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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-01-19
(45)【発行日】2024-01-29
(54)【発明の名称】モジュール式家具システム
(51)【国際特許分類】
   A45F 3/24 20060101AFI20240122BHJP
   E04H 1/12 20060101ALI20240122BHJP
   E04B 1/343 20060101ALI20240122BHJP
【FI】
A45F3/24
E04H1/12 306Z
E04H1/12 A
E04B1/343 U
【請求項の数】 20
(21)【出願番号】P 2023074108
(22)【出願日】2023-04-28
(62)【分割の表示】P 2019565594の分割
【原出願日】2018-02-15
(65)【公開番号】P2023086949
(43)【公開日】2023-06-22
【審査請求日】2023-05-02
(31)【優先権主張番号】62/461,308
(32)【優先日】2017-02-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】15/815,973
(32)【優先日】2017-11-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】521063177
【氏名又は名称】2724889 オンタリオ インコーポレーテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000855
【氏名又は名称】弁理士法人浅村特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】スティルツ、ヤツェク
(72)【発明者】
【氏名】リジアック、セバスチャン
【審査官】兼丸 弘道
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2016/178637(WO,A1)
【文献】実開昭52-151905(JP,U)
【文献】実開平02-036326(JP,U)
【文献】仏国特許出願公開第2579720(FR,A1)
【文献】実開昭52-017102(JP,U)
【文献】特開平09-151543(JP,A)
【文献】特開平07-229208(JP,A)
【文献】特開2006-063787(JP,A)
【文献】米国特許第6247869(US,B1)
【文献】特許第7290005(JP,B2)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A45F 3/22-3/24
E04H 1/12
E04B 1/343
E04H 15/00-15/64
E04B 1/58
E04B 1/19,1/26
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の細長い構造部材によって画定されるフレームを有する構造体であって、前記構造部材は、複数の垂直方向に延在するポストと、前記ポスト同士の間に延在する複数のストリンガーとを含み、前記ポストのそれぞれの上側端部は、ブラケットによって少なくとも1対の前記ストリンガーに接続され、前記フレームのコーナーを画定しており、それぞれのブラケットは、それぞれのコーナーに収束する前記構造部材のそれぞれの端部を受け入れるためのソケットを有しており、前記構造体は、複数のカラーをさらに含み、前記複数のカラーは、前記ポストのそれぞれ1つの周りにそれぞれ延在しており、前記カラーの高さは、前記ポストの両端部の間の所望の場所に位置付けされるように前記ポストに沿って調整可能であり、それぞれのカラーは、前記カラーへのクロスパネルの取り付けを可能にするための取り付けポイントを有しており、前記カラーのそれぞれに固定されたクロスパネルは、前記ポストの両端部の中間において、前記ポスト同士の間に延在し、前記ポストによって支持されており、前記ストリンガーから垂直方向に間隔を置いて配置されたハンモックを提供する、構造体。
【請求項2】
前記カラーは、締結具によって、所望の場所において前記ポストに固定される、請求項1に記載の構造体。
【請求項3】
前記カラーは、バンドとして形成されており、前記バンドは、前記ポストの外部表面の周りに延在し、前記ポストの前記外部表面にぴったり適合しており、前記取り付けポイントは、前記バンドの末端端部に形成されている、請求項2に記載の構造体。
【請求項4】
前記末端端部は、互いに並置されており、前記末端端部は、前記クロスパネルの取り付けのためのクレビスを提供するために、前記末端部にオリフィスをそれぞれ有している、請求項3に記載の構造体。
【請求項5】
前記ポストは、断面に関して多角形になっており、前記末端端部は、前記多角形の頂点から前記フレームの別のポストに向けて内向きに突出している、請求項4に記載の構造体。
【請求項6】
前記ポストは、正方形断面を有している、請求項5に記載の構造体。
【請求項7】
前記カラーは、連続的な平面的な面を有しており、孔部のアレイが、前記面のうちの少なくとも1つの上に提供され、前記締結具を受け入れる、請求項2から6のいずれか一項に記載の構造体。
【請求項8】
前記孔部のアレイは、格子として配置されている、請求項7に記載の構造体。
【請求項9】
孔部のアレイは、前記平面的な面のそれぞれの上に提供されている、請求項7または8に記載の構造体。
【請求項10】
ハンガーが、それぞれのコーナーにおいて前記ストリンガー同士を接続する1対の前記ソケットの間に延在しており、シェードクロスが、前記ハンガーに接続されており、前記ハンガー同士の間に延在し、屋根を提供し、前記屋根は、前記ハンモックの上方に延在しており、前記ハンモックから間隔を置いて配置されている、請求項1から9のいずれか一項に記載の構造体。
【請求項11】
それぞれのソケットは、隣接するソケットの面に向けて内向きになっている面を有し、前記ブラケットのそれぞれに、対向する面の対を提供しており、前記ハンガーは、前記ブラケットの上の対向する面の対の間に延在している、請求項10に記載の構造体。
【請求項12】
前記構造体は、前記対向する面の対に孔部を含み、前記構造部材のそれぞれ1つを前記ブラケットに固定するための締結具を収容する、請求項11に記載の構造体。
【請求項13】
ハンガーは、それぞれのコーナーにおいて前記ストリンガーのうちの1つおよび前記ポストのうちの1つを接続する1対の前記ソケットの間に延在しており、クロスパネルは、前記ハンガーおよび前記取り付けポイントに接続されており、前記ハンガーと前記取り付けポイントとの間に延在しており、前記ハンモックに対して概して垂直に延在するサイドパネルを提供する、請求項1から12のいずれか一項に記載の構造体。
【請求項14】
前記ポストの下側端部は、基材に取り付けられたソケットを有するフット部の中に固定されている、請求項1から13のいずれか一項に記載の構造体。
【請求項15】
前記フット部は、前記ソケットから水平方向に延在するベースプレートを有している、請求項14に記載の構造体。
【請求項16】
前記フット部は、孔部のアレイを有する平面的な面を有している、請求項15に記載の構造体。
【請求項17】
クリップが、前記フット部の前記孔部のアレイに固定され、コーナーから前記フット部へ延在するサイドパネルのための取り付けポイントを提供している、請求項16に記載の構造体。
【請求項18】
前記ポストのそれぞれの下側端部は、ブラケットのソケットの中に受け入れられており、下側ストリンガーが、前記ブラケットの直交したソケットの中に受け入れられており、前記下側ストリンガーは、前記ポストのそれぞれ1つに接続されたブラケット間に延在し、囲まれたフレームを提供する、請求項1から17のいずれか一項に記載の構造体。
【請求項19】
前記ポストのそれぞれ1つの前記下側端部における前記ブラケットのそれぞれのソケットは、隣接するソケットの面に向けて内向きになっている面を有し、前記ブラケットのそれぞれに、対向する面の対を提供しており、ハンガーは、前記ブラケットの上の対向する面の対の間に延在している、請求項18に記載の構造体。
【請求項20】
前記構造体は、前記対向する面の対に孔部を含み、前記構造部材のそれぞれ1つを前記ブラケットに固定するための締結具を収容する、請求項19に記載の構造体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、モジュール式家具システムに関し、主として、排他的ではないが、アウトドアでの使用のためのモジュール式家具システムに関する。
【背景技術】
【0002】
アウトドアで時間を過ごすことができる利益はよく知られているが、現代の都市環境では、これらの利益が、常に容易に利用できるというわけではない。太陽への過度の露出は有害になり得るが、天然の日影は常に利用可能であるというわけではないということが認識される。同様に、ハンモックの中でリラックスすることは、アウトドアを楽しむためののどかな方式であるが、ハンモックは、安全であるためには頑丈なサポートを必要とし、これは、常に利用可能であるわけではない。
【0003】
たとえば、日陰を提供するためのパーゴラ、および、ハンモックのための自立式の専用のサポート・フレームなど、楽しむことのできるアウトドア環境を提供するために、さまざまな試みが行われてきた。これらは効果的であるが、パーゴラのケースでは、容易に移動または保管できない専用の構造体を構築する必要がある。キットが利用可能であるが、キットは、プレカット式のまたはプレハブ式の木製のコンポーネントから構成されており、それらは、組み立てるために特殊ツールおよび専門的技術を必要とする。
【0004】
同様に、ハンモックのためのサポート・フレームは、扱いにくく、使用していないときでも、かなりの占有面積を有する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
したがって、本発明の目的は、上記の不利益を取り除くかまたは緩和することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一般的に言えば、本発明は、ブラケットによって相互接続された複数の細長い構造部材を有するモジュール式フレームワークを提供する。ブラケットのそれぞれは、構造部材を受け入れるための少なくとも1つのチューブ状のソケットを含む。孔部のアレイが、ソケットの面の上に設けられており、付属的コンポーネントを支持するために、ブラケットへのアタッチメントの接続を可能にする。
【0007】
好ましくは、孔部のアレイは、互いに間隔を置いて配置された2つの平行な列で配置されており、それぞれの列の中の孔部が均一に間隔を離して配置された状態になっており、格子を画定している。
【0008】
また、ブラケットは、それぞれのソケットの内向きの面の上に孔部のアレイを備えた直交して配設された複数のソケットを有することが可能である。
【0009】
さらなる優先例として、ソケットは、断面が直線的なものになっている。
【図面の簡単な説明】
【0010】
ここで、本発明の実施形態が、添付の図面を参照して、単なる例として説明されることとなる。
【0011】
図1】日陰を提供するためのフレームワークの斜視図である。
図2】ハンモックのためのサポートが設けられている、図1と同様のフレームワークの斜視図である。
図3】日陰およびプライバシーを提供するために使用される図1のフレームワークの斜視図である。
図4】周囲の構造体に接続されているフレームワークの斜視図である。
図5】パーゴラのためのサポートを提供するフレームワークの斜視図である。
図6図2と同様の拡張されたフレームワークの概略図である。
図7】フレームワークのさらなる拡張を示す図6と同様の斜視図である。
図8】代替的な締結を伴う図1のフレームワークの図である。
図9図4に示されているフレームの拡大された概略図である。
図10図1のフレームワークの中で使用されているブラケットの斜視図である。
図11図1のフレームワークの1つのコーナーの平面図である。
図12図11に示されているコーナーにおいて使用されているハンガーの斜視図である。
図13図1の中で使用されているフット部の斜視図である。
図14図2の実施形態の中で使用されているカラーの平面図である。
図15図14のカラーの斜視図である。
図16図3のフレームワークの中で使用されているクリップの斜視図である。
図17】4つの構造部材を接続するブラケットの斜視図である。
図18】構造部材を接合するためのコネクターの斜視図である。
図19】5つの構造部材を直交して接続するためのブラケットの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
図1を参照すると、モジュール式フレームワーク10は、シェード・クロス12を支持するために使用され、日陰になったエリアを提供する。フレームワーク10は、複数の細長い構造部材14から構成されており、複数の細長い構造部材14は、ブラケット16によってフレームワーク10の隙間において接続されている。構造部材14の数およびそれらの配向は、下記の代替的な実施形態に図示されているように、必要とされる構造に依存することとなり、同様に、ブラケット16の数および構成も、構造体10の形態に依存することとなる。
【0013】
構造部材14のそれぞれは、寸法材料、典型的に、木材から形成されているが、金属またはプラスチックなどのような他の材料も使用され得る。好ましくは、部材14は、容易に入手可能な断面の耐候性の木材であり、たとえば、公称4”x4’の圧力処理された製材またはシーダー材などである。公称6”x6”の製材、または、押し出しアルミニウム2x2もしくは3x3断面などのような、代替的な寸法も使用され得る。
【0014】
ブラケット16は、金属から形成されており、また、接続されることとなる部材14の数に応じて、異なる構成を有している。ブラケット16は、接続されることとなる部材のそれぞれに関してソケット18を有している。図10において見ることができるように、3つの部材を直交して接合するためのコーナー・ブラケット16は、X、Y、Zのラベルを付された直交する軸線に沿って配設されている3つのソケット18を有している。ソケット18のそれぞれは、構造部材14の外部寸法に対応する内部寸法を有している。したがって、ブラケット16が、公称4x4の製材によって形成されるフレームワークの中で使用されることとなる場合には、ソケット18は、構造部材14をぴったりと受け入れるように寸法決めされた正方形断面になることとなる。
【0015】
ソケット18のそれぞれは、4つの平面的な面20によって形成されている。内向きの面、すなわち、20aにおいて示されているような、別の面に向けられている面は、ソケット18の内部へ通って延在する孔部24のアレイ22を有している。アレイ22は、格子を提供するように互いに間隔を置いて配置された2列の4つの孔部24によって形成されている。当然のことながら、アレイの他の構成も使用され得るということが認識されることとなる。
【0016】
再び図1を参照すると、構造部材14は、ソケット18の中へ挿入され、4つのレッグ部14aおよび4つのストリンガー14bを提供しており、レッグ部14aが長方形のコーナーに配設されるようになっている。部材14は、遠位孔部24aを通過し構造部材14の中へ至るスクリューによって、それぞれのブラケット16に固定されており、リジッドのフレームワーク10が提供されるようになっている。ストリンガー14bの寸法は、単にストリンガー14bを必要な長さにカットすることによって、カバーされることとなるエリアに適合するように選択され得るということが認識されることとなる。
【0017】
また、孔部24のアレイ22は、シェード・クロス12をフレームワーク10に取り付けるために使用される。図11において見ることができるように、ハンガー26が、1対の内向きの面20aの間に延在しており、シェード・クロス12または下記に説明されているサイド・パネル70のコーナーに固定されている弾性的なループ28を支持している。ハンガー26は、図12に示されており、1対の端部タブ32を備えた中央本体部30を有しており、1対の端部タブ32は、本体部30に対して45度に配設されている。孔部34が、端部タブ32のそれぞれの中に形成されている。孔部34同士の間の間隔は、孔部34が隣接する面20aの中の孔部24と整合するようになっており、ハンガーがスクリュー36によって面のそれぞれに固定され得るようになっている。スクリューは、孔部24を通過し部材14の中へ至り、しっかりとした締結を実現する。好適である場合には、スクリューは、それらがさらなる締結を提供するために挿入されるときに、セルフ・タッピング式であることが可能であり、また、孔部24と係合するように寸法決めされ得るが、一般的に、構造部材14の中へ締結は十分である。したがって、シェード・クロスは、それぞれのコーナーにおいてフレームワーク10に固定されており、また、必要とされる場合には、ハンガー26をその場に残した状態で単にループ28を解放することによって、容易に除去され得る。
【0018】
図1の実施形態では、レッグ部14aの下側端部は、より詳細に図13に示されているフット部40によって、基材に位置付けされている。フット部40は、ソケット18をそれぞれ有しており、ソケット18は、プレート42に固定されている。ソケット18は、孔部24のアレイを有しており、孔部24のアレイは、その面20のうちの1つの上に形成されており、フット部40がレッグ部14aに固定されることを可能にする。プレート40は、それぞれの頂点においてボルト孔部44を有しており、必要とされる場合には、フット部が基材に固定されることを可能にする。
【0019】
フレームワーク10は、保管のために容易に分解され得り、また、異なる長さの構造部材が異なる状況に関して使用され得るということが認識されることとなる。
【0020】
フレームワークのさらなる実施形態が図2に示されており、図2では、同様の参照番号が同様のコンポーネントを示すために使用されることとなる。図2の実施形態では、フット部40は、コーナー・ブラケット16およびストリンガー14bによって交換されており、コーナー・ブラケット16およびストリンガー14bは、下側周辺リムを提供するために挿入されている。したがって、フレームワーク10は、自立した立方体を形成している。図1の実施形態と同様に、シェード・クロス12が、ハンガー26を使用して固定されている。
【0021】
フレームワーク10の剛性は、より詳細に図14および図15に示されているカラー52を使用してハンモック50がレッグ部14aに固定されることを可能にする。カラー52は、4つの面56を備えた開放型バンド54を有している。バンドは、構造部材14の周りにフィットするように寸法決めされており、また、1対のクレビス58を有しており、1対のクレビス58は、バンド54の両端部から突出している。装着用孔部60が、それぞれのクレビスの中に形成されている。クレビス58に隣接する面56は、孔部62のアレイを設けられており、孔部62のアレイは、2x2の格子として配置されており、ブラケット16の中の孔部24と同様のサイズのものになっている。
【0022】
カラー52は、レッグ部14aに沿って必要な位置へスライドされ得り、スクリューが、孔部62を通して挿入され、カラーを適切な位置に固定することが可能である。典型的に、カラー52は、ストリンガーの組み立ての前にレッグ部14aの上に位置付けされることとなるが、レッグ部14aがクレビス58同士の間を通過することを可能にするように、バンド52を開放することによって、遡及的にフィットまたは除去され得る。カラーが必要な高さに位置付けおよび固定された状態で、ハンモック50は、リングまたは他の適切な締結具を使用して、クレビスの中の孔部60の中に取り付けられ得る。リジッドのフレームワーク10は、ハンモックのためのしっかりとした取り付けを提供し、カラー52の面の中の孔部62のアレイは、レッグ部14aの上の安全な場所を保証する。
【0023】
図1のフレームワーク10、または、図2のフレームワーク10は、追加の剛性が必要とされる場合には、図3に示されているような側壁部を提供するために使用され得る。図3の配置では、サイド・スクリーン70は、1対のレッグ部14aおよび1対のストリンガー14bによって形成された垂直方向のアパーチャーの中に固定されている。装着用クリップ72(より詳細に図16に示されている)が、必要に応じて、それぞれのコーナーおよび中間スパンにおいて使用される。クリップ72は、上記に説明されているハンガー26と同様であるが、タブ74は、本体部76と平行に配向されている。孔部78は、それらが1つのソケットのアレイの上の所定の列の中の1対の孔部と整合するように間隔を置いて配置されており、したがって、コーナー・ブラケット16の水平方向の面または垂直方向の面のいずれかの上に装着ポイントを提供している。クリップ72は、図13に示されているように、サイド・スクリーン70のそれぞれのコーナーに位置決めされており、スクリーンがアパーチャーの中に取り付けられることを可能にする。クリップ72は、アレイの中の孔部24のいずれかの列に取り付けられ得り、サイド・スクリーンが部材14に対して内側にセットされるかまたは外側にセットされることを可能にする。
【0024】
上記の実施形態では、フレームワーク10は、独立して立っている。しかし、図4に示されているように、コーナー・ブラケット16およびフット部40は、周囲の構造体とともに使用され、日陰になったエリアを提供することが可能である。図4の実施形態では、1対のレッグ部14aは、1対のストリンガー14bと組み合わせて使用され、L字形状のフレームワークを提供することが可能である。フット部40は、レッグ部14aおよびストリンガーの端部に装着され、レッグ部14aをベースBに接続し、ストリンガーを壁部Wに接続している。シェード・クロス12は、ストリンガー14bによって支持されており、日陰を提供する。コーナー・ブラケット16へのシェード・クロスの接続は、上記に説明されているようなハンガー26によって行われる。壁部Wに隣接してシェード・クロス12を接続するために、クリップ72は、フット部40の面20のうちの1つの上に提供されたアレイ24に固定されている。このケースでは、アレイを備えた面は、他のストリンガーの方に向けられており、シェード・クロスがストリンガーの平面の中に存在することができるようになっている。
【0025】
上記の実施形態のそれぞれは、日陰を提供するために、シェード・クロス12を使用してきた。図5の実施形態では、ストリンガー14bは、パーゴラを形成するために間隔を置いて配置された垂直方向のプランクを支持するために使用されている。
【0026】
フレームワーク10は、他のフレームワークと組み合わせて使用され、より大きい構造体を提供することが可能である。図6において見られるように、図1に示されているような1対の構造体が、隣同士に配置され、拡大されたフレームワークを提供している。それぞれのブラケット16における孔部のアレイは、シェード・クロスまたは側壁部がストリンガーに取り付けられることを可能にするために利用可能であり、当然のことながら、ハンモックが、レッグ部14aのいずれかのセットまたは両方のセットに固定され得る。
【0027】
同様に、図7の実施形態では、図1に示されているような開放型のフレームワークが、端から端まで接続されている。これらの実施形態では、図17に示されているように、コーナー・ブラケット16が、ブラケット16の節点の両側へ延在するソケット18を提供することによって、直交する軸線の上の4つの細長い部材14を接続するように配置されている。内向きの面20aのそれぞれは、孔部24のアレイを有しており、必要に応じてシェード・クロスまたは側壁部の取り付けを可能にする。
【0028】
また、図17に示されているブラケット16は、図4に示されているフレームワークとともに使用され、壁部Wによる拡張されたL字形状のフレームワーク・サポートを提供することが可能である。
【0029】
フット部40は、図9に示されているように、ソケット18から延在するスパイクを提供することによって、土壌または砂の上で使用するにように適合され得る。
【0030】
1対の構造部材14を互いに直角に接続するために図18に示されているコネクター80を使用することによって、フレームワーク10の汎用性が増加され得る。コネクター80は、構造部材の一方の端部の上にフィットするように寸法決めされている正方形の周辺壁部82によって画定される本体部と、壁部の面のうちの1つから突出している舌部84とを有している。壁部82の1つの面および舌部84は、孔部24の2x2アレイを有しており、本体部が一方の端部に固定され得り、舌部が別の構造部材への接続のために使用され得るようになっている。このように、図18に示されているように、水平方向のレールが、レッグ部14a同士の間に固定され得り、および/または、ピケットが、レールまたはストリンガーに固定され得る。
【0031】
コネクター16のさらなる実施形態が図19に示されており、それは、5つの構造部材14を接続するために使用される。ソケット18のうちの4つは、共通の平面の中に存在しており、第5のソケット18は、他のソケットに対して直交している。第5のソケットの平面的な面20のそれぞれは、孔部24のアレイ22を有しており、コーナー・ハンガー26またはクリップ72が固定されることを可能にする。
【0032】
上記の実施形態のそれぞれでは、コネクター16の内向きの面の中に孔部のアレイを設けることは、頑丈なフレームワークのために、構造部材がブラケットに固定されることを可能にするだけでなく、付属的コンポーネント(たとえば、ハンガーおよびクリップ)などが簡単な様式でさまざまな配向に取り付けられることも可能にし、アクセサリーの取り付けを可能にするということが認識されることとなる。2列の孔部24によって画定される格子は、照明設備などのようなアクセサリーのベースプレートがコネクターに固定されることを可能にし、それによって、汎用性を増大させる。フレームワークは、異なる目的のために、または、保管のために、容易に分解されて再構成される。
【0033】
ブラケット16は、スチールまたはアルミニウムから作製されており、また、チューブ状のセクションを互いに溶接することによって、または、好ましくは、金属ブランクを必要な構成へと折り曲げることによって、構築され得る。ブラケットが折り曲げられる場合に、ブランクの自由端部が、折り曲げの後に、ダブテールなどによって、機械的にインターロックされ、自由端部を互いに溶接するために、折り曲げられたブランクを正しい構成に維持するということが好適である。
【0034】
本発明は、特定の具体的な実施形態を参照して説明されてきたが、そのさまざまな修正例が、本明細書に添付されている特許請求の範囲に概説されているような本発明の精神および範囲から逸脱することなく、当業者に明らかになることとなる。上記に記載されているすべての参考文献の開示全体は、参照により本明細書に組み込まれている。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
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図17
図18
図19