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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-01-31
(45)【発行日】2024-02-08
(54)【発明の名称】選択方法及び選択装置
(51)【国際特許分類】
   G06F 30/13 20200101AFI20240201BHJP
   G06F 30/12 20200101ALI20240201BHJP
【FI】
G06F30/13
G06F30/12
【請求項の数】 9
(21)【出願番号】P 2023182214
(22)【出願日】2023-10-24
【審査請求日】2023-11-01
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】306022513
【氏名又は名称】日鉄エンジニアリング株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100149548
【弁理士】
【氏名又は名称】松沼 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100140774
【弁理士】
【氏名又は名称】大浪 一徳
(74)【代理人】
【識別番号】100134359
【弁理士】
【氏名又は名称】勝俣 智夫
(74)【代理人】
【識別番号】100188592
【弁理士】
【氏名又は名称】山口 洋
(74)【代理人】
【識別番号】100217249
【弁理士】
【氏名又は名称】堀田 耕一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100221279
【弁理士】
【氏名又は名称】山口 健吾
(74)【代理人】
【識別番号】100207686
【弁理士】
【氏名又は名称】飯田 恭宏
(74)【代理人】
【識別番号】100224812
【弁理士】
【氏名又は名称】井口 翔太
(72)【発明者】
【氏名】橋本 陽一朗
(72)【発明者】
【氏名】神谷 修一
(72)【発明者】
【氏名】八幡 一義
(72)【発明者】
【氏名】岩田 正幸
(72)【発明者】
【氏名】小崎 賢志
(72)【発明者】
【氏名】尾上 和彦
【審査官】堀井 啓明
(56)【参考文献】
【文献】特開平3-259292(JP,A)
【文献】特開平8-302881(JP,A)
【文献】特開2005-209112(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F30/00-30/28
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
建築物の形状を選択する選択方法であって、
前記建築物の母屋形状にそれぞれ対応する複数の母屋形状画像と、前記建築物の下屋の形状及び配置にそれぞれ対応する複数の下屋配置画像と、を表示部に表示させる表示制御ステップと、
前記表示制御ステップによって前記表示部に表示される前記複数の母屋形状画像のいずれか1つと、前記表示制御ステップによって前記表示部に表示される前記複数の下屋配置画像のいずれか1つと、をユーザに選択させる配置選択ステップと、
を含むことを特徴とする選択方法。
【請求項2】
建築物の形状を選択する選択方法であって、
前記建築物の母屋形状にそれぞれ対応する複数の母屋形状画像を表示部に表示させる形状表示制御ステップと、
前記形状表示制御ステップによって前記表示部に表示される前記複数の母屋形状画像のいずれか1つをユーザに選択させる形状選択ステップと、
前記建築物の下屋の配置及び形状にそれぞれ対応する複数の下屋配置画像のうち、前記形状選択ステップによって選択される前記母屋形状画像のいずれか1つに対応する前記母屋形状、にそれぞれ対応する複数の下屋配置画像を前記表示部に表示させる配置表示制御ステップと、
前記配置表示制御ステップによって前記表示部に表示される前記複数の下屋配置画像のいずれか1つをユーザに選択させる配置選択ステップと、
を備えることを特徴とする選択方法。
【請求項3】
建築物の形状を選択する選択方法であって、
前記建築物の母屋形状にそれぞれ対応する複数の主母屋形状画像を表示部に表示させる第1形状表示制御ステップと、
前記第1形状表示制御ステップによって前記表示部に表示される前記複数の主母屋形状画像のいずれか1つをユーザに選択させる第1形状選択ステップと、
前記第1形状選択ステップにて選択される前記複数の主母屋形状画像のいずれか1つにそれぞれ対応する複数の副母屋形状画像であって、前記建築物の母屋形状にそれぞれ対応する複数の副母屋形状画像を前記表示部に表示させる第2形状表示制御ステップと、
前記第2形状表示制御ステップによって前記表示部に表示される前記複数の副母屋形状画像のいずれか1つをユーザに選択させる第2形状選択ステップと、
前記建築物の下屋の配置及び形状にそれぞれ対応する複数の下屋配置画像のうち、前記第2形状選択ステップによって選択される前記副母屋形状画像のいずれか1つに対応する前記母屋形状、にそれぞれ対応する複数の下屋配置画像を前記表示部に表示させる配置表示制御ステップと、
前記配置表示制御ステップによって前記表示部に表示される前記複数の下屋配置画像のいずれか1つをユーザに選択させる配置選択ステップと、
を備えることを特徴とする選択方法。
【請求項4】
建築物の形状を選択する選択方法であって、
前記建築物の母屋形状にそれぞれ対応する複数の母屋形状画像を表示部に表示させる形状表示制御ステップと、
前記形状表示制御ステップによって前記表示部に表示される前記複数の母屋形状画像のいずれか1つをユーザに選択させる形状選択ステップと、
前記建築物の下屋の相対位置であって、前記形状選択ステップにて選択される前記複数の母屋形状画像のいずれか1つに対する下屋の相対位置、にそれぞれ対応する複数の下屋相対位置画像を前記表示部に表示させる相対位置表示制御ステップと、
前記相対位置表示制御ステップによって前記表示部に表示される前記複数の下屋相対位置画像のいずれか1つをユーザに選択させる相対位置選択ステップと、
前記建築物の下屋の配置及び形状にそれぞれ対応する複数の下屋配置画像のうち、前記形状選択ステップによって選択される前記母屋形状画像のいずれか1つに対応する前記母屋形状、にそれぞれ対応する複数の下屋配置画像であって、前記相対位置選択ステップによって選択される前記複数の下屋相対位置画像のいずれか1つにそれぞれ対応する複数の下屋配置画像を前記表示部に表示させる配置表示制御ステップと、
前記配置表示制御ステップによって前記表示部に表示される前記複数の下屋配置画像のいずれか1つをユーザに選択させる配置選択ステップと、
を備えることを特徴とする選択方法。
【請求項5】
建築物の形状を選択する選択方法であって、
前記建築物の母屋形状にそれぞれ対応する複数の母屋形状画像を表示部に表示させる形状表示制御ステップと、
前記形状表示制御ステップによって前記表示部に表示される前記複数の母屋形状画像のいずれか1つをユーザに選択させる形状選択ステップと、
前記建築物の下屋の配置及び形状にそれぞれ対応する複数の下屋配置画像のうち、前記形状選択ステップによって選択される前記母屋形状画像のいずれか1つに対応する前記母屋形状、にそれぞれ対応する複数の下屋配置画像を前記表示部に表示させる配置表示制御ステップと、
前記配置表示制御ステップによって前記表示部に表示される前記複数の下屋配置画像のいずれか1つをユーザに選択させる配置選択ステップと、
前記形状選択ステップによって選択される前記母屋形状画像のいずれか1つがパラペットを含むか否かを判定するパラペット判定ステップと、
前記パラペット判定ステップにて前記パラペットを含むと判定される場合に、前記配置選択ステップにて選択される前記複数の下屋配置画像のいずれか1つにそれぞれ対応する複数の下屋パラペット画像であって、パラペットの位置が互いに異なる複数の下屋パラペット画像を前記表示部に表示させるパラペット表示ステップと、
前記パラペット表示ステップにて表示される前記複数の下屋パラペット画像のいずれか1つをユーザに選択させるパラペット選択ステップと、
を備えることを特徴とする選択方法。
【請求項6】
前記配置選択ステップにて選択される前記複数の下屋配置画像のいずれか1つにそれぞれ対応する複数の下屋流れ方向画像であって、屋根の流れ方向が互いに異なる複数の下屋流れ方向画像を前記表示部に表示させる流れ方向表示ステップと、
前記流れ方向表示ステップにて表示される前記複数の下屋流れ方向画像のいずれか1つをユーザに選択させる流れ方向選択ステップと、
を更に備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の選択方法。
【請求項7】
前記第2形状選択ステップにて選択される前記複数の副母屋形状画像のいずれか1つに対応する前記母屋形状、に対応する母屋の属性情報と、前記配置選択ステップにて選択される前記複数の下屋配置画像のいずれか1つに対応する前記下屋の配置、に対応する前記下屋の属性情報と、が一致するか否かを判定する属性判定ステップと、
前記属性判定ステップにて一致しないと判定される場合に、前記母屋の属性情報及び前記下屋の属性情報とを別々にユーザから受け付ける受付ステップと、
を更に備えることを特徴とする請求項3に記載の選択方法。
【請求項8】
前記第2形状選択ステップにて選択される前記複数の副母屋形状画像のいずれか1つに対応する前記母屋形状と、前記配置選択ステップにて選択される前記複数の下屋配置画像のいずれか1つに対応する前記下屋の配置と、に基づき、前記建築物のパース図を作成する作成ステップ、
を更に備えることを特徴とする請求項3に記載の選択方法。
【請求項9】
建築物の形状を選択する選択装置であって、
前記建築物の母屋形状にそれぞれ対応する複数の母屋形状画像と、前記建築物の下屋形状にそれぞれ対応する複数の下屋配置画像と、を表示部に表示させる表示制御部と、
前記表示制御部によって前記表示部に表示される前記複数の母屋形状画像のいずれか1つと、前記表示制御部によって前記表示部に表示される前記複数の下屋配置画像のいずれか1つと、をユーザに選択させる選択手段と、
を含むことを特徴とする選択装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、選択方法及び選択装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、屋根の屋根材を積算する等のために、屋根の平面図の情報をコンピュータに入力することが行われていた。
特許文献1は、屋根形状の基本シルエット一覧を表示し、いずれかの基本シルエットを選択することを開示する。この基本シルエット一覧は、母屋の屋根の基本シルエット、下屋および二段葺き降ろしの屋根の基本シルエットの一覧である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2015-158793号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1では、屋根形状の基本シルエット一覧の中から、母屋の屋根、下屋、及び、二段葺き降ろしの基本シルエットのいずれか1つを選択することを開示するに過ぎない。
【0005】
上記事情に鑑み、本開示は、建築物の母屋形状画像のみならず下屋配置画像も、ユーザに容易に選択させることができる選択方法及び選択装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するために、本開示は以下の手段を提案している。
本開示の一態様は、建築物の形状を選択する選択方法であって、前記建築物の母屋形状にそれぞれ対応する複数の母屋形状画像と、前記建築物の下屋の形状及び配置にそれぞれ対応する複数の下屋配置画像と、を表示部に表示させる表示制御ステップと、前記表示制御ステップによって前記表示部に表示される前記複数の母屋形状画像のいずれか1つと、前記表示ステップによって前記表示部に表示される前記複数の下屋配置画像のいずれか1つと、をユーザに選択させる配置選択ステップと、を含むことを特徴とする選択方法を提供する。
本開示の別の一態様は、建築物の形状を選択する選択装置であって、前記建築物の母屋形状にそれぞれ対応する複数の母屋形状画像と、前記建築物の下屋形状にそれぞれ対応する複数の下屋配置画像と、を表示部に表示させる表示制御部と、前記表示制御部によって前記表示部に表示される前記複数の母屋形状画像のいずれか1つと、前記表示制御部によって前記表示部に表示される前記複数の下屋配置画像のいずれか1つと、をユーザに選択させる選択手段と、を含むことを特徴とする選択装置を提供する。
【発明の効果】
【0007】
本開示により、建築物の母屋形状画像のみならず下屋配置画像も、ユーザに容易に選択させることができる選択方法及び選択装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】母屋の第1形状及び第2形状の一例。
図2】母屋及び下屋の配置を説明する平面図の一例。
図3】実施形態の選択方法の概要を説明する第1の説明図。
図4】実施形態の選択方法の概要を説明する第2の説明図。
図5】実施形態の選択方法の概要を説明する第3の説明図。
図6】実施形態の選択方法の概要を説明する第4の説明図。
図7】実施形態の選択方法の処理手順の一例を示す第1のフローチャート。
図8】実施形態の選択方法の処理手順の一例を示す第2のフローチャート。
図9】実施形態の選択装置のハードウェアの構成の一例を示す図。
図10】実施形態における制御部の機能構成の一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本実施形態において、選択装置1(図9参照)は母屋形状画像20及び下屋配置画像30(図3参照)の選択を支援する。これにより、選択装置1は、建築物10(図2参照)の設計を支援する。ここで、母屋形状画像20とは、建築物10の母屋11の形状(母屋形状)に対応する画像を表す。下屋配置画像30とは、建築物10の下屋12の形状及び配置に対応する画像を表す。本開示においては、母屋形状画像20と下屋配置画像30とが平面図である場合について説明する。
【0010】
ここで、建築物10とは規格型システム建築物であってもよい。規格型システム建築物とは、規格化された部材で構成された建築物を表す。規格型システム建築物とは、規格化された部材を組み合わせることで構成された建築物であってもよい。ここで、規格化される部材は、例えば屋根部材、鉄骨部材、基礎部材、外壁部材、免震システム、建具の全部又は一部であってもよく、その他の部材であってもよい。
【0011】
建築物10の種類は特に限定されない。建築物10の種類としては、例えば倉庫であってもよい。建築物10の種類としては、例えば工場であってもよい。建築物10の種類としては、例えば住宅であってもよい。
【0012】
本開示において、母屋11とは敷地内の中心となる主要な建物を表す。本開示において、下屋12とは母屋11に接する形で付属する母屋11より小さな建物を指す。
母屋11の屋根形状は、下屋12の形状及び配置のパターンに影響する場合がある。ここで、パターンとは、母屋11であれば、母屋形状として想定される全て又は一部の母屋形状の複数の組み合わせを示し、下屋12であれば、下屋12の形状及び配置として想定される全て又は一部の下屋12の形状及び配置の複数の組み合わせを示す。母屋11の屋根形状は、一般的に選択される屋根形状であればよく、特に限定されない。母屋11の屋根形状は、例えば図1(a)に示すような山形屋根であってもよい。図1(a)は、母屋11において山形屋根の稜線を直線で示している。母屋11の屋根上に表示されている矢印は、屋根の流れ方向(水が流れる方向)を示している。母屋11の屋根形状は、例えば図1(b1)~(b4)に示すような片流れ屋根であってもよい。母屋11の屋根形状は、例えば図1(c1)~(c4)に示すような三方パラペットであってもよい。図1(c1)~(c4)では、パラペットが設けられている位置を、白抜き太線で表している。母屋11の屋根形状は、例えば図1(d1)~(d4)に示すような山形L字屋根であってもよい。
【0013】
以下、母屋形状のうち、山形屋根、片流れ屋根、三方パラペット、山形L字屋根のような屋根の種類を示すものを第1形状とする。母屋形状のうち、図1の(b1)~(b4)に示すように、屋根の流れ方向(例えば、各図における矢印)や建物の構成などを含めた形状を第2形状とする。ここで、建物の構成とは、母屋の第2形状のうち、屋根の流れ方向を除いた母屋の形状を表す。建物の構成とは、例えば図1の(d1)~(d4)に示すように母屋がL字の建物の場合の、L字の向く方向を示す。
【0014】
図2に示すように、平面図において、母屋11と下屋12とが接する面のそれぞれの辺の長さをL1とL2とする。このとき、図2(a)に示すように、下屋12の辺の長さL2は母屋11の辺の長さL1と同等(L1=L2)であってもよく、図2(b)に示すように、下屋12の辺の長さL2は母屋11の辺の長さL1よりも小さくてもよい(L1>L2)。
【0015】
図2のように、本開示において示される平面図は、D1側を母屋11の正面、D1の反対側を母屋11の背面、D2側を母屋11の左面、D2の反対側を母屋11の右面とする。例えば、後述する表示部101の画面に表示されるときに、画面下側を正面としてもよく、画面上側を背面としてもよく、画面左側を左面としてもよく、画面右側を右面としてもよい。
このとき、下屋12の配置は、例えば図2(a)及び(b)に示すように母屋11の正面であってもよい。下屋12の配置は、例えば母屋11の背面であってもよい。下屋12の配置は、例えば母屋11の左面であってもよい。下屋12の配置は、例えば母屋11の右面であってもよい。
母屋11と下屋12との形状の関係がL1>L2の場合、下屋12は、例えば母屋11のいずれかの面の中央に配置されてもよい。母屋11と下屋12との形状の関係がL1>L2であって、下屋12が母屋11の正面又は背面に配置される場合、下屋12は、例えば、D2側、又はD2の反対側のいずれか一方に寄って配置されていてもよい。母屋11と下屋12との形状の関係がL1>L2であって、下屋12が母屋11の左面又は右面に配置される場合、下屋12は、例えば、D1側、又はD1の反対側のいずれか一方に寄って配置されていてもよい。
【0016】
ここまで、母屋11が単に四角形状である場合について説明したが、母屋形状がL字の場合やその他の形状の場合、上記とは異なる下屋12の配置パターンが設定されてもよい。
【0017】
本開示における選択装置1は、図9図10に示すようにユーザインタフェース60、制御部61、及び記憶部62を備える。ユーザインタフェース60は、表示部101及び入力部102を備える。図9及び図10に示すように、制御部61は、プロセッサ91、メモリ92、入力情報取得部110、表示制御部111、記録部112、及び選別部113を備える。
【0018】
図9は、本実施形態の選択装置1のハードウェアの構成の一例を示す図である。選択装置1は、バスで接続されたCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサ91とメモリ92とを備える制御部61を備え、選択プログラムを実行する。選択プログラムは、選択装置1が備える各機能部の動作を制御するプログラムである。選択装置1は、選択プログラムの実行によってユーザインタフェース60、制御部61及び記憶部62を備える装置として機能する。
【0019】
より具体的には、選択装置1は、プロセッサ91が記憶部62に記憶されている入出力支援プログラムを読み出し、読み出した選択プログラムをメモリ92に記憶させる。プロセッサ91が、メモリ92に記憶させた選択プログラムを実行することによって、選択装置1は、ユーザインタフェース60、制御部61及び記憶部62を備える装置として機能する。
【0020】
ユーザインタフェース60は、表示部101と入力部102とを備える。表示部101は、各種情報を表示する。表示部101は、例えばCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイや液晶ディスプレイ、有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等の出力装置を含んで構成される。表示部101は、これらの出力装置を選択装置1に接続するインタフェースとして構成されてもよい。
【0021】
入力部102は、マウスやキーボード、タッチパネル等の入力端末を含んで構成される。入力部102は、これらの入力端末を選択装置1に接続するインタフェースとして構成されてもよい。入力部102は、選択装置1に対する各種情報の入力を受け付ける。各種情報は、入力端末がどのように操作されたかを示す情報(以下「入力端末操作情報」という。)である。
【0022】
入力端末操作情報は、例えば母屋形状情報を示す。入力端末操作情報は、例えば母屋形状情報の選択の結果を示す。入力端末操作情報は、例えば下屋配置情報を示す。入力端末操作情報は、例えば下屋配置情報の選択の結果を示す。入力端末操作情報は、例えば母屋11及び下屋12の属性情報を示す。ここで、母屋形状情報とは、母屋形状を表す複数の情報であって、母屋形状画像20の生成に用いられる情報を示す。母屋形状を表す複数の情報とは、例えば屋根形状情報である。下屋配置情報とは、下屋12の形状及び配置を表す複数の情報であって、下屋配置画像30の生成に用いられる情報を示す。属性情報とは、例えば建築物10の材料及び色を示す。
このように、入力端末の操作によって入力端末操作情報が入力部102に入力される。入力端末操作情報は、例えば表示部101が表示する画面の変更を指示する操作であってもよい。
【0023】
なお、表示部101と入力部102とは一体のタッチパネルとして構成されてもよい。
【0024】
制御部61は、選択装置1が備える各機能部の動作を制御する。制御部61は、例えば表示部101の動作を制御する。制御部61は、例えば記憶部62に母屋形状情報や下屋配置情報を記録する。
【0025】
記憶部62は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの非一時的コンピュータ読み出し可能な記憶媒体装置を用いて構成される。記憶部62は選択装置1に関する各種情報を記憶する。記憶部62は、例えば選択プログラムを予め記憶する。
【0026】
記憶部62は、例えば予め、母屋形状情報を記憶する。記憶部62は、例えば予め下屋配置情報を記憶する。記憶部62は、母屋形状情報および下屋配置情報を対応付けて記憶していてもよい。
【0027】
記憶部62は、例えば予め母屋形状画像20を記憶する。記憶部62は、例えば予め下屋配置画像を記憶する。記憶部62に記憶される母屋形状画像20及び下屋配置画像30は、予め生成済みであってもよい。
【0028】
記憶部62は、例えば予め、表示部101のサイズを示す情報(以下「表示部サイズ情報」という。)を記憶する。記憶部62は、例えば予め、表示部101上の各位置の座標(以下「表示座標情報」という。)を記憶する。
【0029】
記憶部62は、例えば予め、入力端末操作情報と制御部61が実行する処理との対応関係を示す情報(以下「操作依存処理情報」という。)を記憶する。
【0030】
操作依存処理情報の一例は、例えば母屋形状情報表示処理を示す情報である。母屋形状情報表示処理は、母屋形状情報の入力を実行する予め定められた操作が入力端末に対して行われた場合に入力された母屋形状情報を表示部101に表示させる処理である。
【0031】
操作依存処理情報の一例は、例えばアクティブ情報記録処理を示す情報である。アクティブ情報処理は、表示部101に表示中の画像を選択する予め定められた操作が入力端末に対して行われた場合に選択された画像が選択中であることを記憶部62に記録する処理である。
【0032】
操作依存処理情報は、例えば入力される母屋形状情報に応じて領域A2、領域A3及び領域A4の表示を変更する処理を示す情報である(図4乃至図6を参照)。
【0033】
記憶部62は、例えば予め、表示部101に表示され得る各画像(以下「候補画像」という。)に関する情報である候補画像関連情報を記憶する。例えば、後述するように、図3に示すような組み合わせ画像70や、図4に示すような領域A1に表示される画像と、領域A2に表示される画像と、領域A3に表示される画像と、領域A4に表示される画像とは、いずれも候補画像の一例である。また、候補画像関連情報は、各候補画像のサイズを示す情報を含む。
【0034】
図10は、実施形態における制御部61の機能構成の一例を示す図である。制御部61は、入力情報取得部110、表示制御部111、記録部112及び選別部113を備える。
【0035】
入力情報取得部110は、入力部102に入力された情報を取得する。
【0036】
表示制御部111は、記憶部62に記録された基本操作情報に少なくとも基づき、表示部101の表示を制御する。基本操作情報は、表示部サイズ情報、表示座標情報、操作依存処理情報及び候補画像関連情報である。例えば、入力部102に入力された入力端末の操作を示す情報に基づき、操作依存処理情報、表示部サイズ情報及び表示座標情報を参照して、操作依存処理情報が示す処理を実行する。
【0037】
表示制御部111は、例えば表示部101の動作を制御して、入力部102に入力された母屋形状情報の一部又は全部を、母屋形状画像20として表示部101に表示させる(図3参照)。表示制御部111は、例えば表示部101の動作を制御して、入力部102に入力された下屋配置情報の一部又は全部を、下屋配置画像30として表示部101に表示させてもよく、母屋形状画像20と下屋配置画像30の両方を表示部101に表示させてもよい。
【0038】
以下、表示部101に入力部102に入力された母屋形状情報及び下屋配置情報の一部又は全部を、画像として表示部101に表示させる処理を、画像表示処理という。ここで、画像とは例えば平面図であり、建築物10の形状を示す画像を指す。
図3図6は、画像表示処理の結果として表示部101に表示される画像の一例である。
【0039】
ここで、画像表示処理の結果として、母屋形状画像20と下屋配置画像30とが表示部101に表示されていればよい。母屋形状画像20と下屋配置画像30とは、必ずしも別々に表示されている必要はなく、母屋形状情報と下屋配置情報とを組み合わせた画像が表示されていてもよい。母屋形状画像20と下屋配置画像30とがそれぞれ別々に表示される場合、母屋形状画像20と下屋配置画像30とは、同時に一画面に表示されてもよく、母屋形状画像20と下屋配置画像30とのいずれか一方を選択したのちに他方が表示されてもよい。
【0040】
母屋形状画像20は、後述の主母屋形状画像20a及び副母屋形状画像20bを含んでいてもよい(図4参照)。
【0041】
表示制御部111は、例えば表示部101の動作を制御して、入力部102に入力された母屋形状情報の一部又は全部を、選別部113によって選別し、母屋形状画像20として表示部101に表示させる。母屋形状情報は、選別部113によって例えば屋根形状情報に基づいて選別される。以下、入力部102に入力された母屋形状情報の一部又は全部を、選別部113によって選別し、母屋形状画像20として表示部101に表示させる処理を、選別画像表示処理という。
選別部113によって選別される情報は母屋形状情報に限定されず、下屋配置情報の一部又は全部であってもよく、母屋形状情報と下屋配置情報の両方であってもよい。
【0042】
記録部112は、各種情報を記憶部62に記録する。
【0043】
以下、選択方法について説明する。
(第1実施形態)
第1実施形態の選択方法は、建築物10の形状を選択する方法であって、図7のフローチャートに示すように、表示制御ステップS101と、配置選択ステップS102と、作成ステップS103と、を含む。以下では、図3及び図7を参照して第1実施形態を説明する。
【0044】
第1実施形態における表示制御ステップS101とは、例えば図3のように、建築物10の母屋形状にそれぞれ対応する複数の母屋形状画像20と、建築物10の下屋12の形状及び配置にそれぞれ対応する複数の下屋配置画像30と、を表示部101に表示させるステップを表す。表示制御ステップS101は、例えば、表示制御部111によって実施される。
第1実施形態における配置選択ステップS102とは、表示制御ステップS101によって前記表示部101に表示される前記複数の母屋形状画像20のいずれか1つと、前記表示制御ステップS101によって前記表示部101に表示される前記複数の下屋配置画像30のいずれか1つと、をユーザに選択させるステップを表す。選択装置1は、ユーザの選択結果を受け付ける。第1実施形態において、配置選択ステップS102は、母屋選択ステップS102aと、下屋配置選択ステップS102bと、を含む。配置選択ステップS102は、例えば、入力部102を介してユーザによって実施される。
【0045】
建築物10の母屋形状にそれぞれ対応する複数の母屋形状画像20とは、例えば母屋11の第1形状のパターンを示す複数の画像であってもよく、母屋11の第1形状と第2形状とのパターンを含む複数の画像であってもよい。例えば、母屋形状画像20は、屋根の種類のみ(第1形状のみ)を示す画像であってもよく、屋根の種類に加えて、屋根の流れ方向(第1形状に加えて第2形状)を示す画像であってもよい。
母屋形状画像20が第2形状のパターンを含まない場合、複数の下屋配置画像30が母屋11の第2形状のパターンを含んでいてもよい。その場合、母屋形状画像20の選択によって母屋11の第1形状のみが選択され、下屋配置画像30の選択によって下屋12の配置、及び母屋11の第2形状が選択される。
【0046】
図3のように、表示制御ステップS101によって表示させる画像は、母屋形状画像20と下屋配置画像30とを組み合わせて表示させてもよい。母屋形状画像20と下屋配置画像30とを組み合わせて表示させるとは、母屋形状のパターンのそれぞれと、下屋12の形状及び配置のパターンのそれぞれとを組み合わせた画像を表示させることを表す。この場合、配置選択ステップS102における一度の選択で、母屋形状画像20と下屋配置画像30とを同時に選択させる。以下、母屋形状画像20と下屋配置画像30とを組み合わせて表示させた画像を組み合わせ画像70という。
なお図3は、表示部101に表示される画面の一例を示している。この画面では、母屋形状が山形屋根である場合の組み合わせ画像70の一覧を示している。この画面では、組み合わせ画像70が、画面上下方向、および、画面左右方向に、行列状に並んで配置されている。複数の組み合わせ画像70のうち、母屋11は、いずれも同一の形状(図示の例では矩形状)、同一の大きさである。これらのユーザは、複数の組み合わせ画像70を、入力部102を利用して選択する。選択された組み合わせ画像70は、強調表示されてもよい。強調表示としては、例えば、画像の背景色の変更、画像枠の太線化などが挙げられる。
ここで、図3において、複数の組み合わせ画像70のうち、母屋のみが表示されている画像は、下屋が配置されていないということを意味しており、下屋の非配置を意味している下屋配置画像30の一種であるといえる。
【0047】
複数の母屋形状画像20と複数の下屋配置画像30のそれぞれは、一画面にすべての画像を表示させていてもよく、一画面に一部の画像を表示させていてもよい。一画面に一部の画像を表示させている場合、スクロールバーBによってスクロール可能に表示させていてもよい。
なお図3では、画面に表示されている組み合わせ画像70の母屋形状は全て山形屋根である。この画面では、母屋形状が山形屋根である場合における下屋の形状、配置のパターンについて表示している。母屋形状のその他の形状について、スクロールバーBによって画面をスクロールすることで表示させてもよい。または、後述する第2実施形態のように、組み合わせ画像70を表示させるのではなく、母屋形状画像20を下屋配置画像30とは別に表示させ、母屋形状画像20で選択された母屋形状に対応する下屋配置画像30のみを、表示制御部111が表示部101に表示させてもよい。
【0048】
第1実施形態における選択方法は、建築物10のパース図を作成し、表示させる作成ステップS103をさらに備える。このとき、建築物10のパース図は、配置選択ステップS102において選択された母屋形状画像20に対応する母屋形状情報、及び下屋配置画像30に対応する下屋配置情報に基づき作成され、表示される。パース図は、例えば、制御部61によって作成され、表示制御部111によって表示される。
作成ステップS103によって表示させる図は、パース図に限定されない。作成ステップS103によって作成させる図は、例えば建築物10の外観図であってもよく、建築物10の立体画像であってもよく、建築物10の3Dモデルであってもよい。
選択方法は、作成ステップS103を備えていなくともよい。
【0049】
(第2実施形態)
第2実施形態の選択方法は、建築物10の形状を選択する方法であって、図8のフローチャートに示すように、第1形状表示制御ステップS201と、第1形状選択ステップS202と、屋根形状判定ステップS203と、第2形状表示制御ステップS204と、第2形状選択ステップS205と、相対位置表示制御ステップS206と、相対位置選択ステップS207と、配置表示制御ステップS208と、配置選択ステップS209と、パラペット判定ステップS210と、流れ方向表示ステップS211(パラペット表示ステップS213)と、流れ方向選択ステップS212(パラペット選択ステップS214)と、属性判定ステップS215と、受付ステップS216と、作成ステップS217と、を含む。なお図4は、第2実施形態における表示部101の画面表示の第1例であり、図5は、第2実施形態における表示部101の画面表示の第2例である(ただし、図4及び図5は、各種選択ステップが実施された後の最終的な画面を示している)。以下では、図4図5図6、及び図8を参照して第2実施形態を説明する。
【0050】
第2実施形態における第1形状表示制御ステップS201とは、図4に示すような建築物10の母屋形状にそれぞれ対応する複数の主母屋形状画像20aを表示部101に表示させるステップを表す。主母屋形状画像20aは、表示制御部111によって表示される。第2実施形態における第1形状選択ステップS202とは、第1形状表示制御ステップS201によって表示部101に表示される複数の主母屋形状画像20aのいずれか1つをユーザに選択させるステップを表す。第1形状選択ステップS202は、例えば、入力部102を介してユーザによって実施される。選択装置1は、ユーザからの選択結果を受け付ける。
主母屋形状画像20aとは、母屋11の第1形状を示す画像を表す。第2実施形態における主母屋形状画像20aでは、母屋11の第1形状として、「山形屋根」、「片流れ屋根」、「三方パラペット」、「山形L字」、「片流れL字」、「L字パラペット」、「山形連棟」を文字として示す。主母屋形状画像20aとしては、例えば母屋11の第1形状を示す平面図が表示されていてもよい。主母屋形状画像20aは、図4に示す画面の最上部に位置する領域A1に表示されている。
【0051】
母屋形状として、図5に示すように「山形屋根」又は「山形連棟」が選択された場合、中柱の有無を選択可能な中柱選択画像50を表示させてもよい。中柱選択画像50は、母屋形状が選択された後に表示させることが好ましい。中柱選択画像50は、表示制御部111によって表示される。中柱選択画像50の表示は、例えば、後述する流れ方向表示ステップS211に含まれてもよい。中柱選択画像50の表示は、例えば、表示制御部111によって実施される。
【0052】
第2実施形態における第2形状表示制御ステップS204とは、図4に示すような建築物10の母屋形状にそれぞれ対応する複数の副母屋形状画像20bを表示部101に表示させるステップを表す。副母屋形状画像20bは、表示制御部111によって表示される。第2実施形態における第2形状選択ステップS205とは、第2形状表示制御ステップS204によって表示部101に表示される複数の副母屋形状画像20bのいずれか1つをユーザに選択させるステップを表す。選択装置1は、ユーザからの選択結果を受け付ける。第2形状選択ステップS205は、例えば、入力部102を介してユーザによって実施される。
副母屋形状画像20bとは、母屋11の第2形状を示す画像を表す。本実施形態における副母屋形状画像20bでは、第1形状選択ステップS202によって選択された母屋11の第1形状に対応する母屋11の第2形状のパターンを平面図として示す。副母屋形状画像20bは、図4に示す画面の中段に位置する領域A2に表示されている。なお副母屋形状画像20bについては、主母屋形状画像20aから母屋11の形状が選択された後、対応する画像を表示させてもよい。
【0053】
なお、第2実施形態において、選択された母屋11の屋根形状が「山形屋根」が選択されたか否かを判定する屋根形状判定ステップS203を備える。判定は、例えば、制御部61が実施してもよい。屋根形状判定ステップS203において、「山形屋根」が選択されたと判定された場合、第2形状として選択可能なパターンが存在しない。そのため、屋根形状判定ステップS203において、「山形屋根」が選択されたと判定された場合、後述の第2形状表示制御ステップS204と、第2形状選択ステップS205と、は省略されてもよい。
【0054】
第1形状表示制御ステップS201と、第2形状表示制御ステップS204とを、ひとつのステップとして実施させてもよい。具体的には、選択装置1は、母屋11の第1形状と第2形状とを組み合わせて、複数の母屋形状画像20として表示させてもよい。この場合、第1形状選択ステップS202と、第2形状選択ステップS205とをひとつのステップとして実施させ、一度の選択で、母屋11の第1形状と第2形状と、を選択させることができる。このステップは、例えば、入力部102を介してユーザによって実施される。
【0055】
第2実施形態において、複数の母屋形状を表示部101に表示させるステップを形状表示制御ステップ、表示部101に表示させた複数の母屋形状のいずれか1つを選択させるステップを形状選択ステップとする。
ここで、1つの形状表示制御ステップにおいて表示させる母屋形状は第1形状のみであってもよく、第2形状だけであってもよく、第1形状と第2形状とであってもよい。
形状選択ステップにおいて、母屋11の第1形状と第2形状とを必ずしも個別に選択させる必要はなく、第1形状と第2形状とを組み合わせて同時に選択させてもよい。
【0056】
第2実施形態における相対位置表示制御ステップS206とは、建築物10の下屋12の相対位置であって、形状選択ステップにて選択される複数の母屋形状画像20のいずれか1つに対する下屋12の相対位置、にそれぞれ対応する複数の下屋相対位置画像31を表示部101に表示させるステップを表す。相対位置表示制御ステップS206は、例えば、表示制御部111によって実施される。第2実施形態における相対位置選択ステップS207とは、相対位置表示制御ステップS206によって表示部101に表示される前記複数の下屋相対位置画像31のいずれか1つをユーザに選択させるステップを表す。相対位置選択ステップS207は、例えば、入力部102を介してユーザによって実施される。
図4に示すように、下屋相対位置画像31とは、母屋11に対する下屋12の相対位置を示す画像を表す。具体的には、下屋相対位置画像31は、例えば母屋11の正面、背面、左面、右面をプルダウン表示させて、母屋11の正面、背面、左面、右面のいずれかを選択可能な画像であってもよい。図5に、下屋配置位置として母屋11の正面が選択された下屋相対位置画像31の一例を示す。
【0057】
第2実施形態における配置表示制御ステップS208とは、建築物10の下屋12の配置及び形状にそれぞれ対応する複数の下屋配置画像30のうち、形状選択ステップによって選択される母屋形状画像20のいずれか1つに対応する母屋形状、にそれぞれ対応する複数の下屋配置画像30であって、相対位置選択ステップS207によって選択される複数の下屋相対位置画像31のいずれか1つにそれぞれ対応する複数の下屋配置画像30を表示部101に表示させるステップを表す。複数の下屋配置画像30は、画面中段に位置する領域A3に表示されている。この画面では、下屋配置画像30が、画面上下方向、および、画面左右方向に、行列状に並んで配置されている。配置表示制御ステップS208は、例えば、表示制御部111によって実施される。第2実施形態における配置選択ステップS209とは、配置表示制御ステップS208において表示部101に表示させる複数の下屋配置画像30のいずれか1つをユーザに選択させるステップを表す。配置選択ステップS209は、例えば、入力部102を介してユーザによって実施される。
複数の下屋配置画像30のうち、母屋のみが表示されている画像は、下屋が配置されていないということを意味しており、下屋の非配置を意味している下屋配置画像30の一種であるといえる。
【0058】
ここで、下屋12の配置を選択する際に、例えば相対位置表示制御ステップS206及び相対位置選択ステップS207を省略させてもよい。下屋12の配置が選択される際に、相対位置選択ステップS207のみを省略させてもよい。相対位置選択ステップS207を省略させた場合、下屋配置画像30が複数の下屋相対位置のパターンを含む画像となる。
【0059】
第2実施形態における流れ方向表示ステップS211とは、配置選択ステップS209にて選択される複数の下屋配置画像30のいずれか1つにそれぞれ対応する複数の下屋流れ方向画像40aであって、屋根の流れ方向が互いに異なる複数の下屋流れ方向画像40aを表示部101に表示させるステップを表す。複数の下屋流れ方向画像40aは、画面下段に位置する領域A4に表示されている。この画面では、下屋流れ方向画像40aが、画面左右方向に、列状に並んで配置されている。流れ方向表示ステップS211は、例えば、表示制御部111によって実施される。第2実施形態における流れ方向選択ステップS212とは、流れ方向表示ステップS211にて表示される複数の下屋流れ方向画像40aのいずれか1つをユーザに選択させるステップを表す。流れ方向選択ステップS212は、例えば、入力部102を介してユーザによって実施される。
図4に示すように、下屋流れ方向画像40aとは、下屋12の屋根の傾き方向を示す画像を表す。本実施形態においては、下屋流れ方向を、屋根の傾きの上流側から下流側に向かう矢印で示す。
選択方法は、流れ方向表示ステップS211及び流れ方向選択ステップS212を備えていなくともよい。
【0060】
なお、第2実施形態において、配置選択ステップS209の後、形状選択ステップによって選択される母屋形状画像20のいずれか1つがパラペットを含むか否かを判定するパラペット判定ステップS210を含む。パラペット判定ステップS210によって、母屋形状画像20のいずれか1つがパラペットを含むと判定された場合、下屋12にパラペットを設定できる。判定は、例えば、制御部61が実施してもよい。
【0061】
第2実施形態において、下屋12にパラペットを設定した場合、上述の流れ方向表示ステップS211の代わりにパラペット表示ステップS213が実行され、流れ方向選択ステップS212の代わりにパラペット選択ステップS214が実行される。
【0062】
パラペット表示ステップS213とは、パラペット判定ステップS210にてパラペットを含むと判定される場合に、配置選択ステップS209にて選択される複数の下屋配置画像30のいずれか1つにそれぞれ対応する複数の下屋パラペット画像40bであって、パラペットの位置が互いに異なる複数の下屋パラペット画像40bを表示部101に表示させるステップを表す(図6参照)。パラペット表示ステップS213は、例えば、表示制御部111によって実施される。
パラペット選択ステップS214とは、パラペット表示ステップS213にて表示される前記複数の下屋パラペット画像40bのいずれか1つをユーザに選択させるステップを表す。パラペット選択ステップS214は、例えば、入力部102を介してユーザによって実施される。
下屋パラペット画像40bとは、下屋配置画像30に、パラペットと屋根の流れ方向とを表示した画像を表す。下屋パラペット画像40bにおいては、パラペットが示されていればよく、下屋12の屋根の流れ方向は表示されていなくともよい。ここで、下屋12に設定されるパラペットが三方パラペットである場合、パラペットの設置されていない一面が屋根の傾きの下流側となる。
選択方法は、パラペット判定ステップS210を備えていなくともよい。選択方法は、パラペット表示ステップS213及びパラペット選択ステップS214を備えていなくともよい。
【0063】
第2実施形態における属性判定ステップS215とは、第2形状選択ステップS205にて選択される複数の副母屋形状画像20bのいずれか1つに対応する母屋形状、に対応する母屋11の属性情報と、配置選択ステップS209にて選択される複数の下屋配置画像30のいずれか1つに対応する下屋12の配置、に対応する下屋12の属性情報と、が一致するか否かを判定するステップを表す。判定は、例えば、制御部61が実施してもよい。
属性情報とは、母屋11と下屋12で共通に設定可能な情報を表す。属性情報は、例えば外壁の色である。属性情報は、例えば外壁の材質である。属性情報は、例えば屋根材である。
選択方法は、属性判定ステップS215を備えていなくともよい。
【0064】
第2実施形態における受付ステップS216とは、母屋11の属性情報及び下屋12の属性情報の両方またはいずれか一方の属性情報を入力させるステップを表す。本実施形態において受付ステップS216は、第1受付ステップS216a及び第2受付ステップS216bを備える。受付ステップS216は、例えば、入力部102を介してユーザによって実施される。
【0065】
判定ステップにて一致しないと判定される場合に、母屋11の属性情報及び下屋12の属性情報とを別々にユーザから受け付ける第1受付ステップS216aを備える。
属性判定ステップS215にて母屋11と下屋12の属性情報が一致すると判定された場合、母屋11又は下屋12のいずれか一方の属性情報を入力させる第2受付ステップS216bを備える。
選択方法は、受付ステップS216を備えていなくともよい。
【0066】
第2実施形態における選択方法は、建築物10のパース図を作成する作成ステップS217をさらに備える。このとき、建築物10のパース図は、配置選択ステップS209において選択された母屋形状画像20に対応する母屋形状情報、及び下屋配置画像30に対応する下屋配置情報に基づき作成される。パース図は、例えば、制御部61によって作成され、表示制御部111によって表示される。
作成ステップS217によって作成される図はパース図に限定されない。作成ステップS217によって作成される図は、例えば建築物10の外観図であってもよく、例えば建築物10の立体画像であってもよく、例えば建築物10の3Dモデルであってもよい。
選択方法は、作成ステップS217を備えていなくともよい。
【0067】
(作用・効果)
本開示における選択方法は、建築物10の形状を選択する選択方法であって、建築物10の母屋形状にそれぞれ対応する複数の母屋形状画像20と、建築物10の下屋12の形状及び配置にそれぞれ対応する複数の下屋配置画像30と、を表示部101に表示させる表示制御ステップS101と、表示制御ステップS101によって表示部101に表示される複数の母屋形状画像20のいずれか1つと、表示制御ステップS101によって表示部101に表示される複数の下屋配置画像30のいずれか1つと、をユーザに選択させる配置選択ステップS102と、を含む。
このような構成であれば、表示制御ステップS101において、母屋形状画像20に加えて下屋配置画像30も表示部101に表示させることができ、配置選択ステップS102において、母屋形状画像20に加えて下屋配置画像30も選択させることができる。よって、母屋形状画像20のみならず下屋配置画像30も、ユーザに容易に選択させることができる。
【0068】
本開示の別の様態に係る選択方法は、建築物10の形状を選択する選択方法であって、建築の母屋形状にそれぞれ対応する複数の母屋形状画像20を表示部101に表示させる形状表示制御ステップと、形状表示制御ステップによって表示部101に表示される複数の母屋形状画像20のいずれか1つをユーザに選択させる形状選択ステップと、建築物10の下屋12の配置及び形状にそれぞれ対応する複数の下屋配置画像30のうち、形状選択ステップによって選択される母屋形状画像20のいずれか1つに対応する母屋形状、にそれぞれ対応する複数の下屋配置画像30を表示部101に表示させる配置表示制御ステップS208と、配置表示制御ステップS208によって表示部101に表示される複数の下屋配置画像30のいずれか1つをユーザに選択させる配置選択ステップS209と、を備える。
このような構成であれば、配置表示制御ステップS208において、すでに選択させた母屋形状に対応する複数の下屋配置画像30のみを表示部101に表示させることができる。このため、配置表示制御ステップS208において表示させる下屋配置画像30を絞り込むことができ、配置選択ステップS209において下屋配置画像30を選択させることが容易となる。よって、母屋形状画像20のみならず下屋配置画像30も、ユーザに容易に選択させることができる。
【0069】
本開示の別の様態に係る選択方法は、建築物10の形状を選択する選択方法であって、建築物10の母屋形状にそれぞれ対応する複数の主母屋形状画像20aを表示部101に表示させる第1形状表示制御ステップと、第1形状表示制御ステップによって表示部101に表示される複数の主母屋形状画像20aのいずれか1つをユーザに選択させる第1形状選択ステップS202と、第1形状選択ステップS202にて選択される複数の主母屋形状画像20aのいずれか1つにそれぞれ対応する複数の副母屋形状画像20bであって、建築物10の母屋形状にそれぞれ対応する複数の副母屋形状画像20bを表示部101に表示させる第2形状表示制御ステップS204と、第2形状表示制御ステップS204によって表示部101に表示される複数の副母屋形状画像20bのいずれか1つをユーザに選択させる第2形状選択ステップS205と、建築物10の下屋12の配置及び形状にそれぞれ対応する複数の下屋配置画像30のうち、第2選択ステップによって選択される副母屋形状画像20bのいずれか1つに対応する母屋形状、にそれぞれ対応する複数の下屋配置画像30を表示部101に表示させる配置表示制御ステップS208と、配置表示制御ステップS208によって表示部101に表示される複数の下屋配置画像30のいずれか1つをユーザに選択させる配置選択ステップS209と、を備える。
このような構成であれば、第2形状表示制御ステップS204において、すでに選択された母屋11の第1形状に対応する複数の副母屋形状画像20bのみを表示部101に表示させることができる。このため、第2形状表示制御ステップS204において表示させる副母屋形状画像20bを絞り込むことができ、第2形状選択ステップS205において副母屋形状画像20bを選択させることが容易となる。また、配置表示制御ステップS208において、すでに選択された母屋11の第1形状及び第2形状に対応する複数の下屋配置画像30のみを表示部101に表示させることができる。このため、配置表示制御ステップS208において表示させる下屋配置画像30を絞り込むことができ、配置選択ステップS209において下屋配置画像30を選択させることが容易となる。よって、母屋形状画像20のみならず下屋配置画像30も、ユーザに容易に選択させることができる。
【0070】
本開示の別の様態に係る選択方法は、建築物10の形状を選択する選択方法であって、建築物10の母屋形状にそれぞれ対応する複数の母屋形状画像20を表示部101に表示させる形状表示制御ステップと、形状表示制御ステップによって前記表示部101に表示される前記複数の母屋形状画像20のいずれか1つをユーザに選択させる形状選択ステップと、建築物10の下屋12の相対位置であって、形状選択ステップにて選択される複数の母屋形状画像20のいずれか1つに対する下屋12の相対位置、にそれぞれ対応する複数の下屋相対位置画像31を表示部101に表示させる相対位置表示制御ステップS206と、相対位置表示制御ステップS206によって表示部101に表示される複数の下屋相対位置画像31のいずれか1つをユーザに選択させる位置選択ステップと、建築物10の下屋12の配置及び形状にそれぞれ対応する複数の下屋配置画像30のうち、形状選択ステップによって選択される母屋形状画像20のいずれか1つに対応する母屋形状、にそれぞれ対応する複数の下屋配置画像30であって、相対位置選択ステップS207によって選択される複数の下屋相対位置画像31のいずれか1つにそれぞれ対応する複数の下屋配置画像30を表示部101に表示させる配置表示制御ステップS208と、配置表示制御ステップS208によって表示部101に表示される複数の下屋配置画像30のいずれか1つをユーザに選択させる配置選択ステップS209と、を備える。
このような構成であれば、配置表示制御ステップS208において、すでに選択された母屋形状、及び下屋12の相対位置に対応する複数の下屋配置画像30のみを表示部101に表示させることができる。このため、配置表示制御ステップS208において表示させる下屋配置画像30を絞り込むことができ、配置選択ステップS209において下屋配置画像30を選択させることが容易となる。よって、母屋形状画像20のみならず下屋配置画像30も、ユーザに容易に選択させることができる。
【0071】
本開示の別の様態に係る選択方法は、建築物10の形状を選択する選択方法であって、建築物10の母屋形状にそれぞれ対応する複数の母屋形状画像20を表示部101に表示させる形状表示制御ステップと、形状表示制御ステップによって表示部101に表示される複数の母屋形状画像20のいずれか1つをユーザに選択させる形状選択ステップと、建築物10の下屋12の配置及び形状にそれぞれ対応する複数の下屋配置画像30のうち、形状選択ステップによって選択される母屋形状画像20のいずれか1つに対応する母屋形状、にそれぞれ対応する複数の下屋配置画像30を表示部101に表示させる配置表示制御ステップS208と、配置表示制御ステップS208によって表示部101に表示される複数の下屋配置画像30のいずれか1つをユーザに選択させる配置選択ステップS209と、形状選択ステップによって選択される母屋形状画像20のいずれか1つがパラペットを含むか否かを判定するパラペット判定ステップS210と、パラペット判定ステップS210にてパラペットを含むと判定される場合に、配置選択ステップS209にて選択される複数の下屋配置画像30のいずれか1つにそれぞれ対応する複数の下屋パラペット画像40bであって、パラペットの位置が互いに異なる複数の下屋パラペット画像40bを表示部101に表示させるパラペット表示ステップS213と、パラペット表示ステップS213にて表示される複数の下屋パラペット画像40bのいずれか1つをユーザに選択させるパラペット選択ステップS214と、を備える。
このような構成であれば、配置表示制御ステップS208において、すでに選択させた母屋形状に対応する複数の下屋配置画像30のみを表示部101に表示させることができる。このため、配置表示制御ステップS208において表示させる下屋配置画像30を絞り込むことができ、配置選択ステップS209において下屋配置画像30を選択させることが容易となる。また、パラペット判定ステップS210にて母屋11がパラペットを含むと判定される場合に、複数の下屋パラペット画像40bのいずれか1つをユーザに選択させることができる。よって、母屋形状画像20に加えて下屋配置画像30もユーザに容易に選択させることができる。
【0072】
配置選択ステップS209にて選択される複数の下屋配置画像30のいずれか1つにそれぞれ対応する複数の下屋流れ方向画像40aであって、屋根の流れ方向が互いに異なる複数の下屋流れ方向画像40aを表示部101に表示させる流れ方向表示ステップS211と、流れ方向表示ステップS211にて表示される複数の下屋流れ方向画像40aのいずれか1つをユーザに選択させる流れ方向選択ステップS212と、を更に備えていてもよい。
このような構成であれば、流れ方向表示ステップS211において、すでに選択された母屋11と下屋12との形状及び配置に対応する複数の下屋流れ方向画像40aのみを表示部101に表示させることができる。このため、流れ方向表示ステップS211において表示させる画像を絞り込むことができ、流れ方向選択ステップS212において下屋流れ方向画像40aを選択させることが容易となる。よって、母屋形状画像20及び下屋配置画像30に加え、下屋流れ方向画像40aもユーザに容易に選択させることができる。
【0073】
第2形状選択ステップS205にて選択される複数の副母屋形状画像20bのいずれか1つに対応する母屋形状、に対応する母屋11の属性情報と、配置選択ステップS209にて選択される複数の下屋配置画像30のいずれか1つに対応する下屋12の配置、に対応する下屋12の属性情報と、が一致するか否かを判定する属性判定ステップS215と、属性判定ステップS215にて一致しないと判定される場合に、母屋11の属性情報及び下屋12の属性情報とを別々にユーザから受け付ける第1受付ステップS216aと、を更に備えていてもよい。
このような構成であれば、属性判定ステップS215にて母屋11と下屋12との属性情報が一致すると判定される場合に、母屋11の属性情報又は下屋12の属性情報のいずれか一方の属性情報の入力のみで、母屋11及び下屋12の属性情報の入力を完了させることができる。また、属性判定ステップS215にて一致しないと判定される場合に、母屋11の属性情報及び下屋12の属性情報とを別々にユーザから受け付けるため、母屋11と下屋12との属性情報をそれぞれ設定することができる。よって、母屋11と下屋12との属性情報を統一すること、及び母屋11と下屋12との属性情報を個別に入力させることで、母屋11と下屋12のそれぞれの用途などに合わせて属性情報を個別に設定することのいずれかをユーザに選択させることが可能となる。
【0074】
第2形状選択ステップS205にて選択される複数の副母屋形状画像20bのいずれか1つに対応する母屋形状と、配置選択ステップS209にて選択される複数の下屋配置画像30のいずれか1つに対応する下屋12の配置と、に基づき、建築物10のパース図を作成する作成ステップS217、を更に備えていてもよい。
このような構成であれば、選択される副母屋形状画像20b及び下屋配置画像30に対応する建築物10のパース図を容易に作成することができる。このため、選択される副母屋形状画像20b及び下屋配置画像30に対応する建築物10の構成を、パース図で容易に確認することができる。
【0075】
本開示の別の様態に係る選択装置1は、建築物10の形状を選択する選択装置1であって、建築物10の母屋形状にそれぞれ対応する複数の母屋形状画像20と、建築物10の下屋形状にそれぞれ対応する複数の下屋配置画像30と、を表示部101に表示させる表示制御部111と、表示制御部111によって表示部101に表示される複数の母屋形状画像20のいずれか1つと、表示制御部111によって表示部101に表示される複数の下屋配置画像30のいずれか1つと、をユーザに選択させる選択手段と、を含む。
このような構成であれば、表示制御部111によって、母屋形状画像20に加えて下屋配置画像30も表示部101に表示させることができ、選択手段によって、母屋形状画像20に加えて下屋配置画像30も選択させることができる。よって、建築物10の母屋形状画像20のみならず下屋配置画像30も、ユーザに容易に選択させることができる。
【0076】
以上、この開示の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この開示の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
【0077】
例えば、表示部101における、領域A1~A4の配置は本実施形態に限定されない。例えば、領域A1~A4の位置が入れ替えられていてもよく、領域A1~A4のうちの一部が表示されなくてもよい。
【0078】
その他、本開示の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
【符号の説明】
【0079】
1 選択装置
10 建築物
11 母屋
12 下屋
20 母屋形状画像
20a 主母屋形状画像
20b 副母屋形状画像
30 下屋配置画像
31 下屋相対位置画像
40a 下屋流れ方向画像
40b 下屋パラペット画像
60 ユーザインタフェース
61 制御部
62 記憶部
101 表示部
102 入力部
110 入力情報取得部
111 表示制御部
112 記録部
113 選別部
91 プロセッサ
92 メモリ
【要約】
【課題】建築物の母屋形状画像のみならず下屋配置画像も、ユーザに容易に選択させることができる選択方法及び選択装置を提供する。
【解決手段】建築物の形状を選択する選択方法であって、前記建築物の母屋形状にそれぞれ対応する複数の母屋形状画像と、前記建築物の下屋の形状及び配置にそれぞれ対応する複数の下屋配置画像と、を表示部に表示させる表示制御ステップと、前記表示制御ステップによって前記表示部に表示される前記複数の母屋形状画像のいずれか1つと、前記表示制御ステップによって前記表示部に表示される前記複数の下屋配置画像のいずれか1つと、をユーザに選択させる配置選択ステップと、を含む。
【選択図】図4
図1
図2
図3
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図10