(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-01-19
(45)【発行日】2024-01-29
(54)【発明の名称】表示装置
(51)【国際特許分類】
G09F 9/30 20060101AFI20240122BHJP
G02F 1/1335 20060101ALI20240122BHJP
G02F 1/1345 20060101ALI20240122BHJP
G09F 9/302 20060101ALI20240122BHJP
H10K 50/10 20230101ALI20240122BHJP
H10K 59/10 20230101ALI20240122BHJP
【FI】
G09F9/30 338
G02F1/1335 500
G02F1/1345
G09F9/30 339Z
G09F9/30 349C
G09F9/302 C
H05B33/14 A
H10K59/10
(21)【出願番号】P 2022093218
(22)【出願日】2022-06-08
(62)【分割の表示】P 2017198374の分割
【原出願日】2017-10-12
【審査請求日】2022-07-07
(31)【優先権主張番号】10-2016-0133561
(32)【優先日】2016-10-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】512187343
【氏名又は名称】三星ディスプレイ株式會社
【氏名又は名称原語表記】Samsung Display Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】1, Samsung-ro, Giheung-gu, Yongin-si, Gyeonggi-do, Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】110002619
【氏名又は名称】弁理士法人PORT
(72)【発明者】
【氏名】太 昌 一
(72)【発明者】
【氏名】盧 南 錫
(72)【発明者】
【氏名】孫 周 洛
(72)【発明者】
【氏名】宋 榮 九
(72)【発明者】
【氏名】劉 昇 ▲俊▼
【審査官】石本 努
(56)【参考文献】
【文献】特開2008-216357(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第105911744(CN,A)
【文献】特開2016-085448(JP,A)
【文献】特開2003-186017(JP,A)
【文献】国際公開第2009/084162(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G02F1/1335
1/13363
1/1343-1/1345
1/135-1/1368
G09F9/30-9/46
H05B33/00-33/28
44/00
45/60
H10K50/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板と、
表示領域の外郭に位置し、コーナー部がラウンド状である遮光部材と、
前記基板上に位置する複数の画素と、
前記複数の画素それぞれに位置し、横幹部、縦幹部、および複数の微細枝部を含む画素電極とを含み、
前記複数の画素は、
前記遮光部材と重複する第1画素と、
前記第1画素と隣接した第2画素とを含み、
前記複数の画素それぞれは、
第1色を表示する第1副画素と、
第2色を表示する第2副画素と、
第3色を表示する第3副画素とを含み、
前記第1副画素、前記第2副画素、および前記第3副画素は、第1方向に沿って配列されており、
前記第2画素は、前記第1画素と前記第1方向に隣接して前記基板の周縁から前記第1画素よりさらに遠く位置し、
前記第1副画素、前記第2副画素、および前記第3副画素それぞれに前記画素電極が位置し、
前記第1画素の第1副画素が前記遮光部材と重畳し、
前記第1画素の第2副画素に位置する微細枝部の間の間隔および第3副画素に位置する微細枝部の間の間隔は、前記第1画素の第1副画素に位置する微細枝部の間の間隔より広く、
前記第1画素の第2副画素及び第3副画素に位置する微細枝部の
幅は、前記第1画素の第1副画素に位置する微細枝部の
幅より小さく、
前記第1画素の第2副画素及び第3副画素に位置する微細枝部の幅と微細枝部の間の間隔を合わせた値のピッチは、前記第1画素の第1副画素に位置する微細枝部の幅と微細枝部の間の間隔を合わせた値のピッチと同じであり、
前記第1画素の第1副画素に位置する前記微細枝部の幅は、前記第2画素に位置する微細枝部の幅より広い、
表示装置。
【請求項2】
前記第1画素の第1副画素に位置する微細枝部の間の間隔は、前記第2画素に位置する微細枝部の間の間隔より狭い、
請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記第1画素の第2副画素および第3副画素に位置する微細枝部の幅は、前記第2画素に位置する微細枝部の幅と同じである、
請求項1に記載の表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、表示装置に関し、より具体的にはラウンド型周縁を含む表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
表示装置は画面を表示する装置であって、液晶表示装置、有機発光表示装置などがある。表示装置は略四角形からなる場合が一般的であった。最近、表示装置が多様な用途に用いられることにつれ、ラウンド型周縁を含む表示装置が開発されている。
【0003】
表示装置は複数の画素を含み、複数の画素はマトリックス状に配置されている。表示装置の周縁には外郭遮光部材が位置し、ラウンド型周縁に位置する画素の一部は外郭遮光部材と重複し得る。この時、外郭遮光部材と重複する画素をオフにすると、画面の周縁が階段状に現れる問題点がある。また、外郭遮光部材と重複する画素をオンにすると、一つの画素に含まれている複数の副画素のうち一部の副画素が外郭遮光部材によって覆われて一部の色の輝度が低くなり、カラーシフトが発生するという問題点がある。例えば、赤色副画素のみが外郭遮光部材によって覆われると、緑色や青色の帯状に視認され得る。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
そこで、本発明の目的の一つは、ラウンド型周縁でカラーシフトが発生することを防止し、ラウンド型周縁が階段状に視認されることを防止することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
一実施例による表示装置は、ラウンド型周縁を含む基板と、表示領域の外郭に位置し、コーナー部がラウンド状である遮光部材と、前記基板上に位置する複数の画素と、前記複数の画素それぞれに位置し、横幹部、縦幹部、および複数の微細枝部を含む画素電極とを含み、前記複数の画素は、前記遮光部材と重複する第1画素と、前記第1画素と隣接した第2画素とを含み、前記第1画素に位置する微細枝部の形状は、前記第2画素に位置する微細枝部の形状と相違する。
【0006】
前記第1画素に位置する微細枝部の幅は、前記第2画素に位置する微細枝部の幅と相違してもよい。
【0007】
前記複数の画素それぞれは、第1色を表示する第1副画素と、第2色を表示する第2副画素と、第3色を表示する第3副画素とを含み、前記第1副画素、前記第2副画素、および前記第3副画素は、第1方向に沿って配列されており、前記第2画素は、前記第1画素と前記第1方向に隣接して前記基板の周縁から前記第1画素よりさらに遠く位置し、前記第1副画素、前記第2副画素、および前記第3副画素それぞれに前記画素電極が位置してもよい。
【0008】
前記第1画素の第1副画素が前記遮光部材と重畳し、前記第1画素の第2副画素および第3副画素に位置する微細枝部の幅は、前記第2画素に位置する微細枝部の幅より狭くてもよい。
【0009】
前記第1画素の第2副画素に位置する微細枝部の間の間隔および第3副画素に位置する微細枝部の間の間隔は、前記第2画素に位置する微細枝部の間の間隔より広くてもよい。
【0010】
前記第1画素の第2副画素および第3副画素に位置する微細枝部の幅は、前記第1画素の第1副画素に位置する微細枝部の幅より狭くてもよい。
【0011】
前記第1画素の第2副画素に位置する微細枝部の間の間隔および第3副画素に位置する微細枝部の間の間隔は、前記第1画素の第1副画素に位置する微細枝部の間の間隔より広くてもよい。
【0012】
前記第1画素の第1副画素に位置する微細枝部の幅は、前記第2画素に位置する微細枝部の幅と同じであってもよい。
【0013】
前記第1画素の第1副画素が前記遮光部材と重畳し、前記第1画素の第2副画素および第3副画素に位置する微細枝部の幅は、前記第1画素の第1副画素に位置する微細枝部の幅より狭くてもよい。
【0014】
前記第1画素の第2副画素および第3副画素に位置する微細枝部の間の間隔は、前記第1画素の第1副画素に位置する微細枝部の間の間隔より広くてもよい。
【0015】
前記第1画素の第1副画素が前記遮光部材と重畳し、前記第1画素の第1副画素に位置する微細枝部の幅は、前記第2画素に位置する微細枝部の幅より広くてもよい。
【0016】
前記第1画素の第1副画素に位置する微細枝部の間の間隔は、前記第2画素に位置する微細枝部の間の間隔より狭くてもよい。
【0017】
前記第1画素の第1副画素に位置する微細枝部の幅は、前記第1画素の第2副画素および第3副画素に位置する微細枝部の幅より広くてもよい。
【0018】
前記第1画素の第1副画素に位置する微細枝部の間の間隔は、前記第1画素の第2副画素および第3副画素に位置する微細枝部の間の間隔より狭くてもよい。
【0019】
前記第1画素の第2副画素および第3副画素に位置する微細枝部の幅は、前記第2画素に位置する微細枝部の幅と同じであってもよい。
【0020】
前記第1画素に位置する横幹部と微細枝部との間の角は、前記第2画素に位置する横幹部と微細枝部との間の角と相違してもよい。
【0021】
前記複数の画素それぞれは、第1色を表示する第1副画素と、第2色を表示する第2副画素と、第3色を表示する第3副画素とを含み、前記第1副画素、前記第2副画素、および前記第3副画素は、第1方向に沿って配列されており、前記第2画素は、前記第1画素と前記第1方向に隣接して前記基板の周縁から前記第1画素よりさらに遠く位置し、前記第1副画素、前記第2副画素、および前記第3副画素それぞれに前記画素電極が位置してもよい。
【0022】
前記第1画素の第1副画素が前記遮光部材と重畳し、前記第1画素の第2副画素および第3副画素に位置する横幹部と微細枝部との間の角は、前記第2画素に位置する横幹部と微細枝部との間の角より小さくてもよい。
【0023】
前記第1画素の第2副画素および第3副画素に位置する横幹部と微細枝部との間の角は、前記第1画素の第1副画素に位置する横幹部と微細枝部との間の角より小さくてもよい。
【0024】
前記第1画素の第1副画素に位置する横幹部と微細枝部との間の角は、前記第2画素に位置する横幹部と微細枝部との間の角と同じであってもよい。
【0025】
前記第1画素の第1副画素が前記遮光部材と重畳し、前記第1画素の第2副画素および第3副画素に位置する横幹部と微細枝部との間の角は、前記第1画素の第1副画素に位置する横幹部と微細枝部との間の角より小さくてもよい。
【0026】
前記第1画素の第1副画素が前記遮光部材と重畳し、前記第1画素の第1副画素に位置する横幹部と微細枝部との間の角は、前記第2画素に位置する横幹部と微細枝部との間の角より大きくてもよい。
【0027】
前記第1画素の第1副画素に位置する横幹部と微細枝部との間の角は、前記第1画素の第2副画素および第3副画素に位置する横幹部と微細枝部との間の角より大きくてもよい。
【0028】
前記第1画素の第2副画素および第3副画素に位置する横幹部と微細枝部との間の角は、前記第2画素に位置する横幹部と微細枝部との間の角と同じであってもよい。
【0029】
一実施例による表示装置は、ラウンド型周縁を含む基板と、表示領域の外郭に位置し、コーナー部がラウンド状である遮光部材と、前記基板上に位置する複数の画素と、前記複数の画素それぞれに位置し、横幹部、縦幹部、および複数の微細枝部を含む画素電極とを含み、前記複数の画素は、前記遮光部材と隣接した第1画素と、前記第1画素と隣接した第2画素とを含み、前記第1画素の大きさは、前記第2画素の大きさより小さい。
【0030】
前記第1画素に位置する微細枝部の形状は、前記第2画素に位置する微細枝部の形状と相違してもよい。
【0031】
前記第2画素は、前記基板の周縁から前記第1画素よりさらに遠く位置してもよい。
【0032】
前記第1画素に位置する微細枝部の幅は、前記第2画素に位置する微細枝部の幅より広くてもよい。
【0033】
前記第1画素に位置する微細枝部の間の間隔は、前記第2画素に位置する微細枝部の間の間隔より狭くてもよい。
【0034】
前記第1画素に位置する横幹部と微細枝部との間の角は、前記第2画素に位置する横幹部と微細枝部との間の角より大きくてもよい。
【0035】
前記複数の画素それぞれは、第1色を表示する第1副画素と、第2色を表示する第2副画素と、第3色を表示する第3副画素とを含み、前記第1画素の第1副画素、第2副画素、および第3副画素は、それぞれ大きさは同じであり、形状は相違してもよい。
【0036】
一実施例による表示装置は、ラウンド型周縁を含む基板と、表示領域の外郭に位置し、コーナー部がラウンド状である遮光部材と、前記基板上に位置する複数の画素とを含み、前記複数の画素は、前記遮光部材とすぐ隣接した第1副画素と、前記第1副画素とすぐ隣接した第2副画素とを含み、前記第1副画素の上側周縁の長さが、前記第2副画素の上側周縁の長さより長いか、前記第1副画素の下側周縁の長さが前記第2副画素の下側周縁の長さより長い。
【0037】
前記第2副画素は、前記基板の周縁から前記第1副画素よりさらに遠く位置してもよい。
【0038】
前記第2副画素の面積は、前記第1副画素の面積と同じであってもよい。
【0039】
前記第1副画素の上側周縁の長さが前記第2副画素の上側周縁の長さより長い時、前記第1副画素の下側周縁の長さは、前記第2副画素の下側周縁の長さより短く、前記第1副画素の下側周縁の長さが前記第2副画素の下側周縁の長さより長い時、前記第1副画素の上側周縁の長さは、前記第2副画素の上側周縁の長さより短くてもよい。
【発明の効果】
【0040】
本発明によれば、カラーシフトが発生することを防止することができ、ラウンド型周縁が階段状に視認されることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【
図1】一実施例による表示装置を示す平面図である。
【
図2】一実施例による表示装置の一部の画素を示す平面図である。
【
図3】一実施例による表示装置の一つの副画素を示す平面図である。
【
図4】
図3のIV-IV線に沿って示す断面図である。
【
図5】一実施例による表示装置のある一つの副画素の画素電極の一部を示す平面図である。
【
図6】
図5のVI-VI線に沿って示す断面図である。
【
図7】一実施例による表示装置の他の一つの副画素の画素電極の一部を示す平面図である。
【
図8】
図7のVIII-VIII線に沿って示す断面図である。
【
図9】一実施例による表示装置のある一つの副画素の画素電極の一部を示す平面図である。
【
図10】
図9のX-X線に沿って示す断面図である。
【
図11】一実施例による表示装置のある一つの副画素の画素電極の一部を示す平面図である。
【
図12】一実施例による表示装置の他の一つの副画素の画素電極の一部を示す平面図である。
【
図13】一実施例による表示装置のある一つの副画素の画素電極の一部を示す平面図である。
【
図14】一実施例による表示装置の一部の画素を示す平面図である。
【
図15】一実施例による表示装置の一部の画素を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0042】
以下、添付した図面を参照して本発明の様々な実施例について本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者が容易に実施できるように詳しく説明する。本発明は、様々な相違する形態で具現され得るものであり、ここで説明する実施例に限られない。
【0043】
本発明を明確に説明するため、説明上不要な部分は省略し、明細書全体にわたって同一または類似の構成要素に対しては同一の参照符号を付する。
【0044】
また、図面に示す各構成の大きさおよび厚さは、説明の便宜上任意に示したため、本発明は必ずしも図面に示したものに限られない。図面において、様々な層および領域を明確に表現するために厚さを拡大して示した。そして、図面において、説明の便宜上、一部層および領域の厚さを誇張して示した。
【0045】
また、層、膜、領域、板のような各部分が他の部分の「上に」あるとするとき、それは他の部分の「真上に」ある場合だけではなく、その間に他の要素が介在された場合も含む。逆に、ある部分が他の部分の「真上に」あるとするときは、間に他の要素がないことを意味する。また、基準になる部分の「上に」あるとするときは、基準になる部分の上または下に位置するものであり、必ずしも重力の反対方向に「上に」位置することを意味するものではない。
【0046】
また、明細書全体において、ある部分がある構成要素を「含む」とするときは、特に反対になる記載がない限り、他の構成要素を除くものではなく、他の構成要素をさらに含み得ることを意味する。
【0047】
また、明細書全体において、「平面上」とするときは、対象の部分を上から見たときを意味し、「断面上」とするときは、対象の部分を垂直に切断した断面を横から見たときを意味する。
【0048】
まず、
図1を参照して一実施例による表示装置について説明する。
【0049】
【0050】
一実施例による表示装置は、第1基板110を含み、第1基板110の上には複数の画素が位置する。図面に示していないが、各画素には薄膜トランジスタおよび薄膜トランジスタに接続されている画素電極が形成されている。各画素の画素電極に印加されるデータ電圧を調節することで、各画素の輝度を制御することができ、これにより画面を表示することができる。本実施例による表示装置は、液晶表示装置や有機発光表示装置であってもよい。
【0051】
第1基板110は全体的に四角形状であり、各コーナー部がラウンド状となっている。つまり、第1基板110は直線型周縁(BL)とラウンド型周縁(BR)を含む。第1基板110は4個の直線型周縁(BL)を含み、直線型周縁(BL)の間にラウンド型周縁(BR)が位置している。このような第1基板110の形状によって表示装置の形状が決定される。つまり、本実施例による表示装置は、第1基板110の形状と同様に全体的に四角形状であり、各コーナー部がラウンド状となっている。
【0052】
ただし、本実施例はこれに限定されず、第1基板110はラウンド型周縁を含む多様な形状に形成され得る。また、第1基板110は円形または楕円形などに形成されてもよい。
【0053】
本実施例による表示装置は、第1基板110の周縁に沿って形成されている外郭遮光部材220aをさらに含む。外郭遮光部材220aはラウンド型周縁(BR)と重複してもよく、直線型周縁(BL)とも重複してもよい。外郭遮光部材220aは遮光性物質からなり、光漏れが発生することを防止することができる。
【0054】
次に、
図2を参照して一実施例による表示装置のラウンド型周縁に位置する画素およびこれと隣接した画素について説明する。
【0055】
図2は一実施例による表示装置の一部の画素を示す平面図である。
図2はラウンド型周縁に位置する画素およびこれと隣接した画素を示している。
【0056】
一実施例による表示装置の第1基板110の上には第1画素PX1、第2画素PX2、第3画素PX3、第4画素PX4、第5画素PX5、第6画素PX6、第7画素PX7、および第8画素PX8が位置している。
【0057】
各画素(PX1、PX2、PX3、PX4、PX5、PX6、PX7、PX8)は、それぞれ第1副画素(PX1r、PX2r、PX3r、PX4r、PX5r、PX6r、PX7r、PX8r)、第2副画素(PX1g、PX2g、PX3g、PX4g、PX5g、PX6g、PX7g、PX8g)、および第3副画素(PX1b、PX2b、PX3b、PX4b、PX5b、PX6b、PX7b、PX8b)を含む。つまり、第1画素PX1は、第1副画素PX1r、第2副画素PX1g、および第3副画素PX1bを含み、第2画素PX2は、第1副画素PX2r、第2副画素PX2g、および第3副画素PX2bを含み、第3画素PX3は、第1副画素PX3r、第2副画素PX3g、および第3副画素PX3bを含み、第4画素PX4は、第1副画素PX4r、第2副画素PX4g、および第3副画素PX4bを含む。第5画素PX5は、第1副画素PX5r、第2副画素PX5g、および第3副画素PX5bを含み、第6画素PX6PX6は、第1副画素PX6r、第2副画素PX6g、および第3副画素PX6bを含み、第7画素PX7は、第1副画素PX7r、第2副画素PX7g、および第3副画素PX7bを含み、第8画素PX8は、第1副画素PX8r、第2副画素PX8g、および第3副画素PX8bを含む。
【0058】
それぞれの第1副画素(PX1r、PX2r、PX3r、PX4r、PX5r、PX6r、PX7r、PX8r)は、赤色を表示する副画素であってもよく、それぞれの第2副画素(PX1g、PX2g、PX3g、PX4g、PX5g、PX6g、PX7g、PX8g)は、緑色を表示する副画素であってもよく、それぞれの第3副画素(PX1b、PX2b、PX3b、PX4b、PX5b、PX6b、PX7b、PX8b)は、青色を表示する副画素であってもよい。同じ色を表示する副画素は同じ列に配置されてもよい。ただし、各副画素の配置形態はこれに限定されず、多様に変更されてもよい。また、各画素が、赤色副画素、緑色副画素、および青色副画素からなる場合を説明したが、本発明はこれに限られない。第1副画素(PX1r、PX2r、PX3r、PX4r、PX5r、PX6r、PX7r、PX8r)が表示する第1色、第2副画素(PX1g、PX2g、PX3g、PX4g、PX5g、PX6g、PX7g、PX8g)が表示する第2色、第3副画素(PX1b、PX2b、PX3b、PX4b、PX5b、PX6b、PX7b、PX8b)が表示する第3色を混合すると白色となる。したがって、第1色、第2色、および第3色は、赤色、緑色、および青色の代わりにシアン、マゼンタ、イエローであってもよい。また、画素は白色副画素をさらに含んでもよい。
【0059】
各画素(PX1、PX2、PX3、PX4、PX5、PX6、PX7、PX8)内で第1副画素(PX1r、PX2r、PX3r、PX4r、PX5r、PX6r、PX7r、PX8r)、第2副画素(PX1g、PX2g、PX3g、PX4g、PX5g、PX6g、PX7g、PX8g)、および第3副画素(PX1b、PX2b、PX3b、PX4b、PX5b、PX6b、PX7b、PX8b)は、第1方向に配置されている。例えば、第1方向は行方向であってもよい。
【0060】
外郭遮光部材220aは、第1基板110の周縁と重複しており、複数の画素(PX1、PX2、PX3、PX4、PX5、PX6、PX7、PX8)のうち一部の画素が外郭遮光部材220aと重複し得る。例えば、第1画素PX1、第3画素PX3、第5画素PX5、および第7画素PX7が外郭遮光部材220aと重複し得る。
【0061】
第1画素PX1の第1副画素PX1rは、外郭遮光部材220aと重複し得る。第1画素PX1の第2副画素PX1gおよび第3副画素PX1bは、外郭遮光部材220aと重複せず、第1画素PX1と行方向に隣接した第2画素PX2は、外郭遮光部材220aと重複しない。第2画素PX2は、第1基板110の周縁から第1画素PX1よりさらに遠く位置している。
【0062】
第3画素PX3の第1副画素PX3rは、外郭遮光部材220aと重複し得る。第3画素PX3の第2副画素PX3gおよび第3副画素PX3bは、外郭遮光部材220aと重複せず、第3画素PX3と行方向に隣接した第4画素PX4は、外郭遮光部材220aと重複しない。第4画素PX4は、第1基板110の周縁から第3画素PX3よりさらに遠く位置している。
【0063】
第5画素PX5の第1副画素PX5rは、外郭遮光部材220aと重複し得る。第5画素PX5の第2副画素PX5gおよび第3副画素PX5bは、外郭遮光部材220aと重複せず、第5画素PX5と行方向に隣接した第6画素PX6は、外郭遮光部材220aと重複しない。第6画素PX6は第1基板110の周縁から第5画素PX5よりさらに遠く位置している。
【0064】
第7画素PX7の第1副画素PX7rは、外郭遮光部材220aと重複し得る。第7画素PX7の第2副画素PX7gおよび第3副画素PX7bは、外郭遮光部材220aと重複せず、第7画素PX7と行方向に隣接した第8画素PX8は、外郭遮光部材220aと重複しない。第8画素PX8は第1基板110の周縁から第7画素PX7よりさらに遠く位置している。
【0065】
次に、
図3および
図4を参照して一実施例による表示装置の一つの副画素についてさらに詳細に説明する。
【0066】
図3は一実施例による表示装置の一つの副画素を示す平面図であり、
図4は
図3のIV-IV線に沿って示す断面図である。
【0067】
図3および
図4に示すように、一実施例による表示装置は、互いに対向する下部表示パネル100と上部表示パネル200、そして二つの表示パネル100、200の間に介在している液晶層3を含む。
【0068】
まず、下部表示パネル100について説明する。
【0069】
第1基板110の上にゲート線121およびゲート線121から突出しているゲート電極124が位置する。
【0070】
ゲート線121は略横方向に延びており、ゲート信号を伝達する。ゲート電極124は平面図上でゲート線121の上側に突出している。ただし、本発明はこれに限定されず、ゲート電極124の突出形態は多様に変形可能である。また、ゲート電極124はゲート線121から突出せず、ゲート線121上に位置してもよい。
【0071】
基板110の上には基準電圧線131および基準電圧線131から突出している維持電極135a、135bがさらに位置してもよい。
【0072】
基準電圧線131はゲート線121と略並列方向に延びており、ゲート線121と離隔している。基準電圧線131には一定の電圧が印加されてもよい。維持電極135a、135bは、基準電圧線131に対して実質的に垂直に延びた一対の第1維持電極135aおよび一対の第1維持電極135aを接続する第2維持電極135bを含む。基準電圧線131および維持電極135a、135bは、後述する画素電極191を囲む形態を有してもよい。
【0073】
ゲート線121、ゲート電極124、基準電圧線131、および維持電極135a、135bの上にはゲート絶縁膜140が位置する。ゲート絶縁膜140は、シリコン硝酸塩(SiNx)、シリコン酸化物(SiOx)などのような無機絶縁物質からなる。また、ゲート絶縁膜140は単一膜または多重膜からなる。
【0074】
ゲート絶縁膜140の上には半導体154が位置する。半導体154はゲート電極124の上に位置してもよい。半導体154は非晶質シリコン(amorphous silicon)、多結晶シリコン(polycrystazline silicon)、金属酸化物(metal oxide)などからなる。
【0075】
半導体154の上には抵抗性接触部材(図示せず)がさらに位置してもよい。抵抗性接触部材は、シリサイド(silicide)またはn型不純物が高濃度にドーピングされているn+水素化非晶質シリコンなどの物質で作られてもよい。
【0076】
半導体154およびゲート絶縁膜140の上にはデータ線171、ソース電極173およびドレイン電極175が位置する。
【0077】
データ線171はデータ信号を伝達し、略縦方向に延びてゲート線121および基準電圧線131と交差する。ソース電極173はデータ線171からゲート電極124の上に突出しており、U字型に曲げられてもよい。ドレイン電極175は広い片方の端部と棒状の他方の端部を含む。ドレイン電極175の広い端部は画素電極191と重複している。ドレイン電極175の棒状の端部は、ソース電極173によって一部囲まれている。ただし、本発明はこれに限定されず、ソース電極173およびドレイン電極175の形状は多様に変更されてもよい。
【0078】
ゲート電極124、ソース電極173およびドレイン電極175は、半導体154と共に一つの薄膜トランジスタQをなす。この時、薄膜トランジスタQのチャネルは、ソース電極173とドレイン電極175との間の半導体154に形成されている。
【0079】
データ線171、ソース電極173、ドレイン電極175の上には保護膜180が位置する。保護膜180はソース電極173とドレイン電極175との間に露出されている半導体154の上にも位置する。保護膜180は、有機絶縁物質または無機絶縁物質からなってもよく、単一膜または多重膜からなる。
【0080】
保護膜180にはドレイン電極175の少なくとも一部と重複する接触孔181が形成されている。接触孔181はドレイン電極175の広い端部を露出させてもよい。
【0081】
保護膜180の上には画素電極191が形成されている。画素電極191は、インジウム-スズ酸化物(ITO、Indium Tin Oxide)、インジウム-亜鉛酸化物(IZO、Indium Zinc Oxide)などのような透明な導電物質からなる。画素電極191は接触孔181を介してドレイン電極175と接続されている。したがって、薄膜トランジスタQがオン状態であるとき、画素電極191はドレイン電極175を介してデータ電圧の印加を受ける。
【0082】
画素電極191は全体的に四角形状であり、画素電極191は互いに交差する横幹部193と縦幹部192、これらから延びている微細枝部194を含む。画素電極191は横幹部193と縦幹部192によって4個の副領域に分けられる。微細枝部194は横幹部193および縦幹部192からななめに延びており、その延びる方向はゲート線121または横幹部193と略45度または135度の角を成し得る。
【0083】
本実施例において、画素電極191は、副画素の外郭を囲む外郭幹部をさらに含んでもよい。
【0084】
前述した副画素の配置形態、薄膜トランジスタの構造および画素電極の形状は一つの例に過ぎず、本発明はこれに限定されず、多様な変形が可能である。例えば、一つの副画素が複数の領域を含み、各領域に差など電圧が印加される構造を有してもよい。このために一つの副画素に複数の薄膜トランジスタが形成されてもよい。
【0085】
図面に示していないが、下部表示パネル200の内側面には第1配向膜が形成されてもよい。第1配向膜は画素電極191の上に位置してもよい。
【0086】
次に、上部表示パネル200について説明する。
【0087】
透明なガラスまたはプラスチックなどで作られた第2基板210の上に遮光部材220が形成されている。遮光部材220はブラックマトリックス(black matrix)ともいい、光漏れを防ぐ。遮光部材220はゲート線121、データ線171、および薄膜トランジスタQなどのような各副画素の境界部に形成されてもよい。本実施例では遮光部材220が上部表示パネル200に形成される場合を説明したが、本発明はこれに限られない。遮光部材220は下部表示パネル100に形成されてもよい。
【0088】
先に説明した外郭遮光部材220aは、遮光部材220と同一層に位置してもよく、他の層に位置してもよい。つまり、外郭遮光部材220aは、上部表示パネル200に位置してもよく、下部表示パネル100に位置してもよい。
【0089】
第2基板210の上には、複数のカラーフィルタ230が形成されている。カラーフィルタ230は、遮光部材220に囲まれた領域内に大部分が存在し、画素電極191列に沿って縦方向に長く延ばされてもよい。各カラーフィルタ230は、赤色、緑色および青色の三原色など基本色(primary color)のうちの一つを表示してもよい。基本色の例としては赤色、緑色、青色など三原色または黄色(yellow)、青緑色(cyan)、紫紅色(magenta)などが挙げられる。例えば、第1副画素(PX1r、PX2r、PX3r、PX4r、PX5r、PX6r、PX7r、PX8r)には赤カラーフィルタが位置し、第2副画素(PX1g、PX2g、PX3g、PX4g、PX5g、PX6g、PX7g、PX8g)には緑カラーフィルタが位置し、第3副画素(PX1b、PX2b、PX3b、PX4b、PX5b、PX6b、PX7b、PX8b)には青カラーフィルタが位置してもよい。図面に示していないが、カラーフィルタは基本色以外に基本色の混合色または白色(white)を表示するカラーフィルタをさらに含んでもよい。
【0090】
本実施例ではカラーフィルタ230が上部表示パネル200に形成される場合を説明したが、本発明はこれに限られない。カラーフィルタ230は下部表示パネル100に形成されてもよい。
【0091】
カラーフィルタ230および遮光部材220の上にはオーバーコート240が形成されている。オーバーコート240は有機絶縁物質で作られてもよく、カラーフィルタ230が露出することを防止して平坦面を提供する。オーバーコート240は省略し得る。
【0092】
オーバーコート240の上には共通電極270が形成されている。共通電極270はインジウム-スズ酸化物(ITO、Indium Tin Oxide)、インジウム-亜鉛酸化物(IZO、Indium Zinc Oxide)などのような透明な導電物質からなる。共通電極270には共通電圧が印加されてもよく、共通電圧は一定の電圧からなる。
【0093】
図面に示していないが、上部表示パネル200の内側面には第2配向膜が形成されてもよい。第2配向膜は共通電極270の上に位置してもよい。
【0094】
液晶層3は負の誘電率異方性を有する複数の液晶分子310からなり、液晶層3の液晶分子310は電場がない状態でその長軸が二つの表示パネル100、200の表面に対して垂直になすように配向されてもよい。
【0095】
データ電圧が印加された画素電極191は、共通電極270と共に電場を生成することによって、二つの電極191、270の間に位置する液晶層3の液晶分子310の方向を決定する。このように決定された液晶分子310の方向によって液晶層3を通過する光の輝度が変わる。
【0096】
次に、
図5乃至
図8を参照して一実施例による表示装置の隣接した二つの副画素の画素電極の形状の差について説明する。
【0097】
図5は一実施例による表示装置のある一つの副画素の画素電極の一部を示す平面図であり、
図6は
図5のVI-VI線に沿って示す断面図である。
図7は一実施例による表示装置の他の一つの副画素の画素電極の一部を示す平面図であり、
図8は
図7のVIII-VIII線に沿って示す断面図である。
【0098】
図5および
図6に示すように、画素電極191は、複数の微細枝部194と複数の微細枝部194との間に位置する微細スリット195を含む。微細枝部194は横幹部193または縦幹部192と接続されて薄膜トランジスタQがオン状態であるときデータ電圧が印加される。複数の微細枝部194は、所定の間隔を有して離隔している。微細スリット195は微細枝部194の間の空間を意味する。
【0099】
一つの副画素内で微細枝部194の幅wb、微細枝部194の間の間隔wsは、一定であってもよい。微細枝部194の幅wbと微細枝部194との間の間隔wsを合わせた値は画素電極191のピッチwpと定義される。ピッチwpは一定であってもよい。
【0100】
図7および
図8に示すように、画素電極191は複数の微細枝部194と複数の微細枝部194との間に位置する微細スリット195を含む。
【0101】
一つの副画素内で微細枝部194の幅wb、微細枝部194の間の間隔ws、および画素電極191のピッチwpは、一定であってもよい。
【0102】
図7および
図8に示す副画素の微細枝部194の幅wbは、
図5および
図6に示示す副画素の微細枝部194の幅wbより狭い。この時、
図7および
図8に示す副画素の微細枝部194の間の間隔wsは、
図5および
図6に示す副画素の微細枝部194の間の間隔wsより広い。また、
図7および
図8に示す副画素の画素電極191のピッチwpは、
図5および
図6に示す副画素の画素電極191のピッチwpと実質的に同じであってもよい。
【0103】
微細枝部194の幅wbが広いほど当該副画素の輝度は高くなり、微細枝部194の間の間隔wsが狭いほど当該副画素の輝度は高くなる。したがって、
図7および
図8に示す副画素の輝度は、
図5および
図6に示す副画素の輝度より低くなる。
【0104】
例えば、第1画素PX1の第1副画素PX1r、第2画素PX2の第1副画素PX2r、第2副画素PX2g、および第3副画素PX2bが
図5および
図6に示す副画素の形状を有してもよく、第1画素PX1の第2副画素PX1gおよび第3副画素PX1bが
図7および
図8に示す副画素の形状を有してもよい。
【0105】
外郭遮光部材220aと重複する第1画素PX1の第1副画素PX1rは、外郭遮光部材220aによって一部領域が覆われるので、輝度が低くなる。一般的な表示装置では、第1画素PX1の第1副画素PX1rの輝度が、第1画素PX1の第2副画素PX1gおよび第3副画素PX1bの輝度より相対的に低くなり、カラーシフトが発生する。本実施例では、第1画素PX1の第2副画素PX1gおよび第3副画素PX1bの微細枝部194の幅wbを第1画素PX1の第1副画素PX1rの微細枝部194の幅wbより狭くすることによって、第1画素PX1の第2副画素PX1gおよび第3副画素PX1bの輝度水準を、第1画素PX1の第1副画素PX1rの輝度水準よりも低くすることができる。したがって、第1画素PX1でカラーシフトが発生することを防止することができる。
【0106】
この時、第1画素PX1の第2副画素PX1gおよび第3副画素PX1bの微細枝部194の間の間隔wsは、第1画素PX1の第1副画素PX1rの微細枝部194の間の間隔wsより広くてもよい。第1画素PX1の第2副画素PX1gおよび第3副画素PX1bの微細枝部194の幅wbは、第2画素PX2の微細枝部194の幅wbより狭い。第1画素PX1の第2副画素PX1gおよび第3副画素PX1bの微細枝部194の間の間隔wsは、第2画素PX2の微細枝部194の間の間隔wsより広くてもよい。第1画素PX1の第1副画素PX1rの微細枝部194の幅wbは、第2画素PX2の微細枝部194の幅wbと実質的に同じであってもよい。第1画素PX1の第1副画素PX1rの微細枝部194の間の間隔wsは、第2画素PX2の微細枝部194の間の間隔wsと実質的に同じであってもよい。
【0107】
第1画素PX1および第2画素PX2の画素電極191のピッチwpは、実質的に同じであってもよい。
【0108】
第3画素PX3の第1副画素PX3rは、外郭遮光部材220aと重複して輝度が低くなる。したがって、第3画素PX3の第2副画素PX3gおよび第3副画素PX3bの微細枝部194の幅wbを狭くすることによって、第3画素PX3でカラーシフトが発生することを防止してもよい。この時、第3画素PX3の第2副画素PX3gおよび第3副画素PX3bの微細枝部194の幅wbは、第3画素PX3の第1副画素PX3r、第4画素PX4の微細枝部194の幅wbより狭い。また、第3画素PX3の第2副画素PX3gおよび第3副画素PX3bの微細枝部194の間の間隔wsは、第3画素PX3の第1副画素PX3r、第4画素PX4の微細枝部194の間の間隔wsより広くてもよい。
【0109】
第3画素PX3の第1副画素PX3rと外郭遮光部材220aの重畳面積は、第1画素PX1の第1副画素PX1rと外郭遮光部材220aの重畳面積より小さい。したがって、第3画素PX3の第1副画素PX3rの輝度減少量は、第1画素PX1の第1副画素PX1rの輝度減少量より少ない。したがって、第3画素PX3の第2副画素PX3gおよび第3副画素PX3bの微細枝部194の幅wbは、第1画素PX1の第2副画素PX1gおよび第3副画素PX1bの微細枝部194の幅wbより広くてもよい。つまり、当該副画素と外郭遮光部材220aの重畳面積に応じた輝度減少量を考慮して微細枝部194の幅wbを調節してもよい。
【0110】
第5画素PX5の第1副画素PX5rは、外郭遮光部材220aと重複して輝度が低くなる。したがって、第5画素PX5の第2副画素PX5gおよび第3副画素PX5bの微細枝部194の幅wbを狭くすることによって、第5画素PX5でカラーシフトが発生することを防止してもよい。この時、第5画素PX5の第2副画素PX5gおよび第3副画素PX5bの微細枝部194の幅wbは、第5画素PX5の第1副画素PX5r、第6画素PX6の微細枝部194の幅wbより狭い。また、第5画素PX5の第2副画素PX5gおよび第3副画素PX5bの微細枝部194の間の間隔wsは、第5画素PX5の第1副画素PX5r、第6画素PX6の微細枝部194の間の間隔wsより広くてもよい。
【0111】
第5画素PX5の第1副画素PX5rと外郭遮光部材220aの重畳面積は、第3画素PX3の第1副画素PX3rと外郭遮光部材220aの重畳面積より小さい。したがって、第5画素PX5の第1副画素PX5rの輝度減少量は、第3画素PX3の第1副画素PX3rの輝度減少量より少ない。したがって、第5画素PX5の第2副画素PX5gおよび第3副画素PX5bの微細枝部194の幅wbは、第3画素PX3の第2副画素PX3gおよび第3副画素PX3bの微細枝部194の幅wbより広くてもよい。つまり、当該副画素と外郭遮光部材220aの重畳面積に応じた輝度減少量を考慮して微細枝部194の幅wbを調節してもよい。
【0112】
第7画素PX7の第1副画素PX7rは、外郭遮光部材220aと重複して輝度が低くなる。したがって、第7画素PX7の第2副画素PX7gおよび第3副画素PX7bの微細枝部194の幅wbを狭くすることによって、第7画素PX7でカラーシフトが発生することを防止してもよい。この時、第7画素PX7の第2副画素PX7gおよび第3副画素PX7bの微細枝部194の幅wbは、第7画素PX7の第1副画素PX7r、第8画素PX8の微細枝部194の幅wbより狭い。また、第7画素PX7の第2副画素PX7gおよび第3副画素PX7bの微細枝部194の間の間隔wsは、第7画素PX7の第1副画素PX7r、第8画素PX8の微細枝部194の間の間隔wsより広くてもよい。
【0113】
第7画素PX7の第1副画素PX7rと外郭遮光部材220aの重畳面積は、第5画素PX5の第1副画素PX5rと外郭遮光部材220aの重畳面積より小さい。したがって、第7画素PX7の第1副画素PX7rの輝度減少量は、第5画素PX5の第1副画素PX5rの輝度減少量より少ない。したがって、第7画素PX7の第2副画素PX7gおよび第3副画素PX7bの微細枝部194の幅wbは、第5画素PX5の第2副画素PX5gおよび第3副画素PX5bの微細枝部194の幅wbより広くてもよい。つまり、当該副画素と外郭遮光部材220aの重畳面積に応じた輝度減少量を考慮して微細枝部194の幅wbを調節してもよい。
【0114】
次に、
図9および
図10を参照して一実施例による表示装置について説明する。
【0115】
本実施例は、
図1乃至
図8に示す一実施例による表示装置と同じ部分が多いためこれに関する説明は省略する。本実施例では遮光部材と重複する副画素の輝度を高めることによって、輝度減少量を補償するという点で前述した実施例と相違し、以下で詳細に説明する。
【0116】
図9は一実施例による表示装置のある一つの副画素の画素電極の一部を示す平面図であり、
図10は
図9のX-X線に沿って示す断面図である。
【0117】
図9および
図10に示すように、画素電極191は複数の微細枝部194と複数の微細枝部194との間に位置する微細スリット195を含む。
【0118】
一つの副画素内で微細枝部194の幅wb、微細枝部194の間の間隔ws、および画素電極191のピッチwpは一定であってもよい。
【0119】
図9および
図10に示す副画素の微細枝部194の幅wbは、
図5および
図6に示す副画素の微細枝部194の幅wbより広い。この時、
図9および
図10に示す副画素の微細枝部194の間の間隔wsは、
図5および
図6に示す副画素の微細枝部194の間の間隔wsより狭い。また、
図9および
図10に示す副画素の画素電極191のピッチwpは、
図5および
図6に示す副画素の画素電極191のピッチwpと実質的に同じであってもよい。
【0120】
微細枝部194の幅wbが広いほど当該副画素の輝度は高くなり、微細枝部194の間の間隔wsが狭いほど当該副画素の輝度は高くなる。したがって、
図9および
図10に示す副画素の輝度は、
図5および
図6に示す副画素の輝度より高くなる。
【0121】
例えば、第1画素PX1の第2副画素PX1g、第3副画素PX1b、第2画素PX2の第1副画素PX2r、第2副画素PX2g、および第3副画素PX2bが
図5および
図6に示す副画素の形状を有してもよく、第1画素PX1の第1副画素PX1rが
図9および
図10に示す副画素の形状を有してもよい。
【0122】
外郭遮光部材220aと重複する第1画素PX1の第1副画素PX1rは、外郭遮光部材220aによって一部領域が覆われるので、輝度が低くなる。一般的な表示装置では、第1画素PX1の第1副画素PX1rの輝度が、第1画素PX1の第2副画素PX1gおよび第3副画素PX1bの輝度より相対的に低くなり、カラーシフトが発生する。本実施例では、第1画素PX1の第1副画素PX1rの微細枝部194の幅wbを、第1画素PX1の第2副画素PX1gおよび第3副画素PX1bの微細枝部194の幅wbより広くすることにより、第1画素PX1の第1副画素PX1rの輝度水準を第1画素PX1の第2副画素PX1gおよび第3副画素PX1bの輝度水準よりも高め得る。したがって、第1画素PX1でカラーシフトが発生することを防止することができる。さらに、外郭遮光部材220aと重複する第1画素PX1の輝度が、第2画素PX2と類似する水準に維持され得るので、ラウンド型周縁が階段状に視認されることを防止することができる。
【0123】
この時、第1画素PX1の第1副画素PX1rの微細枝部194の間の間隔wsは、第1画素PX1の第2副画素PX1gおよび第3副画素PX1bの微細枝部194の間の間隔wsより狭くてもよい。第1画素PX1の第1副画素PX1rの微細枝部194の幅wbは、第2画素PX2の微細枝部194の幅wbより広い。第1画素PX1の第1副画素PX1rの微細枝部194の間の間隔wsは、第2画素PX2の微細枝部194の間の間隔wsより狭くてもよい。第1画素PX1の第2副画素PX1gおよび第3副画素PX1bの微細枝部194の幅wbは、第2画素PX2の微細枝部194の幅wbと実質的に同じであってもよい。第1画素PX1の第2副画素PX1gおよび第3副画素PX1bの微細枝部194の間の間隔wsは、第2画素PX2の微細枝部194の間の間隔wsと実質的に同じであってもよい。
【0124】
第1画素PX1および第2画素PX2の画素電極191のピッチwpは、実質的に同じであってもよい。
【0125】
第3画素PX3の第1副画素PX3rは、外郭遮光部材220aと重複して輝度が低くなる。したがって、第3画素PX3の第1副画素PX3rの微細枝部194の幅wbを広くすることにより、第3画素PX3でカラーシフトが発生することを防止してもよい。この時、第3画素PX3の第1副画素PX3rの微細枝部194の幅wbは、第3画素PX3の第2副画素PX3g、第3副画素PX3b、第4画素PX4の微細枝部194の幅wbより広い。また、第3画素PX3の第1副画素PX3rの微細枝部194の間の間隔wsは、第3画素PX3の第2副画素PX3g、第3副画素PX3b、第4画素PX4の微細枝部194の間の間隔wsより狭くてもよい。
【0126】
第3画素PX3の第1副画素PX3rと外郭遮光部材220aの重畳面積は、第1画素PX1の第1副画素PX1rと外郭遮光部材220aの重畳面積より小さい。したがって、第3画素PX3の第1副画素PX3rの輝度減少量は、第1画素PX1の第1副画素PX1rの輝度減少量より少ない。したがって、第3画素PX3の第1副画素PX3rの微細枝部194の幅wbは、第1画素PX1の第1副画素PX1rの微細枝部194の幅wbより狭くてもよい。つまり、当該副画素と外郭遮光部材220aの重畳面積に応じた輝度減少量を考慮して微細枝部194の幅wbを調節してもよい。
【0127】
第5画素PX5の第1副画素PX5rは、外郭遮光部材220aと重複して輝度が低くなる。したがって、第5画素PX5の第1副画素PX5rの微細枝部194の幅wbを広くすることにより、第5画素PX5でカラーシフトが発生することを防止してもよい。この時、第5画素PX5の第1副画素PX5rの微細枝部194の幅wbは、第5画素PX5の第2副画素PX5g、第3副画素PX5b、第6画素PX6の微細枝部194の幅wbより広い。また、第5画素PX5の第1副画素PX5rの微細枝部194の間の間隔wsは、第5画素PX5の第2副画素PX5gおよび第3副画素PX5b、第6画素PX6の微細枝部194の間の間隔wsより狭くてもよい。
【0128】
第5画素PX5の第1副画素PX5rと外郭遮光部材220aの重畳面積は、第3画素PX3の第1副画素PX3rと外郭遮光部材220aの重畳面積より小さい。したがって、第5画素PX5の第1副画素PX5rの輝度減少量は、第3画素PX3の第1副画素PX3rの輝度減少量より少ない。したがって、第5画素PX5の第1副画素PX5rの微細枝部194の幅wbは、第3画素PX3の第1副画素PX3rの微細枝部194の幅wbより狭くてもよい。つまり、当該副画素と外郭遮光部材220aの重畳面積に応じた輝度減少量を考慮して微細枝部194の幅wbを調節してもよい。
【0129】
第7画素PX7の第1副画素PX7rは、外郭遮光部材220aと重複して輝度が低くなる。したがって、第7画素PX7の第1副画素PX7rの微細枝部194の幅wbを広くすることにより、第7画素PX7でカラーシフトが発生することを防止してもよい。この時、第7画素PX7の第1副画素PX7rの微細枝部194の幅wbは、第7画素PX7の第2副画素PX7gおよび第3副画素PX7b、第8画素PX8の微細枝部194の幅wbより広い。また、第7画素PX7の第1副画素PX7rの微細枝部194の間の間隔wsは、第7画素PX7の第2副画素PX7gおよび第3副画素PX7b、第8画素PX8の微細枝部194の間の間隔wsより狭くてもよい。
【0130】
第7画素PX7の第1副画素PX7rと外郭遮光部材220aの重畳面積は、第5画素PX5の第1副画素PX5rと外郭遮光部材220aの重畳面積より小さい。したがって、第7画素PX7の第1副画素PX7rの輝度減少量は、第5画素PX5の第1副画素PX5rの輝度減少量より少ない。したがって、第7画素PX7の第1副画素PX7rの微細枝部194の幅wbは、第5画素PX5の第1副画素PX5rの微細枝部194の幅wbより狭くてもよい。つまり、当該副画素と外郭遮光部材220aの重畳面積に応じた輝度減少量を考慮して微細枝部194の幅wbを調節してもよい。
【0131】
次に、
図11および
図12を参照して一実施例による表示装置について説明する。
【0132】
本実施例は、
図1乃至
図8に示す一実施例による表示装置と同じ部分が多いので、これに関する説明は省略する。本実施例では、微細枝部と横幹部が成す角を調節して輝度を調節するという点で前述した実施例と相違し、以下で詳細に説明する。
【0133】
図11は一実施例による表示装置のある一つの副画素の画素電極の一部を示す平面図であり、
図12は一実施例による表示装置の他の一つの副画素の画素電極の一部を示す平面図である。
【0134】
図11および
図12に示すように、画素電極191は、横幹部193、縦幹部192、およびこれらから延びている複数の微細枝部194を含み、複数の微細枝部194の間には微細スリット195が形成されている。微細枝部194は、横幹部193に対して所定の角を有して傾いている。
【0135】
図12において、横幹部193と微細枝部194との間の角(θ)は、
図11での横幹部193と微細枝部194との間の角(θ)より小さい。例えば、
図11での横幹部193と微細枝部194との間の角(θ)は、約40度であってもよく、
図12での横幹部193と微細枝部194との間の角(θ)は、約35度であってもよい。
【0136】
横幹部193と微細枝部194との間の角(θ)が、45度に近いほど当該副画素の輝度は高くなる。したがって、
図12に示す副画素の輝度は、
図11に示す副画素の輝度より低くなる。
【0137】
例えば、第1画素PX1の第1副画素PX1r、第2画素PX2の第1副画素PX2r、第2副画素PX2g、および第3副画素PX2bが、
図11に示す副画素の形状を有してもよく、第1画素PX1の第2副画素PX1gおよび第3副画素PX1bが、
図12に示す副画素の形状を有してもよい。
【0138】
外郭遮光部材220aと重複する第1画素PX1の第1副画素PX1rは、外郭遮光部材220aによって一部領域が覆われるので、輝度が低くなる。一般的な表示装置では、第1画素PX1の第1副画素PX1rの輝度が、第1画素PX1の第2副画素PX1gおよび第3副画素PX1bの輝度より相対的に低くなり、カラーシフトが発生する。本実施例では、第1画素PX1の第2副画素PX1gおよび第3副画素PX1bに位置する横幹部193と微細枝部194との間の角(θ)を、第1画素PX1の第1副画素PX1rに位置する横幹部193と微細枝部194との間の角(θ)より小さくすることにより、第1画素PX1の第2副画素PX1gおよび第3副画素PX1bの輝度水準を、第1画素PX1の第1副画素PX1rの輝度水準よりも低くすることができる。したがって、第1画素PX1でカラーシフトが発生することを防止することができる。
【0139】
この時、第1画素PX1の第2副画素PX1gおよび第3副画素PX1bに位置する横幹部193と微細枝部194との間の角(θ)は、第2画素PX2に位置する横幹部193と微細枝部194との間の角(θ)より小さい。第1画素PX1の第1副画素PX1rに位置する横幹部193と微細枝部194との間の角(θ)は、第2画素PX2に位置する横幹部193と微細枝部194との間の角(θ)と実質的に同じであってもよい。
【0140】
第3画素PX3の第1副画素PX3rは、外郭遮光部材220aと重複して輝度が低くなる。したがって、第3画素PX3の第2副画素PX3gおよび第3副画素PX3bに位置する横幹部193と微細枝部194との間の角(θ)を小さくすることにより、第3画素PX3でカラーシフトが発生することを防止してもよい。この時、第3画素PX3の第2副画素PX3gおよび第3副画素PX3bに位置する横幹部193と微細枝部194との間の角(θ)は、第3画素PX3の第1副画素PX3r、第4画素PX4に位置する横幹部193と微細枝部194との間の角(θ)より小さい。
【0141】
第3画素PX3の第1副画素PX3rと外郭遮光部材220aの重畳面積は、第1画素PX1の第1副画素PX1rと外郭遮光部材220aの重畳面積より小さい。したがって、第3画素PX3の第1副画素PX3rの輝度減少量は、第1画素PX1の第1副画素PX1rの輝度減少量より少ない。したがって、第3画素PX3の第2副画素PX3gおよび第3副画素PX3bに位置する横幹部193と微細枝部194との間の角(θ)は、第1画素PX1の第2副画素PX1gおよび第3副画素PX1bに位置する横幹部193と微細枝部194との間の角(θ)より大きくてもよい。つまり、当該副画素と外郭遮光部材220aの重畳面積に応じた輝度減少量を考慮して横幹部193と微細枝部194との間の角(θ)を調節してもよい。
【0142】
第5画素PX5の第1副画素PX5rは、外郭遮光部材220aと重複して輝度が低くなる。したがって、第5画素PX5の第2副画素PX5gおよび第3副画素PX5bに位置する横幹部193と微細枝部194との間の角(θ)を小さくすることにより、第5画素PX5でカラーシフトが発生することを防止してもよい。この時、第5画素PX5の第2副画素PX5gおよび第3副画素PX5bに位置する横幹部193と微細枝部194との間の角(θ)は、第5画素PX5の第1副画素PX5r、第6画素PX6に位置する横幹部193と微細枝部194との間の角(θ)より小さい。
【0143】
第5画素PX5の第1副画素PX5rと外郭遮光部材220aの重畳面積は、第3画素PX3の第1副画素PX3rと外郭遮光部材220aの重畳面積より小さい。したがって、第5画素PX5の第1副画素PX5rの輝度減少量は、第3画素PX3の第1副画素PX3rの輝度減少量より少ない。したがって、第5画素PX5の第2副画素PX5gおよび第3副画素PX5bに位置する横幹部193と微細枝部194との間の角(θ)は、第3画素PX3の第2副画素PX3gおよび第3副画素PX3bに位置する横幹部193と微細枝部194との間の角(θ)より大きくてもよい。つまり、当該副画素と外郭遮光部材220aの重畳面積に応じた輝度減少量を考慮して横幹部193と微細枝部194との間の角(θ)を調節してもよい。
【0144】
第7画素PX7の第1副画素PX7rは、外郭遮光部材220aと重複して輝度が低くなる。したがって、第7画素PX7の第2副画素PX7gおよび第3副画素PX7bに位置する横幹部193と微細枝部194との間の角(θ)を小さくすることにより、第7画素PX7でカラーシフトが発生することを防止してもよい。この時、第7画素PX7の第2副画素PX7gおよび第3副画素PX7bに位置する横幹部193と微細枝部194との間の角(θ)は、第7画素PX7の第1副画素PX7r、第8画素PX8に位置する横幹部193と微細枝部194との間の角(θ)より小さい。
【0145】
第7画素PX7の第1副画素PX7rと外郭遮光部材220aの重畳面積は、第5画素PX5の第1副画素PX5rと外郭遮光部材220aの重畳面積より小さい。したがって、第7画素PX7の第1副画素PX7rの輝度減少量は、第5画素PX5の第1副画素PX5rの輝度減少量より少ない。したがって、第7画素PX7の第2副画素PX7gおよび第3副画素PX7bに位置する横幹部193と微細枝部194との間の角(θ)は、第5画素PX5の第2副画素PX5gおよび第3副画素PX5bに位置する横幹部193と微細枝部194との間の角(θ)より大きくてもよい。つまり、当該副画素と外郭遮光部材220aの重畳面積に応じた輝度減少量を考慮して横幹部193と微細枝部194との間の角(θ)を調節してもよい。
【0146】
次に、
図13を参照して一実施例による表示装置について説明する。
【0147】
本実施例は
図11および
図12に示す一実施例による表示装置と同じ部分が多いので、これに関する説明は省略する。本実施例では、遮光部材と重複する副画素に位置する横幹部と微細枝部との間の角を高めることによって、輝度減少量を補償するという点で前述した実施例と相違し、以下で詳細に説明する。
【0148】
図13は一実施例による表示装置のある一つの副画素の画素電極の一部を示す平面図である。
【0149】
図13に示すように、画素電極191は、横幹部193、縦幹部192、およびこれらから延びている複数の微細枝部194を含み、複数の微細枝部194の間には微細スリット195が形成されている。微細枝部194は横幹部193に対して所定の角を有して傾いている。
【0150】
図13において、横幹部193と微細枝部194との間の角(θ)は、
図11での横幹部193と微細枝部194との間の角(θ)より大きい。例えば、
図11において、横幹部193と微細枝部194との間の角(θ)は、約40度であってもよく、
図13において、横幹部193と微細枝部194との間の角(θ)は、約45度であってもよい。
【0151】
横幹部193と微細枝部194との間の角(θ)が、45度に近いほど当該副画素の輝度は高くなる。したがって、
図13に示す副画素の輝度は、
図11に示す副画素の輝度より高くなる。
【0152】
例えば、第1画素PX1の第2副画素PX1gおよび第3副画素PX1b、第2画素PX2の第1副画素PX2r、第2副画素PX2g、および第3副画素PX2bが、
図11に示す副画素の形状を有してもよく、第1画素PX1の第1副画素PX1rが
図13に示す副画素の形状を有してもよい。
【0153】
外郭遮光部材220aと重複する第1画素PX1の第1副画素PX1rは、外郭遮光部材220aによって一部領域が覆われるので、輝度が低くなる。一般的な表示装置では、第1画素PX1の第1副画素PX1rの輝度が、第1画素PX1の第2副画素PX1gおよび第3副画素PX1bの輝度より相対的に低くなり、カラーシフトが発生する。本実施例では、第1画素PX1の第1副画素PX1rに位置する横幹部193と微細枝部194との間の角(θ)を、第1画素PX1の第2副画素PX1gおよび第3副画素PX1bに位置する横幹部193と微細枝部194との間の角(θ)より大きくすることにより、第1画素PX1の第1副画素PX1rの輝度水準を、第1画素PX1の第2副画素PX1gおよび第3副画素PX1bの輝度水準よりも高めることができる。したがって、第1画素PX1でカラーシフトが発生することを防止することができる。さらに、外郭遮光部材220aと重複する第1画素PX1の輝度が、第2画素PX2と類似の水準に維持され得るので、ラウンド型周縁が階段状に視認されることを防止することができる。
【0154】
この時、第1画素PX1の第1副画素PX1rに位置する横幹部193と微細枝部194との間の角(θ)は、第2画素PX2に位置する横幹部193と微細枝部194との間の角(θ)より大きい。第1画素PX1の第2副画素PX1gおよび第3副画素PX1bに位置する横幹部193と微細枝部194との間の角(θ)は、第2画素PX2に位置する横幹部193と微細枝部194との間の角(θ)と実質的に同じであってもよい。
【0155】
第3画素PX3の第1副画素PX3rは、外郭遮光部材220aと重複して輝度が低くなる。したがって、第3画素PX3の第1副画素PX3rに位置する横幹部193と微細枝部194との間の角(θ)を大きくすることにより、第3画素PX3でカラーシフトが発生することを防止してもよい。この時、第3画素PX3の第1副画素PX3rに位置する横幹部193と微細枝部194との間の角(θ)は、第3画素PX3の第1副画素PX3r、第4画素PX4に位置する横幹部193と微細枝部194との間の角(θ)より大きい。
【0156】
第3画素PX3の第1副画素PX3rと外郭遮光部材220aの重畳面積は、第1画素PX1の第1副画素PX1rと外郭遮光部材220aの重畳面積より小さい。したがって、第3画素PX3の第1副画素PX3rの輝度減少量は、第1画素PX1の第1副画素PX1rの輝度減少量より少ない。したがって、第3画素PX3の第1副画素PX3rに位置する横幹部193と微細枝部194との間の角(θ)は、第1画素PX1の第1副画素PX1rに位置する横幹部193と微細枝部194との間の角(θ)より小さくてもよい。つまり、当該副画素と外郭遮光部材220aの重畳面積に応じた輝度減少量を考慮して横幹部193と微細枝部194との間の角(θ)を調節してもよい。
【0157】
第5画素PX5の第1副画素PX5rは、外郭遮光部材220aと重複して輝度が低くなる。したがって、第5画素PX5の第1副画素PX5rに位置する横幹部193と微細枝部194との間の角(θ)を大きくすることにより、第5画素PX5でカラーシフトが発生することを防止してもよい。この時、第5画素PX5の第1副画素PX5rに位置する横幹部193と微細枝部194との間の角(θ)は、第5画素PX5の第2副画素PX5gおよび第3副画素PX5b、第6画素PX6に位置する横幹部193と微細枝部194との間の角(θ)より大きい。
【0158】
第5画素PX5の第1副画素PX5rと外郭遮光部材220aの重畳面積は、第3画素PX3の第1副画素PX3rと外郭遮光部材220aの重畳面積より小さい。したがって、第5画素PX5の第1副画素PX5rの輝度減少量は、第3画素PX3の第1副画素PX3rの輝度減少量より少ない。したがって、第5画素PX5の第1副画素PX5rに位置する横幹部193と微細枝部194との間の角(θ)は、第3画素PX3の第1副画素PX3rに位置する横幹部193と微細枝部194との間の角(θ)より小さくてもよい。つまり、当該副画素と外郭遮光部材220aの重畳面積に応じた輝度減少量を考慮して横幹部193と微細枝部194との間の角(θ)を調節してもよい。
【0159】
第7画素PX7の第1副画素PX7rは、外郭遮光部材220aと重複して輝度が低くなる。したがって、第7画素PX7の第1副画素PX7rに位置する横幹部193と微細枝部194との間の角(θ)を大きくすることにより、第7画素PX7でカラーシフトが発生することを防止してもよい。この時、第7画素PX7の第1副画素PX7rに位置する横幹部193と微細枝部194との間の角(θ)は、第7画素PX7の第2副画素PX7gおよび第3副画素PX7b、第8画素PX8に位置する横幹部193と微細枝部194との間の角(θ)より大きい。
【0160】
第7画素PX7の第1副画素PX7rと外郭遮光部材220aの重畳面積は、第5画素PX5の第1副画素PX5rと外郭遮光部材220aの重畳面積より小さい。したがって、第7画素PX7の第1副画素PX7rの輝度減少量は、第5画素PX5の第1副画素PX5rの輝度減少量より少ない。したがって、第7画素PX7の第1副画素PX7rに位置する横幹部193と微細枝部194との間の角(θ)は、第5画素PX5の第1副画素PX5rに位置する横幹部193と微細枝部194との間の角(θ)より大きくてもよい。つまり、当該副画素と外郭遮光部材220aの重畳面積に応じた輝度減少量を考慮して横幹部193と微細枝部194との間の角(θ)を調節してもよい。
【0161】
次に、
図14を参照して一実施例による表示装置について説明する。
【0162】
本実施例は、
図1乃至
図8に示す一実施例による表示装置と同じ部分が多いので、これに関する説明は省略する。実施例では、表示装置の周縁に位置する画素の大きさが隣接した画素の大きさと相違するという点で前述した実施例と差異があり、以下で詳細に説明する。
【0163】
図14は一実施例による表示装置の一部の画素を示す平面図である。
図14はラウンド型周縁に位置する画素およびこれと隣接した画素を示している。
【0164】
一実施例による表示装置の第1基板110の上には第1画素PX1、第2画素PX2、第3画素PX3、第4画素PX4、第5画素PX5、第6画素PX6、第7画素PX7および第8画素PX8が位置している。
【0165】
外郭遮光部材220aは、第1基板110の周縁と重複しており、複数の画素(PX1、PX2、PX3、PX4、PX5、PX6、PX7、PX8)のうち一部の画素が外郭遮光部材220aと隣接し得る。例えば、第1画素PX1、第3画素PX3、第5画素PX5、および第7画素PX7が外郭遮光部材220aと隣接し得る。
【0166】
第2画素PX2は、第1基板110の周縁から第1画素PX1よりさらに遠く位置し、第4画素PX4は、第1基板110の周縁から第3画素PX3よりさらに遠く位置している。また、第6画素PX6は、第1基板110の周縁から第5画素PX5よりさらに遠く位置し、第8画素PX8は、第1基板110の周縁から第7画素PX7よりさらに遠く位置している。
【0167】
第1画素PX1の大きさは第2画素PX2の大きさより小さい。この時、第1画素PX1の第1副画素PX1r、第2副画素PX1g、および第3副画素PX1bの大きさは実質的に同じである。ただし、平面上で第1画素PX1の第1副画素PX1r、第2副画素PX1g、および第3副画素PX1bの形状は相違してもよい。例えば、平面上で第1画素PX1の第2副画素PX1gおよび第3副画素PX1bの形状は略長方形である。平面上で第1画素PX1の第1副画素PX1rの形状は略梯形である。平面上で第1画素PX1の第1副画素PX1rの形状は三個の直線と一つの曲線を含む図形である。
【0168】
第1画素PX1の第1副画素PX1rの下側周縁の長さは、第2副画素PX1gの下側周縁の長さより長くてもよい。この時、第1画素PX1の第1副画素PX1rの上側周縁の長さは、第2副画素PX1gの上側周縁の長さより短い。また、本発明はこれに限定されず、外郭遮光部材220aの形状に応じて第1副画素PX1rの形状も変更されてもよい。例えば、第1画素PX1の第1副画素PX1rの上側周縁の長さが、第2副画素PX1gの上側周縁の長さより長くてもよい。この時、第1画素PX1の第1副画素PX1rの下側周縁の長さは、第2副画素PX1gの下側周縁の長さより短い。
【0169】
このように、第1画素PX1の第1副画素PX1r、第2副画素PX1g、および第3副画素PX1bは、形状が相違してもその大きさが実質的に同じであるので、カラーシフトが発生することを防止することができる。ただし、第1画素PX1が第2画素PX2より相対的に低い輝度を有し得る。この時、第1画素PX1に位置する微細枝部194の幅wbを、第2画素PX2に位置する微細枝部194の幅wbより広くすることにより、輝度減少量を補償してもよい。つまり、第1画素PX1と第2画素PX2の輝度水準を実質的に同一にすることができる。第1画素PX1に位置する微細枝部194の間の間隔wsは、第2画素PX2に位置する微細枝部194の間の間隔wsより狭くてもよい。第1画素PX1に位置する画素電極191のピッチwpは、第2画素PX2に位置する画素電極191のピッチwpと実質的に同じであってもよい。
【0170】
前記では第1画素PX1に位置する微細枝部194の幅wbを調節して輝度を補償する場合を説明したが、本発明はこれに限られない。第1画素PX1に位置する横幹部193と微細枝部194との間の角(θ)を、第2画素PX2に位置する横幹部193と微細枝部194との間の角(θ)より大きくすることにより、輝度減少量を補償してもよい。
【0171】
第3画素PX3の大きさは、第4画素PX4の大きさより小さい。この時、第3画素PX3の第1副画素PX3r、第2副画素PX3g、および第3副画素PX3bの大きさは、実質的に同じである。ただし、平面上で第3画素PX3の第1副画素PX3r、第2副画素PX3g、および第3副画素PX3bの形状は相違してもよい。
【0172】
このように、第3画素PX3の第1副画素PX3r、第2副画素PX3g、および第3副画素PX3bは、形状が相違してもその大きさが実質的に同じであるので、カラーシフトが発生することを防止することができる。ただし、第3画素PX3が第4画素PX4より相対的に低い輝度を有し得る。この時、第3画素PX3に位置する微細枝部194の幅wbを第4画素PX4に位置する微細枝部194の幅wbより広くすることにより、輝度減少量を補償してもよい。第3画素PX3の大きさは、第1画素PX1の大きさよりは大きい。したがって、第3画素PX3の輝度は、第1画素PX1の輝度より大きくてもよい。したがって、第3画素PX3に位置する微細枝部194の幅wbが、第1画素PX1に位置する微細枝部194の幅wbより狭くてもよい。
【0173】
また、第3画素PX3に位置する横幹部193と微細枝部194との間の角(θ)を、第4画素PX4に位置する横幹部193と微細枝部194との間の角(θ)より大きくすることにより、輝度減少量を補償してもよい。この時、第3画素PX3に位置する横幹部193と微細枝部194との間の角(θ)は、第1画素PX1に位置する横幹部193と微細枝部194との間の角(θ)より小さくてもよい。
【0174】
第5画素PX5の大きさは、第6画素PX6の大きさより小さい。この時、第5画素PX5の第1副画素PX5r、第2副画素PX5g、および第3副画素PX5bの大きさは実質的に同じである。ただし、平面上で第5画素PX5の第1副画素PX5r、第2副画素PX5g、および第3副画素PX5bの形状は相違してもよい。
【0175】
このように、第5画素PX5の第1副画素PX5r、第2副画素PX5g、および第3副画素PX5bは、形状が相違してもその大きさが実質的に同じであるので、カラーシフトが発生することを防止することができる。ただし、第5画素PX5が第6画素PX6より相対的に低い輝度を有し得る。この時、第5画素PX5に位置する微細枝部194の幅wbを、第6画素PX6に位置する微細枝部194の幅wbより広くすることにより、輝度減少量を補償してもよい。第5画素PX5の大きさは、第3画素PX3の大きさよりは大きい。したがって、第5画素PX5の輝度は、第3画素PX3の輝度より大きくてもよい。したがって、第5画素PX5に位置する微細枝部194の幅wbが、第3画素PX3に位置する微細枝部194の幅wbより狭くてもよい。
【0176】
また、第5画素PX5に位置する横幹部193と微細枝部194との間の角(θ)を、第6画素PX6に位置する横幹部193と微細枝部194との間の角(θ)より大きくすることにより、輝度減少量を補償してもよい。この時、第5画素PX5に位置する横幹部193と微細枝部194との間の角(θ)は、第3画素PX3に位置する横幹部193と微細枝部194との間の角(θ)より小さくてもよい。
【0177】
第7画素PX7の大きさは、第8画素PX8の大きさより小さい。この時、第7画素PX7の第1副画素PX7r、第2副画素PX7g、および第3副画素PX7bの大きさは実質的に同じである。ただし、平面上で第7画素PX7の第1副画素PX7r、第2副画素PX7g、および第3副画素PX7bの形状は相違してもよい。
【0178】
このように、第7画素PX7の第1副画素PX7r、第2副画素PX7g、および第3副画素PX7bは、形状が相違してもその大きさが実質的に同じであるので、カラーシフトが発生することを防止することができる。ただし、第7画素PX7が第8画素PX8より相対的に低い輝度を有し得る。この時、第7画素PX7に位置する微細枝部194の幅wbを、第8画素PX8に位置する微細枝部194の幅wbより広くすることにより、輝度減少量を補償してもよい。第7画素PX7の大きさは、第5画素PX5の大きさよりは大きい。したがって、第7画素PX7の輝度は、第5画素PX5の輝度よりは大きくてもよい。したがって、第7画素PX7に位置する微細枝部194の幅wbが、第5画素PX5に位置する微細枝部194の幅wbより狭くてもよい。
【0179】
また、第7画素PX7に位置する横幹部193と微細枝部194との間の角(θ)を、第8画素PX8に位置する横幹部193と微細枝部194との間の角(θ)より大きくすることにより、輝度減少量を補償してもよい。この時、第7画素PX7に位置する横幹部193と微細枝部194との間の角(θ)は、第5画素PX5に位置する横幹部193と微細枝部194との間の角(θ)より小さくてもよい。
【0180】
次に、
図15を参照して一実施例による表示装置について説明する。
【0181】
本実施例は、
図14に示す一実施例による表示装置と同じ部分が多いので、これに関する説明は省略する。本実施例では第1画素と第2画素の面積が同じである点で、前述した実施例と差異がある。以下で詳細に説明する。
【0182】
図15は一実施例による表示装置の一部の画素を示す平面図である。
【0183】
一実施例による表示装置の第1基板110の上には第1画素PX1および第2画素PX2が位置している。外郭遮光部材220aは第1基板110の周縁と重複しており、第1画素PX1は、外郭遮光部材220aと隣接し、第2画素PX2は第1画素PX1と隣接する。第2画素PX2は第1基板110の周縁から第1画素PX1よりさらに遠く位置している。
【0184】
第1画素PX1と第2画素PX2の大きさは、実質的に同じである。第1画素PX1の第1副画素PX1r、第2副画素PX1g、第3副画素PX1b、第2画素PX2の第1副画素PX2r、第2副画素PX2g、および第3副画素PX2bの大きさは実質的に同じである。ただし、平面上で第1画素PX1の第1副画素PX1r、第2副画素PX1g、第3副画素PX1b、第2画素PX2の第1副画素PX2r、第2副画素PX2g、および第3副画素PX2bの形状は相違してもよい。例えば、平面上で第1画素PX1の第2副画素PX1g、第3副画素PX1b、第2画素PX2の第1副画素PX2r、第2副画素PX2g、および第3副画素PX2bの形状は略長方形である。平面上で第1画素PX1の第1副画素PX1rの形状は略梯形である。平面上で第1画素PX1の第1副画素PX1rの形状は、三個の直線と一つの曲線を含む図形である。
【0185】
このように、第1画素PX1の第1副画素PX1r、第2副画素PX1g、第3副画素PX1b、第2画素PX2の第1副画素PX2r、第2副画素PX2g、および第3副画素PX2bの形状が相違してもその大きさが実質的に同じであるので、カラーシフトが発生することを防止することができる。また、第1画素PX1と第2画素PX2の輝度水準を実質的に同一にすることができる。
【0186】
以上、本発明の好ましい実施例について詳細に説明したが、本発明の権利範囲は、これに限定されず、次の特許請求の範囲で定義している本発明の基本概念を利用した当業者の様々な変形および改良形態もまた、本発明の権利範囲に属する。
【符号の説明】
【0187】
110:第1基板
191:画素電極
192:縦幹部
193:横幹部
194:微細枝部
195:微細スリット
220a:外郭遮光部材