IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 日本バルカー工業株式会社の特許一覧

特許7429217帳票管理の方法、システム、プログラム、装置
<>
  • 特許-帳票管理の方法、システム、プログラム、装置 図1
  • 特許-帳票管理の方法、システム、プログラム、装置 図2
  • 特許-帳票管理の方法、システム、プログラム、装置 図3
  • 特許-帳票管理の方法、システム、プログラム、装置 図4
  • 特許-帳票管理の方法、システム、プログラム、装置 図5
  • 特許-帳票管理の方法、システム、プログラム、装置 図6
  • 特許-帳票管理の方法、システム、プログラム、装置 図7
  • 特許-帳票管理の方法、システム、プログラム、装置 図8
  • 特許-帳票管理の方法、システム、プログラム、装置 図9
  • 特許-帳票管理の方法、システム、プログラム、装置 図10
  • 特許-帳票管理の方法、システム、プログラム、装置 図11
  • 特許-帳票管理の方法、システム、プログラム、装置 図12
  • 特許-帳票管理の方法、システム、プログラム、装置 図13
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-01-30
(45)【発行日】2024-02-07
(54)【発明の名称】帳票管理の方法、システム、プログラム、装置
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/10 20230101AFI20240131BHJP
【FI】
G06Q10/10
【請求項の数】 8
(21)【出願番号】P 2021193039
(22)【出願日】2021-11-29
(65)【公開番号】P2023079535
(43)【公開日】2023-06-08
【審査請求日】2023-01-13
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】000229564
【氏名又は名称】株式会社バルカー
(74)【代理人】
【識別番号】100083725
【弁理士】
【氏名又は名称】畝本 正一
(74)【代理人】
【識別番号】100140349
【弁理士】
【氏名又は名称】畝本 継立
(74)【代理人】
【識別番号】100153305
【弁理士】
【氏名又は名称】畝本 卓弥
(74)【代理人】
【識別番号】100206933
【弁理士】
【氏名又は名称】沖田 正樹
(72)【発明者】
【氏名】山邊 雅之
【審査官】藤澤 美穂
(56)【参考文献】
【文献】特開2008-245476(JP,A)
【文献】特開2002-222384(JP,A)
【文献】特開2010-055191(JP,A)
【文献】特開2009-301273(JP,A)
【文献】国際公開第2020/217414(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータを用いた帳票管理方法であって、
該コンピュータが、
管理機能ごとの二以上のタスク情報を格納するタスク情報テーブルを生成し、該タスク情報テーブルにタスク情報を格納する工程と、
前記管理機能で特定された二以上のタスク管理テーブルを生成する工程と、
前記タスク情報から実行すべきタスク情報を前記管理機能ごとに選択するための選択情報を入力する実行タスク選択テーブルを生成する工程と、
前記実行タスク選択テーブルから取得した前記選択情報に基づいて前記タスク管理テーブルの何れかまたは二以上を選択し、前記選択情報で選択された前記管理機能ごとに実行される前記タスク情報が該タスク管理テーブルに格納される工程と、
前記タスク管理テーブルごとに情報の共有先の前記タスク管理テーブルが設定され、特定の前記タスク管理テーブルへの情報の入力に基づき、該タスク管理テーブルと情報の共有先として設定された何れかまたは二以上の他の前記タスク管理テーブルを選択して、入力情報を反映させる工程と、
を含む各工程を実行して帳票類の作成処理を行う、帳票管理方法。
【請求項2】
さらに、前記タスク情報テーブル、前記タスク管理テーブル、前記実行タスク選択テーブル、または前記タスク管理テーブル上の変遷後の情報の何れかまたは二以上を情報端末に提示する工程を含む、請求項1に記載の帳票管理方法。
【請求項3】
さらに、複数の前記タスク管理テーブルの何れかまたは二以上からの入力情報を取得し、該入力情報の全てを特定の前記タスク管理テーブルに反映する工程を含む、請求項1または請求項2に記載の帳票管理方法。
【請求項4】
管理機能ごとの二以上のタスク情報を格納するタスク情報テーブル、前記管理機能で特定された二以上のタスク管理テーブル、前記タスク情報から実行すべきタスク情報を前記管理機能ごとに選択するための選択情報を入力する実行タスク選択テーブルを記憶する記憶部と、
前記タスク情報テーブル、前記タスク管理テーブル、前記実行タスク選択テーブルを生成し、前記実行タスク選択テーブルから取得した前記選択情報に基づいて前記タスク管理テーブルの何れかまたは二以上を選択し、前記選択情報で特定される前記管理機能ごとに実行される前記タスク情報を前記タスク管理テーブルに記憶させる処理部と、
前記タスク情報テーブル、前記タスク管理テーブル、前記実行タスク選択テーブル、または前記タスク管理テーブル上の変遷後の情報の何れかまたは二以上を提示する情報提示部を備えた情報端末と、
を含み、前記処理部は前記タスク管理テーブルごとに情報の共有先の前記タスク管理テーブルが設定され、特定の前記タスク管理テーブルへの情報の入力に基づき、該タスク管理テーブルと情報の共有先として設定された何れかまたは二以上の他の前記タスク管理テーブルを選択して、入力情報を反映させる、帳票類の作成に用いる帳票管理システム。
【請求項5】
コンピュータに実行させるためのプログラムであって、
管理機能ごとの二以上のタスク情報を格納するタスク情報テーブルを生成し、該タスク情報テーブルにタスク情報を格納する機能と、
前記管理機能で特定された二以上のタスク管理テーブルを生成する機能と、
前記タスク情報から実行すべきタスク情報を前記管理機能ごとに選択するための選択情報を入力する実行タスク選択テーブルを生成する機能と、
前記実行タスク選択テーブルから取得した前記選択情報に基づいて前記タスク管理テーブルの何れかまたは二以上を選択し、前記選択情報で特定される前記管理機能ごとに実行される前記タスク情報を前記タスク管理テーブルに格納する機能と、
前記タスク管理テーブルごとに情報の共有先の前記タスク管理テーブルが設定され、特定の前記タスク管理テーブルへの情報の入力に基づき、該タスク管理テーブルと情報の共有先として設定された何れかまたは二以上の他の前記タスク管理テーブルを選択して、入力情報を反映させる機能と、
を前記コンピュータに実行させるためのプログラム。
【請求項6】
さらに、前記タスク情報テーブル、前記タスク管理テーブル、前記実行タスク選択テーブル、または前記タスク管理テーブル上の変遷後の情報の何れかまたは二以上を情報端末に提示する機能を前記コンピュータに実行させるための請求項5に記載のプログラム。
【請求項7】
さらに、複数の前記タスク管理テーブルの何れかまたは二以上からの入力情報を取得し、該入力情報の全てを特定の前記タスク管理テーブルに反映する機能を前記コンピュータに実行させるための請求項5または請求項6に記載のプログラム。
【請求項8】
管理機能ごとの二以上のタスク情報を格納するタスク情報テーブル、前記管理機能で特定された二以上のタスク管理テーブル、前記タスク情報から実行すべきタスク情報を前記管理機能ごとに選択するための選択情報を入力する実行タスク選択テーブルを記憶する記憶部と、
前記タスク情報テーブル、前記タスク管理テーブル、前記実行タスク選択テーブルを生成し、前記実行タスク選択テーブルから取得した前記選択情報に基づいて前記タスク管理テーブルの何れかまたは二以上を選択し、前記選択情報で特定される前記管理機能ごとに実行される前記タスク情報を前記タスク管理テーブルに記憶させる処理部と、
前記タスク情報テーブル、前記タスク管理テーブル、前記実行タスク選択テーブル、または前記タスク管理テーブル上の変遷後の情報の何れかまたは二以上を提示する情報提示部と、
を筐体に設置し、前記処理部は前記タスク管理テーブルごとに情報の共有先の前記タスク管理テーブルが設定され、特定の前記タスク管理テーブルへの情報の入力に基づき、該タスク管理テーブルと情報の共有先として設定された何れかまたは二以上の他の前記タスク管理テーブルを選択して、入力情報を反映させる、帳票類の作成に用いる帳票管理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示はたとえば、石油精製プラントに含まれる熱交換システムの定修工事などの保守管理に用いられる帳票管理技術に関する。
【背景技術】
【0002】
熱交換システムを含む石油精製プラント設備における定修工事、もしくは定修工事に必要な準備工事がプラントを運用するオーナー会社から協力会社に発注される。斯かる定修工事ではプラントの運転を停止して実行するため、迅速な処理が必要である上、工事の進捗、定修後の検査などを含む安心・安全のための管理が不可欠である。
【0003】
保守点検などの進捗管理に関し、リスト作成要求を受けたリスト作成手段が確認情報データベースにある保守点検事項を選出してチェックリストを作成し、このチェックリストを端末装置に配信し、このチェックリストに従って実施した保守点検や測定事項などの確認事項について端末装置を通してサーバ装置に取り込んで確認情報データベースに記憶し、要求により端末装置に配信することが知られている(たとえば、特許文献1)。
【0004】
工事の進捗管理に関し、建設工事にあっては、記憶手段が複数の工程からなる工事計画、工事計画の進捗情報、人または重機を含むリソースの投入計画を蓄積し、実績情報取得手段が各工程の進捗率と、リソースの投入実績とを取得し、歩掛り検討手段がリソースの投入実績から換算される実績歩掛りとリソースの投入計画から換算される計画歩掛りとを比較して工事の今後の歩掛りを決定し、仕事量算出手段が今後の歩掛りに基づいて残り物量や作業量を算出することが知られている(たとえば、特許文献2)。
【0005】
建設工事の進捗管理に関し、工事計画支援システムと、検査予定に関するデータを蓄積する検査予定データベース、検査予定と実績を統合した検査進捗データを蓄積する検査予実データベースとを有し、検査の進捗状況を工事進捗の物量に換算した工事進捗データを、工事計画支援システムに伝送する進捗確認システムとを組み合わせ、区画別工程と工事進捗データを統合させ、工事進捗を表すチャート稲妻表示を付した工程表を表示することが知られている(たとえば、特許文献3)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【文献】特開2004-227307号公報
【文献】特開2013-45308号公報
【文献】特開2010-282496号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
石油精製プラントに含まれる熱交換システムの定修工事等では、発注者がプラントを運用するオーナー会社、その受注者が工事処理およびその管理を請け負う協力会社である。定修工事の対象が熱交換システムであれば、そのシステムには仕様が異なるなどの複数の熱交換器の他、多数の併設機器が含まれる。定修工事は熱交換システムを停止して行うことから、その停止期間を最小化するための工事期間が求められる。その他、システム仕様、定修のためのコストなどの要素も検討事項として加わる。
【0008】
定修工事の発注者においては、その進捗管理に加え、その進捗に応じた検査などが主要な処理事項である。これに対し、受注者は、発注者のコンセプト、定修対象であるシステムの全体像を把握し、定修計画を策定して工事処理を実行し、発注者の検査を随時に受けて定修工事を完了することが求められる。
【0009】
斯かる定修工事の発注者、受注者の処理は、従前、書類作成をベースに実行されており、システムの規模や包含される機器量に応じた書類作成が必要であり、多数の書類作成を手作業で行う作業負担が膨大であるなどの課題がある。
【0010】
定修工事には工事の進捗、報告、検査許可、確認などの複数の工程が存在する。たとえば、ひとつの機器の定修工事が完了すれば、その完了の報告を受けた発注者から検査許可を受け、その検査結果が基準を満たすなど、合格域に達しなければ、次の工程に進むことができない。これは安全面からすれば優れた管理であるが、発注者の検査担当に工事の進捗が委ねられるなどの課題もある。発注者と受注者との間での情報共有が不可欠であるが、これが不十分であると、検査機器の位置の探索などのベーシックな点で工程間の時間的ロスを誘発するという課題がある。
【0011】
従来、情報入力には表計算ソフトで生成されるシートが使用されているため、このシート同士の連係が困難であった。つまり、ひとつのシートに入力した後、必要な別のシートを取り出す場合、たとえば、工程と工事品質管理情報がそれぞれ別シートに記載されている場合、これらを探し出し、工程間の関連情報を探索することが厄介であった。シートの作成および関連付けを行うには手作業で多数の工程を経る必要があり、その作業が人的ミスを生じさせる原因ともなり、作業者には膨大な作業負荷となるなどの課題がある。
【0012】
そして、工事者や管理者が工事の進捗などのステータス情報の他、工事の進捗に関して確認に手間取ると、工事を遅延化させてしまうという課題がある。
【0013】
斯かる課題について、特許文献1ないし特許文献3に開示された構成では本開示が提示する課題を解決することはできない。
【0014】
本開示の発明者は、熱交換システムなどの定修工事に必要な帳票管理に関し、定修工事に必要な情報のデータベース化、シート情報の自動作成、情報共有が定修工事における進捗管理などの全ての管理の負荷を軽減させ、定修の時間短縮とともに、信頼性を高めることができるとの知見を得た。
【0015】
そこで、本開示の目的は、上記課題及び上記知見に鑑み、定修工事に必要な情報のデータベース化、管理機能ごとに情報テーブルの峻別化および入力情報の波及処理を以て発注者、受注者および工事担当者の情報把握の容易化を実現することにある。
【課題を解決するための手段】
【0016】
上記目的を達成するため、本開示の帳票管理方法の一側面によれば、コンピュータを用いた帳票管理方法であって、該コンピュータが、管理機能ごとの二以上のタスク情報を格納するタスク情報テーブルを生成し、該タスク情報テーブルにタスク情報を格納する工程と、前記管理機能で特定された二以上のタスク管理テーブルを生成する工程と、前記タスク情報から実行すべきタスク情報を前記管理機能ごとに選択するための選択情報を入力する実行タスク選択テーブルを生成する工程と、前記実行タスク選択テーブルから取得した前記選択情報に基づいて前記タスク管理テーブルの何れかまたは二以上を選択し、前記選択情報で選択された前記管理機能ごとに実行される前記タスク情報が該タスク管理テーブルに格納される工程と、前記タスク管理テーブルごとに情報の共有先の前記タスク管理テーブルが設定され、特定の前記タスク管理テーブルへの情報の入力に基づき、該タスク管理テーブルと情報の共有先として設定された何れかまたは二以上の他の前記タスク管理テーブルを選択して、入力情報を反映させる工程とを含む各工程を実行して帳票類の作成処理を行う
【0017】
この帳票管理方法において、さらに、前記タスク情報テーブル、前記タスク管理テーブル、前記実行タスク選択テーブル、または前記タスク管理テーブル上の変遷後の情報の何れかまたは二以上を情報端末に提示する工程を含んでよい。
【0019】
この帳票管理方法において、さらに、複数の前記タスク管理テーブルの何れかまたは二以上からの入力情報を取得し、該入力情報の全てを特定の前記タスク管理テーブルに反映する工程を含んでよい。
【0020】
上記目的を達成するため、本開示の帳票管理システムの一側面によれば、管理機能ごとの二以上のタスク情報を格納するタスク情報テーブル、前記管理機能で特定された二以上のタスク管理テーブル、前記タスク情報から実行すべきタスク情報を前記管理機能ごとに選択するための選択情報を入力する実行タスク選択テーブルを記憶する記憶部と、前記タスク情報テーブル、前記タスク管理テーブル、前記実行タスク選択テーブルを生成し、前記実行タスク選択テーブルから取得した前記選択情報に基づいて前記タスク管理テーブルの何れかまたは二以上を選択し、前記選択情報で特定される前記管理機能ごとに実行される前記タスク情報を前記タスク管理テーブルに記憶させる処理部と、前記タスク情報テーブル、前記タスク管理テーブル、前記実行タスク選択テーブル、または前記タスク管理テーブル上の変遷後の情報の何れかまたは二以上を提示する情報提示部を備えた情報端末とを含み、前記処理部は前記タスク管理テーブルごとに情報の共有先の前記タスク管理テーブルが設定され、特定の前記タスク管理テーブルへの情報の入力に基づき、該タスク管理テーブルと情報の共有先として設定された何れかまたは二以上の他の前記タスク管理テーブルを選択して、入力情報を反映させる、帳票類の作成に用いる。
【0021】
上記目的を達成するため、本開示のプログラムの一側面によれば、コンピュータに実行させるためのプログラムであって、管理機能ごとの二以上のタスク情報を格納するタスク情報テーブルを生成し、該タスク情報テーブルにタスク情報を格納する機能と、前記管理機能で特定された二以上のタスク管理テーブルを生成する機能と、前記タスク情報から実行すべきタスク情報を前記管理機能ごとに選択するための選択情報を入力する実行タスク選択テーブルを生成する機能と、前記実行タスク選択テーブルから取得した前記選択情報に基づいて前記タスク管理テーブルの何れかまたは二以上を選択し、前記選択情報で特定される前記管理機能ごとに実行される前記タスク情報を前記タスク管理テーブルに格納する機能と、前記タスク管理テーブルごとに情報の共有先の前記タスク管理テーブルが設定され、特定の前記タスク管理テーブルへの情報の入力に基づき、該タスク管理テーブルと情報の共有先として設定された何れかまたは二以上の他の前記タスク管理テーブルを選択して、入力情報を反映させる機能とを前記コンピュータに実行させる。
【0022】
このプログラムにおいて、さらに、前記タスク情報テーブル、前記タスク管理テーブル、前記実行タスク選択テーブル、または前記タスク管理テーブル上の変遷後の情報の何れかまたは二以上を情報端末に提示する機能を前記コンピュータに実行させてよい。
【0024】
このプログラムにおいて、さらに、複数の前記タスク管理テーブルの何れかまたは二以上からの入力情報を取得し、該入力情報の全てを特定の前記タスク管理テーブルに反映する機能を前記コンピュータに実行させてよい。
【0025】
上記目的を達成するため、本開示の帳票管理装置の一側面によれば、管理機能ごとの二以上のタスク情報を格納するタスク情報テーブル、前記管理機能で特定された二以上のタスク管理テーブル、前記タスク情報から実行すべきタスク情報を前記管理機能ごとに選択するための選択情報を入力する実行タスク選択テーブルを記憶する記憶部と、前記タスク情報テーブル、前記タスク管理テーブル、前記実行タスク選択テーブルを生成し、前記実行タスク選択テーブルから取得した前記選択情報に基づいて前記タスク管理テーブルの何れかまたは二以上を選択し、前記選択情報で特定される前記管理機能ごとに実行される前記タスク情報を前記タスク管理テーブルに記憶させる処理部と、前記タスク情報テーブル、前記タスク管理テーブル、前記実行タスク選択テーブル、または前記タスク管理テーブル上の変遷後の情報の何れかまたは二以上を提示する情報提示部とを筐体に設置し、前記処理部は前記タスク管理テーブルごとに情報の共有先の前記タスク管理テーブルが設定され、特定の前記タスク管理テーブルへの情報の入力に基づき、該タスク管理テーブルと情報の共有先として設定された何れかまたは二以上の他の前記タスク管理テーブルを選択して、入力情報を反映させる、帳票類の作成に用いる。
【発明の効果】
【0028】
本開示によれば、次のいずれかの効果が得られる。
【0029】
(1) 二以上のタスク情報を格納するタスク情報テーブルを生成するとともに、管理機能で特定された二以上のタスク管理テーブルを生成し、タスク情報をタスク情報テーブルに格納すれば、このタスク情報が管理機能で特定される二以上のタスク管理テーブルに自動的に分類でき、タスク情報が格納された二以上のタスク管理テーブルを自動生成することができる。
【0030】
(2) 実行タスク選択テーブルに対し、タスク情報テーブルに存在するタスク情報から実行すべきタスク情報を選択するための選択情報を実行タスク選択テーブルに入力すれば、該選択情報に基づいてタスク管理テーブルの何れかまたは二以上を選択でき、選択情報で特定されたタスク情報をタスク管理テーブルに自動的に格納できる。
【0031】
(3) 二以上のタスク情報について、二以上のタスク管理テーブル化とともに、タスク情報の選択でタスク管理テーブルの選択およびタスク情報の変更を含む編集を行い、その編集内容をタスク管理テーブルに反映させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
図1】第1の実施形態に係る帳票管理システムの構成例を示す図である。
図2】テーブル生成機能の一例を示す図である。
図3】タスク情報テーブルの構成例を示す図である。
図4】実行タスク選択テーブルの構成例を示す図である。
図5】タスク管理テーブルF1の構成例を示す図である。
図6】タスク管理テーブルF2の構成例を示す図である。
図7】タスク管理テーブルF3の構成例を示す図である。
図8】タスク管理テーブルF4の構成例を示す図である。
図9】帳票管理の処理例を示すフローチャートである。
図10】タスク管理テーブル間の連動状態を示す図である。
図11】帳票管理処理例を示すフローチャートである。
図12】第2の実施形態に係る帳票管理システムの構成例を示す図である。
図13】帳票管理処理例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0033】
〔第1の実施形態〕
図1は、第1の実施形態に係る帳票管理システムの構成例を示している。図1に示す構成は一例であり、本開示の技術が斯かる構成に限定されない。
この帳票管理システム2は、たとえば石油精製プラントに設置される熱交換システムの定修工事などにおいて、検査前の工事や検査処理、その後の復旧処理などの工程、進捗、検査結果の記録などの管理に用いる帳票類の作成や、管理者への通知、情報共有機能を備える。これらの帳票管理処理は、コンピュータによって実行される。この帳票管理システム2は、たとえば図1に示すように、管理サーバ4と情報端末6がネットワーク8を利用して通信し、帳票管理処理に必要な入力情報と管理情報などの通知情報のやりとりが行われる。
【0034】
<管理サーバ4>
管理サーバ4は、本開示の帳票管理装置の一例であり、定修工事や機器の検査などのタスク情報を利用して管理機能ごとの帳票類の作成処理などを行う装置である。この管理サーバ4は、プロセッサやメモリ、入出力部(I/O)、通信部などを備えたコンピュータであって、たとえば処理部10や記憶部12、情報入力部14、情報提示部16が構成されている。
プロセッサは、メモリに格納されたOS(Operating System)や帳票管理プログラムなど、各種プログラムの演算処理を実行する機能部であり、処理部10を構成する。
メモリは、ROM(Read-Only Memory)、RAM(Random-Access Memory)などの記憶素子で構成されており、本開示の記録媒体の一例である。メモリは、たとえばOSや帳票管理プログラムなどの演算処理を行うワークエリアが構成されるほか、帳票管理処理で生成されるテーブル、データベースなどを格納する記憶部12が構成される。
入出力部(I/O)は、情報入力部14や情報提示部16が接続され、プロセッサの制御により管理サーバ4への入力情報の取込みや情報の出力を行うインターフェースである。
通信部は、プロセッサの制御により情報端末6との通信や、図示しない情報源との通信を行う。この通信は無線または有線の何れであってもよい。
【0035】
処理部10には、たとえば帳票管理プログラムの演算処理により帳票類の生成処理を行うテーブル生成機能部20が構成されている。このテーブル生成機能部20は、たとえばタスク情報テーブル24やタスク情報を選択するための選択情報を入力する実行タスク選択テーブル26、管理機能で特定された二以上のタスク管理テーブル28を生成する。
記憶部12は、たとえばタスク情報を格納するタスク情報データベース(DB)22や、テーブル生成機能部20で生成されたタスク情報テーブル24、実行タスク選択テーブル26、タスク管理テーブル28が格納される。
【0036】
情報入力部14は、管理サーバ4に対して選択情報やその他の設定情報、管理者のID番号などの認証情報を入力する手段の一例であり、たとえばキーボードやタッチパネルなどの操作手段を備える。
情報提示部16は、帳票類の生成においてタスク情報テーブル24や実行タスク選択テーブル26の表示や、生成されたタスク管理テーブル28などの通知情報の表示を行う手段であって、たとえばLCD(Liquid Crystal Display)などの情報提示機器で構成される。
【0037】
<情報端末6>
情報端末6は、管理サーバ4との間でデータ通信を行い、生成されたタスク管理テーブル28などの通知情報を受信して表示するとともに、プラント設備の定修工事や検査などのタスクの実行状況やその結果などの情報を管理サーバ4に送信する。この定修工事や検査作業には、たとえば少なくとも検査処理を行うプラントオーナー側の管理者と、定修工事を実行する協力会社側の管理者が関わっており、管理者ごとにそれぞれ情報端末6-1、6-2、・・・6-Nを利用している。これらの情報端末6-1、6-2、・・・6-Nは、たとえば携帯電話機やモバイルPC(Personal Computer)、その他、検査作業に利用する専用端末装置などが含まれる。
【0038】
<ネットワーク8>
ネットワーク8は、たとえば有線または無線により管理サーバ4と管理者の情報端末6-1、6-2、・・・6-Nとの間でデータ通信させる手段の一例である。このネットワーク8は、たとえば公衆回線を利用してもよく、またはプラント内のみでアクセス可能に制限されたプライベート回線などを利用すればよい。
【0039】
<テーブル生成機能部20について>
図2は、テーブル生成機能の一例を示している。
テーブル生成機能部20は、たとえば図2に示すように、タスク情報DB22から読み出したタスク情報を利用して管理機能T1、T2、T3、・・・Tnごとに設定されたタスク情報テーブル24を生成するとともに、このタスク情報テーブル24に対して実行タスク選択テーブル26に設定された選択情報を利用してタスク管理テーブルF1、F2、F3、・・・Fnの生成処理を行う。
【0040】
タスク情報DB22には、定修工事や検査処理で行う多数の作業工程やその内容を表すタスク情報が格納されている。またこのタスク情報DB22には、たとえばタスク情報に対して対応する機器情報、管理機能情報などが関連付けられて格納されている。これにより、帳票類の作成処理において、テーブル生成機能部20は、たとえば入力もしくは設定された機器情報および管理機能情報に関連するタスク情報を読み出し、その情報をタスク情報テーブル24に格納することができる。
【0041】
<タスク情報テーブル24>
タスク情報テーブル24は、定修工事や検査処理の対象となる機器に対して実行するタスク情報を収集して格納しており、タスク管理テーブル28を自動生成するためのデータテーブルの一例である。このタスク情報テーブル24は、たとえば図3に示すように、管理機能部30が設けられており、定修工事および検査処理において実行する管理機能T1、T2、T3、T4、・・・Tnに区分けされており、それぞれに対応したタスク情報が格納される。設定される管理機能には、たとえば検査の進捗管理機能(T1)、工程管理機能(T2)、日報管理機能(T3)、工事品質管理機能(T4)、・・・その他管理機能(Tn)などが含まれる。
このタスク情報テーブル24は、たとえば番号部31、反映部32、34、36、タスク情報部33、35、37、39、分類部38、管理者設定部40などが設定されている。タスク情報テーブル24は、たとえば縦方向にタスクの工程、横方向に関連するタスク情報をマトリクス状に配置するように構成されている。
【0042】
番号部31は、工程順を示すとともに、タスク情報テーブル24に対するタスク情報の格納位置を表す縦方向の座標情報が格納される。
反映部32、34、36は、管理機能T1、T2、T3、T4、・・・Tnごとに生成されるタスク管理テーブル(F1~Fn)28において、タスク情報同士を連動させるか否かの設定情報の一例である。すなわち、反映部32、34、36には、たとえば生成されたいずれか、または複数のタスク管理テーブル(F1~Fn)28に対して管理者が情報を入力したときに、その入力情報と同一の情報または一部の情報、もしくは入力情報に基づいて生成された情報を他のタスク管理テーブル(F1~Fn)28に反映させるか否かの条件が設定される。入力情報には、たとえば工事や検査した日付やその結果情報、経過情報などが含まれる。
【0043】
タスク情報部33、35、37、39は、定修工事や検査の作業情報が設定される領域であり、タスク情報DB22から読み出したタスク情報が格納される。タスク情報部33、35、37、39には、たとえば管理機能T1~Tnごとにタスク情報(B12、B13、C11、O11、P11、A21~A26、B21、B22-1、B22-2、・・・Pn1)などが格納される。このタスク情報テーブル24では、たとえば同じ工程(番号部31)に設定されたタスク情報は、同一または関連性の高い処理内容が設定されている。そのためタスク情報部33、35、37、39では、所定の工程において管理機能T1~Tn間の一部にタスク情報が格納されない場合がある。管理機能T2~Tnでは、たとえば番号「1」においてタスク情報A21、A31、A41、An1が格納される。これに対し、管理機能T1では、管理内容に基づいて関連するタスクを行わず、もしくは存在しないために、タスク情報部33が空欄であり、かつ他のタスク情報の結果が反映しないように、反映部32が「×」の設定となっている。具体的には、管理機能T1としてたとえば「検査進捗管理」が設定されており、かつ番号「1」~「7」の工程に検査を含まないタスク情報が設定される場合を想定する。この場合、「検査進捗管理」では、検査の工程やその結果などに関連しないタスク情報については、タスク情報DB22から読み込まないように設定されている。つまりタスク情報テーブル24には、管理機能T1~Tnと工程などに基づいてタスク情報が格納される。
分類部38は、タスク情報の分類情報が格納される領域の一例であり、定修工事や検査の段階を示す情報が含まれる。この分類部38には、たとえば「前工事」や「検査」などの大きな分類のほか、「付帯工事」、「開放検査」、「清掃」、「補修」などの工事の種別を表す情報が格納される。これらの分類情報は、たとえばタスク情報DB22内においてそれぞれのタスク情報に関連付けられている。
【0044】
なお、この分類部38は、管理機能T4の範囲内に設定される場合を示したがこれに限らない。分類部38は、各管理機能T1~Tnの何れかの範囲に設けられてもよく、または独立した設定項目が設定されてもよい。
【0045】
管理者設定部40は、管理機能T1~Tnごとに設定されたタスク情報の工事や検査などの管理者を設定する領域の一例である。この管理者設定部40には、たとえばプラントオーナーであるX社、協力会社であるY社のいずれが管理を担当するかが設定される。また各管理者には、たとえばそれぞれ複数の担当者x1、x2、x3、y1、y2を設定することができる。そして管理者設定部40には、番号部31で設定した工程ごとにどの管理者および担当者が管理可能かの指示情報である「○」が設定される。
【0046】
<実行タスク選択テーブル26>
図4は、実行タスク選択テーブル26の構成例を示している。図4に示す構成は一例であり、本開示の技術が斯かる構成に限定されない。
実行タスク選択テーブル26は、タスク情報テーブル24に対して実行すべきタスク情報を選択するための選択情報を設定するテーブルの一例である。この実行タスク選択テーブル26は、たとえば図4に示すように、定修工事や検査対象となる機器やプラント設備などの装置ごとに選択情報が設定可能となっており、番号部41、選択部42で構成される。
【0047】
番号部41は、タスク情報テーブル24のタスク情報部33、35、37、39の選択位置を表す位置情報の一例であり、タスク情報テーブル24の番号部31と同一または連動した情報が格納されている。
選択部42は、タスク情報テーブル24のタスク情報部33、35、37、39を選択する選択入力部の一例である。
【0048】
そして、テーブル生成機能部20は、選択入力された番号部41の情報に基づいてタスク情報テーブル24のタスク情報を抽出する。そしてテーブル生成機能部20は、たとえば機器ごとに、管理機能(T1、T2、T3、・・・Tn)に対応した複数のタスク管理テーブル(F1)28-11、28-12、・・・28-1N、タスク管理テーブル(F2)28-21、28-22、・・・28-2N、タスク管理テーブル(F3)28-31、28-32、・・・28-3N、・・・タスク管理テーブル(Fn)28-n1、28-n2、・・・28-nNを生成する。生成するタスク管理テーブル(F1~Fn)は、たとえばプラントの管理情報などに基づいて予め設定された管理機能、または管理者によって設定された情報に基づき、対応したテーブルが生成される。この管理機能の設定は、たとえばプラント設備ごとや検査対象の機器ごとに設定される。つまり管理機能は、たとえば熱交換器や圧力槽などの定修工事や検査を厳重に行う必要がある機器と、それ以外の簡易な管理が可能な設備とで、管理機能の選択を異ならせてもよい。
【0049】
<タスク管理テーブルF1>
図5は、タスク管理テーブルF1の構成例を示している。
このタスク管理テーブルF1は、たとえば検査進捗管理表であって、機器やプラント設備ごとに複数のデータ28-11、28-12、・・・28-1Nが含まれる。タスク管理テーブルF1には、たとえば分類部50、番号部51、装置名部52、反映部53、工事情報部54、管理情報入力部55、完了監視部56、権限部57が含まれる。
【0050】
分類部50は、タスク情報の分類情報が格納される領域の一例であり、定修工事や検査の段階を示す情報が含まれる。この分類部50には、タスク情報テーブル24の分類部38の情報が格納される。
番号部51には、管理番号が格納される。このタスク管理テーブルF1には、たとえば類似する機能の装置の情報が複数登録されている。
装置名部52には、検査進捗管理の対象となる機器の装置名が格納される。この装置名部52には、たとえば実行タスク選択テーブル26に入力した装置名が格納される。
反映部53は、同一の装置名に対して生成された他のタスク管理テーブルF2、F3、F4との間で入力情報を相互に連動させるか否かの設定指示情報が格納される。反映部53は、たとえばF2~F4に対して「○」が設定されることで、検査進捗管理の判断結果や日付情報などが他のタスク管理テーブルF2~F4と連動する。
工事情報部54は、管理者などにより管理サーバ4の情報入力部14や各情報端末6の入力機能を利用して、テキスト情報や写真などのデータが入力可能な領域となっている。この工事情報部54には、たとえば定修工事における具体的な作業内容や検査の手順や注意点などのほか、機器特有の伝達情報などが格納されればよい。
【0051】
管理情報入力部55は、設定されたタスク情報に対し、その進捗状況やタスクが完了したか否か、その日付などの情報が格納される領域である。この管理情報入力部55は、たとえばタスク情報ごとに、他のタスク管理テーブルF2~F4からの情報が反映される部分については、「空白」となっており、直接入力する部分についてはチェックボックスなどが設定されればよい。
完了監視部56は、タスク管理テーブルF1に設定された全てもしくは所定数のタスク情報の処理が完了したか否かについて、管理者によるチェック結果が入力される領域である。
権限部57は、タスクの完了判断や、管理情報入力部55および完了監視部56に対するチェック結果の入力処理を行える担当者の権限情報が設定される。帳票管理処理では、たとえばタスク管理テーブルF1に対する情報入力において、その担当者が必要な権限を有していない場合には、入力情報の無効化もしくは情報入力を禁止する処理を実行すればよい。
【0052】
<タスク管理テーブルF2>
図6は、タスク管理テーブルF2の構成例を示している。
このタスク管理テーブルF2は、たとえば定修工事や検査処理の工程表であって、機器やプラント設備ごとに複数のデータ28-21、28-22、・・・28-2Nが含まれる。タスク管理テーブルF2には、たとえば日付部60、装置名部61、分類部62、タスク情報部63、工程管理部64が含まれる。
【0053】
日付部60は、定修工事や検査を行うカレンダー情報が設定されており、たとえば月日の記入枠を備える。
装置名部61は、監視対象の装置名を設定する領域であり、実行タスク選択テーブル26に入力した装置名が格納される。
分類部62は、タスク情報の分類情報が格納される領域の一例であり、定修工事や検査の段階を示す情報が含まれる。この分類部62には、たとえばタスク情報テーブル24の管理機能T4に設定された分類部38の情報が反映されてよい。
【0054】
タスク情報部63は、定修工事や検査の工程情報が格納される領域であり、タスク情報テーブル24のタスク情報部35に設定されたタスク情報が格納される。タスク情報部63には、たとえば設定された順序を維持しつつ、処理内容に基づいて同時に実行可能なタスク情報を縦方向に配列するように調整処理が行われてもよい。
工程管理部64は、タスク情報部63に配列されたタスク情報に対して設定される処理スケジュールについて、日ごと、または半日ごと工程がカレンダー情報に表示される。この工程管理部64は、日数を表す枠内にタスク情報を表示する場合を示したが、斯かる表示状態に限らない。タスク管理テーブルF2では、たとえばタスク情報部63のタスク情報を色分けや模様分けをするとともに、各タスク情報に対応した工程管理部64の枠内に同一の色や模様を付して表示してもよい。
【0055】
そのほかタスク管理テーブルF2のタスク情報部63および工程管理部64には、工程およびカレンダー情報に沿って情報入力エリア65を備える。斯かる情報入力エリア65は、作業工程の実績情報として、工程開始日や完了日、進捗状況などが記入可能となっている。
【0056】
テーブル生成機能部20は、たとえば選択入力された番号部41の情報に基づいてタスク情報テーブル24のタスク情報を抽出するとともに、図示しないデータベースや管理者の入力情報によりタスクごとに要する日数情報などを読込み、タスク情報部63に配置された工程に沿って作業期間、開始日および完了日のスケジュール情報を設定する。
【0057】
<タスク管理テーブルF3>
図7は、タスク管理テーブルF3の構成例を示している。
このタスク管理テーブルF3は、たとえば定修工事や検査処理の日毎の工程情報を通知するとともにその作業結果を格納して作業状況を管理する日報であって、機器やプラント設備ごとに複数のデータ28-31、28-32、・・・28-3Nが含まれる。タスク管理テーブルF3には、たとえばヘッダー部70、装置名部71、タスク情報部72、管理情報部73を備える。
【0058】
ヘッダー部70は、日報の見出し情報を格納する領域であって、たとえば管理者もしくは日報に情報入力を行う担当者情報や日付情報や、日報に表示される情報の説明などが含まれる。
装置名部71は、監視対象の装置名を設定する領域であり、実行タスク選択テーブル26に入力した装置名が格納される。
タスク情報部72は、定修工事や検査の工程情報、タスクの分類情報が格納される領域であり、タスク情報テーブル24のタスク情報部37に設定されたタスク情報などが格納される。
管理情報部73は、タスク情報の進捗状況を格納する領域であり、管理者や担当者により予定情報として工事結果や検査結果の情報、完了日のほか、プラントオーナーからの着工許可情報などが格納される。予定情報には、たとえば工程の開始である「新規」、工程の進行中である「継続」、工程の終了である「完了」について、それぞれ符号が割当てられている。
【0059】
<タスク管理テーブルF4>
図8は、タスク管理テーブルF4の構成例を示している。
このタスク管理テーブルF4は、たとえば定修工事や検査処理の監視結果を格納する工事品質管理表であって、機器やプラント設備ごとに複数のデータ28-41、28-42、・・・28-4Nが含まれる。タスク管理テーブルF4には、たとえば分類部80、タスク情報部81、確認内容部82、検査内容部83、開始情報部84、監視結果部85、権限部86を備える。
【0060】
分類部80は、タスク情報の分類情報が格納される領域の一例であり、定修工事や検査の段階を示す情報が含まれる。この分類部80には、タスク情報テーブル24の分類部38の情報が格納される。
タスク情報部81は、定修工事や検査の工程情報が格納される領域であり、タスク情報テーブル24のタスク情報部39に設定されたタスク情報が格納される。
確認内容部82は、定修工事、検査での処理内容や注意事項などを記入可能な情報伝達領域である。この確認内容部82には、たとえば管理者が作業の担当者に対して与える指示内容や、過去の定修工事、検査での指摘事項などのテキスト情報が格納される。
【0061】
検査内容部83には、検査処理における実行手段を指定する指示情報が格納される。この指示情報には、たとえば担当者が直接見る、もしくは情報端末6のカメラによって撮影した画像を確認するなどの指示である「目視」や、報告書などで確認する「書類」などが含まれる。また検査内容部83の情報は、たとえばタスク管理テーブルF4を読み込んだ情報端末6への指示情報が含まれており、「目視」の情報である場合に、自動的にカメラアプケーションを起動させてもよい。
開始情報部84は、定修工事、検査の着工開始日などを格納する領域であり、チェックした日付情報が格納されるほか、担当者や管理者の社名などが記録されてもよい。
監視結果部85は、定修工事、検査のチェック結果を格納する領域である。この監視結果部85には、たとえば管理者が直接入力するものや、他のタスク管理テーブルに入力された情報が反映するものがある。
権限部86は、タスクの完了判断や、監視結果部85に対するチェック結果の入力処理を行える担当者の権限情報が設定される。帳票管理処理では、たとえばタスク管理テーブルF4に対する情報入力において、その担当者が必要な権限を有していない場合には、入力情報の無効化もしくは情報入力を禁止する処理を実行すればよい。
【0062】
<帳票管理処理について>
図9は、帳票管理の処理例を示している。図9に示す処理は、本開示の帳票管理方法、プログラムの一例であり、本開示の技術が斯かる処理内容や処理手順に限定されない。
この帳票管理処理には、たとえば図9に示すように、タスク情報の読み出し処理(S1)、タスク情報テーブルの生成処理(S2)、実行タスク選択テーブルの読み出し処理(S3)、機器情報の入力処理(S4)、実行タスクの選択入力処理(S5)、タスク管理テーブルの生成処理(S6)、タスク管理テーブルに対するタスク情報の格納処理(S7)、タスク管理テーブルの通知および表示処理(S8)が含まれる。
【0063】
管理サーバ4は、設定情報もしくは管理者による入力指示を契機に帳票管理プログラムを実行してテーブル生成機能部20を立ち上げる。テーブル生成機能部20は、たとえばタスク情報DB22にアクセスすると、設定された監視対象である機器名やその種別情報、プラント情報などに関係付けられた定修工事や検査のタスク情報を読み出し(S1)、このタスク情報や機器情報、および管理機能T1~Tnの種類や数などの設定条件を利用してタスク情報テーブル24を生成する(S2)。
【0064】
テーブル生成機能部20は、たとえば記憶部12に格納された未入力の実行タスク選択テーブル26を読み出すと(S3)、監視対象である装置名などの機器情報を入力する(S4)。そしてテーブル生成機能部20は、管理者などにより実行タスク選択テーブル26に対して実行タスクの選択情報が入力されると(S5)、設定された管理機能(T1~Tn)ごとのタスク管理テーブル(F1~Fn)を生成する(S6)。管理機能(T1~Tn)の設定は、たとえば管理者によって入力された設定情報やプラント設備の種類などによって選択される。すなわち管理機能(T1~Tn)は、既述のように検査進捗管理、工程管理、日報、工事品質管理の全てが設定される場合のほか、これらのいずれか1つ、もしくは2以上、さらに別の管理機能が設定されてもよい。
【0065】
テーブル生成機能部20は、設定された管理機能(T1~Tn)ごとに、実行タスク選択テーブル26の選択情報に基づいてタスク情報テーブル24から読み出したタスク情報をタスク管理テーブル(F1~Fn)に格納し(S7)、管理者や担当者の情報端末6に対して通知、もしくは表示させる(S8)。
【0066】
なお、タスク情報テーブル24は、定修工事や検査ごとに新たに生成する場合に限られず、予め生成して記憶部12に格納されるほか、記憶部12や外部データベースなどから取得した過去のデータや他のプラント設備で生成したデータを読み込んで利用してもよい。
【0067】
<タスク管理テーブルF1~F4間での情報の共有について>
図10は、タスク管理テーブル間の連動状態を示している。図10に示す関係性や連動状態は一例である。
この帳票管理システム2では、たとえば共通のタスク情報テーブル24を利用して生成されたタスク管理テーブルF1~F4において、格納されたタスク情報ごとに、入力された情報を連動させる指示情報が設定されている。斯かる指示情報は、タスク情報テーブル24に格納された反映部32、34、36などが含まれる。タスク管理テーブルF1~F4は、たとえば管理機能T1~T4に基づいて利用する管理者が設定されており、この設定された管理者によって検査結果などの情報が入力される。具体的には、検査進捗の管理機能に用いるタスク管理テーブルF1はプラントオーナーが利用し、工程管理に用いるタスク管理テーブルF2や日報に用いるタスク管理テーブルF3は協力会社の管理者が利用する。工事品質管理に用いるタスク管理テーブルF4は、プラントオーナーと協力会社が利用する。
【0068】
このような利用者の設定により、タスク管理テーブルF1は、たとえば図10に示すように、プラントオーナーの入力情報である「検査許可情報」を、工程表として機能するタスク管理テーブルF2や日報として機能するタスク管理テーブルF3、工事品質管理表として機能するタスク管理テーブルF4に反映することで、協力会社との間で情報が共有される。またタスク管理テーブルF4は、たとえば協力会社の管理者の入力情報である「工事情報」が、タスク管理テーブルF1、F2、F3に反映されることで、プラントオーナーに対して、工事の進捗状況やその品質の監視結果が共有される。そのほか、タスク管理テーブルF2は、工程の進捗状況などを含む日時情報が入力されると、タスク管理テーブルF3に反映する。タスク管理テーブルF3は、たとえば工程予定や工事もしくは検査の結果を提示する日報であるから、他のタスク管理テーブルF1、F2、F4に入力された情報が反映されるのみである。
【0069】
<情報の共有処理例>
図11は、情報の共有に関する帳票管理処理例を示している。図11に示す処理内容や処理手順は一例である。また、この帳票管理処理は、本開示の帳票管理方法、そのプログラムの一例である。
【0070】
この帳票管理処理には、たとえば図11に示すように、認証処理(S11)、機器情報の取得処理(S12)、タスク管理テーブルの読み出し処理(S13)、情報入力の判断処理(S14)、反映設定の判断処理(S15)、他のタスク管理テーブルへの入力処理(S16)、タスク管理テーブルの通知および表示処理(S17)が含まれる。
【0071】
管理サーバ4は、帳票管理システム2にアクセスする情報端末6に対して認証処理を行い(S11)、プラントオーナーまたは協力会社側のいずれの管理者であるかの情報、その担当者の氏名情報、および設定された権限情報などを取得すればよい。また管理サーバ4は、監視対象の機器情報の取得(S12)やこの機器に関して生成されたタスク管理テーブル(F1~Fn)を読み出すと(S13)、タスク管理テーブルF1~Fnに情報が入力されたか否かを判断する(S14)。管理サーバ4は、検査結果や工事完了通知などの情報が入力されたタスク管理テーブルF1~Fnを特定すると(S14のYES)、入力情報に対応するタスク情報に対して反映設定がされているか否かを判断する(S15)。管理サーバ4は、タスク情報に対して反映設定がされていると判断すると(S15のYES)、反映先の設定条件に基づいて、入力情報と同一または加工した情報を他のタスク管理テーブルに入力し(S16)、タスク管理テーブルを設定された情報端末6に通知や表示処理を行う(S17)。また、管理サーバ4は、タスク情報に対して反映設定がされていないと判断した場合(S15のNo)、情報が入力されたタスク管理テーブルのみについて、管理者の情報端末6の通知および表示処理を行う。
【0072】
〔第1の実施形態の効果〕
斯かる構成によれば、以下のような効果が得られる。
【0073】
(1) 二以上のタスク情報を格納するタスク情報テーブル24を生成するとともに、管理機能(T1~Tn)で特定された二以上のタスク管理テーブル28(F1~Fn)を生成し、タスク情報をタスク情報テーブルに格納すれば、このタスク情報が管理機能で特定される二以上のタスク管理テーブルに自動的に分類でき、タスク情報が格納された二以上のタスク管理テーブルを自動生成することができる。
(2) 機器情報および管理機能(T1~Tn)に関連付けられたタスク情報を利用してタスク情報テーブル24が自動生成され、管理者による選択操作によって、管理機能ごとにタスク情報が選択されたタスク管理テーブル28(F1~Fn)が自動生成されるので、帳票類の作成処理の負荷が軽減できる。
【0074】
(3) 管理機能ごとに必要なタスク情報が格納されており、その情報を利用してタスク管理テーブル28(F1~Fn)を自動生成することで、工事の工程や検査内容が不足するなどの人為的なミスを防止でき、定修工事および検査の信頼性が向上する。
【0075】
(4) 実行タスク選択テーブル26に対し、管理者が選択操作のみで必要なタスク情報が設定できるので、タスク管理テーブル28(F1~Fn)の生成時にタスク情報の増減などの調整処理が容易に、かつ迅速に行うことができる。
(5) 二以上のタスク情報について、二以上のタスク管理テーブル化とともに、タスク情報の選択でタスク管理テーブルの選択およびタスク情報の変更を含む編集を行い、その編集内容をタスク管理テーブル28(F1~Fn)に反映させることができる。
【0076】
〔第2の実施形態〕
図12は、第2の実施形態に係る帳票管理システムの構成例を示している。図12に示す構成は一例であり、本開示の技術が斯かる構成に限定されない。
この帳票管理システム2は、たとえば図12に示すように記憶部12に管理者データベース(DB)90を備えるとともに、処理部10に認証処理部92を備えており、管理者に設定された権限に応じて、タスク情報DB22やタスク情報テーブル24に対してタスク情報の追加や削除、変更などの調整機能を備える。またタスク情報の調整処理には、タスク情報テーブル24内の反映部32、34、36の設定情報や、タスクの分類情報などの設定情報の変更なども含まれる。
【0077】
管理者DB90は、少なくとも管理サーバ4に対して直接、または情報端末6を利用してアクセスする管理者や担当者を特定する情報や権限情報が登録されたデータベースの一例である。この管理者DB90には、たとえば管理者の社名や担当者の氏名、所属部署や階級情報が登録されるとともに、管理者または担当者ごとに付与された権限情報が登録されている。この権限情報は、たとえばタスク管理テーブルF1、F4の権限部57、86などに格納された情報であり、実行できるタスクや管理サーバ4内のデータへのアクセス範囲を制限している。帳票管理システム2では、たとえば作業監督や所属部署の長やそれ以上の階級など、階級や大きな責任を負っている担当者に対し、タスク情報の調整処理を可能にする権限を付与している。タスク情報は、定修工事や検査の工程や検査項目などに直接関わる情報である。そのため帳票管理システム2では、責任能力の高い権限が付与された限られた担当者のみにタスク情報の調整権限が付与される。
【0078】
認証処理部92は、タスク情報の調整機能にアクセスする者を特定するとともにその権限の有無を判別するための機能部の一例である。認証処理では、たとえば氏名や社名、指紋情報などを含むID(IDentification)情報を取込むほか、権限を有する者のみ付与される二次元コード情報やワンタイムパスワードなどを読み込むようにしてもよい。
【0079】
<帳票管理処理>
図13は、第2の実施形態に係る帳票管理処理例を示している。図13に示す処理内容や処理手順は一例である。また、この帳票管理処理は、本開示の帳票管理方法、そのプログラムの一例である。
この帳票管理処理では、たとえば図13に示すように、管理者の認証処理(S31)、タスク情報テーブルの修正またはタスク情報DBへの入力モードの設定処理(S32)、権限の確認処理(S33)、タスク情報の入力処理(S34)、反映情報の設定処理(S35)、更新処理(S36)、警告情報の提示処理(S37)を含む。
【0080】
管理サーバ4は、情報入力部14や情報端末6を利用してアクセスしてくる管理者やその担当者から氏名を含む認証に必要な情報を収集し、この情報を利用して本人確認や登録された権限情報の有無を含む認証処理を行う(S31)。管理サーバ4は、たとえば認証を通過した管理者によりタスク情報テーブル24の修正やタスク情報DB22へのタスク情報の入力モードの設定が行われると(S32)、その管理者の認証結果を参照し、タスク情報調整の権限を確認する(S33)。管理サーバ4は、管理者に権限が付与されている場合(S33のYES)、監視対象である機器情報に紐付いたタスク情報が入力される(S34)とともに、タスク管理テーブル28(F1~Fn)同士の反映情報を設定し(S35)、タスク情報テーブル24、タスク情報DB22の更新情報を記憶する(S36)。
【0081】
また管理サーバ4は、管理者に権限が付与されていない、またはタスク情報の調整処理が可能な権限でない場合(S33のNO)、情報提示部16やアクセスした者が利用する情報端末6の画面に警告情報を提示する(S37)。
【0082】
<第2の実施形態の効果>
斯かる構成によれば、以下のいずれかの効果が得られる。
【0083】
(1) 第1の実施形態と同様の効果が得られる。
(2) タスク情報DB22やタスク情報テーブル24に対するタスク情報の調整が可能となり、プラント設備特有の条件やプラントオーナーごとの検査などに対応できる。
(3) タスク情報の調整に対して管理者の権限を高く設定し、調整処理を精緻に管理することで、定修工事、検査の信頼性や安全性を高められる。
【0084】
〔その他の実施形態〕
以上説明した実施形態について、その他の変形例を以下に列挙する。
【0085】
(1) 上記実施形態では、実行タスク選択テーブル26とタスク情報テーブル24は独立して構成される場合を示したが、これに限らない。実行タスク選択テーブル26は、たとえばタスク情報テーブル24と一体に形成されてもよい。このようにタスク情報テーブル24と一体に形成された場合、実行タスク選択テーブル26には、たとえば番号部41を省略してもよい。
さらに、実行タスク選択テーブル26は、たとえばタスク情報テーブル24の各管理機能(T1~Tn)の隣接した位置に、タスク情報の選択部42を表示させてもよい。
【0086】
(2) 上記実施形態では、装置名ごとに実行タスク選択テーブル26およびタスク管理テーブル28が生成される場合を示したがこれに限らない。実行タスク選択テーブル26およびタスク管理テーブル28は、たとえば複数の機器で構成されるプラント設備、または複数のプラント設備を含む施設単位で生成されてもよい。この帳票管理システム2では、たとえばプラント設備において同一または関連性の高い機器、もしくは異なる種類の機器であっても、定修工事や検査において同一または類似するタスク情報を含む機器について、同一内容のタスク情報を含む複数のタスク管理テーブル28を生成すればよい。
【0087】
(3) 上記実施形態では、帳票管理処理において、機器ごとに実行タスク選択テーブル26に対して選択情報を入力する場合を示したがこれに限らない。管理サーバ4は、たとえば記憶部12内に機器情報とともに過去の実行タスク選択テーブル26の選択情報や、同一または関連性の高い機器において設定した他の選択情報を記憶しておき、次回の定修工事、検査のタイミングで記憶した選択情報を読み出して、タスク情報テーブル24からタスク情報の読み出しやタスク管理テーブル28の生成を行ってもよい。
【0088】
(4) テーブル生成機能部20は、たとえば記憶部12に格納された過去の実行タスク選択テーブル26や、外部から取得した実行タスク選択情報を読み出し、管理者の選択により生成した実行タスク選択テーブル26の選択情報と比較処理を行ってもよい。すなわち、テーブル生成機能部20は、たとえば同一機器、または関連性の高い機器に対して過去もしくは他のプラントで設定されたタスク情報と比較し、新たに生成した実行タスク選択テーブル26の選択情報が不足している場合、または多くの選択情報が設定されている場合、その比較結果画面の表示などを含む警告処理を行う。これにより、帳票管理処理において、定修工事や検査に必要なタスク情報の欠如や過剰なタスク情報が設定されることで、無駄な工事や検査が行われるのを防止できる。
【0089】
以上説明したように、本開示の技術の最も好ましい実施形態等について説明した。本開示の技術は、上記記載に限定されるものではない。特許請求の範囲に記載され、または発明を実施するための形態に開示された要旨に基づき、当業者において様々な変形や変更が可能である。斯かる変形や変更が、本開示の技術の範囲に含まれることは言うまでもない。
【産業上の利用可能性】
【0090】
本開示の構成によれば、定修工事や検査処理に用いる帳票類の生成において、機器情報を入力するとともに、タスク情報が格納されるタスク情報テーブルと実行タスク選択テーブルに対して入力した選択情報を利用して、管理機能ごとに複数のタスク情報が含まれるタスク管理テーブルが自動生成できるので、帳票類の生成負荷を軽減でき、有用である。
【符号の説明】
【0091】
2 帳票管理システム
4 管理サーバ
6、6-1、6-2、・・6-N 情報端末
8 ネットワーク
10 処理部
12 記憶部
14 情報入力部
16 情報提示部
20 テーブル生成機能部
22 タスク情報DB
24 タスク情報テーブル
26 実行タスク選択テーブル
28、28-11、28-12、・・・28-1N、28-21、28-22、・・・
28-2N、28-31、28-32、・・・28-3N、28-41、28-42、・・・28-4N タスク管理テーブルF1~Fn
30 管理機能部
31、41、51 番号部
32、34、36、53 反映部
33、35、37、39 タスク情報部
38、50、62、80 分類部
40 管理者設定部
42 選択部
52、61、71 装置名部
54 工事情報部
55 管理情報入力部
56 完了監視部
57、86 権限部
60 日付部
63 タスク情報部
64 工程管理部
65 情報入力エリア
70 ヘッダー部
72、81 タスク情報部
73 管理情報部
82 確認内容部
83 検査内容部
84 開始情報部
85 監視結果部
90 管理者DB
92 認証処理部

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13