(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-01-22
(45)【発行日】2024-01-30
(54)【発明の名称】レンズ組立体、その着脱工具及びレンズセット
(51)【国際特許分類】
G03B 11/00 20210101AFI20240123BHJP
G03B 17/56 20210101ALI20240123BHJP
G02B 7/02 20210101ALI20240123BHJP
【FI】
G03B11/00
G03B17/56 Z
G02B7/02 E
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2022184056
(22)【出願日】2022-11-17
【審査請求日】2023-02-23
(31)【優先権主張番号】202111367679.4
(32)【優先日】2021-11-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】517233210
【氏名又は名称】蒙 天培
(74)【代理人】
【識別番号】110003214
【氏名又は名称】弁理士法人服部国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】蒙 天培
【審査官】藏田 敦之
(56)【参考文献】
【文献】特開2013-029586(JP,A)
【文献】中国実用新案第209387976(CN,U)
【文献】特開2004-264555(JP,A)
【文献】特開2021-173991(JP,A)
【文献】特表2019-502174(JP,A)
【文献】登録実用新案第3104723(JP,U)
【文献】特開2010-087048(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第105283789(CN,A)
【文献】中国実用新案第214384621(CN,U)
【文献】中国実用新案第212341554(CN,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G03B 11/00
G03B 17/56
G02B 7/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも部分的に磁性材料または磁石材料で構成され、前後方向を貫通する収容空間を備え、外周壁に少なくとも1つの外側ネジ山が設けられ、前側部に少なくとも1つの第1の嵌合部が設けられた、フレームと、
前記収容空間に装着される、光透過性シートと、
を具備する、磁気着脱機能を有するレンズ組立体であって、
前記フレームは、前記第1の嵌合部を露出させるように、前記外側ネジ山によってカメラレンズ、機能レンズまたはアダプターリングの前側部に螺合可能に構成され、
前記フレームは、前記第1の嵌合部が着脱工具における少なくとも1つの第2の嵌合部と互いに嵌合することで、前記カメラレンズ、前記機能レンズまたは前記アダプターリングから取り外されるように、前記着脱工具の動きに合わせて回転可能に構成され、かつ、前記フレームは前記着脱工具に磁力で取り付けられることが可能である、
ことを特徴とする、レンズ組立体。
【請求項2】
前記フレームにおける前側部の最も高い部分が、前記カメラレンズ、前記機能レンズまたは前記アダプターリングの前側部よりも2.5cmを超えて突出せず、かつ、前記フレームにおける前側部の内壁にねじ山が設けられていない、請求項1に記載のレンズ組立体。
【請求項3】
前記フレームが前記カメラレンズ、前記機能レンズまたは前記アダプターリングの前縁の内側に螺合されたとき、前記フレームにおける前側部の最も高い部分が、前記カメラレンズ、前記機能レンズまたは前記アダプターリングの前縁よりも突出しない、請求項2に記載のレンズ組立体。
【請求項4】
前記フレームは、全体が磁性材料で形成される、請求項1に記載のレンズ組立体。
【請求項5】
前記フレームは、
非磁性材料で形成される本体と、
前記本体の外面に設けられるかあるいは前記本体に内蔵されており、磁性材料または磁石材料で形成される補助体と、
を含む、請求項1に記載のレンズ組立体。
【請求項6】
前記フレームは、複数のフレームユニットで構成される、請求項1から5までのいずれか1項に記載のレンズ組立体。
【請求項7】
前記光透過性シートは、接着剤層によって前記フレームに固定される、請求項1から5までのいずれか1項に記載のレンズ組立体。
【請求項8】
前記フレームの内側には、前記光透過性シートを前記フレームに固定するように前記光透過性シートをクランプするクランプ片が少なくとも1つ設けられている、請求項1から5までのいずれか1項に記載のレンズ組立体。
【請求項9】
前記フレームは、前記光透過性シートが前記収容空間に嵌め込まれると閉じる切欠部が配置される、請求項1から5までのいずれか1項に記載のレンズ組立体。
【請求項10】
前記フレームが前記切欠部に対応して互いに隣接する2つの部分に分けられるように、前記切欠部は斜めに開かれ、前記フレームにおける前記切欠部に対応する位置には、径方向または軸方向に向かって前記2つの部分にまたがる少なくとも1つの固定用溝が凹設され、前記切欠部を閉めるように少なくとも1つの固定部材が前記固定用溝内に挿入されて固定される、請求項9に記載のレンズ組立体。
【請求項11】
前記フレームと前記光透過性シートとの間に設けられた内枠をさらに備える、請求項1から5までのいずれか1項に記載のレンズ組立体。
【請求項12】
請求項1から5までのいずれか1項に記載のレンズ組立体を着脱するための磁気着脱機能を備えた着脱工具であって、
前記着脱工具は、少なくとも一部が磁石材料で形成されており、一側部に少なくとも1つの前記第2の嵌合部を含む磁性部材を備え、
前記磁性部材は、前記第2の嵌合部が前記レンズ組立体の少なくとも1つの前記第1の嵌合部と互いに嵌合することによって、前記レンズ組立体を前記カメラレンズまたは前記機能レンズに取り付けるように回転させる、あるいは前記レンズ組立体を前記カメラレンズまたは前記機能レンズから取り外すように回転させるよう、前記レンズ組立体を駆動可能に構成され、
前記磁性部材は、前記レンズ組立体に磁力で取り付けられることが可能である、
ことを特徴とする、着脱工具。
【請求項13】
前記磁性部材は、全体が全て磁石材料で構成されている、請求項12に記載の着脱工具。
【請求項14】
前記磁性部材は、
非磁性材料で形成される工具本体と、
磁石材料で形成されると共に、前記工具本体の外面に設けられるか、あるいは前記工具本体に内蔵される工具補助体と、
を含む、請求項12に記載の着脱工具。
【請求項15】
レンズ組立体と、
着脱工具と、
を有し、磁気着脱機能を有するレンズセットであって、
前記レンズ組立体は、
少なくとも部分的に磁性材料または磁石材料で構成され、前後方向を貫通する収容空間を備え、外周壁に少なくとも1つの外側ネジ山が設けられ、前側部に少なくとも1つの第1の嵌合部が設けられた、フレームと、
前記収容空間に装着される、光透過性シートと、
を具備し、
前記着脱工具は、少なくとも一部が磁石材料で形成されており、一側部に少なくとも1つの第2の嵌合部を含む磁性部材を備え、
前記第2の嵌合部が前記第1の嵌合部に嵌合されている際、前記着脱工具は、前記レンズセットがカメラレンズ、機能レンズまたはアダプターリングに取り付けられるように回転するよう前記レンズセットを駆動することによって、前記フレームを前記外側ネジ山で前記カメラレンズ、前記機能レンズまたは前記アダプターリングの前側部内に螺合するか、あるいは、前記レンズセットが前記カメラレンズ、前記機能レンズまたは前記アダプターリングから取り外されるように回転するよう前記レンズセットを駆動可能に構成され、
前記フレームは前記着脱工具に磁力で取り付けられることが可能である、
ことを特徴とする、レンズセット。
【請求項16】
前記フレームにおける前側部の最も高い部分が、前記カメラレンズ、前記機能レンズまたは前記アダプターリングの前側部よりも2.5cmを超えて突出せず、かつ、前記フレームにおける前側部の内壁にねじ山が設けられていない、請求項15に記載のレンズセット。
【請求項17】
前記フレームが前記カメラレンズ、前記機能レンズまたは前記アダプターリングの前縁の内側に螺合されたとき、前記フレームにおける前側部の最も高い部分が、前記カメラレンズ、前記機能レンズまたは前記アダプターリングの前縁よりも突出しない、請求項16に記載のレンズセット。
【請求項18】
前記フレームは、全体が磁性材料で形成される、請求項15に記載のレンズセット。
【請求項19】
前記フレームは、
非磁性材料で形成される本体と、
前記本体の外面に設けられるかあるいは前記本体に内蔵されており、磁性材料または磁石材料で形成される補助体と、
を含む、請求項15に記載のレンズセット。
【請求項20】
前記磁性部材は、全体が全て磁石材料で構成されている、請求項15から19までのいずれか1項に記載のレンズセット。
【請求項21】
前記磁性部材は、
非磁性材料で形成される工具本体と、
磁石材料で形成されると共に、前記工具本体の外面に設けられるか、あるいは前記工具本体に内蔵する工具補助体と、
を含む、請求項15から19までのいずれか1項に記載のレンズセット。
【請求項22】
前記フレームは、前記光透過性シートが前記収容空間に嵌め込まれると閉じる切欠部が配置される、請求項15から19までのいずれか1項に記載のレンズセット。
【請求項23】
前記フレームが前記切欠部に対応して互いに隣接する2つの部分に分けられるように、前記切欠部は斜めに開かれ、前記フレームにおける前記切欠部に対応する位置には、径方向または軸方向に向かって前記2つの部分にまたがる少なくとも1つの固定用溝が凹設され、前記切欠部を閉めるように少なくとも1つの固定部材が前記固定用溝内に挿入されて固定される、請求項22に記載のレンズセット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、レンズ組立体に関し、特に、カメラレンズ、機能レンズ又はアダプターリングにレンズ組立体が組み付けられている時、当該レンズ組立体が該カメラレンズ、機能レンズ又はアダプターリングから外れるように、レンズ組立体に磁気的に取り付け可能な着脱工具と協働できる、レンズ組立体に関する。
【背景技術】
【0002】
デジタル技術と光学技術の急速な発展により、デジタル製品は効能や性能が向上しているだけでなく、価格も下がってきており、普及が進んでいる。一般的に、ユーザーがカメラを使用して撮影する場合、さまざまな画像効果を得るために、カメラレンズにさまざまなフィルター(拡散フィルター、クロススクリーンフィルター、偏光フィルター、減光フィルター、各種カラーフィルターなど)を装着するのが普通である。あるいは、カメラレンズや前述のフィルターを保護するために、ユーザーはカメラレンズやフィルターに別の保護レンズを装着してもよい。簡単に説明すると、
図1および
図2に示すように、前述のフィルターまたは保護レンズ(総称して機能レンズFと呼ぶ)をカメラレンズLの前縁に組み付けて、カメラレンズLとともにカメラCに装着することで、ユーザーがカメラCを動画撮影に用いる際に特殊効果のある画像を得るとともに、カメラレンズLを保護することが可能である。
【0003】
前述のフィルターの多くは、各種画像処理ソフトの進歩により、強力なデジタル技術で徐々に置き換えられるようになったが、偏光フィルター、減光フィルター、保護レンズは、まだまだ置き換えが難しいものである。減光フィルターは、その名の通り、レンズから入る光の量を減らすために使うフィルターであり、光の透過率によっていくつかの仕様に分けられ、撮影者の実際のニーズに応じて、1枚または複数の仕様が異なるフィルターをレンズに追加し、レンズを通過する光の量を減らして、強い光の条件下でも撮影できるようにすることができる。偏光フィルターは、光の偏光原理に基づいて作られたフィルターで、回すと特定の偏光角で通過する光の量が調整される。消費者がレンズに偏光フィルターを追加し、偏光フィルターの角度を適切に調整すると、水面、窓ガラス、植物の葉などの反射を効果的に除去し、望ましい効果を得ることができる。保護レンズは、カメラレンズL、偏光フィルター、減光フィルターを、外部の塵埃(石英砂など)による傷や衝撃による破損から保護するために使用される。
【0004】
しかし、本発明者らは、既存の機能レンズF(例えば、フィルターや保護レンズ)は、ユーザーが機能レンズFの枠を持つことによってカメラレンズLにねじ込まれ、同様に、ユーザーが機能レンズFの枠を再び持つことによってカメラレンズLから取り外すことができることを見いだした。この場合、機能レンズFの枠は、ユーザーによる回転が可能なように、太く、完全に露出している必要がある。しかし、機能レンズFの枠が厚すぎると、特にユーザーが広角レンズや超広角レンズでの撮影をする場合に、カメラ画像に悪影響を及ぼす(例えば、四隅が暗くなる等)。そこで、フレームが太すぎるという問題を効果的に解決することが、本発明の重要な課題である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明者は、既存の機能レンズにはまだ改善の余地があることに鑑み、長期間の研究と実験を経て、最終的に、本発明を通じて前述の問題を効果的に解決することを目的として、磁気着脱機能を有するレンズ組立体、その着脱工具およびレンズセットを開発・設計した。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の目的は、磁気着脱機能を有するレンズ組立体を提供することであり、レンズ組立体は、フレームと、少なくとも1つの光透過性シートと、を備える。
フレームは、少なくとも部分的に磁性材料または磁石材料で構成され、前後方向を貫通する収容空間を備え、外周壁に少なくとも1つの外側ネジ山が設けられ、前側部に少なくとも1つの第1の嵌合部が設けられている。
光透過性シートは、収容空間に装着される。
フレームは、第1の嵌合部を露出させるように、外側ネジ山によってカメラレンズ、機能レンズまたはアダプターリングの前側部に螺合可能に構成される。フレームは、第1の嵌合部が着脱工具における少なくとも1つの第2の嵌合部と互いに嵌合することで、カメラレンズ、機能レンズまたはアダプターリングから取り外されるように、着脱工具の動きに合わせて回転可能に構成される。かつ、フレームは着脱工具に磁力で取り付けられることが可能である。
レンズ組立体がカメラレンズ、機能レンズまたはアダプターリングに嵌め込まれるため、フレームがカメラ画像に与える悪影響を低減または回避することができる。
【0007】
本発明のさらなる目的は、磁気着脱機能を備えた着脱工具を提供することである。
着脱工具は、前述のレンズ組立体を着脱するためのものであり、少なくとも一部が磁石材料で形成されており、一側部に少なくとも1つの第2の嵌合部を含む磁性部材を備える。
磁性部材は、第2の嵌合部がレンズ組立体の少なくとも1つの第1の嵌合部と互いに嵌合することによって、レンズ組立体をカメラレンズ、機能レンズまたはアダプターリングに取り付けるように回転させるか、あるいはレンズ組立体をカメラレンズ、機能レンズまたはアダプターリングから取り外すように回転させるよう、レンズ組立体を駆動可能に構成される。
磁性部材は、レンズ組立体に磁力で取り付けられることが可能である。
このように、着脱工具の磁力によってユーザーがレンズ組立体を簡単に着脱するようになる。
【0008】
本発明のさらなる目的は、レンズ組立体と着脱工具とを有し、磁気着脱機能を有するレンズセットを提供することにある。
レンズ組立体はフレームと光透過性シートとを具備する。フレームは、少なくとも部分的に磁性材料または磁石材料で構成され、前後方向を貫通する収容空間を備え、外周壁に少なくとも1つの外側ネジ山が設けられ、前側部に少なくとも1つの第1の嵌合部が設けられる。
光透過性シートは、収容空間に装着される。
着脱工具は、少なくとも一部が磁石材料で形成されており、一側部に少なくとも1つの第2の嵌合部を含む磁性部材を備える。
第2の嵌合部が第1の嵌合部に嵌合されている際、着脱工具は、レンズセットがカメラレンズ、機能レンズまたはアダプターリングに取り付けられるように回転するようレンズセットを駆動することによって、フレームを外側ネジ山でカメラレンズ、機能レンズまたはアダプターリングの前側部内に螺合するか、あるいは、レンズセットがカメラレンズまたは機能レンズから取り外されるように回転するようレンズセットを駆動可能に構成される。
フレームは着脱工具に磁力で取り付けられることが可能である。
このように、ユーザーは迅速にレンズ組立体を、カメラレンズ、機能レンズまたはアダプターリングに組み付けるか、あるいはカメラレンズ、機能レンズまたはアダプターリングから取り外すことができる。
【0009】
本発明の目的、その技術的特徴および効能について、審査官の理解を容易にするために、以下の実施形態を添付図面とともに詳細に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】既存の機能レンズ、カメラレンズ、及びカメラの分解斜視図である。
【
図2】既存の機能レンズ、カメラレンズ、及びカメラを組み立てた状態を示す模式図である。
【
図3】本発明の第1の実施形態に係るレンズセットの分解正面図である。
【
図4】本発明の第1の実施形態に係るレンズセットの分解背面図である。
【
図5】本発明の第1の実施形態に係るレンズ組立体の断面図である。
【
図6A】本発明の第2の実施形態に係るレンズ組立体の断面図である。
【
図6B】本発明の第2の実施形態に係るレンズ組立体の立体図である。
【
図6C】本発明の第2の実施形態の変形例を示す模式図である。
【
図6D】本発明の第2の実施形態の別の変形実施形態を示す概略図である。
【
図7】本発明の第3の実施形態のレンズ組立体の断面図である。
【
図8】本発明の第4の実施形態に係るレンズ組立体の断面図である。
【
図9】本発明の第5の実施形態に係るレンズ組立体の断面図である。
【
図10】本発明の第1の実施形態に係る着脱工具を用いたレンズ組立体の組立図である。
【
図11】本発明の第1の実施形態の機能レンズを備えたレンズセットの組立図である。
【
図12】本発明の第1の実施形態に係る機能レンズを備えたレンズ組立体の組立図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明者らは、既存の機能レンズの枠が厚く、カメラ画像に悪影響を及ぼすという問題を解決するために、フィルターレンズ、機能レンズ、保護レンズとして使用でき、カメラレンズ、他の機能レンズ(例えば、偏光レンズ、減光レンズなど)またはアダプターリングに組み付けると、カメラレンズに埋め込まれるか、ほぼ埋め込まれるレンズ組立品を新たに考えついた。このように、フレームの厚みが大きいという問題を効果的に解決することができる。そこで、本発明者は、磁石式着脱機能を有するレンズ組立体と、本発明の着脱工具およびレンズセットを開発し、ユーザーによる分解・組み立てが迅速に行える製品を提供することを目的とするものである。
【0012】
さらに、本発明の利点および効果は、本明細書に開示された当業者によって理解され得ること、および本発明は、他の特定の実施形態によって実施または適用され得ること、および本発明の概念を逸脱しない範囲で、異なる見解および用途に基づいて、本明細書の詳細を様々に修正および変化させ得ることが予め記載されたものである。本発明の添付図面は、単純な例示を目的としたものであり、実際の寸法を示すものではない。以下の実施形態では、本発明の関連する技術的側面をさらに詳細に説明するが、本発明の保護範囲を限定することを意図していない。本明細書では、様々な構成要素を説明するために第1の、第2のなどの用語を使用することがあるが、各そのような構成要素は、主にある構成要素を別の構成要素から区別するために使用される前述の用語によって制限されるべきでないことが理解されるべきである。さらに、図示を容易にするために、以降の実施形態では、
図3の左下側を組立体の前側として、
図3の右上側を組立体の後側として使用するが、本発明の実施形態における「前側及び後側」という言及は、添付図面の向きに関してのみであり、前述の用語は本発明を説明し理解するために用いられ、それを制限するものではなく、前述の記述と一貫性があるものである。
【0013】
図3~
図5を参照する。レンズ組立体1は、少なくとも1つのフレーム11と少なくとも1つの光透過性シート12を含む。なかでも、フレーム11は前後方向の収容空間110を備え、その外壁は少なくとも1つの外側ネジ山111で環状に囲まれ、その前側には少なくとも1つの第1の嵌合部112が設けられる。しかし、本発明の他の実施形態では、第1の嵌合部112の形態は、嵌合部に限定されず、第1の嵌合部112の数、位置及び構造形態は、製品の要求に応じて変更することができ、例えば、第1の嵌合部112は、凹部の形態に変更することができる。
【0014】
図3及び
図5に示すように、光透過性シート12を収容空間110に装着してレンズ組立体1を形成することができ、光透過性シート12は、ガラス、アクリルなど光を透過するのに十分な材料からなる。光透過性シート12は、保護レンズ、スクリムショウレンズ、偏光レンズなどレンズ組立体1の異なる用途に応じてコーティングまたは着色することができ、光透過性シート12の光透過性、色、硬さ、紫外線耐性または汚れ耐性などを変更したり、光透過性シート12の枚数と構造を調節したりすることも可能である。例えば、レンズ組立体1を偏光レンズとして使用する場合、フレーム11に2つの光透過性シート12を直接収容し、2つの光透過性シート12の間に偏光フィルムを配置することができる。あるいは、フレーム11は、2つの光透過性シート12を間接的に収容することができ、すなわち、2つの光透過性シート12を内フレームに取り付け、その後、内フレームと共にフレーム11に組み付けることができる。
【0015】
本発明の光透過性シートとフレームとの組み合わせの各種構造について、一つずつ説明する。なお、以降の実施形態では、光透過性シートとフレームとの組み合わせの特徴を明確にするために、光透過性シートとフレームとを簡略化し、必要な部分構造のみを描画している。第1の実施形態では、
図5に示すように、フレーム11は、断面がL字形であり、前面から第1の嵌合部112が突出している。フレーム11の内側には粘着層13を設けることができ、光透過性シート12はフレーム11の裏面から収容空間110に挿入され、粘着層13によってフレーム11に固定されて一体型のレンズ組立体が形成される。
【0016】
第2の実施形態では、
図6A及び
図6Bに示すように、フレーム21の外壁に少なくとも一つの外側ネジ山211が環設される。フレーム21の前側部に第1の嵌合部212が設けられ、フレーム21には、光透過性シート22を収容空間210に設置するためにフレーム21を拡張するように、フレーム21の内側と外側を貫通する切欠部213が設けられる。そして、フレーム21で光透過性シート22をクランプし、切欠部213が可能な限り閉じたままに維持されるように(すなわち、切欠部213がフレーム21から明確に見えないように)、切欠部213を溶接、接着または他の固定部材(例えばネジ、ボルトなど)で固定する。本第2の実施形態では、切欠部213は、フレーム21の中心軸Zの延長線方向に沿って直線状に開口している。しかし、レンズ組立体の全体的な安定性を向上させ、長期間の使用中にフレーム21が前述の切欠部213から分離することを回避するために、本発明の他の実施形態では、フレーム21の切欠部213は斜めに開くこともでき、すなわち切欠部213はフレーム21の中心軸Zの延長線方向と角を成す方向に開かれている。
【0017】
上記を踏まえて、
図6Cを参照すると、第2の実施形態の変形例が示されている。フレーム21の正面視において、切欠部213は斜めに開口しているため、フレーム21は切欠部213の位置で、内外で隣接する2つの部分に分割される。さらに、フレーム21は、切欠部213に対応する位置に、前述の2つの部分にまたがることになる少なくとも1つの固定用溝214を径方向に凹設することによって、固定部材215(例えば、ネジ)を固定用溝214に挿入して螺合することができるので、フレーム21が一体を形成するとともに切欠部213を可能な限り閉じたままに維持することができる。
【0018】
図6Dを参照して、第2の実施形態の別の変形例をフレーム21の側面図で示すと、切欠部213が斜めに開いているので、フレーム21は、切欠部213に対応してフレーム21の前後で隣接する2つの部分に分割されている。さらに、フレーム21は、切欠部213に対応する位置に、2つの部分にまたがる複数の固定用溝214がそれぞれ軸方向に凹設されており、この固定用溝214に複数の固定部材215(例えば、プラスチック片)を挿入できるように構成されている。その後、固定部材215を加熱して固定用溝214に溶かし込むことで、フレーム21が一体を形成するとともに、切欠部213を可能な限り閉じたままに維持することができる。さらに、この別の変形例では、フレーム21は、その円周に沿って複数の第1の嵌合部212を備えることができ、これらの第1の嵌合部212は、凹部の形態である。
【0019】
第2の実施形態及びその変形例では、フレーム21を破壊して切欠部213を形成する工程を用いて、フレーム21への光透過性シート22の組み立てを可能にしたが、本発明の他の実施形態では、前記工程に限らず、当業者が他の道具又は工程原理(例えば、冷膨張及び熱収縮)を直接用いてフレーム21の収容空間を一時的に拡大して光透過性シート22の配置を可能にしてもよい。
【0020】
第3の実施形態では、
図7を参照して、フレーム31の外壁に少なくとも1つの外側ネジ山311を環状に設け、フレーム31の前側部には第1の嵌合部312を設け、フレーム31の内側には、光透過性シート32を組み付ける前に、フレーム31の断面形状が
図5のフレーム11の断面形状にギャップG1なく近似して収まるよう、クランプ片314を設けたものである。フレーム31の収容空間310に光透過性シート32を配置する際に、クランプ片314を工具で変形させて光透過性シート32を保持(リベット留め)し(
図7のように)、光透過性シート32をフレーム31に固定できるようにしてもよい。また、クランプ片314の圧力による光透過性シート32の端部の損傷を避けるため、光透過性シート32はクランプ片314に対して傾斜しており、クランプ片314を光透過性シート32に対して安定した位置に保持できるようになっている。
【0021】
第3の実施形態では、クランプ片314は、フレーム31の後側部に隣接して配置されているが、これに限定されず、本発明の他の実施形態では、クランプ片314は、フレーム31の前側部に隣接して配置することもでき、またはクランプ片314は、前側部/後側部に隣接するフレーム31の内側に配置することもでき、クランプ片314は、共に光透過性シート32を保持することができる。
【0022】
第4の実施形態では、
図8を参照して、フレーム51を複数のフレームユニット(第4の実施形態では、2つのフレームユニット51A、51B)が配置される。2つのフレームユニット51A、51Bはそれぞれフレーム51の前側部と後側部を形成し、2つのフレームユニット51A、51Bの外壁はそれぞれ外側ネジ山511が環設され、フレームユニット51Aの前側部には第1の嵌合部512をさらに備える。2つのフレームユニット51A、51Bをそれぞれ光透過性シート52の前面側と背面側で組み立てる際に、溶接、接着、埋め込み、その他の固定部材によって2つのフレームユニット51A、51Bを1つにまとめて、光透過性シート52をフレーム51(すなわち、2つのフレームユニット51A、51B)に固定できるように、例えば、第4の実施形態では接着剤を使用している。例えば、本実施形態では、接着剤51Cを用いたが、これに限らず、2つのフレームユニット51A、51Bに他の固定部材や固定方法を用いた場合、接着剤51Cを用いなければ、
図8の2つのフレームユニット51A、51Bは直接接触することになる。
【0023】
上記を踏まえて、第4の実施形態では、
図8に示すように、フレーム51は、偏光フィルム(図示せず)を挟んだ2枚の光透過性シート52を備え、まず内枠53(偏光レンズ構造に相当)に組み立て、これを2枚の光透過性シート52と一緒にフレーム51に組み立てることができる。また、内枠53は、周縁部に隣接する位置には少なくとも1つの磁気駆動部521が配置され、磁気駆動部521は、磁性材料または磁石材料で作られており、ユーザーが磁気駆動部521を磁気的に引き寄せるために磁石またはその後述べた着脱工具7を用いて磁気駆動部521に接近できるようにされている。ユーザーが磁石(または着脱工具7)を動かすと、内枠53が回転し、これにより第2の光透過性シート52を回転させるようになる。
【0024】
さらに、第4の実施形態では、磁気駆動部521が内枠53に埋め込まれているが、これに限らず、本発明の他の実施形態では、磁気駆動部521は、内枠53の外側であって、内枠53とフレーム51との間の隙間(すなわち、フレーム51の内側に相当)に配置することが可能である。あるいは、磁気駆動部521を必要とせず、内枠53自体を磁性材料または磁石材料としてもよい。なお、内枠53とフレーム51とが互いに枢着されているので、内枠53がフレーム51内で磁気的影響を受けて回動するようになる。あるいは、他の実施形態において、内枠53を省略し、2つの光透過性シート52をフレーム51に直接枢着し、磁気駆動部521を光透過性シート52の内部または外面に配置することも可能である。例えば、
図9の磁気駆動部621は、光透過性シート62に配置され、露出しているので、磁石(または着脱工具7)により駆動して光透過性シート62を一緒に回転させることができる。
【0025】
第5の実施形態においても、
図9に示すように、フレーム61は2つのフレームユニット61A、61Bで構成されている。フレームユニット61Aの前側部には第1の嵌合部612が設けられ、その外壁には外側ネジ山が環装されていない点、並びに、フレームユニット61Bは断面がややL字形で、その外壁は外側ネジ山611が環装されており、フレームユニット61Bの収容空間610に光透過性シート62を手前から奥に入れてから、フレームユニット61Aをフレームユニット61Bに組み合わせてレンズ組立体を形成することになるが、2つのフレームユニット61A、61Bは溶接、接着、挿入等の固定部材で結合できるようになっている点が第4の実施形態と異なっている。
【0026】
なお、光透過性シートとフレームとの組み合わせの構造については、全体が磁性材料からなる第1の実施形態のフレーム11に限らず、必要な磁気特性を有するフレームの構造については、種々の実施形態がある。本発明の他の実施形態では、フレームは、少なくとも1つの本体と1つの補助体とから構成することができ、本体は非磁性材料(例えばアルミニウム)で構成され、補助体は磁性材料または磁石材料からなり、言い換えれば、フレームが非磁性材料と磁性(または磁石)材料の両方からなる場合、フレームが本体と補助体とに区別でき、かつ、本体は単一の部材に限らず、複数の部材(例えば、第4の実施形態の2つのフレームユニット51A、51B)で構成することも可能であることを意味する。
【0027】
上記を踏まえて、フレーム21は、
図6A及び
図6Bに示すように、少なくとも本体と、本体の外周面に配置される補助体216とから構成される。
図6A及び
図6Bに見られるように、補助体216は、第1の嵌合部212の隣接した位置に覆い被せられ、露出されている。しかし、本開示の他の実施形態では、補助体216はまた、第1の嵌合部212に重ねられてもよく、または第1の嵌合部212に直接配置されてもよい。あるいは、第3の実施形態では、補助体316(例えば、鉄ビーズまたは磁気ビーズ)は(
図7に示すように)本体内に埋め込まれてもよい。
【0028】
図3及び
図4に戻ると、着脱工具7は、レンズ組立体1と共に本発明のレンズセットを形成することができ、レンズ組立体1を組み立て又は分解するために用いられる。ここで特に留意すべきは、着脱工具7の形態は、
図3に描かれた形態に限定されず、後述した構造を有し、本発明のレンズ組立体を組み立て又は分解するに十分であれば、本発明の目的のための着脱工具である、ということである。着脱工具7は、一側部に少なくとも一つの第2の嵌合部712が配置された少なくとも一つの磁性部材71を含む。第1の実施形態では、磁性部材71は一側部に複数の凸部が環設され、凸部は互いに等間隔で、その間隔には第2の嵌合部712が形成され、第2の嵌合部712は第1の嵌合部112にマッチすることが可能で、着脱工具7がレンズ組立体1に組み付けられるとき、第2の嵌合部712の各々は、対応する第1の嵌合部112の各々と(
図10に示すように)互いに嵌合できる。しかし、本発明の他の実施形態では、第2の嵌合部の形態は、間隔形態に限定されず、第1の嵌合部の形態に応じて、第2の嵌合部の数、位置及び構造形態を変更することができ、例えば、
図6Dに示すように、第1の嵌合部212が凹溝の場合、第2の嵌合部は第1の嵌合部212に合わせて凸柱として調整し、フレーム21を回転させるように駆動するために、第1の嵌合部212に伸び込むことが可能である。
【0029】
また、本開示の磁気部材に必要な磁石特性を持つ構造は、全体として磁石材料で構成できることに加えて、少なくとも工具本体と工具補助具とで構成されるなど様々な実施形態が存在する。工具本体が非磁性材料(例えば、アルミニウム)からなり、工具補助具が磁性材料からなる。つまり、磁性部材が非磁性材料と磁性材料の両方を含む場合、磁性部材は工具本体と工具補助具の区別が可能であり、工具本体は単一部品に限らず、複数の部品で構成されていても良いということである。このように、非磁性材料である部分が工具本体で、磁石材料である部分が工具補助具であればよいのである。
【0030】
上記を踏まえて、再び
図3及び
図4を参照する。本実施形態では、磁性部材71が工具本体と工具補助体716を含む。工具補助体716が磁石材料(例えば磁性柱)であり、磁性部材71の工具補助体716以外の部分が工具本体であり、工具補助体716は工具本体に埋め込まれているが、それによって生じる磁力は、やはり工具本体以外の磁性部材に影響を与えるのに十分な量である。しかしながら、本発明の他の実施形態では、工具補助体716は、工具本体の露出した外面を備えることもでき、さらには、そのような第2の嵌合部712の各々に形成されてもよい。
【0031】
着脱工具7とレンズ組立体1の動きについて説明する。特に留意すべきは、現在、機能レンズ(例えば、減光レンズ、偏光レンズ、ソフトフォーカスレンズ等)、カメラレンズ及びアダプターリングは、その前縁の内壁に内側ネジ山を有する構造であり、本開示のレンズ組立体1(例えば、保護レンズ、減光レンズ)は、かかる機能レンズ、カメラレンズ又はアダプターリングへの固定に使用されていることである。しかし、現在開示されているのは、レンズ組立体1を、カメラレンズまたはアダプターリングへ固定することも含むことが理解されるべきである。
図3、
図4及び
図10に示すように、ユーザーがレンズ組立体1を機能レンズ8に組み付けたい場合、ユーザーは、着脱工具7をレンズ組立体1に取り付けることができ、このとき、第2の嵌合部712の各々は、対応する第1の嵌合部112の各々とかみ合い、磁性部材71がフレーム11に磁気的に取り付けられることになる。その結果、ユーザーが着脱工具7を持って動かしている間にレンズ組立体1が動き、レンズ組立体1を落下させて破損する心配がない。そして、ユーザーは、レンズ組立体1の後側部を機能レンズ8の前側に向けて移動させ、外側ネジ山111によって機能レンズ8の内側ネジ山811にねじ込むことができる。
【0032】
図3、10~12に示すように、レンズ組立体1が機能レンズ8に螺合されるとき、外側ネジ山111と内側ネジ山811とは既に互いに埋め込まれており、このとき、ユーザーが着脱工具7を外側(
図11の太い破線矢印の方向)に引くと、着脱工具7のレンズ組立体1に生じる磁気吸引力が外側ネジ山111と内側ネジ山811との間の嵌合力に比べてはるかに小さくなっている。その結果、着脱工具7はレンズ組立体1から外れ、レンズ組立体1を機能レンズ8上に残したまま(
図12に示すように)となる。また、フレーム11における前側部の最も高い部分が、カメラレンズ、機能レンズまたはアダプターリングの前側部よりも2.5cmを超えて突出しない。さらに、フレーム11の前側部内壁にはネジ山が設けられていないため、追加の部品を組み付けることができず、ネジのためのスペースを確保する必要がなく、フレーム11を可能な限り薄くすることが可能である。本発明の好ましい実施形態は、フレーム11の前側部における最も高い部分が機能レンズ8の前側部を全く超えない。同様に、レンズ組立体1が前述の方法でカメラレンズまたはアダプターリングに固定され得ることである。このように、レンズ組立体1は、機能レンズ8、カメラレンズまたはアダプターリングの全長を増やすことなく、ほぼ埋め込まれており、光透過性シート12は機能レンズ8またはカメラレンズのレンズ82に近接しているので、カメラ画像への悪影響(例えば、四隅が暗くなる等)が解消できる。
【0033】
さらに、
図3、10~12に示すように、ユーザーがレンズ組立体1を分解したい場合、ユーザーは、着脱工具7をレンズ組立体1に取り付け、各第2の嵌合部712を対応する第1の嵌合部112と嵌合させ、その後、ユーザーは、レンズ組立体1を機能レンズ8から解放できるまで外側ネジ山111および内側ネジ山811がねじ込まれないように着脱工具7を回転させることが可能である。このとき、外側ネジ山111と内側ネジ山811は互いに埋め込まれなくなるので、着脱工具7がレンズ組立体1に発生させる磁力によって、レンズ組立体1が着脱工具7に取り付けられ、ユーザーによるレンズ組立体1の移動が容易になる。
【0034】
ただし、本発明で主張する権利範囲はこれに限定されず、本発明の技術に基づいて当業者が容易に想到し得る同等の変形は、本発明の保護範囲に含まれるものとする。
【符号の説明】
【0035】
F:機能レンズ
L:カメラレンズ
C:カメラ
1:レンズ組立体
11、21、31、51、61:フレーム
110、210、310、610:収容空間
111、211、311、511、611:外側ネジ山
112、212、312、512、612:第1の嵌合部
12、22、32、52、62:光透過性シート
13:接着剤層
213:切欠部
214:固定用溝
215:固定部材
216、316:補助体
314:クランプ片
51A、51B、61A、61B:フレームユニット
51C:粘着剤
521、621:磁力駆動部
53:内枠
7:着脱工具
71:磁性部材
712:第2の嵌合部
716:工具補助体
8:機能レンズ
811:内側ネジ山
82:レンズ
G1:ギャップ
Z:中心軸