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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-01-19
(45)【発行日】2024-01-29
(54)【発明の名称】電子装置およびその動作方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/08 20240101AFI20240122BHJP
【FI】
G06Q10/08
【請求項の数】 14
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2021151051
(22)【出願日】2021-09-16
(65)【公開番号】P2023020791
(43)【公開日】2023-02-09
【審査請求日】2021-11-17
(31)【優先権主張番号】10-2021-0101002
(32)【優先日】2021-07-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】520244544
【氏名又は名称】クーパン コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】100188558
【弁理士】
【氏名又は名称】飯田 雅人
(74)【代理人】
【識別番号】100205785
【弁理士】
【氏名又は名称】▲高▼橋 史生
(74)【代理人】
【識別番号】100154922
【弁理士】
【氏名又は名称】崔 允辰
(72)【発明者】
【氏名】サン・ギ・ホン
(72)【発明者】
【氏名】クン・ス・ハン
(72)【発明者】
【氏名】ヘ・ジン・パク
(72)【発明者】
【氏名】ヘ・ジン・オ
(72)【発明者】
【氏名】ヨ・ジュ・ヤン
(72)【発明者】
【氏名】ソン・イル・キム
(72)【発明者】
【氏名】ヘ・ヨン・イ
(72)【発明者】
【氏名】ヒョン・ヒ・アン
(72)【発明者】
【氏名】ジュン・ヨン・ナム
(72)【発明者】
【氏名】チュン・クォン・パク
(72)【発明者】
【氏名】ジン・ヒョン・パク
(72)【発明者】
【氏名】ヨン・シク・キム
(72)【発明者】
【氏名】リャンウェイ・ヘ
(72)【発明者】
【氏名】チンチン・バイ
(72)【発明者】
【氏名】ジ・ヨン・パク
【審査官】加内 慎也
(56)【参考文献】
【文献】特開2002-123599(JP,A)
【文献】特開2002-207809(JP,A)
【文献】特開2001-216310(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子装置の動作方法であって、
配送サービスを要請したユーザーが入力した住所情報に基づいた地図上の第1位置情報を確認する段階と、
前記ユーザーが入力した、前記地図上の前記第1位置情報が修正された第2位置情報を確認する段階であって、前記第2位置情報は、前記第1位置情報を基準として、前記住所情報に対応するカテゴリーレベルのうち最も低いカテゴリーレベルに対応する一定距離以内の領域内で修正された位置に対応する、段階と、
前記地図上の前記第2位置情報と前記住所情報をマッチングしてアップデートする段階と、
前記アップデートされた情報を提供する段階と、を含
ことを特徴とする動作方法。
【請求項2】
前記入力した住所の位置に配送が不可である場合、配送可能地域を検索する段階であって、
前記入力した住所情報に基づいた前記カテゴリーレベルのうち前記最も低いレベルに対応する住所を変更する段階を含み、
前記配送可能地域は、前記入力した住所情報に近い順で前記電子装置において表示される、段階をさらに含む、ことを特徴とする、請求項1に記載の動作方法。
【請求項3】
前記入力された住所情報は、住所に関連して予め設定されたカテゴリーレベルにパーシングされることを特徴とする、請求項に記載の動作方法。
【請求項4】
前記一定距離は、
前記入力された住所情報に対応する予め設定されたカテゴリーレベルを考慮して事前に設定された距離に対応することを特徴とする、請求項に記載の動作方法。
【請求項5】
前記予め設定されたカテゴリーレベルが増加する場合には前記一定距離は増加するように設定され、前記予め設定されたカテゴリーレベルが減少する場合には前記一定距離は減少するように設定されることを特徴とする、請求項に記載の動作方法。
【請求項6】
前記アップデートされた情報を提供する段階は、
配送員端末に前記住所情報と前記第2位置情報を提供する段階を含む、請求項1に記載の動作方法。
【請求項7】
前記住所情報と前記第2位置情報を提供する段階は、
前記住所情報と前記第2位置情報に基づいたナビゲーション情報を共に前記配送員端末に提供する段階を含む、請求項に記載の動作方法。
【請求項8】
前記配送員端末に提供する段階は、
前記第2位置情報に対応するイメージ情報を共に前記配送員端末に提供する段階を含む、請求項に記載の動作方法。
【請求項9】
前記住所に関連して予め設定されたカテゴリーレベルにパーシングされた前記住所情報に関連した詳細情報を要請する画面を表示する段階をさらに含む、請求項に記載の動作方法。
【請求項10】
前記第2位置情報は、
前記地図上の前記第1位置情報を基準として前記一定距離外れた位置に修正されないことを特徴とする、請求項に記載の動作方法。
【請求項11】
前記一定距離は、前記ユーザーが前記地図上で前記第1位置情報を移動させることができる領域として前記地図上に表示されることを特徴とする、請求項に記載の動作方法。
【請求項12】
前記第1位置情報は、住所に対するテキスト基盤入力により確認され、
前記第2位置情報は、前記第1位置情報が表示された前記地図上で前記ユーザーのタッチ入力により修正されることを特徴とする、請求項1に記載の動作方法。
【請求項13】
請求項1に記載の方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録した、コンピュータで読み取り可能な非一時的記録媒体。
【請求項14】
電子装置であって、
通信デバイスと、
配送サービスを要請したユーザーが入力した住所情報に基づいた地図上の第1位置情報を確認し、前記ユーザーが入力した、前記地図上の前記第1位置情報が修正された第2位置情報を確認し、前記地図上の前記第2位置情報と前記住所情報をマッチングしてアップデートする、プロセッサを含み、
前記第2位置情報は、
前記第1位置情報を基準として、前記住所情報に対応するカテゴリーレベルのうち最も低いカテゴリーレベルに対応する一定距離以内の領域内で修正された位置に対応する、電子装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は配送住所に関連して地図上の位置情報を修正して配送サービスを円滑に提供するための電子装置およびその動作方法に関する。
【背景技術】
【0002】
アプリケーションを利用してユーザーは飲食配送サービスを申請することができ、配送員はユーザーが入力した配送住所に基づいて飲食配送サービスを提供することができる。ユーザーが入力したテキスト形態の配送住所に対応する位置情報が地図上に表示され得、位置情報が配送員に共に提供され得る。この時、地図上の位置情報がテキスト形態の配送住所と正確にマッチングされない場合、不一致による混同によって配送員は飲食配送サービスを迅速に提供できないことがある。すなわち、テキスト形態の配送住所と地図上の位置情報間の不一致によって、飲食配送サービスを提供する過程で配送に遅延が発生し得る。飲食配送サービスの場合、迅速な配送が重要な競争要素であり、遅延して配送される場合、ユーザーの利用満足度が低下して売り上げの減少につながり得る。したがって、テキスト形態の配送住所とマッチングされ得るように地図上の位置情報を修正して関連情報を効果的に提供できる技術が必要である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
開示された実施形態は電子装置およびその動作方法を開示しようとする。本実施形態が達成しようとする技術的課題は前記のような技術的課題に限定されず、以下の実施形態からさらに他の技術的課題が類推され得る。
【課題を解決するための手段】
【0004】
第1実施形態により、電子装置の動作方法は、配送サービスを要請したユーザーが入力した住所情報に基づいた地図上の第1位置情報を確認する段階と、前記地図上の前記第1位置情報が修正された第2位置情報を確認する段階と、前記地図上の前記第2位置情報と前記住所情報をマッチングしてアップデートする段階と、前記アップデートされた情報を提供する段階と、を含むことができる。
【0005】
実施形態によると、前記第2位置情報は、前記地図上の前記第1位置情報を基準として予め設定されたカテゴリーレベルによって決定された一定領域内で修正された位置であり、前記予め設定されたカテゴリーレベルのうち最も低いレベルに対応する住所を考慮した領域内で修正された位置に対応することを特徴とすることができる。
【0006】
実施形態によると、前記第2位置情報は、前記地図上の前記第1位置情報を基準として一定距離以内で修正された位置に対応することを特徴とすることができる。
【0007】
実施形態によると、前記入力された住所情報は、住所に関連して予め設定されたカテゴリーレベルにパーシングされることを特徴とすることができる。
【0008】
実施形態によると、前記一定距離は、前記入力された住所情報に対応する予め設定されたカテゴリーレベルを考慮して事前に設定された距離に対応することを特徴とすることができる。
【0009】
実施形態によると、前記予め設定されたカテゴリーレベルが増加する場合には前記一定距離は増加するように設定され、前記予め設定されたカテゴリーレベルが減少する場合には前記一定距離は減少するように設定されることを特徴とすることができる。
【0010】
実施形態によると、前記アップデートされた情報を提供する段階は、配送員端末に前記住所情報と前記第2位置情報を提供する段階を含むことができる。
【0011】
実施形態によると、前記住所情報と前記第2位置情報を提供する段階は、前記住所情報と前記第2位置情報に基づいたナビゲーション情報を共に前記配送員端末に提供する段階を含むことができる。
【0012】
実施形態によると、前記配送員端末に提供する段階は、前記第2位置情報に対応するイメージ情報を共に前記配送員端末に提供する段階を含むことができる。
【0013】
実施形態によると、前記住所に関連して予め設定されたカテゴリーレベルにパーシングされた前記住所情報に関連した詳細情報を要請する画面を表示する段階をさらに含むことができる。
【0014】
実施形態によると、前記第2位置情報は、前記地図上の前記第1位置情報を基準として前記一定距離外れた位置に修正されないことを特徴とすることができる。
【0015】
実施形態によると、前記一定距離は、前記ユーザーが前記地図上で前記第1位置情報を移動させることができる領域として前記地図上に表示されることを特徴とすることができる。
【0016】
実施形態によると、前記第1位置情報は、住所に対するテキスト基盤入力により確認され、前記第2位置情報は、前記第1位置情報が表示された前記地図上で前記ユーザーのタッチ入力により修正されることを特徴とすることができる。
【0017】
第2実施形態により、電子装置は通信デバイス;および配送サービスを要請したユーザーが入力した住所情報に基づいた地図上の第1位置情報を確認し、前記地図上の前記第1位置情報が修正された第2位置情報を確認し、前記地図上の前記第2位置情報と前記住所情報をマッチングしてアップデートする、プロセッサを含むことができる。
【0018】
第3実施形態により、コンピュータで読み取り可能な記録媒体は前述した方法をコンピュータで実行させるためのプログラムを記録した非一時的記録媒体を含む。
【0019】
その他の実施形態の具体的な事項は詳細な説明および図面に含まれている。
【発明の効果】
【0020】
本開示によると、ユーザーが入力したテキスト情報である配送住所とこれに基づいた地図上の第1位置情報が不一致する場合、修正された第2位置情報と配送住所をマッチングして配送サービスに関連した正確な情報が配送員に提供され得る。この時、第2位置情報に基づいたナビゲーション情報が提供されることによって、配送員は混同することなく正確な住所に配送サービスを提供することができる。地図上で第1位置情報を修正できる範囲がユーザーが入力したテキスト情報によって制限され得、該当範囲内で第1位置情報が修正され得る。また、ユーザー端末を通じて識別された現在位置と異なる位置を設定して配送可能の有無を検索することができ、該当位置で配送サービスが不可の場合、近隣の配送可能地域を検索して関連リストを提供することができる。発明の効果は以上で言及した効果に制限されず、言及されていないさらに他の効果は特許請求の範囲の記載から当該技術分野の通常の技術者に明確に理解され得るであろう。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1】一実施形態に係るシステムを示す。
図2】ユーザーが利用する端末でテキスト形態の住所情報を入力するための画面を示す一実施形態に係る図面である。
図3】ユーザーが入力したテキスト形態の住所情報に基づいて地図上に表示される第1位置情報を示す一実施形態に係る図面である。
図4】地図上に表示された第1位置情報が修正された第2位置情報を示す一実施形態に係る図面である。
図5】第1位置情報を第2位置情報に修正する時に適用される基準を説明するための一実施形態に係る図面である。
図6】配送員端末に提供される関連情報を説明するための一実施形態に係る図面である。
図7】一実施形態によりユーザー端末に表示される画面を示す。
図8】一実施形態に係る電子装置の動作方法に対するフローチャートを示す図面である。
図9】一実施形態に係る電子装置のブロック図を示す図面である。
図10】追加住所および詳細説明を画面に入力する過程を説明するための一実施形態に係る図面である。
図11】追加住所および詳細説明を要請するために表示されるボトムsheetを説明するための一実施形態に係る図面である。
図12A】配送サービスに関連してcheckout段階で画面に表示される一実施形態に係る図面である。
図12B】配送サービスに関連してOrder tracking段階で画面に表示される一実施形態に係る図面である。
図12C】Order Details段階で画面に表示される一実施形態に係る図面である。
図13A】配送住所として端末の現在位置を利用する過程を説明するための一実施形態に係る図面である。
図13B】配送住所として端末の現在位置を利用する過程を説明するための一実施形態に係る図面である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
実施形態で使われる用語は、本開示での機能を考慮しつつ、できる限り現在広く使われる一般的な用語を選択したが、これは当分野に従事する技術者の意図または判例、新しい技術の出現などにより変わり得る。また、特定の場合には出願人が任意に選定した用語もあり、この場合、該当する説明の部分で詳細にその意味を記載するであろう。したがって、本開示で使われる用語は単純な用語の名称ではなく、その用語が有する意味と本開示の全般にわたった内容に基づいて定義されなければならない。
【0023】
明細書全体において、或る部分が何らかの構成要素を「含む」とする時、これは特に反対の記載がない限り他の構成要素を除くものではなく他の構成要素をさらに含み得ることを意味する。また、明細書に記載された「~部」、「~モジュール」等の用語は少なくとも一つの機能や動作を処理する単位を意味し、これはハードウェアまたはソフトウェアで具現されたりハードウェアとソフトウェアの結合で具現され得る。
【0024】
明細書全体で記載された「a、b、およびcのうち少なくとも一つ」の表現は、「a単独」、「b単独」、「c単独」、「aおよびb」、「aおよびc」、「bおよびc」、または「a、b、c全て」を包括することができる。
【0025】
以下で言及される「端末」はネットワークを通じてサーバーや他端末に接続できるコンピュータや携帯用端末で具現され得る。ここで、コンピュータは例えば、ウェブブラウザ(WEB Browser)が搭載されたノートパソコン、デスクトップ(desktop)、ラップトップ(laptop)等を含み、携帯用端末は例えば、携帯性と移動性が保証される無線通信装置であって、IMT(International Mobile Telecommunication)、CDMA(Code Division Multiple Access)、W-CDMA(W-Code Division Multiple Access)、LTE(Long Term Evolution)等の通信基盤端末、スマートフォン、タブレットPCなどのような全ての種類のハンドヘルド(Handheld)基盤の無線通信装置を含むことができる。
【0026】
以下では、添付した図面を参照して本開示の実施形態について、本開示が属する技術分野で通常の知識を有する者が容易に実施できるように詳細に説明する。しかし、本開示は多様な異なる形態で具現され得、ここで説明する実施形態に限定されない。
【0027】
以下では、図面を参照して本開示の実施形態を詳細に説明する。
【0028】
図1は、一実施形態に係るシステムを示す。
【0029】
図1を参照すると、システムは電子装置10、端末20、端末30およびネットワーク40を含むことができる。図1に図示されたシステムは本実施形態に関連した構成要素のみが図示されている。したがって、図1に図示された構成要素の以外に他の汎用的な構成要素がさらに含まれ得ることを本実施形態に関連した技術分野で通常の知識を有する者であれば理解することができる。
【0030】
電子装置10と端末20および端末30はネットワーク40内で互いに通信することができる。ネットワーク40は近距離通信網(Local Area Network;LAN)、広域通信網(Wide Area Network;WAN)、付加価値通信網(Value Added Network;VAN)、移動通信網(mobile radio communication network)、衛星通信網およびこれらの相互の組み合わせを含み、図1に図示された各ネットワーク構成の主体が互いに円滑に通信できるようにする包括的な意味のデータ通信網であり、有線インターネット、無線インターネットおよびモバイル無線通信網を含むことができる。無線通信は例えば、無線LAN(Wi-Fi)、ブルートゥース(登録商標)、ブルートゥース低エネルギー(Bluetooth low energy)、ジグビー、WFD(Wi-Fi Direct)、UWB(ultra wideband)、赤外線通信(IrDA、infrared Data Association)、NFC(Near Field Communication)等があり得るが、これに限定されるものではない。
【0031】
電子装置10は配送サービスを提供するために配送に関連した全ての情報を提供することができ、配送に関連した情報を提供するサーバーに含まれ得る。
【0032】
この時、端末20はユーザーが配送サービスを要請する時に利用する端末に対応し得、端末30は配送サービスを提供する配送員が利用する端末に対応し得る。具体的には、ユーザーが端末20を利用して配送サービスを要請した場合、電子装置10は複数の配送員のうち適合な配送員に対応する端末30に関連情報を伝送することができ、配送員は端末30に表示された情報に基づいてユーザーに配送サービスを提供することができる。
【0033】
ユーザーは端末20を利用して配送住所に関連した位置情報を修正することができ、配送が円滑に進行されるように電子装置10は修正された位置情報を端末30に提供することができる。以下、電子装置10が遂行する具体的な過程を記載する。
【0034】
図2は、ユーザーが利用する端末でテキスト形態の住所情報を入力するための画面を示す一実施形態に係る図面である。
【0035】
図2を参照すると、配送サービスを要請するためにユーザーは端末を通じて配送住所に関連した情報を入力することができる。ここで、配送サービスは飲食配送サービスであり得、例えばユーザーが商店Aで販売するピザに対する配送サービスを要請した場合、電子装置は商店A付近の複数の配送員のうち適合な配送員に商店Aで販売するピザをピックアップしてユーザーに配送するように関連情報を配送員に提供することができる。このような飲食配送サービスはユーザーが注文した時から比較的短時間(例えば、1時間)以内に行われなければならないサービスであり、電子装置は配送に関連して最適な情報を配送員に提供する必要がある。
【0036】
アプリケーションを通じて飲食配送サービスを要請する過程でユーザーは端末を利用して複数の情報を入力することができる。具体的には、ユーザーは飲食配送サービスを要請するために配送住所に関連した情報を電子装置が提供するアプリケーションを通じて入力することができる。図2に表示された画面は配送住所に関連して住所を検索210できる画面であり、ユーザーは配送住所に対応する検索語A220を検索することができ、アプリケーション上の領域230に検索結果が表示され得る。例えば、ユーザーは飲食配送サービスが提供される配送住所に対応する検索語Aを入力することができ、電子装置は検索語Aに対する検索結果をアプリケーション上の領域230に表示することができる。
【0037】
図3はユーザーが入力したテキスト形態の住所情報に基づいて地図上に表示される第1位置情報を示す一実施形態に係る図面であり、図4は地図上に表示された第1位置情報が修正された第2位置情報を示す一実施形態に係る図面である。
【0038】
図2でユーザーが領域230を選択した場合、アプリケーションを通じて図3のような画面が表示され得る。図3を参照すると、領域310で領域230のような検索語Aに対応する検索結果が表示され得、検索結果に対応する第1位置情報320が地図上に表示され得る。この時、ユーザーが入力した検索語Aに対応する領域310に表示される検索結果はテキスト情報であり、第1位置情報320はテキスト情報である検索結果を地図上に表示した位置情報であり得る。すなわち、第1位置情報320は検索結果に対応する地図上の位置情報である。
【0039】
電子装置はユーザーが入力した住所情報である検索語Aに対応する検索結果を予め設定されたカテゴリーレベルにパーシングすることができる。住所情報は一定の規則に沿って表示され得、電子装置は該当規則を分析して予め設定されたカテゴリーレベルに住所情報である検索語Aをパーシングすることができる。例えば、大韓民国の住所情報は一定の規則に沿って行政単位1/行政単位2/行政単位3/~/行政単位Nで表示され得、電子装置は一定の規則を分析して住所を構成する単位別に住所情報をパーシングすることができる。ここで、予め設定されたカテゴリーレベルは行政単位1、行政単位2、行政単位3~に対応し得る。
【0040】
この時、電子装置は配送に関連して必要な住所情報のカテゴリーレベルを事前に設定することができる。例えば、電子装置は配送に関連して必要最小限の住所情報のカテゴリーレベルをX段階(例えば、4段階)に区分することができ、少なくともX段階以上のカテゴリーレベルを含む住所情報が確認されないと配送員が配送サービスを円滑に提供することができない。また、電子装置は配送に関連して最大限に必要な住所情報のカテゴリーレベルをY段階(例えば、7段階)に事前に設定することができ、最大Y段階までのカテゴリーレベルを含む住所情報が確認される場合、配送員は円滑に配送サービスを提供することができる。
【0041】
検索語Aに対応する検索結果が予め設定されたカテゴリーレベルにパーシングされる場合、電子装置は事前に設定された最小限のカテゴリーレベルと比較することができる。例えば、検索語Aに対応する検索結果が予め設定されたカテゴリーレベルにより3段階のカテゴリーレベルにパーシングされた場合、電子装置は最小限のカテゴリーレベルを満足させるために1段階のカテゴリーレベルAに対応する住所情報を追加で要求することができる。電子装置はユーザーが領域340、領域350、領域360および領域370を通じて追加で入力した住所情報に対応するカテゴリーレベルを確認することができ、追加で確認された情報が最小限のカテゴリーレベルを満足する場合、領域380が活性化され得る。ユーザーが領域380を通じて確認アイコンを選択した場合、電子装置は関連情報を配送員に提供することができる。
【0042】
検索語Aに対応する検索結果が予め設定されたカテゴリーレベルにパーシングされる場合、電子装置は事前に設定された最大限のカテゴリーレベルと比較することができる。例えば、検索語Aに対応する検索結果が予め設定されたカテゴリーレベルにより3段階のカテゴリーレベルにパーシングされた場合、電子装置はより詳細な情報を配送員に提供するために、4段階のカテゴリーレベルに対応する住所情報を追加で要求することができる。電子装置はユーザーが領域340、領域350、領域360および領域370を通じて追加で入力した住所情報に対応するカテゴリーレベルを確認することができる。ただし、電子装置は検索結果が最大限のカテゴリーレベルを満足しなくても最小限のカテゴリーレベルを満足する場合、領域380を活性化させることができる。ユーザーは最小限のカテゴリーレベルを満足するために1段階のカテゴリーレベルAに対応する住所情報を追加で入力できるが、最大限のカテゴリーレベルを満足するための残りの3段階のカテゴリーレベルB~Dに対応する住所情報を入力しなくても配送は進行され得る。すなわち、最小限のカテゴリーレベルは配送が進行されるためには必須であるが、最大限のカテゴリーレベルはより詳しい情報を配送員に提供するためのオプションであり得る。
【0043】
ユーザーが領域330の「Adjust pin」アイコンを選択する場合、ユーザーは地図上の第1位置情報320を修正することができる。検索結果310に対応するテキスト形態の住所情報と地図上の第1位置情報320が多様なエラーによって不一致する場合があり、このため、配送員は配送サービスを円滑に提供できない状況が発生し得る。このため、ユーザーは検索結果310によって自動で地図上に表示された第1位置情報320を修正するために、領域330の「Adjust pin」アイコンを選択することができる。または円滑な配送サービスのために、テキスト形態の住所情報によって地図上に表示される第1位置情報320よりも詳しい情報を提供する必要がある。この時、ユーザーは検索結果310によって自動で地図上に表示された第1位置情報320を修正するために、領域330の「Adjust pin」アイコンを選択することができる。
【0044】
図4は、ユーザーが「Adjust pin」アイコンを選択して第1位置情報320が修正された第2位置情報390を示す。テキスト情報である検索結果310にマッチングされる地図上の位置情報は第1位置情報320ではなく第2位置情報390であり得る。この時、電子装置は第1位置情報320ではなく第2位置情報390を基準としてナビゲーション情報を配送員に提供することができる。これによってテキスト情報と地図上の位置情報が不一致する問題が解決されて配送員は配送サービスを円滑に提供することができる。
【0045】
図5は、第1位置情報を第2位置情報に修正する時に適用される基準を説明するための一実施形態に係る図面である。
【0046】
図5を参照すると、第1位置情報510は第2位置情報520または第2位置情報530のうち一つに修正され得る。この時、第2位置情報530ではなく、ユーザーによって第1位置情報510は第1位置情報510から一定距離R(540)以内に対応する領域550範囲にある第2位置情報520に修正され得る。
【0047】
実施形態によると、第1位置情報510が修正された第2位置情報520は地図上の第1位置情報510から一定距離R(540)以内に位置することができる。ユーザーは第1位置情報510を一定距離R(540)に対応する領域550範囲内でのみ修正することができ、領域550を外れた範囲には修正できない。これは、テキスト情報である住所情報と第1位置情報510が不一致してもこのような不一致による誤差範囲が大きくないため、誤差範囲を考慮して一定距離R(540)が設定され得る。もし、第1位置情報510が領域550の外で修正された場合、電子装置は修正された位置もテキスト情報である住所情報と不一致による誤差範囲があると判断することができ、このため、第1位置情報510の修正を許諾しないこともある。
【0048】
この時、一定距離R(540)は入力された住所情報に対応する予め設定されたカテゴリーレベルを考慮して事前に設定された距離に対応し得る。ユーザーが入力した住所情報であるテキスト情報は予め設定されたカテゴリーレベルにパーシングされ得る。例えば、ユーザーが入力した住所情報であるテキスト情報は行政単位1/行政単位2/行政単位3のように住所を示す単位で区分され得、ここで予め設定されたカテゴリーレベルは行政単位別に対応するように設定され得る。具体的には、予め設定されたカテゴリーレベル1は行政単位1に対応し得、予め設定されたカテゴリーレベル2は行政単位2に対応し得、予め設定されたカテゴリーレベル3は行政単位3に対応し得る。行政単位1から行政単位Nに行くほどより具体化された住所を示す単位であり、行政単位1が包括する領域が行政単位3が包括する領域より上位領域であり包括的であり得る。ここで、行政単位2は行政単位1に含まれた複数の地域のうち一つの地域を示す単位であり得、行政単位3は行政単位2に含まれた複数の地域のうち一つの地域を示す単位であり得る。
【0049】
行政単位1に関連した予め設定されたカテゴリーレベル1に対応する一定距離Rが、行政単位3に関連した予め設定されたカテゴリーレベル3に対応する一定距離Rより相対的に長い距離であり得る。これは各行政単位が包括する領域の大きさが異なるため、このような領域の大きさを反映して一定距離Rが事前に設定され得る。すなわち、予め設定されたカテゴリーレベル3から予め設定されたカテゴリーレベル1に増加する場合、地図上に表示される一定距離Rも増加し得、その反対に予め設定されたカテゴリーレベル1から予め設定されたカテゴリーレベル3に減少する場合、地図上に表示される一定距離Rは減少し得る。
【0050】
ユーザーが入力したテキスト情報が予め設定されたカテゴリーレベルにパーシングされた場合、電子装置は予め設定されたカテゴリーレベルのうち最も低いレベルに対応する一定距離Rに対応する領域を地図上に表示することができる。例えば、ユーザーが入力したテキスト情報が行政単位1/行政単位2/行政単位3にパーシングされた場合、電子装置は最も低いレベルである行政単位3に対応する一定距離Rを確認することができ、一定距離Rに対応する領域を地図上に表示することができる。ユーザーが第1位置情報510を一定距離Rに対応する領域内にある第2位置情報520に修正した場合、電子装置はテキスト情報である住所情報と第2位置情報520をマッチングしてアップデートすることができる。この時、電子装置は第1位置情報510ではなく第2位置情報520を基準としてナビゲーション情報を配送員端末に提供することができ、配送員は端末に提供されたナビゲーション情報に基づいて第1位置情報510ではなく第2位置情報520に配送サービスを円滑に提供することができる。配送員端末に提供される関連情報については以下の図6でより詳しく説明する。
【0051】
図6は、配送員端末に提供される関連情報を説明するための一実施形態に係る図面である。
【0052】
図6を参照すると、配送に関連した情報を表示する画面600が配送員端末に表示され得る。具体的には、イメージA610は第1位置情報に対応するイメージであって、具体的には配送員が第1位置情報を容易に識別できるように提供されるイメージであり得る。また、イメージB620は第2位置情報に対応するイメージであって、具体的には配送員が第2位置情報を容易に識別できるように提供されるイメージであり得る。配送員端末に第1位置情報に対応するイメージA610と第2位置情報に対応するイメージB620が共に提供されて、配送員は配送住所を混同せずに正確な住所に配送サービスを提供することができる。
【0053】
また、詳細住所630が共に画面600に表示され得る。詳細住所630は図2でユーザーが検索した検索語Aに関連した検索結果に対応する住所情報を含むことができる。また、詳細住所630は図3および図4でユーザーが追加で入力したカテゴリーレベルA~Dに対応する住所情報をさらに含むことができる。
【0054】
また、ナビゲーション情報640が共に画面600に表示され得る。ナビゲーション情報640は第1位置情報ではなく第2位置情報を案内する情報であり、配送員は端末に表示されたナビゲーション情報640を利用して正確な配送住所に配送サービスを提供することができる。
【0055】
図7は、一実施形態によりユーザー端末に表示される画面を示す。
【0056】
図3および図4でユーザーが確認アイコン380を選択した時、該当位置に配送が不可である場合、ユーザー端末に図7のような画面700が表示され得る。飲食配送サービスが一部の地域には提供されないこともあり、このような場合、該当位置に配送不可710に関連した情報を表示する画面700がユーザー端末に表示され得る。またはユーザー端末を通じて識別された現在位置と異なる位置を設定して配送可能の有無を検索することができ、該当位置で配送サービスが不可の場合、配送不可710に関連した情報が画面700に表示され得る。
【0057】
電子装置はユーザーが選択した位置に配送不可の場合、配送可能地域を検索して関連情報を画面700に表示することができる。この時、電子装置はユーザーが入力したテキスト情報である住所情報を分析して最も低いカテゴリーレベルで配送可能な地域を検索することができ、画面700に近い地域順で表示することができる。例えば、電子装置はユーザーが入力した住所情報である行政単位1/行政単位2/行政単位3のうち、最も低いカテゴリーレベルである行政単位3を変更して配送可能な付近の地域を検索することができ、行政単位1/行政単位2は共通するが行政単位3が異なる配送可能な地域をユーザーが入力した住所情報に近い順で画面700に表示することができる。具体的には、配送可能地域1(720)に対応する住所情報は行政単位1/行政単位2/行政単位3aであり得、配送可能地域2(730)に対応する住所情報は行政単位1/行政単位2/行政単位3bであり得、配送可能地域3(740)に対応する住所情報は行政単位1/行政単位2/行政単位3cであり得る。ここで、行政単位3a、3b、3cは配送不可である行政単位3が変更された付近の地域であり、隣接した順で画面700に表示され得る。
【0058】
もし、最も低いカテゴリーレベルで配送可能な付近の地域が検索されない場合、電子装置はその次の順位のカテゴリーレベルで配送可能な付近の地域を検索することができる。例えば、配送不可である場合、電子装置は行政単位3が異なる配送可能地域を検索することができ、この時、行政単位3が変更された地域の中で配送可能な地域がない場合、電子装置はその次の順位のカテゴリーレベルである行政単位2が異なる配送可能な地域を検索することができる。具体的には、配送可能地域1(720)に対応する住所情報は行政単位1/行政単位2aであり得、配送可能地域2(730)に対応する住所情報は行政単位1/行政単位2bであり得、配送可能地域3(740)に対応する住所情報は行政単位1/行政単位2cであり得る。ここで、行政単位2a、2b、2cは行政単位2が変更された付近の地域であり、隣接した順で画面700に表示され得る。
【0059】
図8は、一実施形態に係る電子装置の動作方法に対するフローチャートを示す図面である。
【0060】
図8を参照すると、段階S810で、電子装置は配送サービスを要請したユーザーが入力した住所情報に基づいた地図上の第1位置情報を確認することができる。ここで、第1位置情報はユーザーが入力した住所に対するテキスト基盤入力により確認される位置情報であり得る。この時、入力された住所情報は住所に関連して予め設定されたカテゴリーレベルにパーシングされ得る。
【0061】
段階S820で、電子装置は地図上の第1位置情報が修正された第2位置情報を確認することができる。ここで、第2位置情報は第1位置情報が表示された地図上でユーザーのタッチ入力により修正される位置情報であり得る。
【0062】
実施形態によると、第2位置情報は地図上の第1位置情報を基準として予め設定されたカテゴリーレベルによって決定された一定領域内で修正された位置であって、予め設定されたカテゴリーレベルのうち最も低いレベルに対応する住所を考慮した領域内で修正された位置に対応し得る。例えば、ユーザーが入力した住所情報がカテゴリーレベル1~3にパーシングされる場合、第2位置情報は最も低いレベルであるカテゴリーレベル3に対応する行政単位を考慮した領域内で修正された位置に対応し得る。この時、カテゴリーレベル1に対応する領域はカテゴリーレベル3に対応する領域より相対的に大きい領域を含むことができる。
【0063】
または第2位置情報は地図上の第1位置情報を基準として予め設定されたカテゴリーレベルを考慮して事前に設定された一定距離以内で修正された位置に対応し得る。この時、第2位置情報は地図上の第1位置情報を基準として一定距離外れた位置に修正されなくてもよい。例えば、ユーザーが入力した住所情報がカテゴリーレベル1~3にパーシングされる場合、第2位置情報は最も低いレベルであるカテゴリーレベル3に対応する行政単位を考慮した一定距離以内で修正された位置に対応し得る。この時、カテゴリーレベル1に対応する一定距離はカテゴリーレベル3に対応する一定距離より相対的に長い距離を含むことができる。ここで、一定距離は地図上に第1位置情報を移動させることができる領域として地図上に表示され得る。
【0064】
段階S830で、電子装置は地図上の第2位置情報と住所情報をマッチングしてアップデートすることができる。電子装置は第1位置情報ではない第2位置情報とテキスト情報である住所情報をマッチングさせることができ、マッチング結果をアップデートすることができる。
【0065】
段階S840で、電子装置はアップデートされた情報を配送員端末に提供することができる。具体的には、電子装置は配送員端末にテキスト情報である住所情報と第2位置情報を提供することができ、この時、第2位置情報に基づいたナビゲーション情報を共に提供することができる。また、電子装置は配送住所の混同を防止するために、第1位置情報に対応するイメージ情報と第2位置情報に対応するイメージ情報を共に配送員端末に提供することができる。
【0066】
ユーザーは第2位置情報に修正して配送を要請することができ、その後事前に保存された決済手段を利用して配送サービスに対する費用を決済することができる。ユーザーは決済手段に関連した情報を入力して決済手段を電子装置に事前に保存して利用することができる。この時、ユーザーは該当決済手段を撮影したイメージ情報を電子装置にアップロードせずとも、決済手段を識別できる関連情報(例えば固有の識別番号、満期日情報など)を入力して利用することができる。
【0067】
図9は、一実施形態に係る電子装置のブロック図を示す図面である。
【0068】
電子装置900は一実施形態により、通信デバイス910およびプロセッサ920を含むことができる。図9に図示された電子装置900は本実施形態に関連した構成要素のみが図示されている。したがって、図9に図示された構成要素の以外に他の汎用的な構成要素がさらに含まれ得ることを本実施形態に関連した技術分野で通常の知識を有する者であれば理解することができる。電子装置900は前述した電子装置に関する内容を含むことができるため、重複する内容については説明を省略する。
【0069】
通信デバイス910は配送に関連した情報を送受信することができる。
【0070】
プロセッサ920は電子装置900の全般の動作を制御してデータおよび信号を処理することができる。プロセッサ920は少なくとも一つのハードウェアユニットで構成され得る。また、プロセッサ920はメモリに保存されたプログラムコードを実行して生成される一つ以上のソフトウェアモジュールによって動作することができる。プロセッサ920はメモリに保存されたプログラムコードを実行して電子装置900の全般の動作を制御し、データおよび信号を処理することができる。また、実施形態でプロセッサ920は少なくとも一つのプロセッサを含むことができる。
【0071】
プロセッサ920は配送サービスを要請したユーザーが入力した住所情報に基づいた地図上の第1位置情報を確認することができる。また、プロセッサ920は地図上の第1位置情報が修正された第2位置情報を確認することができ、第2位置情報と住所情報をマッチングすることができる。また、プロセッサ920はマッチング結果をアップデートすることができ、アップデートされた情報を配送員端末に提供して円滑な配送サービスが進行され得る。
【0072】
図10は、追加住所および詳細説明を画面に入力する過程を説明するための一実施形態に係る図面である。図11は、追加住所および詳細説明を要請するために表示されるボトムsheetを説明するための一実施形態に係る図面である。
【0073】
図10を参照すると、ユーザーが入力した検索語に対応する住所情報が検索結果1010として画面上の一部の領域に表示され、検索結果に対応する地図上の第1位置情報1020とこれを調整する「Adjust pin」1030が画面上の一部の領域に表示され得る。
【0074】
この時、配送員が配送を円滑に遂行できるように、検索結果1010に表示された住所情報がより具体化された追加住所がユーザーによって入力1040され得る。すなわち、検索結果1010が配送住所に対応する場合、追加住所は配送住所の識別に役立つ情報(例えば、ビルディングの名称)に対応し得る。例えば、検索結果に対応するビルディングAの住所が検索結果1010に表示される場合、ビルディングAの名称が「サムスンビルディング」である場合、ユーザーはビルディングの名称として「サムスンビルディング」を追加住所として入力することができる。配送員は検索結果1010に表示された配送住所を利用して配送してもよいが、追加住所に表示されたビルディングの名称を確認して直観的に配送住所を認識して配送をより円滑に提供することができる。
【0075】
また、ユーザーは配送員が配送サービスを円滑に提供するのに役立つ詳細説明を入力1050することができる。配送員はユーザーが入力した詳細説明に基づいて配送住所をより容易に探して配送サービスを提供することができる。このような詳細説明は配送住所を区分するのに役立つ特徴に対応する説明であり、例えばビルディングの外観に対する説明を含むことができる。例えば、ビルディングAを区分するために、ユーザーは詳細説明として「緑色の出入口を有する3階建てのビルディング」を入力することができ、配送員は該当配送住所で「緑色の出入口を有する3階建てのビルディング」を有するビルディングAをより容易に発見することができる。
【0076】
ユーザーが追加住所または詳細説明を入力せずに、確認アイコン1060を選択した場合、図11のように画面の下端部を通じて表示されるボトムsheetが画面に表示され得る。
【0077】
図11を参照すると、領域1110は非活性化された状態で画面に表示され得、領域1120は活性化された状態で画面に表示され得る。領域1120に表示されたボトムsheetは追加住所または詳細説明の入力を要請する案内メッセージが表示され得る。ユーザーはボトムsheetに表示された案内メッセージにしたがって追加住所または詳細説明を入力するか、またはボトムsheetに表示された案内メッセージにもかかわらず、追加住所または詳細説明を入力しないことができる。
【0078】
図12Aは配送サービスに関連してcheckout段階で画面に表示される一実施形態に係る図面であり、図12Bは配送サービスに関連してOrder tracking段階で画面に表示される一実施形態に係る図面であり、図12CはOrder Details段階で画面に表示される一実施形態に係る図面である。
【0079】
図12Aを参照すると、ユーザーはcheckout段階で画面を通じて注文情報1211、配送住所1212、配送要請事項1214および価格情報1215を確認することができる。ここで、注文情報1211はユーザーが注文した物品に関する情報(例えば、種類、数量、価格等)を含むことができる。また、配送住所1212は注文が配送される住所に関する情報であり、前記図10図11で説明した検索結果と追加住所に関する情報を含むことができる。配送要請事項1214は「玄関前に置いてください」のような配送に対してユーザーが要請した情報を含むことができる。また、価格情報1215は注文した物品に対する総価格に関する情報を含むことができる。また、ユーザーは配送住所1212に対する詳細説明1213を画面を通じて追加で確認することができる。詳細説明1212に関連して図10図11に関する内容を参照する。
【0080】
図12Bを参照すると、ユーザーはOrder tracking段階で画面を通じてtrackingのための配送員の位置が表示された地図、配送情報1221、配送員情報1222、配送住所1223および注文情報1225を確認することができる。ここで、配送情報1221は例えば、配送に所要する時間に関する情報、配送の進行段階に関する情報および各進行段階に対応する時刻情報を含むことができる。また、配送員情報1222は配送員が使う移動手段に関する情報およびユーザーが配送員に連絡できる情報を含むことができる。また、配送住所1223は注文が配送される住所に関する情報であり、前記図10図11で説明した検索結果と追加住所に関する情報を含むことができる。注文情報1225はユーザーが注文した物品に関する情報を含むことができる。また、ユーザーは配送住所1223に対する詳細説明1224を画面を通じて追加で確認することができる。詳細説明1224に関連して図10図11に関する内容を参照する。
【0081】
図12Cを参照すると、ユーザーはOrder Details段階で画面を通じて注文に対する詳細情報を確認することができる。具体的には、ユーザーは画面を通じて配送情報1231、配送住所1232、配送要請事項1234および注文情報1235を含むことができる。ここで、配送情報1231は例えば、配送に所要する時間に関する情報、配送の進行段階に関する情報および各進行段階に対応する時刻情報を含むことができる。また、配送住所1232は注文が配送される住所に関する情報であり、前記図10図11で説明した検索結果と追加住所に関する情報を含むことができる。また、配送要請事項1234は「玄関前に置いてください」のような配送に対してユーザーが要請した情報を含むことができる。また、注文情報1235はユーザーが注文した物品に関する情報を含むことができる。また、ユーザーは配送住所1232に対する詳細説明1233を画面を通じて追加で確認することができる。詳細説明1233に関連して図10図11に関する内容を参照する。
【0082】
図13A図13Bは、配送住所として端末の現在位置を利用する過程を説明するための一実施形態に係る図面である。
【0083】
図13Aを参照すると、画面に配送に関連した案内メッセージ1301が表示され得る。例えば、ユーザーがアプリケーションを初めて利用した場合、「注文のために住所を設定してください」という案内メッセージが画面に表示され得る。その他にも配送に関連して必要な案内メッセージが表示され得る。
【0084】
領域1303でユーザーは検索語を入力することができる。具体的には、案内メッセージに応じてユーザーは配送住所設定のために住所(例えば、郵便番号、道路名住所)を検索語として入力することができる。
【0085】
もしユーザーが現在位置に配送を要請しようとする場合、領域1303を通じて配送住所を入力して配送を要請してもよいが、領域1305とともに現在位置照会アイコンを選択して配送を要請してもよい。
【0086】
ユーザーが現在位置アイコンを選択した場合、図13Bのような画面が表示され得る。これはユーザーが利用する端末の位置情報を利用したものであり、これは個人情報としてユーザーの承認が必要となり得るためである。
【0087】
図13Bを参照すると、図13Aに表示された画面上に現在位置照会に関連して必要なユーザーの承認を要請する情報を含む画面が活性化した状態で表示され得る。領域1311に現在位置照会のために必要な案内メッセージ「現在位置利用許諾?」が表示され得、領域1312に照会された現在位置に対応する地図上の情報が表示され得る。また、領域1313、1314、1315にはユーザーの承認に関連した情報が表示され得る。例えば、「一回承認」の場合には今回のみ承認され、次回にも現在位置を利用しようとする時にはユーザーの承認が必要であり、「常に承認」の場合には次回はユーザーの承認が不要であり、「承認不可」の場合にはユーザーの現在位置を利用できないことを示す。
【0088】
前述した実施形態に係る電子装置または端末は、プロセッサ、プログラムデータを保存し実行するメモリ、ディスクドライブのような永久保存部(permanent storage)、外部装置と通信する通信ポート、タッチパネル、キー(key)、アイコンなどのような購入者インターフェース装置などを含むことができる。ソフトウェアモジュールまたはアルゴリズムで具現される方法は前記プロセッサ上で実行可能なコンピュータ読み取り可能なコードまたはプログラム命令であり、コンピュータ読み取り可能な記録媒体上に保存され得る。ここで、コンピュータ読み取り可能な記録媒体としては、マグネチック保存媒体(例えば、ROM(read-only memory)、RAM(random-Access memory)、フロッピーディスク、ハードディスクなど)および光学的読み取り媒体(例えば、シーディーロム(CD-ROM)、ディーブイディー(DVD:Digital Versatile Disc))等がある。コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、ネットワークに連結されたコンピュータシステムに分散されて分散方式でコンピュータ読み取り可能なコードが保存され実行され得る。媒体はコンピュータによって読み取り可能であり、メモリに保存され、プロセッサで実行され得る。
【0089】
本実施形態は機能的なブロック構成および多様な処理段階で示され得る。このような機能ブロックは特定の機能を実行する多様な個数のハードウェアまたは/およびソフトウェア構成で具現され得る。例えば、実施形態は一つ以上のマイクロプロセッサの制御または他の制御装置によって多様な機能を実行できる、メモリ、プロセッシング、ロジック(logic)、ルックアップテーブル(look-up table)などのような直接回路構成を採用することができる。構成要素がソフトウェアプログラミングまたはソフトウェア要素で実行され得るのと同様に、本実施形態はデータ構造、プロセス、ルーチンまたは他のプログラミング構成の組み合わせで具現される多様なアルゴリズムを含み、C、C++、ジャバ(Java)、アセンブラ(assembler)などのようなプログラミングまたはスクリプト言語で具現され得る。機能的な側面は一つ以上のプロセッサで実行されるアルゴリズムで具現され得る。また、本実施形態は電子的な環境設定、信号処理、および/またはデータ処理などのために従来技術を採用することができる。「メカニズム」、「要素」、「手段」、「構成」のような用語は広く使われ得、機械的で物理的な構成として限定されるものではない。前記用語はプロセッサなどと連係してソフトウェアの一連の処理(routines)の意味を含むことができる。
【0090】
前述した実施形態は一例示に過ぎず、後述する請求項の範囲内で他の実施形態が具現され得る。
【符号の説明】
【0091】
10 電子装置
20 端末
30 端末
40 ネットワーク
600 配送に関連した情報を表示する画面
900 電子装置
910 通信デバイス
920 プロセッサ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12A
図12B
図12C
図13A
図13B