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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-01-22
(45)【発行日】2024-01-30
(54)【発明の名称】応援グッズ
(51)【国際特許分類】
   G10K 1/00 20060101AFI20240123BHJP
   A63H 5/00 20060101ALI20240123BHJP
【FI】
G10K1/00
A63H5/00 H
【請求項の数】 3
(21)【出願番号】P 2019174036
(22)【出願日】2019-09-25
(65)【公開番号】P2021051190
(43)【公開日】2021-04-01
【審査請求日】2022-06-29
(73)【特許権者】
【識別番号】516100241
【氏名又は名称】株式会社ZEN
(74)【代理人】
【識別番号】100120086
【弁理士】
【氏名又は名称】▲高▼津 一也
(74)【代理人】
【識別番号】100191204
【弁理士】
【氏名又は名称】大塚 春彦
(72)【発明者】
【氏名】吉田 啓資
【審査官】佐久 聖子
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2009/0077712(US,A1)
【文献】登録実用新案第3217228(JP,U)
【文献】韓国登録実用新案第20-0416068(KR,Y1)
【文献】米国特許第04832647(US,A)
【文献】特開2016-069775(JP,A)
【文献】登録実用新案第3012598(JP,U)
【文献】登録実用新案第3017112(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G10K 1/00- 7/06
A63H 1/00-37/00
A41D 13/00-13/12
A41D 19/00-20/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
平板状の第1部材及び第2部材が重畳され、その周囲が一部を除いて固着されてなり、該固着されていない部分に、掌が前記第1部材に接触するよう手を挿入して使用する応援用グッズであって、
前記第1部材が、音の吸収が小さい材料からなる表面側材料と、該表面側材料の内側に設けられたクッション性を有する材料とを備え、
前記第1部材の表面に、応援対象に関係する文字及び/又は図柄が付されており、
前記第1部材は、手に装着した状態で、
前記第1部材に対してもう一方の掌を拍手するように合わせた際、大きな音がなり、
前記第1部材の表面側を応援対象に向けた際、該第1部材の表面に付された応援対象に関係する文字及び/又は図柄を、応援対象自身に認識させるよう
構成されていることを特徴とする応援グッズ(ただし、第1部材の表面側に剛性材料からなる音生成用の中空凸部材を具備するものを除く。)
【請求項2】
前記第1部材が、第2部材より大きく構成され、前記手の挿入口となる固着されていない部分の下方が重畳されておらず、該第1部材の第2部材が重畳されていない部分に開口が設けられていることを特徴とする請求項1記載の応援グッズ。
【請求項3】
前記第2部材が、メッシュ材料からなることを特徴とする請求項1又は2記載の応援グッズ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スポーツ観戦やコンサート等で使用する応援グッズに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、野球観戦などにおいては、拍手をしたり、メガホンを用いたりして、応援していた(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2011-215553号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の課題は、新規な応援グッズを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者は、簡易な構造の従来にない新規な応援グッズを見いだし、本発明を完成するに至った。
【0006】
すなわち、本発明は、平板状の第1部材及び第2部材が重畳され、その周囲が一部を除いて固着されてなり、該固着されていない部分に、掌が前記第1部材に接触するよう手を挿入して使用する応援用グッズであって、前記第1部材が、該第1部材に対してもう一方の掌を拍手するように合わせた際、大きな音がなるよう構成されていることを特徴とする応援グッズに関する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の応援グッズは、簡易に製造することができる。また、拍手に比べて大きな音を発生することができ、応援に便利である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明の一実施形態に係る応援グッズの正面図である。
図2】本発明の一実施形態に係る応援グッズの背面図である。
図3】本発明の一実施形態に係る応援グッズの斜視図である。
図4】本発明の一実施形態に係る応援グッズの使用状態(応援時)を示す図である。
図5】本発明の一実施形態に係る応援グッズの使用状態(応援時)を示す図である。
図6】本発明の一実施形態に係る応援グッズの使用状態(ポーチとしての使用時)を示す図である。
図7】本発明の他の実施形態に係る応援グッズの正面図である。
図8】本発明の他の実施形態に係る応援グッズの背面図である。
図9】本発明の他の実施形態に係る応援グッズの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の応援グッズは、平板状の第1部材及び第2部材が重畳され、その周囲が一部を除いて固着されてなり、固着されていない部分に、掌が第1部材に接触するよう手を挿入して使用する応援用グッズであって、第1部材が、第1部材に対してもう一方の掌を拍手するように合わせた際、大きな音がなるよう構成されていることを特徴とする。第1部材及び第2部材は、1又は複数の材料(1又は複数の層)から構成することができる。また、第1部材及び第2部材は、1つの部材から構成されるものであってもよい。
【0010】
本発明の応援グッズは、掌同士を合わせる拍手に比べて大きな音を発生することができるため、応援に適している。
【0011】
本発明の応援グッズは、少なくとも第1部材の表面側材料が、音の吸収が小さい材料からなることが好ましい。音の吸収が小さい材料としては、ポリエチレン、レーヨン、合成皮革、テトロポンジ、サイバーシルバー生地等を挙げることができる。この第1部材は、例えば、音の吸収が小さい材料からなる表面側材料と、該表面側材料の内側に設けられたクッション性を有する材料とを備えていることが好ましい。これにより、より大きな音を発生できると共に、手に対する衝撃も小さく、長時間にわたって応援することができる。なお、クッション性を有する材料としては、ウレタン等を例示することができる。
【0012】
本発明の応援グッズは、第1部材の表面に、応援対象に関係する文字及び/又は図柄が付されていることが好ましい(図1図7参照)。したがって、第1部材の表面材料は、印刷可能な材料であることが好ましい。本発明の応援グッズを手に装着した状態で第1部材の表面側(掌側)を応援対象に向けることにより、その応援対象自身や第3者が、応援対象を認識することができる。また、スポーツ観戦やコンサート等においては、応援の一体感を演出することができる。
【0013】
本発明の応援グッズの第1部材の表面材料は、音の発生が容易であり、また、見た目も目立つという点から、パチンコ店の椅子カバー等に用いられるサイバーシルバー生地が好ましい。
【0014】
本発明の応援グッズは、第1部材が、第2部材より大きく構成され、手の挿入口となる固着されていない部分の下方が重畳されておらず、この第1部材の第2部材が重畳されていない部分に開口が設けられていることが好ましい(図2図8参照)。これにより、応援グッズとして使用しない場合に、ポーチとして使用することができる。すなわち、例えば、カラビナ等のリング部材で、ズボンのベルトループに、第1部材の開口を介して応援グッズを取り付け、第1部材と第2部材の間の空間(手を挿入する空間)に物を入れて保持することができる(図6参照)。
【0015】
本発明の応援グッズは、第2部材が、メッシュ材料からなることが好ましい(図8参照)。これにより、気温が高い環境における応援時にも手が蒸れることなく、長時間にわたって使用することができる。
【0016】
本発明の応援グッズは、例えば、図1~9に示すものである。

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9