(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-02-02
(45)【発行日】2024-02-13
(54)【発明の名称】レアアース泥の回収方法及び回収システム
(51)【国際特許分類】
E21C 50/00 20060101AFI20240205BHJP
【FI】
E21C50/00
(21)【出願番号】P 2020140176
(22)【出願日】2020-08-21
(62)【分割の表示】P 2020033838の分割
【原出願日】2020-02-28
【審査請求日】2023-02-17
(73)【特許権者】
【識別番号】504194878
【氏名又は名称】国立研究開発法人海洋研究開発機構
(74)【代理人】
【識別番号】100088155
【氏名又は名称】長谷川 芳樹
(74)【代理人】
【識別番号】100113435
【氏名又は名称】黒木 義樹
(74)【代理人】
【識別番号】100128107
【氏名又は名称】深石 賢治
(74)【代理人】
【識別番号】100169063
【氏名又は名称】鈴木 洋平
(72)【発明者】
【氏名】宮崎 英剛
(72)【発明者】
【氏名】川村 善久
(72)【発明者】
【氏名】澤田 郁郎
(72)【発明者】
【氏名】許 正憲
(72)【発明者】
【氏名】古市 幹人
(72)【発明者】
【氏名】秋山 敬太
(72)【発明者】
【氏名】難波 康広
【審査官】五十幡 直子
(56)【参考文献】
【文献】特開2020-029646(JP,A)
【文献】特許第6653890(JP,B2)
【文献】特開2018-172891(JP,A)
【文献】特公平05-026894(JP,B2)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E21C 25/00-51/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
(A)レアアース泥を含む海底下の層に集泥管を貫入し、前記集泥管内を当該海底近傍の環境と隔離させる工程と、
(B)前記集泥管
内において、レアアース泥を解泥することによってレアアースを含むスラリーを調製する工程と、
(C)前記スラリーを揚泥管で移送する工程と、
を含
み、
前記揚泥管が内管と外管とを備える二重管構造を有し、
(B)工程において、前記内管を通じて前記集泥管内に供給する海水量を調整することによって前記集泥管内の前記スラリーの物性を調整する、レアアース泥の回収方法。
【請求項2】
(B)工程において、前記スラリーの物性をセンサーで測定する、請求項1に記載のレアアース泥の回収方法。
【請求項3】
(B)工程において、前記スラリーの密度をセンサーで測定する、請求項1に記載のレアアース泥の回収方法。
【請求項4】
(B)工程と(C)工程の間に、
前記内管の外面と前記外管の内面で画成されるアニュラス部内に
前記集泥管内の前記スラリーを移送する工程を更に含む、請求項1
~3のいずれか一項に記載のレアアース泥の回収方法。
【請求項5】
前記揚泥管が前記集泥管と連通しない状態において、前記アニュラス部内の前記スラリーを循環流によって移送する、請求項4に記載のレアアース泥の回収方法。
【請求項6】
前記揚泥管は流路切替機構を介して前記集泥管に接続されており、前記流路切替機構は前記内管から前記集泥管へと流れる海水の流路を、前記内管から前記アニュラス部へ流れる流路へと流路変更を可能であり、前記流路変更を実施した後、前記揚泥管内に前記循環流を形成する、請求項5に記載のレアアース泥の回収方法。
【請求項7】
(A)工程において、前記集泥管の先端部に設けられたノズルから下方に向けて流体を噴射しながら、前記集泥管を沈降させる、請求項1~
6のいずれか一項に記載のレアアース泥の回収方法。
【請求項8】
(A)工程において、前記集泥管内を負圧にして前記集泥管を沈降させる、請求項1~
7のいずれか一項に記載のレアアース泥の回収方法。
【請求項9】
レアアース泥を含む海底下の層に貫入され、当該海底近傍の環境と隔離された内部空間を形成する集泥管と、
前記集泥管
内においてレアアース泥を解泥する攪拌装置と、
前記集泥管に接続され
ており、内管と外管とを備える二重管構造を有する揚泥管と、
前記内管を通じて前記集泥管内に供給する海水量を調整する手段と、
を備え
、
前記集泥管内において、レアアース泥を解泥することによってレアアースを含むスラリーを調製する際、前記手段による前記海水量の調整によって前記集泥管内の前記スラリーの物性を調整するレアアース泥の回収システム。
【請求項10】
前記集泥管内の前記スラリーの物性を測定するセンサーを備える、請求項9に記載のレアアース泥の回収システム。
【請求項11】
前記集泥管内の前記スラリーの密度を測定するセンサーを備える、請求項9に記載のレアアース泥の回収システム。
【請求項12】
前記揚泥管は、前記内管の外面と前記外管の内面で画成されるアニュラス部を有するとともに、流路切替機構を介して前記集泥管に接続されており、
前記流路切替機構は、前記内管から前記集泥管へと流れる海水の流路から、前記内管から前記アニュラス部へ流れる流路へと切替可能である、請求項9~11のいずれか一項に記載のレアアース泥の回収システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、レアアース泥の回収方法及び回収システムに関する。
【背景技術】
【0002】
全世界の海洋底には、石油や天然ガスをはじめとする液体や気体の天然資源が多く存在する。また、マンガンノジュール等の固体の鉱物資源の存在も明らかになってきている。特許文献1~4は液体や気体の天然資源の採取方法、又は比較的浅い海底内の鉱物資源の揚鉱手法を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2012-172418号公報
【文献】特開2019-120063号公報
【文献】特開2019-011568号公報
【文献】特公平8-26740号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
水深5000mを超える深海の海底下にレアアースを含む泥の層が存在することが確認されている。この泥はレアアース泥と称され、新たな資源として着目されている。しかし、このような深海底からレアアース泥を効率的に採取する技術は未だ確立されていない。本発明は、水深5000mを超える深海の海底下の層にも適用可能なレアアース泥の回収方法及び回収システムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係るレアアース泥の回収方法は、(A)レアアース泥を含む海底下の層に集泥管を貫入させる工程と、(B)集泥管内において、レアアース泥を解泥することによってレアアースを含むスラリーを調製する工程と、(C)上記スラリーを揚泥管で移送する工程とを含む。
【0006】
上記回収方法によれば、海底近傍の環境と隔離された集泥管内で解泥及びスラリー調製をするため、揚泥に適した濃度のスラリーを安定的に調製することができる。また、(B)工程における解泥(例えば、レアアース泥を海中でかき回すこと)によって海中に生じる擾乱を集泥管内の閉鎖空間で生じさせるため、環境負荷を低減できる。なお、本発明でいう「レアアースを含むスラリー」は、流動性を有するレアアース泥、又は少なくともレアアース泥と海水とを含む混合流体を意味する。
【0007】
揚泥管は、例えば、二重管構造を有する。この場合、レアアースを含むスラリーを循環流によって移送することができる。
【0008】
上記回収方法は、(B)工程と(C)工程の間に、集泥管内の上記スラリーを揚泥管内に移送する工程(採泥工程)を更に含むことが好ましい。この工程は、例えば、ポンプを使用して実施することができる。上記回収方法は、集泥管内の上記スラリーを揚泥管内に移送した後、(C)工程前に、揚泥管を集泥管と連通しない状態に切り替える工程を更に含むことが好ましい。かかる工程を実施することで、(C)工程において揚泥管内のスラリーの移送に要する圧力が集泥管内の圧力に影響を及ぼすことを防止できる。具体的には、集泥管と海底の層との間の密閉状態がスラリーの移送に要する圧力によって解除されて集泥管と海底の層との間から流体が漏れ出す現象(以下、「ボイリング」という。)を防止できる。
【0009】
(A)工程において、海底下の層に集泥管が沈降しやすいように以下の事項を実施してもよい。例えば、集泥管の先端部に設けられたノズルから下方に向けて流体を噴射しながら集泥管を沈降させたり、集泥管内を負圧にして集泥管を沈降させたりしてもよい。
【0010】
本発明に係るレアアースの回収システムは、レアアース泥を含む海底下の層に貫入された集泥管と、集泥管内においてレアアース泥を解泥する攪拌装置と、集泥管に接続された揚泥管とを備える。この回収システムによれば、海底近傍の環境と隔離された集泥管内で解泥及びスラリー調製をできるため、揚泥に適した濃度のスラリーを安定的に調製することができる。また、レアアース泥の解泥(例えば、レアアース泥を海中でかき回すこと)によって海中に生じる擾乱を集泥管内の閉鎖空間で生じさせることができるため、これに起因する環境負荷を低減できる。
【0011】
上記回収システムは、集泥管内の上記スラリーを揚泥管内に移送するポンプを更に備えてもよい。上記(A)工程において集泥管内の海水を抜いて負圧にするのにこのポンプを利用してもよい。上記回収システムは集泥管の先端部に設けられたノズルを更に備えてもよい。このノズルは、上記(A)工程において、下方に向けて流体を噴射しながら集泥管を沈降させるのに利用できる。
【0012】
上記回収システムは、集泥管と揚泥管が連通した状態と、集泥管と揚泥管が連通しない状態とを切り替え可能に構成された流路切替機構を更に備えることが好ましい。かかる構成を採用することで、揚泥管内のスラリーの移送に要する圧力が集泥管内の圧力に影響を及ぼすことを防止でき、具体的にはボイリングの発生を防止できる。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、水深5000mを超える深海の海底下の層にも適用可能なレアアース泥の回収方法及び回収システムが提供される。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】
図1は本発明に係るレアアース泥の回収システムの一実施形態を模式的に示す断面図である。
【
図2】
図2は海底下の層に集泥管を貫入させている様子を模式的に示す断面図である。
【
図3】
図3は集泥管内のスラリーを揚泥管に移送する様子を模式的に示す断面図である。
【
図4】
図4は揚泥管内のスラリーを循環流によって上方に移送している様子を模式的に示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
【0016】
<レアアース泥の回収システム>
図1は本実施形態に係るレアアース泥の回収システムを模式的に示す断面図である。回収システム10は、水深5000mを超える深海の海底F下の層Lに賦存するレアアース泥をスラリー状にして回収するためのものである。
図1は、攪拌装置3によってレアアース泥の解泥を実施している様子を示したものである。回収システム10は、海底F下の層Lに貫入された集泥管1と、攪拌装置3と、集泥管1に接続された揚泥管5と、流路切替機構7と、サブシーポンプ9とを備える。
【0017】
集泥管1は、海底近傍の環境と隔離された空間を形成するためのものである。集泥管1内の密閉空間においてレアアース泥を含むスラリーSが調製される。集泥管1は、円筒部1aと、円筒部1aの上端を閉鎖する上板1bと、上板1bを貫通する開口1cと、先端部に設けられた複数のノズル1dとによって構成されている。円筒部1aの内径は、例えば、3~5mである。円筒部1aの鉛直方向の長さは、例えば、12~20mである。
図1における集泥管1は、その先端が海底Fから深さ11~19mに至る程度に層Lに貫入された状態である。複数のノズル1dは下方に向けて流体(例えば海水)をそれぞれ噴射できるように構成されており、層Lに集泥管1を沈降させる際に使用されることができる。
【0018】
攪拌装置3は、海上の船(不図示)から延びているドリルパイプ3aと、ドリルパイプ3aの下端側且つ外側に設けられたブレード3bとによって構成される。ドリルパイプ3aの回転に伴ってブレード3bが回転し且つドリルパイプ3aの上下方向の移動に伴ってブレード3bが上下方向に移動するように構成されている。集泥管1内においてブレード3bが回転しながら下方向に移動することで、層Lに凹地Cが形成されるとともに、レアアース泥が海水と混ざって流動性を有するスラリーSが得られる。
【0019】
揚泥管5は、流路切替機構7を介して集泥管1の開口1cに接続されている。流路切替機構7の操作により、揚泥管5は集泥管1に連通している状態と連通していない状態とを切り替え可能となっている。揚泥管5は、集泥管1に連通していない状態において、ドリルパイプ3aとともに循環流を生じさせることができる。具体的には、揚泥管5は、ドリルパイプ3aとともに二重管を構成しており、ドリルパイプ3a(内側の管)とアニュラス部5a(ドリルパイプ3aの外面と揚泥管5の内面で画成される領域)とを上板1bよりも上方の位置で連通させることができる(
図4参照)。
【0020】
流路切替機構7は、複数且つ複数種類のバルブ及びライン(配管)などで構成されている。流路切替機構7は、船上から又はROVで操作される。流路切替機構7は、例えば、アニュラス部5aを必要に応じて封鎖するアニュラス封鎖機構7aと、ドリルパイプ3aを必要に応じて封鎖するドリルパイプ封鎖バルブ7bと、ドリルパイプ3aの内側とアニュラス部5aとを必要に応じて連通させるシャッタ機構7cと、これらを制御するサブシー制御装置(不図示)と、これらの動力源であるサブシーアキュムレータ(不図示)とを備える。ドリルパイプ封鎖バルブ7bは、ドリルパイプ3aにおける揚泥管5の下端に相当する位置に設けられており、これを操作することで揚泥管5が集泥管1と連通しない状態にすることが可能である。シャッタ機構7cは、ドリルパイプ3aにおけるドリルパイプ封鎖バルブ7bよりも高い位置に設けられており、これとアニュラス封鎖機構7aを操作することで、ドリルパイプ3aの内部とアニュラス部5aとをその位置で連通させることができる。
【0021】
<レアアース泥の回収方法>
図1~
図4を参照しながら、回収システム10を使用してレアアース泥を回収する方法について説明する。本実施形態に係るレアアース泥の回収方法は以下の工程を含む。
(a)レアアース泥を含む海底F下の層Lに集泥管1を貫入させる工程(
図2参照)。
(b)集泥管1内において、レアアース泥を解泥することによってレアアースを含むスラリーSを調製する工程(
図1参照)
(c)集泥管1内のスラリーSを揚泥管5内に移送する工程(
図3参照)
(d)海上の船に向けてスラリーSを揚泥管5で移送する工程(
図4参照)
【0022】
(a)工程は、
図2に示すように、海底F下の層Lに集泥管1を貫入させる工程である。揚泥管5の先端に流路切替機構7及び集泥管1を取り付けた状態で船上から揚泥管5を降下させ、集泥管1の先端側を海底Fに突き刺す。集泥管1の自重によって層Lに集泥管1が沈み込む。集泥管1の沈み込みを促進させるため、集泥管1の先端が海底Fに接した状態となった後、サブシーポンプ9を駆動して集泥管1内の海水を吸引することによって集泥管1内に負圧を生じさせてもよい。また、集泥管1の先端部に設けられた複数のノズル1dから層Lに向けて流体を噴射しながら集泥管1を沈降させてもよい。
【0023】
(b)工程は、レアアース泥をブレード3bで解泥することによって集泥管1内においてスラリーSを調製する工程である(
図1参照)。ブレード3bは、ドリルパイプ3aの先端に取り付けられた状態で揚泥管5内を降下し、集泥管1内に至る。船上からドリルパイプ3aを通じて海水を供給し、ブレード3bの開口部(不図示)から海水を噴出させながら、ブレード3bを回転させるとともに徐々に降下させる。これにより、集泥管1内においてレアアース泥が解きほぐされて細かい粒子状となる。レアアース泥を解泥することで集泥管1内にスラリーSが調製される。船上から供給する海水量を調整することで、スラリーSの濃度を調整することができる。なお、スラリーSの密度などの物性は集泥管1内に配置又は投下されたセンサーで測定することができる。
【0024】
(c)工程は、集泥管1内のスラリーSを揚泥管5内に移送する工程である(
図3参照)。まず、アニュラス封鎖機構7aを操作し、揚泥管5のアニュラス部5aを封鎖した状態とするとともにラインL1を開放する。この状態において、ドリルパイプ3aを通じて集泥管1内に海水を供給するとともに、サブシーポンプ9を駆動する。これにより、集泥管1内のスラリーSがラインL1を通じて揚泥管5内に移送される。このプロセスを採泥と称する。集泥管1内のスラリーSを揚泥管5内に押し上げるには、スラリーを海上の船にまで押し上げる場合と比較して集泥管1内の圧力を高くする必要がないため、ボイリングが生じることを防止できる。
【0025】
(d)工程は、(c)工程を経て揚泥管5内に移送されたスラリーSを海上の船に向けて移送する工程である(
図4参照)。アニュラス部5aが封鎖された状態を維持する一方、ラインL1を封鎖された状態にする。ドリルパイプ封鎖バルブ7bを操作してドリルパイプ3aが集泥管1と連通しない状態にする。また、シャッタ機構7cを操作してドリルパイプ3aの内部とアニュラス部5aとを連通させる。この状態において、ドリルパイプ3aから海水を供給することで、揚泥管5内に循環流を生じさせることができ、アニュラス部5aを通じてスラリーSが船上へと移送される(
図4中の矢印参照)。このプロセスを揚泥と称する。なお、スラリーSの移送先は海上の船に限らず、例えば、海中又は海上や陸上の処理設備等であってもよい。
【0026】
上記実施形態によれば、集泥管1内で解泥及びスラリー調製をするため、揚泥に適した濃度のスラリーを安定的に調製することができる。また、(b)工程における解泥を集泥管1内の閉鎖空間で実施するため、海中での擾乱を防止することができ環境負荷を低減できる。また、揚泥管5が集泥管1と連通していない状態で(d)工程の揚泥を実施するため、スラリーSの揚泥に要する圧力が集泥管1内の圧力に影響を及ぼすことを防止でき、具体的にはボイリングの発生を防止できる。
【0027】
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態においては、サブシーポンプ9を利用して集泥管1から揚泥管5にスラリーSを移送する場合を例示したが、スラリーSよりも密度(比重)が大きい置換材料を集泥管1に供給することによって集泥管1内のスラリーSを揚泥管5に押し上げてもよい。
【0028】
また、上記実施形態においては、水深5000mを超える深海の海底下からレアアース泥を回収する場合を例示したが、これよりも浅い海域(例えば、水深1000~3000m又は3000~5000m)に本発明を適用してもよい。
【符号の説明】
【0029】
1…集泥管、1a…円筒部、1b…上板、1c…開口、1d…ノズル、3…攪拌装置、3a…ドリルパイプ、3b…ブレード、5…揚泥管、5a…アニュラス部、7…流路切替機構、7a…アニュラス封鎖機構、7b…ドリルパイプ封鎖バルブ、7c…シャッタ機構、9…サブシーポンプ(ポンプ)、10…回収システム、C…凹地、F…海底、L…層、L1…ライン