(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-01-24
(45)【発行日】2024-02-01
(54)【発明の名称】スピリッツ
(51)【国際特許分類】
C12G 3/07 20060101AFI20240125BHJP
C12H 6/02 20190101ALI20240125BHJP
C12G 3/055 20190101ALI20240125BHJP
【FI】
C12G3/07
C12H6/02
C12G3/055
(21)【出願番号】P 2023129000
(22)【出願日】2023-08-08
【審査請求日】2023-08-08
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】523294788
【氏名又は名称】株式会社SUPER BLOOM
(74)【代理人】
【識別番号】100092783
【氏名又は名称】小林 浩
(74)【代理人】
【識別番号】100158481
【氏名又は名称】石原 俊秀
(72)【発明者】
【氏名】藤原 朋哉
【審査官】村松 宏紀
(56)【参考文献】
【文献】sevenbrothersdistillingco, Instagram[online], 2023年2月22日[検索日:2023年9月22日],https://www.instagram.com/p/Co7p05Xt0xP/
【文献】Our Spirits, Spirits-Seven Brothers Distilling Co.[online], (検索日:2023年9月22日),https://www.sevenbrothersdistillingco.com/products
【文献】スピリッツ入門 ジン, Liqueur & Cocktail サントリー[online], 2022年4月6日[検索日:2023年9月22日],https://web.archive.org/web/20220406232908/https://www.suntory.co.jp/wnb/guide/spirits/03/02.html
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C12G、C12H
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
原材料としてパロサント及びボタニカルを用いた、スピリッツであって、
前記ボタニカルは、ジュニパーベリー、ジンジャー、シナモン、アールグレイ、クローブ、およびカルダモンのすべてを含む、スピリッツ。
【請求項2】
アルコール度数が20~99(v/v)%である、請求項
1に記載のスピリッツ。
【請求項3】
ベーススピリッツ及びボタニカルを含む原料液を蒸留する工程であって、
前記原料液をパロサントに接触させる工程(a)を含み、
前記ボタニカルは、ジュニパーベリー、ジンジャー、シナモン、アールグレイ、クローブ、およびカルダモンのすべてを含む、
スピリッツの製造方法。
【請求項4】
工程(a)が、前記原料液の蒸気をパロサントに接触させる工程である、請求項
3に記載のスピリッツの製造方法。
【請求項5】
前記スピリッツのアルコール度数が20~99(v/v)%である、請求項
3又は4に記載のスピリッツの製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スピリッツ、及び、スピリッツの製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、最近の消費者の多様化した好みに応じて、様々なスピリッツが開発されている。
例えば、特許文献1には、ブドウの花を原料用アルコールにボタニカル浸漬し、蒸留工程及び抽出工程を経て得られた第1の抽出液と、前記花を水に浸漬し、蒸留工程及び抽出工程を経て得られた第2の抽出液とをブレンドすることで、ブドウの花の香を有するクラフトジンの製造方法に関する発明が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような状況下、消費者の多様な好みに応じたスピリッツが要望されており、例えば、心地よいウッディな香りを有しつつ、さらに柑橘系やミント系等の爽やかな香りも感じ得るスピリッツが求められている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様は、パロサイトを用いたスピリッツ及びそのスピリッツの製造方法を提供する。
具体的態様としては、下記[1]~[13]の態様を提供する。
[1]原材料としてパロサントを用いた、スピリッツ。
[2]前記スピリッツが、ジン、ウォッカ、ラム、又はテキーラである、上記[1]に記載のスピリッツ。
[3]原材料として、さらに、ジュニパーベリーを含むボタニカルを用いた、上記[1]に記載のスピリッツ。
[4]前記ボタニカルが、さらにジンジャー、シナモン、アールグレイ、クローブ、およびカルダモンから選ばれる1種以上を含む、上記[3]に記載のスピリッツ。
[5]前記ボタニカルが、さらにクローブを含む、上記[3]に記載のスピリッツ。
[6]アルコール度数が20~99(v/v)%である、上記[1]~[5]のいずれか一項に記載のスピリッツ。
[7]ベーススピリッツを含む原料液を蒸留する工程であって、前記原料液をパロサントに接触させる工程(a)を含む、スピリッツの製造方法。
[8]工程(a)が、前記原料液の蒸気をパロサントに接触させる工程である、上記[7]に記載のスピリッツの製造方法。
[9]前記スピリッツが、ジン、ウォッカ、ラム、又はテキーラである、上記[7]又は[8]に記載のスピリッツの製造方法。
[10]前記原料液が、少なくともジュニパーベリーを含むボタニカルを含有する、上記[7]又は[8]に記載のスピリッツの製造方法。
[11]前記ボタニカルが、さらにジンジャー、シナモン、アールグレイ、クローブ、およびカルダモンから選ばれる1種以上を含む、上記[10]に記載のスピリッツの製造方法。
[12]前記ボタニカルが、さらにクローブを含む、上記[10]に記載のスピリッツの製造方法。
[13]前記スピリッツのアルコール度数が20~99(v/v)%である、上記[7]~[12]のいずれか一項に記載のスピリッツの製造方法。
【発明の効果】
【0006】
本発明の好適な一態様のスピリッツは、例えば、心地よいウッディな香りを有しつつ、さらに柑橘系やミント系等の爽やかな香りも感じ得る飲料となり得る。
【発明を実施するための形態】
【0007】
1.スピリッツについて
本明細書において、「スピリッツ」とは、令和4年6月17日が施行日の酒税法第3条第20号で「スピリッツ」として定義される酒類であって、具体的には、同条第7号から第19号までに掲げる酒類以外の酒類でエキス分が2度未満のものを意味する。
本発明の一態様のスピリッツとしては、例えば、ジン、ウォッカ、ラム、テキーラ等は含まれるが、一般的なウイスキーやブランデーは除外される。
【0008】
本発明の一態様のスピリッツは、例えば、米、大麦、小麦、ライ麦、そば、トウモロコシ、さとうきび等の穀物や、ジャガイモ等の芋類、ブルーアガベ等の植物を主原料として、必要に応じて糖化処理を行った後、発酵処理を経て得られた発酵液を、蒸留して得られる蒸留酒が挙げられる。
なお、例えば、サトウキビを用いる場合は、サトウキビは既に糖を含んでいるため、糖化処理は不要となる。糖化処理を行う場合には、麦芽糖の酵素剤を必要に応じて用いてもよい。
また、本発明の一態様のスピリッツは、上記の主原料に加えて、ハーブやスパイス等の香草類(以下「ボタニカル」ともいう)を用いてもよい。
【0009】
本発明の一態様のスピリッツがジンである場合には、上述のとおり得られた前記蒸留酒に、ジュニパーベリーを含むボタニカルを用いて、再度蒸留することでジンとすることができる。
【0010】
本発明の一態様のスピリッツがウォッカである場合には、上述のとおり得られた前記蒸留酒を白樺炭等で濾過することで、ウォッカとすることができる。
【0011】
本発明の一態様のスピリッツがラムである場合には、原材料としてサトウキビを用いて、サトウキビのしぼり汁を煮詰め、砂糖を結晶化させた後の糖蜜を、発酵及び蒸留することで、ラムとすることができる。
【0012】
本発明の一態様のスピリッツがテキーラである場合、主原料としてブルーアガベを含む原料を蒸し焼きにして糖化し、さらに圧搾して糖液を得た後、発酵及び蒸留することで、テキーラとすることができる。
【0013】
本発明の一態様のスピリッツは、原材料としてパロサントを用いた飲料である。
本発明の一態様で用いるパロサントとは、緑壇やグアヤカン等とも呼ばれ、パラグアイやアルゼンチンで生息する甘い香りがする香木であって、例えば、ハマビシ科のパロサント(Gonopterodendron sarmientoi)や、カンラン科のパロサント(Bursera graveolens)等が挙げられる。
【0014】
本発明の一態様のスピリッツは、原材料としてパロサントを用いることで、パロサントが有する香味を付与した飲料となり、例えば、心地よいウッディな香りを有しつつ、さらに柑橘系やミント系等の爽やかな香りも感じ得る飲料となり得る。
上記観点から、本発明の一態様のスピリッツは、蒸留の際にパロサントを用いた飲料であることが好ましく、蒸留の際に原料液の蒸気をパロサントに接触させて得られる飲料であることがより好ましい。
【0015】
本発明の一態様のスピリッツは、原材料として穀物を用いて糖化処理及び発酵工程を経て得られた発酵液を蒸留して得られるベーススピリッツに、パロサントと用いてパロサントが有する香味が付与された飲料であることが好ましい。
このようなベーススピリッツを用いることで、パロサントが有する香味が飲料に付加され、心地よいウッディな香りをより有しつつ、さらに柑橘系やミント系等の爽やかな香りもより感じ得る飲料となり易い。
上記観点から、前記ベーススピリッツの原材料となる穀物は、米、大麦、小麦、ライ麦、及びトウモロコシから選ばれる1種以上が好ましく、米がより好ましい。
【0016】
また、本発明の一態様のスピリッツは、原材料として、パロサントと共に、さらに、ジュニパーベリーを含むボタニカルを用いた飲料であることが好ましい。
パロサントが有する香味は、ジュニパーベリーを含むボタニカルを用いて得られるスピリッツとの相性が良く、パロサントの香味による、心地よいウッディな香りと、柑橘系やミント系等の爽やかな香りとが引き立つ飲料とすることができる。
上記観点から、前記ボタニカルは、少なくともジュニパーベリーを含むことが好ましいが、ジュニパーベリーと共に、さらにジンジャー、シナモン、アールグレイ、クローブ、およびカルダモンから選ばれる1種以上とを含むことがより好ましく、ジュニパーベリーと、少なくともクローブとを含むことが更に好ましく、ジュニパーベリーと、クローブと、ジンジャー、シナモン、アールグレイおよびカルダモンから選ばれる1種以上とを含むことがより更に好ましく、ジュニパーベリー、クローブ、ジンジャー、シナモン、アールグレイ、およびカルダモンをすべて含むことが特に好ましい。
【0017】
本発明の一態様のスピリッツのアルコール度数は、20(v/v)%以上、25(v/v)%以上、30(v/v)%以上、35(v/v)%以上、40(v/v)%以上、45(v/v)%以上、50(v/v)%以上、55(v/v)%以上、60(v/v)%以上、65(v/v)%以上、70(v/v)%以上、75(v/v)%以上、80(v/v)%以上、85(v/v)%以上、90(v/v)%以上、又は95(v/v)%以上としてもよく、また、99(v/v)%以下、95(v/v)%以下、90(v/v)%以下、85(v/v)%以下、80(v/v)%以下、75(v/v)%以下、70(v/v)%以下、65(v/v)%以下、60(v/v)%以下、55(v/v)%以下、50(v/v)%以下、45(v/v)%以下、40(v/v)%以下、35(v/v)%以下、30(v/v)%以下、又は25(v/v)%以下としてもよい。
【0018】
なお、本明細書において、アルコール度数は、体積/体積基準の百分率((v/v)%)で示されるものを意味する。また、スピリッツのアルコール度数は、振動式密度計によって測定することができる。
本発明の一態様のスピリッツのアルコール度数は、蒸留工程における蒸留温度、蒸留時間、蒸留圧力等を適宜設定することで調整することができる。
【0019】
本発明の一態様のスピリッツは、容器に詰められた容器詰め飲料の態様であってもよい。当該容器としては、例えば、ビン、ペットボトル、缶、ボトル缶、樽等が挙げられる。
【0020】
2.スピリッツの製造方法について
本発明の一態様のスピリッツの製造方法としては、特に制限は無いが、下記工程(a)を有する製造方法であることが好ましい。
・工程(a):ベーススピリッツを含む原料液を蒸留する工程であって、前記原料液をパロサントに接触させる工程。
なお、本発明の一態様の製造方法で製造されるスピリッツは、上述の通りであるが、ジン、ウォッカ、ラム、又はテキーラであることが好ましく、ジンであることがより好ましい。
【0021】
工程(a)におけるベーススピリッツは、上述の穀物、芋類、植物等の原材料を用いて、必要に応じて糖化処理をし、少なくとも発酵処理及び蒸留を経て得られた蒸留酒であってもよく、発酵処理後の発酵液であってもよい。
また、前記蒸留酒及び前記発酵液には、水を加えて、アルコール度数を調整してもよい。
【0022】
例えば、ジンを製造する場合には、ジュニパーベリーを含むボタニカルを用いる前の蒸留酒(ニュートラルスピリッツ)をベーススピリッツとすることができる。
なお、ジュニパーベリーを含むボタニカルを用いて、ボタニカルの香味を付与する工程は、工程(a)の蒸留工程で同時に行ってもよく、もしくは、工程(a)の後に別途蒸留して行ってもよい。
【0023】
ウォッカを製造する場合には、白樺炭等で濾過をする前の蒸留酒をベーススピリッツとすることができる。そして、工程(a)で再蒸留をした後に、白樺炭等で濾過する工程を経ることで、パロサントの香味を付与したウォッカを製造することができる。
【0024】
ラムを製造する場合には、サトウキビを用いた糖蜜を発酵した後の発酵液をベーススピリッツとすることができる。そして、工程(a)の蒸留を経て、パロサントの香味を付与したラムを製造することができる。
【0025】
テキーラを製造する場合、ブルーアガベを含む原料を用いて得た糖液を発酵した後の発酵液をベーススピリッツとすることができる。そして、工程(a)の蒸留を経て、パロサントの香味を付与したテキーラを製造することができる。
【0026】
なお、ベーススピリッツとして、ジン、ウォッカ、ラム、又はテキーラを用いて、工程(a)の蒸留を行って、パロサントの香味を付与した飲料としてもよい。
【0027】
工程(a)における原料液には、ベーススピリッツ以外の成分を含有してもよく、例えば、ボタニカルを含有してもよい。
前記ボタニカルとしては、少なくともジュニパーベリーを含むことが好ましく、ジュニパーベリーと共に、さらにジンジャー、シナモン、アールグレイ、クローブ、およびカルダモンから選ばれる1種以上とを含むことがより好ましく、ジュニパーベリーと、少なくともクローブとを含むことが更に好ましく、ジュニパーベリーと、クローブと、ジンジャー、シナモン、アールグレイおよびカルダモンから選ばれる1種以上とを含むことがより更に好ましく、ジュニパーベリー、クローブ、ジンジャー、シナモン、アールグレイ、およびカルダモンをすべて含むことが特に好ましい。
【0028】
原料液がボタニカルを含有する場合、ベーススピリッツに十分に浸漬させることが好ましい。
浸漬時間としては、1時間以上、3時間以上、6時間以上、12時間以上、18時間以上、24時間以上、30時間以上、36時間以上、42時間以上、又は48時間以上としてもよく、また、100時間以下、90時間以下、80時間以下、70時間以下、又は60時間以下としてもよい。
【0029】
また、原料液が、ジュニパーベリーと、ジュニパーベリー以外のボタニカルを含有する場合、ベーススピリッツに、先にジュニパーベリーを投入して浸漬させた後に、ジュニパーベリー以外のボタニカルを投入して浸漬させてもよい。
ジュニパーベリーの浸漬時間としては、1時間以上、3時間以上、6時間以上、12時間以上、18時間以上、24時間以上、30時間以上、36時間以上、42時間以上、又は48時間以上としてもよく、また、100時間以下、90時間以下、80時間以下、70時間以下、又は60時間以下としてもよい。
ジュニパーベリー以外のボタニカルの浸漬時間としては、1時間以上、3時間以上、6時間以上、12時間以上、18時間以上、又は24時間以上としてもよく、また、100時間以下、90時間以下、80時間以下、70時間以下、60時間以下、50時間以下、40時間以下、又は30時間以下としてもよい。
【0030】
工程(a)において、原料液をパロサントに接触させる方法としては、原料液にパロサントを投入して浸漬させる方法であってもよく、蒸留により生じる原料液の蒸気をパロサントに接触させる方法であってもよいが、心地よいウッディな香りと、柑橘系やミント系等の爽やかな香りとがより引き立つ飲料とする観点から、蒸留により生じる原料液の蒸気をパロサントに接触させる方法が好ましい。
【0031】
工程(a)における蒸留時間としては、0.5時間以上、1時間以上、1.5時間以上、2時間以上、2.5時間以上、3時間以上、又は3.5時間以上としてもよく、また、24時間以下、12時間以下、6時間以下、5時間以下、又は4時間以下としてもよい。
【0032】
工程(a)の蒸留を経て得られたスピリッツは、水を加えて、上述の範囲となるようにアルコール度数を調整してもよい。
【0033】
このようにして得られたスピリッツは、所定の容器に充填して容器詰め飲料として市場に流通することができる。スピリッツの容器詰め方法としては、特に限定されず、当業者に周知の容器詰め方法を用いることができる。
【実施例】
【0034】
以下、実施例により本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれら実施例によっては制限されない。
【0035】
実施例1
米を用いてアルコール発酵を経て得た、アルコール度数95(v/v)%のニュートラルスピリッツに、水を加えて、アルコール度数が50(v/v)%のベーススピリッツを調製した。
次に、このベーススピリッツに、ボタニカルとして、ジュニパーベリーを投入して24時間浸漬し、さらに、ジンジャー、シナモン、アールグレイ、クローブ、及びカルダモンを投入し24時間浸漬した後、水を加えて、アルコール度数が33(v/v)%の原料液を調製した。
調製した原料液を単式蒸留器の蒸留釜に入れ、単式蒸留器の内部の上部にある円筒(ジン・ヘッド)内にパロサントを設置し、原料液を蒸留することで、原料液の蒸気がパロサントに接触するようにした。そして、原料液の蒸留を4時間行い、蒸留後の抽出液に、水を加えて、アルコール度数が40(v/v)%のジンを製造した。
【0036】
比較例1
ジン・ヘッド内にパロサントを設置しなかった以外は、実施例1と同様にして、アルコール度数が40(v/v)%のジンを製造した。
【0037】
[官能評価]
4℃および25℃にそれぞれ調整した実施例1と比較例1で製造したジンをについて、日頃から訓練を受けているパネラー5人が試飲して比較したところ、5人全員が、実施例1のジンは、4℃および25℃のいずれにおいても、比較例1のジンに比べて、心地よいウッディな香りを有しつつ、さらに柑橘系やミント系等の爽やかな香りも感じられる飲料であると判断した。
【要約】
【課題】心地よいウッディな香りを有しつつ、さらに柑橘系やミント系等の爽やかな香りも感じ得るスピリッツが求められている。
【解決手段】原材料としてパロサントを用いた、スピリッツ。
【選択図】なし