(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-01-22
(45)【発行日】2024-01-30
(54)【発明の名称】物干し具
(51)【国際特許分類】
D06F 57/00 20060101AFI20240123BHJP
【FI】
D06F57/00 340
(21)【出願番号】P 2023176041
(22)【出願日】2023-10-11
(62)【分割の表示】P 2023118021の分割
【原出願日】2023-07-20
【審査請求日】2023-10-12
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】523259385
【氏名又は名称】向 憲嗣
(74)【代理人】
【識別番号】100093115
【氏名又は名称】佐渡 昇
(72)【発明者】
【氏名】向 憲嗣
【審査官】粟倉 裕二
(56)【参考文献】
【文献】中国特許出願公開第103654221(CN,A)
【文献】特開2000-157793(JP,A)
【文献】特表2013-505042(JP,A)
【文献】特開2006-311912(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
D06F 57/00
A47G 25/28
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
衣類(C)を吊すことができるハンガー本体(10)と、
このハンガー本体(10)に連結され、ハンガー本体(10)に吊された衣類(C)の内側(C1)に配置され衣類(C)を内側(C1)から支持して保形するスペーサー(20)とを備え、
このスペーサー(20)は、
ハンガー本体(10)に吊された衣類(C)の内側(C1)に配置される棒体(21)と、
この棒体(21)に設けられ、棒体(21)の軸方向から見て円形で外周部(22c)の少なくとも一部が衣類(C)の内面(C2)に接触して衣類(C)を内側(C1)から保形する、前記棒体(21)の軸方向に沿って配置された螺旋状の保形体(22)と、
を備え
、
前記棒体(21)は軸方向に伸縮可能であることを特徴とする物干し具。
【請求項2】
請求項
1において、
前記スペーサー(20)は、前記衣類(C)が有する袖部(C3)の内側(C1)に配置されることを特徴とする物干し具。
【請求項3】
請求項
1において、
前記スペーサー(20)は、前記衣類(C)としてのズボンが有する股下部(C5)の内側(C1)に配置されることを特徴とする物干し具。
【請求項4】
請求項
1において、
前記スペーサー(20)は、前記衣類(C)が有するフード部(C6)の内側(C1)に配置されることを特徴とする物干し具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、物干し具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、例えば特許文献1~2に見られるような技術が知られている。
【0003】
<特許文献1>特開平4-297300号公報
特許文献1には、
「アイロンかけの時間と手間とを省いて、洗った衣類を乾燥時にしわのない状態に仕上げたり、着用後しわのよった衣類のしわ取りを行える衣類のしわ伸ばし器を提供する」ことを課題とし、(同文献0006段落)
「2本の細長い弾性部材(A)、(A)の間に、弾力伸縮機構(B)を1以上取り付けた構造になっている」しわ伸ばし器
が記載されている(同文献0008段落)。
【0004】
このしわ伸ばし器は、洗った衣類を乾燥時にしわのない状態に仕上げたりするのには適しているかもしれない。
【0005】
しかし、衣類を効率的に乾燥させるのには適していない。衣類を偏平に押し広げて乾燥させる構造となっているからである(同文献0007段落)。
【0006】
<特許文献2>特開2019-58235号公報
特許文献2には、
「衣類の洗濯後の乾燥時にしわや縮みの発生を少しでも回避し、乾燥後のアイロン掛け作業回数の低減を図り、家事労働を軽減すること」を課題とし、
「吊り具、1対の押圧板、この1対の押圧板の間に設けた伸張具及び1対の押圧板の間を狭め固定する押圧板収納具とからなり、洗濯後の衣類の筒状部の内部に1対の押圧板を閉方向に狭めて挿入し、挿入後、1対の押圧板の間に設けた伸張具によって、1対の押圧板が開方向に付勢し、衣類の内部から洗濯物を押し広げ、洗濯物を脱着した後は、伸張具を閉方向に圧縮して1対の押圧板の距離を狭め、押圧板収納具で1対の押圧板を固定し収納可能とする、洗濯後衣類の乾燥時において生ずるしわや縮みを防止する伸張式ハンガー及びこれらを衣類により組み合わせた」乾燥時衣類伸張式ハンガー
が記載されている(同文献要約欄)。
【0007】
この乾燥時衣類伸張式ハンガーは、衣類の洗濯後の乾燥時にしわや縮みの発生を少しでも回避し、乾燥後のアイロン掛け作業回数の低減を図るのには適しているかもしれない。
【0008】
しかし、この乾燥時衣類伸張式ハンガーは、衣類を効率的に乾燥させるのには適していない。同文献
図5,
図7に記載されている構造は、いずれも衣類を偏平に押し広げて乾燥させる構造となっているからであり、
図4,
図6に記載されている構造は、押圧板72の外周面が衣類の内面に広い範囲で密着してしまうからである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【文献】特開平4-297300号公報
【文献】特開2019-58235号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明が解決しようとする課題は、衣類を効率的に乾燥させることができる物干し具を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記課題を解決するために本発明の物干し具は、
衣類を吊すことができるハンガー本体と、
このハンガー本体に連結され、ハンガー本体に吊された衣類の内側に配置されて衣類を内側から支持して保形するスペーサーとを備え、
このスペーサーは、
ハンガー本体に吊された衣類の内側に配置される棒体と、
この棒体に設けられ、棒体の軸方向から見て円形で外周部の少なくとも一部が衣類の内面に接触して衣類を内側から保形する円板状ないしリング状の保形体と、
を備えていることを特徴とする。
なお、円形には楕円形も含まれる。
【0012】
上記の構成となっているので、この物干し具によれば次のような作用効果が得られる。
ハンガー本体で衣類を吊るし、ハンガー本体に連結されたスペーサーを、ハンガー本体に吊された衣類の内側に配置し、衣類を内側から支持して衣類を保形することができる。
スペーサーは、
ハンガー本体に吊された衣類の内側に配置される棒体と、
この棒体に設けられ、棒体の軸方向から見て円形で外周部の少なくとも一部が衣類の内面に接触して衣類を内側から保形する円板状ないしリング状の保形体と、
を備えているので、
衣類は、その内面が円板状ないしリング状の保形体の外周部と接触して保形されるとともに、衣類の内側には円板状ないしリング状の保形体によって空気が流れる空間が形成されることとなる。
【0013】
したがって、本発明の物干し具によれば、衣類を効率的に乾燥させることができる。
しかも、衣類は、上記スペーサによって保形されるので、大きく型崩れすることなく、乾燥されることとなる。
【0014】
すなわち、本発明によれば、衣類の形を保ちつつ効率的に乾燥させることができるという効果が得られる。
【0015】
この物干し具においては、
前記円板状ないしリング状の保形体は、前記棒体の軸方向に沿って間隔を隔てて複数個配置されている構成とすることができる。
このように構成すると、棒体の軸方向に沿って間隔を隔てて複数個配置された円板状ないしリング状の保形体によって、衣類の形をより良好に保つことができる。
【0016】
また、上記課題を解決するために本発明の物干し具は、
衣類を吊すことができるハンガー本体と、
このハンガー本体に連結され、ハンガー本体に吊された衣類の内側に配置され衣類を内側から支持して保形するスペーサーとを備え、
このスペーサーは、
ハンガー本体に吊された衣類の内側に配置される棒体と、
この棒体に設けられ、棒体の軸方向から見て円形で外周部の少なくとも一部が衣類の内面に接触して衣類を内側から保形する、前記棒体の軸方向に沿って配置された螺旋状の保形体と、
を備えていることを特徴とする。
【0017】
上記の構成となっているので、この物干し具によれば次のような作用効果が得られる。
ハンガー本体で衣類を吊るし、ハンガー本体に連結されたスペーサーを、ハンガー本体に吊された衣類の内側に配置し、衣類を内側から支持して衣類を保形することができる。
スペーサーは、
ハンガー本体に吊された衣類の内側に配置される棒体と、
この棒体に設けられ、棒体の軸方向から見て円形で外周部の少なくとも一部が衣類の内面に接触して衣類を内側から保形する、前記棒体の軸方向に沿って配置された螺旋状の保形体と、
を備えているので、
衣類は、その内面が前記棒体の軸方向に沿って配置された螺旋状の保形体の外周部と接触して保形されるとともに、衣類の内側には螺旋状の保形体によって空気が流れる空間が形成されることとなる。
【0018】
したがって、本発明の物干し具によれば、衣類を効率的に乾燥させることができる。
しかも、衣類は、上記スペーサによって保形されるので、大きく型崩れすることなく、乾燥されることとなる。
【0019】
すなわち、本発明によれば、衣類の形を保ちつつ効率的に乾燥させることができるという効果が得られる。
【0020】
この物干し具においては、
前記棒体は軸方向に伸縮可能な構成とすることができる。
このように構成すると、内側にスペーサーが配置される衣類の形体に応じて棒体ないしスペーサーの長さを調整することができるので、衣類に応じて適切に、当該衣類の形を保ちつつ効率的に乾燥させることができる。
【0021】
この物干し具においては、
前記スペーサーは、前記衣類が有する袖部の内側に配置される構成とすることができる。
このように構成すると、衣類の特に袖部を、その形を保ちつつ効率的に乾燥させることができる。
【0022】
この物干し具においては、
前記スペーサーは、前記衣類としてのズボンが有する股下部の内側に配置される構成とすることができる。
このように構成すると、ズボンの特に股下部を、その形を保ちつつ効率的に乾燥させることができる。
【0023】
この物干し具においては、
前記スペーサーは、前記衣類が有するフード部の内側に配置される構成とすることができる。
このように構成すると、衣類の特にフード部を、その形を保ちつつ効率的に乾燥させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【
図1】本発明に係る物干し具の実施の形態を示す図で、(a)は同実施の形態を衣類の腕部に適用した場合の使用状態正面図、(b)は同じく衣類の腕部および胴部に適用した場合の使用状態正面図、(c)は同じくズボンの股下部に適用した場合の使用状態正面図、(d)は図(a)における部分省略d-d拡大断面図、(e)は同じく部分省略e-e拡大断面図、(f)は図(b)の部分拡大図、(g)は図(f)の平面図。
【
図2】保形体の一例を示す図で、(a)は正面図、(b)は右側面図、(c)は変形例の正面図。
【
図3】スペーサーの他の例を示す図で、(a)は概略書面図、(b)は棒体を縮めた状態の正面図、(c)は(a)における部分省略c-c拡大断面図。
【
図4】本発明に係る物干し具の実施の形態の他の使用状態を示す図で、(a)は同実施の形態を衣類のフード部に適用した場合部分省略使用状態正面図、(b)は図(a)の部分省略左側面図。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下、本発明に係る物干し具の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、各図において、同一部分ないし相当する部分には、同一の符号を付してある。
【0026】
図1に示す物干し具1は、
衣類Cを吊すことができるハンガー本体10と、
このハンガー本体10に連結され、ハンガー本体10に吊された衣類Cの内側C1(
図1(d)参照)に配置されて衣類Cを内側C1から支持して保形するスペーサー20とを備えている。
【0027】
スペーサー20は、
ハンガー本体10に吊された衣類Cの内側C1に配置される棒体21と、
この棒体21に設けられ、棒体21の軸方向から見て円形で外周部22c(
図1(d)参照)の少なくとも一部が衣類Cの内面C2に接触して衣類Cを内側C1から保形する円板状ないしリング状の保形体22と、
を備えている。なお、
図1(d)ではリング状の保形体22を描いているが、保形体22は円板状であってもかまわない。
【0028】
上記の構成となっているので、この物干し具1によれば次のような作用効果が得られる。
【0029】
ハンガー本体10で衣類Cを吊るし、ハンガー本体10に連結されたスペーサー20を、ハンガー本体10に吊された衣類Cの内側C1に配置し、衣類Cを内側C1から支持して衣類Cを保形することができる。
【0030】
スペーサー20は、
ハンガー本体10に吊された衣類Cの内側C1に配置される棒体21と、
この棒体21に設けられ、棒体21の軸方向から見て円形で外周部22cの少なくとも一部が衣類Cの内面C2に接触して衣類Cを内側C1から保形する円板状ないしリング状の保形体22と、
を備えているので、
衣類Cは、その内面C2が円板状ないしリング状の保形体22の外周部22cと接触して保形されるとともに、衣類Cの内側C1には円板状ないしリング状の保形体22によって空気が流れる空間S1が形成されることとなる。
【0031】
したがって、この物干し具1によれば、衣類Cを効率的に乾燥させることができる。
しかも、衣類Cは、スペーサ-20によって保形されるので、大きく型崩れすることなく、乾燥されることとなる。
【0032】
すなわち、この物干し具1によれば、衣類Cの形を保ちつつ効率的に乾燥させることができるという効果が得られる。
【0033】
円板状ないしリング状の保形体22は、棒体21の軸方向に沿って間隔を隔てて複数個(図示のものは3個)配置されている。
【0034】
このように構成すると、棒体21の軸方向に沿って間隔を隔てて複数個配置された円板状ないしリング状の保形体22によって、衣類Cの形をより良好に保つことができる。
【0035】
この実施の形態の棒体21は軸方向に伸縮可能な構成となっている。
【0036】
このように構成すると、内側C1にスペーサー20が配置される衣類Cの形体に応じて棒体21ないしスペーサー20の長さを調整することができるので、衣類Cに応じて適切に、当該衣類Cの形を保ちつつ効率的に乾燥させることができる。
【0037】
例えば、
図1(b)に示すように、衣類の袖部C3内に配置する棒体21(A)に比べ、衣類の胴部C4内に配置する棒体21(B)は短くすることができ、
図1(c)に示すようにズボン(C)の股下部C5内に配置する棒体21(C)は長くすることができる。
【0038】
図1(a)に示すように、スペーサー20は、衣類Cが有する袖部C3の内側C1に配置することができ、これによって、衣類Cの特に袖部C3を、その形を保ちつつ効率的に乾燥させることができる。
【0039】
図1(b)に示すように、スペーサー20は、衣類の胴部C4内に配置することで、胴部C4を、その形を保ちつつ効率的に乾燥させることもできる。
【0040】
図1(c)に示すように、スペーサー20は、衣類Cとしてのズボンが有する股下部C5の内側C1に配置することができ、これによって、ズボンの特に股下部C5を、その形を保ちつつ効率的に乾燥させることができる。
【0041】
図4(a)(b)に示すように、スペーサー20は、衣類Cが有するフード部C6の内側C1に配置することができ、これによって、衣類Cの特にフード部C6を、その形を保ちつつ効率的に乾燥させることができる。
なお、
図4(b)において、15はハンガー本体10のフック部であり、
図4(a)においては省略してある。
【0042】
図3に示すように、スペーサー20は、棒体21と、この棒体21に設けられ、棒体21の軸方向から見て円形で外周部22cの少なくとも一部が衣類Cの内面C2に接触して衣類Cを内側C1から保形する、棒体21の軸方向に沿って配置された螺旋状の保形体22と、を備えた構成とすることができる。つまり、保形体22は螺旋状の保形体とすることができる。
【0043】
このように構成しても、上述した作用効果が得られる。
【0044】
以下、さらに詳しく説明する。
【0045】
ハンガー本体10としては、公知の適宜のハンガーを用いることができる。
棒体21としては、公知の適宜の棒体、例えば、合成樹脂製や金属製のパイプを用いることができる。
伸縮可能な棒体21は、公知のテレスコピック構造のものを採用することができる。例えばロッドアンテナ状のものや突っ張り棒タイプのものも採用することができる。
棒体21は、配置される衣類の部位に応じて適宜の太さのものを採用し得る。
【0046】
保形体22は、中央部に穴を有し、この穴が棒体とある程度の強さ(本願発明の目的を達成するのに必要な程度の強さ)で嵌まり合う構造のものであれば、適宜の構造のものを採用することができる。
保形体22は、配置される衣類の部位に応じて適宜の大きさのものや楕円形のものを採用し得る。
【0047】
この実施の形態において、例えば
図2に示す保形体22は、中央部に穴22hを有し、この穴22hに対して棒体21を相対的に矢印X1方向に移動させ、穴22hの一部を形成している可撓性アーム22a、22aの可撓性を利用して、穴22hに棒体21を嵌め合わせる構造となっている。
保形体22は合成樹脂製とし、中央部の穴22hには、
図2(c)に示すように、棒体21との密着性を高めるためのゴムやスポンジ等22gを設けることが望ましい。
【0048】
例えば
図3に示すような螺旋状の保形体22は、螺旋形を保ちつつ棒体21の軸方向に沿って伸縮可能な合成樹脂製シートで構成することが望ましい。
このように構成すると、
図3(a)(b)に示すように、棒体21の伸縮応じて螺旋状の保形体22も伸縮させることができる。
なお、螺旋体の両端の円板22k、22kは棒体21に対して固定する。
図3(c)において、22h1は棒体21が挿通される穴である。
【0049】
ハンガー本体10とスペーサー20との連結構造は、それらの用途に応じて適宜の構造を採用し得る。
【0050】
例えば、この実施の形態では、
図1(a)(e)に示すように、ハンガー本体のフレーム部10fとスペーサーの棒体21とにそれぞれ弾性的に嵌まり合う連結部材31によってハンガー本体10とスペーサー20とを連結する。
【0051】
また例えば、
図1(b)および(f)(g)に示すように、ハンガー本体の横方向に伸びるフレーム部10fと縦方向に配置されるスペーサーの棒体21とにそれぞれ弾性的に嵌まり合う連結部材32によってハンガー本体10とスペーサー20とを連結する。
【0052】
また例えば、
図1(c)に示すように、縦方向に配置されるスペーサーの棒体21に対して弾性的に嵌まり、フック33fによってハンガー本体10に掛けられる連結部材33によってハンガー本体10とスペーサー20とを連結する。
なお、
図1(c)において10pはズボンの上部を挟むピンチである。
【0053】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能である。
例えば、
【0054】
保形体22は、ハニカム構造のもので構成することもできる。
【符号の説明】
【0055】
1: 物干し具
10: ハンガー本体
20: スペーサー
21(A,B,C): 棒体
22: 保形体
【要約】
【課題】衣類を効率的に乾燥させることができる物干し具を提供する。
【解決手段】衣類Cを吊すことができるハンガー本体10と、ハンガー本体10に連結され、ハンガー本体10に吊された衣類Cの内側C1に配置されて衣類Cを内側C1から支持して保形するスペーサー20とを備え、スペーサー20は、ハンガー本体10に吊された衣類Cの内側C1に配置される棒体21と、棒体21に設けられ、棒体21の軸方向から見て円形で外周部22cの少なくとも一部が衣類Cの内面C2に接触して衣類Cを内側C1から保形する円板状ないしリング状の保形体22とを備えている。
【選択図】
図1