技術分野
ヒンジアセンブリであって、
- 家具キャビネット、特に該家具キャビネットのフレームに固定すべき組付け体と、
- 少なくとも1つ、特に正確に1つの枢動軸を介して互いに結合された2つの金具部分を有する家具ヒンジと、
- 家具ヒンジの金具部分のうちの一方を組付け体に、特に解除可能にロックすることができるロック装置と
を備える、ヒンジアセンブリ
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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】
家具キャビネットと、この家具キャビネットに対して相対的に可動に支持された家具部分とを備えた家具の斜視図である。
【図2】
ヒンジアセンブリの実施例を示す分解図である。
【図3a】
第1の金具部分を組付け体に組み付ける経過を示す横断面図である。
【図3b】
第1の金具部分を組付け体に組み付ける経過を示す横断面図である。
【図3c】
第1の金具部分を組付け体に組み付ける経過を示す横断面図である。
【図3d】
第1の金具部分を組付け体に組み付ける経過を示す横断面図である。
図1には、家具キャビネット2と、この家具キャビネット2に対して相対的に2つまたはそれ以上の家具ヒンジ4によって旋回可能に支持された家具部分3とを備えた家具1の斜視図が示してある。家具ヒンジ4は、互いに枢動自在に結合された2つの金具部分5,6を有している。家具ヒンジ4の第1の金具部分5は、家具キャビネット2に固定することができ、家具ヒンジ4の第2の金具部分6は、可動の家具部分3に固定することができる。
図示の実施例では、家具ヒンジ4は、いわゆるフレームヒンジとして形成されている。家具ヒンジ4の第1の金具部分5は、家具キャビネット2のフレーム2aに固定することができるヒンジアーム5aとして形成されてよい。
図2には、ヒンジアセンブリの実施例が分解図で示してある。
ヒンジアーム5aの形態の第1の金具部分5は、家具キャビネット2に組付け体7を介して固定することができる。この組付け体7は、最初の組付けステップで家具キャビネット2、好ましくはフレーム2aに固定することができる。後続の組付けステップでは、第1の金具部分5が、家具キャビネット2に予め組み付けられた組付け体7に工具なしでロック可能かつ工具なしでロック解除可能となる。
少なくとも1つまたはそれ以上の調整装置9a,9b,9cによって、家具キャビネット2への組付け状態で家具部分3の位置が調整可能となる。好ましくは、家具キャビネット2に対して相対的な家具部分3の三次元の調整を実現することができる3つの調整装置9a,9b,9cが設けられていることが特定されている。第1の調整装置9aによって、可動の家具部分3の奥行き調整を実施することができ、第2の調整装置9bによって、高さ調整を実施することができ、第3の調整装置9cによって、側方調整を実施することができる。少なくとも1つ、好ましくは全ての調整装置9a,9b,9cは、回動可能に支持された調整ホイール(例えば偏心体、スパイラルディスクまたは調整ねじ)を有している。
家具ヒンジ4の第2の金具部分6は、ヒンジポット6aとして形成されていてよい。このヒンジポット6aは、少なくとも1つの枢動軸14、好ましくは正確に1つの枢動軸14を介して第1の金具部分5に旋回可能に結合されている。ヒンジポット6aは中空室6bを有している。この中空室6b内には、家具ヒンジ4の両方の金具部分5,6相互の相対運動を減衰するための減衰装置10が配置されている。この減衰装置10は、少なくとも1つの、好ましくは液圧式のピストンシリンダユニットを備えていてよい。このピストンシリンダユニットには、金具部分5,6相互の相対位置が予め設定されている場合、家具ヒンジ4の旋回可能な枢動レバー12が作用可能である。少なくとも2つの切換位置を有する可動に支持されたスイッチ11によって、減衰装置10の減衰出力が制限可能または停止可能となる。
このヒンジポット6aは、可動の家具部分3の孔内に格納することができる。この場合、ヒンジポット6aは、少なくとも1つの固定手段13(例えば、ねじまたは少なくとも1つの拡開部材)によって、可動の家具部分3に固定することができる。
家具ヒンジ4はばね装置15を有している。このばね装置15によって、第2の金具部分6が、第1の金具部分5に対して相対的に、閉鎖された終端位置および/または開放された終端位置に運動可能となる。図示の実施例では、ばね装置15はねじりコイルばねとして形成されている。このねじりコイルばねの両方の端部は、それぞれ1つのプラスチック被覆体16を有している。このプラスチック被覆体16は、家具ヒンジ4の組立て状態でそれぞれ第1の金具部分5の制御カム32a,32bに接触している。これによって、摩擦が減じられ、金具部分5,6が、易動性にかつ実際に騒音発生なしに互いに相対的に運動可能となる。
組付け体7は、例えば少なくとも1つのねじ17を介して家具キャビネット2、好ましくはフレーム2aに固定することができる。組付け体7は、少なくとも2つの突出部34a,34bを有している。これらの突出部34a,34bは、組付け体7の事前位置決めを改善するために、フレーム2aの互いに反対側の面に当付け可能である。
ロック装置18によって、第1の金具部分5が組付け体7に解除可能にロック可能となる。ロック装置18は、好ましくは円筒形の外側輪郭部19aを有する少なくとも1つの保持部材19と、外側輪郭部19aに対応するロック輪郭部20とを備えている。このロック輪郭部20は、不動に形成された少なくとも1つの第1の部分20aと、この第1の部分20aに対して相対的に可動の、好ましくは旋回可能な少なくとも1つの第2の部分20bとを有している。少なくとも1つの保持部材19は、ロック位置でロック輪郭部20の両方の部分20a,20bの間に収容されている。
少なくとも1つの保持部材19は、円筒形のピンとして簡単に形成されていてよい。ロックすべき金具部分5は、互いに離間させられた少なくとも2つの側方ウェブ21a,21bを有していてよく、これらの側方ウェブ21a,21bの間に円筒形のピンが配置されている。
ロック輪郭部20の可動の第2の部分20bには、ばね要素25、好ましくはねじりコイルばねまたは板ばねによって予荷重が加えられている。このばね要素25は、ロック輪郭部20の第2の部分20bにロック位置の方向で力を加える。ロック輪郭部20の可動の第2の部分20bは、このロック輪郭部20の可動の第2の部分20b用の回動軸24を成すピン30を中心として回動可能に支持されている。
家具ヒンジ4の、組付け体7にロックすべき金具部分5は、互いに上下に配置された少なくとも2つ、好ましくは正確に3つのプレート29a,29b,29cを有していてよい。少なくとも1つの調整装置9a,9b,9cによって、少なくとも2つのプレート29a,29b,29cが互いに相対的に移動可能かつ/または互いに相対的に旋回可能となる。
図示の実施例では、調整装置9a,9b,9cは、それぞれ1つの偏心体を有している。第1の調整装置9aの偏心体は、支持箇所40aを介して第2のプレート29bに回動可能に結合(好ましくは揺動加締め)されていて、その偏心的な制御輪郭部によって第3のプレート29cに支持されている。
第2の調整装置9bの偏心体は、支持箇所40bを介して第1のプレート29aに回動可能に結合(好ましくは揺動加締め)されていて、その偏心的な制御輪郭部によって第2のプレート29bに支持されている。
当然ながら、調整装置9a,9b,9cが、偏心体の代わりに、調整すべき構成部材の互いに離間させられた突出部と協働するウォーム伝動機構または回動可能なスパイラルディスクを有していることも可能である。
枢動レバー12は、第1の金具部分5の第3のプレート29cに一体に結合されている。好ましくは実質的に正方形のカバー35によって、調整装置9a,9b,9cの少なくとも1つの調整ホイールを、好ましくは少なくとも2つの調整ホイールをカバーすることができる。
ロック装置18は、少なくとも1つの別の保持部材27を含んでいてよく、この場合、ロック装置18の両保持部材19,27は、少なくとも1つの枢動軸14に対して横方向で互いに離間させられており、好ましくは、
- ロック装置18の両保持部材19,27がそれぞれ1つの長手方向L1,L2を有していて、両保持部材19,27の長手方向L1,L2が実質的に互いに平行に延在していて、かつ/または
- 少なくとも1つの別の保持部材27が、円筒形のピンとして形成されており、好ましくは、家具ヒンジ4のロックすべき金具部分5,6は、互いに離間させられた少なくとも2つの側方ウェブ21a,21bを有していて、これらの側方ウェブの間に円筒形のピンが配置されている
ことが想定されている。
ロック輪郭部20の少なくとも1つの不動の第1の部分20aは、フック要素22に形成されていてよい。好ましくは、ロック輪郭部20の第1の部分20aは、少なくとも1つの枢動軸14を介して、ロックすべき金具部分5に結合されている金具部分6の方向で開かれている。ロック輪郭部20の少なくとも1つの不動の第1の部分20aは、横断面で凹状の、好ましくはほぼ半円形の区分を有していることが見て取れる。
図示した実施例では、ロック輪郭部20は、少なくとも1つの枢動軸14に対して平行な方向で互いに離間されている少なくとも2つの不動の第1の部分20aを有しており、ロック輪郭部20の少なくとも2つの第2の部分20bは、ロック輪郭部20の少なくとも2つの不動の第1の部分20aの間に配置されている。
ロック輪郭部20の少なくとも1つの第2の部分20bは、レバー23に形成されていてよい。好ましくは、
- レバー23は一方の端部で、回動軸24を中心として回動可能に支持されていて、かつ/または
- レバー23にロック位置の方向で力を加えるばね要素25、好ましくはねじりコイルばねまたは板ばねが設けられていて、かつ/または
- レバー23は、ロック輪郭部20の第2の部分20bが配置されている自由端部26を有していて、かつ/または
- レバー23は、ロック装置18を手動でロック解除するための操作要素26aが配置されている自由端部26を有している、
ことが想定されている。
第2のプレート29bは、後方から、すなわち方向Xで、第3のプレート29cの側方ウェブ21a,21bの間に挿入可能であって、第3のプレート29cは、第2のプレート29bの運動を制限するために、好ましくはエンボス加工部の形態の、内側に向けられたストッパ36を有している。第1の調整装置9aの偏心体は、支持箇所40aを介して第2のプレート29bに回動可能に結合されていて、その偏心的な制御輪郭部によって第3のプレート29cに支持されている。第1の調整装置9aの操作により、第3のプレート29cは、第2のプレート29bに対して相対的に方向Xで調整可能である。
第2の調整装置9bの偏心体は、支持箇所40bを介して第1のプレート29aに回動可能に結合されていて、その偏心的な制御輪郭部によって第2のプレート29bに支持されている。第2の調整装置9bの操作により、プレート29b,29cは共に、第1のプレート29aに対して相対的に方向Yで調整可能である。
第3の調整装置9cは、図示した実施例では、調整ねじを有しており、この調整ねじはその下端部で、第1のプレート29aの支持箇所40cに支持されている。第3の調整装置9cの調整ねじには、第2のプレート29bの雌ねじ山41と協働する雄ねじ山が設けられている。第3の調整装置9cの操作により、第2のプレート29bは、第1のプレート29aに対して相対的にピン状の保持部材19を中心として方向Zで旋回可能である。
ロック輪郭部20の両不動の第1の部分20aは、それぞれフック要素22に形成されており、ロック輪郭部20の可動の第2の部分20bは、ロック輪郭部20の両第1の部分20aの間に配置されている。可動の第2の部分20bは、第2の部分20b用の回動軸24を成すピン30を中心として旋回可能に支持されている。好ましくは、少なくとも1つの枢動軸14の方向と、回動軸24の方向とは互いに平行に延在することが想定されている。
組付け体7を家具キャビネット2に取り付けているねじ17は、家具キャビネット2における家具ヒンジ4の組立て状態および組付け状態で、工具、好ましくはドライバによって常に操作可能であることを述べておく。このために、プレート29a,29b,29cには、家具ヒンジ4の全ての作動位置で、工具の導入および工具によるねじ17の回転運動が可能であるように、凹部が配置されている。
図3a~図3dには、家具ヒンジ4の第1の金具部分5を組付け体7に組み付ける経過が示してある。組付け体7は、最初の組付けステップでねじ17を介して家具キャビネット2、特に家具キャビネット2のフレーム2aに固定することができる。突出部34a,34bによって、家具キャビネット2のフレーム2aに対して相対的な組付け体7の事前位置決めの改善が可能となる。
第1の金具部分5は、互いに離間させられた2つの保持部材19,27を備えている。これら2つの保持部材19,27は、図示の実施例では、円筒形の外側輪郭部を有している。両方の保持部材19,27は、少なくとも1つの枢動軸14に対して横方向に互いに離間させられていて、それぞれ1つの長手方向L1,L2を有している。この長手方向L1,L2は、互いに実質的に平行に延びている。
組付け体7はロック輪郭部20を備えている。このロック輪郭部20は、両方の不動の第1の部分20aと、可動の第2の部分20bとを有している。この第2の部分20bは、両方の不動の部分20aの間に可動に支持されている。組付け体7のロック輪郭部20は、金具部分5の保持部材19に解除可能にロック可能である。組付け体7は、さらに、第1の金具部分5の別の保持部材27を収容するための収容装置28を有している。
図3aに示した位置から出発して、金具部分5は、組付け体7に載置され、接合運動の方向に運動させられる。接合運動の方向への金具部分5の運動によって、ロック輪郭部20の第2の部分20bが、ばね要素25の力に抗して回動軸24を中心として運動させられる(図3b)。
両方の保持部材19,27は、1回の共通の接合運動、好ましくは並進接合運動によって、ロック輪郭部20内にかつ少なくとも1つの収容装置28内に配置可能となる(図3c)。金具部分5を接合運動の方向に引き続き運動させることによって、ロック輪郭部20の第2の部分20bが、ばね要素25の力によってスナップバックし、これによって、保持部材19を力接続的にかつ形状接続的にロックする。ロック輪郭部20の両方の部分20a,20bは、横断面で見て共に3/4円を形成しており、かつ/または少なくとも1つの枢動軸14に対して平行な方向に互いにずらされて配置されている。
組付け体7と金具部分5との間のロックは、ばね要素25の力に抗してロック輪郭部20の第2の部分20bに力を加えることによって再び解除可能となる。ロックを解除する目的で第2の部分20bに力を加えることは、例えば手によって、つまり、工具の使用なしに行うことができる。代替的には、組付け体7と金具部分5との間のロックを解除する目的で、第2の部分20bに力を加えるために工具が使用されてもよい。
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