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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-01-29
(45)【発行日】2024-02-06
(54)【発明の名称】画像形成装置
(51)【国際特許分類】
   H04N 1/00 20060101AFI20240130BHJP
   B41J 29/00 20060101ALI20240130BHJP
   B41J 29/38 20060101ALI20240130BHJP
   B41J 29/46 20060101ALI20240130BHJP
   B41J 21/00 20060101ALI20240130BHJP
   G03G 21/00 20060101ALI20240130BHJP
【FI】
H04N1/00 838
H04N1/00 127Z
B41J29/00 Z
B41J29/38 203
B41J29/46 Z
B41J21/00 Z
G03G21/00 370
G03G21/00 386
【請求項の数】 7
(21)【出願番号】P 2022541441
(86)(22)【出願日】2021-07-26
(86)【国際出願番号】 JP2021027506
(87)【国際公開番号】W WO2022030278
(87)【国際公開日】2022-02-10
【審査請求日】2022-11-16
(31)【優先権主張番号】P 2020131952
(32)【優先日】2020-08-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】000006150
【氏名又は名称】京セラドキュメントソリューションズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110003443
【氏名又は名称】弁理士法人TNKアジア国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】マーク ザイデル・ギンドイ
【審査官】花田 尚樹
(56)【参考文献】
【文献】特開2016-134915(JP,A)
【文献】特開2004-260606(JP,A)
【文献】特開2011-171824(JP,A)
【文献】特開2016-224166(JP,A)
【文献】特開2007-288467(JP,A)
【文献】特開2010-055601(JP,A)
【文献】特開2020-104272(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 1/00
B41J 29/00 -29/70
B41J 5/00 - 5/52
21/00 -21/18
G03G 15/00
15/36
21/00
21/02
21/14
21/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
原稿を読取って原稿画像を生成する画像読取部と、
前記原稿画像を記録媒体に形成する画像形成部と、
予め定められたパスワードを記憶する記憶部と、
ユーザーの指示が入力される入力部と、
制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記原稿画像から、予め定められた規則に従って並ぶ複数の数字が検出される場合であって、前記入力部を介してパスワードを受付け、かつ、入力された前記パスワードが、前記予め定められたパスワードと一致する場合に、予め定められた変更を行なうことなく、前記画像形成部に、前記原稿画像を前記記録媒体に形成させ、
前記原稿画像から、前記予め定められた規則に従って並ぶ前記複数の数字が検出される場合であって、前記入力部を介してパスワードを受付けないときと、前記入力部を介してパスワードを受付け、かつ、入力された前記パスワードが、前記予め定められたパスワードと一致しないときとには、前記予め定められた変更を行なって、前記画像形成部に、前記原稿画像を前記記録媒体に形成させ、
被写体を撮像して、撮像画像を生成する撮像部と、
外部装置とネットワークを介して通信を行なう通信部と、をさらに備え、
前記制御部は、入力された前記パスワードが前記予め定められたパスワードと一致しない回数が予め定められた回数以上になった場合に、前記撮像部に、前記パスワードを入力したユーザーを撮像させ、前記通信部に、前記撮像によって生成された撮像画像を、予め定められた送信先に送信させる、画像形成装置。
【請求項2】
前記制御部はさらに、前記一致しない回数が前記予め定められた回数以上になった場合に、前記画像形成部に、前記撮像画像を前記記録媒体に形成させる、請求項に記載の画像形成装置。
【請求項3】
表示部をさらに備え、
前記制御部はさらに、前記一致しない回数が前記予め定められた回数以上になった場合に、前記撮像画像を前記予め定められた送信先に送信することを示すメッセージを前記表示部に表示させる、請求項に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記予め定められた変更として、透かし画像、及び、前記複数の数字のうちの少なくとも一部を隠すための塗りつぶし画像のうちの少なくともいずれかを前記原稿画像に加える変更を行なう、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記予め定められた変更として、検出された前記複数の数字を、予め定められた他の複数の数字に置換える変更を前記原稿画像に対して行なう、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記パスワードを入力したユーザーを特定するためのユーザー情報を取得し、前記予め定められた変更を行なって前記画像形成部に前記原稿画像を前記記録媒体に形成させた場合に、前記原稿画像を前記予め定められた変更を行なって形成させたことを示す情報を、前記ユーザー情報に対応付けて、前記記憶部に記憶させる、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記原稿画像から氏名を示す複数の文字が検出される場合、前記予め定められた変更として、検出された前記複数の文字を、予め定められた他の氏名を示す複数の文字に置換える変更を行なう、請求項1に記載の画像形成装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関し、特に、個人情報を示すおそれのある複数の数字を含む原稿画像を形成するための技術に関する。
【背景技術】
【0002】
個人情報の漏洩を防ぐための技術が知られている。例えば、特許文献1は、電子メールのメッセージから、クレジットカード番号又は電話番号等が検出された場合に、電子メールの送信経路を変更する技術を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特許第4903386号公報
【発明の概要】
【0004】
特許文献1に開示されている技術では、個人情報を含むメッセージの送信が停止されるため、個人情報の不適切な使用を意図しているユーザーによって、個人情報が不適切な用途に使用されることを防ぐことができる。しかしながら、個人情報の適切な使用を意図しているユーザーは、個人情報を使用できなくなるため、不便である。
【0005】
本発明は、上記の事情に鑑みなされたものであり、個人情報の不適切な使用を意図しているユーザーによって個人情報が使用されることを防ぐとともに、個人情報の適切な使用を意図しているユーザーについては個人情報を使用できるようにすることを目的とする。
【0006】
本発明の一局面に係る画像形成装置は、原稿を読取って原稿画像を生成する画像読取部と、原稿画像を記録媒体に形成する画像形成部と、予め定められたパスワードを記憶する記憶部と、ユーザーの指示が入力される入力部と、制御部と、を備える。制御部は、原稿画像から、予め定められた規則に従って並ぶ複数の数字が検出される場合であって、入力部を介してパスワードを受付け、かつ、入力されたパスワードが予め定められたパスワードと一致する場合に、予め定められた変更を行なうことなく、画像形成部に、原稿画像を記録媒体に形成させ、原稿画像から、予め定められた規則に従って並ぶ複数の数字が検出される場合であって、入力部を介してパスワードを受付けないときと、入力部を介してパスワードを受付け、かつ、入力されたパスワードが、予め定められたパスワードと一致しないときとには、予め定められた変更を行なって、画像形成部に、原稿画像を記録媒体に形成させる。画像形成装置は、被写体を撮像して、撮像画像を生成する撮像部と、外部装置とネットワークを介して通信を行なう通信部と、をさらに備える。制御部は、入力されたパスワードが予め定められたパスワードと一致しない回数が予め定められた回数以上になった場合に、撮像部に、パスワードを入力したユーザーを撮像させ、通信部に、撮像によって生成された撮像画像を、予め定められた送信先に送信させる。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、予め定められたパスワードを有しているユーザーは、個人情報である可能性の高い複数の数字を含む原稿画像を変更が行なわれていない状態で取得できる。したがって、個人情報の適切な使用を意図しているユーザーは原稿画像を使用できるので、全てのユーザーに対して個人情報の取得を制限する場合と比較して、ユーザーの利便性が向上する。一方、予め定められたパスワードを有していないユーザーは、予め定められた変更が行なわれた原稿画像しか取得できないので、個人情報の不適切な使用を意図しているユーザーによって、原稿画像が不適切な用途に使用されることを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明の一実施形態に係る画像形成装置の外観を示す斜視図である。
図2】画像形成装置の内部構成を示すブロック図である。
図3A】決済用カード検出処理を示すフローチャートである。
図3B】決済用カード検出処理を示すフローチャートである。
図4】設定画面の一例を示す図である。
図5】第1認証画面の一例を示す図である。
図6】ユーザー情報の一覧を示す図である。
図7】原稿画像の一例を示す図である。
図8】第1警告画面の一例を示す図である。
図9】第2認証画面の一例を示す図である。
図10】変更を行なうことなく形成された原稿画像の一例を示す図である。
図11】第2警告画面の一例を示す図である。
図12】変更を行なって形成された原稿画像の一例を示す図である。
図13】変更を行なって形成された原稿画像の他の一例を示す図である。
図14】変更を行なって形成された原稿画像の他の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の一実施形態に係る画像形成装置について図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の外観を示す斜視図である。図2は、画像形成装置の内部構成を示すブロック図である。図1及び図2を参照して、画像形成装置1は、コピー機能、送信機能、プリンター機能、及びファクシミリ機能等の複数の機能を備えている複合機である。画像形成装置1の筐体には、画像形成装置1の様々な機能を実現するための複数の機器が収容されている。例えば、筐体には、画像読取部11、画像形成部12、定着部13、及び給紙部14等が収容されている。
【0010】
画像形成装置1は、制御ユニット100を含む。制御ユニット100は、プロセッサー、RAM(Random Access Memory)、及びROM(Read Only Memory)等を含む。プロセッサーは、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、又はASIC(Application Specific Integrated Circuit)等である。
【0011】
制御ユニット100は、ROM又はHDD18に記憶されている制御プログラムが上記プロセッサーによって実行されることにより、制御部10として機能する。なお、制御部10は、上記制御プログラムに基づく動作によらず、ロジック回路により構成されていてもよい。
【0012】
制御部10は、画像形成装置1の全体制御を司る。より詳細には、制御部10は、画像形成装置1の各部の動作、及び、ネットワークを介して接続されているPC(Personal Computer)24等の外部装置との通信を制御する。制御部10はまた、後述する検出プログラムにしたがって動作することによって、原稿画像から予め定められた規則に従って並ぶ複数の数字を検出した場合に、パスワードの入力に応じて、予め定められた変更を行なうことなく原稿画像を記録紙に形成するための第1画像形成処理、又は、予め定められた変更を行なって原稿画像を記録紙に形成するための第2画像形成処理を実行するための決済用カード検出処理を実行する。決済用カードとは、自動決済を行なうためのカードであり、例えば、クレジットカード又はデビットカード等である。
【0013】
制御ユニット100は、原稿搬送部6、画像読取部11、画像形成部12、定着部13、給紙部14、表示部15、操作部16、搬送部17、HDD18、画像処理部19、画像メモリー20、ファクシミリ通信部21、撮像部22、及び通信部23等と電気的に接続されている。
【0014】
画像読取部11は、原稿台に載置されている原稿を搬送する原稿搬送部6と、原稿搬送部6によって搬送されてくる原稿又はプラテンガラスに載置されている原稿を光学的に読み取るスキャナーと、を含むADF(Auto Document Feeder)である。画像読取部11は、光照射部により原稿を照射し、その反射光をCCD(Charge-Coupled Device)センサーで受光することによって、原稿を読取って、原稿画像を示す画像データを生成する。
【0015】
画像形成部12は、感光体ドラム、帯電装置、露光装置、現像装置、及び転写装置を含む。画像形成部12は、画像読取部11によって生成された画像データ、又は、通信部23を介して入力された画像データ等に基づいて、搬送部17によって搬送路に沿って搬送されてくる記録紙に、トナー像によって構成されている画像を形成する。
【0016】
定着部13は、画像形成部12によってトナー像が形成された記録紙を加熱及び加圧することによってトナー像を記録紙に定着させる。定着部13によってトナー像が定着された記録紙は、排出トレイ8に排出される。
【0017】
給紙部14は、手差しトレイ及び複数の給紙カセットを備える。給紙部14は、給紙カセットに収容されている記録紙、又は手差しトレイに載置されている記録紙をピックアップローラーによって一枚ずつ引出して、搬送路に給紙する。
【0018】
表示部15は、液晶ディスプレイ又は有機EL(Organic Light-Emitting Diode)ディスプレイ等によって構成されている表示装置である。表示部15は、制御部10の制御にしたがって、画像形成装置1によって実行可能な各機能についての各種の画面を表示する。
【0019】
操作部16は、各処理の実行開始を指示するためのスタートキー16A等の複数のハードキーを含む。操作部16はまた、表示部15に重ねて配置されているタッチパネル16Bを含む。ユーザーは、操作部16を介して、画像形成装置1によって実行可能な各機能についての指示等の各種の情報を入力する。操作部16は、特許請求の範囲における入力部の一例である。
【0020】
搬送部17は、搬送ローラー対及び排出ローラー対等と、搬送ローラー対及び排出ローラー対等と電気的に接続されている搬送モーターとを含む。搬送ローラー対及び排出ローラー対等は、搬送路に沿って配置されている。制御部10は、搬送モーターを駆動させて搬送ローラー対及び排出ローラー対等を回転させることによって、画像形成部12及び排出トレイ8に向けて、給紙部14によって給紙された記録紙を搬送路に沿って搬送させる。
【0021】
HDD18は、画像読取部11によって生成された画像データ等の各種データを記憶するための大容量の記憶装置である。HDD18は、画像形成装置1の一般的な動作を実現するための各種制御プログラムを記憶する。HDD18は、各種制御プログラムの1つとして、本発明の一実施形態に係る決済用カード検出処理を実行するための検出プログラムを記憶している。HDD18は、特許請求の範囲における記憶部の一例である。
【0022】
HDD18は、各種制御プログラムの1つとして、一般的なOCR(Optical Character Recognition)処理を実行するためのOCRプログラムを記憶している。制御部10は、OCRプログラムにしたがって動作することで、画像データが示す画像に含まれている文字を認識する。ここで、文字は数字を含むものとする。
【0023】
HDD18は、管理者情報として、管理者名と管理者用パスワードと管理者用電子メールアドレスとを対応付けて、予め記憶している。この場合、HDD18は、管理者情報として、「JOHN」という管理者名と、「ABCDE」という管理者用パスワードと、「JOHN@XYZ.COM」という管理者用電子メールアドレスとを、対応付けて記憶しているものとする。
【0024】
HDD18は、ユーザー情報として、ユーザー名とパスワードとを対応付けて予め記憶している。この場合、HDD18は、ユーザー情報として、「ARIEL」というユーザー名と、「FGHIJ」というパスワードとを、対応付けて記憶しているものとする。HDD18はまた、ユーザー情報として、「AMAYA」というユーザー名と、「KLMNO」というパスワードとを、対応付けて記憶しているものとする。
【0025】
画像処理部19は、画像読取部11によって生成された画像データに対して、必要に応じて画像処理を実行する。画像メモリー20は、画像読取部11によって生成された画像データを一時的に記憶する領域を含む。ファクシミリ通信部21は、公衆回線への接続を行ない、公衆回線を介して画像データの送受信を行なう。
【0026】
撮像部22は、撮像素子及びレンズ等によって構成されているデジタルカメラである。撮像部22は、操作部16に設けられている。撮像部22は、操作部16を操作しているユーザーを被写体として撮像して、撮像画像を示す画像データ(以下、単に「撮像画像」と記す。)を生成する。
【0027】
通信部23は、LAN(Local Area Network)ボード等の通信モジュールを含む。画像形成装置1は、通信部23を介して、ネットワークを介して接続されているPC24等の外部装置とデータ通信を行なう。
【0028】
画像形成装置1の各部には電源が接続されており、当該電源から電力が供給されることによって、画像形成装置1の各部が動作する。
【0029】
[動作]
図3A及び図3Bは、決済用カード検出処理を示すフローチャートである。図4は、設定画面の一例を示す図である。図5は、第1認証画面の一例を示す図である。図6は、ユーザー情報の一覧を示す図である。図7は、原稿画像の一例を示す図である。図8は、第1警告画面の一例を示す図である。図9は、第2認証画面の一例を示す図である。図10は、変更を行なうことなく形成された原稿画像の一例を示す図である。図11は、第2警告画面の一例を示す図である。図12及び図13は、変更を行なって形成された原稿画像の一例を示す図である。
【0030】
以下、図3A乃至図13等を参照して、決済用カード検出処理の実行時等における画像形成装置1の動作について説明する。以下の説明において、画像形成装置1は、電源が投入されている状態であるものとする。
【0031】
(1)許可ユーザー設定時の動作
画像形成装置1の管理者は、タッチパネル16Bを用いて、決済用カード検出機能を有効に設定するための設定画面を表示するための表示指示を入力したものとする。制御部10は、タッチパネル16Bを介して上記した表示指示を受付けると、表示部15に、図4に示す設定画面40を表示させる。管理者は、決済用カード検出機能を有効に設定するためのチェックボックス41をタッチしたものとする。
【0032】
制御部10は、タッチパネル16Bを介して、チェックボックス41に対するタッチ操作を受付けると、表示部15に対し、チェックボックス41にチェックマークを表示させるとともに、決済用カード検出機能を有効に設定する。チェックボックス41のタッチ後、管理者は、キー42をタッチしたものとする。制御部10は、タッチパネル16Bを介して、キー42に対するタッチ操作を受付けると、表示部15に、設定画面40に重ねて、図5に示す第1認証画面50を表示させる。
【0033】
管理者は、欄51をタッチして、タッチパネル16Bを用いて、管理者名を示す「JOHN」という文字列を入力したものとする。制御部10は、タッチパネル16Bを介して上記入力を受付けると、表示部15に対し、入力された文字列を欄51に表示させる。管理者名の入力後、管理者は、欄52をタッチして、タッチパネル16Bを用いて、パスワードを示す「ABCDE」という文字列を入力したものとする。制御部10は、タッチパネル16Bを介して上記入力を受付けると、表示部15に対し、入力された文字列を欄52に表示させる。
【0034】
管理者は、欄51及び欄52に表示されている入力内容を確認して、キー53をタッチしたものとする。制御部10は、タッチパネル16Bを介してキー53に対するタッチ操作を受付けると、入力されたパスワードが、入力された管理者名に対応付けてHDD18に記憶されている管理者用パスワードと一致するか否かを判定する。この場合、制御部10は、入力されたパスワードが管理者用パスワードと一致すると判定し、HDD18に記憶されているユーザー情報に基づいて、表示部15に、設定画面40に重ねて、図6に示すユーザー情報の一覧60を含む画面61を表示させる。
【0035】
管理者は、一覧60から所望の許可ユーザーを選択するために、チェックボックス62をタッチしたものとする。ここで、許可ユーザーとは、予め定められた変更を行なうことなく原稿画像を形成することを許可されるユーザーを示す。制御部10は、タッチパネル16Bを介して、チェックボックス62に対するタッチ操作を受付けると、表示部15に対し、チェックボックス62にチェックマークを表示させる。チェックボックス62のタッチ後、管理者は、設定画面40のキー43をタッチしたものとする。制御部10は、タッチパネル16Bを介してキー43に対するタッチ操作を受付けると、選択された「ARIEL」というユーザー名と、「FGHIJ」というパスワードとを対応付けて、許可ユーザー情報としてHDD18に記憶させる。
【0036】
一方、制御部10は、入力されたパスワードが管理者用パスワードと一致しないと判定した場合、表示部15に、画面61を表示させることなく、第1認証画面50が設定画面40に重ねて表示されている状態を維持する。このとき、制御部10は、表示部15に、例えば「入力内容が誤っています。」等の、ユーザー名及びパスワードの再入力を促すためのメッセージを、第1認証画面50上に表示させてもよい。
【0037】
(2)決済用カード検出処理実行時の動作
ユーザーは、プラテンガラスに、原稿としてクレジットカードを載置して、スタートキー16Aを押下したものとする。制御部10は、決済用カード検出機能を有効に設定している状態でスタートキー16Aの押下を検知すると、図3A及び図3Bに示す決済用カード検出処理の実行を開始する。制御部10は、決済用カード検出処理において、画像読取部11に、プラテンガラスに載置されている原稿を読取らせて、原稿画像を示す画像データ(以下、単に「原稿画像」と記す。)を生成させる(ステップS10)。この場合、制御部10は、画像読取部11に、図7に示す原稿画像70を生成させたものとする。
【0038】
ステップS10の処理後、制御部10は、OCR処理を実行して、原稿画像に含まれている文字を認識し、認識された文字に基づいて、原稿画像から、予め定められた規則に従って並ぶ複数の数字が検出されるか否かを判定する(ステップS11)。予め定められた規則としては、決済用カード番号を特定可能な規則であれば特に限定されないが、ここでは、制御部10は、「4」乃至「6」のいずれかから始まる13個又は16個の数字、「34」又は「37」から始まる15個の数字、「2131」又は「1800」から始まる15個の数字、及び、「35」から始まる16個の数字のうちのいずれかを満たすという規則を用いるものとする。
【0039】
この場合、原稿画像70から、「5」から始まる16個の数字から構成される複数の数字71が検出されるので、制御部10は、原稿画像から、予め定められた規則に従って並ぶ複数の数字が検出されると判定し(ステップS11にてYES)、表示部15に、図8に示す第1警告画面80を表示させる(ステップS12)。ステップS12の処理後、制御部10は、原稿画像の形成を続行するための続行指示を入力するためのキー82、又は、原稿画像の保存を行なうための保存指示を入力するためのキー83がタッチされるまで、続行指示を受付けていないと判定する処理(ステップS13にてNO)、及び、保存指示を受付けていないと判定する処理(ステップS14にてNO)を繰返す。
【0040】
ユーザーは、第1警告画面80に含まれている、決済用カード番号が検出されているおそれがあることを示すメッセージ81を確認して、キー82をタッチしたものとする。制御部10は、タッチパネル16Bを介して、キー82に対するタッチ操作を検出すると、続行指示を受付けていると判定し(ステップS13にてYES)、表示部15に、図9に示す第2認証画面90を表示させる(ステップS15)。ステップS15の処理後、制御部10は、ユーザー認証を行なうための第1指示を入力するためのキー93、又は、ユーザー認証を行なうことなく原稿画像の形成を行なうための第2指示を入力するためのキー94がタッチされるまで、第1指示を受付けていないと判定する処理(ステップS16にてNO)、及び、第2指示を受付けていないと判定する処理(ステップS17にてNO)を繰返す。
【0041】
(2-1)パスワードが入力される場合
(2-1-1)入力されたパスワードと許可ユーザー情報のパスワードとが一致する場合
ユーザーは、第2認証画面90を確認し、欄91をタッチして、タッチパネル16Bを用いて、許可ユーザーのユーザー名を示す「ARIEL」という文字列を入力したものとする。制御部10は、タッチパネル16Bを介して上記入力を受付けると、表示部15に対し、入力された文字列を欄91に表示させる。
【0042】
ユーザーは次いで、欄92をタッチして、タッチパネル16Bを用いて、パスワードを示す「FGHIJ」という文字列を入力したものとする。制御部10は、タッチパネル16Bを介して上記入力を受付けると、表示部15に対し、入力された文字列を欄92に表示させる。ユーザーは、欄91及び欄92に表示されている入力内容を確認して、キー93をタッチしたものとする。
【0043】
制御部10は、タッチパネル16Bを介してキー93に対するタッチ操作を受付けると、第1指示を受付けていると判定し(ステップS16にてYES)、入力されたパスワードが、入力されたユーザー名に対応付けてHDD18に記憶されている許可ユーザー情報のパスワードと一致するか否かを判定する(ステップS18)。この場合、制御部10は、入力されたパスワードと許可ユーザー情報のパスワードとが一致すると判定し(ステップS18にてYES)、画像形成部12等に、予め定められた変更を加えることなく原稿画像を記録紙に形成させるための第1画像形成処理を実行させる(ステップS19)。この場合、第1画像形成処理によって、図10に示すように、原稿画像70が、予め定められた変更を加えられることなく記録紙P1に形成される。ステップS19の処理後、制御部10は、決済用カード検出処理を終了する。
【0044】
(2-1-2)入力されたパスワードと許可ユーザー情報のパスワードとが一致しない場合
ユーザーは、第2認証画面90の欄91をタッチして、タッチパネル16Bを用いて、許可ユーザーのユーザー名を示す「AMAYA」という文字列を入力したものとする。制御部10は、タッチパネル16Bを介して上記入力を受付けると、表示部15に対し、入力された文字列を欄91に表示させる。
【0045】
ユーザーは次いで、欄92をタッチして、タッチパネル16Bを用いて、パスワードを示す「KLMNO」という文字列を入力したものとする。制御部10は、タッチパネル16Bを介して上記入力を受付けると、表示部15に対し、入力された文字列を欄92に表示させる。ユーザーは、欄91及び欄92に表示されている入力内容を確認して、キー93をタッチしたものとする。
【0046】
制御部10は、タッチパネル16Bを介してキー93に対するタッチ操作を受付けると、第1指示を受付けていると判定する(ステップS16にてYES)。この場合、HDD18は、入力されたユーザー名及びパスワードを許可ユーザー情報として記憶していないので、制御部10は、入力されたパスワードが、許可ユーザー情報のパスワードと一致しないと判定し(ステップS18にてNO)、入力されたパスワードと許可ユーザー情報のパスワードとが不一致となった回数(以下、「不一致回数」と記す。)が、予め定められた回数未満であるか否かを判定する(ステップS20)。
【0047】
予め定められた回数としては、特に限定されないが、ここでは、3回を用いるものとする。この場合、不一致回数は1回であるので、制御部10は、不一致回数は予め定められた回数未満であると判定し(ステップS20にてYES)、ステップS16の処理に戻る。このとき、制御部10は、表示部15に対し、例えば「入力内容が誤っています。」等の、ユーザー名及びパスワードの再入力を促すためのメッセージを、第2認証画面90上に表示させてもよい。
【0048】
ここで、ユーザーはさらに、HDD18に許可ユーザー情報として記憶されていないユーザー名及びパスワードを入力して、キー93をタッチするという操作を2回繰返して行なったものとする。制御部10は、上記と同様にしてステップS16乃至ステップS20の動作を2回行ない、不一致回数が3回になると、不一致回数は3回未満ではないと判定して(ステップS20にてNO)、撮像部22に、操作部16を操作しているユーザーを撮像させて、撮像画像を生成させる(ステップS21)。
【0049】
ステップS21の処理後、制御部10は、生成された撮像画像が添付されている電子メールを生成し、通信部23を介して、生成された電子メールを、HDD18に記憶されている管理者用電子メールアドレス宛に送信する(ステップS22)。ステップS22の処理後、制御部10は、表示部15に、図11に示す第2警告画面110を表示させる(ステップS23)。この場合、制御部10は、表示部15に、ユーザーの撮像画像を管理者に送信することを示すメッセージ111を、第2警告画面110上に表示させる。
【0050】
ステップS23の処理後、制御部10は、画像形成部12等に、予め定められた変更を行なって、原稿画像を記録紙に形成させるための第2画像形成処理を実行させる(ステップS24)。この場合、第2画像形成処理によって、図12に示すように、予め定められた変更として透かし画像121を加える変更が行なわれて、原稿画像70が記録紙P2に形成される。透かし画像121としては、特に限定されないが、ここでは、「CONFIDENTIAL」という文字列を示す画像を用いるものとする。ステップS24の処理後、制御部10は、決済用カード検出処理を終了する。
【0051】
(2-2)パスワードが入力されない場合
ユーザーは、第2認証画面90を確認して、ユーザー名及びパスワードを入力することなく、キー94をタッチしたものとする。制御部10は、タッチパネル16Bを介してキー94に対するタッチ操作を受付けると、第2指示を受付けていると判定し(ステップS17にてYES)、ステップS24の処理に進み、上記と同様にして、画像形成部12等に、第2画像形成処理を実行させる。
【0052】
なお、原稿画像が予め定められた規則に従って並ぶ複数の数字を含まない場合、制御部10は、原稿画像から、予め定められた規則に従って並ぶ複数の数字が検出されないと判定し(ステップS11にてNO)、ステップS19の処理に進み、画像形成部12等に、第1画像形成処理を実行させる。また、ユーザーが、第1警告画面80のキー82をタッチすることなく、キー83をタッチした場合、制御部10は、保存指示を受付けたと判定し(ステップS14にてYES)、原稿画像70の記録紙への形成を行なうことなく、原稿画像70をHDD18に記憶させる(ステップS25)。ステップS25の処理後、制御部10は、決済用カード検出処理を終了する。
【0053】
上記実施形態によれば、制御部10は、原稿画像70から、予め定められた規則に従って並ぶ複数の数字71を検出した場合であって、タッチパネル16Bを介してパスワードを受付け、かつ、入力されたパスワードが、HDD18に記憶されている許可ユーザー情報のパスワードと一致する場合に、画像形成部12等に、第1画像形成処理を実行させる。制御部10はまた、原稿画像70から、予め定められた規則に従って並ぶ複数の数字71が検出される場合であって、タッチパネル16Bを介してパスワードを受付けないときと、タッチパネル16Bを介してパスワードを受付け、かつ、入力されたパスワードが、許可ユーザー情報のパスワードと一致しないときとには、画像形成部12等に、第2画像形成処理を実行させる。
【0054】
このように、許可ユーザー情報のパスワードを有しているユーザーは、個人情報である可能性の高い複数の数字71を含む原稿画像70を、透かし画像121が加えられていない状態で取得できる。したがって、個人情報の適切な使用を意図しているユーザーは原稿画像70を使用できるので、全てのユーザーに対して個人情報の取得を制限する場合と比較して、ユーザーの利便性が向上する。一方、許可ユーザー情報のパスワードを有していないユーザーは、透かし画像121が加えられた原稿画像70しか取得できないので、個人情報の不適切な使用を意図しているユーザーによって、原稿画像が不適切な用途に使用されることを防ぐことができる。
【0055】
なお、制御部10は、ステップS10において、画像読取部11によって、クレジットカードを示す原稿画像70ではなく、例えば図13に示すような、決済用カード番号に該当するおそれのある複数の数字131のみを含む原稿画像130が生成された場合においても、原稿画像130から、予め定められた規則に従って並ぶ複数の数字が検出されたと判定して(ステップS11にてYES)、上記と同様の処理を実行する。この場合において、制御部10は、ステップS24の第2画像形成処理を実行する場合には、画像形成部12等に、透かし画像121を加えて、原稿画像130を記録紙P3に形成させる。このように、原稿画像が、決済用カード自体を示す画像でなくとも、決済用カード番号に該当するおそれのある複数の数字を含んでさえいれば、第2画像形成処理が実行されるので、個人情報の漏洩を確実に防ぐことができる。
【0056】
また上記実施形態によれば、制御部10は、不一致回数が予め定められた回数以上になった場合に、撮像部22に、パスワードを入力したユーザーを撮像させ、通信部23に、撮像によって生成された撮像画像を、予め定められた送信先である管理者用電子メールアドレス宛に送信させる。これによって、予め定められた送信先の管理者は、個人情報の不適切な使用を意図しているおそれのあるユーザーを示す撮像画像を取得できるので、個人情報の漏洩をより一層効果的に防ぐことができる。
【0057】
(第1変形例)
上記実施形態では、制御部10は、予め定められた変更として、透かし画像121のみを原稿画像70に加える変更を行なったが、本発明はそのような実施形態に限定されない。例えば、制御部10は、予め定められた変更として、透かし画像121とともに、検出された複数の数字のうちの少なくとも一部を塗りつぶしによって隠すための塗りつぶし画像を、原稿画像70に加える変更を行なってもよい。制御部10はまた、予め定められた変更として、塗りつぶし画像のみを原稿画像70に加える変更を行なってもよい。
【0058】
図14は、予め定められた変更を行なって形成された原稿画像の一例を示す図である。例えば、制御部10は、第2画像形成処理において、画像形成部12等に、予め定められた変更として、透かし画像121と、複数の数字71を構成する16個の数字のうちの12個の数字を隠す塗りつぶし画像141とを加えて、原稿画像70を記録紙P4に形成させる。このように、原稿画像70に塗りつぶし画像141を加えることによって、許可ユーザー情報のパスワードを有していないユーザーは、複数の数字71を取得できないので、個人情報の不適切な使用を意図しているユーザーによって、個人情報が不適切な用途に使用されることを確実に防ぐことができる。
【0059】
(第2変形例)
制御部10はまた、予め定められた変更として、透かし画像121のみを原稿画像70に加える変更を行なったが、本発明はそのような実施形態に限定されない。例えば、制御部10は、予め定められた変更として、検出された「5587 3540 0123 4567」という複数の数字71を、予め定められた他の複数の数字に置換える変更を、原稿画像70に行なってもよい。予め定められた他の複数の数字としては特に限定されないが、例えば、「1111 2222 3333 4444」等である。
【0060】
このように、複数の数字71を予め定められた他の複数の数字に置換えることによって、許可ユーザー情報のパスワードを有していないユーザーは、複数の数字71を取得できないので、個人情報の不適切な使用を意図しているユーザーによって、個人情報が不適切な用途に使用されることを確実に防ぐことができる。なお、制御部10はさらに、原稿画像70から氏名を示す複数の文字及び有効期限を示す複数の数字のうちの少なくともいずれかが検出される場合、氏名を示す複数の文字についても予め定められた他の氏名を示す複数の文字に置換える変更を行なってもよいし、有効期限を示す複数の数字についても、予め定められた他の有効期限を示す複数の数字に置換える変更を行なってもよい。
【0061】
(第3変形例)
上記実施形態では、制御部10は、不一致回数が予め定められた回数以上になった場合に、通信部23に、管理者用電子メールアドレス宛に撮像画像を送信させる処理を行なったが、本発明はそのような実施形態に限定されない。例えば、制御部10は、上記した撮像画像の送信に加えて、画像形成部12等に、撮像画像を記録紙に形成させてもよい。
【0062】
これによって、個人情報の不適切な使用を意図しているおそれのあるユーザーに、自身の撮像画像が取得されていることを知らせることができるので、個人情報の漏洩をさらに効果的に防ぐことができる。
【0063】
(第4変形例)
上記実施形態では、制御部10は、第2指示を受付けていると判定した場合(ステップS17にてYES)と、不一致回数は3回未満ではないと判定した場合(ステップS20にてNO)とに、第2画像形成処理を実行したが、本発明はそのような実施形態に限定されない。ここで、上記実施形態の第4変形例では、タッチパネル16Bを介して入力されたユーザー名及びパスワードが、HDD18に予め記憶されているユーザー情報のユーザー名及びパスワードと一致する場合にのみ、画像形成装置1の使用を許可するためのログイン処理を実行するように構成されているものとする。
【0064】
第4変形例において、制御部10はさらに、第2画像形成処理を実行すると、現在ログインが許可されているログインユーザー名を取得し、画像形成部12等に、透かし画像121が加えて原稿画像70を形成させたことを示す情報を、取得されたログインユーザー名に対応付けて、HDD18に記憶させてもよい。これによって、原稿画像70を透かし画像121が加えて形成させたユーザーを追跡することが可能になるので、個人情報の漏洩をさらに効果的に防ぐことができる。
【0065】
(その他の変形例)
上記実施形態では、画像形成部12等は、記録紙に画像を形成したが、本発明はそのような実施形態に限定されない。画像形成部12等は、記録紙に限らず、他の記録媒体に画像を形成してもよい。他の記録媒体としては、例えば、OHP(Overhead Projector)シートを例示できる。
【0066】
なお、本発明は上記実施形態の構成に限られず種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、画像形成装置1としてカラー複合機を用いているが、これは一例に過ぎず、モノクロ複合機、コピー機、又はファクシミリ装置等の他の画像形成装置が用いられてもよい。
【0067】
また、図1乃至図14を用いて示した上記実施形態の構成及び処理は、本発明の一実施形態に過ぎず、本発明を当該構成及び処理に限定する趣旨ではない。
図1
図2
図3A
図3B
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14