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特許7428451情報処理システム、情報処理方法及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-01-29
(45)【発行日】2024-02-06
(54)【発明の名称】情報処理システム、情報処理方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 40/106 20200101AFI20240130BHJP
【FI】
G06F40/106
【請求項の数】 4
(21)【出願番号】P 2023166455
(22)【出願日】2023-09-27
【審査請求日】2023-10-03
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】520121533
【氏名又は名称】株式会社ナレッジワーク
(74)【代理人】
【識別番号】110002790
【氏名又は名称】One ip弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】麻野 耕司
【審査官】木村 大吾
(56)【参考文献】
【文献】特開2012-216193(JP,A)
【文献】特開2012-073772(JP,A)
【文献】特開2022-014856(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 40/00-40/58
G06F 16/00-16/958
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
クライアント装置及びサーバ装置を含んで構成され、
前記サーバ装置は、
文書データを画像データに変換する画像データ作成部と、
前記文書データから少なくとも画像を削除した軽量文書データを、データ形式を変えずに作成する軽量文書データ作成部と、
前記画像データ及び軽量文書データを前記クライアント装置に送信するデータ送信部と、
を備え、
前記クライアント装置は、
画像データ及び前記軽量文書データを受信するデータ受信部と、
前記軽量文書データからテキストデータ及び前記テキストデータの位置を取得するテキストデータ取得部と、
前記画像データを表示するとともに、前記位置に応じて前記画像データ上に前記テキストデータを選択可能に表示するための画面データを作成する画面データ作成部と、
を備えることを特徴とする情報処理システム。
【請求項2】
請求項1に記載の情報処理システムであって、
前記テキストデータ取得部は、前記テキストデータ及び前記位置とともに、前記テキストデータのスタイルを取得し、
前記画面データ作成部は、前記画像データを表示するとともに、前記位置及び前記スタイルに応じて前記画像データ上に前記スタイルで前記テキストデータを表示するように、前記画面データを作成すること、
を特徴とする情報処理システム。
【請求項3】
サーバ装置が、
文書データを画像データに変換するステップと、
前記文書データから少なくとも画像を削除した軽量文書データを、データ形式を変えずに作成するステップと、
前記画像データ及び軽量文書データをクライアント装置に送信するステップと、
を実行し、
前記クライアント装置が、
画像データ及び前記軽量文書データを受信するステップと、
前記軽量文書データからテキストデータ及び前記テキストデータの位置を取得するステップと、
前記画像データを表示するとともに、前記位置に応じて前記画像データ上に前記テキストデータを選択可能に表示するための画面データを作成するステップと、
を実行することを特徴とする情報処理方法。
【請求項4】
サーバ装置に、
文書データを画像データに変換するステップと、
前記文書データから少なくとも画像を削除した軽量文書データを、データ形式を変えずに作成するステップと、
前記画像データ及び軽量文書データをクライアント装置に送信するステップと、
を実行させ、
前記クライアント装置に、
画像データ及び前記軽量文書データを受信するステップと、
前記軽量文書データからテキストデータ及び前記テキストデータの位置を取得するステップと、
前記画像データを表示するとともに、前記位置に応じて前記画像データ上に前記テキストデータを選択可能に表示するための画面データを作成するステップと、
を実行させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理システム、情報処理方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
PDFなどの形式により電子文書を管理することが行われている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2007-328741号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
Webブラウザ等で表示するにあたりPDFそのままでは使いにくい。
【0005】
本発明はこのような背景を鑑みてなされたものであり、電子文書を取扱いしやすくすることのできる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するための本発明の主たる発明は、情報処理システムであって、文書データを記憶する記憶部と、前記文書データを画像データに変換する画像データ作成部と、前記文書データからテキストデータを取得するテキストデータ取得部と、前記テキストデータを選択可能に前記画像データを表示するための画面データを作成する画面データ作成部と、を備えることを特徴とする。
【0007】
その他本願が開示する課題やその解決方法については、発明の実施形態の欄及び図面により明らかにされる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、電子文書を取扱いしやすくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本実施形態に係る情報処理システムの全体構成例を示す図である。
図2】ユーザ端末1及び管理サーバ2を実現するコンピュータのハードウェア構成例を示す図である。
図3】管理サーバ2のソフトウェア構成例を示す図である。
図4】ユーザ端末1のソフトウェア構成例を示す図である。
図5】画面データ作成部113が作成する画面データの表示例を示す図である。
図6】本実施形態の情報処理システムの動作を説明する図である。
図7】第2実施形態に係る管理サーバ2のソフトウェア構成例を示す図である。
図8】第2実施形態に係るユーザ端末1のソフトウェア構成例を示す図である。
図9】第2実施形態における情報処理システムの動作を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<システムの概要>
以下、本発明の一実施形態に係る情報処理システムについて説明する。本実施形態の情報処理システムは、文書ファイル(本実施形態では、PDF形式のファイルを想定するが、PDFに限らず、プレゼンテーションファイルやワードプロセッサ等のファイルであってもよい。)を管理する。動画や静止画、音声などのメディアデータが含まれる文書ファイルはサイズが大きくなるため、本実施形態の情報処理システムでは、文書ファイルを画像に変換してWebブラウザに表示させることでクライアント-サーバ間の通信量を減らすことができる。また、画像だけではPDFファイル中のテキストをコピーすることができないところ、本実施形態の情報処理システムでは、画像とともにテキストを選択可能に出力するようにしている。以下、詳細について説明する。
【0011】
<第1実施形態>
図1は、本実施形態に係る情報処理システムの全体構成例を示す図である。本実施形態の情報処理システムは、管理サーバ2を含んで構成される。管理サーバ2は、ユーザ端末1と通信ネットワークを介して通信可能に接続される。通信ネットワークは、たとえばインターネットであり、公衆電話回線網や携帯電話回線網、無線通信路、イーサネット(登録商標)などにより構築される。
【0012】
ユーザ端末1は、ユーザが操作するコンピュータである。ユーザ端末1は、例えば、スマートフォン、タブレットコンピュータ、パーソナルコンピュータなどとすることができる。
【0013】
管理サーバ2は、例えばワークステーションやパーソナルコンピュータのような汎用コンピュータとしてもよいし、あるいはクラウド・コンピューティングによって論理的に実現されてもよい。
【0014】
<管理サーバ2>
図2は、ユーザ端末1及び管理サーバ2を実現するコンピュータのハードウェア構成例を示す図である。なお、図示された構成は一例であり、これ以外の構成を有していてもよい。コンピュータは、CPU201、メモリ202、記憶装置203、通信インタフェース204、入力装置205、出力装置206を備える。記憶装置203は、各種のデータやプログラムを記憶する、例えばハードディスクドライブやソリッドステートドライブ、フラッシュメモリなどである。通信インタフェース204は、通信ネットワークに接続するためのインタフェースであり、例えばイーサネット(登録商標)に接続するためのアダプタ、公衆電話回線網に接続するためのモデム、無線通信を行うための無線通信機、シリアル通信のためのUSB(Universal Serial Bus)コネクタやRS232Cコネクタなどである。入力装置205は、データを入力する、例えばキーボードやマウス、タッチパネル、ボタン、マイクロフォンなどである。出力装置206は、データを出力する、例えばディスプレイやプリンタ、スピーカなどである。なお、後述するユーザ端末1及び管理サーバ2の各機能部はCPU201が記憶装置203に記憶されているプログラムをメモリ202に読み出して実行することにより実現され、ユーザ端末1及び管理サーバ2の各記憶部はメモリ202及び記憶装置203が提供する記憶領域の一部として実現される。
【0015】
図3は、管理サーバ2のソフトウェア構成例を示す図である。管理サーバ2は、画像データ作成部211と、軽量文書データ作成部212と、データ送信部213と、文書データ記憶部231と、を備える。
【0016】
文書データ記憶部231は、文書データを記憶する。本実施形態では、文書データはPDF形式のファイルであることを想定している。文書データ記憶部231は、例えば、ファイルシステムの特定のフォルダとすることができる。文書データ記憶部231は、例えば、RDBMSのテーブルや、オブジェクトデータベースのバケットなどにより実現することもできる。また、文書データ記憶部231は、管理サーバ2が備えず、外部のストレージ(例えば、ファイルサーバやRDBMS、オブジェクトデータベースなど)として実現し、この外部のストレージにアクセスする文書データ取得部を備えるようにしてもよい。また、外部のストレージと文書データ記憶部231とを同期させるようにしてもよい。例えば、管理サーバ2は、定期的に(例えば24時間ごとなど任意の間隔とすることができる。)外部のストレージにアクセスして更新された文書データを取得し、文書データ記憶部231に記憶されている文書データを更新することができる。また、文書データ記憶部231が記憶する文書データをユーザが更新することもできる。例えば、管理サーバ2は、ユーザ端末1からのリクエストに応じて文書データを提供し、ユーザ端末1からアップロードされた文書データを受信して文書データ記憶部231に記憶されている文書データを更新することができる。
【0017】
画像データ作成部211は、文書データを画像データに変換する。画像データ作成部211は、文書データの各ページを画像に変換する。画像データ作成部211は、例えば、PDFファイルの各ページをPNGファイルに変換することができる。画像データ作成部211は、例えば、文書データを取り扱うアプリケーションプログラムを起動し、画像ファイルにエクスポートさせるようにしてもよい。画像データ作成部211は、文書データ記憶部231から文書データを読み出すことができる。画像データ作成部211は、文書データを外部から取得するようにしてもよい。画像データ作成部211は、例えば、外部のファイルサーバから文書データを取得したり、あるいは、ユーザ端末1からアップロードされる文書データを受信したりすることができる。
【0018】
軽量文書データ作成部212は、文書データから少なくとも画像を削除した軽量文書データを作成する。本実施形態では、軽量文書データ作成部212は、文書データから、動画像、静止画像、及び音声を全て削除した軽量文書データを作成するものとする。軽量文書データ作成部212は、文書データ記憶部231から文書データを読み出すことができる。軽量文書データ作成部212は、文書データを外部から取得するようにしてもよい。軽量文書データ作成部212は、例えば、外部のファイルサーバから文書データを取得したり、あるいは、ユーザ端末1からアップロードされる文書データを受信したりすることができる。
【0019】
データ送信部213は、画像データ作成部211が作成した画像データと、軽量文書データ作成部212が作成した軽量文書データとをユーザ端末1に送信する。
【0020】
図4は、ユーザ端末1のソフトウェア構成例を示す図である。ユーザ端末1は、データ受信部111と、テキストデータ取得部112と、画面データ作成部113と、を備える。なお、ユーザ端末1が備える各機能部は、例えば、管理サーバ2から受信したJavaScriptなどのプログラムを実行することにより実現されるようにしてもよい。
【0021】
データ受信部111は、管理サーバ2から画像データ及び軽量文書データを受信する。
【0022】
テキストデータ取得部112は、軽量文書データからテキストデータを取得する。テキストデータ取得部112は、軽量文書データからテキストデータとともに、テキストデータの位置及びスタイルを取得することもできる。位置は、ページ上の位置とすることができる。スタイルには、少なくとも文字の大きさ(フォントサイズ)が含まれうる。なお、テキストデータ取得部112は、軽量文書データに基づいて、テキストデータに設定されているリンクを抽出することもできる。
【0023】
画面データ作成部113は、テキストデータを選択可能に、画像データを表示するための画面データを作成する。画面データは、例えば、HTMLにより記述することができる。画面データ作成部113は、例えば、画像データを背景とした要素に重畳させてテキストデータを表示することができる。このとき画面データ作成部113は、テキストデータを透明に表示してもよい。画面データ作成部113は、テキストデータ取得部112が取得した位置及びスタイルに応じて、文書データのページを画像化した画像データに重畳させて表示することができる。これにより、画像データ上でユーザは透明なテキストを、画像上に表示された位置及びサイズで選択することができる。画面データ作成部113は、リンクが抽出された場合には、テキストにリンクを設定することができる。例えば、A要素のHREF属性にリンクを設定し、テキストをA要素の内容として設定することができる。
【0024】
図5は、画面データ作成部113が作成する画面データの表示例を示す図である。画面データに基づいて表示されるWebページ40には、文書データの各ページを表すページ画像411が表示され、ページ上に表示されるテキスト412が、ページ画像411に重畳させて配置される。テキスト412は、テキストデータであるために、Webページ40上でポインタ413のドラッグにより選択し、そのテキストをクリップボードにコピーをすることができる。
【0025】
<動作>
図6は、本実施形態の情報処理システムの動作を説明する図である。
【0026】
管理サーバ2は、文書データ(例えばPDF)の各ページを画像に変換し(S301)、文書データから動画像、静止画像、及び音声を含むメディアデータを削除して軽量文書データを作成し(S302)、各ページの画像とともに、軽量文書データをユーザ端末1に送信する(S303)。なお、本実施形態では、文書データは残しつつ軽量文書データを作成するものとするが、文書データを軽量文書データで上書きするようにしてもよい。
【0027】
ユーザ端末1は、軽量文書データからテキストデータ、当該テキストデータの配置位置及びスタイルを取得し(S304)、管理サーバ2から受信した画像を表示するとともに、当該画像上の、取得した位置に、取得したスタイルで、透明化したテキストデータを重畳させて表示することができる(S305)。
【0028】
以上のようにして、本実施形態の情報処理システムによれば、PDFファイルやプレゼンテーションファイルなどの文書データを画像に変換し、当該画像とともに、動画、静止画及び音声等のメディアデータを削除した軽量文書データをユーザ端末1に送信して、ユーザ端末1側で軽量文書データからテキストの位置等を取得し、画像とともにテキストをユーザが選択可能に表示することができる。したがって、ユーザ端末1側では、例えば、PDFファイルなどに直接アクセスすることなく、Webブラウザ上で画像及びテキストを表示することができる。これにより、PDF等のファイルをレンダリングするよりも軽量に動作することができる。また、ユーザ端末1側では、Webブラウザの機能によりテキストを検索することができる。また、文書データから抽出されたリンクをテキストに設定することもでき、ユーザ端末1はWebブラウザから容易にリンクを辿ることができる。加えて、本実施形態の情報処理システムでは、管理サーバ2側でアプリケーションプログラム等を使用してPDFファイル等の文書データを画像に変換することができるので、ユーザ端末1側にはアプリケーションソフトウェア等のインストールをせずとも文書データの内容を確認することができる。さらに、メディアデータが含まれた文書データはサイズが大きくなることが多いところ、本実施形態の情報処理システムによれば、管理サーバ2からユーザ端末1には文書データ自体を送信せず、画像と軽量文書データのみが送信されるので、管理サーバ2とユーザ端末1との間の通信量の低減が期待される。
【0029】
<第2実施形態>
上述した第1実施形態では、テキストデータの抽出はユーザ端末1で行った。そのため軽量文書データを管理サーバ2からユーザ端末1に送信した。第2実施形態では、テキストデータの抽出を管理サーバ2で行う。
【0030】
図7は、第2実施形態に係る管理サーバ2のソフトウェア構成例を示す図である。第2実施形態において管理サーバ2は、軽量文書データ作成部212を省略することができ、第1実施形態のユーザ端末1が備えるテキストデータ取得部112を管理サーバ2が備える。
【0031】
図8は、第2実施形態に係るユーザ端末1のソフトウェア構成例を示す図である。第2実施形態においてユーザ端末1は、テキストデータ取得部112を省略することができる。
【0032】
図9は、第2実施形態における情報処理システムの動作を説明する図である。
【0033】
管理サーバ2は、文書データ(例えばPDF)の各ページを画像に変換し(S301)、軽量文書データを作成するステップ(S302)は省略して、テキストデータ、当該テキストデータの配置位置及びスタイルを取得して(S321)、画像とともに、軽量文書データに代えて、テキストデータ、位置及びスタイルをユーザ端末1に送信する(S322)。
【0034】
ユーザ端末1は、管理サーバ2から受信した画像を表示するとともに、当該画像上の、管理サーバ2から受信した位置に、管理サーバ2から受信したスタイルで、透明化したテキストデータを重畳させて表示することができる(S305)。
【0035】
以上のようにして、本実施形態の情報処理システムによれば、管理サーバ2側で文書データを画像データ及びテキストデータに変換してユーザ端末1に送信し、ユーザ端末1側では、文書データを受信することなく、文書データの内容を表示することができる。
【0036】
以上、本実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物も含まれる。
【0037】
<開示事項>
なお、本開示には、以下のような構成も含まれる。
[項目1]
文書データを画像データに変換する画像データ作成部と、
前記文書データからテキストデータを取得するテキストデータ取得部と、
前記テキストデータを選択可能にした状態で前記画像データを表示するための画面データを作成する画面データ作成部と、
を備えることを特徴とする情報処理システム。
[項目2]
項目1に記載の情報処理システムであって、
前記テキストデータ取得部は、前記文書データから前記テキストデータとともに、前記テキストデータの位置及びスタイルを取得し、
前記画面データ作成部は、前記位置及び前記スタイルに応じて前記画像データ上に前記テキストデータを表示するように前記画面データを作成すること、
を特徴とする情報処理システム。
[項目3]
項目1に記載の情報処理システムであって、
クライアント装置及びサーバ装置を含んで構成され、
前記サーバ装置は、
前記画像データ作成部と、
前記文書データから少なくとも画像を削除した軽量文書データを作成する軽量文書データ作成部と、
前記画像データ及び軽量文書データを前記クライアント装置に送信するデータ送信部と、
を備え、
前記クライアント装置は、
画像データ及び前記軽量文書データを受信するデータ受信部と、
前記テキストデータ取得部と、
前記画面データ作成部と
を備え、
前記テキストデータ取得部は、前記軽量文書データから前記テキストデータを取得すること、
を特徴とする情報処理システム。
[項目4]
項目1に記載の情報処理システムであって、
クライアント装置及びサーバ装置を含んで構成され、
前記サーバ装置は、
前記画像データ作成部と、
前記テキストデータ取得部と、
前記画像データ及び前記テキストデータを前記クライアント装置に送信するデータ送信部と、
を備え、
前記クライアント装置は、
前記画像データ及び前記テキストデータを受信するデータ受信部と、
前記画面データ作成部と
を備えること、
を特徴とする情報処理システム。
[項目5]
文書データを画像データに変換するステップと、
前記文書データからテキストデータを取得するステップと、
前記テキストデータを選択可能に前記画像データを表示するための画面データを作成するステップと、
をコンピュータが実行することを特徴とする情報処理方法。
[項目6]
文書データを画像データに変換するステップと、
前記文書データからテキストデータを取得するステップと、
前記テキストデータを選択可能に前記画像データを表示するための画面データを作成するステップと、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【符号の説明】
【0038】
1 ユーザ端末
2 管理サーバ
【要約】      (修正有)
【課題】電子文書を取扱いしやすくする情報処理システム、情報処理方法及び情報処理プログラムを提供する。
【解決手段】管理サーバ2と、ユーザ端末1とが、通信ネットワークを介して通信可能に接続される情報処理システムにおいて、ユーザ端末1は、管理サーバ2から画像データと、文書データから動画像、静止画像及び音声を全て削除した軽量文書データと、を受信するデータ受信部と、軽量文書データからテキストデータを取得するテキストデータ取得部と、テキストデータを選択可能にした状態で、画像データを表示するための画面データを作成する画面データ作成部と、を備える。
【選択図】図1
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9