特許7424610IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

本願発明は、袋体に合成樹脂製の注出装置が取り付けられた包装袋装置(パウチ容器)に関するものである。

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

特許文献1のように、キャップをヒンジ方式に構成すると、ねじ蓋に比べると開閉は容易になるが、幾つかの問題が指摘される。例えば、ヒンジ方式の蓋は開閉に方向性があるため、一々ヒンジの位置を確認してから袋体を手に持たねばならず、従って、開封の容易性が十分とは言い難い。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本願発明の包装袋装置は、 「袋体とその縁部に接合された合成樹脂製の注出装置とを有して、前記注出装置は、前記袋体の内外に開口した中空状の本体と、前記本体に設けた注出口を塞ぐ合成樹脂製キャップとから成っており、 前記注出装置の本体は、前記袋体が溶着された固定部と、前記袋体の外側に位置して前記注出口を備えた露出部とを有して、前記固定部は、軸心を挟んで反対方向に張・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

本願発明では、キャップを摘んで潰すように軸心方向に押すと、キャップにおける筒体の開口縁(下端縁)が本体のテーパ面に当たって滑ることにより、テーパ面のガイド作用によってキャップが開き方向に移動し、これに伴って、各フック片は注出口から離れるように倒れ変形して環状突起から離脱する。従って、キャップを摘むだけのワンタッチ的な操作によって開封できる。

そして、キャップと袋体との間に方向性はないため、袋体やキャップの姿勢の確認のような手間を掛けることなく簡単に開封することができ、また、タブに指先を掛けるような手間は不要であってキャップを摘むだけでよいため、水やお湯で濡れた手であってもワンタッチ的に開封できる。

また、封止作業は、キャップを本体に対して軸方向に押し込むだけでよく、これもワンタッチ的に行える。この封止に際しては、本体のうち袋体が溶着されている固定部を一方の手で摘んで、他方の手でキャップを本体に押し込むことになるが、フランジは固定部の外側に張り出しているため、本体の固定部を指で摘むに際して、指先をフランジの下面に当てることにより、軽く摘んだだけであっても指の滑りを無くしてキャップを容易に押し込むことができる。従って、本体の固定部を軽く摘んだ状態で封止をワンタッチ的に簡単に行える。

請求項1のように、フック片の群を弾性リングで抱持すると、フック片の弾性復元力を弾性リングによって補助できるため、弾性リングの弾性復元力を選択することにより、環状突起に対するフック片の係合力を適切な状態に調節できる。従って、例えば流通段階で袋体が加圧されたり、外気温の上昇によって袋体の内圧が上昇したりしても、キャップが外れない状態に保持できる。

請求項2の構成も同様であり、ジョイント部によってフック片の群の弾性復元力を補助できるため、請求項1と同様に、流通段階等で袋体をキャップが外れない状態に保持することを簡単に実現できるが、請求項2では、ジョイント部はキャップに一体に形成されているため、取り付けの手間は不要であり、それだけコストを抑制できる。また、取り付け忘れや取り付け位置のずれといった問題は皆無であるため、品質維持の点においても優れている。

本願発明のように、本体に膨大部を設けると、袋体の溶着面積を大きくして接合強度を向上できるが、膨大部は本体の軸心を挟んだ両側に広がっているため、本体のうち袋体が溶着されている部分は軸心方向から見て細長い形状になっており、従って、フランジも細長い形状になる。

そして、テーパ面はフランジの全面に亙って形成することも可能であるが、キャップは円形であるため、フランジの全面にテーパ面を形成すると、キャップのガイド作用を発揮しない部分が存在して、材料に無駄が発生する。これに対して請求項3の構成を採用すると、テーパ面は必要最小限度の大きさに設定できるため、材料の無駄を無くすことができる。

この特許の権利範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 第1実施形態を示す事で、(A)は全体の正面図、(B)は注出装置の平面図、(C)は注出装置の底面図である。
【図2】 (A)は第1実施形態の一部破断分離正面図、(B)は(A)のB-B視底面事、(C)は(A)のC-C視平面図、(D)は別例の部分断面図である。
【図3】 (A)は第1実施形態の縦断正面図、(B)は別例の底面図である。
【図4】 (A)は開封状態を示す図、(B)は封止状態を示す図である。
【図5】 (A)は第2キャップの底面図、(B)は(A)のB-B視断面図、(C)は別例図である。
【図6】 (A)は第3実施形態の底面図、(B)は第4実施形態の底面図、(C)は第5実施形態の底面図、(D)は(C)のD-D視断面図、(E)は第6実施形態の縦断面図、(F)は第7実施形態の縦断面図である。

代表図 図1本件の代表的な図

1 袋体 2 注出装置 3 本体 4 キャップ 5 固定部 7 注出口 9 膨大部 14 フランジ 15 天板 16 筒体 17 環状突起 18 内筒 19 フック片 20 スリット 21 爪部 22 テーパ面 23 平坦部 25 弾性リング 27 ジョイント部

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