(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-02-02
(45)【発行日】2024-02-13
(54)【発明の名称】物品収納容器および物品送出装置
(51)【国際特許分類】
G07F 11/16 20060101AFI20240205BHJP
【FI】
G07F11/16 D
(21)【出願番号】P 2021158602
(22)【出願日】2021-09-29
【審査請求日】2023-04-20
(73)【特許権者】
【識別番号】000116987
【氏名又は名称】旭精工株式会社
(72)【発明者】
【氏名】山宮 毅人
【審査官】中村 泰二郎
(56)【参考文献】
【文献】特開2016-201054(JP,A)
【文献】特開2015-230526(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G07F 11/00-11/72
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
積み重ねられた物品を収納する物品収納容器と、
前記物品収納容器に収納されている前記物品のうちの最下の位置の前記物品を押動し、前記物品を前記物品収納容器の外部に送出する移動体と、
前記物品収納容器を装着する支持台と、
前記物品収納容器に備えられ、外部に送出される前記物品の取り出し口と、
前記物品収納容器に備えられ、前記取り出し口を開閉するシャッターと、
前記シャッターに接続される第1の当接部と、
前記第1の当接部と係合する第1の係合部と、
前記物品収納容器を前記支持台に装着するときの経路の途中に備えられ、前記シャッターが開いているときは前記第1の当接部に当接し、前記シャッターが閉じているときは前記第1の当接部に当接しない被当接部と、を有し、
前記物品収納容器が前記支持台に装着されている状態のときに前記シャッターを開くことで前記第1の当接部と前記第1の係合部が係合し、前記シャッターを閉じることで前記第1の当接部と前記第1の係合部の係合が解消され、前記シャッターが閉じられている状態で前記物品収納容器が前記支持台に装着されている場合は、前記物品収納容器は、前記第1の当接部と前記第1の係合部によって前記支持台からの取外しが妨げられず、前記シャッターが開かれている状態で前記物品収納容器が前記支持台に装着されている場合は、前記物品収納容器は、前記第1の当接部と前記第1の係合部によって前記支持台からの取外しが妨げられ、
前記シャッターが閉じられている状態で前記物品収納容器を前記支持台に装着する場合は、前記物品収納容器は、前記第1の当接部と前記被当接部によって前記支持台への装着が妨げられず、前記シャッターが開かれている状態で前記物品収納容器を前記支持台に装着する場合は、前記物品収納容器は、前記第1の当接部と前記被当接部によって前記支持台への装着が妨げられることを特徴とする物品送出装置。
【請求項2】
前記移動体と前記支持台が取り付けられているフレームと、
前記フレームに備えられ、第1の位置と第2の位置に前記支持台を移動させる移動機構と、を有し、
前記第1の位置では前記物品収納容器の装着と取外しが行われ、前記第2の位置では前記移動体によって前記物品収納容器に収納されている前記物品の送出が行われることを特徴する請求項1に記載の物品送出装置。
【請求項3】
前記第1の当接部は、前記シャッターの一部であり、
前記第1の係合部は前記支持台の前記第1の当接部の移動方向に交差する壁に設けられた凹部であり、
前記被当接部は前記壁であることを特徴とする請求項2に記載の物品送出装置。
【請求項4】
前記物品収納容器を前記支持台に固定する第1のフックと、前記支持台を前記フレームに固定する第2のフックと、を有することを特徴とする請求項3に記載の物品送出装置。
【請求項5】
前記物品収納容器が装着された前記支持台が前記第2の位置にあり、前記物品の送出がされない待機状態の場合、前記物品収納容器に収納されている前記物品は、前記移動体の上に載置されていることを特徴とする請求項2に記載の物品送出装置。
【請求項6】
前記シャッターに備えられた第2の係合部と、
前記第2の係合部と係合する第2の当接部と、
前記シャッターに備えられ、前記第2の当接部に当接する第2の被当接部と、を有し、
前記支持台に装着されている前記物品収納容器の前記シャッターが開いている場合は、前記第2の当接部は前記第2の被当接部に当接せずに前記第2の係合部に係合し、前記支持台は前記第1の位置から前記第2の位置に移動し、
前記支持台に装着されている前記物品収納容器の前記シャッターが閉じている場合は、前記第2の当接部は前記第2の係合部に係合せずに前記第2の被当接部に当接し、前記支持台は前記第1の位置から前記第2の位置への移動が妨げられることを特徴とする請求項2から請求項5の何れか1項に記載の物品送出装置。
【請求項7】
前記物品収納容器が装着されている前記支持台が前記第2の位置にある場合、前記シャッターは開いており、前記第2の当接部と前記第2の係合部との係合によって、前記シャッターは開閉が妨げられていることを特徴とする請求項6に記載の物品送出装置。
【請求項8】
前記第2の当接部は、前記フレームから突出した突起であり、
前記シャッターは、前記物品収納容器の前記取り出し口を覆うと共に底面側に延在し、
前記第2の係合部は、前記シャッターの前記物品収納容器の底面に備えられた貫通孔であり、
前記第2の被当接部は、底面側に延在する前記シャッターであることを特徴とする請求項6に記載の物品送出装置。
【請求項9】
前記シャッターに備えられ、前記シャッターに連動する第3の当接部と、
前記第3の当接部に係合する第3の係合部と、を有し、
前記物品収納容器を装着した前記支持台が前記第2の位置にある場合、
前記第3の当接部と前記第3の係合部が係合し、前記シャッターは移動が妨げられることを特徴とする請求項2から請求項5の何れか1項に記載の物品送出装置。
【請求項10】
前記物品収納容器は、底面に前記シャッターを露出する第1の貫通孔を備え、
前記シャッターは、前記シャッターが開いた状態のときの前記第1の貫通孔に対応する位置に第2の貫通孔を備え、
前記フレームは、突起を備え、
前記第3の当接部は前記第2の貫通孔であり、前記第3の係合部は前記突起であり、
前記物品収納容器が装着された前記支持台が前記第2の位置にある場合、前記突起は前記第1の貫通孔を介して前記第2の貫通孔に挿入されており、前記シャッターは、前記第2の貫通孔を形成する内周壁と前記突起が当接することによって移動が妨げられることを特徴とする請求項9に記載の物品送出装置。
【請求項11】
一列に積み重ねられた物品を収納する物品収納容器において、
前記物品を収納するケースと、
前記ケースの正面の下部に配置され、前記物品を外部に送出するための取り出し口と、
前記取り出し口を開閉するシャッターと、
前記シャッターの開閉操作を行うシャッター錠と、
前記シャッターに接続され、前記物品収納容器の外部に配置され前記物品収納容器を装着する支持台に配置された第1の係合部と係合または離隔する第1の当接部と、
前記シャッターに備えられ、前記物品収納容器の外部に配置され前記支持台を取り付けるフレームに配置された第2の当接部と係合または離隔する第2の係合部と、
を有することを特徴とする物品収納容器。
【請求項12】
前記ケースは、フロントパネルと、前記フロントパネルをロックするケース錠とを有
し、前記フロントパネルは前記物品を補充する開口を塞ぐことを特徴とする請求項11に記載の物品収納容器。
【請求項13】
前記第1の当接部は前記シャッターの一部であり、前記シャッターを開いたときに前記第1の係合部に係合し、前記シャッターを閉じたときに前記第1の係合部から離隔し、
前記第2の係合部は前記シャッターの一部であり、前記シャッターを閉じたときに前記第2の当接部に係合せず、前記シャッターを開いたときに前記第2の当接部に係合することを特徴とする請求項1
1に記載の物品収納容器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、物品を積み重ねて収納する物品収納容器および物品収納容器に収納されている物品を送出する物品送出装置に関する。
【背景技術】
【0002】
収納容器内に、物品が積み重ねられた状態で収納され、その物品のうち最下に位置する物品を、一個ずつ送出する装置が知られている。
【0003】
例えば、特許第6145607号公報には、収納容器に一列に積み重ねられた物品を、一個ずつ送出する装置が記載されている。この装置は、収納容器に収納されている物品を、移動体によって押し出すことで外部に送出する。収納容器は装置に着脱可能である。物品は収納容器を装置から外した状態で装填する。
【0004】
収納容器は、略直方体の形状をしている。収納容器には、箱状の物品が積み重ねられた状態で収納される。収納容器は、正面側の最下部に取り出し口が備わる。積み重ねられた物品の内の最下位置の物品は、背面側から正面側に水平方向に押され、取り出し口から送出される。取り出し口の高さは、1個の物品は通過できるが、2個の物品は通過できない高さである。下から2番目の物品は、最下位置の物品に引きずられるが、取り出し口に送出が阻まれる。収納容器の正面に対して、対向する側である背面には、移動体は通過できるが物品は通過できない開口が備わる。移動体はこの開口から収納容器内に入る。また、収納容器の底面は背面から正面に亘り中央が分断され、その部分を移動体が通る。物品は両側に分かれた底面に支持される。底面の中央は移動体を駆動する軸の通路となっている。移動体は、収納容器の最下に位置する物品を押しながら背面側から正面側に移動する。物品は、移動体に押されて取り出し口から送出される。下から2番目の物品は移動体の上に載った状態となる。物品の送出後、移動体は下方に移動した後、正面側から背面側に移動する。このとき、移動体の上に載っていた物品は、収納容器の底面に載置される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし従来の技術では、収納容器が装置から外されている場合は、収納容器の取り出し口から物品を取り出すことができる。そのため、収納容器を装置に着脱するときに、収納容器から物品がこぼれ落ちる問題があった。また、物品が収納容器から故意に引き抜かれる問題があった。
【0007】
そのため、取り出し口から物品が容易に取り出せない収納容器が望まれていた。また、装置に収納容器を着脱するときに、収納容器から容易に物品を取り出すことのできない収納容器と装置が望まれていた。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の物品送出装置は、積み重ねられた物品を収納する物品収納容器と、前記物品収納容器に収納されている前記物品のうちの最下の位置の前記物品を押動し、前記物品を前記物品収納容器の外部に送出する移動体と、前記物品収納容器を装着する支持台と、前記物品収納容器に備えられ、外部に送出される前記物品の取り出し口と、前記物品収納容器に備えられ、前記取り出し口を開閉するシャッターと、前記シャッターに接続される第1の当接部と、前記第1の当接部と係合する第1の係合部と、前記物品収納容器を前記支持台に装着するときの経路の途中に備えられ、前記シャッターが開いているときは前記第1の当接部に当接し、前記シャッターが閉じているときは前記第1の当接部に当接しない被当接部と、を有し、前記物品収納容器が前記支持台に装着されている状態のときに前記シャッターを開くことで前記第1の当接部と前記第1の係合部が係合し、前記シャッターを閉じることで前記第1の当接部と前記第1の係合部の係合が解消され、前記シャッターが閉じられている状態で前記物品収納容器が前記支持台に装着されている場合は、前記物品収納容器は、前記第1の当接部と前記第1の係合部によって前記支持台からの取外しが妨げられず、前記シャッターが開かれている状態で前記物品収納容器が前記支持台に装着されている場合は、前記物品収納容器は、前記第1の当接部と前記第1の係合部によって前記支持台からの取外しが妨げられ、前記シャッターが閉じられている状態で前記物品収納容器を前記支持台に装着する場合は、前記物品収納容器は、前記第1の当接部と前記被当接部によって前記支持台への装着が妨げられず、前記シャッターが開かれている状態で前記物品収納容器を前記支持台に装着する場合は、前記物品収納容器は、前記第1の当接部と前記被当接部によって前記支持台への装着が妨げられることを特徴とする。
【0009】
本発明の物品収納容器は、一列に積み重ねられた物品を収納する物品収納容器において、前記物品を収納するケースと、前記ケースの正面の下部に配置され、前記物品を外部に送出するための取り出し口と、前記取り出し口を開閉するシャッターと、前記シャッターの開閉操作を行うシャッター錠と、前記シャッターに接続され、前記物品収納容器の外部に配置され前記物品収納容器を装着する支持台に配置された第1の係合部と係合または離隔する第1の当接部と、前記シャッターに備えられ、前記物品収納容器の外部に配置され前記支持台を取り付けるフレームに配置された第2の当接部と係合または離隔する第2の係合部と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、物品収納容器に収納されている物品を容易に取り出すことができず、また、物品収納容器を物品送出装置に着脱するときに、物品収納容器の中の物品を容易に取り出すことができないので、物品収納容器および物品送出装置の安全性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】
図1は、物品収納容器を装着した状態の物品送出装置の斜視図である。
【
図2】
図2は、第1の位置に物品収納容器がある場合の物品送出装置の側面図である。
【
図3】
図3は、第2の位置に物品収納容器がある場合の物品送出装置の側面図である。
【
図5】
図5は、物品収納容器の取り出し口周辺の図である。
【
図6】
図6は、物品収納容器の背面側の開口を説明する図である。
【
図8】
図8は、物品送出装置の底面側からの部分斜視図である。
【
図9】
図9は、物品送出装置の移動体を説明する図である。
【
図10】
図10は、物品送出装置の動作を説明する第1の図である。
【
図11】
図11は、物品送出装置の動作を説明する第2の図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、
図1から
図11の図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。各図は、本発明を十分に理解できる程度に、概略的に示してあるに過ぎない。よって、本発明は、図示例のみに限定されるものではない。また、各図において、共通する構成要素や同様な構成要素については、同一の符号を付し、それらの重複する説明を省略する。
【0013】
まず、物品送出装置について、
図1を用いて説明する。
図1は、物品収納容器を装着した状態の物品送出装置の斜視図である。
【0014】
物品収納容器2は、物品送出装置1に着脱される。物品送出装置1は、物品収納容器2を装着した状態において、物品収納容器2に収納されている物品を送出開口8から外部に送出できる。物品送出装置1は、物品収納容器2に収納されている最下位置の物品を1個ずつ送出する。物品は、所定の厚みがあり、厚さが一定であり、固形のものが好ましい。また、物品は、重ねた場合に上面と底面が接するので、お互いに引っ掛からないように平坦なものが好ましい。例えば物品は、箱状の物、ケースに格納された物、メダルやトークン等であり、上面視円形や多角形のものでも良い。物品収納容器2に収納される物品は、重ねて収納されるので、同一の高さの物が好ましく、同一の形状の物が更に好ましい。物品は、高さが同一ならば、球体や楕円体などでも良い。物品収納容器2は、ケース4と、送出ユニット5を備える。ケース4は、物品を重ねて、収納するケースである。例えば、物品は、一列に重ねられケース4に収納される。送出ユニット5は、物品の取り出し口を備える。例えば、物品送出装置1は、物品の自動販売機に組み込まれ、入金された代金の受け取りと引き換えに品物を送出する。
【0015】
物品送出装置1は、物品を押し出して送出を行う移動体、移動体の駆動機構を含む駆動部、物品収納容器2を装着する台および台を移動させる移動機構を含む装着機構、それらを取り付けるフレーム3、物品送出装置1を制御する制御ユニット7を備える。例えば、支持台10の移動機構はリンク機構である。物品送出装置1は、正面側に、送出開口8とコネクタ9を備える。送出開口8は、物品を物品送出装置1から外部に送出する出口である。物品送出装置1は、コネクタ9を介して外部装置と接続され、物品送出装置1と外部装置との間で信号の入出力が行われる。また、物品送出装置1は、外部装置から電源の供給を受ける。また、物品送出装置1の正面側には遮蔽板6が備わり、物品送出装置1に物品収納容器2を着脱するときに物品にアクセスできないようにしている。
【0016】
次に、
図2、
図3を用いて物品収納容器2の物品送出装置1への装着について説明する。
図2は、第1の位置に物品収納容器がある場合の物品送出装置の側面図である。
図3は、第2の位置に物品収納容器がある場合の物品送出装置の側面図である。物品送出装置1は、物品収納容器2が装着された状態で使用される。物品収納容器2は物品送出装置1に装着および取外しができる。
【0017】
物品送出装置1は、物品収納容器2を装着する支持台10が備わる。支持台10は、物品収納容器2を装着または取外すことのできる第1の位置と、物品収納容器2から物品を送出できる第2の位置との間を移動する。
図2は、支持台10が第1の位置にあるときの図であり、
図3は、支持台10が第2の位置にあるときの図である。
【0018】
装着ピン13は、ケース4の側面に固定されたピンである。装着ピン13は、ケース4の対向する側面にそれぞれ配置されている。装着レバー11は、支持台10に回動自在に備えられている。装着レバー11の先端には、装着ピン13に掛ける装着フック12が備えられている。ケース4の対向する側面に備えられたもう一つの装着ピン13にも、対応する装着フック12が備わり、2つの装着フック12は、ケース4の背面側に備えられた連結軸で接続され、連動する。装着ピン13に装着フック12を掛けることで、物品収納容器2を支持台10に固定することができる。
【0019】
固定バー16は、フレーム3に備えられ、物品収納容器2の幅方向に沿って備えられた丸棒である。固定レバー14は、支持台10に回動自在に備えられている。固定レバー14の先端には、固定バー16に掛ける固定フック15が備わる。図中では、固定フック15は、フレーム3の陰に隠れているので、破線で示されている。フレーム3は、固定フック15を固定バー16に掛けることで、支持台10に固定される。支持台10の第1の位置は、固定フック15が固定バー16に掛けられ、支持台10がフレーム3に固定されている位置である。
【0020】
物品収納容器2は、支持台10が第1の位置にあるときに、装着または取り外される。物品収納容器2を物品送出装置1から取り外すときは、装着フック12を装着ピン13から外し、物品収納容器2を支持台10から外す。物品収納容器2を物品送出装置1に装着するときは、物品収納容器2を支持台10に装着し、装着フック12を装着ピン13に掛ける。
【0021】
支持台10は、物品収納容器2を装着後、物品収納容器2から物品を送出可能な第2の位置に移動される。物品収納容器2が支持台10に装着された状態で、固定フック15を固定バー16から外し、支持台10を移動可能にする。その後、支持台10を斜め下方に移動させ、物品収納容器2が装着された支持台10を第2の位置に固定する。支持台10の第2の位置は、物品を物品収納容器2から送出可能とする位置である。
【0022】
支持台10は、支持台10を第1の位置と第2の位置の間を移動させる移動機構と共にフレーム3に取り付けられており、また、固定フック15を固定バー16に掛けることで支持台10をフレーム3に固定することができる。支持台10が固定される位置は第1の位置である。支持台10をフレーム3に固定することで、物品収納容器2を着脱し易くできる。
【0023】
次に物品収納容器2について、
図4から
図7を用いて説明する。
【0024】
【0025】
物品収納容器2は、下部に送出ユニット5が配置され、上部にケース4が配置されている。ケース4の頂部にはケース錠20が配置されている。ケース錠20は、ケース4のフロント面に配置されているフロントパネル24をロックする。フロントパネル24は、ケース4に着脱できる。フロントパネル24をケース4から外した場合、ケース4の物品の収納庫が露出し、物品の補充ができる。
【0026】
ケース4の側面には、装着ピン13が固定されている。装着ピン13はケース4の対向する面のそれぞれに固定されている。
【0027】
ケース4の上部にはスタンド22がスタンド軸23に回動自在に固定されている。物品収納容器2を横たえるときにスタンド22を使用する。スタンド22を立てた状態で物品収納容器2を横に倒すことで、物品収納容器2を傾斜させることができる。物品をケース4の収納庫に補充する場合に、傾斜させることで作業がし易くなる。
【0028】
フロント面25は、送出ユニット5の正面側の面である。物品の取り出し口26は、フロント面25に備わる。シャッター27は、取り出し口26を開閉する覆いである。シャッター27が開いた状態の場合、ケース4に収納されている物品を取り出し口26から取り出すことができる。シャッター27が閉じた状態の場合、ケース4に収納されている物品を取り出し口26から取り出すことができない。シャッター27は、底面側に折り曲げられ、底面の一部を覆っている。
【0029】
フロント面25には、シャッター錠21が備わる。シャッター錠21は、シャッター27を開閉させる操作部であるとともにシャッター27の移動を規制するロックでもある。シャッター錠21に鍵を挿入し、回転させることで、シャッター27を操作する。例えば、シャッター27は、鍵が右に回されれば閉まり、左に回されれば開く。シャッター27は、鍵がないと開閉できない。
【0030】
【0031】
送出ユニット5の底面側には、物品を載置する底部支持板34が備わる。底部支持板34は、左右に分かれて配置されており、その間が開口している。送出ユニット5の背面側には、移動体入口35が備わる。左右の底部支持板34に挟まれる開口は、移動体入口35と取り出し口26とに繋がっている。シャッター27は、その開口と取り出し口26を覆い、物品が取り出せないようにしている。シャッター27は取り出し口26を覆う部分から、送出ユニット5の底面側に延在している。
【0032】
取り出し口26は、送出ユニット5の正面側に配置され、移動体入口35は、送出ユニット5の正面側に対向する背面側に配置されている。移動体は、物品収納容器2から物品を押し出し、外部に送出する。移動体の詳細については後述する。移動体は、移動体入口35から送出ユニット5の内部に入る。その後、移動体は、底部支持板34の間を通り、底部支持板34の上に積み重なる物品の最下の位置の物品を押し、取り出し口26から物品を送出する。
【0033】
シャッター27には、当接部32が備わる。例えば、当接部32はシャッター27の縁から突出した板である。当接部32はシャッター27の一部である。当接部32は、シャッター27の移動に伴い移動する。当接部32の移動を妨げないように、送出ユニット5は背面側に切り欠き33を備える。
【0034】
送出ユニット5の底面側には、物品の有無を検出するためのセンサー貫通孔29が備わる。送出ユニット5の外部に配置されたセンサーは、センサー貫通孔29を介して物品の有無を検出する。センサー貫通孔29は、底部支持板34に設けられた孔でも良いし、底部支持板34の間の開口の一部を利用しても良い。
【0035】
送出ユニット5の底面側には、底板28が備わる。底板28には、シャッター27の開閉状態を検出するための検出貫通孔30が備わる。シャッター27には、シャッター27の開閉状態を検出させるためのシャッター貫通孔31が備わる。シャッター27が開いている場合、シャッター貫通孔31は検出貫通孔30の位置に移動する。シャッター27が閉じている場合、検出貫通孔30はシャッター27によって塞がれる。シャッター27の開閉状態に応じて、検出貫通孔30は状態が変化する。シャッター貫通孔31と検出貫通孔30とに同時に板が挿入された場合、シャッター27は移動が止められる。送出ユニット5は、シャッター27の移動範囲を覆うように、ケース4よりも幅方向が大きい。検出貫通孔30は、物品の送出を妨げないように、送出ユニット5のケース4よりも幅方向に突出した部分に配置されている。また、シャッター錠21も同様に送出ユニット5のケース4よりも幅方向に突出した部分に配置されている。
【0036】
図6は、物品収納容器の背面側の開口を説明する図である。
【0037】
送出ユニット5の背面には、移動体入口35が備わる。移動体入口35から物品の一部が露出する。移動体入口35は、後述する移動体は通ることができるが、物品は通ることができない。移動体は、送出ユニット5の背面側から正面側に移動することで物品を押し出す。
【0038】
【0039】
底部支持板34は、シャッター27によって一部が覆われる。シャッター27によって覆われた部分の底部支持板34は、破線で示されている。シャッター27が閉じている場合、物品であるトークン36を取り出すことはできない。検出貫通孔30とシャッター貫通孔31の開口は、大凡同形状である。シャッター27が完全に開いている場合、検出貫通孔30とシャッター貫通孔31が重なる。シャッター27が完全に開いていない場合、検出貫通孔30はシャッター27によって覆われる。シャッター27が開いた場合、シャッター27の先端は、底部支持板34に重なる。シャッター27が開いた場合、当接部32は、切り欠き33から、送出ユニット5の外部にはみ出す。シャッター27が開いた場合、移動体入口35と取り出し口26が送出ユニット5の底面側で底部支持板34の間の開口を介して連通する。
【0040】
図8は、物品送出装置の底面側からの部分斜視図である。
【0041】
支持台10には、係合凹部38が備わる。物品収納容器2が支持台10に装着されているとき、係合凹部38の位置は、切り欠き33の位置に対応する。物品収納容器2が支持台10に装着され、シャッター27が開かれている場合、当接部32は、係合凹部38の窪みに入り込む。このとき、物品収納容器2は、物品送出装置1から外せない。物品収納容器2が支持台10に装着され、シャッター27が閉じられている場合、当接部32は、係合凹部38から外れている。このとき、物品収納容器2は、物品送出装置1に着脱できる。シャッター27の開閉状態に応じて、物品送出装置1は物品収納容器2の着脱が制御される。シャッター27が閉じられている状態であり、支持台10が第1の位置にあるときに、物品収納容器2は物品送出装置1に着脱できる。
【0042】
また、係合凹部38は、当接部32に係合する係合部である。当接部32と係合部である係合凹部38が係合した状態では、物品収納容器2は支持台10から取り外せない。係合凹部38は、支持台10の物品収納容器2を装着する面に対して、垂直に立設する壁に設けられている。この壁は、支持台10を構成する板金であり、シャッター27及び当接部32の移動方向に対して交差する方向に立設する。
【0043】
また、シャッター27が開いている状態で物品収納容器2を支持台10に装着する場合、支持台10の係合凹部38が配置されている壁に当接部32が当接し、装着することができない。この壁は、当接部32に当接する被当接部39である。被当接部39は、物品収納容器2を支持台10に装着するときの装着経路の途中に配置されている壁などである。例えば、被当接部39は支持台10を構成する部品に配置されている例を示したが、物品収納容器2を装着するときの装着経路の途中の他の場所、例えばフレーム3など、に配置しても良い。シャッター27が閉じている状態では、シャッター27に連動する当接部32は、被当接部39に当接することはない。このとき物品収納容器2は、支持台10に装着できる。
【0044】
当接部32は、シャッター27の一部を用いた例を説明したが、これに限らず、当接部32は、シャッター27に固定したピンや板などでも良い。また当接部32に対応する係合部として係合凹部38を用いたが、窪みではなく突起やピンや板などでも良い。また、当接部32は、直接または間接的にシャッター27に接続されていればよい。当接部32は、シャッター27に連動し、係合部はシャッター27の開閉に応じて当接部32に係合または分離するものであればよい。
【0045】
フレーム3には、ガイド突起37が備わる。物品送出装置1に物品収納容器2が装着され、支持台10が第2の位置にある場合、ガイド突起37は、検出貫通孔30及びシャッター貫通孔31に挿入され、係合する。シャッター27が閉じている場合、検出貫通孔30は、シャッター27によって塞がれている。このときに支持台10を第1の位置から第2の位置に移動させた場合、シャッター27によって塞がれた検出貫通孔30は、ガイド突起37の侵入を防ぐ。ガイド突起37は、シャッター27の表面に当接する。支持台10は、第2の位置に移動することができない。ガイド突起37は当接部、シャッター貫通孔31は係合部、シャッター27の表面は被当接部とも言える。
【0046】
シャッター27が開いている場合、検出貫通孔30は、シャッター27のシャッター貫通孔31によって内外が連通する。このときに支持台10は、第1の位置から第2の位置に移動できる。ガイド突起37は、検出貫通孔30とシャッター貫通孔31に侵入し、支持台10は第2の位置に移動できる。支持台10が第2の位置のとき、物品送出装置1は、物品収納容器2から物品を送出できる。支持台10に物品収納容器2が装着された後、物品収納容器2が装着された支持台10は、シャッター27の開閉状態に応じて、第1の位置から第2の位置への移動が制御される。
【0047】
支持台10の第2の位置は、第1の位置に対して、物品送出装置1の正面方向の下方に位置する。ガイド突起37は、支持台10の移動の軌跡に対応して、先端に向かい物品送出装置1の背面側に傾斜した面を備える。シャッター27が閉じている場合、ガイド突起37は、先端が支持台10の移動の初期の段階でシャッター27に当接し、支持台10の移動を妨げることができる。
【0048】
また、当接部32は第1の当接部、係合凹部38は第1の係合部とすれば、ガイド突起37は第2の当接部であり、シャッター貫通孔31は第2の係合部とも言える。
【0049】
物品収納容器2が装着された支持台10が、第2の位置にある場合、ガイド突起37とシャッター貫通孔31は係合し、シャッター27の移動はできない。このとき、シャッター27を閉じようとしても、ガイド突起37の側面はシャッター貫通孔31を構成する貫通孔の内周壁に当接し、シャッター27は移動できない。支持台10に装着された物品収納容器2が、第2の位置にある場合、シャッター27を閉じることができない。ガイド突起37の側面は被当接部であり、シャッター貫通孔31を構成する貫通孔の内周壁は当接部とも言える。シャッター貫通孔31の移動方向は、シャッター27の移動方向と同じ方向である。シャッター貫通孔31は、シャッター27の底面の幅方向の中央に配置されている。シャッター27の底面の幅方向に沿ってガイド突起37及びシャッター貫通孔31が形成されている。シャッター貫通孔31とガイド突起37の幅は大凡底面の半分の幅である。幅広にすることで、がたつき等を低減でき、支持台10の移動のストロークを長くでき、好適にシャッター27の移動を制限できる。
【0050】
また、当接部32が第1の当接部、係合凹部38が第1の係合部、ガイド突起37が第2の当接部、シャッター貫通孔31が第2の係合部であるとすれば、シャッター貫通孔31を構成する貫通孔の内周壁は第3の当接部、ガイド突起37の側面は第3の係合部、とも言える。
【0051】
物品収納容器2が装着された支持台10が第1の位置にある場合、シャッター27が開けられても取り出し口26は、遮蔽板6によって剥き出しにならない。支持台10が第1の位置にある場合、遮蔽板6によって、物品は物品収納容器2から取り出すことができない。
【0052】
検出貫通孔30は必ずしも設ける必要はない。ガイド突起37は、フレーム3に備えた例を説明したが、物品送出装置1の何れかに備えることができる。例えば、支持台10の移動経路の途中に配置することができる。ガイド突起37はフレーム3に設けた突起であり、シャッター貫通孔31はシャッター27に設けた開口である例を説明したが、突起と開口を逆にしても良いし、また突起と開口に限らずフックやレバーなどを用いてもよい。シャッター27に連動する物と、その連動する物に係合する物を備え、連動する物の状態に応じて、支持台10の移動を制御でき、かつ連動する物の状態に応じて、シャッターの開閉を制御できればよい。また、支持台10の移動を制御する機構と、シャッターの開閉を制御する機構を分離しても良い。
【0053】
【0054】
移動体ユニット40は移動体47を備える。移動体ユニット40が移動し、移動体47によってトークン36が押動される。移動体47は、リンク支持台48に固定されている。
【0055】
ベース49には、ベース49をベルト45に固定する固定部46が備わる。ベルト45は、不図示のモーターによって駆動され、ベース49を移動させる。
【0056】
ベース49には、ローラー41が両サイドに備わる。両サイドにローラー41が配置されたローラー対2組がベース49に配置されている。ローラー41は、後述のレールに沿って移動する。
【0057】
ベース49には、ローラー41の軸を支点とするリンクアーム42が、各ローラー41の軸に対応して配置されている。リンクアーム42は、軸を中心に屈曲している。リンクアーム42の一方の端部には、リンク支持台48が接続されている。リンクアーム42の他方の端部には、長穴が備わる。ベース49には、移動体ユニット40の長手方向に沿って長穴が備わる。リンクアーム42の長穴とベース49の長穴は交差する。リンクアーム42の長穴とベース49の長穴は、移動軸43によって連結される。移動軸43がベース49の長穴の正面側の端に位置する場合、移動体47が最も高い位置である押動位置に位置する。このとき、移動体ユニット40は物品送出装置1の背面側から正面側に移動しながら、トークン36を押動する。また、このとき、移動体47は、物品を送出せずに、物品を載置した状態で停止し、待機する場合がある。移動軸43がベース49の長穴の背面側の端に位置する場合、移動体47が最も低い位置である回避位置に位置する。このとき、移動体ユニット40は物品送出装置1の正面側から背面側にトークン36に接触せずに移動する。移動体47は、トークン36の下方側を離れて背面側に移動する。
【0058】
次に
図10と
図11を用い物品送出装置の物品の送出動作について説明する。
図10は、物品送出装置の動作を説明する第1の図である。
図11は、物品送出装置の動作を説明する第2の図である。
図10は、移動体47が移動体入口35側にあり、移動体47がトークン36を押動する前の状態を示している。
図11は、移動体47が取り出し口26側にあり、移動体47がトークン36を押動した後の状態を示している。物品送出装置1は不図示の制御手段によって動作が制御される。例えば制御手段は、CPU、メモリーを含み、プログラムに従ってモーター、ソレノイド、センサーなどの要素の動作を制御する制御回路である。
【0059】
フレーム3には、レール51が備わる。レール51に沿ってローラー41が転がる。移動体ユニット40は、ベルト45によって物品送出装置1の背面側と正面側を往復移動する。移動体47が背面側から正面側に移動する場合は、移動体47は押動位置にあり、正面側から背面側に移動する場合は、移動体47は回避位置にある。物品送出装置1がトークン36を送出しない待機状態の場合、移動体47は、トークン36を載置した状態で停止している。このとき、移動体47は、底部支持板34の間に停止し、トークン36を載置した状態となる。
【0060】
次に、物品送出装置1がトークン36を送出する物品送出状態の場合を説明する。まず移動体47を回避位置に移動させ、トークン36を底部支持板34に載置させる。次に、移動体47は、トークン36の下を通り、背面側に移動させられる。次に、移動体47は、押動位置に移動し、移動体入口35を通り、物品収納容器2の最下位置にあるトークン36を押動し、送出する。下から2番目のトークン36は、取り出し口26を形成している板によって押さえられ、送出されることはない。また、最下位置のトークン36が送出された後、下から2番目のトークン36は、移動体47の上に載置された状態となる。トークン36を1つだけ送出する場合は、この状態で停止する。連続してトークン36を送出する場合は、移動体47は、トークン36を押し出した後に回避位置に移動し、背面側に移動し、次のトークン36を押動する動作を繰り返す。
【0061】
移動体47によって物品収納容器2から押し出されるトークン36は、底部支持板34に直接載置される。下から2番目のトークン36は、取り出し口26を形成する板によって押さえられ、送出されることはない。最下位置のトークン36が押し出された後、下から2番目以降のトークン36は、落下し、移動体47に支持される。取り出し口26の開口部の高さは、1つのトークンのみが通れる高さにされている。トークン36は、移動体47に支持されている状態では、取り出し口26を形成している板に阻まれ、取り出し口26から取り出すことができない。また別の例として、取り出し口26の高さを調整可能としてもよい。取り出し口26を形成している上側の板を上下に移動できる機構にすることで、様々な高さの物品に対応できる。
【0062】
移動体47の待機位置は、トークン36を外部に押出したときの位置である。移動体47が待機位置にあるときに、支持台10を支持台の移動機構によって第1の位置から第2の位置に移動させる。移動体47は、物品収納容器2の最下位置のトークン36を押し上げ、底部支持板34から離間させる。支持台10が第2の位置に移動した場合、トークン36は移動体47の上に載った状態となる。トークン36は、取り出し口26を形成する板によって、取り出すことができない。不図示の制御手段は、物品収納容器2を装着する場合に、移動体47を待機位置に移動させる制御を行う。
【0063】
フレーム3には、トークン検知レバー50が取り付けられている。物品収納容器2の中にトークン36が収納されている場合は、トークン検知レバー50は、トークン36によって移動が制限され、センサー貫通孔29に深く挿入されない。物品収納容器2の中にトークン36が収納されていない場合は、トークン検知レバー50は、トークン36によって移動が制限されず、センサー貫通孔29に深く挿入される。トークン検知レバー50の移動位置に応じて物品収納容器2の中のトークン36の有無を検出することができる。不図示の制御手段によって、物品収納容器2の中のトークン36の有無の情報を取得し制御に利用することができる。
【符号の説明】
【0064】
1 物品送出装置
2 物品収納容器
3 フレーム
4 ケース
5 送出ユニット
6 遮蔽板
7 制御ユニット
8 送出開口
9 コネクタ
10 支持台
11 装着レバー
12 装着フック
13 装着ピン
14 固定レバー
15 固定フック
16 固定バー
20 ケース錠
21 シャッター錠
22 スタンド
23 スタンド軸
24 フロントパネル
25 フロント面
26 取り出し口
27 シャッター
28 底板
29 センサー貫通孔
30 検出貫通孔
31 シャッター貫通孔
32 当接部
33 切り欠き
34 底部支持板
35 移動体入口
36 トークン
37 ガイド突起
38 係合凹部
39 被当接部
40 移動体ユニット
41 ローラー
42 リンクアーム
43 移動軸
44 長穴
45 ベルト
46 固定部
47 移動体
48 リンク支持台
49 ベース
50 トークン検知レバー
51 レール