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特許7423031武道イベントマッチングシステム、コンピュータ、武道イベントマッチング方法及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-01-19
(45)【発行日】2024-01-29
(54)【発明の名称】武道イベントマッチングシステム、コンピュータ、武道イベントマッチング方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20240122BHJP
   G06Q 10/02 20120101ALI20240122BHJP
【FI】
G06Q50/10
G06Q10/02
【請求項の数】 7
(21)【出願番号】P 2019090264
(22)【出願日】2019-05-11
(65)【公開番号】P2020187447
(43)【公開日】2020-11-19
【審査請求日】2022-05-10
(73)【特許権者】
【識別番号】519168871
【氏名又は名称】多田 竜三
(74)【代理人】
【識別番号】100177220
【弁理士】
【氏名又は名称】小木 智彦
(72)【発明者】
【氏名】多田 竜三
【審査官】藤原 拓也
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2016/092920(WO,A1)
【文献】特開2004-227376(JP,A)
【文献】国際公開第2018/077046(WO,A1)
【文献】特開2003-256599(JP,A)
【文献】特開2014-106850(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータで実現する武道イベントマッチングシステムであって、
国内及び海外の武道旅行者の氏名、国政、使用言語、武道歴、所属団体、所属武道場、日本や外国の訪問歴、過去に訪問した武道場、過去に指導を受けた指導者、本人やその他の人物からのメッセージのうち少なくとも1つを含む属性を示す身分証を発行する身分証発行手段と、
国内及び海外の武道イベントを記憶するイベント記憶手段と、
前記身分証と記憶された前記武道イベントとに基づいて、前記武道旅行者の属性情報との関連性が最も高い前記武道イベントを決定する武道イベント決定手段と、
を備えることを特徴とする武道イベントマッチングシステム。
【請求項2】
過去に発行した前記身分証と、前記武道旅行者が過去に参加した武道イベントと対応付けて学習する学習手段と、
をさらに備え、
前記武道イベント決定手段は、前記学習の結果と今回発行した前記身分証と記憶された前記武道イベントとに基づいて、前記武道旅行者の属性情報との関連性が最も高い武道イベントを決定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の武道イベントマッチングシステム。
【請求項3】
前記武道旅行者から日付の入力を受け付ける日付受付手段と、
受け付けた前記日付に開催される、前記武道イベント決定手段で決定された武道イベントへの参加を予約する第1予約手段と、
を備えることを特徴とする請求項1に記載の武道イベントマッチングシステム。
【請求項4】
前記武道旅行者から地域の入力を受け付ける地域受付手段と、
受け付けた前記地域で開催される、前記武道イベント決定手段で決定された武道イベントへの参加を予約する第2予約手段と、
を備えることを特徴とする請求項1に記載の武道イベントマッチングシステム。
【請求項5】
国内及び海外の武道旅行者の属性を示す身分証を発行する身分証発行手段と、
国内及び海外の武道イベントを記憶するイベント記憶手段と、
前記身分証と記憶された前記武道イベントとに基づいて、前記武道旅行者の属性情報との関連性が最も高い前記武道イベントを決定する武道イベント決定手段と、
を備えることを特徴とするコンピュータ。
【請求項6】
コンピュータが実現する武道イベントマッチング方法であって、
国内及び海外の武道旅行者の属性を示す身分証を発行するステップと、
国内及び海外の武道イベントを記憶するステップと、
前記身分証と記憶された前記武道イベントとに基づいて、前記武道旅行者の属性情報との関連性が最も高い前記武道イベントを決定するステップと、
を備えることを特徴とする武道イベントマッチング方法。
【請求項7】
コンピュータに、
国内及び海外の武道旅行者の属性を示す身分証を発行するステップ、
国内及び海外の武道イベントを記憶するステップ、
前記身分証と記憶された前記武道イベントとに基づいて、前記武道旅行者の属性情報との関連性が最も高い前記武道イベントを決定するステップ、
を実行させるためのコンピュータ読み取り可能なプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、武道旅行者に対して武道イベントのマッチングを行う武道イベントマッチングシステム、コンピュータ、武道イベントマッチング方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、訪日外国人の数が、右肩上がりで増加しており、訪日外国人を対象とした武道ツーリズムに注目が集まっている。武道ツーリズムとは、日本の伝統的な武道(例えば、剣道、空手、相撲、柔道)の体験や観戦等と観光とを合わせた旅行である。例えば、武道イベント(例えば、各種武道の指導、体験、観戦や、各種武道で用いられる道具の製作現場の見学や、各種武道に関連する作法、慣習等の体験)と、この武道イベントが開催される地域の観光とを掛け合わせたものである。
【0003】
しかしながら、このような武道ツーリズムにおいて、様々な課題が存在するのが実情である。例えば、国内から海外への情報発信が少ないため、武道旅行者(武道ツーリズムに参加を希望する旅行者)は、自身が所望する武道ツーリズムを把握することが困難な場合があること、武道旅行者の旅程と武道イベントの開催日時とが合致しにくい場合があること、武道旅行者の情報(例えば、文化的背景や宗教的背景)の把握が困難なことにより、武道イベントの主催者が十分な受け入れ体制をとることが困難な場合があること、武道旅行者と武道イベントの主催者とが言語的な問題により、十分なコミュニケーションをとることが困難な場合があることといったものが挙げられる。
【0004】
また、外国人向けではないが、様々なスポーツのイベントを企画し、スポーツを行いたい会員に、イベント情報を提供するウェブサイトが知られている(非特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0005】
【文献】https://www.joinhands-s.com/reserve/jhs/users/firsttime
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、このようなウェブサイトを、武道ツーリズムに対して適用したとしても、武道旅行者の身元の確認が不十分である場合、武道イベントにおいてトラブルの発生が予想される。さらに、地域及び武道イベントの情報発信や武道イベントへの勧誘において、武道旅行者にとって適した情報発信の精度の向上、武道イベントの主催者にとっての武道旅行者のニーズの取得及び地域文化の情報発信において、単なる情報発信では、十分にできていないという課題が存在する。
【0007】
本発明は、武道に興味を持って日本国内及び海外へ旅行する武道旅行者の身分証を発行し、この武道旅行者と国内及び海外の武道イベントをマッチングすることが可能な武道イベントマッチングシステム、コンピュータ、武道イベントマッチング方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明では、以下のような解決手段を提供する。
【0009】
本発明は、コンピュータで実現する武道イベントマッチングシステムであって、
国内及び海外の武道旅行者の属性を示す身分証を発行する身分証発行手段と、
国内及び海外の武道イベントを記憶するイベント記憶手段と、
前記身分証に基づいて、前記武道旅行者に最適な前記武道イベントを決定する武道イベント決定手段と、
を備えることを特徴とする武道イベントマッチングシステムを提供する。
【0010】
本発明によれば、コンピュータで実現する武道イベントマッチングシステムは、国内及び海外の武道旅行者の属性を示す身分証を発行し、国内及び海外の武道イベントを記憶し、前記身分証に基づいて、前記武道旅行者に最適な前記武道イベントを決定する。
【0011】
本発明は、システムのカテゴリであるが、方法及びプログラム等の他のカテゴリにおいても、そのカテゴリに応じた同様の作用・効果を発揮する。
【0012】
また、本発明は、国内及び海外の武道旅行者の属性を示す身分証を発行する身分証発行手段と、
国内及び海外の武道イベントを記憶するイベント記憶手段と、
前記身分証に基づいて、前記武道旅行者に最適な前記武道イベントを決定する武道イベント決定手段と、
を備えることを特徴とするコンピュータを提供する。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、武道に興味を持って日本国内及び海外へ旅行する武道旅行者の身分証を発行し、この武道旅行者と国内及び海外の武道イベントをマッチングすることが可能な武道イベントマッチングシステム、コンピュータ、武道イベントマッチング方法及びプログラムを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1図1は、武道イベントマッチングシステム1の概要を示す図である。
図2図2は、武道イベントマッチングシステム1の全体構成図である。
図3図3は、コンピュータ10が実行する身分証発行処理のフローチャートを示す図である。
図4図4は、コンピュータ10が実行する武道イベント記憶処理のフローチャートを示す図である。
図5図5は、コンピュータ10が実行する武道イベントマッチング処理のフローチャートを示す図である。
図6図6は、コンピュータ10が発行する身分証100の一例を模式的に示す図である。
図7図7は、コンピュータ10が武道旅行者に提供する武道イベントの一例を模式的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明を実施するための最良の形態について図を参照しながら説明する。なお、これはあくまでも例であって、本発明の技術的範囲はこれに限られるものではない。
【0016】
[武道イベントマッチングシステム1の概要]
本発明の好適な実施形態の概要について、図1に基づいて説明する。図1は、本発明の好適な実施形態である武道イベントマッチングシステム1の概要を説明するための図である。武道イベントマッチングシステム1は、コンピュータ10から構成され、武道旅行者と、この武道旅行者に適した国内及び海外の武道イベントとをマッチングするコンピュータシステムである。
【0017】
なお、武道イベントマッチングシステム1は、武道旅行者が所持する旅行者端末(例えば、スマートフォンやタブレット端末等の携帯端末、スマートグラス等のウェアラブル端末、パーソナルコンピュータ等の据置型端末)、武道イベントの主催者が所持する主催者端末(例えば、携帯端末、ウェアラブル端末、据置型端末)、その他の端末装置や装置類が含まれていてもよい。また、武道イベントマッチングシステム1は、例えば、コンピュータ10等の1台のコンピュータで実現されてもよいし、クラウドコンピュータのように、複数のコンピュータで実現されてもよい。
【0018】
また、武道イベントマッチングシステム1は、コンピュータ10と、旅行者端末、主催者端末、その他の端末や装置類とから構成されていてもよい。この場合、武道イベントマッチングシステム1は、後述する各処理を、コンピュータ10と旅行者端末、主催者端末、その他の端末や装置類との何れか又は複数の組み合わせにより実行することになる。
【0019】
コンピュータ10は、旅行者端末、主催者端末、その他の端末や装置類と、公衆回線網等を介して、データ通信可能に接続されており、必要なデータの送受信を実行する。
【0020】
コンピュータ10は、国内及び海外の武道旅行者の属性を示す身分証を発行する。武道旅行者は、例えば、訪日外国人旅行者、在留外国人旅行者、日本人旅行者である。属性は、例えば、氏名、国籍、使用言語、武道歴、所属団体、所属武道場、日本や外国の訪問歴、過去に訪問した武道場、過去に指導を受けた指導者、本人やその他の人物からのメッセージである。コンピュータ10は、旅行者端末等から武道旅行者の属性に関する情報である属性情報を取得し、この属性情報が記載された身分証を発行する。この身分証は、上述した武道旅行者の属性の一部又は全部が記載されたものであり、その内容自体は、適宜変更が可能である。
【0021】
コンピュータ10は、国内及び海外の武道イベントを記憶する。武道イベントは、例えば、上述したような、各種武道の指導、体験、観戦や、各種武道で用いられる道具の製作現場の見学や、各種武道に関連する作法、慣習等の体験である。コンピュータ10は、主催者端末から武道イベントに関する情報を武道イベント情報として取得し、これを記憶する。武道イベント情報は、例えば、武道イベントの名称、武道イベントの説明、武道の種類、開催場所、開催日時、タグやカテゴリ等の分類情報、参加料金、予約方法、問い合わせ先(例えば、連絡用の電話番号やメールアドレス)、交通アクセス、公式ウェブサイトや関連ウェブサイトのURL(Uniform Resource Locator)、年齢制限や性別制限等の制限情報、備考である。コンピュータ10は、武道イベント情報を記憶することにより、国内及び海外の武道イベントを記憶することになる。
【0022】
コンピュータ10は、発行した身分証に基づいて、この身分証が発行された武道旅行者に最適な武道イベントを決定する。コンピュータ10は、発行した身分証に記載したこの武道旅行者の属性情報と、記憶した武道イベント情報とに基づいて、この武道旅行者に最適な武道イベントを決定する。例えば、コンピュータ10は、属性情報が、剣道に関連するもの(例えば、武道歴、所属団体、所属武道場が剣道に関連したもの)であった場合、この武道旅行者に最適な武道イベントとして、剣道に関連するものを決定する。
【0023】
以上の処理の結果、武道イベントマッチンスシステム1は、国内及び海外の武道旅行者の属性を示す身分証を発行し、国内及び海外の武道イベントを記憶し、身分証に基づいて、武道旅行者に最適な武道イベントを決定することになる。その結果、武道に興味を持って日本国内及び海外へ旅行する武道旅行者の身分証を発行し、この武道旅行者と国内及び海外の武道イベントをマッチングすることが可能な武道イベントマッチングシステム、コンピュータ、武道イベントマッチング方法及びプログラムを提供することが可能となる。
【0024】
なお、コンピュータ10は、この武道イベントの決定に際して、人工知能を用いることも可能である。例えば、コンピュータ10は、過去に発行した身分証と、この身分証が発行された武道旅行者に最適な武道イベントとして決定した武道イベントとを学習する。コンピュータ10は、過去の学習の結果と今回発行した身分証とに基づいて、今回身分証が発行された武道旅行者に最適な武道イベントを決定することも可能である。
【0025】
また、コンピュータ10は、武道旅行者から旅程の入力を受け付け、この旅程に該当し、かつこの武道旅行者に最適な武道イベントへの参加を予約することも可能である。旅程は、この武道旅行者が旅行する日付や場所である。
【0026】
コンピュータ10は、決定されたこの武道旅行者に最適な武道イベントのうち、この日付に開催される武道イベントへの参加を予約する。また、コンピュータ10は、決定されたこの武道旅行者に最適な武道イベントのうち、この地域で開催される武道イベントへの参加を予約する。コンピュータ10は、武道旅行者が、武道イベントへ参加するために必要な予約処理を実行することになる。コンピュータ10は、予約処理として、例えば、武道旅行者の属性情報及び参加予約を、主催者端末等に通知する。
【0027】
次に、武道イベントマッチングシステム1が実行する処理の概要について説明する。
【0028】
コンピュータ10は、国内及び海外の武道旅行者の属性を、属性情報として取得する(ステップS01)。コンピュータ10は、武道旅行者の上述したような属性情報を、旅行者端末から取得する。旅行者端末は、武道旅行者の属性の入力を受け付ける。旅行者端末は、受け付けた武道旅行者の属性を、属性情報として、コンピュータ10に送信する。コンピュータ10は、この属性情報を受信することにより、国内及び海外の武道旅行者の属性を取得することになる。
【0029】
コンピュータ10は、取得した属性情報に基づいて、この武道旅行者の属性を示す身分証を発行する(ステップS02)。コンピュータ10は、取得した属性情報の一部又は全部を記載したものを、武道旅行者の属性を示す身分証として発行する。身分証は、例えば、武道旅行者の氏名、国籍、使用言語、武道歴、所属団体、所属武道場、日本の訪問回数、過去に訪問した武道場、過去に指導を受けた指導者、メッセージが記載されたものである。
【0030】
コンピュータ10は、武道イベントに関する情報を、武道イベント情報として主催者端末から取得する(ステップS03)。コンピュータ10は、上述したような武道イベント情報を、主催者端末から取得する。主催者端末は、武道イベントに関する情報の入力を受け付ける。主催者端末は、受け付けた武道イベントに関する情報を、武道イベント情報として、コンピュータ10に送信する。コンピュータ10は、この武道イベント情報を受信することにより、国内及び海外の武道イベントに関する情報を取得することになる。
【0031】
コンピュータ10は、武道イベント情報を記憶する(ステップS04)。コンピュータ10は、取得した武道イベント情報を記憶することにより、国内及び海外の武道イベントを記憶することになる。
【0032】
コンピュータ10は、発行した身分証に基づいて、武道旅行者に最適な武道イベントを決定する(ステップS05)。コンピュータ10は、発行した身分証に記載した属性情報と、自身に記憶した武道イベント情報とに基づいて、この武道旅行者に最適な武道イベンとを決定する。コンピュータ10は、例えば、この属性情報における所定のキーワード(例えば、武道の種類、武道歴、所属団体、所属武道場)と、武道イベント情報における所定のキーワード(例えば、武道の種類、武道歴、所属団体、所属武道場)とを比較し、この武道旅行者に関連するキーワードの数や割合が最も高いものを、この武道旅行者に最適な武道イベントとして決定する。
【0033】
コンピュータ10は、決定した武道イベントを、武道旅行者に提供する(ステップS06)。コンピュータ10は、武道旅行者に最適な武道イベントとして決定した武道イベントの武道イベント情報を、旅行者端末に出力させる。コンピュータ10は、この武道イベント情報を、旅行者端末に送信する。旅行者端末は、この武道イベント情報を受信する。旅行者端末は、この武道イベント情報を自身の表示部に表示や自身の音声部から放音等し、武道旅行者に、この武道イベントを提供する。
【0034】
なお、コンピュータ10は、この武道イベントへの参加を予約することも可能である。コンピュータ10は、例えば、決定した武道イベントに、この武道旅行者が参加するために必要な処理(例えば、この武道旅行者の属性情報のうち、必要なものを主催者端末に提供するとともに、この武道旅行者が参加希望であることを通知する。)を実行する。
【0035】
以上が、武道イベントマッチングシステム1が実行する処理の概要である。
【0036】
[武道イベントマッチングシステム1のシステム構成]
図2に基づいて、本発明の好適な実施形態である武道イベントマッチングシステム1のシステム構成について説明する。図2は、本発明の好適な実施形態である武道イベントマッチングシステム1のシステム構成を示す図である。図2において、武道イベントマッチングシステム1は、コンピュータ10から構成され、国内及び海外の武道旅行者と、国内及び海外の武道イベントとをマッチングするコンピュータシステムである。
【0037】
コンピュータ10は、旅行者端末、主催者端末、その他の端末や装置類と、公衆回線網等を介して、データ通信可能に接続されており、必要なデータの送受信を実行する。
【0038】
なお、武道イベントマッチングシステム1は、図示していない旅行者端末、主催者端末、その他の端末や装置類が含まれていてもよい。また、武道イベントマッチングシステム1は、例えば、コンピュータ10等の1台のコンピュータで実現されてもよいし、クラウドコンピュータのように、複数のコンピュータで実現されてもよい。
【0039】
また、武道イベントマッチングシステム1は、コンピュータ10と、旅行者端末と、主催者端末とから構成されていてもよい。この場合、武道イベントマッチングシステム1は、後述する各処理を、コンピュータ10、旅行者端末及び主催者端末の何れか又は複数の組み合わせにより実行することになる。
【0040】
コンピュータ10は、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を備え、通信部として、他の端末や装置等と通信可能にするためのデバイス、例えば、IEEE802.11に準拠したWi―Fi(Wireless―Fidelity)対応デバイス等を備える。また、コンピュータ10は、記憶部として、ハードディスクや半導体メモリ、記録媒体、メモリカード等によるデータのストレージ部を備える。また、コンピュータ10は、処理部として、各種処理を実行する各種デバイス等を備える。
【0041】
コンピュータ10において、制御部が所定のプログラムを読み込むことにより、通信部と協働して、属性情報取得モジュール20、武道イベント情報取得モジュール21、旅程情報取得モジュール22、提供モジュール23を実現する。また、コンピュータ10において、制御部が所定のプログラムを読み込むことにより、記憶部と協働して、記憶モジュール30を実現する。また、コンピュータ10において、制御部が所定のプログラムを読み込むことにより、処理部と協働して、身分証発行モジュール40、イベント決定モジュール41、翻訳モジュール42を実現する。
【0042】
[身分証発行処理]
図3に基づいて、武道イベントマッチングシステム1が実行する身分証発行処理について説明する。図3は、コンピュータ10が実行する身分証発行処理のフローチャートを示す図である。上述した各モジュールが実行する処理について、本処理に併せて説明する。
【0043】
属性情報取得モジュール20は、国内及び海外の武道旅行者の属性を、属性情報として取得する(ステップS10)。ステップS10において、属性情報取得モジュール20は、旅行者端末を介して、この武道旅行者の属性情報を取得する。旅行者端末は、武道旅行者の属性の入力を受け付ける。属性は、上述した通りであり、武道旅行者を識別可能な個人情報、武道旅行者の興味や関心等を示すもの、メッセージ等である。旅行者端末は、受け付けた武道旅行者の属性を、属性情報としてコンピュータ10に送信する。属性情報取得モジュール20は、この属性情報を受信することにより、武道旅行者の属性を取得することになる。
【0044】
記憶モジュール30は、取得した属性情報を、武道旅行者データベースに登録し、この武道旅行者の属性を記憶する(ステップS11)。ステップS11において、記憶モジュール30は、取得した属性情報の其々を対応付けて、武道旅行者データベースに登録する。このとき、記憶モジュール30は、武道旅行者データベースに、既にこの武道旅行者の属性が登録済みであった場合、今回新たに取得した属性のうち、変更されている属性を新たに追加または更新する。その結果、記憶モジュール30が記憶する武道旅行者データベースは、最新の武道旅行者の属性が登録されたものとなる。
【0045】
身分証発行モジュール40は、記憶した属性情報に基づいて、この武道旅行者の属性を示す身分証を発行する(ステップS12)。ステップS12において、身分証発行モジュール40は、この武道旅行者の属性の一部又は全部が記載されたものを身分証として発行する。この身分証の記載事項、記載する言語の種類、大きさ、形状、材質等は、特に制限がなく、適宜変更可能である。本実施例において、身分証発行モジュール40が発行する身分証には、武道旅行者の武道名、訪日回数、国籍、国旗、所属団体、氏名、武道歴、所属武道場、過去に訪問した武道場、過去に指導を受けた指導者、自国情報(出身国の地図、日本人へのメッセージ、困った際のメッセージ)が記載されているものとして説明する。また、身分証発行モジュール40が発行する身分証の数については、特に制限がない。
【0046】
図6に基づいて、身分証発行モジュール40が発行する身分証について説明する。図6は、身分証発行モジュール40が発行する身分証100の一例を模式的に示す図である。図6において、身分証100は、表面110及び裏面120に其々上述した武道旅行者の属性が記載されたものである。表面110には、武道旅行者の武道名、訪日回数、国籍、国旗、所属団体、氏名(日本語及び使用言語)、武道歴、所属団体、過去の訪問道場(名称及び住所)、過去に指導を受けた指導者の氏名が記載される。また、裏面120には、この武道旅行者の出身地の地図、日本人へのメッセージ、困った際のメッセージ(使用言語及び使用言語での読み方)が記載される。
【0047】
武道旅行者は、この身分証100を所持し、武道ツーリズムの主催者、武道イベントの主催者、他の武道旅行者等と交換することにより、より容易に其々との間の交流やコミュニケーションを図ることが可能となる。また、武道ツーリズムの主催者、武道イベントの主催者にとっても、この身分証100により、身分確認や情報管理を行うことが容易となる。また、武道イベントの主催者が、この身分証100に基づいて受け入れ体制を整えることも容易となるとともに、武道旅行者に対してよりきめ細やかな配慮や対応を行うことが容易となる。また、武道ツーリズムに際して、この身分証100を活用することにより、受け入れ体制を武道旅行者対個人の個々ではなく、武道旅行者と訪問先の地域の日本人武道家とにすることが容易となるとともに、これらをつなぐネットワークの構築も容易となる。
【0048】
以上が、身分証発行処理である。
【0049】
[武道イベント記憶処理]
図4に基づいて、武道イベントマッチングシステム1が実行する武道イベント記憶処理について説明する。図4は、コンピュータ10が実行する武道イベント記憶処理のフローチャートを示す図である。上述した各モジュールが実行する処理について、本処理に併せて説明する。
【0050】
武道イベント情報取得モジュール21は、国内及び海外の武道イベントに関する情報を、武道イベント情報として取得する。(ステップS20)。ステップS20において、武道イベント情報取得モジュール21は、主催者端末を介して、武道イベント情報を取得する。主催者端末は、武道イベントに関する情報である武道イベント情報の入力を受け付ける。武道イベント情報は、上述した通りである。主催者端末は、受け付けた武道イベント情報を、コンピュータ10に送信する。武道イベント情報取得モジュール21は、この武道イベント情報を受信することにより、武道イベント情報を取得することになる。
【0051】
記憶モジュール30は、取得した武道イベント情報を、武道イベントデータベースに登録し、この武道イベント情報を記憶する(ステップS21)。ステップS21において、記憶モジュール30は、取得した武道イベント情報の其々を対応付けて、武道イベントデータベースに登録する。このとき、武道イベントデータベースに、既にこの武道イベント情報が登録済みであった場合、今回新たに取得した武道イベント情報のうち、変更されている武道イベント情報を、新たに追加又は更新する。その結果、記憶モジュール30が記憶する武道イベントデータベースは、最新の武道イベント情報が登録されたものである。この処理により、記憶モジュール30は、国内及び海外の武道イベントを記憶することになる。
【0052】
以上が、武道イベント記憶処理である。
【0053】
上述した身分証発行処理と、武道イベント記憶処理とは、其々個別のタイミングで実行されてもよいし、同時に実行されてもよい。また、身分証発行処理の実行後に、武道イベント記憶処理を実行してもよいし、その逆に、武道イベント記憶処理を実行後に、身分証発行処理を実行してもよい。
【0054】
[武道イベントマッチング処理]
図5に基づいて、武道イベントマッチングシステム1が実行する武道イベントマッチング処理について説明する。図5は、コンピュータ10が実行する武道イベントマッチング処理のフローチャートを示す図である。上述した各モジュールが実行する処理について、本処理に併せて説明する。
【0055】
イベント決定モジュール41は、発行した身分証に基づいて、武道旅行者に最適な武道イベントを決定する(ステップS30)。ステップS30において、イベント決定モジュール41は、この発行した身分証に記載した武道旅行者の属性情報と、記憶した武道イベント情報とに基づいて、この武道旅行者に最適な武道イベントを決定する。すなわち、イベント決定モジュール41は、武道旅行者データベースに登録されたこの武道旅行者の属性情報(属性情報取得モジュール20が取得した武道旅行者の属性情報)と、武道イベントデータベースに登録された武道イベント情報(武道イベント情報取得モジュール21が取得した武道イベント情報)とに基づいて、この武道旅行者に最適な武道イベントを決定する。
【0056】
イベント決定モジュール41が実行する武道イベントの決定における処理について説明する。
【0057】
イベント決定モジュール41は、属性情報及び武道イベント情報を、テキスト解析や画像解析等の解析処理を実行することにより、属性情報及び武道イベント情報の其々におけるキーワードを特定する。イベント決定モジュール41は、この武道旅行者の属性情報における第1のキーワードを特定する。第1のキーワードは、例えば、武道名、所属団体、所属武道場といったこの武道旅行者が興味又は関心を持つ武道に関連するものである。イベント決定モジュール41は、武道イベント情報における第2のキーワードを特定する。第2のキーワードは、例えば、武道の種類、開催団体、開催地、開催施設、指導者といった武道イベントの内容に基づいたものである。
【0058】
イベント決定モジュール41は、特定した第1のキーワードと、第2のキーワードとの一致率を特定する。イベント決定モジュール41は、この第1のキーワードに該当する第2のキーワードの個数に基づいて、この一致率を特定する。イベント決定モジュール41は、例えば、第1のキーワードが、剣道に関連するものである場合、第2のキーワードとして剣道に関連するものが特定された武道イベントに対して、一致率を特定する。イベント決定モジュール41は、この一致率が最も高い武道イベント情報に該当する武道イベントを、この武道旅行者に最適なものとして決定する。
【0059】
また、イベント決定モジュール41は、人工知能を用いて、この武道旅行者に最適な武道イベントを決定することも可能である。この場合について説明する。
【0060】
イベント決定モジュール41は、過去に武道旅行者に対して決定した最適な武道イベントの武道イベント情報と、この武道旅行者の属性情報とを親とした機械学習を行う。すなわち、イベント決定モジュール41は、過去に発行した身分証と、この身分証が発行された武道旅行者に最適な武道イベントとして決定した武道イベントとを親とした機械学習を行う。イベント決定モジュール41は、今回武道旅行者に対して、最適な武道イベントを決定する際、この武道旅行者の属性情報及び学習結果と、武道イベントの武道イベント情報とに基づいて、この武道旅行者に対して最適な武道イベントを決定する。イベント決定モジュール41は、属性情報における第1のキーワード及び学習結果と、第2のキーワードとに基づいて、武道旅行者に最適な武道イベントを決定する。イベント決定モジュール41は、第1のキーワードと第2のキーワードとの一致率に学習結果を加味してこの武道イベントを決定する。
【0061】
また、イベント決定モジュール41は、過去に武道旅行者が実際に参加した武道イベントの武道イベント情報と、この武道旅行者の属性情報とを教師データとした機械学習を行う。すなわち、イベント決定モジュール41は、予め旅行者端末や主催者端末から取得した又は記憶モジュール30が記憶した、過去にこの武道旅行者が参加した武道イベントの武道イベント情報と、この武道イベントに参加した際に発行した身分証とを教師データとした機械学習を行ってもよい。イベント決定モジュール41は、今回武道旅行者に対して、最適な武道イベントを決定する際、この武道旅行者の属性情報及び学習結果と、武道イベントの武道イベント情報とに基づいて、この武道旅行者に対して最適な武道イベントを決定する。イベント決定モジュール41は、属性情報における第1のキーワード及び学習結果と、第2のキーワードとに基づいて、武道旅行者に最適な武道イベントを決定する。イベント決定モジュール41は、第1のキーワードと第2のキーワードとの一致率に学習結果を加味してこの武道イベントを決定する。
【0062】
なお、イベント決定モジュール41は、複数の武道イベントを、この武道旅行者に適したものとして決定することも可能である。この場合、イベント決定モジュール41は、特定した一致率が所定の値以上のものを、この武道旅行者に適したものであると決定する。このとき、イベント決定モジュール41は、一致率が高い順番に、武道イベントに順序をあわせて決定する。
【0063】
また、イベント決定モジュール41は、武道旅行者から、武道旅行の旅程(例えば、旅行の日付や時刻、旅行先の地名や施設名)の入力を受け付け、これを加味して、この武道旅行者に最適な武道イベントを決定することも可能である。
【0064】
この場合について説明する。
【0065】
旅程情報取得モジュール22は、旅行者端末から旅程として旅程情報を取得する。旅行者端末は、例えば、カレンダーから日付の選択、文字入力による日付や時刻の入力等に基づいて、旅程情報の入力操作を受け付ける。また、旅行者端末は、例えば、地図から旅行先の地名や施設の入力、文字入力による旅行先の地名や施設の入力等に基づいて、旅程情報の入力を受け付ける。旅行者端末は、受け付けた旅程情報を、コンピュータ10に送信する。旅程情報取得モジュール22は、この旅程情報を受信することにより、武道旅行者から武道旅行の旅程の入力を受け付けることになる。
【0066】
イベント決定モジュール41は、受け付けた旅程情報に基づいて、この旅程情報に該当する第2のキーワードを有する武道イベントを特定する。イベント決定モジュール41は、特定した第1のキーワードと、今回特定した旅程情報に該当する武道イベントにおける第2のキーワードとの一致率を特定する。イベント決定モジュール41は、この第1のキーワードに該当する第2のキーワードの個数に基づいて、この一致率を特定する。イベント決定モジュール41は、この一致率が最も高い武道イベント情報に該当する武道イベントを、この武道旅行者に最適なものとして決定する。
【0067】
翻訳モジュール42は、決定した武道イベントにおける武道イベント情報を、この武道旅行者の使用言語に翻訳する(ステップS31)。ステップS31において、翻訳モジュール42は、この武道旅行者の属性情報に基づいて、この武道旅行者の使用言語を特定する。翻訳モジュール42は、特定した使用言語に基づいて、武道イベント情報を、この武道旅行者の使用言語に翻訳する。
【0068】
なお、ステップS31の処理において、翻訳モジュール42は、予め武道イベント情報に複数の言語が設定されている場合、設定されているものを利用する構成であってもよい。
【0069】
提供モジュール23は、決定した武道イベントを武道旅行者に提供する(ステップS32)。ステップS32において、提供モジュール23は、決定したこの武道旅行者に最適な武道イベントの武道イベント情報を、旅行者端末に出力させる。提供モジュール23は、この武道イベント情報を、旅行者端末に送信する。このとき、提供モジュール23は、この武道旅行者の属性情報を取得した旅行者端末の識別子に基づいて、送信先となる旅行者端末を特定し、特定した旅行者端末に武道イベント情報を送信する。旅行者端末は、武道イベント情報を受信する。旅行者端末は、受信したイベント情報を、自身の表示部に表示や音声部から放音等することにより、武道旅行者に武道イベントを提供する。すなわち、提供モジュール23は、イベント情報を、旅行者端末に出力させることにより、武道旅行者に武道イベントを提供することになる。
【0070】
図7に基づいて、提供モジュール23が武道旅行者に提供する武道イベントについて説明する。図7は、提供モジュール23が武道旅行者に提供する武道イベントの一例を模式的に示す図である。図7において、提供モジュール23は、武道イベント200を、武道旅行者に提供する。この武道イベント200は、旅行者端末の表示部に出力されたものである。また、武道イベント200は、日本語で示しているが、これは、説明を簡潔にするためであり、この武道旅行者の使用言語に併せて表示する言語は適宜変更可能である。提供モジュール23は、武道イベント200として、この武道イベントの名称、日時、場所、ウェブサイトのURL、講師の名称、備考等の武道イベント情報を出力させる。武道旅行者は、この画面を閲覧することにより、自身に最適な武道イベントを認識することが可能となる。
【0071】
また、提供モジュール23は、この武道イベント200とともに、武道イベントへの参加を予約するための参加予約アイコン210及びこの武道イベント200の表示を終了させる終了アイコン220を併せて旅行者端末に出力させる。この参加予約アイコン210は、武道旅行者のタップ操作等の入力を受け付けることにより、出力させている武道イベントへの武道旅行者の参加予約を受け付けるものである。この参加予約アイコン210の操作を受け付けた際、提供モジュール23は、この武道旅行者がこの武道イベントへの参加を予約するために必要な処理を実行することになる。この処理は、例えば、この武道旅行者の属性及び参加予約を、開催者に通知するといったものである。また、この終了アイコン220の操作を受け付けた際、提供モジュール23は、武道イベント200の画面表示を終了させるために必要な処理を実行する。この処理は、例えば、この武道イベント200を表示するアプリケーションの終了やこの武道イベント200の表示の終了といったものである。
【0072】
なお、これらの武道イベントへの参加を予約するために必要な処理及び画面表示を終了させるために必要な処理の何れか又は双方の処理は、端末装置自体が行ってもよい。
【0073】
また、提供モジュール23は、参加予約210の入力操作の有無に関わらず、決定した武道イベント200へ、この武道旅行者が参加することを予約するために必要な処理を実行することも可能である。すなわち、提供モジュール23は、上述したステップS31の処理により決定した武道イベントに、武道旅行者が参加するものとして、必要な処理を実行することも可能である。
【0074】
以上が、武道イベントマッチング処理である。
【0075】
上述した手段、機能は、コンピュータ(CPU、情報処理装置、各種端末を含む)が、所定のプログラムを読み込んで、実行することによって実現される。プログラムは、例えば、コンピュータからネットワーク経由で提供される(SaaS:ソフトウェア・アズ・ア・サービス)形態で提供される。また、プログラムは、例えば、フレキシブルディスク、CD(CD-ROMなど)、DVD(DVD-ROM、DVD-RAMなど)等のコンピュータ読取可能な記録媒体に記録された形態で提供される。この場合、コンピュータはその記録媒体からプログラムを読み取って内部記録装置又は外部記録装置に転送し記録して実行する。また、そのプログラムを、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク等の記録装置(記録媒体)に予め記録しておき、その記録装置から通信回線を介してコンピュータに提供するようにしてもよい。
【0076】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述したこれらの実施形態に限るものではない。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
【符号の説明】
【0077】
1 武道イベントマッチングシステム、10 コンピュータ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7