(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-01-31
(45)【発行日】2024-02-08
(54)【発明の名称】燃料電池駆動装置を有する自動車の水素タンクをタンク充填する方法、および自動車
(51)【国際特許分類】
F17C 5/06 20060101AFI20240201BHJP
【FI】
F17C5/06
(21)【出願番号】P 2022541915
(86)(22)【出願日】2020-12-23
(86)【国際出願番号】 EP2020087782
(87)【国際公開番号】W WO2021148221
(87)【国際公開日】2021-07-29
【審査請求日】2022-07-07
(31)【優先権主張番号】102020200691.1
(32)【優先日】2020-01-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】DE
(73)【特許権者】
【識別番号】591245473
【氏名又は名称】ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング
【氏名又は名称原語表記】ROBERT BOSCH GMBH
(74)【代理人】
【識別番号】100177839
【氏名又は名称】大場 玲児
(74)【代理人】
【識別番号】100172340
【氏名又は名称】高橋 始
(74)【代理人】
【識別番号】100182626
【氏名又は名称】八島 剛
(72)【発明者】
【氏名】ケマー,ヘラーソン
【審査官】杉田 剛謙
(56)【参考文献】
【文献】特開2013-200020(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2019/0271275(US,A1)
【文献】国際公開第2017/158762(WO,A1)
【文献】米国特許出願公開第2018/0094772(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2018/0259127(US,A1)
【文献】独国特許出願公開第102016217341(DE,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F17C 5/06
B60K 15/00-15/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項2】
前記タンク温度(T)は前記予測される最大の周囲温度(TU,max)に相当し、または前記予測される最大の周囲温度(TU,max)に実質的に相当することを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記自動車(1)のバッテリ(4)を充電するために前記燃料電池駆動装置の作動が開始されることによって、圧力軽減が行われることを特徴とする、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
水素(3)が前記水素タンク(2)から放出されることによって圧力軽減が行われることを特徴とする、請求項1または2に記載の方法。
【請求項5】
前記自動車(1)が自律走行式の自動車(1)であり、前記自動車(1)が自律走行をすることによって圧力軽減が行われることを特徴とする、請求項1または2に記載の方法。
【請求項6】
前記自動車(1)が第1の動作時点に引き続いて作動を開始される、見込まれる第2の動作時点が決定され、前記第2の動作時点のときに前記予測される最大の周囲温度(TU,max)が判定されることを特徴とする、請求項1から5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
水素(3)による前記水素タンク(2)のタンク充填が相互に交代する2回のインターバルで行われ、第1のインターバルでは前記水素タンク(2)の中で水素(3)の許容される最大温度(Tmax)に達するまで水素(3)が前記水素タンク(2)に流入し、第2のインターバルでは水素(3)が前記水素タンク(2)に流入せず、それにより、前記許容される最大温度(Tmax)を有する前記水素タンク(2)内の水素(3)を冷却することができることを特徴とする、請求項1から6のいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
水素タンク(2)と、燃料電池駆動装置と、前記水素タンク(2)のタンク充填を制御するための制御システム(5)とを有する自動車(1)において、前記制御システム(5)は請求項1から7のいずれか1項に記載の方法を実施するためにセットアップされる、自動車。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、燃料電池駆動装置を有する自動車の水素タンクをタンク充填する方法、および自動車に関する。
【背景技術】
【0002】
水素タンクの充填量は、水素タンクで許容される最大のタンク圧力に依存する。さらにタンク圧力は、水素タンク内の水素の温度に依存する。すなわちタンク圧力は、周囲温度が上昇すると高くなる。
【0003】
したがって水素タンクを有する自動車は、通常、望ましい高い充填量で、たとえば現在の周囲温度について最大の充填量で、タンク充填しない。なぜならば周囲温度の上昇などの帰結として水素の温度が上昇すると、タンク圧力が、許容される最大のタンク圧力を超えてしまうからである。
【0004】
それに応じて、周囲温度が非常に高いときでも、許容される最大のタンク圧力よりもタンク圧力が低く保たれる程度にのみ、水素タンクを充填することが知られている。
【発明の概要】
【0005】
本発明は、第1の態様においては、燃料電池駆動装置を有する自動車の水素タンクをタンク充填する方法に関し、この方法は次の各ステップを有する:(a)自動車が作動を開始されるであろう第1の動作時点と、自動車が作動を開始されるであろう第1の動作場所とが決定され、(b)第1の動作場所で第1の動作時点のときに予測される最大の周囲温度が判定され、(c)水素タンクのタンク圧力がタンク温度のもとで許容される最大のタンク圧力に達するまで水素タンクが水素でタンク充填され、タンク温度について次式:タンク温度=[最大の周囲温度;最大の周囲温度+10K]が成り立つ。
【0006】
特に、タンク温度について次式を適用することができる:タンク温度=[最大の周囲温度;最大の周囲温度+5K]またはタンク温度=[最大の周囲温度;最大の周囲温度+2K]。換言すると水素タンクは、タンク温度が少なくとも最大の周囲温度に相当する程度にのみ、および、高くとも最大の周囲温度プラス10K、特にプラス5K、さらには特にプラス2Kに相当する程度にのみ、タンク充填される。
【0007】
それに応じて本発明の方法により、後に予定されている自動車の作動開始前に、タンクでの水素タンクの充填量を最大化することが可能である。それによって本発明の方法により、後の作動開始のもとでの所与の条件を考慮したうえで、水素タンクが最大に充填される。それによって走行距離が長くなり、必要なタンク充填プロセスの回数が減る。
【0008】
たとえば自動車を本発明による方法に基づいて夕方または夜間にタンク充電することができ、第1の動作時点は翌日の朝である。それに応じて夜間の温度のほうが低くなり、水素タンクが最大まで充填されてはならない。というのも、そうしないと、温度が夜間よりも高くなる翌日の朝に、最大限許容されるタンク圧力をタンク圧力が超えることになるからである。
【0009】
その一方で、予測される最大の周囲温度を用いることで、最大限許容されるタンク圧力を超えるタンク圧力の超過を回避するために、蓋然性の低い高すぎる安全係数を、すなわち考えられる高すぎる周囲温度を、考慮に入れる必要はない。
【0010】
むしろ、第1の動作時点すなわち使用時点のときの、第1の動作場所すなわち使用場所での周囲温度を予測することができる。このとき安全係数は、予測される最大の周囲温度を10K、特に5K、または2Kだけ上回ることができる。
【0011】
予測される最大の周囲温度は、たとえば既知の気象データまたは気象予報によって提供することができる。気象データまたは気象予報は、たとえばインターネットを通じて入手することができる。その代替または追加として、前日にその時刻と場所で自動車で測定された周囲温度を援用することができる。
【0012】
第1の動作時点と第1の動作場所は、たとえば車両利用者によって手動設定することができる。このことは自動車での入力によって行うことができる。その代替または追加として、車両利用者のスマートフォンなどの外部機器と自動車とのインターフェースによってこれを行うことができる。スマートフォンは、自動車によって読み取ることができるカレンダーを有することができる。それに応じて自動車は、スマートフォンのカレンダーなどの外部機器のデータを参照して、第1の動作時点と第1の動作場所を自動的に提供するようにセットアップされていてよい。このとき第1の動作場所をGPSデータによって判定することもできる。その追加または代替として、第1の動作時点と第1の動作場所が自動車により固定的に設定されていてよい。さらに、第1の動作時点と第1の動作場所が自動車の利用プロフィールを参照して自動車により判定されることが意図されていてよい。換言すると学習アルゴリズムを設けることができ、これによって自動車が車両利用者の動作時点と動作場所を学習し、判定する。
【0013】
許容される最大のタンク圧力は水素タンクに依存する。許容される最大のタンク圧力は、たとえば875バールであり得る。
【0014】
タンク温度が予測される最大の周囲温度に相当し、または予測される最大の周囲温度に実質的に相当するのが好ましい。タンク温度が予測される最大の周囲温度に実質的に相当することは、技術的に生じる誤差および/または1Kまでの些細な誤差を包含する。それにより、予測される最大の周囲温度を考慮したうえで、水素タンクを最大限に充填することができる。このようにして、燃料電池駆動装置を有する自動車の走行距離が最大化される。
【0015】
さらに、本方法は次のステップをさらに有するのが好ましい:タンク圧力が許容される最大のタンク圧力を超過するであろうことが決定された場合に、水素タンクが圧力軽減される。それに伴い、タンク圧力が予期に反して許容される最大のタンク圧力を超過するであろうシナリオが発生したときのための解決法が提供される。このようにして、水素タンクの損傷を回避することができる。
【0016】
このようなシナリオの1つは、たとえば気象およびこれに伴って実際の周囲温度が第1の動作時点で、またはその前に、および/または第1の動作場所で、予測に反して変化することであり得る。別の例示としてのシナリオは、見込まれる動作時点が延期され、あるいは自動車が作動を開始されないことであり得る。その場合、予測される最大の周囲温度を超えて周囲温度が上昇する可能性があり、許容される最大のタンク圧力を超えるタンク圧力の上昇を同じく生じる可能性がある。
【0017】
このとき、タンク圧力が許容される最大のタンク圧力を超過するか否かを決定するために、周囲温度が自動車の作動開始前のタンク温度を超過するか否かが判定されるのが好ましい。その代替または追加として、タンク圧力を能動的に監視して、これが超過されると見込まれるか否かを決定することが可能である。たとえばこのような種類の決定は、許容される最大のタンク圧力を若干下回る、事前設定されたタンク圧力の限度が超過されることによって行うことができる。これら両方の決定は、その際に場合により生じるたとえば気象の変化や、自動車の作動開始なしでの第1の動作時点の経過などに対して対応できるようにすることを可能にする。
【0018】
このとき、車両を動かすことなく自動車の燃料電池駆動装置の作動が開始されることによって、圧力軽減を行うことが可能である。たとえば後の動作のために自動車の温度調節をすることができる。その代替または追加として、少なくとも1つのシートヒータを作動させ、フロントガラスおよび/またはサイドミラーの霜取りをし、および/またはソフトウェアアップデートをすることができる。この意味において水素タンクの水素による燃料電池駆動装置の動作は、自動車の動作ないし自動車の作動開始に包含される。それに伴い、予測に反して多量にタンク充填されすぎた水素を効率的に利用することができ、許容される最大のタンク圧力を超過することがない。
【0019】
このとき特に、自動車のバッテリを充電するために燃料電池駆動装置の作動が開始されることによって、圧力軽減が行われるのが好ましい。それに応じて、多量にタンク充填されすぎた水素をタンク圧力の低減のために、簡易かつ好都合な方式で自動車のバッテリの充電に利用することができる。
【0020】
その代替または追加として、水素が水素タンクから放出されることによって圧力軽減が行われるのが好ましい。そのために水素タンクのパージ弁を利用することができる。放出される水素をエアマス流で希釈することができる。この態様の圧力軽減は特別に簡易であり、したがって高いコストのかかる制御やプログラミングを必要としない。
【0021】
さらにその代替または追加として、自動車が自律走行式の自動車であり、自動車が自律走行をすることによって圧力軽減が行われるのが好ましい。このような走行は、無人走行および/または運行業務走行であり得る。無人走行では、自動車が乗客なしに走行する。運行業務走行では、自動車によって乗客が対価と引き換えに輸送される。そのために自動車は、スマートフォンなどにインストールすることができる運行業務アプリケーションとリンクするためのインターフェースを有することができる。運行業務アプリケーションはたとえば乗客のスマートフォンに存在していてよく、乗客は運行業務アプリケーションによって、さらに、タンク圧力が高くなりすぎている自動車を運行業務用として照会する。それに応じて、多量にタンク充填されすぎた水素の効率の良い利用が可能である。
【0022】
特に、自動車が自律走行式の自動車である場合、水素タンクのタンク充填を自律的に行うことができる。このようなケースでは、タンク充填が完全自動式に行われる。そして自律走行式の自動車の車両利用者は、自動車が自動的に水素タンクを最大限充填するために、たとえば自宅からいつ出発したいかを指定するだけでよい。
【0023】
さらに、自動車が第1の動作時点に引き続いて作動を開始される、見込まれる第2の動作時点が決定されるのが好ましく、たとえば第1の動作場所で第2の動作時点のときに予測される最大の周囲温度が判定される。このとき、自動車が第1の動作時点に引き続いて作動を開始される、見込まれる第2の動作時点と、場合により自動車が第2の動作時点のときに作動を開始される、見込まれる第2の動作場所とが決定されるのが好ましい場合があり、第2の動作場所で第2の動作時点のときに予測される最大の周囲温度が判定される。このことが有意義であり得るのは、第1の動作時点での自動車の第1の作動開始時に、わずかな量の水素しか水素タンクから消費されない短い動作しか予定されておらず、もしくは行われておらず、第2の動作時点が大幅に後に位置していて、その結果、この第2の動作時点で水素の温度が比較的高くなる可能性があり、そのためタンク圧力が最大限許容されるタンク圧力を超過することになり得る場合である。そのために、第1の動作時点での第1の動作のときにどれだけの量の水素を自動車が消費することになるかの決定が行われることが意図されていてよい。
【0024】
最後に、水素による水素タンクのタンク充填が相互に交代する2回のインターバルで行われるのも好ましく、第1のインターバルでは、水素タンクの中で水素の許容される最大温度に達するまで水素が水素タンクに流入し、第2のインターバルでは水素が水素タンクに流入せず、それにより、許容される最大温度を有する水素タンク内の水素を冷却することができる。許容される最大温度はたとえば80から90℃の範囲内、特に85℃であり得る。
【0025】
したがって、第1のインターバルと第2のインターバルとが互いに交代する。それにより、許容される最大温度が超過されるのを回避することができる。第2のインターバルは、水素タンク内の水素の能動的な冷却によって繰り上げることができる。水素が水素タンクに流入する前に、これを代替的および/または追加的に予冷却することができ、たとえば-20℃から-50℃の領域まで、特に-40℃まで予冷却することができる。相応に予冷却がなされれば、インターバル形式でのタンク充填を場合により省略することができる。
【0026】
本発明は、第2の態様においては、水素タンクと、燃料電池駆動装置と、水素タンクのタンク充填を制御するための制御システムとを有する自動車に関し、制御システムは、本発明の第1の態様に基づく方法を実施するためにセットアップされる。
【0027】
次に、添付の図面を参照しながら本発明について詳しく説明する。特許請求の範囲、発明の詳細な説明、または図面から明らかとなる一切の構成要件は、設計上の具体的事項も含めて、それ自体としても、異なる任意の組合せとしても本発明の要部となり得る。図面はそれぞれ模式的に次のものを示す:
【図面の簡単な説明】
【0028】
【
図1】タンク充填のときの本発明による自動車の実施例を示す透視側面図である。
【
図2】
図1の自動車をタンク充填する本発明の方法を示すグラフ図である。
【発明を実施するための形態】
【0029】
同じ機能や作用形態を有する部材には、
図1および2においてそれぞれ同一の符号が付されている。
【0030】
図1は、水素ディスペンサ6でタンク充填するときの、図示しない燃料電池駆動装置を有する本発明による自動車1の実施例の透視側面図を示している。
【0031】
水素ディスペンサ6は、配管とノズルとによって自動車1に接続される。自動車1の水素タンク2が、水素ディスペンサ6から水素3で充填される。
【0032】
さらに、自動車1はバッテリ4と制御システム5とを備えている。バッテリ5は燃料電池駆動装置によって、および水素タンク2からの水素によって、充電することができる。制御システム5はタンク充填プロセスを制御するための役目を果たす。
【0033】
図2は、
図1の自動車1をタンク充填する本発明による方法のグラフ図を示している。
【0034】
このグラフ図は、水素タンク2への水素3の流動Sないし水素3による水素タンク2の充填と、水素タンク2の中の水素3の温度Tと、水素タンク2の中の水素3のタンク圧力pとが示されたグラフを表している。ここでは横軸にタンク充填プロセスの時間tがプロットされている。縦軸には、水素の温度Tとタンク圧力pがプロットされている。
【0035】
第1のインターバルIで、水素3が流動S.1によって水素タンク2に供給される。このときに水素3のタンク圧力pと温度Tが上昇する。温度Tが許容される最大温度Tmaxに達したときに、または達する前に、流動S.1が中断されてタンク充填プロセスが一時休止される。
【0036】
その後に、水素3が冷却される時間tが待機される第2のインターバルIIが続く。冷却を能動的に補助することができる。
【0037】
第2のインターバルIIの後に、許容される最大温度Tmaxに達するまで、流動S.2によって水素3が水素タンク2に供給される別の第1のインターバルIがあらためて続く。その後に再び第2のインターバルIIが続く。
【0038】
予測される最大の周囲温度TU,maxのもとで許容される最大のタンク圧力pmaxに相当するタンク圧力pに達するまで、このようなインターバル形式のタンク充填プロセスが継続される。このとき予測される最大の周囲温度TU,maxは、見込まれる第1の動作時点と見込まれる第1の動作場所で生じることになる温度である。
【0039】
例示としての1つの適用シナリオについて以下に詳しく説明する。夜1時の周囲温度はTU=10℃である。この時点で自動車1にタンク充填をするものとする。そして自動車1を翌日の朝8時ごろに作動開始するものとする。
【0040】
水素タンク2にどれだけの量の水素3を充填できるかを決定するために、自動車1の使用開始の場所についての気象予報を参照して、朝8時における最大の周囲温度TU,maxが予測される。これは本例ではTU,max=20℃である。それに応じて、たとえば875バールの許容される最大のタンク圧力pmaxと20℃のタンク温度に達するまで、水素タンク2を水素3で充填することができる。
【0041】
そして、車両が予定に反して朝8時には作動開始されず、周囲温度TUが予測された最大の周囲温度TU,max=20℃を超えて上昇すると決定されると、このことは、最大のタンク圧力pmaxを超えるタンク圧力の上昇につながることになる。
【0042】
最大のタンク圧力pmaxの超過を回避するために、自動車1をたとえば作動開始させてバッテリ4を充電し、自律走行させることができ、あるいは水素タンク3からパージ弁によって水素2を放出することができる。
【符号の説明】
【0043】
1 自動車
2 水素タンク
3 水素
4 バッテリ
5 制御システム