(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-01-24
(45)【発行日】2024-02-01
(54)【発明の名称】端末の接続方法及び端末
(51)【国際特許分類】
H04W 76/14 20180101AFI20240125BHJP
H04W 92/18 20090101ALI20240125BHJP
H04W 4/40 20180101ALI20240125BHJP
【FI】
H04W76/14
H04W92/18
H04W4/40
(21)【出願番号】P 2021557110
(86)(22)【出願日】2019-03-28
(86)【国際出願番号】 CN2019080229
(87)【国際公開番号】W WO2020191757
(87)【国際公開日】2020-10-01
【審査請求日】2022-03-02
(73)【特許権者】
【識別番号】516227559
【氏名又は名称】オッポ広東移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGDONG OPPO MOBILE TELECOMMUNICATIONS CORP., LTD.
【住所又は居所原語表記】No. 18 Haibin Road,Wusha, Chang’an,Dongguan, Guangdong 523860 China
(74)【代理人】
【識別番号】100091487
【氏名又は名称】中村 行孝
(74)【代理人】
【識別番号】100120031
【氏名又は名称】宮嶋 学
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【氏名又は名称】関根 毅
(74)【代理人】
【識別番号】100152205
【氏名又は名称】吉田 昌司
(74)【代理人】
【識別番号】100137523
【氏名又は名称】出口 智也
(74)【代理人】
【識別番号】100096921
【氏名又は名称】吉元 弘
(72)【発明者】
【氏名】ルー、チエンシー
(72)【発明者】
【氏名】リウ、ジェンファ
(72)【発明者】
【氏名】チャオ、チェンシャン
(72)【発明者】
【氏名】リン、ホエイ-ミン
【審査官】久松 和之
(56)【参考文献】
【文献】中国特許出願公開第106162930(CN,A)
【文献】OPPO,Discussion on QoS for NR-V2X,3GPP TSG-RAN WG2 #105 R2-1900173,2019年02月15日
【文献】Qualcomm Incorporated,Discussion on QoS design for NR PC5 communication,3GPP TSG RAN WG2 #105 R2-1901729,2019年02月15日
【文献】InterDigital Inc.,Further Details on Link Establishment Procedure,3GPP TSG RAN WG2 #105 R2-1901580,2019年02月15日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24 - 7/26
H04W 4/00 - 99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末の接続方法であって、
第1端末が第1メッセージを第2端末に送信することを含み、前記第1メッセージは、第1アクセス層構成パラメータを含み、前記第1アクセス層構成パラメータは、前記第1端末と通信できるように前記第2端末によってアクセス層のパラメータを構成するために使用され、
前記第1端末が第1メッセージを第2端末に送信する前に、前記端末の接続方法は、
前記第1端末が、前記第1端末及び前記第2端末に対応する第1セットのサービス品質(QoS)属性情報を第1ネットワーク機器に送信することを更に含み、前記第1セットのQoS属性情報は、PC5 5G QoS インジケータ(PQI)、データレート要件、通信範囲要件、及びQoSフロー識別子(QFI)を含
み、
前記端末の接続方法は、
前記第1端末が、前記第2端末によって送信される第2メッセージを受信することを更に含み、前記第2メッセージは、第2アクセス層構成パラメータを含み、
前記第1端末は、以下の条件のうちの少なくとも1つが満たされる場合、前記第2メッセージを受信し、前記条件は、
前記第1端末及び/又は前記第2端末によって使用されるベアラが、既存の接続のベアラとは異なること、及び
前記第1端末及び/又は前記第2端末によって使用されるベアラが、既存の接続のベアラと同じであるが、構成された宛先端末が異なること、を含む、端末の接続方法。
【請求項2】
前記第2メッセージは、アクセス層構成パラメータの変更を要求するために使用される、
請求項
1に記載の端末の接続方法。
【請求項3】
前記端末の接続方法は、
前記第1端末が、第3アクセス層構成パラメータを含む第3メッセージを前記第2端末に送信することを更に含み、前記第3メッセージは、前記第2端末が前記第3メッセージに含まれる前記第3アクセス層構成パラメータに基づいてアクセス層のパラメータを構成するために使用される、
請求項
2に記載の端末の接続方法。
【請求項4】
第1端末であって、
第1メッセージを第2端末に送信するように構成される第1通信ユニットを備え、前記第1メッセージは、第1アクセス層構成パラメータを含み、前記第1アクセス層構成パラメータは、前記第1端末と通信できるように前記第2端末によってアクセス層のパラメータを構成するために使用され、
前記第1通信ユニットは更に、前記第1メッセージを前記第2端末に送信する前に、前記第1端末及び前記第2端末に対応する第1セットのQoS属性情報を第1ネットワーク機器に送信するように構成され、前記第1セットのQoS属性情報は、PQI、データレート要件、通信範囲要件、及びQFIを含
み、
前記第1通信ユニットは更に、前記第2端末によって送信される第2メッセージを受信するように構成され、前記第2メッセージは、第2アクセス層構成パラメータを含み、
前記第1通信ユニットは、以下の条件のうちの少なくとも1つが満たされる場合、前記第2メッセージを受信するように構成され、前記条件は、
前記第1端末及び/又は前記第2端末によって使用されるベアラが、既存の接続のベアラとは異なること、
前記第1端末及び/又は前記第2端末によって使用されるベアラが、既存の接続のベアラと同じであるが、構成された宛先端末が異なること、を含む、第1端末。
【請求項5】
前記第2メッセージは、アクセス層構成パラメータの変更を要求するために使用される、
請求項
4に記載の第1端末。
【請求項6】
前記第1通信ユニットは更に、第3アクセス層構成パラメータを含む第3メッセージを前記第2端末に送信するように構成され、前記第3メッセージは、前記第2端末が前記第3メッセージに含まれる前記第3アクセス層構成パラメータに基づいてアクセス層のパラメータを構成するために使用される、
請求項
5に記載の第1端末。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、車両インターネット通信技術分野に関し、具体的には、端末の接続方法及び端末に関する。
【背景技術】
【0002】
装置対装置通信は、装置対装置(D2D:Device to Device)ベースのサイドリンク(SL:SideLink)伝送技術であり、基地局を介して通信データを送受信する従来のセルラシステムとは異なり、車両インターネットシステムは、端末間で直接通信する方式を採用するため、スペクトル効率が高く、伝送遅延が低い。
【0003】
ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)の車両対モノ(V2X:Vehicle to Everything)の車両インターネットシステムでは、主なサービスはブロードキャストサービスであるため、端末間の接続の概念はなく、ましてや、端末間の接続に関する管理メカニズムもない。ニューラル(NR:New Radio)のV2Xの車両インターネットシステムでは、端末間の接続の概念があるが、現在、アクセス層での端末間の接続の管理を含む、端末間の接続に関する管理メカニズムがない。これに基づくと、現在では、アクセス層での端末間の接続を管理するための効果的な解決策はない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願実施例は、端末の接続方法及び端末を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1態様によれば、本願実施例は、端末の接続方法を提供し、前記端末の接続方法は、第1端末が第1メッセージを第2端末に送信することを含み、前記第1メッセージは、第1アクセス層構成パラメータを含み、前記第1アクセス層構成パラメータは、前記第1端末と通信できるように前記第2端末によってアクセス層のパラメータを構成するために使用される。
【0006】
第2態様によれば、本願実施例は、端末の接続方法を提供し、前記端末の接続方法は、第2端末が第1端末によって送信される第1メッセージを受信することであって、前記第1メッセージは、第1アクセス層構成パラメータを含むことと、前記第2端末が、前記第1端末と通信するために、前記第1アクセス層構成パラメータに基づいてアクセス層のパラメータを構成することと、を含む。
【0007】
第3態様によれば、本願実施例は、端末を提供し、前記端末は第1端末であり、前記端末は、第1メッセージを第2端末に送信するように構成される第1通信ユニットを備え、前記第1メッセージは、第1アクセス層構成パラメータを含み、前記第1アクセス層構成パラメータは、前記第1端末と通信できるように前記第2端末によってアクセス層のパラメータを構成するために使用される。
【0008】
第4態様によれば、本願実施例は、端末を提供し、前記端末は第2端末であり、前記端末は、第2通信ユニット及び第2処理ユニットを備え、
前記第2通信ユニットは、第1端末によって送信される第1メッセージを受信するように構成され、前記第1メッセージは、第1アクセス層構成パラメータを含み、
前記第2処理ユニットは、前記第1端末と通信するために、前記第1アクセス層構成パラメータに基づいてアクセス層のパラメータを構成するように構成される。
【0009】
第5態様によれば、本願実施例は、端末を提供し、前記端末は、プロセッサと、メモリとを備える。当該メモリは、コンピュータプログラムを記憶するように構成され、当該プロセッサは、当該メモリに記憶されているコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、上記の第1態様又は第2態様に記載の端末の接続方法を実行するように構成される。
【0010】
本願実施例は、上記の端末の接続方法を実現するためのチップを提供する。
【0011】
具体的には、当該チップは、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、当該チップが搭載された機器に、上記の第1態様又は第2態様に記載の端末の接続方法を実行させるように構成されるプロセッサを備える。
【0012】
本願実施例は、コンピュータプログラムが記憶されたコンピュータ可読記憶媒体を提供し、当該コンピュータプログラムは、コンピュータに、上記の第1態様又は第2態様に記載の端末の接続方法を実行させる。
【0013】
本願実施例は、コンピュータプログラム製品を提供し、前記コンピュータプログラムは、コンピュータプログラム命令を含み、当該コンピュータプログラム命令は、コンピュータに、上記の第1態様又は第2態様に記載の端末の接続方法を実行させる。
【0014】
本願実施例は、コンピュータプログラムを提供し、前記コンピュータプログラムがコンピュータによって実行されるときに、コンピュータに、上記の第1態様又は第2態様に記載の端末の接続方法を実行させる。
【0015】
本願実施例による技術的解決策によれば、第1端末は、第1アクセス層構成パラメータを含む第1メッセージを第2端末に送信し、第2端末は、第1アクセス層構成パラメータに基づいてアクセス層のパラメータを構成することにより、第1端末と第2端末との間のD2D通信を実現し、端末間のアクセス層の接続の管理を実現する。
【図面の簡単な説明】
【0016】
ここで説明する図面は本願を一層理解させるためのものであり、本願の一部を構成し、本願の例示的な実施例及びその説明は本願を解釈するもので、本願を不適切に限定するものではない。
【
図1a】本願実施例に係る車両インターネットシステムアーキテクチャの概略図である。
【
図1b】本願実施例に係る車両インターネットシステムアーキテクチャの概略図である。
【
図2】本願実施例に係る端末の接続方法の第1のフローチャートである。
【
図3】本願実施例に係る、端末の接続方法における相互作用プロセスの第1の概略図である。
【
図4】本願実施例に係る端末の接続方法の第2のフローチャートである。
【
図5】本願実施例に係る、端末の接続方法における相互作用プロセスの第2の概略図である。
【
図6】本願実施例に係る端末の接続方法の第3のフローチャートである。
【
図7】本願実施例に係る、端末の接続方法における相互作用プロセスの第3の概略図である。
【
図8】本願実施例に係る端末の構成の第1の概略構造図である。
【
図9】本願実施例に係る端末の構成の第2の概略構造図である。
【
図10】本願実施例に係る端末の構成の第3の概略構造図である。
【
図11】本願実施例に係る端末の概略構造図である。
【
図12】本願実施例に係るチップの概略構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本願実施例における図面を参照して、本願実施例における技術的解決策を説明するが、説明された実施例は、本願実施例の一部に過ぎず、実施例の全部ではないことは明らかであろう。本願実施例に基づき、創造的な努力なしに当業者が取得した他のすべての実施例は、本願の保護範囲に含まれる。
【0018】
本願実施例の技術的解決策は、車両インターネットシステムに適用でき、車両インターネットは、車両の位置、速度及びルートなどの情報で構成された大規模なインタラクティブインターネットである。全地球測位システム(GPS:Global Positioning System)、無線周波数識別(RFID:Radio Frequency IDentification)、センサ、カメラ、画像処理装置などの装置を介して、車両は、車両自体の環境及び状態情報を収集することができ、インターネット技術により、すべての車両が独自の様々な情報を中央処理装置に送信及び収束することができ、コンピュータ技術により、これらの大量の車両の情報を分析及び処理することにより、異なる車両の最適なルートを計算し、時間内に道路状況を報告し、信号機の周期を調整することができる。
【0019】
車両インターネットシステムにおけるデータ伝送は、モバイル通信システム、例えば、グローバル移動通信システム(GSM:Global System of Mobile communication)、コード分割多重アクセス(CDMA:Code Division Multiple Access)システム、広帯域コード分離多重アクセス(WCDMA:Wideband Code Division Multiple Access)システム、汎用パケット無線サービス(GPRS:General Packet Radio Service)、LTEシステム、LTE周波数分割複信(FDD:Frequency Division Duplex)システム、LTE時分割複信(TDD:Time Division Duplex)、ユニバーサル移動通信システム(UMTS:Universal Mobile Telecommunication System)、ワイマックス(WiMAX:Worldwide Interoperability for Microwave Access)通信システム又は5Gシステムなどに基づいて実現できる。
【0020】
例示的に、本願実施例に適用される車両インターネットシステムは、
図1a及び
図1bに示される。当該車両のネットワークシステムは、ネットワーク機器及び端末を含み得、ネットワーク機器は、端末(又は通信端末とも呼ばれる)と通信する機器であってもよい。ネットワーク機器は、特定の地理的エリアに通信カバレッジを提供することができ、当該カバレッジエリア内に位置する端末と通信することができる。例示的に、当該ネットワーク機器は、GSMシステム又はCDMAシステムの基地局(BTS:Base Transceiver Station)であってもよく、WCDMAシステムの基地局(NB:NodeB)であってもよく、さらに、LTEシステムの進化型基地局(eNB又はeNodeB:Evolutional Node B)、又はクラウド無線アクセスネットワーク(CRAN:Cloud Radio Access Network)無線コントローラであってもよい。
【0021】
本願実施例における端末は、車両に搭載された車載端末である。
【0022】
例示的に、
図1a及び
図1bにそれぞれ示されるように、本願実施例における車両インターネットシステムは、2つのデータ伝送モードを含み得る。
図1aを参照すると、端末の伝送リソースは、ダウンリンク(DL:DownLink)を介してネットワーク機器(例えば、
図1aのeNB)によって割り当てられる。端末は、ネットワーク機器によって割り当てられた伝送リソースに従って、サイドリンク(SL:SideLink)でデータ伝送を実行する。
図1bを参照すると、端末は、センシング(sensing)+予約(reservation)の伝送方式を採用する。端末は、リソースプールでセンシングすることにより、利用可能な伝送リソースセットを取得し、端末は、当該伝送リソースセットから1つの伝送リソースを選択し、選択された伝送リソースに基づいてSLを介してデータ伝送を実行する。
【0023】
例示的に、5Gシステム又は5Gネットワークは、NRシステム又はNRネットワークとも呼ばれることができる。
【0024】
図1a及び
図1bは、1つのネットワーク機器及び2つの端末を例示的に示しており、例示的に、当該車両インターネットシステムは、複数のネットワーク機器を含み得、各ネットワーク機器のカバレッジエリアには、他の数の端末が含まれ得、本願実施例は、これらに対して限定しない。
【0025】
例示的に、当該車両インターネットシステムは、ネットワークコントローラ、モバイル管理エンティティなどの他のネットワークエンティティをさらに備えることができ、本願実施例は、これらに対して限定しない。
【0026】
本願実施例では、車両インターネットシステムにおける通信機能を備えた機器は、通信機器と呼ばれることができることを理解されたい。
図1a及び
図1bに示された車両インターネットシステムを例にとると、通信機器は、通信機能を備えたネットワーク機器や端末であり得、ネットワーク機器及び端末は、上記のような特定の機器であってもよく、ここでは繰り返して説明しない。通信機器はまた、例えば、ネットワークコントローラ、モバイル管理エンティティなどの、車両インターネットシステムにおける他の機器であってもよく、本願実施例は、これらに対して限定しない。
【0027】
本明細書における「システム」及び「ネットワーク」という用語は、本明細書で常に互換的に使用されることを理解されたい。本明細書における「及び/又は」という用語は、関連付けられたオブジェクトを説明する単なる関連付けであり、3種類の関係が存在することができることを示し、例えば、A及び/又はBは、Aが独立で存在する場合、AとBが同時に存在する場合、Bが独立で存在する場合など3つの場合を表す。さらに、本明細書における記号「/」は、一般的に、コンテキストオブジェクトが「又は」の関係であることを示す。
【0028】
本出願の実施例の技術的解決策は、主に、5Gモバイル通信システムに適用され、もちろん、本出願の実施例の技術的解決策は、5Gモバイル通信システムに限定されず、他のタイプのモバイル通信システムに適用されることもできる。
【0029】
本願実施例は、端末の接続方法を提供する。
図2は、本願実施例に係る端末の接続方法の第1のフローチャートであり、
図2に示されたように、前記端末の接続方法は、次のステップを含む。
【0030】
ステップ11において、第1端末は第1メッセージを第2端末に送信し、前記第1メッセージは、第1アクセス層構成パラメータを含み、前記第1アクセス層構成パラメータは、前記第2端末がアクセス層のパラメータを構成するために使用される。
【0031】
ステップ12において、第2端末は、第1端末によって送信された第1メッセージを受信し、前記第1メッセージは、第1アクセス層構成パラメータを含む。
【0032】
ステップ13において、前記第2端末は、前記第1端末と通信するために、前記第1アクセス層構成パラメータに基づいてアクセス層のパラメータを構成する。
【0033】
本実施例では、前記第1アクセス層構成パラメータは、前記第2端末がサービスデータ適応プロトコル(SDAP:Service Data Adaptation Protocol)層、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP:Packet Data Convergence Protocol)層、無線リンク制御(RLC:Radio Link Control)層、メディアアクセス制御(MAC:Media Access Control)層、及び物理(PHY)層のうちの少なくとも1つのアクセス層のパラメータを構成するために使用される。前記第2端末が前記第1アクセス層構成パラメータに基づいてアクセス層のパラメータを構成した後、前記第1端末と前記第2端末との間のD2D通信が実現される。
【0034】
本実施例では、第1端末は、特定の条件下で第1メッセージを第2端末に送信することができる。本願の1つの可能な実施例において、前記第1端末が第1メッセージを第2端末に送信することは、前記第2端末が特定状態にある場合、前記第1端末が前記第1メッセージを前記第2端末に送信することを含み、前記特定状態は、前記第2端末が、前記第1端末が配置されているネットワークのカバレッジの外側にあること、前記第2端末がアイドル状態(IDLE状態)又は非活性化状態(Inactive状態)にあること、及び前記第2端末に対応するリソース選択モードが、前記第2端末が自律的にリソースを選択するモードであることのうちの少なくとも1つを含む。
【0035】
この場合、1つの実施例において、前記第1端末が第1メッセージを第2端末に送信する前に、前記端末の接続方法は、前記第1端末が前記第2端末によって送信される第4メッセージを受信することを更に含み、前記第4メッセージは、前記第2端末が特定状態にあることを指示する。
【0036】
すなわち、第2端末は、特定の条件下で第1メッセージを受信し、第1メッセージに含まれた第1アクセス層構成パラメータに従ってアクセス層のパラメータを構成する。
【0037】
他の実施例において、前記第2端末は、上記の特定の状況下で前記第1アクセス層構成パラメータを選択してアクセス層のパラメータを構成するか、又はネットワーク機器によって送信されるアクセス層構成パラメータに従ってアクセス層のパラメータを構成することができる。
【0038】
本実施例では、前記第1メッセージは、前記第1端末及び/又は前記第2端末に対応する、PCI5 5G QoS インジケータ(PQI:PCI5 5G QoS Indicator)、V2X 5G QoS インジケータ(VQI:V2X 5G QoS Indicator)、データレート要件、通信範囲要件、QoSフロー識別子(QFI:QoS Flow Indentifier)、PQIとベアラとの間のマッピング関係、VQIとベアラとの間のマッピング関係、QFIとベアラとの間のマッピング関係、データレート要件とベアラとの間のマッピング関係、及び通信範囲要件とベアラとの間のマッピング関係のうちの少なくとも1つを含む。一例として、上記の情報は、第1アクセス層構成パラメータに含まれることができる。
【0039】
本願の1つの可能な実施例において、前記第1端末が第1メッセージを第2端末に送信する前に、前記端末の接続方法は、前記第1端末が、前記第1端末及び/又は前記第2端末に対応する第1セットのサービス品質(QoS:Quality of Service)属性情報を第1ネットワーク機器に送信することを更に含み、前記第1セットのQoS属性情報は、PQI、VQI、データレート要件、通信範囲要件、QFI、PQIとベアラとの間のマッピング関係、VQIとベアラとの間のマッピング関係、QFIとベアラとの間のマッピング関係、データレート要件とベアラとの間のマッピング関係、通信範囲要件とベアラとの間のマッピング関係、プロバイダサービス識別子(PSID:Provider Service Identifier)/高度道路交通システムアプリケーション識別子(ITS-AID:Intelligent Transportation Systems Application Identifier)のうちの少なくとも1つを含み、ここで、前記ベアラは、前記第1端末と前記第2端末との間の通信に使用されるベアラである。本実施例において、第1端末が、前記第1端末及び/又は前記第2端末のQoS属性情報を第1ネットワーク機器に報告することは、前記第1端末が、前記第1端末自体のQoS属性情報及び/又は前記第2端末のQoS属性情報を第1ネットワーク機器に報告することとして理解でき、第1端末は、端末(第1端末及び/又は第2端末を含む)の能力状況を第1ネットワーク機器に報告できる一方、第1ネットワーク機器は、端末にリソースを割り当てるときに、端末の能力状況に従ってリソースを割り当てることができる。ここで、前記第1ネットワーク機器は、第1端末が接続されているアクセスネットワーク機器であってもよく、前記第1ネットワーク機器は、例えば、第1端末が接続されている基地局である。
【0040】
本願実施例では、前記ベアラ(bearer)は、前記第1端末と前記第2端末との間の通信に使用されるベアラである。第2端末がアクセス層のパラメータを構成する前に、第1端末と第2端末との間でD2D通信を行うことができないが、第1端末と第2端末との間でメッセージの伝送を行うことができ、例えば、本実施例では、第1端末と第2端末との間で第1メッセージの伝送を行う。理解できることとして、前記ベアラは、第2端末と通信するために使用される前記第1端末のベアラ、及び第1端末と通信するために使用される前記第2端末のベアラを含み、本実施例では、第1端末と第2端末がD2D通信を行う前のすべてのベアラは、第1端末と第2端末との間の通信に使用されるベアラである。
【0041】
本実施例において、第1端末は、前記第1端末が配置されている異なるネットワーク(当該ネットワークは、具体的には、コアネットワークである)に従って、対応する異なるQoS属性情報を送信することで、前記第1端末及び/又は前記第2端末に対応するQoS属性情報を第1ネットワーク機器に送信する。
【0042】
一実施形態では、前記第1端末が、前記第1端末及び/又は前記第2端末に対応する第1セットのQoS属性情報を第1ネットワーク機器に送信することは、前記第1端末が、第1セットのQoS属性情報内の第1QoS属性情報を第1ネットワーク機器に送信することを含み、前記第1QoS属性情報は、前記第1端末が第1ネットワーク内にあるときに送信され、前記第1ネットワークは、進化型パケットコアネットワーク(EPC:Evolved Packet Core network)ベースのネットワークを含み、前記第1QoS属性情報は、PQI、VQI、データレート要件、通信範囲要件、PQIとベアラとの間のマッピング関係、VQIとベアラとの間のマッピング関係、データレート要件とベアラとの間のマッピング関係、及び通信範囲要件とベアラとの間のマッピング関係のうちの少なくとも1つを含む。
【0043】
別の実施形態では、前記第1端末が、前記第1端末及び/又は前記第2端末に対応する第1セットのQoS属性情報を第1ネットワーク機器に送信することは、前記第1端末が、第1セットのQoS属性情報内の第2QoS属性情報を第1ネットワーク機器に送信することを含み、前記第2QoS属性情報は、前記第1端末が第2ネットワークにあるときに送信され、前記第2ネットワークは、5Gコアネットワーク(5GC:5G Core Network)ベースのネットワークを含み、前記第2QoS属性情報は、QFI、QFIとベアラとの間のマッピング関係のうちの少なくとも1つを含む。
【0044】
本願の1つの可能な実施例において、前記第1端末が第1メッセージを第2端末に送信する前に、前記端末の接続方法は、前記第1端末が、第1ネットワーク機器によって送信される、前記第1端末及び/又は前記第2端末に対応する第2アクセス層構成パラメータを受信することを更に含み、前記第2アクセス層構成パラメータは第1セットのマッピング関係を含み、前記第1セットのマッピング関係は、PQIとベアラとの間のマッピング関係、VQIとベアラとの間のマッピング関係、データレート要件とベアラとの間のマッピング関係、通信範囲要件とベアラとの間のマッピング関係、及びQFIとベアラとの間のマッピング関係のうちの少なくとも1つを含み、ここで、前記ベアラは、前記第1端末と前記第2端末との間の通信に使用されるベアラである。
【0045】
本実施例において、第1端末は、前記第1端末が配置されている異なるネットワークに従って、対応する異なる第2アクセス層構成パラメータを受信することで、第1ネットワーク機器によって送信される前記第1端末及び/又は前記第2端末に対応する第2アクセス層構成パラメータを受信する。
【0046】
一実施形態では、前記第1端末が、第1ネットワーク機器によって送信される第2アクセス層構成パラメータを受信することは、前記第1端末が、第1ネットワーク機器によって送信される第2アクセス層構成パラメータを受信することを含み、前記第2アクセス層構成パラメータは第1マッピング関係を含み、前記第2アクセス層構成パラメータは、前記第1端末が第1ネットワークにあるときに受信され、前記第1ネットワークはEPCベースのネットワークを含み、前記第1マッピング関係は、PQIとベアラとの間のマッピング関係、VQIとベアラとの間のマッピング関係、データレート要件とベアラとの間のマッピング関係、及び通信範囲要件とベアラとの間のマッピング関係のうちの少なくとも1つを含む。
【0047】
別の実施形態では、前記第1端末が、第1ネットワーク機器によって送信される第2アクセス層構成パラメータを受信することは、前記第1端末が、第1ネットワーク機器によって送信される第2アクセス層構成パラメータを受信することを含み、前記第2アクセス層構成パラメータ包括第2マッピング関係、前記第2アクセス層構成パラメータは、前記端末が第2ネットワーク内にあるときに受信され、前記第2ネットワークは5GCベースのネットワークを含み、前記第2マッピング関係はQFIとベアラとの間のマッピング関係を含む。
【0048】
一実施形態では、第1アクセス層構成パラメータの内容は、第2アクセス層構成パラメータに関連付けられており、理解できることとして、第1端末は、先ず、第1ネットワーク機器によって送信される第2アクセス層構成パラメータを受信し、第2アクセス層構成パラメータに基づいて第1アクセス層構成パラメータを決定し、第1アクセス層構成パラメータを第2端末に送信する。ここで、前記第1アクセス層構成パラメータは、第2アクセス層構成パラメータと完全に一致してもよく、部分的に一致してもよい。
【0049】
一実施例において、前記第1端末が、第1ネットワーク機器によって送信される第2アクセス層構成パラメータを受信し、前記第2アクセス層構成パラメータは、前記第1端末が第1ネットワークにあるときに受信され、前記第1ネットワークはEPCベースのネットワークを含む場合、前記端末の接続方法は、
前記第1端末がSDAP層を構成しないこと、前記第1端末がSDAP層を構成し、PQI、VQI、データレート要件及び通信範囲要件のうちの少なくとも1つの情報をベアラにマッピングすること、前記第1端末がSDAP層を構成し、PQIとQFIとの間のマッピング関係、VQIとQFIとの間のマッピング関係、データレート要件とQFIとの間のマッピング関係、通信範囲要件とQFIとの間のマッピング関係のうちの少なくとも1つのマッピング関係、及びPQIとベアラとの間のマッピング関係、VQIとベアラとの間のマッピング関係、データレート要件とベアラとの間のマッピング関係、通信範囲要件とベアラとの間のマッピング関係のうちの少なくとも1つのマッピング関係に従って、QFIをベアラにマッピングすること、のうちの少なくとも1つを実行することを更に含む。
【0050】
本願の1つの可能な実施例において、前記第1端末が第1メッセージを第2端末に送信する前に、前記端末の接続方法は、前記第1端末が、前記第2端末によって送信される第2セットのマッピング関係を受信することを更に含み、前記第2セットのマッピング関係は前記第2端末に対応し、前記第2セットのマッピング関係は、QoS属性とQFIとの間のマッピング関係、QFIとベアラとの間のマッピング関係、QoS属性とベアラとの間のマッピング関係のうちの少なくとも1つを含み、ここで、前記ベアラは、前記第1端末と前記第2端末との間の通信に使用されるベアラである。これに対応して、前記第2端末が、第1端末によって送信される第1メッセージを受信する前に、前記端末の接続方法は、前記第2端末が第2セットのマッピング関係を前記第1端末に送信することを更に含み、前記第2セットのマッピング関係は前記第2端末に対応し、前記第2セットのマッピング関係は、QoS属性とQFIとの間のマッピング関係、QFIとベアラとの間のマッピング関係、QoS属性とベアラとの間のマッピング関係のうちの少なくとも1つを含み、ここで、前記ベアラは、前記第1端末と前記第2端末との間の通信に使用されるベアラである。
【0051】
理解できることとして、一例として、上記の第1端末によって第1ネットワーク機器に送信される、第2端末に対応する第1セットのQoS属性情報は、前記第2セットのマッピング関係に関連付けられており、即ち、第1端末は、第2端末の第2セットのマッピング関係を受信した後、第2端末に対応する第1セットのQoS属性情報を第1ネットワーク機器に送信する。この例では、第1端末が第1セットのQoS属性情報を第1ネットワーク機器に送信する前に、前記第1端末が前記第2セットのマッピング関係を受信しなかった場合、前記第1端末は、前記第1端末に対応する第1セットのQoS属性情報を第1ネットワーク機器送信する。第1端末が第1セットのQoS属性情報を第1ネットワーク機器に送信する前に、前記第1端末が前記第2セットのマッピング関係を受信した場合、前記第1端末は、前記第1端末に対応する第1セットのQoS属性情報を第1ネットワーク機器送信するか、又は前記第1端末は、前記第2端末に対応する第1セットのQoS属性情報を第1ネットワーク機器に送信するか、又は前記第1端末は、前記第1端末及び前記第2端末に対応する第1セットのQoS属性情報を第1ネットワーク機器に送信する。
【0052】
一実施形態では、前記第1端末が前記第2端末によって送信される第2セットのマッピング関係を受信することは、前記第1端末が、PC5-Sシグナリング(PC5-S:PC5 Signaling)を介して前記第2端末によって送信される第2セットのマッピング関係を受信することを含む。一例として、前記PC5-Sシグナリングは、直接通信要求(direct communication request)であってもよく、又は、前記PC5-Sシグナリングは、直接通信受け入れ(direct communication accept)であってもよい。
【0053】
別の実施形態として、前記第1端末は、無線リソース制御(RRC:Radio Resource Control)シグナリングを介して前記第2端末によって送信される第2セットのマッピング関係を受信する。一例として、前記RRCシグナリングは、第1端末と第2端末との間の接続確立に関連するRRCシグナリングであってもよく、別の例として、前記RRCシグナリングは、第1端末と第2端末との間の能力伝送に関連するRRCシグナリングであってもよい。
【0054】
本願の1つの可能な実施例において、前記第2端末が、第1端末によって送信された第1メッセージを受信した後、前記端末の接続方法は、前記第2端末が、前記第1メッセージに関連付けられた第2セットのQoS属性情報を第2ネットワーク機器に送信することを更に含み、前記第2セットのQoS属性情報は、PQI、VQI、データレート要件、通信範囲要件、QFI、PQIとベアラとの間のマッピング関係、VQIとベアラとの間のマッピング関係、QFIとベアラとの間のマッピング関係、データレート要件とベアラとの間のマッピング関係、通信範囲要件とベアラとの間のマッピング関係、PSID、及びITS-AIDのうちの少なくとも1つを含み、ここで、前記ベアラは、前記第1端末と前記第2端末との間の通信に使用されるベアラである。
【0055】
本実施例では、前記第2セットのQoS属性情報は、第1メッセージで運ばれる内容に関連付けられており、一例として、前記第2セットのQoS属性情報は、第1メッセージに含まれる内容と同じ又は部分的に同じであり得る。
【0056】
一例として、第1端末は、先ず、第1ネットワーク機器によって送信される第2アクセス層構成パラメータを受信し、第2アクセス層構成パラメータに基づいて第1アクセス層構成パラメータを決定し、第1アクセス層構成パラメータを含む第1メッセージを第2端末に送信し、第2端末は、第1メッセージに関連する第2セットのQoS属性情報を、第2端末に対応する第2ネットワーク機器に送信する。
【0057】
ここで、前記第2ネットワーク機器は、第2端末が接続されているアクセスネットワーク機器であってもよく、前記第2ネットワーク機器は、例えば、第2端末が接続されている基地局である。ここで、前記第2ネットワーク機器と前記第1ネットワーク機器は、同一のネットワーク機器であってもよく、異なるネットワーク機器であってもよい。
【0058】
上記の実施例に基づき、
図3は、本願実施例に係る、端末の接続方法における相互作用プロセスの第1の概略図であり、この例では、第1端末がユーザ機器(UE)1であり、第2端末がUE2であり、前記第1端末に対応するアクセスネットワーク機器が基地局(gNB)1であり、前記第2端末に対応するアクセスネットワーク機器がgNB2であることを例として説明し、
図3に示されたように、前記端末の接続方法は、次のステップを含む。
【0059】
ステップ101において、UE2は、状態情報(status information)をUE1に送信する。
【0060】
ステップ102において、UE1は、サイドリンク端末情報(Sidelink UE information)をgNB1に送信する。
【0061】
ステップ103において、gNB1は、RRC再構成(RRC reconfiguration)シグナリングをUE1に送信する。
【0062】
ステップ104において、UE1は、アクセス層構成情報(AS configuration information)をUE2に送信する。
【0063】
ステップ105において、UE2は、アクセス層構成レポート(AS configuration report)をgNB2に送信する。
【0064】
この例では、UE1は、ステップ104を介して、ステップ11に対応する第1アクセス層構成パラメータをUE2に送信することができ、前記第1アクセス層構成パラメータは、UE1とUE2との間のD2D通信を実現するためにUE2によってアクセス層のパラメータを構成するために使用される。
【0065】
この例では、ステップ101において、UE2によってUE1に送信された状態情報は、具体的には、上記の実施例における第2セットのマッピング関係及び/又はUE2の特定状態であってもよく、ここで、前記特定状態は、UE2のネットワークカバレッジ状態、UE2のRRC接続状態、及びUE2のリソース選択モードのうちの少なくとも1つの情報を示すことができ、例えば、前記特定状態は、UE2が、UE1が配置されているネットワークのカバレッジの外側にあること、UE2がアイドル状態又は非活性化状態にあること、及びUE2に対応するリソース選択モードが、UE2が自律的にリソースを選択するモード(
図1bに示すモード)であること、のうちの少なくとも1つを含む。
【0066】
ここで、前記第2セットのマッピング関係は、QoS属性とQFIとの間のマッピング関係、QFIとベアラとの間のマッピング関係、QoS属性とベアラとの間のマッピング関係のうちの少なくとも1つを含む。
【0067】
この例では、ステップ102において、UE1によってgNB1に送信されるサイドリンク端末情報は、上記の実施例における第1セットのQoS属性情報を含み得、前記第1セットのQoS属性情報は、PQI、VQI、データレート要件、通信範囲要件、QFI、PQIとベアラとの間のマッピング関係、VQIとベアラとの間のマッピング関係、QFIとベアラとの間のマッピング関係、データレート要件とベアラとの間のマッピング関係、通信範囲要件とベアラとの間のマッピング関係、PSID、及びITS-AIDのうちの少なくとも1つを含み、前記ベアラは、前記第1端末と前記第2端末との間の通信に使用されるベアラである。ここで、送信されるQoS属性情報の内容は、端末に対応するコアネットワークが異なることに応じて異なり、具体的な違いについては、上記の実施例の説明を参照することができ、ここでは繰り返して説明しない。
【0068】
この例では、ステップ103において、gNB1によってUE1に送信されるRRC reconfigurationシグナリングは、上記の実施例における第2アクセス層構成パラメータを含み得、前記第2アクセス層構成パラメータは第1セットのマッピング関係を含み、前記第1セットのマッピング関係は、PQIとベアラとの間のマッピング関係、VQIとベアラとの間のマッピング関係、データレート要件とベアラとの間のマッピング関係、通信範囲要件とベアラとの間のマッピング関係、及びQFIとベアラとの間のマッピング関係のうちの少なくとも1つを含み、ここで、前記ベアラは、前記第1端末と前記第2端末との間の通信に使用されるベアラである。ここで、受信される第2アクセス層構成パラメータの内容は、端末に対応するコアネットワークが異なることに応じて異なり、具体的な違いについては、上記の実施例の説明を参照することができ、ここでは繰り返して説明しない。
【0069】
この例では、ステップ105の前に、UE2は、アクセス層構成情報(具体的には、第1アクセス層構成パラメータ又はgNB2によって送信されるマッピング関係であり得る)に基づいてアクセス層のパラメータを構成して、UE1とUE2との間のD2D通信を実現し、パラメータ構成を完了した後、ステップ105を実行する。
【0070】
一実施形態では、ステップ105において、UE2によってgNB2に送信されるアクセス層構成レポートは、上記の第2セットのQoS属性情報を含み得る。他の実施形態では、ステップ104の後、UE2は、別個のメッセージを介して第2セットのQoS属性情報をgNB2に送信することができる。前記第2セットのQoS属性情報は、PQI、VQI、データレート要件、通信範囲要件、QFI、PQIとベアラとの間のマッピング関係、VQIとベアラとの間のマッピング関係、QFIとベアラとの間のマッピング関係、データレート要件とベアラとの間のマッピング関係、及び通信範囲要件とベアラとの間のマッピング関係のうちの少なくとも1つを含む。ここで、前記第2セットのQoS属性情報は、ステップ104におけるアクセス層構成情報に関連付けられる。
【0071】
この例では、ステップ105の後、前記端末の接続方法は、UE2がgNB2によって送信されるマッピング関係を受信することを更に含み、前記マッピング関係は、PQIとベアラとの間のマッピング関係、VQIとベアラとの間のマッピング関係、データレート要件とベアラとの間のマッピング関係、通信範囲要件とベアラとの間のマッピング関係、及びQFIとベアラとの間のマッピング関係のうちの少なくとも1つを含み得、ここで、前記ベアラは、前記第1端末と前記第2端末との間の通信に使用されるベアラである。実際の応用では、UE2は、場合によって、第1アクセス層構成パラメータを選択してパラメータを構成するか、又はgNB2によって構成されたマッピング関係を選択してパラメータを構成することができる。
【0072】
上記の例から分かるように、一実施形態では、データの流れ方向は、gNB1-UE1-UE2-gNB2を満たすことができる。
【0073】
例示的に、本実施例では、UE2は、特定状態にある場合にのみ、UE1によって送信されたアクセス層構成情報に基づいてアクセス層のパラメータを構成する。前記特定状態については、上記の説明を参照することができ、ここでは繰り返して説明しない。又は、特定状態にあるUE2は、gNB2によって構成されたアクセス層構成パラメータに従ってアクセス層のパラメータを構成する。具体的には、特定状態にあるUE2が、UE1によって送信されるアクセス層構成パラメータを選択するか、又はgNB2によって送信されるアクセス層構成パラメータを選択するかは、事前に合意された方式を採用して決定するか、又はgNB2の構成情報で事前構成される。
【0074】
この例では、UE1がステップ104を実行するとき、すなわち、UE1がアクセス層構成情報をUE2に送信するとき、UE1は、UE2の状態状況に基づいてアクセス層構成情報をUE2に送信する。一例として、UE2が特定状態にある場合、UE1はアクセス層構成情報をUE2に送信し、前記特定状態については、上記の説明を参照することができ、ここでは繰り返して説明しない。
【0075】
図3に示される例では、例として、ネットワーク機器(gNB1及び/又はgNB2を含む)は、取得された情報に基づいて、UE1及びUE2にリソースをそれぞれ割り当てて、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP:Packet Data Convergence Protocol)の関連する構成、RLCの関連する構成、ロジックチャネル(LCH:Logical Channel)の関連する構成を実行することができる。
【0076】
本願実施例による技術的解決策によれば、第1端末は、第1アクセス層構成パラメータを含む第1メッセージを第2端末に送信し、第2端末は、第1アクセス層構成パラメータに基づいてアクセス層のパラメータを構成し、これにより、第1端末と第2端末との間のD2D通信を実現し、端末間のアクセス層の接続の管理を実現する。
【0077】
本願実施例は、端末の接続方法を更に提供する。
図4は、本願実施例に係る端末の接続方法の第2のフローチャートであり、
図4に示されたように、前記端末の接続方法は、次のステップを含む。
【0078】
ステップ21において、第1端末は第1メッセージを第2端末に送信し、前記第2端末は、前記第1端末によって送信された前記第1メッセージを受信し、前記第1メッセージは、第1アクセス層構成パラメータを含み、前記第1アクセス層構成パラメータは、前記第2端末がアクセス層のパラメータを構成するために使用される。
【0079】
ステップ22において、前記第2端末は、第2メッセージを前記第1端末に送信し、前記第1端末は、前記第2端末によって送信された前記第2メッセージを受信し、前記第2メッセージは、第2アクセス層構成パラメータを含む。
【0080】
ステップ23において、前記第1端末は、第3メッセージを前記第2端末に送信し、前記第3メッセージは第3アクセス層構成パラメータを含み、前記第3アクセス層構成パラメータは、前記第2端末がアクセス層のパラメータを構成するために使用される。
【0081】
ステップ24において、前記第2端末は、前記第1端末によって送信された前記第3メッセージを受信し、前記第1端末と通信するために、前記第3アクセス層構成パラメータに基づいてアクセス層のパラメータを構成する。
【0082】
本実施例では、ステップ21の具体的な説明については、上記の実施例のステップ11に関連する説明を参照することができ、簡潔にするために、ここでは繰り返して説明しない。
【0083】
本実施例では、前記第2アクセス層構成パラメータは、前記第1端末及び/又は前記第2端末に対応する、PQI、VQI、データレート要件、通信範囲要件、QFI、PQIとベアラとの間のマッピング関係、VQIとベアラとの間のマッピング関係、QFIとベアラとの間のマッピング関係、データレート要件とベアラとの間のマッピング関係、及び通信範囲要件とベアラとの間のマッピング関係のうちの少なくとも1つを含み得る。前記第3アクセス層構成パラメータは、前記第1端末及び/又は前記第2端末に対応する、PQI、VQI、データレート要件、通信範囲要件、QFI、PQIとベアラとの間のマッピング関係、VQIとベアラとの間のマッピング関係、QFIとベアラとの間のマッピング関係、データレート要件とベアラとの間のマッピング関係、及び通信範囲要件とベアラとの間のマッピング関係のうちの少なくとも1つを含み得る。
【0084】
本願の1つの可能な実施例において、前記第2端末は、以下の条件のうちの少なくとも1つが満たされる場合、第2メッセージを前記第1端末に送信し、すなわち、前記第1端末は、以下の条件のうちの少なくとも1つが満たされる場合、第2メッセージを受信し、当該条件は、前記第1端末及び/又は前記第2端末によって使用されるインターネットプロトコル(IP:Internet Protocol)アドレスが、既存の接続のIPアドレスとは異なること、前記第1端末及び/又は前記第2端末によって使用されるアプリケーション層IDが、既存の接続のアプリケーション層IDとは異なること、前記第1端末及び/又は前記第2端末によって使用されるPSIDが、既存の接続のPSIDとは異なること、前記第1端末及び/又は前記第2端末によって使用されるPQI/VQIが、既存の接続のPQI/VQIとは異なること、前記第1端末及び/又は前記第2端末によって使用されるベアラが、既存の接続のベアラとは異なること、前記第1端末及び/又は前記第2端末によって使用されるベアラが、既存の接続のベアラと同じであるが、構成された宛先端末が異なること、を含む。
【0085】
理解できることとして、本実施例では、第1端末が第1アクセス層構成パラメータを含む第1メッセージを第2端末に送信したとしても、上記の条件のうちの少なくとも1つの条件下で、第2端末は、前記第1アクセス層構成パラメータに従ってアクセス層のパラメータ構成を実行する代わりに、第2アクセス層構成パラメータを含む第2メッセージを第1端末に送信することにより、アクセス層のパラメータ構成を再開する。
【0086】
本実施例では、前記第2メッセージは、アクセス層構成パラメータの変更を要求するために使用され、これに基づいて、第1端末は、第3アクセス層構成パラメータを含む第3メッセージを第2端末に送信する。前記第2端末は、第3メッセージを受信し、第3アクセス層構成パラメータに従ってアクセス層のパラメータ構成を実行することにより、第1端末と第2端末との間のD2D通信を実現する。
【0087】
上記の実施例に基づき、
図5は、本願実施例に係る、端末の接続方法における相互作用プロセスの第2の概略図であり、この例では、第1端末がーザ機器(UE)1であり、第2端末がUE2であり、前記第1端末に対応するアクセスネットワーク機器が基地局(gNB)1であり、前記第2端末に対応するアクセスネットワーク機器がgNB2であることを例として説明し、
図5に示されたように、前記端末の接続方法は、次のステップを含む。
【0088】
ステップ201において、UE2は、状態情報(status information)をUE1に送信する。
【0089】
ステップ202において、UE1は、サイドリンク端末情報(Sidelink UE information)をgNB1に送信する。
【0090】
ステップ203において、gNB1は、RRC再構成(RRC reconfiguration)シグナリングをUE1に送信する。
【0091】
ステップ204において、UE1は、アクセス層構成情報(AS configuration information)をUE2に送信する。
【0092】
ステップ205において、UE2は、アクセス層構成変更要求(AS configuration modification request)をUE1に送信する。
【0093】
ステップ206において、UE1がアクセス層構成情報(AS configuration information)をUE2に送信する。
【0094】
ステップ207において、UE2は、アクセス層構成レポート(AS configuration report)をgNB2に送信する。
【0095】
この例では、ステップ205及びステップ206以外のステップについては、
図3に示されるステップ101~ステップ106の説明を参照することができ、簡潔にするために、ここでは繰り返して説明しない。
【0096】
この例では、ステップ205において、UE2によってUE1に送信されるアクセス層構成変更要求は、具体的には、上記の実施例における第2アクセス層構成パラメータを含み得、本実施例におけるアクセス層構成変更要求は、アクセス層構成パラメータの変更をトリガするために使用される。理解できることとして、本実施例におけるUE1は、UE2が送信されたアクセス層構成変更提案をUE1に送信するように、コントローラとして機能する。UE2がアクセス層構成パラメータの変更に同意する場合、ステップ205を実行しない。これに対応して、UE2がアクセス層構成パラメータの変更に同意しない場合、ステップ205を実行し、即ち、UE2は、アクセス層構成変更提案をUE1に送信する。
【0097】
この例では、ステップ206において、UE1によってUE2に送信されるアクセス層構成情報は、具体的には、上記の実施例における第3アクセス層構成パラメータを含み得、前記第3アクセス層構成パラメータは、UE1とUE2との間のD2D通信を実現するためにUE2によってアクセス層のパラメータを構成するために使用される。
【0098】
この例では、ステップ205は、条件付きで実行できる。一例として、前記条件は、上記の実施例において、第2端末が第2メッセージを第1端末に送信する条件であり得、前記条件は、例えば、前記第1端末及び/又は前記第2端末によって使用されるIPアドレスが、既存の接続のIPアドレスとは異なること、前記第1端末及び/又は前記第2端末によって使用されるアプリケーション層IDが、既存の接続のアプリケーション層IDとは異なること、前記第1端末及び/又は前記第2端末によって使用されるPSIDが、既存の接続のPSIDとは異なること、前記第1端末及び/又は前記第2端末によって使用されるPQI/VQIが、既存の接続のPQI/VQIとは異なること、前記第1端末及び/又は前記第2端末によって使用されるベアラが、既存の接続のベアラとは異なること、前記第1端末及び/又は前記第2端末によって使用されるベアラが、既存の接続のベアラと同じであるが、構成された宛先端末が異なること、のうちの少なくとも1つを含み得る。
【0099】
この例では、ステップ205又はステップ207の前に、前記端末の接続方法は、UE2が第2セットのQoS属性情報をgNB2に送信することを更に含み得、前記第2セットのQoS属性情報は、PQI、VQI、データレート要件、通信範囲要件、QFI、PQIとベアラとの間のマッピング関係、VQIとベアラとの間のマッピング関係、QFIとベアラとの間のマッピング関係、データレート要件とベアラとの間のマッピング関係、及び通信範囲要件とベアラとの間のマッピング関係のうちの少なくとも1つを含む。ここで、当該UE2が第2セットのQoS属性情報をgNB2に送信することがステップ205の前に実行される場合、前記第2セットのQoS属性情報は、ステップ204におけるアクセス層構成情報に関連付けられる。当該UE2が第2セットのQoS属性情報をgNB2に送信することがステップ207の前に実行される場合、前記第2セットのQoS属性情報は、ステップ206におけるアクセス層構成情報に関連付けられる。
【0100】
この例では、ステップ205の前又はステップ207の後、前記端末の接続方法は、UE2が、gNB2によって送信されるマッピング関係を受信することを更に含み、前記マッピング関係は、PQIとベアラとの間のマッピング関係、VQIとベアラとの間のマッピング関係、データレート要件とベアラとの間のマッピング関係、通信範囲要件とベアラとの間のマッピング関係、及びQFIとベアラとの間のマッピング関係のうちの少なくとも1つを含み得、ここで、前記ベアラは、前記第1端末と前記第2端末との間の通信に使用されるベアラである。実際の応用では、UE2は、場合によって、第1アクセス層構成パラメータを選択してパラメータを構成するか、又はgNB2によって構成されたマッピング関係を選択してパラメータを構成することができる。
【0101】
この例では、ステップ206の後、UE2は、アクセス層構成情報(具体的には、ステップ206におけるアクセス層構成情報又はgNB2によって送信されるマッピング関係であり得る)に基づいてアクセス層のパラメータを構成して、UE1とUE2との間のD2D通信を実現する。UE2は、場合によって、第1アクセス層構成パラメータを選択してパラメータを構成するか、又はgNB2によって構成されたマッピング関係を選択してパラメータを構成することができる。
【0102】
本願実施例の技術的解決策によれば、第1端末は、第1アクセス層構成パラメータを含む第1メッセージを第2端末に送信し、第2端末は、第1アクセス層構成パラメータに基づいてアクセス層のパラメータを構成することにより、第1端末と第2端末との間のD2D通信を実現する。一方、端末接続に使用される、第1端末と第2端末の関連情報が異なる場合、第2端末は、第2アクセス層構成パラメータを第1端末に送信し、第1端末は、第3アクセス層構成パラメータを第2端末に送信し、第2端末は、第3アクセス層構成パラメータに基づいてアクセス層のパラメータを構成することにより、端末間のアクセス層の接続の管理を実現する。
【0103】
本願実施例は、端末の接続方法を更に提供する。
図6は、本願実施例に係る端末の接続方法の第3のフローチャートであり、
図6に示されたように、前記端末の接続方法は、次のステップを含む。
【0104】
ステップ31において、第1端末は、第1メッセージを第2端末に送信し、前記第2端末は、前記第1端末によって送信された前記第1メッセージを受信し、前記第1メッセージは、第1アクセス層構成パラメータを含み、前記第1アクセス層構成パラメータは、前記第2端末がアクセス層のパラメータを構成するために使用される。
【0105】
ステップ32において、前記第2端末は、第2メッセージを前記第1端末に送信し、前記第1端末は、前記第2端末によって送信された前記第2メッセージを受信し、前記第2メッセージは、第2アクセス層構成パラメータを含み、前記第2アクセス層構成パラメータは、前記第1端末がアクセス層のパラメータを構成するために使用される。
【0106】
ステップ33において、前記第1端末は、前記第2端末と通信するために、前記第2アクセス層構成パラメータに基づいてアクセス層のパラメータを構成する。
【0107】
ステップ34aにおいて、前記第1端末によるアクセス層のパラメータの構成が完了した場合、前記第1端末は、構成完了メッセージを前記第2端末に送信し、第2端末は、第1端末によって送信された前記構成完了メッセージを受信する。
【0108】
ステップ34bにおいて、前記第1端末によるアクセス層のパラメータの構成が失敗した場合、前記第1端末は、構成失敗メッセージを前記第2端末に送信し、前記第2端末は、前記第1端末によって送信された前記構成失敗メッセージを受信する。前記第1端末は、前記第1アクセス層構成パラメータの構成を維持するか、又は、前記第1端末は前記第2端末との接続を中断するか、又は、前記第1端末は、アクセス層構成変更要求を前記第2端末に送信するか、又は、前記第1端末はデフォルトのパラメータに基づいて前記アクセス層のパラメータを構成する。
【0109】
本実施例では、ステップ31~ステップ32の具体的な説明については、上記の実施例におけるステップ21~ステップ22に関する説明を参照することができ、簡潔にするために、ここでは繰り返して説明しない。
【0110】
本実施例では、第2端末によって第1端末に送信される第2アクセス層構成パラメータは、前記第1端末がアクセス層のパラメータを構成するために使用され、すなわち、第1端末は、第2アクセス層構成パラメータに従ってアクセス層のパラメータを構成する。
【0111】
本実施例では、前記第1メッセージ内の第1アクセス層構成パラメータは、第2端末のベアラのパラメータを構成するために使用されることができ、前記ベアラは、データを送信及び/又は受信するために使用され、前記第2メッセージの第2アクセス層構成パラメータは、第1端末のベアラのパラメータを構成するために使用されることができ、前記ベアラは、データを送信及び/又は受信するために使用される。
【0112】
本願の1つの可能な実施例において、前記第2端末は、以下の条件のうちの少なくとも1つが満たされる場合、第2メッセージを前記第1端末に送信し、すなわち、前記第1端末は、以下の条件のうちの少なくとも1つが満たされる場合、第2メッセージを受信し、当該条件は、前記第1端末及び/又は前記第2端末によって使用されるIPアドレスが、既存の接続のIPアドレスとは異なること、前記第1端末及び/又は前記第2端末によって使用されるアプリケーション層IDが、既存の接続のアプリケーション層IDとは異なること、前記第1端末及び/又は前記第2端末によって使用されるPSIDが、既存の接続のPSIDとは異なること、前記第1端末及び/又は前記第2端末によって使用されるPQI/VQIが、既存の接続のPQI/VQIとは異なること、前記第1端末及び/又は前記第2端末によって使用されるベアラが、既存の接続のベアラとは異なること、前記第1端末及び/又は前記第2端末によって使用されるベアラが、既存の接続のベアラと同じであるが、構成された宛先端末が異なること、を含む。
【0113】
本実施例において、第1端末が第2アクセス層構成パラメータに基づいてアクセス層のパラメータを構成することは、それぞれステップ34a及びステップ34bに対応する2つのケースを含む。ステップ34aに対応する第1ケースとして、第1端末が第2アクセス層構成パラメータに基づいてアクセス層のパラメータの構成を完了した場合、第1端末は、構成完了メッセージを前記第2端末に送信することにより、第1端末と第2端末との間のD2D通信を実現する。ステップ34bに対応する第2ケースとして、第1端末が第2アクセス層構成パラメータに基づいてアクセス層のパラメータを構成できない場合、第1端末は、構成失敗メッセージを前記第2端末に送信し、第1端末は前記第1アクセス層構成パラメータの構成を維持するか、又は、前記第1端末は前記第2端末との接続を中断するか、又は、前記第1端末はアクセス層構成変更要求を前記第2端末に送信するか、又は、前記第1端末は、デフォルトのパラメータに基づいて前記アクセス層のパラメータを構成する。
【0114】
上記の実施例に基づき、
図7は、本願実施例に係る、端末の接続方法における相互作用プロセスの第3の概略図であり、この例では、第1端末がーザ機器(UE)1であり、第2端末がUE2であり、前記第1端末に対応するアクセスネットワーク機器が基地局(gNB)1であり、前記第2端末に対応するアクセスネットワーク機器がgNB2であることを例として説明し、
図7に示されたように、前記端末の接続方法は、次のステップを含む。
【0115】
ステップ301において、UE2は、状態情報(status information)をUE1に送信する。
【0116】
ステップ302において、UE1は、サイドリンク端末情報(Sidelink UE information)をgNB1に送信する。
【0117】
ステップ303において、gNB1は、RRC再構成(RRC reconfiguration)シグナリングをUE1に送信する。
【0118】
ステップ304において、UE1は、アクセス層構成情報(AS configuration information)をUE2に送信する。
【0119】
ステップ305において、UE2は、アクセス層構成情報(AS configuration information)をUE1に送信する。
【0120】
ステップ306において、UE1は、パラメータ構成結果をUE2に送信する。
【0121】
この例では、ステップ301~ステップ304については、具体的には、
図3のステップ101~ステップ104に関する説明を参照することができ、簡潔にするために、ここでは繰り返して説明しない。
【0122】
この例では、ステップ305において、UE2によってUE1に送信されるアクセス層構成情報は、具体的には、上記の実施例における第2アクセス層構成パラメータを含み得、本実施例のアクセス層構成情報は、アクセス層構成パラメータの変更をトリガするために使用される。理解できることとして、本実施例におけるUE2は、UE2がアクセス層構成情報(即ち、第2アクセス層構成パラメータ)をUE1に送信するように、コントローラとして機能し、UE1は、第2アクセス層構成パラメータに従ってアクセス層のパラメータを構成する。
【0123】
本実施例では、UE1のパラメータ構成結果は、2つのケースを含み得る。第1ケースは、構成が完了したことであり、すなわち、ステップ306のパラメータ構成結果が構成完了メッセージを含む。第2ケースは、構成が失敗したことであり、すなわち、ステップ306のパラメータ構成結果が構成失敗メッセージを含み、この場合、UE1は、前記第1アクセス層構成パラメータの構成を維持するか、又は、UE1はUE2との接続を中断するか、又は、UE1はアクセス層構成変更要求をUE2に送信するか、又は、UE1はデフォルトのパラメータに基づいてパラメータを構成する。
【0124】
この例では、ステップ205は、条件付きで実行でき、一例として、前記条件は、上記の実施例おいて、第2端末が第2メッセージを第1端末に送信する条件であり得、前記条件は、例えば、前記第1端末及び/又は前記第2端末によって使用されるIPアドレスが、既存の接続のIPアドレスとは異なること、前記第1端末及び/又は前記第2端末によって使用されるアプリケーション層IDが、既存の接続のアプリケーション層IDとは異なること、前記第1端末及び/又は前記第2端末によって使用されるPSIDが、既存の接続のPSIDとは異なること、前記第1端末及び/又は前記第2端末によって使用されるPQI/VQIが、既存の接続のPQI/VQIとは異なること、前記第1端末及び/又は前記第2端末によって使用されるベアラが、既存の接続のベアラとは異なること、前記第1端末及び/又は前記第2端末によって使用されるベアラが、既存の接続のベアラと同じであるが、構成された宛先端末が異なること、のうちの少なくとも1つを含み得る。
【0125】
この例では、ステップ305の前に、前記端末の接続方法は、UE2が第2セットのQoS属性情報をgNB2に送信することを更に含み得、前記第2セットのQoS属性情報は、PQI、VQI、データレート要件、通信範囲要件、QFI、PQIとベアラとの間のマッピング関係、VQIとベアラとの間のマッピング関係、QFIとベアラとの間のマッピング関係、データレート要件とベアラとの間のマッピング関係、及び通信範囲要件とベアラとの間のマッピング関係のうちの少なくとも1つを含む。ここで、UE2が第2セットのQoS属性情報をgNB2に送信するステップがステップ305の前に実行されると、前記第2セットのQoS属性情報は、ステップ304におけるアクセス層構成情報に関連する。
【0126】
この例では、ステップ305の前に、前記端末の接続方法は、UE2がgNB2によって送信されるマッピング関係を受信することを更に含み、前記マッピング関係は、PQIとベアラとの間のマッピング関係、VQIとベアラとの間のマッピング関係、データレート要件とベアラとの間のマッピング関係、通信範囲要件とベアラとの間のマッピング関係、及びQFIとベアラとの間のマッピング関係のうちの少なくとも1つを含み得、ここで、前記ベアラは、前記第1端末と前記第2端末との間の通信に使用されるベアラである。実際の応用では、UE2は、場合によって、第1アクセス層構成パラメータを選択してパラメータを構成するか、又はgNB2によって構成されたマッピング関係を選択してパラメータを構成することができる。
【0127】
この例では、例示的に、ステップ304の後、UE2は、アクセス層構成情報(具体的には、ステップ304のアクセス層構成情報又はgNB1によって送信されるマッピング関係であり得る)に基づいてアクセス層のパラメータを構成し、パラメータ構成が完了した後又はパラメータ構成が失敗した後、パラメータ構成結果をUE1に送信する。
【0128】
この例では、ステップ306の前に、UE1は、UE1とUE2との間のD2D通信を実現するために、アクセス層構成情報(具体的には、ステップ305のアクセス層構成情報又はgNB1によって送信されるマッピング関係であり得る)に基づいてアクセス層のパラメータを構成し、パラメータ構成が完了した後、ステップ306を実行する。
【0129】
本願実施例による技術的解決策によれば、第1端末は、第1アクセス層構成パラメータを含む第1メッセージを第2端末に送信し、第2端末は、前記第1アクセス層構成パラメータに基づいてアクセス層のパラメータ構成を実行することにより、第1端末と第2端末との間のD2D通信を実現する。一方、端末接続に使用される、第1端末と第2端末の関連情報が異なる場合、第2端末は、第2アクセス層構成パラメータを第1端末に送信し、第1端末は、第2アクセス層構成パラメータに基づいてアクセス層のパラメータを構成することにより、端末間のアクセス層の接続の管理を実現する。
【0130】
本願実施例は端末を更に提供し、前記端末は第1端末である。
図8は、本願実施例に係る端末の構成の第1の概略構造図であり、
図8に示されたように、前記端末は、第1メッセージを第2端末に送信するように構成される第1通信ユニット41を備え、前記第1メッセージは、第1アクセス層構成パラメータを含み、前記第1アクセス層構成パラメータは、前記第1端末と通信できるように前記第2端末によってアクセス層のパラメータを構成するために使用される。
【0131】
本実施例では、前記第1アクセス層構成パラメータは、前記第2端末が、SDAP層、PDCP層、RLC層、MAC層、PHY層のうちの少なくとも1つのアクセス層のパラメータを構成するために使用される。
【0132】
本願の1つの可能な実施例において、前記第1通信ユニット41は更に、前記第1メッセージを前記第2端末に送信する前に、前記第1端末及び/又は前記第2端末に対応する第1セットのQoS属性情報をネットワーク機器に送信するように構成され、前記第1セットのQoS属性情報は、
PQI、VQI、データレート要件、通信範囲要件、QFI、PQIとベアラとの間のマッピング関係、VQIとベアラとの間のマッピング関係、QFIとベアラとの間のマッピング関係、データレート要件とベアラとの間のマッピング関係、通信範囲要件とベアラとの間のマッピング関係、PSID、及びITS-AIDのうちの少なくとも1つを含み、前記ベアラは、前記第1端末と前記第2端末との間の通信に使用されるベアラである。
【0133】
本願実施例では、前記第1通信ユニット41によってネットワーク機器に送信されるQoS属性情報の内容は、前記端末が配置されているネットワークに関連付けられる。
【0134】
一実施形態では、前記第1通信ユニット41は、第1セットのQoS属性情報内の第1QoS属性情報をネットワーク機器に送信するように構成され、前記第1QoS属性情報は、前記端末が第1ネットワーク内にあるときに送信され、前記第1ネットワークはEPCベースのネットワークを含み、前記第1QoS属性情報は、PQI、VQI、データレート要件、通信範囲要件、PQIとベアラとの間のマッピング関係、VQIとベアラとの間のマッピング関係、データレート要件とベアラとの間のマッピング関係、及び通信範囲要件とベアラとの間のマッピング関係のうちの少なくとも1つを含む。
【0135】
別の実施形態では、前記第1通信ユニット41は、第1セットのQoS属性情報内の第2QoS属性情報をネットワーク機器に送信するように構成され、前記第2QoS属性情報は、前記端末が第2ネットワークにあるときに送信され、前記第2ネットワークは5GCベースのネットワークを含み、前記第2QoS属性情報は、QFI、QFIとベアラとの間のマッピング関係のうちの少なくとも1つを含む。
【0136】
本願の1つの可能な実施例において、前記第1通信ユニット41は更に、前記第1メッセージを前記第2端末に送信する前に、ネットワーク機器によって送信される、前記第1端末及び/又は前記第2端末に対応する第2アクセス層構成パラメータを受信するように構成され、前記第2アクセス層構成パラメータは第1セットのマッピング関係を含み、前記第1セットのマッピング関係は、PQIとベアラとの間のマッピング関係、VQIとベアラとの間のマッピング関係、データレート要件とベアラとの間のマッピング関係、通信範囲要件とベアラとの間のマッピング関係、QFIとベアラとの間のマッピング関係のうちの少なくとも1つを含み、ここで、前記ベアラは、前記第1端末と前記第2端末との間の通信に使用されるベアラである。
【0137】
本実施例では、前記第1通信ユニット41によって受信される第2アクセス層構成パラメータの内容は、前記端末が配置されているネットワークに関連付けられる。
【0138】
一実施形態では、前記第1通信ユニット41は、ネットワーク機器によって送信される第2アクセス層構成パラメータを受信するように構成され、前記第2アクセス層構成パラメータは第1マッピング関係を含み、前記第2アクセス層構成パラメータは、前記端末が第1ネットワークにあるときに受信され、前記第1ネットワークはEPCベースのネットワークを含み、前記第1マッピング関係は、PQIとベアラとの間のマッピング関係、VQIとベアラとの間のマッピング関係、データレート要件とベアラとの間のマッピング関係、及び通信範囲要件とベアラとの間のマッピング関係のうちの少なくとも1つを含む。
【0139】
別の実施形態では、前記第1通信ユニット41は、ネットワーク機器によって送信される第2アクセス層構成パラメータを受信するように構成され、前記第2アクセス層構成パラメータは第2マッピング関係を含み、前記第2アクセス層構成パラメータは、前記端末が第2ネットワーク内にあるときに受信され、前記第2ネットワークは、5GCベースのネットワークを含み、前記第2マッピング関係は、QFIとベアラとの間のマッピング関係を含む。
【0140】
別の実施例において、前記端末は更に、第1処理ユニット42を備え、前記第1処理ユニット42は、SDAP層を構成しないこと、SDAP層を構成し、PQI、VQI、データレート要件及び通信範囲要件のうちの少なくとも1つの情報をベアラにマッピングすること、SDAP層を構成し、PQIとQFIとの間のマッピング関係、VQIとQFIとの間のマッピング関係、データレート要件とQFIとの間のマッピング関係、通信範囲要件とQFIとの間のマッピング関係のうちの少なくとも1つのマッピング関係、及びPQIとベアラとの間のマッピング関係、VQIとベアラとの間のマッピング関係、データレート要件とベアラとの間のマッピング関係、通信範囲要件とベアラとの間のマッピング関係のうちの少なくとも1つマッピング関係に従って、QFIをベアラにマッピングすること、のうちの少なくとも1つを実行するように構成される。
【0141】
上記の第1処理ユニット42は、前記端末がEPCベースのネットワーク内にあるときに、上記のうちの少なくとも1つを実行し、更に、上記の第1処理ユニット42は、前記端末がEPCベースのネットワーク内にあり且つ前記第2アクセス層構成パラメータを受信した場合、上記のうちの少なくとも1つを実行する。
【0142】
本願の1つの可能な実施例において、前記第1通信ユニット41は更に、前記第1メッセージを前記第2端末に送信する前に、前記第2端末によって送信される第2セットのマッピング関係を受信するように構成され、前記第2セットのマッピング関係は前記第2端末に対応し、前記第2セットのマッピング関係は、QoS属性とQFIとの間のマッピング関係、QFIとベアラとの間のマッピング関係、QoS属性とベアラとの間のマッピング関係のうちの少なくとも1つを含み、ここで、前記ベアラは、前記第1端末と前記第2端末との間の通信に使用されるベアラである。
【0143】
一実施形態では、前記第1通信ユニット41は、PC5-Sシグナリングを介して前記第2端末によって送信される第2セットのマッピング関係を受信するように構成される。
【0144】
別の実施形態では、前記第1通信ユニット41は、RRCシグナリングを介して前記第2端末によって送信される第2セットのマッピング関係を受信するように構成される。
【0145】
本実施例では、前記第1メッセージは、前記第1端末及び/又は前記第2端末に対応する、PQI、VQI、データレート要件、通信範囲要件、QFI、PQIとベアラとの間のマッピング関係、VQIとベアラとの間のマッピング関係、QFIとベアラとの間のマッピング関係、データレート要件とベアラとの間のマッピング関係、及び通信範囲要件とベアラとの間のマッピング関係のうちの少なくとも1つを含む。
【0146】
本願の1つの可能な実施例において、前記第1通信ユニット41は、前記第2端末が特定状態にある場合、前記第1メッセージを前記第2端末に送信するように構成され、前記特定状態は、前記第2端末が、前記第1端末が配置されているネットワークのカバレッジの外側にあること、前記第2端末がアイドル状態又は非活性化状態にあること、及び前記第2端末に対応するリソース選択モードが、前記第2端末が自律的にリソースを選択するモードであることのうちの少なくとも1つを含む。
【0147】
この場合、本実施例では、前記第1通信ユニット41は更に、前記第1メッセージを前記第2端末に送信する前に、前記第2端末によって送信される第4メッセージを受信するように構成され、前記第4メッセージは、前記第2端末が特定状態にあることを指示する。
【0148】
本願実施例は端末を更に提供し、前記端末は第1端末であり、前記端末の構成の構造は、
図8又は
図9を参照することができ、前記端末は、第1メッセージを第2端末に送信するように構成される第1通信ユニット41を備え、前記第1メッセージは、第1アクセス層構成パラメータを含み、
前記第1通信ユニット41は更に、前記第2端末によって送信される第2メッセージを受信するように構成され、前記第2メッセージは、第2アクセス層構成パラメータを含む。
【0149】
本願の1つの可能な実施例において、前記第1通信ユニット41は更に、第3メッセージを前記第2端末に送信するように構成され、前記第3メッセージは第3アクセス層構成パラメータを含み、前記第3アクセス層構成パラメータは、前記第1端末と通信できるように前記第2端末によってアクセス層のパラメータを構成するために使用される。
【0150】
本実施例では、前記第1アクセス層構成パラメータは、前記第2端末が、SDAP層、PDCP層、RLC層、MAC層、PHY層のうちの少なくとも1つのアクセス層のパラメータを構成するために使用される。
【0151】
ここで、一例として、前記第1通信ユニット41は、以下の条件のうちの少なくとも1つが満たされる場合、第2メッセージを受信するように構成され、前記条件は、前記第1端末及び/又は前記第2端末によって使用されるIPアドレスが、既存の接続のIPアドレスとは異なること、前記第1端末及び/又は前記第2端末によって使用されるアプリケーション層IDが、既存の接続のアプリケーション層IDとは異なること、前記第1端末及び/又は前記第2端末によって使用されるPSIDが、既存の接続のPSIDとは異なること、前記第1端末及び/又は前記第2端末によって使用されるPQI/VQIが、既存の接続のPQI/VQIとは異なること、前記第1端末及び/又は前記第2端末によって使用されるベアラが、既存の接続のベアラとは異なること、前記第1端末及び/又は前記第2端末によって使用されるベアラが、既存の接続のベアラと同じであるが、構成された宛先端末が異なること、を含む。
【0152】
本願の1つの可能な実施例において、前記第1通信ユニット41は、前記第2端末が特定状態にある場合、前記第1メッセージを前記第2端末に送信するように構成され、前記特定状態は、前記第2端末が、前記第1端末が配置されているネットワークのカバレッジの外側にあること、前記第2端末がアイドル状態又は非活性化状態にあること、及び前記第2端末に対応するリソース選択モードが、前記第2端末が自律的にリソースを選択するモードであることのうちの少なくとも1つを含む。
【0153】
この場合、本実施例では、前記第1通信ユニット41は更に、前記第1メッセージを前記第2端末に送信する前に、前記第2端末によって送信される第4メッセージを受信するように構成され、前記第4メッセージは、前記第2端末が特定状態にあることを指示する。
【0154】
本願実施例は端末を更に提供し、前記端末は第1端末であり、前記端末の構成の構造は、
図8又は
図9を参照することができ、前記端末は、第1メッセージを第2端末に送信するように構成される第1通信ユニット41を備え、前記第1メッセージは、第1アクセス層構成パラメータを含み、
前記第1通信ユニット41は更に、前記第2端末によって送信される第2メッセージを受信するように構成され、前記第2メッセージは、第2アクセス層構成パラメータを含み、前記第2アクセス層構成パラメータは、前記第2端末と通信できるように前記第1端末によってアクセス層のパラメータを構成するために使用される。
【0155】
本実施例では、第1端末は、第1端末と第2端末との間のD2D通信を実現するために、第2端末によって送信される第2アクセス層構成パラメータに基づいてアクセス層のパラメータを構成する。
【0156】
本実施例では、前記第1アクセス層構成パラメータは、前記第2端末が、SDAP層、PDCP層、RLC層、MAC層、PHY層のうちの少なくとも1つのアクセス層のパラメータを構成するために使用される。
【0157】
本願の1つの可能な実施例において、前記第1通信ユニット41は更に、構成完了メッセージを前記第2端末に送信するように構成される。
【0158】
本願の1つの可能な実施例において、前記第1通信ユニット41は更に、構成失敗メッセージを前記第2端末に送信するように構成され、更に、前記第1アクセス層構成パラメータの構成を維持するか、又は、前記第2端末との接続を中断するか、又は、アクセス層構成変更要求を前記第2端末に送信するか、又は、デフォルトのパラメータに基づいて前記アクセス層のパラメータを構成するように構成される。
【0159】
ここで、一例として、前記第1通信ユニット41は、以下の条件のうちの少なくとも1つが満たされる場合、第2メッセージを受信するように構成され、前記条件は、前記第1端末及び/又は前記第2端末によって使用されるIPアドレスが、既存の接続のIPアドレスとは異なること、前記第1端末及び/又は前記第2端末によって使用されるアプリケーション層IDが、既存の接続のアプリケーション層IDとは異なること、前記第1端末及び/又は前記第2端末によって使用されるPSIDが、既存の接続のPSIDとは異なること、前記第1端末及び/又は前記第2端末によって使用されるPQI/VQIが、既存の接続のPQI/VQIとは異なること、前記第1端末及び/又は前記第2端末によって使用されるベアラが、既存の接続のベアラとは異なること、前記第1端末及び/又は前記第2端末によって使用されるベアラが、既存の接続のベアラと同じであるが、構成された宛先端末が異なること、を含む。
【0160】
本願の1つの可能な実施例において、前記第1通信ユニット41は、前記第2端末が特定状態にある場合、前記第1メッセージを前記第2端末に送信するように構成され、前記特定状態は、前記第2端末が、前記第1端末が配置されているネットワークのカバレッジの外側にあること、前記第2端末がアイドル状態又は非活性化状態にあること、及び前記第2端末に対応するリソース選択モードが、前記第2端末が自律的にリソースを選択するモードであることのうちの少なくとも1つを含む。
【0161】
この場合、本実施例では、前記第1通信ユニット41は更に、前記第1メッセージを前記第2端末に送信する前に、前記第2端末によって送信される第4メッセージを受信するように構成され、前記第4メッセージは、前記第2端末が特定状態にあることを指示する。
【0162】
本願実施例では、実際の応用では、前記端末の第1処理ユニット42は、前記端末の中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、マイクロコントローラユニット(MCU:Microcontroller Unit)又はフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA:Field-Programmable Gate Array)で実現されることができ、前記端末の第1通信ユニット41は、実際の応用では、通信コンポーネント(基本的な通信キット、オペレーティングシステム、通信モジュール、標準化されたインターフェース、プロトコルなどを含む)及び送受信アンテナで実現されることができる。
【0163】
上記の実施例に係る端末については、上述の各プログラムモジュールの分割に関してのみ例として説明したが、実際の応用では、必要に応じて、上記の処理を異なるプログラムモジュールに割り当てることができ、即ち、上記の処理の全て又は一部を完了するために、端末の内部構造を異なるプログラムモジュールに分割することができることに留意されたい。また、上述の実施例で提供される端末及び端末の実施例は、端末の接続方法の実施例と同じ構想に属し、その具体的な実施については、方法の実施例を参照でき、ここでは繰り返して説明しない。
【0164】
本願実施例は端末を更に提供し、前記端末は第2端末である。
図10は、本願実施例に係る端末の構成の第3の概略構造図であり、
図10に示されたように、前記端末は、第2通信ユニット51及び第2処理ユニット52を備え、ここで、
前記第2通信ユニット51は、第1端末によって送信される第1メッセージを受信するように構成され、前記第1メッセージは、第1アクセス層構成パラメータを含み、
前記第2処理ユニット52は、前記第1端末と通信するために、前記第1アクセス層構成パラメータに基づいてアクセス層のパラメータを構成するように構成される。
【0165】
本実施例では、前記第1アクセス層構成パラメータは、前記第2端末が、SDAP層、PDCP層、RLC層、MAC層、PHY層のうちの少なくとも1つのアクセス層のパラメータを構成するために使用される。
【0166】
本実施例では、前記第1メッセージは、前記第1端末及び/又は前記第2端末に対応する、PQI、VQI、データレート要件、通信範囲要件、QFI、PQIとベアラとの間のマッピング関係、VQIとベアラとの間のマッピング関係、QFIとベアラとの間のマッピング関係、データレート要件とベアラとの間のマッピング関係、及び通信範囲要件とベアラとの間のマッピング関係のうちの少なくとも1つを含む。
【0167】
本願の1つの可能な実施例において、前記第2通信ユニット51は、第1端末によって送信される第1メッセージを受信する前に、第2セットのマッピング関係を前記第1端末に送信するように構成され、前記第2セットのマッピング関係は前記第2端末に対応し、前記第2セットのマッピング関係は、QoS属性とQFIとの間のマッピング関係、QFIとベアラとの間のマッピング関係、QoS属性とベアラとの間のマッピング関係のうちの少なくとも1つを含み、前記ベアラは、前記第1端末と前記第2端末との間の通信に使用されるベアラである。
【0168】
一実施形態では、前記第2通信ユニット51は、PC5-Sシグナリングを介して前記第2セットのマッピング関係を前記第1端末に送信するように構成される。
【0169】
別の実施形態では、前記第2通信ユニット51は、RRCシグナリングを介して前記第2セットのマッピング関係を前記第1端末に送信するように構成される。
【0170】
本願の1つの可能な実施例において、前記第2通信ユニット51は、前記第2の端末が特定状態にある場合、前記第1端末によって送信される第1メッセージを受信するように構成され、前記特定状態は、前記第2端末が、前記第1端末が配置されているネットワークのカバレッジの外側にあること、前記第2端末がアイドル状態又は非活性化状態にあること、及び前記第2端末に対応するリソース選択モードが、前記第2端末が自律的にリソースを選択するモードであることのうちの少なくとも1つを含む。
【0171】
例示的に、前記第2通信ユニット51は、第1端末によって送信される第1メッセージを受信する前に、第4メッセージを前記第1端末に送信するように構成され、前記第4メッセージは、前記第2端末が特定状態にあることを指示する。
【0172】
本願の1つの可能な実施例において、前記第2通信ユニット51は更に、前記第1メッセージに関連付けられた第2セットのQoS属性情報を第2ネットワーク機器に送信するように構成され、前記第2セットのQoS属性情報は、PQI、VQI、データレート要件、通信範囲要件、QFI、PQIとベアラとの間のマッピング関係、VQIとベアラとの間のマッピング関係、QFIとベアラとの間のマッピング関係、データレート要件とベアラとの間のマッピング関係、通信範囲要件とベアラとの間のマッピング関係、PSID、及びITS-AIDのうちの少なくとも1つを含み、前記ベアラは、前記第1端末と前記第2端末との間の通信に使用されるベアラである。
【0173】
本願実施例は端末を更に提供し、前記端末は第2端末であり、前記第2端末の構成の構造は、
図10を参照することができ、前記端末は、第2通信ユニット51及び第2処理ユニット52を備え、ここで、
前記第2通信ユニット51は、第1端末によって送信される第1メッセージを受信するように構成され、前記第1メッセージは、第1アクセス層構成パラメータを含み、
前記第2処理ユニット52は、前記第1端末と通信するために、前記第1アクセス層構成パラメータに基づいてアクセス層のパラメータを構成するように構成され、
前記第2通信ユニット51は、第2メッセージを前記第1端末に送信するように構成され、前記第2メッセージは、第2アクセス層構成パラメータを含む。
【0174】
本願の1つの可能な実施例において、前記第2通信ユニット51は更に、前記第1端末によって送信される第3メッセージを受信するように構成され、前記第3メッセージは第3アクセス層構成パラメータを含み、前記第3アクセス層構成パラメータは、前記第1端末と通信できるように前記第2端末によってアクセス層のパラメータを構成するために使用される。
【0175】
本実施例では、前記第1アクセス層構成パラメータは、前記第2端末が、SDAP層、PDCP層、RLC層、MAC層、PHY層のうちの少なくとも1つのアクセス層のパラメータを構成するために使用される。
【0176】
本実施例では、例示的に、前記第2通信ユニット51は、以下の条件のうちの少なくとも1つが満たされる場合、前記第2メッセージを前記第1端末に送信するように構成され、前記条件は、前記第1端末及び/又は前記第2端末によって使用されるIPアドレスが、既存の接続のIPアドレスとは異なること、前記第1端末及び/又は前記第2端末によって使用されるアプリケーション層IDが、既存の接続のアプリケーション層IDとは異なること、前記第1端末及び/又は前記第2端末によって使用されるPSIDが、既存の接続のPSIDとは異なること、前記第1端末及び/又は前記第2端末によって使用されるPQI/VQIが、既存の接続のPQI/VQIとは異なること、前記第1端末及び/又は前記第2端末によって使用されるベアラが、既存の接続のベアラとは異なること、前記第1端末及び/又は前記第2端末によって使用されるベアラが、既存の接続のベアラと同じであるが、構成された宛先端末が異なること、を含む。
【0177】
本願の1つの可能な実施例において、前記第2通信ユニット51は、前記第2の端末が特定状態にある場合、前記第1端末によって送信される第1メッセージを受信するように構成され、前記特定状態は、前記第2端末が、前記第1端末が配置されているネットワークのカバレッジの外側にあること、前記第2端末がアイドル状態又は非活性化状態にあること、及び前記第2端末に対応するリソース選択モードが、前記第2端末が自律的にリソースを選択するモードであることのうちの少なくとも1つを含む。
【0178】
例示的に、前記第2通信ユニット51は、第1端末によって送信される第1メッセージを受信する前に、第4メッセージを前記第1端末に送信するように構成され、前記第4メッセージは、前記第2端末が特定状態にあることを指示する。
【0179】
本願実施例は端末を更に提供し、前記端末は第2端末であり、前記第2端末の構成の構造は、
図10を参照することができ、前記端末は、第2通信ユニット51及び第2処理ユニット52を備え、ここで、
前記第2通信ユニット51は、第1端末によって送信される第1メッセージを受信するように構成され、前記第1メッセージは、第1アクセス層構成パラメータを含み、
前記第2処理ユニット52は、前記第1端末と通信するために、前記第1アクセス層構成パラメータに基づいてアクセス層のパラメータを構成するように構成され、
前記第2通信ユニット51は、第2メッセージを前記第1端末に送信するように構成され、前記第2メッセージは、第2アクセス層構成パラメータを含み、前記第2アクセス層構成パラメータは、前記第2端末と通信できるように前記第1端末によってアクセス層のパラメータを構成するために使用される。
【0180】
本願の1つの可能な実施例において、前記第2通信ユニット51は更に、前記第1端末によって送信される構成完了メッセージを受信するように構成される。
【0181】
本願の1つの可能な実施例において、前記第2通信ユニット51は更に、前記第1端末によって送信される構成失敗メッセージを受信するように構成される。
【0182】
本実施例では、前記第1アクセス層構成パラメータは、前記第2端末が、SDAP層、PDCP層、RLC層、MAC層、PHY層のうちの少なくとも1つのアクセス層のパラメータを構成するために使用される。
【0183】
本実施例では、例示的に、前記第2通信ユニット51は、以下の条件のうちの少なくとも1つが満たされる場合、前記第2メッセージを前記第1端末に送信するように構成され、前記条件は、前記第1端末及び/又は前記第2端末によって使用されるIPアドレスが、既存の接続のIPアドレスとは異なること、前記第1端末及び/又は前記第2端末によって使用されるアプリケーション層IDが、既存の接続のアプリケーション層IDとは異なること、前記第1端末及び/又は前記第2端末によって使用されるPSIDが、既存の接続のPSIDとは異なること、前記第1端末及び/又は前記第2端末によって使用されるPQI/VQIが、既存の接続のPQI/VQIとは異なること、前記第1端末及び/又は前記第2端末によって使用されるベアラが、既存の接続のベアラとは異なること、前記第1端末及び/又は前記第2端末によって使用されるベアラが、既存の接続のベアラと同じであるが、構成された宛先端末が異なること、を含む。
【0184】
本願の1つの可能な実施例において、前記第2通信ユニット51は、前記第2の端末が特定状態にある場合、前記第1端末によって送信される第1メッセージを受信するように構成され、前記特定状態は、前記第2端末が、前記第1端末が配置されているネットワークのカバレッジの外側にあること、前記第2端末がアイドル状態又は非活性化状態にあること、及び前記第2端末に対応するリソース選択モードが、前記第2端末が自律的にリソースを選択するモードであることのうちの少なくとも1つを含む。
【0185】
例示的に、前記第2通信ユニット51は、第1端末によって送信される第1メッセージを受信する前に、第4メッセージを前記第1端末に送信するように構成され、前記第4メッセージは、前記第2端末が特定状態にあることを指示する。
【0186】
本願実施例では、実際の応用では、前記端末の第2処理ユニット52は、前記端末のCPU、DSP、MCU又はFPGAで実現されることができ、前記端末の第2通信ユニット51は、実際の応用では、通信コンポーネント(基本的な通信キット、オペレーティングシステム、通信モジュール、標準化されたインターフェース、プロトコルなどを含む)及び送受信アンテナで実現されることができる。
【0187】
上記の実施例に係る端末については、上述の各プログラムモジュールの分割に関してのみ例として説明したが、実際の応用では、必要に応じて、上記の処理を異なるプログラムモジュールに割り当てることができ、即ち、上記の処理の全て又は一部を完了するために、端末の内部構造を異なるプログラムモジュールに分割することができることに留意されたい。また、上述の実施例で提供される端末及び端末の実施例は、端末の接続方法の実施例と同じ構想に属し、その具体的な実施については、方法の実施例を参照でき、ここでは繰り返して説明しない。
【0188】
図11は、本願実施例に係る端末の概略構造図である。
図11に示されたように、端末は、プロセッサ610を備え、プロセッサ610は、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、本願実施例における方法を実現することができる。
【0189】
例示的に、
図11に示されたように、端末は更に、メモリ620を備えることができる。ここで、プロセッサ610は、メモリ620からコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、本願実施例において第1端末又は第2端末に適用される方法を実現することができる。
【0190】
ここで、メモリ620は、プロセッサ610から独立した別個のデバイスであってもよく、プロセッサ610に統合されてもよい。
【0191】
例示的に、
図11に示されたように、端末600は更に、トランシーバ630を備えることができ、プロセッサ610は、当該トランシーバ630を制御して他の機器と通信することができ、具体的には、情報又はデータを他の機器に送信するか、又は他の機器によって送信された情報又はデータを受信することができる。
【0192】
ここで、トランシーバ630は、送信機及び受信機を備えることができる。トランシーバ630は更に、アンテナを備えることができ、アンテナの数は1つ又は複数であってもよい。
【0193】
図12は、本願実施例に係るチップの概略構造図である。
図12に示されたチップ700は、プロセッサ710を備え、プロセッサ710は、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、本願実施例において第1端末又は第2端末に適用される方法を実現することができる。
【0194】
例示的に、
図12に示されたように、チップ700は更に、メモリ720を備えることができる。ここで、プロセッサ710は、メモリ720からコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、本願実施例における方法を実現することができる。
【0195】
ここで、メモリ720は、プロセッサ710から独立した別個のデバイスであってもよく、プロセッサ710に統合されてもよい。
【0196】
例示的に、当該チップ700は更に、入力インターフェース730を備えることができる。ここで、プロセッサ710は、当該入力インターフェース730を制御して、他の機器又はチップと通信することができ、具体的には、他の機器又はチップによって送信される情報又はデータを取得することができる。
【0197】
例示的に、当該チップ700は更に、出力インターフェース740を備えることができる。ここで、プロセッサ710は、当該出力インターフェース740を制御して、他の機器又はチップと通信することができ、具体的には、情報又はデータを他の機器又はチップに出力することができる。
【0198】
本願実施例で言及されるチップは、システムレベルのチップ、システムチップ、チップシステム又はシステムオンチップなどと呼ばれることができることを理解されたい。
【0199】
本願実施例におけるプロセッサは、信号の処理能力を備えた集積回路チップであり得ることを理解されたい。実現プロセスにおいて、上記の方法の実施例の各ステップは、プロセッサにおけるハードウェアの集積論理回路又はソフトウェア形の命令によって完了できる。上述のプロセッサは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、特定用途向け集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA:Field Programmable Gate Array)又は他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲート又はトランジスタロジックデバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネントなどであってもよく、本願実施例で開示された各方法、ステップ及び論理ブロック図を実現又は実行することができる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよく、任意の従来のプロセッサなどであってもよい。本願実施例を組み合たせて開示された方法のステップは、直接に、ハードウェア復号化プロセッサによって実行されて完了すると具現されることができ、又は復号化プロセッサにおけるハードウェア及びソフトウェアモジュールの組み合わせによって実行して完了する。ソフトウェアモジュールは、ランダムメモリ、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ、プログラマブル読み取り専用メモリ又は電気的に消去可能なプログラマブルメモリ、レジスタなど当技術分野の熟知する記憶媒体に配置されてもよい。当該記憶媒体はメモリに配置され、プロセッサはメモリの情報を読み取り、そのハードウェアと組み合わせて前記方法のステップを完了する。
【0200】
本願実施例におけるメモリは、揮発性メモリ又は不揮発性メモリであってもよく、又は揮発性及び不揮発性メモリの両方を含んでもよいことを理解されたい。ここで、不揮発性メモリは、読み取り専用メモリ(ROM:Read-Only Memory)、プログラム可能な読み取り専用メモリ(PROM:Programmable ROM)、消去可能なプログラム可能な読み取り専用メモリ(EPROM:Erasable PROM)、電気的に消去可能なプログラム可能な読み取り専用メモリ(EEPROM:Electrically EPROM)又はフラッシュメモリであってもよい。揮発性メモリは、外部キャッシュとして使用されるランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)であってもよい。例示的であるが限定的ではない例示によれば、多くの形のRAM、例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM:Static RAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM:Dynamic RAM)、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM:Synchronous DRAM)、ダブルデータレートの同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(DDR SDRAM:Double Data Rate SDRAM)、拡張型同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(ESDRAM:Enhanced SDRAM)、同期接続ダイナミックランダムアクセスメモリ(SLDRAM:Synchlink DRAM)及びダイレクトメモリバスランダムアクセスメモリ(DR RAM:Direct Rambus RAM)などが利用可能である。本明細書で説明されるシステム及び方法のためのメモリは、これら及び任意の他の適切なタイプのメモリを含むが、これらに限定されないことを意図していることを留意されたい。
【0201】
上記のメモリは、例示的なものであり、限定的なものではないことをりかいされたい。例えば、本願実施例におけるメモリはまた、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM:static RAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM:dynamic RAM)、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM:synchronous DRAM)、ダブルデータレートの同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(DDR SDRAM:double data rate SDRAM)、拡張型同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(ESDRAM:enhanced SDRAM)、同期接続ダイナミックランダムアクセスメモリ(SLDRAM:synch link DRAM)及びダイレクトメモリバスランダムアクセスメモリ(DR RAM:Direct Rambus RAM)などであり得る。すなわち、本願実施例におけるメモリは、これら及び任意の他の適切なタイプのメモリを含むが、これらに限定されないことを意図する。
【0202】
本願実施例は、コンピュータプログラムが記憶されたコンピュータ可読記憶媒体を更に提供し、前記コンピュータプログラムは、コンピュータに、本願実施例において第1端末又は第2端末に適用される方法の対応するプロセスを実行させ、簡潔にするために、ここでは繰り返して説明しない。
【0203】
本願実施例は、コンピュータプログラム命令を含むコンピュータプログラム製品を更に提供し、当該コンピュータプログラムは、コンピュータに、本願実施例において第1端末又は第2端末に適用される方法の対応するプロセスを実行させ、簡潔にするために、ここでは繰り返して説明しない。
【0204】
本願実施例は、コンピュータプログラムを更に提供し、前記コンピュータプログラムは、コンピュータに、本願実施例において第1端末又は第2端末に適用される方法の対応するプロセスを実行させるように構成され、簡潔にするために、ここでは繰り返して説明しない。
【0205】
当業者なら自明であるが、本明細書で開示される実施例を参照しながら説明された各例示のユニット及びアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、又はコンピュータソフトウェア及び電子ハードウェアの組み合わせによって実現されることができる。これらの機能がハードウェアで実行されるかソフトウェアの形で実行されるかは、技術的解決策の特定の適用と設計上の制約条件に依存する。専門技術者は、各特定の用途に応じて異なる方法を使用して、説明された機能を実現することができるが、このような実現は、本出願の範囲を超えると見なされるべきではない。
【0206】
当業者なら自明であるが、説明の便宜及び簡潔さのために、上記に説明されたシステム、装置及びユニットの具体的な操作プロセスについては、上記の方法の実施例における対応するプロセスを参照することができ、ここでは繰り返して説明しない
本願で提供されたいくつかの実施例において、開示された機器及び方法は、他の方式で実現できることを理解されたい。例えば、上記の装置の実施例は、例示的なものに過ぎず、例えば、前記ユニットの分割は、論理機能の分割に過ぎず、実際の実現では、他の分割方法を採用することができ、例えば、複数のユニット又はコンポーネントを組み合わせたり、別のシステムに統合したり、又は一部の特徴を無視するか実行しないことができる。なお、表示又は議論される相互結合又は直接結合又は通信接続は、いくつかのインターフェースを介して実現でき、装置又はユニット間の間接的な結合又は通信接続は、電気的又は機械的な形であってもよく、他の形であってもよい。
【0207】
前記分離部材として説明されたユニットは、物理的に分離されている場合とされていない場合があり、ユニットとして表示された部材は、物理ユニットである場合もそうでない場合もあり、1箇所に配置される場合もあれば、複数のネットワークユニットに分散される場合もある。実際の必要に応じて、その中のユニットの一部又は全部を選択して本実施例の解決策の目的を達成することができる。
【0208】
さらに、本願の各実施例における各機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されてもよく、又は各ユニットは物理的に別個のユニットであってもよく、又は2つ以上のユニットが1つのユニットに統合されてもよい。
【0209】
上述の機能がソフトウェア機能ユニットの形で実現され、かつスタンドアロン製品として販売又は使用される場合、1つのコンピュータ可読記憶媒体に記憶されることができる。このような理解に基づいて、本願の技術的解決策の本質的な部分、すなわち、先行技術に貢献のある部分、又は前記技術的解決策の一部は、ソフトウェア製品の形で具現されることができ、当該コンピュータソフトウェア製品は、1つの記憶媒体に記憶され、コンピュータ機器(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワーク機器等であり得る)に、本願の各実施例に記載の方法のステップの全部又は一部を実行させるためのいくつかの命令を含む。上記した記憶媒体は、Uディスク、モバイルハードディスク、ROM、RAM、磁気ディスク又はスクなどのプログラムコードを記憶することができる様々なメディアを含む。
【0210】
上記の説明は、本願の特定の実施形態に過ぎず、本願の保護範囲はこれに限定されない。本願に開示された技術的範囲内で、当業者が容易に想到し得る変形又は置換は、すべて本願の保護範囲に含まれるべきである。したがって、本願の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に従うものとする。