(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-01-18
(45)【発行日】2024-01-26
(54)【発明の名称】サーバ、プログラム及び情報処理方法
(51)【国際特許分類】
H04L 51/04 20220101AFI20240119BHJP
【FI】
H04L51/04
(21)【出願番号】P 2022150685
(22)【出願日】2022-09-21
(62)【分割の表示】P 2021007002の分割
【原出願日】2016-06-13
【審査請求日】2022-10-18
(31)【優先権主張番号】10-2015-0086868
(32)【優先日】2015-06-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】500257300
【氏名又は名称】LINEヤフー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(72)【発明者】
【氏名】イ イルグ
【審査官】木村 雅也
(56)【参考文献】
【文献】韓国公開特許第10-2015-0055448(KR,A)
【文献】特表2015-505442(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L 51/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1端末とコンテンツの送受信を行い、送受信されたコンテンツを第1領域に表示する端末によって実行されるプログラムであって、
前記第1端末から送信された第1コンテンツを前記端末の通信部によって受信することと、
前記端末の前記第1領域に前記第1コンテンツを表示する制御を前記端末の制御部によって行うことと、
前記第1コンテンツに基づく、
前記端末の位置の住所及び前記端末の位置を表示した地
図画像を含む第2コンテンツを、前記第1領域とは異なる前記端末の第2領域に表示する制御を前
記制御部によって行うことと、
前記第2領域に表示された前記第2コンテンツが、前記端末のユーザによって選択されたことに基づいて、前記第2コンテンツを前記第1端末に送信する制御と、前記第2コンテンツを前記第1領域に表示する制御とを前記制御部によって行うことと
を前記端末
に実行さ
せる
、プログラム。
【請求項7】
第1端末とコンテンツの送受信を行い、送受信されたコンテンツを第1領域に表示する端末の情報処理方法であって、
前記第1端末から送信された第1コンテンツを前記端末の通信部によって受信することと、
前記端末の前記第1領域に前記第1コンテンツを表示する制御を前記端末の制御部によって行うことと、
前記第1コンテンツに基づく、
前記端末の位置の住所及び前記端末の位置を表示した地
図画像を含む第2コンテンツを、前記第1領域とは異なる前記端末の第2領域に表示する制御を前
記制御部によって行うことと、
前記第2領域に表示された前記第2コンテンツが、前記端末のユーザによって選択されたことに基づいて、前記第2コンテンツを前記第1端末に送信する制御と、前記第2コンテンツを前記第1領域に表示する制御とを前記制御部によって行うこととを含む
、情報処
理方法。
【請求項8】
第1端末とコンテンツの送受信を行い、送受信されたコンテンツを第1領域に表示する端末であって、
前記第1端末から送信された第1コンテンツを受信する通信部と、
前記第1コンテンツを、前記端末の前記第1領域に表示する制御と、前記第1コンテンツに基づく、
前記端末の位置の住所及び前記端末の位置を表示した地図画像を含む第2コンテンツを、前記第1領域とは異なる前記端末の第2領域に表示する制御とを行い、前記第2領域に表示された前記第2コンテンツが、前記端末のユーザによって選択されたことに基づいて、前記第2コンテンツを前記第1端末に送信する制御と、前記第2コンテンツを前記第1領域に表示する制御とを行う制御部とを備える
、端末。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ソーシャルネットワークサービス基盤おすすめ情報提供装置、及びそれを利用した方法に係り、さらに詳細には、メッセンジャー上で送受信されるメッセージに相応し、ユーザにおすすめ情報を提供するためのソーシャルネットワークサービス基盤おすすめ情報提供装置、及びそれを利用した方法に関する。
【背景技術】
【0002】
今日、インターネットなど通信網の急激な発展と共に、通信網に連結されたデスクトップ、ノートパソコン、スマートフォンのような装置を介して、ユーザ間で対話を交わしたり情報を共有したりすることができるソーシャルネットワークサービス(SNS:social network service)が汎用されている。すなわち、インターネットを利用して、インターネットユーザは他のユーザといつどこででも容易に対話を交わしたり情報を共有したりすることができ、かようなソーシャルネットワークサービスは、現代生活全般にわたり多くの変化をもたらしている。かようなソーシャルネットワークサービスは、移動通信の発展によって、モバイルソーシャルネットワークサービスとして、国境を超える大衆的な意思疎通手段または情報共有手段として利用され、そのユーザ数は徐々に増えており、それに歩調を合わせ、ソーシャルネットワークサービスを基盤としたサービスがますます増えている。
【0003】
前述の背景技術は、発明者が本発明の導出のために保有していたり、本発明の導出過程で習得したりした技術情報であり、必ずしも本発明の出願前に一般公衆に公開された公知技術とすることはできない。なお、先行技術文献として、特許文献1がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】韓国公開特許公報第2004-0055027号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、第1端末と通信する端末によって実行されるプログラムを提供することである。
また、本発明が解決しようとする課題は、第1端末と通信する端末の情報処理方法を提供することである。
また、本発明が解決しようとする課題は、第1端末と通信する端末を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一実施形態は、第1端末とコンテンツの送受信を行い、送受信されたコンテンツを第1領域に表示する端末によって実行されるプログラムであって、前記第1端末から送信された第1コンテンツを前記端末の通信部によって受信することと、前記端末の前記第1領域に前記第1コンテンツを表示する制御を前記端末の制御部によって行うことと、前記第1コンテンツに基づく、前記端末の位置の住所及び前記端末の位置を表示した地図
画像を含む第2コンテンツを、前記第1領域とは異なる前記端末の第2領域に表示する制御を前記制御部によって行うことと、前記第2領域に表示された前記第2コンテンツが、前記端末のユーザによって選択されたことに基づいて、前記第2コンテンツを前記第1端末に送信する制御と、前記第2コンテンツを前記第1領域に表示する制御とを前記制御部によって行うこととを前記端末に実行させる、プログラムを開示する。
本発明の別の実施形態は、第1端末とコンテンツの送受信を行い、送受信されたコンテンツを第1領域に表示する端末の情報処理方法であって、前記第1端末から送信された第1コンテンツを前記端末の通信部によって受信することと、前記端末の前記第1領域に前記第1コンテンツを表示する制御を前記端末の制御部によって行うことと、前記第1コンテンツに基づく、前記端末の位置の住所及び前記端末の位置を表示した地図画像を含む第2コンテンツを、前記第1領域とは異なる前記端末の第2領域に表示する制御を前記制御部によって行うことと、前記第2領域に表示された前記第2コンテンツが、前記端末のユーザによって選択されたことに基づいて、前記第2コンテンツを前記第1端末に送信する制御と、前記第2コンテンツを前記第1領域に表示する制御とを前記制御部によって行うこととを含む、情報処理方法を開示する。
本発明のさらに別の実施形態は、第1端末とコンテンツの送受信を行い、送受信されたコンテンツを第1領域に表示する端末であって、前記第1端末から送信された第1コンテンツを受信する通信部と、前記第1コンテンツを、前記端末の前記第1領域に表示する制御と、前記第1コンテンツに基づく、前記端末の位置の住所及び前記端末の位置を表示し
た地図画像を含む第2コンテンツを、前記第1領域とは異なる前記端末の第2領域に表示する制御とを行い、前記第2領域に表示された前記第2コンテンツが、前記端末のユーザによって選択されたことに基づいて、前記第2コンテンツを前記第1端末に送信する制御と、前記第2コンテンツを前記第1領域に表示する制御とを行う制御部とを備える、端末を開示する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】本発明の一実施形態によるソーシャルネットワークサービス基盤おすすめ情報提供システムの構成を示した図面である。
【
図2】
図1に図示されたソーシャルネットワークサービス基盤おすすめ情報提供装置の内部構成の一例を示したブロック図である。
【
図3】本発明の一実施形態によるソーシャルネットワークサービス基盤おすすめ情報提供方法を示した動作フローチャートである。
【
図4】本発明の一実施形態による、ユーザそれぞれをグループに分類する方法を示した図面である。
【
図5】
図1に図示されたユーザ端末機に、インスタントメッセージングアプリケーションが実行されている画面の一例である。
【
図6】
図1に図示されたユーザ端末機に、インスタントメッセージングアプリケーションが実行されている画面の別の例である。
【
図7】
図1に図示されたユーザ端末機に、インスタントメッセージングアプリケーションが実行されている画面のさらに別の例である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明は、多様な変換を加えることができ、さまざまな実施形態を有することができるが、特定実施形態を図面に例示し、詳細な説明によって詳細に説明する。本発明の効果、特徴及びそれらを達成する方法は、図面と共に詳細に説明する実施形態を参照すれば、明確になるであろう。しかし、本発明は、以下で開示される実施形態に限定されるものではなく、多様な形態によって具現される。以下の実施形態において、第1、第2のような用語は、限定的な意味ではなく1つの構成要素を別の構成要素と区別する目的で使用される。また、単数の表現は文脈上明白に異なって意味しない限り、複数の表現を含む。また、「含む」または「有する」というような用語は、明細書上に記載された特徴または構成要素が存在するということを意味するものであり、1つ以上の別の特徴または構成要素が付加される可能性をあらかじめ排除するものではない。また、図面では、説明の便宜のために構成要素がその大きさが誇張されていたり縮小されていたりする。例えば、図面に示された各構成の大きさ及び厚みは、説明の便宜のために任意に示されており、本発明が、必ずしも図示されたところに限定されるものではない。
【0009】
以下、添付の図面を参照し、本発明の実施形態について詳細に説明するが、図面を参照して説明するとき、同一であるか、あるいは対応する構成要素は、同一図面符号を付し、それに係る重複説明は省略する。
【0010】
図1は、本発明の一実施形態によるソーシャルネットワークサービス(SNS:social network service)基盤おすすめ情報提供システム1の構成を示した図面である。
【0011】
図1を参照すれば、本発明の一実施形態によるソーシャルネットワークサービス基盤おすすめ情報提供システム1は、ソーシャルネットワークサービス基盤おすすめ情報提供装置100及びユーザ端末機200を含む。また、複数個のユーザ端末機200と、ソーシャルネットワークサービス基盤おすすめ情報提供装置100を相互連結する通信網300を含む。
【0012】
本発明の一実施形態によるソーシャルネットワークサービス基盤おすすめ情報提供装置100は、ユーザ端末機200に搭載されたインスタントメッセージング・アプリケーションを介して、ユーザに特定情報を提供することを特徴とする。さらに具体的には、ソーシャルネットワークサービス基盤おすすめ情報提供装置100は、インスタントメッセージングアプリケーションのチャット入力ウィンドウと共におすすめ情報を提示し、ユーザがおすすめ情報を選択する場合、当該おすすめ情報に相応するコンテンツが入力されるようにしたり、当該おすすめ情報に相応するユーザ端末機200の機能制御を遂行したりすることを特徴とする。
【0013】
ここで、本発明のソーシャルネットワークサービス基盤おすすめ情報提供装置100は、広告、一般的な検索サービス及びその他ユーザの便宜を増進させる多様なサービスを提供することもできる。すなわち、本発明のソーシャルネットワークサービス基盤おすすめ情報提供装置100は、広告サービス、検索、電子メール、ブログ、ソーシャルネットワークサービス、ニュース、ショッピング情報提供のような、多様なサービスを提供するサーバでもある。
【0014】
複数個のユーザ端末機200は、有無線通信環境でインスタントメッセージングアプリケーションを利用できる通信端末機を意味する。ここで、ユーザ端末機200は、ユーザのパソコン201でもあり、またはユーザの携帯用端末機202でもある。
図1では、携帯用端末機がスマートフォンとして図示されているが、本発明の思想は、それに制限されるものではなく、前述のように、インスタントメッセージングアプリケーションを搭載した端末であれば、制限なしに借用できる。
【0015】
さらに詳細に説明すれば、ユーザ端末機200は、コンピュータ(例えば、デスクトップ、ラップトップ、タブレットなど)、メディアコンピュータプラットフォーム(例えば、ケーブル、衛星セットトップボックス、デジタルビデオレコーダ)、ハンドヘルドコンピュータデバイス(例えば、PDA(personal digital assistant)、電子メールクライアントなど)、携帯電話の任意形態、他種のコンピュータまたはコミュニケーションプラットフォームの任意形態を含んでもよいが、本発明はそれらに限定されるものではない。
【0016】
一方、通信網300は、複数個のユーザ端末機200とソーシャルネットワークサービス基盤おすすめ情報提供装置100とを連結する役割を行う。すなわち、通信網300は、ユーザ端末機200がソーシャルネットワークサービス基盤おすすめ情報提供装置100に接続した後、データを送受信することができるように、接続経路を提供する通信網を意味する。通信網300は、例えばLANs(local area networks)、WANs(wide area networks)、MANs(metropolitan area networks)、ISDNs(integrated service digital networks)などの有線ネットワークや、無線LANs、CDMA(code division multiple access)、ブルートゥース(登録商標(Bluetooth))、衛星通信などの無線ネットワークを網羅することができるが、本発明の範囲は、それらに限定されるものではない。
【0017】
図2は、
図1に図示されたソーシャルネットワークサービス基盤おすすめ情報提供装置100の内部構成の一例を示したブロック図である。
【0018】
図2を参照すれば、ソーシャルネットワークサービス基盤おすすめ情報提供装置100は、通信部110、メモリ120、プログラム保存部130、制御部140、データベース(DB)150、チャットパターン情報獲得部160、対応情報検索部170及びおすすめ情報提供部180を含んでもよい。
【0019】
通信部110は、通信網300と連動し、ソーシャルネットワークサービス基盤おすすめ情報提供装置100とユーザ端末機200との送受信信号をパケットデータ形態で提供するのに必要な通信インターフェースを提供する。さらに、通信部110は、ユーザ端末機200にチャット相手のメッセージを送信したり、おすすめ情報を提供したりし、ユーザ端末機200から入力メッセージを受信する役割を行うことができる。
【0020】
ここで、通信部110は、別のネットワーク装置と有無線連結を介して、制御信号またはデータ信号のような信号を送受信するために必要なハードウェア及びソフトウェアを含む装置でもある。
【0021】
メモリ120は、制御部140が処理するデータを一時的または永久に保存する機能を遂行する。ここで、メモリ120は、磁気記憶媒体(magnetic storage media)またはフラッシュ記憶媒体(flash storage media)を含んでもよいが、本発明の範囲は、それに限定されるものではない。
【0022】
プログラム保存部130は、相互反応履歴を収集する作業、相互反応履歴を利用してチャットパターン情報を獲得する作業、ユーザ端末機の機能制御情報を収集する作業、機能制御情報のうちユーザのうちいずれか1人のメッセージに相応する対応情報を検索する作業、対応情報のうちチャットパターン情報に相応するおすすめ情報を決定する作業などを遂行する制御ソフトウェアを搭載している。
【0023】
制御部140は、一種の中央処理装置であり、ユーザ端末機200から相互反応履歴を収集し、相互反応履歴を利用して、チャットパターン情報を獲得し、ユーザ端末機の機能制御情報を収集し、機能制御情報のうちユーザのうちいずれか1人のメッセージに相応する対応情報を検索し、対応情報のうちチャットパターン情報に相応するおすすめ情報を決定し、おすすめ情報を提供する全体過程を制御する。すなわち、制御部140は、プログラム保存部130に搭載された制御ソフトウェアを駆動し、チャットパターン情報獲得部160、対応情報検索部170及びおすすめ情報提供部180を制御して相互反応履歴を収集し、相互反応履歴を利用してチャットパターン情報を獲得し、ユーザ端末機の機能制御情報を収集し、機能制御情報のうちユーザのうちいずれか1人のメッセージに相応する対応情報を検索し、対応情報のうちチャットパターン情報に相応するおすすめ情報を決定し、おすすめ情報を提供するなどの多様な機能を提供することができる。
【0024】
ここで、制御部140は、プロセッサ(processor)のようにデータを処理できるあらゆる種類の装置を含んでもよい。ここで、「プロセッサ」は、例えば、プログラム内に含まれたコードまたは命令によって表現された機能を遂行するために物理的に構造化された回路を有する、ハードウェアに内蔵されたデータ処理装置を意味する。このように、ハードウェアに内蔵されたデータ処理装置の一例として、マイクロプロセッサ(microprocessor)、中央処理装置(CPU:central processing unit)、プロセッサコア(processor core)、マルチプロセッサ(multiprocessor)、ASIC(application-specific integrated circuit)、FPGA(field programmable gate array)などの処理装置を網羅することができるが、本発明の範囲は、それらに限定されるものではない。
【0025】
データベース150は、ユーザ間の相互反応履歴情報、チャット相手が分類されたグループ情報、チャット相手またはグループ別チャットパターン情報、ユーザ端末機別機能制御情報、機能制御情報とメッセージとの対応関係情報などを保存するテンプレートデータベースを含んでもよい。
【0026】
チャットパターン情報獲得部160は、ユーザ間の相互反応履歴を利用して、チャットパターン情報を獲得する。一例として、チャットパターン情報獲得部160は、ユーザとチャット相手との間で、「すみません」のようなメッセージに「いたずらで腹を立てる反応」のメッセージで応答する頻度数、「すみません」のようなメッセージに「大丈夫です」のようなメッセージで応答する頻度数に基づいて、ユーザ間のチャットパターン情報を獲得することができる。その場合、チャットパターン情報は、チャットの真剣度合いが「面白半分」または「真剣」であることを示すパラメータを含んでもよい。他の例として、チャットパターン情報獲得部160は、メッセージ間の時間間隔に基づいて、ユーザ間のチャットパターン情報を獲得することができる。その場合、チャットパターン情報は、メッセージ間の時間間隔が「短時間」、「普通」及び「長時間」のうちいずれか一つであるということを示すパラメータを含んでもよい。さらに他の例として、チャットパターン情報獲得部160は、ユーザ間メッセージのうちユーザのメッセージが占める比率に基づいて、ユーザ間チャットパターン情報を獲得することができる。その場合、チャットパターン情報は、チャットの主導者が「ユーザ」または「相手」であることを示すパラメータを含んでもよい。さらに他の例として、チャットパターン情報獲得部160は、ユーザ間メッセージのうち、金額、口座番号及び預金者のような金銭取引情報が含まれたメッセージがあるかに基づいて、ユーザ間チャットパターン情報を獲得することができる。その場合、チャットパターン情報は、取引関係が「ある」または「ない」ということを示すパラメータを含んでもよい。さらに他の例として、チャットパターン情報獲得部160は、メッセージの長さ、エモーティコンの種類、応答速度、メッセージとエモーティコンとの比率などを利用してチャットパターン情報を獲得することができる。
【0027】
選択的実施形態において、チャットパターン情報獲得部160は、相互反応履歴を利用してユーザそれぞれをグループに分類し、グループ別にチャットパターン情報を獲得することができる。例えば、チャットパターン情報獲得部160は、相互反応履歴に含まれたエモーティコン使用頻度が、既設定の基準頻度以上であるかによって、ユーザそれぞれを互いに異なるグループに分類することができる。例えば、チャットパターン情報獲得部160は、相互反応履歴に含まれたメッセージ間の時間間隔が既設定の基準間隔以上であるかによって、ユーザそれぞれを互いに異なるグループに分類することができる。
【0028】
選択的実施形態において、チャットパターン情報獲得部160は、ユーザのメッセージにK平均(K-means)アルゴリズム、特異値分解(SVD:singular value decomposition)アルゴリズム、親和性伝播(AP:affinity propagation)アルゴリズムなどを利用してユーザそれぞれのチャット属性を獲得し、チャットの属性に基づいて、チャットパターン情報を獲得することができる。
【0029】
選択的実施形態において、チャットパターン情報獲得部160は、相互反応履歴を利用してユーザ間の関係をグループに分類することができる。例えば、チャットパターン情報獲得部160は、相互反応履歴を利用してユーザA及びユーザBの関係が、ユーザC及びユーザDの関係と類似していると判断される場合、ユーザA及びユーザBの関係、並びにユーザC及びユーザDの関係を同一グループに分類することができる。同一グループに分類された関係のユーザについては、おすすめ情報提供部180で、同一のおすすめ情報が提供される。
【0030】
対応情報検索部170は、チャットパターン情報またはユーザ端末機の機能制御情報のうち、前記ユーザのうちいずれか1人のメッセージに相応する対応情報を検索する。機能制御情報は、ユーザ位置情報、メッセージ通知方法設定情報、フィッシング履歴情報、ユーザプロフィール情報、カレンダー情報、写真アルバム情報及びウェブ情報のうちいずれか1つ以上を含んでもよい。
【0031】
選択的実施形態において、対応情報検索部170は、ユーザのうちいずれか1人のメッセージが異なるユーザの位置を要請する内容であると判断される場合、ユーザ位置情報を対応情報として検索することができる。対応情報検索部170は、ユーザのうちいずれか1人のメッセージに、既設定の位置要請単語が含まれている場合、当該メッセージが他のユーザの位置を要請するメッセージであると判断することができる。例えば、対応情報検索部170は、チャット相手が送信した「どこにいる?」というようなメッセージにおいて、「どこ」という単語を介して、当該メッセージが他のユーザの位置を要請する内容であると判断することができる。ユーザ位置情報は、ユーザ端末機のグローバルポジショニングシステム(GPS:global positioning system)を利用して獲得した他のユーザの位置を住所で示したものでもあり、地図アプリケーションにおいて他のユーザの位置を表示したイメージで示したものでもある。例えば、ユーザが「江南区道谷洞」に位置した場合、対応情報検索部170は、ユーザ端末機のGPSを利用してユーザの位置に相応する概略的な住所である「江南区道谷洞」、全体住所である「ソウル特別市江南区道谷洞彦州路30st13」、地図アプリケーションで他のユーザの位置を表示したイメージ、またはウェブで「江南区道谷洞」をイメージ検索して獲得したイメージなどの情報を対応情報として獲得することができる。
【0032】
選択的実施形態において、対応情報検索部170は、ユーザのうちいずれか1人のメッセージが、既設定の基準時間内に既設定の基準回数を超えて連続入力される場合、メッセージ通知方法設定情報を対応情報として検索することができる。例えば、対応情報検索部170は、ユーザのうちいずれか1人のメッセージが基準時間である10分以内に基準回数である1回を超えて連続入力される場合、メッセージ通知方法設定情報を対応情報として検索することができる。メッセージ通知方法設定情報は、「無音」、「1時間通知オフ」、「10分間通知オフ」のように、メッセージ受信通知を指定した時間だけオフにする設定を含むことができ、「通知回数増加」、「無限反復通知」のように、メッセージ受信通知回数を増加させる設定を含み、「通知色相設定」、「通知音設定」のように、特定ユーザのうちいずれか1人のメッセージを識別できる通知方法設定を含んでもよい。メッセージ通知方法設定情報は、ユーザが指定した単語が含まれたメッセージが受信される場合にのみ通知を受けられるようにする、「通知単語指定」のような、通知方法設定を含んでもよい。例えば、複数のチャット相手が含まれたグループチャットウィンドウの場合、ユーザは自身の氏名及びニックネームを通知単語として指定し、自分が呼ばれたときのみ通知を受けることができる。
【0033】
選択的実施形態において、対応情報検索部170は、ユーザのうちいずれか1人のメッセージがフィッシングメッセージであると判断される場合、フィッシング注意情報を対応情報として検索することができる。対応情報検索部170は、ユーザのうちいずれか1人のメッセージが、同一形態で既設定の基準人数以上のユーザに送信された場合、当該メッセージがフィッシングメッセージであると判断することができる。また、対応情報検索部170は、ユーザのうちいずれか1人のメッセージが入金金額、入金口座及び預金者名のような情報を含み、複数のユーザに送信される場合、当該メッセージがフィッシングメッセージであると判断することができる。対応情報検索部170は、ユーザがフィッシング攻撃に備えるために、チャット相手の身元を確認するための応答メッセージをフィッシング注意情報として獲得することができる。例えば、対応情報検索部170は、「私にいったん電話して」、「あなた本当にXX?」、「あなたの高校どこだっけ?」、「あなたの家どこだって言ってたっけ?」のように、チャット相手の身元を確認するための応答メッセージを対応情報として獲得することができる。
【0034】
選択的実施形態において、対応情報検索部170は、ユーザのうちいずれか1人のメッセージがユーザのプロフィールを要請する内容であると判断された場合、ユーザプロフィール情報を対応情報として検索することができる。対応情報検索部170は、ユーザのうちいずれか1人のメッセージに既設定のプロフィール要請単語が含まれている場合、当該メッセージがユーザのプロフィール情報を要請するメッセージであると判断することができる。例えば、対応情報検索部170は、チャット相手が送信した「宅配送るのがあるんだけど、家の住所をちょっと」というようなメッセージから、「家の住所」という単語を介して当該メッセージがユーザの住所を要請する内容であると判断することができる。ユーザプロフィール情報は、ユーザ端末機の連絡先アプリケーションにユーザが自分で指定した連絡先に保存された電話番号及び住所などを含んでもよい。例えば、ユーザが連絡先アプリケーションで、「私」という項目を自分で指定し、「私」の項目に、「ソウル特別市江南区道谷洞彦州路30st13、XX階」のような住所情報を保存した場合、対応情報検索部170は、ユーザのうちいずれか1人のメッセージがユーザの住所を要請する内容であると判断した場合、「私」の項目に保存された「ソウル特別市江南区道谷洞彦州路30st13、XX階」を対応情報として獲得することができる。
【0035】
おすすめ情報提供部180は、ユーザに対応情報のうち少なくとも1つのおすすめ情報を提供する。例えば、おすすめ情報提供部180は、対応情報がメッセージ通知方法設定情報のうち、「無音」、「1時間通知オフ」、「10分間通知オフ」、「通知回数増加」、「無限反復通知」のような設定であり、グループチャットルームで自分と関係のない内容が頻繁に行き交う場合であって、チャットパターン情報でメッセージ間の時間間隔が「短時間」であることを示すパラメータが含まれている場合、「無音」及び「1時間通知オフ」のような対応情報をおすすめ情報として提供することができる。また、おすすめ情報提供部180は、対応情報がメッセージ通知方法設定情報のうち、「無音」、「1時間通知オフ」、「10分間通知オフ」、「通知回数増加」、「無限反復通知」のような設定であり、チャットパターン情報にメッセージ間の時間間隔が「長時間」であることを示すパラメータが含まれている場合、「通知回数増加」、「無限反復通知」のような対応情報をおすすめ情報として提供することができる。一対一のチャットルームの場合には、前述の場合と反対に、チャットパターン情報において、メッセージ間の時間間隔が「短時間」であることを示すパラメータが含まれていたら、ユーザ間の関係が早く応答しなければならない関係でもあるので、「通知回数増加」、「無限反復通知」のような対応情報をおすすめ情報として提供することができる。
【0036】
他の例として、チャットパターン情報に特定相手とのチャットの真剣度合いが「面白半分」であることを示すパラメータが含まれる場合、当該相手とのチャット時、エモーティコンや常体語をおすすめ情報として提供し、「真剣」であることを示すパラメータが含まれる場合、敬体語をおすすめ情報として提供することができる。さらに他の例として、相手とのチャット履歴を分析して相手と最近特定の旅行地に旅行を共に行ってきたと判断される場合、一方で「旅行写真」という単語または「写真送って」という文章を入力したら、相手のデバイスに保存されている写真のメタデータを検索し、共に行ってきた当該旅行地で撮影した写真を添付して送付することができるように当該写真リストをおすすめ情報として提供することができる。
【0037】
図3は、本発明の一実施形態によるソーシャルネットワークサービス基盤おすすめ情報提供方法を示した動作フローチャートである。
【0038】
図3を参照すれば、本発明の一実施形態によるソーシャルネットワークサービス基盤おすすめ情報提供方法は、チャットパターン情報獲得部160が相互反応履歴を利用してチャットパターン情報を獲得する段階(S310)、対応情報検索部170がユーザのうちいずれか1人のメッセージに相応する対応情報を検索する段階(S320)、おすすめ情報提供部180が対応情報のうちチャットパターン情報に相応するおすすめ情報を提供する段階(S330)を含む。
【0039】
まず、チャットパターン情報獲得部160が、ユーザ間の相互反応履歴を利用して、チャットパターン情報を獲得する(S310)。段階S310において、チャットパターン情報獲得部160は、相互反応履歴を利用してユーザそれぞれをグループに分類し、グループ別にチャットパターン情報を獲得することができる。
【0040】
次に、対応情報検索部170が、ユーザ端末機の機能制御情報のうち、ユーザのうちいずれか1人のメッセージに相応する対応情報を検索する(S320)。段階S320において、機能制御情報は、ユーザ位置情報、メッセージ通知方法設定情報、フィッシング履歴情報、ユーザプロフィール情報、カレンダー情報、写真アルバム情報及びウェブ情報のうちいずれか1つ以上を含み、対応情報検索部170は、ユーザのうちいずれか1人のメッセージを分析し、前述のような機能制御情報のうちいずれか1つ以上の対応情報を検索することができる。
【0041】
最後に、おすすめ情報提供部180は、ユーザに対応情報のうち少なくとも1つのおすすめ情報を提供する(S330)。
【0042】
図4は、本発明の一実施形態による、ユーザそれぞれをグループに分類する方法を示した図面である。
【0043】
図4を参照すれば、本発明の一実施形態によるソーシャルネットワークサービス基盤おすすめ情報提供装置は、ユーザ間の相互反応履歴を利用して応答時間、敬体語の比率、常体語の比率、エモーティコン比率、エモーティコン応答の比率、開始進行加速度、最終進行加速度、単語分散度などを含むチャットパターン情報を獲得するということが分かる。チャットパターン情報に含まれた項目の値は、単位を有する値でもあるが、単位を有さない相対的な値でもある。以下では、各項目の値が単位を有さない相対的な値である場合の例を挙げて、さらに詳細に説明する。
【0044】
まず、応答時間は、ユーザが伝送したメッセージ間の時間間隔であり、応答時間が短いほどメッセージ間の時間間隔が短いということを示すことができる。例えば、「U01」ユーザ及び「U02」ユーザの応答時間が1.2であり、「U01」ユーザ及び「U03」ユーザの応答時間が2.3である場合、「U01」ユーザ及び「U02」ユーザが伝送したメッセージ間の時間間隔が、「U01」ユーザ及び「U03」ユーザが伝送したメッセージ間の時間間隔より短いのである。
【0045】
本発明の一実施形態によるソーシャルネットワークサービス基盤おすすめ情報提供装置は、特定ユーザ間応答時間に基づいて、チャットパターン情報にメッセージ間の時間間隔が「短時間」、「普通」及び「長時間」のうちいずれか一つであるということを示すパラメータをさらに含めてもよい。
【0046】
次に、敬体語の比率及び常体語の比率は、ユーザが伝送した全体メッセージのうち、敬体語と判断されたメッセージ及び常体語と判断されたメッセージの比率でもある。例えば、「U01」ユーザ及び「U02」ユーザの間の敬体語の比率が0.3であり、常体語の比率が0.2である場合、「U01」ユーザ及び「U02」ユーザが伝送した全体メッセージのうち、敬体語と判断されたメッセージが常体語と判断されたメッセージよりさらに高い比率を占めるものである。
【0047】
次に、エモーティコン比率は、ユーザが伝送した全体メッセージのうちのエモーティコン比率であり、エモーティコン応答の比率は、ユーザが伝送した全体エモーティコンのうちエモーティコンで応答が行われた比率である。
【0048】
本発明の一実施形態によるソーシャルネットワークサービス基盤おすすめ情報提供装置は、特定ユーザ間の敬体語の比率、常体語の比率、エモーティコン比率、及びエモーティコン応答の比率に基づいて、チャットパターン情報にチャットの真剣度合いが「面白半分」または「真面目」であることを示すパラメータをさらに含めてもよい。
【0049】
次に、開始進行加速度は、ユーザ間チャットが始まった後の単位時間内のメッセージ伝送回数であり、終了進行加速度は、チャット終了前の単位時間内のメッセージ伝送回数である。ここで、既設定の時間内にユーザそれぞれがメッセージを少なくとも1回伝送した場合、一番最初にメッセージが伝送された時刻を基準にチャットが始まったとし、最後のメッセージが送信された後で既設定の時間が経過する場合、最後のメッセージが伝送された時刻を基準にチャットが終了したとみることができる。
【0050】
最後に、単語分散度は、ユーザが伝送した全体メッセージに含まれた単語またはエモーティコンそれぞれの入力回数に対する分散の相対的な値であり、単語分散度が低いほど、ユーザが同一単語またはエモーティコンを汎用しないということを意味する。例えば、ユーザが伝送した全体メッセージに含まれた単語またはエモーティコンに重複入力がない場合、入力回数がいずれも1回になるので、それらに対する分散は0である。すなわち、「U01」ユーザ及び「U02」ユーザのチャット分散度が0.3であり、「U01」ユーザ及び「U03」ユーザのチャット分散度が0.2である場合、「U01」ユーザ及び「U02」ユーザ間よりは、「U01」ユーザ及び「U03」ユーザ間で同一単語またはエモーティコンがさらに頻繁に利用されるということを意味する。
【0051】
図5は、
図1に図示されたユーザ端末機において、インスタントメッセージングアプリケーションが実行されている画面の一例である。
【0052】
図5は、ユーザ端末機に実行されている端末アプリケーションによってチャット相手のメッセージに相応し、おすすめ情報520が提供される画面500であるということが分かる。
【0053】
例えば、チャット相手が、「どこにいる?」というようなメッセージ510を送信した場合、本発明の一実施形態によるメッセージ基盤おすすめ情報提供装置は、チャット相手のメッセージ510における「どこ」というような位置要請単語511を介して、当該メッセージがユーザの位置を要請する内容であると判断し、ユーザ端末機のGPSを利用して「ソウル特別市江南区道谷洞彦州路30st13」のような住所を獲得し、ユーザの位置を利用して「江南区道谷洞」のような概略的な住所522及びユーザの位置を表示した地図イメージ523を対応情報として獲得し、住所522及び地図イメージ523をおすすめ情報520として提供することができる。
【0054】
本発明の一実施形態によるメッセージ基盤おすすめ情報提供装置は、ユーザ端末機のGPSを利用することをユーザに案内するために、「位置情報を利用します」という案内メッセージ521をおすすめ情報520と共に提供することができる。
【0055】
図6は、
図1に図示されたユーザ端末機において、インスタントメッセージングアプリケーションが実行されている画面の他の例である。
【0056】
図6は、ユーザ端末機に実行されている端末アプリケーションによって、チャット相手のメッセージ610に相応しておすすめ情報620が提供される画面600であるということが分かる。
【0057】
例えば、既設定の基準時間が10分であり、既設定の基準回数が1回であり、チャット相手がメッセージ610を午後10:12、午後10:17に送信した場合、本発明の一実施形態によるメッセージ基盤おすすめ情報提供装置は、チャット相手のメッセージ610が基準時間内に基準回数を超えて連続入力されたと判断し、「無音」622、「1時間通知オフ」623、「10分間通知オフ」624というようなメッセージ通知方法設定情報を対応情報として獲得し、それをおすすめ情報620として提供することができる。
【0058】
本発明の一実施形態によるメッセージ基盤おすすめ情報提供装置は、ユーザ端末機の通知方式変更をユーザに案内するために、「チャット通知方式を変更します」のような案内メッセージ621をおすすめ情報620と共に提供することができる。
【0059】
図7は、
図1に図示されたユーザ端末機において、インスタントメッセージングアプリケーションが実行されている画面のさらに他の例である。
【0060】
図7は、ユーザ端末機で実行されている端末アプリケーションによって、チャット相手のメッセージ710に相応しておすすめ情報720が提供される画面700であるということが分かる。
【0061】
例えば、既設定の基準人数が10人であり、チャット相手のメッセージ710が入金金額、入金口座及び預金者名といった情報711を含み、10人以上のユーザに送信される場合、本発明の一実施形態によるメッセージ基盤おすすめ情報提供装置は、チャット相手のメッセージ710がフィッシングメッセージであると判断し、「私にいったん電話して」722、「あなた本当にピョロロン?」723のように、チャット相手の身元を確認するための応答メッセージを対応情報として獲得し、それをおすすめ情報720として提供することができる。
【0062】
本発明の一実施形態によるメッセージ基盤おすすめ情報提供装置は、ユーザにフィッシングを警告する「フィッシング警告!相手の身元を確認してください!」のような案内メッセージ721をおすすめ情報720と共に提供することができる。
【0063】
前述の本発明による実施形態は、多様なコンピュータ構成要素を介して実行されるプログラム命令語の形態によって具現され、コンピュータ判読可能な記録媒体に記録される。前記コンピュータ判読可能な記録媒体は、プログラム命令語、データファイル、データ構造などを単独でまたは組み合わせて含んでもよい。前記コンピュータ判読可能な記録媒体に記録されるプログラム命令語は、本発明のために特別に設計され構成されたものでもあるか、あるいはコンピュータソフトウェア分野の当業者に公知されて使用可能なものでもある。コンピュータ判読可能な記録媒体の例としては、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク及び磁気テープのような磁気媒体;CD(compact disc)-ROM(read only memory)及びDVD(digital versatile disc)のような光記録媒体;フロプティカルディスク(floptical disk)のような磁気・光媒体(magneto-optical medium);及びROM、RAM(random access memory)、フラッシュメモリのような、プログラム命令語を保存して実行するように特別に構成されたハードウェア装置が含まれる。プログラム命令語の例としては、コンパイラによって作られるような機械語コードだけではなく、インタープリタなどを使用してコンピュータによって実行される高級言語コードも含まれる。ハードウェア装置は、本発明による処理を行うために1つ以上のソフトウェアモジュールにも変更され、その逆も同様である。
【0064】
本発明で説明する特定実行は一実施形態であるのみ、いかなる方法によっても本発明の範囲を限定するものではない。明細書の簡潔さのために、従来の電子的な構成、制御システム、ソフトウェア、前記システムの別の機能的な側面の記載は省略されることがある。また、図面に図示された構成要素間の線の連結または連結部材は、機能的な連結及び/または物理的または回路的な連結を例示的に示したものであり、実際の装置では代替可能であったり、追加されたりする多様な機能的な連結、物理的な連結または回路連結として示される。また、「必須」、「重要」というような具体的な言及がなければ、本発明の適用のために必ずしも必要な構成要素ではないこともある。
【0065】
従って、本発明の思想は、前述の実施形態に限って決められるものではなく、特許請求の範囲だけではなく、その特許請求の範囲と均等であるかあるいはそれらから等価的に変更された全ての範囲は、本発明の思想の範疇に属するものである。
【産業上の利用可能性】
【0066】
本発明のソーシャルネットワークサービス基盤おすすめ情報提供装置、及びそれを利用した方法は、例えば、情報共有関連の技術分野に効果的に適用可能である。
【0067】
次の付記を記す。
(付記1) チャットパターン情報獲得部が、ユーザ間相互反応履歴を利用して、チャットパターン情報を獲得する段階と、
対応情報検索部が、前記チャットパターン情報、またはユーザ端末機の機能制御情報のうち、前記ユーザのうちいずれか1人のメッセージに相応する対応情報を検索する段階と、
おすすめ情報提供部が、前記ユーザに前記対応情報のうち少なくとも1つのおすすめ情報を提供する段階と、を含むソーシャルネットワークサービス基盤おすすめ情報提供方法。
(付記2) 前記チャットパターン情報を獲得する段階は、
前記チャットパターン情報獲得部が、前記相互反応履歴を利用して、前記ユーザそれぞれをグループに分類し、前記グループ別に前記チャットパターン情報を獲得することを特徴とする、付記1に記載のソーシャルネットワークサービス基盤おすすめ情報提供方法。
(付記3) 前記チャットパターン情報を獲得する段階は、
前記チャットパターン情報獲得部が、前記相互反応履歴に含まれたエモーティコン使用頻度が既設定の基準頻度以上であるかにより、前記ユーザそれぞれを互いに異なるグループに分類することを特徴とする、付記2に記載のソーシャルネットワークサービス基盤おすすめ情報提供方法。
(付記4) 前記チャットパターン情報を獲得する段階は、
前記チャットパターン情報獲得部が、前記相互反応履歴に含まれたメッセージ間の時間間隔が既設定の基準間隔以上であるかにより、前記ユーザそれぞれを互いに異なるグループに分類することを特徴とする、付記2に記載のソーシャルネットワークサービス基盤おすすめ情報提供方法。
(付記5) 前記機能制御情報は、
ユーザ位置情報、メッセージ通知方法設定情報、フィッシング履歴情報、ユーザプロフィール情報、カレンダー情報、写真アルバム情報及びウェブ情報のうちいずれか一つ以上を含むことを特徴とする、付記1に記載のソーシャルネットワークサービス基盤おすすめ情報提供方法。
(付記6) 前記対応情報を検索する段階は、
前記対応情報検索部が、前記ユーザのうちいずれか1人のメッセージ内に既設定の位置要請単語を含むかを判断し、前記位置要請単語が含まれている場合、前記ユーザ位置情報を前記対応情報として検索することを特徴とする、付記5に記載のソーシャルネットワークサービス基盤おすすめ情報提供方法。
(付記7) 前記対応情報を検索する段階は、
前記対応情報検索部が、前記ユーザのうちいずれか1人のメッセージが既設定の基準時間内に既設定の基準回数を超えて連続入力されたかを判断し、前記基準時間内に前記基準回数を超えて連続入力された場合、前記メッセージ通知方法設定情報を前記対応情報として検索することを特徴とする、付記5に記載のソーシャルネットワークサービス基盤おすすめ情報提供方法。
(付記8) 前記対応情報を検索する段階は、
前記対応情報検索部が、前記ユーザのうちいずれか1人のメッセージと同一メッセージが既設定の基準人数を超えるユーザに送信されたかを判断し、前記基準人数を超えて送信された場合、フィッシング注意情報を前記対応情報として検索することを特徴とする、付記5に記載のソーシャルネットワークサービス基盤おすすめ情報提供方法。
(付記9) 前記対応情報を検索する段階は、
前記対応情報検索部が、前記ユーザのうちいずれか1人のメッセージ内に既設定のプロフィール要請単語を含むかを判断し、前記プロフィール要請単語が含まれている場合、前記ユーザプロフィール情報を前記対応情報として検索することを特徴とする、付記5に記載のソーシャルネットワークサービス基盤おすすめ情報提供方法。
(付記10) ユーザ間相互反応履歴を利用して、チャットパターン情報を獲得するチャットパターン情報獲得部と、
前記チャットパターン情報、またはユーザ端末機の機能制御情報のうち、前記ユーザのうちいずれか1人のメッセージに相応する対応情報を検索する対応情報検索部と、
前記ユーザに前記対応情報のうち少なくとも1つのおすすめ情報を提供するおすすめ情報提供部と、を含む、ソーシャルネットワークサービス基盤おすすめ情報提供装置。
(付記11) 前記チャットパターン情報獲得部は、
前記相互反応履歴を利用して、前記ユーザそれぞれをグループに分類し、前記グループ別に前記チャットパターン情報を獲得することを特徴とする、付記10に記載のソーシャルネットワークサービス基盤おすすめ情報提供装置。
(付記12) 前記チャットパターン情報獲得部は、
前記相互反応履歴に含まれたエモーティコン使用頻度が、既設定の基準頻度以上であるかにより、前記ユーザそれぞれを互いに異なるグループに分類することを特徴とする、付記11に記載のソーシャルネットワークサービス基盤おすすめ情報提供装置。
(付記13) 前記チャットパターン情報獲得部は、
前記相互反応履歴に含まれたメッセージ間の時間間隔が、既設定の基準間隔以上であるかにより、前記ユーザそれぞれを互いに異なるグループに分類することを特徴とする、付記11に記載のソーシャルネットワークサービス基盤おすすめ情報提供装置。
(付記14) 前記機能制御情報は、
ユーザ位置情報、メッセージ通知方法設定情報、フィッシング履歴情報、ユーザプロフィール情報、カレンダー情報、写真アルバム情報及びウェブ情報のうちいずれか一つ以上を含むことを特徴とする、付記10に記載のソーシャルネットワークサービス基盤おすすめ情報提供装置。
(付記15) 前記対応情報検索部は、
前記ユーザのうちいずれか1人のメッセージ内に既設定の位置要請単語が含まれているかを判断し、前記位置要請単語が含まれている場合、前記ユーザ位置情報を前記対応情報として検索することを特徴とする、付記14に記載のソーシャルネットワークサービス基盤おすすめ情報提供装置。
(付記16) 前記対応情報検索部は、
前記ユーザのうちいずれか1人のメッセージが、既設定の基準時間内に既設定の基準回数を超えて連続入力されたかを判断し、前記基準時間内に前記基準回数を超えて連続入力された場合、前記メッセージ通知方法設定情報を前記対応情報として検索することを特徴とする、付記14に記載のソーシャルネットワークサービス基盤おすすめ情報提供装置。
(付記17) 前記対応情報検索部は、
前記ユーザのうちいずれか1人のメッセージと同一メッセージが、既設定の基準人数を超えるユーザに送信されたかを判断し、前記基準人数を超えて送信された場合、フィッシング注意情報を前記対応情報として検索することを特徴とする、付記14に記載のソーシャルネットワークサービス基盤おすすめ情報提供装置。
(付記18) 前記対応情報検索部は、
前記ユーザのうちいずれか1人のメッセージ内に、既設定のプロフィール要請単語を含むかを判断し、前記プロフィール要請単語が含まれている場合、前記ユーザプロフィール情報を前記対応情報として検索することを特徴とする、付記14に記載のソーシャルネットワークサービス基盤おすすめ情報提供装置。
(付記19) コンピュータを利用して、付記1ないし9のうちいずれか1に記載の方法を実行させるために、媒体に保存されたコンピュータプログラム。
(付記20) 付記1ないし9のうちいずれか1に記載の方法をコンピュータで実行させるためのプログラムを配布する配布サーバ。
【符号の説明】
【0068】
1 ソーシャルネットワークサービス基盤おすすめ情報提供システム
100 ソーシャルネットワークサービス基盤おすすめ情報提供装置
110 通信部
120 メモリ
130 プログラム保存部
140 制御部
150 データベース(DB)
160 チャットパターン情報提供部
170 対応情報検索部
180 おすすめ情報提供部
200 ユーザ端末機
201 パソコン
202 携帯用端末機
300 通信網