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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-01-31
(45)【発行日】2024-02-08
(54)【発明の名称】情報受信方法、送信方法、装置及び設備
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/232 20230101AFI20240201BHJP
   H04W 72/11 20230101ALI20240201BHJP
   H04W 72/21 20230101ALI20240201BHJP
   H04W 28/06 20090101ALI20240201BHJP
   H04W 76/34 20180101ALI20240201BHJP
【FI】
H04W72/232
H04W72/11
H04W72/21
H04W28/06 110
H04W76/34
【請求項の数】 10
(21)【出願番号】P 2021577843
(86)(22)【出願日】2020-02-07
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-05-11
(86)【国際出願番号】 CN2020074474
(87)【国際公開番号】W WO2021155554
(87)【国際公開日】2021-08-12
【審査請求日】2023-01-17
(73)【特許権者】
【識別番号】516227559
【氏名又は名称】オッポ広東移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGDONG OPPO MOBILE TELECOMMUNICATIONS CORP., LTD.
【住所又は居所原語表記】No. 18 Haibin Road,Wusha, Chang’an,Dongguan, Guangdong 523860 China
(74)【代理人】
【識別番号】100091487
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 行孝
(74)【代理人】
【識別番号】100120031
【弁理士】
【氏名又は名称】宮嶋 学
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【弁理士】
【氏名又は名称】関根 毅
(74)【代理人】
【識別番号】100152205
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 昌司
(74)【代理人】
【識別番号】100137523
【弁理士】
【氏名又は名称】出口 智也
(72)【発明者】
【氏名】リン、ヤナン
(72)【発明者】
【氏名】ウー、ズオミン
【審査官】望月 章俊
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2020/0044791(US,A1)
【文献】国際公開第2019/176025(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W4/00-H04W99/00
H04B7/24-H04B7/26
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末装置に適用される情報受信方法であって、
第1ダウンリンク制御情報(DCI)を受信し、前記第1DCIが第1DCIフォーマットを用い、前記第1DCIフォーマットが少なくとも1つのダウンリンクチャネルに対応するフィードバック情報を送信するように前記端末装置に指示することに用いられ、前記第1DCIフォーマットに第1情報フィールドが含まれ、前記第1情報フィールドが物理ダウンリンク共有チャネルトゥーハイブリッド自動再送要求フィードバックタイミングインジケータ(PDSCH-to-HARQ_feedback timing indicator)情報フィールドであり、前記第1情報フィールドがフィードバック情報を送信する時間ユニットを示すことに用いられ、前記第1情報フィールドの指示結果が有効値であり、前記少なくとも1つのダウンリンクチャネルが目標ダウンリンクチャネルを含み、前記目標ダウンリンクチャネルが前記第1DCIと無関係であることを含み、
前記第1DCIフォーマットがダウンリンクチャネル伝送をスケジューリングすること又は半静的スケジューリング(SPS)リソース解放を示すことに用いられる場合、前記第1情報フィールドの指示結果の値範囲に無効値が含まれ
前記第1DCIフォーマットがDCIフォーマット1_1であり、且つ前記第1DCIにおいて、ワンショットハイブリッド自動再送要求-肯定応答要求(One-shot HARQ-ACK request)情報フィールドがtype-3 HARQ-ACKコードブックを送信するように前記端末装置に指示する場合、前記第1DCIにおける前記PDSCH-to-HARQ_feedback timing indicator情報フィールドの指示結果は有効値でなければならなく、
前記目標ダウンリンクチャネルが前記第1DCIと無関係であることは、前記目標ダウンリンクチャネルに搬送されるハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセス番号と前記第1DCIによりスケジューリングされるHARQプロセス番号が異なることを含み、
前記少なくとも1つのダウンリンクチャネルはN個のダウンリンクチャネルを含み、Nが端末装置の設定したHARQプロセス最大数であり、
前記第1情報フィールドの指示結果が無効値である場合、前記無効値は所定の有効値で代替されることを特徴とする情報受信方法。
【請求項2】
前記第1情報フィールドの指示結果が有効値であることは、
前記第1DCIフォーマットにおける第1情報フィールドが1つの候補集合に対応し、前記候補集合に無効値が含まれ、前記第1DCIにおける前記第1情報フィールドの指示結果が前記無効値であってはならないことを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記少なくとも1つのダウンリンクチャネルに含まれる各ダウンリンクチャネルに搬送されるHARQプロセスは互いに異なることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
ネットワーク装置に適用される情報送信方法であって、
第1ダウンリンク制御情報(DCI)を送信し、前記第1DCIが第1DCIフォーマットを用い、前記第1DCIが少なくとも1つのダウンリンクチャネルに対応するフィードバック情報を送信するように端末装置に指示することに用いられ、前記第1DCIフォーマットに第1情報フィールドが含まれ、前記第1情報フィールドが物理ダウンリンク共有チャネルトゥーハイブリッド自動再送要求フィードバックタイミングインジケータ(PDSCH-to-HARQ_feedback timing indicator)情報フィールドであり、前記第1情報フィールドがフィードバック情報を送信する時間ユニットを示すことに用いられ、前記第1情報フィールドの指示結果が有効値であり、前記少なくとも1つのダウンリンクチャネルが目標ダウンリンクチャネルを含み、前記目標ダウンリンクチャネルが前記第1DCIと無関係であることを含み、
前記第1DCIフォーマットがダウンリンクチャネル伝送をスケジューリングすること又は半静的スケジューリング(SPS)リソース解放を示すことに用いられる場合、前記第1情報フィールドの指示結果の値範囲に無効値が含まれ
前記第1DCIフォーマットがDCIフォーマット1_1であり、且つ前記第1DCIにおいて、ワンショットハイブリッド自動再送要求-肯定応答要求(One-shot HARQ-ACK request)情報フィールドがtype-3 HARQ-ACKコードブックを送信するように前記端末装置に指示する場合、前記第1DCIにおける前記PDSCH-to-HARQ_feedback timing indicator情報フィールドの指示結果は有効値でなければならなく、
前記目標ダウンリンクチャネルが前記第1DCIと無関係であることは、前記目標ダウンリンクチャネルに搬送されるハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセス番号と前記第1DCIによりスケジューリングされるHARQプロセス番号が異なることを含み、
前記少なくとも1つのダウンリンクチャネルはN個のダウンリンクチャネルを含み、Nが端末装置の設定したHARQプロセス最大数であり、
前記第1情報フィールドの指示結果が無効値である場合、前記無効値は所定の有効値で代替されることを特徴とする情報送信方法。
【請求項5】
前記第1情報フィールドの指示結果が有効値であることは、
前記第1DCIフォーマットにおける第1情報フィールドが1つの候補集合に対応し、前記候補集合に無効値が含まれ、前記第1DCIにおける前記第1情報フィールドの指示結果が前記無効値であってはならないことを含むことを特徴とする請求項に記載の方法。
【請求項6】
前記少なくとも1つのダウンリンクチャネルに含まれる各ダウンリンクチャネルに搬送されるHARQプロセスは互いに異なることを特徴とする請求項に記載の方法。
【請求項7】
端末装置に適用される情報受信装置であって、受信モジュールを備え、
前記受信モジュールは、第1ダウンリンク制御情報(DCI)を受信することに用いられ、前記第1DCIが第1DCIフォーマットを用い、前記第1DCIフォーマットが少なくとも1つのダウンリンクチャネルに対応するフィードバック情報を送信するように前記端末装置に指示することに用いられ、前記第1DCIフォーマットに第1情報フィールドが含まれ、前記第1情報フィールドが物理ダウンリンク共有チャネルトゥーハイブリッド自動再送要求フィードバックタイミングインジケータ(PDSCH-to-HARQ_feedback timing indicator)情報フィールドであり、前記第1情報フィールドがフィードバック情報を送信する時間ユニットを示すことに用いられ、前記第1情報フィールドの指示結果が有効値であり、前記少なくとも1つのダウンリンクチャネルが目標ダウンリンクチャネルを含み、前記目標ダウンリンクチャネルが前記第1DCIと無関係であり、
前記第1DCIフォーマットがダウンリンクチャネル伝送をスケジューリングすること又は半静的スケジューリング(SPS)リソース解放を示すことに用いられる場合、前記第1情報フィールドの指示結果の値範囲に無効値が含まれ
前記第1DCIフォーマットがDCIフォーマット1_1であり、且つ前記第1DCIにおいて、ワンショットハイブリッド自動再送要求-肯定応答要求(One-shot HARQ-ACK request)情報フィールドがtype-3 HARQ-ACKコードブックを送信するように前記端末装置に指示する場合、前記第1DCIにおける前記PDSCH-to-HARQ_feedback timing indicator情報フィールドの指示結果は有効値でなければならなく、
前記目標ダウンリンクチャネルが前記第1DCIと無関係であることは、前記目標ダウンリンクチャネルに搬送されるハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセス番号と前記第1DCIによりスケジューリングされるHARQプロセス番号が異なることを含み、
前記少なくとも1つのダウンリンクチャネルはN個のダウンリンクチャネルを含み、Nが端末装置の設定したHARQプロセス最大数であり、
前記第1情報フィールドの指示結果が無効値である場合、前記無効値は所定の有効値で代替されることを特徴とする情報受信装置。
【請求項8】
前記第1情報フィールドの指示結果が有効値であることは、
前記第1DCIフォーマットにおける第1情報フィールドが1つの候補集合に対応し、前記候補集合に無効値が含まれ、前記第1DCIにおける前記第1情報フィールドの指示結果が前記無効値であってはならないことを含むことを特徴とする請求項に記載の装置。
【請求項9】
前記少なくとも1つのダウンリンクチャネルに含まれる各ダウンリンクチャネルに搬送されるHARQプロセスは互いに異なることを特徴とする請求項に記載の装置。
【請求項10】
ネットワーク装置に適用される情報送信装置であって、請求項のいずれか1項に記載の方法を実行するように構成される情報送信装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は通信技術分野に関し、特に情報受信方法、送信方法、装置及び設備に関する。
【背景技術】
【0002】
端末装置が1つのダウンリンク制御情報(DCI、Downlink control information)フォーマット1_1を受信した場合、該DCIは、端末装置がtype-3 HARQ-ACK codebook(type-3 Hybrid Automatic Repeat request-Acknowledgement codebook、タイプ3ハイブリッド自動再送要求-肯定応答コードブック)を送信するようにトリガーし、codebook(コードブック)にはすべてのHARQ(Hybrid Automatic Repeat request、ハイブリッド自動再送要求)プロセスのフィードバック情報が含まれ、又は、端末装置がenhanced type-2 HARQ-ACK codebook(enhanced type-2 Hybrid Automatic Repeat request-Acknowledgement codebook、拡張タイプ2ハイブリッド自動再送要求-肯定応答コードブック)を送信するようにトリガーし、該codebookには2つのPDSCH groups(Physical Downlink Shared Channel groups、物理ダウンリンク共有チャネルグループ)におけるすべてのPDSCH(Physical Downlink Shared Channel、物理ダウンリンク共有チャネル)に対応するACK(Acknowledgement、肯定応答)/NACK(Negative Acknowledgement、否定応答)情報が含まれ、基地局は端末がスケジューリングされるすべてのPDSCHに対応するACK/NACK情報を基地局に送信するように期待することを示す。
【0003】
しかしながら、該DCIにおけるPDSCH-to-HARQ_feedback timing indicator(物理ダウンリンク共有チャネルトゥーハイブリッド自動再送要求フィードバックタイミングインジケータ)情報フィールドの指示結果が無効値である場合には、基地局がフィードバック情報を効果的に伝送する時間領域リソースを指示していないことを示す。このような指示結果自体が合理的ではないスケジューリング指示であり、即ち、端末装置がフィードバック情報を送信するように要求されるが、フィードバック情報の伝送リソースを指示しない。従って、システム効率が低く、端末装置の消費電力が浪費されるという技術的問題がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願は情報受信方法、送信方法、装置及び設備を提供し、システム効率が低く、端末装置の消費電力が浪費されるという技術的問題を解決する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1態様では、本願の具体的な実施形態は情報受信方法を提供し、端末装置に適用され、
第1ダウンリンク制御情報(DCI)フォーマットを受信し、第1DCIフォーマットが少なくとも1つのダウンリンクチャネルに対応するフィードバック情報を送信するように端末装置に指示することに用いられ、第1DCIフォーマットに第1情報フィールドが含まれ、第1情報フィールドがフィードバック情報を送信する時間ユニットを示すことに用いられ、第1情報フィールドの指示結果が有効値であり、少なくとも1つのダウンリンクチャネルが目標ダウンリンクチャネルを含み、目標ダウンリンクチャネルが第1DCIと無関係であることを含み、
第1DCIフォーマットがダウンリンクチャネル伝送をスケジューリングすること又は半静的スケジューリング(SPS)リソース解放を示すことに用いられる場合、第1情報フィールドの指示結果の値範囲に無効値が含まれる。
【0006】
第2態様では、本願の具体的な実施形態は情報送信方法を提供し、ネットワーク装置に適用され、
第1ダウンリンク制御情報(DCI)フォーマットを送信し、第1DCIフォーマットが少なくとも1つのダウンリンクチャネルに対応するフィードバック情報を送信するように端末装置に指示することに用いられ、第1DCIフォーマットに第1情報フィールドが含まれ、第1情報フィールドがフィードバック情報を送信する時間ユニットを示すことに用いられ、第1情報フィールドの指示結果が有効値であり、少なくとも1つのダウンリンクチャネルが目標ダウンリンクチャネルを含み、目標ダウンリンクチャネルが第1DCIと無関係であることを含み、
第1DCIフォーマットがダウンリンクチャネル伝送をスケジューリングすること又は半静的スケジューリング(SPS)リソース解放を示すことに用いられる場合、第1情報フィールドの指示結果の値範囲に無効値が含まれる。
【0007】
第3態様では、本願の具体的な実施形態は情報受信装置を提供し、端末装置に適用され、受信モジュールを備え、
前記受信モジュールは、第1ダウンリンク制御情報(DCI)フォーマットを受信することに用いられ、第1DCIフォーマットが少なくとも1つのダウンリンクチャネルに対応するフィードバック情報を送信するように端末装置に指示することに用いられ、第1DCIフォーマットに第1情報フィールドが含まれ、第1情報フィールドがフィードバック情報を送信する時間ユニットを示すことに用いられ、第1情報フィールドの指示結果が有効値であり、少なくとも1つのダウンリンクチャネルが目標ダウンリンクチャネルを含み、目標ダウンリンクチャネルが第1DCIと無関係であり、
第1DCIフォーマットがダウンリンクチャネル伝送をスケジューリングすること又は半静的スケジューリング(SPS)リソース解放を示すことに用いられる場合、第1情報フィールドの指示結果の値範囲に無効値が含まれる。
【0008】
第4態様では、本願の具体的な実施形態は情報送信装置を提供し、ネットワーク装置に適用され、送信モジュールを備え、
前記送信モジュールは、第1ダウンリンク制御情報(DCI)フォーマットを送信することに用いられ、第1DCIフォーマットが少なくとも1つのダウンリンクチャネルに対応するフィードバック情報を送信するように端末装置に指示することに用いられ、第1DCIフォーマットに第1情報フィールドが含まれ、第1情報フィールドがフィードバック情報を送信する時間ユニットを示すことに用いられ、第1情報フィールドの指示結果が有効値であり、少なくとも1つのダウンリンクチャネルが目標ダウンリンクチャネルを含み、目標ダウンリンクチャネルが第1DCIと無関係であり、
第1DCIフォーマットがダウンリンクチャネル伝送をスケジューリングすること又は半静的スケジューリング(SPS)リソース解放を示すことに用いられる場合、第1情報フィールドの指示結果の値範囲に無効値が含まれる。
【0009】
第5態様では、本願の具体的な実施形態は端末装置を提供し、該端末装置はプロセッサ及びメモリを備え、メモリにはプロセッサにおいて実行され得る伝送プログラムが記憶され、プロセッサはプログラムを実行するとき、上記いずれか1つの情報受信方法を実現する。
【0010】
第6態様では、本願の具体的な実施形態はネットワーク装置を提供し、該ネットワーク装置はプロセッサ及びメモリを備え、メモリにはプロセッサにおいて実行され得る伝送プログラムが記憶され、プロセッサはプログラムを実行するとき、上記いずれか1つの情報送信方法を実現する。
【0011】
第7態様では、本願の具体的な実施形態はコンピュータ可読記憶媒体を提供し、コンピュータプログラムが記憶され、コンピュータプログラムが実行されるとき、上記いずれか1つの情報受信方法又は上記いずれか1つの情報送信方法を実現する。
【0012】
第8態様では、本願の具体的な実施形態はコンピュータプログラム製品を提供し、コンピュータプログラム製品が非一時的コンピュータ可読記憶媒体に記憶され、コンピュータプログラムが実行されるとき、上記いずれか1つの情報受信方法又は上記いずれか1つの情報送信方法を実現する。
【0013】
第9態様では、本願の具体的な実施形態はチップを提供し、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行し、チップが取り付けられる装置に上記いずれか1つの情報受信方法又は上記いずれか1つの情報送信方法を実行させるためのプロセッサを備える。
【0014】
第10態様では、本願の具体的な実施形態はコンピュータプログラムを提供し、コンピュータプログラムが実行されるとき、上記いずれか1つの情報受信方法又は上記いずれか1つの情報送信方法を実現する。
【発明の効果】
【0015】
本願の具体的な実施形態に係る技術案は下記有益な効果を含んでもよい。
【0016】
第1ダウンリンク制御情報(DCI)を受信し、該第1DCIが第1DCIフォーマットを用い、該第1DCIフォーマットに第1情報フィールドが含まれ、該第1情報フィールドがフィードバック情報を送信する時間ユニットを示すことに用いられ、該第1DCIが少なくとも1つのダウンリンクチャネルに対応するフィードバック情報を送信するように端末装置に指示することに用いられ、該第1情報フィールドの指示結果が有効値であり、少なくとも1つのダウンリンクチャネルが目標ダウンリンクチャネルを含み、目標ダウンリンクチャネルが前記第1DCIと無関係であり、第1DCIフォーマットがダウンリンクチャネル伝送をスケジューリングすること又は半静的リソース解放を示すことに用いられる場合、該第1情報フィールドの指示結果の値範囲に無効値が含まれる。これにより、第1DCIにおける第1情報フィールドの指示結果が有効値であるように確保し、基地局がフィードバック情報を効果的に伝送する時間領域リソースを指示せずに、合理的ではないスケジューリング指示が現れることが制限され、更にシステム効率を向上させ、端末装置が不必要な処理を実行して消費電力が浪費されることも回避し、システム効率が低く、端末装置の消費電力が浪費されるという技術的問題を解決する。
【0017】
理解されるように、以上の一般的な説明及び以下の詳細な説明は例示的なものに過ぎず、本願を制限するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0018】
ここの図面は明細書に取り込まれて本明細書の一部を構成し、本願に適合する具体的な実施形態を示し、明細書と共に本願の原理を解釈するのに用いられる。
図1図1は本願の具体的な実施形態が適用され得る通信システムのネットワークアーキテクチャ図である。
図2図2は本願の具体的な実施形態1に係る情報受信方法のフローチャートである。
図3図3は本願の具体的な実施形態2に係る情報送信方法のフローチャートである。
図4図4は本願の実施形態3に係る情報受信装置のブロック図である。
図5図5は本願の実施形態4に係る情報送信装置のブロック図である。
図6図6は本願の実施形態5に係る情報受信装置及び/又は情報送信装置のハードウェア構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
ここで例示的且つ具体的な実施形態の実行を詳しく説明し、その例を図面に示す。下記説明は図面に関わるとき、特に示さない限り、異なる図面における同じ数字は同様又は類似の要素を示す。下記例示的且つ具体的な実施形態に説明される実施形態は本願の具体的な実施形態に合致するすべての実施形態を代表しない。逆に、それらは添付の特許請求の範囲に詳しく説明される、本願のいくつかの態様に合致する方法及び装置の例に過ぎない。本願の具体的な実施形態に基づいて、当業者が進歩性のある労働を必要とせずに取得する他の具体的な実施形態は、いずれも本願の保護範囲に属する。
【0020】
図1には本願の具体的な実施形態が適用され得る通信システムのシステムアーキテクチャを示す。該システムアーキテクチャは基地局A及び端末装置Bを備える。
【0021】
アンライセンススペクトルは国家と地区とが区分した無線機器の通信に使用可能なスペクトルであり、該スペクトルは一般的に共有スペクトルであると見なされ、即ち、異なる通信システムにおける通信装置は国家又は地区が該スペクトルにおいて設定した法規の要件を満たせば、該スペクトルを使用可能であり、政府に専有のスペクトル使用許諾を申請する必要がない。アンライセンススペクトルを使用して無線通信を行う各通信システムは該スペクトルにおいて共存できるようにするために、いくつかの国家又は地区はアンライセンススペクトルを使用するために満たさなければならない法規の要件を規定した。例えば、いくつかの地区では、通信装置は「リスンビフォートーク」原則に従い、即ち、通信装置はアンライセンススペクトルのチャネルにおいて信号送信を行う前に、チャネルセンシングを行う必要があり、チャネルセンシング結果がチャネルアイドルである場合のみ、該通信装置は信号送信を行うことが可能であり、通信装置がアンライセンススペクトルのチャネルにおいてチャネルセンシングを行う結果はチャネルビジーである場合、該通信装置は信号送信を行うことが不可能である。公平性を保証するために、1回の伝送において、通信装置がアンライセンススペクトルのチャネルを使用して信号伝送を行う時間長さは、最大チャネル占有時間(MCOT、Maximum Channel Occupation Time)を超えてはならない。無線通信技術の発展に伴い、LTE(Long Term Evolution、ロングタームエボリューション)システム及びNR(new radio、新無線)システムは、いずれもアンライセンススペクトルにおいてネットワーク構築して、アンライセンススペクトルを利用してデータサービスの伝送を行うことを考慮する。
【0022】
Rel-16(Release 16、第16版)NR-U(NR-based Access to Unlicensed Spectrum、NRベースのアンライセンススペクトルへのアクセス)は、複数のHARQ-ACK(Hybrid Automatic Repeat request-Acknowledgement、ハイブリッド自動再送要求-肯定応答)コードブック(codebook)生成方式をサポートし、該方式はType-1 HARQ-ACK codebook(タイプ1ハイブリッド自動再送要求-肯定応答コードブック)、Type-2 HARQ-ACK codebook(タイプ2ハイブリッド自動再送要求-肯定応答コードブック)、Enhanced Type-2 HARQ-ACK codebook、Type-3 HARQ-ACK codebook(タイプ3ハイブリッド自動再送要求-肯定応答コードブック)を含み、Type-1、Type-2コードブックは、NR Rel-15(Release 15、第15版)のサポートする2種類のフィードバック情報コードブックであるが、Enhanced Type-2及びType-3コードブックは、Rel-16 NR-Uに導入したばかりの2種類のフィードバック情報コードブックである。端末装置Bは基地局から送信された上位層シグナリングに基づいて使用されるcodebookを決定し、Type-1、Type-2、Enhanced Type-2コードブックは同時に設定されることがないが、Type 3コードブックはType-1、Type-2、Enhanced Type-2から独立して設定(即ち重畳して設定)されてもよい。
【0023】
Enhanced Type-2 HARQ-ACK codebookは、ダウンリンクチャネルグループベースのACK/NACKフィードバック方式であり、現在では多くとも2つのダウンリンクチャネルグループを示す。基地局Aは、ダウンリンク制御情報(DCI)で、該DCIによりスケジューリングされるPDSCH又は該DCIを搬送するPDCCHの属するグループ情報を示す。基地局Aがトリガーシグナリングを送信して、あるグループに対応するACK/NACK情報をフィードバックするように端末装置Bに指示する場合、端末装置Bは、該グループに属するすべてのPDSCH又はPDCCH(Physical Downlink Control CHannel、物理ダウンリンク制御チャネル)に対応するフィードバック情報を基地局Aに同時にフィードバックする。基地局Aは、端末装置BがあるグループのACK/NACK情報を送信するように複数回トリガーすることができ、即ちACK/NACK再送を実現する。3GPP(3rd Generation Partnership Project、第3世代移動体通信システムの標準化プロジェクト)は、DCIフォーマット1_1にPDSCH group index(物理ダウンリンク共有チャネルグループインデックス)情報フィールド及びNumber of requested PDSCH group(s)(物理ダウンリンク共有チャネルグループ数要求)情報フィールドが含まれることを決定し、該PDSCH group index(物理ダウンリンク共有チャネルグループインデックス)情報フィールドは、該DCIに対応するダウンリンクチャネルの属するグループ情報を示すことに用いられ、該Number of requested PDSCH group(s)(物理ダウンリンク共有チャネルグループ数要求)情報フィールドは、フィードバックするチャネルグループ情報をトリガーするように該DCIに指示することに用いられ、該ビットが「0」である場合には、現在のDCIに対応するダウンリンクチャネルの位置するチャネルグループのフィードバック情報の伝送をトリガーすることを示し、該ビットが「1」である場合には、2つのチャネルグループのフィードバック情報の伝送をトリガーすることを示す。そして、DCIフォーマット1_0には、トリガー用チャネルグループ指示情報が含まれない。
【0024】
Type-3 HARQ-ACK codebookは、すべてのHARQプロセスに対応するACK/NACKフィードバックを含む方式である。具体的に、端末装置Bは多くともN個のHARQプロセスをサポートする。基地局Aは、端末装置Bが全プロセスフィードバックを行うようにトリガーする場合、端末装置Bが実際にいくつかのHARQプロセスを受信したかにかかわらず、常にN個のプロセスに対応するACK/NACKフィードバック情報を基地局Aにフィードバックする。ACK/NACK情報は、HARQプロセス番号順序に基づいてフィードバック情報コードブック(codebook)にマッピングされてもよい。受信されていないHARQプロセスに対応するACK/NACK情報をプレース情報(例えばNACK)として設定する。端末装置Bが多くとも8つのHARQプロセスをサポートし、1つのHARQプロセスが毎回1つのPDSCHにより伝送されると仮定する。端末装置Bのサポートする伝送ブロックTB(transport block)の最大数は2であり(即ち、1つのPDSCHに多くとも2つのTBを搬送する)、各TBは独立したACK/NACKフィードバック情報に対応する。端末装置BはHARQプロセス3、7、4を受信し、基地局Aは端末装置Bが全プロセスフィードバックを行うようにトリガーする場合、端末装置Bは、PUCCH(Physical Uplink Control Channel、物理アップリンク制御チャネル)において、{NACKHARQ0,TB1NACK HARQ0,TB1 ,NACKHARQ1,TB0,NACKHARQ1,TB1,NACKHARQ2,TB0,NACKHARQ2,TB1,bHARQ3,TB0,bHARQ3,TB1,bHARQ4,TB0,bHARQ4,TB1,NACKHARQ5,TB0,NACKHARQ5,TB1,NACKHARQ6,TB0,NACKHARQ6,TB1,bHARQ7,TB0,bHARQ7,TB1}を伝送し、bHARQi,TBjがHARQプロセスiにおけるTBjに対応するACK/NACKフィードバック情報を示す。現在、全プロセスフィードバックの決定はDCIフォーマット1_1によりトリガーされてもよく、該DCIは、同時に少なくとも1つのPDSCH伝送をスケジューリングすること、又はいかなるPDSCH伝送をスケジューリングしないことに用いられてもよい(即ち、全プロセスフィードバックをトリガーすることのみに用いられる)。
【0025】
現在、3GPPは、Type-2 HARQ-ACK codebook及びEnhanced Type-2 HARQ-ACK codebookの場合、そのDCIフォーマット1_1においてPDSCH-to-HARQ_feedback timing indicator情報フィールドの指示結果集合に1つの無効値が含まれてもよいことを決定する。現在のDCIフォーマット1_1におけるPDSCH-to-HARQ_feedback timing indicator情報フィールドで示されるのが無効値ではない場合、端末装置Bは、該指示に基づいてACK/NACK情報を伝送するスロット又はサブスロットを決定する。現在のDCIフォーマット1_1におけるPDSCH-to-HARQ_feedback timing indicatorで示されるのが無効値である場合には、該DCIによりスケジューリングされるPDSCH又は該DCIを搬送するPDCCHに対応するACK/NACK情報を一時的にフィードバックしないことを示す。
【0026】
以上を纏め、Enhanced Type-2 HARQ-ACK codebookの場合、DCIフォーマット1_1は1つのダウンリンクチャネルをスケジューリングするとともに、2つのチャネルグループにおけるすべてのダウンリンクチャネルのフィードバック情報の伝送をトリガーし、又は、Type-3 HARQ-ACK codebookの場合、DCIフォーマット1_1はすべてのHARQプロセスのフィードバック情報の伝送をトリガーし、基地局Aが、端末装置BがスケジューリングされるすべてのPDSCHに対応するACK/NACK情報を基地局Aに送信することを期待することを示す。しかしながら、該DCIにおけるPDSCH-to-HARQ_feedback timing indicatorで示されるのが無効値である場合には、基地局Aがフィードバック情報を効果的に伝送する時間領域リソースを指示していないことを示す。このような指示結果自体は合理的ではなく、矛盾するものである。従って、システム効率が低く、端末装置の消費電力が浪費されるという技術的問題がある。
【0027】
本願の下記具体的な実施形態は、どのように第1DCIにおける第1情報フィールドの指示結果が有効値であるように確保するかについて詳しく説明し、システム効率が低く、端末装置の消費電力が浪費されるという技術的問題を解決する。
【0028】
このシステムアーキテクチャにおいて、該例示的な通信システムはモバイル通信用グローバル(GSM、Global System of Mobile communication)システム、符号分割多元接続(CDMA、Code Division Multiple Access)システム、広帯域符号分割多元接続(WCDMA、Wideband Code Division Multiple Access)システム、汎用パケット無線サービス(GPRS、General Packet Radio Service)、ロングタームエボリューション(LTE、Long Term Evolution)システム、LTE周波数分割複信(FDD、Frequency Division Duplex)システム、LTE時分割複信(TDD、Time Division Duplex)システム、進化したロングタームエボリューション(LTE-A、Advanced long term evolution)システム、新無線(NR、New Radio)システム、NRシステムの進化型システム、アンライセンススペクトルにおけるLTE(LTE-U、LTE-based access to unlicensed spectrum)システム、アンライセンススペクトルにおけるNRシステム(NR-U、New Radio based access to unlicensed spectrum)、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム(UMTS、Universal Mobile Telecommunication System)、マイクロ波利用アクセスに関する世界的な相互運用(WiMAX、Worldwide Interoperability for Microwave Access)通信システム、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN、Wireless Local Area Networks)、ワイヤレスフィデリティ(WiFi、Wireless Fidelity)、次世代通信システム又は他の通信システム等であってもよい。
【0029】
該例示的な通信システムは具体的にネットワーク装置及び端末を備え、端末がネットワーク装置の提供する移動通信ネットワークにアクセスしているとき、端末とネットワーク装置は無線リンクを介して通信接続されてもよく、該通信接続方式はシングル接続方式又は二重接続方式又は多重接続方式であってもよいが、通信接続方式がシングル接続方式である場合、ネットワーク装置はLTE基地局又はNR基地局(gNB基地局とも称される)であってもよく、通信方式が二重接続方式である場合、具体的に、キャリアアグリゲーション(CA)技術により実現されてもよく、又は複数のネットワーク装置により実現される。本願の具体的な実施形態に関わる端末は無線通信機能を持つ携帯端末、車載装置、ウェアラブルデバイス、コンピューティングデバイス又は無線モデムに接続される他の処理装置、及び様々な形式のユーザー装置(UE、User Equipment)、移動局(MS、Mobile Station)、端末装置(terminal device)等を含んでもよい。説明の都合上、以上に言及した装置は端末装置と総称される。
【0030】
また、本明細書における用語「システム」と「ネットワーク」は本明細書において常に交換可能に使用される。本明細書における用語「及び/又は」は関連オブジェクトの関連関係を説明するためのものに過ぎず、3つの関係が存在してもよいことを示す。例えば、「A及び/又はB」は「Aが独立して存在する」、「AとBが同時に存在する」、「Bが独立して存在する」の3つの状況を示してもよい。また、本明細書における文字「/」は一般的に前後関連オブジェクトが「又は」の関係であることを示す。
【0031】
理解されるように、本願の具体的な実施形態では、「Aに対応するB」はBがAに関連し、Aに基づいてBを決定することができることを示す。ところが、更に理解されるように、Aに基づいてBを決定することとは、Aのみに基づいてBを決定することを意味せず、更にA及び/又は他の情報に基づいてBを決定することができることを意味する。
【0032】
図2は本願の具体的な実施形態1に係る情報受信方法のフローチャートである。図2に示すように、該情報受信方法は端末装置に適用され、下記のステップ110を含んでもよい。
ステップ110において、第1ダウンリンク制御情報(DCI)を受信し、該第1DCIが第1DCIフォーマットを用い、該第1DCIフォーマットに第1情報フィールドが含まれ、該第1情報フィールドがフィードバック情報を送信する時間ユニットを示すことに用いられ、該第1DCIが少なくとも1つのダウンリンクチャネルに対応するフィードバック情報を送信するように端末装置に指示することに用いられ、該第1情報フィールドの指示結果が有効値であり、少なくとも1つのダウンリンクチャネルが目標ダウンリンクチャネルを含み、前記目標ダウンリンクチャネルが前記第1DCIと無関係であり、
該第1DCIフォーマットがダウンリンクチャネル伝送をスケジューリングすること又は半静的リソース解放を示すことに用いられる場合、第1情報フィールドの指示結果の値範囲に無効値が含まれる。
【0033】
端末装置は第1ダウンリンク制御情報(DCI)を受信し、該第1DCIが第1DCIフォーマットを用い、選択肢として、該第1DCIフォーマットがDCI1_1であってもよく、該第1DCIフォーマットに第1情報フィールドが含まれ、該第1情報フィールドがPDSCH-to-HARQ_feedback timing indicator情報フィールドであってもよく、該第1DCIが少なくとも1つのダウンリンクチャネルに対応するフィードバック情報を送信するように端末装置に指示することに用いられ、該フィードバック情報がACK/NACKであってもよく、該第1情報フィールドの指示結果が有効値であり、少なくとも1つのダウンリンクチャネルが目標ダウンリンクチャネルを含み、目標ダウンリンクチャネルが第1DCIと無関係であり、該指示結果が無効値であることが制限され、即ち合理的ではないスケジューリング指示が制限され、該第1DCIフォーマットがダウンリンクチャネル伝送をスケジューリングすること又は半静的リソース解放を示すことに用いられる場合、第1情報フィールドの指示結果の値範囲に無効値が含まれる。
【0034】
選択肢として、該目標ダウンリンクチャネルは第2DCIを搬送するダウンリンクチャネル又は第2DCIによりスケジューリングされるダウンリンクチャネルであり、及び/又は、
該目標ダウンリンクチャネルは第1チャネルグループに属しなく、第1チャネルグループは第1DCIを搬送するダウンリンクチャネル又は第1DCIによりスケジューリングされるダウンリンクチャネルの属するチャネルグループであり、及び/又は、
該目標ダウンリンクチャネルに搬送されるハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセス番号と該第1DCIによりスケジューリングされるHARQプロセス番号は異なる。
【0035】
該目標ダウンリンクチャネルは、
該目標ダウンリンクチャネルが第2DCIを搬送するダウンリンクチャネル又は第2DCIによりスケジューリングされるダウンリンクチャネルであり、選択肢として、このとき、該第1DCIがダウンリンクチャネル伝送をスケジューリングすることに対応しなくてもよく、又は該第1DCIがSPS(Semi-Persistent Scheduling、半静的スケジューリング)リソース解放を示すことに用いられない(即ち、第1DCI自体には対応のACK/NACK情報がなく、又は第1DCIは端末装置が他のダウンリンクチャネルに対応するフィードバック情報を報告して送信するようにトリガーすることのみに用いられる)こと、
該目標ダウンリンクチャネルが第1チャネルグループに属しなく、第1チャネルグループが該第1DCIを搬送するダウンリンクチャネル又は第1DCIによりスケジューリングされるダウンリンクチャネルの属するチャネルグループであり、即ち該第1DCIにおけるPDSCH group index(物理ダウンリンク共有チャネルグループ指示)情報フィールドの指示結果が第1チャネルグループであり、該目標ダウンリンクチャネルが第1チャネルグループに属しないこと、
該目標ダウンリンクチャネルに搬送されるハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセス番号と該第1DCIによりスケジューリングされるHARQプロセス番号が異なること、のうちの少なくとも1つの状況を含む。
【0036】
該目標ダウンリンクチャネルが上記のうちの少なくとも1つの状況を含む場合には、目標ダウンリンクチャネルが該第1DCIと無関係であることを示す。
【0037】
選択肢として、該第1情報フィールドの指示結果が有効値であることは、
該第1DCIフォーマットにおける第1情報フィールドが1つの候補集合に対応し、該候補集合に無効値が含まれ、該第1DCIにおける第1情報フィールドの指示結果が無効値であってはならないこと、
該第1DCIにおける第1情報フィールドに対応する候補集合には無効値が含まれないこと、のうちの少なくとも1つの状況を含む。
【0038】
選択肢として、該第1DCIにおける第1情報フィールドに対応する候補集合には無効値が含まれないことは、
該第1DCIフォーマットにおける第1情報フィールドが少なくとも第1候補集合及び第2候補集合に対応し、該第1DCIにおける第1情報フィールドが第2候補集合に対応し、該第1候補集合に無効値が含まれ、該第2候補集合に無効値が含まれないこと、
該第1DCIフォーマットにおける第1情報フィールドが1つの候補集合に対応し、該候補集合に無効値が含まれ、該第1DCIにおける第1情報フィールドの指示結果が候補集合における無効値である場合、無効値が他の所定の有効値で代替されること、のうちの少なくとも1つの状況を含む。
【0039】
該第1情報フィールドの指示結果が有効値であることは、
該第1DCIフォーマットにおける第1情報フィールドが1つの候補集合に対応し、該候補集合に無効値が含まれ、該第1DCIにおける第1情報フィールドの指示結果が無効値であってはならなく、このとき、該端末装置はこのときの第1情報フィールドの指示結果が無効値であることを期待しなく、該第1DCIフォーマットにおける第1情報フィールドが1つの候補集合K1に対応し(該候補集合K1内には多くとも8つの数値が含まれ、上位層シグナリングにより予め設定される)、該候補集合K1に無効値が含まれ、基地局は第1DCIにおいて該第1情報フィールドが候補集合K1における無効値を取ることを示してはならないこと、
該第1DCIにおける第1情報フィールドに対応する候補集合には無効値が含まれないこと、のうちの少なくとも1つの状況を含む。
該第1DCIにおける第1情報フィールドに対応する候補集合には無効値が含まれない場合には、
該第1DCIフォーマットにおける第1情報フィールドが少なくとも第1候補集合及び第2候補集合に対応し、該第1DCIにおける第1情報フィールドが第2候補集合に対応し、該第1候補集合に無効値が含まれ、該第2候補集合に無効値が含まれなく、上位層シグナリングは該第1DCIフォーマットにおける第1情報フィールドが少なくとも2つの候補集合、即ち第1候補集合K1及び第2候補集合K1に対応するように設定し、第1候補集合K1に無効値が含まれ、第2候補集合K1に無効値が含まれなく、該第1DCIにおける第1情報フィールドが第2候補集合に対応し、第2候補集合K1から1つの有効値を取得すること、
該第1DCIフォーマットにおける第1情報フィールドが1つの候補集合に対応し、該候補集合に無効値が含まれ、該第1DCIにおける第1情報フィールドの指示結果が候補集合における無効値である場合、該無効値が他の所定の有効値で代替され、上位層シグナリングは第1DCIフォーマットにおける第1情報フィールドが1つの候補集合K1に対応するように設定し、該候補集合K1に無効値が含まれ、該第1DCIにおける第1情報フィールドの指示結果が無効値である場合、該無効値が他の所定の有効値で代替され、該所定の有効値はネットワークが設定したもの又はプロトコルにより決められたものであってもよいこと、のうちの少なくとも1つの状況を含む。表1に示す通る。
【0040】
【表1】
【0041】
表1において、第1情報フィールドの指示結果が00である場合、候補集合K1内の値は無効値であり、このとき、ネットワーク設定又はプロトコル規定により取得された所定の有効値は8であり、第1情報フィールドの指示結果が00である場合、該無効値は所定の有効値8で代替され、これにより、第1情報フィールドの指示結果を有効値にする。
【0042】
選択肢として、第1DCIフォーマットはDCIフォーマット1_1、DCIフォーマット0_1、DCIフォーマット1_2、DCIフォーマット0_2のうちの1つを含む。
【0043】
選択肢として、
少なくとも2つのチャネルグループはダウンリンクチャネルを含み、該少なくとも2つのチャネルグループのうちの各チャネルグループは少なくとも1つのダウンリンクチャネルを含み、異なるチャネルグループに含まれるダウンリンクチャネルが異なり、又は、
少なくとも1つのダウンリンクチャネルはN個のダウンリンクチャネルを含み、Nが端末の設定したHARQプロセス最大数であり、又は、
該少なくとも1つのダウンリンクチャネルに含まれる各ダウンリンクチャネルに搬送されるHARQプロセスは互いに異なる。
【0044】
選択肢として、端末装置はType-2 HARQ-ACK codebook及びType-3 HARQ-ACK codebook、又はenhanced Type-2 HARQ-ACK codebook及びType-3 HARQ-ACK codebookをサポートするように設定される。第1DCIフォーマットが1_1であり、第1情報フィールドがPDSCH-to-HARQ_feedback timing indicator情報フィールドである場合、端末装置は第1DCIを受信し、そのフォーマットが1_1であり、該第1DCIにおいて、One-shot HARQ-ACK request(ワンショットハイブリッド自動再送要求-肯定応答要求)情報フィールドがtype-3 HARQ-ACK codebookを送信するように端末装置に指示する場合、該第1DCIにおけるPDSCH-to-HARQ_feedback timing indicator情報フィールドの指示結果は有効値でなければならなく、又は該端末装置はこのときのPDSCH-to-HARQ_feedback timing indicatorが無効値であると指示することを期待しない。
【0045】
選択肢として、端末装置はenhanced Type-2 HARQ-ACK codebookを設定し、且つ端末装置は多くとも2つのPDSCHグループをサポートする。第1DCIフォーマットが1_1であり、第1情報フィールドがPDSCH-to-HARQ_feedback timing indicator情報フィールドである場合、端末装置は第1DCIを受信し、そのフォーマットが1_1であり、該第1DCIにおけるPDSCH group index情報フィールド指示結果はgroup 1であり(即ち、該第1DCIによりスケジューリングされるダウンリンクチャネル又は該第1DCIを搬送するダウンリンクチャネルがgroup 1に属する)、該第1DCIにおけるNumber of requested PDSCH group(s)情報フィールド指示結果は2つのPDSCH groups(物理ダウンリンク共有チャネルグループ)をフィードバックするACK/NACK情報である(即ち、端末装置がgroup 1及びgroup 2におけるダウンリンクチャネルに対応するACK/NACK情報をフィードバックするようにトリガーする)。該第1DCIにおけるPDSCH-to-HARQ_feedback timing indicator情報フィールドの指示結果は有効値でなければならなく、又は該端末装置はこのときのPDSCH-to-HARQ_feedback timing indicatorが無効値であると指示することを期待しない。
【0046】
この実施形態1において、第1ダウンリンク制御情報(DCI)を受信し、該第1DCIが第1DCIフォーマットを用い、該第1DCIフォーマットに第1情報フィールドが含まれ、該第1情報フィールドがフィードバック情報を送信する時間ユニットを示すことに用いられ、該第1DCIが少なくとも1つのダウンリンクチャネルに対応するフィードバック情報を送信するように端末装置に指示することに用いられ、該第1情報フィールドの指示結果が有効値であり、少なくとも1つのダウンリンクチャネルが目標ダウンリンクチャネルを含み、目標ダウンリンクチャネルが前記第1DCIと無関係であり、第1DCIフォーマットがダウンリンクチャネル伝送をスケジューリングすること又は半静的リソース解放を示すことに用いられる場合、該第1情報フィールドの指示結果の値範囲に無効値が含まれる。これにより、第1DCIにおける第1情報フィールドの指示結果が有効値であるように確保し、基地局がフィードバック情報を効果的に伝送する時間領域リソースを指示せずに、合理的ではないスケジューリング指示が現れることが制限され、更にシステム効率を向上させ、端末装置が不必要な処理を実行して消費電力が浪費されることも回避し、システム効率が低く、端末装置の消費電力が浪費されるという技術的問題を解決する。
【0047】
図3は本願の具体的な実施形態2に係る情報送信方法のフローチャートである。図3に示すように、該情報送信方法はネットワーク装置に適用され、下記のステップ210を含んでもよい。
ステップ210において、第1ダウンリンク制御情報(DCI)を送信し、該第1DCIが第1DCIフォーマットを用い、該第1DCIフォーマットに第1情報フィールドが含まれ、該第1情報フィールドがフィードバック情報を送信する時間ユニットを示すことに用いられ、該第1DCIが少なくとも1つのダウンリンクチャネルに対応するフィードバック情報を送信するように端末装置に指示することに用いられ、該第1情報フィールドの指示結果が有効値であり、少なくとも1つのダウンリンクチャネルが目標ダウンリンクチャネルを含み、目標ダウンリンクチャネルが第1DCIと無関係であり、
該第1DCIフォーマットがダウンリンクチャネル伝送をスケジューリングすること又は半静的リソース解放を示すことに用いられる場合、第1情報フィールドの指示結果の値範囲に無効値が含まれる。
【0048】
選択肢として、該目標ダウンリンクチャネルは第2DCIを搬送するダウンリンクチャネル又は第2DCIによりスケジューリングされるダウンリンクチャネルであり、及び/又は、
該目標ダウンリンクチャネルは第1チャネルグループに属しなく、該第1チャネルグループは第1DCIを搬送するダウンリンクチャネル又は第1DCIによりスケジューリングされるダウンリンクチャネルの属するチャネルグループであり、又は、
該目標ダウンリンクチャネルに搬送されるハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセス番号と該第1DCIによりスケジューリングされるHARQプロセス番号は異なる。
【0049】
選択肢として、該第1情報フィールドの指示結果が有効値であることは、
該第1DCIフォーマットにおける第1情報フィールドが1つの候補集合に対応し、該候補集合に無効値が含まれ、該第1DCIにおける第1情報フィールドの指示結果が無効値であってはならないこと、
該第1DCIにおける第1情報フィールドに対応する候補集合には無効値が含まれないこと、のうちの少なくとも1つの状況を含む。
【0050】
選択肢として、該第1DCIにおける第1情報フィールドに対応する候補集合には無効値が含まれないことは、
該第1DCIフォーマットにおける第1情報フィールドが少なくとも第1候補集合及び第2候補集合に対応し、該第1DCIにおける第1情報フィールドが第2候補集合に対応し、該第1候補集合に無効値が含まれ、該第2候補集合に無効値が含まれないこと、
該第1DCIフォーマットにおける第1情報フィールドが1つの候補集合に対応し、該候補集合に無効値が含まれ、該第1DCIにおける第1情報フィールドの指示結果が候補集合における無効値である場合、無効値が他の所定の有効値で代替されること、のうちの少なくとも1つの状況を含む。
【0051】
選択肢として、第1DCIフォーマットはDCIフォーマット1_1、DCIフォーマット0_1、DCIフォーマット1_2、DCIフォーマット0_2のうちの1つを含む。
【0052】
選択肢として、
少なくとも2つのチャネルグループはダウンリンクチャネルを含み、該少なくとも2つのチャネルグループのうちの各チャネルグループは少なくとも1つのダウンリンクチャネルを含み、異なるチャネルグループに含まれるダウンリンクチャネルが異なり、又は、
少なくとも1つのダウンリンクチャネルはN個のダウンリンクチャネルを含み、Nが端末装置の設定したHARQプロセス最大数であり、又は、
該少なくとも1つのダウンリンクチャネルに含まれる各ダウンリンクチャネルに搬送されるHARQプロセスは互いに異なる。
【0053】
情報送信方法の実現過程は上記具体的な実施形態1に係るいずれか1つの情報受信方法における対応ステップの実現過程を参照してもよく、ここで詳細な説明は省略する。
【0054】
図4は本願の実施形態3に係る情報受信装置のブロック図である。図4に示すように、該装置は端末装置であり、受信モジュール310を備えてもよいが、それに限らない。
【0055】
受信モジュール310は、第1ダウンリンク制御情報(DCI)を受信することに用いられ、該第1DCIが第1DCIフォーマットを用い、該第1DCIフォーマットに第1情報フィールドが含まれ、該第1情報フィールドがフィードバック情報を送信する時間ユニットを示すことに用いられ、該第1DCIが少なくとも1つのダウンリンクチャネルに対応するフィードバック情報を送信するように端末装置に指示することに用いられ、該第1情報フィールドの指示結果が有効値であり、少なくとも1つのダウンリンクチャネルが目標ダウンリンクチャネルを含み、目標ダウンリンクチャネルが第1DCIと無関係であり、
該第1DCIフォーマットがダウンリンクチャネル伝送をスケジューリングすること又は半静的リソース解放を示すことに用いられる場合、第1情報フィールドの指示結果の値範囲に無効値が含まれる。
【0056】
選択肢として、該目標ダウンリンクチャネルは第2DCIを搬送するダウンリンクチャネル又は第2DCIによりスケジューリングされるダウンリンクチャネルであり、及び/又は、
目標ダウンリンクチャネルは第1チャネルグループに属しなく、該第1チャネルグループは第1DCIを搬送するダウンリンクチャネル又は第1DCIによりスケジューリングされるダウンリンクチャネルの属するチャネルグループであり、及び/又は、
該目標ダウンリンクチャネルに搬送されるハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセス番号と該第1DCIによりスケジューリングされるHARQプロセス番号は異なる。
【0057】
選択肢として、該第1情報フィールドの指示結果が有効値であることは、
該第1DCIフォーマットにおける第1情報フィールドが1つの候補集合に対応し、該候補集合に無効値が含まれ、該第1DCIにおける第1情報フィールドの指示結果が無効値であってはならないこと、
該第1DCIにおける第1情報フィールドに対応する候補集合には無効値が含まれないこと、のうちの少なくとも1つの状況を含む。
【0058】
選択肢として、該第1DCIにおける第1情報フィールドに対応する候補集合には無効値が含まれないことは、
該第1DCIフォーマットにおける第1情報フィールドが少なくとも第1候補集合及び第2候補集合に対応し、該第1DCIにおける第1情報フィールドが第2候補集合に対応し、該第1候補集合に無効値が含まれ、該第2候補集合に無効値が含まれないこと、
該第1DCIフォーマットにおける第1情報フィールドが1つの候補集合に対応し、該候補集合に無効値が含まれ、該第1DCIにおける第1情報フィールドの指示結果が候補集合における無効値である場合、無効値が他の所定の有効値で代替されること、のうちの少なくとも1つの状況を含む。
【0059】
選択肢として、第1DCIフォーマットはDCIフォーマット1_1、DCIフォーマット0_1、DCIフォーマット1_2、DCIフォーマット0_2のうちの1つを含む。
【0060】
選択肢として、
少なくとも2つのチャネルグループはダウンリンクチャネルを含み、該少なくとも2つのチャネルグループのうちの各チャネルグループは少なくとも1つのダウンリンクチャネルを含み、異なるチャネルグループに含まれるダウンリンクチャネルが異なり、又は、
少なくとも1つのダウンリンクチャネルはN個のダウンリンクチャネルを含み、Nが端末装置の設定したHARQプロセス最大数であり、又は、
該少なくとも1つのダウンリンクチャネルに含まれる各ダウンリンクチャネルに搬送されるHARQプロセスは互いに異なる。
【0061】
本実施形態における各モジュールの機能及び作用の実現過程並びに他の詳しく説明又は定義されていない部分は、上記実施形態1の説明を参照してもよく、ここで詳細な説明は省略する。
【0062】
図5は本願の実施形態4に係る情報送信装置のブロック図である。図5に示すように、該装置はネットワーク装置であり、送信モジュール410を備えてもよいが、それに限らない。
【0063】
送信モジュール410は、第1ダウンリンク制御情報(DCI)を送信することに用いられ、該第1DCIが第1DCIフォーマットを用い、該第1DCIフォーマットに第1情報フィールドが含まれ、該第1情報フィールドがフィードバック情報を送信する時間ユニットを示すことに用いられ、該第1DCIが少なくとも1つのダウンリンクチャネルに対応するフィードバック情報を送信するように端末装置に指示することに用いられ、該第1情報フィールドの指示結果が有効値であり、少なくとも1つのダウンリンクチャネルが目標ダウンリンクチャネルを含み、目標ダウンリンクチャネルが第1DCIと無関係であり、
該第1DCIフォーマットがダウンリンクチャネル伝送をスケジューリングすること又は半静的リソース解放を示すことに用いられる場合、第1情報フィールドの指示結果の値範囲に無効値が含まれる。
【0064】
選択肢として、該目標ダウンリンクチャネルは第2DCIを搬送するダウンリンクチャネル又は第2DCIによりスケジューリングされるダウンリンクチャネルであり、及び/又は、
目標ダウンリンクチャネルは第1チャネルグループに属しなく、該第1チャネルグループは第1DCIを搬送するダウンリンクチャネル又は第1DCIによりスケジューリングされるダウンリンクチャネルの属するチャネルグループであり、及び/又は、
該目標ダウンリンクチャネルに搬送されるハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセス番号と該第1DCIによりスケジューリングされるHARQプロセス番号は異なる。
【0065】
選択肢として、該第1情報フィールドの指示結果が有効値であることは、
該第1DCIフォーマットにおける第1情報フィールドが1つの候補集合に対応し、該候補集合に無効値が含まれ、該第1DCIにおける第1情報フィールドの指示結果が無効値であってはならないこと、
該第1DCIにおける第1情報フィールドに対応する候補集合には無効値が含まれないこと、のうちの少なくとも1つの状況を含む。
【0066】
選択肢として、該第1DCIにおける第1情報フィールドに対応する候補集合には無効値が含まれないことは、
該第1DCIフォーマットにおける第1情報フィールドが少なくとも第1候補集合及び第2候補集合に対応し、該第1DCIにおける第1情報フィールドが第2候補集合に対応し、該第1候補集合に無効値が含まれ、該第2候補集合に無効値が含まれないこと、
該第1DCIフォーマットにおける第1情報フィールドが1つの候補集合に対応し、該候補集合に無効値が含まれ、該第1DCIにおける第1情報フィールドの指示結果が候補集合における無効値である場合、無効値が他の所定の有効値で代替されること、のうちの少なくとも1つの状況を含む。
【0067】
選択肢として、第1DCIフォーマットはDCIフォーマット1_1、DCIフォーマット0_1、DCIフォーマット1_2、DCIフォーマット0_2のうちの1つを含む。
【0068】
選択肢として、
少なくとも2つのチャネルグループはダウンリンクチャネルを含み、該少なくとも2つのチャネルグループのうちの各チャネルグループは少なくとも1つのダウンリンクチャネルを含み、異なるチャネルグループに含まれるダウンリンクチャネルが異なり、又は、
少なくとも1つのダウンリンクチャネルはN個のダウンリンクチャネルを含み、Nが端末装置の設定したHARQプロセス最大数であり、又は、
該少なくとも1つのダウンリンクチャネルに含まれる各ダウンリンクチャネルに搬送されるHARQプロセスは互いに異なる。
【0069】
本実施形態における各モジュールの機能及び作用の実現過程並びに他の詳しく説明又は定義されていない部分は、上記実施形態1及び実施形態2の説明を参照してもよく、ここで詳細な説明は省略する。
【0070】
図6は本願の実施形態5に係る情報受信装置及び/又は情報送信装置のハードウェア構造模式図である。図6に示すように、該装置はプロセッサ510及びメモリ520を備え、該装置の上記各コンポーネントはバスシステムにより相互間の通信接続を実現する。図6に示される装置は上記端末装置又はネットワーク装置に設置されてもよい。
【0071】
メモリ520にはプロセッサ510において実行され得るプログラムが記憶され、プロセッサ510はプログラムを実行するとき、上記方法の具体的な実施形態1における情報受信方法の一部又は全部のステップを実現する。
【0072】
該プロセッサ510は1つの独立した素子であってもよく、複数の処理素子の総称であってもよい。例えば、CPUであってもよく、ASIC又は上記方法を実施するように設定される1つ又は複数の集積回路、例えば少なくとも1つのマイクロプロセッサ(DSP)又は少なくとも1つのプログラマブルゲートアレイ(FPGA)等であってもよい。
【0073】
本願の具体的な実施形態は更にコンピュータ可読記憶媒体を提供し、前記コンピュータ可読記憶媒体にコンピュータプログラムが記憶され、前記コンピュータプログラムが実行されるとき、上記方法の具体的な実施形態における情報受信方法又は情報送信方法の一部又は全部のステップを実現する。
【0074】
本願の具体的な実施形態は更にコンピュータプログラム製品を提供し、前記コンピュータプログラム製品は非一時的コンピュータ可読記憶媒体に記憶され、前記コンピュータプログラムが実行されるとき、上記方法の具体的な実施形態における情報受信方法又は情報送信方法の一部又は全部のステップを実現する。該コンピュータプログラム製品は1つのソフトウェアインストールパッケージであってもよい。
【0075】
本願の具体的な実施形態は更にチップを提供し、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行し、前記チップが取り付けられる装置に上記方法の具体的な実施形態における情報受信方法又は情報送信方法の一部又は全部のステップを実行させるためのプロセッサを備える。
【0076】
本願の具体的な実施形態は更にコンピュータプログラムを提供し、前記コンピュータプログラムが実行されるとき、上記方法の具体的な実施形態における情報受信方法又は情報送信方法の一部又は全部のステップを実現する。
【0077】
本願の具体的な実施形態に説明される方法又はアルゴリズムのステップはハードウェアの方式で実現されてもよく、プロセッサがソフトウェア命令を実行することで実現されてもよい。ソフトウェア命令は対応するソフトウェアモジュールで構成されてもよく、ソフトウェアモジュールはランダムアクセスメモリ(RAM、Random Access Memory)、フラッシュメモリ、読み出し専用メモリ(ROM、Read Only Memory)、消去可能プログラム可能読み出し専用メモリ(EPROM、Erasable Programmable ROM)、電気的消去可能プログラム可能読み出し専用メモリ(EEPROM、Electrically EPROM)、レジスタ、ハードディスク、ポータブルハードディスク、読み出し専用光ディスク(CD-ROM)又は本分野でよく知られているいかなる他の形式の記憶媒体に記憶されてもよい。例示的な記憶媒体がプロセッサに結合されることにより、プロセッサは該記憶媒体から情報を読み取って、該記憶媒体に情報を書き込むことができる。当然ながら、記憶媒体は更にプロセッサの構成部分であってもよい。プロセッサ及び記憶媒体はASICに位置してもよい。また、該ASICはアクセスネットワーク装置、目標ネットワーク装置又はコアネットワーク装置に位置してもよい。当然ながら、プロセッサ及び記憶媒体は個別コンポーネントとしてアクセスネットワーク装置、目標ネットワーク装置又はコアネットワーク装置に位置しもよい。
【0078】
当業者であれば意識できるように、上記1つ又は複数の例では、本願の具体的な実施形態に説明される機能はソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア又はそれらの任意の組み合わせで全体的又は部分的に実現されてもよい。ソフトウェアで実現されるとき、コンピュータプログラム製品の形式で全体的又は部分的に実現されてもよい。前記コンピュータプログラム製品は1つ又は複数のコンピュータ命令を含む。コンピュータにおいて前記コンピュータプログラム命令をロード・実行するとき、本願の具体的な実施形態に記載のプロセス又は機能を全体的又は部分的に発生させる。前記コンピュータは汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク又は他のプログラム可能装置であってもよい。前記コンピュータ命令はコンピュータ可読記憶媒体に記憶され、又は一方のコンピュータ可読記憶媒体から他方のコンピュータ可読記憶媒体まで伝送されてもよく、例えば、前記コンピュータ命令は一方のウェブサイト、コンピュータ、サーバ又はデータセンターから有線(例えば、同軸ケーブル、光ファイバー、デジタル加入者回線(DSL、Digital Subscriber Line))又は無線(例えば、赤外線、無線、マイクロ波等)方式で他方のウェブサイト、コンピュータ、サーバ又はデータセンターまで伝送されてもよい。前記コンピュータ可読記憶媒体はコンピュータにアクセスできるいかなる利用可能媒体あるいは1つ又は複数の利用可能媒体からなるサーバ、データセンター等のデータ記憶装置であってもよい。前記利用可能媒体は磁気媒体(例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、磁気テープ)、光媒体(例えば、デジタルビデオディスク(DVD、Digital Video Disc))、又は半導体媒体(例えば、ソリッドステートディスク(SSD、Solid State Disk))等であってもよい。
【0079】
以上に説明される具体的な実施形態は本願の具体的な実施形態の目的、技術案及び有益な効果を更に詳しく説明したが、理解されるように、以上の説明は本願の具体的な実施形態に過ぎず、本願の具体的な実施形態の保護範囲を制限するためのものではない。本願の具体的な実施形態の技術案に基づいて行われたいかなる修正、等価置換、改良等は、いずれも本願の具体的な実施形態の保護範囲内に含まれるべきである。
【0080】
理解されるように、本願は以上に説明されて図面に示される正確な構造に限定されるのではなく、その範囲を逸脱することなく、種々の修正や変更を行うことができる。本願の範囲は添付の特許請求の範囲のみにより制限される。
図1
図2
図3
図4
図5
図6