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特許7430270天井及びダウンライトキャビティと接続した配置のために構成された撮像装置及び筐体
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-02-01
(45)【発行日】2024-02-09
(54)【発明の名称】天井及びダウンライトキャビティと接続した配置のために構成された撮像装置及び筐体
(51)【国際特許分類】
   G01J 5/48 20220101AFI20240202BHJP
   H04N 23/56 20230101ALI20240202BHJP
   H04N 23/51 20230101ALI20240202BHJP
   H04N 23/60 20230101ALI20240202BHJP
   G01J 5/0806 20220101ALI20240202BHJP
   G03B 11/00 20210101ALI20240202BHJP
   G03B 15/00 20210101ALI20240202BHJP
【FI】
G01J5/48 C
H04N23/56
H04N23/51
H04N23/60
G01J5/0806
G03B11/00
G03B15/00 S
【請求項の数】 22
(21)【出願番号】P 2022550214
(86)(22)【出願日】2021-02-16
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-04-13
(86)【国際出願番号】 US2021018232
(87)【国際公開番号】W WO2021167903
(87)【国際公開日】2021-08-26
【審査請求日】2022-09-09
(31)【優先権主張番号】16/796,862
(32)【優先日】2020-02-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】522330636
【氏名又は名称】カルミノ ピーティーワイ エルティーディー.
【氏名又は名称原語表記】Calumino Pty Ltd.
【住所又は居所原語表記】Suite 145 4 Cornwallis Street,Eveleigh,New South Wales 2015 Australia
(74)【代理人】
【識別番号】100121083
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 宏義
(74)【代理人】
【識別番号】100138391
【弁理士】
【氏名又は名称】天田 昌行
(74)【代理人】
【識別番号】100132067
【弁理士】
【氏名又は名称】岡田 喜雅
(74)【代理人】
【識別番号】100137903
【弁理士】
【氏名又は名称】菅野 亨
(72)【発明者】
【氏名】ディントナー フェリックス
(72)【発明者】
【氏名】ステファンソン マーク
【審査官】小澤 瞬
(56)【参考文献】
【文献】特開2010-276598(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2016/0261824(US,A1)
【文献】韓国公開特許第10-2019-0074730(KR,A)
【文献】米国特許出願公開第2018/0109703(US,A1)
【文献】特開2017-091619(JP,A)
【文献】特開2017-078606(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2016/0100086(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2016/0134826(US,A1)
【文献】特表2019-534509(JP,A)
【文献】特開2010-123534(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2018/0091775(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2015/0029320(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01J 5/00 - G01J 5/90
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
アセンブリであって、
ルームの天井の中にダウンライトを収容するために適切なサイズを有する筐体であって、
第1の平面内の円筒基部であって、前記円筒基部は、赤外線放射に対して透明である第1の領域を有前記円筒基部は、前記アセンブリが前記ルームの前記天井に設置されるときにおいての前記アセンブリの底部で前記ルームに面するように構成され、且つ、前記筐体によって画定される内部空間を前記ルームから分離するように構成され、前記円筒基部は、前記筐体によって画定される前記内部空間へのビューを遮断するために前記ルームから見て可視光に対して不透明または半透明である、前記円筒基部と、
前記内部空間を画定するために、前記アセンブリが前記ルームの前記天井に設置されるときにおいての前記第1の領域の上にあるように構成される壁領域と、
を含む前記筐体と、
前記筐体によって画定される前記内部空間内に前記円筒基部に対する予め定められた方位取り付けられ、前記円筒基部の前記第1の領域を通じて、前記アセンブリが前記ルームの前記天井に設置されるときにおいての前記ルームに対する設計された撮像方向で撮像するように構成される赤外線撮像装置と、
を備えた、アセンブリ。
【請求項2】
前記円筒基部フィルム、固体板、または赤外線レンズから成る層を含む、請求項1に記載のアセンブリ。
【請求項3】
前記赤外線撮像装置は、サーマル撮像装置を含み、前記サーマル撮像装置は、約9000ナノメートル~約14000ナノメートルの波長範囲内の放射を検出するように構成される、請求項1に記載のアセンブリ。
【請求項4】
照明ソケットアウトレットの受け部と嵌合するように構成されるネジ式コネクタを更に含み、前記ネジ式コネクタは、少なくとも前記赤外線撮像装置に電力供給するときに前記照明ソケットアウトレットから電気エネルギーを受信するように構成される、請求項1に記載のアセンブリ。
【請求項5】
ダウンライトの半径を有する、前記アセンブリの直下にある円錐形状ビームを提供するように構成された1つ以上の発光ダイオード(LED)を更に備えた、請求項1に記載のアセンブリ。
【請求項6】
様々な異なる色において照射をもたらすように構成された1つ以上の発光ダイオード(LED)と、
前記LEDによって表示される前記異なる色を制御するように構成されたコントローラと、
を更に備えた、請求項1に記載のアセンブリ。
【請求項7】
前記コントローラに結合され、前記コントローラによって表示される前記異なる色と同期された音声伝送をブロードキャストするように構成されたスピーカを更に備えた、請求項6に記載のアセンブリ。
【請求項8】
前記筐体内のプロセッサを更に備え、前記プロセッサは、前記赤外線撮像装置によって収集された画像の画像処理を実行するように構成される、請求項1に記載のアセンブリ。
【請求項9】
前記赤外線撮像装置によって捕捉された赤外線画像を処理のために別個のデバイスに通信するように構成された1つ以上のデータ伝送モジュールを更に備えた、請求項1に記載のアセンブリ。
【請求項10】
前記1つ以上のデータ伝送モジュールは、
Wifi(登録商標)送受信機、無線パーソナルエリアネットワーク送受信機、または無線ローカルエリアネットワーク送受信機、または無線伝送リンク送受信機、またはセルラ通信ネットワーク送受信機、またはそれらの任意の組合せを含む、請求項9に記載のアセンブリ。
【請求項11】
前記無線パーソナルエリアネットワーク送受信機は、Bluetooth(登録商標)送受信機、またはZigbee送受信機を含む、請求項10に記載のアセンブリ。
【請求項12】
前記赤外線撮像装置を動作させるための電力を受信するように構成されたパワーオーバイーサネット(POE)コンポーネントを更に備えた、請求項1に記載のアセンブリ。
【請求項13】
前記赤外線撮像装置は、前記赤外線撮像装置によって撮像された前記ルーム内の人の識別を判定するために必要とされるよりも低い分解能を有する、請求項1に記載のアセンブリ。
【請求項14】
前記赤外線撮像装置は、毎秒9フレーム未満のフレームレートを有する、請求項13に記載のアセンブリ。
【請求項15】
前記赤外線撮像装置は、毎秒1フレームのフレームレートを有する、請求項14に記載のアセンブリ。
【請求項16】
前記赤外線撮像装置によって捕捉された赤外線画像を処理のために別個のデバイスに通信する無線送信機を更に備えた、請求項15に記載のアセンブリ。
【請求項17】
前記無線送信機は、
無線ローカルエリアネットワークと、
パーソナルエリアネットワークと、
無線伝送リンクと、
セルラ通信ネットワークと、
のうちの1つ以上のためのプロトコルを使用して無線信号を伝送する、請求項16に記載のアセンブリ。
【請求項18】
前記無線ローカルエリアネットワークのための前記プロトコルは、Wifi(登録商標)ネットワークのためのプロトコルを含み前記パーソナルエリアネットワークのための前記プロトコルは、Bluetooth(登録商標)ネットワーク、またはZigbeeネットワークのためのプロトコルを含む、請求項17に記載のアセンブリ。
【請求項19】
前記筐体の少なくとも1つの表面は、前記アセンブリが前記ルームの前記天井に設置されるときにおいての前記ルームに対する前記赤外線撮像装置の前記設計された撮像方向を識別するように構成される方位マーカを有する、請求項1に記載のアセンブリ。
【請求項20】
前記円筒基部の前記第1の領域は、
赤外線放射に対して透明な材料であって、前記赤外線撮像装置は、赤外線放射に基づいて撮像するように構成される、前記透明な材料と、
部分的に透明なミラーと、
外部金属層により被膜された視覚的に透明な材料と、
片面ミラーと、
両面ミラーと、
のうちの1つを含む、請求項1に記載のアセンブリ。
【請求項21】
前記円筒基部は、
ポリエチレンと、
ポリプロピレと、
ゲルマニウムと、
シリコンと、
のうちの1つ以上から成る、請求項1に記載のアセンブリ。
【請求項22】
請求項1に記載の前記アセンブリと、
1つ以上のプロセッサと、
前記1つ以上のプロセッサに命令を提供するように構成され、かつ、前記1つ以上のプロセッサに結合された1つ以上のメモリと
備えた、コンピューティングシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願
本出願は、参照によって本明細書にその開示全体が以下に組み込まれる、2020年2月20日に出願され、「IMAGING APPARATUSES AND ENCLOSURES CONFIGURED FOR DEPLOYMENT IN CONNECTION WITH CEILINGS AND DOWNLIGHT CAVITIES」と題する米国特許出願第16/796,862号に対する優先権を主張する。
【0002】
本明細書において開示される少なくともいくつかの実施形態は、概して、セキュリティ、安全性、エネルギー使用率を改善し、人間の占有率及び/又はそれらの活動を検出するために、天井キャビティ内の筐体及び/又はダウンライト固定具を含む天井構造を介して設けられたオーバヘッド照明を有する、ルームなどの空間をモニタ、記録、または撮像する撮像装置に関連し、より具体的に、そのような構造内で赤外線カメラまたはサーマルカメラを配置し、例えば、撮像するシステム及び装置に関する。
【背景技術】
【0003】
関心の活動及び/又は領域についてのルームをモニタする一般的な方法は、ルーム内に、イベントまたは領域を検出することが可能な撮像装置を取り付けることである。撮像装置は、カメラ、構造化光源もしくは同様の装置、またはそのようなデバイスのいくつかの組み合わせを含むことがある。更に、撮像装置は、関心の所望の領域内でイベントを検出し、及び/又はルームのカバー範囲を最大化することを可能にする位置及び方位内に取り付けられることがある。
【0004】
ルーム内に撮像装置を位置付け及び設置する様々な方法、アセンブリ、及び装置が存在する。1つの方法は、単純に、ルーム内の関連する領域を捕捉するために、ルームの天井から、IRカメラなどの撮像装置を吊るすことである。そのような直接的な配置は、特に人がカメラに対してどこを見るか(例えば、ルームの上隅にある撮像デバイスを設置するための一般的な場所)に完全に気付くとき、そのような装置の存在がほぼ常に視認可能であるという欠点を有する。そのようなものとして、いくつかのシナリオでは、違反者は、カメラが容易に見られることを仮定して、モニタされるルーム内で悪事を試みる間、監視カメラの視野を避ける方法が分かることがある。その上、ルーム内の人の福利に対して監視が実行されるいくつかの他のシナリオでは(例えば、高齢者住宅施設、病院など)、視認可能カメラは、監視される人の心理的感性に影響を与えることがあり、それは、それらが活動ルーム内にいるときでさえ、人をあまりアクティブまたは社交的にさせないなどの望ましくない副作用を生じさせることがある。
【0005】
更に、多くの既存の実装態様では、撮像装置のビュー内、すなわち、監視されることになる領域の視野内で曖昧さまたは閉塞を最小にすることを保証するために、設定工程が一般的に必要とされる。そのような設定及び構成がないと、撮像システムは、捕捉された画像内に監視される対象事項が一貫して現れることができないとき、満足でき且つ効果的な方式においてモニタリング及び/又は監視を達成する見込みが低い。加えて、そのような設置及び設定が完全に点検されるときさえ、モニタされるエリア(例えば、ルーム)内のレイアウトは、様々な理由及び必要性に起因して変化することがある。例えば、大型家具または他の背の高いアイテムは、ルーム内で異なる位置に移動することがあり、テーブルまたはベッドは、異なる位置に移動することがある、などである。結果として、前に点検され、相対的に明白な視野が遮断されることになる場合があり、その結果、撮像装置は典型的には、ルームまたは関心の領域内でのそのような変化に対して調節するために再構成または最設置される必要がある。
【0006】
実施形態は、類似した参照が類似した要素を示す添付図面の図において制限としてではなく、例として示される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1A】本明細書における1つ以上の実施形態に従った、ダウンライト内での設置のために適合された実施例の撮像アセンブリの斜視図を例示する。
図1B】本明細書における1つ以上の実施形態に従った、蓋または層を有さず、その内部コンポーネントを示す撮像アセンブリの斜視図を例示する。
図1C】本明細書における1つ以上の実施形態に従った、蓋または層を有する、図2Aにおいて例示された撮像アセンブリの斜視図を示す。
図1D】本明細書における1つ以上の実施形態に従った、図2Bにおいて例示される撮像アセンブリの底面図を示す。
図2A】本明細書における1つ以上の実施形態に従った、円錐上部または円錐台状上部を有する実施例の撮像アセンブリの側面図を例示する。
図2B】本明細書における1つ以上の実施形態に従った、円筒上部を有する実施例の撮像アセンブリの側面図を例示する。
図2C】本明細書における1つ以上の実施形態に従った、角度的に向けられた撮像デバイスについての円筒上部及び突起部を有する実施例の撮像アセンブリの側面図を例示する。
図2D】本明細書における1つ以上の実施形態に従った、円筒上部を有し、天井取り付けハウジング内に包含された実施例の撮像アセンブリの側面図を例示する。
図2E】本明細書における1つ以上の実施形態に従った、ドーム形状開口及びトップダウンビューを撮像するように構成された撮像デバイスを有する実施例の撮像アセンブリの側面図を例示する。
図2F】本明細書における1つ以上の実施形態に従った、ドーム形状開口及びルームの側面ビュー(「ルーム内」ビュー)をもたらすように構成された角度的に向けられた撮像デバイスを有する実施例の撮像アセンブリの側面図を例示する。
図2G】本明細書における1つ以上の実施形態に従った、立方形状ハウジング内にあり、トップダウンビューを撮像するように構成された撮像デバイスを有する実施例の撮像アセンブリの斜視図を例示する。
図2H】本明細書における1つ以上の実施形態に従った、立方形状ハウジング内にあり、ルームの側面ビュー(「ルーム内」)をもたらすように構成された撮像デバイスを有する実施例の撮像アセンブリの斜視図を例示する。
図3A】本明細書における1つ以上の実施形態に従った、ダウンライト内での設置のために適合され、角度付けられた撮像のための突起部を有する別の実施例の撮像アセンブリの斜視図を示す。
図3B】本明細書における1つ以上の実施形態に従った、その下の側面画像を捕捉するための角度方位内にサーマルセンサ324を包含した突起部を有する図3Aの実施例の撮像アセンブリの側面図を示す。
図3C】本明細書における1つ以上の実施形態に従った、その下の側面画像を捕捉するための角度方位内に位置付けられた内部サーマルセンサ324を有する別の実施例の撮像アセンブリの側面図を示す。
図3D】本明細書における1つ以上の実施形態に従った、内部サーマルセンサ324及びサーマルセンサに対する角度方位内で受信された画像を反映するように位置付けられたミラーを有する別の実施例の撮像アセンブリの側面図を示す。
図4】本明細書における1つ以上の実施形態に従った、ルームの天井内の位置に位置付けられた実施例の撮像アセンブリを例示する。
図5】本明細書における1つ以上の実施形態に従った、赤外線撮像装置またはサーマル撮像装置を含む内部コンポーネントを示す撮像アセンブリを例示する。
図6】本明細書における1つ以上の実施形態に従った、電子サブコンポーネント及びプロセシングサブコンポーネントを含む内部コンポーネントを示す撮像アセンブリを例示する。
図7】A~Bは、本明細書における1つ以上の実施形態に従った、例示的な撮像アセンブリを例示し、Aは、所望の視野との位置合わせを可能にする底面上に位置合わせマークを有し、Bはそのような視野内の客体がどのように位置合わせされるかの実施例を例示する。
図8】A~Cは、本明細書における1つ以上の実施形態に従った、例示的な撮像アセンブリを例示し、Aは、角度付けられた撮像のための突起部を有し、Bは、底面上に位置合わせマークを有し、Cは、そのような撮像アセンブリを視野とどのように位置合わせすることができるかを示す。
図9】A~Bは、本明細書における1つ以上の実施形態に従った、例示的な撮像アセンブリを例示し、Aは、角度方位内で位置付け可能なセンサを有し、Bは、ルーム内で撮像される視野を調節するために軸の周りでアセンブリを傾けまたは回転させることを介して移動することができる光学軸を有する。
図10】本明細書における1つ以上の実施形態に従った、撮像アセンブリを伴う取り付け構成及び測定に関連する態様を例示する。
図11】本明細書における1つ以上の実施形態に従った、撮像アセンブリの取り付け位置の間の幾何学関係、撮像アセンブリ内に収容された撮像装置の光学軸の方位、撮像装置の視野、及びアセンブリ内に収容された撮像装置から取得された画像内の捕捉することができるルーム内の空間を例示する。
図12】本出願の1つ以上の実施形態に従った、いくつかのコンポーネントを実施するために使用することができるデータプロセシングシステムを例示する。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下の説明及び図面は例示であり、限定的と解釈されるべきではない。完全な理解を提供するために、多数の具体的な詳細が説明される。しかしながら、特定の例では、説明を分かりにくくすることを回避するために周知のまたは従来の詳細は説明されていない。本開示の一実施基体(one embodiment)または一実施形態(an embodiment)に対する参照は、必ずしも同じ実施形態に対する参照ではなく、そのような参照は少なくとも1つを意味する。
【0009】
以下は、最新技術に関して、特に、モニタリング、監視、及びアラーム能力をもたらす赤外線(サーマルなど)撮像システムまたは検知システムに関して改善する撮像アセンブリ、装置、システム、及び方法を全体的に説明する。本明細書で使用されるように、そのような赤外線撮像は、赤外線放射の範囲、すなわち、約700ナノメートル~約1ミリメートルの波長にわたって行われてもよいと共に、サーマル撮像は、約9000ナノメートル~約14000ナノメートルの範囲にある波長を指す。本明細書で説明されるアセンブリ、装置、システム、及び方法は、関心の活動及び領域をより効率的に分析するために、視覚的にあまり侵入的でない、または心理的にあまり侵入的でないモニタリング、監視、及び/又はアラームシステムを提供する様々なIR/サーマル撮像特徴及び機能性と連動して、既存のダウンライト設計を利用することができる。本撮像アセンブリのいくつかの実施形態では、例えば、撮像要素は、人がテーブルまたはベッドの背後を歩き、または背後に落ちるときに生じる閉塞を低減させるように、ルームの上から直接関心の活動をモニタすることが可能である。
【0010】
更に、本撮像アセンブリは、パブリックビューから撮像装置を隠すことを促進する、ダウンライト内でのそれらの配置に関連する特徴を含んでもよい。いくつかの実施形態では、例えば、撮像デバイスは、それ自体が、第1の領域(すなわち、開口)、表面の部分(例えば、台座)、または撮像アセンブリの表面の全体を通じた、不透明層、IR透過層(例えば、フィルム、固体板など)などを含むレンズ(例えば、赤外線レンズ)及び/又は材料の使用によってビューから隠されてもよい。そのような実施形態では、撮像アセンブリの真下にいる人は、裸眼によって撮像アセンブリの存在または内部構造に関する情報を取得することが可能ではない。そのようなものとして、本革新は、エリア内の個人が撮像装置に気付きまたは避ける懸念なしにエリアをモニタ/監視する改善された様式を提供する。更に、モニタされる個人が撮像アセンブリに気付かないので、モニタされるものに対してカメラが有することがある心理的効果が取り除かれ、それは、真の(改変されるものに対する)振る舞いの捕捉を可能にすることができ、監視下になる既知のエリアを回避する個人の不存在など、全体的に異なる応答を捕捉することを回避することができる。その上、開示される技術は、簡単な設置、使用、及びメンテナンスを伴う。いくつかのケースでは、例えば、ここでの実施形態は、標準的なダウンライトレセプタクルに単純にネジ止めされてもよく、完全に動作するために関連するモニタリングシステムに無線で接続されてもよい。
【0011】
更に、既存の撮像ハードウェアの取り付け及び設定は、達成することが困難であることが典型的であり、技術的スキルを有する人及びツールがルーム内で撮像装置を適切に設置及び構成することを必要とすることが多い。概して、関心の領域をカバーするために必要な取り付け位置及び方位を達成するために、いくつかの技術的スキルの知識を有する人及びビデオ監視の態様が必要とされることがある。例えば、設置者は、撮像装置によって記録される画像を表示するために特殊化モニタリングデバイスを必要とすることがあり、その結果、設置者は、適切な位置合わせを達成するために、特殊化モニタリングデバイス上の表示に基づいて、撮像デバイスの方位を調節する。
【0012】
本開示では、撮像装置は、撮像装置の設置を簡易化すると共に、撮像装置をモニタされることになる視野と適切に位置合わせするように適合された取り付け面を有する筐体内に収容されるように構成される。例えば、撮像アセンブリは、関心のエリアのトップダウンビューを達成するためにルームの中心に向かって、または関心のエリアの側面ビューを達成するために天井上の隅もしくはほぼ隅の位置に向かって設置されてよく、または更にルームの壁に対して垂直に、設置されてもよい。
【0013】
プライバシの考慮事項に関して、本明細書における実装態様は、赤外線/サーマルシグネチャの認知を上回って記録及び/又は撮像された内容がないことに起因して、いずれかの特定の個人の活動の識別を回避する、低分解能赤外線/サーマルカメラなどの赤外線/サーマルカメラを使用してルームをモニタすることができる。低分解能赤外線/サーマルカメラまたは赤外線/サーマルセンサは、上昇した体温によって人間を検出することができるが、識別に関する判定(複数可)を行うために必要な更なる撮像内容または被写体の個人に関する他のセンシティブな内容を欠いている。
【0014】
更に、本開示の実施形態に従って、そのような低分解能赤外線/サーマル撮像装置は、視覚的に不透明であるが、赤外線/サーマル放射透明材料の背後に隠されてもよく、それは、特に識別ではなく検出のためにのみモニタされる被写体に関して、モニタされることになる個人によって気が付かれたり不安を持たれることを回避するための更なる別の技術的解決策を提供する。
【0015】
他の実施形態では、開示される技術の技術的解決策は、電力供給装置についてのケーブルの別個の設置及び/又は記録された画像のデータ伝送を必要とする撮像装置の設置と関連付けられた欠点を回避する。ここでの実施形態は、例えば、画像装置及び関連する電子機器に電力供給するために、照明ソケットによって提供されるAC電圧を利用することができる。更に、多くの無線撮像装置は典型的には、低分解能カメラ、標準分解能カメラ、または高分解能カメラによる視覚的モニタリングから無線で伝送されることになる相対的に大きなデータボリュームに起因して、非常に制限された動作時間を有する。ビデオカメラを使用するモニタリングデバイスは、例えば、典型的には、モニタされるエリアの良好な認識のために約320×240画素を上回る分解能を必要とし、典型的には、毎秒1フレームを越えて稼働する。本明細書における特定の実施形態は、検出された画像内で捕捉された特定の個人として、そのような事項を識別することと関連付けられた高分解能を必要としない、特定の赤外線/サーマル撮像装置の使用を介してそのような帯域幅制約及び欠点を克服する。
【0016】
図面を参照して、開示される技術は、とりわけ、撮像装置の筐体を介して設置及び位置合わせを簡易化し、筐体内に撮像装置を隠す技術的解決策を提供する。
【0017】
図1Aは、本明細書における1つ以上の実施形態に従った、モニタされることになるルーム、玄関ホール、または他のエリアの上にある天井内での設置のために適合されたダウンライトの形状にある実施例の撮像アセンブリの斜視図を例示する。図1Aを参照して、撮像アセンブリ101は、ダウンライト照明アセンブリの形式において形状付けられ及び適合され、撮像装置(図1には示されず、図1Bの要素106、及び図5の要素175を参照されたい)を保持するように設計された筐体として構築されてもよい。いくつかの実施形態では、撮像装置は、第1の領域または層102によって覆われた基部103の開口104(以下、「開口104」)を通じて画像を捕捉するように方位付けられてもよい。赤外線放射に対してそれが透過的であると共に、それは、不透明であってもよく、またはそうでなければ、可視光のスペクトル内で、すなわち、裸眼に対して開口として感知されないことがあるので、この第1の領域は、開口と称される。撮像装置は、筐体内で固定されてもよく、特に、筐体及び開口に対して位置合わせされてもよく、その結果、アセンブリがルームの既存のダウンライトレセプタクル(例えば、天井、壁などの中の)に挿入されるとき、撮像装置は、モニタされることになるルームに対する既知の且つ望ましい方位にある。いくつかの実施形態では、開口104は、基部103の全体または基部103のいずれかの部分を通じて延在することができる。
【0018】
いくつかの実施形態では、それを通じて知覚/撮像情報(赤外線放射、及び/又はサーマル放射)を検出及び/又は受信するように撮像装置が構成された開口104は、IR透過的で、なおも光学的に不透明な層102(例えば、フィルム、固体板、赤外線レンズ、またはいずれかの他の光学要素)により覆われてもよい。層102に加えて、筐体は、光学的に不透明な材料から製造されてもよい。そのような材料は、ポリエチレン(PE)またはポリプロピレン(PP)などのポリマ材料から成ってもよい。それから層及び/又は筐体が成るポリマ材料は、人間の目に対する視覚的帯域内で白且つ非透明に見えることがあるが、赤外線帯域内で透明であることがある。それらの材料は、ゲルマニウム(Ge)またはシリコン(Si)など、他の視覚的に非透明であるが、赤外線透明材料を含んでもよい。それらの材料は、人間の目に対し、不透明またはそうでなければ非透明に見え、そのような材料を通じた視覚的帯域の周波数の非透過性に起因して、可視光は、そのような材料を通過することができない。
【0019】
1つの実施形態では、アセンブリ101は、商業的に利用可能なダウンライト内で螺合によってはめ合うような寸法にされてもよく、開口104(観察者にとって、照明固定具の底面のように見える)は、IR透過的でなおも光学的に不透明な層102、またはIR透過的でなおも光学的に不透明な層102により適合された要素とはめ合わされてもよい。このようにして、アセンブリ101内で囲まれた撮像装置は、例えば、可視光に対して不透明である層のおかげで、撮像装置の視野の下または視野内に位置付けられた人に対して視認可能でない。しかしながら、層102がIR透過的であることを理由に、アセンブリ101内で囲まれた撮像装置は、赤外線及びサーマル知覚データを受信及び検出することができる。
【0020】
いくつかの実施形態では、2015年6月25日に出願され、米国特許出願公開第2015/0377711号明細書として公開され、「Apparatus and Method for Electromagnetic Radiation Sensing」と題する米国特許出願第14/750,403号、2015年6月30日に出願され、「Micromechanical Device for Electromagnetic Radiation Sensing」と題する米国特許出願第14/788,286号、2015年7月27日に出願され、「Micromechanical Device for Electromagnetic Radiation Sensing」と題する米国特許出願第14/810,363号、及び/又は2016年6月21日に出願され、「Fabrication Method for Micromechanical Sensors」と題する米国特許出願第15/188,116号において開示されたものなどの撮像デバイスが、アセンブリ101の内側に取り付けられた撮像装置として利用されてもよい。しかしながら、他の撮像デバイスも使用されてもよい。
【0021】
いくつかの実施形態では、アセンブリ内に配置された撮像装置は、例えば、低フレームレート(例えば、毎秒1フレーム、または毎秒9フレーム以下)によりシーンを捕捉する、例えば、30×20のサーマル赤外線画素を有する低分解能サーマル撮像装置であってもよい。更に、撮像装置は、リモート受信ユニットにそのような画像を無線で伝送してもよい。ここで、以下で図12と関連して更に詳細に示されるように、例えば、撮像アセンブリ101は、ルーム内に取り付けられてもよく、制御機能性を有するサーマル撮像システムを得るために、サーバ及び/又はモバイルデバイス117さえにも接続されてもよい。
【0022】
いくつかの実施形態では、撮像アセンブリ101は、撮像装置がトップダウンビューを有するように構成されるように位置付けられてもよい。例えば、撮像アセンブリ101は、ルームの天井に設置されてもよい。それらの実施形態では、ルームの隅からの代わりに、上からルームを観察する撮像装置により、例えば、人が大きな家具の背後を歩くとき、または患者が従来のカメラ位置上で見る範囲の外側のテーブルもしくはベッドの背後に落下するとき、閉塞の発生を低減させることができる。
【0023】
以下で図3Aと関連して更に示されるように、いくつかの実施形態の撮像装置は、アセンブリ101内で角度付けられまたは位置付けられてもよく、その結果、撮像装置は、横向き角度に方向付けられ、撮像アセンブリ101がルームの天井照明固定具の内側に位置付けられるときでさえ、ルームの特定のエリアの側面ビューを捕捉するように構成される。例えば、撮像アセンブリ101は、ダウンライト内に設置されてもよいと共に、撮像装置は、アセンブリ101の直下ではなく、アセンブリ101の側面上でルームの領域を捕捉する視野を達成するように筐体内で角度付けられ及び適合されてもよい。他の例について、図3Aに例示される撮像アセンブリ300は、ルームの隅もしくは隅の近くの天井に、またはルームの天井のいずれかの位置に設置されてもよいと共に、ダウンライト固定具の直下以外の領域からの画像を捕捉するように角度付けられ及び構成される。
【0024】
いくつかの実施形態では、撮像アセンブリ101は、筐体の内側に配置されたLED照明などの光源を更に含んでもよい。例えば、LEDは、従来のダウンライトの半径を有する、アセンブリの直下で円錐形状ビームを提供するように構成されてもよい。
【0025】
ここで、ダウンライトのように見えるそのような撮像を行うだけでなく、同様に光を提供するようにも機能する。結果として、下にいる人に対して、その中で囲まれた赤外線/サーマル撮像装置を有さない通常のダウンライトから区別することが不可能である、照明器具として撮像アセンブリ101が観察及び識別される。いくつかの実施形態では、撮像アセンブリ101は、コントローラの手段によって、LED、光の色、及び/又はスピーカを通じて音声プロバイダを制御することによって、ルーム占有者などのユーザが周囲環境を操作することを可能にするように、カラーLED、制御可能カラーLED、調光可能LED、更にはスピーカなどの要素を更に含んでもよい。例えば、そのような制御可能な着色可能LEDは、「ムードライト」として撮像アセンブリ101の内側に配置されてもよい。スピーカ及びコントローラなどの音声要素も、アセンブリ内に配置されてもよい。
【0026】
図1Bは、本明細書における1つ以上の実施形態に従った、蓋または層を有さず、その内部コンポーネントを示す撮像アセンブリ101の斜視図を例示する。図1Bを参照して、撮像アセンブリ101は、そこに配置されたサーマルまたは赤外線撮像装置または要素などの撮像装置106を示す。
【0027】
図1Cは、本明細書における1つ以上の実施形態に従った、蓋または層102を有するアセンブリ101を示す、図1Bに例示された撮像アセンブリの斜視図を例示する。図1Cを参照して、IR透過的でなおも光学的に不透明である層102を有するその基部103を有する撮像アセンブリ101が示され、それを通じて、撮像装置106(図1Bに示される)は、赤外線/サーマルシグネチャなどの知覚データを受信及び/又は検出するように構成される。
【0028】
図1Dは、本明細書における1つ以上の実施形態に従った、図1Cに例示された撮像アセンブリの底面図を例示する。図1Dを参照して、IR透過的であると共に、光学的に不透明であることができる層102を有する撮像アセンブリ101が示される。
【0029】
図2Aは、本明細書における1つ以上の実施形態に従った、円錐上部または円錐台状上部を有する実施例の撮像アセンブリの側面図を例示する。図2Aを参照して、撮像アセンブリ200は、撮像アセンブリの基部201の上にある円錐上部または円錐台状上部202を示す。
【0030】
図2Bは、本明細書における1つ以上の実施形態に従った、円筒上部を有する実施例の撮像アセンブリの側面図を例示する。図2Bを参照して、撮像アセンブリ220は、撮像アセンブリの基部201の上にある円筒上部204を示す。
【0031】
図2Cは、本明細書における1つ以上の実施形態に従った、角度的に向けられた撮像デバイスについての円筒上部202及び突起部232を有する実施例の撮像アセンブリの側面図を例示する。図2Cを参照して、撮像アセンブリ230は、円筒上部202及び突起部232を示す。突起部232は、撮像アセンブリ230の基部の底面において円筒上部から離れて下方に延在する。本明細書における実施形態に従って、突起部232は、角度的に向けられた撮像デバイスをそこに収容してもよい。
【0032】
図2Dは、本明細書における1つ以上の実施形態に従った、円筒上部204を有し、天井取り付けハウジング内に包含された実施例の撮像アセンブリの側面図を例示する。図2Dを参照して、撮像アセンブリ240は、円筒上部を示し、天井取り付けハウジング242内に包含される。この実施例では、天井取り付けハウジング242は、取り付け板を介して天井に付着される。様々な実施形態では、円筒形に構造化された上部は、撮像アセンブリ240が円筒取り付けハウジングと結合されるときに空間使用率最適化を可能にする。本明細書で示されるように、そのような天井取り付けハウジング242は、撮像アセンブリ240が天井に付着されまたは取り付けられることを可能にする。いくつかのシナリオでは、ダウンライト内など、埋め込み方式において設置される撮像アセンブリ240に対してより低く吊るす第2の天井が利用可能でないとき、そのような直接の天井取り付けが採用される。
【0033】
図2Eは、本明細書における1つ以上の実施形態に従った、ドーム形状開口及びトップダウンビューを撮像するように構成された撮像デバイスを有する実施例の撮像アセンブリの側面図を例示する。図2Eを参照して、撮像アセンブリ250は、ドーム形状ハウジング及びトップダウンビューを撮像するための光学軸252により構成された囲まれた撮像デバイス(図示せず)を示す。
【0034】
図2Fは、本明細書における1つ以上の実施形態に従った、ドーム形状開口及びルームの側面ビュー(「ルーム内」ビュー)をもたらすように構成された角度的に向けられた撮像デバイスを有する実施例の撮像アセンブリの側面図を例示する。図2Fを参照して、撮像アセンブリ260は、ドーム形状ハウジング及び天井の下部にあるルームの側面ビュー(例えば、「ルーム内」ビュー)を撮像するための光学軸262により構成された、囲まれて角度的に向けられた撮像デバイス(図示せず)を示す。
【0035】
図2Gは、本明細書における1つ以上の実施形態に従った、立方形状ハウジング内の、トップダウンビューを撮像するように構成された撮像デバイスを有する実施例の撮像アセンブリの斜視図を例示する。図2Gを参照して、撮像アセンブリ270は、立方形状ハウジング及びトップダウンビューを撮像するための光学軸272により構成された撮像デバイス(図示せず)を示す。
【0036】
図2Hは、本明細書における1つ以上の実施形態に従った、立方形状ハウジング内の、ルームの側面ビュー(「ルーム内」ビュー)をもたらすように構成された撮像デバイスを有する実施例の撮像アセンブリの斜視図を例示する。図2Hを参照して、撮像アセンブリ280は、立方形状ハウジング及び天井の下部にあるルームの側面ビュー(例えば、「ルーム内」ビュー)を撮像するための光学軸282により構成された、囲まれて角度的に向けられた撮像デバイス(図示せず)を示す。
【0037】
図3Aは、本明細書における1つ以上の実施形態に従った、ダウンライト内での設置のために適合された別の例示的な撮像アセンブリ300の斜視図を例示する。
【0038】
図3Aを参照して、撮像アセンブリ300は、加えて、ダウンライトの形状/フォームファクタにおいて構造化され、撮像装置(図1Bの撮像装置106、及び/又は図5の撮像装置175など)を保持するように設計された筐体を有し、撮像装置は、筐体に付着され、特に、筐体に対して位置合わせされ、その結果、アセンブリ300がルーム内に(例えば、天井または壁に)付着されるとき、撮像装置は、モニタされることになるルームの所望のエリアからの画像を捕捉することに関して好ましい角度方位にある。示される実施形態では、撮像装置は、撮像装置を収容し、及び/又は関心のカバー範囲エリアに指し示すようにそれを位置合わせするよう、円筒基部303の表面上で形成または配置された突起部310を介して、所望の方向に向かって(例えば、真っすぐ下以外に)角度付けられまたは向けられてもよい。1つ以上の撮像装置は、アセンブリ300内に包含されてもよく、第1の表面312及び/又は第2の表面(図示せず)の一方または両方を通じて赤外線画像(例えば、サーマル画像)を検出するように構成されてもよい。図3Aと一貫して角度付けられた撮像装置を利用するいくつかの態様及び利点は、図10と関連して以下で更に示される。
【0039】
その上、前の実施形態と同様に、それらの表面312は、IR透過的でなおも光学的に不透明である層により覆われてもよい。そのようなものとして、図3Aと一貫した実施形態に従って、撮像装置は、アセンブリ内の撮像装置及び所望の方向に基部303を覆っているIP透過面の適切な位置合わせに基づいて、いずれかの方向において知覚データを受信及び/又は検出するように構成されてもよい。更に、ここでは、アセンブリ300は、1つ以上の方位マーカを含んでもよく、そのような方位マーカは、所望の赤外線/サーマルシグネチャが捕捉されることになる領域またはエリアに向かって撮像装置が指し示されるような方向において、放射状に対称の構造を有するアセンブリが位置合わせされるように、アセンブリがダウンライト固定具内で位置付けられることになる方位を伝達する。
【0040】
したがって、いくつかの実施形態では、図3Aの撮像アセンブリ300は、撮像アセンブリ300がルームの天井内のダウンライト内で付着されるときでさえ、撮像装置がルームの側面ビューを有するように構成されるように位置付けられてもよい。例えば、撮像アセンブリ300は、ダウンライト内に設置されてもよいと共に、撮像装置は、ルームの側面を示す視野を捕捉するようにアセンブリの内側で適合される。同様に、撮像アセンブリ300は、ルームの隅または壁の近くでダウンライト内に設置されてもよく、撮像装置は、横向きの観点からのビューを捕捉することによってルーム内の既知の障害物(例えば、ピラー、隔壁、または他の構造もしくは家具)を回避することができる様式において構成されてもよい。
【0041】
図3Bは、本明細書における1つ以上の実施形態に従った、その下の側面画像を捕捉するための角度方位内にサーマルセンサ324を包含した突起部を有する図3Aの実施例の撮像アセンブリの側面図を示す。図3Bを参照して、撮像アセンブリ300は、撮像アセンブリ300の基部から外側に突出するサーマルセンサ324を有する。この実施例では、撮像デバイスは、撮像アセンブリ300のその下にある側面画像を捕捉するための角度方位にある、光学軸344により構成される。
【0042】
図3Cは、本明細書における1つ以上の実施形態に従った、その下の側面画像を捕捉するための角度方位内に位置付けられた内部サーマルセンサ324を有する別の実施例の撮像アセンブリの側面図を示す。図3Cを参照して、撮像アセンブリ350は、撮像アセンブリ350内に全体的に囲まれた、すなわち、突起部310を有さないが、撮像アセンブリ350の基部の底面に対して角度的に方位付けられた位置に位置付けられたサーマルセンサ324を有する。この実施例では、撮像デバイスは、撮像アセンブリ350の真下及び側面への角度/側面方向において画像を捕捉するために角度的に方位付けられた光学軸354により構成される。
【0043】
図3Dは、本明細書における1つ以上の実施形態に従った、内部サーマルセンサ324及びサーマルセンサに対する角度方位内で受信された画像を反映するように位置付けられたミラーを有する別の実施例の撮像アセンブリの側面図を示す。図3Dを参照して、撮像アセンブリ360は、撮像アセンブリ360内で全体的に囲まれたサーマルセンサ324及びミラー365を含んでもよい。1つの実施形態では、サーマルセンサ324は、撮像アセンブリ360の基部の底面に対して実質的に垂直な位置に配列されてもよく、ミラー365は、撮像アセンブリ360に対する角度方位内で受信された、アセンブリの下及び側面への客体の画像を反映するように位置付けられる。この実施例では、撮像デバイスは、撮像アセンブリ360の下にあり、側面に位置付けられた画像を捕捉するための角度方位にある光学軸364により構成される。
【0044】
図4は、本明細書における1つ以上の実施形態に従った、ルーム109内の中心位置において適合された撮像アセンブリ101を例示する。図4に示される撮像アセンブリ101は、図3の撮像アセンブリ300でもあってもよい。図4を参照して、撮像アセンブリ101は、ルーム109内で赤外線/サーマル画像を検出するための有利な方位及びカバー範囲をもたらすと共に、従来の照明とは区別ができず、よって、ルーム109のいずれの占有者に対しても未知である、ルーム109の全体を通じて均等に光を提供するように位置付けられたダウンライト固定具内など、ルーム109内の中心位置に位置してもよい。図4の例示的なルーム109は、2つの壁171及び172が交わる垂直エッジ119、並びに壁171及び172がルームの天井と交わる2つの水平エッジ112及び114を有する。水平エッジ112及び114並びに垂直エッジ119は、ルーム109の天井隅174において相互に交わる。既存のダウンライト固定具がルームの隅174または水平エッジ102及び104の近くに位置付けられる場合、図3の撮像アセンブリ300は、図1の撮像アセンブリ101の直下で赤外線/サーマル撮像を単純に実行することに対して、そのようなルームのより広範囲のカバー範囲を取得するために利用されてもよい。
【0045】
図5は、本明細書における1つ以上の実施形態に従った、赤外線撮像(例えば、サーマル撮像)装置を含む内部コンポーネントを示す撮像アセンブリ101を例示する。図5を参照して、例示的な撮像装置175と共にその光学軸177を露出するように取り除かれた(透明にされた)基部103の領域を有する撮像アセンブリ101が示される。
【0046】
図6は、本明細書における1つ以上の実施形態に従った、電子サブコンポーネント及びプロセシングサブコンポーネントを含む内部コンポーネントを示す撮像アセンブリ101を示す。図6の例示的な撮像アセンブリは、撮像装置106と共に追加の内部コンポーネント602を例示する、部分切断図において示される。いくつかの実施形態では、内部コンポーネント602は、プロセッサ604、1つ以上のデータ伝送モジュール(複数可)606、パワーオーバイーサネット(POE)電源であることができる電源608、及び他の電気サブコンポーネント610を含んでもよい。様々な実施形態では、それらの他の電気サブコンポーネント610は、マイクロフォン、スピーカ、光源(例えば、LEDなど)、動きセンサ、例えば、パッシブ赤外線(PIR)、など、中継器、GPIO(汎用入力/出力)端末などの1つ以上の入力及び/又は出力端末、並びにアセンブリ/検出器を電力アウトレットに接続するためのネジ式ケーブルなどのケーブルなどのうちの1つ以上などのコンポーネントを含んでもよい。
【0047】
図7A~7Bは、図7Aでは、本明細書における1つ以上の実施形態に従った、所望の視野との位置合わせを可能にする底面上に位置合わせマークを有する例示的な撮像アセンブリを例示し、図7Bでは、本明細書における1つ以上の実施形態に従った、そのようなマークを介してそのような視野内の客体がどのように位置合わせされるかの実施例を例示する。図7Aを参照して、撮像アセンブリ101は、底面上の位置合わせマーク700により構成される。マークは、様々な量で置かれてもよく、所望の視野との撮像デバイスの位置合わせを支援するために適切な様々な位置及び/又は形状において構成されてもよい。この実施例において示されるように、位置合わせマーク700のペアは、矩形境界線のペアを含んでもよい。撮像アセンブリ101が天井に垂直に付着されるように、z軸702は、天井に垂直である寸法に沿って延在する。撮像アセンブリ101の回転可能部分が軸(ここでは、z軸)の周りを回転するとき、撮像アセンブリ101の撮像デバイスによって捕捉される視野(FOV)は、それに従って回転する。更に、位置合わせマーク700が撮像アセンブリ101の設置者に視認可能であるように、設置者は、撮像アセンブリ101の撮像デバイスのFOVを正確に位置合わせするためにマーク700を使用することができる。図7Bを参照して、撮像アセンブリ101の撮像デバイスのFOV内のベッドが示される。この実施例では、第1のFOV720が実線で示され、その結果、ベッドの外側エッジがアセンブリ101の調節(回転)の前に捕捉される第1のFOV720の側面エッジと並列に位置合わせされないという意味で、ベッドの画像は、第1のFOV720内で位置合わせされない。比較すると、図7Aのマーク700を使用した調節の後、第2のFOVまたは所望のFOV722が本明細書において破線で示される。例示されるように、所望のFOV722では、ベッドの外側エッジは、ベッド上で発生する活動をより効率的に捕捉するよう、第2のFOV722のエッジと並列するように位置合わせされる。示される実施形態では、ここで、図7Aの矢印721を介して示されるように、反時計回り方向での撮像アセンブリ101(または、そのサブコンポーネント)の回転は、図7Bの矢印721を介して例示されるように、第1のFOV720から第2のFOV722への反時計回り方向での、図7Bにおいて捕捉される画像の回転にも影響を与える。この実施例では、矢印721を介して例示される回転は、z軸702に沿った回転に対応する。
【0048】
図8A~8Cは、図8Aでは、本明細書における1つ以上の実施形態に従った、角度付けられた撮像のための突起部310を有する例示的な撮像アセンブリ300を含む、位置合わせの態様を例示し、図8Bでは、本明細書における1つ以上の実施形態に従った、底面上の位置合わせマーク800Aを有する撮像アセンブリ300の底面図を例示し、図8Cでは、本明細書における1つ以上の実施形態に従った、そのような撮像アセンブリをルームの視野とどのように位置合わせすることができるかの例示を例示する。図8Aを参照して、角度付けられた撮像のための突起部310により構成された撮像アセンブリ300が示される。示されるものなどの実施形態では、ここでは、撮像アセンブリ300は、天井に垂直に付着されてもよく、天井に垂直な方向に延在するz軸802を定義する。撮像アセンブリ300の回転可能部分がz軸の周りを回転するとき、撮像アセンブリ300の撮像デバイスによって捕捉された視野は、それに従って調節される。図8Bでは、撮像アセンブリ300の底面上の位置合わせマーク800Aのペアが示される。図7A~7Bと同様に、そのような位置合わせマークは、可変量で、並びに所望の視野との撮像デバイスの位置合わせを支援するために適切な様々な位置及び形状において設けられてもよい。この実施例において示されるように、位置合わせマーク800Aのペアは、矩形境界線のペアを介して設けられる。更に、位置合わせマーク800Aが撮像アセンブリ300の設置者に対して視認可能であるように、設置者は、撮像アセンブリ300の撮像デバイスによって捕捉されることになる所望の視野を正確に判定及び位置合わせするために、マーク800Aを使用することができる。この実施例では、図8Bの矢印803を介したz軸の周りのアセンブリ300の回転は、図8Bのマーク800Aに対応する仮想的な位置合わせ位置800Bの周りまたはわたる図8Cにおける視野806の回転に対応する。
【0049】
図8Cを参照して、撮像アセンブリ300の撮像デバイスの視野内のトップダウンビューが示される。この実施例では、視野が破線806で示されると共に、立っている人の画像は、ルームの中心に相対的に存在する。再度、マーク800Bは、図8Bの位置合わせマーク800Aに対応する仮想的なマークであり、撮像アセンブリの底部上の位置合わせマーク800Aの位置に対して捕捉される視野806を例示することを助ける。図8A~8Bと同一のz軸の周りの回転は、図8Cにおける矢印803を介して示される。
【0050】
図9A~9Bは、図9Aでは、本明細書における1つ以上の実施形態に従った、角度方位において受信された画像を捕捉するように位置付けられ、軸の周りでアセンブリを傾けまたは回転させることによって移動することができる光学軸を有するセンサを含む、例示的な撮像アセンブリの態様を例示する。図9Bは、本明細書における1つ以上の実施形態に従った、そのようなセンサが位置付けられた例示的なルームを表し、そのようなアセンブリの回転がルーム内で撮像される視野をどのように調節することができるかを例示する。図9Aを参照して、角度付けられた撮像のための突起部310を有して構成された撮像アセンブリ300が示される。撮像アセンブリ300が天井に垂直に付着されるように、z軸は、天井に垂直である寸法に沿って延在し、y軸902は、突起部310がその周りで回転し及び/又は傾くことができる寸法に沿って延在する。そのような実施例では、撮像デバイス(例えば、ここでは突起部310内の)がy軸902の周りを回転しまたは傾くとき、撮像アセンブリ300の撮像デバイスの視野は、それに従って変化する。図9Aは、突起部310の傾きまたは回転位置と関連して変化する、視野910、912にあるような光学軸を例示する。第1の位置では、これは、第1の軸または図9Bに示されるFOV914に対応してもよい。例えば、図9A及び/又は9Bにおける矢印904を介して表されるように、突起部310内の撮像デバイスが回転しまたは傾くと、撮像デバイスは、突起部310の第2の回転した位置及び/又は傾いた位置と関連付けられた第2の軸またはFOV916を捕捉するように調節されてもよい。本明細書におけるいくつかの実装態様に従って、矢印904に沿った移動は、例えば、y軸902に対する視野の移動に対応してもよい。
【0051】
図10は、本明細書における実施形態に従った、図3と一貫した角度付けられた撮像アセンブリ300にそれが関連するような例示的な取り付け構成及び関連する画像サイジング特徴の態様を例示する。図7を参照して、取り付け位置121における撮像アセンブリ300内の撮像装置は、ルーム座標系と位置合わせされた垂直119に対する判定された取り付け角度125を有する。いくつかの実施形態では、捕捉された赤外線/サーマル画像におけるサイズの判定は、取り付け角度125によって定義されるような、画像平面103に対する固定された幾何学関係を有する撮像アセンブリ300の第1の高さ122に対応する、予め定められた、投影された画像平面103、または画像座標系において実行される。第1の高さ122は、参照床126からの参照取り付け高さと考えられてもよく、垂直方向における参照高さ130は、投影された画像平面103内で画像133を有するように投影される。
【0052】
上記関係と共に床127から取り付け位置121までの全高123の知識は、現実世界の参照客体131の高さ判定を可能にする。ここで、例えば、現実世界の客体131が撮像平面103内で画像133と同一のサイズを有するとき、参照高さ130と現実世界の参照客体131の高さとの間の比率は、参照取り付け高さ122と客体131が存在する床127への全高123との間の比率と同一である。よって、参照取り付け高さ122及び全高123は、既知の比率に基づいて、ここでは、画像133のサイズ及び位置並びにカメラの取り付け角度125などに基づいて、客体の高さ131を得ることができる。
【0053】
図11は、図3の撮像アセンブリ300の取り付け位置、撮像アセンブリ内に収容された撮像装置の光学軸の方位、撮像装置の視野、及びアセンブリ内に収容された撮像装置から取得された画像内で捕捉することができるルーム内の空間の間の幾何学関係を例示する。
【0054】
赤外線/サーマル画像アセンブリ300内で、撮像装置は、その筐体に対する予め定められた方位を有するように取り付けられてもよく(例えば、基部303に対するその光学軸177の所望の位置合わせ)、その結果、撮像アセンブリ300の筐体がルーム109の天井173の位置内に取り付けられるとき、撮像装置175は、ルーム109内の関心のエリアとの実質的な位置合わせを達成する。ルーム隅174またはルームの垂直エッジ119内で撮像アセンブリ300の筐体を位置合わせすることによって制約される台座面の位置合わせと連動した、筐体に対する撮像装置175のこの取り付けは、撮像装置175がルーム109の壁171及び172並びに床127に対する良好に定義された軸177に対してルーム109を見ることを保証することを助けることができる。
【0055】
いくつかの実施形態では、筐体に対する撮像装置175の軸177の所望の方位は、例えば、撮像装置及び用途に最良に役目を果たし、所望の装置カバー範囲を達成し、または特定のルームジオメトリを目標とするために、いくつかの因子に依存する。1つの実装態様では、筐体内での撮像装置175の取り付けは、撮像軸177が2つの取り付け壁171及び172の間の角度を等しく水平に分岐するように構成される。1つの実装態様では、筐体内での撮像装置175の取り付けは、撮像軸177がルーム109の天井173に等しく垂直であり、またはルームの垂直エッジに対して傾くように構成される。
【0056】
いくつかの例では、撮像装置175は、90度以上の視野(視角を捕捉する)を有する。そのような撮像装置が使用されるとき、直交するルーム内の筐体内での画像装置(例えば、撮像装置175)固定の対称方位は、実質的に完全なルームカバー範囲またはルームの合理的な割合のカバー範囲を結果としてもたらすことができる。
【0057】
いくつかの例では、アセンブリまたはアセンブリ筐体(以下、「筐体」)は、2つ以上の撮像装置(例えば、撮像装置175)を収容する。そのような例では、筐体は、光学軸177の各々が台座面に対して固定されることを可能にする、撮像装置175ごとの固定取り付けを含む。1つのとり得る実装態様では、撮像装置の光学軸177は、水平平面及び/又は垂直平面内で均等に分散されてもよい。
【0058】
いくつかの例では、光学軸177は、天井平面173または床平面127に平行した水平平面からの傾き角度を有してもよい。筐体の取り付けは、典型的な人間の頭の高さもしくはそれより上の高さにおいて、または更にはルーム109の天井隅174内で実行されてもよく、その結果、撮像装置175は、ルームに向かって方位付けられる光学軸177を有し、ルーム109上で「下を見ている」装置と共に、水平平面に対する傾き角度を包含する。筐体上の方位マーカ169は、筐体がルームに向かって、及びルーム109の床127に向かって対向することになる撮像装置についての正確な方位にあることを保証するためのインジケータとして機能する。
【0059】
概して、撮像装置の視野のサイズに応じて、複数の撮像装置が撮像アセンブリ300の筐体内に収容されてもよい。例えば、90度以上の視野を有する撮像装置が隅またはエッジ取り付けのために使用されるとき、1つの撮像装置が十分であることができる。撮像装置の各々が視野を制限されるとき(例えば、30度)、撮像装置のアレイ(例えば、3×3)は、ルームをカバーするよう視野を繋ぎ合わせるように構成されてもよい。
【0060】
人に対して視認可能である筐体内の撮像装置175(または、その複合的な)の問題は、筐体の外側から視覚的に不透明または半透明である台座面によって解決される。実際に、筐体は、筐体の外側から視覚的に不透明または半透明な材料から製造され、その結果、撮像装置は、公然と視認可能でない。
【0061】
筐体の内側の撮像装置175が赤外線帯域(例えば、上記識別された関連する用途にあるように)内で検出または放射する場合、そのような視認可能に不透明な表面は、赤外線透過材料であってもよい。いくつかの実装態様では、そのような視認可能に不透明であるが、赤外線透過面は、ポリエチレン(PE)またはポリプロピレン(PP)などのポリマ材料から成ってもよい。そのようなポリマ材料は、人間の目に対する視覚的帯域内で白且つ非透明に見えるが、赤外線帯域内で透明であることがある。他の視覚的に非透明であるが、赤外線透明材料は、ゲルマニウム(Ge)またはシリコン(Si)を含む。それらの材料は、人間の目に対して視覚的帯域内で「黒」に見え、視覚的帯域内の透過性に起因して、可視光は、そのような材料を通過することができない。
【0062】
少なくともいくつかの実施形態では、撮像装置175の筐体は、ルーム内の天井取り付けもしくは隅/隅の近くの天井取り付け、及び/又は壁取り付けによって構成された方位を有する筐体内で構成された撮像装置175の固定された、「自己位置合わせされた」視角による、取り付け手順の簡易化のために構成される。よって、筐体内の撮像装置175の特定の方位が既知であり、撮像装置175の視野185の角度が既知であり、及びおおよその取り付け高さ123が既知である場合、撮像装置によってモニタされる空間は、高さ183を有し、ルーム109の水平平面内で距離181及び角度により位置付けられた(壁171及び172に対する)1つまたは複数の立っている被写体131をそれが含むかどうかを判定するように計算されてもよい。
【0063】
他方で、赤外線/サーマル撮像アセンブリ300によってカバーされる所望の空間をもたらすために、所望の取り付け高さ123は、高さ183を有する最も遠い被写体の間の距離181、撮像アセンブリ300に対する光学軸177の場の方位、及び撮像装置175の視野185の角度から計算されてもよい。筐体167に対する光学軸177の場の方位、及び撮像装置175の視野185の角度は、1つの実施形態では、筐体167の製造によって予め定義される。
【0064】
いくつかの実装態様では、筐体の内側の撮像装置175は、例えば、90度よりもわずかに大きい水平及び垂直視野185を有する約30×20画素を有する。撮像アセンブリ300は、記録された画像を受信機に無線でストリーミングしてもよい(例えば、無線ローカルエリアネットワーク、無線パーソナルエリアネットワーク、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、Zigbee、無線伝送、セルラ通信のための無線送信機を使用して)。撮像装置175の低分解能は、ルームの占有者にプライバシ保護をもたらす。そのような実装態様では、台座平面165は、筐体、特に、撮像装置175の内容を隠す、薄型PE膜から成る、白の、視覚的に非透明層であってもよい。
【0065】
筐体の内側の撮像装置175の方位は、それが水平平面内で対称であり、垂直平面に対して対称であるようであってもよく、水平平面は、ルーム109の床127に平行な実質的に平面として定義されてもよく、垂直平面は、ルームの取り付け壁の1つに平行な実質的に平面として定義されてもよい。例えば、筐体の内側の撮像装置175の方位は、面162及び163に加わる後エッジ166に対してその光学軸177が下方に45度にあり、面162及び163に対して等しい角度を有するようであってもよい。例えば、筐体の内側の撮像装置175の方位は、その光学軸177が筐体を垂直に分岐する(例えば、面2及び3に加わる平面内で位置合わせされ、垂直エッジに対して予め定められた角度(例えば、45度)を有するようであってもよい。図11に断面二次元図に概略的に示されるように、製造時に予め設定されたカメラの既知の方位、その予め設定された視野185、及びそのおおよその取り付け高さ123により、捕捉された画像が、視野185内の被写体131の位置及び被写体131の高さ183と共に、幅に対して分析されてもよい。
【0066】
図11では、撮像アセンブリ300の高さ123が既知であり、光学軸177及び視野185が撮像アセンブリ300の筐体の設計及び製造から既知であるとき、観察可能空間位置及び装置20の視野内の被写体または客体131の間の距離181が判定されてもよい。
【0067】
図11では、撮像アセンブリ300からの点線は、反対側で、床127及び壁に画素を逆に投影する。隣接する点線の間の赤外線/サーマル放射は、撮像アセンブリ300内の撮像装置175における対応する画素によって測定される。よって、点線の間の空間は、対応する画素によって撮像された空間を表す。
【0068】
例えば、点線(188及び189)の間で撮像アセンブリ300に投影された赤外線/サーマル放射は、画素1によって測定され、点線(187及び188)の間で撮像アセンブリ300に投影された赤外線/サーマル放射は、画素2によって測定される、などである。画素1、2、及びその他によって測定された赤外線/サーマル強度は、赤外線/サーマル画像内の画素の垂直ライン186を形成する。被写体または客体131の赤外線/サーマル画像131は、網掛け画素183によって表される。所与の取り付け高さ123及び視野185について、客体131の赤外線/サーマル画像133の底部までの画素181のカウントは、被写体または客体131の位置と撮像アセンブリ101が取り付けられたエッジ119との間の判定された水平距離181に対応する。網掛け画素のカウントは、取り付け高さ123のビュー内のルーム109の床127の上の被写体または客体131の現実世界の高さに対応する、画像座標系139内の被写体または客体131の赤外線/サーマル画像133の高さ183を表す。被写体または客体131の現実世界の高さ、及び網掛け画素の下の画素181のカウントによって識別される位置にある被写体または客体131の赤外線/サーマル画像133の高さ183を表す網掛け画素のカウントに基づいて、取り付け高さ123を判定するために、逆方向において幾何学関係も使用されてもよい。
【0069】
図11では、一次元垂直画素行186は、ルーム109内の被写体131が撮像アセンブリ101によって捕捉された赤外線/サーマル画像内でどのように見えるかを示す。被写体131からの放射は、網掛けされていない画素によって測定された他のエリアとは著しく異なるテンプレートを有するように網掛け画素を測定させる。網掛けされていない画素は、ルームの温度において測定されたルームの部分を表しており、網掛け画素は、ルームの温度に対して被写体131の上昇した表面テンプレートを表している。
【0070】
図11では、画素186の垂直行は、「画素1」、「画素2」などと対応してマーク付けられた撮像された空間に対応する、「画素1」、「画素2」などのように識別される。
【0071】
被写体131がルーム109内で垂直に立っていることを想定して、被写体の高さ183及び位置181は、三角法関係によって判定されてもよい。水平次元及びその幅による被写体の位置または客体の位置の判定を可能にする、水平次元に対して同様の実施例が有効である。これは、サーマル赤外線における撮像のケースでは、ルームの温度とは異なる温度を有するいずれかの客体に対して有効である。
【0072】
例えば、ホットスポットまたはコールドスポットは、その相対温度に加えて、それらの位置及びそれらの相対サイズを知らせることによって割り当てられてもよい。ホットスポットは、例えば、ユーザによって不注意で電源が切り忘れられたアイロン及び放置され残ったものなど、危険なアイテムを含み、潜在的な発火もしくは安全上の危険であってもよく、またはコールドスポットは、非常に冷たい空気が誰かがドアや窓といったものを閉め忘れたルームに流入するときの開いた窓を含む。多くのコールドスポット及びホットスポットは、低分解能赤外線/サーマル撮像装置によって検出されてもよい。したがって、見ているシーンの三次元情報は、撮像アセンブリ300の記録された画像から再構築されてもよい。
【0073】
図11の実施例は、そのような実施例では撮像アセンブリ300の垂直撮像能力を表す、20画素の1つの垂直画素行186を有する、断面の二次元ケースに簡易化される。撮像装置は好ましくは、例えば、水平方向に30画素×垂直方向に20画素の画素のマトリックに等しい、行のアレイの見る能力を有する。
【0074】
任意選択で、台座面165、照明、Wi-Fi(登録商標)アクセスポイント/リピータなどの視認可能側面上の装飾面など、撮像アセンブリ101の筐体内で追加の機能が統合されてもよい。
【0075】
任意選択で、1つまたは多様な撮像装置175、バッテリ、いずれかの無線モジュール、電子ボード、LED、スピーカなど、その筐体内に配置された撮像アセンブリのいずれかの部分は、筐体内で交換可能または置き換え可能になるように設計されてもよいと共に、筐体は、アセンブリ全体を取り外す必要なしに壁上に永続的に固定及び取り付けられてもよい。例えば、バッテリモジュールは、置き換え可能であってもよく、他の置き換え可能モジュールは同様に、撮像装置175、任意選択の無線モジュールなどに対して同様に構成されてもよい。
【0076】
本明細書で開示される少なくともいくつかの実施形態は、赤外線/サーマル撮像システム内の赤外線/サーマル撮像アセンブリの較正の時間に捕捉された赤外線/サーマル画像及び赤外線/サーマル画像と関連して提供されたユーザ入力に基づいて、赤外線/サーマル撮像アセンブリの設置構成を判定するユーザフレンドリな様式を提供する。ユーザ入力は、赤外線/サーマル撮像アセンブリが設置され、モニタするように構成された環境に関する知識を得るように赤外線/サーマル撮像システムを学習させる。環境に関する構成パラメータ及び知識は、モニタリングサービスの時間に取得された画像を解釈し、人間の存在、位置、及び/又は活動を識別すること、大人、子供、及びペットを見分けることなど、モニタリング出力を生成するために後に使用される。
【0077】
例えば、ユーザは、赤外線/サーマル撮像アセンブリの取り付け高さをシステムが計算することを可能にするように、赤外線/サーマル撮像システムの設置/較正の間に赤外線/サーマル画像内で検出可能な人(例えば、ユーザ)の高さをもたらすことができる。他のユーザ入力は、撮像座標系内の関心のポイント(POI)の位置をシステムが学習することを可能にする、ユーザがPOI(例えば、ルーム隅、ドア)にいるときの時間インスタンスのインジケーション、POIの識別などを含んでもよく、POIは、赤外線/サーマル画像から直接視認可能または認識可能でなくてもよい。
【0078】
設置/較正の間、システムは、カメラから離れて歩きまたはカメラに歩くこと、関心のポイントに行くこと、カメラによってモニタされたエリア内の通路に沿って歩くこと、歩行者交通の多いエリア内を歩くことなどの活動を実行するようにユーザを指示してもよい。ユーザ活動は、モニタされた環境の地理的構成をシステムがそれから学習する赤外線/サーマル画像を生成する。
【0079】
設置/較正の間に収集されたユーザ入力及び/又は赤外線/サーマル画像に基づいて、システムは、赤外線/サーマル撮像アセンブリの取り付け高さ、画像内のサイズとモニタされたエリア内の人/客体のサイズとの間の比率またはマッピング、及び赤外線/サーマルカメラによって捕捉された画像内のPOIの識別などの構成パラメータを計算する。システムは、赤外線/サーマル撮像アセンブリが設置され、モニタするように構成された環境に関する知識として、関心の位置、経路、及び/又はエリアをブックマークする。
【0080】
例えば、モバイルアプリケーションは、1つの実施形態では、モバイルアプリケーション上で提示された赤外線/サーマル画像内で捕捉されたユーザの高さを入力することをユーザに依頼するように構成される。モバイルアプリケーションが画像内でユーザを検出すると、アプリケーションは、ユーザの高さを入力すること、またはルームの隅、ルームのドアもしくは窓などの関心のポイントに行くことなどの活動を実行するようにユーザを指示してもよい。モバイルアプリケーション(または、リモートサーバ)は、活動を実行するユーザの赤外線/サーマル画像から位置及び/又はサイズデータを抽出し、赤外線/サーマルカメラの取り付け高さ、赤外線/サーマル画像座標系内の関心のポイントの位置、赤外線/サーマル画像座標系とルームと位置合わせされた座標系との間の位置マッピング、赤外線/サーマル画像座標系内で測定された客体サイズとルーム座標系内の現実世界の客体サイズとの間のサイズマッピングなどの構成パラメータを判定する、ユーザからの命令及び/又は任意選択の入力を相関付ける。
【0081】
図12は、本出願の実施形態のいくつかのコンポーネントを実装するために使用することができるデータプロセシングシステムを示す。図12はコンピュータシステムの多様なコンポーネントを示すが、いずれかの特定のアーキテクチャまたはコンポーネントを相互接続する方式を表すことは意図されていない。また、図12に示すコンポーネントよりも少ないまたは多いコンポーネントを有する他のシステムが使用されてもよい。
【0082】
図12では、データプロセシングシステム1200は、マイクロプロセッサ(複数可)1203及びメモリ1211を相互接続する相互接続1201(例えば、バス及びシステムコアロジック)を含む。マイクロプロセッサ1203は、図12の実施例ではキャッシュメモリ1209に結合される。
【0083】
図12では、相互接続1201は、マイクロプロセッサ(複数可)1203及びメモリ1211)を共に相互接続し、入出力(I/O)コントローラ(複数可)1207を介してそれらをI/Oデバイス(複数可)1205に相互接続する。I/Oデバイス1205は、ディスプレイデバイス及び/又はマウス、キーボード、モデム、ネットワークインタフェース、プリンタ、スキャナ、ビデオカメラ、及び当該技術で既知の他のデバイスなどの周辺機器を含んでよい。データプロセシングシステムがサーバシステムであるとき、プリンタ、スキャナ、マウス、及び/又はキーボードなどのI/Oデバイス1205のいくつかは、任意選択である。
【0084】
相互接続1201は、様々なブリッジ、コントローラ、及び/又はアダプタを通して相互に接続された1つ以上のバスを含む。例えば、I/Oコントローラ1207は、USB(ユニバーサルシリアルバス)周辺機器を制御するためのUSBアダプタ、及び/又はIEEE-1394周辺機器を制御するためのIEEE-1394バスアダプタを含む。
【0085】
メモリ1211は、ROM(リードオンリメモリ)、揮発性RAM(ランダムアクセスメモリ)、及びハードドライブ、フラッシュメモリなど不揮発性メモリのうちの1つ以上を含む。
【0086】
揮発性RAMは、通常、メモリ内のデータをリフレッシュする、または維持するために継続的に電力を必要とするダイナミックRAM(DRAM)として実装される。不揮発性メモリは、通常、システムから電力が取り除かれた後もデータを維持する磁気ハードドライブ、磁気光ドライブ、光ドライブ(例えば、DVDRAM)、または他のタイプのメモリシステムである。また、不揮発性メモリは、ランダムアクセスメモリであってもよい。
【0087】
不揮発性メモリは、データプロセシングシステムの中の構成要素の上記以外に直接的に結合されたローカルデバイスである場合がある。また、モデムまたはイーサネットインタフェースなどネットワークインタフェースを通してデータプロセシングシステムに結合されたネットワークストレージデバイスなど、システムから離れている不揮発性メモリも使用できる。
【0088】
本明細書では、いくつかの機能及び操作は、説明を簡略化にするためにソフトウェアコードによって実行される、またはソフトウェアコードによって引き起こされるものとして説明される。しかしながら、そのような表現は、機能が、マイクロプロセッサなどのプロセッサによるコード/命令の実行から生じることを指定するためにも使用される。
【0089】
代わりにまたは組み合わせて、ここで説明するような機能及び操作は、ソフトウェア命令を用いてまたは用いずに、特定用途向け集積回路(ASIC)またはフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)など、特殊目的回路を使用し、実装できる。実施態様は、ソフトウェア命令なしで配線接続された回路を使用し、またはソフトウェア命令と組み合わせて実装できる。したがって、本技術は、ハードウェア回路及び/又はソフトウェアのいずれかの特定の組み合わせにも、データプロセシングシステムによって実行される命令のいずれの特定のソースにも限定されない。
【0090】
一実施形態は、完全に機能するコンピュータ及びコンピュータシステムで実装できるが、多様な実施形態は、様々な形式のコンピューティング製品として流通させることができ、実際に流通を達成するために使用される特定のタイプの機械またはコンピュータ可読媒体に関わりなく、適用することができる。
【0091】
開示される少なくともいくつかの態様は、少なくとも部分的にソフトウェアの中で具現できる。つまり、本技術は、コンピュータシステムまたは他のデータプロセシングシステムにおいて、マイクロプロセッサなどのそのプロセッサがROM、揮発性RAM、不揮発性メモリ、キャッシュ、またはリモートストレージデバイスなどのメモリに含まれる命令のシーケンスを実行することに応えて実施され得る。
【0092】
実施形態を実装するために実行されたルーチンは、オペレーティングシステムまたは特定のアプリケーション、構成要素、プログラム、オブジェクト、モジュール、または「コンピュータプログラム」と呼ばれる命令のシーケンスの一部として実装され得る。コンピュータプログラムは、典型的には、コンピュータ内の様々なメモリおよび記憶装置に様々なタイミングで設定され、コンピュータ内の1つ以上のプロセッサによって読み込まれ、実行されると、コンピュータに、多様な態様を含む要素を実行するために必要な操作を実行させる1つ以上の命令を含む。
【0093】
機械可読媒体は、データプロセシングシステムによって実行されると、システムに多様な方法を実行させるソフトウェア及びデータを記憶するために使用できる。実行可能なソフトウェア及びデータは、例えばROM、揮発性RAM、不揮発性メモリ、及び/又はキャッシュを含む多様な場所に記憶され得る。このソフトウェア及び/又はデータの部分は、これらのストレージデバイスのいずれか1つに記憶されてよい。さらに、データ及び命令は、集中型サーバまたはピアツーピアネットワークから取得できる。データ及び命令の異なる部分は、異なるときに、及び異なる通信セッションで、または同じ通信セッションで異なる集中型サーバ及び/又はピアツーピアネットワークから取得できる。データ及び命令は、アプリケーションの実行前に、全体として取得できる。代わりに、データ及び命令の部分は、実行のために必要とされるときに、ジャストインタイムで動的に取得できる。したがって、データ及び命令が、特定の時間のインスタンスに全体として機械可読媒体上にあることは必要とされない。
【0094】
コンピュータ可読媒体の例は、とりわけ揮発性及び不揮発性メモリデバイス、リードオンリメモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリデバイス、フロッピーディスク及び他のリムーバブルディスク、磁気ディスク記憶媒体、光学式記憶媒体(例えば、読み取り専用コンパクトディスク(CD-ROM)、デジタル多用途ディスク(DVD)など)の記録可能タイプ及び記録不可タイプの媒体を含むが、これに限定されるものではない。コンピュータ可読媒体は、命令を記憶してよい。
【0095】
また、命令は、搬送波、赤外線信号、デジタル信号など、電気的、光学的、音響的、または他の形式の伝搬信号のためのデジタル通信リンク及びアナログ通信リンクで具現され得る。しかしながら、搬送波、赤外線信号、デジタル信号などの伝搬信号は、有形の機械可読媒体ではなく、命令を記憶するように構成されていない。
【0096】
一般的に、機械可読媒体は、機械(例えば、コンピュータ、ネットワークデバイス、パーソナルデジタルアシスタント、製造ツール、1つ以上のプロセッサのセットを有する任意のデバイスなど)によってアクセス可能な形式で情報を提供する(つまり、記憶及び/又は送信する)任意の機構を含む。
【0097】
多様な実施形態では、配線接続された回路は、本技術を実装するためにソフトウェア命令と組み合わせて使用され得る。したがって、本技術は、ハードウェア回路及び/又はソフトウェアのいずれかの特定の組み合わせにも、データプロセシングシステムによって実行される命令のいずれの特定のソースにも限定されない。
【0098】
他の態様
説明及び図面は例示であり、限定的と解釈されるべきではない。本開示は、当業者が本技術を実施し、使用することを可能にするために本発明の特徴を例示する。本明細書に説明するような多様な特徴は、プライバシ、セキュリティ、許可、承諾、権限付与他に関係するすべての現在の及び将来の規則及び法令に準拠して使用されるべきである。完全な理解を提供するために、多数の具体的な詳細が説明される。しかしながら、特定の例では、説明を分かりにくくすることを回避するために周知のまたは従来の詳細は説明されていない。本開示の一実施基体(one embodiment)または一実施形態(an embodiment)に対する参照は、必ずしも同じ実施形態に対する参照ではなく、そのような参照は少なくとも1つを意味する。
【0099】
本明細書の見出しの使用は単に参照を容易にするために提供されているにすぎず、本開示または以下の特許請求の範囲を限定すると決して解釈されないものとする。
【0100】
「一実施形態(one embodiment)」または「一実施形態(an embodiment)」への参照は、その実施形態に関連して説明される特定の機能、構造、または特性が、本開示の少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味する。明細書中の多様な場所における句「一実施形態では」の表示は、必ずしもすべて、同じ実施形態を参照しているわけではなく、必ずしもすべて、他の実施形態の互いに相いれない別個のまたは代替の実施形態を参照しているわけではない。さらに、他によってではなく、一実施形態によって示され得る多様な特徴が説明される。同様に、他の実施形態ではないが、一実施形態の要件であってよい多様な要件が説明される。明示的な説明及び/又は見かけの非交換性によって除外されない限り、本説明に説明される多様な特徴のいかなる組み合わせもここに含まれる。説明から明らかであるように、他の特徴に対する特定の特徴の依存性が、選択された特徴を実施態様から除外するオプションを制限し得、説明から明らかであるように、他の特徴との特定の特徴の非交換性が、実施態様に選択された特徴をともに含めるオプションを制限し得る場合を除き、例えば、「一実施形態では」または「いくつかの実施形態では」と関連して上述した特徴は、すべて任意選択で一実施態様に含めることができる。
【0101】
上述の明細書では、本開示は、その特定の例示的な実施形態に関して説明されてきた。以下の特許請求の範囲に記載される本開示のより広範の趣旨及び範囲から逸脱することなく、様々な修正が本明細書に加えられ得ることは明らかである。したがって、明細書及び図面は、制限的な意味ではなくて例示的な意味で考慮される。
図1A
図1B
図1C
図1D
図2A
図2B
図2C
図2D
図2E
図2F
図2G
図2H
図3A
図3B
図3C
図3D
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12