特許7427278IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

豚の脳を原材料とした複合リン脂質の抽出方法及び当該抽出方法を用いて抽出した複合リン脂質を含有する機能性素材

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】豚の脳を原材料とした高濃度の複合リン脂質の抽出を実現させると共に、弾性、且つ滑り易い特性を有する脳を摩砕する際の摩砕困難化を回避する、複合リン脂質の抽出方法、及び当該抽出方法を用いて抽出した複合リン脂質を含有する機能性素材を提供する。
【解決手段】豚の脳を原材料とした複合リン脂質の抽出方法は、前処理工程と、摩砕工程と、脱脂工程と、アルコール抽出工程と、分離濃縮工程を備えており、前処理工程の凍結は、-5℃以上-1℃以下の温度帯を30分以内で行い、摩砕工程は、前処理工程で凍結させた凍結第1豚脳ペーストの凍結状態を保持しつつ、且つ石臼式摩砕機を用いて凍結第1豚脳ペーストの豚脳細胞が破壊されるまで摩砕して、ペースト状の第2豚脳ペーストにすることを特徴とする。
【選択図】図1

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

複合リン脂質を抽出する原材料の動物組織としては、臓器の中で最も脂質に富んだ器官で、且つ食用である豚の脳が好適である。また、複合リン脂質を含む膜成分を細胞外部に取り出すためには、細胞を破壊することが好適である。 この点、特許文献1のプラズマローゲン型リン脂質の製造方法では、原材料の生体組織器官として家禽ムネ肉を用いてミンチ化、ペースト化をしている。 しかしながら、特許文献1のミンチ化において市販ミンチ機を用いて数mmサイズのミンチ処理をしても(「特許文献1 P14の12行目、13行目(実施例1 1.高次機能性リン脂質含有機能性ミンチ)」を参照)、単に挽肉状になるだけで細胞破壊には至らず、複合リン脂質を含む膜成分を細胞の外部に露出できず、特許文献1のペースト化においてカッターやミキサー乃至はプロセッサー(市販家電のフードプロセッサー)を用いたとしても(「特許文献1 P8の24行目[(b)工程]、同P19の13行目(実施例1 2.高次機能性リン脂質含有機能性ペーストの調整)」を参照)、ミンチ化と同様に、細胞破壊に至らず、複合リン脂質を含む膜成分を細胞の外部に露出できない。 そのため、複合リン脂質を抽出する初期段階の粉砕工程で、細胞を破壊して複合リン脂質を含む膜成分を細胞の外部に露出させていない問題点があった。 また、脳は、弾性体であり、臓器の中で最も脂質に富んだ器官のため、弾性、且つ滑り易い特性を有しており、粉砕工程で粉砕する際に工夫を施す必要があるという原材料を脳とした場合の特有の問題点があった。 本発明者は、課題を解決するために、鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成するに至った。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

課題を解決するための本発明に係る豚の脳を原材料とした複合リン脂質の抽出方法の特徴構成は、 生体器官から複合リン脂質を抽出する方法であって、 前記生体器官は、豚の脳であり、 前記豚の脳をペースト状の第1豚脳ペーストに加工後、前記第1豚脳ペーストを凍結させて凍結第1豚脳ペーストにする前処理工程と、 前記凍結させた前記凍結第1豚脳ペーストを摩砕してペースト状の第2豚脳ペーストに・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る

この特許の権利範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 図1は、本発明に係る豚の脳を原材料とした複合リン脂質の抽出方法の工程図である。

代表図 図1本件の代表的な図

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