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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-01-23
(45)【発行日】2024-01-31
(54)【発明の名称】冷却庫
(51)【国際特許分類】
   F25D 11/00 20060101AFI20240124BHJP
   F25D 17/06 20060101ALI20240124BHJP
   F25B 49/02 20060101ALI20240124BHJP
   F25B 47/02 20060101ALI20240124BHJP
【FI】
F25D11/00 101B
F25D17/06 315
F25B49/02 A
F25B47/02 D
【請求項の数】 2
(21)【出願番号】P 2020064632
(22)【出願日】2020-03-31
(65)【公開番号】P2021162241
(43)【公開日】2021-10-11
【審査請求日】2022-10-12
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 令和2年2月4日-3月31日の間、販売先(納入先)一覧表に記載される販売先へ販売。
(73)【特許権者】
【識別番号】000239585
【氏名又は名称】フクシマガリレイ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100148138
【弁理士】
【氏名又は名称】森本 聡
(72)【発明者】
【氏名】河戸 哲郎
(72)【発明者】
【氏名】井上 光
【審査官】森山 拓哉
(56)【参考文献】
【文献】特開2001-298989(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F25D 11/00
F25D 17/06
F25B 49/02
F25B 47/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
庫内(3)の空気を冷却する冷却器(4)と、該空気を循環させる庫内ファン(6)と、該冷却器(4)の除霜用の除霜手段(5)と、庫内ファン(6)の駆動源であるファンモータ(7)の回転数を制御するモータ制御部(20)とを備えており、
モータ制御部(20)が、
ファンモータ(7)にパルス状の電圧を印加する駆動部(24)と、
ファンモータ(7)の回転数の目標値を出力する速度指令部(22)と、
ファンモータ(7)の実際の回転数を測定する速度測定部(23)と、
速度指令部(22)から出力された目標値および速度測定部(23)で測定された測定値に基づいて、パルス電圧のデューティー比を設定し、該設定値を駆動部(24)へ出力するPWM指令部(21)と、
パルス電圧のデューティー比の正常値を記憶する記憶部(25)と、
冷却運転中の所定のタイミングで、PWM指令部(21)から出力されているデューティー比の設定値を取得し、該設定値を記憶部(25)に記憶されている正常値と比較することにより、ファンモータ(7)の劣化の程度を判定する判定部(26)と、
を備え、
判定部(26)による判定のタイミングが、除霜手段(5)による冷却器(4)の加熱を含む除霜運転の終了後に冷却運転が再開されてから所定の測定開始時間が経過した時点であることを特徴とする冷却庫。
【請求項2】
冷却庫が起動してから最初の除霜運転の終了後、冷却運転が再開されてから前記測定開始時間が経過した時点で、PWM指令部(21)から出力されているパルス電圧のデューティー比の設定値が、正常値として記憶部(25)に記憶される請求項1に記載の冷却庫

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、PWM制御される庫内ファンを備える冷却庫において、庫内ファンが完全に故障する前にその劣化を検知する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
モータの回転数を高低に制御する方法の1つとして、パルス幅変調(Pulse Width Modulation)がよく知られている。パルス幅変調制御すなわちPWM制御においては、モータに印加する電圧を一定周期でオン/オフするパルス状とし、一周期の中でオン時間が占める割合すなわちデューティー比を大小に変化させることにより、モータを所望の回転数に制御する。本発明が対象とする冷気強制循環式の冷却庫において、庫内ファンのファンモータをPWM制御することもよく知られており、このことは例えば特許文献1に開示されている。
【0003】
また、PWM制御されるファンモータが経年などの要因により劣化した場合に、その劣化を検知し得る寿命判定装置が、特許文献2に開示されている。そこでは、基準PWM値(基準となるデューティー比:例えば50%)と、この値に対応するファンモータの基準回転数(例えば1000rpm)とが、予め記憶部に記憶されている。寿命判定装置は、基準PWM値でファンモータを実際に駆動させて、その回転が安定した際の回転数すなわち実回転数を測定し、これを基準回転数と比較する。そして、基準回転数から実回転数を引いた値である回転差が所定値以下であれば、ファンモータは正常であると判定し、逆に回転差が所定値よりも大きければ、ファンモータが寿命に近づいていると判定して警告表示を行う。この寿命判定装置を冷却庫の庫内ファンに適用すると、庫内ファンが完全に故障して庫内の冷却不良が発生する前に、庫内ファンの劣化が進んでいることをメンテナンス従事者に知らせて、交換や修理などの適切な措置を執らせることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2008-70012号公報
【文献】特開2001-298989号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献2の寿命判定装置は、ファンモータを基準PWM値で実際に駆動させた際の回転数に基づいて、ファンモータの状態を判定するものである。つまり、特許文献2の寿命判定装置でファンモータの劣化の進行を早期に検知するためには、ファンモータの普段の制御とは別に、これを基準PWM値で駆動させる制御を定期的に行う必要があり、ファンモータの制御フローが複雑化するおそれがある。
【0006】
本発明は、PWM制御される庫内ファンを備える冷却庫において、ファンモータの制御フローを複雑化させることなく、その劣化の進行を早期に検知することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る冷却庫は、庫内3の空気を冷却する冷却器4と、該空気を循環させる庫内ファン6と、該冷却器4の除霜用の除霜手段5と、庫内ファン6の駆動源であるファンモータ7の回転数を制御するモータ制御部20とを備える。モータ制御部20が、ファンモータ7にパルス状の電圧を印加する駆動部24と、ファンモータ7の回転数の目標値を出力する速度指令部22と、ファンモータ7の実際の回転数を測定する速度測定部23と、速度指令部22から出力された目標値および速度測定部23で測定された測定値に基づいて、パルス電圧のデューティー比を設定し、該設定値を駆動部24へ出力するPWM指令部21と、パルス電圧のデューティー比の正常値を記憶する記憶部25と、冷却運転中の所定のタイミングで、PWM指令部21から出力されているデューティー比の設定値を取得し、該設定値を記憶部25に記憶されている正常値と比較することにより、ファンモータ7の劣化の程度を判定する判定部26と、を備え、判定部26による判定のタイミングは、除霜手段5による冷却器4の加熱を含む除霜運転の終了後に冷却運転が再開されてから所定の測定開始時間が経過した時点であることを特徴とする。
【0009】
冷却庫が起動してから最初の除霜運転の終了後、冷却運転が再開されてから前記測定開始時間が経過した時点で、PWM指令部21から出力されているパルス電圧のデューティー比の設定値が、正常値として記憶部25に記憶される。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係る冷却庫においては、庫内ファン6のファンモータ7に印加されるパルス電圧のデューティー比に基づいて、ファンモータ7の状態を判定する。具体的には、冷却運転中の所定のタイミングで、PWM指令部21から出力されているデューティー比の設定値を取得し、該設定値を記憶部25に記憶されている正常値と比較することにより、ファンモータ7の劣化の程度を判定するようにした。これによれば、普段の冷却運転を行いながらファンモータ7の劣化の程度を判定することができ、該判定のためのファンモータ7の特別な制御を不要とすることができる。つまり、本発明によれば、ファンモータ7の制御フローを複雑化させることなく、その劣化の進行を早期に検知することができる。
【0011】
ここで、パルス電圧のデューティー比に基づいてファンモータ7の状態を判定できる理由について説明する。ファンモータ7が劣化しその稼動初期と比べて例えば回転し難くなると、パルス電圧のデューティー比を記憶部25に記憶されている正常値に設定しても、速度測定部23で測定されるファンモータ7の実際の回転数は、該正常値に対応する目標回転数よりも低くなる。そこでPWM指令部21は、回転数の測定値を目標値に近付けるべく、パルス電圧のデューティー比を上方修正する。この上方修正は、測定値が目標値に到達するまで繰り返される。つまり、ファンモータ7の劣化が進行するほど、PWM指令部21で設定されるデューティー比は高くなり、記憶部25に記憶されている正常値との乖離が大きくなる。本発明ではこの現象を利用して、ファンモータ7の劣化の程度を判定する。
【0012】
判定部26による判定のタイミングを、除霜運転の終了後に冷却運転が再開されてから測定開始時間(例えば5分間)が経過した時点に設定することができる。これによれば、判定部26による毎回の判定を、冷却器4への着霜が無いという同じ条件の下で行えるので、ファンモータ7の劣化の程度を常に高い精度で判定することができる。
【0013】
冷却庫が起動してから最初の除霜運転の終了後、冷却運転が再開されてから測定開始時間が経過した時点で、PWM指令部21から出力されているパルス電圧のデューティー比の設定値を、正常値として記憶部25に記憶させることができる。これによれば、冷却庫の各出荷先において、そこの設置環境や庫内3の負荷状況などを反映させた正常値を設定することができる。このように設定された正常値を用いると、冷却庫の工場出荷時に正常値を一律に設定する場合に比べて、より高い精度でファンモータ7の劣化の程度を判定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本発明の実施例に係る冷却庫のモータ制御部を示すブロック図である。
図2】冷却庫の要部の概略構成を示す縦断面図である。
図3】冷却庫の全体の制御系を示すブロック図である。
図4】各機器の駆動状態と庫内温度との関係を示すタイミングチャートである。
図5】ファンモータの状態の判定の手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0015】
(実施例) 本発明に係る冷却庫の実施例を図1ないし図5に示す。図2において冷却庫は、正面に開口を有する直方体状の断熱箱体1と、その開口を開閉する断熱扉2とを備えており、断熱箱体1と断熱扉2で囲まれる庫内3の上部には、庫内3の空気を冷却する冷却器4と、冷却器4の除霜用の除霜ヒータ(除霜手段)5と、庫内3の空気を循環させる庫内ファン6とが設けられている。庫内ファン6は、直流モータからなるファンモータ7を駆動源とする軸流型のファンである。
【0016】
冷却器4は、庫外の機械室10に設置された圧縮機11および凝縮器12とともに冷凍サイクルを構成する。圧縮機11の駆動中すなわち冷却運転中の冷却器4には、凝縮器12と不図示の膨張弁を経て冷却された低温低圧の冷媒液が供給されて、冷却器4を通過する庫内3の空気が熱交換により冷却される。庫内ファン6と冷却器4の間には、庫内3の温度(冷却器4を通過して冷却される前の空気の温度)を検出する庫内温度センサ8が配置されている。符号13は、圧縮機11と凝縮器12の空冷用の冷却ファンである。
【0017】
冷却庫の全体を制御する制御部15(図3参照)は、主に圧縮機11をオンオフ制御することにより、庫内温度センサ8で検出される庫内温度Dを設定温度D0に維持する。具体的には、図4のタイミングチャートに示すように、設定温度D0を中心とする(D0±α)℃の設定温度帯を設け、当該温度帯の上閾値すなわち(D0+α)℃を、圧縮機11の駆動を開始する冷却開始温度Donとし、当該温度帯の下閾値すなわち(D0-α)℃を、圧縮機11の駆動を停止する冷却停止温度Doffとする。庫内ファン6(ファンモータ7)は、圧縮機11の駆動時には高速で駆動され、圧縮機11の停止時には低速で駆動される。つまり制御部15は、圧縮機11と庫内ファン6を同時に駆動させる冷却運転と、庫内ファン6のみを駆動させる送風運転とを交互に行って、庫内温度Dを設定温度帯の範囲内に維持する。なお冷却ファン13は、圧縮機11に連動してオンオフ制御される。次に説明する除霜運転中も同様である。
【0018】
また制御部15は、定期的なタイミングあるいは冷却器4に対する所定量の着霜が検知されたタイミングで、除霜ヒータ5への通電すなわち除霜運転を開始する。除霜運転中は圧縮機11に加えて庫内ファン6も停止制御される。除霜運転を行うと、庫内温度Dは冷却開始温度Donを超えて上昇するため、除霜運転の終了後に行われる冷却運転の所要時間T2は、通常(送風運転の終了後)の冷却運転の所要時間T1よりも長くなる。なお制御部15は、除霜ヒータ5への通電の終了後、直ちに冷却運転を再開するのではなく、冷却器4の水切りのために数分間待機した後、冷却運転を再開する。本実施例ではこの水切り時間も除霜運転の一部と規定する。
【0019】
制御部15の一部であるモータ制御部20は、冷却運転中はファンモータ7が高速(本実施例では2000rpm)で駆動し、送風運転中はファンモータ7が低速(本実施例では1000rpm)で駆動するように、ファンモータ7に印加するパルス状の電圧のデューティー比を制御する。このデューティー比は、図1に示すPWM指令部21で設定される。PWM指令部21は、速度指令部22から出力されるファンモータ7の回転数の目標値(2000rpmまたは1000rpm)と、速度測定部23で測定されるファンモータ7の実際の回転数の測定値とに基づいて、パルス電圧のデューティー比を設定する。つまり、パルス電圧のデューティー比はフィードバック制御により設定される。設定されたデューティー比は駆動部24へ出力され、駆動部24はスイッチング制御によって該デューティー比のパルス電圧を生成し、これをファンモータ7へ印加する。
【0020】
またモータ制御部20は、上述のPWM指令部21、速度指令部22、速度測定部23および駆動部24に加えて、各種の情報を記憶する記憶部25を備える。記憶部25に記憶される情報には、冷却運転中(庫内ファン6の高速駆動中)にファンモータ7に印加されるパルス電圧のデューティー比の正常値と、該正常値を中心とする正常範囲とが含まれる。本実施例では、デューティー比の正常範囲を正常値の70~130%(70%以上130%以下)に設定した。
【0021】
このデューティー比の正常値は、冷却庫の工場出荷時に一律に設定することも可能であるが、本実施例では、出荷先で冷却庫を起動させたときの実際のデューティー比を、正常値として設定するようにした。具体的には、冷却庫が起動してから最初の除霜運転の終了後、冷却運転が再開されてから所定の測定開始時間(本実施例では5分間)が経過した時点で、PWM指令部21から出力されているパルス電圧のデューティー比の設定値が、正常値として記憶部25に記憶されるようにした(図5のフローチャートのステップS1~S4)。この測定開始時間は、図4に示した除霜運転終了後の冷却運転の所要時間T2よりも十分に短く設定される。従って、測定開始時間が経過した時点では、冷却庫は必ず冷却運転を継続中(庫内ファン6は高速駆動中)である。庫内ファン6の高速時の目標回転数が2000rpmの場合、デューティー比の正常値はおよそ40%前後となる。
【0022】
さらにモータ制御部20は、ファンモータ7の劣化の程度を判定する判定部26を備える。判定部26は、冷却庫を起動させてから2回目以降の除霜運転の終了後、先の正常値の設定と同じタイミングすなわち冷却運転の再開から測定開始時間(5分間)が経過した時点で、PWM指令部21から出力されているデューティー比の設定値を取得し、該設定値を記憶部25に記憶されている正常範囲と比較する(図5のフローチャートのステップS5~S8)。そして、取得した設定値が正常範囲内にあれば、ファンモータ7の劣化の程度は軽いすなわち正常であると判定し、逆に正常範囲内に無い場合は、ファンモータ7の劣化が看過できない程度まで進行していると判定して、ブザーやランプなどの報知手段30を作動させる(ステップS9)。これにより、ファンモータ7の劣化をユーザやメンテナンス従事者などに知らせて、その交換や修理などの適切な措置を促すことができる。
【0023】
ここで、パルス電圧のデューティー比に基づいてファンモータ7の状態を判定できる理由について説明する。ファンモータ7が劣化しその稼動初期と比べて例えば回転し難くなると、パルス電圧のデューティー比を記憶部25に記憶されている正常値に設定しても、速度測定部23で測定されるファンモータ7の実際の回転数は、該正常値に対応する目標回転数(本実施例では2000rpm)よりも低くなる。そこでPWM指令部21は、回転数の測定値を目標値に近付けるべく、パルス電圧のデューティー比を上方修正する。この上方修正は、測定値が目標値に到達するまで繰り返される。つまり、ファンモータ7の劣化が進行するほど、PWM指令部21で設定されるデューティー比は高くなり、記憶部25に記憶されている正常値との乖離が大きくなる。本実施例では、この乖離の許容範囲(正常範囲)を正常値の30%以内に設定し、これを超えた場合にはファンモータ7が寿命に近付いていると判定するようにした。
【0024】
以上のように、本実施例に係る冷却庫においては、冷却運転中にPWM指令部21で設定されたパルス電圧のデューティー比を取得し、これを記憶部25に記憶されている正常値と比較することにより、ファンモータ7の劣化の程度を判定するようにした。これによれば、普段の冷却運転を行いながらファンモータ7の劣化の程度を判定することができ、該判定のためのファンモータ7の特別な制御を不要とすることができる。つまり、本実施例によれば、ファンモータ7の制御フローを複雑化させることなく、その劣化の進行を早期に検知することができる。
【0025】
また本実施例では、判定部26による判定のタイミングを、除霜運転の終了後に冷却運転が再開されてから測定開始時間が経過した時点に設定した。これによれば、判定部26による毎回の判定を、冷却器4への着霜が無いという同じ条件の下で行えるので、ファンモータ7の劣化の程度を常に高い精度で判定することができる。さらに本実施例では、冷却庫が起動してから最初の除霜運転の終了後、冷却運転が再開されてから測定開始時間が経過した時点で、PWM指令部21から出力されているパルス電圧のデューティー比の設定値を、正常値として記憶部25に記憶させるようにした。これによれば、冷却庫の各出荷先において、そこの設置環境や庫内3の負荷状況などを反映させた正常値を設定することができる。このように設定された正常値を用いると、冷却庫の工場出荷時に正常値を一律に設定する場合に比べて、より高い精度でファンモータ7の劣化の程度を判定することができる。
【0026】
上記の実施例では、除霜手段5をヒータで構成したが、これ以外に例えば圧縮機11から冷却器4へ直接送給されるホットガスであってもよい。本発明は、食品を冷蔵あるいは冷凍状態で展示するショーケースなどにも適用することができる。
【符号の説明】
【0027】
3 庫内
4 冷却器
5 除霜手段(除霜ヒータ)
6 庫内ファン
7 ファンモータ
20 モータ制御部
21 PWM指令部
22 速度指令部
23 速度測定部
24 駆動部
25 記憶部
26 判定部
図1
図2
図3
図4
図5