技術分野
耐火性木質複合材及びその製造方法
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
従来のように、水に溶解した難燃薬剤を木材に含浸させたあと、該木材を乾燥させた場合、含浸時に難燃薬剤の含浸ムラが生じてしまったり、乾燥時に木材の表面側の難燃薬剤含有量が木材の内部に比べて多くなってしまったりし、木材全体における難燃薬剤の含有量が不均一となってしまうため、木材に安定的に耐火性能を担保することは困難である。特許文献3では、木材にインサイジング処理を施すことで穿孔を形成し、該穿孔から難燃薬剤を注入することにより、難燃薬剤の含浸ムラを改善することはできるが、乾燥時に難燃薬剤の含有量が不均一になってしまうことを防ぐことはできず、木材に安定的に耐火性能を担保することは困難である。
また特許文献1~3においては、燃えしろ層や燃え止まり層を構成する木材は縁切りされていないため、該木材が火災にさらされたときに、該木材に大きな割れが生じてしまう場合がある。
また、難燃薬剤は、水に高濃度で溶解させて使用することが一般的であるため、これを含浸させた不燃木材、耐火木材は水で濡れると薬剤が溶け出してしまう危険性があり、耐火性がない木材になってしまう場合がある。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
本発明は、平面視において第1方向及び第1方向に直交する第2方向を有し、難燃薬剤保持層が厚み方向に複数積層されている耐火性木質複合材であって、前記難燃薬剤保持層は、複数の開孔を有する木質基材と、該開孔内に充填された難燃薬剤含有固形物とを備えており、前記厚み方向に隣り合う前記難燃薬剤保持層どうしは、前記開孔の中心点の位置を、第1方向若しくは第2方向又はその両方にずらした状態に積層されており、前記・・・ 続きを
知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋
本発明によれば、木質基材に大きな割れが生じ難く、安定的に耐火性能を担保することができる耐火性木質複合材、難燃薬剤保持体及び耐火木 製構造材を提供することができる。
この特許の権利範囲[特許請求の範囲]
知財ポータルサイト IP Force にログインして確認する (無料)
この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】
図1は、本発明の好ましい実施形態の耐火性木質複合材を示す斜視図である。
【図2】
図2(a)は、図1のA部を平面視した平面図であり、図2(b)は、図2(a)のI-I線断面図である。
【図3】
図3(a)は、図1のA部における難燃薬剤保持層の積層状態を説明するための平面図であり、図3(b)は、図3(a)のII-II線断面図である。
【図4】
図4(a)及び(b)は、難燃薬剤保持層の積層状態の変形例を示す断面図であり、図3(b)相当図である。
【図5】
図5(a)は、本発明の好ましい実施形態の耐火性木質複合材を備える耐火木製構造材の横断面図であり、図5(b)は、図5(a)に示す耐火木製構造材の変形例であり、図5(c)は、図5(a)に示す耐火木製構造材の別の変形例である。
【図6】
図6は、実施例3の試験体について燃焼試験を行い、該試験体の温度を測定した結果を示すグラフである。
【図7】
図7は、実施例4の試験体について燃焼試験を行い、該試験体の温度を測定した結果を示すグラフである。
【図8】
図8は、実施例5の試験体について燃焼試験を行い、該試験体の温度を測定した結果を示すグラフである。
【図9】
図9は、比較例2の試験体について燃焼試験を行い、該試験体の温度を測定した結果を表すグラフである。
1 耐火性木質複合材
10 難燃薬剤保持層
20 木質基材
21 開孔
21a 開孔の中心点
30 難燃薬剤含有固形物
4 封止層
5 化粧層
7 耐火木製構造材
8 荷重支持部
9 耐火被覆層
40 難燃薬剤保持層積層部
X 第1方向
Y 第2方向
Z 厚み方向
全ての図面はログインすると無料で閲覧できます。ログイン・ユーザー登録