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特許7423754回転構造物、及び該回転構造物を使用する容器
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  • 特許-回転構造物、及び該回転構造物を使用する容器 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-01-19
(45)【発行日】2024-01-29
(54)【発明の名称】回転構造物、及び該回転構造物を使用する容器
(51)【国際特許分類】
   B65D 81/34 20060101AFI20240122BHJP
【FI】
B65D81/34 U
【請求項の数】 17
(21)【出願番号】P 2022508493
(86)(22)【出願日】2020-06-29
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-10-19
(86)【国際出願番号】 KR2020008434
(87)【国際公開番号】W WO2021033910
(87)【国際公開日】2021-02-25
【審査請求日】2022-02-09
(31)【優先権主張番号】10-2019-0102453
(32)【優先日】2019-08-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】513178894
【氏名又は名称】シージェイ チェイルジェダン コーポレーション
(74)【代理人】
【識別番号】110002572
【氏名又は名称】弁理士法人平木国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】シン,サン ウー
(72)【発明者】
【氏名】サゴン,フン グ
【審査官】吉澤 秀明
(56)【参考文献】
【文献】米国特許第04132811(US,A)
【文献】特開2014-054997(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 81/34
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
容器の周囲に巻かれつつ、結合されるポーチと、
前記ポーチ内部に具備される原料と、を含み、
前記原料は、加熱されながら、昇華または気化され、前記ポーチを膨脹させ、
前記ポーチの膨脹によって容器を回転させ、
前記ポーチは、複数個が具備され、
複数個の前記ポーチは、
前記ポーチ内部の原料により、前記ポーチの膨脹時点が異なるように形成されながら、容器を回転させることを特徴とする回転構造物。
【請求項2】
前記ポーチは、
帯形状によってなりつつ、容器の周囲に巻かれ、
前記原料により、前記ポーチが膨脹されるとき、前記ポーチは、帯の長手方向に沿って漸進的に膨脹されることを特徴とする請求項1に記載の回転構造物。
【請求項3】
前記原料は、帯形状によってなる前記ポーチの一側端に具備され、
前記ポーチは、前記ポーチの一側端から膨脹が始まることを特徴とする請求項2に記載の回転構造物。
【請求項4】
前記ポーチには、
気体圧力によって開かれるピンホールが具備されることを特徴とする請求項1に記載の回転構造物。
【請求項5】
気体圧力によって開かれる前記ピンホールの大きさにより、前記ポーチ内部の残留耐圧が調節されることを特徴とする請求項4に記載の回転構造物。
【請求項6】
前記ポーチは、複数個が具備され、
1つの前記ポーチの前記ピンホールは、連結部を介し、他の1つの前記ポーチの前記ピンホールと連結されることを特徴とする請求項4に記載の回転構造物。
【請求項7】
前記ポーチの膨脹時点は、
前記ポーチ内部の前記原料の量によって調節されることを特徴とする請求項1に記載の回転構造物。
【請求項8】
前記ポーチの膨脹時点は、
前記原料の昇華温度または気化温度によって調節されることを特徴とする請求項1に記載の回転構造物。
【請求項9】
記ポーチの膨脹時点は、前記原料の体積に対する表面積の比によって調節されることを特徴とする請求項1に記載の回転構造物。
【請求項10】
前記ポーチの膨脹時点は、
前記原料の誘電率によって調節されることを特徴とする請求項1に記載の回転構造物。
【請求項11】
内部に内容物が保存され、筒形状によってなる容器と、
筒形状の前記容器の周囲に巻かれつつ、前記容器に結合されるポーチと、
前記ポーチ内部に具備される原料と、を含み、
前記原料は、加熱されながら、昇華または気化され、前記ポーチを膨脹させ、
前記ポーチの膨脹により、前記容器が回転し、
前記ポーチは、複数個が具備され、
複数個の前記ポーチは、
前記ポーチ内部の原料により、前記ポーチの膨脹時点が異なるように形成されながら、前記容器を、一方向または他方向に回転させることを特徴とする回転構造物を使用する容器。
【請求項12】
前記ポーチは、
帯形状によってなりつつ、前記容器の周囲に巻かれ、
前記原料により、前記ポーチが膨脹されるとき、前記ポーチは、帯の長手方向に沿って漸進的に膨脹されながら、前記容器が回転することを特徴とする請求項11に記載の回転構造物を使用する容器。
【請求項13】
前記原料は、帯形状によってなる前記ポーチの一側端に具備されることを特徴とする請求項12に記載の回転構造物を使用する容器。
【請求項14】
前記ポーチには、
気体圧力によって開かれるピンホールが具備されることを特徴とする請求項11に記載の回転構造物を使用する容器。
【請求項15】
気体圧力によって開かれる前記ピンホールの大きさにより、前記ポーチ内部の残留耐圧が調節されることを特徴とする請求項14に記載の回転構造物を使用する容器。
【請求項16】
前記ポーチは、複数個が具備され、
1つの前記ポーチの前記ピンホールは、連結部を介し、他の1つの前記ポーチの前記ピンホールと連結されることを特徴とする請求項14に記載の回転構造物を使用する容器。
【請求項17】
複数個の前記ポーチのうち1つの前記ポーチが、前記容器を回転させる方向は、
複数個の前記ポーチのうち他の1つの前記ポーチが、前記容器を回転させる方向と反対方向であることを特徴とする請求項11に記載の回転構造物を使用する容器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、回転構造物、及び該回転構造物を使用する容器に係り、さらに詳細には、加熱によって昇華または気化される原料をポーチ内部に具備し、ポーチを膨脹させ、ポーチの膨脹によって容器を回転させることができる回転構造物、及び該回転構造物を使用する容器に関する。
【背景技術】
【0002】
電子レンジは、食品の加熱調理に頻繁に使用されるものであり、該電子レンジは、誘電率基盤の加熱を技術的基盤とし、食品を加熱調理する。そのような電子レンジを利用し、食品を加熱調理するとき、加熱体(食品)の温度変化による誘電率変化以外に、電場の分布と強度とを変化させることができる他の要素がないために、加熱体(食品)の局所的な加熱現象、または未加熱現象が生じることになる。
【0003】
そのような現象を防止するために、電子レンジにターンテーブル(turn table)やスターラ(stirrer)を設けており、ターンテーブルやスターラの回転を介して製品を加熱し、電場の形態を変化させている。
【0004】
しかしながら、ターンテーブルやスターラが、いずれも垂直軸を基準に、製品やスターラ反射板が同心回転を行う方式であるために、電場の上下変化、及び回転中心における同一半径における電場変化は、大きくなく、上下部や、特定同心円方向に過熱される現象が生じるという問題がある。
【0005】
具体的には、回転中心を中心に回転するターンテーブルやスターラを使用しても、加熱体の上下方向に、局所的な過熱現象及び未加熱現象を防止することができないという問題がある。また、回転中心を中心に回転するターンテーブルの特性上、同心円形状に加熱されるために、回転中心からの距離により、相対的に不均一な加熱が生じることを防止することができないという問題がある。
【0006】
特に、加熱体が、三次元の特定方向に相対的に厚い場合、前述のような理由により、厚い部分内部の部分的な過熱現象、及び未加熱現象を防止し難いという問題がある。
【0007】
また、シリンダ形状や円錐形状によってなる加熱体の場合、前述のような理由により、製品の局所的な過熱現象及び未加熱現象が生じることになり、回転中心からの距離により、相対的に不均一な加熱が生じるという問題がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、前述の問題点を解決するためのものであり、さらに詳細には、加熱によって昇華または気化される原料をポーチ内部に具備し、ポーチを膨脹させ、ポーチの膨脹によって容器を回転させることができる回転構造物、及び該回転構造物を使用する容器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前述の問題点を解決するための本発明の回転構造物は、容器の周囲に巻かれつつ結合されるポーチと、前記ポーチ内部に具備される原料と、を含み、前記原料は、加熱されながら、昇華または気化され、前記ポーチを膨脹させ、前記ポーチの膨脹によって容器を回転させることを特徴とするものである。
【0010】
前述の問題点を解決するための本発明の回転構造物の前記ポーチは、帯形状によってなりつつ、容器の周囲に巻かれ、前記原料により、前記ポーチが膨脹されるとき、前記ポーチは、帯の長手方向に沿って漸進的に膨脹されうる。
【0011】
前述の問題点を解決するための本発明の回転構造物の前記原料は、帯形状によってなる前記ポーチの一側端に具備され、前記ポーチは、前記ポーチの一側端から膨脹が始まりうる。
【0012】
前述の問題点を解決するための本発明の回転構造物の前記ポーチには、気体圧力によって開かれうるピンホールが具備され、気体圧力によって開かれる前記ピンホールの大きさにより、前記ポーチ内部の残留耐圧が調節されうる。
【0013】
前述の問題点を解決するための本発明の回転構造物の前記ポーチは、複数個が具備され、1つの前記ポーチの前記ピンホールは、連結部を介し、他の1つの前記ポーチの前記ピンホールと連結されうる。
【0014】
前述の問題点を解決するための本発明の回転構造物の前記ポーチは、複数個が具備され、複数個の前記ポーチは、前記ポーチ内部の原料により、前記ポーチの膨脹時点が異なるように形成されながら、容器を回転させることができる。
【0015】
前述の問題点を解決するための本発明の回転構造物の前記ポーチの膨脹時点は、前記ポーチ内部の前記原料の量によっても調節される。
【0016】
前述の問題点を解決するための本発明の回転構造物の前記ポーチの膨脹時点は、前記原料の昇華温度または気化温度によっても調節される。
【0017】
前述の問題点を解決するための本発明の回転構造物の前記原料は、凍結された状態で、前記ポーチ内部に具備され、前記ポーチの膨脹時点は、凍結された前記原料の形状によっても調節される。
【0018】
前述の問題点を解決するための本発明の回転構造物の前記ポーチの膨脹時点は、前記原料の誘電率によっても調節される。
【0019】
前述の問題点を解決するための本発明の回転構造物を使用する容器は、内部に内容物が保存され、筒形状によってなる容器と、筒形状の前記容器の周囲に巻かれつつ、前記容器に結合されるポーチと、前記ポーチ内部に具備される原料と、を含み、前記原料は、加熱されながら、昇華または気化され、前記ポーチを膨脹させ、前記ポーチの膨脹により、前記容器が回転することを特徴とするものである。
【0020】
前述の問題点を解決するための本発明の回転構造物を使用する容器の前記ポーチは、帯形状によってなりつつ、前記容器の周囲に巻かれ、前記原料により、前記ポーチが膨脹されるとき、前記ポーチは、帯の長手方向に沿って漸進的に膨脹されながら、前記容器が回転しうる。
【0021】
前述の問題点を解決するための本発明の回転構造物を使用する容器の前記原料は、帯形状によってなる前記ポーチの一側端に具備されうる。
【0022】
前述の問題点を解決するための本発明の回転構造物を使用する容器の前記ポーチには、気体圧力によって開かれうるピンホールが具備され、気体圧力によって開かれる前記ピンホールの大きさにより、前記ポーチ内部の残留耐圧が調節されうる。
【0023】
前述の問題点を解決するための本発明の回転構造物を使用する容器の前記ポーチは、複数個が具備され、1つの前記ポーチの前記ピンホールは、連結部を介し、他の1つの前記ポーチの前記ピンホールと連結されうる。
【0024】
前述の問題点を解決するための本発明の回転構造物を使用する容器の前記ポーチは、複数個が具備され、複数個の前記ポーチは、前記ポーチ内部の原料により、前記ポーチの膨脹時点が異なるように形成されながら、前記容器を、一方向または他方向に回転させうる。
【0025】
前述の問題点を解決するための本発明の回転構造物を使用する容器の複数個の前記ポーチのうち1つの前記ポーチが、前記容器を回転させる方向は、複数個の前記ポーチのうち他の1つの前記ポーチが、前記容器を回転させる方向と反対方向でもある。
【発明の効果】
【0026】
本発明は、回転構造物、及び該回転構造物を使用する容器に係り、加熱によって昇華または気化される原料をポーチ内部に具備し、ポーチを膨脹させ、ポーチの膨脹によって容器を回転させることにより、筒形状によってなる容器内部の内容物を均一な形態で加熱することができる。
【0027】
また、本発明は、ポーチ内部に具備された原料を介してポーチが膨脹する時点を調節することにより、設計した順序及び時間により、容器の回転を具現することができ、それを介し、特定製品の調理に適する容器の回転を具現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
図1】本発明の実施形態により、筒形状の容器に回転構造物が結合されたところを示す図。
図2】本発明の実施形態により、回転構造物のポーチが膨脹することにより、筒形状の容器が回転するところを示す図。
図3】(a)及び(b)は、本発明の実施形態による回転構造物を示す図。
図4】(a)は、本発明の実施形態により、筒形状の容器に回転構造物が結合されたところを示す側面図であり、(b)は、本発明の実施形態により、回転構造物のポーチが膨脹することにより、筒形状の容器が回転するところを示す側面図。
図5】本発明の実施形態により、筒形状の容器に回転構造物が複数個結合されたところを示す図。
図6】本発明の実施形態により、複数個の回転構造物が容器に結合され、ポーチが膨脹することにより、回転構造物が回転するところを示す図。
図7】本発明の実施形態により、複数個のポーチのピンホールが、連結部を介して連結されたところを示す図。
【発明を実施するための形態】
【0029】
本発明の実施形態による回転構造物は、容器の周囲に巻かれつつ結合されるポーチと、前記ポーチ内部に具備される原料と、を含み、前記原料は、加熱されながら、昇華または気化され、前記ポーチを膨脹させ、前記ポーチの膨脹によって容器を回転させることを特徴とするものである。
【0030】
本発明の実施形態による回転構造物を使用する容器は、内部に内容物が保存され、筒形状によってなる容器と、筒形状の前記容器の周囲に巻かれつつ、前記容器に結合されるポーチと、前記ポーチ内部に具備される原料と、を含み、前記原料は、加熱されながら、昇華または気化され、前記ポーチを膨脹させ、前記ポーチの膨脹により、前記容器が回転することを特徴とするものである。
【0031】
本明細書は、本発明の権利範囲を明確にし、本発明が属する技術分野で当業者が本発明を実施することができるように、本発明の原理について説明し、実施形態を開示する。開示された実施形態は、多様な形態にも具現される。
【0032】
本発明の多様な実施形態で使用されうる「含む」または「含んでもよい」というような表現は、発明(disclosure)された当該機能、当該動作または当該構成要素の存在を示し、さらなる1以上の機能、動作または構成要素などを制限するものではない。また、本発明の多様な実施形態において、「含む」または「有する」というような用語は、明細書上に記載された特徴、数、段階、動作、構成要素、部品、またはそれらの組み合わせが存在するということを指定するものであり、1またはそれ以上の他の特徴、数、段階、動作、構成要素、部品、またはそれらの組み合わせの存在または付加の可能性を事前に排除するものではないと理解されなければならない。
【0033】
本発明の実施形態による回転構造物、及び該回転構造物を使用する容器は、電子レンジ調理に使用されうるものであり、ポーチが加熱されながら、ポーチの膨脹によって容器が回転しうるものである。ただし、それに限定されるものではなく、本発明の実施形態による回転構造物、及び該回転構造物を使用する容器は、電子レンジ以外の他の加熱手段によって加熱されながら、ポーチの膨脹によって容器を回転させることもできる。
【0034】
本発明の実施形態による容器は、硬性(rigid)タイプや軟性(flexible)タイプでもあるが、特定素材に限定されるものではない。該硬性容器は、内容物を収納するための紙、プラスチックのような素材によって形成されるシリンダ型容器でもある。該軟性容器は、内容物を収納するためのPET(polyethylene terephthalate)のような素材によって形成される柔軟性ポーチ容器でもあり、内容物の形状により、多様な形状を有することができる。
【0035】
また、後述する本発明の実施形態で筒形状というのは、円筒形状、多角筒形状、円錐形状、多角錐形状、円錐台形状、多角錐台形状を示すものであり、幅が狭く形成されるものの、一方向に延長されて転がりながら、回転しうる形状ならば、多様な形状でもある。
【0036】
以下、添付された図面を基に、本発明の望ましい実施例について詳細に説明する。
【0037】
本発明の実施形態による回転構造物100は、ポーチ110、前記ポーチ110内部に具備される原料を含むものである。
【0038】
前記ポーチ110は、容器200の周囲に巻かれつつ、容器200に結合されるものであり、前記ポーチ110は、膨脹によって容器200を転がしながら、回転させうるのである。
【0039】
前記容器200は、筒形状によってなるものでもあり、内部に内容物が保存されるものである。前記容器200は、シリンダ形状、円錐形状のように、幅が狭く形成されるが、一方向に延長されて転がりながら、回転しうる形状によってなるものであり、前記容器200は、円筒形状、多角筒形状、円錐形状、多角錐形状、円錐台形状、多角錐台形状によってもなる。
【0040】
前記容器200は、のり巻き、タコ焼き、ホットドッグ、ソーセージのように、一方向に延長されるものの、幅が狭い製品の内容物を包装することができるものであり、前述の容器200内部に保存される内容物は、電子レンジのような加熱手段によって加熱される飲食物でもある。ただし、前記容器200内部に保存される内容物は、飲食物に限定されるものではなく、加熱手段によって加熱されうる加熱体であるならば、多様な構成でもある。
【0041】
また、前記容器200は、のり巻き、タコ焼き、ホットドッグ、ソーセージのように、一方向に延長されるものの、幅が狭い製品の内容物の見掛けを取り囲んでいるフィルムなどになることができることで、のり巻き、タコ焼き、ホットドッグ、ソーセージのように、一方向に延長されるものの、幅が狭い製品の内容物を取り囲みながら包装されることにより、前記容器200は、筒形状によってもなる。例えば、前記容器200は、のり巻き、タコ焼き、ホットドッグ、ソーセージなどを包む紙、プラスチックのような素材によって形成されるシリンダ型軟性容器でもある。
【0042】
前記ポーチ110は、後述する前記原料の昇華または気化によって体積が膨脹した気体を収容しながら、膨脹することができる材質によってもなるものでもあり、前記ポーチ110は、高分子フィルム素材によってもなる。ただし、前記ポーチ110の素材は、高分子フィルム素材に限定されるものではなく、体積が膨脹した気体を収容しながら、所望する方向及び形態に膨脹することができる材質であるならば、多様な材質が使用されうるということは、言うまでもない。
【0043】
前記ポーチ110は、前記容器200の周囲に巻かれつつ、前記容器200に結合されうるものであり、前記ポーチ110は、膨脹により、前記容器200を転がしながら、回転させることができものであるならば、前記容器200の多様な位置にも結合される。前記ポーチ110が前記容器200に結合されるというのは、前記ポーチ110が、前記容器200に直接付着されながら、結合されることでもあり、他の構成を介し、前記容器200に、前記ポーチ110が間接的に結合されるものでもある。
【0044】
図1を参照すれば、前記ポーチ110は、帯形状によってなりつつ、容器200一側の周囲に巻かれ、前記ポーチ110が膨脹によって広がりながら、前記容器200を転がしながら、回転させることができる。
【0045】
図2を参照すれば、前記原料により、前記ポーチ110が膨脹されるとき、前記ポーチ110は、帯の長手方向に沿って漸進的に膨脹されることが望ましい。帯の長手方向というのは、前記ポーチ110が帯形状によってなるとき、長く延長される帯の長手方向を示す。
【0046】
前記ポーチ110は、筒形状の前記容器200の周囲に巻かれているが、前記ポーチ110が帯の長手方向に沿って漸進的に膨脹することにより、前記容器200の一側に、回転モーメンタムが生じることになりつつ、前記容器200が回転し、前記容器200の上下部が反転される。
【0047】
ここで、前記ポーチ110に具備される前記原料は、帯形状によってなる前記ポーチ110の一側端に具備されることが望ましく、それを介し、前記ポーチ110は、前記ポーチ110の一側端から膨脹が始まりうる。前記ポーチ110の膨脹を介し、前記容器200に回転モーメンタムを加えるとき、前記容器200の一側でのみ回転モーメンタムを加えてこそ、前記容器200を効果的に回転させることができる。
【0048】
例えば、帯形状によってなる前記ポーチ110が、全面積において同時に膨脹が始まれば、前記容器200の周囲に沿い、多様な地点において力が加えられながら、前記容器200が一方向に回転されえないという問題がある。従って、前記ポーチ110に具備される前記原料は、帯形状によってなる前記ポーチ110の一側端に具備されることが望ましく、それを介し、前記ポーチ110は、前記ポーチ110の一側端から膨脹が始まることが望ましい。
【0049】
前記原料は、前記ポーチ110の内部に具備されるものであり、前記原料は、加熱されながら、昇華または気化されて体積が膨脹する気体を形成し、前記ポーチ110を膨脹させうるのである。
【0050】
前記原料は、指定された温度で部分相変化がなされながら、体積膨脹が可能である気体を形成することができるものであり、指定された温度で気化されながら、体積膨脹が可能である気体を形成することができる溶媒でもあり、指定された温度で昇華されながら、体積膨脹が可能である気体を形成することができる凍結物質でもある。前記原料は、溶解点及び気化点によって凍結された固状によってもなり、液状によってもなる。そのように、前記原料は、指定された温度で部分相変化がなされながら、体積膨脹が可能である気体を形成することができるものであるならば、多様な物質が使用されうる。
【0051】
前記原料は、人体に無害な素材である水、アルコールのような溶媒が使用され、前記溶媒が、電磁場を吸収したり、加熱されたりする程度を調節するために、前記溶媒に、塩、カルシウム、マグネシウムのような溶質が添加されうる。
【0052】
前記ポーチ110は、前記原料の加熱による昇華または気化によって形成された気体によって膨脹されうるが、前記ポーチ110の膨脹時点は、前記原料を介しても調節される。具体的には、前記ポーチ110内部に具備された前記原料により、前記ポーチ110を、指定された温度、及び指定された時間において膨脹させることができる。
【0053】
ここで、前記ポーチ110の膨脹時点は、前記原料が相変化を始めながら、気体を形成することができる時点にもなり、前記ポーチ110の膨脹時点は、前記ポーチ110内部の前記原料の量、または前記原料の種類によっても調節される。
【0054】
本発明の実施形態によれば、前記容器200内部に保存される内容物は、多様な飲食物でもあり、該飲食物の種類により、前記容器200の回転を具現しなければならない温度と時間とが互いに異なりうる。そのように、前記容器200の回転が具現される温度と時間とを調節するために、前記ポーチ110の膨脹時点を調節することができ、前記ポーチ110内部に具備される前記原料の量、または前記原料の種類を変更し、前記ポーチ110の膨脹時点を調節することができる。
【0055】
具体的には、前記ポーチ110内部に具備される前記原料の種類を変更することにより、前記ポーチ110の膨脹時点の温度を変更することができる。前記原料がいかなる物質によってなるかということにより、昇華温度と気化温度とが変更されうるが、前記原料の種類を変更することにより、前記原料の昇華温度または気化温度を調節し、前記ポーチ110の膨脹時点を調節することができるのである。
【0056】
また、前記ポーチ110内部に具備される前記原料の量を変更することにより、前記ポーチ110の膨脹時点の時間を調節することができる。前記ポーチ110内部に具備される前記原料の量を増減させれば、前記ポーチ110の膨脹時点を加減することができる。
本発明の実施形態によれば、前記ポーチ110の膨脹時点は、前記ポーチ110内部に具備された前記原料の形状によっても調節される。前記原料は、凍結された状態において、前記ポーチ110内部に具備されうるが、凍結された前記原料の形状により、前記膨脹時点の温度及び時間が変更されうる。
【0057】
具体的には、誘電率によって発熱が強くなる原料は、表面に電場が集中される形態になるために、前記原料の形状により、体積対比の表面積比を調節し、前記膨脹時点の温度及び時間を変更させることができる。前記原料において、体積対比の表面積比が小さい場合、膨脹時点を遅らせることができ、前記原料において、体積対比の表面積比が大きい場合、膨脹時点が早まるのである。前記原料が薄膜形状によってなる場合には、体積対比の表面積比が大きくなることにより、膨脹時点が早まるのである。
【0058】
また、前記ポーチ110の膨脹時点は、前記原料の誘電率によっても調節される。前記容器200は、電子レンジによっても調理されるが、前記原料の誘電率を調節すれば、電子レンジによって形成された電場の分布と強度とを調節することができ、それを介し、前記ポーチ110の膨脹時点を調節することができるのである。
【0059】
前記原料の誘電率は、溶媒に溶解される溶質を介して調節され、塩、カルシウム、マグネシウムのような溶質を介し、前記原料の誘電率を調節し、前記原料が電場を吸収して発熱する程度を調節することができるのである。
【0060】
前述のように、前記ポーチ110は、前記原料が昇華または気化されながら、形成された気体によって膨脹することができるものであり、前記ポーチ110は、膨脹により、前記容器200を回転させることができる。前記ポーチ110の膨脹を介し、前記容器200の回転を多様に具現することができ、以下においては、それについて詳細に説明する。
【0061】
図1及び図2を参照すれば、前記ポーチ110は、帯形状によってなりつつ、筒形状の前記容器200一側の周囲に巻かれ、前記ポーチ110が膨脹によって広がりながら、前記容器200を転がしながら、回転させることができる。
【0062】
図3(a)及び図3(b)を参照すれば、前記原料により、前記ポーチ110が膨脹されるとき、前記ポーチ110は、直線状に膨脹されることが望ましい。前記ポーチ110は、筒形状の前記容器200の周囲に巻かれうるが、図3(a)及び図3(b)のように、前記ポーチ110の中央部ホールに、前記容器200が位置し、前記容器200の一部に前記ポーチ110が付着されて固定される。
【0063】
図4(a)及び図4(b)を参照すれば、前記ポーチ110は、前記ポーチ110の一側が直線状に膨脹することにより、前記容器200の一側に、回転モーメンタムを加えることになりつつ、前記容器200が回転し、前記容器200の上下部が反転されうる。
【0064】
さらに具体的には、図4(b)を参照すれば、前記ポーチ110は、直線状に膨脹されることにより、前記容器200の下段側面部から法線方向に力を伝達することになり、それを介し、筒形状の前記容器200に回転モーメンタムが生じ、前記容器200が回転することになる(図4(a)から図4(b)のように、前記容器200が回転し、前記容器200の上下部が反転されたのは、図4(a)の前記容器200内部に図示された矢印方向が、図4(b)のように、逆さまになったところを介して確認することができる)。
【0065】
そのように、前記ポーチ110の膨脹により、前記容器200の上下部を反転させるにより、前記容器200内部の内容物は、上下部が均一に加熱されうる。
【0066】
また、前記ポーチ110内部の前記原料により、前記ポーチ110の膨脹速度を調節しながら、調理中、前記容器200を持続的に動かすことができ、それを介し、前記容器200内部の内容物を均一に加熱することができるのである。それと共に、帯形状によってなる前記ポーチ110が、前記容器200の周囲に巻かれる長さを調節し、前記容器200を1回転以上完全に回転させることもでき、製品特性により、半回転だけ回転させることもできる。
【0067】
本発明の実施形態によれば、前記ポーチ110は、複数個が具備され、複数個の前記ポーチ110が、前記容器200に結合されながら、前記容器200の回転を具現することもできる。
【0068】
前記ポーチ110が一つだけ具備されれば、前記容器200は、一方向だけに回転しうるが、前記容器200内部の内容物により、前記容器200を一方向に回転させた後、他方向に回転させる必要がある。そのために、前記ポーチ110は、複数個が具備され、図5のように、前記ポーチ110は、2個が具備されうる。
【0069】
図6を参照すれば、複数個の前記ポーチ110が前記容器200に結合されれば、複数個の前記ポーチ110は、順次に膨脹し、それを介し、前記容器200を一方向に回転させた後、さらに前記容器200を他方向に回転させることができる。
【0070】
そのとき、複数個の前記ポーチ110は、前記ポーチ110内部の原料により、前記ポーチ110の膨脹時点が異なるように形成され、それを介し、複数個の前記ポーチ110は、順次に膨脹されながら、前記容器200を回転させることができる。
【0071】
図7を参照すれば、前記ポーチ110には、気体圧力によって開かれうるピンホール120が具備されうる。前記ポーチ110は、膨脹した状態を維持することもできるが、前記ポーチ110は、膨脹した状態から、本来の状態に戻ってくることもできる。前記ピンホール120は、膨脹された前記ポーチ110内部の気体を外部で排出することができることで、前記ピンホール120は、指定された気体圧力によって開かれながら、前記ポーチ110内部の気体を外部に排出することになる。
【0072】
図5及び図6のように、2個の前記ポーチ110が前記容器200に結合されるとき、1つの前記ポーチ110が膨脹し、前記容器200を一方向に回転させた後には、1つの前記ポーチ110の膨脹が除去されてこそ、他の1つの前記ポーチ110が、前記容器200に効率的に力を加えることができるのである。
【0073】
前記ポーチ110に、前記ピンホール120を具備すれば、1つの前記ポーチ110が膨脹した後、他の1つの前記ポーチ110が膨脹する前、1つの前記ポーチ110の膨脹を除去することができ、それを介し、効率的に前記容器200を他方向に回転させることができる。
【0074】
前記ピンホール120は、気体圧力によって完全に開かれつつ、前記ポーチ110内部を常圧状態に戻し、前記ポーチ110の膨脹を即座に除去することができる。しかしながら、前記ピンホール120は、前記ポーチ110内部の残留耐圧を調節し、前記ポーチ110の膨脹が徐々に除去されるようにすることもできる。
【0075】
具体的には、気体圧力によって開かれる前記ピンホール120の大きさにより、前記ポーチ110内部の残留耐圧が調節されうる。気体圧力によって開かれる前記ピンホール120が大きければ、膨脹された前記ポーチ110内部の気体が外部に迅速に広がりながら、前記ポーチ110の膨脹は、迅速に族に除去されうる。
【0076】
気体圧力によって開かれる前記ピンホール120の大きさが小さくなれば、膨脹された前記ポーチ110内部の気体が外部に徐々に広がりながら、前記ポーチ110の膨脹は、徐々に除去されうる。
【0077】
前記ピンホール120を介し、前記ポーチ110内部の気体は外部に排出されうるが、本発明の実施形態によれば、連結部130を介し、1つの前記ポーチ110内部の気体は、他の1つの前記ポーチ110内部にも移動される。
【0078】
図7を参照すれば、前記連結部130は、複数個の前記ポーチ110が具備されるとき、複数個の前記ポーチ110のうちいずれか1つの前記ポーチ110の前記ピンホール120と、他の1つの前記ポーチ110の前記ピンホール120を連結させるものであり、前記連結部130は、前記ポーチ110内部の気体が移動される通路にもなる。
【0079】
前記ピンホール120と前記連結部130とを具備すれば、1つの前記ポーチ110を膨脹させた後、他の1つの前記ポーチ110に気体を移動させながら、他の1つの前記ポーチ110を膨脹させ、1つの前記ポーチ110の膨脹を除去することができるのである。
【0080】
また、前記連結部130を利用すれば、1つの前記ポーチ110に気体をさらに移動させながら、再膨脹させることもできる。本発明の実施形態による回転構造物100は、前記ピンホール120と前記連結部130とを利用し、前記ポーチ110を膨脹させたり、体積縮小させたり、再膨脹させたりすることにより、前記容器200の回転方向を多様に具現することもできる。
【0081】
例えば、前記容器200は、1つの前記ポーチ110の膨脹により、一方向に回転した後、1つの前記ポーチ110の気体を、前記連結部130を介し、他の1つの前記ポーチ110に移動させることにより、前記容器200を他方向に回転させることができる。その後、他の1つの前記ポーチ110にある気体を、前記連結部130を介し、1つの前記ポーチ110に移動させることにより、前記容器200を一方向にさらに回転させうる。
【0082】
そのように、本発明の実施形態による回転構造物100は、前記ピンホール120と前記連結部130とを利用し、前記ポーチ110を膨脹させたり、体積縮小させたり、再膨脹させたりすることにより、前記容器200の回転を多様に具現することができるのである。
【0083】
ここで、前記ポーチ110が複数個具備されるとき、複数個の前記ポーチ110内部の原料により、前記ポーチ110の膨脹時点を異なるように調節することができ、それを介し、前記容器200が回転される方法を変更することもできる。
【0084】
本発明の実施形態による回転構造物を使用する容器は、前述の回転構造物100が結合された容器に係わり、前記回転構造物100に係わる説明は、前述の通りであり、詳細な説明は、省略する。前述の本発明の実施形態による回転構造物100の構成及び特徴は、本発明の実施形態による回転構造物を使用する容器にいずれも適用されうる。
【0085】
前記容器200は、筒形状によってもなり、内部に内容物が保存されるものである。前記容器200は、シリンダ形状、円錐形状のように、幅が狭く形成されるが、一方向に延長されて転がりながら、回転しうる形状によってなるものであり、前記容器200は、円筒形状、多角筒形状、円錐形状、多角錐形状、円錐台形状、多角錐台形状によってもなる。
【0086】
前記容器200は、のり巻き、タコ焼き、ホットドッグ、ソーセージのように、一方向に延長されるものの、幅が狭い製品の内容物を包装することができるものであり、前記容器200内部に保存される内容物は、電子レンジのような加熱手段によって加熱される飲食物でもある。ただし、前記容器200内部に保存される内容物は、飲食物に限定されるものではなく、加熱手段によって加熱されうる加熱体であるならば、多様な構成でもある。
【0087】
また、前記容器200は、のり巻き、タコ焼き、ホットドッグ、ソーセージのように、一方向に延長されるものの、幅が狭い製品の内容物の外観を取り囲んでいるフィルムなどにもなり、のり巻き、タコ焼き、ホットドッグ、ソーセージのように、一方向に延長されるものの、幅が狭い製品の内容物により、前記容器200は、筒形状によってもなる。
【0088】
前記容器200は、帯形状によってなりつつ、前記容器200の周囲に巻かれる前記ポーチ110の膨脹によって回転され、前記ポーチ110が膨脹されるとき、前記ポーチ110は、帯の長手方向に沿って漸進的に膨脹されながら、前記容器200を回転させうる。帯の長手方向というのは、前記ポーチ110が帯形状によってなるとき、長く延長される帯の長手方向を示す。
【0089】
帯形状によってなる前記ポーチ110内部に具備される前記原料は、前記ポーチ110の一側端に具備され、それを介し、前記ポーチ110の一側端から前記ポーチ110の膨脹が始まりうる。
【0090】
前記ポーチ110には、気体圧力によって開かれうるピンホール120が具備され、前記ピンホール120の大きさにより、前記ポーチ110内部の残留耐圧が調節されうる。
【0091】
前記ポーチ110は、複数個が具備されながら、前記ポーチ110内部の原料により、前記ポーチ110の膨脹時点が異なるように形成され、それを介し、前記容器200を、一方向または他方向に回転させうる。そのとき、複数個の前記ポーチ110のうち1つの前記ポーチ110が、前記容器200を回転させる方向は、複数個の前記ポーチ110のうち他の1つの前記ポーチ110が前記容器200を回転させる方向と反対方向でもある。
【0092】
また、複数個の前記ポーチ110が具備されるとき、1つの前記ポーチ110の前記ピンホール120は、連結部130を介し、他の1つの前記ポーチ110の前記ピンホール120と連結されながら、膨脹、体積縮小、再膨脹を反復しながら、前記容器200の動きを具現することもできる。
【0093】
前述の本発明の実施形態による回転構造物、及び該回転構造物を使用する容器は、次のような効果がある。
【0094】
本発明の実施形態による回転構造物、及び該回転構造物を使用する容器は、加熱によって昇華または気化される原料をポーチ110内部に具備し、ポーチ110を膨脹させるのである。本発明の実施形態による容器200は、ポーチ110の膨脹によって回転しうるものであり、ポーチ110を介し、容器200を回転させることにより、容器200を上下に反転させうる。
【0095】
ポーチ110の膨脹により、容器200を上下に反転させることにより、容器200内部の内容物を上下に反転させ、それを介し、容器200内部の内容物の上下部を均一に加熱することができるという長所がある。
【0096】
本発明の実施形態による回転構造物、及び該回転構造物を使用する容器は、ポーチ110内部に具備される原料を介し、ポーチ110が膨脹される時点を調節しながら、ポーチ110に具備されたピンホール120が開かれる耐圧を調節することにより、設計した順序及び時間により、容器200の回転を具現することができ、それを介し、特定製品の調理に適する回転を具現することができるという長所がある。
【0097】
以上、本発明について、望ましい実施形態を挙げて詳細に説明したが、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範疇を外れない範囲内において、さまざまな多くの変形が提供されうる。従って、本発明の真の技術的保護範囲は、特許請求の範囲の技術的思想によって定められるものである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7