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特許7425167広告配信方法、広告配信システム及び広告配信プログラム
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  • 特許-広告配信方法、広告配信システム及び広告配信プログラム 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-01-22
(45)【発行日】2024-01-30
(54)【発明の名称】広告配信方法、広告配信システム及び広告配信プログラム
(51)【国際特許分類】
   B66B 3/00 20060101AFI20240123BHJP
   B66B 1/14 20060101ALI20240123BHJP
【FI】
B66B3/00 G
B66B3/00 M
B66B1/14 L
【請求項の数】 8
(21)【出願番号】P 2022194491
(22)【出願日】2022-12-05
【審査請求日】2022-12-05
(73)【特許権者】
【識別番号】390025265
【氏名又は名称】東芝エレベータ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100083806
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 秀和
(74)【代理人】
【識別番号】100101247
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 俊一
(74)【代理人】
【識別番号】100095500
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 正和
(74)【代理人】
【識別番号】100098327
【弁理士】
【氏名又は名称】高松 俊雄
(72)【発明者】
【氏名】荒井 佑樹
【審査官】須山 直紀
(56)【参考文献】
【文献】特開2021-96657(JP,A)
【文献】特開2022-127135(JP,A)
【文献】特開2017-171422(JP,A)
【文献】国際公開第2020/22332(WO,A1)
【文献】特開2006-256724(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B66B 3/00
B66B 1/14
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
エレベータの利用者が携帯する情報端末からの呼び登録によって前記エレベータの利用が可能なエレベータシステムにおいて、
前記情報端末を携帯した利用者による前記エレベータへの接近が検出されると、
広告配信サーバから当該情報端末に広告コンテンツを配信して前記情報端末の広告表示領域に表示させ、
前記利用者によって前記情報端末から前記エレベータの利用が選択されると、前記情報端末の画面がエレベータの呼び操作画面に遷移する、広告配信方法。
【請求項2】
エレベータの利用者が携帯する情報端末からの呼び登録によって前記エレベータの利用が可能なエレベータシステムにおいて、
前記エレベータの利用者が携帯する情報端末からエレベータの呼びが登録されると、
到着時間推定部が、前記呼びの登録からかごが乗場まで到着するまでの推定到着時間を算出し、
広告配信サーバは、前記算出された推定到着時間に相当する長さの広告コンテンツを前記情報端末に配信して広告表示領域に表示させる、広告配信方法。
【請求項3】
前記到着時間推定部は、前記算出された推定到着時間に変化を与える事由が発生した場合には、当該事由を加味して推定到着時間を更新し、
前記広告配信サーバは、前記更新された推定到着時間に適合する長さの広告コンテンツを前記情報端末に配信して広告表示領域に表示させる、請求項2に記載の広告配信方法。
【請求項4】
前記広告表示領域に表示された広告に対して前記利用者によるアクセスが確認されると、一定期間内は前記広告に関連する商品またはサービスに対する優先的な取り扱いを付与する、請求項1または2に記載の広告配信方法。
【請求項5】
エレベータの利用者が携帯する情報端末からの呼び登録によって前記エレベータの利用が可能なエレベータシステムにおいて、
エレベータの利用者が携帯する情報端末が当該エレベータに接近したことを検出する利用者接近検出部と、
前記利用者接近検出部により利用者が検出された場合には、広告配信サーバに対して広告配信を指示する広告配信指示部と、
前記広告配信サーバに設置され、前記広告配信指示部から広告配信指示が有った場合には、前記情報端末からの呼びが選択されるまでの間、当該情報端末に広告を配信する配信指令部と、を備えるエレベータにおける広告配信システム。
【請求項6】
エレベータの利用者が携帯する情報端末からの呼び登録によって前記エレベータの利用が可能なエレベータシステムにおいて、
エレベータの利用者が携帯する情報端末からの呼びを登録する呼び登録部と、
前記呼びが登録されてからエレベータが乗場に到着するまでの推定到着時間を算出する到着時間推定部と、
算出された推定到着時間に相当する長さの広告コンテンツを前記情報端末に配信する配信指令部と、を備えるエレベータにおける広告配信システム。
【請求項7】
前記到着時間推定部は、前記算出された推定到着時間に変化を与える事由が発生した場合には、当該事由を加味して推定到着時間を更新し、
前記配信指令部は、前記更新された推定到着時間に適合する長さの広告コンテンツを前記情報端末に配信する、請求項6に記載の広告配信システム。
【請求項8】
請求項1または2に記載の広告配信方法をコンピュータに実行させる広告配信プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、広告配信方法、広告配信システム及び広告配信プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
最近、エレベータの利用者が携帯するスマートフォンから乗場呼びを登録する、いわゆるスマホ呼びが利用されている。スマホ呼び画面を開くと、行先階に関する情報をスマホ呼び時に表示することができる。また、スマホ呼び利用時にエレベータの点検・工事予定を表示させる従来例もある。
【0003】
利用者がスマホ呼びを実行する際には、必ず、スマートフォンの表示画面を見ることになるが、表示画面上には、スマホ呼びに関する案内のみが表示されていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2015-86014号公報
【文献】特開2021-96657号公報
【文献】特開2022-77065号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、スマホ呼び時には、エレベータの利用者がスマートフォンの表示画面を見る機会があるにも関わらず、サービスの観点からこの機会が有効活用されていないのが現状である。
【0006】
本発明は上記事情に鑑み、エレベータ利用者のスマホ呼びを利用して広告の視聴率及び広告効果の向上を図ることができる広告配信方法、広告配信システム及び広告配信プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を達成するための形態は、エレベータの利用者が携帯する情報端末からの呼び登録によって前記エレベータの利用が可能なエレベータシステムにおいて、前記情報端末を携帯した利用者による前記エレベータへの接近が検出されると、広告配信サーバから当該情報端末に広告コンテンツを配信して前記情報端末の広告表示領域に表示させ、前記利用者によって前記情報端末から前記エレベータの利用が選択されると、前記情報端末の画面がエレベータの呼び操作画面に遷移する、広告配信方法である。
【0008】
他の形態は、エレベータの利用者が携帯する情報端末からの呼び登録によって前記エレベータの利用が可能なエレベータシステムにおいて、前記エレベータの利用者が携帯する情報端末からエレベータの呼びが登録されると、到着時間推定部が、前記呼びの登録からかごが乗場まで到着するまでの推定到着時間を算出し、広告配信サーバは、前記算出された推定到着時間に相当する長さの広告コンテンツを前記情報端末に配信して広告表示領域に表示させる、広告配信方法である。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明の第1実施形態に係る広告配信方法が提供される広告配信システムの構成を示すブロック図。
図2】第1実施形態の処理手順を示すフローチャート。
図3】広告配信がされるスマートフォンの表示画面例を示す説明図。
図4】本発明の第2実施形態に係る広告配信方法が提供される広告配信システムの構成を示すブロック図。
図5】第2実施形態の処理手順を示すフローチャート。
図6】推定到着時間と広告配信との関係を示す説明図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<第1実施形態>
《第1実施形態の構成》
図1は、本発明の第1実施形態に係る広告配信方法が提供される広告配信システムの構成を示すブロック図である。
【0011】
図1に示すように、エレベータ1の乗場2には、乗場操作盤3と、ビーコン発信機4とが設置されている。利用者5は、スマートフォン(情報端末)6を携帯しており、乗場操作盤3からの乗場呼びの他に、スマートフォン6の操作による乗場呼び(以下、「スマホ呼び」と称する)が可能になっている。エレベータ1内には、かご操作盤7が設置されており、ボタン操作により利用者の行先階を登録する。乗場操作盤3、ビーコン発信機4及びかご操作盤7はエレベータ制御装置10に接続されている。また、エレベータ制御装置10は広告配信サーバ20に接続され、この広告配信サーバ20からの広告コンテンツはビーコン発信機4のプッシュ通知によって利用者5が携帯するスマートフォン6に配信される。
【0012】
エレベータ制御装置10は、コンピュータで構成され、呼び登録部11と、利用者検出部12と、走行制御部13と、広告配信指示部14とを備える。
【0013】
呼び登録部11は、乗場操作盤3からの乗場呼び、スマートフォン6からのスマホ呼び、かご操作盤7からのかご呼びを入力して呼びを登録する。
【0014】
利用者検出部12は、スマートフォン6を携帯した利用者5がエレベータ1に接近したことをビーコン発信機4からの信号で検出する。
【0015】
走行制御部13は、呼び登録があると、巻上機を走行制御して乗場2にエレベータ1を向かわせる。
【0016】
広告配信指示部14は、利用者検出部12で利用者5が検出されると、広告配信サーバ20に広告配信を指示する。
【0017】
広告配信サーバ20は、広告配信プログラムを内蔵するコンピュータで構成され、指示入力部21と、コンテンツ検索部22と、コンテンツ保存部23と、配信指令部24とを備える。
【0018】
指示入力部21は、エレベータ制御装置10の広告配信指示部からの広告配信指示を入力する。
【0019】
コンテンツ検索部22は、広告配信指示に応答してコンテンツ保存部23から広告コンテンツを検索する。
【0020】
コンテンツ保存部23は、配信される広告コンテンツを更新可能に保存する。
【0021】
配信指令部24は、コンテンツ検索部22により検索された広告コンテンツを利用者5が携帯するスマートフォン6に配信する。
【0022】
スマートフォン6の表示領域は、図3に示すように、広告表示領域61と、エレベータ利用案内領域62と、スマホ呼び領域63とを有する。
【0023】
広告表示領域61は、広告配信サーバ20から配信されてビーコン発信機4からプッシュ通知された広告コンテンツを表示する。エレベータ利用案内領域62では、エレベータ1を利用する際に利用者5がタップ操作すると、エレベータ呼び画面であるスマホ呼び領域63に画面を遷移させることができる。スマホ呼び領域63では、利用者5がエレベータ1を呼ぶ際にタップ操作するとスマホ呼びを発信させることができる。
【0024】
《第1実施形態の処理手順》
図2は第1実施形態の処理手順を示すフローチャートである。
【0025】
図2のフローチャートにおいて、ステップS1~S4はエレベータ制御装置10で実行される処理である。ステップS11~S12は広告配信サーバ20で実行される処理である。ステップS21~S26はスマートフォン6で実行される処理である。
【0026】
エレベータ1の呼び登録が可能なスマートフォン6を携帯した利用者5がエレベータ1に接近すると、ビーコン発信機4で利用者5が検出される。
【0027】
エレベータ制御装置10の利用者検出部12では利用者5が検出されたか否かが判定される(ステップS1)。利用者5がエレベータ1に近づき、ビーコン発信機4で利用者5の携帯するスマートフォン6が検出されると、広告配信指示部14は広告配信サーバ20に対して広告の配信を指示する(ステップS2)。
【0028】
広告配信サーバ20の指示入力部21では、配信指示が有るか否かが検出される(ステップS11)。配信指示が有ると、コンテンツ検索部22に対してコンテンツ保存部23から広告コンテンツを抽出する。そして、配信指令部24から利用者のスマートフォン6に広告を配信する(ステップS12)。広告の配信は、ビーコン発信機4を介してプッシュ通知により行われる。
【0029】
利用者5が携帯するスマートフォン6では、配信された広告を受信する(ステップS21)。配信された広告は、図3(A)に示すように、スマートフォン6の広告表示領域61に表示される(ステップS22)。例えば、「○○町のスーパー△△から大安売りの広告が届いています!」「肉類全品が30%OFF!!」というような広告が表示される。この場合、広告表示領域61に表示された広告に対して利用者5によるアクセスが確認されると、一定期間内は広告に関連する商品またはサービスに対する優先的な取り扱いを付与することができる。例えば、利用者5が表示された広告画面をタップ操作して広告内容を見ることにより、その時点から例えば24時間または3日間等は、商品の販売価格を更に割り引いたり、サービスポイントを増大させたりする優先的取り扱いをすることができる。
【0030】
次に、利用者5がスマホ画面の所定のエレベータ利用案内領域62がタップ操作されたか否かが判定される(ステップS23)。所定の表示領域がタップ操作されると、スマホ呼び画面に移行する(ステップS24)。そして、スマホ呼びが入力されると(ステップS25)、スマホ呼びが出力される(ステップS26)。
【0031】
エレベータ制御装置10の呼び登録部11では、スマホ呼びが有ると(ステップS3)、呼び登録部11は呼びを登録する(ステップS4)。
【0032】
このように、第1実施形態によれば、スマホ呼び時は必ず画面を見ており、この機会を利用して広告コンテンツを配信することで、利用者は必然的に広告コンテンツを視聴するため、広告効果を向上させることができる。
【0033】
<第2実施形態>
《第2実施形態の構成》
図4は第2実施形態の構成を示すブロック図である。
【0034】
第2実施形態では、エレベータ制御装置10は、呼び登録部11、利用者検出部12、走行制御部13、及び広告配信指示部14に加えて、到着時間推定部15を備えることを特徴としている。
【0035】
到着時間推定部15は、エレベータの利用者5が携帯するスマートフォン6からのスマホ呼びが登録されると、呼びの登録から乗場2までの推定到着時間を算出する。そして、広告配信サーバ20は、算出された推定到着時間に相当する長さの広告コンテンツを情報端末に配信して広告表示領域に表示させる。
【0036】
また、到着時間推定部15は、推定到着時間に変化を与える事由が発生した場合には、当該事由を加味して推定到着時間を更新する。そして、広告配信サーバ20は、更新された推定到着時間に適合する長さの広告コンテンツをスマートフォン6に配信して広告表示領域61に表示させる。
【0037】
ここで、「推定到着時間に変化を与える事由」とは、到着までの途中階での乗場呼び、かご呼びが多数発生した場合や、途中階でのトラブル発生等が想定される。
【0038】
《第2実施形態の処理手順》
図5は、第2実施形態の処理手順を示すフローチャートである。図5のフローチャートにおいて、ステップS41~S47はエレベータ制御装置10で実行される処理である。ステップS51~S56は広告配信サーバ20で実行される処理である。ステップS61~S62はスマートフォン6で実行される処理である。
【0039】
エレベータ制御装置10の利用者検出部12では、利用者5によるスマホ呼びが有るか否かが判定される(ステップS41)。スマホ呼びが有ると呼び登録部11で呼びが登録される(ステップS42)。
【0040】
そして、到着時間推定部15は、呼び登録され、割り当てられたかごが乗場2に到着するまでの推定到着時間を算出する(ステップS43)。
【0041】
推定到着時間が算出されると、広告配信指示部14は、推定到着時間と共に広告の配信を広告配信サーバ20に指示する(ステップS44)。
【0042】
広告配信サーバ20の指示入力部21は配信指示が有るか否かを監視している(ステップS51)。配信指示が有ると、コンテンツ検索部22は、推定到着時間に応じた広告コンテンツを検索する(ステップS52)。検索された広告コンテンツは、配信指令部24から利用者5のスマートフォン6に配信される(ステップS53)。なお、選択された広告コンテンツが複数ある場合の配信順位は、推定到着時間に適合することを優先するが、広告料の高いものを優先的に配信するようにしてもよい。
【0043】
利用者5のスマートフォン6では、配信された広告を受信し(ステップS61)、広告表示領域61に広告を表示する(ステップS62)。表示がタップされてからの処理は第1実施形態と同様である。
【0044】
エレベータ制御装置10では、乗場2にかごが到着するまでの間、到着予定時間が変動するか否かが監視されている(ステップS45)。途中階での混雑やトラブル発生等で到着予定時間を遅れる場合には(ステップS45YES)、到着時間推定部15は、再度、到着時間を算出して推定到着時間を更新する(ステップS46)。
【0045】
そして、広告配信指示部14は、更新された推定到着時間と共に、再度、広告の配信を指示する(ステップS47)。
【0046】
再度、配信指示が有ると(ステップS54YES)、広告配信サーバ20のコンテンツ検索部22は、更新された推定到着時間に応じた広告コンテンツを検索する(ステップS55)。
【0047】
図6に示すように、時刻t0でスマホ呼びが登録され、推定到着時間(t1-t0)が算出された場合、推定到着時間(t1-t0)に相当するコンテンツAとコンテンツBが配信されたとする。途中階での混雑等で(t2-t1)時間だけ到着予定時間が遅れる場合には、(t2-t1)時間に相当する追加コンテンツが検索される。
【0048】
そして、検索された広告コンテンツを利用者のスマートフォンに配信する(ステップS56)。利用者5のスマートフォン6では、配信された広告を受信し(ステップS61)、広告表示領域61に広告を表示する(ステップS62)。
【0049】
このように第2実施形態によれば、スマホ呼びに必要な通信をきっかけとし、スマホによる呼び受付後、広告コンテンツに関する情報をスマホの表示領域に表示する機能において、呼び登録時にかごが到着するまでの時間を推定し、推定した時間に応じて表示するコンテンツを制御することができる。
【0050】
また、第2実施形態によれば、到着時間の変化に影響する要素が新たに発生した場合に、かご到着までの推定時間を更新し、表示コンテンツを変化させることができる。
【0051】
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0052】
1…エレベータ、2…乗場、3…乗場操作盤、4…ビーコン発信機(利用者接近検出部)、5…利用者、6…スマートフォン(情報端末)、7…かご操作盤、10…エレベータ制御装置、11…呼び登録部、12…利用者検出部(利用者接近検出部)、13…走行制御部、14…広告配信指示部、15…到着時間推定部、20…広告配信サーバ、21…指示入力部、22…コンテンツ検索部、23…コンテンツ保存部、24…配信指令部、61…広告表示領域、62…エレベータ利用案内領域、63…スマホ呼び領域
【要約】
【課題】エレベータ利用者のスマホ呼びを利用して広告の視聴率及び広告効果の向上を図る。
【解決手段】エレベータの利用者が携帯する情報端末からの呼び登録によって前記エレベータの利用が可能なエレベータシステムにおいて、前記情報端末を携帯した利用者による前記エレベータへの接近が検出されると、広告配信サーバから当該情報端末に広告コンテンツを配信して前記情報端末の広告表示領域に表示させ、前記利用者によって前記情報端末から前記エレベータの利用が選択されると、前記情報端末の画面がエレベータの呼び操作画面に遷移する。
【選択図】図2
図1
図2
図3
図4
図5
図6