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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-01-22
(45)【発行日】2024-01-30
(54)【発明の名称】センサユニット
(51)【国際特許分類】
   B60R 11/02 20060101AFI20240123BHJP
   B60S 1/62 20060101ALI20240123BHJP
   H04N 23/52 20230101ALI20240123BHJP
   H04N 23/57 20230101ALI20240123BHJP
【FI】
B60R11/02 C
B60S1/62 120C
H04N23/52
H04N23/57
B60S1/62 110A
【請求項の数】 10
(21)【出願番号】P 2020183903
(22)【出願日】2020-11-02
(65)【公開番号】P2022073735
(43)【公開日】2022-05-17
【審査請求日】2023-03-09
(73)【特許権者】
【識別番号】000004260
【氏名又は名称】株式会社デンソー
(74)【代理人】
【識別番号】100106149
【弁理士】
【氏名又は名称】矢作 和行
(74)【代理人】
【識別番号】100121991
【弁理士】
【氏名又は名称】野々部 泰平
(74)【代理人】
【識別番号】100145595
【弁理士】
【氏名又は名称】久保 貴則
(72)【発明者】
【氏名】清野 光宏
(72)【発明者】
【氏名】横山 創
(72)【発明者】
【氏名】野口 仁志
(72)【発明者】
【氏名】城 幸宏
(72)【発明者】
【氏名】笠井 洋志
(72)【発明者】
【氏名】山本 陽介
【審査官】飯島 尚郎
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2019/0278078(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2018/0134234(US,A1)
【文献】特開2000-177483(JP,A)
【文献】特開2020-143993(JP,A)
【文献】欧州特許出願公開第3667410(EP,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60R 1/00-1/31
B60R 11/00-11/06
B60S 1/00-1/68
H04N 23/52
H04N 23/57
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両(2)の外界に露出する露出面(330)を通して、当該外界をセンシングするセンサユニット(1)であって、
前記外界の情報を取得するセンシング領域(Rs)が前記露出面を通して設定される外界センサ(40)を、含むセンサ系(4)と、
前記外界センサを収容する収容空間(34)とは隔てられて前記車両のルーフ(20)上を前記外界に開放するための開放空間(30)を、仕切るハウジング(3)とを、備え、
前記センサ系は、
前記車両において走行方向(X)の前方を向く前記露出面としての前方露出面(330a)を通して、前記センシング領域が設定される前記外界センサとしての前方センサ(40a)を、含み、
前記開放空間を環状に囲む前記ハウジングは、
前記前方センサを収容し、前記車両のヨー軸方向(Z)における前記前方露出面の下方から前記開放空間に連通する前方連通隙間(313a)を前記ルーフとの間に確保するための前方収容部(31a)を、有するセンサユニット。
【請求項2】
前記前方収容部は、
前記走行方向の後方へ向かうほど前記ヨー軸方向の下方へ向かって傾斜する傾斜壁面(316a)を、前記開放空間に露出させる請求項1に記載のセンサユニット。
【請求項3】
前記前方連通隙間は、
前記車両のピッチ軸方向(Y)に複数並ぶ前記前方露出面の、前記ヨー軸方向における下方に跨って形成される請求項1又は2に記載のセンサユニット。
【請求項4】
前記センサ系は、
前記車両において前記走行方向の後方を向く前記露出面としての後方露出面(330b)を通して、前記センシング領域が設定される前記外界センサとしての後方センサ(40b)を、含み、
前記ハウジングは、
前記後方センサを収容し、前記ヨー軸方向における前記後方露出面の下方から前記開放空間に連通する後方連通隙間(313b)を前記ルーフとの間に確保するための後方収容部(31b)を、有する請求項1~3のいずれか一項に記載のセンサユニット。
【請求項5】
前記センサ系は、
前記車両においてピッチ軸方向(Y)の側方を向く前記露出面としての側方露出面(330c)を通して、前記センシング領域が設定される前記外界センサとしての側方センサ(40c)を、含み、
前記ハウジングは、
前記側方センサを収容する側方収容部(31c)を、有する請求項1~4のいずれか一項に記載のセンサユニット。
【請求項6】
前記ハウジングは、
前記ヨー軸方向における前記側方露出面の下方から前記開放空間に連通する側方連通隙間(313c)を前記ルーフとの間に確保するための前記側方収容部を、有する請求項に記載のセンサユニット。
【請求項7】
前記ヨー軸方向における前記側方収容部の高さは、前記走行方向の後方から前記前方収容部へ向かうほど、増大する請求項5又は6に記載のセンサユニット。
【請求項8】
前記露出面を洗浄するために、前記ヨー軸方向における前記露出面の上方から洗浄液を噴射する洗浄系(5)を、さらに備える請求項1~のいずれか一項に記載のセンサユニット。
【請求項9】
自動運転制御モードの前記車両において前記外界センサの前記センシング領域が、前記露出面を通して設定される請求項1~のいずれか一項に記載のセンサユニット。
【請求項10】
前記ハウジングは、
各前記外界センサとは独立して前記ルーフ上に搭載されて前記外界の情報を取得する外部センサ(7)を前記外界に開放するための前記開放空間を、環状に囲む請求項1~のいずれか一項に記載のセンサユニット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、センサユニットに関する。
【背景技術】
【0002】
車両の外界に露出する露出面を通して、センサ系の外界センサによって当該外界をセンシングするセンサユニットは、広く知られている。こうしたセンサユニットでは、例えば雨等の液体を露出面に付着残存させておかないことが、重要となる。例えば特許文献1は、外界センサとしての車載カメラに関して露出面となるガラス面を、ノズルからの圧縮空気の吹き付けにより洗浄している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2001―171491号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の開示技術は、車両において走行方向の後方をセンシング領域とする車載カメラを、主に想定している。これに対し、車両において走行方向の前方をセンシング領域とする外界センサに関しては、車両の走行により発生する走行風が露出面に作用することで、圧縮空気のような洗浄流体は当該走行風に流される。その結果、露出面上が液体に残ることで、外界センサのセンシング精度は低下すると懸念される。こうしたセンシング精度の低下は、特許文献1の開示技術のように圧縮空気に加えて、洗浄液が洗浄に使用される場合にも、懸念される。ここで特に近年、自動運転制御モードの車両では、センシング精度の低下は、自動運転制御の精度低下に繋がる懸念があるため、望ましくない。
【0005】
本開示の課題は、センシング精度を確保するセンサユニットを、提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以下、課題を解決するための本開示の技術的手段について、説明する。尚、特許請求の範囲及び本欄に記載された括弧内の符号は、後に詳述する実施形態に記載された具体的手段との対応関係を示すものであり、本開示の技術的範囲を限定するものではない。
【0007】
本開示の一態様は、
車両(2)の外界に露出する露出面(330)を通して、当該外界をセンシングするセンサユニット(1)であって、
外界の情報を取得するセンシング領域(Rs)が露出面を通して設定される外界センサ(40)を、含むセンサ系(4)と、
外界センサを収容する収容空間(34)とは隔てられて車両のルーフ(20)上を外界に開放するための開放空間(30)を、仕切るハウジング(3)とを、備え、
センサ系は、
車両において走行方向(X)の前方を向く露出面としての前方露出面(330a)を通して、センシング領域が設定される外界センサとしての前方センサ(40a)を、含み、
開放空間を環状に囲むハウジングは、
前方センサを収容し、車両のヨー軸方向(Z)における前方露出面の下方から開放空間に連通する前方連通隙間(313a)をルーフとの間に確保するための前方収容部(31a)を、有する。
【0008】
本開示の一態様によると、センサ系のうち外界センサとしての前方センサには、車両において走行方向の前方を向く露出面としての前方露出面を通して、センシング領域が設定される。こうした前方センサは、ハウジングの前方収容部においてルーフ上の開放空間とは隔てられる収容空間に、収容される。これによれば、車両の走行中にハウジングへと走行風が作用することで、走行方向における前方露出面の前方外界には正圧且つ開放空間には負圧が、それぞれ発生する。
【0009】
そこで本開示の一態様によると、前方収容部とルーフとの間には、車両のヨー軸方向における前方露出面の下方から開放空間に連通する前方連通隙間が、確保されることになる。これによれば、前方露出面に付着した液体は、正圧の発生した前方露出面の前方外界から下方の前方連通隙間を通して、負圧の発生した開放空間へと吸込まれることで、排出され得る。故に、前方露出面において液体が残存するのを抑制して、外界センサの中でも特に前方センサのセンシング精度を確保することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】第一実施形態によるセンサユニットの車両への搭載状態を模式的に示す横断面図である。
図2】第一実施形態によるセンサユニットの特性を模式的に説明するための横断面図である。
図3】第一実施形態によるセンサユニットの詳細構造を示す正面斜視図である。
図4】第一実施形態によるセンサユニットの詳細構造を示す背面斜視図である。
図5】第一実施形態によるセンサユニットの詳細構造を示す模式図である。
図6】第一実施形態によるセンサユニットの作用効果を説明するための模式図である。
図7】第二実施形態によるセンサユニットの車両への搭載状態を模式的に示す横断面図である
図8】変形例によるセンサユニットの詳細構造を示す模式図である。
図9】変形例によるセンサユニットの詳細構造を示す模式図である。
図10】変形例によるセンサユニットの詳細構造を示す模式図である。
図11】変形例によるセンサユニットの詳細構造を示す模式図である。
図12】変形例によるセンサユニットの詳細構造を示す模式図である。
図13】変形例によるセンサユニットの詳細構造を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、複数の実施形態を図面に基づき説明する。尚、各実施形態において対応する構成要素には同一の符号を付すことで、重複する説明を省略する場合がある。また、各実施形態において構成の一部分のみを説明している場合、当該構成の他の部分については、先行して説明した他の実施形態の構成を適用することができる。さらに、各実施形態の説明において明示している構成の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても複数の実施形態の構成同士を部分的に組み合わせることができる。
【0012】
(第一実施形態)
図1に示すように第一実施形態のセンサユニット1は、車両2に搭載される。車両2は、自動運転制御モードにおいて定常的又は一時的に自動走行可能となっている。ここで自動運転制御モードは、条件付運転自動化、高度運転自動化、又は完全運自動化といった、作動時のシステムが全ての運行タスクを実行する自律運転制御により、実現されてもよい。自動運転制御モードは、運転支援、又は部分運転自動化といった、乗員が一部又は全ての運転タスクを実行する高度運転支援制御において、実現されてもよい。自動運転制御モードは、それら自律運転制御と高度運転支援制御との組み合わせ又は切り替えにより、実現されてもよい。
【0013】
まず、第一実施形態によるセンサユニット1の基本構造を、説明する。センサユニット1は、ハウジング3、センサ系4、洗浄系5、及び制御系6を含んで構成されている。以下、センサユニット1の方向に関する説明は、水平面上の車両2を基準に説明される。ここで車両2には、ロール軸方向に沿った走行方向Xと、ピッチ軸方向Yと、ヨー軸方向Zとが、定義されている。この定義の下、特に走行方向Xの前方及び後方は、同方向Xの切り替えに拘らず固定されてもよいし、同方向Xの切り替えに応じて逆転してもよい。
【0014】
ハウジング3は、例えば複数の樹脂部材、複数の金属部材又はそれら部材の組み合わせ等により、構成されている。ハウジング3は、車両2のルーフ20上に設置される。ハウジング3は、ルーフ20の四辺に沿って連続する略矩形の環状を、全体として呈している。ハウジング3は、車両2のヨー軸方向Zにおいて上方に広がる外界空間にルーフ20上を開放するための開放空間30を、環状の内周側に仕切っている。
【0015】
ハウジング3は、走行方向Xの前側及び後側並びにピッチ軸方向Yの左側及び右側にそれぞれ、ルーフ20の各辺に沿って中空に延伸する収容部31を、有している。各収容部31の内壁310は共同して、開放空間30の外周側を囲んでいる(後述の図3~5参照)。各収容部31の外壁311には、それぞれセンサ窓32が複数ずつ開口している。各収容部31のセンサ窓32は、それぞれ板状の透明カバー33により覆われている。各収容部31において透明カバー33の外面は、車両2の外界に露出する露出面330として、それぞれ機能する。
【0016】
センサ系4は、複数の外界センサ40を含んで構成されている。各外界センサ40は、それぞれ個別に対応した露出面330を露出させている収容部31の内部に、保持されている。これにより各外界センサ40は、対応する収容部31の内部空間として開放空間30とは隔てられる収容空間34内に、当該開放空間30の外周側において収容されている。
【0017】
各外界センサ40は、例えばカメラ、LiDAR(Light Detection and Ranging / Laser Imaging Detection and Ranging)、レーダ、及びソナー等のうち、それぞれ個別の一種類により構成される。ここで種類とは構造の違いを含めて区別されるとすると、外界センサ40のうち少なくとも二つ同士が同一の種類であってもよいし、外界センサ40の全てが相異なる種類であってもよい。こうした各外界センサ40には、対応する露出面330を通して車両2の外界をセンシングするセンシング領域Rsが、図2に示すように個別に設定されている。各外界センサ40は、外界のセンシング領域Rsに存在する物体の情報を、センシング情報として取得する。
【0018】
ここで図2は、説明の便宜上、走行方向Xの前方及び後方が走行方向Xの切り替えに拘らず固定されているものとして、描かれている。そこで図2は、収容部31のうち前側の前方収容部31aに収容される外界センサ40として、走行方向Xの前方を向いた露出面330である前方露出面330aを通して、走行方向Xの前方にセンシング領域Rsが設定される前方センサ40aを、示している。また図2は、収容部31のうち後側の後方収容部31bに収容される外界センサ40として、走行方向Xの後方を向いた露出面330である後方露出面330bを通して、走行方向Xの後方にセンシング領域Rsが設定される後方センサ40bを、示している。さらに図2は、収容部31のうち左右両側の側方収容部31cに収容される外界センサ40として、ピッチ軸方向Yの側方を向いた露出面330である側方露出面330cを通して、ピッチ軸方向Yの側方にセンシング領域Rsが設定される側方センサ40cを、示している。
【0019】
図1に示すように洗浄系5は、複数の洗浄モジュール50を含んで構成されている。各洗浄モジュール50は、それぞれ個別に対応した露出面330(即ち図2の330a,330b,330c)を露出させている収容部31(即ち図2の31a,31b,31c)の内外に跨って、保持されている。これにより各洗浄モジュール50は、それぞれ個別の外界センサ40(即ち図2の40a,40b,40c)にも対応している。各洗浄モジュール50は、対応する外界センサ40のセンシング領域Rsに位置する露出面330を、洗浄対象とする。
【0020】
各洗浄モジュール50は、洗浄対象の露出面330へ向かってヨー軸方向Zの上方且つ前方から洗浄流体を噴射する洗浄ノズルを、少なくとも一つずつ有している。ここで、各洗浄モジュール50において洗浄ノズルから噴射される洗浄流体は、例えばエア等の洗浄ガスであってもよいし、洗浄液であってもよい。さらに各洗浄モジュール50は、洗浄ノズル以外にも、洗浄対象の露出面330を払拭する洗浄ワイパを、少なくとも一つずつ有していてもよい。
【0021】
制御系6は、いずれかの収容部31(図1は前方収容部31aの例)の内部に保持されている。制御系6は、少なくとも一つの専用コンピュータを主体に構成される。制御系6は、例えばLAN(Local Area Network)、被覆配線、ワイヤハーネス、及び内部バス等のうち少なくとも一種類を介して、センサユニット1のセンサ系4及び洗浄系5と、車両2内部の制御系とに接続される。制御系6は、センサ系4における少なくとも外界センサ40のセンシング情報に基づくことで、洗浄系5における少なくとも洗浄ノズルの作動を制御する。制御系6は、センサ系4における少なくとも外界センサ40のセンシング情報に基づくことで、自動運転制御モードを含む制御モードを、車両2内部の制御系と共同して実現する。
【0022】
(詳細構造)
次に、第一実施形態によるハウジング3の詳細構造を、図2~5に基づき説明する。尚、詳細構造の説明において走行方向Xの前方及び後方は、説明の便宜上、走行方向Xの切り替えに拘らず固定されているものとする。
【0023】
ハウジング3の前方収容部31aにおいて複数の前方露出面330aは、ピッチ軸方向Yに並んで配置されている。それに応じて前方収容部31a内の収容空間34aには、前方センサ40aがピッチ軸方向Yに複数並んで収容されている。前方収容部31aは、各前方センサ40aをヨー軸方向Zの下方から覆う位置に、底壁312aを有している。前方収容部31aにおいて底壁312aの外壁面は、ピッチ軸方向Yの両端縁部を除いて、ヨー軸方向Zの上方へと向かって凹んでいる。これにより前方収容部31aは、ルーフ20との間に扁平空間状の前方連通隙間313aを確保するための凹部314aを、底壁312aに形成している。
【0024】
こうして前方収容部31aとルーフ20との間では、ヨー軸方向Zにおける複数露出面330aの下方に跨って、前方連通隙間313aが常に空いた状態に維持される。この状態において前方連通隙間313aは、複数露出面330aに対してヨー軸方向Zの下方且つ走行方向Xの前方に広がる外界空間から、開放空間30に連通する隙間となる。
【0025】
前方収容部31aにおいて内壁310aは、縦壁面315a及び傾斜壁面316aを有している。前方収容部31aにおいて縦壁面315aは、底壁312aの外壁面に対してヨー軸方向Zの上方に接続されている。前方収容部31aにおいて縦壁面315aは、ヨー軸方向Zに沿った略平面状に、形成されている。前方収容部31aにおいて傾斜壁面316aは、縦壁面315aに対してヨー軸方向Zの上方に接続されている。前方収容部31aにおいて傾斜壁面316aは、各前方センサ40aをヨー軸方向Zの上方から覆う上壁317aの外面に対しては、ヨー軸方向Zの下方に接続されている。前方収容部31aにおいて傾斜壁面316aは、走行方向Xの後方となる開放空間30側へ向かうほどヨー軸方向Zの下方へ向かって傾斜する略平面状に、形成されている。
【0026】
ハウジング3の後方収容部31bにおいて複数の後方露出面330bは、ピッチ軸方向Yに並んで配置されている。それに応じて後方収容部31b内の収容空間34bには、後方センサ40bがピッチ軸方向Yに複数並んで収容されている。後方収容部31bは、各後方センサ40bをヨー軸方向Zの下方から覆う位置に、底壁312bを有している。後方収容部31bにおいて底壁312bの外壁面は、ピッチ軸方向Yの両端縁部を除いて、ヨー軸方向Zの上方へと向かって凹んでいる。これにより後方収容部31bは、ルーフ20との間に扁平空間状の後方連通隙間313bを確保するための凹部314bを、底壁312bに形成している。
【0027】
こうして後方収容部31bとルーフ20との間では、ヨー軸方向Zにおける複数露出面330bの下方に跨って、後方連通隙間313bが常に空いた状態に維持される。この状態において後方連通隙間313bは、複数露出面330bに対してヨー軸方向Zの下方且つ走行方向Xの後方に広がる外界空間から、開放空間30に連通する隙間となる。
【0028】
後方収容部31bにおいて内壁310bは、縦壁面315b及び傾斜壁面316bを有している。後方収容部31bにおいて縦壁面315bは、底壁312bの外壁面に対してヨー軸方向Zの上方に接続されている。後方収容部31bにおいて縦壁面315bは、ヨー軸方向Zに沿った略平面状に、形成されている。後方収容部31bにおいて傾斜壁面316bは、縦壁面315bに対してヨー軸方向Zの上方に接続されている。後方収容部31bにおいて傾斜壁面316bは、各後方センサ40bをヨー軸方向Zの上方から覆う上壁317bの外面に対しては、ヨー軸方向Zの下方に接続されている。後方収容部31bにおいて傾斜壁面316bは、走行方向Xの前方となる開放空間30側へ向かうほどヨー軸方向Zの下方へ向かって傾斜する略平面状に、形成されている。
【0029】
ハウジング3の各側方収容部31cにおいて、それぞれ複数ずつの側方露出面330cは、走行方向Xに並んで配置されている。それに応じて各側方収容部31c内には、側方センサ40cが走行方向Xに複数ずつ並んで収容されている。各側方収容部31cは、それぞれ複数ずつ対応する側方センサ40cをヨー軸方向Zの下方から覆う位置に、底壁312cを有している。各側方収容部31cにおいて底壁312cの外壁面は、走行方向Xの両端縁部を除いて、ヨー軸方向Zの上方へと向かって凹んでいる。これにより各側方収容部31cは、ルーフ20との間に扁平空間状の側方連通隙間313cを確保するための凹部314cを、底壁312cに形成している。
【0030】
こうして各側方収容部31cとルーフ20との間では、対応する複数露出面330cのヨー軸方向Zにおける下方に跨って、側方連通隙間313cが常に空いた状態に維持される。この状態において側方連通隙間313cは、対応する複数露出面330cに対してヨー軸方向Zの下方且つピッチ軸方向Yの側方に広がる外界空間から、開放空間30に連通する隙間となる。
【0031】
各側方収容部31cにおいて上壁317cの外壁面は、前方収容部31aから走行方向Xの後方中間部へ向かうほど、ヨー軸方向Zの下方へ向かって凹んでいる。これにより、各側方収容部31cのヨー軸方向Zにおける高さは、走行方向Xの後方から前方収容部31aへ向かうほど、増大している。各側方収容部31cでは、こうした前方収容部31aへ向かっての高さ増大部分318cに偏って、収容対象である側方センサ40cの全てが配置されている。
【0032】
各側方収容部31cにおいて上壁317cの外壁面は、後方収容部31bから走行方向Xの前方中間部へ向かうほど、ヨー軸方向Zの下方へ向かって凹んでいる。これにより、各側方収容部31cのヨー軸方向Zにおける高さは、走行方向Xの前方から後方収容部31bへ向かうほど、増大している。各側方収容部31cでは、こうした後方収容部31bへ向かっての高さ増大部分318cと、上述した前方収容部31aへ向かっての高さ増大部分319cとが、各別に形成されて互いにスライド嵌合していてもよい。こうしたスライド嵌合構造の場合、走行方向Xにおけるルーフ20のサイズに応じて、各部分318c,319cの同方向Xにおける前後位置が調整可能となっていてもよい。
【0033】
各側方収容部31cにおいて内壁310cは、縦壁面315c及び傾斜壁面316cを有している。各側方収容部31cにおいて縦壁面315cは、底壁312cの外壁面に対してヨー軸方向Zの上方に接続されている。各側方収容部31cにおいて縦壁面315cは、ヨー軸方向Zに沿った略平面状に、形成されている。各側方収容部31cにおいて傾斜壁面316cは、縦壁面315cに対してヨー軸方向Zの上方に接続されている。各側方収容部31cにおいて傾斜壁面316cは、それぞれ複数ずつ対応する側方センサ40cをヨー軸方向Zの上方から覆う上壁317cの外面に対しては、ヨー軸方向Zの下方に接続されている。各側方収容部31cにおいて傾斜壁面316cは、ピッチ軸方向Yにおいて開放空間30側へ向かうほどヨー軸方向Zの下方へ向かって傾斜する略平面状に、形成されている。
【0034】
(作用効果)
以上説明した第一実施形態の作用効果を、以下に説明する。
【0035】
第一実施形態によると、センサ系4のうち外界センサ40としての前方センサ40aには、車両2において走行方向Xの前方を向く露出面330としての前方露出面330aを通して、センシング領域Rsが設定される。こうした前方センサ40aは、ハウジング3の前方収容部31aにおいてルーフ20上の開放空間30とは隔てられる収容空間34aに、収容される。これによれば、車両2の走行中にハウジング3へと走行風Wが作用することで、図6に相異なるドットハッチングを付して示されるように、走行方向Xにおける前方露出面330aの前方外界には正圧Pp且つ開放空間30には負圧Pnが、それぞれ発生する。
【0036】
そこで第一実施形態によると、前方収容部31aとルーフ20との間には、車両2のヨー軸方向Zにおける前方露出面330aの下方から開放空間30に連通する前方連通隙間313aが、確保されることになる。これによれば、図6に二点鎖線矢印で示すように前方露出面330aに付着した液体Lは、正圧Ppの発生した前方露出面330aの前方外界から下方の前方連通隙間313aを通して、負圧Pnの発生した開放空間30へと吸込まれることで、排出され得る。故に、前方露出面330aにおいて液体Lが残存するのを抑制して、センサ系4の中でも特に前方センサ40aのセンシング精度を確保することが可能となる。
【0037】
ここで排出対象の液体Lとしては、車両2の外界において前方露出面330aに付着可能な、例えば雨、洗浄液、及び排ガス含有液等のうち、少なくとも一種類が想定される。尚、図6において正圧Pp及び負圧Pnの発生範囲は、説明の理解を容易にするためにドットハッチングを付して模式的に示されるものであって、実際の発生範囲外縁を正確に表すものではない。
【0038】
第一実施形態による前方収容部31aにおいては、走行方向Xの後方へ向かうほどヨー軸方向Zの下方へ向かって傾斜する傾斜壁面316aが、開放空間30に露出する。これにより、開放空間30のうち図6の如く負圧Pnの発生する範囲は、傾斜壁面316aに沿って可及的に拡大され得る。故に前方連通隙間313aを通した、前方露出面330aから開放空間30への液体Lの吸い込み力を増大させて、前方センサ40aの高いセンシング精度を担保することが可能となる。
【0039】
第一実施形態による前方連通隙間313aは、車両2のピッチ軸方向Yに複数並ぶ前方露出面330aのヨー軸方向Zにおける下方に跨って、形成される。これによれば、ピッチ軸方向Yにおける前方露出面330aのいずれに関しても、液体Lが残存するのを抑制することができる。故に、それら前方露出面330aを通したセンシング領域Rsの前方センサ40aのいずれに関しても、センシング精度を確保することが可能となる。
【0040】
第一実施形態によるハウジング3は、開放空間30を環状に囲む。これによれば、例えばハウジング3において各収容空間34a,34b,34に収容されるセンサ系4及び制御系6の冷却性向上、センサユニット1の軽量化、並びにセンサユニット1全体の外観性向上等のうち、少なくとも一種類の機能性の発揮が可能となる。
【0041】
第一実施形態によると、センサ系4のうち外界センサ40としての後方センサ40bには、車両2において走行方向Xの後方を向く露出面330としての後方露出面330bを通して、センシング領域Rsが設定される。こうした後方センサ40bを収容空間34bに収容するハウジング3の後方収容部31bは、ヨー軸方向Zにおける後方露出面330bの下方から開放空間30に連通する後方連通隙間313bを、ルーフ20との間に確保する。
【0042】
このような後方連通隙間313bによれば、前方露出面330aから前方連通隙間313aを通して開放空間30へ排出された液体Lは、車両2の走行中に開放空間30へ流れ込む走行風Wの作用を受けることで、図6に二点鎖線矢印で示すように後方連通隙間313bを通じて、後方露出面330bの下方から後方外界へと案内され得る。故に、開放空間30での液体Lの滞留により前方露出面330aからの液体Lの排出機能が阻害されるのを抑制して、前方センサ40aの高いセンシング精度を担保することが可能となる。また車両2の走行中には、走行風Wが前方連通隙間313aから開放空間30を通して後方連通隙間313bへと抜ける(図示は省略)ことで、前方センサ40a及び後方センサ40bを収容した収容部31a,31bが冷却され得る。故に、前方センサ40a及び後方センサ40bの発熱によるセンシング精度の低下を抑制することも、可能となる。
【0043】
尚、車両2の走行方向Xが切り替わる場合には、前方連通隙間313aと後方連通隙間313bとの前後関係が、上述した原理において逆となる。また、車両2の走行方向Xが切り替わる場合には、上述した前方収容部31aの傾斜壁面316aと同様の原理に従って、後方収容部31bの傾斜壁面316bが機能することになる。
【0044】
第一実施形態によると、センサ系4のうち外界センサ40としての各側方センサ40cには、車両2においてピッチ軸方向Yの側方を向く露出面330としての側方露出面330cを通して、センシング領域Rsが設定される。こうした側方センサ40cをハウジング3にてそれぞれ収容空間34cに収容する各側方収容部31cは、ヨー軸方向Zにおける側方露出面330cの下方から開放空間30に連通する側方連通隙間313cを、ルーフ20との間に確保する。これよれば、車両2の旋回に伴って旋回内側の側方連通隙間313cは、上述の前方連通隙間313aと同様な原理に従って、機能することになる。また、車両2の旋回に伴って旋回内側の側方収容部31cの傾斜壁面316cは、上述した前方収容部31aの傾斜壁面316aと同様の原理に従って機能することになる。さらに、車両2の旋回に伴って旋回外側の側方連通隙間313cは、上述の後方連通隙間313bと同様な原理に従って機能することになる。
【0045】
第一実施形態によると、センサ系4のうち外界センサ40としての側方センサ40cを収容空間34cに収容する側方収容部31cでは、ヨー軸方向Zにおける高さが、走行方向Xの後方から前方収容部31aへ向かうほど増大する。これによれば、開放空間30のうち負圧Pnの発生可能な範囲は、図6の如く前方収容部31aへ向うほど高くなる側方収容部31cの内周側にて、可及的に拡大され得る。故に、前方連通隙間313aを通した前方露出面330aから開放空間30への液体Lの吸い込み力を増大させて、前方センサ40aの高いセンシング精度を担保することが可能となる。
【0046】
第一実施形態による洗浄系5は、露出面330を洗浄するために、ヨー軸方向Zにおける露出面330の上方から洗浄液を噴射してもよい。ここで特に第一実施形態では、露出面330に液体Lとしての洗浄液が残存するのを上述の原理により抑制して、外界センサ40のセンシング精度を確保することが可能となる。
【0047】
第一実施形態によると、自動運転制御モードの車両2における外界センサ40のセンシング領域Rsが、露出面330を通して設定される。ここで特に第一実施形態では、露出面330に液体Lが残存するのを上述の原理により抑制して、外界センサ40のセンシング精度を確保することで、自動運転制御の精度を高めることが可能となる。
【0048】
(第二実施形態)
図7に示すように第二実施形態は、第一実施形態の変形例である。
【0049】
第二実施形態において車両2のルーフ20上には、センサユニット1の各外界センサ40とは独立して、少なくとも一つの外部センサ7が搭載されている。外部センサ7は、ルーフ20における四辺よりも内周側部分のうち、例えば走行方向X及びピッチ軸方向Yの各々における中央部分等に、設置されている。これによりハウジング3は、ヨー軸方向Zにおける上方外界にルーフ20上の外部センサ7を開放するための開放空間30を、各収容部31により環状に囲んでいる。こうした外部センサ7は、例えばGNSS(Global Navigation Satellite System)センサ等の、少なくとも一種類である。
【0050】
このように、第二実施形態においてハウジング3が環状に囲む開放空間30は、センサ系4の各外界センサ40とは独立してルーフ20に搭載される外部センサ7を、外界に開放することになる。これによれば、開放空間30を通じた外部センサ7によるセンシングを実現すると同時に、ハウジング3に収容される各外界センサ40と外部センサ7との間にて電磁ノイズによる相互干渉を低減することが可能となる。
【0051】
(他の実施形態)
【0052】
以上、複数の実施形態について説明したが、本開示は、それらの実施形態に限定して解釈されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態及び組み合わせに適用することができる。
【0053】
図8に示すように変形例では、前方収容部31aに縦壁面315aが設けられていなくてもよい。図9に示すように変形例では、前方収容部31aにおいて傾斜壁面316aが、車両2の外界側に凸の湾曲凸面状に形成されてもよい。図10に示すように変形例では、前方収容部31aにおいて傾斜壁面316aが、前方センサ40aの収容空間側に凹む湾曲凹面状に形成されていてもよい。図11に示すように変形例では、前方収容部31aに傾斜壁面316aが設けられていなくてもよい。
【0054】
変形例では、前方収容部31aにおいて車両2のピッチ軸方向Yに複数並ぶ前方露出面330aの下方に、互いに離間して個別に前方連通隙間313aが設けられていてもよい。変形例の前方収容部31aでは、複数の前方センサ40aに対して共通に前方露出面330aが設けられていてもよい。変形例では、前方収容部31aにおいて収容される前方センサ40aは、単一であってもよい。変形例では、前方収容部31aに洗浄系5の洗浄モジュール50が設けられていなくてもよい。
【0055】
図8に示すように変形例では、後方収容部31bに縦壁面315bが設けられていなくてもよい。図9に示すように変形例では、後方収容部31bにおいて傾斜壁面316bが、車両2の外界側に凸の湾曲凸面状に形成されてもよい。図10に示すように変形例では、後方収容部31bにおいて傾斜壁面316bが、後方センサ40bの収容空間側に凹む湾曲凹面状に形成されていてもよい。図11に示すように変形例では、後方収容部31bに傾斜壁面316bが設けられていなくてもよい。
【0056】
変形例では、後方収容部31bにおいて車両2のピッチ軸方向Yに複数並ぶ後方露出面330bの下方に、互いに離間して個別に後方連通隙間313bが設けられていてもよい。変形例の後方収容部31bでは、複数の後方センサ40bに対して共通に後方露出面330bが設けられていてもよい。変形例では、後方収容部31bに後方連通隙間313bが設けられていなくてもよい。変形例では、後方収容部31bにおいて収容される後方センサ40bは、単一であってもよい。変形例では、後方収容部31bに後方センサ40bが収容されていなくてもよい。変形例では、後方収容部31bに洗浄系5の洗浄モジュール50が設けられていなくてもよい。
【0057】
図8に示すように変形例では、側方収容部31cの少なくとも一方に縦壁面315cが設けられていなくてもよい。図9に示すように変形例では、側方収容部31cの少なくとも一方において傾斜壁面316cが、車両2の外界側に凸の湾曲凸面状に形成されてもよい。図10に示すように変形例では、側方収容部31cの少なくとも一方において傾斜壁面316cが、側方センサ40cの収容空間側に凹む湾曲凹面状に形成されていてもよい。図11に示すように変形例では、側方収容部31cの少なくとも一方に傾斜壁面316cが設けられていなくてもよい。
【0058】
図12に示すように変形例では、側方収容部31cの少なくとも一方において車両2の走行方向Xに複数並ぶ側方露出面330cの下方に、互いに離間して個別に側方連通隙間313cが設けられていてもよい。変形例における側方収容部31cの少なくとも一方では、複数の側方センサ40cに対して共通に側方露出面330cが設けられていてもよい。変形例では、側方収容部31cの少なくとも一方に側方連通隙間313cが設けられていなくてもよい。変形例では、側方収容部31cの少なくとも一方において収容される側方センサ40cは、単一であってもよい。変形例では、側方収容部31cの少なくとも一方に側方センサ40cが設けられていなくてもよい。変形例では、側方収容部31cの少なくとも一方に洗浄系5の洗浄モジュール50が設けられていなくてもよい。
【0059】
図13に示すように変形例では、側方収容部31cの少なくとも一方の高さが、前方収容部31a及び後方収容部31bの間において、実質一定であってもよい。変形例では、側方収容部31cの少なくとも一方の高さが、前方収容部31aから走行方向Xの後方中間部へ向かうほど高くなっていてもよい。変形例では、側方収容部31cの少なくとも一方の高さが、後方収容部31bから走行方向Xの前方中間部へ向かうほど高くなっていてもよい。変形例では、側方収容部31cの少なくとも一方の高さが、前方収容部31a及び後方収容部31bの一方から他方へ向かうほど高くなっていてもよい。ここで側方収容部31cの少なくとも一方の高さは、後方収容部31bから前方収容部31aへ向かって高くなる場合、走行方向Xの後方から前方収容部31aへ向かって高くなる場合の一例となる。
【0060】
変形例において露出面330,330a,330b,330cを形成する透明カバー33は、外界センサ40,40a,40b,40c自体に設けられていてもよい。変形例において露出面330,330a,330b,330cは、外界センサ40,40a,40b,40cにおける例えばレンズ等の光学部材により、形成されていてもよい。
【符号の説明】
【0061】
1:センサユニット、2:車両、3:ハウジング、4:センサ系、5:洗浄系、7:外部センサ、20:ルーフ、30:開放空間、31a:前方収容部、31b:後方収容部、31c:側方収容部、34,34a,34b,34c,34d:収容空間、40:外界センサ、40a:前方センサ、40b:後方センサ、40c:側方センサ、313a:前方連通隙間、313b:後方連通隙間、313c:側方連通隙間、316a:傾斜壁面、330:露出面、330a:前方露出面、330b:後方露出面、330c:側方露出面、Rs:センシング領域、X:走行方向、Y:ピッチ軸方向、Z:ヨー軸方向
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
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図10
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図13