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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-01-24
(45)【発行日】2024-02-01
(54)【発明の名称】シーリングライト
(51)【国際特許分類】
   F21S 8/04 20060101AFI20240125BHJP
   F21V 33/00 20060101ALI20240125BHJP
   F21V 23/00 20150101ALI20240125BHJP
   F21V 23/06 20060101ALI20240125BHJP
【FI】
F21S8/04 110
F21S8/04 130
F21V33/00 400
F21V23/00 120
F21V23/00 140
F21V23/06
【請求項の数】 2
(21)【出願番号】P 2022006034
(22)【出願日】2022-01-18
(65)【公開番号】P2022111107
(43)【公開日】2022-07-29
【審査請求日】2022-01-19
(31)【優先権主張番号】202110068020.2
(32)【優先日】2021-01-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】522024470
【氏名又は名称】広東悦亮科技有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100216471
【弁理士】
【氏名又は名称】瀬戸 麻希
(72)【発明者】
【氏名】肖応平
【審査官】河村 勝也
(56)【参考文献】
【文献】特開2019-083106(JP,A)
【文献】特開2020-004664(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2014/0314571(US,A1)
【文献】特開2008-047358(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F21S 8/04
F21V 33/00
F21V 23/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
シーリングライトであって、
上から順次に固定接続されるサクションディスク10と、サクションケージング20と、
案内シェル30と、メインハウジング40と、およびライトカバー50とを含み、
サクションケージング20と案内シェル30の間に、第1収納チャンバーが形成され、第
1収納チャンバー内に電源ユニット21とコントロール基板22とが設けられており、
ライトカバー50がメインハウジング40上に覆設されて第2収納チャンバーを形成して
おり、第2収納チャンバー内に光源板41が設けられており、
案内シェル30の軸心に同軸にファン70が設けられ、ライトカバー50の中央部にその
軸方向に沿ってファン70に連通する風路が凹窪形成されており、案内シェル30にその
周方向に沿って均一に若干の風孔31が形成されており、
風路内に濾網ユニット60が取外可能に設けられており、
外部空気の流れ方向は、濾網ユニット60からファン70を通過して風孔31を介して排
出するとし、又は風孔31から入り込んでファン70を通過して濾網ユニット60を介し
て排出するとし、
案内シェル30は、ファン70上に覆設され、案内シェル30の内周壁に軸芯に対向して
均一に若干の案内板ユニット32が一周形成されており、若干の案内板ユニット32間の
隙間は風孔31に連通し、
案内板ユニット32は第1案内板321および第2案内板322を含み、第1案内板32
1は第2案内板322より延伸長度が大きく、且つ若干の第1案内板321同士は等間隔
にて設置され、第2案内板322は隣り合う両第1案内板321の間に設置されている、
ことを特徴とするシーリングライト。
【請求項2】
第1案内板321には、案内シェル30の軸向に並行して第2収納チャンバーに連通する
貫通孔3211が貫通形成されている、
ことを特徴とする請求項1に記載のシーリングライト。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はシーリングライトの分野に関し、特にシーリングライトに関する。
【背景技術】
【0002】
シーリングライトは一般的な照明道具です。シーリングライトは、屋根天井に直接吸着ま
たは埋め込まれたイルミネーションである。シャンデリアと同様、室内の本体照明設備で
もあります。人々の生活の質の向上に伴い、空気の質に対する要求もますます高まってい
るため、空気浄化作用のあるシーリングライトが現れた。
【0003】
しかしながら、従来の空気浄化作用を有するシーリングライトは、空気浄化と灯具本体と
の位置分布において良好なバランスをとることができなかった。照明灯に十分な空間を残
すために、空気濾過の効率を無視することが多い。あるいは両者を兼ねて全体の吸頂灯を
厚く重く見える。一部のシーリングライトは、全体の構造をよりコンパクトにするため、
サイドが風側に入りながら風を出す方式を採用しています。シーリングライト全体の空間
を圧縮し、この方式が送風効率および送風効率にも影響を及ぼす。同時に送風の均一性も
一定の影響を受ける。全体の空気浄化効果は普通です。
【発明の概要】
【0004】
本発明の目的は、シーリングライトを提供することにある。本発明が提供する技術案によ
り、従来のシーリングライト本体と空気濾過とのバランスが悪く、空気濾過効率が低いと
いう技術的な問題を解決する。
【0005】
上記の技術的問題を解決するために、シーリングライトは、上から順次に固定接続される
サクションディスク10と、サクションケージング20と、案内シェル30と、メインハ
ウジング40と、およびライトカバー50とを含む。
サクションケージング20と案内シェル30の間に、第1収納チャンバーが形成され、第
1収納チャンバー内に電源ユニット21とコントロール基板22が設けられている。
ライトカバー50がメインハウジング40上に覆設されて第2収納チャンバーを形成して
おり、第2収納チャンバー内に光源板41が設けられている。
案内シェル30の軸心に同軸にファン70が設けられ、ライトカバー50の中央部にその
軸方向に沿ってファン70に連通する風路が凹窪形成されている。案内シェル30にその
周方向に沿って均一に若干の風孔31が形成されている。
風路内に濾網ユニット60が取外可能に設けられている。
外部空気の流れ方向は、濾網ユニット60からファン70を通過して風孔31を介して排
出するとし、あるいは、風孔31から入り込んでファン70を通過して濾網ユニット60
を介して排出するとする。
【0006】
これにより、多機能シーリングライトは、照明機能と空気浄化機能を兼有する。主に浄化
機能を発揮する濾網ユニット60は、中央部に設けられており、ファン70の協働の下で
、多角度から均一的に空気を吸入し、浄化させた後、排出することができ、このようにし
て、浄化の至る範囲が広くて、かつ均一的である。進気口と出気口は分層設置され、且つ
ファン70を介して連通し合い、最大に進気量と出気量を保証し、濾過効率を向上する。
ライトカバー50に風路が凹窪形成され、風路内に濾網ユニット60が設けられる。シー
リングライト内へ進入するか、ライト外へ排出するか、気流の流れはどうであれば、濾網
ユニット60の濾過作用を受けなければならない。このように、本願は、適宜な位置設置
によって、濾網ユニット60と他のシーリングライトの照明関係の部材を整然と、かつコ
ンパクト的に一緒に配置して、照明機能と濾過浄化機能の間を最大の効率にて共存させ、
正常な照明機能への影響があまり大きくない上で、最大に濾過浄化機能を保証する。
【0007】
好ましくは、サクションケージング20にサクションディスク10を収納する第1溝体1
5が凹窪形成される。第1溝体15の内周壁にサクションディスク10の周りに回転バッ
クル構成11が嵌合設置される。サクションケージング20は、回転バックル構成11に
よりサクションディスク10に回転バックル固定される。
【0008】
これにより、実際に組み立てるべく、操作者によってサクションディスク10を天井や壁
面に固定し、そして第1係合ブロック12と係合溝13とをずらし、第1溝体15を固定
ディスク板面へ挿入することにより、固定ディスク板面を第1溝体15中に嵌め込み、そ
して所定方向に回転させて、回転バックル構成11は回転過程では固定接続が実現される
【0009】
好ましくは、サクションケージング20とサクションディスク10に電気係合構成が設け
られている。電気係合構成は、複数本の弧形の係合稜121が延伸形成される第1係合ブ
ロック12と、およびと係合稜121に嵌合される係合溝13とを含み、係合稜121と
係合溝13には、嵌合される導電部材が設置されている。
回転バックル構成11がバックル固定を完了すると、係合稜121が係合溝13に係り込
むとともに、サクションディスク10と固定ディスクの電気接続が達成される。
【0010】
これにより、回転バックル構成11は回転させながら固定接続を達成していく。これとと
もに、第1係合ブロック12における係合稜121も回転過程中で係合溝13中へ係込み
、係合稜121における導電部材と係合溝13内の導電部材とが接触し、電気接続が達成
する。
回転バックルの手法によりシーリングライトの固定が完成するとともに、その電気接続も
完成する。このようにして余計な導電ワイヤの接続がいらなく、組立が便利になり、取外
も方便であり、ユーザ体験が向上される。また、回転バックル構成11は外周に設けられ
、電気係合構成は内周に設けられ、双方の互い協働により、全体的な接続構成はより安定
かつ頑固となり、受力点の分布が均一であり、接続後の安全性がより高くなる。
【0011】
好ましくは、サクションケージング20のサクションディスク10との反対側面に、第1
溝体15の周りに第2溝体が形成される。第2溝体は環状を呈し、電源ユニット21とコ
ントロール基板22は第2溝体内に設けられている。
【0012】
これにより、本発明は、シーリングライトの内部空間を十分に利用する。サクションディ
スク10を収納するために第1溝体15を形成する。これによりシーリングライトを壁面
に貼合して取り付けることができる。そして、第1溝体15の形状に合わせて別の凹溝が
形成され、すなわち第2溝体である。本発明は、電源ユニット21とコントロール基板2
2等を第2溝体内に配置することにより、該空間を有効的に利用する。このようにして、
シーリングライト内の各部材の分布がよりコンパクト化になり、相対的に全体小型化が実
現され得る。
【0013】
好ましくは、案内シェル30は、ファン70上に覆設される。案内シェル30の内周壁に
軸芯に対向して均一に若干の案内板ユニット32が一周形成されている。若干の案内板ユ
ニット32間の隙間は風孔31に連通する。
【0014】
これにより、案内板ユニット32により気流を安定的に導くことができる。案内板から進
気するか出気するかにかかわらず、均一的な気流出入が可能となり、これによって、気流
の流動による雑音を減少させ、濾過効果がより良好となる。
【0015】
好ましくは、案内板ユニット32は第1案内板321および第2案内板322を含む。第
1案内板321は第2案内板322より延伸長度が大きく、且つ若干の第1案内板321
同士は等間隔にて設置される。第2案内板322は隣り合う両第1案内板321の間に設
置されている。
【0016】
これにより、第1案内板321により気流が大きく導流され、そして若干の第2風板によ
りさらに均一分流されるようにして、均一進気や出気を実現する。
【0017】
好ましくは、第1案内板321には、案内シェル30の軸向に並行して第2収納チャンバ
ーに連通する貫通孔3211が貫通形成されている。
【0018】
これにより、高効率の進気出気を実現するために、濾過効率をあげるようにして、出気口
と進気口の間に一定の間隔が設定される。光源板41と電源ユニット21、コントロール
基板22との間はファン70により隔てられている。第1案内板321上における貫通孔
3211は、接続ワイヤを貫通するために用いられる。光源板41、電源ユニット21と
コントロール基板22の間は電気接続される。このような構成により、十分な気密性を保
障するとともに、隣り合う部材間の電気接続も実現され得る。そして、合理的かつ適宜的
な部材の位置設置という本願の基本的な思想に合わせて、コンパクト的な構成の上で、照
明機能と空気浄化機能のバランス化および高効率といった技術効果も得られる。
【0019】
好ましくは、濾網ユニット60は柱状を呈するとともに収納溝が形成される濾網フレーム
61と、濾網フレーム61の内底面に装着される濾網とを含む。濾網フレーム61の上縁
における外側ネジ部62が貫通溝の内壁に接続されている。
【0020】
好ましくは、濾網ユニット60はさらに、濾網フレーム61の下方に設けられるバッフル
63と、およびバッフル63と濾網フレーム61の底面を接続するリンク64とを含む。
【0021】
これにより、バッフル63を備えることにより、濾網フレーム61を遮蔽し、全体外観に
寄与するとともに、風口の大小を有効に限定し、気流の通過が整然となる。例えば風路に
おけるシーリングライト進入際は、外部空気がバッフル63と風路の入口縁から流れ込む
とされなければならなく、これにより進気量と進気方向を有効にコントロールすることが
できる。風路におけるバッフル63からの空気排出際は、バッフル63は分流機能を発揮
し、濾過後の空気を均一的に各箇所へ分散させるようにする。
【0022】
好ましくは、ライトカバー50とメインハウジング40から第1組立体を構成する。濾網
ユニット60と案内シェル30から第2組立体を構成する。第1組立体は第2組立体に取
外可能に設けられている。
【0023】
これにより、ライトカバー50とメインハウジング40を組み合わせて第1組立体、即ち
照明本体を構成する。案内シェル30と濾網ユニット60を組み合わせて第2組立体、即
ち浄化主体を構成する。実際の使用際は、自分の好みによってユーザは異なる照明本体と
浄化主体を交換することができる。これにより多様化の組み合わせを実現することができ
る。照明本体は故障を発生する時に、照明本体を単独に取外して修理を行うことができ、
シーリングライト全体を取り外す必要がなく、さらにフレキシブル性と多様性をさらに向
上する。
【0024】
本発明の効果は、従来技術と比較して、以下の点にある。
(1)濾網ユニットとライト本体との位置関係、風路とファンと風孔との位置関係を適宜
に設定することにより、シーリングライトの照明機能と空気浄化機能との良好なバランス
を実現する。これにより、照明機能と濾過浄化機能は最大の効率にて共存することができ
る。正常な照明機能に大きな影響を与えないまま、最大の濾過浄化機能を保証することが
できる。
(2)内部空間を十分に利用でき、全体構成がコンパクト化される。第2溝体内蔵は電源
ユニットとコントロール基板を内蔵するために用いられる。第1案内板に導電ワイヤが貫
通する貫通穴が形成される。このような技術改良はいずれも部材の合理且つ適宜な位置設
置に対し工夫して、構成コンパクト化の実現に寄与する。照明機能と空気浄化機能はバラ
ンス化、且つ高効率といった技術効果を得られる。
(3)浄化性能が向上される。出気と進風は、別々分層設置とされる。一側から進気かつ
一側から出気の従来案に比べると、本願の進気過程と出気過程の互い影響がより小さくて
、気流の輸送がより安定的にでき、浄化効率が向上される。
(4)組立操作は便利かつ快速になり、以降のメンテナンス操作も容易に行われ得る。電
気接続構成は、回転バックル固定方法を採用するので、組立前に電源を接続する必要がな
い。濾網ユニットは、ネジ状を呈し、風路内に設置するので、以降の濾網交換や清潔が便
利になる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
本発明の実施形態又は従来技術における技術的態様をより明確に説明するために、以下、
実施形態又は従来技術の説明において必要とする図面について簡単に説明するが、以下に
説明する図面は、本発明のいくつかの実施形態にすぎないことは明らかである。当業者に
とって、創造的な労働性を払わずに、これらの図面に基づいて他の図面を得ることもでき
る。
図1】本発明の一実施例に係る全体構成図である。
図2】本発明の一実施例に係る側面構成図である。
図3】本発明の一実施例に係る断面構成図である。
図4】本発明の一実施例に係る分解構成図である。
図5】本発明の一実施例に係る気流流動方向図である。
図6】本発明の一実施例に係る気流流動方向図である。
図7】本発明の一実施例に係る一部構成図である。
図8図7におけるAの構成拡大図である。
図9】本発明の一実施例に係る案内シェルの構成図である。
図10図9におけるBの構成拡大図である。
図11】本発明の一実施例に係る一部構成図である。
図12図11におけるCの構成拡大図である。
図13】本発明の一実施例に係る濾網ユニットの構成図である。
図14】本発明の一実施例に係る濾網ユニットの構成図である。
図15】本発明の一実施例に係る一部構成の分解構成図である。
図16】本発明の他の一実施例の分解構成図である。
【0026】
[符号の説明]
10 サクションディスク;11 回転バックル構成;111 第2係合ブロック;11
2 凸台;12 第1係合ブロック;121 係合稜;13 係合溝;131 コネクタ
端子;14 固定貫通孔;15 第1溝体;16 引掛け器;20 サクションケージン
グ;21 電源ユニット;22 コントロール基板;30 案内シェル;31 風孔;3
2 案内板ユニット;321 第1案内板;3211 貫通孔;322 第2案内板;4
0 メインハウジング;41 光源板;411 第1ライト本体;42 第2ライト本体
;50 ライトカバー;60 濾網ユニット;61 濾網フレーム;611 通風孔;6
2 ネジ部;63 バッフル;64 リンク;70 ファン。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下、本発明の複数の実施形態を図式的に開示し、明確に説明するために、多くの実務上
の詳細を以下の説明に併せて説明する。しかしながら、これらの実務上の詳細は、本発明
を限定するために適用されないことが理解されるべきである。すなわち、本発明の一部の
実施形態では、これらの実務上の詳細は必要ではない。さらに、図面を簡略化するために
、いくつかの従来の構造およびコンポーネントは、図面において簡単な概略的な方法で図
示される。
【0028】
なお、本発明の実施形態における全ての方向指示は、特定の姿勢においてのみ説明される
。図に示すように、各部品間の相対位置関係、動き状況等である。この特定の姿勢が変化
すると、それに応じて方向指示も変化する。
【0029】
なお、本発明における「第1」、「第2」等の説明は、説明の目的にのみ用いられる。特
に称順や順位を指す意味ではない。また、本発明を限定するために用いられるものではな
く、同一の技術用語で記述された構成要素または動作を区別するためだけである。その相
対的な重要性を示す、または示す技術的特徴の数を隠すとは理解できない。したがって、
「第1」、「第2」を規定する特徴は、少なくとも1つの特徴を明示的または暗黙的に含
むことができる。また、各実施形態間の技術案は互いに結合してもよいが、当業者が実現
できることを基礎としなければならない。技術案の結合が互いに矛盾したり、実現できな
い場合、このような技術案の結合は存在せず、本発明の要求の保護範囲内でもないと考え
られるべきである。本発明の発明内容、特徴及び効果をさらに理解するために、以下の実
施例を例示し、図面に合わせて以下のように詳細に説明する。
【0030】
実施例
従来の空気浄化機能付のシーリングライトは、空気浄化と照明主体の間の位置付けはバラ
ンスを取りにくい。照明ライトのために十分な配置空間を保証する一方、空気濾過の効率
を重視できない。あるいは、双方を両立しょうとしたら、シーリングライト全体が大型化
になる。全体構成をコンパクト化にさせるために、ある例のシーリングライトは、一側か
ら進気、他側から出気といった形態を採用することにより、シーリングライト全体の空間
を圧縮させるが、進気効率および出気効率が悪くなり、進出気の均一度もある程度悪くな
り、全体的には空気浄化効果は良いとは言えない。この課題を解決するために、本実施例
は、以下のことを提供する。
【0031】
図1~14を参考すると、シーリングライトは、上から順次に固定接続されるサクション
ディスク10と、サクションケージング20と、案内シェル30と、メインハウジング4
0と、およびライトカバー50とを含む。
サクションケージング20と案内シェル30の間に、第1収納チャンバーが形成され、第
1収納チャンバー内に電源ユニット21とコントロール基板22が設けられている。
ライトカバー50がメインハウジング40上に覆設されて第2収納チャンバーを形成して
おり、第2収納チャンバー内に光源板41が設けられている。
案内シェル30の軸心に同軸にファン70が設けられ、ライトカバー50の中央部にその
軸方向に沿ってファン70に連通する風路が凹窪形成されている。案内シェル30にその
周方向に沿って均一に若干の風孔31が形成されている。
風路内に濾網ユニット60が取外可能に設けられている。
外部空気の流れ方向は、濾網ユニット60からファン70を通過して風孔31を介して排
出するとし、あるいは、風孔31から入り込んでファン70を通過して濾網ユニット60
を介して排出するとする。
【0032】
図5~6を参考すると、シーリングライト内に進入した外部空気の気流は、2種類の携帯
がある。図5に示すように、外部気流は、ファン70の導流によって風路から導入され、
濾網ユニット60を通してファン70に至り、ファン70により気流を案内シェル30に
沿ってライトの外へ排出する。このようにして、下方から進気、上方の側壁から出気とい
った形態を達成する。図6は、図5の気流方向と逆方向である。
【0033】
多機能シーリングライトは、照明機能と空気浄化機能を兼有する。主に浄化機能を発揮す
る濾網ユニット60は、中央部に設けられており、ファン70の協働の下で、多角度から
均一的に空気を吸入し、浄化させた後、排出することができ、このようにして、浄化の至
る範囲が広くて、かつ均一的である。進気口と出気口は分層設置され、且つファン70を
介して連通し合い、最大に進気量と出気量を保証し、濾過効率を向上する。ライトカバー
50に風路が凹窪形成され、風路内に濾網ユニット60が設けられる。シーリングライト
内へ進入するか、ライト外へ排出するか、気流の流れはどうであれば、濾網ユニット60
の濾過作用を受けなければならない。このように、本願は、適宜な位置設置によって、濾
網ユニット60と他のシーリングライトの照明関係の部材を整然と、かつコンパクト的に
一緒に配置して、照明機能と濾過浄化機能の間を最大の効率にて共存させ、正常な照明機
能への影響があまり大きくない上で、最大に濾過浄化機能を保証する。
【0034】
サクションケージング20にサクションディスク10を収納する第1溝体15が凹窪形成
される。第1溝体15の内周壁にサクションディスク10の周りに回転バックル構成11
が嵌合設置される。サクションケージング20は、回転バックル構成11によりサクショ
ンディスク10に回転バックル固定される。
【0035】
実際に組み立てるべく、操作者によってサクションディスク10を天井や壁面に固定し、
そして第1係合ブロック12と係合溝13とをずらし、第1溝体15を固定ディスク板面
へ挿入することにより、固定ディスク板面を第1溝体15中に嵌め込み、そして所定方向
に回転させて、回転バックル構成11は回転過程では固定接続が実現される。
【0036】
サクションケージング20とサクションディスク10に電気係合構成が設けられている。
電気係合構成は、複数本の弧形の係合稜121が延伸形成される第1係合ブロック12と
、およびと係合稜121に嵌合される係合溝13とを含み、係合稜121と係合溝13に
は、嵌合される導電部材が設置されている。
【0037】
回転バックル構成11がバックル固定を完了すると、係合稜121が係合溝13に係り込
むとともに、サクションディスク10と固定ディスクの電気接続が達成される。
回転バックル構成11は回転させながら固定接続を達成していく。これとともに、第1係
合ブロック12における係合稜121も回転過程中で係合溝13中へ係込み、係合稜12
1における導電部材と係合溝13内の導電部材とが接触し、電気接続が達成する。
【0038】
回転バックルの手法によりシーリングライトの固定が完成するとともに、その電気接続も
完成する。このようにして余計な導電ワイヤの接続がいらなく、組立が便利になり、取外
も方便であり、ユーザ体験が向上される。また、回転バックル構成11は外周に設けられ
、電気係合構成は内周に設けられ、双方の互い協働により、全体的な接続構成はより安定
かつ頑固となり、受力点の分布が均一であり、接続後の安全性がより高くなる。
【0039】
日本国のライトマンティング関係の基準にしたがって、シーリングライト20の頂面に引
掛け器16が取り付けられてもよい。引掛け器16は、マンティングフレームによりシー
リングライト20の頂面に取外可能に固定され、ひいては、天井に固定されている。これ
によりシーリングライトの固定が完成する。引掛け器によりシーリングライトの取り付け
を実現することにより、取付も取外も便利である。この引掛け器は、導電ワイヤの接続ピ
ンとしての機能も発揮する。
【0040】
サクションケージング20のサクションディスク10との反対側面に、第1溝体15の周
りに第2溝体が形成される。第2溝体は環状を呈し、電源ユニット21とコントロール基
板22は第2溝体内に設けられている。
【0041】
本発明は、シーリングライトの内部空間を十分に利用する。サクションディスク10を収
納するために第1溝体15を形成する。これによりシーリングライトを壁面に貼合して取
り付けることができる。そして、第1溝体15の形状に合わせて別の凹溝が形成され、す
なわち第2溝体である。本発明は、電源ユニット21とコントロール基板22等を第2溝
体内に配置することにより、該空間を有効的に利用する。このようにして、シーリングラ
イト内の各部材の分布がよりコンパクト化になり、相対的に全体小型化が実現され得る。
【0042】
サクションディスク10に若干の固定貫通孔14が貫通形成されている。
固定ネジまたは他の締合手段が固定貫通孔14を貫通することにより固定ディスクを壁面
に固定する。
サクションディスク10のサクションケージング20との反対側面にコネクタ端子131
が設置される。コネクタ端子131とサクションディスク10に設けられる電気係合構成
とが電気接続される。コネクタ端子131に導電ワイヤが外接される。組立て際に一回だ
けの接続で十分であり、以降のシーリングライトの取付時に再びワイヤの接続が要らなく
、効率が向上されている。
【0043】
コネクタ端子131は、ゼロ端子、ライフ端子と、およびグラウンド端子とを含む。
案内シェル30は、ファン70上に覆設される。案内シェル30の内周壁に軸芯に対向し
て均一に若干の案内板ユニット32が一周形成されている。若干の案内板ユニット32間
の隙間は風孔31に連通する。
案内板ユニット32により気流を安定的に導くことができる。案内板から進気するか出気
するかにかかわらず、均一的な気流出入が可能となり、これによって、気流の流動による
雑音を減少させ、濾過効果がより良好となる。
【0044】
案内板ユニット32は第1案内板321および第2案内板322を含む。第1案内板32
1は第2案内板322より延伸長度が大きく、且つ若干の第1案内板321同士は等間隔
にて設置される。第2案内板322は隣り合う両第1案内板321の間に設置されている

第1案内板321により気流が大きく導流され、そして若干の第2風板によりさらに均一
分流されるようにして、均一進気や出気を実現する。
【0045】
第1案内板321には、案内シェル30の軸向に並行して第2収納チャンバーに連通する
貫通孔3211が貫通形成されている。
高効率の進気出気を実現するために、濾過効率をあげるようにして、出気口と進気口の間
に一定の間隔が設定される。光源板41と電源ユニット21、コントロール基板22との
間はファン70により隔てられている。第1案内板321上における貫通孔3211は、
接続ワイヤを貫通するために用いられる。光源板41、電源ユニット21とコントロール
基板22の間は電気接続される。このような構成により、十分な気密性を保障するととも
に、隣り合う部材間の電気接続も実現され得る。そして、合理的かつ適宜的な部材の位置
設置という本願の基本的な思想に合わせて、コンパクト的な構成の上で、照明機能と空気
浄化機能のバランス化および高効率といった技術効果も得られる。
【0046】
濾網ユニット60は柱状を呈するとともに収納溝が形成される濾網フレーム61と、濾網
フレーム61の内底面に装着される濾網とを含む。濾網フレーム61の上縁における外側
ネジ部62が貫通溝の内壁に接続されている。
【0047】
濾網フレーム61の底部に若干の通風孔611が形成される。濾網フレーム61の底部の
通風孔611は気流を通過させるために用いられ、そして全体として支持フレームの構成
を構成し、濾網等の濾過部材を配置するために用いられ得る。
【0048】
濾網ユニット60はさらに、濾網フレーム61の下方に設けられるバッフル63と、およ
びバッフル63と濾網フレーム61の底面を接続するリンク64とを含む。
バッフル63を備えることにより、濾網フレーム61を遮蔽し、全体外観に寄与するとと
もに、風口の大小を有効に限定し、気流の通過が整然となる。例えば風路におけるシーリ
ングライト進入際は、外部空気がバッフル63と風路の入口縁から流れ込むとされなけれ
ばならなく、これにより進気量と進気方向を有効にコントロールすることができる。風路
におけるバッフル63からの空気排出際は、バッフル63は分流機能を発揮し、濾過後の
空気を均一的に各箇所へ分散させるようにする。
ファン70と濾網ユニット60との間に第2ライト本体42が設けられている。
濾網に殺菌塗層が塗装されている。
殺菌塗層は、二酸化チタンとナノ銀を含む。
第2ライト本体42はUV等、または常用の照明灯とする。
【0049】
ライト本体からの光照射の下で、二酸化チタンは光触媒反応物として強い触媒分解机能を
生み出し、空气中の有毒有害ガスを効果的に分解し、細菌や真菌から放出される毒素を分
解および无害化処理するとともに、消臭、抗汚、空气浄化などの機能も有する。ナノ銀は
広域抗菌機能を持ち、細菌の大部分を効果的に抑制することができる。
図15に示すように、ライトカバー50とメインハウジング40から第1組立体を構成す
る。濾網ユニット60と案内シェル30から第2組立体を構成する。第1組立体は第2組
立体に取外可能に設けられている。
【0050】
ライトカバー50とメインハウジング40を組み合わせて第1組立体、即ち照明本体を構
成する。案内シェル30と濾網ユニット60を組み合わせて第2組立体、即ち浄化主体を
構成する。実際の使用際は、自分の好みによってユーザは異なる照明本体と浄化主体を交
換することができる。これにより多様化の組み合わせを実現することができる。照明本体
は故障を発生する時に、照明本体を単独に取外して修理を行うことができ、シーリングラ
イト全体を取り外す必要がなく、さらにフレキシブル性と多様性をさらに向上する。
実際に取り外すべく、まず濾網ユニット60を回して緩ませて、取外して、そして第1組
立体を案内シェル30の底端から離す。このようにして、第1組立体、すなわち照明本体
の分離を実現することができる。
【0051】
第1組立体の頂面と案内シェル30の底面との間に接続挿口および締合ネジが設けられて
もよく、これにより、固定接続および電気接続を実現することができる。
【0052】
なお、衝突がない場合には、本願における実施例及び実施例における特徴を互いに結合し
てもよい。以上は、本発明の好適な実施形態にすぎない。本発明をいかなる形式において
も限定するものではない。本発明の技術的実質に基づいて以上の実施例に対して行ったい
かなる簡単な修正も、同等の変化と修飾は、いずれも本発明の技術案の範囲に属する。
図1
図2
図3
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