(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-01-22
(45)【発行日】2024-01-30
(54)【発明の名称】建具
(51)【国際特許分類】
E06B 5/16 20060101AFI20240123BHJP
E06B 1/16 20060101ALI20240123BHJP
【FI】
E06B5/16
E06B1/16 Z
(21)【出願番号】P 2020050128
(22)【出願日】2020-03-19
【審査請求日】2023-01-05
(73)【特許権者】
【識別番号】504163612
【氏名又は名称】株式会社LIXIL
(74)【代理人】
【識別番号】100106909
【氏名又は名称】棚井 澄雄
(74)【代理人】
【識別番号】100161506
【氏名又は名称】川渕 健一
(74)【代理人】
【識別番号】100169764
【氏名又は名称】清水 雄一郎
(72)【発明者】
【氏名】北島 拓也
【審査官】櫻井 茂樹
(56)【参考文献】
【文献】特開2019-157341(JP,A)
【文献】特開2019-157340(JP,A)
【文献】特開2014-074266(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E06B1/16
5/00-5/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
枠体と、該枠体に開閉自在に支持され框体を有する障子と、を備え、
前記枠体および前記框体の少なくとも一方には、一方向に沿って延在する中空部を備えた中空部材で構成され、
前記中空部材の一部に開口部が設けられ、
該開口部には機能部を保持する着脱可能なアタッチメントが設けられて
おり、
前記アタッチメントは、前記框体の屋外面よりも屋内側に位置している建具。
【請求項2】
前記アタッチメントは、前記中空部材の長手方向の全長にわたって延在している、
請求項1に記載の建具。
【請求項3】
前記アタッチメントは、かしめにより前記中空部材に固定されている、
請求項1又は2に記載の建具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、建具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、長手方向に沿う中空部を備えたホロー形状の中空部材により形成された枠体と、枠体に開閉自在に支持される障子と、を備えた建具において、中空部材に例えばハンドル用のフォルダー等の部品を取り付けるための部品取付け用開口部を有するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。このような部品取付け用開口部は、建具を建物に取り付ける前の製造時に穴あけ加工され、加工された部品取付け用開口部に前記部品が取り付けられた後に、建物の躯体に取り付けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の建具では、中空部材に部品取付け用開口部を穴あけ加工する際に、開口部分を切り抜いたときの切断片等の切断屑が中空部材の中空部に入る。そのため、切断屑を中空部の長手方向の両端部から取り除く作業が発生して作業効率が低下することから、その点で改善の余地があった。
【0005】
本開示は、製造時の作業効率を向上することができる建具を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様の建具は、枠体と、該枠体に開閉自在に支持され框体を有する障子と、を備え、前記枠体および前記框体の少なくとも一方には、一方向に沿って延在する中空部を備えた中空部材で構成され、前記中空部材の一部に開口部が設けられ、該開口部には機能部を保持する着脱可能なアタッチメントが設けられており、前記アタッチメントは、前記框体の屋外面よりも屋内側に位置している。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】本開示の一実施形態である実施形態によるすべり出し窓の一例を示す正面図である。
【
図2】
図1に示すA-A線断面図であって、すべり出し窓の縦断面図である。
【
図3】本開示の第1実施形態による建具の下枠と下框を左右方向から見た断面図である。
【
図4】
図2に示す下枠の要部拡大図であって、アタッチメントをかしめにより固定した状態を示す図である。
【
図5】ホロー部の製造方法を説明するための図であり、
図3に対応する図である。
【
図6】本開示の第2実施形態による建具の下枠と下框を左右方向から見た断面図である。
【
図7】本開示の第3実施形態による建具の下枠と下框を左右方向から見た断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本開示の一実施形態による建具について、図面に基づいて説明する。
【0009】
図1に示すように、本実施形態による建具として、建物の躯体に形成された開口部に設けられる縦すべり出し窓(以下、単にすべり出し窓1という)を一例として以下説明する。本実施形態によるすべり出し窓1は、枠体2と、枠体2の上枠27に支持された吊元の軸線を中心に回動可能に設けられた障子3と、を備えている。すべり出し窓1の障子3は、スイング式の窓であり、例えば勝手口の窓等として用いられる複合建具である。
【0010】
以下の説明において、屋外側と屋内側とを結ぶ方向(壁部に直交する方向、
図1では紙面の左右方向)を屋内外方向Yとし、建物の開口部が壁部を貫通する方向(壁部に対向する方向)から見た際の左側と右側を結ぶ水平方向(紙面に直交する方向)を左右方向Xとする。また、すべり出し窓1を構成する各部材や部品などは、前記開口部に設けられている姿勢であるものとして、その姿勢における屋内外方向Yおよび左右方向Xを用いて説明する。
【0011】
図2は、枠体2に対して障子3を閉じた状態で左右方向Xのほぼ中央部における縦断面図である。
図3は、
図2において下枠21と下框31の断面を示した図である。本実施形態では、
図3を用いて下枠21と下框31の構成について詳細に説明する。
【0012】
図1に示すように、障子3は、上框34、下框31、及び左右の縦框35、35で四角形枠状に形成された框体30と、框体30の内部に嵌め込まれた1または複数層のガラスパネル32と、が備えられている。戸先側に位置する下框31には、左右方向Xの中央部の屋内側端面31aに操作ハンドル4が取り付けられている。操作ハンドル4を回転操作することで、操作ハンドル4の回転軸を挟んだ反対側に位置する施錠部4a下枠21に固定されているハンドル収容体41に進退させることで障子3のロックと解除が行われる。
【0013】
枠体2は、上枠27、下枠21、及び左右の縦枠28、28で四角形枠状に形成されている。以下の説明では、枠体2におけるホロー部の構造について説明するが、
図2に示す上枠27は下枠21とは同様の形態であることから、主に下枠21と下框31の構成について
図3を用いて詳細に説明する。
【0014】
図3に示すように、下枠21は、左右方向Xに延在する金属下枠21Aが屋内側の樹脂下枠21Bに接続されている。金属下枠21Aは、アルミ合金等の金属部材により形成されている。樹脂下枠21Bは、樹脂製の材料により形成されている。以下の説明では、金属下枠21Aを下枠21として説明する。下枠21は、屋外側で下框31に上下方向Zに対向する屋外側枠部22と、屋外側枠部22の屋内側に一体的に配置された屋内側枠部23と、を有している。
【0015】
屋内側枠部23は、上壁231、下壁232、内壁233、外壁234及び内壁233と外壁234との間に配置される中間壁235から構成されている。屋内側枠部23は、障子3を屋外側に向けて開閉自在に係止可能に設けられている。屋内側枠部23には、上壁231、下壁232、外壁234及び中間壁235によって囲まれたホロー部2A(中空部材)が形成されている。
【0016】
ホロー部2Aは、下枠21の長手方向(左右方向X)に沿う中空部を備えて延在している。上壁231のホロー部2Aに位置する部分には、左右方向Xの一部に配置される第1開口部231a(開口部)が形成されている。第1開口部231aには、操作ハンドル4の施錠部4aを係止するためのハンドル収容体41が装着される。
【0017】
ホロー部2Aの外壁234には、下枠21の長手方向(左右方向X)に延びる第2開口部234a(開口部)が形成されている。第2開口部234aは、外壁234のうち上壁部234bの下方に位置している。上壁部234bの屋外側の面には、屋外側に開口する凹溝236が形成されている。凹溝236には、屋外側に向けて突出する気密部材24が嵌め込まれている。気密部材24は、例えばゴム製の弾性部材から形成され、障子3を閉めたときの戸先側の下框31の屋内側端面31aが気密部材24に気密状態で屋外側から当接される。
【0018】
図4に示すように、ホロー部2A内において、屋内側枠部23の下壁232の屋外側には、屋内外方向Yに間隔をあけて互いに屋内外方向Yに対向するように一対の押さえ片25A、25Bが設けられている。一対の押さえ片25A、25Bは、下枠21における左右方向Xのほぼ全長にわたって延在している。屋内側の第1押さえ片25Aは、下壁232に形成される段部の外面232aから屋外側に向けて突出している。屋外側の第2押さえ片25Bは、下壁232から上向きに突出し、さらに屋内側に折れ曲げられている。これら一対の押さえ片25A,25Bと下壁232との間の上下方向Zの間隔は、少なくとも後述するアタッチメント5の固定フランジ51の厚み寸法よりも大きくなるように設定されている。
【0019】
押さえ片25A、25Bは、上方から押圧することにより下向きに折曲げ可能に設けられている。本実施形態では、
図4に示すように第1開口部231aから挿入された操作棒52によって、第1押さえ片25Aを下向きにかしめることで第1押さえ片25Aと下壁232との間に差し込まれたアタッチメント5の固定フランジ51を固定することができる。
【0020】
ホロー部2Aの第2開口部234aには、加熱発泡材50(機能部)を保持し、ホロー部2Aに対して着脱可能なアタッチメント5が設けられている。アタッチメント5は、ホロー部2Aの長手方向の全長にわたって延在するように配置されている。アタッチメント5は、下枠21の長手方向に沿って延びる帯板状の固定フランジ51と、固定フランジ51の上部に連結部53を介して加熱発泡材50を収容する収容部54と、を有している。
【0021】
加熱発泡材50は、火災の熱によって膨張する公知の耐火材料で、樹脂や金属、炭素などを原材料として形成されている。加熱発泡材50は、火災の熱によって通常時の十数倍から数十倍に膨張し、耐火性能を発揮するように構成されている。本実施形態の加熱発泡材50は、例えば厚さが1mm~1.6mm程度のシート状に形成されている。
【0022】
アタッチメント5は、第2開口部234aを屋外側からホロー部2Aの内部に挿入可能な外形に設定され、かつ収容部54に収容される加熱発泡材50が第2開口部234aから屋外側を向く方向に露出するようにホロー部2A内に固定されている。固定フランジ51は、第1押さえ片25Aをかしめることにより下壁232に固定されている。
【0023】
第1押さえ片25Aによって固定フランジ51をかしめる位置は、下枠21の長手方向(左右方向X)の両端のみでよいが、長手方向の全長にわたってかしめられていてもよいし、長手方向に沿って断続的にかしめられていてもよい。
【0024】
このように下枠21のホロー部2Aの構成について主に説明したが、
図2に示す上枠27のホロー部2B(中空部材)についても下枠21と同様の構成となる。すなわち、上枠27のホロー部2Bには、上壁271に屋内外方向Yに間隔をあけて互いに屋内外方向Yに対向するように一対の押さえ片272、273が設けられている。ホロー部2Bには、下方に開口する第1開口部274(開口部)と、屋外側に開口して加熱発泡材50を保持したアタッチメント5が装着される第2開口部275と、が形成されている。アタッチメント5は、下枠21のホロー部2Aで使用したものと同様のものを使用できる。アタッチメント5は、一方の押さえ片272に保持され、その押さえ片272がかしめられることにより上壁271に固定されている。上枠27のホロー部2Bの場合も、押さえ片272をかしめる際には、第1開口部274から操作棒を挿入し、押さえ片272をかしめることで押さえ片272と上壁271との間に差し込まれたアタッチメント5を固定することができる。
【0025】
次に、本実施形態によるすべり出し窓1の作用について、図面に基づいて詳細に説明する。
図5に示すように、本実施形態によるすべり出し窓1では、ホロー部2Aの一部に設けられた第2開口部234aに加熱発泡材50を保持するアタッチメント5が着脱可能に設けられている。そのため、製造時においてホロー部2Aに穴あけ加工を行って第1開口部231aを形成する場合には、アタッチメント5を第2開口部234aから取り外した状態にしておくことで、穴あけ加工によって発生する切断片などの切断屑Kを第2開口部234aから容易に取り出すことができる。すなわち、ホロー部2A内に入る切断屑Kは、
図5の矢印E1に示すようにホロー部2Aの内側から第2開口部234aを介して取り出される。このように、本実施形態では、切断屑Kを取り出す際に、下枠21の姿勢を変えて長手方向の両端部から排出するような手間のかかる作業が不要となる。
【0026】
次に、ホロー部2A内にアタッチメント5を挿入(
図5の矢印E2)して、
図4に示すように、アタッチメント5の固定フランジ51を第1押さえ片25Aと下壁232との間に配置する。その後、第1開口部231aからホロー部2A内に進入させたかしめ操作棒52によって第1押さえ片25Aを下方にかしめる。これにより、かしめられた第1押さえ片25Aと下壁232との間で固定フランジ51が固定され、アタッチメント5がホロー部2A内に位置決めされる。このように、本実施形態では、切断屑Kを取り除く作業にかかる時間や手間を低減することができ、製造時の作業効率を向上することができる。
【0027】
本実施形態では、アタッチメント5がホロー部2Aの長手方向の全長にわたって延在しているので、アタッチメント5を取り付けるための第2開口部234aも下枠21の全長に形成される。そのため、製造時におけるホロー部2Aの穴あけ加工で生じる切断屑Kが下枠21の長手方向のどの位置にあっても第2開口部234aから容易に取り出すことができる。また、下枠21の全長にわたって第2開口部234aがあるので、切断屑Kの位置を見つけ易いという利点もある。
【0028】
本実施形態では、アタッチメント5が第1押さえ片25Aをかしめることによりホロー部2Aに固定することが可能な構成であるので、
図4に示すように、穴あけ加工によって形成される第1開口部231aからかしめ操作棒52を使用して第1押さえ片25Aを容易にかしめることができる。
【0029】
本実施形態によるすべり出し窓1では、製造時の作業効率を向上することができる。
【0030】
次に、他の実施形態による建具について説明する。なお、上述した第1実施形態の構成要素と同一機能を有する構成要素には同一符号を付し、これらについては、説明が重複するので詳しい説明は省略する。
【0031】
(第2実施形態)
図6に示すように、第2実施形態によるすべり出し窓1A(建具)は、アタッチメント5の固定方法を上述した第1実施形態のようなかしめによる方法ではなく、下枠21の長手方向(左右方向X)にスライドさせてホロー部2Aに嵌め込み、固定する構成としたものである。第2実施形態のアタッチメントを符号5Aとする。
【0032】
第2実施形態におけるホロー部2Aの外壁234には、上壁部234bの屋内側端面234cに屋内側に突出するとともに下向きに延びる下向き係止ガイド25Cが設けられている。下壁232に設けられ屋内外方向Yに対向する第1押さえ片25Aと第2押さえ片25Bとの間の離間は、アタッチメント5Aの固定フランジ51を屋内外方向Yの両側から支持することが可能な寸法に設定されている。固定フランジ51は、一対の押さえ片25A、25Bと下壁232との間で左右方向Xにスライド可能に係止される。
【0033】
第2実施形態によるアタッチメント5Aには、収容部54から上方に延びる上向き係止片55が設けられている。上向き係止片55は、下向き係止ガイド25Cと上壁部234bの屋内側端面234cとの間で左右方向Xにスライド可能に係止される。
【0034】
第2実施形態では、第2開口部234aにアタッチメント5Aを取り付ける際には、ホロー部2Aの長手方向の一方において、固定フランジ51を一対の押さえ片25A、25Bと下壁232との間に挿し込むととともに、上向き係止片55を下向き係止ガイド25Cと上壁部234bとの間に挿し込む。そして、アタッチメント5Aを押さえ片25A、25B及び下向き係止ガイド25Cに案内させてスライドさせて、ホロー部2A内の所定位置となるように位置決めして固定する。このように、第2実施形態では、上述した第1実施形態と同様にアタッチメント5Aをホロー部2Aに対してスライドさせる作業のみで容易に固定することができる。
【0035】
(第3実施形態)
図7に示すように、第3実施形態によるすべり出し窓1B(建具)は、アタッチメント5の固定方法を上述した第1実施形態のかしめによる方法や第2実施形態のようなスライドによる方法ではなく、下枠21の下壁232に固定ねじ56を使用して固定する構成としたものである。第3実施形態のアタッチメントを符号5Bとする。本第3実施形態では、上述した一対の押さえ片25A、25B(
図3~
図6参照)が省略されている。
【0036】
第3実施形態によるアタッチメント5Bは、固定フランジ51がホロー部2Aの外側となるように収容部54の下端から屋外側に向けて突出して構成されている。固定フランジ51には、固定ねじ56が挿入可能なねじ穴51aが形成されている。下壁232には、固定フランジ51のねじ穴51aに対応する位置に雌ねじ孔26が形成されている。固定ねじ56によって固定フランジ51を下壁232の雌ねじ孔26にねじ止めすることによりアタッチメント5Bをホロー部2Aの第2開口部234aに取り付けることができる。
【0037】
第3実施形態では、第2開口部234aにアタッチメント5Bを取り付ける際には、固定フランジ51のねじ穴51aを下壁232の雌ねじ孔26に一致させて固定ねじ56でねじ止めする作業のみでアタッチメント5Bをホロー部2Aに対して容易に固定することができる。
【0038】
以上、本開示による建具の実施形態について説明したが、本開示は上記の実施形態に限定されるものではない。
【0039】
例えば、本実施形態では、アタッチメント5、5A、5Bをホロー部2Aの第2開口部234aに固定する手段として、かしめによる手段、スライドによる手段、或いはねじ止めによる手段を採用しているがこれらの固定手段に限定されることはなく、他の固定手段であってもかまわない。
【0040】
また、アタッチメント5をホロー部2Aである中空部材と別部材とする構成の適用対象として、本実施形態では下枠21と上枠27のホロー部2Aを適用対象としているが、下枠21や上枠27に限定されることはなく、縦枠であってもよい。また、枠体が適用対象であることに制限されることはなく、中空部材を有する障子の框体を適用対象としてもよい。
【0041】
さらに、本実施形態においてアタッチメント5、5A、5Bで保持する機能部として加熱発泡材50を一例としているが、加熱発泡材であることに限定されず、例えばパッキン等の機能部であってもよい。
【0042】
また、適用される建具としては、上述した実施形態のように縦すべり出し窓であることに限定されず、横すべり出し窓、引違い窓や固定されたFIX窓であってもよいが、特に縦すべり出し窓、横すべり出し窓などの開き窓の場合、ハンドルやステー、反り防止金具等の部品を枠や框に取り付けることが多いため特に有効である。
【0043】
その他、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。
【符号の説明】
【0044】
1、1A、1B…すべり出し窓(建具)、2…枠体、2A、2B…ホロー部(中空部材)、3…障子、4…操作ハンドル、5…アタッチメント、21…下枠、27…上枠、31…下框、50…加熱発泡材(機能部)、51…固定フランジ、231a、274…第1開口部、234a、275…第2開口部(開口部)、X…左右方向、Y…屋内外方向、Z…上下方向