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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-01-19
(45)【発行日】2024-01-29
(54)【発明の名称】情報同期方法及び装置、記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   G06F 21/60 20130101AFI20240122BHJP
   G06F 21/45 20130101ALI20240122BHJP
【FI】
G06F21/60 340
G06F21/45
【請求項の数】 21
(21)【出願番号】P 2022212382
(22)【出願日】2022-12-28
(65)【公開番号】P2023100592
(43)【公開日】2023-07-19
【審査請求日】2022-12-28
(31)【優先権主張番号】202210011279.8
(32)【優先日】2022-01-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】516180667
【氏名又は名称】北京小米移動軟件有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Xiaomi Mobile Software Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】No.018, Floor 8, Building 6, Yard 33, Middle Xierqi Road, Haidian District, Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【弁理士】
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 敏史
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【弁理士】
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134120
【弁理士】
【氏名又は名称】内藤 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100108213
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 豊隆
(72)【発明者】
【氏名】チャオ,グアンジュン
【審査官】平井 誠
(56)【参考文献】
【文献】中国特許出願公開第111132199(CN,A)
【文献】特開2013-155554(JP,A)
【文献】特開2018-048493(JP,A)
【文献】特開2016-215779(JP,A)
【文献】特開2020-037296(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2015/0148989(US,A1)
【文献】特開2011-233068(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 21/60
G06F 21/45
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末機器に適用される情報同期方法であって、
車両側機器がデジタルキーの名称を変更したと決定されたことに応答して、前記車両側機器によって変更された前記デジタルキーの第1の名称を取得するステップと、
前記端末機器に表示されているデジタルキーの名称を前記第1の名称に変更するステップと、を含む、
ことを特徴とする情報同期方法。
【請求項2】
前記車両側機器がデジタルキーの名称を変更したと決定することは、
前記端末機器のデジタルキープログラムによって前記端末機器の所定の記憶領域にデジタルキーの名称を示す第1のフィールドが検出されたことに応答して、前記車両側機器がデジタルキーの名称を変更したと決定することを含み、前記所定の記憶領域は、前記端末機器と前記車両側機器とのアクセスをサポートする記憶領域である、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報同期方法。
【請求項3】
前記方法は、
前記デジタルキープログラムにより、前記端末機器のデジタルキーフレームワークに通知メッセージを送信するステップであって、前記通知メッセージは、前記車両側機器がデジタルキーの名称を変更したことを前記デジタルキーフレームワークに通知するために使用されるステップをさらに含み、
前記車両側機器によって変更された前記デジタルキーの第1の名称を取得するステップは、
前記デジタルキーフレームワークが前記通知メッセージを受信したことに応答して、前記デジタルキーフレームワークにより、前記第1のフィールドによって示される前記第1の名称を取得するステップを含む、
ことを特徴とする請求項2に記載の情報同期方法。
【請求項4】
前記デジタルキープログラムにより、前記端末機器のデジタルキーフレームワークに通知メッセージを送信するステップは、
前記デジタルキープログラムにより、ホストコントローラインターフェース(HCI)を介して前記端末機器の前記デジタルキーフレームワークに前記通知メッセージを送信するステップを含む、
ことを特徴とする請求項3に記載の情報同期方法。
【請求項5】
前記車両側機器がデジタルキーの名称を変更したと決定することは、
デジタルキーを用いる前記車両側機器との通信が完了した後、前記端末機器のデジタルキーフレームワークによって前記端末機器の所定の記憶領域にデジタルキーの名称を示す第1のフィールドが検出されたことに応答して、前記車両側機器がデジタルキーの名称を変更したと決定することを含み、前記所定の記憶領域は、前記端末機器と前記車両側機器とのアクセスをサポートする記憶領域であり、
前記車両側機器によって変更された前記デジタルキーの第1の名称を取得するステップは、
前記デジタルキーフレームワークにより、前記第1のフィールドによって示される前記第1の名称を取得するステップを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報同期方法。
【請求項6】
前記端末機器に表示されているデジタルキーの名称を前記第1の名称に変更するステップの後に、前記方法は、
前記所定の記憶領域で、前記第1のフィールドを削除するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項2に記載の情報同期方法。
【請求項7】
前記第1のフィールドは、予め設定されたタイプ長さ値(TLV)フォーマットを満たす、
ことを特徴とする請求項2に記載の情報同期方法。
【請求項8】
前記端末機器がデジタルキーの名称を変更したと決定されたことに応答して、変更された前記デジタルキーの第2の名称に基づいて、デジタルキーの名称を示す第2のフィールドを決定するステップと、
前記第2のフィールドを前記端末機器の所定の記憶領域に書き込むステップであって、前記所定の記憶領域は、前記端末機器と前記車両側機器とのアクセスをサポートする記憶領域であるステップと、をさらに含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報同期方法。
【請求項9】
前記第2のフィールドは、予め設定されたTLVフォーマットを満たす、
ことを特徴とする請求項8に記載の情報同期方法。
【請求項10】
車両側機器に適用される情報同期方法であって、
端末機器がデジタルキーの名称を変更したと決定されたことに応答して、前記端末機器によって変更された前記デジタルキーの第2の名称を取得するステップと、
前記車両側機器に表示されているデジタルキーの名称を前記第2の名称に変更するステップと、を含む、
ことを特徴とする情報同期方法。
【請求項11】
前記車両側機器がデジタルキーの名称を変更したと決定することは、
デジタルキーを用いる前記端末機器との通信が完了した後、前記端末機器の所定の記憶領域にデジタルキーの名称を示す第2のフィールドが検出されたことに応答して、前記端末機器がデジタルキーの名称を変更したと決定することを含み、前記所定の記憶領域は、前記端末機器と前記車両側機器とのアクセスをサポートする記憶領域であり、
前記端末機器によって変更された前記デジタルキーの第2の名称を取得するステップは、
前記第2のフィールドによって示される前記第2の名称を取得するステップを含む、
ことを特徴とする請求項10に記載の情報同期方法。
【請求項12】
前記車両側機器に表示されているデジタルキーの名称を前記第2の名称に変更するステップの後に、前記方法は、
前記端末機器の前記所定の記憶領域で、前記第2のフィールドを削除するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項11に記載の情報同期方法。
【請求項13】
前記第2のフィールドは、予め設定されたタイプ長さ値(TLV)フォーマットを満たす、
ことを特徴とする請求項11に記載の情報同期方法。
【請求項14】
前記車両側機器がデジタルキーの名称を変更したと決定されたことに応答して、変更された前記デジタルキーの第1の名称に基づいて、デジタルキーの名称を示す第1のフィールドを決定するステップと、
前記第1のフィールドを前記端末機器の所定の記憶領域に書き込むステップであって、前記所定の記憶領域は、前記端末機器と前記車両側機器とのアクセスをサポートする記憶領域であるステップと、をさらに含む、
ことを特徴とする請求項10に記載の情報同期方法。
【請求項15】
前記第1のフィールドは、予め設定されたTLVフォーマットを満たす、
ことを特徴とする請求項14に記載の情報同期方法。
【請求項16】
端末機器に適用される情報同期装置であって、
車両側機器がデジタルキーの名称を変更したと決定されたことに応答して、前記車両側機器によって変更された前記デジタルキーの第1の名称を取得するための第1の取得モジュールと、
前記端末機器に表示されているデジタルキーの名称を前記第1の名称に変更するための第1の同期変更モジュールと、を含む、
ことを特徴とする情報同期装置。
【請求項17】
車両側機器に適用される情報同期装置であって、
端末機器がデジタルキーの名称を変更したと決定されたことに応答して、前記端末機器によって変更された前記デジタルキーの第2の名称を取得するための第2の取得モジュールと、
前記車両側機器に表示されているデジタルキーの名称を前記第2の名称に変更するための第2の同期変更モジュールとを含む、
ことを特徴とする情報同期装置。
【請求項18】
コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される場合、請求項1~9のいずれかに記載の情報同期方法のステップが実現される、
ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項19】
コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される場合、請求項10~15のいずれかに記載の情報同期方法のステップが実現される、
ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項20】
プロセッサと、
プロセッサが実行可能な命令を格納するためのメモリと、を含み、
前記プロセッサは、請求項1~9のいずれかに記載の情報同期方法のステップを実現するように、前記実行可能な命令を実行するように構成される、
ことを特徴とする情報同期装置。
【請求項21】
プロセッサと、
プロセッサが実行可能な命令を格納するためのメモリと、を含み、
前記プロセッサは、請求項10~15のいずれかに記載の情報同期方法のステップを実現するように、前記実行可能な命令を実行するように構成される、
ことを特徴とする情報同期装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、デジタルキーの分野に関し、特に情報同期方法及び装置、記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
ローカルで生成された非対称キーに基づくデジタルキーは、端末機器側で生成された後、車両側サーバにキー情報を登録することができる。キー情報を登録すると、デジタルキーの名称が車両側サーバを介して車両側機器に同期される。
【0003】
しかし、後続のユーザが端末機器や車両側機器でデジタルキーの名称を変更すると、デジタルキーの名称の同期が取れず、端末機器と車両側機器でそれぞれ異なるデジタルキーの名称が表示され、ユーザ体験が悪い。
【発明の概要】
【0004】
そこで、本出願は、情報同期方法及び装置、記憶媒体を開示する。
【0005】
本開示の実施例の第1の態様によれば、端末機器に適用される情報同期方法を提供し、前記方法は、
車両側機器がデジタルキーの名称を変更したと決定されたことに応答して、前記車両側機器によって変更された前記デジタルキーの第1の名称を取得するステップと、
前記端末機器に表示されているデジタルキーの名称を前記第1の名称に変更するステップとを含む。
【0006】
選択的に、前記車両側機器がデジタルキーの名称を変更したと決定することは、
前記端末機器のデジタルキープログラムによって前記端末機器の所定の記憶領域にデジタルキーの名称を示す第1のフィールドが検出されたことに応答して、前記車両側機器がデジタルキーの名称を変更したと決定することを含み、前記所定の記憶領域は、前記端末機器と前記車両側機器とのアクセスをサポートする記憶領域である。
【0007】
選択的に、前記方法は、
前記デジタルキープログラムにより、前記端末機器のデジタルキーフレームワークに通知メッセージを送信するステップであって、前記通知メッセージは、前記車両側機器がデジタルキーの名称を変更したことを前記デジタルキーフレームワークに通知するために使用されるステップをさらに含み、
前記車両側機器によって変更された前記デジタルキーの第1の名称を取得するステップは、
前記デジタルキーフレームワークが前記通知メッセージを受信したことに応答して、前記デジタルキーフレームワークにより、前記第1のフィールドによって示される前記第1の名称を取得するステップを含む。
【0008】
選択的に、前記デジタルキープログラムにより、前記端末機器のデジタルキーフレームワークに通知メッセージを送信するステップは、
前記デジタルキープログラムにより、ホストコントローラインターフェース(HCI)を介して前記端末機器の前記デジタルキーフレームワークに前記通知メッセージを送信するステップを含む。
【0009】
選択的に、前記車両側機器がデジタルキーの名称を変更したと決定することは、
デジタルキーを用いる前記車両側機器との通信が完了した後、前記端末機器のデジタルキーフレームワークによって前記端末機器の所定の記憶領域にデジタルキーの名称を示す第1のフィールドが検出されたことに応答して、前記車両側機器がデジタルキーの名称を変更したと決定することを含み、前記所定の記憶領域は、前記端末機器と前記車両側機器とのアクセスをサポートする記憶領域であり、
前記車両側機器によって変更された前記デジタルキーの第1の名称を取得するステップは、
前記デジタルキーフレームワークにより、前記第1のフィールドによって示される前記第1の名称を取得するステップを含む。
【0010】
選択的に、前記端末機器に表示されているデジタルキーの名称を前記第1の名称に変更するステップの後に、前記方法は、
前記所定の記憶領域で、前記第1のフィールドを削除するステップをさらに含む。
【0011】
選択的に、前記第1のフィールドは、予め設定されたタイプ長さ値(TLV)フォーマットを満たす。
【0012】
選択的に、前記方法は、
前記端末機器がデジタルキーの名称を変更したと決定されたことに応答して、変更された前記デジタルキーの第2の名称に基づいて、デジタルキーの名称を示す第2のフィールドを決定するステップと、
前記第2のフィールドを前記端末機器の所定の記憶領域に書き込むステップであって、ここで、前記所定の記憶領域は、前記端末機器と前記車両側機器とのアクセスをサポートする記憶領域であるステップと、をさらに含む。
【0013】
選択的に、前記第2のフィールドは、予め設定されたTLVフォーマットを満たす。
【0014】
本開示の実施例の第2の態様によれば、車両側機器に適用される情報同期方法を提供し、前記方法は、
端末機器がデジタルキーの名称を変更したと決定されたことに応答して、前記端末機器によって変更された前記デジタルキーの第2の名称を取得するステップと、
前記車両側機器に表示されているデジタルキーの名称を前記第2の名称に変更するステップと、を含む。
【0015】
選択的に、前記車両側機器がデジタルキーの名称を変更したと決定することは、
デジタルキーを用いる前記端末機器との通信が完了した後、前記端末機器の所定の記憶領域にデジタルキーの名称を示す第2のフィールドが検出されたことに応答して、前記端末機器がデジタルキーの名称を変更したと決定することを含み、ここで、前記所定の記憶領域は、前記端末機器と前記車両側機器とのアクセスをサポートする記憶領域であり、
前記端末機器によって変更された前記デジタルキーの第2の名称を取得するステップは、
前記第2のフィールドによって示される前記第2の名称を取得するステップを含む。
【0016】
選択的に、前記車両側機器に表示されているデジタルキーの名称を前記第2の名称に変更するステップの後に、前記方法は、
前記所定の記憶領域で、前記第2のフィールドを削除するステップをさらに含む。
【0017】
選択的に、前記第2のフィールドは、予め設定されたタイプ長さ値(TLV)フォーマットを満たす。
【0018】
選択的に、前記方法は、
前記車両側機器がデジタルキーの名称を変更したと決定されたことに応答して、変更された前記デジタルキーの第1の名称に基づいて、デジタルキーの名称を示す第1のフィールドを決定するステップと、
前記第1のフィールドを前記端末機器の所定の記憶領域に書き込むステップであって、前記所定の記憶領域は、前記端末機器と前記車両側機器とのアクセスをサポートする記憶領域であるステップとをさらに含む。
【0019】
選択的に、前記第1のフィールドは、予め設定されたTLVフォーマットを満たす。
【0020】
本開示の実施例の第3の態様によれば、端末機器に適用される情報同期装置を提供し、
車両側機器がデジタルキーの名称を変更したと決定されたことに応答して、前記車両側機器によって変更された前記デジタルキーの第1の名称を取得するための第1の取得モジュールと、
前記端末機器に表示されているデジタルキーの名称を前記第1の名称に変更するための第1の同期変更モジュールとを含む。
【0021】
本開示の実施例の第4の態様によれば、車両側機器に適用される情報同期装置を提供し、
端末機器がデジタルキーの名称を変更したと決定されたことに応答して、前記端末機器によって変更された前記デジタルキーの第2の名称を取得するための第2の取得モジュールと、
前記車両側機器に表示されているデジタルキーの名称を前記第2の名称に変更するための第2の同期変更モジュールとを含む。
【0022】
本開示の実施例の第5の態様によれば、コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される場合、上記の端末機器側のいずれかに記載の情報同期方法のステップが実現される。
【0023】
本開示の実施例の第6の態様によれば、コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される場合、上記の車両側機器側のいずれかに記載の情報同期方法のステップが実現される。
【0024】
本開示の実施例の第7の態様によれば、情報同期装置を提供し、
プロセッサと、
プロセッサが実行可能な命令を格納するためのメモリと、を含み、
前記プロセッサは、上記いずれかに記載の端末機器側の情報同期方法のステップを実現するように、前記実行可能な命令を実行するように構成される。
【0025】
本開示の実施例の第8の態様によれば、情報同期装置を提供し、
プロセッサと、
プロセッサが実行可能な命令を格納するためのメモリと、を含み、
前記プロセッサは、上記のいずれかに記載の車両側機器側の情報同期方法のステップを実現するように、前記実行可能な命令を実行するように構成される。
【0026】
本開示の実施例によって提供される技術案は、以下の有益な効果を有する。
本開示は、端末機器と車両側機器との間でデジタルキーの名称を同期させることができ、可用性が高い。
【0027】
上記の一般的な説明及び後述の詳細な説明は例示的及び解釈的なものであり、本開示を限定するものではないことを理解すべきである。
【図面の簡単な説明】
【0028】
ここの図面は本明細書に組み込まれ、本明細書の一部を構成し、本開示による実施例を例示し、本明細書と共に使用されて本開示の原理を説明するために使用される。
図1】本開示の例示的な一実施例による情報同期方法の概略フローチャートである。
図2】本開示の例示的な一実施例による別の情報同期方法の概略フローチャートである。
図3】本開示の例示的な一実施例による別の情報同期方法の概略フローチャートである。
図4】本開示の例示的な一実施例による別の情報同期方法の概略フローチャートである。
図5】本開示の例示的な一実施例による別の情報同期方法の概略フローチャートである。
図6】本開示の例示的な一実施例による別の情報同期方法の概略フローチャートである。
図7】本開示の例示的な一実施例による別の情報同期方法の概略フローチャートである。
図8】本開示の例示的な一実施例による別の情報同期方法の概略フローチャートである。
図9】本開示の例示的な一実施例による別の情報同期方法の概略フローチャートである。
図10】本開示の例示的な一実施例による別の情報同期方法の概略フローチャートである。
図11】本開示の例示的な一実施例による情報同期装置のブロック図である。
図12】本開示の例示的な一実施例による別の情報同期装置のブロック図である。
図13】本開示の例示的な一実施例による情報同期装置の一概略構成図である。
図14】本開示の例示的な一実施例による別の情報同期装置の一概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0029】
ここで、例示的な実施例を詳細に説明し、その例を添付の図面に示す。以下の説明が添付の図面を参照する場合、特に断らない限り、異なる図面における同じ参照符号は、同じまたは類似の要素を示す。以下の例示的な実施例で説明される実施例は、本出願に一致するすべての実施例を表すわけではない。むしろ、それらは、添付の特許請求の範囲に記載されるような本発明のいくつかの態様と一致するデバイスおよび方法の単なる例である。
【0030】
以下、端末機器側から、本開示によって提供される情報同期方法を説明する。
【0031】
図1に示すように、図1は本開示の例示的な一実施例による情報同期方法のフローチャートであり、この実施例は、端末機器側から説明し、端末機器は、携帯電話、ノートパソコン、デスクトップコンピュータ、ipadなどを含むが、これらに限定されない。図1に示すように、この情報同期方法は、以下のステップを含む。
【0032】
ステップ101では、車両側機器がデジタルキーの名称を変更したと決定されたことに応答して、前記車両側機器によって変更された前記デジタルキーの第1の名称を取得する。
【0033】
本開示の実施例では、デジタルキーの名称は、ユーザが当該デジタルキーに名前を付ける名前やニックネームを含むが、これらに限定されない。
【0034】
一つの可能な実施形態では、端末機器のデジタルキープログラム(applet)によって車両側機器がデジタルキーの名称を変更したか否かを検出し、さらに端末機器のデジタルキーフレームワーク(Digital Key Framework、DKF)によって、車両側機器によって変更された前記デジタルキーの第1の名称を取得することができる。
【0035】
別の可能な実施形態では、端末機器と車両側機器とがデジタルキーを使用して通信を完了するたびに、例えばドアを開ける、車両をスタートさせるなどの取引操作が完了した後、端末機器のDKFによって、車両側機器がデジタルキーの名称を変更したか否かを検出し、さらにDKFによって、車両側機器によって変更された前記デジタルキーの第1の名称を取得することができる。
【0036】
ステップ102では、前記端末機器に表示されているデジタルキーの名称を前記第1の名称に変更する。
【0037】
本開示の実施例では、端末機器のDKFによって、端末機器に表示されているデジタルキーの名称をこの第1の名称に変更することができる。
【0038】
上記の実施例では、車両側機器がデジタルキーの名称を変更した場合、端末機器は車両側機器によって変更されたデジタルキーの第1の名称を適時に端末機器に同期させることができ、端末機器と車両側機器との間でデジタルキーの名称を同期させるという目的を実現し、可用性が高い。
【0039】
いくつかの選択的な実施例では、図2に示すように、図2は、本開示の例示的な一実施例による情報同期方法のフローチャートであり、この方法は、端末機器に適用され、以下のステップを含む。
【0040】
ステップ201では、前記端末機器のデジタルキープログラムによって前記端末機器の所定の記憶領域にデジタルキーの名称を示す第1のフィールドが検出されたことに応答して、前記車両側機器がデジタルキーの名称を変更したと決定する。
【0041】
本開示の実施例では、所定の記憶領域は、前記端末機器と前記車両側機器とのアクセスをサポートする記憶領域である。デジタルキーを作成するプロセスにおいて、端末機器は、作成したデジタルキーに記憶領域を割り当て、この記憶領域は端末機器だけでなく、車両側機器も近距離通信(Near Field Communication、NFC)、ブルートゥース(bluetooth)などによってアクセスでき、この記憶領域は本開示の所定の記憶領域とすることができる。
【0042】
第1のフィールドは、予め設定されたタイプ長さ値(Tag Length Value、TLV)フォーマットを満たすことができる。ここで、端末機器と車両側機器とは、予め設定されたTLVフォーマットをネゴシエーションしておいてもよいし、プロトコルでこの予め設定されたTLVフォーマットを取り決めておいてもよい。
【0043】
可能な実施形態では、Tagフィールドの値が0xD3である場合に、デジタルキーの名称を示すと仮定すると、デジタルキープログラムは、この所定の記憶領域に、予め設定されたTLVフォーマットを満たすフィールドが存在し、かつ、このフィールドに含まれるTagフィールドの値が0xD3であると検出すると、第1のフィールドが検出されたと決定し、このとき、車端機器がデジタルキーの名称を変更したと決定することができる。
【0044】
ステップ202では、前記デジタルキープログラムにより、前記端末機器のデジタルキーフレームワークに通知メッセージを送信する。
【0045】
本開示の実施例では、この通知メッセージは、前記車両側機器がデジタルキーの名称を変更したことを前記デジタルキーフレームワークに通知するために使用される。
【0046】
1つの可能な実施形態では、デジタルキープログラムは、ホストコントローラインターフェース(Host Controller Interface、HCI)を介して、端末機器のデジタルキーフレームワークにこの通知メッセージを送信することができる。
【0047】
ステップ203では、前記デジタルキーフレームワークが前記通知メッセージを受信したことに応答して、前記デジタルキーフレームワークにより、前記第1のフィールドによって示される第1の名称を取得する。
【0048】
本開示の実施例では、デジタルキーは、デジタルキープログラムが送信したこの通知メッセージを受信した場合、所定の記憶領域の第1のフィールドに含まれる値(Value)フィールドを取得して、前記車端機器によって変更されたデジタルキーの名称である第1の名称を決定することができる。
【0049】
ステップ204では、前記端末機器に表示されているデジタルキーの名称を前記第1の名称に変更する。
【0050】
本開示の実施例では、デジタルキーフレームワークによって、端末機器に表示されているデジタルキーの名称をこの第1の名称に変更することができる。
【0051】
ステップ205では、前記所定の記憶領域で、前記第1のフィールドを削除する。
【0052】
本開示の実施例では、端末機器または車両側機器がデジタルキーの名称を再度変更する場合に、デジタルキーの名称の同期を適時に行うことができるようにし、同期処理のエラーを回避するために、端末機器に表示されているデジタルキーの名称を第1の名称に変更した後、端末機器のデジタルキーフレームワークによってこの第1のフィールドを削除することができる。
【0053】
本開示の実施例では、ステップ205は、オプション的に実行される。すなわち、端末機器に表示されるデジタルキーの名称を前記第1の名称に変更した後、第1のフィールドを削除しなくてもよく、端末機器は生成時点が最も遅い第1のフィールドによって示される第1の名称を取得するたびにデジタルキーの名称の同期を行うことで、同様に端末機器と車両側機器との間でデジタルキーの名称を同期させるという目的を達成することができる。
【0054】
上記の実施例では、端末機器のデジタルキープログラムによって、端末機器の所定の記憶領域にデジタルキーの名称を示す第1のフィールドがあるか否かを検出することで、車両側機器がデジタルキーの名称を変更したか否かを決定することができる。また、端末機器が車両側機器によって変更されたデジタルキーの第1の名称を同期させた後、この所定の記憶領域の第1のフィールドを削除することにより、この所定の記憶領域のリソースを必要以上に消費することを回避するとともに、デジタルキーの名称の同期の適時性および正確性を高めることができる。
【0055】
いくつかの選択的な実施例では、図3に示すように、図3は本開示の例示的な一実施例による情報同期方法のフローチャートであり、この方法は、端末機器に適用され、以下のステップを含む。
【0056】
ステップ301では、デジタルキーを用いる前記車両側機器との通信が完了した後、前記端末機器のデジタルキーフレームワークによって前記端末機器の所定の記憶領域にデジタルキーの名称を示す第1のフィールドが検出されたことに応答して、前記車両側機器がデジタルキーの名称を変更したと決定する。
【0057】
本開示の実施例では、所定の記憶領域は、端末機器と車両側機器とのアクセスをサポートする記憶領域である。端末機器でデジタルキーを作成するプロセスにおいて、端末機器は作成したデジタルキーに記憶領域を割り当て、この記憶領域は端末機器だけでなく、車両側機器も近距離通信、ブルートゥースなどによってアクセスでき、この記憶領域は本開示の所定の記憶領域とすることができる。
【0058】
第1のフィールドは、予め設定されたTLVフォーマットを満たすことができる。ここで、端末機器と車両側機器とは、予め設定されたTLVフォーマットをネゴシエーションしておいてもよいし、プロトコルで予め設定されたTLVフォーマットを取り決めておいてもよい。
【0059】
1つの可能な実施形態では、端末機器と車両側機器とがデジタルキーを使用して通信を完了するたびに、例えばドアを開ける、車両をスタートさせるなどの取引操作が完了した後、デジタルキーフレームワークがこの所定の記憶領域を検出することができる。所定の記憶領域に、予め設定されたTLVフォーマットを満たすフィールドが存在し、かつ、このフィールドに含まれるTagフィールドの値が0xD3であると検出すると、デジタルキーフレームワークは、この第1のフィールドが検出されたと決定し、このとき、車端機器がデジタルキーの名称を変更したと決定することができる。
【0060】
ステップ302では、前記デジタルキーフレームワークにより、前記第1のフィールドによって示される前記第1の名称を取得する。
【0061】
本開示の実施例では、デジタルキーフレームは、車両側機器がデジタルキーの名称を変更したと決定した場合、当該デジタルキーフレームによって、所定の記憶領域の第1のフィールドのValueフィールドを取得して、前記車端機器によって変更されたデジタルキーの名称である第1の名称を決定することができる。
【0062】
ステップ303では、前記端末機器に表示されているデジタルキーの名称を前記第1の名称に変更する。
【0063】
本開示の実施例では、デジタルキーフレームワークによって、端末機器に表示されているデジタルキーの名称をこの第1の名称に変更することができる。
【0064】
ステップ304では、前記所定の記憶領域で、前記第1のフィールドを削除する。
【0065】
本開示の実施例では、車両側機器がデジタルキーの名称を再度変更する場合に、デジタルキーの名称の同期を適時に行うことができるようにし、同期処理のエラーを回避するために、端末機器に表示されているデジタルキーの名称を第1の名称に変更した後、端末機器のデジタルキーフレームワークによってこの第1のフィールドを削除することができる。
【0066】
なお、ステップ304はステップ205と同様に、オプション的に実行される。
【0067】
上記の実施例では、端末機器のデジタルキープログラムによって端末機器の所定の記憶領域にデジタルキーの名称を示す第1のフィールドがあるか否かを検出することで、車両側機器がデジタルキーの名称を変更したか否かを決定することができる。また、端末機器が車両側機器によって変更されたデジタルキーの第1の名称を同期させた後、この所定の記憶領域の第1のフィールドを削除することにより、この所定の記憶領域のリソースを必要以上に消費することを回避するとともに、デジタルキーの名称の同期の適時性および正確性を高めることができる。
【0068】
いくつかの選択的な実施例では、図4に示すように、図4は本開示の例示的な一実施例による情報同期方法のフローチャートであり、この方法は、端末機器に適用され、以下のステップを含む。
【0069】
ステップ401では、前記端末機器がデジタルキーの名称を変更したと決定されたことに応答して、変更された前記デジタルキーの第2の名称に基づいて、デジタルキーの名称を示す第2のフィールドを決定する。
【0070】
本開示の実施例では、端末機器は、ユーザが端末機器でデジタルキーの名称を変更したと決定した場合、変更されたデジタルキーの第2の名称に基づいて、予め設定されたTLVフォーマットを満たす第2のフィールドを決定することができる。
【0071】
1つの可能な実施形態では、端末機器と車両側機器とは、この予め設定されたTLVフォーマットをネゴシエーションしておいてもよいし、プロトコルでこの予め設定されたTLVフォーマットを取り決めておいてもよい。
【0072】
別の可能な実施形態では、端末機器のデジタルキーフレームワークは、予め設定されたTLVフォーマットで、Tagフィールドの値を0xD3に設定して、デジタルキーの名称を示すことができ、Lengthフィールドの値は第2の名称の長さに基づいて決定することができ、Valueフィールドの値をこの第2の名称に設定して、この第2のフィールドを取得することができる。
【0073】
ステップ402では、前記第2のフィールドを前記端末機器の所定の記憶領域に書き込む。
【0074】
本開示の実施例では、所定の記憶領域は、前記端末機器と前記車両側機器とのアクセスをサポートする記憶領域である。デジタルキーフレームワークによって、第2のフィールドをこの所定の記憶領域に書き込むことができる。
【0075】
本開示の実施例では、ステップ401~402は、個別に配置されてもよいし、またはステップ201~205と組み合わせて配置されてもよく、具体的に実装される場合、ステップ205の実行後にステップ401を進めてもよい。あるいは、先にステップ401~402を実行し、車両側機器が第2の名称を車両側機器に同期させ、この所定の記憶領域の第2のフィールドを削除してから、上記のステップ201~205を続行してもよい。
【0076】
同様に、ステップ401~402は、ステップ301~304と組みわせて配置することもでき、組み合わせ方はステップ201~205との組み合わせと同様であるため、ここでは説明を省略する。
【0077】
上記の実施例では、端末機器側がデジタルキーの名称を変更した場合、変更されたデジタルキーの第2の名称に基づいて、デジタルキーの名称を示す第2のフィールドを決定し、第2のフィールドを端末機器の所定の記憶領域に書き込んで、車両側機器がこの所定の記憶領域にアクセスすることで、第2の名称を車両側機器に同期させることができ、端末機器と車両側機器との間でデジタルキーの名称を同期させるという目的が達成し、可用性が高い。
【0078】
以下、車両機器側から、本開示によって提供される情報同期方法を説明する。
【0079】
図5に示すように、図5は本開示の例示的な一実施例による情報同期方法のフローチャートであり、この実施例は車両側から説明するが、車両側機器は車両であってもよく、図5に示すように、この情報同期方法は、以下のステップを含む。
【0080】
ステップ501では、端末機器がデジタルキーの名称を変更したと決定されたことに応答して、前記端末機器によって変更された前記デジタルキーの第2の名称を取得する。
【0081】
本開示の実施例では、デジタルキーの名称は、ユーザが当該デジタルキーに名前を付ける名前やニックネームを含むが、これらに限定されない。
【0082】
1つの可能な実施形態では、車両側機器と端末機器とがデジタルキーを使用して通信を完了するたびに、例えばドアを開ける、車両をスタートさせるなどの取引操作が完了した後、車両側機器によって、端末機器がデジタルキーの名称を変更したか否かを検出し、さらに車両側機器によって、端末機器によって変更された前記デジタルキーの第2の名称を取得することができる。
【0083】
ステップ502では、前記車両側機器に表示されているデジタルキーの名称を前記第2の名称に変更する。
【0084】
上記の実施例では、端末機器がデジタルキーの名称を変更した場合、車両側機器は端末機器によって変更されたデジタルキーの第2の名称を適時に車両側機器に同期させることができ、車両側機器と端末機器との間でデジタルキーの名称を同期させるという目的を実現し、可用性が高い。
【0085】
いくつかの選択的な実施例では、図6に示すように、図6は本開示の例示的な一実施例による情報同期方法のフローチャートであり、この方法は、車両側機器に適用され、以下のステップを含む。
【0086】
ステップ601では、デジタルキーを用いる端末機器との通信が完了した後、前記端末機器の所定の記憶領域にデジタルキーの名称を示す第2のフィールドが検出されたことに応答して、前記端末機器がデジタルキーの名称を変更したと決定する。
【0087】
本開示の実施例では、所定の記憶領域は、前記端末機器と前記車両側機器とのアクセスをサポートする記憶領域である。端末機器でデジタルキーを作成するプロセスにおいて、端末機器は作成したデジタルキーに記憶領域を割り当て、この記憶領域は端末機器だけでなく、車両側機器も近距離通信、ブルートゥースなどによってアクセスでき、この記憶領域は本開示の所定の記憶領域とすることができる。
【0088】
第2のフィールドは、予め設定されたTLVフォーマットを満たすことができる。ここで、端末機器と車両側機器とは、この予め設定されたTLVフォーマットをネゴシエーションしておいてもよいし、プロトコルでこの予め設定されたTLVフォーマットを取り決めておいてもよい。
【0089】
1つの可能な実施形態では、車両側機器と端末機器とが通信を完了するたびに、例えばドアを開ける、車両をスタートさせるなどの取引操作が完了した後、車載側機器は、近距離通信やブルートゥースなどによってこの所定の検出領域にアクセスし、この所定の記憶領域に予め設定されたTLVフォーマットを満たすフィールドが存在するか否か、かつ、このフィールドに含まれるTagフィールドの値が0xD3であることを検出し、このフィールドが検出された場合、デジタルキーの名称を示す第2のフィールドが検出されたと決定し、端末機器がデジタルキーの名称を変更したと決定することができる。
【0090】
ステップ602では、前記第2のフィールドによって示される前記第2の名称を取得する。
【0091】
本開示の実施例では、端末機器がデジタルキーの名称を変更したと決定した場合、車両側機器は、端末機器の所定の記憶領域の第2のフィールドのValueフィールドを取得して、前記端末機器によって変更されたデジタルキーの名称である第2の名称を決定することができる。
【0092】
ステップ603では、前記車両側機器に表示されているデジタルキーの名称を前記第2の名称に変更する。
【0093】
ステップ604では、前記端末機器の前記所定の記憶領域で、前記第2のフィールドを削除する。
【0094】
本開示の実施例では、端末機器がデジタルキーの名称を再度変更する場合に、デジタルキーの名称の同期を適時に行うことができるようにし、同期処理のエラーを回避するために、車両側機器に表示されているデジタルキーの名称を第2の名称に変更した後、車両側機器によって端末機器の所定の記憶領域における第2のフィールドを削除することができる。
【0095】
ステップ604は、オプション的に実行される。すなわち、車両側機器に表示されるデジタルキーの名称を前記第2の名称に変更した後、第2のフィールドを削除しなくてもよく、車両側機器は生成時点が最も遅い第2のフィールドによって示される第2の名称を取得するたびにデジタルキーの名称の同期を行うことができる。
【0096】
上記の実施例では、車両側機器によって、端末機器の所定の記憶領域にデジタルキーの名称を示す第2のフィールドがあるか否かを検出することで、端末機器がデジタルキーの名称を変更したか否かを決定することができる。また、車両側機器が端末機器によって変更されたデジタルキーの第2の名称を同期させた後、この所定の記憶領域の第2のフィールドを削除することにより、この所定の記憶領域のリソースを必要以上に消費することを回避するとともに、デジタルキーの名称の同期の適時性および正確性を高めることができる。
【0097】
いくつかの選択的な実施例では、図7に示すように、図7は本開示の例示的な一実施例による情報同期方法のフローチャートであり、この方法は、車両側機器に適用され、以下のステップを含む。
【0098】
ステップ701では、前記車両側機器がデジタルキーの名称を変更したと決定されたことに応答して、変更された前記デジタルキーの第1の名称に基づいて、デジタルキーの名称を示す第1のフィールドを決定する。
【0099】
本開示の実施例では、車両側機器は、ユーザが車両側機器でデジタルキーの名称を変更したと決定した場合、変更されたデジタルキーの第1の名称に基づいて、予め設定されたTLVフォーマットを満たす第1のフィールドを決定することができる。
【0100】
1つの可能な実施形態では、端末機器と車両側機器とは、この予め設定されたTLVフォーマットをネゴシエーションしておいてもよいし、プロトコルでこの予め設定されたTLVフォーマットを取り決めておいてもよい。
【0101】
別の可能な実施形態では、車両側機器は、予め設定されたTLVフォーマットで、Tagフィールドの値を0xD3に設定して、デジタルキーの名称を示すことができ、Lengthフィールドの値は第1の名称の長さに基づいて決定することができ、Valueフィールドの値をこの第1の名称に設定して、この第1のフィールドを取得することができる。
【0102】
ステップ702では、前記第1のフィールドを前記端末機器の所定の記憶領域に書き込む。
【0103】
本開示の実施例では、所定の記憶領域は、前記端末機器と前記車両側機器とのアクセスをサポートする記憶領域である。車両側機器は、この所定の記憶領域にアクセスし、第1のフィールドをこの所定の記憶領域に書き込むことができる。
【0104】
本開示の実施例では、ステップ701~702は、個別に配置されてもよいし、またはステップ601~604と組み合わせて配置されてもよく、具体的に実装される場合、ステップ604の実行後にステップ701を進めてもよい。あるいは、先にステップ701~702を実行し、端末機器が第1の名称を端末機器に同期させ、この所定の記憶領域の第1のフィールドを削除してから、上記のステップ601~604を続行してもよい。
【0105】
上記の実施例では、車両機器側がデジタルキーの名称を変更した場合、変更されたデジタルキーの第1の名称に基づいて、デジタルキーの名称を示す第1のフィールドを決定し、第1のフィールドを端末機器の所定の記憶領域に書き込んで、端末機器がこの所定の記憶領域にアクセスすることで、第1の名称を端末機器に同期させることができ、端末機器と車両側機器との間でデジタルキーの名称を同期させるという目的が達成し、可用性が高い。
【0106】
いくつかの選択的な実施例では、図8に示すように、図8は、本開示の例示的な一実施例による情報同期方法のフローチャートであり、以下のステップを含む。
【0107】
ステップ801では、車両側機器が、前記車両側機器がデジタルキーの名称を変更したと決定されたことに応答して、変更されたデジタルキーの第1の名称に基づいて、デジタルキーの名称を示す第1のフィールドを決定する。
【0108】
本開示の実施例では、車両側機器は、ユーザが車両側機器でデジタルキーの名称を変更したと決定した場合、変更されたデジタルキーの第1の名称に基づいて、予め設定されたTLVフォーマットを満たす第1のフィールドを決定することができる。
【0109】
1つの可能な実施形態では、端末機器と車両側機器とは、この予め設定されたTLVフォーマットをネゴシエーションしておいてもよいし、プロトコルでこの予め設定されたTLVフォーマットを取り決めておいてもよい。
【0110】
別の可能な実施形態では、車両側機器は、予め設定されたTLVフォーマットで、Tagフィールドの値を0xD3に設定して、デジタルキーの名称を示すことができ、Lengthフィールドの値は第1の名称の長さに基づいて決定することができ、Valueフィールドの値をこの第1の名称に設定して、この第1のフィールドを取得することができる。
【0111】
ステップ802では、車両側機器が前記第1のフィールドを前記端末機器の所定の記憶領域に書き込む。
【0112】
本開示の実施例では、所定の記憶領域は、前記端末機器と前記車両側機器とのアクセスをサポートする記憶領域である。車両側機器は、端末機器のこの所定の記憶領域にアクセスし、第1のフィールドをこの所定の記憶領域に書き込むことができる。
【0113】
ステップ803では、前記端末機器のデジタルキープログラムによって前記端末機器の所定の記憶領域にデジタルキーの名称を示す第1のフィールドが検出されたことに応答して、前記車両側機器がデジタルキーの名称を変更したと決定する。
【0114】
ステップ804では、前記デジタルキープログラムにより、前記端末機器のデジタルキーフレームワークに通知メッセージを送信する。
【0115】
本開示の実施例では、この通知メッセージは、前記車両側機器がデジタルキーの名称を変更したことを前記デジタルキーフレームワークに通知するために使用される。1つの可能な実施形態では、デジタルキープログラムは、HCIによって、デジタルキーフレームワークにこの通知メッセージを送信することができる。
【0116】
ステップ805では、前記デジタルキーフレームワークが前記通知メッセージを受信したことに応答して、前記デジタルキーフレームワークにより、前記第1のフィールドによって示される第1の名称を取得する。
【0117】
本開示の実施例では、デジタルキーフレームワークは、この通知メッセージを受信した場合、所定の記憶領域で第1のフィールドに含まれる値フィールドを読み取って、第1の名称を決定することができる。
【0118】
ステップ806では、端末機器が、前記端末機器に表示されているデジタルキーの名称を前記第1の名称に変更する。
【0119】
本開示の実施例では、端末機器のデジタルキーフレームワークによって、端末機器に表示されているデジタルキーの名称を前記第1の名称に変更することができる。
【0120】
ステップ807では、端末機器が前記所定の記憶領域で前記第1のフィールドを削除する。
【0121】
ここで、ステップ807はステップ604と同様に、オプション的に実行されるステップであることを理解されたい。
【0122】
例えば、端末機器と車両側機器はデジタルキー情報を登録する段階で、同期するデジタルキーの名称を「李四のキー」とし、ユーザは車両機器側でデジタルキーの名称を「張三のAブランドの車両キー」に変更し、関連技術では、端末機器は車両側機器によって変更されたデジタルキーの名称を同期できないため、車両側機器に表示されるデジタルキーの名称は「張三のAブランドの車両キー」であり、端末機器には依然として「李四のキー」が表示されており、ユーザ体験が悪い。これに対して、本開示によって提供される上記の方法により、端末機器に表示されるデジタルキーの名称を「張三のAブランドの車両のキー」に同期して変更することができ、端末機器と車両側機器はデジタルキーの名称の同期プロセスを自動的に完了して、2つの機器のデジタルキーの名称が一致していることを保証することができる。上記実施例では、車両側機器がデジタルキーの名称を変更した場合、端末機器のデジタルキープログラムによって、車両側機器がデジタルキーの名称を変更したと決定し、端末機器のデジタルキーフレームに通知することができ、端末機器のデジタルキーフレームは車両側機器によって変更されたデジタルキーの第1の名称を取得し、端末機器に同期して表示することができる。端末機器と車両側機器との間でデジタルキーの名称を同期させるという目的が達成し、可用性が高い。
【0123】
いくつかの選択的な実施例では、図9に示すように、図9は本開示の例示的な一実施例による情報同期方法のフローチャートであり、以下のステップを含む。
【0124】
ステップ901では、車両側機器が、前記車両側機器がデジタルキーの名称を変更したと決定されたことに応答して、変更されたデジタルキーの第1の名称に基づいて、デジタルキーの名称を示す第1のフィールドを決定する。
【0125】
本開示の実施例では、車両側機器は、ユーザが車両側機器で車両機器側のデジタルキーの名称を変更したと決定した場合、変更されたデジタルキーの第1の名称に基づいて、予め設定されたTLVフォーマットを満たす第1のフィールドを決定することができる。ここで、第1のフィールドを決定する方法は、ステップ801と同様であるため、ここでは説明を省略する。
【0126】
ステップ902では、車両側機器が前記第1のフィールドを前記端末機器の所定の記憶領域に書き込む。
【0127】
本開示の実施例では、所定の記憶領域は、前記端末機器と前記車両側機器とのアクセスをサポートする記憶領域である。車両側機器は、端末機器のこの所定の記憶領域にアクセスし、第1のフィールドをこの所定の記憶領域に書き込むことができる。
【0128】
ステップ903では、端末機器が、デジタルキーを用いる前記車両側機器との通信が完了した後、前記端末機器のデジタルキーフレームワークによって前記端末機器の所定の記憶領域にデジタルキーの名称を示す第1のフィールドが検出されたことに応答して、前記車両側機器がデジタルキーの名称を変更したと決定する。
【0129】
ステップ904では、前記デジタルキーフレームワークにより、前記第1のフィールドによって示される前記第1の名称を取得する。
【0130】
本開示の実施例では、デジタルキーフレームは、車両側機器がデジタルキーの名称を変更したと決定した場合、当該デジタルキーフレームによって、所定の記憶領域の第1のフィールドの値フィールドを取得して、前記車端機器によって変更されたデジタルキーの名称である第1の名称を決定することができる。
【0131】
ステップ905では、端末機器が、前記端末機器に表示されているデジタルキーの名称を前記第1の名称に変更する。
【0132】
本開示の実施例では、デジタルキーフレームワークによって、端末機器に表示されているデジタルキーの名称をこの第1の名称に変更することができる。
【0133】
ステップ906では、端末機器が前記所定の記憶領域で前記第1のフィールドを削除する。
【0134】
ここで、ステップ906は、オプション的に実行される。
【0135】
上記の実施例では、車両側機器がデジタルキーの名称を変更した場合、端末機器のデジタルキープログラムによって、車両側機器がデジタルキーの名称を変更したと決定し、車両側機器によって変更されたデジタルキーの第1の名称を取得し、端末機器に同期表示することができる。端末機器と車両側機器との間でデジタルキーの名称を同期させるという目的が達成し、可用性が高い。
【0136】
いくつかの選択的な実施例では、図10に示すように、図10は本開示の例示的な一実施例による情報同期方法のフローチャートであり、以下のステップを含む。
【0137】
ステップ1001では、端末機器が、前記端末機器がデジタルキーの名称を変更したと決定されたことに応答して、変更された前記デジタルキーの第2の名称に基づいて、デジタルキーの名称を示す第2のフィールドを決定する。
【0138】
本開示の実施例では、端末機器は、ユーザが端末機器でデジタルキーの名称を変更したと決定した場合、変更されたデジタルキーの第2の名称に基づいて、予め設定されたTLVフォーマットを満たす第2のフィールドを決定することができる。第2のフィールドを決定する方法は、ステップ801で第1のフィールドを決定する方法と同様であるため、ここでは説明を省略する。
【0139】
ステップ1002では、端末機器が前記第2のフィールドを前記端末機器の所定の記憶領域に書き込む。
【0140】
本開示の実施例では、所定の記憶領域は、前記端末機器と前記車両側機器とのアクセスをサポートする記憶領域である。端末機器のデジタルキーフレームワークによって、第2のフィールドをこの所定の記憶領域に書き込むことができる。
【0141】
ステップ1003では、車両側機器が、デジタルキーを用いる前記端末機器との通信が完了した後、前記端末機器の所定の記憶領域にデジタルキーの名称を示す第2のフィールドが検出されたことに応答して、前記端末機器がデジタルキーの名称を変更したと決定する。
【0142】
ステップ1004では、車両側機器が、前記第2のフィールドによって示される前記第2の名称を取得する。
【0143】
本開示の実施例では、端末機器がデジタルキーの名称を変更したと決定した場合、車両側機器は、端末機器の所定の記憶領域の第2のフィールドの値フィールドを取得して、前記端末機器によって変更されたデジタルキーの名称である第2の名称を決定することができる。
【0144】
ステップ1005では、車両側機器が、前記車両側機器に表示されているデジタルキーの名称を前記第2の名称に変更する。
【0145】
ステップ1006では、車両側機器が前記端末機器の前記所定の記憶領域で前記第2のフィールドを削除する。
【0146】
ここで、ステップ1006は、オプション的に実行される。
【0147】
例えば、端末機器と車両側機器はデジタルキー情報を登録する段階で、同期するデジタルキーの名称を「張三のBブランドの車両キー」とし、ユーザは車両機器側でデジタルキーの名称を「李四のCブランドの車両キー」に変更し、関連技術では、車両側機器は終端機器によって変更されたデジタルキーの名称を同期できないため、車両側機器に表示されるデジタルキーの名称は「張三のBブランドの車両キー」であり、終端機器には依然として「李四のCブランドの車両キー」が表示されており、ユーザ体験が悪い。これに対して、本開示によって提供される上記の方法により、車両側機器に表示されるデジタルキーの名称を「李四のCブランドの車両のキー」に同期して変更することができ、端末機器と車両側機器はデジタルキーの名称の同期プロセスを自動的に完了して、2つの機器のデジタルキーの名称が一致していることを保証することができる。
【0148】
上記の実施例では、端末機器がデジタルキーの名称を変更した場合、車両側機器によって、端末機器によって変更されたデジタルキーの第2の名称を取得し、端末機器に同期表示することができる。端末機器と車両側機器との間でデジタルキーの名称を同期させるという目的が達成し、可用性が高い。上述したアプリケーション機能の実現方法の実施例に対応し、本開示は、アプリケーション機能の実現装置の実施例も提供する。
【0149】
図11を参照し、図11は例示的な一実施例による情報同期装置のブロック図であり、前記装置は、端末機器に適用され、前記装置は、
車両側機器がデジタルキーの名称を変更したと決定されたことに応答して、前記車両側機器によって変更された前記デジタルキーの第1の名称を取得するための第1の取得モジュール1101と、
前記端末機器に表示されているデジタルキーの名称を前記第1の名称に変更するための第1の同期変更モジュール1102とを含む。
【0150】
具体的な実施形態は、上記の図1に示される実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
【0151】
いくつかの選択的な実施例では、前記第1の取得モジュールは、
前記端末機器のデジタルキープログラムによって前記端末機器の所定の記憶領域にデジタルキーの名称を示す第1のフィールドが検出されたことに応答して、前記車両側機器がデジタルキーの名称を変更したと決定するための第1の決定サブモジュールであって、前記所定の記憶領域は、前記端末機器と前記車両側機器とのアクセスをサポートする記憶領域である第1の決定サブモジュールを含む。
【0152】
選択的に、前記装置は、
前記デジタルキープログラムにより、前記端末機器のデジタルキーフレームワークに通知メッセージを送信するための送信モジュールであって、前記通知メッセージは、前記車両側機器がデジタルキーの名称を変更したことを前記デジタルキーフレームワークに通知するために使用される送信モジュールをさらに含み、
前記第1の取得モジュールは、
前記デジタルキーフレームワークが前記通知メッセージを受信したことに応答して、前記デジタルキーフレームワークにより、前記第1のフィールドによって示される前記第1の名称を取得するための第1の取得サブモジュールを含む。
【0153】
選択的に、前記送信モジュールは、
前記デジタルキープログラムにより、ホストコントローラインターフェース(HCI)を介して前記端末機器の前記デジタルキーフレームワークに前記通知メッセージを送信するための送信サブモジュールを含む。
【0154】
選択的に、前記装置は、
前記所定の記憶領域で、前記第1のフィールドを削除するための第1の削除モジュールをさらに含む。
【0155】
選択的に、前記第1のフィールドは、予め設定されたタイプ長さ値(TLV)フォーマットを満たす。
【0156】
具体的な実施形態は、上記の図2に示される実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
【0157】
いくつかの選択的な実施例では、前記第1の取得モジュールは、
デジタルキーを用いる前記車両側機器との通信が完了した後、前記端末機器のデジタルキーフレームワークによって前記端末機器の所定の記憶領域にデジタルキーの名称を示す第1のフィールドが検出されたことに応答して、前記車両側機器がデジタルキーの名称を変更したと決定するための第2の決定サブモジュールであって、前記所定の記憶領域は、前記端末機器と前記車両側機器とのアクセスをサポートする記憶領域である第2の決定サブモジュールを含み、
前記第1の取得モジュールは、
前記デジタルキーフレームワークにより、前記第1のフィールドによって示される前記第1の名称を取得するための第2の取得サブモジュールを含む。
【0158】
選択的に、前記装置は、
前記所定の記憶領域で、前記第1のフィールドを削除するための第2の削除モジュールをさらに含む。
【0159】
選択的に、前記第1のフィールドは、予め設定されたタイプ長さ値(TLV)フォーマットを満たす。
【0160】
具体的な実施形態は、上記の図3に示される実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
【0161】
いくつかの選択的な実施例では、前記装置は、
前記端末機器がデジタルキーの名称を変更したと決定されたことに応答して、変更された前記デジタルキーの第2の名称に基づいて、デジタルキーの名称を示す第2のフィールドを決定するための第1の決定モジュールと、
前記第2のフィールドを、前記端末機器の所定の記憶領域に書き込むための第1の書き込みモジュールであって、前記所定の記憶領域は、前記端末機器と前記車両側機器とのアクセスをサポートする記憶領域である第1の書き込みモジュールとをさらに含む。
【0162】
選択的に、前記第2のフィールドは、予め設定されたTLVフォーマットを満たす。
【0163】
具体的な実施形態は、上記の図4に示される実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
【0164】
図12を参照し、図12は、例示的な一実施例による情報同期装置のブロック図であり、前記装置車両側機器に適用され、前記装置は、
端末機器がデジタルキーの名称を変更したと決定されたことに応答して、前記端末機器によって変更された前記デジタルキーの第2の名称を取得するための第2の取得モジュール1201と、
前記車両側機器に表示されているデジタルキーの名称を前記第2の名称に変更するための第2の同期変更モジュール1202とを含む。
【0165】
具体的な実施形態は、上記の図5に示される実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
【0166】
いくつかの選択的な実施例では、前記第2の取得モジュールは、
デジタルキーを用いる前記端末機器との通信が完了した後、前記端末機器の所定の記憶領域にデジタルキーの名称を示す第2のフィールドが検出されたことに応答して、前記端末機器がデジタルキーの名称を変更したと決定するための第3の決定サブモジュールであって、前記所定の記憶領域は、前記端末機器と前記車両側機器とのアクセスをサポートする記憶領域である第3の決定サブモジュールを含み、
前記第2の取得モジュールは、
前記第2のフィールドによって示される前記第2の名称を取得するための第3の取得サブモジュールを含む。
【0167】
選択的に、前記装置は、
前記端末機器の前記所定の記憶領域で、前記第2のフィールドを削除するための第2の削除モジュールをさらに含む。
【0168】
選択的に、前記第2のフィールドは、予め設定されたタイプ長さ値(TLV)フォーマットを満たす。
【0169】
具体的な実施形態は、上記の図6に示される実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
【0170】
いくつかの選択的な実施例では、前記装置は、
前記車両側機器がデジタルキーの名称を変更したと決定されたことに応答して、変更された前記デジタルキーの第1の名称に基づいて、デジタルキーの名称を示す第1のフィールドを決定するための第2の決定モジュールと、
前記第1のフィールドを、前記端末機器の所定の記憶領域に書き込むための第2の書き込みモジュールであって、前記所定の記憶領域は、前記端末機器と前記車両側機器とのアクセスをサポートする記憶領域である第2の書き込みモジュールとをさらに含む。
【0171】
選択的に、前記第1のフィールドは、予め設定されたTLVフォーマットを満たす。
【0172】
具体的な実施形態は、上記の図7に示される実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
【0173】
装置実施例については、それらは基本的に方法の実施例に対応するため、関連する点については方法の実施例の部分的な説明を参照すればよい。上述の装置の実施例は例示にすぎず、上述の分離手段として説明されているユニットは物理的に分離されていてもいなくてもよく、ユニットとして表示されているユニットは物理的なユニットであってもいなくてもよく、一箇所に配置されていてもよいし、複数のネットワークユニットに分散されていてもよい。本開示の態様の目的は、実際の必要に応じてその一部または全部のモジュールを選択して達成することができる。当業者は創造的な労働をせずに理解して実施することができる。
【0174】
それに応じて、本開示は、コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供し、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される場合、上記の端末機器側のいずれかに記載の情報同期方法のステップが実現される。
【0175】
それに応じて、本開示は、コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供し、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される場合、上記の車両機器側のいずれかに記載の情報同期方法のステップが実現される。
【0176】
それに応じて、本開示は、情報同期装置をさらに提供し、
プロセッサと、
プロセッサが実行可能な命令を格納するためのメモリと、を含み、
前記プロセッサは、上記の端末機器側のいずれかに記載の情報同期方法のステップを実現するように、前記実行可能な命令を実行するように構成される。
【0177】
図13は、例示的な一実施例による情報同期装置のブロック図である。例えば、装置1300は、携帯電話、コンピュータ、デジタル放送端末、メッセージ送受信機器、ゲームコンソール、タブレット機器、医療機器、健康機器、携帯情報端末などであってもよい。
【0178】
図13を参照すると、装置1300は、処理コンポーネント1302、メモリ1304、電源コンポーネント1306、マルチメディアコンポーネント1308、オーディオコンポーネント1310、入出力(I/O)インターフェース1312、センサコンポーネント1316、及び通信コンポーネント1318のうちの1つ又は複数を含み得る。
【0179】
処理コンポーネント1302は、一般に、表示、電話の呼び出し、データ通信、カメラ操作、及び録音操作に関連する操作など、装置1300の全体的な操作を制御する。処理コンポーネント1302は、上記の方法のステップの全て又は一部を実行するように、命令を実行する1つ以上のプロセッサ1320を含み得る。さらに、処理コンポーネント1302は、処理コンポーネント1302と他のコンポーネントとの間の対話を容易にする1つ以上のモジュールを含み得る。例えば、処理コンポーネント1302は、マルチメディアコンポーネント1308と処理コンポーネント1302との間の対話を容易にするためにマルチメディアモジュールを含み得る。
【0180】
処理コンポーネント1302の1つのプロセッサ1320は、上記の端末機器側のいずれかに記載の情報同期方法を実行するように構成されてもよい。
【0181】
メモリ1304は、装置1300の操作をサポートするために様々なデータを記憶するように構成される。これらのデータの例は、装置1300上で操作するための任意のアプリケーションプログラム又は方法の命令、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、ピクチャー、ビデオなどを含む。メモリ1304は、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、電気的消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ(EEPROM)、消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ(EPROM)、プログラマブル読み出し専用メモリ(PROM)、読み出し専用メモリ(ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク、又は光ディスクのような任意のタイプの揮発性又は不揮発性の記憶機器、又はそれらの組み合わせによって実現され得る。
【0182】
電源コンポーネント1306は、端末1300の様々なコンポーネントに電力を供給する。電源コンポーネント1306は、電源管理システム、1つ以上の電源、及び装置1300への電力の生成、管理、及び分配に関連する他のコンポーネントを含み得る。
【0183】
マルチメディアコンポーネント1308は、前記装置1300とユーザとの間の出力インターフェースを提供するスクリーンを含む。いくつかの実施例では、スクリーンは、液晶ディスプレイ(LCD)及びタッチパネル(TP)を含み得る。スクリーンがタッチパネルを含む場合、スクリーンは、ユーザから入力信号を受信するためのタッチスクリーンとして実現され得る。タッチパネルは、タッチ、スライド、及びタッチパネル上のジェスチャを感知するための1つ又は複数のタッチセンサを含む。前記タッチセンサは、タッチ又はスライド動作の境界を感知するだけでなく、前記タッチ又はスライド動作に係る継続時間及び圧力を検出することができる。いくつかの実施例では、マルチメディアコンポーネント1308は、全面カメラ及び/又は背面カメラを含む。装置1300が撮影モード又はビデオモードのような操作モードにある場合、全面カメラ及び/又は背面カメラは、外部からマルチメディアデータを受信することができる。前方及び後方カメラの各々は、固定された光学レンズ系、又は焦点距離及び光学ズーム機能を有することができる。
【0184】
オーディオコンポーネント1310は、オーディオ信号を出力及び/又は入力するように構成される。例えば、オーディオコンポーネント1310は、マイクロフォン(MIC)を含み、端末600が呼び出しモード、録音モード、及び音声認識モードなどの操作モードにある場合、マイクロフォンは、外部オーディオ信号を受信するように構成される。受信されたオーディオ信号はさらに、メモリ1304に記憶され得るか、又は通信コンポーネント1318を介して送信され得る。いくつかの実施例では、オーディオコンポーネント1310は、オーディオ信号を出力するためのスピーカーをさらに含む。
【0185】
I/Oインターフェース1312は、処理コンポーネント1302と、キーボード、クリックホイール、ボタンなどであり得る周辺インターフェースモジュールとの間のインターフェースを提供する。これらのボタンには、ホームボタン、音量ボタン、起動ボタン、ロックボタンが含まれるが、これらに限定されない。
【0186】
センサコンポーネント1316は、装置1300の様々な態様の状態評価を提供するための1つ以上のセンサを含む。例えば、センサコンポーネント1316は、装置1300のオン/オフ状態、装置1300のディスプレイ及びキーパッドなどのコンポーネントの相対位置を検出することができる。センサコンポーネント1316は、装置1300又は装置1300の1つのコンポーネントの位置の変化、ユーザが装置1300と接触することの有無、装置1300の方位又は加速/減速、及び装置1300の温度の変化をさらに検出することができる。センサコンポーネント1316は、一切の物理的接触がない場合に近くの物体の存在を検出するように構成された近接センサを含み得る。センサコンポーネント1316は、イメージングアプリケーションで使用するためのCMOS又はCCD画像センサなどの光センサをさらに含み得る。いくつかの実施例では、当該センサコンポーネント1316は、加速度センサ、ジャイロセンサ、磁気センサ、圧力センサ、又は温度センサをさらに含み得る。
【0187】
通信コンポーネント1318は、装置1300と他の機器との間の有線又は無線通信を容易にするように構成される。装置1300は、WiFi、3G、4G、5G、6G、又はそれらの組合せなどの通信規格に基づくワイヤレスネットワークにアクセスすることができる。例示的な一実施例では、通信コンポーネント1318は、ブロードキャストチャネルを介して外部のブロードキャスト管理システムからブロードキャスト信号又はブロードキャスト関連情報を受信する。例示的な一実施例では、前記通信コンポーネント1318は、近距離通信を容易にするための近距離無線通信(NFC)モジュールをさらに含む。例えば、NFCモジュールは、無線周波数識別(RFID)技術、赤外線データアソシエーション(IrDA)技術、超広帯域(UWB)技術、ブルートゥース(BT)技術及びその他の技術に基づいて実現され得る。
【0188】
例示的な実施例では、上記の方法を実行するために、装置1300は、1つ以上のアプリケーション特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、又は他の電子デバイスによって実現され得る。
【0189】
例示的な実施例では、命令を含む非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体、例えば、命令を含むメモリ1304をさらに提供し、上記の命令は、装置1300のプロセッサ1320によって実行されて上記方法を完成することができる。例えば、前記非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、ROM、ランダムアクセスメモリ(RAM)、CD-ROM、磁気テープ、フロッピーディスク、光データ記憶デバイスなどであってもよい。
【0190】
それに応じて、本開示は、情報同期装置をさらに提供し、
プロセッサと、
プロセッサが実行可能な命令を格納するためのメモリと、を含み、
前記プロセッサは、上記の車両機器側のいずれかに記載の情報同期方法のステップを実現するように、前記実行可能な命令を実行するように構成される。
【0191】
図14に示すように、図14は例示的な実施例に係る情報同期装置1400の概略構成図である。装置1400は車両側機器として提供することができる。図14を参照して、装置1400は、1つまたは複数のプロセッサをさらに含むことができる処理コンポーネント1422と、無線送信/受信コンポーネント1424と、アンテナコンポーネント1426と、無線インターフェースに特有の信号処理部分とを含む。
【0192】
処理コンポーネント1422の1つのプロセッサは、上記の車両側機器のいずれかに記載の情報同期方法を実行するように構成されてもよい。
【0193】
さらに、本開示では、第1および第2などの関係用語は、あるエンティティまたは動作を別のエンティティまたは動作と区別するためにのみ使用され、これらのエンティティまたは動作の間にこのような実際的な関係または順序が存在することを必ずしも要求したり暗示したりしないことに注意してください。「含まれる」、「含む」、またはこれらのいずれかの他のバリエーションは、排他的ではない包含を意味するため、一連の要素を含むプロセス、方法、物品、または設備には、それらの要素だけでなく、明示的に列挙されていない他の要素、またはそのようなプロセス、方法、物品、または設備に固有の要素も含まれる。それ以上の制限がない場合、「…を一つ含む」という文言で限定された要素は、その要素を含む過程、方法、物品または設備に他の同様の要素が存在することを排除するものではない。
【0194】
当業者は、本明細書およびここに開示された発明を検討し、実践した後、本開示の他の実施形態を容易に想到し得る。本願は、本発明の任意の変形、用途または適応的変化をカバーすることを意図し、これらの変形、用途または適応的変化は、本開示の一般的な原理に従い、本開示で開示されていない当分野における公知の常識的または慣用的な技術的手段を含む。本明細書および実施例は単なる例示とみなされ、本開示の真の範囲と精神は、以下の特許請求の範囲によって示される。
【0195】
なお、本開示は、上記で説明され、図面に示された厳密な構造に限定されず、その範囲から逸脱することなく、様々な修正および変更を加えることができることを理解されたい。本開示の範囲は添付の特許請求の範囲のみによって制限される。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14