(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-01-26
(45)【発行日】2024-02-05
(54)【発明の名称】信号伝送方法、装置、通信ノードおよび記憶媒体
(51)【国際特許分類】
H04L 27/26 20060101AFI20240129BHJP
H04W 72/0453 20230101ALI20240129BHJP
H04W 16/14 20090101ALI20240129BHJP
H04J 13/10 20110101ALI20240129BHJP
【FI】
H04L27/26 113
H04W72/0453
H04W16/14
H04J13/10
(21)【出願番号】P 2022504735
(86)(22)【出願日】2020-07-24
(86)【国際出願番号】 CN2020104509
(87)【国際公開番号】W WO2021018041
(87)【国際公開日】2021-02-04
【審査請求日】2022-01-24
(31)【優先権主張番号】201910684543.2
(32)【優先日】2019-07-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】511151662
【氏名又は名称】中興通訊股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】ZTE CORPORATION
【住所又は居所原語表記】ZTE Plaza,Keji Road South,Hi-Tech Industrial Park,Nanshan Shenzhen,Guangdong 518057 China
(74)【代理人】
【識別番号】110002505
【氏名又は名称】弁理士法人航栄事務所
(72)【発明者】
【氏名】劉娟
(72)【発明者】
【氏名】趙亜軍
(72)【発明者】
【氏名】楊玲
(72)【発明者】
【氏名】林偉
【審査官】大野 友輝
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2018/143394(WO,A1)
【文献】国際公開第2018/202130(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L 27/26
H04W 72/0453
H04W 16/14
H04J 13/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
シーケンスの個数、シーケンスの長さのうちの少なくとも1つを含むシーケンスの構成方式を確定することと、
前記構成方式に基づいてシーケンスを生成することと、
前記シーケンスをチャネルリソースにマッピングし、マッピングした前記シーケンスを伝送することとを含
み、
前記構成方式は、周波数領域の開始位置、周波数領域のオフセット値、異なるシーケンス間の周波数領域間隔のうちの少なくとも1つを更に含み、
前記シーケンスをチャネルリソースにマッピングすることは、前記周波数領域の開始位置、周波数領域のオフセット値、異なるシーケンス間の周波数領域間隔のうちの少なくとも1つに基づき、前記シーケンスをチャネルリソースにマッピングすることを含み、
シーケンスの長さが139、283または571である場合、前記周波数領域のオフセット値が0、1、2、3、4または5であり、
シーケンスの長さが1151である場合、前記周波数領域のオフセット値が0または1であり、
シーケンスの長さが6または18である場合、前記周波数領域のオフセット値が0、1、2、3、4、5または6であり、
シーケンスの長さが24である場合、前記周波数領域のオフセット値が0であり、
シーケンスの長さが12である場合、前記周波数領域のオフセット値が0である、
信号伝送方法。
【請求項2】
前記シーケンスをチャネルリソースにマッピングすることは、
生成されたシーケンスを前記チャネルリソースのいずれかのインターリーブブロックの全ての周波数領域リソースまたは一部の周波数領域リソースにマッピングすること、または、
生成されたシーケンスを前記チャネルリソースのいずれの複数のインターリーブブロックの全ての周波数領域リソースまたは一部の周波数領域リソースにマッピングすることを含み、
前記周波数領域リソースは、M1個のデータサブキャリア、M1個のランダムアクセスチャネルRACHサブキャリア、或はM1個のリソースブロックRBであり、
M1は正の整数である、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記構成方式のいずれか1項の確定方式は、制御シグナリングにより通知するという方式、組み合わせを予め定義して通信ノードに選択されるという方式、通信ノードに予め記憶されて制御シグナリングによりトリガするという方式、制御チャネルにより通知するという方式、または上位レイヤにより設定するという方式である、
請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記周波数領域の開始位置の精度は、H1個のデータサブキャリア、H1個のRACHサブキャリア、或はH1個のRBであり、
H1は正の整数であり、
前記周波数領域のオフセット値の精度は、H2個のデータサブキャリア、H2個のRACHサブキャリア、或はH2個のRBであり、
H2は正の整数であり、
前記異なるシーケンス間の周波数領域間隔の精度は、H3個のデータサブキャリア、H3個のRACHサブキャリア、或はH3個のRBであり、
H3は正の整数である、
請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記シーケンスの長さは、6、12、18、24、139、283、571、1151、或はシステムにおける使用可能データサブキャリア数*H4またはRACHサブキャリア数*H4よりも小さい任意の数であり、
H4は正の整数である、
請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記構成方式はシーケンス内の要素の位相回転角度をさらに含み、前記シーケンス内の要素の位相回転角度は、前記シーケンス内の各要素の、初期シーケンス内の前記各要素に対応する要素に対する位相回転角度であり、または、前記シーケンス内の各要素の、他のシーケンス内の前記各要素に対応する要素に対する位相回転角度であり、
前記他のシーケンスは、前記信号における前記シーケンス以外のシーケンスである、
請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記シーケンスの個数が複数である場合、複数のシーケンスは同じ初期シーケンスに対応し、または、異なる前記シーケンスは異なる初期シーケンスに対応する、
請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記構成方式はシーケンス内の要素の位相回転角度をさらに含み、
前記シーケンスの個数が1つであり、
前記シーケンスの複数の要素の位相回転角度が同じまたは異なり、または、
前記シーケンスの個数が複数であり、
前記シーケンスの複数の要素の位相回転角度が同じまたは異なる、
請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記構成方式は、
シーケンスの個数が2つであることと、
1つ目のシーケンスの周波数領域の開始位置および各シーケンスの周波数領域のオフセット値と、
異なるシーケンス間の周波数領域間隔または2つ目のシーケンスの周波数領域の開始位置とを含み、または、
前記構成方式は、
シーケンスの個数が複数であることと、
1つ目のシーケンスの周波数領域の開始位置および各シーケンスの周波数領域のオフセット値と、
隣接するシーケンス間の周波数領域間隔とを含み、または、
前記構成方式は、
シーケンスの個数が複数であることと、
各シーケンスの周波数領域の開始位置および周波数領域のオフセット値とを含み、または、
前記構成方式は、
シーケンスの個数が複数であることと、
1つ目のシーケンスの周波数領域の開始位置および各シーケンスの周波数領域のオフセット値と、
前記1つ目のシーケンス以外の他のシーケンスの周波数領域の開始位置、または前記他のシーケンスの前記1つ目のシーケンスに対する周波数領域間隔、または前記他のシーケンスと指定されたシーケンスとの間の周波数領域間隔とを含み、または、
前記構成方式は、
シーケンスの個数が複数であることと、
各シーケンスの長さとを含み、
前記複数のシーケンスの長さが同じまたは異なる、
請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記構成方式はシーケンス内の要素の位相回転角度をさらに含み、前記シーケンス内の要素の位相回転角度とは、各シーケンスの初期シーケンスに対する全体的な位相関係である、
請求項5に記載の方法。
【請求項11】
シーケンスの個数、シーケンスの長さのうちの少なくとも1つを含むシーケンスの構成方式を確定するように構成される確定モジュールと、
前記構成方式に基づいてシーケンスを生成するように構成される生成モジュールと、
前記シーケンスをチャネルリソースにマッピングし、マッピングした前記シーケンスを伝送するように構成されるマッピング・伝送モジュールとを備え、
前記構成方式は、周波数領域の開始位置、周波数領域のオフセット値、異なるシーケンス間の周波数領域間隔のうちの少なくとも1つを更に含み、
前記マッピング・伝送モジュールは、前記周波数領域の開始位置、周波数領域のオフセット値、異なるシーケンス間の周波数領域間隔のうちの少なくとも1つに基づき、前記シーケンスをチャネルリソースにマッピングするように構成され、
シーケンスの長さが139、283または571である場合、前記周波数領域のオフセット値が0、1、2、3、4または5であり、
シーケンスの長さが1151である場合、前記周波数領域のオフセット値が0または1であり、
シーケンスの長さが6または18である場合、前記周波数領域のオフセット値が0、1、2、3、4、5または6であり、
シーケンスの長さが24である場合、前記周波数領域のオフセット値が0であり、
シーケンスの長さが12である場合、前記周波数領域のオフセット値が0である、
信号伝送装置。
【請求項12】
プロセッサとメモリとを備え、
前記メモリは、命令を記憶するように構成され、
前記プロセッサは、請求項1から10のいずれか1項に記載の方法を実行するために、前記命令を読み取るように構成される、
信号伝送用の通信ノード。
【請求項13】
コンピュータプログラムが記憶されている記憶媒体であって、
前記コンピュータプログラムがプロセッサに実行されると、請求項1から10のいずれか1項に記載の方法を実現する、
記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2019年07月26日に中国専利局に提出された出願番号が201910684543.2である中国特許出願に対して優先権を主張するものであり、該出願の全ての内容を引用により本願に援用する。
【0002】
本願は、通信分野に関し、例えば信号伝送方法、装置、通信ノードおよび記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
第5世代移動体通信技術(5G、5th Generation Mobile Networksまたは5th Generation Wireless Systems)のシステム設計において、アンライセンスバンドは、信号が周波数領域の帯域幅を占有するという要求があるため、新たなシーケンス、または伝送シーケンス、またはチャネル伝送のシーケンス、または信号伝送の伝送構造を設計する必要がある。新たな設計をどのように効果的に動作させるかは、まだ明確な方法がない。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本願の実施例は、以下の形態を提供する。
【0005】
本願の実施例は、
シーケンスの個数、シーケンスの長さ、シーケンス内の要素の位相回転角度のうちの少なくとも1つを含むシーケンスの構成方式を確定することと、
前記構成方式に基づいてシーケンスを生成することと、
前記シーケンスをチャネルリソースにマッピングし、マッピングしたシーケンスを伝送することとを含む、
信号伝送方法を提供する。
【0006】
本願の実施例は、
シーケンスの個数、シーケンスの長さ、シーケンス内の要素の位相回転角度のうちの少なくとも1つを含むシーケンスの構成方式を確定するための確定モジュールと、
前記構成方式に基づいてシーケンスを生成するための生成モジュールと、
前記シーケンスをチャネルリソースにマッピングし、マッピングしたシーケンスを伝送するためのマッピング・伝送モジュールとを備える、
信号伝送装置を提供する。
【0007】
本願の実施例は、
プロセッサとメモリとを備え、
前記メモリは、命令を記憶することに用いられ、
前記プロセッサは、上記信号伝送方法のいずれかの実施形態を実行するために、前記命令を読み取るように構成される、
信号伝送用の通信ノードを提供する。
【0008】
本願の実施例は、
コンピュータプログラムが記憶されている記憶媒体であって、
前記コンピュータプログラムがプロセッサに実行されると、本願の実施例のいずれかの方法を実現する、
記憶媒体を提供する。
【発明の効果】
【0009】
本願の実施例に係る信号伝送方法は、構成方式に基づいてシーケンスを生成し、シーケンスをマッピングして伝送し、新たなシーケンス伝送構造を用いて信号を伝送することを実現する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】本願の実施例の信号伝送方法の実現フローチャートである。
【
図2A】シーケンス1とシーケンス2との間に全体的にpi/4の位相回転が発生した模式図である。
【
図2B】シーケンス1は初期シーケンスに対してpi/4の位相回転が発生し、且つ、シーケンス2内の各要素間に一定の位相関係を有する模式図である。
【
図2C】シーケンス1およびシーケンス2が、異なる初期シーケンスに対応するか、または異なる初期シーケンスをサイクリックシフトすることで得られたシーケンスに対応する模式図である。
【
図3】シーケンス1とシーケンス2との間に全体的にpi/4の位相回転が発生し、且つ、シーケンス2とシーケンス3との間に全体的にpi/2の位相回転が発生した模式図である。
【
図4】2つのシーケンスまたは信号長さが異なる模式図である。
【
図5】3つのシーケンス長さが異なる模式図である。
【
図6】本願の実施例の信号伝送装置の構造模式図である。
【
図7】本願の実施例の信号伝送用の通信ノードの構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照しながら本願の実施例について説明する。なお、矛盾しない限り、本願に係る実施例と実施例における特徴は、互いに任意に組み合わせることができる。
【0012】
本願の実施例は、信号伝送方法を提供し、
図1に示すように、本願の実施例の信号伝送方法の実現フローチャートであり、以下のステップを含む。
【0013】
S11において、シーケンスの個数、シーケンスの長さ、シーケンス内の要素の位相回転角度のうちの少なくとも1つを含む、シーケンスの構成方式を確定する。
【0014】
S12において、前記構成方式に基づいてシーケンスを生成する。
【0015】
S13において、前記シーケンスをチャネルリソースにマッピングし、マッピングしたシーケンスを伝送する。
【0016】
ここで、上記構成方式は、実行可能または適当な構成方式を意味してもよい。
【0017】
なお、前記「シーケンス内の要素の位相回転角度」は、前記シーケンス内の各要素の、初期シーケンス内の対応する各要素に対する位相回転角度、または、前記シーケンス内の各要素の、他のシーケンス内の対応する各要素に対する位相回転角度であり、前記他のシーケンスは、前記信号における前記シーケンス以外の他の任意のシーケンスである。
【0018】
これにより、上記構成方式に含まれる「シーケンス内の要素の位相回転角度」は、
1)複数のシーケンス間の全体的な位相関係、
2)各シーケンス内部の各要素間の位相関係、
3)各シーケンスの初期シーケンスに対する全体的な位相関係、
4)各シーケンスの他のシーケンスに対する全体的な位相関係、例えば、1つ目のシーケンスまたは隣接するシーケンスに対する全体的な位相関係、
5)各シーケンス内部の各要素相の初期シーケンスの対応する各要素に対応する位相関係、
6)各シーケンスの、初期シーケンスに対して対応の操作を行った後に得られたシーケンスに対応する要素の位相関係、
7)各シーケンスの、初期シーケンスに対して対応の操作を行った後に得られたシーケンスに対する全体的な位相関係、
という情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0019】
なお、前記「初期シーケンス」は、一定のルールに基づいて生成されたシーケンス、または生成されたシーケンスに対して対応の操作を行って得られたシーケンス、または予め定義されたシーケンスである。
【0020】
なお、前記「対応の操作」は、サイクリックシフト、位相回転等を意味するが、サイクリックシフト、位相回転等の操作のみに限定されない。
【0021】
1つの可能な実施形態において、上記構成方式は、周波数領域の開始位置、周波数領域のオフセット値、異なるシーケンス間の周波数領域間隔のうちの少なくとも1つを更に含み、前記シーケンスをチャネルリソースにマッピングすることは、前記周波数領域の開始位置、周波数領域のオフセット値、異なるシーケンス間の周波数領域間隔のうちの少なくとも1つに基づき、前記シーケンスをチャネルリソースにマッピングすることを含む。
【0022】
1つの可能な実施形態において、前記シーケンスをチャネルリソースにマッピングすることは、生成されたシーケンスを前記チャネルリソースのいずれかのインターリーブブロックの全ての周波数領域リソースまたは一部の周波数領域リソースにマッピングすること、または、生成されたシーケンスを前記チャネルリソースのいずれの複数のインターリーブブロックの全ての周波数領域リソースまたは一部の周波数領域リソースにマッピングすることを含み、前記の周波数領域リソースは、M1または1/M1個のデータサブキャリア、M1または1/M1個のランダムアクセスチャネル(RACH、Random Access Channel)サブキャリア、或はM1または1/M1個のリソースブロック(RB、Resource Block)を意味し、ここで、M1は正の整数であり、/は除算を表す。
【0023】
1つの可能な実施形態において、前記周波数領域の開始位置、前記周波数領域のオフセット値、または異なるシーケンス間の周波数領域間隔は、制御シグナリングにより通知され、組み合わせを予め定義して通信ノードに選択され、通信ノードに予め記憶されて制御シグナリングによりトリガされ、制御チャネルにより通知され、または上位レイヤにより設定される。
【0024】
前記シーケンスの個数、シーケンスの長さ、またはシーケンス内の要素の位相回転角度の確定方式は、制御シグナリングにより通知するという方式、組み合わせを予め定義して通信ノードに選択されるという方式、通信ノードに予め記憶されて制御シグナリングによりトリガするという方式、制御チャネルにより通知するという方式、または上位レイヤにより設定するという方式である。
【0025】
ここで、前記制御シグナリングにより通知するという方式は、制御シグナリングにより前記情報の指示情報を通知するという方式、前記制御シグナリングを受信した通信ノードが該指示情報に基づいて該情報を確定するという方式、または、制御シグナリングにより前記情報を直接通知するという方式の少なくとも1つを含んでもよい。
【0026】
1つの可能な実施形態において、前記周波数領域の開始位置の精度は、H1または1/H1個のデータサブキャリア、H1または1/H1個のランダムアクセスチャネルRACHサブキャリア、或はH1または1/H1個のRBであり、ここで、H1は正の整数であり、/は除算を表す。
【0027】
前記周波数領域のオフセット値の精度は、H2または1/H2個のデータサブキャリア、H2または1/H2個のRACHサブキャリア、或はH2または1/H2個のRBであり、ここで、H2は正の整数であり、/は除算を表す。
【0028】
前記異なるシーケンス間の周波数領域間隔の精度は、H3または1/H3個のデータサブキャリア、H3または1/H3個のRACHサブキャリア、或はH3または1/H3個のRBであり、ここで、H3は正の整数であり、/は除算を表す。
【0029】
1つの可能な実施形態において、前記シーケンスの長さは、6、12、18、24、139、283、571、1151、或はシステムにおける使用可能データサブキャリア数*H4またはRACHサブキャリア数*H4よりも小さい任意の数である。ここで、H4は正の整数であり。
【0030】
1つの可能な実施形態において、前記周波数領域のオフセット値は0または正の整数である。
【0031】
1つの可能な実施形態において、前記周波数領域のオフセット値は0またはシーケンス長さ以下である。
【0032】
1つの可能な実施形態において、シーケンスの長さが139、283または571である場合、前記周波数領域のオフセット値は0、1、2、3、4または5であり、シーケンスの長さが1151である場合、前記周波数領域のオフセット値は0または1であり、シーケンスの長さが6、18または24である場合、前記周波数領域のオフセット値は0、1、2、3、4、5または6であり、シーケンスの長さが12である場合、前記周波数領域のオフセット値は0または1である。
【0033】
1つの可能な実施形態において、前記シーケンス内の各要素の位相回転角度は、前記シーケンス内の各要素の、初期シーケンス内の対応する各要素に対する位相回転角度、または、前記シーケンス内の各要素の、他のシーケンス内の対応する各要素に対する位相回転角度であり、前記他のシーケンスは、前記信号における前記シーケンス以外の他の任意のシーケンスである。
【0034】
1つの可能な実施形態において、前記初期シーケンスは、所定のルールに基づいて生成されたシーケンス、または前記生成されたシーケンスに対して対応の操作を行って得られたシーケンス、または予め定義されたシーケンスである。
【0035】
1つの可能な実施形態において、前記シーケンスの個数が2つまたは複数である場合、各シーケンスは同じまたは異なる初期シーケンスに対応する。
【0036】
1つの可能な実施形態において、前記構成方式は、シーケンスの個数が1つであることと、前記シーケンス内の各要素の位相回転角度とを含み、ここで、各要素の位相回転角度が同じまたは異なる。
【0037】
1つの可能な実施形態において、前記構成方式は、シーケンスの個数が2つまたは複数であることと、各シーケンス内の各要素の位相回転角度とを含み、ここで、同じシーケンス内の各要素の位相回転角度が同じまたは異なり、異なるシーケンスの要素の位相回転角度が同じまたは異なる。
【0038】
1つの可能な実施形態において、前記構成方式は、シーケンスの個数が2つであることと、1つ目のシーケンスの周波数領域の開始位置および各シーケンスの周波数領域のオフセット値と、異なるシーケンス間の周波数領域間隔または2つ目のシーケンスの周波数領域の開始位置とを含む。
【0039】
1つの可能な実施形態において、構成方式は、シーケンスの個数が複数であることと、1つ目のシーケンスの周波数領域の開始位置および各シーケンスの周波数領域のオフセット値と、隣接する2つのシーケンス間の周波数領域間隔とを含む。
【0040】
1つの可能な実施形態において、構成方式は、シーケンスの個数が複数であることと、各シーケンスの周波数領域の開始位置および周波数領域のオフセット値とを含む。
【0041】
1つの可能な実施形態において、構成方式は、シーケンスの個数が複数であることと、1つ目のシーケンスの周波数領域の開始位置および各シーケンスの周波数領域のオフセット値と、前記1つ目のシーケンス以外の他のシーケンスの周波数領域の開始位置、または前記他のシーケンスの前記第1のシーケンスに対する周波数領域間隔、または前記他のシーケンスと指定されたシーケンスとの間の周波数領域間隔とを含む。
【0042】
1つの可能な実施形態において、構成方式は、シーケンスの個数が2つまたは複数であることと、各シーケンスの長さとを含み、ここで、前記各シーケンスの長さが同じまたは異なる。
【0043】
以下、具体的な実施例を挙げていくつかの好ましい構成方式について説明する。
【0044】
(実施例1)
シーケンスの個数が2であり、通信ノードは、シーケンスの周波数領域の開始位置、周波数領域のオフセット値、または異なるシーケンス間の周波数領域間隔のうちの少なくとも1つを確定する。
【0045】
通信ノードが上記少なくとも1つを確定する方式は、制御シグナリングにより通知するという方式、または組み合わせを予め定義して通信ノードに選択されるという方式、または通信ノードに予め記憶されて制御シグナリングによりトリガするという方式、または制御チャネルにより通知するという方式、または上位レイヤにより設定するという方式であってもよい。
【0046】
通信ノードは基地局または端末である可能性がある。
【0047】
好ましくは、2つのシーケンスの長さが同じで、且つ同じ初期シーケンスに対応し、または、2つのシーケンスは、同じ初期シーケンスに対して異なるサイクリックシフトを行って得られた異なるシーケンスに対応することができ、または、2つのシーケンスは異なる初期シーケンスに対応することができ、2つのシーケンス間に一定の位相関係を有する可能性があり、または、そのうちの1つのシーケンス内の複数の要素間に一定の位相関係を有する可能性がある。
【0048】
好ましくは、2つのシーケンスは、2つのシーケンスが同じ初期シーケンスで構成されるという方式、一方のシーケンスが他方のシーケンスの各要素の位相を同じ角度だけ回転させて(つまり、シーケンスの位相全体を一定の角度だけ回転させる)得られたシーケンスであるという方式、または、一方のシーケンスが他方のシーケンスの各要素の位相を異なる角度だけ回転させて得られたシーケンスであるという方式、または、一方のシーケンスが初期シーケンス内の各要素の位相を同じ角度だけ回転させて得られたシーケンスであり、他方のシーケンスが初期シーケンス内の各要素の位相を異なる角度だけ回転させて得られたシーケンスであるという方式で構成されてもよい。
【0049】
なお、前記「各要素の位相を異なる角度だけ回転させる」において、各要素の位相回転角度は、一定の位相関係を有する可能性がある。
【0050】
好ましくは、位相回転角度は、徐々に上昇する傾向にあり、または、位相回転角度は、徐々に低下する傾向にある。
【0051】
図2Aは、シーケンス1とシーケンス2との間に全体的にpi/4の位相回転が発生した模式図である。
【0052】
図2Bは、シーケンス1が初期シーケンスに対してpi/4の位相回転を有し、且つ、シーケンス2内の各要素間に一定の位相関係を有する模式図である。
図2Bにおいて、シーケンス2内の各要素間にpi/2の位相オフセットが発生した。
【0053】
図2Cは、シーケンス1およびシーケンス2が、異なる初期シーケンスに対応するか、または異なる初期シーケンスをサイクリックシフトすることで得られたシーケンスに対応する模式図である。
図2Cにおいて、2つのシーケンス間に位相関係を有しない。
【0054】
【0055】
なお、上記2つのシーケンスが同じ初期シーケンスに対応することは、2つのシーケンスがそれぞれ同じ初期シーケンスから生成されることを意味してもよい。生成方式は、該初期シーケンスと同等にするという方式、該初期シーケンス内の各要素の位相を同じ角度だけ回転させるという方式、または該初期シーケンス内の各要素の位相を異なる角度だけ回転させるという方式を含んでもよい。
【0056】
上記2つのシーケンスが、同じ初期シーケンスをサイクリックシフトすることで得られた異なるシーケンスに対応することは、2つのシーケンスがそれぞれ異なる初期シーケンスから生成させ、且つ、上記異なる初期シーケンスが、同じシーケンスをサイクリックシフトすることで得られたシーケンスであるか、または該シーケンスと同等であることを意味してもよい。ここで、上記生成方式は、該シーケンスと同等にするという方式、該シーケンス内の各要素の位相を同じ角度だけ回転させるという方式、または該シーケンス内の各要素の位相を異なる角度だけ回転させるという方式を含んでもよい。また、2つのシーケンスが同じシーケンスをサイクリックシフトすることで得られた異なる初期シーケンスに対応することは、2つのシーケンスが同じシーケンスで構成されると呼ばれてもよい。
【0057】
以上は、2つのシーケンスを例として説明した。複数のシーケンスが同じ初期シーケンスに対応すること、または複数のシーケンスが、同じシーケンスをサイクリックシフトすることで得られた異なる初期シーケンスに対応することの意味は上記意味に類似し、ここで説明を省略する。
【0058】
上記説明は本願の他の実施例に適用される。
【0059】
1つの可能な実施形態において、通信ノードは、制御シグナリングにより前記シーケンスの周波数領域の開始位置、周波数領域のオフセット値、または異なるシーケンス間の周波数領域間隔のうちの少なくとも1つを別の通信ノードに通知する。
【0060】
周波数領域の開始位置の精度(または、単位と呼ばれる)は、H1または1/H1個のデータサブキャリア、H1または1/H1個のRACHサブキャリア、或はH1または1/H1個のRBであり、ここで、H1は正の整数であり、/は除算を表す。
【0061】
周波数領域のオフセット値の精度(または、単位と呼ばれる)は、H2または1/H2個のデータサブキャリア、H2または1/H2個のRACHサブキャリア、或はH2または1/H2個のRBであり、ここで、H2は正の整数であり、/は除算を表す。
【0062】
異なるシーケンス間の周波数領域間隔の精度(または、単位と呼ばれる)は、H3または1/H3個のデータサブキャリア、H3または1/H3個のRACHサブキャリア、或はH3または1/H3個のRBであり、ここで、H3は正の整数であり、/は除算を表す。
【0063】
好ましくは、シーケンスの1つの構成方式には、シーケンスの個数、シーケンスの長さ、各シーケンス内の各要素の位相回転角度に加え、各シーケンスの周波数領域の開始位置および周波数領域のオフセット値、または、そのうちの1つのシーケンスの周波数領域の開始位置および周波数領域のオフセット値、および2つのシーケンス間の間隔を更に含んでもよい。
【0064】
なお、2つのシーケンスの周波数領域のオフセット値は同じである可能性があり、異なる可能性もある。2つのシーケンスの周波数領域のオフセット値が異なる場合、上記シーケンスの構成方式は、別のシーケンスの周波数領域のオフセット値を含んでもよい。
【0065】
なお、2つのシーケンス間の間隔は、2つのシーケンスの開始点位置間の距離であってもよいし、2つのシーケンスの終点位置間の距離であってもよいし、一方のシーケンスの一端と他方のシーケンスの他端との間の距離であってもよい。2つのシーケンス間の間隔は、通信ノードが制御シグナリングにより通知するという方式、または組み合わせを予め定義して通信ノードに選択されるという方式、または通信ノードに予め記憶されて制御シグナリングによりトリガするという方式、または制御チャネルにより通知するという方式、または上位レイヤにより設定するという方式で確定できる。
【0066】
好ましくは、シーケンスの長さが139である場合、対応する周波数領域のオフセット値の長さは{0,1,2,3,4,5}のうちの1つの値である。2つの長さが139のシーケンスは、周波数領域全体の両端にマッピングでき、異なる周波数領域のオフセット値にそれぞれ対応してもよいし、同じ周波数領域のオフセット値に対応してもよい。
【0067】
(実施例2)
通信ノードから伝送されたシーケンスの個数がSで、対応するシーケンス長さはA1、A2、……、ASであり、対応するシーケンスの周波数領域のオフセット値はK1、K2、……、KSであり、対応して一定のマッピングのルールで伝送され、等間隔または不等間隔の方式を採用し、ここで、S、A1、A2、……、AS、K1、K2、……KSは非負整数であり、K1≦A1、K2≦A2、……、KS≦ASで、≦はそれ以下であることを表す。前記対応するシーケンスの周波数領域のオフセット値の数はS以下であり、前記対応するシーケンス長さの数はS以下である。
【0068】
各シーケンス内の要素の位相回転角度と指定されたシーケンス内の要素の位相回転角度との間にCの位相回転が発生し、Cの値の範囲は0度~360度である。
【0069】
通信ノードは基地局または端末である可能性がある。
【0070】
システムにX個の周波数領域単位1があり、シーケンスの間隔はY個の周波数領域単位2であり、システムにZ個の間隔が含まれ、シーケンスはH個の周波数領域の開始位置を占有してシーケンス伝送を行い、H個の位置は任意のものである。
【0071】
ここで、X、Y、ZおよびHはいずれも正の整数で、H≦Zである。
【0072】
好ましくは、H個の位置は等間隔であってもよいし、両端を占有してもよいし、中間を占有してもよい。
【0073】
好ましくは、H個の位置は、シーケンスが周波数領域で連続的にマッピングされるように等間隔であってもよい。
【0074】
好ましくは、周波数領域単位1および周波数領域単位2の可能な単位は、K1または1/K1個のデータサブキャリア、またはK2または1/K2個のRACHサブキャリア、またはK3または1/K3個のRBである。ここで、K1、K2およびK3は正の整数であり、/は除算を表す。
【0075】
好ましくは、システムに51個のRBがあり、間隔は5つのRB(各シーケンスの開始点位置の間隔)であり、システムに10個の間隔(連続した50個のRB)が含まれる。
【0076】
好ましくは、1つのシーケンスの長さは12であり、12個のデータサブキャリア/RE(サブキャリアおよびリソース要素(Resource Element、RE)が同等で、12個のREは1つのRBと考えることができる)を占有し、伝送されたシーケンス個数は10で、各シーケンスは、同じ周波数領域のオフセット値0(シーケンス長さ12よりも小さい)に対応し、シーケンス内の要素の位相回転角度は0であり、10個の伝送可能な機会で、シーケンスをマッピングするために数が10個以下の任意のRBを占有し、且つシーケンスを伝送する。
【0077】
好ましくは、シーケンス間は等間隔であり、シーケンス間に一定のサイクリックシフトまたは位相回転または他の変形が発生してもよい。
【0078】
好ましくは、周波数領域における使用可能RBを5つのインターリーブブロック(interlace)に分割することができ、ここで、1つ目のinterlaceに含まれるRBインデックスは、集合{1,6,11,16,21,26,31,36,41,46}であり、2つ目のinterlaceに含まれるRBインデックスは、集合{2,7,12,17,22,27,32,37,42,47}であり、3つ目のinterlaceに含まれるRBインデックスは、集合{3,8,13,18,23,28,33,38,43,48}であり、4つ目のinterlaceに含まれるRBインデックスは、集合{4,9,14,19,24,29,34,39,44,49}であり、5つ目のinterlaceに含まれるRBインデックスは、集合{5,10,15,40,25,40,35,40,45,50}である。
【0079】
上記シーケンスは、いずれかのinterlaceの全てまたは一部のRBにマッピングされてもよい。
【0080】
好ましくは、以上のRBインデックスは、10個のシーケンスの周波数領域の開始位置に対応する。
【0081】
好ましくは、シーケンスが占有したRBインデックスは、集合{1,6,11,16,21,26,31,36,41,46}、または集合{2,7,12,17,22,27,32,37,42,47}、または集合{3,8,13,18,23,28,33,38,43,48}、または集合{4,9,14,19,24,29,34,39,44,49}、または集合{5,10,15,40,25,40,35,40,45,50}、または集合{5,50}、または集合{5,15}、または集合{4,9}、または集合{1,41}、または集合{1,45}内の要素であるが、以上の組み合わせのみに限定されず、本願の実施例において、上記シーケンスは、任意の使用可能RBの組み合わせにマッピングされてもよい。
【0082】
(実施例3)
シーケンスの個数が複数である。上記構成方式に含まれる周波数領域の開始位置、周波数領域のオフセット値、異なるシーケンス間の周波数領域間隔(オプション)により、シーケンスの周波数領域におけるマッピング方式を確定する。
【0083】
占有チャネル帯域幅(OCB、Occupied Channel Bandwidth)の要求により、シーケンスの個数は、サブキャリア間隔および帯域幅に関係する。
【0084】
好ましくは、20MHzの帯域幅、シーケンスの長さが139である場合、サブキャリア間隔が30KHzであるとき、シーケンスの個数xは1<x≦4であり、サブキャリア間隔が15KHzであるとき、シーケンスの個数xは1<x≦8である。40MHzの帯域幅、シーケンスの長さが139である場合、サブキャリア間隔が30KHzであるとき、シーケンスの個数は1<x≦8であり、サブキャリア間隔が15KHzであるとき、シーケンスの個数xは1<x≦16である。80MHzの帯域幅、シーケンスの長さが139である場合、サブキャリア間隔が30KHzであるとき、シーケンスの個数xは1<x≦16であり、サブキャリア間隔が15KHzであるとき、シーケンスの個数xは1<x≦32である。
【0085】
ここで、「<」はそれよりも小さいことを表し、「≦」はそれ以下であることを表す。
【0086】
好ましくは、複数のシーケンスの長さは同じで、且つ同じ初期シーケンスに対応し、または、複数のシーケンスは、同じシーケンスをサイクリックシフトすることで得られた異なる初期シーケンスに対応することができる。
【0087】
ここで、初期シーケンスは、一定のルールで生成されたシーケンス、または生成されたシーケンスに対して対応の操作を行って得られたシーケンス、または予め定義されたシーケンスである。
【0088】
なお、前記「対応の操作」は、サイクリックシフト、位相回転等を意味するが、サイクリックシフト、位相回転操作のみに限定されない。
【0089】
好ましくは、シーケンスの個数が4である場合、4つのシーケンスは1つ、2つ、3つまたは4つの初期シーケンスに対応することができ、シーケンスの個数が8である場合、8つのシーケンスは、1つ、2つ、3つ、4つ、5つ、6つ、7つまたは8つの初期シーケンスに対応することができ、立方メートル(CM、Cubic Metric)値が1つの低いレベルにあることを確保するために、複数のシーケンス間に一定の位相関係を有する可能性があるが、これに限定されない。
【0090】
好ましくは、各シーケンスは、いずれも、初期シーケンス、または、初期シーケンス内の各要素の位相を同じ角度だけ回転させて(つまり、初期シーケンスの位相全体を一定の角度だけ回転させる)得られたシーケンス、または、初期シーケンス内の各要素の位相を異なる角度だけ回転させて得られたシーケンスであってもよい。
【0091】
なお、前記「各要素の位相を異なる角度だけ回転させる」において、各要素の位相回転角度は一定の位相関係を有する可能性がある。
【0092】
好ましくは、前記「各要素の位相を異なる角度だけ回転させる」において、位相回転角度は、徐々に上昇する傾向を呈し、または、位相回転角度は、徐々に低下する傾向を呈する。
【0093】
図3は、シーケンス1とシーケンス2との間に全体的にpi/4の位相回転が発生し、且つ、シーケンス2とシーケンス3との間に全体的にpi/2の位相回転が発生した模式図である。
図3において、3つのシーケンスが存在し、且つ、3つのシーケンスは、同じ初期シーケンスに対応するか、または同じシーケンスをサイクリックシフトすることで得られた異なる初期シーケンスに対応する。
【0094】
通信ノードは、制御シグナリングによりシーケンスの周波数領域の開始位置、周波数領域のオフセット値、または異なるシーケンス間の周波数領域間隔のうちの少なくとも1つを別の通信ノードに通知する。
【0095】
周波数領域の開始位置の精度(または、単位と呼ばれる)は、H1または1/H1個のデータサブキャリア、H1または1/H1個のランダムアクセスチャネルRACHサブキャリア、或はH1または1/H1個のRBであり、ここで、H1は正の整数であり、/は除算を表す。
【0096】
周波数領域のオフセット値の精度(または、単位と呼ばれる)は、H2または1/H2個のデータサブキャリア、H2または1/H2個のRACHサブキャリア、或はH2または1/H2個のRBであり、ここで、H2は正の整数であり、/は除算を表す。
【0097】
異なるシーケンス間の周波数領域間隔の精度(または、単位と呼ばれる)は、H3または1/H3個のデータサブキャリア、H3または1/H3個のRACHサブキャリア、或はH3または1/H3個のRBであり、ここで、H3は正の整数であり、/は除算を表す。
【0098】
好ましくは、各シーケンスは周波数領域で連続してマッピングされ、または、各シーケンスは周波数領域で等間隔にマッピングされ、または、各シーケンスは周波数領域で非等間隔にマッピングされる。
【0099】
各シーケンスが周波数領域で連続してマッピングされる場合、シーケンスの構成方式は、1つ目のシーケンスの周波数領域の開始位置を含んでもよく、後続のシーケンスの周波数領域の開始位置を含む必要がなく、シーケンス間の周波数領域間隔を含む必要もない。
【0100】
好ましくは、シーケンスの1つの構成方式において、シーケンスの個数、シーケンスの長さ、シーケンス内の要素の位相回転角度のうちの少なくとも1つに加え、1つ目のシーケンスの周波数領域の開始位置、周波数領域のオフセット値、および他のシーケンスの周波数領域のオフセット値を更に含んでもよい。
【0101】
各シーケンスが周波数領域で等間隔にマッピングされる場合、シーケンスの構成方式は、1つ目のシーケンスの周波数領域の開始位置、および隣接する2つのシーケンス間の周波数領域間隔を含んでもよい。または、シーケンスの構成方式は各シーケンスの周波数領域の開始位置を含んでもよい。
【0102】
好ましくは、シーケンスの1つの構成方式において、シーケンスの個数、シーケンスの長さ、各シーケンス内の各要素の位相回転角度のうちの少なくとも1つに加え、1つ目のシーケンスの周波数領域の開始位置および周波数領域のオフセット値、シーケンス間の周波数領域間隔、並びに他のシーケンスの周波数領域のオフセット値を更に含んでもよい。
【0103】
各シーケンスが周波数領域で非等間隔にマッピングされる場合、シーケンスの構成方式は、1つ目のシーケンスの周波数領域の開始位置、および他のシーケンスの前のシーケンスに対する周波数領域間隔を含んでもよい。ここで、前のシーケンスは、直前のシーケンス、前の複数のシーケンス、または1つ目のシーケンス等を指してもよい。または、シーケンスの構成方式は各シーケンスの周波数領域の開始位置を含んでもよい。または、シーケンスの構成方式において、一部のシーケンスのマッピング位置を周波数領域の開始位置で表し、他の一部のシーケンスのマッピング位置を、前のシーケンスに対する周波数領域間隔で表す。
【0104】
好ましくは、シーケンスの1つの構成方式において、シーケンスの個数、シーケンスの長さ、各シーケンス内の各要素の位相回転角度のうちの少なくとも1つに加え、1つ目のシーケンスの周波数領域の開始位置および周波数領域のオフセット値、2つ目のシーケンスの周波数領域のオフセット値および2つ目のシーケンスの1つ目のシーケンスに対する周波数領域間隔、3つ目のシーケンスの周波数領域のオフセット値および3つ目のシーケンスの2つ目のシーケンスに対応する周波数領域間隔、……、最後のシーケンスの周波数領域のオフセット値および最後のシーケンスの前のシーケンスに対する周波数領域間隔を更に含んでもよい。
【0105】
なお、各シーケンスの周波数領域のオフセット値は同じまたは異なってもよい。
【0106】
好ましくは、シーケンスの長さが139である場合、対応する周波数領域のオフセット値は{0,1,2,3,4,5}のうちの1つの値である。
【0107】
なお、2つのシーケンス間の間隔は、2つのシーケンスの開始点位置間の距離であってもよいし、2つのシーケンスの終点位置間の距離であってもよいし、一方のシーケンスの一端と他方のシーケンスの他端との間の距離であってもよい。2つのシーケンス間の間隔は、通信ノードが制御シグナリングにより通知するという方式、または組み合わせを予め定義して通信ノードに選択されるという方式、または通信ノードに予め記憶するという方式で確定できる。
【0108】
(実施例4)
シーケンスの個数が1である。シーケンスの長さは、使用可能データサブキャリア数*H4またはRACHサブキャリア数*H4よりも小さい任意の数であってもよい。ここで、H4は正の整数である。即ち、ロングタームイボリューション(LTE、Long Term Evolution)技術および新しい無線・アクセス(New Radio、NR)技術におけるシーケンス長さと異なる集合{139,839}内のシーケンス長さである。例えば、シーケンスの長さは12、18、24、36、283、571または1151であってもよい。
【0109】
通信ノードは、異なる時刻で異なるシーケンス長さを選択することができる。
【0110】
同じ通信ノードは、様々なシーケンス長さをサポートすることができる。
【0111】
通信ノードは、長いシーケンスを伝送するとともに、データ情報と多重化することができる。
【0112】
通信ノードは、同じ時刻の異なる空間方向に同じ長さまたは異なる長さのシーケンスを伝送することができる。
【0113】
通信ノードは、異なる時刻の異なる空間方向に同じ長さまたは異なる長さのシーケンスを伝送することができる。
【0114】
シーケンスの1つの構成方式において、シーケンスの長さに加え、シーケンスの周波数領域の開始位置および周波数領域のオフセット値を更に含んでもよい。
【0115】
上記通信ノードは基地局または端末機器であってもよい。
【0116】
好ましくは、1つの長さが12のシーケンスは、1つのRBにマッピングすることができ、1つの長さが283のシーケンスは、24個のRBにマッピングすることができ、1つの長さが571のシーケンスは、48個のRBにマッピングすることができ、1つの長さが1151のシーケンスは、96個のRBにマッピングすることができる。
【0117】
それに対応し、長さが12のシーケンスの周波数領域のオフセット値は{0}である。
【0118】
長さが283のシーケンスの周波数領域のオフセット値の最大値は24*12-283=5であってもよい。従って、長さが283のシーケンスの周波数領域のオフセット値の範囲は{0,1,2,3,4,5}である。
【0119】
長さが571のシーケンスの周波数領域のオフセット値の最大値は48*12-571=5であってもよい。従って、長さが571のシーケンスの周波数領域のオフセット値の範囲は{0,1,2,3,4,5}である。
【0120】
長さが1151のシーケンスの周波数領域のオフセット値の最大値は96*12-1151=1であってもよい。従って、長さが1151のシーケンスの周波数領域のオフセット値の範囲は{0,1}である。
【0121】
好ましくは、20MHzの帯域幅、サブキャリア間隔が15KHzである場合、シーケンスの長さは1151で、周波数領域のオフセット値は{0,1}のうちの1つの値であってもよく、20MHzの帯域幅、サブキャリア間隔が30KHzである場合、シーケンスの長さは571で、周波数領域のオフセット値は{0,1,2,3,4,5}のうちの1つの値であってもよく、20MHzの帯域幅、サブキャリア間隔が60KHzである場合、シーケンスの長さは283で、周波数領域のオフセット値は{0,1,2,3,4,5}のうちの1つの値であってもよい。
【0122】
周波数領域のオフセット値は、通信ノードが制御シグナリングにより暗示的または明示的に他側の通信ノードに指示することができる。
【0123】
周波数領域のオフセット値は、通信ノードが自分で決定してもよい。
【0124】
なお、周波数領域の開始位置の精度(または、単位と呼ばれる)は、M1個のデータサブキャリア、N1個のRACHサブキャリア、またはL1個のRBであってもよく、ここで、M1、N1およびL1は正の整数であり、周波数領域のオフセット値の精度(または、単位と呼ばれる)は、M2個のデータサブキャリア、N2個のRACHサブキャリア、またはL2個のRBであってもよく、ここで、M2、N2およびL2は正の整数である。
【0125】
(実施例5)
シーケンスの個数が2つである。シーケンスの長さは、使用可能データサブキャリア数*H4またはRACHサブキャリア数*H4よりも小さい任意の数であってもよい。ここで、H4は正の整数である。即ち、LTE技術およびNR技術におけるシーケンス長さと異なる集合{139,839}内のシーケンス長さである。例えば、シーケンスの長さは、6、12、18、24、139、283、571、1151、或はシステムにおける使用可能データサブキャリア数またはRACHサブキャリア数よりも小さい任意の数であってもよい。
【0126】
2つのシーケンスの長さは同じまたは異なってもよい。2つのシーケンスの長さが同じである場合、シーケンスの構成方式におけるマッピング情報(周波数領域の開始位置、周波数領域のオフセット値、または異なるシーケンス間の周波数領域間隔を含む)は、上記実施例1における内容と一致し、ここで説明を省略する。
【0127】
好ましくは、20MHzの帯域幅、サブキャリア間隔が15KHzである場合、シーケンスの個数が2であるとき、シーケンスの長さは571であってもよく、2つのシーケンスは連続してマッピングされてもよいし、連続せずにマッピングされてもよい。20MHzの帯域幅、サブキャリア間隔が15KHzである場合、シーケンスの個数が4であるとき、シーケンスの長さは283であってもよく、4つのシーケンスは連続してマッピングされてもよいし、連続せずにマッピングされてもよい。20MHzの帯域幅、サブキャリア間隔が30KHzである場合、シーケンスの個数が2であるとき、シーケンスの長さは283であってもよく、2つのシーケンスは連続してマッピングされてもよいし、連続せずにマッピングされてもよい。
【0128】
図4は、2つのシーケンス長さが異なる場合の模式図である。
図4に示すように、2つのシーケンスは、異なる長さの初期シーケンスに対応する。シーケンスは、初期シーケンス、または初期シーケンス内の各要素の位相を同じ角度だけ回転させて(つまり、初期シーケンスの位相全体を一定の角度だけ回転させる)得られたシーケンス、または初期シーケンス内の各要素の位相を異なる角度だけ回転させて得られたシーケンスであってもよい。2つのシーケンス間に位相関係を有しない。
【0129】
好ましくは、一方のシーケンスの長さは283であってもよく、他方のシーケンスの長さは571であってもよい。
【0130】
1つの可能な実施形態において、通信ノードは、制御シグナリングによりシーケンスの周波数領域の開始位置、および周波数領域のオフセット値を他側の通信ノードに通知する。
【0131】
好ましくは、通信ノードは、制御シグナリングによりシーケンスの周波数領域の開始位置、周波数領域のオフセット値、または異なるシーケンス間の周波数領域間隔のうちの少なくとも1つを別の通信ノードに通知する。
【0132】
周波数領域の開始位置の精度(または、単位と呼ばれる)は、H1または1/H1個のデータサブキャリア、H1または1/H1個のRACHサブキャリア、或はH1または1/H1個のRBであり、ここで、H1は正の整数であり、/は除算を表す。
【0133】
周波数領域のオフセット値の精度(または、単位と呼ばれる)は、H2または1/H2個のデータサブキャリア、H2または1/H2個のRACHサブキャリア、或はH2または1/H2個のRBであり、ここで、H2は正の整数であり、/は除算を表す。
【0134】
異なるシーケンス間の周波数領域間隔の精度(または、単位と呼ばれる)は、H3または1/H3個のデータサブキャリア、H3または1/H3個のRACHサブキャリア、或はH3または1/H3個のRBであり、ここで、H3は正の整数であり、/は除算を表す。
【0135】
シーケンスの1つの構成方式において、シーケンスの個数、シーケンスの長さ、各シーケンス内の各要素の位相回転角度のうちの少なくとも1つに加え、各シーケンスの周波数領域の開始位置および周波数領域のオフセット値、または、そのうちの1つのシーケンスの周波数領域の開始位置および周波数領域のオフセット値、および2つのシーケンス間の間隔を更に含んでもよい。
【0136】
なお、2つのシーケンスの周波数領域のオフセット値は同じまたは異なる可能性がある。2つのシーケンスの周波数領域のオフセット値が異なる場合、上記シーケンスの構成方式は、別のシーケンスの周波数領域のオフセット値を更に含んでもよい。
【0137】
なお、シーケンス間の間隔は、シーケンスの開始点位置間の距離であってもよいし、シーケンスの終点位置間の距離であってもよいし、一方のシーケンスの一端と他方のシーケンスの他端との間の距離であってもよい。シーケンス間の周波数領域間隔は、通信ノードが制御シグナリングにより他側の通信ノードに通知してもよいし、組み合わせを予め定義して他側の通信ノードに選択されるようにてもよいし、他側の通信ノードに予め記憶されてもよいし、通信ノードが自分で決定してもよい。
【0138】
好ましくは、シーケンスの長さが283または571である場合、各シーケンス対応する周波数領域のオフセット値長さは{0,1,2,3,4,5}のうちの1つの値である。
【0139】
(実施例6)
シーケンスの個数が複数である。シーケンスの長さは、使用可能データサブキャリア数*H4またはRACHサブキャリア数*H4よりも小さい任意の数であってもよい。ここで、H4は正の整数である。即ち、LTE技術およびNR技術におけるシーケンス長さと異なる集合{139,839}内のシーケンス長さである。例えば、シーケンスの長さは283、571または1151であってもよい。
【0140】
シーケンスは、初期シーケンス、または初期シーケンス内の各要素の位相を同じ角度だけ回転させて(つまり、初期シーケンスの位相全体を一定の角度だけ回転させる)得られたシーケンス、または初期シーケンス内の各要素の位相を異なる角度だけ回転させて得られたシーケンスであってもよい。
【0141】
複数のシーケンスの長さは同じまたは異なってもよい。複数のシーケンスの長さが同じである場合、シーケンスの構成方式におけるマッピング情報(例えば、周波数領域の開始位置、周波数領域のオフセット値、または異なるシーケンス間の周波数領域間隔)は、上記実施例1および実施例3における内容と一致し、ここで説明を省略する。
【0142】
図5は、3つのシーケンス長さが異なる場合の模式図である。
図5に示すように、3つのシーケンスは、異なる長さの初期シーケンスに対応し、各シーケンス間に位相関係を有しない。
【0143】
好ましくは、シーケンスの個数が4である場合、4つのシーケンスの長さは、1、2、3または4種ある。
【0144】
例えば、4つのシーケンスの長さが1種である場合、4つのシーケンスの長さはいずれも同じである。
【0145】
4つのシーケンスの長さが2種である場合、そのうちの2つのシーケンスの長さはいずれもXであり、別の2つのシーケンスの長さはいずれもYであるか、または、そのうちの3つのシーケンスの長さはいずれもXであり、別の1つのシーケンスの長さはYであり、XはYに等しくない。
【0146】
4つのシーケンスの長さが3種である場合、そのうちの2つのシーケンスの長さはXで、1つのシーケンスの長さはYで、1つシーケンスの長さはZであり、X、Y、Zはいずれも異なる。
【0147】
4つのシーケンスの長さが4種である場合、4つのシーケンスの長さはいずれも異なる。
【0148】
シーケンスの個数が8である場合、8つのシーケンスの長さは、1、2、3、4、5、6、7または8種ある。
【0149】
(実施例7)
本実施例において、複数のビット(bit)を用いて異なる構成方式を標識する。本願の実施例において、通信ノードは、制御シグナリングにより上記構成方式における全てまたは一部の内容を他側の通信ノードに通知することができる。
【0150】
好ましくは、2つのビットを用いて構成方式を標識する場合、「00」は、ユーザ機器(User Equipment、UE)の使用するシーケンスの個数が2で、各シーケンスの長さが283で、連続してマッピングされ、2つのシーケンス間にpi/4の位相回転が発生したことを表す。「01」は、UEの使用するシーケンスの個数が1で、シーケンスの長さが571であることを表す。「10」は、UEの使用するシーケンスの個数が2で、各シーケンスの長さが139で、連続せずにマッピングされ、周波数領域間隔が25個のRBであることを表す。「11」は、UEの使用するシーケンスの個数が4で、各シーケンスの長さが283で、連続してマッピングされ、各シーケンスのプリアンブルシーケンスに対する全体的な位相回転角度が[0 pi/2 0 pi/2]であることを表す。順次対応する角度は、0度、90度、90度、0度である。
【0151】
異なるシステム帯域幅に対して、異なるbit対応関係がある可能性がある。
【0152】
なお、本願に係るシーケンスは、ランダムアクセスシーケンス、上り/下り参照信号の伝送シーケンス、ディスカバリー信号のシーケンス、同期信号シーケンス、測定信号、上り制御チャネルの伝送シーケンス、または下り制御チャネルの伝送シーケンス、または他の信号伝送等であってもよい。
【0153】
(実施例8)
本願の実施例は、異なる構成と組み合わせを用いてシステムの性能と制御情報負荷とのバランス問題を実現することができる。
【0154】
角度の回転の精度の好ましい実施例は以下のとおりである。
【0155】
1つの新たなシーケンスが2つの初期シーケンスで構成され、2つのシーケンス間に全体的な位相関係を有する場合、それらの位相値の好ましい点は4つあり、それぞれ[0度、90度、180度、270度]である。
【0156】
本願の実施例は、以下の2種の方式で構成できる。
【0157】
構成方法1:「1」は、2つのシーケンス間に0度の位相関係を有することを表し、「0」は、2つのシーケンス間に180度の位相関係を有することを表す。
【0158】
構成方法2:「00」は、2つのシーケンス間に0度の位相関係を有することを表し、「01」は、2つのシーケンス間に90度の位相関係を有することを表し、「10」は、2つのシーケンス間に180度の位相関係を有することを表し、「11」は、2つのシーケンス間に270度の位相関係を有することを表す。
【0159】
システム構成において、システムの位相精度に対する要求が低いまたはシステム負荷が大きいまたは他の場合、構成方法1を選択することができ、システムの位相精度に対する要求が高いまたはシステム負荷が小さいまたは他の場合、構成方法2を選択することができる。
【0160】
本願の実施例は、信号伝送装置を更に提出し、
図6は、本願の実施例の信号伝送装置の構造模式
図1であり、シーケンスの個数、シーケンスの長さ、シーケンス内の要素の位相回転角度のうちの少なくとも1つを含むシーケンスの構成方式を確定するように構成される確定モジュール610と、前記構成方式に基づいてシーケンスを生成するように構成される生成モジュール620と、前記シーケンスをチャネルリソースにマッピングし、マッピングした前記シーケンスを伝送するように構成されるマッピング・伝送モジュール630とを備える。
【0161】
一実施形態において、構成方式は、周波数領域の開始位置、周波数領域のオフセット値、異なるシーケンス間の周波数領域間隔のうちの少なくとも1つを更に含み、前記マッピング・伝送モジュール630は、前記周波数領域の開始位置、周波数領域のオフセット値、異なるシーケンス間の周波数領域間隔のうちの少なくとも1つに基づき、前記シーケンスをチャネルリソースにマッピングするように構成される。
【0162】
なお、ランダムアクセスシーケンスの長さは異なり、異なるまたは同じマッピングルール(周波数領域の開始位置、周波数領域のオフセット値、または異なるランダムアクセスシーケンス間の周波数領域間隔を含む)に対応する可能性がある。複数のランダムアクセスシーケンスの場合、各ランダムアクセスシーケンス間に一定の位相関係を有する可能性がある。
【0163】
本願の実施例の各装置における各モジュールの機能は、上記方法の実施例における対応する説明を参照することができ、ここで説明を省略する。
【0164】
図7は、本願の実施例の信号伝送用の通信ノードの構造模式図であり、
図7に示すように、本願の実施例に係る通信ノード70は、メモリ703とプロセッサ704とを備える。前記通信ノード70は、インタフェース701とバス702とを更に備えてもよい。前記インタフェース701、メモリ703およびプロセッサ704はバス702を介して接続される。前記メモリ703は、命令を記憶するように構成される。前記プロセッサ704は、上記通信ノードに適用される方法の実施例の技術案を実行するために前記命令を読み取るように構成され、その実現原理および技術的効果は類似し、ここで説明を省略する。
【0165】
本願は、プロセッサにより実行されると、上記実施例における方法を実現するコンピュータプログラムが記憶されている記憶媒体を提供する。
【0166】
当業者であれば、本願の実施例は、方法、システム、またはコンピュータプログラム製品として提供できることが理解されるべきである。従って、本願は、ハードウェアの実施例、ソフトウェアの実施例、またはソフトウェアとハードウェアとを組み合わせた実施例の形式を採用することができる。更に、本願は、コンピュータ使用可能プログラムコードが含まれる1つまたは複数のコンピュータ使用可能記憶媒体(磁気ディスクメモリおよび光メモリ等を含んでもよいが、これらに限定されない)で実施されるコンピュータプログラム製品の形式を採用することができる。
【0167】
本願は、本願の実施例による方法、機器(システム)、およびコンピュータプログラム製品のフローチャートおよび/またはブロック図を参照して説明される。コンピュータプログラム命令により、フローチャートおよび/またはブロック図における各フローおよび/またはブロック、およびフローチャートおよび/またはブロック図におけるフローおよび/またはブロックの組み合わせを実現することができることが理解されるべきである。1つの機器を産生するために、これらのコンピュータプログラム命令を、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、組み込みプロセッサまたは他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサに提供することができ、これにより、コンピュータまたは他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサにより実行される命令は、フローチャートの1つのフローまたは複数のフローおよび/またはブロック図の1つのブロックまたは複数のブロックで指定された機能を実現するための装置を産生する。
【0168】
これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータまたは他のプログラマブルデータ処理装置を特定の方式で動作させるように導くことができるコンピュータ可読メモリに記憶されてもよく、これにより、該コンピュータ可読メモリに記憶された命令は、フローチャートの1つのフローまたは複数のフローおよび/またはブロック図の1つのブロックまたは複数のブロックで指定された機能を実現する命令装置を含む製造品を産生する。
【0169】
これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータまたは他のプログラマブルデータ処理装置に積載されてもよく、コンピュータまたはプログラマブル機器に一連の操作ステップを実行させることによりコンピュータが実現する処理を生成し、コンピュータまたはプログラマブル機器で実行された命令は、フローチャートの1つのフローまたは複数のフローおよび/またはブロック図の1つのブロックまたは複数のブロックで指定された機能を実現するためのステップを提供する。