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特許7423125配達員の配置のための電子装置およびその動作方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-01-19
(45)【発行日】2024-01-29
(54)【発明の名称】配達員の配置のための電子装置およびその動作方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/08 20240101AFI20240122BHJP
   G06Q 10/0631 20230101ALI20240122BHJP
【FI】
G06Q10/08
G06Q10/0631
【請求項の数】 13
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2021167341
(22)【出願日】2021-10-12
(62)【分割の表示】P 2020135020の分割
【原出願日】2020-08-07
(65)【公開番号】P2022013943
(43)【公開日】2022-01-18
【審査請求日】2021-10-13
(31)【優先権主張番号】10-2020-0082288
(32)【優先日】2020-07-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】520244544
【氏名又は名称】クーパン コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】100188558
【弁理士】
【氏名又は名称】飯田 雅人
(74)【代理人】
【識別番号】100205785
【弁理士】
【氏名又は名称】▲高▼橋 史生
(74)【代理人】
【識別番号】100154922
【弁理士】
【氏名又は名称】崔 允辰
(72)【発明者】
【氏名】ヒュン・イ
(72)【発明者】
【氏名】ロ・ウン・イ
(72)【発明者】
【氏名】ホ・ヨン・ベ
(72)【発明者】
【氏名】ジェ・ボン・スン
(72)【発明者】
【氏名】シュファン・ジュ
(72)【発明者】
【氏名】グオフ・リウ
(72)【発明者】
【氏名】シンジュ・グ
(72)【発明者】
【氏名】ヘ・リン・チェ
(72)【発明者】
【氏名】ユル・ヘ・イ
(72)【発明者】
【氏名】キ・ヨン・コ
【審査官】小原 正信
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2020/003709(WO,A1)
【文献】特開2018-106336(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子装置の動作方法であって、
前記電子装置に含まれたプロセッサーによって、ユーザーの入力を基に少なくとも1つの物流センターを確認する段階と、
前記プロセッサーによって、前記少なくとも1つの物流センターに関連した配送計画情報、前記少なくとも1つの物流センターに対応する配達員の配置条件、および既登録された複数の配達員それぞれの業務情報を確認する段階と、
前記プロセッサーによって、前記配送計画情報、前記配達員の配置条件および前記業務情報を基に前記少なくとも1つの物流センターに対して前記複数の配達員のうちの少なくとも1人を配置する段階と、を含み、
前記配置する段階は、
前記確認された業務情報を基に、前記複数の配達員のうち前記配達員の配置条件を満たす少なくとも一人の配達員を確認する段階を含み、
前記配達員の配置条件は配達員の配置に関連して除外される条件含み、
前記配達員の配置条件のうち除外される条件は、構成された期間以内に行われた構成された第1作業類型の配送業務の数が構成された数以下の配達員に関連する条件と、同一の業務日に構成された第2作業類型の業務に割り当てられた配達員に関連する条件とのうちの少なくとも1つを含み
前記業務情報は前記複数の配達員それぞれの過去業務または前記配達員それぞれから要請された情報を基に前記配達員ごとに決定されることを特徴とする、電子装置の動作方法。
【請求項2】
前記配達員の配置条件は、配達員の配置に優先的に考慮される条件、地域条件および物量条件のうちの少なくとも一つをさらに含む、請求項1に記載の電子装置の動作方法。
【請求項3】
前記配送計画情報は、前記少なくとも1つの物流センター別に配置が要求される配達員の数、および前記少なくとも1つの物流センター別に予め配置された配達員の数に関する情報のうちの少なくとも1つを含む、請求項1または2に記載の電子装置の動作方法。
【請求項4】
前記少なくとも1つの物流センターを確認する段階は、
複数の物流センターのうち特定条件を満たす1つ以上の物流センターを確認する段階と、
前記1つ以上の物流センターのうちの少なくとも1つを選択するユーザーの入力を基に、前記少なくとも1つの物流センターを確認する段階と、を含む、請求項1または2に記載の電子装置の動作方法。
【請求項5】
前記特定条件は、物流センターの位置、配送業務の類型、配送予定日、配達員の類型、および物流センター名のうちの少なくとも1つに関連している、請求項に記載の電子装置の動作方法。
【請求項6】
前記配達員の配置条件は、配達員の評価等級、配達員の直前業務日付、配達員の配送完了回数、配達員の要請業務類型、配達員の類型、配達員の希望配送地域および配達員の希望配送数量のうちの少なくとも1つに関連している、請求項1または2に記載の電子装置の動作方法。
【請求項7】
前記配送計画情報、前記配達員の配置条件、および前記業務情報を確認する段階は、
前記配送計画情報が確認されると、前記配達員の配置条件の決定のための画面を表示する段階と、
前記表示された画面に対する前記ユーザーの入力を基に、前記配達員の配置条件を確認する段階と、を含み、
前記画面は、配達員の配置に関連して除外される条件、優先的に考慮される条件、地域条件および物量条件のうちの少なくとも1つに対するユーザーの入力を受信するための領域を含む、請求項に記載の電子装置の動作方法。
【請求項8】
前記配達員の配置条件の確認に対応して、前記確認された配達員の配置条件に関する情報を保存する段階をさらに含む、請求項1または2に記載の電子装置の動作方法。
【請求項9】
前記複数の配達員それぞれの業務情報は、前記複数の配達員それぞれの評価等級、直前業務日付、配送完了回数、要請業務類型、類型、希望配送地域、および希望配送数量のうちの少なくとも1つに関する情報を含む、請求項1または2に記載の電子装置の動作方法。
【請求項10】
前記配置する段階は、
前記確認された配達員の数が前記配送計画情報に対応する数を超過する場合、前記確認された配達員のうち前記配送計画情報に対応する数だけの配達員を、前記配達員の配置条件のうち優先的に考慮される条件を基に決定する段階をさらに含む、請求項に記載の電子装置の動作方法。
【請求項11】
前記少なくとも1つの物流センターに対する前記少なくとも1人の配達員の配置を基に、前記少なくとも1つの物流センター別の配達員の配置確定率および未確定の配達員の数のうちの少なくとも1つを算出する段階と、
前記算出された配達員の配置確定率および未確定の配達員の数のうちの少なくとも1つを表示する段階と、をさらに含む、請求項1または2に記載の電子装置の動作方法。
【請求項12】
電子装置であって、
命令語を含むメモリと、
プロセッサーと、を含み、
前記プロセッサーは、前記メモリと連結されて、
ユーザーの入力を基に少なくとも1つの物流センターを確認し、
前記少なくとも1つの物流センターに関連した配送計画情報、前記少なくとも1つの物流センターに対応する配達員の配置条件、および既登録された複数の配達員それぞれの業務情報を確認し、
前記配送計画情報、前記配達員の配置条件および前記業務情報を基に、前記少なくとも1つの物流センターに対して前記複数の配達員のうちの少なくとも1人を配置し、
前記プロセッサーは、
前記確認された業務情報を基に、前記複数の配達員のうち前記配達員の配置条件を満たす少なくとも1人の配達員を確認し、
前記配達員の配置条件は配達員の配置に関連して除外される条件含み、
前記配達員の配置条件のうち前記除外される条件は、構成された期間以内に行われた構成された第1作業類型の配送業務の数が構成された数以下の配達員に関連する条件と、同一の業務日に構成された第2作業類型の業務に割り当てられた配達員に関連する条件とのうちの少なくとも1つを含み
前記業務情報は前記複数の配達員それぞれの過去業務または前記配達員それぞれから要請された情報を基に前記配達員ごとに決定されることを特徴とする、電子装置。
【請求項13】
請求項1に記載の方法をコンピュータで実行させるためのプログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な非一時的な記録媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、物流センターに配達員を配置する電子装置およびその動作方法に関する。
【背景技術】
【0002】
インターネットの使用が普遍化するに伴って、電子商取引市場が拡大している。電子商取引市場は、取引がオンライン上で行われるので、取引が行われた商品の配送のための配送サービスが伴う。配送サービスは、配達員が、顧客が注文した商品を、商品が保管された物流センターから顧客の配送地に配送するサービスを含む。
【0003】
配送地は、全国の多様な位置に分布し得るので、1つの物流センターまたは1人の配達員が全国の配送地を担当し難いため、商品を保管する物流センターと配達員は複数であり得る。このような場合、物流センター別に配送サービスの遂行のための配達員の配置が要求される。
【0004】
これに関連して、従来には、管理者の主観によって手動で配達員を物流センターに配置した。このような場合、配達員の配置に多くの時間がかかり、物流センターの状況が効果的に反映されないため、非効率的な配達員配置が行われた。したがって、より効率的に物流センターに配達員を配置するための方案が要求される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本実施形態が解決しようとする課題は、物流センターまたは配達員に関連した情報を考慮して、より効率的かつ効果的に配達員を配置する電子装置およびその動作方法を提供することにある。
【0006】
本実施形態が達成しようとする技術的課題は、前述したような技術的課題に限定されず、以下の実施形態からさらに他の技術的課題が類推され得る。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1実施形態によって、電子装置の動作方法は、ユーザーの入力を基に少なくとも1つの物流センターを確認する段階と、前記少なくとも1つの物流センターに関連した配送計画情報、前記少なくとも1つの物流センターに対応する配達員配置条件、および既登録された複数の配達員それぞれの業務情報を確認する段階と、前記配送計画情報、前記配達員配置条件および前記業務情報を基に、前記少なくとも1つの物流センターに対して前記複数の配達員のうちの少なくとも1人を配置する段階と、を含むことができる。
【0008】
第2実施形態によって、電子装置は、命令語を含むメモリと、プロセッサーと、を含み、前記プロセッサーは、前記メモリと連結されてユーザーの入力を基に少なくとも1つの物流センターを確認し、前記少なくとも1つの物流センターに関連した配送計画情報、前記少なくとも1つの物流センターに対応する配達員配置条件、および既登録された複数の配達員それぞれの業務情報を確認し、前記配送計画情報、前記配達員配置条件および前記業務情報を基に、前記少なくとも1つの物流センターに対して前記複数の配達員のうちの少なくとも1人を配置することができる。
【0009】
第3実施形態によって、コンピュータで読み取り可能な記録媒体は、電子装置の動作方法をコンピュータで実行させるためのプログラムを記録した非一時的な記録媒体であり、前記動作方法は、ユーザーの入力を基に少なくとも1つの物流センターを確認する段階と、前記少なくとも1つの物流センターに関連した配送計画情報、前記少なくとも1つの物流センターに対応する配達員配置条件、および既登録された複数の配達員それぞれの業務情報を確認する段階と、前記配送計画情報、前記配達員配置条件および前記業務情報を基に、前記少なくとも1つの物流センターに対して前記複数の配達員のうちの少なくとも1人を配置する段階と、を含むことができる。
【0010】
その他実施形態の具体的な事項は、詳細な説明および図面に含まれている。
【発明の効果】
【0011】
本開示によれば、電子装置およびその動作方法は、物流センターおよび配達員に関連した情報を用いて物流センターに配達員を配置することによって、物流センターと配達員の状態を反映して、より効果的に配達員の配置が行われるようにすることができる。
【0012】
また、電子装置およびその動作方法は、配達員配置条件を基に、物流センターおよび配達員に関連した情報を分析して、物流センター別に業務により適合した配達員を配置することによって、配送サービスがより効果的に行われるようにすることができる。
【0013】
発明の効果は、以上で言及した効果に制限されず、言及されていないさらに他の効果は、請求範囲の記載から当該技術分野における通常の技術者に明確に理解され得る。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】一実施形態に係る電子装置により行われる配達員の配置を説明するための概念図である。
図2】一実施形態に係る電子装置の機能ブロック図である。
図3】一実施形態に係る電子装置の動作方法の各段階のフローチャートである。
図4】一実施形態に係る電子装置の配達員配置のための物流センターの決定を説明するための図である。
図5】は、一実施形態に係る電子装置に保存される配達員配置条件を説明するための図である。
図6】一実施形態に係る電子装置の配達員配置条件の設定を説明するための図である。
図7】一実施形態に係る電子装置の配達員配置条件の設定を説明するための図である。
図8】一実施形態に係る電子装置の配達員配置条件の設定を説明するための図である。
図9】一実施形態に係る電子装置により配達員が配置された結果を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
実施形態において使用される用語は、本開示での機能を考慮しつつ、できるだけ現在広く使用される一般的な用語を選択したが、これは、当分野に従事する技術者の意図または判例、新しい技術の出現等によって変わり得る。また、特定の場合は、出願人が任意に選定した用語もあり、この場合、該当する説明の部分で詳細にその意味を記載する。したがって、本開示において使用される用語は、単純な用語の名称でなく、その用語が有する意味と本開示の全般にわたる内容に基づいて定義されなければならない。
【0016】
明細書全体において或る部分が何らかの構成要素を「含む」というとき、これは、特に反対になる記載のない限り、他の構成要素を除くことではなく、他の構成要素をさらに含むことを意味する。
【0017】
明細書全体において記載された「a、b、およびcのうちの少なくとも1つ」の表現は、「a単独」、「b単独」、「c単独」、「aおよびb」、「aおよびc」、「bおよびc」、または「a、b、およびc全部」を包括することができる。
【0018】
以下で言及される「端末」は、ネットワークを介してサーバーや他の端末に接続できるコンピュータや携帯用端末で具現され得る。ここで、コンピュータは、例えば、ウェブブラウザ(WEB Browser)を搭載したノートパソコン、デスクトップ(desktop)、ラップトップ(laptop)等を含み、携帯用端末は、例えば、携帯性と移動性が保障される無線通信装置であり、IMT(International Mobile Telecommunication)、CDMA(登録商標)(Code Division Multiple Access)、W-CDMA(W-Code Division Multiple Access)、LTE(Long Term Evolution)等の通信基盤端末、スマートフォン、タブレットPC等のようなすべての種類のハンドヘルド(Handheld)基盤の無線通信装置を含むことができる。
【0019】
以下では、添付の図面を参照して本開示の実施形態について本開示の属する技術分野における通常の知識を有する者が容易に実施できるように詳細に説明する。しかしながら、本開示は、様々な異なる形態で具現することができ、ここで説明する実施形態に限定されない。
【0020】
以下では、図面を参照して本開示の実施形態を詳細に説明する。
【0021】
図1は、一実施形態に係る電子装置により行われる配達員の配置を説明するための概念図である。
【0022】
図1を参照すると、配送サービスのために商品を保管する物流センター101、102は、複数であり得る。また、多様な位置の配送地に商品が配送され得るので、商品を配達する配達員113、114、115も、複数であり得る。物流センター101、102は、特定地域内に位置するキャンプサイト(camp site)であり得、配達員113、114、115は、フルタイム配達員であるか、必要に応じて臨時的に商品を配送する可変的な配達員であり得る。必要に応じて臨時的に商品を配送する可変的な配達員は、フレックス類型の配達員と称され得るが、このような用語に本明細書が制限されず、多様な用語に変更されて使用され得る。
【0023】
このような場合、物流センター(例:第1物流センター101、第2物流センター102)ごとに配達員(例:第1配達員113、第2配達員114、第3配達員115)が配置され得、各物流センター別に配置される配達員は、異なっていてもよい。
【0024】
例えば、図示されたように、第1物流センター101には、第1配達員113と第2配達員114が配置され得、第2物流センター102には、第3配達員115が配置され得る。
【0025】
本明細書の一実施形態に係る電子装置は、上述のように、物流センター別に配達員を配置するのにあたって、配達員配置条件を基に、物流センターと配達員に関する情報を反映して、物流センター別に配達員を効果的に配置することができる。以下では、前記電子装置についてより具体的に記述する。
【0026】
図2は、一実施形態に係る電子装置の機能ブロック図である。図2には、本実施形態に関連した構成要素が示されているが、これに制限されるものではなく、図2に示された構成要素以外に他の汎用的な構成要素がさらに含まれ得る。
【0027】
図2を参照すると、電子装置200は、メモリ210およびプロセッサー220を含むことができる。メモリ210およびプロセッサー220それぞれは、少なくとも1つの機能や動作を処理する単位を意味し得、実施形態によってハードウェアやソフトウェア、またはハードウェアおよびソフトウェアの結合で具現され得る。
【0028】
メモリ210は、電子装置200に関連した多様なデータを保存することができる。例えば、メモリ210は、電子装置200の動作のための少なくとも1つの命令語(instruction)を保存することができる。このような場合、プロセッサー220は、少なくとも1つの命令語を基に、後述する電子装置200の多様な動作を行うことができる。
【0029】
プロセッサー220は、電子装置200の全般的な動作を制御することができる。例えば、プロセッサー220は、メモリ210と連結され、メモリ210に保存された少なくとも1つの命令語を実行させて、電子装置200の全般的な動作を制御することができる。プロセッサー220は、少なくとも1つのマイクロプロセッサーから構成され得、このような具現方式により本明細書が制限されない。
【0030】
プロセッサー220は、ユーザーの入力を基に少なくとも1つの物流センターを確認することができる。実施形態において、プロセッサー220は、複数の物流センターのうちの少なくとも1つを選択するユーザーの入力を受信することができる。プロセッサー220は、受信されたユーザーの入力に対応する少なくとも1つの物流センターを確認することができる。ここで、物流センターは、特定地域内に位置するキャンプサイト(camp site)であり得、物流センターに配達員が配置されることによって、物流センターの商品が配達員により配送され得る。
【0031】
実施形態において、プロセッサー220は、複数の物流センターのうち特定条件を満たす1つ以上の物流センターに関する情報を確認することができる。プロセッサー220は、特定条件を満たす1つ以上の物流センターに関する情報が確認されると、確認された1つ以上の物流センターに関する情報を表示することができる。プロセッサー220は、1つ以上の物流センターのうちの少なくとも1つを選択するユーザーの入力を基に少なくとも1つの物流センターを確認することができる。
【0032】
実施形態において、特定条件は、物流センター名、配送予定日(または業務日)、配送業務の類型、配達員の類型、物流センターの位置、およびバックアップの有無のうちの少なくとも1つを含むことができる。物流センター名は、物流センターに対して指定された名称を含み、配送予定日は、配達員の配置を行う業務日を含み、配送業務の類型は、配送時間に関連した配送類型であり、例えば、深夜配送、昼間配送、および明け方配送のうちの少なくとも1つを含むことができる。配達員の類型は、配達員それぞれに対して予め指定された情報であり、例えば配達員が勤務を柔軟に行う人であるか、特定時間にのみ勤務を行う人であるか、またはフルタイム配達員であるか、必要に応じて臨時的に商品を配送する可変的な配達員であるかのような情報を含むことができるが、これに制限されない。バックアップの有無は、物流センターに対して配達員の配置が以前に行われて、それに関する情報が予め保存されたか否かを含むことができる。このような特定条件は、ユーザーの入力を基に決定され得るが、これに制限されず、予め指定されることもある。これに関連したより具体的な例は、図4を参照することができる。
【0033】
プロセッサー220は、少なくとも1つの物流センターに関連した配送計画情報、少なくとも1つの物流センターに対応する配達員の配置条件、および既登録された複数の配達員それぞれの業務情報を確認することができる。
【0034】
配送計画情報は、少なくとも1つの物流センターに保管された商品の配送に関連した情報であり、例えば、少なくとも1つの物流センター別の配送予定商品の数、配置が要求される配達員の数、予め配置された配達員の数、および配送が確定した商品の数のうちの少なくとも1つに関する情報を含むことができる。
【0035】
配達員の配置条件は、物流センターに配達員を配置するための条件であり、配達員の評価等級、配達員の直前業務日付、配達員の配送評価点数、配達員の配送完了回数、配達員の要請業務類型、配達員の類型、配達員の希望配送地域、および配達員の希望配送数量のうちの少なくとも1つに関連することができる。
【0036】
場合によって、配達員の配置条件は、配達員の配置に関連して除外される条件、優先的に考慮される条件、地域条件、および物量条件のうちの少なくとも1つを含む細部項目に区分され得、各細部項目に関する条件を基に配達員の配置条件が決定され得る。例えば、配達員の配置に関連して除外される条件に配達員の評価等級が5等級という条件が入力され、優先的に考慮される条件に配達員の評価等級が1等級という条件が入力される場合、配達員の配置時に評価等級が5等級の配達員は除外し、且つ1等級の配達員に優先順位を付与して、配置が確定されるようにすることができる。これに関連したより具体的な説明については、図6図8を参照することができる。
【0037】
配達員の評価等級は、配達員の過去配送業務を基に予め決定された業務評価情報であり、例えば、1等級と2等級のような数字基盤の等級、またはブラック(black)等級とレッド(red)等級のような色基盤の等級で示され得るが、これに制限されるものではなく、多様な形態で示され得る。配達員の配送評価点数は、配達員の過去配送業務を基に評価された既指定された点数を含むことができる。配達員の配送完了回数は、配達員が過去に商品の配送を完了した回数を含むことができる。配達員の要請業務類型は、配達員により申請された配送業務の類型であり、例えば、深夜配送、明け方配送、および昼間配送のうちの少なくとも1つを含むことができるが、これに制限されない。配達員の類型は、配達員それぞれに対して予め指定された情報であり、例えば、配達員が勤務をフレックスで行う人であるか、特定時間にのみ勤務を行う人であるかのような情報を含むことができるが、これに制限されない。配達員の希望配送地域は、配達員により申請された、当該配達員が配送業務の遂行を希望する地域を含み、配達員の希望配送数量は、配達員により申請された、当該配達員が配送しようとする商品の数量を含むことができる。
【0038】
複数の配達員それぞれの業務情報は、複数の配達員それぞれに対して予め指定された業務関連情報であり、例えば、配達員それぞれの評価等級、直前業務日付、配送評価点数、配送完了回数、要請業務類型、類型、希望配送地域、および希望配送数量のうちの少なくとも1つに関する情報を含むことができる。
【0039】
実施形態において、このような業務情報は、複数の配達員それぞれの過去業務または配達員から要請された情報(または配達員の端末から受信される情報)を基に配達員それぞれごとに決定される情報を含むことができる。業務情報は、複数の配達員それぞれごとに異なっていてもよいが、これに制限されるものではない。
【0040】
実施形態において、プロセッサー220は、配達員の配置条件の確認に対応して配達員の配置条件に関する情報を保存することができる。保存された情報は、今後再度配達員の配置のための動作を遂行しようとする場合に提供され得、これに関連した具体的な例は、図5を参照することができる。
【0041】
プロセッサー220は、配送計画情報、配達員の配置条件、および業務情報を基に、少なくとも1つの物流センターに対して前記複数の配達員のうちの少なくとも1人を配置することができる。
【0042】
実施形態において、プロセッサー220は、少なくとも1つの物流センターが確認されると、配達員の配置条件の入力のための画面を提供することができる。提供された画面を介して配達員の配置条件に対するユーザーの入力を受信すると、受信された入力を基に配達員の配置条件を確認することができる。プロセッサー220は、確認された業務情報を基に、複数の配達員のうち配達員の配置条件を満たす少なくとも1人の配達員を確認することができる。より具体的には、プロセッサー220は、既登録された複数の配達員の業務情報を基に、複数の配達員のうち確認された配達員の配置条件と、配送計画情報に符合する少なくとも1人の配達員を確認することができる。プロセッサー220は、確認された配達員を少なくとも1つの物流センターに配置することができる。
【0043】
実施形態において、プロセッサー220は、確認された配達員の数が配送計画情報に対応する数を超過する場合、確認された配達員のうち配送計画情報に対応する数だけの配達員を、配達員の配置条件のうち優先的に考慮される条件を基に決定することができる。
【0044】
例えば、プロセッサー220は、第1物流センターの確認を基に、第1物流センターの配送計画情報を確認することができる。配送計画情報は、第1物流センターに10人の配達員が要求されることを示す情報を含むことができ、このような場合、プロセッサー220は、配送業務の遂行のために既登録された複数の配達員のうち配達員の配置条件を満たす10人の配達員を第1物流センターに配置することができる。場合によって、配達員の配置条件を満たす配達員が10人未満である場合には、配達員の配置条件を満たす配達員のみを第1物流センターに配置することができる。もし配達員の配置条件を満たす配達員が10人を超過する場合、配達員の配置条件のうち優先的に考慮される条件を基に、10人の配達員を選定して第1物流センターに配置することができる。
【0045】
場合によって、配達員の配置条件の入力のための画面は、配達員の配置に関連して除外される条件、優先的に考慮される条件、地域条件、および物量条件のうちの少なくとも1つに対するユーザーの入力を受信するための領域を含むことができる。このような場合、各領域ごとに条件が入力され得、各領域の特性によって条件が考慮されて物流センターに配達員が配置され得る。
【0046】
実施形態において、プロセッサー220は、少なくとも1つの物流センターに対する少なくとも1人の配達員の配置を基に、少なくとも1つの物流センター別の配達員の配置確定率および未確定の配達員の数のうちの少なくとも1つを算出することができる。プロセッサー220は、算出された配達員の配置確定率、および未確定の配達員の数のうちの少なくとも1つを表示することができる。これによって、電子装置200のユーザーは、少なくとも1つの物流センター別に確定された配達員の割合を確認することができる。これに関連した具体的な例は、図9を参照することができる。
【0047】
図示してはいないが、実施形態によって、電子装置200は、ディスプレイのような表示装置をさらに含むことができる。このような場合、上述した配達員の配置条件の表示のための画面は、表示装置を介して表示され得る。
【0048】
実施形態によって、電子装置200は、コンピュータのような装置で具現され得るが、これに制限されず、サーバーの形態で具現されることもある。このような場合、サーバーは、表示装置と連結されて、本明細書の実施形態に係る表示動作を行うことができる。
【0049】
実施形態において、電子装置200は、配達員の配置が完了すると、これに対する確定の有無を決定することができる。具体的に、電子装置200は、配送計画情報、配達員の配置条件、および業務情報を基に、少なくとも1つの物流センターに対して配達員の配置が行われると、これに関する情報を確認した後、他の条件を用いて再配置を行ったり、これに関する情報を用いて配達員の配置を確定することができる。再配置を行う場合、配達員の配置は初期化されて、未確定人員または確定率は、配達員の配置前に対応することができる。もし配達員の配置を確定する場合、未確定人員または確定率は、確定された配達員に対応して変更され得る。
【0050】
図3は、一実施形態に係る電子装置の動作方法の各段階のフローチャートである。図3に示された方法の各段階は、場合によって、図面に図示されたところとその順序を異にして行われ得る。以下では、上記で図1および図2で記述した内容と重複する内容が省略され得る。
【0051】
図3の段階310で、電子装置は、少なくとも1つの物流センターを確認することができる。一例として、電子装置は、少なくとも1つの物流センターを選択するユーザーの入力を受信して、受信されたユーザーの入力に対応する少なくとも1つの物流センターを確認することができる。
【0052】
場合によって、電子装置は、配達員の配置が可能な複数の物流センターのうち特定条件に対応する1つ以上の物流センターを確認することができる。電子装置は、確認された1つ以上の物流センターのうちの少なくとも一部を選択するユーザーの入力を基にユーザーの入力に対応する少なくとも1つの物流センターを確認することができる。ここで、1つ以上の物流センターの確認に関連した特定条件は、例えば、物流センターの位置、配送業務の類型、配送予定日、配達員の類型、および物流センター名のうちの少なくとも1つに関連することができ、これに関連したより具体的な例は、図4を参照することができる。
【0053】
段階320で、電子装置は、配送計画情報、配達員の配置条件、および業務情報を確認することができる。具体的に、電子装置は、少なくとも1つの物流センターに関連した配送計画情報、少なくとも1つの物流センターに対応する配達員の配置条件、および既登録された複数の配達員それぞれの業務情報を確認することができる。
【0054】
配送計画情報は、少なくとも1つの物流センターのそれぞれに関連して、商品の配送に関連して予め指定された情報であり得る。配達員の配置条件は、ユーザーの入力を基に決定され得るが、これに制限されず、予め指定されることもある。既登録された複数の配達員は、商品の配達のために予め登録された配達員であり、例えば、複数の配達員は、商品の配送業務を行った履歴があるか、それを行うことができる人力プールに登録された配達員全体のうち商品の配送業務を遂行したいと申請した配達員に対応することができる。ただし、これに制限されるものではなく、配達員自らによる申請と関係なく、予め指定された複数の配達員を含むこともできる。
【0055】
段階330で、電子装置は、少なくとも1つの物流センターに対して複数の配達員のうちの少なくとも1人を配置することができる。具体的に、電子装置は、配送計画情報、配達員の配置条件、および業務情報のうちの少なくとも1つを基に、複数の配達員のうちの少なくとも1人を少なくとも1つの物流センターに配置することができる。
【0056】
実施形態において、電子装置は、少なくとも1つの物流センターが確認されることに基づいて配達員の配置条件の入力のための画面を表示することができる。表示された画面を介して配達員の配置条件に対する入力が受信されると、電子装置は、受信された入力に対応する配達員の配置条件を確認することができる。電子装置は、複数の配達員それぞれの業務情報を基に、確認された配達員の配置条件に対応する少なくとも1つの配達員を確認して、物流センターに少なくとも1人の配達員を配置することができる。
【0057】
場合によって、電子装置は、配送計画情報を基盤として少なくとも1人の配達員のうちの少なくとも一部を少なくとも1つの物流センターに配置することができる。例えば、電子装置は、配達員の配置条件に対応する少なくとも1人の配達員の数が配送計画情報に符合するか否かを確認することができる。もし少なくとも1人の配達員の数が配送計画情報で要求する配達員の数を超過する場合、電子装置は、少なくとも1人の配達員のうち一部を選択して物流センターに配置することができる。
【0058】
実施形態において、電子装置は、配達員の配置条件のうち優先的に考慮される条件を基に、少なくとも1つの配達員のうち一部を選択することができる。例えば、配達員の配置条件のうち優先的に考慮される条件が、配達員の配送評価点数が降順である場合、電子装置は、少なくとも1つの配達員のうち配送評価点数が高い順に物流センターに必要な配送人員(例:10人)だけ配達員を選択することができる。
【0059】
実施形態において、電子装置は、配達員の配置を基に、少なくとも1つの物流センター別の配達員の配置確定率および未確定の配達員の数のうちの少なくとも1つを算出することができる。電子装置は、算出された配達員の配置確定率および未確定の配達員の数のうちの少なくとも1つを表示することができる。これに関連した具体的な例は、図9を参照することができる。
【0060】
図4は、一実施形態に係る電子装置による配達員の配置のための物流センターの決定を説明するための図である。具体的に、図4は、配達員の配置のための少なくとも1つの物流センターを選択する画面の例を示す。図4のような画面は、電子装置の表示装置に表示され得る。
【0061】
図4を参照すると、電子装置は、募集物量領域411とシミュレーション領域412を選択的に表示することができる。募集物量領域411に対する選択を基に、図4のような画面が表示され得る。
【0062】
実施形態において、電子装置は、複数の物流センターのうちの少なくとも一部を選択する特定条件の設定のための第1領域401を表示することができる。図示されたように、第1領域401には、特定条件の設定のための入力部分を含むことができる。具体的には、「キャンプ」部分に関連して物流センター名が入力され得、「業務日」部分に関連して配送予定日が入力され得る。「業務類型」部分に関連して配送業務の類型が入力され得、「作業者類型」部分に関連して配達員の類型が入力され得る。「近隣地域」部分に関連して「キャンプ」部分に入力された物流センターの位置を基に周辺地域のキャンプのフィルタリングの有無が決定され得る。例えば「近隣地域」部分に「Y」が入力されると、キャンプ」部分に入力された物流センターの位置を基に周辺地域のキャンプが共に選択され、「N」が入力されると、周辺地域のキャンプが共に選択されないことがある。「バックアップの有無」部分は、以前に配達員の配置が行われたキャンプのフィルタリング条件であり、以前に配達員の配置が行われたキャンプをフィルタリングしようとする場合、Yが入力され得、以前に配達員の配置が行われていないキャンプをフィルタリングしようとする場合、「N」が入力され得る。ただし、これは例示に過ぎず、上述した特定条件の入力に関連した部分は、上述した用途に制限されず、多様な用途に変更されて利用されることもある。
【0063】
第1領域401内に、特定条件部分に対する入力が完了した後、検索ボタン402に対する入力が受信されると、電子装置は、配達員の配置が可能な全体物流センターのうち特定条件を満たす1つ以上の物流センターを図4のように表示することができる。図4によれば、特定条件を満たす1つ以上の物流センターは、「江西1、安山1」に該当する物流センターを含むことができる。ここで、「江西1、安山1」は、物流センター名に対応することができる。
【0064】
電子装置は、図示されたように、各物流センター別に業務類型、確定率、未確定人員、および募集必要物量に関する情報を表示することができる。業務類型は、物流センターの商品配送の業務類型を示す。確定率は、確定率領域403に表示され得、配置が必要な配達員の数のうち確定された配達員の数に対する割合を示す。場合によって、図示されたように、確定率領域403には、募集人員(例:930)と確定人員(例:910)に関する情報が表示され得る。
【0065】
未確定人員は、未確定人員領域404に表示され得、確定が追加で要求される配達員の数、すなわち、まだ確定されていない配達員の数を示す。募集必要物量は、募集必要物量領域405に表示され得、配達員が配置されていないため配送が確定されていない商品の数を示す。
【0066】
また、実施形態によって図示されたように、電子装置は、確定物量、確定人員、および状態に関する情報を表示することができる。確定物量は、配達員の配置によって配送が確定された商品の数を示し、確定人員は、確定された配達員の数を示す。状態は、配達員の配置に関連して表示された情報が確定された情報であるか、確定前に提供するシミュレーション情報であるか否かを示すことができるが、これに制限されず、多様な用途に利用され得る。
【0067】
物流センターの配送計画情報は、前記の表示された情報のうちの少なくとも一部を含むことができる。例えば、未確定人員および募集必要物量は、物流センターの配送計画情報に含まれ得る。
【0068】
実施形態において、「募集物量アップロード」部分に対する入力を通じて、物流センター別の配送計画情報がアップロードされ得る。配送計画情報がアップロードされることに基づいて図4のように確定率、未確定人員、募集必要物量、確定物量、確定人員、および状態のような情報が表示され得る。場合によって、アップロードされる配送計画情報の様式は、予め指定され得るが、このような場合、様式に関する情報は、「募集物量様式ダウンロード」部分に対する入力に対応して提供され得る。
【0069】
実施形態において、電子装置は、少なくとも1つの物流センターに対するユーザーの入力を受信することができる。例えば、電子装置は、少なくとも1つの物流センターのそれぞれに対応するチェックボックスのうちの少なくとも一部に対する選択入力と「選択された項目シミュレーション」部分に対する入力を受信することができる。これによって、電子装置は、選択されたチェックボックスに対応する物流センターを配達員の配置のための少なくとも1つの物流センターと確認することができる。
【0070】
図5は、一実施形態に係る電子装置に保存される配達員の配置条件を説明するための図である。具体的に、図5は、配達員の配置のために予め設定された配達員の配置条件に関する情報を提供する画面を示す。
【0071】
図5を参照すると、第1領域501には、配達員の配置条件の設定時間と共に、それに対応して予め設定された配達員の配置条件に関する情報が表示され得る。配達員の配置条件に関する情報は、配達員の配置条件を設定する当時にユーザーが指定した配達員の配置条件の名称を含むことができる。
【0072】
実施形態において、第1領域501に表示される配達員の配置条件のうちの1つが選択されると、選択された配達員の配置条件に基づいて、図4を通じて選択された少なくとも1つの物流センターに対する配達員の配置が行われ得る。
【0073】
もし新しい配達員の配置条件を用いて配達員を配置しようとする場合、ユーザーは、第2領域502に対する入力を基に、配達員の配置条件の設定を行うことができる。具体的に、第2領域502に対する入力が受信されると、電子装置は、図6図8のような画面を表示することができ、ユーザーは、表示された画面を基に配達員の配置条件を入力して、少なくとも1つの物流センターに対する配達員の配置が行われるようにすることができる。このように、新しく設定された配達員の配置条件は保存され得、このような場合、第1領域501に保存された配達員の配置条件に関する情報が追加され得る。
【0074】
実施形態によって、配達員の配置条件の設定時に、配達員の配置条件を設定したユーザーに関する情報が共に保存され得る。このような場合、第1領域501には、配達員の配置条件の設定時間と共に、配達員の配置条件を設定したユーザーに関する情報が表示され得る。
【0075】
実施形態において、配達員の配置条件は、他の電子装置から獲得され得る。例えば、他の電子装置との連結を基に、電子装置は、配達員の配置条件に関する情報を受信することができる。このような場合、他の電子装置から受信された配達員の配置条件に関する情報は、第1領域501に表示され得る。
【0076】
図5のような実施形態によって、ユーザーは、同一の配達員の配置条件で複数回配達員の配置を遂行しようとする場合に、毎回配達員の配置条件を設定する必要なく、容易且つ迅速に配達員の配置が行われるようにすることができる。
【0077】
図6図8は、一実施形態に係る電子装置の配達員の配置条件の設定を説明するための図である。具体的に、図6図8は、配達員の配置条件を細部項目(例:除外条件、優先条件、地域条件、物量条件)別に区分して設定する場合の例を示す。
【0078】
図6を参照すると、配達員の配置条件の名称を設定するための第1領域601、および配達員の配置条件のうち除外条件に対応する細部項目の設定のための第2領域602が表示され得る。第1領域601にはテキストが入力され得、入力されたテキストに対応して配達員の配置条件の名称が設定され得る。
【0079】
第2領域602には、配達員の配置に関連して、配置から除外される配達員の条件が入力され得る。例えば、第2領域602には、「ユーザー等級類型」部分には配達員の評価等級に関する情報が入力され、「業務日」部分には配達員の直前業務日付に関連した情報が入力され、「業務グループ類型」部分には配達員の要請業務類型に関する情報が入力され、「配送完了数」部分には配達員の配送完了回数に関する情報が入力され得る。
【0080】
場合によって、図示されたように、配送点数または追加的に業務類型に関連して除外される条件(例:配送点数が3点未満の申請者、同一の業務日に深夜配送と明け方配送業務に確定された申請者)に関する情報が入力され得る。
【0081】
ただし、これは例示に過ぎず、図示されたところに本明細書の実施形態が制限されるものではなく、例えば、一部の条件は省略されてもよく、一部の条件がさらに追加されてもよい。
【0082】
第2領域602に入力された情報に対応する条件を基に、電子装置は、配置から除外される配達員を確認することができる。
【0083】
図7を参照すると、配達員の配置のために優先的に考慮される条件を設定するための第3領域701および配達員の配置に関連した地域条件の設定のための第4領域702が表示され得る。
【0084】
第3領域701には、配達員の配置のために優先的に満たさなければならない条件(以下、「優先条件」)に関する情報が入力され得る。例えば、第3領域701には、「ユーザー類型」部分に配達員の類型に関する情報が入力され、「業務日」部分には配達員の直前業務日に関連した情報が入力され、「業務グループ類型」部分には深夜配送または明け方配送のような配達員の要請業務類型に関する情報が入力され得る。このような入力を基に、電子装置は、例えば、90日以内に深夜配送業務を4回から9回配送した配達員を配送回数の昇順に優先配置することができる。また、電子装置は、配送点数が3から5点に対して配送点数の降順に配達員を優先配置することができる。
【0085】
場合によって、優先条件は、配達員の配置条件を満たす配達員の数が、少なくとも1つの物流センターで要求される配達員の配置人員を超過する場合に利用され得る。例えば、物流センターで要求される配達員の配置人員が20人であるが、配達員の配置条件を満たす配達員の数が30人である場合、優先条件を基に30人の配達員のうち20人を決定することができる。
【0086】
第4領域702には、配達員の配置のための地域条件に関する情報が入力され得る。例えば、第4領域702には、配達員の希望配送地域を考慮して配達員を配置するか否かに対する条件が入力され得る。第4領域702に「Y」が入力される場合、配達員の配置条件には、希望配送地域を考慮する条件が付加され得る。もし第4領域702に「N」が入力される場合、配達員の配置条件には、希望配送地域を考慮しない条件が付加され得る。
【0087】
図8を参照すると、配達員の配置のために物量条件を設定するための第5領域802が表示され得る。物量条件は、配達員別に配送のための商品の数を配置するための条件を含むことができる。物量条件を基に少なくとも1つの物流センターの配送が要求される商品を配送する配達員の数が決定され得る。
【0088】
実施形態において、配達員の業務情報によって配送可能な商品の数が異なることもあるが、物量条件は、このような配達員の業務情報を考慮して、配達員別に商品が配置されるようにする条件を含むことができる。例えば、90日以内に深夜配送業務を30回以上40回未満で配送した配達員は、商品が50件配置されるように物量条件が設定され得る。
【0089】
実施形態において、図6図8は、スクロール動作を基に順次に表示され得る。例えば、図6に対応する画面で、画面を下にスクロールする動作が入力されると、図7図8に対応する画面が順次に表示され得る。電子装置のユーザーは、配達員の配置条件に関連してスクロール動作を用いて所望の領域に条件を入力することができる。
【0090】
配達員の配置条件の入力が完了し、配達員の配置条件の確定のための入力が受信されると、電子装置は、配達員の配置条件を確認して、少なくとも1つの物流センターに対して配達員を配置することができる。配達員の配置条件の確定のための入力は、既指定された領域(例:図6の第1領域601に含まれる「保存」ボタン)に受信され得る。
【0091】
図9は、一実施形態に係る電子装置により配達員が配置された結果を説明するための図である。具体的に、図9は、配達員の配置条件を基に、少なくとも1つの物流センターに対して配達員の配置が完了すると、表示される画面の例を示す。
【0092】
実施形態において、電子装置は、配達員の配置に対応して、少なくとも1つの物流センターに対する確定率、未確定の配達員の数および配送が未確定の商品の数のうちの少なくとも1つを算出することができる。電子装置は、算出された情報を表示することができる。
【0093】
図9を参照すると、配達員の配置が行われた少なくとも1つの物流センターが複数である場合、少なくとも1つの物流センター全体に対する配達員の配置の結果に関する情報が、第1領域901を介して表示され得る。少なくとも1つの物流センターのそれぞれに対する配達員の配置に関する情報は、第2領域902を介して表示され得る。
【0094】
例えば、第1領域901には、少なくとも1つの物流センター全体に対する予想未確定人員、予想募集必要物量、予想確定物量および予想確定人員に関する情報が表示され得る。予想未確定人員は、配達員の配置条件によって配達員の配置にもかかわらず、少なくとも1つの物流センターで要求される数だけ配達員が配置されていない場合、さらに必要な配達員の数を含むことができる。予想募集必要物量は、配達員の配置条件によって配達員の配置にもかかわらず、配送が確定されない商品の数を含むことができる。予想確定物量は、配達員の配置条件によって、配達員が配置されることによって確定された配送予定商品の数を含むことができる。予想確定人員は、配達員の配置条件によって配置された配達員の数を含むことができる。
【0095】
確定率は、図示されたように、少なくとも1つの物流センターのそれぞれに対して個別的に表示され得るが、これに制限されない。
【0096】
実施形態において、電子装置は、少なくとも1つの物流センターのうちの少なくとも一部を選択するチェックボックスに対する入力と「選択された項目確定」部分に対する入力を受信することができる。このような場合、選択されたチェックボックスに対応する物流センターに対する配達員の配置が確定され得る。選択されないチェックボックスに対応する物流センターには、配達員の配置が確定されず、配達員の配置前の状態に戻ることができる。
【0097】
実施形態において、配達員の配置に関連した図9のような情報は、保存され得る。例えば、配達員の配置に関連した情報は、指定された様式によるファイル(例:エクセルTM)に保存され得る。
【0098】
本開示によれば、物流センターおよび配達員に関連した情報を用いて、物流センターに配達員を配置することによって、物流センターと配達員の状態を反映して、より効果的に配達員の配置が行われるようにすることができる。
【0099】
また、電子装置およびその動作方法は、配達員の配置条件を基に物流センターおよび配達員に関連した情報(例:配送計画情報、業務情報)を分析して、物流センター別に業務により適合した配達員を配置することによって、配送サービスがより効果的に行われるようにすることができる。
【0100】
前述した実施形態に係る電子装置は、プロセッサー、プログラムデータを保存し実行するメモリ、ディスクドライブのような永久保存部(permanent storage)、外部装置と通信する通信ポート、タッチパネル、キー(key)、ボタン等のようなユーザーインタフェース装置等を含むことができる。ソフトウェアモジュールまたはアルゴリズムで具現される方法は、前記プロセッサー上で実行できるコンピュータが読み取り可能なコードまたはプログラム命令であり、コンピュータが読み取り可能な記録媒体上に保存され得る。ここで、コンピュータが読み取り可能な記録媒体として、磁気記憶媒体(例えば、ROM(read-only memory)、RAM(random-Access memory)、フロッピーディスク、ハードディスク等)および光学的読み取り媒体(例えば、シーディーロム(CD-ROM)、ディーブイディー(DVD:Digital Versatile Disc))等がある。コンピュータが読み取り可能な記録媒体は、ネットワークで連結されたコンピュータシステムに分散され、分散方式でコンピュータで読み取り可能なコードが保存され実行され得る。媒体は、コンピュータにより読み取り可能であり、メモリに保存され、プロセッサーで実行され得る。
【0101】
本実施形態は、機能的なブロック構成および多様な処理段階で示され得る。このような機能ブロックは、特定の機能を実行する多様な個数のハードウェアまたは/およびソフトウェア構成で具現され得る。例えば、実施形態は、1つ以上のマイクロプロセッサーの制御または他の制御装置により多様な機能を実行できる、メモリ、プロセッシング、ロジック(logic)、ルックアップテーブル(look-up table)等のような直接回路構成を採用することができる。構成要素がソフトウェアプログラミングまたはソフトウェア要素で実行され得ることと同様に、本実施形態は、データ構造、プロセス、ルーチンまたは他のプログラミング構成の組合せで具現される多様なアルゴリズムを含み、C、C++、ジャバ(Java(登録商標))、アセンブラ(assembler)等のようなプログラミングまたはスクリプティング言語で具現され得る。機能的な側面は、1つ以上のプロセッサーで実行されるアルゴリズムで具現され得る。また、本実施形態は、電子的な環境設定、信号処理、および/またはデータ処理等のために従来技術を採用することができる。「メカニズム」、「要素」、「手段」、「構成」のような用語は広く使用することができ、機械的および物理的な構成に限定されるものではない。前記用語は、プロセッサー等と連携してソフトウェアの一連の処理(routines)の意味を含むことができる。
【0102】
前述した実施形態は、1つの例示に過ぎず、後述する請求項の範囲内で他の実施形態が具現され得る。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9