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特許7430229情報提供装置、情報提供方法、およびプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-02-01
(45)【発行日】2024-02-09
(54)【発明の名称】情報提供装置、情報提供方法、およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   G09B 29/00 20060101AFI20240202BHJP
   G06Q 30/0251 20230101ALI20240202BHJP
【FI】
G09B29/00 A
G09B29/00 F
G06Q30/0251
【請求項の数】 8
(21)【出願番号】P 2022139318
(22)【出願日】2022-09-01
【審査請求日】2022-09-14
(73)【特許権者】
【識別番号】500257300
【氏名又は名称】LINEヤフー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100149548
【弁理士】
【氏名又は名称】松沼 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100154852
【弁理士】
【氏名又は名称】酒井 太一
(74)【代理人】
【識別番号】100181124
【弁理士】
【氏名又は名称】沖田 壮男
(74)【代理人】
【識別番号】100194087
【弁理士】
【氏名又は名称】渡辺 伸一
(72)【発明者】
【氏名】金木 雄太
(72)【発明者】
【氏名】田口 雄毅
【審査官】池田 剛志
(56)【参考文献】
【文献】特開2019-028699(JP,A)
【文献】特開平10-039748(JP,A)
【文献】特開2013-160586(JP,A)
【文献】特開平09-292262(JP,A)
【文献】特開2016-191860(JP,A)
【文献】特開2007-328469(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第107909173(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G09B 29/00-29/14
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
地図情報において、ユーザが着目した位置または施設である着目位置の情報を取得する取得部と、
前記取得部が前記着目位置の情報を取得したことに応じて、記憶部に記憶された前記着目位置の近辺の表示する対象の位置または施設である表示対象位置を示す参照情報を参照して、前記地図情報において前記着目位置と前記表示対象位置とを前記ユーザの端末装置の表示部に表示させる表示制御部と、を備え、
前記表示制御部は、
(1)前記ユーザが前記表示部に表示された前記地図情報における検索窓に不完全な住所を入力した場合、前記不完全な住所に対応する位置を示す情報が対応付けられた前記地図情報と、前記不完全な住所から近い交通機関の情報とを、前記ユーザの端末装置の表示部に表示させ、
(2)前記ユーザが前記表示部に表示された前記地図情報における検索窓に駅名またはバス停名を入力した場合、前記駅名またはバス停名に対応する位置が対応付けられた前記地図情報と、前記駅名またはバス停名に対応する路線および交通機関の運行情報を示す情報とを、前記ユーザの端末装置の表示部に表示させ、
(3)前記ユーザが前記表示部に表示された前記地図情報における検索窓に、ワードが入力され、前記ワードから一意に施設または位置が特定されない場合、前記ワードとの関連度が第3閾値以上である複数の施設または位置を示す情報が対応付けられた前記地図情報と、前記関連度が前記第3閾値以上である複数の施設または位置の詳細な情報とを、前記ユーザの端末装置の表示部に表示させ、
(4)前記ユーザが前記表示部に表示された前記地図情報における検索窓に、ワードが入力され、前記ワードから一意に施設または位置が特定される場合、前記ワードとの関連度が前記第3閾値よりも高い第4閾値以上である一意に特定された施設または位置が対応付けられた前記地図情報と、前記関連度が前記第4閾値以上である一意に特定された施設または位置の詳細な情報とを、前記ユーザの端末装置の表示部に表示させる、
情報提供装置。
【請求項2】
前記表示制御部は、
前記(4)の場合において、ユーザが着目した位置または施設である着目位置の情報が取得された場合、前記地図情報において前記着目位置と前記表示対象位置とを前記ユーザの端末装置の表示部に表示させ、
前記(1)、(2)、または(3)の場合において、ユーザが着目した位置または施設である着目位置の情報が取得された場合、前記地図情報において前記着目位置と前記表示対象位置とを前記ユーザの端末装置の表示部に表示させない、
請求項1に記載の情報提供装置。
【請求項3】
前記表示対象位置は、ユーザにレコメンドする対象の位置または施設、話題になっている位置または施設、または前記着目位置に関連する位置または施設である、
請求項1に記載の情報提供装置。
【請求項4】
前記ユーザが着目した位置または施設は、前記ユーザが表示部に表示された位置または施設を選択する操作をした位置または施設、前記ユーザが前記表示部に表示された地図情報において指定した領域に含まれる位置または施設、または前記ユーザが前記表示部に表示された地図情報において拡大する操作に対応する領域に含まれる位置または施設である、
請求項3に記載の情報提供装置。
【請求項5】
前記記憶部には、前記ユーザの特徴ごとの前記参照情報が記憶され、
前記取得部は、更に、前記ユーザの識別情報を取得し、
前記表示制御部は、前記記憶部に記憶された前記ユーザの識別情報と前記ユーザの特徴とが対応付けられた情報から得られた前記ユーザの特徴に応じた前記参照情報を参照して、前記地図情報において前記着目位置と前記表示対象位置とを前記ユーザの端末装置の表示部に表示させる、
請求項4に記載の情報提供装置。
【請求項6】
前記記憶部には、前記ユーザが過去に訪れた施設または位置に対応するユーザの嗜好ごとの前記参照情報が記憶され、
前記取得部は、更に、前記ユーザの識別情報を取得し、
前記表示制御部は、前記記憶部に記憶された前記ユーザの識別情報と前記ユーザの嗜好とが対応付けられた情報から得られた前記ユーザの嗜好に応じた前記参照情報を参照して、前記地図情報において前記着目位置と前記表示対象位置とを前記ユーザの端末装置の表示部に表示させる、
請求項4に記載の情報提供装置。
【請求項7】
コンピュータが、
地図情報において、ユーザが着目した位置または施設である着目位置の情報を取得し、
前記着目位置の情報を取得したことに応じて、記憶部に記憶された前記着目位置の近辺の表示する対象の位置または施設である表示対象位置を示す参照情報を参照して、前記地図情報において前記着目位置と前記表示対象位置とを前記ユーザの端末装置の表示部に表示させ、
(1)前記ユーザが前記表示部に表示された前記地図情報における検索窓に不完全な住所を入力した場合、前記不完全な住所に対応する位置を示す情報が対応付けられた前記地図情報と、前記不完全な住所から近い交通機関の情報とを、前記ユーザの端末装置の表示部に表示させ、
(2)前記ユーザが前記表示部に表示された前記地図情報における検索窓に駅名またはバス停名を入力した場合、前記駅名またはバス停名に対応する位置が対応付けられた前記地図情報と、前記駅名またはバス停名に対応する路線および交通機関の運行情報を示す情報とを、前記ユーザの端末装置の表示部に表示させ、
(3)前記ユーザが前記表示部に表示された前記地図情報における検索窓に、ワードが入力され、前記ワードから一意に施設または位置が特定されない場合、前記ワードとの関連度が第3閾値以上である複数の施設または位置を示す情報が対応付けられた前記地図情報と、前記関連度が前記第3閾値以上である複数の施設または位置の詳細な情報とを、前記ユーザの端末装置の表示部に表示させ、
(4)前記ユーザが前記表示部に表示された前記地図情報における検索窓に、ワードが入力され、前記ワードから一意に施設または位置が特定される場合、前記ワードとの関連度が前記第3閾値よりも高い第4閾値以上である一意に特定された施設または位置が対応付けられた前記地図情報と、前記関連度が前記第4閾値以上である一意に特定された施設または位置の詳細な情報とを、前記ユーザの端末装置の表示部に表示させる、
情報提供方法。
【請求項8】
コンピュータに、
地図情報において、ユーザが着目した位置または施設である着目位置の情報を取得させる処理と、
前記着目位置の情報を取得したことに応じて、記憶部に記憶された前記着目位置の近辺の表示する対象の位置または施設である表示対象位置を示す参照情報を参照して、前記地図情報において前記着目位置と前記表示対象位置とを前記ユーザの端末装置の表示部に表示させる処理と、
(1)前記ユーザが前記表示部に表示された前記地図情報における検索窓に不完全な住所を入力した場合、前記不完全な住所に対応する位置を示す情報が対応付けられた前記地図情報と、前記不完全な住所から近い交通機関の情報とを、前記ユーザの端末装置の表示部に表示させる処理と
(2)前記ユーザが前記表示部に表示された前記地図情報における検索窓に駅名またはバス停名を入力した場合、前記駅名またはバス停名に対応する位置が対応付けられた前記地図情報と、前記駅名またはバス停名に対応する路線および交通機関の運行情報を示す情報とを、前記ユーザの端末装置の表示部に表示させる処理と、
(3)前記ユーザが前記表示部に表示された前記地図情報における検索窓に、ワードが入力され、前記ワードから一意に施設または位置が特定されない場合、前記ワードとの関連度が第3閾値以上である複数の施設または位置を示す情報が対応付けられた前記地図情報と、前記関連度が前記第3閾値以上である複数の施設または位置の詳細な情報とを、前記ユーザの端末装置の表示部に表示させる処理と、
(4)前記ユーザが前記表示部に表示された前記地図情報における検索窓に、ワードが入力され、前記ワードから一意に施設または位置が特定される場合、前記ワードとの関連度が前記第3閾値よりも高い第4閾値以上である一意に特定された施設または位置が対応付けられた前記地図情報と、前記関連度が前記第4閾値以上である一意に特定された施設または位置の詳細な情報とを、前記ユーザの端末装置の表示部に表示させる処理と、
を実行させるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報提供装置、情報提供方法、およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、地図上の施設の位置を含む施設情報から表示対象となる施設を抽出し、画面上に、現在地周辺の地図を表示するとともに、帯状の施設アイコン表示エリアを設け、当該エリア内に抽出した施設のアイコン図形を表示する装置であって、前記施設アイコン表示エリア内の各施設のアイコン図形の配置を、前記移動体の現在地及び方向からみた当該施設の位置に基づいて決定する装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2011-185667号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来の技術では、ユーザに有益な情報を提供することができない場合があった。
【0005】
本発明は、このような事情が考慮されたものであり、ユーザに有益な情報を提供することができる情報提供装置、情報提供方法、およびプログラムを提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様の情報提供装置は、地図情報において、ユーザが着目した位置または施設である着目位置の情報を取得する取得部と、前記取得部が前記着目位置の情報を取得したことに応じて、記憶部に記憶された前記着目位置の近辺の表示する対象の位置または施設である表示対象位置を示す参照情報を参照して、前記地図情報において前記着目位置と前記表示対象位置とを前記ユーザの端末装置の表示部に表示させる表示制御部とを備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一態様によれば、ユーザに有益な情報を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】情報提供システム1の機能構成の一例を示す図である。
図2】インターフェース画面IF1を示す図である。
図3】インターフェース画面IF2を示す図である。
図4】インターフェース画面IF3を示す図である。
図5】インターフェース画面IF4を示す図である。
図6】インターフェース画面IF5を示す図である。
図7】インターフェース画面IF6を示す図である。
図8】インターフェース画面IF7を示す図である。
図9】インターフェース画面IF8を示す図である。
図10】インターフェース画面IF9を示す図である。
図11】情報提供装置50により実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図12】インターフェース画面IF10を示す図である。
図13】インターフェース画面IF11を示す図である。
図14】インターフェース画面IF12を示す図である。
図15】インターフェース画面IF13を示す図である。
図16】対応情報64の内容の一例を示す図である。
図17】ユーザ情報66の内容の一例を示す図である。
図18】種別特定情報68の内容の一例を示す図である。
図19】情報提供装置50により実行される処理の流れの他の一例を示すフローチャートである。
図20】表示対象位置と位置情報とユーザ種別とが対応付けた情報の一例を示す図である。
図21】情報提供装置50により実行される処理の流れの他の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照し、本発明の情報提供装置、情報提供方法、およびプログラムの実施形態について説明する。
【0010】
本実施形態の一態様の情報提供装置は、地図情報において、ユーザが着目した位置または施設である着目位置の情報を取得する取得部と、前記取得部が前記着目位置の情報を取得したことに応じて、記憶部に記憶された前記着目位置の近辺の表示する対象の位置または施設である表示対象位置を示す参照情報を参照して、前記地図情報において前記着目位置と前記表示対象位置とを前記ユーザの端末装置の表示部に表示させる表示制御部とを備える。
【0011】
「位置」は、ある地点であってもよいし、領域であってもよい。表示対象位置は、例えば、ユーザにレコメンドする対象の位置または施設、話題になっている位置または施設、または着目位置に関連する位置または施設である。
【0012】
[情報提供システム]
図1は、情報提供システム1の機能構成の一例を示す図である。情報提供システム1は、例えば、一以上のユーザのユーザ端末装置10と、情報提供装置50とを備える。ユーザ端末装置10と、情報提供装置50とをネットワークを介して互いに通信する。ネットワークNWは、例えば、インターネットやLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、セルラー網などを含む。
【0013】
[ユーザ端末装置]
ユーザ端末装置10は、スマートフォンやタブレット端末、パーソナルコンピュータなどの通信機能等を有するコンピュータ装置である。ユーザ端末装置10のCPU(Central Processing Unit)などのハードウェアプロセッサが、例えば、記憶部に記憶された地図アプリ12を実行することで各種処理を実行する。
【0014】
[情報提供装置]
情報提供装置50は、例えば、地図情報をユーザに提供するサーバである。情報提供装置50は、例えば、情報処理部52と、抽出部54と、表示制御部56と、記憶部60とを備える。情報処理部52と、抽出部54と、表示制御部56とは、例えば、CPUなどのハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。これらの構成要素のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)などのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。プログラムは、予めHDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリなどの記憶装置(非一過性の記憶媒体を備える記憶装置)に格納されていてもよいし、DVDやCD-ROMなどの着脱可能な記憶媒体(非一過性の記憶媒体)に格納されており、記憶媒体がドライブ装置に装着されることで記憶装置にインストールされてもよい。
【0015】
記憶部60は、例えば、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、SDカード、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disc Drive)、レジスタ等によって実現される。また、記憶部60の一部または全部は、NAS(Network Attached Storage)や外部ストレージサーバ装置等であってもよい。記憶部60には、例えば、地図関連情報62が記憶されている。地図関連情報62は、地図情報や、地図情報における施設や位置などの名称、これらに関連する情報であって、例えば、ユーザに提供される情報である。地図関連情報62は、例えば、後述する対応情報64を含む。
【0016】
情報処理部52は、ユーザ端末装置10から各種情報を取得する。情報処理部52は、例えば、ユーザ端末装置10に対してユーザが行った操作の内容を取得する。抽出部54は、情報処理部52が着目位置の情報を取得したことに応じて、情報処理部52が取得した情報および記憶部60に記憶された地図関連情報62に基づいて、着目位置の近辺の表示する対象の位置または施設である表示対象位置を抽出する。表示制御部56は、地図情報において着目位置と表示対象位置とをユーザ端末装置10の表示部に表示させる。
【0017】
[インターフェース画面(その1)]
表示制御部56は、地図情報を含むインターフェース画面IF1をユーザ端末装置10の表示部に表示させる。図2は、インターフェース画面IF1を示す図である。インターフェース画面IF1には、例えば、地図情報においてユーザ端末装置10の位置が示され、領域AR1には検索窓が設けられ、領域AR2には地図において表示させたい施設を選択するためのボタン(例えばレストラン、コンビニ、コーヒなどの施設を選択するためのボタン)が含まれている。例えば、検索窓にワードが入力されると、表示制御部56は、地図関連情報62を参照して、ワードに応じた施設または位置を地図情報に対応付けて表示させる。対応付けて表示とは、例えば当該位置にピンを立てて表示することや、当該位置が他の位置と区別可能に表示すること、当該位置を他の位置よりも強調して表示させることである。例えば、領域AR2において施設が選択されると、表示制御部56は、地図関連情報62を参照して、選択された施設を地図情報に対応付けて表示させる。
【0018】
[インターフェース画面(その2/あいまい検索)]
表示制御部56は、図2の検索窓にあいまいな住所(不完全な住所)が入力された場合、地図関連情報62を参照して、あいまいな住所に応じた位置を対応付けた地図情報であるインターフェース画面IF2を表示部に表示させる。
【0019】
図3は、インターフェース画面IF2を示す図である。インターフェース画面IF2には、例えば、地図情報においてあいまいな住所に応じた位置が示され、領域AR3には検索窓が設けられ、領域AR4にはあいまいな住所に応じた位置の近くの駅(「不完全な住所から近い交通機関の情報」)や地図において表示させたい施設を選択するためのボタンが含まれている。検索窓は、あいまいな住所に応じた位置の周辺の施設や駅、バス停などを検索するための検索窓である。表示制御部56は、図3の検索窓にワードが入力された場合、地図関連情報62を参照して、ワードに応じた位置を地図に表示させる。
【0020】
[インターフェース画面(その3/準ワンマッチ)]
表示制御部56は、図2の検索窓に駅名やバス停など所定のワードが入力された場合、地図関連情報62を参照して、所定のワードに応じた位置を対応付けた地図情報であるインターフェース画面IF3を表示部に表示させる。
【0021】
図4は、インターフェース画面IF3を示す図である。所定のワードとの関連度合が所定度合以上の施設が存在する場合に、インターフェース画面IFIF3が表示される。例えば、駅名やバス停名などの予め定められた施設の名称や略称などが図2の検索窓に入力された場合、インターフェース画面IF3が表示される。インターフェース画面IF2との相違点を中心に説明する。インターフェース画面IF3には、例えば、地図情報において所定のワード(○○駅)に応じた位置(○○駅)が示され、領域AR3には検索窓が設けられ、領域AR4には所定のワードに応じた位置の近くの駅や運行情報(「前記駅名またはバス停名に対応する路線および交通機関の運行情報」)、地図において表示させたい施設を選択するためのボタンや、○○駅において利用可能な路線や電車の出発時刻などの情報が含まれている。
【0022】
[インターフェース画面(その4/複数マッチ)]
表示制御部56は、図2の検索窓にワードが入力された場合、地図関連情報62を参照して、ワードに応じた位置を対応付けた地図情報であるインターフェース画面IF4を表示部に表示させる。ワードとは、例えば、料理のジャンル(例えばラーメン)や、ユーザの目的を示す情報(例えばランチ)などである。
【0023】
図5は、インターフェース画面IF4を示す図である。インターフェース画面IF4には、例えば、地図情報においてワードに応じた一以上の位置(施設)が示され、領域AR5には検索窓が設けられ、領域AR6にはワードに応じた位置に関する情報が含まれている。検索窓は、検索結果から、より詳細にワードに応じた施設または位置を検索するための検索窓である。
【0024】
表示制御部56は、例えば、図2の検索窓に入力されたワードが「ラーメン」である場合、地図情報にはラーメン店が評価と共に表示され、ラーメン店の詳細(施設または位置の詳細は情報)が領域AR6に表示される。上記のようにワードが入力され、ワードから一意に施設または位置が特定されない場合、インターフェース画面IF4が表示される。ワードに応じた施設または位置は、ワードとの関連度が第3閾値以上である施設または位置である。例えば、抽出部54が、ワードと、地図関連情報62の施設または位置の名称や施設または位置に関連付けられた情報との関連度を、予め定められた基準に基づいて取得し、取得した関連度と第3閾値とを比較することで、第3閾値以上の複数の施設または位置を特定する。
【0025】
領域AR6をスクロールさせると他のラーメン店の詳細が表示される。また、インターフェース画面IF4には、領域AR6の情報を並び替えるためのボタンが含まれ、例えば、ボタンが操作されると、営業中のラーメン店や、高評価中のラーメン店、ネット予約可能ラーメン店の詳細な情報が優先的に表示される。
【0026】
[インターフェース画面(その5/ワンマッチ)]
表示制御部56は、図2の検索窓に施設の名称(施設または位置が特定可能なワード)が入力された場合、地図関連情報62を参照して、施設の名称に応じた位置を対応付けた地図情報であるインターフェース画面IF5を表示部に表示させる。図6は、インターフェース画面IF5を示す図である。領域AR4には、検索された施設の詳細は情報(「施設または位置の詳細な情報」)が表示される。
【0027】
上記のようにワードが入力され、ワードから一意に施設または位置が特定された場合、インターフェース画面IF5が表示される。名称またはワードに応じた施設または位置は、ワードとの関連度が第4閾値以上である施設または位置である。例えば、抽出部54が、ワードと、地図関連情報62の施設または位置の名称や施設または位置に関連付けられた情報との関連度を、予め定められた基準に基づいて取得し、取得した関連度と第4閾値とを比較することで、第4閾値以上の1つの施設または位置を特定する。上記の第4閾値以上である施設または位置は、ワードから1つの施設または位置に特定されたことを意味する。例えば、ワードから特定された当該施設または当該位置の関連度が、ワードから特定された他の施設または位置の関連度との乖離度が閾値以上であり、関連度が第4閾値以上である場合、当該施設または当該位置が、ワードに対応する施設または位置となる。
【0028】
[インターフェース画面(その6)]
表示制御部56は、ユーザがインターフェース画面IF5の領域AR4を上方に引き上げるように操作した場合、インターフェース画面IF6を表示部に表示させる。図7は、インターフェース画面IF6を示す図である。インターフェース画面IF6には、前述した図5の領域AR6に含まれていた情報よりも、より詳細な情報が表示される。例えば、店舗の営業時間や、連絡先、利用時の平均的な費用、デリバリーの可否、テイクアウトの可否、支払方法、予約の情報、混雑度などが含まれる。
【0029】
[インターフェース画面(その7)]
表示制御部56は、ユーザが図6のインターフェース画面IF5の領域AR4を下方に引き下げるように操作した場合、インターフェース画面IF7を表示部に表示させる。図8は、インターフェース画面IF7を示す図である。インターフェース画面IF7には、領域AR6が省略され、より広い範囲の地図情報が表示される。
【0030】
[インターフェース画面(その8)]
表示制御部56は、地図情報において着目位置と、ユーザが検索したい着目位置の周辺の施設または位置の情報を入力するための検索窓とを、ユーザ端末装置10の表示部に表示させ、検索窓に、施設または位置の情報が入力された場合、着目位置と検索窓に入力された着目位置の周辺の施設または位置とが対応付けられた地図情報を、ユーザ端末装置10の表示部に表示させる。
【0031】
表示制御部56は、領域AR3の検索窓にワードが入力された場合、インターフェース画面IF8のようにワードに応じた位置または施設(以下、周辺位置)を地図情報に表示させる。これにより、地図情報には、前述した図3図4図6の着目位置と、領域AR3の検索窓に入力されたワードに応じた位置とが表示される。
【0032】
図9は、インターフェース画面IF8を示す図である。インターフェース画面IF8には、着目位置と周辺位置とを含む地図情報と、領域AR7とが含まれる。領域AR7は、周辺位置の詳細が示される領域である。例えば、ワードが駐車場である場合、着目位置の周辺駐車場の詳細は情報として、駐車場の名称や、駐車場から着目位置までの距離、空車の情報などが表示される。
【0033】
[インターフェース画面(その9)]
表示制御部56は、インターフェース画面IF8において、ユーザが所定の駐車場を選択した場合、選択された駐車場の詳細な情報を含むインターフェース画面IF9を表示させてもよい。図10は、インターフェース画面IF9を示す図である。インターフェース画面IF9は、地図情報と、領域AR8とを含む。領域AR8には、例えば、選択された駐車場のより詳細な情報が表示される。
【0034】
[フローチャート(その1)]
図11は、情報提供装置50により実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。まず、情報提供装置50は、検索窓にワードが入力されたか否かを判定する(S100)。ワードが入力された場合、情報処理部52が、入力されたワードを取得し、ワードと、地図関連情報62における施設または位置の情報とをマッチングして、マッチング結果(関連度)を取得する(S102)。例えば、マッチング結果は、上述したように、(1)あいまい検索、(2)準マッチ、(3)複数マッチ、(4)ワンマッチである。あいまい検索がワードと地図情報における施設または位置とのマッチング度が最も低い(第1指標未満のマッチングである)。準マッチは第1指標以上且つ第2指標以下のマッチングがされていることであってもよいし、駅名またはバス停名が入力されたことを条件に、所定の指標を超えるマッチング結果が得られたことであってもよい。複数マッチは、例えば、第1指標または第2指標を超えるマッチングがされていることであるが、複数の施設または位置とマッチングし、ワンマッチは、例えば、第2指標(或いは第2指標よりも大きい第3指標)を超えるマッチングをしていることであり、一つの施設または位置とマッチングしていることである。
【0035】
次に、表示制御部56は、マッチング結果に応じた地図情報をユーザ端末装置10の表示部に表示させる(S104)。次に、情報処理部52は、ユーザが地図情報において周辺を検索する操作を行ったか否かを判定する(S106)。周辺を検索する操作を行っていない場合、本フローチャートの1ルーチンの処理が終了する。周辺を検索する操作を行った場合、表示制御部56は、検索結果に応じた情報をユーザ端末装置10の表示部に表示させる(S108)。これにより本フローチャートの1ルーチンの処理が終了する。
【0036】
[インターフェース画面(その10)]
表示制御部56は、着目位置の情報を取得したことに応じて、着目位置の近辺の表示する対象の位置または施設である表示対象位置が対応付けられた対応情報を参照して、地図情報において着目位置と表示対象位置とを表示部に表示させる。表示制御部56は、例えば、インターフェース画面IF10またはインターフェース画面IF11を表示部に表示させる。
【0037】
地図情報において着目位置と表示対象位置とを表示部に表示させる処理は、上記の(1)-(4)の検索が行われた後のいずれの場合において行われてもよいし、上記の(4)の検索が行われた後において行われ、上記の(1)-(3)の検索が行われた後においても行われなくてもよい。例えば、表示制御部56は、上記の(4)の検索などによって、ユーザが着目する着目位置が一つに絞られた場合に、地図情報において着目位置と表示対象位置とを表示部に表示させてもよい。
【0038】
図12は、インターフェース画面IF10を示す図である。例えば、ユーザが着目位置である「ラーメン店」の位置をタップ操作(「選択する操作」)すると、インターフェース画面IF10のように、ラーメン店の周辺の表示対象位置が地図情報に表示される。
【0039】
図13は、インターフェース画面IF11を示す図である。例えば、ユーザが着目位置である「ラーメン店」の位置をタップ操作すると、インターフェース画面IF11のように、ラーメン店の周辺の表示対象位置が地図情報と、領域AR9において表示対象位置の詳細な情報が表示される。
【0040】
上述した例では、着目位置がタップ操作されると、表示対象位置が表示されるものとして説明したが、これに加えて(または代えて)、ユーザが所定の領域を指定するような操作を行った場合、表示制御部56は、所定の領域に含まれる表示対象位置を地図情報に表示させてもよい。
【0041】
図14は、インターフェース画面IF12を示す図である。インターフェース画面IF12において、ユーザが領域Xを指定すると、表示制御部56は、領域Xに含まれる表示対象位置を地図情報に表示させる。
【0042】
また、ユーザが所定の領域に着目するような操作(例えばピンチアウト操作などの「拡大する操作」)を行った場合、表示制御部56は、着目する領域に含まれる表示対象位置を地図情報に表示させてもよい。図15は、インターフェース画面IF13を示す図である。インターフェース画面IF13において、例えば、着目対象位置付近を拡大するようにピンチアウト操作を行うと、表示制御部56は、ピンチアウト操作によって拡大された領域または領域付近に含まれる表示対象位置を地図情報に表示させる。
【0043】
なお、上記の例では、ユーザが所定の位置または施設を検索した場合の処理において、表示対象位置が表示されるものとして説明したが、これに代えて(これに加えて)、ユーザが所定の位置または施設を検索していない場合において、任意の位置に着目する操作がされた場合、表示対象位置が表示されてもよい。例えば、地図情報を表示させた状態で、任意の位置や現在の位置を指定した場合、その位置の周辺の表示対象位置が地図情報に表示されてもよい。
【0044】
また、上記の例では、地図情報において、着目位置と、表示対象位置とが表示されるものとして説明したが、地図情報において、着目位置と表示対象位置とに加えて、他の施設または位置を示す情報が表示されてもよい。この場合、表示対象位置は、他の施設または位置を示す情報より強調して表示されたり、区別して表示されたりする。
【0045】
[表示対象位置の特定について]
表示制御部56は、対応情報64を参照して、上記のように表示対象位置を地図情報に表示させる。表示制御部56は、記憶部60に記憶されたユーザの識別情報とユーザの特徴とが対応付けられた情報から得られたユーザの特徴に応じた対応情報64を参照して、地図情報において着目位置と表示対象位置とをユーザ端末装置10の表示部に表示させる。
【0046】
図16は、対応情報64の内容の一例を示す図である。対応情報64は、着目位置に対して近辺の施設や位置が対応付けられた情報である。近辺の施設または位置は、例えば、ユーザにレコメンドする対象の位置または施設や、話題になっている位置または施設、前記着目位置に関連する位置または施設などである。
【0047】
対応情報は、複数用意され、ユーザの種別ごとに利用される対応情報が決定されてもよい。抽出部54は、ユーザ情報を参照して、対応情報を特定してもよい。図17は、ユーザ情報66の内容の一例を示す図である。ユーザ情報66は、ユーザ種別と、対応情報とが互いに対応付けられた情報である。例えば、ユーザ種別ごとに、対応付けられる対応情報(ユーザに紹介する表示対象位置)が異なる。抽出部54は、例えば、ユーザ種別Aのユーザに対しては対応情報「001」を用いて近辺の施設または位置を抽出する。
【0048】
例えば、抽出部54は、ユーザ端末装置10から送信されたユーザの識別情報と、記憶部60に記憶されたユーザの識別情報に対応付けられたユーザの特徴を示す情報とに基づいて、ユーザ種別を特定する。例えば、抽出部54は、種別特定情報68を参照して、ユーザ種別を特定する。
【0049】
図18は、種別特定情報68の内容の一例を示す図である。種別特定情報68は、例えば、ユーザ種別とユーザの特徴とが互いに対応付けられた情報である。ユーザの特徴は、例えば、性別や、年齢、住まい(位置情報から特定された住まい)、趣味、よく訪れる施設など種々の情報を含む。例えば、男性、年齢25歳、住まい○○のユーザは、ユーザ種別Aに分類される。抽出部54は、上記のようにユーザの特徴に対応するユーザ種別に応じた表示対象位置を表示させることできる。
【0050】
[フローチャート(その2)]
図19は、情報提供装置50により実行される処理の流れの他の一例を示すフローチャートである。まず、情報提供装置50の情報処理部52が、着目位置を取得したか否かを判定する(S200)。着目位置を取得した場合、抽出部54は、ユーザ端末装置10により提供されたユーザの識別情報からユーザの特徴を取得し(S202)、ユーザの特徴からユーザ種別を特定する(S204)。
【0051】
次に、抽出部54は、ユーザ種別に応じた表示対象位置を抽出する(S206)。次に、表示制御部56は、抽出した表示対象位置をユーザ端末装置10の表示部に表示させる(S208)。これにより本フローチャートの1ルーチンの処理が終了する。なお、上記の処理において、ユーザ種別を特定する処理は省略され、ユーザ種別が考慮されずに表示対象位置が表示されてもよい(後述する図20図21の例でも同様である)。
【0052】
上記の例では、ユーザの特徴によってユーザ種別を特定するものとして説明したが、ユーザの特徴に代えて、ユーザの嗜好によってユーザ種別が特定されてもよい。例えば、種別特定情報68には、ユーザ種別と、ユーザの嗜好を示す情報とが対応付けられている。ユーザの嗜好を示す情報とは、例えば、ユーザが過去に訪れた施設または位置を示す情報である。表示制御部56は、記憶部60に記憶されたユーザの識別情報とユーザの嗜好とが対応付けられた情報から得られたユーザの嗜好に応じた対応情報を参照して、地図情報において着目位置と表示対象位置とをユーザ端末装置10の表示部に表示させる。例えば、ラーメン店に頻繁に訪れているユーザに対しては、人気のあるラーメンや評価の高いラーメン店が表示対象位置として優先的に、または他のユーザよりも積極的に表示される。例えば、美術館や、博物館、映画館などに頻繁に訪れているユーザに対しては、博物館や、画廊、文化施設などが表示対象位置として優先的に、または他のユーザよりも積極的に表示される。なお、ユーザ種別は、上記のユーザの嗜好とユーザの特徴との組み合わせに対して決定されてもよい。
【0053】
[フローチャート(その3)]
前述した図16では、着目位置に対して表示対象位置が対応付けられているものとして説明したが、図20に示すように、表示対象位置と表示対象位置の位置情報とユーザ種別とが対応付けた情報が利用されて、表示対象位置が提供されてもよい。
【0054】
図21は、情報提供装置50により実行される処理の流れの他の一例を示すフローチャートである。本処理では、例えば、ユーザが着目した位置または施設は、ユーザが表示部に表示された位置または施設を選択する操作をした位置または施設であり、図20の情報が利用され、表示対象位置の数が閾値以上または設定数になるように表示対象位置が調整される。表示制御部56は、操作をした位置または施設から所定の範囲内の表示対象位置の数が第1閾値以上になるように、地図情報において着目位置と表示対象位置とをユーザ端末装置10の表示部に表示させる。より具体的には、表示制御部56は、操作をした位置または施設から所定の範囲内の表示対象位置の数が第1閾値以上、且つ第1閾値よりも大きい第2閾値以下となるように、地図情報において着目位置と表示対象位置とをユーザ端末装置10の表示部に表示させる。図19のフローチャートとの相違点を中心に説明する。
【0055】
まず、S200-S204の処理が行われた後、抽出部54は、着目位置に基づく範囲を設定する(S205)。着目位置に基づく範囲とは、例えば、着目位置を中心または基準にした所定の範囲である。
【0056】
次に、抽出部54は、図20で示した情報を参照して、着目位置に基づく範囲におけるユーザ種別に応じた表示対象位置を抽出する(S206)。次に、抽出部54は、表示対象位置の数が閾値(Th)を超えるか否かを判定する(S207)。表示対象位置の数が閾値を超えない場合、ステップS205において、抽出部54が、着目位置に基づく範囲を前回設定した範囲よりも拡張する。そして、S206、S207の処理を行う。表示対象位置の数が閾値を超える場合、表示制御部56が、表示対象位置をユーザ端末装置10の表示部に表示させる(S208)。
【0057】
上記のように、表示対象位置の数が閾値を超えるように、情報提供装置50が調整するため、適切な表示対象位置がユーザに提供される。
【0058】
なお、上記の例では、表示対象位置の下限値が設定されているものとして説明したが、これに代えて(または加えて)、上限値の数が設定されていてもよい。この場合、ユーザには、下限値以上、且つ上限値以下の表示対象位置が提供される。
【0059】
また、ユーザが訪れた表示対象位置は、表示されてなくてもよいし、他の表示対象位置と区別されて表示されてもよい。例えば、表示制御部56は、表示対象位置Aを過去に訪れている場合、表示対象位置Aを示す色彩を、他の表示対象位置を示す色彩と異なる色彩にしてもよい。また、表示対象位置Aに対する操作がされた場合、表示制御部56は、記憶部60に記憶された過去のユーザの位置情報を参照して、表示対象位置Aを訪れた日(または日時)を特定し、日を示す情報をユーザ端末装置10の表示部に表示させてもよい。これにより、ユーザは、自身が訪れた場所を把握しつつ、表示対象位置を認識することができる。
【0060】
以上説明した実施形態によれば、情報提供装置50が、情報処理部52が着目位置の情報を取得したことに応じて、記憶部60に記憶された着目位置の近辺の表示する対象の位置または施設である表示対象位置を示す参照情報を参照して、地図情報において着目位置と表示対象位置とをユーザ端末装置10の表示部に表示させることにより、ユーザに有益な情報を提供することができる。
【0061】
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
【符号の説明】
【0062】
1‥情報提供システム
10‥ユーザ端末装置
50‥情報提供装置
52‥情報処理部
54‥抽出部
56‥表示制御部
60‥記憶部
62‥地図関連情報
【要約】
【課題】ユーザに有益な情報を提供すること。
【解決手段】地図情報において、ユーザが着目した位置または施設である着目位置の情報を取得する取得部と、前記取得部が前記着目位置の情報を取得したことに応じて、記憶部に記憶された前記着目位置の近辺の表示する対象の位置または施設である表示対象位置を示す参照情報を参照して、前記地図情報において前記着目位置と前記表示対象位置とを前記ユーザの端末装置の表示部に表示させる表示制御部とを備える情報提供装置。
【選択図】図1
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
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図10
図11
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図18
図19
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