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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-01-25
(45)【発行日】2024-02-02
(54)【発明の名称】圧縮力拡大装置
(51)【国際特許分類】
   A61B 17/80 20060101AFI20240126BHJP
【FI】
A61B17/80
【請求項の数】 8
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2019226332
(22)【出願日】2019-12-16
(65)【公開番号】P2020096835
(43)【公開日】2020-06-25
【審査請求日】2022-11-28
(31)【優先権主張番号】16/222,477
(32)【優先日】2018-12-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】502427840
【氏名又は名称】ジンマー,インコーポレイティド
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【弁理士】
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100160705
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 健太郎
(72)【発明者】
【氏名】フィンリー アダム
【審査官】槻木澤 昌司
(56)【参考文献】
【文献】欧州特許出願公開第00016338(EP,A1)
【文献】特開2016-073629(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2015/0250509(US,A1)
【文献】特開2008-036419(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61B17/80
A61B17/58
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
圧縮力拡大装置であって、
本体を通る垂直軸線と、
前記垂直軸線に対して所定の角度で傾斜した、前記本体の近位面と、
前記本体の平坦な遠位面であって、前記近位面の反対側に配置される遠位面と、
前記近位面から前記遠位面まで、前記本体を通って配置されたボアとを有し、
前記本体が、前記本体を骨プレートに結合できるように構成された結合開口を有するアームに接続され、前記結合開口が、前記垂直軸線から離間された結合軸線を有する、
圧縮力拡大装置。
【請求項2】
前記結合開口が、前記アームの長手方向寸法に対して前記ボアから長手方向に離間されている、請求項1に記載の圧縮力拡大装置。
【請求項3】
前記結合軸線が、前記垂直軸線に対して非同軸である、請求項1に記載の圧縮力拡大装置。
【請求項4】
骨圧縮システムであって、
骨プレートであって、前記プレートは、近位プレート面、および前記近位プレート面の反対側に配置された骨接触プレート面を有し、前記骨プレートは、前記骨プレートを第1の骨部に結合できるように、前記近位プレート面と前記骨接触プレート面との間に前記プレートを通って配置されたプレート穴をさらに含む、骨プレートと、
圧縮力拡大装置であって、
近位本体面、および前記近位本体面の反対側にある遠位面を有する、本体と、
前記近位本体面から前記遠位面まで前記本体を通って配置されたボアであって、ボア軸線を有する、ボアとを有し、
前記本体の前記近位本体面は、前記ボア軸線に対して所定の角度で傾斜し、
前記本体は、前記本体を前記骨プレートに結合できるように構成された結合開口を有するアームに結合され、前記結合開口は、前記ボア軸線から離間された結合軸線を有する、
圧縮力拡大装置とを備える、骨圧縮システム。
【請求項5】
前記圧縮力拡大装置が、前記骨プレートに着脱自在に取り付けられる、請求項4に記載のシステム。
【請求項6】
前記結合開口と前記プレート穴とを通して前記骨プレートを前記アームに結合する締め具をさらに備える、請求項4に記載のシステム。
【請求項7】
使用者が前記本体を操作できるように、前記本体に結合されたハンドルをさらに備える、請求項1に記載の圧縮力拡大装置。
【請求項8】
使用者が前記本体を操作できるように、前記本体に結合されたハンドルをさらに備える、請求項4に記載のシステム。
【発明の詳細な説明】
【関連出願の相互参照】
【0001】
本願は、「Compression Force Magnifier」という名称の2018年5月11日に出願された米国特許出願番号第15/978,071号の関連出願であり、米国特許法第119条(35U.S.C.§119)の下で、2017年5月12日に出願された米国仮出願番号62/505,418号の優先権の利益を主張し、その開示の全体が参照することによって本願に組み込まれる。
【技術分野】
【0002】
本発明は、一般に整形外科のインプラント固定装置に関し、より詳細には、圧縮力強化機能を有する整形外科の骨プレートに関する。
【背景技術】
【0003】
「外反母趾」(「Hallux Abducto Valgus、HAV」)による変形は、概して母趾の外側偏位および/または外反回旋を伴った第1中足骨の内側偏位として説明される。その結果生じる影響が第1中足指節関節(「MTPJ」)の亜脱臼であり、母趾の基部に近い足の内側に骨の隆起が生じる。HAVは、母趾関節を動かしたときの痛みにつながり、かつ/または履物を履くのが困難になる場合がある。HAVに関する他の症状として、隣接する足指における槌趾の形成、母趾球における前足部の痛み(aka metatarsalgia)、隣接する中足骨の圧力骨折、偏平足(pes planus)、および関節炎が含まれる場合がある。骨(母趾および/または第1中足骨)の奇形は、腱膜瘤も引き起こす場合がある。腱膜瘤は長い間、痛みを伴う足の変形としてより一般的な種類の1つとなっている。
【0004】
HAVを手術で矯正するために、さまざまな技法が開発されてきた。最も基本的な技法は、単に第1中足骨頭部の内側面で大きくなった骨を切除することに関し、ただしこの手法は、通常は他のより先進的な技法と併せて使用される。一般的な技法は骨切り(骨切断)術に関し、第1中足骨が2つの骨片に切断されて、骨の遠位部が、隣接する第2中足骨の近く(内側)に移動される。骨切り術は、変形の重症度に応じて第1中足骨のいくつかの部位で行われ得る。
【0005】
骨切り術を必要としない代替的な技法が開発されている。このような技法の1つは、しばしばラピダス(Lapidus)法と呼ばれる。概してラピダス法の背後にある考え方は、第1中足骨の基部を内側楔状骨に、矯正された新しい位置で恒久的に固定することである。この恒久的な固定は、まずIMAを低減してから、MCを固定することによって実施される。この手法の実施には、プレート、ならびにプレートを中足骨および内側楔状骨に取り付けるねじの使用を伴うことが多い。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0006】
1つの例示的な実施形態では、本発明は圧縮力拡大装置であって、骨プレートに取り付けるための係合面と、係合面の上方にある傾斜部品であって、係合面に隣接した底面、および角度付けされた上面を有する、傾斜部品と、傾斜部品および係合面を貫通する穴とを含む。
【0007】
別の例示的な実施形態では、本発明は圧縮力拡大装置であって、前記圧縮力拡大装置は、垂直軸線と、前記垂直軸線に対して所定の角度で傾斜した近位面と、平坦な遠位面であって、前記近位面の反対側に配置される、遠位面と、延長部材であって、前記遠位面から延伸する延長部材と、ボアであって、前記近位面から前記遠位面および前記延長部材を通り、前記本体を通って配置されたボアとを有し、前記延長部材は、骨プレートの穴の中に嵌合するように適合される。
【0008】
別の例示的な実施形態では、本発明は圧縮力拡大装置であって、前記圧縮力拡大装置は、垂直軸線と、前記垂直軸線に対して所定の角度で傾斜した近位面と、平坦な遠位面であって、前記近位面の反対側に配置される、遠位面と、ボアであって、前記近位面から前記遠位面まで、前記本体を通って配置されたボアと、前記拡大装置を骨プレートに取り付ける手段とを有する。
【0009】
別の例示的な実施形態では、本発明は、骨圧縮組立体装置であって、前記組立体装置は、骨プレートであって、近位面および前記近位面の反対側に配置された骨接触面を有し、前記近位面と前記骨接触面との間に前記プレートを通って配置された少なくとも1つの穴をさらに含み、前記穴が長手方向軸線を有する、骨プレートと、前記骨プレートの近位面に配置された圧縮力拡大装置とを含み、前記圧縮力拡大装置は、垂直軸線と、前記垂直軸線に対して所定の角度で傾斜した近位面と、平坦な遠位面であって、前記近位面の反対側に配置された遠位面と、延長部材であって、前記遠位面から延伸する延長部材と、ボアであって、前記近位面から前記遠位面および前記延長部材を通り、前記本体を通って配置された、ボアとを有し、前記延長部材は、前記穴の長手方向軸線が前記ボアの長手方向軸線とほぼ同一直線上になるように、前記骨プレートの前記穴に結合される。
【0010】
別の例示的な実施形態では、本発明は、骨圧縮組立体装置であって、前記組立体装置は、骨プレートであって、近位面および前記近位面の反対側に配置された骨接触面を有し、前記近位面と前記骨接触面との間に前記プレートを通って配置された少なくとも1つの穴をさらに含み、前記穴が長手方向軸線を有する、骨プレートと、圧縮力拡大装置とを含み、前記圧縮力拡大装置は、垂直軸線と、前記垂直軸線に対して所定の角度で傾斜した近位面と、平坦な遠位面であって、前記近位面の反対側に配置された遠位面と、ボアであって、前記近位面から前記遠位面まで前記本体を通って配置された、ボアとを有し、前記圧縮力拡大装置は、前記ボアの前記軸線が前記穴の前記軸線と同一直線状になり、かつ前記拡大装置の前記遠位面が前記プレートの前記近位面に当接するように前記骨プレートに取り付けられる。
【0011】
別の例示的な実施形態では、本発明は、骨圧縮組立体装置であって、前記組立体装置は、骨プレートであって、近位面および前記近位面の反対側に配置された骨接触面を有し、前記近位面と前記骨接触面との間に前記プレートを通って配置された少なくとも1つの穴をさらに含み、前記穴が長手方向軸線を有する、骨プレートと、圧縮力拡大装置とを含み、前記圧縮力拡大装置は、垂直軸線と、前記垂直軸線に対して所定の角度で傾斜した近位面と、平坦な遠位面であって、前記近位面の反対側に配置された遠位面と、ボアであって、前記近位面から前記遠位面まで前記本体を通って配置された、ボアとを有し、前記圧縮力拡大装置は、前記ボアの前記軸線が前記穴の前記軸線と同一直線状になり、かつ前記拡大装置の前記遠位面が前記プレートの前記近位面に当接するように前記骨プレートに取り付けられ、かつねじであって、下部が平坦でない近位頭部を有し、前記ボアおよび前記穴を通って骨の中に配置されるねじとを有する。
【0012】
別の例示的な実施形態では、本発明は骨プレートであって、前記プレートは、伸長した本体であって、骨に接触しない近位の表面と、前記近位面の反対側に配置された遠位の骨接触面とを有する、本体と、前記プレートを通って配置された穴であって、前記プレートの前記近位面および前記遠位面と連通し、垂直軸線を有する、穴と、圧縮力拡大部品とを含み、前記圧縮力拡大部品は、垂直軸線と、前記垂直軸線に対して所定の角度で傾斜した近位面と、前記近位面の反対側に配置された平坦な遠位面と、前記近位面から前記遠位面まで、前記圧縮力拡大部品を通って配置されたボアとを有し、前記圧縮力拡大部品は、前記圧縮力拡大部品の前記ボアの前記垂直軸線が、前記プレートの前記穴の前記垂直軸線と同一直線状になるように前記プレートに配置される。
【0013】
別の例示的な実施形態では、本発明は骨プレートであって、前記プレートは、伸長した本体であって、第1の端部と、第2の端部と、骨に接触しない近位の表面と、前記近位面の反対側に配置された遠位の骨接触面とを有する、本体と、前記プレートを通って配置された穴であって、前記プレートの前記近位面および前記遠位面と連通し、垂直軸線を有する、穴と、圧縮力拡大部品とを含み、前記圧縮力拡大部品は、垂直軸線と、前記垂直軸線に対して所定の角度で傾斜した近位面と、前記近位面の反対側に配置された平坦な遠位面と、前記近位面から前記遠位面まで、前記圧縮力拡大部品を通って配置されたボアとを有し、前記圧縮力拡大部品は、前記プレートの前記第1の端部および前記第2の端部のうちの1つに取り付けられる。
【0014】
別の例示的な実施形態では、本発明は骨圧縮組立体であって、複数のねじ穴を有する骨プレートと、少なくとも1つのねじ穴の中に係合する圧縮力拡大装置とを含み、圧縮力拡大装置は、骨プレートに取り付けるための係合面と、係合面の上方にある傾斜部品であって、係合面に隣接する底面および角度付けされた上面を有する、傾斜部品と、傾斜部品および係合面を垂直に貫通する穴とを有する。
【0015】
別の例示的な実施形態では、本発明は、圧縮力拡大装置を使用する方法であって、第1の骨に骨プレートを取り付けるステップと、骨プレートの上面に配置された開口の中に圧縮力拡大装置を挿入するステップと、圧縮力拡大装置の中および第2の骨の中に第1のねじを挿入するステップと、第1の骨と第2の骨との間に圧縮力を印加するステップと、骨プレートの穴を通して第2の骨の中に第2のねじを挿入するステップと、第1のねじおよび圧縮力拡大装置を除去するステップと、第1のねじよりも大きい第3のねじを、第1のねじによって残された穴の中に挿入するステップとを含む。
【0016】
本明細書で説明される圧縮骨プレート装置、および関連する方法を図示する目的で、ここに例示的な実施形態を示す。これらの例示的な実施形態は、開示される圧縮骨プレート装置および関連する方法の正確な構成および動作に関して限定するものではなく、本開示の精神および範囲内で他の同様の実施形態が想定される。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本発明の態様による、圧縮力拡大装置の上面斜視図である。
【0018】
図2】本発明の態様による、圧縮力拡大装置の側面斜視図である。
【0019】
図3】本発明の態様による、圧縮力拡大装置の側面図である。
【0020】
図4】本発明の態様による、圧縮力拡大装置の前面図である。
【0021】
図5】本発明の態様による、圧縮力拡大装置の背面図である。
【0022】
図6】本発明の態様による、ねじが挿入された圧縮力拡大装置の側面斜視図である。
【0023】
図7】本発明の態様による、ねじが挿入された圧縮力拡大装置の底面図である。
【0024】
図8】本発明の態様による、ねじが挿入された圧縮力拡大装置の底面斜視図である。
【0025】
図9】ねじが挿入された圧縮力拡大装置の上面図である。
【0026】
図10】本発明の態様による、ねじが挿入された圧縮力拡大装置の前面図である。
【0027】
図11】本発明の態様による、ねじが挿入された圧縮力拡大装置の側面図である。
【0028】
図12】本発明の態様による、力拡大装置が挿入された圧縮骨プレートの上面斜視図である。
【0029】
図13】本発明の態様による、力拡大装置が挿入された圧縮骨プレートの側面図である。
【0030】
図14】本発明の態様による、力拡大装置が挿入された圧縮骨プレートの底面斜視図である。
【0031】
図15】本発明の態様による、力拡大装置が挿入された圧縮骨プレートの前面図である。
【0032】
図16】本発明の態様による、力拡大装置が挿入され圧縮ねじが挿入された、圧縮骨プレートの側面斜視図である。
【0033】
図17】本発明の態様による、力拡大装置が挿入されねじが挿入された圧縮骨プレートの側面図である。
【0034】
図18】本発明の態様による、力拡大装置が挿入されオリーブワイヤが挿入された圧縮骨プレートの側面図である。
【0035】
図19】本発明の態様による、力拡大装置が挿入されオリーブワイヤが挿入された圧縮骨プレートの側面図である。
【0036】
図20】本発明の態様による、力拡大装置が挿入され係合されたナットを有するねじ付きピンが挿入された圧縮骨プレートの側面図である。
【0037】
図21】本発明の態様による、力拡大装置を有する圧縮骨プレートの代替実施形態の側面分解図である。
【0038】
図22】本発明の態様による、力拡大装置を有する圧縮骨プレートの代替実施形態の上面分解図である。
【0039】
図23】本発明の態様による、力拡大装置を有する圧縮骨プレートの代替実施形態の側面組立図である。
【0040】
図24】本発明の態様による、圧縮骨プレート用の力拡大装置として使用するハンドルの上面図である。
【0041】
図25】本発明の態様による、圧縮骨プレート用の力拡大装置として使用するハンドルの上面図である。
【0042】
図26】本発明の態様による、骨プレートで受けられた圧縮力拡大装置の側面図であり、骨プレートに連結される圧縮力拡大装置のタブを示すために骨プレートが透明になっている。
【0043】
図27】骨プレートで受けられた、図26の圧縮力拡大装置の側面図である。
【0044】
図28】拡大図にした図27の圧縮力拡大装置および骨プレートの一部の斜視図であり、圧縮力拡大装置が骨プレートから分離されている。
【0045】
図29】骨プレートから離間された、図28の圧縮力拡大装置の別の斜視図である。
【0046】
図30】本発明の態様による、骨プレートと結合可能であってかつ骨プレートから分離されたハンドルを有する、圧縮力拡大装置の斜視図である。
【0047】
図31】骨プレートのキャビティで受けられた、図30の骨プレートおよび圧縮力拡大装置の斜視図である。
【0048】
図32】圧縮力拡大装置が骨プレートから横方向に離間されている、本発明の態様による、骨プレートに結合可能なアームを有する圧縮力拡大装置の側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0049】
本明細書で用いられる「圧縮力拡大装置」という用語は、任意の特定の関節に対する使用に限定されるものと解釈されてはならないが、この語句は、任意の種類の関節の固定術および骨切り術に使用されてもよく、さらに軟部組織修復の前に関節を小さくするために使用されてもよい。
【0050】
本発明のさまざまな実施形態の要素を紹介するとき、冠詞「a」、「an」、「the」、および「said」は、1つ以上の要素の存在を意味することが意図されている。「comprising(備える)」、「including(含む)」、および「having(有する)」という用語は、挙げられている要素以外の追加の要素があり得ることを含み、かつこれを意味することが意図されている。パラメータの例はいずれも、開示されている実施形態の他のパラメータを排除するものではない。任意の特定の実施形態に対して本明細書で説明され、図示され、あるいは開示される構成要素、態様、特徴、構成、配置、用途などは、本明細書で開示される他の任意の実施形態に同様に適用されてもよい。
【0051】
この詳細な説明および以下の請求項において、近位、遠位、前、後、内側、外側、上、および下という語は、自然骨の相対的な配置に従って骨またはインプラントの特定の部位を示すその標準的な用法によって定義される、または参照用に方向を表す用語である。例えば、「近位」は、胴に最も近い装置またはインプラントの部分を意味し、「遠位」は胴から最も遠い装置またはインプラントの部分を示す。方向を表す用語として、「前」は本体の前側に向かう方向であり、「後」は本体の後ろ側に向かう方向を意味し、「内側」は本体の正中線に向かう方向を意味し、「外側」は本体の側面に向かう方向、または正中線から離れる方向であり、「上」は別の物体または構造の上方を意味し、「下」はその下方を意味する。
【0052】
図1から図5に示すように、本開示による圧縮力拡大装置の実施形態が開示される。圧縮力拡大装置100は、後で説明し図示するように、骨プレートに嵌合する係合面102を有することができる。係合面102は、例えば骨プレートのねじ穴に取り付けるための、任意の手段を含むことができる。これは例えば、これに限定されないが、スロットに挿入すると圧縮される締まりタブ、ねじスロットと穴との締まり嵌合、テーパー嵌合、圧入嵌合、ねじスロットのねじ山に係合するタブ、またはねじスロットに係合して本質的に摩擦嵌合を生じさせる、分割底部を含むことができる。
【0053】
図1から図5に示すように、圧縮力拡大装置100は、係合面102の上方に配置された傾斜部品104をさらに含んでもよい。例えば、傾斜部品104は、骨プレートの表面に隣接して位置するための係合面102に隣接する、平坦な底面106を有してもよい。図1から図4に示すように、傾斜部品は勾配のある、または角度を付けた上面108をさらに有してもよく、上面108は傾斜した表面を生成し、その角度は1~89度など異なっていてもよいが、例えば約1.5~5ミリメートルの高さ範囲で20~55度の範囲内であることがより好ましい。傾斜部品104の側面105は、その本体107を形成するように、平坦な底面106と上面108とを結合し得る。
【0054】
図1図2、および図4に示すように、圧縮力拡大装置100は、傾斜部品104の本体を形成する壁と係合面102とを垂直に貫通するボアまたは穴110を含むことができ、その結果、開口が圧縮力拡大装置100の全体を貫通する。穴110は、例えば楕円形であってもよく、スロットなどを確定する。図6に示すように、骨プレートの下方に位置する骨にねじが締め付けられると、ねじは傾斜部品104を移動する、または下降してスロットを横切り、以下でより詳細に説明するように、骨プレートを通って高い圧縮力を生成する。穴110は、本体を貫通する、その中心線に沿った軸線を含んでもよく、図4および図5に示すように係合面が水平に配向されているときは、このような軸線は垂直になり得る。
【0055】
図6から図11に示すように、圧縮力拡大装置100は、結合された骨プレートの下方に配置された骨または骨片に取り付けるために、ねじ112、またはk-ワイヤ(図示せず)などのねじ装置と併せて使用されてもよい。例えば、ねじ112が傾斜部品104の上部で穴110を通して挿入されるときに、ねじ112が下にある骨に締め付けられると、ねじは傾斜部品104を移動する、または下降して骨をスロットの長さと平行な方向へ移動させ、場合によっては、ねじが傾斜を下降する際に印加される圧縮力によって、1つの骨を別の骨または骨片の近くに引き寄せる。ねじの移動によって2つの骨が互いに近くに引き寄せられるが、傾斜の高さによってより大きい圧縮力も印加され、結果として高いてこ力が生じる。
【0056】
図12から図15に示すように、骨圧縮組立体200がさらに開示され、これは例えば、骨プレート202を含んでもよい。図示されている骨プレート202は、図12から図15に示すように、軽微な内側/外側湾曲を有する伸長した骨プレートであってもよいが、段差のある骨プレートその他の直交した設計を含むこともできる。骨プレート202は、骨プレート202を1つ以上の骨または骨片(図示せず)に取り付けるための複数のねじ穴204を有することができる。また、例えば、骨または骨片に埋め込むための一組のタイン206が骨プレート202に含まれてもよい。圧縮力拡大装置100は、先に述べたように、少なくとも1つのねじ穴204に挿入される、または入れ子式に受けられてもよく、図14に示すように、特定のねじ穴204が、圧縮力拡大装置100の係合面102と整合するスロットとして構成されてもよい。
【0057】
図16および図17に示すように、図6から図11と同様に、2つの骨および/または骨片が互いに近づくように移動するのを容易にするために、ねじ112が骨圧縮組立体200と併せて使用されてもよい。ねじ112が挿入されると、ねじは図16および図17の矢印で示されている方向へ傾斜を下降し、第2の骨を距離D分移動させ、この距離は穴110のスロットの長さと等しくてもよく、これによって骨プレート202の下方にある骨および/または骨片を引っ張って第2の骨および/または骨片に近づけ、骨プレート202に固定する。
【0058】
骨圧縮組立体200を使用する方法は、より詳細には、第1の骨または骨片に骨プレート202を取り付けるステップを含み、これには、例えば図17の左側に示すように、組立体200の左側にあるねじ穴204の少なくとも1つを通して、タイン206、あるいは圧縮ねじまたは止めねじなどのねじまたはその他の骨固定装置を使用する。圧縮力拡大装置100は、骨プレート202を第1の骨または骨片に取り付ける前または取り付けた後に、骨プレート202のねじ穴204の少なくとも1つに挿入されてもよい。第1のねじ112は、(例えば、穴110を通して)圧縮力拡大装置100に挿入されてこれを通り、例えば、組立体200の右側で、第2の骨または骨片の中に入ってもよい。第1のねじ112を締めると、前述したように、第1の骨または骨片と、第2の骨または骨片との間に印加される圧縮力が生じる。ねじ112が傾斜を下降すると、その結果生じた力が、右側にある第2の骨を組立体200の左側に向かって引っ張り、組立体200の左側にある第1の骨に近づける、または第1の骨と接触させる。ねじ112を圧縮力拡大装置100の傾斜した面108の端部に締め続けることによって、任意の圧力が印加されてもよい。所望の移動量に到達したら、例えば、圧縮ねじまたは止めねじなどの第2のねじを骨プレート202の最も右側のねじ穴204に挿入して、骨プレートが第2の骨または骨片にさらに恒久的に取り付けられてもよい。
【0059】
第2の骨または骨片が骨プレート202に固定されたら、骨の位置は元の位置のままで、第1のねじ112が緩められて取り外されてもよい。その後、圧縮力拡大装置100の係合面102の係合を外すのに必要な任意の用具または方法を使用して、圧縮力拡大装置100が除去されてもよい。4つのねじ穴204が図示されているが、骨プレート202は任意の数の穴を有してもよく、必要な関節圧縮の種類、および骨の大きさおよび強度に応じて、その全部または一部が、第1および第2の骨または骨片に骨プレート202を固定するのに使用されてもよい。使用されるべきねじ穴がすべてねじまたはその他の固定装置で埋められたら、圧縮力拡大装置100は除去され、残ったねじ穴は、(例えば、中のねじが相対移動できるように楕円形にする、あるいは横方向寸法よりも大きい長手方向寸法を有するように)スロットを付けられてもよく、第1のねじ112によって骨に残された穴に、第1のねじよりも大きい直径を有し得る第3のねじまたはその他の固定装置を挿入することによって、第2の骨をさらに固定するのを補助するために使用することができる。例えば、第1のねじ112は、最後のねじ用のパイロット穴を生成してもよく、これによって最後のねじは残っているねじ穴/スロットにぴったりと嵌合する。取り外し可能な圧縮力拡大装置100があることによって、肉芽またはねじの突出といった、圧縮力拡大装置100におけるような取り外し可能な装置ではない、傾斜が一体化された圧縮装置の従来の設計で発生する場合があった臨床上の問題を排除する。いくつかの実施形態では、最初の第1のねじは、1~2mmであってもよく、次の第2のねじは、2~6.5mmの範囲内であってもよい。圧縮力拡大装置100の傾斜角および傾斜長によって、第2の骨/骨片の動く距離または移動距離を1~5mmにすることが可能になる。
【0060】
ねじ112は、圧縮力拡大装置100のねじ穴110で使用されるものとして説明されているが、図18から図19に示すような代替的な実施形態では、ねじ付きのオリーブワイヤ208が使用されてもよく、傾斜面を下に移動するために、ねじの頭部とは別のものとしてボール210を含んでいる。ワイヤの下端に海綿骨ねじまたはその他の圧縮ねじ212を含み得る、当業者に知られている任意のオリーブワイヤが使用されてもよく、これは前述したねじのように、挿入される最後のねじよりも直径が小さくてもよい。
【0061】
さらに、図20に示すのはねじ112の別の代替実施形態であり、ピン214の下端に海綿骨ねじまたはその他の圧縮ねじ212を含む、ねじ付きピン214を含んでもよい。ピン214のねじ付きの上部と係合するように、ナット216または類似のねじ部材が使用されてもよい。ナット216は、ねじ付きピンにねじ込まれると、2つの骨同士の間に圧縮力を生成して印加するために、圧縮力拡大装置100の傾斜を下に移動する。
【0062】
図21から図23は、側面分解図、上面分解図、および側面組立図を示し、それぞれ力拡大装置1100を有する圧縮骨プレート1202の代替実施形態を示す。図21から図23に示すように、圧縮力拡大装置1100もまた、係合面1102の上方に配置された傾斜部品1104を含んでもよい。例えば、傾斜部品1104は、骨プレートの表面に隣接して位置するための係合面1102に隣接する、平坦な底面1106を有してもよい。傾斜部品は勾配のある、または角度を付けた上面1108をさらに有してもよく、上面1108は傾斜した表面を生成し、その角度は1~89度など異なっていてもよいが、例えば約1.5~5ミリメートルの高さ範囲で20~55度の範囲内であることがより好ましい。
【0063】
図21から図23に示すように、圧縮力拡大装置1100は、傾斜部品1104と係合面1102とを垂直に貫通する穴1110を含むことができ、その結果、開口が圧縮力拡大装置1100の全体を貫通する。穴1110は、例えば楕円形であってもよく、スロットなどを確定する。図6に示されているのと同じ方法で、骨プレートの下方に位置する骨にねじが締め付けられると、ねじは傾斜部品1104を移動する、または下降してスロットを横切り、以下でより詳細に説明するように、骨プレートを通って高い圧縮力を生成する。
【0064】
図23に示すように、骨圧縮組立体1200は、骨プレート1202を含む。図示されている骨プレート1202は、図12から図15に示すように骨プレート202に対して軽微な内側/外側湾曲を有する伸長した骨プレートであってもよいが、段差のある骨プレートその他の直交した設計を含むこともできる。骨プレート1202は、骨プレート1202を1つ以上の骨または骨片(図示せず)に取り付けるための複数のねじ穴1204を有することができる。また、例えば、骨または骨片に埋め込むための一組のタイン1206が骨プレート1202に含まれてもよい。
【0065】
圧縮力拡大装置1100は、先に述べたように、ねじ穴1204のうちの少なくとも1つのねじ穴に挿入される、または入れ子式に受けられてもよく、図21から図22に示すように、2つの構成部品を結合するための代替手段として、ねじ穴1204の特定のねじ穴(例えば、穴1205)が、圧縮力拡大装置1100の対応する可撓性タブと整合するように、切り欠き1250を伴って構成されてもよい。例えば、切り欠き1250は、穴1204のうちの1つの穴の残部から、骨プレートに対して長手方向に延伸する狭窄部であってもよい。上記のタブは、長手方向に延伸する切り欠きよりも長く、骨プレート102の長手方向寸法の方向に延伸してもよく、タブは、穴1205の切り欠き1250を通過するためにタブが長手方向に変形できるように、弾性的に変形可能であってもよい。変形されて穴1205の切り欠き1250を通過した後に、タブは、圧縮力拡大装置が骨プレートから分離するのを阻止するために、タブが圧縮力拡大装置100の残部に対して骨プレートの反対側に位置するように、長手方向に延伸してもよい。別の例では、タブは、圧縮力拡大装置100の残部に対して骨プレートの反対側に延伸することなくこのような分離を阻止するために、切り欠き1250に摩擦嵌合してもよい。
【0066】
図24および図25はそれぞれ、本発明の態様による、圧縮骨プレート用の力拡大装置として使用するハンドル2000の側面図および上面図である。図24および図25に示すように、骨プレート202または1202をさらに圧縮するために、ハンドル2000に圧縮力拡大装置100または1100の機能が組み込まれてもよい。
【0067】
図26から図29に示す別の例では、力拡大装置1300は、力拡大装置1300が骨プレート202または骨プレート1202などの骨プレートと着脱自在に結合できるように、力拡大装置100の係合面102の代わりに前タブ1310と後タブ1320とを含むことを除いて、力拡大装置100と同様または同一であってもよい。前タブ1310は、穴(例えば、穴1205)またはこのような穴の切り欠き(切り欠き1250の1つ)の中に延伸する、または「先端を入れて(toe into)」もよく、後タブ1320は、力拡大装置の残部に向かって移動して、穴および/または切り欠きに後タブが結合して「カチッとはまる(clicks into)」ように弾性復帰することが可能になるように、弾性を有していてもよい。図26および図27は、前タブ1310および後タブ1320が切り欠き1250に受けられた状態で、穴1205に受けられた力拡大装置1300を示す。図28は、穴1205の上方にある力拡大装置1300を示し、図29は、前タブ1310を切り欠き1250の1つに挿入できるように、角度付けされた力拡大装置1300を示す。このように挿入された後に、力拡大装置1300は、後タブ1320が、第1の切り欠き1250の長手方向反対側にある第2の切り欠き1250と係合し得るように操作されてもよい。図30から図31に示す別の例では、力拡大装置1400は、力拡大装置1400がハンドル1410に結合され得ることを除いて、力拡大装置1300と同様または同一であってもよい。図31に示すように、ハンドル1410は、力拡大装置1300が骨プレート1202と結合するように操作されてもよい。例えば、力拡大装置1400は、使用者がハンドル1410を使用して操作してもよく、その結果、前タブ1310と同様の前タブ1409が切り欠き1250の1つに挿入され、後タブ1320と同様の後タブ(図示せず)が、第1の切り欠き1250の長手方向反対側にある第2の切り欠き1250と係合し得る。
【0068】
図32に示されている例では、力拡大装置1500は、力拡大装置1500が穴1560を有するアーム1550を含み得ること以外は力拡大装置1300と同様または同一であってもよく、穴1560は、ねじ(112など)その他の取り付け機構を介してアームを骨プレート(例えば、骨プレート202または骨プレート1202)に結合するためのねじが付いていてもよい。力拡大装置1500は、骨プレート(例えば、骨プレート202または骨プレート1202)に結合された第2の骨部(図示せず)から離間された、第1の骨部(図示せず)に取り付けられてもよく、骨プレートは力拡大装置1500に結合されている。力拡大装置1500が第1の骨部に結合されて、そのアーム1550が第2の骨部に結合されると、第1の骨部および第2の骨部は、圧縮力拡大装置100および骨プレート202に関して前述したように互いの方に向かって移動し得るが、力拡大装置1500は直接その穴を介してではなく、アームによって骨プレートに結合される。具体的には、力拡大装置100の穴110と同様の力拡大装置1500の穴1505は骨プレートから離間されており、したがって第1の骨部はプレートから離間されて力拡大装置1500の穴1505に受けられたねじまたはその他の取付部材の作用によってプレートに向かって移動され、第2の骨部と結合し得る。力拡大装置のアーム(例えば、アーム1550)(またはそこに取り付けられた着脱自在なアーム)によって結合されている間は、力拡大装置(例えば、力拡大装置1500)が骨プレート(例えば、骨プレート1202)から離間されていることにより、骨が骨プレートの長手方向寸法を超えて延伸する長骨などの外傷の場合に力拡大装置を使用することが可能になる。力拡大装置1500は、力拡大装置1400に関して前述したハンドル1410と同様のハンドルに結合されてもよい。
【0069】
前述の説明は例示を意図しており、制限することを意図したものではないことを理解されたい。以下の請求項ならびにその均等物で定義される本発明の一般的な精神および範囲から逸脱することなく、本明細書に数多くの変更および修正が当業者によってなされてもよい。例えば、先に説明した実施形態(および/またはその態様)は、互いに組み合わせて使用されてもよい。また、特定の状況または材料をさまざまな実施形態の教示にその範囲から逸脱することなく適合させるために、多くの修正がなされてもよい。本明細書で説明される材料の寸法および種類は、さまざまな実施形態のパラメータを定義することが意図されているが、これらは決して制限するものではなく単に例示的なものである。前述の説明を読めば、他の多くの実施形態があることが当業者には明らかであろう。したがってさまざまな実施形態の範囲は、添付の特許請求の範囲と併せて、そのようなクレームに与えられている権利と均等な全範囲を参照して決定されるべきである。添付の請求項における「including(含む)」および「in which(ここにおいて)」という用語は、それぞれ「comprising(備える)」、および「wherein(ここにおいて)」という用語に対応する平易な英語として使用されている。さらに、以下の特許請求の範囲における「第1の」「第2の」および「第3の」などの用語は、単なる標識として使用されており、その対象物に数値的要件を課すことは意図されていない。また、「動作可能に結合された」という用語は、本明細書では、分離した異なる構成部品が直接的または間接的に結合された結果生じた結合、および構成部品が一体的(すなわちモノリシック)に形成された結果生じた結合の両方の結合を指すために使用される。さらに、以下の特許請求の範囲の制限は、ミーンズプラスファンクション(means-plus-function)の形式では記載されておらず、このようなクレームの限定が、「~する手段(means for)」という語句を明確に使用し、その後に別の構造を欠いた機能の記述が続いていない限り、米国特許法第112条(35U.S.C.§112)の第6パラグラフに基づいて解釈されることを意図していない。任意の特定の実施形態によって、前述したこのような目的または利点が必ずしもすべて達成されるものではないことを理解されたい。したがって、例えば、本明細書で説明したシステムおよび技術は、本明細書で教示したように1つの利点、もしくは一群の利点を達成または最適化する方法で具体化または実施されてもよく、本明細書で教示または示唆され得る他の目的または利点を必ずしも達成しなくてもよいことが当業者には理解されるであろう。
【0070】
本開示は、ごく限られた数の実施形態に関して詳細に説明してきたが、本開示は、このようにして開示された実施形態に限定されないことが容易に理解されるであろう。むしろ本開示は、これまでに述べてこなかった任意の数の変形、変更、代替、または均等な構成を組み込むように修正でき、これらは本開示の精神および範囲と同等である。また、本開示のさまざまな実施形態を説明してきたが、本開示の態様は、説明された実施形態の一部のみを含み得ることが理解されよう。したがって、本開示は、前述した説明によって限定されるとみなされるものではなく、添付の特許請求の範囲によってのみ限定される。
【0071】
本記載において、最良の態様を含む本発明を開示するため、かつ任意の装置またはシステムを作成および使用し、任意の組み込まれた方法を実行することを含めて、当業者が本発明を実施できるようにするために例を用いる。本発明の特許性のある範囲は特許請求の範囲によって定義され、当業者が思いつく他の例を含み得る。このような他の例は、特許請求の範囲の文言と異ならない構造部品を有する場合、もしくは特許請求の範囲の文言とごくわずかしか異ならない均等な構造部品を含む場合は、特許請求の範囲内であることが意図される。
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