(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-01-23
(45)【発行日】2024-01-31
(54)【発明の名称】タッチパネル
(51)【国際特許分類】
G06F 3/041 20060101AFI20240124BHJP
G06F 3/044 20060101ALI20240124BHJP
【FI】
G06F3/041 490
G06F3/041 420
G06F3/041 430
G06F3/044 124
(21)【出願番号】P 2019209254
(22)【出願日】2019-11-20
【審査請求日】2022-10-27
(73)【特許権者】
【識別番号】000231073
【氏名又は名称】日本航空電子工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100117341
【氏名又は名称】山崎 拓哉
(72)【発明者】
【氏名】北村 優志
(72)【発明者】
【氏名】團野 誠
(72)【発明者】
【氏名】秋月 譲司
【審査官】円子 英紀
(56)【参考文献】
【文献】特開2015-232818(JP,A)
【文献】特開2016-126730(JP,A)
【文献】特開2018-109993(JP,A)
【文献】国際公開第2018/123974(WO,A1)
【文献】特開2017-068556(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/041
G06F 3/044
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
センサ電極と、前記センサ電極に接続された複数の引き出し配線とを有する検出部を備えるタッチパネルであって、
前記引き出し配線は、互いに電気的に分離されており、
前記引き出し配線の夫々は、配線主部を備えており、
前記センサ電極は、複数の電極主部と、複数の接続部とを備えており、
前記配線主部及び前記電極主部の夫々は、所定形状を有する単位パターンを第1方向に繰り返し並べてなるものであり、
前記第1方向と直交する第2方向において隣り合う二つの前記電極主部は、少なくとも一つの前記接続部により互いに接続されており、
前記第2方向において直近の前記接続部同士は、前記第1方向において異なる位置に位置しており、
前記電極主部の夫々において、二つ以上の前記接続部が前記第1方向に並んでいる場合、連続する三つの前記単位パターンは、第2方向において隣に位置する一つの前記電極主部と、二つ以下の前記接続部によって接続されているか又は接続されていない
タッチパネル。
【請求項2】
請求項1に記載のタッチパネルであって、
前記電極主部の夫々において、二つ以上の前記接続部が前記第1方向に並んでいる場合、前記第1方向において直近の前記接続部同士は、二つの前記単位パターン以上離れている
タッチパネル。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載のタッチパネルであって、
前記配線主部、前記電極主部及び前記接続部は、互いに等しい配線幅を有している
タッチパネル。
【請求項4】
請求項1から請求項3までのいずれか一つに記載のタッチパネルであって、
前記単位パターンは、第1部及び第2部からなり、
前記第1部は、前記第1方向及び前記第2方向の双方と交差する第1斜方向へ延びており、
前記第2部は、前記第1部の一端から前記第1方向、前記第2方向及び前記第1斜方向の全てと交差する第2斜方向へ延びており、
前記タッチパネルは、前記配線主部、前記電極主部及び前記接続部から電気的に独立している複数の短パターンを更に備えており、
前記短パターンの夫々は、前記第1斜方向又は前記第2斜方向へ延びている
タッチパネル。
【請求項5】
請求項1から請求項3までのいずれか一つに記載のタッチパネルであって、
前記単位パターンは、第1部及び第2部からなり、
前記第1部は、前記第1方向及び前記第2方向の双方と交差する第1斜方向へ延びており、
前記第2部は、前記第1部の一端から前記第1方向、前記第2方向及び前記第1斜方向の全てと交差する第2斜方向へ延びており、
前記配線主部及び前記電極主部の夫々は、複数の枝状部を更に備えており、
前記枝状部の夫々は、前記第1斜方向又は前記第2斜方向へ延びている
タッチパネル
【請求項6】
請求項4又は請求項5に記載のタッチパネルであって、
前記タッチパネルは、ダミー電極を更に備えており、
前記ダミー電極は、少なくとも一つのダミー電極主部を備えており、
前記ダミー電極主部は、前記単位パターンと同一形状の
単位ダミーパターンを用いて形成されている
タッチパネル。
【請求項7】
請求項4又は請求項5に記載のタッチパネルであって、
前記タッチパネルは、ダミー電極を更に備えており、
前記ダミー電極は、第1交差部及び第2交差部の少なくとも一方を有しており、
前記第1交差部は、前記第1斜方向において分離された二つの第1分離線部と、前記第2斜方向に延びる第1介在部であって前記第1斜方向において前記第1分離線部の間に介在する第1介在部とを有しており、
前記第2交差部は、前記第2斜方向において分離された二つの第2分離線部と、前記第1斜方向に延びる第2介在部であって前記第2斜方向において前記第2分離線部の間に介在する第2介在部とを有している
タッチパネル。
【請求項8】
請求項1から請求項7までのいずれか一つに記載のタッチパネルであって、
前記タッチパネルは、外周グランド配線を更に備えており、
前記外周グランド配線は、前記検出部の周囲に設けられており、
前記外周グランド配線は、前記配線主部と同じ構造を有する付加的配線主部を有している
タッチパネル。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、タッチパネルに関する。
【背景技術】
【0002】
タッチパネルは、電極層を有している。電極層には、センサ電極パターン部と配線パターン部とが含まれている。センサ電極パターン部と配線パターン部とは、相互に接続される接続点を除いて、互いに分離されている。センサ電極パターン部におけるパターン形状と配線パターン部におけるパターン形状との間に相違があると、タッチパネルを見たときに斑となり、表示品質を低下させる。特許文献1は、このような表示品質の低下を抑制することができるタッチパネルスイッチ装置を開示している。
【0003】
図22に示されるように、特許文献1に開示されたタッチパネルスイッチ装置90は、網目模様のセンサ電極パターン部92と、非直線の配線パターン部94とを備えている。配線パターン部94は、センサ電極パターン部92の網目模様の一部を構成するように形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載されたタッチパネルは、センサ電極パターン部のパターン形状と配線パターン部のパターン形状との間に依然として比較的大きな相違がある。それゆえ、タッチパネルの更なる視認性の向上が求められている。
【0006】
本発明は、タッチパネルの更なる視認性の向上を実現できるタッチパネルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
一般に、センサ電極パターン部は、その抵抗値を下げることによって感度を上げることができると考えられている。しかしながら、発明者らの検証によれば、網目模様のセンサ電極パターン部において、直交する二方向のうちの一方向に関して接続数を減少させた場合、抵抗値は上昇するものの、感度への影響はわずかであった。
【0008】
そこで、本発明の発明者らは、発想を転換し、センサ電極パターン部のパターン形状に配線パターン部のパターン形状を近づけるのではなく、配線パターン部のパターン形状にセンサ電極パターン部のパターン形状を近づけることにした。これにより、本発明は、タッチパネルの感度低下を抑えつつ、視認性の向上を実現する。具体的には、上述した課題の解決手段として、本発明は、以下のタッチパネルを提供する。
【0009】
本発明は、第1のタッチパネルとして、センサ電極と、前記センサ電極に接続された複数の引き出し配線とを有する検出部を備えるタッチパネルであって、
前記引き出し配線は、互いに電気的に分離されており、
前記引き出し配線の夫々は、配線主部を備えており、
前記センサ電極は、複数の電極主部と、複数の接続部とを備えており、
前記配線主部及び前記電極主部の夫々は、所定形状を有する単位パターンを第1方向に繰り返し並べてなるものであり、
前記第1方向と直交する第2方向において隣り合う二つの前記電極主部は、少なくとも一つの前記接続部により互いに接続されており、
前記第2方向において直近の前記接続部同士は、前記第1方向において異なる位置に位置しており、
前記電極主部の夫々において、二つ以上の前記接続部が前記第1方向に並んでいる場合、連続する三つの前記単位パターンは、第2方向において隣に位置する一つの前記電極主部と、二つ以下の前記接続部によって接続されているか又は接続されていない
タッチパネルを提供する。
【0010】
また、本発明は、第2のタッチパネルとして、第1のタッチパネルであって、
前記電極主部の夫々において、二つ以上の前記接続部が前記第1方向に並んでいる場合、前記第1方向において直近の前記接続部同士は、二つの前記単位パターン以上離れている
タッチパネルを提供する。
【0011】
また、本発明は、第3のタッチパネルとして、第1又は第2のタッチパネルであって、
前記配線主部、前記電極主部及び前記接続部は、互いに等しい配線幅を有している
タッチパネルを提供する。
【0012】
また、本発明は、第4のタッチパネルとして、第1から第3までのタッチパネルのいずれかであって、
前記単位パターンは、第1部及び第2部からなり、
前記第1部は、前記第1方向及び前記第2方向の双方と交差する第1斜方向へ延びており、
前記第2部は、前記第1部の一端から前記第1方向、前記第2方向及び前記第1斜方向の全てと交差する第2斜方向へ延びており、
前記タッチパネルは、前記配線主部、前記電極主部及び前記接続部から電気的に独立している複数の短パターンを更に備えており、
前記短パターンの夫々は、前記第1斜方向又は前記第2斜方向へ延びている
タッチパネルを提供する。
【0013】
また、本発明は、第5のタッチパネルとして、第1から第3までのタッチパネルのいずれかであって、
前記単位パターンは、第1部及び第2部からなり、
前記第1部は、前記第1方向及び前記第2方向の双方と交差する第1斜方向へ延びており、
前記第2部は、前記第1部の一端から前記第1方向、前記第2方向及び前記第1斜方向の全てと交差する第2斜方向へ延びており、
前記配線主部及び前記電極主部の夫々は、複数の枝状部を更に備えており、
前記枝状部の夫々は、前記第1斜方向又は前記第2斜方向へ延びている
タッチパネルを提供する。
【0014】
また、本発明は、第6のタッチパネルとして、第4又は第5のタッチパネルであって、
前記タッチパネルは、ダミー電極を更に備えており、
前記ダミー電極は、少なくとも一つのダミー電極主部を備えており、
前記ダミー電極主部は、前記単位パターンと同一形状の単位ダミーパターンを用いて形成されている
タッチパネルを提供する。
【0015】
また、本発明は、第7のタッチパネルとして、第4又は第5のタッチパネルであって、
前記タッチパネルは、ダミー電極を更に備えており、
前記ダミー電極は、第1交差部及び第2交差部の少なくとも一方を有しており、
前記第1交差部は、前記第1斜方向において分離された二つの第1分離線部と、前記第2斜方向に延びる第1介在部であって前記第1斜方向において前記第1分離線部の間に介在する第1介在部とを有しており、
前記第2交差部は、前記第2斜方向において分離された二つの第2分離線部と、前記第1斜方向に延びる第2介在部であって前記第2斜方向において前記第2分離線部の間に介在する第2介在部とを有している
タッチパネルを提供する。
【0016】
更に、本発明は、第8のタッチパネルとして、第1から第7までのタッチパネルのいずれかであって、
前記タッチパネルは、外周グランド配線を更に備えており、
前記外周グランド配線は、前記検出部の周囲に設けられており、
前記外周グランド配線は、前記配線主部と同じ構造を有する付加的配線主部を有している
タッチパネルを提供する。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、センサ電極のパターン形状を引き出し配線のパターン形状に近づけるようにしたので、感度低下を抑えつつ、センサ電極が目立つのを防止又は抑制して、タッチパネルの視認性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図1】本発明の一実施の形態によるタッチパネルの概略構成を示す断面図である。
【
図2】
図1のタッチパネルを示す平面図である。保護層は省略されている。電極層に含まれる第1電極、第2電極、ダミー電極、引き出し配線、外周グランド電極及び額縁配線は簡略化され、それらの概略配置が示されている。ダミー電極は、第1電極と第2電極との間に位置する部分が示されており、他の部分は省略されている。
【
図3】
図2のタッチパネルの破線Aで囲まれた領域における導体パターンの一例を示す図である。導体パターンは、第1電極の一部、第2電極の一部及び引き出し配線の一部に対応している。導体パターンは、また、複数の短パターンを含んでいる。なお、引き出し配線の数が二本である点で、
図3は
図2と異なっている。
【
図4】
図2のタッチパネルの破線Bで囲まれた領域における導体パターンの一例を示す図である。導体パターンは、第1電極の一部、第2電極の一部及びダミー電極の一部を含んでいる。第1電極及び第2電極の夫々において、接続部は省略されている。
【
図5】
図2のタッチパネルの破線Cで囲まれた領域における導体パターンの一例を示す図である。導体パターンは、外周グランド配線の一部及び第1電極の一部を含んでいる。第1電極において、接続部は省略されている。
【
図6】
図3の導体パターンの第1変形例を示す図である。
第1電極及び
第2電極の夫々において、接続部は省略されている。
【
図7】
図3の導体パターンの第2変形例を示す図である。
第1電極及び
第2電極の夫々において、接続部は省略されている。
【
図8】
図3の導体パターンの第3変形例を示す図である。導体パターンは、複数の枝状部を含んでいる。
【
図9】
図3の導体パターンに含まれる
第1電極又は
第2電極における接続部の配置の第1変形例を示す図である。接続部は、強調表示されている。
【
図10】
図3の導体パターンに含まれる
第1電極又は
第2電極における接続部の配置の第2変形例を示す図である。接続部は、強調表示されている。
【
図11】
図3の導体パターンに含まれる
第1電極又は
第2電極における接続部の配置の第3変形例を示す図である。接続部は、強調表示されている。
【
図12】
図3の導体パターンに含まれる
第1電極又は
第2電極における接続部の配置の第4変形例を示す図である。接続部は、強調表示されている。
【
図13】
図3の導体パターンに含まれる
第1電極又は
第2電極における接続部の配置の第5変形例を示す図である。接続部は、強調表示されている。
【
図14】
図3の導体パターンに含まれる
第1電極又は
第2電極における接続部の配置の第6変形例を示す図である。接続部は、強調表示されている。
【
図15】
図3の導体パターンに含まれる
第1電極又は
第2電極における接続部の配置の第7変形例を示す図である。接続部は、強調表示されている。
【
図16】
図4の導体パターンの第1変形例を示す図である。第1電極及び第2電極の夫々において、接続部は省略されている。
【
図17】
図4の導体パターンの第2変形例を示す図である。
【
図18】
図4の導体パターンの第3変形例を示す図である。
【
図19】
図5の導体パターンの変形例を示す図である。導体パターンは、外周グランド配線の一部及び第1電極の一部の他に、それらの間に位置するダミー電極の一部を含んでいる。第1電極及び外周グランド配線の夫々において、接続部は省略されている。
【
図20】
図2のタッチパネルの電極層に含まれる第1電極及び第2電極の第1変形例を示す平面図である。一つの第2電極とそれに対応する第1電極の一部とが示されている。
【
図21】
図2のタッチパネルの電極層に含まれる第1電極及び第2電極の第2変形例を示す平面図である。一つの第2電極とそれに対応する第1電極の一部とが示されている。
【
図22】特許文献1に開示されたタッチスイッチ装置の電極パターン部及び配線パターン部を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
図1を参照すると、本発明の一実施の形態によるタッチパネル10は、基材12と、電極層14と、保護層16とを備えている。電極層14は、基材12の一面上に形成された導体パターンを有している。保護層16は、電極層14を覆うように基材12の一面上に設けられている。
【0020】
図1のタッチパネル10において、基材12は、板状又はフィルム状の部材である。基材12は、ガラスや樹脂などの光透過性材料からなる。電極層14に含まれる導体パターンは、基材12の一面上に導電性インクを用いて印刷形成されてよい。あるいは、電極層14に含まれる導体パターンは、基材12の一面上に真空蒸着等で形成された導電性膜をエッチングして形成されてもよい。保護層16は、インク状の樹脂を用いたスピンコーティングや印刷により形成されてよい。あるいは、保護層16は、ガラスや樹脂からなるカバー部材を接着剤で貼り付けることにより形成されてもよい。
【0021】
図2を参照すると、電極層14は、検出部21と、周縁部23とを有している。周縁部23は、検出部21の周囲を囲っている。検出部21には、複数の第1電極31と、複数の第2電極(センサ電極)33と、複数のダミー電極35とが配置されている。第1電極31には、第1引き出し配線37が夫々接続されている。第1引き出し配線37は、周縁部23に配置されている。第2電極33には、第2引き出し配線(引き出し配線)39が夫々接続されている。第2引き出し配線39は、検出部21から周縁部23にかけて配置されている。周縁部23には、外周グランド配線41が更に配置されている。外周グランド配線41は、検出部21の周囲に設けられている。
【0022】
図2に示されるように、第1電極31及び第2電極33の夫々は、櫛歯状に形成されている。詳しくは、第1電極31の夫々は、第1主部311と複数の第1対向部313とを有している。第1主部311は、第1方向に沿って延びている。第1対向部313は、第1主部311から第1方向と直交する第2方向に沿って延びている。また、第2電極33の夫々は、第2主部331と第2対向部333とを有している。第2主部331は、第1方向に沿って延びている。第2対向部333は、第2主部331から第2方向に沿って延びている。本実施の形態において、第1方向はY方向であり、第2方向はX方向である。第1対向部313は、第1主部311から+X方向へ延びており、第2対向部333は、第2主部331から-X方向へ延びている。
【0023】
図2から理解されるように、第1電極31と第2電極33とは、複数の検出列210を形成している。本実施の形態において、検出列210の数は五つである。検出列210は、第2方向に並んでいる。検出列210の夫々は、一つの第1電極31と四つの第2電極33とで構成されている。検出列210の夫々において、第2電極33は、第1方向に沿って配列されている。但し、本発明はこれに限られない。検出列210の数や配置は、任意に設定することができる。また、検出列210の夫々において、第1電極31の数及び第2電極33の数は任意に設定することができる。
【0024】
図2から理解されるように、検出列210の夫々において、第1対向部313と第2対向部333とは、第1方向において交互に並んでいる。第1方向において互いに隣り合う第1対向部313と第2対向部333とは、互いに離れて対向し、キャパシタを構成する。このことから理解されるように、本実施の形態のタッチパネル10は、相互容量方式タッチパネルである。そして、本実施の形態のタッチパネル10は、上述したように、センサ電極33と、センサ電極33に接続された複数の引き出し配線39とを有する検出部21を備えている。
【0025】
図2に示されるように、第1引き出し配線37の夫々は、対応する第1電極31から-Y方向に引き出されている。また、第2引き出し配線39の夫々は、対応する第2電極33から直接又は+X方向へ延びた後、-Y方向に引き出されている。第1引き出し配線37及び第2引き出し配線39は、互いに電気的に分離されている。第1引き出し配線37と第2引き出し配線39とは、共通のパターン形状を有している。換言すると、第1引き出し配線37は、
図3を参照して後述する第2引き出し配線39と同様の構成を有している。但し、周縁部23においてはこの限りではない。周縁部23において、第1引き出し配線37及び第2引き出し配線39の夫々は、パターン形状を有する必要はなく、例えば、単純な直線状の配線として形成されてもよい。
【0026】
図2に示されるように、第2引き出し配線39のいくつかは、検出部21に配置されかつ第1方向に沿って延びる伸長部391を有している。本実施の形態において、検出列210の夫々に対応する四つの第2引き出し配線39のうちの三つが伸長部391を有している。これら三つの伸長部391は、第2方向において所定の間隔を空けて配置されている。
【0027】
図3を参照すると、第1電極31及び第2電極33の夫々は、複数の電極主部50を有している。また、第2引き出し配線39の夫々は、一つの配線主部60を有している。このように、本実施の形態において、センサ電極33は、複数の電極主部50を有しており、引き出し配線39は、複数の配線主部60を有している。電極主部50と配線主部60とは、共通のパターン形状を有している。電極主部50と配線主部60とは、第2方向において、等間隔に並べられている。
【0028】
図3に示されるように、電極主部50の夫々は、所定形状を有する単位パターン500を第1方向に繰り返し並べて形成されている。電極主部50の夫々において、複数の単位パターン500は連続している。本実施の形態において、電極主部50の夫々は、ジグザグ形状を有している。同様に、配線主部60の夫々は、所定形状を有する単位パターン600を第1方向に繰り返し並べて形成されている。配線主部60の夫々においても、複数の単位パターン600は連続している。本実施の形態において、配線主部60の夫々は、ジグザグ形状を有している。なお、第1電極31、第2電極33、第2引き出し配線39の夫々において、単位パターン500又は600の繰り返し数は、それらが形成される領域のサイズに依存する。よって、その繰り返し数は、必ずしも整数であるとは限らない。
【0029】
図3に示されるように、単位パターン500は、第1部511及び第2部513からなる。第1部511は、第1方向及び第2方向の双方と交差する第1斜方向へ延びている。また、第2部513は、第1部511の一端から第1方向、第2方向及び第1斜方向の全ての方向と交差する第2斜方向へ延びている。
本実施の形態において、第1斜方向は+X方向かつ+Y方向であり、第2斜方向は、-X方向かつ+Y方向である。但し、本発明は、これに限られない。第1部511が第2斜方向へ延び、第2部513が第1斜方向へ延びてもよい。
【0030】
図3から理解されるように、単位パターン600は、単位パターン500と同一形状及び同一サイズを有している。詳しくは、単位パターン600は、第1部611及び第2部613からなる。第1部611は、第1斜方向へ延びており、第2部613は、第1部611の一端から第2斜方向へ延びている。但し、本発明は、これに限られない。第1部611が第2斜方向へ延び、第2部613が第1斜方向へ延びていてもよい。
【0031】
図3に示されるように、第1電極31及び第2電極33の夫々は、複数の接続部52を更に有している。このように、本実施の形態のタッチパネル10において、センサ電極33は、複数の接続部52を有している。接続部52の夫々は、第2方向において隣り合う電極主部50同士を接続している。換言すると、第2方向において隣り合う二つの電極主部50は、少なくとも一つの接続部52により互いに接続されている。
【0032】
図3に示されるように、接続部52の夫々は、第1斜方向又は第2斜方向に延びている。接続部52の夫々は、第1斜方向又は第2斜方向に隣り合う二つの第1部511同士又は第2部513同士を接続する。換言すると、接続部52の夫々は、接続される第1部511又は第2部513の延長線である。
【0033】
図3から理解されるように、第1電極31及び第2電極33の夫々において、接続部52の数は、単位パターン500の数に比べて少ない。第1電極31及び第2電極33の夫々のパターン形状を、第2引き出し配線39のパターン形状に近づけるためである。
【0034】
図3に示されるように、電極主部50の夫々に接続された接続部52が第1方向において二つ以上並んでいるとき、直近の接続部52同士は、二つの単位パターン500に相当する距離以上離れている。本実施の形態において、直近の接続部52同士は、第1方向において、単位パターン500の3.5個分に相当する距離だけ離れている。換言すると、直近の接続部52同士は、第1方向において、互いに単位パターン500の4個分だけずれた位置にある。
【0035】
図3から理解されるように、第2方向において直近の接続部52同士は、第1方向において同じ位置に位置していない。換言すると、第2方向において直近の接続部52同士は、第1方向において異なる位置にある。第2方向において直近の接続部52同士が第1方向において同じ位置にあると、視覚的に接続部52が目立つ可能性が高くなるからである。本実施の形態において、第1方向及び第2方向の両方において直近の接続部52同士は、第1方向において、互いに単位パターン500の2個分だけずれた位置にある。
【0036】
図3に示されるように、電極層14は、更に複数の短パターン54を有している。短パターン54の夫々は、第2方向において、互いに隣り合う電極主部50同士の間、互いに隣り合う電極主部50と配線主部60との間、互いに隣り合う配線主部60同士の間のいずれかに配置されている。
【0037】
図3に示されるように、短パターン54の夫々は、第1斜方向又は第2斜方向に延びている。短パターン54の夫々は、第1部511,611及び第2部513,613のいずれかの延長線上に位置している。短パターン54の夫々は、第1電極31、第2電極33及び第2引き出し配線39から分離されている。換言すると、短パターン54の夫々は、電極主部50、配線主部60及び接続部52から電気的に独立している。短パターン54は、必ずしも必要ではない。しかしながら、短パターン54の存在により、電極主部50及び配線主部60が形成する模様を目立たなくすることができるとともに、接続部52の存在を目立たなくすることができる。
【0038】
図3から理解されるように、本実施の形態において、配線主部60、電極主部50、接続部52及び短パターン54は、互いに等しい配線幅を有している。配線主部60、電極主部50、接続部52及び短パターン54のいずれかが、視覚的に目立つことを防止するためである。但し、本発明はこれに限られない。視覚的に許容できる範囲内であれば、配線主部60、電極主部50、接続部52及び短パターン54の配線幅は互いに異なってもよい。
【0039】
図3から理解されるように、本実施の形態の第1電極31及び第2電極33の夫々に対応する導体パターンは、不完全な網目模様を形成している。そのため、第1電極31及び第2電極33の夫々に対応する導体パターンが形成される領域において、その導体パターンが占める割合は、完全な網目模様の導体パターンの場合に比べて小さい。換言すると、第1電極31及び第2電極33の夫々が形成される領域における導体パターンの占める割合は、第2引き出し配線39が形成される領域における導体パターンの占める割合に近い。それゆえ、第1電極31及び第2電極33が第2引き出し配線39に比べて著しく目立つことはない。しかも、タッチパネル10の感度は、完全な網目模様の導体パターンを採用した場合に比べてほとんど低下しない。このように、本実施の形態のタッチパネル10は、感度低下を抑えつつ視認性を向上させることができる。
【0040】
図4に示されるように、本実施の形態において、ダミー電極35は、少なくとも一つのダミー電極主部70を備えている。本実施の形態において、ダミー電極35は、複数のダミー電極主部70を備えている。ダミー電極主部70は、第2方向において、等間隔に並べられている。ダミー電極主部70の夫々は、第1電極31及び第2電極33の単位パターン500と同一形状の単位ダミーパターン700を用いて形成されている。本実施の形態において、ダミー電極主部70の夫々は、単位ダミーパターン700を第1方向に繰り返し並べて形成されている。ダミー電極主部70の夫々において、複数の単位ダミーパターン700は連続している。ダミー電極主部70の数及び単位ダミーパターン700の繰り返し数は、ダミー電極35が形成される領域のサイズに依存する。
【0041】
図4から理解されるように、ダミー電極35は、第1電極31及び第2電極33から電気的に分離されている。本実施の形態において、第2電極33の端部には、延長部58が設けられている。また、ダミー電極35の端部には、延長部78が設けられている。延長部58、78の夫々は、第2斜方向へ延びている。延長部58の存在により、ダミー電極35が配置される領域と第2電極33が配置される領域とは、第1方向において部分的に重なっている。また、延長部78の存在により、第1電極31が配置される領域とダミー電極35が配置される領域とは、第1方向において部分的に重なっている。これにより、隣り合う二つの電極の境界を目立たなくすることができる。但し、本発明はこれに限られない。延長部78を設ける代わりに、第1電極31の端部に、第1斜方向と逆の方向へ延びる延長部(図示せず)を設けるようにしてもよい。
【0042】
図5に示されるように、本実施の形態において、外周グランド配線41は、いわゆるベタ配線として形成されている。外周グランド配線41と第1電極31との間には空間が設けられ、外周グランド配線41と第1電極31とは互いに電気的に分離されている。
【0043】
以上のように、本実施の形態において、第1電極31及び第2電極33の夫々は、複数の電極主部50を備えている。電極主部50の夫々は、第2引き出し配線39の単位ダミーパターン700と同一の形状を持つ単位パターン500を第1方向に繰り返し並べて構成されている。第2方向において隣り合う二つの電極主部50は、少なくとも一つの接続部52によって接続されている。電極主部50の夫々において、連続する三つの単位パターン500は、第2方向において隣に位置する一つの電極主部50と、二つ以下の接続部52によって接続されているか又は接続されていない。この構成により、第1電極31及び第2電極33が第2引き出し配線39に比べて目立つのをより一層抑制できる。その結果、タッチパネル10の視認性は向上する。
【0044】
以上、本発明について、実施の形態を掲げて具体的に説明してきたが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の変形が可能である。以下、いくつかの変形例について説明する。
【0045】
図6に示されるように、単位パターン500,600の夫々は、例えば、四つの直線で構成されてもよい。あるいは、
図7に示されるように、単位パターン500,600の夫々は、波形の曲線の組み合わせで構成されてもよい。
【0046】
図8に示されるように、電極層14は、短パターン54の代わりに枝状部56を有していてもよい。換言すると、電極主部50及び配線主部60の夫々は、複数の枝状部56を更に備えてよい。
【0047】
図8に示されるように、枝状部56の夫々は、第1斜方向又は第2斜方向へ延びている。枝状部56の夫々は、単位パターン500の第1部511又は第2部513、若しくは単位パターン600の第1部611又は第2部613から延びている。枝状部56の配線幅は、電極主部50及び配線主部60の配線幅に等しい。枝状部56の夫々の一端は、電極主部50、配線主部60及び接続部52から離れている。枝状部56は、短パターン54よりも接続部52の存在を目立たなくする。その一方で、枝状部56は、短パターン54に比べて広い占有面積を必要とする。短パターン54と枝状部56のいずれを用いるかは、単位パターン500,600のサイズ、形状及び配置等に応じて決定することができる。
【0048】
図9から
図15までに示されるように、第1電極31及び第2電極33の夫々における複数の接続部52の配置は、様々に変更することが可能である。
【0049】
図9を参照すると、接続部52は、隣り合う電極主部50同士の間に一つだけ設けられている。第2方向において直近の接続部52同士は、第1方向において、一つの単位パターン500に相当する分だけずれた位置にある。
【0050】
図10を参照すると、接続部52は、隣り合う電極主部50同士の間に一つだけ設けられている。三個の接続部52が一つのグループを形成している。
図10において、二つのグループが示されている。二つのグループは、第2方向においてずれた位置にある。グループの夫々において、第2方向において直近の接続部52同士は、第1方向において、二つの単位パターン500に相当する分だけずれた位置にある。
【0051】
図11を参照すると、接続部52の配置は、
図10の接続部52の配置に類似している。二つのグループは、第2方向においてずれた位置にあり、かつ第1方向においてずれた位置にある。二つのグループは、第1方向において、一つの単位パターン500に相当する分だけずれた位置にある。
【0052】
図12を参照すると、接続部52は、隣り合う電極主部50同士の間に一つだけ設けられている。三個の接続部52が一つのグループを形成している。
図12において、二つのグループが示されている。二つのグループは、第2方向においてずれた位置にある。グループの夫々において、第2方向において直近の接続部52同士は、互いに異なる方向へ延びている。詳しくは、第2方向において直近の接続部52の一方は第1斜方向へ延び、他方は第2斜方向へ延びている。また、第2方向において直近の接続部52同士は、第1方向において、一つの単位パターン500に相当する距離だけ離れている。
【0053】
図13を参照すると、接続部52は、隣り合う電極主部50同士の間に一つ又は二つ設けられている。三個の接続部52が一つのグループを形成している。
図13において、三つのグループが示されている。三つのグループは、第2方向においてずれた位置にある。第1方向に並ぶ二つの接続部52は、第1方向において、四つの単位パターン500に相当する分だけずれた位置にある。第2方向において直近の接続部52同士は、第1方向において、二つの単位パターン500に相当する分だけずれた位置にある。この接続部52の配置は、隣り合う電極主部50同士の間に接続部52が一つだけ設けられている配置に比べて、第2方向の電気抵抗値を下げることができる。
【0054】
図14を参照すると、接続部52は、隣り合う電極主部50同士の間に二つずつ設けられている。四個の接続部52が一つのグループを形成している。
図14において、三つのグループが示されている。三つのグループは、第2方向においてずれた位置にある。第1方向に並ぶ二つの接続部52は、第1方向において、四つの単位パターン500に相当する分だけずれた位置にある。第2方向において直近に位置しかつ第1方向において直近に位置する接続部52同士は、第1方向において、一つの単位パターン500に相当する分だけずれた位置にある。この接続部52の配置は、
図9の接続部52の配置に比べて、第2方向の電気抵抗値を更に下げることができる。また、隣り合う電極主部50同士の間の接続に冗長性を有することから、接続信頼性が高い。
【0055】
図15を参照すると、接続部52は、隣り合う電極主部50同士の間に二つずつ設けられている。六個の接続部52が一つのグループを形成している。
図15において、二つのグループが示されている。二つのグループは、第2方向においてずれた位置にある。各グループにおいて、第1方向に並ぶ二つの接続部52は、第1方向において、三つの単位パターン500に相当する分だけずれた位置にある。第2方向において直近に位置しかつ第1方向において直近に位置する接続部52同士は、第1方向において、一つの単位パターン500に相当する分だけずれた位置にある。本変形例においても、隣り合う電極主部50同士の間の接続に冗長性を有することから、接続信頼性が高い。
【0056】
いずれにせよ、接続部52の数や配置は、求められる電気抵抗値と視認性との関係に基づいて決定される。但し、視認性を向上させるため、接続部52の数は少ない方がよい。本発明において、隣り合う電極主部50は、少なくとも一つの接続部52によって互いに接続される。その条件下で、電極主部50の夫々において連続する三つの単位パターン500は、第2方向において隣に位置する一つの電極主部50と、二つ以下の接続部52によって接続されるか又は接続されないことが望ましい。抵抗値の低減と視認性の向上の両立を図るためである。なお、電極主部50の夫々が、三つよりも少ない単位パターン500で構成されている場合、電極主部50の夫々は、第2方向において隣に位置する一つの電極主部50と一つの接続部52によって接続される。換言すると、第1方向において複数の接続部52が並ぶ場合、電極主部50の夫々は、連続する三つ以上の単位パターン500で構成されている。
【0057】
図16に示されるように、ダミー電極35は、短パターン74に代えて枝状部76を有してもよい。ダミー電極35のパターン形状は、第1電極31及び第2電極33のパターン形状と共通であることが好ましい。ダミー電極35を、第1電極31及び第2電極33から視覚的に目立たなくするためである。
【0058】
図17又は
図18に示されるように、ダミー電極35は、単位ダミーパターン700を用いずに構成されてよい。詳しくは、ダミー電極35は、第1交差部80及び第2交差部82の少なくとも一方を有していてもよい。
図17又は
図18に示されるダミー電極35は、複数の第1交差部80と複数の第2交差部82を有している。
【0059】
図17及び
図18を参照すると、第1交差部80の夫々は、第1斜方向において分離された二つの第1分離線部801を有している。また、第1交差部80は、第2斜方向に延びる第1介在部803を有している。第1介在部803は、第1斜方向において第1分離線部801の間に介在している。また、第2交差部82は、第2斜方向において分離された二つの第2分離線部821を有している。また、第2交差部82は、第1斜方向に延びる第2介在部823を有している。第2介在部823は、第2斜方向において第2分離線部821の間に介在している。なお、本変形例において、第1分離線部801は、第2介在部823でもあり、第1介在部803は、第2分離線部821でもある。
【0060】
図19に示されるように、外周グランド配線41は、配線主部60(
図3参照)と同じ形状を持つ付加的配線主部62を一つ以上用いて構成されてもよい。また、外周グランド配線41と第1電極31との間には、ダミー電極35が形成されてもよい。ダミー電極35は、形成される領域の形状や大きさに応じて、第1交差部80及び第2交差部82の少なくとも一方を用いて構成されてよい。ダミー電極35は、また、単位ダミーパターン700を用いて構成されてもよい。本変形例のように、付加的配線主部62を用いて外周グランド配線41を構成すると、外周グランド配線41をベタ配線(
図5参照)とした場合とは異なり、外周カバー等を用いて外周グランド配線41を隠す必要がない。特に、外周グランド配線41と第1電極31との間にダミー電極35が形成されている場合には、外周グランド配線41を隠す必要がない。
【0061】
図20及び
図21に示されるように、第1電極31及び第2電極33は、矩形とは異なる形状の第1対向部313及び第2対向部333を夫々有してもよい。
【0062】
図20を参照すると、第2電極33の第2対向部333は、三角形に形成されている。第1電極31の第1対向部313は、第2対向部333に対応する形状を有している。本変形例において、第1対向部313と第2対向部333との間には空間が存在する。この空間に、ダミー電極35を形成してもよい。
【0063】
図21を参照すると、第2電極33の第2対向部333は、蝶形に形成されている。第1電極31の第1対向部313は、第2対向部333に対応する形状を有している。第2対向部333は、第1対向部313に囲まれている。本変形例において、第1対向部313と第2対向部333との間には空間が存在する。この空間に、ダミー電極35を形成してもよい。
【0064】
上述したいずれの変形例においても、第1電極31及び第2電極33が第2引き出し配線39に比べて目立つのをより一層抑制できる。その結果、タッチパネル10の視認性は向上する。
【符号の説明】
【0065】
10 タッチパネル
12 基材
14 電極層
16 保護層
21 検出部
210 検出列
23 周縁部
31 第1電極
311 第1主部
313 第1対向部
33 第2電極(センサ電極)
331 第2主部
333 第2対向部
35 ダミー電極
37 第1引き出し配線
39 第2引き出し配線(引き出し配線)
391 伸長部
41 外周グランド配線
50 電極主部
500 単位パターン
511 第1部
513 第2部
52 接続部
54 短パターン
56 枝状部
58 延長部
60 配線主部
600 単位パターン
611 第1部
613 第2部
62 付加的配線主部
700 単位ダミーパターン
70 ダミー電極主部
74 短パターン
76 枝状部
78 延長部
80 第1交差部
801 第1分離線部
803 第1介在部
82 第2交差部
821 第2分離線部
823 第2介在部