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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-01-18
(45)【発行日】2024-01-26
(54)【発明の名称】高効率伝送モードサポート
(51)【国際特許分類】
   H04W 52/36 20090101AFI20240119BHJP
   H04W 8/22 20090101ALI20240119BHJP
【FI】
H04W52/36
H04W8/22
【請求項の数】 15
(21)【出願番号】P 2021568752
(86)(22)【出願日】2020-05-22
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-07-25
(86)【国際出願番号】 US2020034384
(87)【国際公開番号】W WO2020243005
(87)【国際公開日】2020-12-03
【審査請求日】2023-04-26
(31)【優先権主張番号】62/852,998
(32)【優先日】2019-05-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】16/880,963
(32)【優先日】2020-05-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】595020643
【氏名又は名称】クゥアルコム・インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
(74)【代理人】
【識別番号】110003708
【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100108855
【弁理士】
【氏名又は名称】蔵田 昌俊
(74)【代理人】
【識別番号】100158805
【弁理士】
【氏名又は名称】井関 守三
(74)【代理人】
【識別番号】100112807
【弁理士】
【氏名又は名称】岡田 貴志
(72)【発明者】
【氏名】ムッカビィリ、クリシュナ・キラン
(72)【発明者】
【氏名】バーク、ジョセフ・パトリック
(72)【発明者】
【氏名】ソリアガ、ジョセフ・ビナミラ
(72)【発明者】
【氏名】アング、ピーター・プイ・ロク
(72)【発明者】
【氏名】アブデルガッファール、ムハンマド・サイード・カイリー
(72)【発明者】
【氏名】グェン、コン
(72)【発明者】
【氏名】ハオ、シャリーヌ
(72)【発明者】
【氏名】ジ、ティンファン
【審査官】望月 章俊
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2017/135044(WO,A1)
【文献】米国特許出願公開第2018/0302906(US,A1)
【文献】特表2011-514035(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W4/00-H04W99/00
H04B7/24-H04B7/26
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
放射に関連する第1の能力に対応する第1の伝送効率動作モードと、放射に関連する第2の能力に対応する第2の伝送効率動作モードとに従って動作することが可能であるユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための方法であって、
前記第1の伝送効率動作モードと、前記第2の伝送効率動作モードとに従って動作するための前記UEの能力の指示を基地局に送信することと、
リソースブロックのセットを備える、前記UEによるアップリンク送信のための周波数割振りを識別することと、
前記周波数割振りのために前記第1の伝送効率動作モードを使用することに関連する電力レベルが、前記周波数割振りのために前記第2の伝送効率動作モードを使用することに関連する電力よりも小さいと決定することと、
前記決定することに少なくとも部分的に基づいて、前記第1の伝送効率動作モードに従って送信するための前記リソースブロックのセットのサブセットを前記UEによって選択することと、
前記能力の前記送信された指示に少なくとも部分的に基づいて、前記第1の伝送効率動作モードに従って前記選択された前記リソースブロックのセットのサブセットを介して信号を前記基地局に送信することと
を備える、方法。
【請求項2】
前記第1の伝送効率動作モードまたは前記第2の伝送効率動作モードに従って送信することは、
前記第1の伝送効率動作モードに従って前記基地局に送信することと、
前記第2の伝送効率動作モードに従って送信することに切り替えることを決定することと、
前記決定することに少なくとも部分的に基づいて、前記第2の伝送効率動作モードに従って前記基地局に送信することとを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
切り替えることを決定することは、
前記基地局から、前記第2の伝送効率動作モードに切り替えるためのコマンドを受信することと、
記受信されたコマンドに応答して前記第2の伝送効率動作モードに従って送信することに切り替えることを決定することとを備える、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
切り替えることを決定することは、
前記UEによって、1つまたは複数のUE動作状態の変化を識別することと、
前記UEによって、前記識別された変化に少なくとも部分的に基づいて、前記第2の伝送効率動作モードに従って送信することに切り替えることを決定することとを備える、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記能力の前記指示は、前記第1の伝送効率動作モードを識別する第1の指標、または前記第2の伝送効率動作モードを識別する第2の指標、またはそれらの組合せを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記能力の前記指示は、前記第1の伝送効率動作モード、または前記第2の伝送効率動作モードを識別する前記第2の指標、またはそれらの組合せに関連付けられる、前記UEのためのパラメータのセットの各々に関する値を備え、前記パラメータのセットは、電力ヘッドルーム、または最大電力低減、またはアンテナ構成の指示、またはバッテリーレベル、または隣接チャネル漏洩比、またはエラーベクトル振幅、または比吸収率、または最大許容暴露量、または前記第1の伝送効率動作モードと前記第2の伝送効率動作モードとの間の切替え速度もしくはレイテンシ、または前記第1もしくは第2の伝送効率動作モード用の伝送帯域幅のうちの1つまたは複数を備える、請求項に記載の方法。
【請求項7】
前記基地局から、前記UEのための第1の帯域幅を識別する構成を受信することと、
前記UEのために構成された前記第1の帯域幅が、前記第1の伝送効率動作モードに関連することを識別することと、
前記識別することに少なくとも部分的に基づいて、前記第1の伝送効率動作モードに従って動作することを決定することとをさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記第1の帯域幅の前記構成は、前記UEのための第1の帯域幅パート構成を備える、請求項に記載の方法。
【請求項9】
前記基地局から、第1の帯域幅内のアップリンクリソースの許可を受信することと、
前記第1の帯域幅が、前記第1の伝送効率動作モードに関連することを識別することと、
前記識別することに少なくとも部分的に基づいて、前記第1の伝送効率動作モードに従って前記アップリンクリソース上で前記基地局に送信することとをさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記基地局から、前記UEが前記第1の伝送効率動作モードを使用する指示を受信することと、ここにおいて、前記指示を受信することは、構成における前記指示、スケジューリング許可、半永続的なレイヤ1シグナリング、または媒体アクセス制御(MAC)制御要素を受信することを備える、
前記受信された指示に少なくとも部分的に基づいて、前記第1の伝送効率動作モードに従って前記基地局に送信することとをさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記基地局から、前記UEが前記第1の伝送効率動作モードを使用してサウンディング基準信号を送信する命令を受信することと、
前記第1の伝送効率動作モードに従って前記サウンディング基準信号を送信することとをさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
放射に関連する前記第1の能力は、第1の隣接チャネル漏洩比、または第1のエラーベクトル振幅、または第1の比吸収率、または第1の最大許容暴露量、またはそれらの組合せを備え、
放射に関連する前記第2の能力は、第2の隣接チャネル漏洩比、または第2のエラーベクトル振幅、または第2の比吸収率、または第2の最大許容暴露量、またはそれらの組合せを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
基地局におけるワイヤレス通信のための方法であって、
ユーザ機器(UE)から、放射に関連する第1の能力に対応する、第1の伝送効率動作モードと、放射に関連する前記第1の能力と比較して緩和されている放射に関連する第2の能力に対応する、第2の伝送効率動作モードとに従って動作するための前記UEの能力の指示を受信することと、ここにおいて、アップリンク送信のための周波数割振りは、前記UEによって識別され、前記周波数割振りは、リソースブロックのセットを備え、前記周波数割振りのために前記第1の伝送効率動作モードを使用することに関連する電力レベルは、前記周波数割振りのために前記第2の伝送効率動作モードを使用することに関連する電力レベルよりも小さいと決定され、前記第1の伝送効率動作モードに従って送信するための前記リソースブロックのセットのサブセットは、前記決定に少なくとも部分的に基づいて、前記UEによって選択される、
前記UEから、前記能力の前記受信された指示に少なくとも部分的に基づいて、前記第1の伝送効率動作モードに従って前記選択された前記リソースブロックのセットのサブセットを介して信号を受信することとを備える、方法。
【請求項14】
第1の伝送効率動作モードと、第2の伝送効率動作モードとに従って動作することが可能であるユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための装置であって、
プロセッサと、
前記プロセッサに結合されたメモリと、
前記メモリに記憶された命令とを備え、前記命令は、前記装置に、
前記第1の伝送効率動作モードと、前記第2の伝送効率動作モードとに従って動作するための前記UEの能力の指示を基地局に送信することと、
リソースブロックのセットを備える、前記UEによるアップリンク送信のための周波数割振りを識別することと、
前記周波数割振りのために前記第1の伝送効率動作モードを使用することに関連する電力レベルが、前記周波数割振りのために前記第2の伝送効率動作モードを使用することに関連する電力よりも小さいと決定することと、
前記決定することに少なくとも部分的に基づいて、前記第1の伝送効率動作モードに従って送信するための前記リソースブロックのセットのサブセットを前記UEによって選択することと、
前記能力の前記送信された指示に少なくとも部分的に基づいて、前記第1の伝送効率動作モードに従って前記選択された前記リソースブロックのセットのサブセットを介して信号を前記基地局に送信することと
を行わせるために前記プロセッサによって実行可能である、装置。
【請求項15】
基地局におけるワイヤレス通信のための装置であって、
プロセッサと、
前記プロセッサに結合されたメモリと、
前記メモリに記憶された命令とを備え、前記命令は、前記装置に、
ユーザ機器(UE)から、放射に関連する第1の能力に対応する、第1の伝送効率動作モードと、放射に関連する前記第1の能力と比較して緩和されている放射に関連する第2の能力に対応する、第2の伝送効率動作モードとに従って動作するための前記UEの能力の指示を受信することと、ここにおいて、アップリンク送信のための周波数割振りは、前記UEによって識別され、前記周波数割振りは、リソースブロックのセットを備え、前記周波数割振りのために前記第1の伝送効率動作モードを使用することに関連する電力レベルは、前記周波数割振りのために前記第2の伝送効率動作モードを使用することに関連する電力レベルよりも小さいと決定され、前記第1の伝送効率動作モードに従って送信するための前記リソースブロックのセットのサブセットは、前記決定に少なくとも部分的に基づいて、前記UEによって選択される、
前記UEから、前記能力の前記受信された指示に少なくとも部分的に基づいて、前記第1の伝送効率動作モードに従って前記選択された前記リソースブロックのセットのサブセットを介して信号を受信することと
を行わせるために前記プロセッサによって実行可能である、装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
相互参照
[0001]本特許出願は、各々が本出願の譲受人に譲渡された、2019年5月25日に出願された「High Efficiency Transmission Mode Signaling」と題する、Mukkavilliらによる米国仮特許出願第62/852,998号、および2020年5月21日に出願された「High Efficiency Transmission Mode Signaling」と題する、Mukkavilliらによる米国特許出願第16/880,963号の利益を主張する。
【背景技術】
【0002】
[0002]以下は、一般にワイヤレス通信に関し、より詳細には、高効率伝送モードシグナリングに関する。
【0003】
[0003]ワイヤレス通信システムは、音声、ビデオ、パケットデータ、メッセージング、ブロードキャストなどの様々なタイプの通信コンテンツを提供するために広く展開されている。これらのシステムは、利用可能なシステムリソース(たとえば、時間、周波数、および電力)を共有することによって、複数のユーザとの通信をサポートすることが可能であり得る。そのような多元接続システムの例は、ロングタームエボリューション(LTE(登録商標))システム、LTEアドバンスト(LTE-A)システム、またはLTE-A Proシステムなどの第4世代(4G)システム、および新無線(NR)システムと呼ばれることがある第5世代(5G)システムを含む。これらのシステムは、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交周波数分割多元接続(OFDMA)、または離散フーリエ変換拡散直交周波数分割多重化(DFT-S-OFDM)などの技術を採用し得る。
【0004】
[0004]ワイヤレス多元接続通信システムは、場合によってはユーザ機器(UE)として知られていることがある、複数の通信デバイスのための通信を各々が同時にサポートする、いくつかの基地局またはネットワークアクセスノードを含み得る。いくつかの場合には、ワイヤレス通信システム内の様々なUEは、基地局または他のUEと通信するために、様々な電力要件またはハードウェア(たとえば、電力増幅器)を有し得る。たとえば、様々なUEは、様々な電力要件を実現することが可能な様々な電力増幅器を使用し得る。ワイヤレス通信システムは、電力を非効率的に運用するUEをもたらす、チャネル漏洩要件を有する場合がある。同じワイヤレス通信システム内の様々なUEの様々な電力要件に対応するための効率的な技法が望まれる。
【発明の概要】
【0005】
[0005]説明する技法は、高効率伝送モードシグナリングをサポートする、改善された方法、システム、デバイス、および装置に関する。一般に、説明する技法は、第1の伝送効率動作モードと、第2の伝送効率動作モードとに従って動作するユーザ機器(UE)を可能にする。たとえば、第1の伝送効率動作モード(たとえば、高効率伝送モード)は、放射(たとえば、隣接チャネルまたは周波数、たとえば事業者の帯域幅内の他のチャネルを含む、特定の帯域幅内の他のチャネルなどへの漏洩または他の放射)に関連する第1の能力に対応し得、第2の伝送効率動作モードは、第1の能力効率モード(たとえば、通常の効率伝送モード)とは異なる放射に関連する第2の能力に対応し得る。放射に関連する能力は、UEから隣接する周波数およびチャネルへのアップリンク送信に関する電力漏洩に制限を設ける、様々な隣接チャネル漏洩比(ACLR:adjacent channel leakage ratio)要件を含み得る。いくつかの場合には、第1の伝送効率動作モードおよび対応する放射に関連する第1の能力は、第2の伝送効率動作モードおよび対応する放射に関連する第2の能力と比較して、より高い電力漏洩を有し得る(たとえば、第2の伝送効率動作モードにおける放射に関連する第2の能力は、第1の伝送効率動作モードにおける放射に関連する第1の能力に対して緩和されている)。したがって、UEは、両方の伝送効率動作モードに従って動作すべきUEの能力の指示を基地局に送信し得、次いで、その指示に基づき、第1の伝送効率動作モードまたは第2の伝送効率動作モードに従って、アップリンクメッセージを送信し得る。
【0006】
[0006]いくつかの場合には、基地局は、UEがどちらの動作モードを使用すべきかを決定し、この決定の指示をUEに送信し得るが、次いで、UEは、決定された動作モードに従ってアップリンクメッセージを送信する。追加または代替として、基地局は、異なる伝送効率動作モードの指示を送信し得、UEは、その指示に続いて、どちらの伝送効率動作モードを使用すべきかを(たとえば、自律的に)決定し得る。いくつかの場合には、UEは、アップリンクメッセージにおいて、制限された帯域幅(たとえば、高効率動作モードなどの、伝送効率動作モードの特定のセットに従って使用するために確保された帯域幅)で構成される場合、第1の伝送効率動作モードを使用し得、ここで、UEは、制限された帯域幅においてスケジュールされるか、または制限された帯域幅内でスケジュールされるように構成される。
【0007】
[0007]放射に関連する第1の能力に対応する第1の伝送効率動作モードと、放射に関連する第2の能力に対応する第2の伝送効率動作モードとに従って動作することが可能であるUEにおけるワイヤレス通信の方法、その方法が含むものについて説明される。本方法は、第1の伝送効率動作モードと第2の伝送効率動作モードとに従って動作するUEの能力の指示を基地局に送信することと、能力の送信された指示に基づき、第1の伝送効率動作モードまたは第2の伝送効率動作モードに従って基地局に送信することとを含み得る。
【0008】
[0008]放射に関連する第1の能力に対応する第1の伝送効率動作モードと、放射に関連する第2の能力に対応する第2の伝送効率動作モードとに従って動作することが可能であるUEにおけるワイヤレス通信のための装置、その方法が含むものについて説明される。本装置は、プロセッサと、プロセッサに結合されたメモリと、メモリ内に記憶された命令とを含み得る。この命令は、本装置に、第1の伝送効率動作モードと第2の伝送効率動作モードとに従って動作するUEの能力の指示を基地局に送信することと、能力の送信された指示に基づき、第1の伝送効率動作モードまたは第2の伝送効率動作モードに従って基地局に送信することとを行わせるためにプロセッサによって実行可能であり得る。
【0009】
[0009]放射に関連する第1の能力に対応する第1の伝送効率動作モードと、放射に関連する第2の能力に対応する第2の伝送効率動作モードとに従って動作することが可能であるUEにおけるワイヤレス通信のための別の装置、その方法が含むものについて説明される。本装置は、第1の伝送効率動作モードと第2の伝送効率動作モードとに従って動作するUEの能力の指示を基地局に送信し、能力の送信された指示に基づき、第1の伝送効率動作モードまたは第2の伝送効率動作モードに従って基地局に送信するための手段を含み得る。
【0010】
[0010]放射に関連する第1の能力に対応する第1の伝送効率動作モードと、放射に関連する第2の能力に対応する第2の伝送効率動作モードとに従って動作することが可能であるUEにおけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体、その方法が含むものについて説明される。このコードは、第1の伝送効率動作モードと第2の伝送効率動作モードとに従って動作するUEの能力の指示を基地局に送信し、能力の送信された指示に基づき、第1の伝送効率動作モードまたは第2の伝送効率動作モードに従って基地局に送信するためにプロセッサによって実行可能な命令を含み得る。
【0011】
[0011]本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、第1の伝送効率動作モードまたは第2の伝送効率動作モードに従って送信することは、第1の伝送効率動作モードに従って基地局に送信し、第2の伝送効率動作モードに従った送信に切り替えることを決定し、この決定に基づき、第2の伝送効率動作モードに従って基地局に送信するための動作、機能、手段、または命令を含み得る。
【0012】
[0012]本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、切り替えることを決定することは、基地局から、第2の伝送効率動作モードに切り替えるためのコマンドを受信し、応答受信されたコマンドに第2の伝送効率動作モードに従った送信に切り替えることを決定するための動作、機能、手段、または命令を含み得る。
【0013】
[0013]本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、切り替えることを決定することは、UEによって、1つまたは複数のUEの動作状態の変化を識別し、UEによって、識別された変化に基づき、第2の伝送効率動作モードに従った送信に切り替えることを決定するための動作、機能、手段、または命令を含み得る。
【0014】
[0014]本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、能力の指示は、第1の伝送効率動作モードを識別する第1の指標、または第2の伝送効率動作モードを識別する第2の指標、またはそれらの組合せを含む。
【0015】
[0015]本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、能力の指示は、第1の伝送効率動作モード、または第2の伝送効率動作モードを識別する第2の指標、またはそれらの組合せに関連付けられ得るUEのためのパラメータのセットの各々に関する値を含む。
【0016】
[0016]本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、パラメータのセットは、電力ヘッドルーム、または最大電力低減、またはアンテナ構成の指示、またはバッテリーレベル、または隣接チャネル漏洩比、またはエラーベクトル振幅、または比吸収率、または最大許容暴露量、または第1の伝送効率動作モードと第2の伝送効率動作モードとの間の切替え速度もしくはレイテンシ、または第1もしくは第2の伝送効率動作モード用の伝送帯域幅のうちの1つまたは複数を含む。
【0017】
[0017]本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、基地局から、UEのための第1の帯域幅を識別する構成を受信し、UEのために構成された第1の帯域幅が第1の伝送効率動作モードに関連付けられ得ることを識別し、識別することに基づき第1の伝送効率動作モードに従って動作することを決定するための動作、機能、手段、または命令をさらに含み得る。
【0018】
[0018]本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、UEのための第1の帯域幅パート構成を含む第1の帯域幅の構成。
【0019】
[0019]本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、基地局から、第1の帯域幅におけるアップリンクリソースの許可を受信し、第1の帯域幅が第1の伝送効率動作モードに関連付けられ得ることを識別し、識別することに基づき第1の伝送効率動作モードに従ってアップリンクリソース上で基地局に送信するための動作、機能、手段、または命令をさらに含み得る。
【0020】
[0020]本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、基地局から、UEが第1の伝送効率動作モードを使用する指示を受信し、受信された指示に基づき第1の伝送効率動作モードに従って基地局に送信するための動作、機能、手段、または命令をさらに含み得る。
【0021】
[0021]本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、指示を受信することは、構成における指示、スケジューリング許可、半永続的なレイヤ1シグナリング、または媒体アクセス制御(MAC)制御要素を受信するための動作、機能、手段、または命令を含み得る。
【0022】
[0022]本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、基地局から、UEが第1の伝送効率動作モードを使用してサウンディング基準信号を送信する命令を受信し、第1の伝送効率動作モードに従ってサウンディング基準信号を送信するための動作、機能、手段、または命令をさらに含み得る。
【0023】
[0023]本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、基地局から、UEが第1の伝送効率動作モードまたは第2の伝送効率動作モードの一方を選択することを許可され得るという指示を受信し、受信された指示に基づき、第1の伝送効率動作モードに従って送信することを選択し、選択された第1の伝送効率動作モードに従って基地局に送信するための動作、機能、手段、または命令をさらに含み得る。
【0024】
[0024]本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、指示を受信することは、構成における指示、スケジューリング許可、半永続的なレイヤ1シグナリング、またはMAC制御要素を受信するための動作、機能、手段、または命令を含み得る。
【0025】
[0025]本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、リソースブロックのセットを含む、UEによるアップリンク送信のための周波数割振りを識別し、周波数割振りのために第1の伝送効率動作モードを使用することに関連する電力レベルが、周波数割振りのために第2の伝送効率動作モードを使用することに関連する電力よりも小さい場合があることを決定し、その決定に基づき、UEによって、第1の伝送効率動作モードに従った送信のためのリソースブロックのセットのサブセットを選択するための動作、機能、手段、または命令をさらに含み得る。
【0026】
[0026]本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、放射に関連する第1の能力は、第1の隣接チャネル漏洩比、または第1のエラーベクトル振幅、または第1の比吸収率、または第1の最大許容暴露量、またはそれらの組合せを含み、放射に関連する第2の能力は、第2の隣接チャネル漏洩比、または第2のエラーベクトル振幅、または第2の比吸収率、または第2の最大許容暴露量、またはそれらの組合せを含む。
【0027】
[0027]基地局におけるワイヤレス通信の方法について説明される。本方法は、UEから、放射に関連する第1の能力に対応する第1の伝送効率動作モードと、放射に関連する第1の能力に対して緩和されている、放射に関連する第2の能力に対応する第2の伝送効率動作モードとに従って動作するUEの能力の指示を受信することと、能力の受信された指示に基づき、第1の伝送効率動作モードまたは第2の伝送効率動作モードに従ってUEから信号を受信することとを含み得る。
【0028】
[0028]基地局におけるワイヤレス通信のための装置について説明される。本装置は、プロセッサと、プロセッサに結合されたメモリと、メモリ内に記憶された命令とを含み得る。これらの命令は、本装置に、放射に関連する第1の能力に対応する第1の伝送効率動作モードと、放射に関連する第1の能力に対して緩和されている、放射に関連する第2の能力に対応する第2の伝送効率動作モードとに従って動作するUEの能力の指示をUEから受信することと、能力の受信された指示に基づき、第1の伝送効率動作モードまたは第2の伝送効率動作モードに従ってUEからの信号を受信することとを行わせるためにプロセッサによって実行可能であり得る。
【0029】
[0029]基地局におけるワイヤレス通信のための別の装置について説明される。本装置は、UEから、放射に関連する第1の能力に対応する第1の伝送効率動作モードと、放射に関連する第1の能力に対して緩和されている、放射に関連する第2の能力に対応する第2の伝送効率動作モードとに従って動作するUEの能力の指示を受信し、能力の受信された指示に基づき、第1の伝送効率動作モードまたは第2の伝送効率動作モードに従ってUEから信号を受信するための手段を含み得る。
【0030】
[0030]基地局におけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体について説明される。このコードは、UEから、放射に関連する第1の能力に対応する第1の伝送効率動作モードと、放射に関連する第1の能力に対して緩和されている、放射に関連する第2の能力に対応する第2の伝送効率動作モードとに従って動作するUEの能力の指示を受信し、能力の受信された指示に基づき、第1の伝送効率動作モードまたは第2の伝送効率動作モードに従ってUEから信号を受信するためにプロセッサによって実行可能な命令を含み得る。
【0031】
[0031]本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、UEから、第1の伝送効率動作モードに従ってアップリンク信号を受信し、UEに、第2の伝送効率動作モードに切り替えるためのコマンドを送信し、UEから、第2の伝送効率動作モードに従ってアップリンク信号を受信するための動作、機能、手段、または命令をさらに含み得る。
【0032】
[0032]本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、能力の指示は、第1の伝送効率動作モードを識別する第1の指標、または第2の伝送効率動作モードを識別する第2の指標、またはそれらの組合せを含む。
【0033】
[0033]本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、能力の指示は、第1の伝送効率動作モード、または第2の伝送効率動作モードを識別する第2の指標、またはそれらの組合せに関連付けられ得るUEのためのパラメータのセットの各々に関する値を含む。
【0034】
[0034]本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、パラメータのセットは、電力ヘッドルーム、または最大電力低減、またはアンテナ構成の指示、またはバッテリーレベルのうちの1つまたは複数を含む。
【0035】
[0035]本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、放射に関連する第1の能力は、第1の隣接チャネル漏洩比、または第1のエラーベクトル振幅、または第1の比吸収率、または第1の最大許容暴露量、またはそれらの組合せを含み、放射に関連する第2の能力は、第2の隣接チャネル漏洩比、または第2のエラーベクトル振幅、または第2の比吸収率、または第2の最大許容暴露量、またはそれらの組合せを含む。
【図面の簡単な説明】
【0036】
図1】[0036]本開示の態様による、高効率伝送モードシグナリングをサポートするワイヤレス通信のためのシステムの一例を示す図。
図2】[0037]本開示の態様による、高効率伝送モードシグナリングをサポートするワイヤレス通信システムの一例を示す図。
図3】[0038]本開示の態様による、高効率伝送モードシグナリングをサポートする動作モードの一例を示す図。
図4】本開示の態様による、高効率伝送モードシグナリングをサポートする動作モードの一例を示す図。
図5】本開示の態様による、高効率伝送モードシグナリングをサポートする動作モードの一例を示す図。
図6】[0039]本開示の態様による、高効率伝送モードシグナリングをサポートするプロセスフローの一例を示す図。
図7】[0040]本開示の態様による、高効率伝送モードシグナリングをサポートするデバイスのブロック図。
図8】本開示の態様による、高効率伝送モードシグナリングをサポートするデバイスのブロック図。
図9】[0041]本開示の態様による、高効率伝送モードシグナリングをサポートする通信マネージャのブロック図。
図10】[0042]本開示の態様による、高効率伝送モードシグナリングをサポートするデバイスを含むシステムの図。
図11】[0043]本開示の態様による、高効率伝送モードシグナリングをサポートするデバイスのブロック図。
図12】本開示の態様による、高効率伝送モードシグナリングをサポートするデバイスのブロック図。
図13】[0044]本開示の態様による、高効率伝送モードシグナリングをサポートする通信マネージャのブロック図。
図14】[0045]本開示の態様による、高効率伝送モードシグナリングをサポートするデバイスを含むシステムの図。
図15】[0046]本開示の態様による、高効率伝送モードシグナリングをサポートする方法を示すフローチャート。
図16】本開示の態様による、高効率伝送モードシグナリングをサポートする方法を示すフローチャート。
図17】本開示の態様による、高効率伝送モードシグナリングをサポートする方法を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0037】
[0047]いくつかのワイヤレス通信システムでは、基地局は、周波数リソース(たとえば、リソース割振り)によってユーザ機器(UE)を構成し得、そこで、スケジュールド送信が、基地局とUEとの間で起こり得る(たとえば、アップリンクおよび/またはダウンリンクの通信)。たとえば、UEから基地局への任意のアップリンク送信は、構成された周波数リソース内で起こり得、そこで、アップリンク送信に関連する送信電力も、周波数リソースに限定される。しかしながら、いくつかの場合には、UEは、高効率伝送モードで動作することが可能であり得、そこで、アップリンク送信の1つがアップリンク送信用の構成された周波数リソースよりも外側の他の周波数リソース内に流出させる電力をもたらす、電力漏洩が起こり得る。他の周波数リソースの例は、隣接する周波数リソースまたはチャネル、事業者の帯域幅内の他のチャネル、他のシステムの他のチャネル、UEの電力増幅器の帯域外の高調波を含むチャネル(たとえば、そのようなチャネルは、様々な事業者によって使用される場合)などであり得る。高効率のまたは標準的な伝送モードで動作するための本明細書で説明する技法は、隣接チャネルもしくは他の周波数リソースの放射、または他の帯域外のチャネルへの放射、またはUEの送信によって引き起こされる送信によって影響を受けるそのようなチャネル(たとえば、漏洩、放射など)の何らかの組合せを考慮しながら、適用され得る。
【0038】
[0048]上記で参照した電力漏洩は、電力が(たとえば、どれくらいの量の電力が)隣接する周波数リソース内に漏洩するかどうかを識別する隣接チャネル漏洩比(ACLR)放射テストによって測定され得る。いくつかの場合には、電力漏洩は、主題の他の帯域外放射(たとえば、スペクトル放射、非隣接チャネル漏洩など)であり得る。そのような電力漏洩は、チャネル内電力に対するチャネル外放射の比較測定である、スペクトル放射マスク(SEM:spectrum emissions mask)に従って、測定されるか、または場合によっては決定され得る。SEMは、他のチャネルまたは他のシステムに干渉する余分の放射を測定するために使用され得る。したがって、不合格になった1つまたは複数のACLR放射(たとえば、隣接チャネル内への電力漏洩)に基づいて、UEは、UEが近くのUEまたは隣接する周波数リソースを使用するUEを妨害するか、またはそれらに干渉する機会を低減するために、対応するアップリンク送信を送信することを控え得る。いくつかの場合には、電力漏洩は、構成された周波数リソースの境界においてより一般的であり得、そこで、送信電力が、隣接する周波数リソースにより近いことに基づいて、隣接する周波数リソース内により漏洩しやすい。
【0039】
[0049]いくつかの場合には、UEは、UEに対するエラーベクトル振幅(EVM)要件が比較的低くても(たとえば、場合によってはUEが満たすことができる要件ほど高くなくても)、より低い電力増幅器(PA)効率モードで動作するように制限され得る。より低いPA効率モードは、UEのACLRが、ワイヤレス通信システム内の他のUEに影響を及ぼさず、および/または、隣接する動作帯域に影響を及ぼさないことを確実にし得る。しかしながら、UEがいくつかの動作モード(たとえば、低効率、線形および高効率、非線形など)を有する場合、UEおよびネットワークは、様々なUE要件に応じて動作モードを拾い得る(たとえば、セルエッジUEのカバレージは、低スペクトル効率モードなどに高いEVMを要求しない場合がある)。加えて、様々なUE(たとえば、新しいカテゴリーのデバイス、スマートウォッチなど)は、電力とサイズの両方(たとえば、PAクラス、バッテリーなど)が制限されるセルラーネットワーク上で使用可能になり得る。したがって、様々な動作モードは、UEがより高い効率に適応するために望まれ得る。
【0040】
[0050]本明細書で説明するように、UEは、UEが使用することが可能である様々な動作モード(たとえば、通常の伝送効率動作モード、高伝送効率動作モードなど)の指示を基地局に送信し得る。たとえば、様々な動作モードは、様々なレベルの効率に対する様々なデシベル(dB)範囲を含み得る(たとえば、より高い効率は、より大きいdB範囲をもつより低い効率よりも小さいdB範囲を有する)。いくつかの場合には、様々な動作モードのこの指示は、UEの電力パラメータの値(たとえば、電力ヘッドルーム(PHR:power headroom)、最大電力低減(MPR:maximum power reduction)など)、UEのアンテナ構成およびアンテナパラメータ、UEに関するバッテリー状態情報または利用可能な電力の他の指示、UEの状態などを含み得る。したがって、指示に基づいて、基地局は、UEの様々な動作モードを決定し得る。いくつかの場合には、基地局は、UEが特定の動作モードを使用する後続の指示をシグナリングし得る。追加または代替として、基地局は、UEが使用する可能な動作モードの追加の指示をシグナリングし得、UEは、どちらの動作モードを使用すべきかを(たとえば、基地局からの追加のシグナリングのないUEにおける自律的な決定に基づいて)決定し得る。いくつかの場合には、UEは、スケジューリング決定(たとえば、スケジューリング許可、構成など)がUEにとって電力効率的であるかどうか(たとえば、UE支援情報)を基地局に指示し得、これは、UEが使用する動作モードを基地局が決定することを可能にし得る。
【0041】
[0051]加えて、UEは、アップリンク通信に関して制限された帯域幅(たとえば、特定の帯域幅パート(BWP:bandwidth part))で構成される場合、高伝送効率モードを使用し得、ここで、UEは、制限された帯域幅においてスケジュールされるか、または制限された帯域幅内でスケジュールされるように構成される。たとえば、基地局が、高伝送効率動作モード用に構成されたある制限された帯域幅において通信するようにUEを構成する場合、UEは、制限された帯域幅を使用するように構成されることに基づいて高伝送効率動作モードを使用することを決定し得る。いくつかの場合には、様々な動作モードが可能であるUEの指示に基づいて、基地局および/またはUEは、任意のACLR放射障害(たとえば、漏洩放射テスト障害)を緩和し得る。たとえば、構成された周波数リソースの境界の近傍で行われるように元来スケジュールされた任意のアップリンク送信は(たとえば、したがって、隣接チャネル内に漏洩し得る)、構成された周波数リソースの中心周波数リソース上で行われるように移動(たとえば、シフト)させられ得る。追加または代替として、基地局は、UEからの高効率伝送に適応するために、ACLR放射の要件を緩和し、および/または干渉除去を改善し得る(たとえば、基地局は、対応する送信電力がUEのために構成された周波数リソースの外側の周波数リソース内に漏洩しても、UEがアップリンクメッセージを送信することを可能にし得る)。
【0042】
[0052]本明細書で説明する主題の特定の態様は、1つまたは複数の利点を実現するように実装され得る。説明する技法は、デバイスが電力消費量を減少させ、バッテリー電力を節約し、バッテリー寿命を延長し、全体的なデバイス効率を改善し、改善されたユーザエクスペリエンスをもたらし得るように、システム効率の改善をサポートし得る。したがって、サポートされる技法は、改善されたネットワーク動作を含み得、いくつかの例では、利益の中でも、デバイスおよびネットワークの効率を増進し得る。
【0043】
[0053]本開示の態様について、初めにワイヤレス通信システムのコンテキストにおいて説明される。加えて、本開示の態様は、追加のワイヤレス通信システム、電力増幅器の例、UEに関する様々な動作モード、UEの電力範囲、およびプロセスフローを通して説明される。本開示の態様は、高効率伝送モードシグナリングに関する装置図、システム図、およびフローチャートによってさらに示され、これらを参照して説明される。
【0044】
[0054]図1は、本開示の態様による、高効率伝送モードシグナリングをサポートするワイヤレス通信システム100の一例を示す。ワイヤレス通信システム100は、基地局105と、UE115と、コアネットワーク130とを含む。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、ロングタームエボリューション(LTE)ネットワーク、LTEアドバンスト(LTE-A)ネットワーク、LTE-Aプロネットワーク、または新無線(NR)ネットワークであり得る。いくつかの場合には、ワイヤレス通信システム100は、拡張ブロードバンド通信、超高信頼(たとえば、ミッションクリティカル)通信、低レイテンシ通信、または低コストおよび低複雑度デバイスを用いた通信をサポートし得る。
【0045】
[0055]基地局105は、1つまたは複数の基地局アンテナを介してUE115とワイヤレスに通信し得る。本明細書で説明する基地局105は、基地トランシーバ局、無線基地局、アクセスポイント、無線トランシーバ、ノードB、eノードB(eNB)、次世代ノードBもしくはギガノードB(そのいずれもgNBと呼ばれることがある)、ホームノードB、ホームeノードB、または何らかの他の好適な用語を含み得るか、または当業者によってそのように呼ばれることがある。ワイヤレス通信システム100は、異なるタイプの基地局105(たとえば、マクロ基地局またはスモールセル基地局)を含み得る。本明細書で説明されるUE115は、マクロeNB、スモールセルeNB、gNB、リレー基地局などを含む、様々なタイプの基地局105およびネットワーク機器と通信することが可能であり得る。
【0046】
[0056]各基地局105は、様々なUE115との通信がサポートされる特定の地理的カバレージエリア110に関連し得る。各基地局105は、通信リンク125を介してそれぞれの地理的カバレージエリア110に通信カバレージを与え得、基地局105とUE115との間の通信リンク125は、1つまたは複数のキャリアを利用し得る。ワイヤレス通信システム100に示されている通信リンク125は、UE115から基地局105へのアップリンク送信、または基地局105からUE115へのダウンリンク送信を含み得る。ダウンリンク送信は順方向リンク送信と呼ばれることもあるが、アップリンク送信は逆方向リンク送信と呼ばれることもある。
【0047】
[0057]基地局105のための地理的カバレージエリア110は、地理的カバレージエリア110の一部分を構成するセクタに分割され得、各セクタはセルに関連し得る。たとえば、各基地局105は、マクロセル、スモールセル、ホットスポット、もしくは他のタイプのセル、またはそれらの様々な組合せに通信カバレージを提供し得る。いくつかの例では、基地局105は可動であり、したがって、移動する地理的カバレージエリア110に通信カバレージを与え得る。いくつかの例では、異なる技術に関連する異なる地理的カバレージエリア110は重複し得、異なる技術に関連する重複する地理的カバレージエリア110は、同じ基地局105によってまたは異なる基地局105によってサポートされ得る。ワイヤレス通信システム100は、たとえば、異なるタイプの基地局105が様々な地理的カバレージエリア110にカバレージを与える異種LTE/LTE-A/LTE-A ProまたはNRネットワークを含み得る。
【0048】
[0058]「セル」という用語は、(たとえば、キャリア上の)基地局105との通信のために使用される論理通信エンティティを指し、同じまたは異なるキャリアを介して動作するネイバリングセルを区別するための識別子(たとえば、物理セル識別子(PCID)、仮想セル識別子(VCID))に関連し得る。いくつかの例では、キャリアは複数のセルをサポートし得、異なるセルは、異なるタイプのデバイスにアクセスを与え得る異なるプロトコルタイプ(たとえば、マシンタイプ通信(MTC)、狭帯域モノのインターネット(NB-IoT)、拡張モバイルブロードバンド(eMBB)など)に従って構成され得る。いくつかの場合には、「セル」という用語は、論理エンティティが動作する地理的カバレージエリア110の一部分(たとえば、セクタ)を指し得る。
【0049】
[0059]UE115は、ワイヤレス通信システム100全体にわたって分散され得、各UE115は固定または移動であり得る。UE115は、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、リモートデバイス、ハンドヘルドデバイス、もしくは加入者デバイス、または何らかの他の好適な用語で呼ばれることもあり、ここで、「デバイス」は、ユニット、局、端末、またはクライアントと呼ばれることもある。UE115は、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、またはパーソナルコンピュータなどのパーソナル電子デバイスであってよい。いくつかの例では、UE115は、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、モノのインターネット(IoT)デバイス、あらゆるモノのインターネット(IoE)デバイス、またはMTCデバイスなどと呼ばれる場合もあり、それらは、アプライアンス、車両、メータなどの様々な物品に実装されてよい。
【0050】
[0060]MTCデバイスまたはIoTデバイスなどのいくつかのUE115は、低コストまたは低複雑度のデバイスであってよく、(たとえば、機械間(M2M)通信を介する)機械間の自動通信を実現することできる。M2M通信またはMTCは、デバイスが人間の介入なしに、互いにまたは基地局105と通信することを可能にするデータ通信技術を指す場合がある。いくつかの例では、M2M通信またはMTCは、情報を測定またはキャプチャするためにセンサまたはメータを組み込み、情報を利用することができる中央サーバもしくはアプリケーションプログラムにその情報を中継するか、またはプログラムもしくはアプリケーションと対話する人間に情報を提示するデバイスからの通信を含んでよい。いくつかのUE115は、情報を収集するか、または機械の自動化動作を可能にするように設計されてよい。MTCデバイス用のアプリケーションの例には、スマートメータリング、在庫監視、水位監視、機器監視、ヘルスケア監視、野生生物監視、天候および地質学的事象監視、フリート管理およびトラッキング、リモートセキュリティ検知、物理的アクセス制御、ならびにトランザクションベースのビジネス課金が含まれる。
【0051】
[0061]いくつかのUE115は、半二重通信などの電力消費量を低減する動作モード(たとえば、送信および受信を同時にではなく、送信または受信を介した一方向通信をサポートするモード)を採用するように構成され得る。いくつかの例では、半二重通信は低減されたピークレートで実行されてよい。UE115のための他の電力節約技法には、アクティブ通信に従事していないときに電力節約「ディープスリープ」モードに入ること、または(たとえば、狭帯域通信に従って)制限された帯域幅上で動作することが含まれる。場合によっては、UE115は、重要な機能(たとえば、ミッションクリティカル機能)をサポートするように設計されてよく、ワイヤレス通信システム100は、これらの機能のための超高信頼通信を提供するように構成されてよい。
【0052】
[0062]いくつかの場合には、UE115はまた、(たとえば、ピアツーピア(P2P)またはデバイスツーデバイス(D2D)プロトコルを使用して)他のUE115と直接通信することが可能であり得る。D2D通信を利用するUE115のグループのうちの1つまたは複数は、基地局105の地理的カバレージエリア110内にある場合がある。そのようなグループ内の他のUE115は、基地局105の地理的カバレージエリア110外にあるか、またはさもなければ基地局105からの伝送を受信することができない場合がある。いくつかの場合には、D2D通信を介して通信するUE115のグループは、各UE115がグループ内のあらゆる他のUE115に送信する1対多(1:M)システムを利用し得る。いくつかの場合には、基地局105は、D2D通信のためのリソースのスケジューリングを容易にする。他の場合には、D2D通信は、基地局105の関与なしにUE115間で実行される。
【0053】
[0063]基地局105は、コアネットワーク130および互いと通信することができる。たとえば、基地局105は、バックホールリンク132を通して(たとえば、S1、N2、N3、または他のインターフェースを介して)コアネットワーク130とインターフェースし得る。基地局105は、直接(たとえば、基地局105間で直接)または間接的に(たとえば、コアネットワーク130を介して)バックホールリンク134を介して(たとえば、X2、Xn、または他のインターフェースを介して)互いに通信し得る。
【0054】
[0064]コアネットワーク130は、ユーザ認証と、アクセス許可と、トラッキングと、インターネットプロトコル(IP)接続性と、他のアクセス、ルーティング、またはモビリティ機能とを提供し得る。コアネットワーク130は、少なくとも1つのモビリティ管理エンティティ(MME)と、少なくとも1つのサービングゲートウェイ(S-GW)と、少なくとも1つのパケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ(P-GW)とを含み得る、発展型パケットコア(EPC)であり得る。MMEは、EPCに関連付けられた基地局105によってサービスされるUE115のためのモビリティ、認証、およびベアラ管理などの非アクセス層(たとえば、制御プレーン)機能を管理し得る。ユーザIPパケットはS-GWを通して転送され得、S-GW自体はP-GWに接続され得る。P-GWは、IPアドレス割振りならびに他の機能を提供し得る。P-GWは、ネットワーク事業者IPサービスに接続され得る。事業者IPサービスは、インターネット、イントラネット、IPマルチメディアサブシステム(IMS)、またはパケット交換(PS)ストリーミングサービスへのアクセスを含み得る。
【0055】
[0065]基地局105などのネットワークデバイスのうちの少なくともいくつかは、アクセスノードコントローラ(ANC)の一例であり得る、アクセスネットワークエンティティなどの副構成要素を含み得る。各アクセスネットワークエンティティは、無線ヘッド、スマート無線ヘッド、または送信/受信ポイント(TRP)と呼ばれることがある、いくつかの他のアクセスネットワーク送信エンティティを通してUE115と通信し得る。いくつかの構成では、各アクセスネットワークエンティティまたは基地局105の様々な機能は、様々なネットワークデバイス(たとえば、無線ヘッドおよびアクセスネットワークコントローラ)にわたって分散されるか、または単一のネットワークデバイス(たとえば、基地局105)に統合されてよい。
【0056】
[0066]ワイヤレス通信システム100は、通常、300メガヘルツ(MHz)~300ギガヘルツ(GHz)の範囲の1つまたは複数の周波数帯域を使用して動作し得る。概して、300MHzから3GHzまでの領域は、波長が約1デシメートルから1メートルまでの長さの範囲なので、極超短波(UHF)領域またはデシメートル帯域として知られている。UHF波は、建物および環境特徴によってブロックまたはリダイレクトされる場合がある。しかしながら、波は、マクロセルが屋内に位置するUE115にサービスを提供するために、十分に構造を透過することができる。UHF波の伝送は、300MHz未満のスペクトルの高周波(HF)部分または超短波(VHF)部分のより小さい周波数およびより長い波を使用する伝送と比較して、より小さいアンテナおよびより短い距離(たとえば、100km未満)と関連付けられてよい。
【0057】
[0067]ワイヤレス通信システム100は、センチメートル帯域としても知られている3GHzから30GHzまでの周波数帯域を使用して、超高周波(SHF)領域内で動作することもできる。SHF領域は、他のユーザからの干渉を許容することが可能であり得るデバイスによって機会主義的に使用され得る、5GHz産業科学医療用(ISM)帯域などの帯域を含む。
【0058】
[0068]ワイヤレス通信システム100はまた、ミリメートル帯域としても知られる(たとえば、30GHzから300GHzまでの)スペクトルの極高周波(EHF)領域において動作し得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、UE115と基地局105との間のミリメートル波(mmW)通信をサポートし得、それぞれのデバイスのEHFアンテナは、UHFアンテナよりもさらに小さく、さらに狭い間隔にあり得る。いくつかの場合には、これは、UE115内のアンテナアレイの使用を容易にし得る。しかしながら、EHF送信の伝搬は、SHF送信またはUHF送信よりも一層大きい大気減衰および短い距離を受け得る。本明細書で開示する技法は、1つまたは複数の異なる周波数領域を使用する送信にわたって採用され得、これらの周波数領域にわたる帯域の指定された使用は、国または規制主体によって異なり得る。
【0059】
[0069]いくつかの場合には、ワイヤレス通信システム100は、認可無線周波数スペクトル帯域と無認可無線周波数スペクトル帯域の両方を利用し得る。たとえば、ワイヤレス通信システム100は、5GHz ISM帯域などの無認可帯域中でライセンス支援型アクセス(LAA)、LTE無認可(LTE-U)無線アクセス技術、またはNR技術を採用し得る。無認可無線周波数スペクトル帯域において動作するとき、基地局105およびUE115などのワイヤレスデバイスは、データを送信する前に周波数チャネルがクリアであることを保証するために、リッスンビフォアトーク(LBT)プロシージャを採用し得る。いくつかの場合には、無認可帯域中の動作は、認可帯域(たとえば、LAA)中で動作するコンポーネントキャリアとともに、キャリアアグリゲーション構成に基づき得る。無認可スペクトル中の動作は、ダウンリンク送信、アップリンク送信、ピアツーピア送信、またはこれらの組合せを含み得る。無認可スペクトル中の複信は、周波数分割複信(FDD)、時分割複信(TDD)、またはその両方の組合せに基づき得る。
【0060】
[0070]いくつかの例では、基地局105またはUE115は、送信ダイバーシティ、受信ダイバーシティ、多入力多出力(MIMO)通信、またはビームフォーミングなどの技法を採用するために使用され得る、複数のアンテナを装備され得る。たとえば、ワイヤレス通信システム100は、送信デバイス(たとえば、基地局105)と受信デバイス(たとえば、UE115)との間で送信方式を使用し得、ここで、送信デバイスは、複数のアンテナを装備され、受信デバイスは、1つまたは複数のアンテナを装備される。MIMO通信は、空間多重化と呼ばれることがある、異なる空間レイヤを介して複数の信号を送信または受信することによってスペクトル効率を増加させるために、マルチパス信号伝搬を採用し得る。複数の信号は、たとえば、異なるアンテナまたはアンテナの異なる組合せを介して送信デバイスによって送信され得る。同様に、複数の信号は、異なるアンテナまたはアンテナの異なる組合せを介して受信デバイスによって受信され得る。複数の信号の各々は、別々の空間ストリームと呼ばれることがあり、同じデータストリーム(たとえば、同じコードワード)または異なるデータストリームに関連するビットを搬送し得る。様々な空間レイヤは、チャネル測定および報告に使用される様々なアンテナポートと関連付けられてよい。MIMO技法は、複数の空間レイヤが同じ受信デバイスに伝送されるシングルユーザMIMO(SU-MIMO)と、複数の空間レイヤが複数のデバイスに伝送されるマルチユーザMIMO(MU-MIMO)とを含む。
【0061】
[0071]空間フィルタ処理、指向性送信、または指向性受信と呼ばれることもあるビームフォーミングは、送信デバイスと受信デバイスとの間の空間経路に沿ってアンテナビーム(たとえば、送信ビームまたは受信ビーム)を成形または誘導するために送信デバイスまたは受信デバイス(たとえば、基地局105またはUE115)において使用され得る信号処理技法である。ビームフォーミングは、アンテナアレイに対して特定の向きに伝搬する信号が強め合う干渉を受ける一方で他のものが弱め合う干渉を受けるようにアンテナアレイのアンテナ要素を介して通信される信号を組み合わせることによって達成され得る。アンテナ要素を介して通信される信号の調整は、送信デバイスまたは受信デバイスが、デバイスに関連付けられたアンテナ要素の各々を介して搬送される信号に特定の振幅と位相オフセットとを適用することを含み得る。アンテナ要素の各々に関連する調整は、(たとえば、送信デバイスまたは受信デバイスのアンテナアレイに対する、または何らかの他の配向に対する)特定の配向に関連するビームフォーミング重みセットによって定義され得る。
【0062】
[0072]一例では、基地局105は、UE115との指向性通信のためのビームフォーミング動作を行うために、複数のアンテナまたはアンテナアレイを使用し得る。たとえば、いくつかの信号(たとえば、同期信号、基準信号、ビーム選択信号、または他の制御信号)は、様々な方向に複数回、基地局105によって送信されてよく、それらは、送信の様々な方向に関連付けられた様々なビームフォーミング重みセットに従って送信される信号を含んでよい。様々なビーム方向への送信は、基地局105による後続の送信および/または受信のためのビーム方向を(たとえば、基地局105、またはUE115などの受信デバイスによって)識別するために使用され得る。
【0063】
[0073]特定の受信デバイスに関連付けられたデータ信号などのいくつかの信号は、単一のビーム方向(たとえば、UE115などの受信デバイスに関連付けられた方向)に基地局105によって送信され得る。いくつかの例では、単一のビーム方向に沿った送信に関連付けられたビーム方向は、様々なビーム方向に送信された信号に少なくとも部分的に基づいて決定され得る。たとえば、UE115は、様々な方向に基地局105によって送信された信号のうちの1つまたは複数を受信し得、UE115は、それが最高の信号品質または別様の許容できる信号品質で受信した信号の指示を基地局105に報告し得る。これらの技法について、基地局105によって1つまたは複数の方向に送信される信号を参照して説明するが、UE115は、(たとえば、UE115による後続の送信もしくは受信のためのビーム方向を識別するために)様々な方向に複数回、信号を送信するか、または(たとえば、受信デバイスにデータを送信するために)単一の方向に信号を送信するための同様の技法を採用し得る。
【0064】
[0074]受信デバイス(たとえば、mmW受信デバイスの一例であり得るUE115)は、同期信号、基準信号、ビーム選択信号、または他の制御信号などの様々な信号を基地局105から受信するとき、複数の受信ビームを試みることができる。たとえば、受信デバイスは、様々なアンテナサブアレイを介して受信することによって、様々なアンテナサブアレイに従って受信信号を処理することによって、アンテナアレイの複数のアンテナ要素において受信された信号に適用された様々な受信ビームフォーミング重みセットに従って受信することによって、またはアンテナアレイの複数のアンテナ要素において受信された信号に適用された様々な受信ビームフォーミング重みセットに従って受信信号を処理することによって、複数の受信方向を試みてよく、それらのいずれも、様々な受信ビームまたは受信方向に従って「リッスンすること」と呼ばれることがある。いくつかの例では、受信デバイスは、(たとえば、データ信号を受信するときに)単一のビーム方向に沿って受信するために単一の受信ビームを使用し得る。単一の受信ビームは、様々な受信ビーム方向に従ってリッスンすることに少なくとも部分的に基づいて決定されたビーム方向(たとえば、複数のビーム方向に従ってリッスンすることに少なくとも部分的に基づいて、最も高い信号強度、最も高い信号対雑音比、またはさもなければ許容可能な信号品質を有するように決定されたビーム方向)に整列されてよい。
【0065】
[0075]いくつかの場合には、基地局105またはUE115のアンテナは、MIMO動作または送信もしくは受信ビームフォーミングをサポートし得る1つまたは複数のアンテナアレイ内に位置し得る。たとえば、1つまたは複数の基地局アンテナまたはアンテナアレイは、アンテナ塔などのアンテナアセンブリにコロケートされ得る。いくつかの場合には、基地局105に関連付けられたアンテナまたはアンテナアレイは、多様な地理的位置に配置され得る。基地局105は、UE115との通信のビームフォーミングをサポートするために基地局105が使用し得るアンテナポートのいくつかの行および列をもつアンテナアレイを有し得る。同様に、UE115は、様々なMIMOまたはビームフォーミング動作をサポートし得る1つまたは複数のアンテナアレイを有し得る。
【0066】
[0076]いくつかの場合には、ワイヤレス通信システム100は、階層化プロトコルスタックに従って動作するパケットベースのネットワークであり得る。ユーザプレーンでは、ベアラまたはパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)レイヤにおける通信はIPベースであり得る。無線リンク制御(RLC)レイヤは、論理チャネルを介して通信するためにパケットセグメンテーションおよびリアセンブリを実行し得る。媒体アクセス制御(MAC)レイヤは、優先度処理、およびトランスポートチャネルへの論理チャネルの多重化を実行し得る。MACレイヤはまた、リンク効率を改善するためにMACレイヤにおいて再送信を行うためにハイブリッド自動再送要求(HARQ:hybrid automatic repeat request)を使用し得る。制御プレーンでは、無線リソース制御(RRC)プロトコルレイヤが、ユーザプレーンデータのための無線ベアラをサポートする、UE115と基地局105またはコアネットワーク130との間のRRC接続の確立と構成と維持とを行い得る。物理レイヤにおいて、トランスポートチャネルは物理チャネルにマッピングされ得る。
【0067】
[0077]いくつかの場合には、UE115および基地局105は、データが正常に受信される可能性を増加させるためにデータの再送信をサポートし得る。HARQフィードバックは、データが通信リンク125を介して正しく受信される可能性を増加させる1つの技法である。HARQは、(たとえば、巡回冗長検査(CRC)を使用する)誤り検出と、前方誤り訂正(FEC)と、再送信(たとえば、自動再送要求(ARQ))との組合せを含み得る。HARQは、劣悪な無線条件(たとえば、信号対雑音条件)においてMACレイヤにおけるスループットを改善し得る。いくつかの場合には、ワイヤレスデバイスは、デバイスがスロット中の前のシンボル中で受信されたデータについて特定のスロット中でHARQフィードバックを実現し得る、同一スロットHARQフィードバックをサポートし得る。他の場合には、デバイスは、後続のスロット中でまたは何らかの他の時間間隔に従ってHARQフィードバックを実現し得る。
【0068】
[0078]LTEまたはNRにおける時間間隔は、たとえば、Ts=1/30,720,000秒のサンプリング周期を指す基本時間単位の倍数で表され得る。通信リソースの時間間隔は、各々が10ミリ秒(ms)の持続時間を有する無線フレームに従って編成され得、ここで、フレーム周期は、Tf=307,200Tsとして表され得る。無線フレームは、0から1023までの範囲のシステムフレーム番号(SFN)によって識別され得る。各フレームは、0から9まで番号付けされた10個のサブフレームを含み得、各サブフレームは、1msの持続時間を有し得る。サブフレームは、各々が0.5msの持続時間を有する2つのスロットにさらに分割され得、各スロットは、(たとえば、各シンボル期間にプリペンドされたサイクリックプレフィックスの長さに応じて)6つまたは7つの変調シンボル期間を含み得る。サイクリックプレフィックスを除いて、各シンボル期間は、2048個のサンプリング周期を含み得る。いくつかの場合には、サブフレームは、ワイヤレス通信システム100の最も小さいスケジューリング単位であり得、送信時間間隔(TTI)と呼ばれることがある。他の場合には、ワイヤレス通信システム100の最も小さいスケジューリング単位は、サブフレームよりも短くてよいか、または(たとえば、ショートTTI(sTTI)のバースト内で、もしくはsTTIを使用する選択されたコンポーネントキャリア内で)動的に選択されてよい。
【0069】
[0079]いくつかのワイヤレス通信システムでは、スロットは、1つまたは複数のシンボルを含む複数のミニスロットにさらに分割されてよい。いくつかの事例では、ミニスロットのシンボルまたはミニスロットは、スケジューリングの最小単位であってよい。たとえば、各シンボルは、サブキャリア間隔または動作周波数帯域に応じて持続時間において変化し得る。さらに、いくつかのワイヤレス通信システムは、複数のスロットまたはミニスロットが互いにアグリゲートされ、UE115と基地局105との間の通信のために使用されるスロットアグリゲーションを実装し得る。
【0070】
[0080]「キャリア」という用語は、通信リンク125を介した通信をサポートするための定義された物理レイヤ構造を有する無線周波数スペクトルリソースのセットを指す。たとえば、通信リンク125のキャリアは、所与の無線アクセス技術のための物理レイヤチャネルに従って動作する無線周波数スペクトル帯域の一部分を含み得る。各物理レイヤチャネルは、ユーザデータ、制御情報、または他のシグナリングを搬送し得る。キャリアは、あらかじめ定義された周波数チャネル(たとえば、進化型ユニバーサルモバイル電気通信システム地上無線アクセス(E-UTRA:evolved universal mobile telecommunication system terrestrial radio access)絶対無線周波数チャネル番号(EARFCN))に関連し得、UE115による発見のためにチャネルラスタに従って配置され得る。キャリアは、(たとえば、FDDモードでは)ダウンリンクまたはアップリンクであるか、あるいは、(たとえば、TDDモードでは)ダウンリンク通信およびアップリンク通信を搬送するように構成され得る。いくつかの例では、キャリアを介して送信される信号波形は、(たとえば、直交周波数分割多重化(OFDM)または離散フーリエ変換拡張OFDM(DFT-s-OFDM)などのマルチキャリア変調(MCM)技法を使用して)複数のサブキャリアから構成され得る。
【0071】
[0081]キャリアの編成構造は、異なる無線アクセス技術(たとえば、LTE、LTE-A、LTE-Aプロ、NR)によって異なり得る。たとえば、キャリアを介した通信は、TTIまたはスロットに従って編成され得、その各々は、ユーザデータならびにユーザデータを復号するのをサポートするための制御情報またはシグナリングを含み得る。キャリアはまた、専用の取得シグナリング(たとえば、同期信号またはシステム情報など)と、キャリアの動作を協調させる制御シグナリングとを含んでよい。いくつかの例では(たとえば、キャリアアグリゲーション構成では)、キャリアはまた、他のキャリアの動作を協調させる取得シグナリングまたは制御シグナリングを有し得る。
【0072】
[0082]物理チャネルは、様々な技法に従ってキャリア上で多重化され得る。物理制御チャネルおよび物理データチャネルは、たとえば、時分割多重化(TDM)技法、周波数分割多重化(FDM)技法、またはハイブリッドTDM-FDM技法を使用して、ダウンリンクキャリア上で多重化されてよい。いくつかの例では、物理制御チャネル中で送信される制御情報は、カスケード方式で異なる制御領域間で(たとえば、共通制御領域または共通探索空間と、1つまたは複数のUE固有制御領域またはUE固有探索空間との間で)分散され得る。
【0073】
[0083]キャリアは、無線周波数スペクトルの特定の帯域幅に関連付けられ得、いくつかの例では、キャリア帯域幅は、キャリアまたはワイヤレス通信システム100の「システム帯域幅」と呼ばれることがある。たとえば、キャリア帯域幅は、特定の無線アクセス技術のキャリアのためのいくつかの所定の帯域幅(たとえば、1.4、3、5、10、15、20、40、または80MHz)のうちの1つであり得る。いくつかの例では、各サービスされるUE115は、キャリア帯域幅の部分またはすべてを介して動作するために構成され得る。他の例では、いくつかのUE115は、キャリア内のあらかじめ定義された部分または範囲(たとえば、サブキャリアまたはRBのセット)に関連付けられる狭帯域プロトコルタイプを使用した動作(たとえば、狭帯域プロトコルタイプの「帯域内」展開)のために構成され得る。
【0074】
[0084]MCM技法を採用するシステムでは、リソース要素は、1つのシンボル期間(たとえば、1つの変調シンボルの持続時間)および1つのサブキャリアから構成されてよく、シンボル期間とサブキャリア間隔は逆関係にある。各リソース要素によって搬送されるビット数は、変調方式(たとえば、変調方式の次数)に依存し得る。したがって、UE115が受信するリソース要素が多いほど、また変調方式の次数が高いほど、UE115のデータレートは高くなり得る。MIMOシステムでは、ワイヤレス通信リソースは、無線周波数スペクトルリソース、時間リソース、および空間リソース(たとえば、空間レイヤ)の組合せを指すことがあり、複数の空間レイヤの使用は、UE115との通信のためのデータレートをさらに増加させ得る。
【0075】
[0085]ワイヤレス通信システム100のデバイス(たとえば、基地局105またはUE115)は、特定のキャリア帯域幅を介した通信をサポートするハードウェア構成を有し得るか、またはキャリア帯域幅のセットのうちの1つを介した通信をサポートするように構成可能であり得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、2つ以上の異なるキャリア帯域幅に関連するキャリアを介した同時通信をサポートする基地局105および/またはUE115を含み得る。
【0076】
[0086]ワイヤレス通信システム100は、複数のセルまたはキャリア上でのUE115との通信、キャリアアグリゲーションまたはマルチキャリア動作と呼ばれる場合がある機能をサポートすることができる。UE115は、キャリアアグリゲーション構成に従って、複数のダウンリンクコンポーネントキャリアと1つまたは複数のアップリンクコンポーネントキャリアとで構成され得る。キャリアアグリゲーションは、FDDコンポーネントキャリアとTDDコンポーネントキャリアの両方とともに使用されてよい。
【0077】
[0087]いくつかの場合には、ワイヤレス通信システム100は、拡張コンポーネントキャリア(eCC)を利用し得る。eCCは、より広いキャリアもしくは周波数チャネル帯域幅、より短いシンボル持続時間、より短いTTI持続時間、または修正された制御チャネル構成を含む1つまたは複数の特徴によって特徴づけられ得る。いくつかの場合には、eCCは、(たとえば、複数のサービングセルが準最適または非理想バックホールリンクを有するときに)キャリアアグリゲーション構成またはデュアル接続性構成に関連付けられ得る。eCCはまた、(たとえば、2つ以上の事業者がスペクトルを使用することを許可された場合)無認可スペクトルまたは共有スペクトル中で使用するために構成され得る。広いキャリア帯域幅によって特徴づけられるeCCは、キャリア帯域幅全体を監視することが可能でないか、またはさもなければ(たとえば、電力を節約するために)限られたキャリア帯域幅を使用するように構成されたUE115によって利用され得る1つまたは複数のセグメントを含み得る。
【0078】
[0088]いくつかの場合には、eCCは、他のコンポーネントキャリアとは異なるシンボル持続時間を利用し得、これは、他のコンポーネントキャリアのシンボル持続時間と比較して低減されたシンボル持続時間の使用を含み得る。より短いシンボル持続時間は、隣接するサブキャリア間の増加した間隔に関連付けられ得る。eCCを利用する、UE115または基地局105などのデバイスは、低減されたシンボル持続時間(たとえば、16.67マイクロ秒)において(たとえば、20、40、60、80MHzなどの周波数チャネルまたはキャリア帯域幅に従って)広帯域信号を送信し得る。eCC内のTTIは、1つまたは複数のシンボル期間から構成されてよい。いくつかの場合には、TTI持続時間(すなわち、TTI中のシンボル期間の数)は可変であり得る。
【0079】
[0089]ワイヤレス通信システム100は、特に、認可スペクトル帯域と、共有スペクトル帯域と、無認可スペクトル帯域との任意の組合せを利用し得る、NRシステムであってよい。eCCシンボル持続時間およびサブキャリア間隔の柔軟性は、複数のスペクトルにわたってeCCの使用を可能にし得る。いくつかの例では、NR共有スペクトルは、詳細には、リソースの動的な垂直(たとえば、周波数領域にわたる)共有と水平(たとえば、時間領域にわたる)共有とを通して、スペクトル利用率とスペクトル効率とを増加させ得る。
【0080】
[0090]いくつかのワイヤレス通信システムでは、UE115は、UE性能を改善するために(たとえば、UE115によって使用される電力を低下させるために)、より高い伝送効率(たとえば、高効率モード)を達成することを望み得る。たとえば、より高い伝送効率は、(たとえば、より高い送信効率を達成するために)アップリンク送信および/またはUE115のPAが飽和出力電力(Psat)またはその近くで動作しながら、UE115からのアップリンク送信(たとえば、UE送信)を可能にし得るが、アップリンク送信がサブバンドまたは帯域内コンポーネントキャリア(CC)に限定され得るので、UE115に1つまたは複数のACLR放射(たとえば、1/2/n放射)を不可能にする。したがって、UE115は、アップリンク送信用の電力が隣接する周波数リソース内に漏洩することに基づいた(たとえば、アップリンク送信がUE115に割り振られる構成された周波数リソースの境界に近いことに基づいた)ACLR放射(たとえば、または同様の漏洩放射テスト)をしない場合がある。いくつかの場合には、ACLRを起こさない場合の、より高い伝送効率のために、様々なUEの実装形態が使用され得る。たとえば、UE115は、PAが、より高いデータレートのための線形クラス(たとえば、クラスA、ABなど)から、高効率をサポートするための強い非線形クラス(たとえば、クラスB、C、E、F+など)に変更することを可能にし得る適応バイアス(たとえば、変調およびコーディング方式(MCS))をもつ(たとえば、PAのクラスからの)PAを含み得る。
【0081】
[0091]加えて、ワイヤレス通信システム100は、(たとえば、アップリンクサブバンド高効率送信機(SETI:sub-band high efficiency transmitter)を使用して)高い伝送効率から利益を得ることができる異なる電力要件をもつ異なるタイプUE115を含み得る。たとえば、UE115は、より小さい帯域幅(たとえば、1MHz帯域幅)、低いEVM波形をもたらすより低い周波数(たとえば、2GHz未満)を使用し、Psatの近くでUE115のPAを駆動する、ウェアラブル設計(たとえば、スマートウォッチ)、ハードディスクドライブ(HDD)RFフロントエンド(RFFE)、基地局105の受信における線形化通信、またはそれらの組合せを含み得る。加えて、ウェアラブル設計は、高い伝送効率がウェアラブル設計の動作に利益を与えることができるように、電力およびサイズ制約(たとえば、PAクラス、UE115のためのバッテリーなどを限定すること)を含み得る。追加または代替として、UE115のスマートフォン設計は、高MCS送信ACLR(たとえば、EVM制限ではない)もしくは低帯域幅送信範囲拡張(たとえば、26dBmよりも大きい)を満たすためのアップリンク送信、基地局105の受信における線形化通信、またはそれらの組合せを含み得る。したがって、スマートフォン設計が高MCS送信ACLRおよび/または低帯域幅送信範囲を達成するために、高い伝送効率が望ましい場合がある。加えて、スマートフォン設計(たとえば、または同様のハンドセットUE115)は、UE115の対応するカバレージエリアを拡張するために、より高い信号強度および増幅器(たとえば、より高いdBm)を使用し得、ここで、より高い信号強度および増幅器は高効率伝送モードから利益を得る。
【0082】
[0092]いくつかの場合には、UE115は、UE115のEVM要件が高くなくても、より低いPA効率モードで動作するように制限され得る。より低いPA効率モードは、UE115のACLR(たとえば、放射制限)が、ワイヤレス通信システム100内の他のUE115に影響を及ぼさず、および/または、隣接する動作帯域に影響を及ぼさないことを確実にし得る。しかしながら、UE115がいくつかの動作モード(たとえば、低効率、線形および高効率、非線形など)を有する場合、UE115およびネットワークは、様々なUE要件に応じて動作モードを拾い得る(たとえば、セルエッジUE115のカバレージは、低スペクトル効率モードなどに高いEVMを要求しない場合がある)。加えて、上記のような様々なUE115(たとえば、新しいカテゴリーのデバイス、スマートウォッチなど)は、電力とサイズの両方(たとえば、PAクラス、バッテリーなど)が制限されるセルラーネットワーク上で使用可能になり得る。
【0083】
[0093]従来、基地局105は、様々なUE115によって引き起こされる干渉(たとえば、ACLR放射、隣接する周波数/ユーザを妨害する電力など)を管理し得る。たとえば、基地局105は、高効率伝送を除去する(たとえば、高効率伝送を分離し、それらを隣接する伝送から除去する)ために高度な干渉除去を含み得る。追加または代替として、基地局105は、干渉を管理し、UE115が雑音フロア(たとえば、最小雑音)にあり、および/またはワイヤレス通信システム100における通信が無負荷である場合、高効率伝送を可能にすることを選択するための単純な実装形態を有し得る。
【0084】
[0094]本明細書で説明するように、UE115は、ネットワークまたはUE115のいずれかによって制御される2つ以上の異なる動作モード(たとえば、上記で説明した通常の効率モード、高効率モードなど)をサポートし得る。したがって、追加の干渉は、新しい高効率動作モードで動作するUE115によって導入され得る。しかしながら、高効率モードが制御された様式で行われるので、基地局105は、いくつかの方法(たとえば、割り振られた周波数サブバンド、基地局105上でのポストクリーンアップ、隣接するRBのためにより低いMCSを割り振ることなど)のうちの1つによってこの干渉を考慮し得る。たとえば、構成された周波数リソースの境界の近傍で行われるように元来スケジュールされた任意のアップリンク送信は(たとえば、したがって、隣接チャネル内に漏洩し得る)、構成された周波数リソースの中心周波数リソース上で行われるように移動(たとえば、シフト)させられ得る。追加または代替として、基地局105は、UE115からの高効率伝送に適応するために、ACLR放射の要件を緩和し、および/または干渉除去を改善し得る(たとえば、基地局105は、対応する送信電力がUE115のために構成された周波数リソースの外側の周波数リソース内に漏洩しても、UE115がアップリンクメッセージを送信することを可能にし得る)。
【0085】
[0095]ワイヤレス通信システム100は、本明細書で説明するように、そのようなデバイスが高効率モードを使用することを可能にするための効率的なシグナリングとネットワーク動作とをサポートし得る。たとえば、本明細書で説明する技法は、適切なスケジューリングと、リンク適応と、干渉管理とを実行するためのシグナリングをネットワークに与えながら、高効率伝送のための実装形態のUE115の自由度を可能にし得る。たとえば、UE115は、UE115が使用することが可能である様々な動作モード(たとえば、通常の伝送効率動作モード、高伝送効率動作モードなど)の指示を基地局105に送信し得る。たとえば、様々な動作モードは、様々なレベルの効率に対する様々なdB範囲を含み得る(たとえば、より高い効率は、より大きいdB範囲をもつより低い効率よりも小さいdB範囲を有する)。したがって、その指示に基づいて、基地局は、UEが特定の動作モードを使用する後続の指示、および/または、UE115が使用する可能な動作モードの追加の指示のいずれかをシグナリングし得、UE115は、どちらの動作モードを使用すべきかを(たとえば、基地局105からの追加のシグナリングのないUE115における自律的な決定に基づいて)決定する。いくつかの場合には、高伝送効率モードは、高伝送効率モードのために割り振られる制限された帯域幅に関連付けられ得、UE115は、制限された帯域幅における通信のためにスケジュールされていることに基づいて、高伝送効率モードを使用することを決定する。
【0086】
[0096]図2は、本開示の態様による、高効率伝送モードシグナリングをサポートするワイヤレス通信システム200の一例を示す。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム200は、ワイヤレス通信システム100の態様を実装し得る。いくつかの例では、基地局105-aおよびUE115-aは、通信中であり得る。UE115-aは、アップリンク送信205を基地局105-aに送り得、基地局105-aは、ダウンリンク送信210をUE115-aに送り得る。
【0087】
[0097]UE115-aは、1つまたは複数の伝送モードで通信することが可能であり得る。たとえば、UE115-aは、図3に関してより詳細に説明するように、高伝送効率モードおよび標準的な(たとえば、より低い)伝送効率モードに従ってアップリンク送信205を送ることが可能であり得る。UE115-aは、適切なスケジューリングと、リンク適応と、干渉管理とを実行するためのシグナリングを基地局105-aに与えながら、高効率伝送をフレキシブルに実施することが可能であり得る。
【0088】
[0098]いくつかの例では、UE115-aは、図6に関してより詳細に説明するように、UE伝送効率能力報告を含むアップリンク送信205を送り得る。伝送効率能力報告は、UE115-aが、第1の伝送効率モード(たとえば、高伝送効率モード)または第2の伝送効率モード(たとえば、標準的なまたは通常の伝送効率モード)を使用して、後続のアップリンク送信205を送ることが可能であることを示し得る。いくつかの例では、UE115-aおよび基地局105-bは、3つ以上の伝送効率モード(たとえば、通常の効率、中程度の効率、および高効率)をサポートし得、本明細書で説明する概念は、そのような場合に拡張され得る。基地局105-bは、受信されたUE伝送効率能力報告に基づいて、後続のアップリンク送信205を送るように、ダウンリンク送信210を介してUE115-aをスケジュールし得る。
【0089】
[0099]図3は、本開示の態様による、高効率伝送モードシグナリングをサポートする動作モード300の一例を示す。いくつかの例では、動作モード300は、ワイヤレス通信システム100の態様を実装し得る。UE115は、1つまたは複数の周波数範囲305を介して基地局105と通信するように構成され得る。いくつかの例では、UE115は、1つまたは複数の送信制限を受け得る。たとえば、UE115は、スペクトルマスクを受け得る。そのような例では、UE115は、スペクトルマスクを満たすようにアップリンク送信電力を選択し得る。同様に、UE115は、隣接チャネル漏洩放射に関する1つまたは複数の制限を受け得る。たとえば、UE115は、隣接チャネル漏洩比(ACLR)制限、エラーベクトル振幅(EVM)などに従って送信電力を選択し得る。
【0090】
[0100]いくつかの例では、UE115は、第1の伝送効率モード(たとえば、高伝送効率モード)または第2の伝送効率モード(たとえば、標準的なまたは通常の伝送効率モード)に従って、アップリンク送信を送ることが可能であり得る。たとえば、UE115は、標準的な伝送効率モードに従って第1のアップリンク信号310を送り得る。標準的な伝送効率モードは、UE115における電力増幅器(PA)によって生成され得る。いくつかの例では、第1のアップリンク信号310は、キャリア波形と放射波形315とを含み得る。放射波形315は、隣接するキャリア内に漏洩し得る。ACLR値は、放射波形315のキャリア波形(たとえば、隣接するキャリア内に漏洩しない信号310の一部分)に対する比によって表され得る。UE115は、放射波形315が周波数範囲305の外側に出ないように、または、周波数範囲305内の隣接するキャリアと干渉しないように(たとえば、信号310が関連するスペクトルマスクを満たすように、および、放射波形315がACLR要件、EVM要件などを満たすように)、標準的な伝送効率モードに従ってPAを適用し得る。
【0091】
[0101]いくつかの例では、信号310は、電力消費量に関して高価であり得る。たとえば、信号310は、高伝送効率モードに従って送信される信号325の利得よりも高い利得320(たとえば、30dB)を有し得る。UE115は信号310を送信し得るが、信号変化(たとえば、利得320)はより多くの電力を消費し得、急速に枯渇したバッテリーおよび低減されたユーザエクスペリエンスをもたらす。UE115は、利得320を(たとえば、利得335に)減少させるためにそのPAを適用することによって、電力消費量の減少を受け得る。
【0092】
[0102]いくつかの例では、UE115は、高伝送効率モードに従って第2のアップリンク信号325を送り得る。信号325は、キャリア波形と放射波形330とを含み得る。信号325は、標準的な伝送効率モードの利得320よりも小さい利得(たとえば、12または18dB)を有し得る。これは、電力消費量の減少と、UEバッテリー寿命の改善とをもたらし得る。しかしながら、放射波形330は、放射波形315よりも多くの漏洩をもたらし得る。すなわち、信号310は、周波数範囲305の境界の近くに位置し得、標準的な伝送効率モードに従って送信される場合、任意の隣接する周波数帯域内に漏洩しない場合がある。信号325が、周波数範囲305の境界から同じまたは同様の距離に位置し、高伝送効率モードに従って送信される場合、放射波形330は、1つまたは複数の隣接する周波数範囲と重複し得る。これは、隣接する周波数範囲に対する厳密なACLR規格の違反をもたらし得る。
【0093】
[0103]いくつかの例では、UE115は、図6に関してより詳細に説明するように、標準的な伝送効率モードと高伝送効率モードの両方をフレキシブルに利用するために基地局105と協調し得る。たとえば、UE115は、両方の伝送効率モードで動作するその能力の指示を送信し得る。次いで、基地局105は、その能力情報に基づいてアップリンク送信をスケジュールし得る。いくつかの例では、基地局は、高伝送効率モードを使用して送られる送信を期待し得、高伝送効率モード漏洩と、たとえば、非線形範囲内で動作するようにバイアスされたUE115側の電力増幅器によってもたらされる(たとえば、UE115が比較的より線形の利得挙動をもつ他のパラメータに従ってバイアスされる、UE115の別の動作モードよりも非線形である)他の信号との干渉とを除去するために干渉除去技法を実装し得る。あるいは、UE115は、高伝送効率モード漏洩の影響を回避、補償、オフセット、またはさもなければ低減するために、アナログまたはデジタルの干渉緩和技法を実装し得る。いくつかの例では、基地局105は、いくつかの状況では(たとえば、UE115が雑音フロアにあるか、またはネットワークが無負荷である場合)、高伝送効率モード送信を可能にし得る(たとえば、スケジュールし得る)。いくつかの例では、基地局105は、制限された周波数範囲305(たとえば、周波数リソースの帯域、帯域幅、帯域幅パート(BWP:bandwidth part)サブセットなど)上での高伝送効率モード送信をスケジュールし得、制限された周波数範囲305の外側での標準的な伝送効率モード送信をスケジュールし得る。そのような例では、UE115は、制限された周波数範囲305に関するリソースの位置に基づいて、高伝送効率モードを使用することがスケジュールされるか、または標準的な(たとえば、または通常の)伝送効率モードを使用することがスケジュールされるかを暗黙的に決定し得る。いくつかの例では、基地局105は、高伝送効率モードをいつ使用すべきかを決定することを許容できることをUE115に示し得る。そのような例では、UE115は、スケジュールされたアップリンク送信のために、どちらの伝送効率モードを使用すべきかを決定し得る。
【0094】
[0104]いくつかの例では、基地局105は、1つまたは複数のパラメータに基づいて、高伝送効率モード送信と、標準的な伝送効率モード送信とを機会主義的にスケジュールすることができる。たとえば、基地局105が、周波数範囲305の境界の近くでアップリンク送信をスケジュールする場合、隣接する周波数範囲内への漏洩は許可されないことがある。そのような例では、基地局105は、それが標準的な伝送効率モードを使用すべきであること(たとえば、信号325が隣接する周波数範囲内に漏洩し得る理由による、信号310)をUE115に示し得る。代替的に、ネットワークに負荷または過負荷がかかっていない場合、ネットワークは、高伝送効率モード(たとえば、信号325)を使用して、(たとえば、図4に関してより詳細に示すように、周波数範囲305の境界から離れた)アップリンク送信をスケジュールし得る。
【0095】
[0105]いくつかの例では、1つまたは複数の要件が緩和され得る(たとえば、要件のうちの少なくとも1つは、高効率伝送モードの場合、標準的な効率伝送モードよりも低くなり得る)。たとえば、基地局105は、アップリンク信号325を送るようにUE115をスケジュールし得る。信号325は、周波数範囲305の境界の近くでスケジュールされ得るが、基地局105は、UE115が放射波形330を有するアップリンク信号325を送り得ることをさらに示し得る(たとえば、またはUE115が決定し得る)。いくつかの例では、これは、1つまたは複数の緩和された要件により可能であり得る。たとえば、基地局105は、放射波形330によって引き起こされる干渉を低減するために、(たとえば、UE115により示された1つまたは複数のパラメータに基づいて)干渉緩和技法を実装するように準備され得る。
【0096】
[0106]図4は、本開示の態様による、高効率伝送モードシグナリングをサポートする動作モード400の一例を示す。いくつかの例では、動作モード400は、ワイヤレス通信システム100の態様を実装し得る。
【0097】
[0107]UE115は、高伝送効率モードおよび通常の伝送効率モードで動作するその能力をシグナリングし得、基地局105は、それに応じてアップリンク送信をスケジュールし得る。いくつかの例では、基地局105は、キャリア波形と放射波形415とを有するアップリンク信号410をスケジューリングし得る。基地局105は、1つまたは複数の条件(たとえば、ネットワークが周波数範囲405に対して負荷をかけられているかどうか)を決定し得る。いくつかの例では、基地局105は、周波数範囲405(たとえば、周波数範囲405の中央またはその近くの周波数範囲420)の境界から離れたアップリンク信号410をスケジュールし得る。そのような例では、隣接する周波数範囲内への漏洩が回避され得る。いくつかの例では、基地局105は、リソースのセット(たとえば、周波数範囲405の周波数リソース)を割り振り得、どちらの伝送効率モードを使用すべきかをUE115が決定することを可能にし得る。UE115は、標準的な伝送効率モードを使用してアップリンク信号を送るために、周波数範囲405の周波数リソースのすべてまたは大部分を使用し得る。他の例では、UE115は、リソースのサブセット(たとえば、リソースの中央セット)を選択し得、高伝送効率モードに従って信号410を送り得る。
【0098】
[0108]いくつかの例では、UE115は、周波数範囲405のサブセット(たとえば、周波数範囲420)を制限された周波数範囲(たとえば、制限された帯域幅、BWPなど)として識別し得る。基地局105が周波数範囲420の外側でアップリンク送信をスケジュールする場合、UE115は、標準的な伝送効率モードに従ってアップリンク送信を送り得る。基地局105が周波数範囲420内でアップリンク送信をスケジュールする場合、UE115は、高伝送効率モードに従ってアップリンク送信(たとえば、信号410)を送り得る。
【0099】
[0109]図5は、本開示の態様による、高効率伝送モードシグナリングをサポートする動作モード500の一例を示す。いくつかの例では、動作モード500は、ワイヤレス通信システム100の態様を実装し得る。
【0100】
[0110]いくつかの例では、基地局105は、高伝送効率モードに従って1つまたは複数の隣接するアップリンク信号を送ることをスケジュールまたはUE115に許可し得る。たとえば、基地局105は、周波数範囲505内の第1のキャリア上でアップリンク信号510をスケジュールし得、周波数範囲505内の隣接するまたは近くの第2のキャリア上でアップリンク信号520をスケジュールし得る。UE115が高伝送効率モードに従って信号510および520を送信する場合、第1の信号510は放射波形515を含み得、第2の信号520は放射波形525を含み得る。放射波形515は、第2のキャリア内に漏洩し、信号520との干渉を引き起こす場合があり、放射波形525は、第1のキャリア内に漏洩し、信号510との干渉を引き起こす場合がある。
【0101】
[0111]いくつかの例では、基地局105は、放射漏洩の影響を緩和するために、1つまたは複数の干渉除去手順を実行し得る。そのような例では、UE115は、電力消費量の減少および総合効率の改善から利益を得ることができる。
【0102】
[0112]図6は、本開示の態様による、高効率伝送モードシグナリングをサポートするプロセスフロー600の一例を示す。いくつかの例では、プロセスフロー600は、ワイヤレス通信システム100の態様を実装し得る。
【0103】
[0113]いくつかの例では、UE115-bは、第1の(たとえば、標準的な)伝送効率動作モードと、第2の(たとえば、高い)伝送効率動作モードとに従って動作することが可能であり得る。第1の伝送効率動作モードは、放射に関連する第1の能力(たとえば、チャネル漏洩の増加および電力消費量の減少をもたらす、より線形でないPA動作)に対応し得、第2の伝送効率動作モードは、放射に関連する第2の能力(たとえば、チャネル漏洩の減少および電力消費量の増加をもたらす、極めて線形のPA動作)に対応し得る。動作モードの電力効率は、指定されてもされなくてもよい。いくつかの例では、能力報告は、電力効率情報を含み得る。いくつかの例では、(たとえば、異なる伝送効率動作モードのための)電力効率情報は、UE115-bおよび基地局105-bにおいてあらかじめ定義され得る。いくつかの例では、能力報告は、標準的な伝送効率動作モードと比較した高伝送効率動作モードにおける緩和情報(たとえば、ACLR、EVMなど)を含み得る。いくつかの例では、UE115-bおよび基地局105-bは、どの緩和情報(たとえば、ACLR要件、EVM要件、または他の要件がどのように緩和されたか)が各伝送効率動作モードに対応するかを(たとえば、標準化されたあらかじめ定義された情報に基づいて)識別し得る。
【0104】
[0114]605では、UE115-aは、基地局105-bに能力報告を送信し得る。能力報告は、標準的な伝送効率動作モードと、高伝送効率動作モードとに従って動作するためのUE115-aの能力の指示を含み得る。いくつかの例では、この能力の指示は、UEカテゴリーまたは効率モードを与えるテーブル(たとえば、ルックアップテーブル)内の項目に対応する指標であり得る。たとえば、第1の指標によって示された第1の項目は、高効率伝送動作モードに従って動作するUEの能力に対応し得る。第2の指標によって示された第2の項目は、標準的な効率伝送モードに従って動作するUEの能力に対応し得る。追加のそのような効率伝送モードは、定義され、追加の指標に対応し得る。テーブル内の各指標付き項目は、対応する指標に関連するUE能力の指示を提供し得、追加または代替として、指標のためにUE115-aの能力に関連付けられた特定の値を提供し得る。上記で説明したテーブル(たとえば、ルックアップテーブル)は、UE115-aにおいてあらかじめ決定され得るか、または、たとえば、RRCシグナリングにおいて、ネットワークによって(たとえば、基地局105-bによって)UE115-aに以前に提供されていた場合がある。
【0105】
[0115]いくつかの場合には、示された能力は、本明細書でさらに説明するように、UE115-aのハードウェア能力に関連付けられた1つもしくは複数の特定の値、またはUE115-aによって報告されたチャネル状態、またはUEの状態を示す他のパラメータであり得る。いくつかの例では、これらの値のうちの1つまたは複数は、テーブル項目に対応する指標と組み合わせてシグナリングされ得る。605の動作は、図7図10を参照しながら説明するように、動作モード能力構成要素によって実行され得る。
【0106】
[0116]いくつかの例では、ACLR要件およびEVM要件は、高伝送効率動作モード送信の場合には異なり得る(たとえば、緩和され得る)。これは、基地局105-bが、610において、高伝送効率動作モード、標準的な伝送効率動作モード、または両方に基づいてアップリンク送信を構成することを可能にし得る。
【0107】
[0117]いくつかの例では、UE115-aが高伝送効率動作モードを使用することが可能である場合、PAパラメータ設定は、デジタルポストディストーション(dPOD)のために送られ得る。UE115-bは、高伝送効率動作モードを使用して信号を送るためにPAを使用し得る。PAは、多項式モデルまたはボルテラモデルを用いてモデル化され得る。非線形モデルの係数は、プリディストーション低減および/または緩和のために(たとえば、605における能力報告において)基地局105-bに送られ得る。基地局105-bは、630において、高伝送効率動作モード信号に対する干渉を低減するためにそのような情報を使用し得る。
【0108】
[0118]615において、基地局105-bは、ダウンリンク送信を送り得る。ダウンリンク送信は、1つまたは複数のアップリンク許可、どちらの伝送効率動作モードを使用すべきかの指示、UEが伝送効率動作モードを選択し得るという指示、1つまたは複数の緩和されたパラメータなどを含み得る。
【0109】
[0119]いくつかの例では、高伝送効率動作モードは、制限された帯域幅において使用され得る。たとえば、高伝送効率動作モードは、アップリンク送信が(たとえば、特定のBWPを用いて)制限された帯域幅においてスケジュールされるように構成される場合、UE115-bに対して許可され得る(または、期待され得る)。いくつかの例では、高伝送効率動作モードは、アップリンク送信が制限された帯域幅内でスケジュールされる場合、UE115-bに対して許可され得る(または、期待され得る)。そのような例では、615において、基地局105-bが、スケジュールされた帯域幅、BWPなどの上でアップリンク送信を用いてUE115-bをスケジュールする場合、625において、UE115-bは、高伝送効率動作モードに従ってスケジュールされたアップリンク送信を送ることを暗黙的に決定し得る。同様に、625において、基地局105-bは、高伝送効率動作モードに従ってアップリンク送信を監視し、受信し得る。そのような例では、制限された帯域幅のための構成は、可能な場合、UE115-bがより積極的な電力節約を追求し得るように、永続的であり得る。同様に、UE115-bが、高伝送効率動作モードまたは標準的な伝送効率動作モードにおけるリソース割振りの間に十分なギャップを伴ってスケジュールされる場合、節約が達成され得る。制限された帯域幅またはBWP構成から別の構成への遷移は、遅延(たとえば、BWP切替え遅延または帯域幅切替え遅延など)を含み得る。したがって、基地局105-bは、615において、アップリンク送信をスケジュールするとき、タイミング遅延に適応し得る。615において、アップリンク許可において動的に示される制限された帯域幅について、基地局105-bは、タイミング遅延値(たとえば、K2)が、高伝送効率動作モードと標準的な伝送効率動作モードとの間の遷移のためのレイテンシに適応するのに十分に大きいことを確実にし得る。基地局105-bは、異なるモードをもつアップリンクスケジューリングにおいて重複がないことを確実にし得る(たとえば、前のモードアップリンクスケジューリングは、別のモードのためのスケジューリング許可が発出される前に、フラッシュまたはクリアされる必要があり得る)。
【0110】
[0120]いくつかの例では、ネットワークは、UE115-bがどちらの伝送効率動作モードを使用するかを制御し得る。基地局105-bは、(たとえば、615において)UE115-bがどちらの伝送効率動作モードを使用すべきかをシグナリングし得る。そのような例では、620において、UE115-bは、明確な指示に基づいて、そのモードを選択し得る。ACLRおよびEVMは、選択された伝送効率動作モードに従うことができる。すなわち、UE115-bは、明確に示された伝送効率動作モードに従って、625においてアップリンク送信を送り得、ACLR、EVM、または他の漏洩値は、選択された伝送効率動作モードに対応し得る。基地局105-bは、明確に示された伝送効率動作モードに基づいて、625においてアップリンク送信を監視および受信し得、対応するACLR、EVM、または他の漏洩を予想し得る。基地局105-bは、スケジューリング許可ごとのベースで伝送効率動作モードを示し得、L1シグナリングを用いた半持続性、MAC CEシグナリング、または他のダウンリンク送信を介して伝送効率動作モードを示し得る。そのようなシグナリングは、(たとえば、スケジューリング許可ごとに)動的に行われ得、そのような例では、基地局105-bは、高伝送効率動作モードまたは標準的な伝送効率動作モードに従って、UE115-bが1つまたは複数のSRSを送ることを別個に要求し得る。
【0111】
[0121]いくつかの例では、UE115-bは、それがアップリンク送信のためにどちらの伝送効率動作モードを使用するかを制御し得る。そのような例では、基地局105-bは、(たとえば、615において)UE115-bが高伝送効率動作モードもしくは通常の伝送効率動作モードを使用して動作することを選定し得るかどうか、または、UE115-bが通常の伝送効率動作モードのみを使用し得るかどうかを示し得る。UE115-bが標準的な伝送効率動作モードのみを使用し得ることを基地局105-bが示す場合、625において、UE115-bは、標準的な伝送効率動作モードを使用してアップリンク送信を送り得る。しかしながら、UE115-bが高伝送効率動作モードを使用すべきか、または標準的な伝送効率動作モードを使用すべきかを後で選定し得ることを基地局105-bが示す場合、UE115-bは、1つまたは複数の条件に基づいて伝送効率動作モードを動的に選定し得る。ACLR値およびEVM値は、選択された伝送効率動作モードに従うことができ、基地局105-bは、緩和されたACLR要件およびEVM要件を維持することが可能であり得る。
【0112】
[0122]UE115-bは、1つまたは複数のファクタに基づいて、高伝送効率動作モードを使用しないことを選定し得る。たとえば、UE115-bは、他のネットワーク構成などに基づいて、高伝送効率動作モードが実際にはそれほど効率的でないと決定し得る。UE115-bが伝送効率動作モードを選択し得るか否かの指示は、動的に(たとえば、スケジューリング許可ごとに)またはMAC CEアクティブ化を用いて半永続的に送られ得る。
【0113】
[0123]UE115-bが伝送効率動作モードを選択し得ることを基地局105-bが示すとき、UE115-bは、(たとえば、高伝送効率動作モードまたは標準的な伝送効率動作モードで)周波数領域割振り内で信号を送信する方法を選択し得る。UE115-bは、高伝送効率動作モードを容易にするために、周波数割振り全体を占有する信号を送信しないことを選択し得る。たとえば、基地局105-bがアップリンク送信のために25個の連続するリソースブロック(RB)をUE115-bに割り振る場合、UE115-bは、高伝送効率動作モードで送信することを決定し得、25個のRB割振りの中心の5つのRB中でのみ信号を送信し得る。UE115-bは、複数の伝送効率動作モードもしくは複数の周波数割振りオプション、またはその両方で構成され得、UE115-bは、伝送効率動作モードと周波数リソースとのどの組合せを使用すべきかを自律的に決定し得る。そのような例では、基地局105-bは、625において、どのオプションがUE115-bによって使用されたかを検出するために仮説検定を実行し得る。いくつかの例では、UE115-bは、(たとえば、どのオプションが使用されたか、または使用されることになるか、または使用されるべきかに関する、UE115-bによるアップリンク制御情報(UCI)において)シグナリングし得る。UE115-bは、どの構成がそれを基地局105-bよりも最も電力を節約するかをより認識し得るので、UE115-bは、そのような選択を自律的に行うことによって電力効率を改善し得る。
【0114】
[0124]620において、UE115-bは、上記で説明したように、能力報告と、615において受信されたダウンリンク送信とに少なくとも部分的に基づいて、アップリンク送信のためのモードを選択し得る。UE115-aは、図7図10を参照しながら説明するように、効率動作送信構成要素を使用して伝送効率動作モードを選択し得る。
【0115】
[0125]625において、UE115-bは、標準的な伝送効率動作モードまたは高伝送効率動作モードに従って、能力の送信された指示と、ダウンリンク送信615において受信された情報とに少なくとも部分的に基づいてアップリンク送信を基地局105-bに送信し得る。上記で説明した技法の様々な実施形態について、以下でより詳細に説明する。
【0116】
[0126]いくつかの例では、UE115-bは、何らかの支援情報を基地局105-bに与え得る。たとえば、630において、UE115-bは、電力フィードバックを送信し得る。UE115-bは、スケジューリング決定が電力効率的であるか、そうであったか、またはそうであると予測されるかどうかを基地局105-bに示し得る。基地局105-bがそのような指示を受信しない場合、(たとえば、送信チェーンの観点から)データ転送中にネットワークが実際にUE115-bのための電力を節約しているかどうかに関する閉ループが存在し得る。たとえば、送信実装形態、スケジューリング決定、再送信などは、準最適に実行または実施され得る。630において電力フィードバック情報を受信すると、基地局105-bは、伝送効率動作モードオプションがUE115-bのための電力を改善しているかどうかを決定し得、同様に、同じに、または異なるようにそれに基づいてUE115-bを構成し得る(たとえば、異なる明確な指示を送り得るか、またはUE115-bが高伝送効率動作モードを選択することを基地局が可能にするかどうかを変更し得る)。625および630を参照しながら説明した動作は、図7図10を参照しながら説明するように、効率動作送信構成要素によって実行され得る。
【0117】
[0127]図7は、本開示の態様による、高効率伝送モードシグナリングをサポートするデバイス705のブロック図700を示す。ワイヤレスデバイス705は、本明細書で説明するUE115の態様の一例であってよい。デバイス705は、受信機710と、通信マネージャ715と、送信機720とを含み得る。デバイス705はまた、プロセッサを含み得る。これらの構成要素の各々は(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信し得る。
【0118】
[0128]受信機710は、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネルに関連付けられた制御情報(たとえば、制御チャネル、データチャネル、および高効率伝送モードシグナリングに関する情報など)などの情報を受信し得る。情報は、デバイス705の他の構成要素に受け渡されてよい。受信機710は、図10を参照しながら説明するトランシーバ1020の態様の一例であってよい。受信機710は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用することができる。
【0119】
[0129]通信マネージャ715は、第1の伝送効率動作モードと第2の伝送効率動作モードとに従って動作するUEの能力の指示を基地局に送信し、能力の送信された指示に基づき、第1の伝送効率動作モードまたは第2の伝送効率動作モードに従って基地局に送信し得る。通信マネージャ715は、本明細書で説明する通信マネージャ1010の態様の一例であり得る。
【0120】
[0130]通信マネージャ715またはその副構成要素は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるコード(たとえば、ソフトウェアまたはファームウェア)、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。プロセッサによって実行されるコードにおいて実装される場合、通信マネージャ715またはその副構成要素の機能は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本開示で説明する機能を実施するように設計されたそれらの任意の組合せによって実行され得る。
【0121】
[0131]通信マネージャ715またはその副構成要素は、1つまたは複数の物理構成要素によって機能の部分が様々な物理的位置において実装されるように分散されることを含めて、様々な位置に物理的に配置され得る。いくつかの例では、通信マネージャ715またはその副構成要素は、本開示の様々な態様による別個で個別の構成要素であり得る。いくつかの例では、通信マネージャ715またはその副構成要素は、限定はされないが、本開示の様々な態様による、入力/出力(I/O)構成要素、トランシーバ、ネットワークサーバ、別のコンピューティングデバイス、本開示で説明する1つまたは複数の他の構成要素、あるいはそれらの組合せを含む、1つまたは複数の他のハードウェア構成要素と組み合わされ得る。
【0122】
[0132]送信機720は、デバイス705の他の構成要素によって生成された信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機720は、トランシーバモジュール内で受信機710とコロケートされてよい。たとえば、送信機720は、図10を参照して説明するトランシーバ1020の態様の一例であり得る。送信機720は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
【0123】
[0133]いくつかの例では、通信マネージャ715は、モバイルデバイスモデムのための集積回路またはチップセットとして実装され得、受信機710および送信機720は、1つまたは複数の帯域を介したワイヤレス送信および受信を可能にするためにモバイルデバイスモデムと結合されたアナログ構成要素(たとえば、増幅器、フィルタ、アンテナ)として実装され得る。
【0124】
[0134]本明細書で説明する通信マネージャ715は、1つまたは複数の潜在的な利点を実現するように実装され得る。一実装形態は、デバイスが電力消費量を減少させ、バッテリー電力を節約し、バッテリー寿命を延長し、全体的なデバイス効率を改善することを可能にし、改善されたユーザエクスペリエンスをもたらし得る。
【0125】
[0135]本明細書で説明するデバイスのための最大数のレイヤを効率的に通信するための技法に基づいて、UE115のプロセッサ(たとえば、図10に関して説明するように、受信機710、送信機720、またはトランシーバ1020を制御する)は、システム効率を増加させ、デバイスにおける不要な処理を減少させ得る。
【0126】
[0136]図8は、本開示の態様による、高効率伝送モードシグナリングをサポートするデバイス805のブロック図800を示す。デバイス805は、本明細書で説明するデバイス705またはUE115の態様の一例であり得る。デバイス805は、受信機810と、通信マネージャ815と、送信機830とを含み得る。デバイス805はまた、プロセッサを含み得る。これらの構成要素の各々は(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信し得る。デバイス805は、放射に関連する第1の能力に対応する第1の伝送効率動作モードと、放射に関連する第2の能力に対応する第2の伝送効率動作モードとに従って動作することが可能であり得る。放射に関連する第1の能力のいずれかまたは両方は、隣接チャネル漏洩比、またはエラーベクトル振幅、またはその両方であり得る。
【0127】
[0137]受信機810は、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネルに関連付けられた制御情報(たとえば、制御チャネル、データチャネル、および高効率送信モードシグナリングに関する情報など)などの情報を受信し得る。情報は、デバイス805の他の構成要素に受け渡されてよい。受信機810は、図10を参照しながら説明するトランシーバ1020の態様の一例であり得る。受信機810は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
【0128】
[0138]通信マネージャ815は、本明細書で説明する通信マネージャ715の態様の一例であり得る。通信マネージャ815は、動作モード能力構成要素820と、効率動作送信構成要素825とを含み得る。通信マネージャ815は、本明細書で説明する通信マネージャ1010の態様の一例であり得る。
【0129】
[0139]動作モード能力構成要素820は、第1の伝送効率動作モードと、第2の伝送効率動作モードとに従って動作するためのUEの能力の指示を基地局に送信し得る。
【0130】
[0140]効率動作送信構成要素825は、能力の送信された指示に基づいて、第1の伝送効率動作モードまたは第2の伝送効率動作モードに従って基地局に送信し得る。
【0131】
[0141]送信機830は、デバイス805の他の構成要素によって生成された信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機830は、トランシーバモジュール内で受信機810とコロケートされてよい。たとえば、送信機830は、図10を参照して説明するトランシーバ1020の態様の一例であり得る。送信機830は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
【0132】
[0142]図9は、本開示の態様による、高効率伝送モードシグナリングをサポートする通信マネージャ905のブロック図900を示す。通信マネージャ905は、本明細書で説明する、通信マネージャ715、通信マネージャ815、または通信マネージャ1010の態様の一例であり得る。通信マネージャ905は、動作モード能力構成要素910と、効率動作送信構成要素915と、スイッチモード構成要素920と、制限帯域幅構成要素925と、自律動作モードセレクタ930と、電力レベル決定構成要素935とを含み得る。これらのモジュールの各々は、直接的または間接的に、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信し得る。
【0133】
[0143]動作モード能力構成要素910は、第1の伝送効率動作モードと、第2の伝送効率動作モードとに従って動作するためのUEの能力の指示を基地局に送信し得る。
【0134】
[0144]いくつかの場合には、能力の指示は、第1の伝送効率動作モードを識別する第1の指標、または第2の伝送効率動作モードを識別する第2の指標、またはそれらの組合せを含む。
【0135】
[0145]いくつかの場合には、能力の指示は、第1の伝送効率動作モード、または第2の伝送効率動作モードを識別する第2の指標、またはそれらの組合せに関連付けられるUEのためのパラメータのセットの各々に関する値を含む。
【0136】
[0146]いくつかの場合には、パラメータのセットは、電力ヘッドルーム、または最大電力低減、またはアンテナ構成の指示、またはバッテリーレベル、または隣接チャネル漏洩比、またはエラーベクトル振幅、または比吸収率、または最大許容暴露量、または第1の伝送効率動作モードと第2の伝送効率動作モードとの間の切替え速度もしくはレイテンシ、または第1もしくは第2の伝送効率動作モード用の伝送帯域幅のうちの1つまたは複数を含む。
【0137】
[0147]本明細書で使用するように、比吸収率(SAR)は、無線周波数(RF)電磁場に暴露されるときにエネルギーが人体によって吸収される速度の測度であり得る。SARは、超音波を含む、組織による他の形態のエネルギーの吸収を指すこともできる。SARは、組織の質量当たりに吸収される電力として定義することができ、キログラム当たりワット(W/kg)の単位を有する。
【0138】
[0148]本明細書で使用するように、最大許容暴露量(MPE:Maximum Permissible Exposure)は、SARとエネルギー密度の両方を含むことができる全RF暴露量に関連する測度とすることができる。
【0139】
[0149]効率動作送信構成要素915は、能力の送信された指示に基づいて、第1の伝送効率動作モードまたは第2の伝送効率動作モードに従って基地局に送信し得る。
【0140】
[0150]いくつかの例では、効率動作送信構成要素915は、基地局から、第1の帯域幅においてアップリンクリソースの許可を受信し得る。
【0141】
[0151]いくつかの例では、効率動作送信構成要素915は、第1の帯域幅が第1の伝送効率動作モードに関連することを識別し得る。
【0142】
[0152]いくつかの例では、効率動作送信構成要素915は、識別することに基づき第1の伝送効率動作モードに従ってアップリンクリソース上で基地局に送信し得る。
【0143】
[0153]いくつかの例では、効率動作送信構成要素915は、基地局から、UEが第1の伝送効率動作モードを使用する指示を受信し得る。
【0144】
[0154]いくつかの例では、効率動作送信構成要素915は、受信された指示に基づき第1の伝送効率動作モードに従って基地局に送信し得る。
【0145】
[0155]いくつかの例では、効率動作送信構成要素915は、構成、スケジューリング許可、半永続的なレイヤ1シグナリング、またはMAC制御要素における指示を受信し得る。
【0146】
[0156]いくつかの例では、効率動作送信構成要素915は、基地局から、UEが第1の伝送効率動作モードを使用してサウンディング基準信号を送信する命令を受信し得る。
【0147】
[0157]いくつかの例では、効率動作送信構成要素915は、第1の伝送効率動作モードに従ってサウンディング基準信号を送信し得る。
【0148】
[0158]スイッチモード構成要素920は、第1の伝送効率動作モードに従って基地局に送信し得る。
【0149】
[0159]いくつかの例では、スイッチモード構成要素920は、第2の伝送効率動作モードに従って送信することに切り替えることを決定し得る。
【0150】
[0160]いくつかの例では、スイッチモード構成要素920は、その決定に基づき第2の伝送効率動作モードに従って基地局に送信し得る。
【0151】
[0161]いくつかの例では、スイッチモード構成要素920は、基地局から、第2の伝送効率動作モードに切り替えるためのコマンドを受信し得る。
【0152】
[0162]いくつかの例では、スイッチモード構成要素920は、応答受信されたコマンドに第2の伝送効率動作モードに従って送信することに切り替えることを決定し得る。
【0153】
[0163]いくつかの例では、スイッチモード構成要素920は、UEによって、1つまたは複数のUE動作状態の変化を識別し得る。
【0154】
[0164]いくつかの例では、スイッチモード構成要素920は、UEによって、識別された変化に基づき第2の伝送効率動作モードに従って送信することに切り替えることを決定し得る。
【0155】
[0165]制限帯域幅構成要素925は、基地局から、UEのための第1の帯域幅を識別する構成を受信し得る。
【0156】
[0166]いくつかの例では、制限帯域幅構成要素925は、UEのために構成された第1の帯域幅が第1の伝送効率動作モードに関連することを識別し得る。
【0157】
[0167]いくつかの例では、制限帯域幅構成要素925は、識別することに基づき第1の伝送効率動作モードに従って動作することを決定し得る。
【0158】
[0168]いくつかの場合には、UEのための第1の帯域幅パート構成を含む、第1の帯域幅の構成。
【0159】
[0169]自律動作モードセレクタ930は、基地局から、UEが第1の伝送効率動作モードまたは第2の伝送効率動作モードの一方を選択することを許可されるという指示を受信し得る。
【0160】
[0170]いくつかの例では、自律動作モードセレクタ930は、受信された指示に基づき、第1の伝送効率動作モードに従って送信することを選択し得る。
【0161】
[0171]いくつかの例では、自律動作モードセレクタ930は、選択された第1の伝送効率動作モードに従って基地局に送信し得る。
【0162】
[0172]いくつかの例では、自律動作モードセレクタ930は、構成、スケジューリング許可、半永続的なレイヤ1シグナリング、またはMAC制御要素における指示を受信し得る。
【0163】
[0173]電力レベル決定構成要素935は、リソースブロックのセットを含む、UEによるアップリンク送信のための周波数割振りを識別し得る。
【0164】
[0174]いくつかの例では、電力レベル決定構成要素935は、周波数割振りのために第1の伝送効率動作モードを使用することに関連する電力レベルが、周波数割振りのために第2の伝送効率動作モードを使用することに関連する電力よりも小さいと決定し得る。
【0165】
[0175]いくつかの例では、電力レベル決定構成要素935は、決定することに基づき、第1の伝送効率動作モードに従って送信するためのリソースブロックのセットのサブセットをUEによって選択し得る。
【0166】
[0176]図10は、本開示の態様による、高効率伝送モードシグナリングをサポートするデバイス1005を含むシステム1000の図を示す。デバイス1005は、本明細書で説明する、デバイス705、デバイス805、またはUE115の構成要素の一例であるか、またはこれらを含み得る。デバイス1005は、通信マネージャ1010と、I/Oコントローラ1015と、トランシーバ1020と、1つまたは複数のアンテナ1025と、メモリ1030と、プロセッサ1040とを含む、通信を送信および受信するための構成要素を含む、双方向音声およびデータ通信のための構成要素を含み得る。これらの構成要素は、1つまたは複数のバス(たとえば、バス1045)を介して電子通信し得る。デバイス1005は、放射に関連する第1の能力に対応する第1の伝送効率動作モードと、放射に関連する第2の能力に対応する第2の伝送効率動作モードとに従って動作することが可能であり得る。放射に関連する第1の能力のいずれかまたは両方は、隣接チャネル漏洩比、またはエラーベクトル振幅、またはその両方であり得る。
【0167】
[0177]通信マネージャ1010は、第1の伝送効率動作モードと第2の伝送効率動作モードとに従って動作するUEの能力の指示を基地局に送信し、能力の送信された指示に基づき、第1の伝送効率動作モードまたは第2の伝送効率動作モードに従って基地局に送信し得る。
【0168】
[0178]I/Oコントローラ1015は、デバイス1005のための入力信号と出力信号とを管理し得る。I/Oコントローラ1015は、デバイス1005に組み込まれていない周辺装置を管理することもできる。いくつかの場合には、I/Oコントローラ1015は、外部周辺装置への物理接続またはポートを表し得る。いくつかの場合には、I/Oコントローラ1015は、iOS(登録商標)、ANDROID(登録商標)、MS-DOS(登録商標)、MS-WINDOWS(登録商標)、OS/2(登録商標)、UNIX(登録商標)、LINUX(登録商標)、または別の知られているオペレーティングシステムなどのオペレーティングシステムを利用し得る。他の場合には、I/Oコントローラ1015は、モデム、キーボード、マウス、タッチスクリーン、または同様のデバイスを表すか、またはそれらと対話し得る。いくつかの場合には、I/Oコントローラ1015は、プロセッサの一部として実装され得る。いくつかの場合には、ユーザは、I/Oコントローラ1015を介して、またはI/Oコントローラ1015によって制御されるハードウェア構成要素を介して、デバイス1005と対話することができる。
【0169】
[0179]トランシーバ1020は、上記で説明したように、1つまたは複数のアンテナ、ワイヤードリンク、またはワイヤレスリンクを介して双方向に通信し得る。たとえば、トランシーバ1020は、ワイヤレストランシーバを表し得、別のワイヤレストランシーバと双方向に通信し得る。トランシーバ1020は、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のためにアンテナに与え、アンテナから受信されたパケットを復調するためのモデムを含み得る。
【0170】
[0180]いくつかの場合には、ワイヤレスデバイスは、単一のアンテナ1025を含み得る。しかしながら、いくつかの場合には、デバイスは、複数のワイヤレス送信を同時に送信または受信することが可能であり得る2つ以上のアンテナ1025を有し得る。いくつかの場合には、アンテナ1025は、アンテナのグループまたは1つもしくは複数のアンテナアレイであり得る。
【0171】
[0181]メモリ1030は、ランダムアクセスメモリ(RAM)と、読取り専用メモリ(ROM)とを含み得る。メモリ1030は、実行されたとき、プロセッサに本明細書で説明する様々な機能を実行させる命令を含むコンピュータ可読、コンピュータ実行可能コード1035を記憶し得る。いくつかの場合には、メモリ1030は、特に、周辺構成要素またはデバイスとの対話などの、基本的なハードウェアまたはソフトウェア動作を制御し得る、基本入出力システム(BIOS)を含んでいることがある。
【0172】
[0182]プロセッサ1040は、インテリジェントハードウェアデバイス(たとえば、汎用プロセッサ、DSP、CPU、マイクロコントローラ、ASIC、FPGA、プログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理構成要素、個別ハードウェア構成要素、またはそれらの任意の組合せ)を含み得る。いくつかの場合には、プロセッサ1040は、メモリコントローラを使用してメモリアレイを動作させるように構成され得る。他の場合には、メモリコントローラは、プロセッサ1040に組み込まれ得る。プロセッサ1040は、デバイス1005に様々な機能(たとえば、高効率伝送モードシグナリングをサポートする機能またはタスク)を実行させるために、メモリ(たとえば、メモリ1030)に記憶されたコンピュータ可読命令を実行するように構成され得る。
【0173】
[0183]コード1035は、ワイヤレス通信をサポートするための命令を含む、本開示の態様を実装するための命令を含み得る。コード1035は、システムメモリまたは他のタイプのメモリなどの、非一時的コンピュータ可読媒体に記憶され得る。いくつかの場合には、コード1035は、プロセッサ1040によって直接的に実行可能でないことがあるが、(たとえば、コンパイルされ実行されたとき)コンピュータに本明細書で説明する機能を実行させ得る。
【0174】
[0184]図11は、本開示の態様による、高効率伝送モードシグナリングをサポートするデバイス1105のブロック図1100を示す。デバイス1105は、本明細書で説明する基地局105の態様の一例であり得る。デバイス1105は、受信機1110と、通信マネージャ1115と、送信機1120とを含み得る。デバイス1105はまた、プロセッサを含み得る。これらの構成要素の各々は(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信し得る。
【0175】
[0185]受信機1110は、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネルに関連付けられた制御情報(たとえば、制御チャネル、データチャネル、および高効率伝送モードシグナリングに関する情報など)などの情報を受信し得る。情報は、デバイス1105の他の構成要素に受け渡されてよい。受信機1110は、図14を参照しながら説明するトランシーバ1420の態様の一例であり得る。受信機1110は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
【0176】
[0186]通信マネージャ1115は、UEから、放射に関連する第1の能力に対応する第1の伝送効率動作モードと、放射に関連する第1の能力に対して緩和されている、放射に関連する第2の能力に対応する第2の伝送効率動作モードとに従って動作するUEの能力の指示を受信し、能力の受信された指示に基づき、第1の伝送効率動作モードまたは第2の伝送効率動作モードに従ってUEから信号を受信し得る。通信マネージャ1115は、本明細書で説明する通信マネージャ1410の態様の一例であり得る。
【0177】
[0187]通信マネージャ1115またはその副構成要素は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるコード(たとえば、ソフトウェアまたはファームウェア)、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。プロセッサによって実行されるコードにおいて実装される場合、通信マネージャ1115またはその副構成要素の機能は、汎用プロセッサ、DSP、特定用途向け集積回路(ASIC)、FPGAまたは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本開示で説明する機能を実施するように設計されたそれらの任意の組合せによって実行され得る。
【0178】
[0188]通信マネージャ1115またはその副構成要素は、1つまたは複数の物理構成要素によって機能の部分が様々な物理的位置において実装されるように分散されることを含めて、様々な位置に物理的に配置され得る。いくつかの例では、通信マネージャ1115またはその副構成要素は、本開示の様々な態様による別個で個別の構成要素であり得る。いくつかの例では、通信マネージャ1115またはその副構成要素は、限定はされないが、本開示の様々な態様による、入力/出力(I/O)構成要素、トランシーバ、ネットワークサーバ、別のコンピューティングデバイス、本開示で説明する1つまたは複数の他の構成要素、あるいはそれらの組合せを含む、1つまたは複数の他のハードウェア構成要素と組み合わされ得る。
【0179】
[0189]送信機1120は、デバイス1105の他の構成要素によって生成された信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機1120は、トランシーバモジュール内で受信機1110とコロケートされてよい。たとえば、送信機1120は、図14を参照して説明するトランシーバ1420の態様の一例であり得る。送信機1120は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
【0180】
[0190]図12は、本開示の態様による、高効率伝送モードシグナリングをサポートするデバイス1205のブロック図1200を示す。デバイス1205は、本明細書で説明するデバイス1105または基地局105の態様の一例であり得る。デバイス1205は、受信機1210と、通信マネージャ1215と、送信機1230とを含み得る。デバイス1205はまた、プロセッサを含み得る。これらの構成要素の各々は(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信し得る。
【0181】
[0191]受信機1210は、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネルに関連付けられた制御情報(たとえば、制御チャネル、データチャネル、および高効率伝送モードシグナリングに関する情報など)などの情報を受信し得る。情報は、デバイス1205の他の構成要素に受け渡されてよい。受信機1210は、図14を参照しながら説明するトランシーバ1420の態様の一例であり得る。受信機1210は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
【0182】
[0192]通信マネージャ1215は、本明細書で説明する通信マネージャ1115の態様の一例であり得る。通信マネージャ1215は、能力指示構成要素1220と、効率動作受信構成要素1225とを含み得る。通信マネージャ1215は、本明細書で説明する通信マネージャ1410の態様の一例であり得る。
【0183】
[0193]能力指示構成要素1220は、UEから、放射に関連する第1の能力に対応する、第1の伝送効率動作モードと、放射に関連する第1の能力と比較して緩和されている放射に関連する第2の能力に対応する、第2の伝送効率動作モードとに従って動作するためのUEの能力の指示を受信し得る。
【0184】
[0194]効率動作受信構成要素1225は、能力の受信された指示に基づいて、第1の伝送効率動作モードまたは第2の伝送効率動作モードに従ってUEから信号を受信し得る。
【0185】
[0195]送信機1230は、デバイス1205の他の構成要素によって生成された信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機1230は、トランシーバモジュール内で受信機1210とコロケートされてよい。たとえば、送信機1230は、図14を参照して説明するトランシーバ1420の態様の一例であり得る。送信機1230は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
【0186】
[0196]図13は、本開示の態様による、高効率伝送モードシグナリングをサポートする通信マネージャ1305のブロック図1300を示す。通信マネージャ1305は、本明細書で説明する、通信マネージャ1115、通信マネージャ1215、または通信マネージャ1410の態様の一例であり得る。通信マネージャ1305は、能力指示構成要素1310と、効率動作受信構成要素1315と、動作モード切替え構成要素1320とを含み得る。これらのモジュールの各々は、直接的または間接的に、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信し得る。
【0187】
[0197]能力指示構成要素1310は、UEから、放射に関連する第1の能力に対応する、第1の伝送効率動作モードと、放射に関連する第1の能力と比較して緩和されている放射に関連する第2の能力に対応する、第2の伝送効率動作モードとに従って動作するためのUEの能力の指示を受信し得る。
【0188】
[0198]いくつかの場合には、能力の指示は、第1の伝送効率動作モードを識別する第1の指標、または第2の伝送効率動作モードを識別する第2の指標、またはそれらの組合せを含む。
【0189】
[0199]いくつかの場合には、能力の指示は、第1の伝送効率動作モード、または第2の伝送効率動作モードを識別する第2の指標、またはそれらの組合せに関連付けられるUEのためのパラメータのセットの各々に関する値を含む。
【0190】
[0200]いくつかの場合には、パラメータのセットは、電力ヘッドルーム、または最大電力低減、またはアンテナ構成の指示、またはバッテリーレベル、または隣接チャネル漏洩比、またはエラーベクトル振幅、または比吸収率、または最大許容暴露量、または第1の伝送効率動作モードと第2の伝送効率動作モードとの間の切替え速度もしくはレイテンシ、または第1もしくは第2の伝送効率動作モード用の伝送帯域幅のうちの1つまたは複数を含む。
【0191】
[0201]効率動作受信構成要素1315は、能力の受信された指示に基づいて、第1の伝送効率動作モードまたは第2の伝送効率動作モードに従ってUEから信号を受信し得る。
【0192】
[0202]動作モード切替え構成要素1320は、UEから、第1の伝送効率動作モードに従ってアップリンク信号を受信し得る。
【0193】
[0203]いくつかの例では、動作モード切替え構成要素1320は、第2の伝送効率動作モードに切り替えるためのコマンドをUEに送信し得る。
【0194】
[0204]いくつかの例では、動作モード切替え構成要素1320は、UEから、第2の伝送効率動作モードに従ってアップリンク信号を受信し得る。
【0195】
[0205]図14は、本開示の態様による、高効率伝送モードシグナリングをサポートするデバイス1405を含むシステム1400の図を示す。デバイス1405は、本明細書で説明する、デバイス1105、デバイス1205、または基地局105の構成要素の一例であるか、またはこれらを含み得る。デバイス1405は、通信マネージャ1410と、ネットワーク通信マネージャ1415と、トランシーバ1420と、1つまたは複数のアンテナ1425と、メモリ1430と、プロセッサ1440と、局間通信マネージャ1445とを含む、通信を送信および受信するための構成要素を含む、双方向音声およびデータ通信のための構成要素を含み得る。これらの構成要素は、1つまたは複数のバス(たとえば、バス1450)を介して電子通信し得る。
【0196】
[0206]通信マネージャ1410は、UEから、放射に関連する第1の能力に対応する第1の伝送効率動作モードと、放射に関連する第1の能力に対して緩和されている、放射に関連する第2の能力に対応する第2の伝送効率動作モードとに従って動作するUEの能力の指示を受信し、能力の受信された指示に基づき、第1の伝送効率動作モードまたは第2の伝送効率動作モードに従ってUEから信号を受信し得る。
【0197】
[0207]ネットワーク通信マネージャ1415は、(たとえば、1つまたは複数のワイヤードバックホールリンクを介して)コアネットワークとの通信を管理し得る。たとえば、ネットワーク通信マネージャ1415は、1つまたは複数のUE115などのクライアントデバイスのためのデータ通信の転送を管理し得る。
【0198】
[0208]トランシーバ1420は、上記で説明したように、1つまたは複数のアンテナ、ワイヤードリンク、またはワイヤレスリンクを介して双方向に通信し得る。たとえば、トランシーバ1420は、ワイヤレストランシーバを表し得、別のワイヤレストランシーバと双方向に通信し得る。トランシーバ1420は、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のためにアンテナに与え、アンテナから受信されたパケットを復調するためのモデムも含み得る。
【0199】
[0209]いくつかの場合には、ワイヤレスデバイスは、単一のアンテナ1425を含み得る。しかしながら、いくつかの場合には、デバイスは、複数のワイヤレス送信を同時に送信または受信することが可能であり得る2つ以上のアンテナ1425を有し得る。いくつかの場合には、アンテナ1025は、アンテナのグループまたは1つもしくは複数のアンテナアレイであり得る。
【0200】
[0210]メモリ1430は、RAM、ROM、またはそれらの組合せを含み得る。メモリ1430は、プロセッサ(たとえば、プロセッサ1440)によって実行されるとき、デバイスに本明細書で説明する様々な機能を実行させる命令を含むコンピュータ可読コード1435を記憶し得る。いくつかの場合には、メモリ1430は、特に、周辺構成要素またはデバイスとの対話などの、基本的なハードウェアまたはソフトウェアの動作を制御し得るBIOSを含み得る。
【0201】
[0211]プロセッサ1440は、インテリジェントハードウェアデバイス(たとえば、汎用プロセッサ、DSP、CPU、マイクロコントローラ、ASIC、FPGA、プログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理構成要素、個別ハードウェア構成要素、またはそれらの任意の組合せ)を含み得る。いくつかの場合には、プロセッサ1440は、メモリコントローラを使用してメモリアレイを動作させるように構成され得る。いくつかの場合には、メモリコントローラは、プロセッサ1440に組み込まれ得る。プロセッサ1440は、デバイス1405に様々な機能(たとえば、高効率伝送モードシグナリングをサポートする機能またはタスク)を実行させるために、メモリ(たとえば、メモリ1430)に記憶されたコンピュータ可読命令を実行するように構成され得る。
【0202】
[0212]局間通信マネージャ1445は、他の基地局105との通信を管理し得、他の基地局105と協働してUE115との通信を制御するためのコントローラまたはスケジューラを含み得る。たとえば、局間通信マネージャ1445は、ビームフォーミングまたはジョイント送信などの様々な干渉緩和技法のためにUE115への送信のためのスケジューリングを協調させ得る。いくつかの例では、局間通信マネージャ1445は、基地局105間の通信を行うために、LTE/LTE-Aワイヤレス通信ネットワーク技術内のX2インターフェースを提供し得る。
【0203】
[0213]コード1435は、ワイヤレス通信をサポートするための命令を含む、本開示の態様を実装するための命令を含み得る。コード1435は、システムメモリまたは他のタイプのメモリなどの、非一時的コンピュータ可読媒体に記憶され得る。いくつかの場合には、コード1435は、プロセッサ1440によって直接的に実行可能でないことがあるが、(たとえば、コンパイルされ実行されたとき)コンピュータに本明細書で説明する機能を実行させ得る。
【0204】
[0214]図15は、本開示の態様による、高効率伝送モードシグナリングをサポートする方法1500を示すフローチャートを示す。方法1500の動作は、本明細書で説明するUE115またはその構成要素によって実施され得る。たとえば、方法1500の動作は、図7図10を参照して説明したように、通信マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、UEは、以下で説明する機能を実行するようにUEの機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、UEは、専用ハードウェアを使用して、以下で説明する機能の態様を実行し得る。
【0205】
[0215]1505において、UEは、第1の伝送効率動作モードと、第2の伝送効率動作モードとに従って動作するためのUEの能力の指示を基地局に送信し得る。たとえば、UEは、標準的な伝送効率動作モードまたは高伝送効率動作モードに従って動作するためのUEの能力を指示するRRCシグナリングを介して能力報告を送信し得る。この指示は、UEカテゴリーまたは効率モードを与えるテーブル内の項目に対応する指標、ハードウェア能力またはチャネル状態に関連付けられた値、パラメータ、またはそれらの任意の組合せであり得る。1505の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1505の動作の態様は、図7図10を参照しながら説明した動作モード能力構成要素によって実行され得る。
【0206】
[0216]1510において、UEは、能力の送信された指示に基づいて、第1の伝送効率動作モードまたは第2の伝送効率動作モードに従って基地局に送信し得る。たとえば、UEは、アップリンク送信のための1つまたは複数のアップリンク許可を含むダウンリンク送信を受信し得、この許可は、アップリンク送信において使用すべき動作モードを示し得る。UEは、第1または第2の送信効率動作モード(たとえば、標準的な効率動作モードまたは高効率動作モード)を選択し得る。基地局は、スケジューリング許可ごとのベースで伝送効率動作モードを示し得、L1シグナリングを用いた半持続性、MAC CEシグナリング、または他のダウンリンク送信を介して伝送効率動作モードを示し得る。UEは、選択または指示された動作モードに従って、許可されたリソースを介してアップリンク送信を送り得る。1510の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1510の動作の態様は、図7図10を参照しながら説明した効率動作送信構成要素によって実行され得る。
【0207】
[0217]図16は、本開示の態様による、高効率伝送モードシグナリングをサポートする方法1600を示すフローチャートを示す。方法1600の動作は、本明細書で説明するUE115またはその構成要素によって実施され得る。たとえば、方法1600の動作は、図7図10を参照しながら説明したように、通信マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、UEは、以下で説明される機能を実施するようにUEの機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、UEは、専用ハードウェアを使用して、以下で説明する機能の態様を実行し得る。
【0208】
[0218]1605において、UEは、第1の伝送効率動作モードと、第2の伝送効率動作モードとに従って動作するためのUEの能力の指示を基地局に送信し得る。たとえば、UEは、標準的な伝送効率動作モードまたは高伝送効率動作モードに従って動作するためのUEの能力を指示するRRCシグナリングを介して能力報告を送信し得る。この指示は、UEカテゴリーまたは効率モードを与えるテーブル内の項目に対応する指標、ハードウェア能力またはチャネル状態に関連付けられた値、パラメータ、またはそれらの任意の組合せであり得る。1605の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1605の動作の態様は、図7図10を参照しながら説明した動作モード能力構成要素によって実行され得る。
【0209】
[0219]1610において、UEは、基地局から、UEのための第1の帯域幅を識別する構成を受信し得る。たとえば、基地局は、アップリンク送信を送信すべきリソースを示すアップリンク許可を送信し得る。アップリンク許可は、(たとえば、特定のBWPにおける)1つまたは複数の制限された帯域幅を示し得る。1610の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1610の動作の態様は、図7図10を参照しながら説明した制限帯域幅構成要素によって実行され得る。
【0210】
[0220]1615において、UEは、UEのために構成された第1の帯域幅が第1の伝送効率動作モードに関連することを識別し得る。たとえば、UEは、指示されたBWP上でのアップリンク送信が、特定の効率モードに従って送信されるべきであると決定し得る。1615の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1615の動作の態様は、図7図10を参照しながら説明した制限帯域幅構成要素によって実行され得る。
【0211】
[0221]1620において、UEは、識別することに基づき第1の伝送効率動作モードに従って動作することを決定し得る。たとえば、UE115は、高伝送効率の動作モードが、指示されたBWP上でのアップリンク送信のために許可または期待されると決定し得る。1620の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1620の動作の態様は、図7図10を参照しながら説明した制限帯域幅構成要素によって実行され得る。
【0212】
[0222]1625において、UEは、能力の送信された指示に基づいて、第1の伝送効率動作モードまたは第2の伝送効率動作モードに従って基地局に送信し得る。たとえば、UEは、関連する伝送効率モード(たとえば、高伝送効率動作モード)を使用して、許可されたリソース(たとえば、制限されたBWP)上でアップリンク送信を送信し得る。1625の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1625の動作の態様は、図7図10を参照しながら説明した効率動作送信構成要素によって実行され得る。
【0213】
[0223]図17は、本開示の態様による、高効率伝送モードシグナリングをサポートする方法1700を示すフローチャートを示す。方法1700の動作は、本明細書で説明する基地局105またはその構成要素によって実施され得る。たとえば、方法1700の動作は、図11図14を参照しながら説明した通信マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、基地局は、以下で説明する機能を実行するように基地局の機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、基地局は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明する機能の態様を実行し得る。
【0214】
[0224]1705において、基地局1220は、UEから、放射に関連する第1の能力に対応する、第1の伝送効率動作モードと、放射に関連する第1の能力と比較して緩和されている放射に関連する第2の能力に対応する、第2の伝送効率動作モードとに従って動作するためのUEの能力の指示を受信し得る。たとえば、基地局は、標準的な伝送効率動作モードまたは高伝送効率動作モードに従って動作するためのUEの能力を指示するRRCシグナリングを介して能力報告を受信し得る。この指示は、UEカテゴリーまたは効率モードを与えるテーブル内の項目に対応する指標、ハードウェア能力またはチャネル状態に関連付けられた値、パラメータ、またはそれらの任意の組合せであり得る。1705の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1705の動作の態様は、図11図14を参照しながら説明した能力指示構成要素によって実行され得る。
【0215】
[0225]1710において、基地局は、能力の受信された指示に基づいて、第1の伝送効率動作モードまたは第2の伝送効率動作モードに従ってUEから信号を受信し得る。たとえば、基地局は、UEに、アップリンク送信のための1つまたは複数のアップリンク許可を含むダウンリンク送信を送信し得、この許可は、アップリンク送信において使用すべき動作モードを示し得る。UEは、第1または第2の送信効率動作モード(たとえば、標準的な効率動作モードまたは高効率動作モード)を選択し得る。基地局は、スケジューリング許可ごとのベースで伝送効率動作モードを示し得、L1シグナリングを用いた半持続性、MAC CEシグナリング、または他のダウンリンク送信を介して伝送効率動作モードを示し得る。UEは、選択または指示された動作モードに従って、許可されたリソースを介してアップリンク送信を送り得る。1710の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1710の動作の態様は、図11図14を参照しながら説明した効率動作受信構成要素によって実行され得る。
【0216】
[0226]本明細書で説明する方法が、可能な実装形態を表すこと、ならびに動作およびステップが並べ替えられるかあるいは別の様態で変更され得ること、ならびに他の実装形態が可能であることに留意されたい。さらに、方法のうちの2つ以上からの態様が組み合わされ得る。
【0217】
[0227]本明細書で説明する技法は、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交周波数分割多元接続(OFDMA)、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA)、および他のシステムなどの、様々なワイヤレス通信システムに使用され得る。CDMAシステムは、CDMA2000、ユニバーサル地上波無線アクセス(UTRA)などの無線技術を実装し得る。CDMA2000は、IS-2000、IS-95、およびIS-856の規格を包含する。IS-2000リリースは、一般に、CDMA2000 1X、1Xなどと呼ばれることがある。IS-856(TIA-856)は、一般に、CDMA2000 1xEV-DO、高速パケットデータ(HRPD:High Rate Packet Data)などと呼ばれる。UTRAは、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標))とCDMAの他の変形形態とを含む。TDMAシステムは、モバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標):Global System for Mobile Communications)などの無線技術を実装し得る。
【0218】
[0228]OFDMAシステムは、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、発展型UTRA(E-UTRA)、米国電気電子技術者協会(IEEE)802.11(Wi-Fi(登録商標))、IEEE802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE802.20、Flash-OFDMなどの無線技術を実装し得る。UTRAおよびE-UTRAは、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム(UMTS:Universal Mobile Telecommunications System)の一部である。LTE、LTE-A、およびLTE-Aプロは、E-UTRAを使用するUMTSのリリースである。UTRA、E-UTRA、UMTS、LTE、LTE-A、LTE-Aプロ、NR、およびGSMは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP(登録商標))という名称の組織からの文書に記載されている。CDMA2000およびUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)という名称の組織からの文書に記載されている。本明細書で説明した技法は、本明細書で述べたシステムおよび無線技術、ならびに他のシステムおよび無線技術に使用されてよい。LTE、LTE-A、LTE-Aプロ、またはNRシステムの態様は、例として説明され得、LTE、LTE-A、LTE-Aプロ、またはNRの用語が説明の大部分において使用され得るが、本明細書で説明した技法は、LTE、LTE-A、LTE-Aプロ、またはNRの適用例以外に適用可能である。
【0219】
[0229]マクロセルは、概して、比較的大きい地理的エリア(たとえば、半径数キロメートル)をカバーし、サービスに加入しているUEによるネットワークプロバイダとの無制限アクセスを可能にし得る。スモールセルは、マクロセルと比較して、低電力基地局に関連付けられ得、スモールセルは、マクロセルと同じかまたは異なる(たとえば、認可、無認可などの)周波数帯域内で動作し得る。スモールセルは、様々な例によれば、ピコセルと、フェムトセルと、マイクロセルとを含んでよい。ピコセルは、たとえば、小さい地理的エリアをカバーすることができ、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。フェムトセルはまた、小さい地理的エリア(たとえば、自宅)をカバーし得、フェムトセルとの関連を有するUE(たとえば、限定加入者グループ(CSG:closed subscriber group)中のUE、自宅内のユーザのためのUEなど)による制限付きアクセスを与え得る。マクロセルのためのeNBは、マクロeNBと呼ばれることがある。スモールセルのためのeNBは、スモールセルeNB、ピコeNB、フェムトeNB、またはホームeNBと呼ばれることがある。eNBは、1つまたは複数の(たとえば、2つ、3つ、4つなどの)セルをサポートし得、また、1つまたは複数のコンポーネントキャリアを使用する通信をサポートし得る。
【0220】
[0230]本明細書で説明したワイヤレス通信システムは、同期動作または非同期動作をサポートし得る。同期動作の場合、基地局は、同様のフレームタイミングを有する場合があり、異なる基地局からの送信は、時間的にほぼ揃っている場合がある。非同期動作の場合、基地局は、異なるフレームタイミングを有する場合があり、異なる基地局からの送信は、時間的に揃っていない場合がある。本明細書で説明した技法は、同期動作または非同期動作のいずれかに使用され得る。
【0221】
[0231]本明細書で説明した情報および信号は、様々な異なる技術および技法のいずれかを使用して表され得る。たとえば、説明全体を通じて参照され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場または磁気粒子、光場または光粒子、あるいはそれらの任意の組合せによって表現され得る。
【0222】
[0232]本明細書の開示に関して説明した様々な例示的なブロックおよびモジュールは、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGAまたは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明された機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行され得る。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサは、コンピューティングデバイスの組合せ(たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成)としても実装され得る。
【0223】
[0233]本明細書で説明される機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはその任意の組合せで実施され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアで実装される場合、機能は、コンピュータ可読媒体上の1つまたは複数の命令またはコードとして記憶されまたはこれを介して送信され得る。他の例および実装形態は、本開示の範囲および添付の特許請求の範囲内にある。たとえば、ソフトウェアの性質により、本明細書で説明した機能は、プロセッサ、ハードウェア、ファームウェア、ハードワイヤリング、またはこれらのうちのいずれかの組合せによって実行されるソフトウェアを使用して実装され得る。機能を実装する特徴はまた、機能の部分が、異なる物理的位置に実装されるように分散されることを含めて、様々な位置に物理的に配置され得る。
【0224】
[0234]コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む、非一時的コンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方を含む。非一時的記憶媒体は、汎用または専用コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、非一時的コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM(登録商標))、フラッシュメモリ、コンパクトディスク(CD)-ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコード手段を搬送または記憶するために使用され得、汎用もしくは専用コンピュータ、または汎用もしくは専用プロセッサによってアクセスされ得る、任意の他の非一時的媒体を含み得る。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義の中に含まれる。本明細書で使用されるディスク(disk)およびディスク(disc)は、CD、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびBlu-ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれる。
【0225】
[0235]特許請求の範囲内を含めて本明細書で使用される、項目のリスト(たとえば、「のうちの少なくとも1つ」または「のうちの1つまたは複数」などの句で終わる項目のリスト)中で使用される「または」は、たとえば、A、B、またはCのうちの少なくとも1つのリストが、AまたはBまたはCまたはABまたはACまたはBCまたはABC(すなわち、AおよびBおよびC)を意味するような包括的なリストを示す。また、本明細書で使用される「に基づいて」という句は、条件の閉集合への参照と解釈されないものとする。たとえば、「条件Aに基づいて」と記述された例示的なステップは、本開示の範囲から逸脱することなく、条件Aと条件Bの両方に基づき得る。言い換えれば、本明細書で使用される「に基づいて」という句は、「に少なくとも部分的に基づいて」という句と同様に解釈されるものとする。
【0226】
[0236]添付の図では、同様の構成要素または特徴は同じ参照ラベルを有し得る。さらに、同じタイプの様々な構成要素は、参照ラベルの後に、ダッシュと、同様の構成要素を区別する第2のラベルとを続けることによって区別される場合がある。第1の参照ラベルのみが本明細書において使用される場合、その説明は、第2の参照ラベル、または他の後続の参照ラベルにかかわらず、同じ第1の参照ラベルを有する同様の構成要素のうちのいずれか1つにも適用可能である。
【0227】
[0237]添付の図面に関して本明細書に記載した説明は、例示的な構成について説明しており、実装され得るか、または特許請求の範囲の範囲内にあるすべての例を表すとは限らない。本明細書で使用される「例示的」という用語は、「例、事例、または例示として働くこと」を意味し、「好ましい」または「他の例よりも有利な」を意味しない。発明を実施するための形態は、説明する技法の理解を与えるための具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの技法は、これらの具体的な詳細なしに実践されてよい。いくつかの事例では、説明した例の概念を不明瞭にすることを回避するために、よく知られている構造およびデバイスがブロック図の形式で示される。
【0228】
[0238]本明細書の説明は、当業者が本開示を作成または使用することを可能にするように提供される。本開示の様々な変更は、当業者には容易に明らかとなり、本明細書で定義された一般原理は、本開示の範囲から逸脱することなく他の変形形態に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書で説明した例および設計に限定されず、本明細書で開示された原理および新規の特徴に合致する最も広い範囲を与えられるべきである。
以下に本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
放射に関連する第1の能力に対応する第1の伝送効率動作モードと、放射に関連する第2の能力に対応する第2の伝送効率動作モードとに従って動作することが可能であるユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための方法であって、
前記第1の伝送効率動作モードと、前記第2の伝送効率動作モードとに従って動作するための前記UEの能力の指示を基地局に送信することと、
前記能力の前記送信された指示に少なくとも部分的に基づいて、前記第1の伝送効率動作モードまたは前記第2の伝送効率動作モードに従って前記基地局に送信することとを備える、方法。
[C2]
前記第1の伝送効率動作モードまたは前記第2の伝送効率動作モードに従って送信することは、
前記第1の伝送効率動作モードに従って前記基地局に送信することと、
前記第2の伝送効率動作モードに従って送信することに切り替えることを決定することと、
前記決定することに少なくとも部分的に基づいて、前記第2の伝送効率動作モードに従って前記基地局に送信することとを備える、C1に記載の方法。
[C3]
切り替えることを決定することは、
前記基地局から、前記第2の伝送効率動作モードに切り替えるためのコマンドを受信することと、
応答前記受信されたコマンドに前記第2の伝送効率動作モードに従って送信することに切り替えることを決定することとを備える、C2に記載の方法。
[C4]
切り替えることを決定することは、
前記UEによって、1つまたは複数のUE動作状態の変化を識別することと、
前記UEによって、前記識別された変化に少なくとも部分的に基づいて、前記第2の伝送効率動作モードに従って送信することに切り替えることを決定することとを備える、C2に記載の方法。
[C5]
前記能力の前記指示は、前記第1の伝送効率動作モードを識別する第1の指標、または前記第2の伝送効率動作モードを識別する第2の指標、またはそれらの組合せを備える、C1に記載の方法。
[C6]
前記能力の前記指示は、前記第1の伝送効率動作モード、または前記第2の伝送効率動作モードを識別する前記第2の指標、またはそれらの組合せに関連付けられる、前記UEのためのパラメータのセットの各々に関する値を備える、C1に記載の方法。
[C7]
前記パラメータのセットは、電力ヘッドルーム、または最大電力低減、またはアンテナ構成の指示、またはバッテリーレベル、または隣接チャネル漏洩比、またはエラーベクトル振幅、または比吸収率、または最大許容暴露量、または前記第1の伝送効率動作モードと前記第2の伝送効率動作モードとの間の切替え速度もしくはレイテンシ、または前記第1もしくは第2の伝送効率動作モード用の伝送帯域幅のうちの1つまたは複数を備える、C6に記載の方法。
[C8]
前記基地局から、前記UEのための第1の帯域幅を識別する構成を受信することと、
前記UEのために構成された前記第1の帯域幅が、前記第1の伝送効率動作モードに関連することを識別することと、
前記識別することに少なくとも部分的に基づいて、前記第1の伝送効率動作モードに従って動作することを決定することとをさらに備える、C1に記載の方法。
[C9]
前記UEのための第1の帯域幅パート構成を備える、前記第1の帯域幅の前記構成、C8に記載の方法。
[C10]
前記基地局から、第1の帯域幅内のアップリンクリソースの許可を受信することと、
前記第1の帯域幅が、前記第1の伝送効率動作モードに関連することを識別することと、
前記識別することに少なくとも部分的に基づいて、前記第1の伝送効率動作モードに従って前記アップリンクリソース上で前記基地局に送信することとをさらに備える、C1に記載の方法。
[C11]
前記基地局から、前記UEが前記第1の伝送効率動作モードを使用する指示を受信することと、
前記受信された指示に少なくとも部分的に基づいて、前記第1の伝送効率動作モードに従って前記基地局に送信することとをさらに備える、C1に記載の方法。
[C12]
前記指示を受信することは、
構成における前記指示、スケジューリング許可、半永続的なレイヤ1シグナリング、または媒体アクセス制御(MAC)制御要素を受信することを備える、C11に記載の方法。
[C13]
前記基地局から、前記UEが前記第1の伝送効率動作モードを使用してサウンディング基準信号を送信する命令を受信することと、
前記第1の伝送効率動作モードに従って前記サウンディング基準信号を送信することとをさらに備える、C1に記載の方法。
[C14]
前記基地局から、前記UEが前記第1の伝送効率動作モードまたは前記第2の伝送効率動作モードの一方を選択することを許可されるという指示を受信することと、
前記受信された指示に少なくとも部分的に基づいて、前記第1の伝送効率動作モードに従って送信することを選択することと、
前記選択された第1の伝送効率動作モードに従って前記基地局に送信することとをさらに備える、C1に記載の方法。
[C15]
前記指示を受信することは、
構成における前記指示、スケジューリング許可、半永続的なレイヤ1シグナリング、または媒体アクセス制御(MAC)制御要素を受信することを備える、C14に記載の方法。
[C16]
リソースブロックのセットを備える、前記UEによるアップリンク送信のための周波数割振りを識別することと、
前記周波数割振りのために前記第1の伝送効率動作モードを使用することに関連する電力レベルが、前記周波数割振りのために前記第2の伝送効率動作モードを使用することに関連する電力よりも小さいと決定することと、
前記決定することに少なくとも部分的に基づいて、前記第1の伝送効率動作モードに従って送信するための前記リソースブロックのセットのサブセットを前記UEによって選択することとをさらに備える、C1に記載の方法。
[C17]
放射に関連する前記第1の能力は、第1の隣接チャネル漏洩比、または第1のエラーベクトル振幅、または第1の比吸収率、または第1の最大許容暴露量、またはそれらの組合せを備え、
放射に関連する前記第2の能力は、第2の隣接チャネル漏洩比、または第2のエラーベクトル振幅、または第2の比吸収率、または第2の最大許容暴露量、またはそれらの組合せを備える、C1に記載の方法。
[C18]
基地局におけるワイヤレス通信のための方法であって、
ユーザ機器(UE)から、放射に関連する第1の能力に対応する、第1の伝送効率動作モードと、放射に関連する前記第1の能力と比較して緩和されている放射に関連する第2の能力に対応する、第2の伝送効率動作モードとに従って動作するための前記UEの能力の指示を受信することと、
前記UEから、前記能力の前記受信された指示に少なくとも部分的に基づいて、前記第1の伝送効率動作モードまたは前記第2の伝送効率動作モードに従って信号を受信することとを備える、方法。
[C19]
前記UEから、前記第1の伝送効率動作モードに従ってアップリンク信号を受信することと、
前記UEに、前記第2の伝送効率動作モードに切り替えるためのコマンドを送信することと、
前記UEから、前記第2の伝送効率動作モードに従ってアップリンク信号を受信することとをさらに備える、C18に記載の方法。
[C20]
前記能力の前記指示は、前記第1の伝送効率動作モードを識別する第1の指標、または前記第2の伝送効率動作モードを識別する第2の指標、またはそれらの組合せを備える、C18に記載の方法。
[C21]
前記能力の前記指示は、前記第1の伝送効率動作モード、または前記第2の伝送効率動作モードを識別する前記第2の指標、またはそれらの組合せに関連付けられる、前記UEのためのパラメータのセットの各々に関する値を備える、C18に記載の方法。
[C22]
前記パラメータのセットは、電力ヘッドルーム、または最大電力低減、またはアンテナ構成の指示、またはバッテリーレベルのうちの1つまたは複数を備える、C21に記載の方法。
[C23]
放射に関連する前記第1の能力は、第1の隣接チャネル漏洩比、または第1のエラーベクトル振幅、または第1の比吸収率、または第1の最大許容暴露量、またはそれらの組合せを備え、
放射に関連する前記第2の能力は、第2の隣接チャネル漏洩比、または第2のエラーベクトル振幅、または第2の比吸収率、または第2の最大許容暴露量、またはそれらの組合せを備える、C21に記載の方法。
[C24]
第1の伝送効率動作モードと、第2の伝送効率動作モードとに従って動作することが可能であるユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための装置であって、
プロセッサと、
前記プロセッサに結合されたメモリと、
前記メモリに記憶された命令とを備え、前記命令は、前記装置に、
前記第1の伝送効率動作モードと、前記第2の伝送効率動作モードとに従って動作するための前記UEの能力の指示を基地局に送信することと、
前記能力の前記送信された指示に少なくとも部分的に基づいて、前記第1の伝送効率動作モードまたは前記第2の伝送効率動作モードに従って前記基地局に送信することと
を行わせるために前記プロセッサによって実行可能である、装置。
[C25]
前記命令が、前記装置に、
前記第1の伝送効率動作モードに従って前記基地局に送信することと、
前記第2の伝送効率動作モードに従って送信することに切り替えることを決定することと、
前記決定することに少なくとも部分的に基づいて、前記第2の伝送効率動作モードに従って前記基地局に送信することとを行わせるために前記プロセッサによってさらに実行可能である、C24に記載の装置。
[C26]
前記命令は、前記装置に、
前記基地局から、前記第2の伝送効率動作モードに切り替えるためのコマンドを受信することと、
応答前記受信されたコマンドに前記第2の伝送効率動作モードに従って送信することに切り替えることを決定することとを行わせるために前記プロセッサによってさらに実行可能である、C25に記載の装置。
[C27]
前記命令は、前記装置に、
前記UEによって、1つまたは複数のUE動作状態の変化を識別することと、
前記UEによって、前記識別された変化に少なくとも部分的に基づいて、前記第2の伝送効率動作モードに従って送信することに切り替えることを決定することとを行わせるために前記プロセッサによってさらに実行可能である、C25に記載の装置。
[C28]
前記能力の前記指示は、前記第1の伝送効率動作モードを識別する第1の指標、または前記第2の伝送効率動作モードを識別する第2の指標、またはそれらの組合せを備える、C24に記載の装置。
[C29]
前記能力の前記指示は、前記第1の伝送効率動作モード、または前記第2の伝送効率動作モードを識別する前記第2の指標、またはそれらの組合せに関連付けられる、前記UEのためのパラメータのセットの各々に関する値を備える、C24に記載の装置。
[C30]
前記パラメータのセットは、電力ヘッドルーム、または最大電力低減、またはアンテナ構成の指示、またはバッテリーレベル、または隣接チャネル漏洩比、またはエラーベクトル振幅、または比吸収率、または最大許容暴露量、または前記第1の伝送効率動作モードと前記第2の伝送効率動作モードとの間の切替え速度もしくはレイテンシ、または前記第1もしくは第2の伝送効率動作モード用の伝送帯域幅のうちの1つまたは複数を備える、C29に記載の装置。
[C31]
前記命令が、前記装置に、
前記基地局から、前記UEのための第1の帯域幅を識別する構成を受信することと、
前記UEのために構成された前記第1の帯域幅が、前記第1の伝送効率動作モードに関連することを識別することと、
前記識別することに少なくとも部分的に基づいて、前記第1の伝送効率動作モードに従って動作することを決定することとを行わせるために前記プロセッサによってさらに実行可能である、C24に記載の装置。
[C32]
前記UEのための第1の帯域幅パート構成を備える、前記第1の帯域幅の前記構成、C31に記載の装置。
[C33]
前記命令が、前記装置に、
前記基地局から、第1の帯域幅内のアップリンクリソースの許可を受信することと、
前記第1の帯域幅が、前記第1の伝送効率動作モードに関連することを識別することと、
前記識別することに少なくとも部分的に基づいて、前記第1の伝送効率動作モードに従って前記アップリンクリソース上で前記基地局に送信することとを行わせるために前記プロセッサによってさらに実行可能である、C24に記載の装置。
[C34]
前記命令が、前記装置に、
前記基地局から、前記UEが前記第1の伝送効率動作モードを使用する指示を受信することと、
前記受信された指示に少なくとも部分的に基づいて、前記第1の伝送効率動作モードに従って前記基地局に送信することとを行わせるために前記プロセッサによってさらに実行可能である、C24に記載の装置。
[C35]
前記指示を受信するための前記命令は、前記装置に、
構成における前記指示、スケジューリング許可、半永続的なレイヤ1シグナリング、または媒体アクセス制御(MAC)制御要素を受信することを行わせるために前記プロセッサによって実行可能である、C34に記載の装置。
[C36]
前記命令が、前記装置に、
前記基地局から、前記UEが前記第1の伝送効率動作モードを使用してサウンディング基準信号を送信する命令を受信することと、
前記第1の伝送効率動作モードに従って前記サウンディング基準信号を送信することとを行わせるために前記プロセッサによってさらに実行可能である、C24に記載の装置。
[C37]
前記命令が、前記装置に、
前記基地局から、前記UEが前記第1の伝送効率動作モードまたは前記第2の伝送効率動作モードの一方を選択することを許可されるという指示を受信することと、
前記受信された指示に少なくとも部分的に基づいて、前記第1の伝送効率動作モードに従って送信することを選択することと、
前記選択された第1の伝送効率動作モードに従って前記基地局に送信することとを行わせるために前記プロセッサによってさらに実行可能である、C24に記載の装置。
[C38]
前記指示を受信するための前記命令は、前記装置に、
構成における前記指示、スケジューリング許可、半永続的なレイヤ1シグナリング、または媒体アクセス制御(MAC)制御要素を受信することを行わせるために前記プロセッサによって実行可能である、C37に記載の装置。
[C39]
前記命令が、前記装置に、
リソースブロックのセットを備える、前記UEによるアップリンク送信のための周波数割振りを識別することと、
前記周波数割振りのために前記第1の伝送効率動作モードを使用することに関連する電力レベルが、前記周波数割振りのために前記第2の伝送効率動作モードを使用することに関連する電力よりも小さいと決定することと、
前記決定することに少なくとも部分的に基づいて、前記第1の伝送効率動作モードに従って送信するための前記リソースブロックのセットのサブセットを前記UEによって選択することとを行わせるために前記プロセッサによってさらに実行可能である、C24に記載の装置。
[C40]
放射に関連する前記第1の能力は、第1の隣接チャネル漏洩比、または第1のエラーベクトル振幅、または第1の比吸収率、または第1の最大許容暴露量、またはそれらの組合せを備え、
放射に関連する前記第2の能力は、第2の隣接チャネル漏洩比、または第2のエラーベクトル振幅、または第2の比吸収率、または第2の最大許容暴露量、またはそれらの組合せを備える、C24に記載の装置。
[C41]
基地局におけるワイヤレス通信のための装置であって、
プロセッサと、
前記プロセッサに結合されたメモリと、
前記メモリに記憶された命令とを備え、前記命令は、前記装置に、
ユーザ機器(UE)から、放射に関連する第1の能力に対応する、第1の伝送効率動作モードと、放射に関連する前記第1の能力と比較して緩和されている放射に関連する第2の能力に対応する、第2の伝送効率動作モードとに従って動作するための前記UEの能力の指示を受信することと、
前記UEから、前記能力の前記受信された指示に少なくとも部分的に基づいて、前記第1の伝送効率動作モードまたは前記第2の伝送効率動作モードに従って信号を受信することと
を行わせるために前記プロセッサによって実行可能である、装置。
[C42]
前記命令は、前記装置に、
前記UEから、前記第1の伝送効率動作モードに従ってアップリンク信号を受信することと、
前記UEに、前記第2の伝送効率動作モードに切り替えるためのコマンドを送信することと、
前記UEから、前記第2の伝送効率動作モードに従ってアップリンク信号を受信することとを行わせるために前記プロセッサによってさらに実行可能である、C41に記載の装置。
[C43]
前記能力の前記指示は、前記第1の伝送効率動作モードを識別する第1の指標、または前記第2の伝送効率動作モードを識別する第2の指標、またはそれらの組合せを備える、C41に記載の装置。
[C44]
前記能力の前記指示は、前記第1の伝送効率動作モード、または前記第2の伝送効率動作モードを識別する前記第2の指標、またはそれらの組合せに関連付けられる、前記UEのためのパラメータのセットの各々に関する値を備える、C41に記載の装置。
[C45]
前記パラメータのセットは、電力ヘッドルーム、または最大電力低減、またはアンテナ構成の指示、またはバッテリーレベル、または隣接チャネル漏洩比、またはエラーベクトル振幅、または比吸収率、または最大許容暴露量、または前記第1の伝送効率動作モードと前記第2の伝送効率動作モードとの間の切替え速度もしくはレイテンシ、または前記第1もしくは第2の伝送効率動作モード用の伝送帯域幅のうちの1つまたは複数を備える、C44に記載の装置。
[C46]
放射に関連する前記第1の能力は、第1の隣接チャネル漏洩比、または第1のエラーベクトル振幅、または第1の比吸収率、または第1の最大許容暴露量、またはそれらの組合せを備え、
放射に関連する前記第2の能力は、第2の隣接チャネル漏洩比、または第2のエラーベクトル振幅、または第2の比吸収率、または第2の最大許容暴露量、またはそれらの組合せを備える、C41に記載の装置。
[C47]
放射に関連する第1の能力に対応する第1の伝送効率動作モードと、放射に関連する第2の能力に対応する第2の伝送効率動作モードとに従って動作することが可能であるユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための装置であって、
前記第1の伝送効率動作モードと、前記第2の伝送効率動作モードとに従って動作するための前記UEの能力の指示を基地局に送信するための手段と、
前記能力の前記送信された指示に少なくとも部分的に基づいて、前記第1の伝送効率動作モードまたは前記第2の伝送効率動作モードに従って前記基地局に送信するための手段とを備える、装置。
[C48]
前記第1の伝送効率動作モードまたは前記第2の伝送効率動作モードに従って送信するための前記手段は、
前記第1の伝送効率動作モードに従って前記基地局に送信するための手段と、
前記第2の伝送効率動作モードに従って送信することに切り替えることを決定するための手段と、
前記決定することに少なくとも部分的に基づいて、前記第2の伝送効率動作モードに従って前記基地局に送信するための手段とを備える、C47に記載の装置。
[C49]
前記命令は、前記装置に、
前記基地局から、前記第2の伝送効率動作モードに切り替えるためのコマンドを受信するための手段と、
応答前記受信されたコマンドに前記第2の伝送効率動作モードに従って送信することに切り替えることを決定するための手段とを行わせるために前記プロセッサによってさらに実行可能である、C48に記載の装置。
[C50]
前記命令は、前記装置に、
前記UEによって、1つまたは複数のUE動作状態の変化を識別するための手段と、
前記UEによって、前記識別された変化に少なくとも部分的に基づいて、前記第2の伝送効率動作モードに従って送信することに切り替えることを決定するための手段とを行わせるために前記プロセッサによってさらに実行可能である、C48に記載の装置。
[C51]
前記能力の前記指示は、前記第1の伝送効率動作モードを識別する第1の指標、または前記第2の伝送効率動作モードを識別する第2の指標、またはそれらの組合せを備える、C47に記載の装置。
[C52]
前記能力の前記指示は、前記第1の伝送効率動作モード、または前記第2の伝送効率動作モードを識別する前記第2の指標、またはそれらの組合せに関連付けられる、前記UEのためのパラメータのセットの各々に関する値を備える、C47に記載の装置。
[C53]
前記パラメータのセットは、電力ヘッドルーム、または最大電力低減、またはアンテナ構成の指示、またはバッテリーレベル、または隣接チャネル漏洩比、またはエラーベクトル振幅、または比吸収率、または最大許容暴露量、または前記第1の伝送効率動作モードと前記第2の伝送効率動作モードとの間の切替え速度もしくはレイテンシ、または前記第1もしくは第2の伝送効率動作モード用の伝送帯域幅のうちの1つまたは複数を備える、C50に記載の装置。
[C54]
前記基地局から、前記UEのための第1の帯域幅を識別する構成を受信するための手段と、
前記UEのために構成された前記第1の帯域幅が、前記第1の伝送効率動作モードに関連することを識別するための手段と、
前記識別することに少なくとも部分的に基づいて、前記第1の伝送効率動作モードに従って動作することを決定するための手段とをさらに備える、C47に記載の装置。
[C55]
前記UEのための第1の帯域幅パート構成を備える、前記第1の帯域幅の前記構成、C52に記載の装置。
[C56]
前記基地局から、第1の帯域幅内のアップリンクリソースの許可を受信するための手段と、
前記第1の帯域幅が、前記第1の伝送効率動作モードに関連することを識別するための手段と、
前記識別することに少なくとも部分的に基づいて、前記第1の伝送効率動作モードに従って前記アップリンクリソース上で前記基地局に送信するための手段とをさらに備える、C47に記載の装置。
[C57]
前記基地局から、前記UEが前記第1の伝送効率動作モードを使用する指示を受信するための手段と、
前記受信された指示に少なくとも部分的に基づいて、前記第1の伝送効率動作モードに従って前記基地局に送信するための手段とをさらに備える、C47に記載の装置。
[C58]
前記指示を受信するための前記手段は、
構成における前記指示、スケジューリング許可、半永続的なレイヤ1シグナリング、または媒体アクセス制御(MAC)制御要素を受信するための手段を備える、C55に記載の装置。
[C59]
前記基地局から、前記UEが前記第1の伝送効率動作モードを使用してサウンディング基準信号を送信する命令を受信するための手段と、
前記第1の伝送効率動作モードに従って前記サウンディング基準信号を送信するための手段とをさらに備える、C47に記載の装置。
[C60]
前記基地局から、前記UEが前記第1の伝送効率動作モードまたは前記第2の伝送効率動作モードの一方を選択することを許可されるという指示を受信するための手段と、
前記受信された指示に少なくとも部分的に基づいて、前記第1の伝送効率動作モードに従って送信することを選択するための手段と、
前記選択された第1の伝送効率動作モードに従って前記基地局に送信するための手段とをさらに備える、C47に記載の装置。
[C61]
前記指示を受信するための前記手段は、
構成における前記指示、スケジューリング許可、半永続的なレイヤ1シグナリング、または媒体アクセス制御(MAC)制御要素を受信するための手段を備える、C58に記載の装置。
[C62]
リソースブロックのセットを備える、前記UEによるアップリンク送信のための周波数割振りを識別するための手段と、
前記周波数割振りのために前記第1の伝送効率動作モードを使用することに関連する電力レベルが、前記周波数割振りのために前記第2の伝送効率動作モードを使用することに関連する電力よりも小さいと決定するための手段と、
前記決定することに少なくとも部分的に基づいて、前記第1の伝送効率動作モードに従って送信するための前記リソースブロックのセットのサブセットを前記UEによって選択するための手段とをさらに備える、C47に記載の装置。
[C63]
放射に関連する前記第1の能力は、第1の隣接チャネル漏洩比、または第1のエラーベクトル振幅、または第1の比吸収率、または第1の最大許容暴露量、またはそれらの組合せを備え、
放射に関連する前記第2の能力は、第2の隣接チャネル漏洩比、または第2のエラーベクトル振幅、または第2の比吸収率、または第2の最大許容暴露量、またはそれらの組合せを備える、C47に記載の装置。
[C64]
基地局におけるワイヤレス通信のための装置であって、
ユーザ機器(UE)から、放射に関連する第1の能力に対応する、第1の伝送効率動作モードと、放射に関連する前記第1の能力と比較して緩和されている放射に関連する第2の能力に対応する、第2の伝送効率動作モードとに従って動作するための前記UEの能力の指示を受信するための手段と、
前記UEから、前記能力の前記受信された指示に少なくとも部分的に基づいて、前記第1の伝送効率動作モードまたは前記第2の伝送効率動作モードに従って信号を受信するための手段とを備える、装置。
[C65]
前記UEから、前記第1の伝送効率動作モードに従ってアップリンク信号を受信するための手段と、
前記UEに、前記第2の伝送効率動作モードに切り替えるためのコマンドを送信するための手段と、
前記UEから、前記第2の伝送効率動作モードに従ってアップリンク信号を受信するための手段とをさらに備える、C64に記載の装置。
[C66]
前記能力の前記指示は、前記第1の伝送効率動作モードを識別する第1の指標、または前記第2の伝送効率動作モードを識別する第2の指標、またはそれらの組合せを備える、C64に記載の装置。
[C67]
前記能力の前記指示は、前記第1の伝送効率動作モード、または前記第2の伝送効率動作モードを識別する前記第2の指標、またはそれらの組合せに関連付けられる、前記UEのためのパラメータのセットの各々に関する値を備える、C64に記載の装置。
[C68]
前記パラメータのセットは、電力ヘッドルーム、または最大電力低減、またはアンテナ構成の指示、またはバッテリーレベル、または隣接チャネル漏洩比、またはエラーベクトル振幅、または比吸収率、または最大許容暴露量、または前記第1の伝送効率動作モードと前記第2の伝送効率動作モードとの間の切替え速度もしくはレイテンシ、または前記第1もしくは第2の伝送効率動作モード用の伝送帯域幅のうちの1つまたは複数を備える、C67に記載の装置。
[C69]
放射に関連する前記第1の能力は、第1の隣接チャネル漏洩比、または第1のエラーベクトル振幅、または第1の比吸収率、または第1の最大許容暴露量、またはそれらの組合せを備え、
放射に関連する前記第2の能力は、第2の隣接チャネル漏洩比、または第2のエラーベクトル振幅、または第2の比吸収率、または第2の最大許容暴露量、またはそれらの組合せを備える、C64に記載の装置。
[C70]
放射に関連する第1の能力に対応する第1の伝送効率動作モードと、放射に関連する第2の能力に対応する第2の伝送効率動作モードとに従って動作することが可能であるユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記方法は前記コードを備え、前記コードは、
前記第1の伝送効率動作モードと、前記第2の伝送効率動作モードとに従って動作するための前記UEの能力の指示を基地局に送信することと、
前記能力の前記送信された指示に少なくとも部分的に基づいて、前記第1の伝送効率動作モードまたは前記第2の伝送効率動作モードに従って前記基地局に送信することとを行うためにプロセッサによって実行可能である命令を備える、非一時的コンピュータ可読媒体。
[C71]
基地局におけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記コードは、
ユーザ機器(UE)から、放射に関連する第1の能力に対応する、第1の伝送効率動作モードと、放射に関連する前記第1の能力と比較して緩和されている放射に関連する第2の能力に対応する、第2の伝送効率動作モードとに従って動作するための前記UEの能力の指示を受信することと、
前記UEから、前記能力の前記受信された指示に少なくとも部分的に基づいて、前記第1の伝送効率動作モードまたは前記第2の伝送効率動作モードに従って信号を受信することとを行うためにプロセッサによって実行可能である命令を備える、非一時的コンピュータ可読媒体。
図1
図2
図3
図4
図5
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図10
図11
図12
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図15
図16
図17