の明暗差が発生する。これと同様に、点灯イメージ「D」状に対応する第1拡散層410の高さh1cを点灯イメージ「N」状と「X」状の第1拡散層410の高さh1a、h1bと異なるように形成することができる。即ち、第1拡散層410の高さに応じて点灯イメージの明暗差を発生させることができる。ここで、前記点灯イメージの線幅を基準として、前記凹部の深さを反比例して形成することができる。即ち、点灯イメージのうち線幅が相対的に大きいイメージの凹部の深さは小さくし、線幅が相対的に小さいイメージの凹部深さは大きくすることができる。また、1つの点灯イメージの凹部の深さは同一であるが、一方向に行くほど点灯イメージの凹部の深さが段々深くまたは低くなるように形成することができる。
【0040】
図9に示されるように、第1拡散層410の上面に2つの傾斜面410a、410cと1つの水平面410bを形成することができる。このような場合、点灯イメージ「D」状は左側から右側に行くほど色が薄くなるようにして3D効果を与えることができる。前記第1拡散層410の上面は、高さが異なる複数の傾斜面410a、410cと前記複数の傾斜面410a、410cの間に配置される水平面410bを含むことができる。前記第1拡散層410の複数の傾斜面410a、410cは、一側から他側に行くほど高さが大きくなるか減少することができる。
【0041】
前記第1拡散層410の凹部は、点灯イメージの両端部または相互反対側エッジを第1及び第2エッジということができ、前記第1エッジに隣接した凹部の深さは、前記第2エッジに隣接した凹部の深さより深く配置されてもよい。前記第1エッジに隣接した凹部の深さは、第2エッジに隣接した凹部に向かって段々低くなってもよい。ここで、段々低くなる深さは、最大深さと、最小深さ、そして同じ深さを有する区間を含むことができる。前記第2エッジに隣接した凹部の深さは、前記第1拡散層410の上面との境界部分であってもよい。反面、前記凹部の深さは、第2エッジで一番深く、第1エッジ方向に段々低くなるように形成されてもよい。前記第1拡散層410で傾斜面を有する凹部は、1つの点灯イメージに対して段々低くなるようにすることができる。または、前記第1拡散層410で前記傾斜面を有する凹部は、複数の点灯イメージの両端部または両エッジを基準として段々低くなるようにまたは段々深くなるようにすることができる。1つのイメージまたは全体イメージにおけるセンター方向への凹部深さが深くなるか、逆にセンター方向に凹部深さが低くなってもよい。または、1つまたは全体イメージにおいて、一側から他側方向または他側から一側方向に凹部の深さが変わってもよい。第2実施例の照明装置は、拡散層400を2つの層で形成することで、各点灯イメージの明暗を効果的に制御できる効果がある。
【0042】
図10は、第3実施例に係る照明装置を示した断面図であり、図11は、第3実施例に係る照明装置の変形例を示した断面図である。
【0043】
図10に示されるように、第3実施例に係る照明装置1000は、基板100と、前記基板100の上に配置される複数の光源200と、前記光源200の上に配置される樹脂層300と、前記樹脂層300の上に配置される蛍光体層500と、前記樹脂層300と前記蛍光体層500の間に配置される複数の拡散層400を含むことができる。ここで拡散層400を除いた構成は、第1実施例の照明装置の構成と同一であるので、その説明は省略する。前記拡散層400は、第1拡散層410と、第1拡散層410の上に配置される第2拡散層420と、前記第1拡散層410の下に配置される第3拡散層430を含むことができる。前記第1拡散層410は、樹脂層300の上面の全体面に形成される。第1拡散層410は、樹脂層300の上部面全体と接触することができる。第2拡散層420は、第1拡散層410の上に配置される。第2拡散層420は、複数のパターンを含むことができる。複数の第2拡散層420は、第1拡散層410の水平方向に離隔して配置されてもよい。第2拡散層420は、蛍光体層500パターン層510の凹部511領域に配置される。前記第2拡散層420は、第1蛍光体層520の下面と第2蛍光体層530の側面と接触することができる。前記複数の第2拡散層420のそれぞれは、前記蛍光体層500の上面方向に突出する第1突出部であってもよい。前記拡散層400は、前記第2拡散層420が配置される領域の厚さが、前記第1拡散層410の領域より厚くてもよい。
【0044】
前記第3拡散層430は、第1拡散層410の下に配置される。第3拡散層430は、複数のパターン層を含むことができる。複数の第3拡散層430は、第1拡散層410の水平方向に離隔して配置されてもよい。第3拡散層430は、第2蛍光体層530と垂直方向に重なるように配置されてもよい。第3拡散層430の形状は、第2拡散層420の形状に対応することができる。第2拡散層420及び第3拡散層430の形状は、第1実施例の照明装置の拡散層の形状に形成することができる。前記複数の第3拡散層430のそれぞれは、前記樹脂層300の下面方向に突出した第2突出部であってもよい。前記拡散層400は、前記第3拡散層430が配置された領域の厚さが、前記第1拡散層410の領域より厚くてもよい。前記第2及び第3拡散層420、430のうち少なくとも1つは垂直方向に重なってもよく、他の1つは重ならなくてもよい。前記第2及び第3拡散層420、430のうち少なくとも1つは同じ形成であってもよく、他の1つは異なる形状であってもよい。
【0045】
第1蛍光体層520の下に配置された拡散層400の高さと第2蛍光体層530の下に配置された拡散層400の高さを同一にすることで、第2蛍光体層520によって光が拡散しない問題を解決すると共に、点灯イメージの全体領域における光度を向上させることができる効果がある。
【0046】
図11に示されるように、第3拡散層430は、第2拡散層420と対応する領域に形成することができる。第3拡散層430は、第2拡散層420と垂直方向に重なるように形成することができる。第3拡散層430は、第2拡散層420の形状に対応することができる。
【0047】
実施例の照明装置は、第1蛍光体層520の下に配置された拡散層400の高さを調節することで、照明装置100の厚さが増えないながらも拡散効果をより向上させることができる効果がある。
図1
図2
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図4
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図7
図8
図9
図10
図11