(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-01-22
(45)【発行日】2024-01-30
(54)【発明の名称】情報処理装置及びプログラム
(51)【国際特許分類】
G06F 3/0481 20220101AFI20240123BHJP
H04L 51/04 20220101ALI20240123BHJP
G06Q 10/1093 20230101ALI20240123BHJP
【FI】
G06F3/0481
H04L51/04
G06Q10/1093
(21)【出願番号】P 2020000058
(22)【出願日】2020-01-06
【審査請求日】2022-12-20
(73)【特許権者】
【識別番号】000001443
【氏名又は名称】カシオ計算機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001254
【氏名又は名称】弁理士法人光陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】磯村 邦彦
【審査官】塩屋 雅弘
(56)【参考文献】
【文献】特開2011-082607(JP,A)
【文献】特開2019-114281(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/0481
H04L 51/04
G06Q 10/1093
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
スケジュールに関する備忘録情報を表示手段に表示させる表示制御手段と、
キーワードが対応付けられたメッセージ情報を取得する取得手段と、
前記取得手段によって取得された前記メッセージ情報に対応付けられた前記キーワードに基づいて、当該メッセージ情報に関連する前記備忘録情報を特定する特定手段と、
を備え、
前記特定手段は、前記キーワードを含む前記備忘録情報を当該メッセージ情報に関連する前記備忘録情報として特定し、
前記表示制御手段は、前記取得手段によって前記メッセージ情報が取得された場合、当該メッセージ情報を前記表示手段に表示させるとともに、前記特定手段によって特定された前記備忘録情報を
、当該備忘録情報の前記キーワードの部分を強調して表示させることを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
スケジュールに関する備忘録情報を表示手段に表示させる表示制御手段と、
メッセージ情報を取得する取得手段と、
前記取得手段によって取得された前記メッセージ情報から抽出されるキーワードに基づいて、当該メッセージ情報に関連する前記備忘録情報を特定する特定手段と、
を備え、
前記特定手段は、前記キーワードを含む前記備忘録情報を当該メッセージ情報に関連する前記備忘録情報として特定し、
前記表示制御手段は、前記取得手段によって前記メッセージ情報が取得された場合、当該メッセージ情報を前記表示手段に表示させるとともに、前記特定手段によって特定された前記備忘録情報を
、当該備忘録情報の前記キーワードの部分を強調して表示させることを特徴とする情報処理装置。
【請求項3】
前記表示制御手段は、前記メッセージ情報を前記表示手段に表示させる際に、当該メッセージ情報に関連する前記備忘録情報の数を表示させることを特徴とする請求項1
または2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記表示制御手段は、前記メッセージ情報をユーザー操作により選択可能なオブジェクトとして表示させ、当該メッセージ情報を選択する入力操作がなされた場合、当該メッセージ情報に関連する前記備忘録情報を一覧表示させることを特徴とする請求項1~
3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記スケジュールは、所定の作業に関するスケジュールであって、
前記表示制御手段は、前記備忘録情報をユーザー操作により選択可能なオブジェクトとして表示させ、
前記備忘録情報を選択する入力操作がなされた場合、前記所定の作業を行うためのアプリケーションを起動させる起動手段を更に備えることを特徴とする請求項
4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記表示制御手段は、前記所定の作業の緊急度に応じて、前記備忘録情報の表示態様を異ならせることを特徴とする請求項
5に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記取得手段は、所定時間が経過するごとに前記メッセージ情報の取得を試みることを特徴とする請求項1~
6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項8】
スケジュールに関する備忘録情報を表示手段に表示させる表示制御手段と、
キーワードが対応付けられたメッセージ情報を取得する取得手段と、
前記取得手段によって取得された前記メッセージ情報に対応付けられた前記キーワードに基づいて、当該メッセージ情報に関連する前記備忘録情報を特定する特定手段と、
を備え、
前記表示制御手段は、前記取得手段によって前記メッセージ情報が取得された場合、当該メッセージ情報と当該メッセージ情報に関連する前記備忘録情報の数とを前記表示手段に表示させるとともに、前記特定手段によって特定された前記備忘録情報を識別可能な態様で表示させることを特徴とする情報処理装置。
【請求項9】
スケジュールに関する備忘録情報を表示手段に表示させる表示制御手段と、
メッセージ情報を取得する取得手段と、
前記取得手段によって取得された前記メッセージ情報から抽出されるキーワードに基づいて、当該メッセージ情報に関連する前記備忘録情報を特定する特定手段と、
を備え、
前記表示制御手段は、
前記取得手段によって前記メッセージ情報が取得された場合、当該メッセージ情報をユーザー操作により選択可能なオブジェクトとして前記表示手段に表示させるとともに、前記特定手段によって特定された前記備忘録情報を識別可能な態様で表示させ、
前記メッセージ情報を選択する入力操作がなされた場合、当該メッセージ情報に関連する前記備忘録情報を一覧表示させることを特徴とする情報処理装置。
【請求項10】
スケジュールに関する備忘録情報を表示手段に表示させる表示制御手段と、
キーワードが対応付けられたメッセージ情報を取得する取得手段と、
前記取得手段によって取得された前記メッセージ情報に対応付けられた前記キーワードに基づいて、当該メッセージ情報に関連する前記備忘録情報を特定する特定手段と、
を備え、
前記表示制御手段は、前記取得手段によって前記メッセージ情報が取得された場合、当該メッセージ情報と当該メッセージ情報に関連する前記備忘録情報の数とを前記表示手段に表示させるとともに、前記特定手段によって特定された前記備忘録情報を識別可能な態様で表示させることを特徴とする情報処理装置。
【請求項11】
スケジュールに関する備忘録情報を表示手段に表示させる表示制御手段と、
メッセージ情報を取得する取得手段と、
前記取得手段によって取得された前記メッセージ情報から抽出されるキーワードに基づいて、当該メッセージ情報に関連する前記備忘録情報を特定する特定手段と、
を備え、
前記表示制御手段は、
前記取得手段によって前記メッセージ情報が取得された場合、当該メッセージ情報をユーザー操作により選択可能なオブジェクトとして前記表示手段に表示させるとともに、前記特定手段によって特定された前記備忘録情報を識別可能な態様で表示させ、
前記メッセージ情報を選択する入力操作がなされた場合、当該メッセージ情報に関連する前記備忘録情報を一覧表示させることを特徴とする情報処理装置。
【請求項12】
情報処理装置のコンピュータを、
スケジュールに関する備忘録情報を表示手段に表示させる表示制御手段、
キーワードが対応付けられたメッセージ情報を取得する取得手段、
前記取得手段によって取得された前記メッセージ情報に対応付けられた前記キーワードに基づいて、当該メッセージ情報に関連する前記備忘録情報を特定する特定手段、
として機能させ、
前記特定手段は、前記キーワードを含む前記備忘録情報を当該メッセージ情報に関連する前記備忘録情報として特定し、
前記表示制御手段は、前記取得手段によって前記メッセージ情報が取得された場合、当該メッセージ情報を前記表示手段に表示させるとともに、前記特定手段によって特定された前記備忘録情報を
、当該備忘録情報の前記キーワードの部分を強調して表示させることを特徴とするプログラム。
【請求項13】
情報処理装置のコンピュータを、
スケジュールに関する備忘録情報を表示手段に表示させる表示制御手段、
キーワードが対応付けられたメッセージ情報を取得する取得手段、
前記取得手段によって取得された前記メッセージ情報に対応付けられた前記キーワードに基づいて、当該メッセージ情報に関連する前記備忘録情報を特定する特定手段、
として機能させ、
前記表示制御手段は、前記取得手段によって前記メッセージ情報が取得された場合、当該メッセージ情報と当該メッセージ情報に関連する前記備忘録情報の数とを前記表示手段に表示させるとともに、前記特定手段によって特定された前記備忘録情報を識別可能な態様で表示させることを特徴とするプログラム。
【請求項14】
情報処理装置のコンピュータを、
スケジュールに関する備忘録情報を表示手段に表示させる表示制御手段、
キーワードが対応付けられたメッセージ情報を取得する取得手段、
前記取得手段によって取得された前記メッセージ情報に対応付けられた前記キーワードに基づいて、当該メッセージ情報に関連する前記備忘録情報を特定する特定手段、
として機能させ、
前記表示制御手段は、
前記取得手段によって前記メッセージ情報が取得された場合、当該メッセージ情報をユーザー操作により選択可能なオブジェクトとして前記表示手段に表示させるとともに、前記特定手段によって特定された前記備忘録情報を識別可能な態様で表示させ、
前記メッセージ情報を選択する入力操作がなされた場合、当該メッセージ情報に関連する前記備忘録情報を一覧表示させることを特徴とするプログラム。
【請求項15】
情報処理装置のコンピュータを、
スケジュールに関する備忘録情報を表示手段に表示させる表示制御手段、
メッセージ情報を取得する取得手段、
前記取得手段によって取得された前記メッセージ情報から抽出されるキーワードに基づいて、当該メッセージ情報に関連する前記備忘録情報を特定する特定手段、
として機能させ、
前記特定手段は、前記キーワードを含む前記備忘録情報を当該メッセージ情報に関連する前記備忘録情報として特定し、
前記表示制御手段は、前記取得手段によって前記メッセージ情報が取得された場合、当該メッセージ情報
と当該メッセージ情報に関連する前記備忘録情報の数とを前記表示手段に表示させるとともに、前記特定手段によって特定された前記備忘録情報を
、当該備忘録情報の前記キーワードの部分を強調して識別可能な態様で表示させることを特徴とするプログラム。
【請求項16】
情報処理装置のコンピュータを、
スケジュールに関する備忘録情報を表示手段に表示させる表示制御手段、
メッセージ情報を取得する取得手段、
前記取得手段によって取得された前記メッセージ情報から抽出されるキーワードに基づいて、当該メッセージ情報に関連する前記備忘録情報を特定する特定手段、
として機能させ、
前記表示制御手段は、前記取得手段によって前記メッセージ情報が取得された場合、当該メッセージ情報を前記表示手段に表示させるとともに、前記特定手段によって特定された前記備忘録情報を識別可能な態様で表示させることを特徴とするプログラム。
【請求項17】
情報処理装置のコンピュータを、
スケジュールに関する備忘録情報を表示手段に表示させる表示制御手段、
メッセージ情報を取得する取得手段、
前記取得手段によって取得された前記メッセージ情報から抽出されるキーワードに基づいて、当該メッセージ情報に関連する前記備忘録情報を特定する特定手段、
として機能させ、
前記表示制御手段は、
前記取得手段によって前記メッセージ情報が取得された場合、当該メッセージ情報をユーザー操作により選択可能なオブジェクトとして前記表示手段に表示させるとともに、前記特定手段によって特定された前記備忘録情報を識別可能な態様で表示させ、
前記メッセージ情報を選択する入力操作がなされた場合、当該メッセージ情報に関連する前記備忘録情報を一覧表示させることを特徴とするプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、電子メールを送信する際に、その電子メール文章の内容を自動的に分析し、その分析により得られた文章の内容に関連した、ユーザーにとって有益な情報(関連情報)を取得し、その情報に対応した応答メッセージをユーザーへ通知する機能を備えた情報通信端末が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1に開示されている情報通信端末の上述した機能では、取得された関連情報がスケジュールに関する情報である場合、応答メッセージとして、スケジュールがどのようになっているのかを通知するためのメッセージ(例えば「2月14日には予定が入っています。」などの文)をユーザーへ通知することで、予定を二重に入れてしまうことを防止できるが、予定されているタスクの抜け漏れを防止することまではできない。
【0005】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、予定されているタスクの抜け漏れを防止することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明の一態様の情報処理装置は、
スケジュールに関する備忘録情報を表示手段に表示させる表示制御手段と、
キーワードが対応付けられたメッセージ情報を取得する取得手段と、
前記取得手段によって取得された前記メッセージ情報に対応付けられた前記キーワードに基づいて、当該メッセージ情報に関連する前記備忘録情報を特定する特定手段と、
を備え、
前記特定手段は、前記キーワードを含む前記備忘録情報を当該メッセージ情報に関連する前記備忘録情報として特定し、
前記表示制御手段は、前記取得手段によって前記メッセージ情報が取得された場合、当該メッセージ情報を前記表示手段に表示させるとともに、前記特定手段によって特定された前記備忘録情報を、当該備忘録情報の前記キーワードの部分を強調して表示させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、予定されているタスクの抜け漏れを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】本実施形態の販売管理システムの概略構成図である。
【
図2】サーバーの機能構成を示すブロック図である。
【
図4】お知らせ情報テーブルの内容例を示す図である。
【
図9】クライアント端末の機能構成を示すブロック図である。
【
図10】付箋情報テーブルの内容例を示す図である。
【
図11】スケジュール情報テーブルの内容例を示す図である。
【
図12】サポートパネル表示画面の例を示す図である。
【
図14】お知らせ情報通信処理を示すフローチャートである。
【
図15】(a)及び(b)は、お知らせ情報取得後の付箋情報テーブルの内容例を示す図である。
【
図16】スケジュール情報テーブル更新処理を示すフローチャートである。
【
図17】スケジュール情報テーブルの内容例を示す図である。
【
図18】連動表示制御処理を示すフローチャートである。
【
図19】付箋表示制御処理を示すフローチャートである。
【
図20】スケジュールボタン表示制御処理を示すフローチャートである。
【
図21】サポートパネル表示画面の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の情報処理装置及びプログラムに係る実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0010】
<販売管理システム1の構成>
まず、
図1を参照して、本実施形態の構成を説明する。
図1は、本実施形態の販売管理システム1の概略構成図である。
【0011】
図1に示すように、販売管理システム1は、サーバー2と、複数(例えば、3つ)のクライアント端末3とを備えている。サーバー2とクライアント端末3とは通信ネットワークNを介して情報通信可能に接続される。
【0012】
サーバー2は、例えば、クラウド上のサーバーであり、販売管理システム1を導入した各企業における仕入れ、受注、在庫、発送、納品、請求、販売計画など販売業務に関するサポートを行う。
【0013】
クライアント端末(情報処理装置)3は、例えば、販売管理システム1を導入した各企業の社員が使用する端末装置である。このクライアント端末3としては、例えば、ノートPC(Personal Computer)、デスクトップPC等が挙げられる。なお、これらに限定されず、スマートフォン、タブレットPC、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)であってもよい。
【0014】
通信ネットワークNは、例えば、インターネットであるものとするが、LAN(Local Area Network)等、他のネットワークとしてもよい。
【0015】
<サーバー2の構成>
次に、
図2を参照して、サーバー2の機能構成について説明する。
図2は、サーバー2の機能構成を示すブロック図である。
【0016】
図2に示すように、サーバー2は、CPU(Central Processing Unit)21と、RAM(Random Access Memory)22と、記憶部23と、操作部24と、表示部25と、通信部26と、バス27などを備えている。サーバー2の各部は、バス27を介して接続されている。
【0017】
CPU21は、サーバー2の各部を制御するプロセッサである。CPU21は、記憶部23に記憶されているシステムプログラム及びアプリケーションプログラムのうち、指定されたプログラムを読み出してRAM22に展開し、当該プログラムに従って各種処理を実行する。
【0018】
RAM22は、例えば、揮発性のメモリであり、CPU21により読み出された各種のプログラムやデータを一時的に格納するワークエリアを有する。
【0019】
記憶部23は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)といった、データの書き込み及び読み出しが可能な記憶装置を備え、各種のプログラムやデータを含むファイル等を記憶する。記憶部23に記憶されるデータとしては、会社情報テーブル231、お知らせ情報テーブル232などがある。
【0020】
図3は、会社情報テーブル231の内容例を示す図である。
会社情報テーブル231は、サーバー2による管理の対象となる会社ごとに、認証コード、会社コード及び会社名が対応付けられて記憶されたテーブルデータである。
【0021】
図4は、お知らせ情報テーブル232の内容例を示す図である。
お知らせ情報テーブル232は、サーバー2による管理の対象となる会社に対してお知らせ(告知)するメッセージ(お知らせ本文)ごとに、お知らせする会社の会社コード、お知らせ本文を識別するお知らせコード、お知らせ本文、お知らせ本文を公開する公開日、確認状況、及び、キーワードが対応付けられて記憶されたテーブルデータである。ここで、確認状況とは、お知らせ本文の確認状況を示すものであり、お知らせの対象となるクライアント端末3においてお知らせ本文が確認された場合、当該確認状況は既読として表される。一方、お知らせの対象となるクライアント端末3においてお知らせ本文が確認されていない場合、確認状況は未読として表される。
お知らせ情報テーブル232に含まれるデータは、表示部25に所定の通知内容一覧画面41が表示された状態でユーザーが操作部24を用いて情報入力を行うことでお知らせ情報テーブル232に追加登録される。
【0022】
図5は、通知内容一覧画面41の例を示す図である。
通知内容一覧画面41では、通知内容一覧411、公開/限定公開選択ボタン412、指定ボタン413、編集ボタン414、削除ボタン415、追加ボタン416、閉じるボタン417、確認状況リンク418が設けられている。公開/限定公開選択ボタン412は、対象となる通知内容を公開とするか限定公開とするかを選択するためのボタンである。指定ボタン413は、対象となる通知内容を限定公開とした際に、その限定公開先の会社を指定するためのボタンである。指定ボタン413を選択する入力操作がなされると、表示部25に公開先指定画面42(
図6参照)が表示される。編集ボタン414は、通知内容を編集するためのボタンである。編集ボタン414を選択する入力操作がなされると、表示部25に通知内容編集画面43(
図7参照)が表示される。削除ボタン415は、対象となる通知内容を通知内容一覧411から削除するためのボタンである。追加ボタン416は、通知内容一覧411に新規の通知内容を追加するためのボタンである。
図5の例では、追加ボタンを選択する入力操作がなされ、通知内容一覧411の3段目に新規の通知内容が追加された状態の通知内容一覧画面41が示されている。閉じるボタン417は、通知内容一覧画面41を閉じるためのボタンである。確認状況リンク418は、通知内容を確認した会社と当該通知内容を確認していない会社とを把握可能なお知らせ確認画面にアクセスするためのハイパーリンクである。確認状況リンク418は、分数で表示され、この分数の分母は公開対象の会社数、分子は既読の会社数を表している。確認状況リンク418を選択する入力操作がなされると、未読の会社と既読の会社をそれぞれ確認できるお知らせ確認画面(図示略)が表示部25に表示される。
【0023】
図6は、公開先指定画面42の例を示す図である。
公開先指定画面42では、指定会社一覧421、公開先となる各会社を指定するためのチェックボックス422、公開先となる会社を全指定するためのチェックボックス423、決定ボタン424、キャンセルボタン425が設けられている。
図6の例では、公開先の会社として「アライ商会(会社コード:1001)」が指定された状態の公開先指定画面42が示されている。公開先となる会社が指定された状態で決定ボタン424を選択する入力操作がなされると、対象となる通知内容の公開先が決定される。キャンセルボタン425を選択する入力操作がなされると、公開先指定画面42が閉じられて情報入力が終了する。
【0024】
図7は、通知内容編集画面43の例を示す図である。
通知内容編集画面43では、お知らせ本文入力領域431、公開日入力領域432、キーワード入力領域433が設けられている。これらの各領域に必要な情報が入力された状態で決定ボタン434を選択する入力操作がなされると、
図8に示すように、通知内容一覧画面41において通知内容一覧411の対象となる通知内容の欄に、編集されたお知らせ本文「本稼働は順調ですか?バージョンアップのお知らせです。」、公開日「2019/10/25」、及び、キーワード「バージョンアップ」が表示される。
図8の例では、追加登録された通知内容(通知内容一覧411の上から3段目の通知内容)に対応する確認状況リンク418として“(0/3)”が表示されており、アライ商会(会社コード:1001)を含む3社が限定公開の対象となっているものとする。また、
図4に示すように、お知らせ情報テーブル232に対象となる通知内容(会社コード「1001」、お知らせコード「110002」、お知らせ本文「本稼働は順調ですか・・・」、公開日「2019/10/25」、キーワード「バージョンアップ」)が追加登録される。キャンセルボタン435を選択する入力操作がなされると、通知内容編集画面43が閉じられて情報入力が終了する。
【0025】
操作部24は、キーボード等のキー入力部と、マウス等のポインティングデバイスとを有し、ユーザー(オペレーター)からのキー操作入力及び位置操作入力を受け付け、その操作情報を、CPU21に出力する。CPU21は、操作部24から送信された情報に基づいて、ユーザーの入力操作を受け付ける。
【0026】
表示部25は、LCD(Liquid Crystal Display)、EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等で構成され、CPU21から指示された表示情報に従い各種表示を行う。
【0027】
通信部26は、ネットワークカード等により構成されている。通信部26は、通信ネットワークNに通信接続されて、通信ネットワークN上の機器との通信を行う。
【0028】
なお、本実施形態では、会社情報テーブル231及びお知らせ情報テーブル232が記憶部23に記憶されているが、このような態様に限られず、会社情報テーブル231及びお知らせ情報テーブル232のデータの一部又は全部を外部のサーバー装置に記憶させ、サーバー2が当該外部のサーバー装置から通信部26を介して必要な情報を取得して動作するようにしても良い。
【0029】
<クライアント端末3の構成>
次に、
図9を参照して、クライアント端末3の機能構成について説明する。
図9は、クライアント端末3の機能構成を示すブロック図である。
【0030】
図9に示すように、クライアント端末3は、CPU31と、RAM32と、記憶部33と、操作部34と、表示部35と、通信部36と、バス37などを備えている。クライアント端末3の各部は、バス37を介して接続されている。
【0031】
CPU(表示制御手段、取得手段、特定手段、起動手段)31は、クライアント端末3の各部を制御するプロセッサである。CPU31は、記憶部33に記憶されているシステムプログラム及びアプリケーションプログラムのうち、指定されたプログラムを読み出してRAM32に展開し、当該プログラムに従って各種処理を実行する。
【0032】
RAM32は、例えば、揮発性のメモリであり、CPU21により読み出された各種のプログラムやデータを一時的に格納するワークエリアを有する。
【0033】
記憶部33は、HDD、SSDといった、データの書き込み及び読み出しが可能な記憶装置を備え、各種のプログラムやデータを含むファイル等を記憶する。記憶部33に記憶されるデータとしては、付箋情報テーブル331及びスケジュール情報テーブルなどがある。
【0034】
図10は、付箋情報テーブル331の内容例を示す図である。
付箋情報テーブル331は、生成される付箋ごとに、ID(付箋ID)、表題、日付、本文、お知らせコード、キーワード、及び、スケジュールIDが対応付けられて記憶されたテーブルデータである。
付箋情報テーブル331に含まれるデータは、表示部25に所定の付箋登録画面(図示省略)が表示された状態でユーザーが操作部24を用いて情報入力を行うことで付箋情報テーブル331に追加登録される。
また、付箋情報テーブル331に含まれるデータは、サーバー2より取得されるお知らせ情報(メッセージ情報)によっても付箋情報テーブル331に追加登録されるようになっている(
図15(a)参照)。つまり、サーバー2よりお知らせ情報を取得した場合、当該お知らせ情報に基づいて生成された付箋が後述するサポートパネル表示画面51に表示されるようになっている。
【0035】
図11は、スケジュール情報テーブル332の内容例を示す図である。
スケジュール情報テーブル332は、スケジュールボタン511~513(
図12参照)を生成するためのテーブルデータであって、スケジュールボタンごとに、ID(スケジュールID)、実行日、業務名、ボタン表示1、ボタン表示2及び付箋IDが対応付けられて記憶されたテーブルデータである。ここで、スケジュールボタン511~513は、
図12に示すように、見出し部B1と、本体部B2とで構成されており、この見出し部B1にスケジュール情報テーブル332の業務名のデータが表示されるようになっている。また、本体部B2の上段にスケジュール情報テーブル332のボタン表示1のデータが表示され、中段にボタン表示2のデータが表示され、下段に実行日のデータが表示されるようになっている。また、実行日までの日にちが残り7日を切った実行日のデータについては、例えば“7日前”、“3日前”、“当日”といったようにカウントダウン表示が併せてなされるようになっている。また、実行日を過ぎた実行日のデータについては、例えば“1日経過”といったように経過日数が併せて表示されるようになっている。なお、実行日当日となったスケジュールボタンについては、通常のスケジュールボタンの表示色(例えば、青色)と異なる色(例えば、黄色)で表示するようにしても良い。また、実行日を過ぎたスケジュールボタンについても、通常のスケジュールボタンの表示色と異なる色(例えば、赤色)で表示するようにしても良い。
【0036】
図12は、サポートパネル表示画面51の例を示す図である。
図12に示すように、サポートパネル表示画面51には、スケジュールボタン表示領域51Aと、付箋表示領域51Bと、が設けられている。
【0037】
スケジュールボタン表示領域51Aでは、スケジュール情報テーブル332に登録されているスケジュール情報(スケジュールに関する備忘録情報)に基づいて生成される、縦長の矩形形状のスケジュールボタンが表示されるようになっている。
図12の例では、
図11に示されているスケジュール情報テーブル332の3つのスケジュール情報に対応した3つのスケジュールボタン511~513が横並びで表示されている。具体的には、スケジュールボタン511は、スケジュール情報テーブル332のID「1」のスケジュール情報に基づいて生成されたボタンである。このスケジュールボタン511を選択する入力操作がなされると、図示は省略するが、見積明細書入力(B5_縦型)画面に遷移することができるようになっている。また、スケジュールボタン512は、スケジュール情報テーブル332のID「2」のスケジュール情報に基づいて生成されたボタンである。このスケジュールボタン512を選択する入力操作がなされると、図示は省略するが、バージョンアップの作業画面に遷移することができるようになっている。また、スケジュールボタン513は、スケジュール情報テーブル332のID「3」のスケジュール情報に基づいて生成されたボタンである。このスケジュールボタン513を選択する入力操作がなされると、図示は省略するが、納品書(A4_3面)の作成画面に遷移することができるようになっている。
なお、スケジュールボタン表示領域51Aでは、一度に視認可能なスケジュールボタンの最大数が3つとなっている。スケジュール情報テーブル332にスケジュール情報が多数(4つ以上)登録されている場合、当該スケジュール情報に基づき生成されるスケジュールボタンのそれぞれは、横方向に3つずつ縦方向(上から下)に並べられるようになっている。かかる場合、スケジュールボタン表示領域51Aが縦方向にスクロール表示可能となっている。
【0038】
付箋表示領域51Bでは、付箋情報テーブル331に登録されている付箋情報に基づいて生成される、横長のストリップ形状の付箋が表示されるようになっている。このように、付箋表示領域51Bでは、付箋の形状を上述したスケジュールボタンの形状と異ならせることで、付箋とスケジュールボタンとを見分けやすくしている。
図12の例では、
図10に示されている付箋情報テーブル331の2つの付箋情報に対応した2つの付箋514,515が日付の新しい順に上から表示されている。具体的には、付箋514は、付箋情報テーブル331のID「2」の情報に基づいて生成されたスケジュールボタンである。付箋515は、付箋情報テーブル331のID「1」の情報に基づいて生成されたスケジュールボタンである。これらの付箋514,515を選択する入力操作がなされると、選択された付箋の内容を確認することができる付箋確認画面52が表示部35に表示されるようになっている。
なお、付箋表示領域51Bでは、一度に視認可能な付箋の最大数が5つとなっており、付箋情報テーブル331に付箋情報が多数(6つ以上)登録されている場合、当該付箋情報に基づき生成される付箋のそれぞれは、縦方向(上から下)に並べられるようになっている。かかる場合、付箋表示領域51Bが縦方向にスクロール表示可能となっている。
【0039】
図13は、付箋515を選択する入力操作がなされた際に表示部35に表示される付箋確認画面52である。
図13に示すように、付箋確認画面52では、付箋515の内容を表示する内容表示部521、確認ボタン522、取消ボタン523が設けられている。ここで、確認ボタン522を選択する入力操作がなされると、サポートパネル表示画面51から付箋515が削除されるようになっている。一方、取消ボタン523を選択する入力操作がなされると、サポートパネル表示画面51では付箋515が引き続き表示されるようになっている。
【0040】
操作部34は、キーボード等のキー入力部と、マウス等のポインティングデバイスとを有し、ユーザー(オペレーター)からのキー操作入力及び位置操作入力を受け付け、その操作情報を、CPU31に出力する。CPU31は、操作部34から送信された情報に基づいて、ユーザーの入力操作を受け付ける。
【0041】
表示部(表示手段)35は、LCD、ELディスプレイ等で構成され、CPU31から指示された表示情報に従い各種表示を行う。
【0042】
通信部36は、ネットワークカード等により構成されている。通信部36は、通信ネットワークNに通信接続されて、通信ネットワークN上の機器との通信を行う。
【0043】
なお、本実施形態では、付箋情報テーブル331及びスケジュール情報テーブル332が記憶部33に記憶されているが、このような態様に限られず、付箋情報テーブル331及びスケジュール情報テーブル332のデータの一部又は全部を外部のサーバー装置に記憶させ、クライアント端末3が当該外部のサーバー装置から通信部36を介して必要な情報を取得して動作するようにしても良い。
【0044】
<お知らせ情報通信処理>
次に、販売管理システム1により行われるお知らせ情報通信処理を説明する。
図14は、お知らせ情報通信処理を示すフローチャートである。なお、
図14に示すフローチャートは、一のクライアント端末3とサーバー2との間におけるお知らせ情報通信処理を示すものとなっており、実際には販売管理システム1を構成する各クライアント端末3とサーバー2との間においてお知らせ情報通信処理がそれぞれ行われるようになっている。
【0045】
図14に示すように、まず、クライアント端末3のCPU31は、サーバー2に対して一定間隔(例えば、5分間隔)でお知らせ情報取得要求を行う(ステップS1)。このお知らせ情報取得要求がなされる際、CPU31は、自端末において設定されている認証コードをサーバー2に送信する。例えば、クライアント端末3が「アライ商会」の端末装置である場合、CPU31は、認証コード「abcdefgh」(
図3参照)をサーバー2に送信する。
【0046】
次いで、サーバー2のCPU21は、クライアント端末3よりお知らせ情報取得要求を受けたか否かを判定する(ステップS2)。
【0047】
ステップS2において、クライアント端末3よりお知らせ情報取得要求を受けていないと判定された場合(ステップS2;NO)、サーバー2のCPU21は、ステップS2の判定処理を繰り返し行う。
一方、ステップS2において、クライアント端末3よりお知らせ情報取得要求を受けたと判定された場合(ステップS2;YES)、サーバー2のCPU21は、会社情報テーブル231及びお知らせ情報テーブル232を参照して、お知らせ情報取得要求を行ったクライアント端末3を対象としたお知らせ情報があるか否かを判定する(ステップS3)。
【0048】
ステップS3において、お知らせ情報取得要求を行ったクライアント端末3を対象としたお知らせ情報が無いと判定された場合(ステップS3;NO)、サーバー2のCPU21は、処理をステップS2へ戻し、それ以降の処理を繰り返し行う。
一方、ステップS3において、お知らせ情報取得要求を行ったクライアント端末3を対象としたお知らせ情報があると判定された場合(ステップS3;YES)、サーバー2のCPU21は、お知らせ情報取得要求を行ったクライアント端末3に対して当該お知らせ情報を送信する(ステップS4)。例えば、クライアント端末3より認証コード「abcdefgh」を受信した場合、サーバー2のCPU21は、会社情報テーブル231を参照して、この認証コード「abcdefgh」に対応する会社コード「1001」を取得する。続けて、CPU21は、
図4に示されているお知らせ情報テーブル232を参照して、この会社コード「1001」に対応するお知らせ情報であって、現在の日付(例えば、2019年10月25日)が公開日に達しているお知らせ情報であって、且つ、確認状況が「未読」であるお知らせ情報(お知らせコード「110002」のお知らせ情報)を取得する。そして、CPU21は、お知らせ情報取得要求を行ったクライアント端末3に対して当該お知らせ情報を送信する。そして、CPU21は、処理をステップS2へ戻し、それ以降の処理を繰り返し行う。
【0049】
次いで、クライアント端末3のCPU31は、サーバー2よりお知らせ情報を受信したか否かを判定する(ステップS5)。
【0050】
ステップS5において、サーバー2よりお知らせ情報を受信していないと判定された場合(ステップS5;NO)、クライアント端末3のCPU31は、処理をステップS11へ進める。
一方、ステップS5において、サーバー2よりお知らせ情報を受信したと判定された場合(ステップS5;YES)、クライアント端末3のCPU31は、当該お知らせ情報に基づいて付箋情報を生成して付箋情報テーブル331に追加登録する(ステップS6)。例えば、お知らせコード「110002」のお知らせ情報(
図4参照)を受信した場合、クライアント端末3のCPU31は、当該お知らせ情報に基づいて、表題「※ポータルサイトからのお知らせ※」、日付「2019/10/25」、本文「本稼働は順調ですか?¥nバージョンアップのお知らせです。」、キーワード「バージョンアップ」とする付箋情報を生成し、
図15(a)に示すように、当該付箋情報にID(付箋ID)「3」を対応付けて付箋情報テーブル331に追加登録する。ここで、お知らせ情報に基づいて生成される付箋情報のうちの表題は、すべて「※ポータルサイトからのお知らせ※」が生成されるようになっている。表題に記される“ポータルサイト”とは、サーバー2で運営されているサイトであって、管理対象となっている会社ごとに販売管理の業務に関する情報を管理するサイトである。また、お知らせ情報に基づいて生成される付箋情報のうちの日付は、当該お知らせ情報に含まれる公開日に対応させた日付となっている。また、お知らせ情報に基づいて生成される付箋情報のうちの本文は、当該お知らせ情報に含まれるお知らせ本文に対応させたものとなっている。また、お知らせ情報に基づいて生成される付箋情報のうちのキーワードは、当該お知らせ情報のキーワードに対応させたものとなっている。
【0051】
次いで、クライアント端末3のCPU31は、ステップS6で追加登録された付箋情報の「キーワード」の項目にキーワードが登録されているか否かを判定する(ステップS7)。
【0052】
ステップS7において、ステップS6で追加登録された付箋情報の「キーワード」の項目にキーワードが登録されていないと判定された場合(ステップS7;NO)、クライアント端末3のCPU31は、処理をステップS11へ進める。
一方、ステップS7において、ステップS6で追加登録された付箋情報の「キーワード」の項目にキーワードが登録されていると判定された場合(ステップS7;YES)、クライアント端末3のCPU31は、スケジュール情報テーブル更新処理(ステップS8)を行う。
【0053】
図16は、スケジュール情報テーブル更新処理を示すフローチャートである。
図16に示すように、スケジュール情報テーブル更新処理が呼び出されると、クライアント端末3のCPU31は、スケジュール情報テーブル332にスケジュール情報が登録されているか否かを判定する(ステップS21)。
【0054】
ステップS21において、スケジュール情報テーブル332にスケジュール情報が登録されていないと判定された場合(ステップS21;NO)、クライアント端末3のCPU31は、スケジュール情報テーブル更新処理を終了させて、処理をお知らせ情報通信処理のステップS9へ移行させる。
一方、ステップS21において、スケジュール情報テーブル332にスケジュール情報が登録されていると判定された場合(ステップS21;YES)、クライアント端末3のCPU31は、スケジュール情報テーブル332からスケジュールIDの昇順でスケジュール情報を順次取得する(ステップS22)。
【0055】
次いで、クライアント端末3のCPU31は、追加登録された付箋情報の「キーワード」の項目に登録されたキーワードの文字列がステップS22で取得されたスケジュール情報の「業務名」、「ボタン表示1」、「ボタン表示2」のいずれかの項目に含まれているか否かを判定する(ステップS23)。
【0056】
例えば、追加登録された付箋情報が付箋ID「3」に対応する付箋情報(
図15(a)参照)であって、ステップS22で取得されたスケジュール情報がスケジュールID「1」に対応するスケジュール情報(
図11参照)の場合、当該付箋情報の「キーワード」の項目に登録されたキーワードの文字列“バージョンアップ”は、当該スケジュール情報の「業務名」、「ボタン表示1」、「ボタン表示2」のいずれの項目にも含まれていないため、かかる場合、ステップS23において、追加登録された付箋情報の「キーワード」の項目に登録されたキーワードの文字列がステップS22で取得されたスケジュール情報の「業務名」、「ボタン表示1」、「ボタン表示2」のいずれの項目にも含まれていないと判定されることとなる(ステップS23;NO)。
【0057】
一方、追加登録された付箋情報が付箋ID「3」に対応する付箋情報(
図15(a)参照)であって、ステップS22で取得されたスケジュール情報がスケジュールID「2」に対応するスケジュール情報(
図11参照)の場合、当該付箋情報の「キーワード」の項目に登録されたキーワードの文字列“バージョンアップ”は、当該スケジュール情報の「業務名」の項目に含まれているため、かかる場合、ステップS23において、追加登録された付箋情報の「キーワード」の項目に登録されたキーワードの文字列がステップS22で取得されたスケジュール情報の「業務名」、「ボタン表示1」、「ボタン表示2」のいずれかの項目に含まれていると判定されることとなる(ステップS23;YES)。また、ステップS22で取得されたスケジュール情報がスケジュールID「3」に対応するスケジュール情報(
図11参照)の場合、当該付箋情報の「キーワード」の項目に登録されたキーワードの文字列“バージョンアップ”は、当該スケジュール情報の「ボタン表示2」の項目に含まれているため、かかる場合も、ステップS23において、追加登録された付箋情報の「キーワード」の項目に登録されたキーワードの文字列がステップS22で取得されたスケジュール情報の「業務名」、「ボタン表示1」、「ボタン表示2」のいずれかの項目に含まれていると判定されることとなる(ステップS23;YES)。
【0058】
ステップS23において、追加登録された付箋情報の「キーワード」の項目に登録されたキーワードの文字列がステップS22で取得されたスケジュール情報の「業務名」、「ボタン表示1」、「ボタン表示2」のいずれの項目にも含まれていないと判定された場合(ステップS23;NO)、クライアント端末3のCPU31は、処理をステップS25へ進める。
一方、ステップS23において、追加登録された付箋情報の「キーワード」の項目に登録されたキーワードの文字列がステップS22で取得されたスケジュール情報の「業務名」、「ボタン表示1」、「ボタン表示2」のいずれかの項目に含まれていると判定された場合(ステップS23;YES)、クライアント端末3のCPU31は、スケジュール情報の「付箋ID」の項目に、追加登録された付箋情報に紐づけられたID(付箋ID)を登録する(ステップS24)。例えば、上述の具体例では、
図17に示すように、スケジュールID「2」及びスケジュールID「3」のそれぞれに対応するスケジュール情報の「付箋ID」の項目に、追加登録された付箋情報に紐づけられた付箋ID「3」が登録される。
【0059】
次いで、クライアント端末3のCPU31は、スケジュール情報テーブル332に登録されているスケジュール情報をステップS22において全て取得したか否かを判定する(ステップS25)。
【0060】
ステップS25において、スケジュール情報テーブル332に登録されているスケジュール情報をステップS22において全て取得していないと判定された場合(ステップS25;NO)、クライアント端末3のCPU31は、処理をステップS22へ戻し、それ以降の処理を繰り返し行う。
一方、ステップS25において、スケジュール情報テーブル332に登録されているスケジュール情報をステップS22において全て取得したと判定された場合(ステップS25;YES)、クライアント端末3のCPU31は、スケジュール情報テーブル更新処理を終了させて、処理をお知らせ情報通信処理のステップS9へ移行させる。
【0061】
お知らせ情報通信処理の説明に戻り、次いで、クライアント端末3のCPU31は、スケジュール情報テーブル332に付箋IDが紐づけられたスケジュール情報があるか否かを判定する(ステップS9)。
【0062】
ステップS9において、スケジュール情報テーブル332に付箋IDが紐づけられたスケジュール情報が無いと判定された場合(ステップS9;NO)、クライアント端末3のCPU31は、処理をステップS11へ進める。
一方、ステップS9において、スケジュール情報テーブル332に付箋IDが紐づけられたスケジュール情報があると判定された場合(ステップS9;YES)、クライアント端末3のCPU31は、付箋IDが紐づけられたスケジュール情報のID(スケジュールID)を追加登録された付箋情報に紐づける(ステップS10)。例えば、上述の具体例では、
図15(b)に示すように、付箋ID「3」が紐づけられたスケジュール情報のスケジュールID「2」,「3」(
図17参照)が、追加登録された付箋ID「3」に対応する付箋情報の「スケジュールID」の項目に登録される。
【0063】
次いで、クライアント端末3のCPU31は、連動表示制御処理(ステップS11)を行う。そして、クライアント端末3のCPU31は、処理をステップS1戻し、それ以降の処理を繰り返し行う。
【0064】
図18は、連動表示制御処理を示すフローチャートである。
図18に示すように、連動表示制御処理が呼び出されると、クライアント端末3のCPU31は、付箋情報テーブル331に付箋情報が登録されているか否かを判定する(ステップS31)。
【0065】
ステップS31において、付箋情報テーブル331に付箋情報が登録されていないと判定された場合(ステップS31;NO)、クライアント端末3のCPU31は、処理をステップS33へ進める。
一方、ステップS31において、付箋情報テーブル331に付箋情報が登録されていると判定された場合(ステップS31;YES)、クライアント端末3のCPU31は、付箋表示制御処理(ステップS32)を行い、処理をステップS33へ進める。
【0066】
次いで、クライアント端末3のCPU31は、スケジュール情報テーブル332にスケジュール情報が登録されているか否かを判定する(ステップS33)。
【0067】
ステップS33において、スケジュール情報テーブル332にスケジュール情報が登録されていないと判定された場合(ステップS33;NO)、クライアント端末3のCPU31は、連動表示制御処理を終了させて、処理をお知らせ情報通信処理のステップS1へ移行させる。
一方、ステップS33において、スケジュール情報テーブル332にスケジュール情報が登録されていると判定された場合(ステップS33;YES)、クライアント端末3のCPU31は、スケジュールボタン表示制御処理(ステップS34)を行い、その後、連動表示制御処理を終了させて、処理をお知らせ情報通信処理のステップS1へ移行させる。
【0068】
図19は、付箋表示制御処理を示すフローチャートである。
図19に示すように、付箋表示制御処理が呼び出されると、クライアント端末3のCPU31は、付箋情報テーブル331から付箋IDの昇順で付箋情報を順次取得する(ステップS41)。
【0069】
次いで、クライアント端末3のCPU31は、ステップS41で取得された付箋情報の「キーワード」の項目にキーワードが登録されているか否かを判定する(ステップS42)。
【0070】
ステップS42において、ステップS41で取得された付箋情報の「キーワード」の項目にキーワードが登録されていないと判定された場合(ステップS42;NO)、クライアント端末3のCPU31は、ステップS41で取得された付箋情報に基づいて通常の付箋表示を行い(ステップS46)、処理をステップS47へ進める。
例えば、
図15(b)に示されている付箋情報テーブル331から付箋ID「1」の付箋情報が取得された場合、この付箋情報の「キーワード」の項目にはキーワードが登録されていないと判定されるため、かかる場合、
図21に示すように、クライアント端末3のCPU31は、当該付箋ID「1」の付箋情報に基づいて通常の付箋515を表示させる。また、付箋情報テーブル331から付箋ID「2」の付箋情報が取得された場合も同様に、この付箋情報の「キーワード」の項目にはキーワードが登録されていないと判定されるため、かかる場合、
図21に示すように、クライアント端末3のCPU31は、当該付箋ID「1」の付箋情報に基づいて通常の付箋515を表示させる。
【0071】
一方、ステップS42において、ステップS41で取得された付箋情報の「キーワード」の項目にキーワードが登録されていると判定された場合(ステップS42;YES)、クライアント端末3のCPU31は、ステップS41で取得された付箋情報の「本文」の項目に登録されている本文のキーワードの文字列を強調した付箋表示を行う(ステップS43)。例えば、
図15(b)に示されている付箋情報テーブル331から付箋ID「3」の付箋情報が取得された場合、この付箋情報の「キーワード」の項目にはキーワード“バージョンアップ”が登録されていると判定されるため、かかる場合、
図21に示すように、クライアント端末3のCPU31は、当該付箋ID「3」の付箋情報に基づいて本文のキーワードの文字列“バージョンアップ”をハイライトによって強調した付箋516を表示させる。また、付箋516は、該当する付箋ID「3」の付箋情報の「お知らせコード」の項目にお知らせコード「110002」が登録されている、すなわちサーバー2より受信したお知らせ情報に基づいて生成された付箋であり、通常の付箋514,515と識別可能にするため付箋自体が特定色(例えば、灰色)で表示されるようになっている。
【0072】
次いで、クライアント端末3のCPU31は、ステップS41で取得された付箋情報の「スケジュールID」の項目にスケジュールIDが登録されているか否かを判定する(ステップS44)。
【0073】
ステップS44において、ステップS41で取得された付箋情報の「スケジュールID」の項目にスケジュールIDが登録されていないと判定された場合(ステップS44;NO)、クライアント端末3のCPU31は、処理をステップS47へ進める。
一方、ステップS44において、ステップS41で取得された付箋情報の「スケジュールID」の項目にスケジュールIDが登録されていると判定された場合(ステップS44;YES)、クライアント端末3のCPU31は、この「スケジュールID」の項目に登録されているスケジュールIDの個数を付箋に表示させ(ステップS45)、処理をステップS47へ進める。例えば、
図15(b)に示されている付箋情報テーブル331から付箋ID「3」の付箋情報が取得された場合、この付箋情報の「スケジュールID」の項目にはスケジュールID「2」,「3」が登録されていると判定されるため、かかる場合、
図21に示すように、クライアント端末3のCPU31は、当該付箋ID「3」の付箋情報に基づいて付箋516の右上にスケジュールIDの個数“2”を囲み数字で重畳表示させる。
【0074】
次いで、クライアント端末3のCPU31は、付箋情報テーブル331に登録されている付箋情報をステップS41において全て取得したか否かを判定する(ステップS47)。
【0075】
ステップS47において、付箋情報テーブル331に登録されている付箋情報をステップS41において全て取得していないと判定された場合(ステップS47;NO)、クライアント端末3のCPU31は、処理をステップS41へ戻し、それ以降の処理を繰り返し行う。
一方、ステップS47において、付箋情報テーブル331に登録されている付箋情報をステップS41において全て取得したと判定された場合(ステップS47;YES)、クライアント端末3のCPU31は、付箋表示制御処理を終了させて、処理を連動表示制御処理のステップS33へ移行させる。
【0076】
図20は、スケジュールボタン表示制御処理を示すフローチャートである。
図20に示すように、スケジュールボタン表示制御処理が呼び出されると、クライアント端末3のCPU31は、スケジュール情報テーブル332からスケジュールIDの昇順でスケジュール情報を順次取得する(ステップS51)。
【0077】
次いで、クライアント端末3のCPU31は、ステップS51で取得された付箋情報の「付箋ID」の項目に付箋IDが登録されているか否かを判定する(ステップS52)。
【0078】
ステップS52において、ステップS51で取得されたスケジュール情報の「付箋ID」の項目に付箋IDが登録されていないと判定された場合(ステップS52;NO)、クライアント端末3のCPU31は、ステップS51で取得されたスケジュール情報に基づいて通常のスケジュールボタン表示を行い(ステップS54)、処理をステップS55へ進める。例えば、
図17に示されているスケジュール情報テーブル332からスケジュールID「1」のスケジュール情報が取得された場合、このスケジュール情報の「付箋ID」の項目には付箋IDが登録されていないと判定されるため、かかる場合、
図21に示すように、クライアント端末3のCPU31は、当該スケジュールID「1」のスケジュール情報に基づいて通常のスケジュールボタン511を表示させる。
【0079】
一方、ステップS52において、ステップS51で取得されたスケジュール情報の「付箋ID」の項目に付箋IDが登録されていると判定された場合(ステップS52;YES)、クライアント端末3のCPU31は、該当する付箋のキーワードの文字列を強調したスケジュールボタン表示を行い(ステップS53)、処理をステップS55へ進める。例えば、
図17に示されているスケジュール情報テーブル332からスケジュールID「2」のスケジュール情報が取得された場合、このスケジュール情報の「付箋ID」の項目には付箋ID「3」が登録されていると判定されるため、かかる場合、
図21に示すように、クライアント端末3のCPU31は、当該スケジュールID「2」のスケジュール情報に基づいて、該当する付箋516(付箋ID「3」の付箋)のキーワードの文字列“バージョンアップ”をハイライトによって強調したスケジュールボタン512を表示させる。また、スケジュール情報テーブル332からスケジュールID「3」のスケジュール情報が取得された場合も同様に、このスケジュール情報の「付箋ID」の項目には付箋ID「3」が登録されていると判定されるため、かかる場合、
図21に示すように、クライアント端末3のCPU31は、当該スケジュールID「3」のスケジュール情報に基づいて、該当する付箋516(付箋ID「3」の付箋)のキーワードの文字列“バージョンアップ”をハイライトによって強調したスケジュールボタン513を表示させる。
【0080】
次いで、クライアント端末3のCPU31は、スケジュール情報テーブル332に登録されているスケジュール情報をステップS51において全て取得したか否かを判定する(ステップS55)。
【0081】
ステップS55において、スケジュール情報テーブル332に登録されているスケジュール情報をステップS51において全て取得していないと判定された場合(ステップS55;NO)、クライアント端末3のCPU31は、処理をステップS51へ戻し、それ以降の処理を繰り返し行う。
一方、ステップS55において、スケジュール情報テーブル332に登録されているスケジュール情報をステップS51において全て取得したと判定された場合(ステップS55;YES)、クライアント端末3のCPU31は、スケジュールボタン表示制御処理を終了させて、処理をお知らせ情報通信処理のステップS1へ移行させる。
【0082】
図22は、
図21に示されているサポートパネル表示画面51において付箋516を選択する入力操作がなされた際に、表示部35に表示される付箋確認画面53の例を示す図である。
図22に示すように、付箋確認画面53では、付箋516の内容を表示する内容表示部531、確認ボタン532、取消ボタン533が設けられている。内容表示部531では、付箋確認画面52の内容表示部521(
図13参照)とは異なり、「関連」の項目が追加されている。この「関連」の項目では、キーワード表示部531aと、関連スケジュール表示部531bと、が設けられている。キーワード表示部531aには、付箋516の付箋情報の「キーワード」の項目に登録されているキーワード“バージョンアップ”が表示される。関連スケジュール表示部531bには、付箋516の付箋情報の「スケジュールID」の項目に登録されているスケジュールID「2」,「3」の各スケジュール情報が一覧表示される。具体的には、スケジュールID「2」のスケジュール情報の「実行日」の項目に登録されている情報“2019/10/30”及び「業務名」の項目に登録されている情報“バージョンアップ”が表示されるとともに、スケジュールID「3」のスケジュール情報の「実行日」の項目に登録されている情報“2019/11/1”及び「業務名」の項目に登録されている情報“納品書(A4_3面)”が表示される。
確認ボタン532を選択する入力操作がなされると、サポートパネル表示画面51から付箋516が削除されるとともに、付箋516の付箋情報の「お知らせコード」の項目に登録されているお知らせコード“110002”がサーバー2へ送信されるようになっている。サーバー2は、このお知らせコード“110002”の受信を契機として、お知らせ情報テーブル232の対応するお知らせ情報(会社コード「1001」、お知らせコード「110002」のお知らせ情報)の「確認状況」の項目の情報を「既読」に更新する。また、取消ボタン533を選択する入力操作がなされると、サポートパネル表示画面51では付箋516が引き続き表示されるようになっている。
【0083】
以上説明したように、クライアント端末3のCPU31は、スケジュールボタン(スケジュールに関する備忘録情報)511~513を表示部35に表示させ、キーワードが対応付けられたお知らせ情報(メッセージ情報)を取得し、当該お知らせ情報に対応付けられたキーワードに基づいて、当該お知らせ情報に関連するスケジュールボタン512,513を特定する。また、CPU31は、お知らせ情報が取得された場合、当該お知らせ情報を付箋516として表示部35に表示させるとともに、特定されたスケジュールボタン512,513を識別可能な態様で表示させる。
したがって、クライアント端末3によれば、サーバー2よりお知らせ情報を取得した際に、当該お知らせ情報に関連するスケジュールボタン512,513にも関心を向けさせることができるので、スケジュールボタン512,513に記されているタスクの抜け漏れを防止することができる。
【0084】
また、クライアント端末3のCPU31は、キーワードを含むスケジュールボタン512,513を当該お知らせ情報に関連するスケジュールボタン512,513として特定する。
したがって、クライアント端末3によれば、お知らせ情報に関連するスケジュールボタン512,513を容易に特定することができる。
【0085】
また、クライアント端末3のCPU31は、特定されたスケジュールボタン512,513を表示部35に表示させる際に、当該スケジュールボタン512,513のキーワードの部分を強調して表示させる。
したがって、クライアント端末3によれば、特定されたスケジュールボタン512,513に関心を向け易くすることができるので、スケジュールボタン512,513に記されているタスクの抜け漏れをより好適に防止することができる。
【0086】
また、クライアント端末3のCPU31は、サーバー2より取得したお知らせ情報を付箋516として表示部35に表示させる際に、当該お知らせ情報に関連するスケジュールボタン512,513の数(個数)を表示させる。
したがって、クライアント端末3によれば、お知らせ情報に関連するスケジュールボタン512,513の数(個数)をユーザーに把握させることができるので、当該スケジュールボタン512,513の見落としを防止することができる。この結果、スケジュールボタン512,513に記されているタスクの抜け漏れをより好適に防止することができる。
【0087】
また、クライアント端末3のCPU31は、付箋516として表示されたお知らせ情報をユーザー操作により選択可能なオブジェクトとして表示させ、当該お知らせ情報を選択する入力操作がなされた場合、当該お知らせ情報に関連するスケジュール情報(スケジュールに関する備忘録情報)を一覧表示させる。
したがって、クライアント端末3によれば、サーバー2よりお知らせ情報を取得した際に、当該お知らせ情報に関連するスケジュール情報にも関心を向けさせることができるので、当該スケジュール情報として登録されているタスクの抜け漏れを防止することができる。
【0088】
また、クライアント端末3のCPU31は、スケジュールボタン511~513を選択する入力操作がなされた場合、当該スケジュールボタン511~513に記されている業務(所定の作業)を行うためのアプリケーションを起動させる。
したがって、クライアント端末3によれば、スケジュールボタン511~513に記されている業務に着手し易くすることができるので、お知らせ情報を通じてスケジュールボタン512,513に関心を向けさせた流れで当該スケジュールボタン512,513に記されている業務に着手させることができるので、当該スケジュールボタン512,513に記されているタスクの抜け漏れをより好適に防止することができる。
【0089】
また、クライアント端末3のCPU31は、スケジュールボタン511~513に記されている業務の緊急度に応じて、当該スケジュールボタン511~513の表示色を異ならせる。
したがって、クライアント端末3によれば、スケジュールボタン511~513に記されているタスクの抜け漏れをより一層好適に防止することができる。
【0090】
また、クライアント端末3のCPU31は、所定時間が経過するごとにお知らせ情報の取得を試みる。
したがって、クライアント端末3によれば、サーバー2で編集されたお知らせ情報に対して迅速な対応をとることができるようになる。
【0091】
以上、本発明を実施形態に基づいて具体的に説明してきたが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、上記実施形態では、クライアント端末3のCPU31は、サーバー2よりお知らせ情報を取得した場合、当該お知らせ情報に対応付けられたキーワードに基づいて、当該お知らせ情報に関連するスケジュールボタンを特定するようにしたが、当該お知らせ情報に関連する付箋を特定するようにしても良い。そして、CPU31は、特定された付箋をサポートパネル表示画面51の付箋表示領域51Bに識別可能な態様で表示させるようにしても良い。
【0092】
また、上記実施形態では、お知らせ情報に関連するスケジュールボタンを特定する際に、当該お知らせ情報に予め付帯されているキーワードを用いるようにしたが、例えば、クライアント端末3がサーバー2よりお知らせ情報を取得した際に、所定の解析処理(例えば、形態素解析処理)に基づいて当該お知らせ情報の本文等からキーワードを抽出して当該キーワードを用いるようにしても良い。
【0093】
また、上記した実施形態では、本発明に係るプログラムのコンピュータ読み取り可能な媒体として記憶部33のHDD、SSDを使用した例を開示したが、この例に限定されない。その他のコンピュータ読み取り可能な媒体として、フラッシュメモリや、CD-ROM等の可搬型記録媒体を適用することが可能である。また、本発明に係るプログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウエーブ(搬送波)も本発明に適用される。
【0094】
本発明の実施の形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
[付記]
<請求項1>
スケジュールに関する備忘録情報を表示手段に表示させる表示制御手段と、
キーワードが対応付けられたメッセージ情報を取得する取得手段と、
前記取得手段によって取得された前記メッセージ情報に対応付けられた前記キーワードに基づいて、当該メッセージ情報に関連する前記備忘録情報を特定する特定手段と、
を備え、
前記表示制御手段は、前記取得手段によって前記メッセージ情報が取得された場合、当該メッセージ情報を前記表示手段に表示させるとともに、前記特定手段によって特定された前記備忘録情報を識別可能な態様で表示させることを特徴とする情報処理装置。
<請求項2>
スケジュールに関する備忘録情報を表示手段に表示させる表示制御手段と、
メッセージ情報を取得する取得手段と、
前記取得手段によって取得された前記メッセージ情報から抽出されるキーワードに基づいて、当該メッセージ情報に関連する前記備忘録情報を特定する特定手段と、
を備え、
前記表示制御手段は、前記取得手段によって前記メッセージ情報が取得された場合、当該メッセージ情報を前記表示手段に表示させるとともに、前記特定手段によって特定された前記備忘録情報を識別可能な態様で表示させることを特徴とする情報処理装置。
<請求項3>
前記特定手段は、前記キーワードを含む前記備忘録情報を当該メッセージ情報に関連する前記備忘録情報として特定することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
<請求項4>
前記表示制御手段は、前記特定手段によって特定された前記備忘録情報を前記表示手段に表示させる際に、当該備忘録情報の前記キーワードの部分を強調して表示させることを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
<請求項5>
前記表示制御手段は、前記メッセージ情報を前記表示手段に表示させる際に、当該メッセージ情報に関連する前記備忘録情報の数を表示させることを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
<請求項6>
前記表示制御手段は、前記メッセージ情報をユーザー操作により選択可能なオブジェクトとして表示させ、当該メッセージ情報を選択する入力操作がなされた場合、当該メッセージ情報に関連する前記備忘録情報を一覧表示させることを特徴とする請求項1~5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
<請求項7>
前記スケジュールは、所定の作業に関するスケジュールであって、
前記表示制御手段は、前記備忘録情報をユーザー操作により選択可能なオブジェクトとして表示させ、
前記備忘録情報を選択する入力操作がなされた場合、前記所定の作業を行うためのアプリケーションを起動させる起動手段を更に備えることを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
<請求項8>
前記表示制御手段は、前記所定の作業の緊急度に応じて、前記備忘録情報の表示態様を異ならせることを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
<請求項9>
前記取得手段は、所定時間が経過するごとに前記メッセージ情報の取得を試みることを特徴とする請求項1~8のいずれか一項に記載の情報処理装置。
<請求項10>
情報処理装置のコンピュータを、
スケジュールに関する備忘録情報を表示手段に表示させる表示制御手段、
キーワードが対応付けられたメッセージ情報を取得する取得手段、
前記取得手段によって取得された前記メッセージ情報に対応付けられた前記キーワードに基づいて、当該メッセージ情報に関連する前記備忘録情報を特定する特定手段、
として機能させ、
前記表示制御手段は、前記取得手段によって前記メッセージ情報が取得された場合、当該メッセージ情報を前記表示手段に表示させるとともに、前記特定手段によって特定された前記備忘録情報を識別可能な態様で表示させることを特徴とするプログラム。
<請求項11>
情報処理装置のコンピュータを、
スケジュールに関する備忘録情報を表示手段に表示させる表示制御手段、
メッセージ情報を取得する取得手段、
前記取得手段によって取得された前記メッセージ情報から抽出されるキーワードに基づいて、当該メッセージ情報に関連する前記備忘録情報を特定する特定手段、
として機能させ、
前記表示制御手段は、前記取得手段によって前記メッセージ情報が取得された場合、当該メッセージ情報を前記表示手段に表示させるとともに、前記特定手段によって特定された前記備忘録情報を識別可能な態様で表示させることを特徴とするプログラム。
【符号の説明】
【0095】
1 販売管理システム
2 サーバー
21 CPU
22 RAM
23 記憶部
24 操作部
25 表示部
26 通信部
27 バス
3 クライアント端末(情報処理装置)
31 CPU(表示制御手段、取得手段、特定手段、起動手段)
32 RAM
33 記憶部
34 操作部
35 表示部(表示手段)
36 通信部
37 バス