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特許7430431ソケット駆動照明コネクタ、ソケット駆動照明装置及びソケット駆動照明装置の操作方法
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  • 特許-ソケット駆動照明コネクタ、ソケット駆動照明装置及びソケット駆動照明装置の操作方法 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-02-02
(45)【発行日】2024-02-13
(54)【発明の名称】ソケット駆動照明コネクタ、ソケット駆動照明装置及びソケット駆動照明装置の操作方法
(51)【国際特許分類】
   F21L 4/00 20060101AFI20240205BHJP
   F21V 23/04 20060101ALI20240205BHJP
   F21V 19/00 20060101ALI20240205BHJP
   H01H 27/00 20060101ALI20240205BHJP
【FI】
F21L4/00 410
F21V23/04 130
F21V19/00 530
F21L4/00 615
H01H27/00 D
【請求項の数】 10
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023041443
(22)【出願日】2023-03-15
(65)【公開番号】P2023138460
(43)【公開日】2023-10-02
【審査請求日】2023-03-27
(31)【優先権主張番号】111109707
(32)【優先日】2022-03-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】TW
(73)【特許権者】
【識別番号】511314186
【氏名又は名称】優鋼機械股▲ふん▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110001139
【氏名又は名称】SK弁理士法人
(74)【代理人】
【識別番号】100130328
【弁理士】
【氏名又は名称】奥野 彰彦
(74)【代理人】
【識別番号】100130672
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 寛之
(72)【発明者】
【氏名】謝 智慶
【審査官】下原 浩嗣
(56)【参考文献】
【文献】特開昭51-052684(JP,A)
【文献】特開2003-331601(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2006/0193129(US,A1)
【文献】登録実用新案第3235207(JP,U)
【文献】特開平10-255501(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F21L 4/00
F21V 23/04
F21V 19/00
H01H 27/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
環囲されることで貫通空間を画成する外壁と、前記外壁を貫通して前記貫通空間に連通する半径方向の貫通孔とを含むコネクタ本体と、
前記貫通空間に位置する電球と
前記電球に電気的に接続され、前記貫通空間に設けられたスイッチと、
前記半径方向の貫通孔に移動可能に設けられた位置決め球体と
を含み、ソケットと接続するソケット駆動照明コネクタであって、
前記ソケットが前記コネクタ本体に外嵌された場合、前記位置決め球体を第1位置から第2位置に切り替えるよう押し、前記位置決め球体が前記第2位置にある時前記スイッチを押圧して前記電球をオンにさせ、且つ前記位置決め球体が前記ソケットに当接して位置決めするソケット駆動照明コネクタ。
【請求項2】
前記貫通空間に位置し、且つ前記スイッチと前記位置決め球体との間に位置するリセット部材をさらに含む請求項1に記載のソケット駆動照明コネクタ。
【請求項3】
前記貫通空間内に位置し、且つ前記電球の設置のために供される回路基板をさらに含む請求項1に記載のソケット駆動照明コネクタ。
【請求項4】
前記貫通空間内に位置し、且つ前記回路基板に設けられた電池をさらに含む請求項3に記載のソケット駆動照明コネクタ。
【請求項5】
ソケット外壁と、
前記ソケット外壁に設けられた少なくとも1つの光透過部と
を含むソケットと、
環囲されることで貫通空間を画成する外壁と、
前記外壁を貫通して前記貫通空間に連通する半径方向の貫通孔と
を含むコネクタ本体と、
前記貫通空間に位置する電球と
前記電球に電気的に接続され、前記貫通空間に設けられたスイッチと、
前記半径方向の貫通孔に移動可能に設けられた位置決め球体と
を含み、ソケットを接続するためのソケット駆動照明コネクタと
を含むソケット駆動照明装置であって、
前記ソケットが前記コネクタ本体に外嵌された場合、前記位置決め球体を第1位置から第2位置に切り替えるよう押し、前記位置決め球体が前記第2位置にある時前記スイッチを押圧して前記電球をオンにさせ、且つ前記位置決め球体が前記ソケットに当接して位置決めし、且つ電球の光は少なくとも1つの光透過部からソケット外に射出するソケット駆動照明装置。
【請求項6】
前記ソケット駆動照明コネクタは、前記貫通空間に位置し、且つ前記スイッチと前記位置決め球体との間に位置するリセット部材をさらに含む請求項5に記載のソケット駆動照明装置。
【請求項7】
前記ソケット駆動照明コネクタは、前記貫通空間内に位置し、且つ前記電球の設置のために供される回路基板をさらに含む請求項5に記載のソケット駆動照明装置。
【請求項8】
前記ソケット駆動照明コネクタは、前記貫通空間内に位置し、且つ前記回路基板に設けられた電池をさらに含む請求項7に記載のソケット駆動照明装置。
【請求項9】
ソケットをソケット駆動照明コネクタのコネクタ本体に嵌め込むソケット接続ステップと、
前記ソケット駆動照明コネクタは、位置決め球体と、電球と、スイッチとを含み、前記ソケットが前記コネクタ本体に嵌め込まれると、前記位置決め球体を押すことで前記スイッチを押圧するため、前記電球を点灯し、且つ前記位置決め球体が前記ソケットに当接して位置決めするトリガーステップと
を含むソケット駆動照明装置の操作方法。
【請求項10】
前記ソケットを前記ソケット駆動照明コネクタから引き抜きするソケット引き抜きステップと、
力を受けていない時の位置に前記位置決め球体をリセットして前記電球をオフにさせるトリガー解除ステップと
をさらに含む請求項9に記載のソケット駆動照明装置の操作方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、照明コネクタ、照明装置及び照明装置の操作方法に関し、特に、手工具装置に用いることのできるソケット駆動照明コネクタ、ソケット駆動照明装置及びソケット駆動照明装置の操作方法に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に言えば、手工具は、コネクタを含み得、コネクタは部品を締め付けるため、ソケットに接続することができる。照明が不十分な場所での手工具の操作を助けるため、一部の業者はコネクタに灯具及び外部スイッチを設け、手動でスイッチを操作してライトを点灯させる。しかし操作者が暗所でコネクタのライトを点灯させたい時、コネクタのスイッチを探すのに時間がかかることが多い。したがって、如何にして暗所でコネクタ及びソケットを含む照明装置を操作する時、灯具をより便利に点灯させるかは、関連分野で解決しようとする課題であった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本開示は、ソケット駆動照明コネクタのスイッチ及び位置決め球体の構造設計を介して、暗所でのソケットの操作効率を効果的に向上できるソケット駆動照明コネクタを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本開示の一実施形態によれば、ソケットと接続し、コネクタ本体と、電球と、スイッチと、位置決め球体とを含むソケット駆動照明コネクタを提供する。コネクタ本体は、外壁と、半径方向の貫通孔とを含む。外壁は、環囲されることで貫通空間を画成する。半径方向の貫通孔は、外壁を貫通して貫通空間に連通する。電球は、貫通空間に位置する。スイッチは、電球に電気的に接続され、貫通空間に設けられる。位置決め球体は、半径方向の貫通孔に移動可能に設けられる。ソケットがコネクタ本体に外嵌された場合、位置決め球体を第1位置から第2位置に切り替えるよう押し、位置決め球体が第2位置にある時スイッチを押圧して電球をオンにさせ、且つ位置決め球体がソケットに当接して位置決めする。これにより、操作者がソケットをソケット駆動照明コネクタに嵌め込むと、すぐに電球がオンにされ、暗所でのソケット操作効率を向上させることができる。
【0005】
前述の実施形態のソケット駆動照明コネクタによれば、貫通空間に位置し、且つスイッチと位置決め球体との間に位置するリセット部材をさらに含み得る。
【0006】
前述の実施形態のソケット駆動照明コネクタによれば、貫通空間内に位置し、且つ電球の設置のために供される回路基板をさらに含み得る。
【0007】
前述の実施形態のソケット駆動照明コネクタによれば、貫通空間内に位置し、且つ回路基板に設けられた電池をさらに含み得る。
【0008】
本開示の一実施形態によれば、ソケットと、ソケット駆動照明コネクタとを含むソケット駆動照明装置を提供する。ソケットは、ソケット外壁と、少なくとも1つの光透過部とを含む。少なくとも1つの光透過部は、ソケット外壁に設けられる。ソケット駆動照明コネクタは、ソケットを接続するために用いられ、コネクタ本体と、電球と、スイッチと、位置決め球体とを含むソケット駆動照明コネクタを提供する。コネクタ本体は、外壁と、半径方向の貫通孔とを含む。外壁は、環囲されることで貫通空間を画成する。半径方向の貫通孔は、外壁を貫通して貫通空間に連通する。電球は、貫通空間に位置する。スイッチは、電球に電気的に接続され、貫通空間に設けられる。位置決め球体は、半径方向の貫通孔に移動可能に設けられる。ソケットがコネクタ本体に外嵌された場合、位置決め球体を第1位置から第2位置に切り替えるよう押し、位置決め球体が第2位置にある時スイッチを押圧して電球をオンにさせ、位置決め球体がソケットに当接して位置決めし、且つ電球の光は少なくとも1つの光透過部からソケット外に射出する。これにより、操作者がソケットをソケット駆動照明コネクタに嵌め込むと、すぐに電球がオンにされ、暗所でのソケット操作効率を向上させることができる。
【0009】
前述の実施形態のソケット駆動照明装置によれば、ソケット駆動照明コネクタは、貫通空間に位置し、且つスイッチと位置決め球体との間に位置するリセット部材をさらに含み得る。
【0010】
前述の実施形態のソケット駆動照明装置によれば、ソケット駆動照明コネクタは、貫通空間内に位置し、且つ電球の設置のために供される回路基板をさらに含み得る。
【0011】
前述の実施形態のソケット駆動照明装置によれば、ソケット駆動照明コネクタは、貫通空間内に位置し、且つ回路基板に設けられた電池をさらに含み得る。
【0012】
本開示の一実施形態によれ、ソケット接続ステップと、トリガーステップとを含むソケット駆動照明装置の操作方法を提供する。ソケット接続ステップは、ソケットをソケット駆動照明コネクタのコネクタ本体に嵌め込むことである。トリガーステップにおいて、ソケット駆動照明コネクタは、位置決め球体と、電球と、スイッチとを含み、ソケットがコネクタ本体に嵌め込まれると、位置決め球体を押すことでスイッチを押圧するため、電球を点灯し、且つ位置決め球体がソケットに当接して位置決めする。これにより、操作者が暗所でソケットを操作する効率を向上させることができる。
【0013】
前述の実施形態のソケット駆動照明装置の操作方法によれば、ソケット引き抜きステップと、トリガー解除ステップとをさらに含み得る。ソケット引き抜きステップは、ソケットをソケット駆動照明コネクタから引き抜きすることである。トリガー解除ステップは、力を受けていない時の位置に位置決め球体をリセットして電球をオフにさせることである。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本開示の一実施形態によるソケット駆動照明コネクタを示す概略図である。
図2図1の実施形態によるソケット駆動照明コネクタの立体分解図である。
図3図1の実施形態によるソケット駆動照明コネクタとソケットとの接続の断面の概略を示す概略図である。
図4図1の実施形態によるソケット駆動照明コネクタがソケットに接続されている場合の別の断面の概略を示す概略図である。
図5】本開示の別の実施形態によるソケット駆動照明装置を示す概略図である。
図6図5の実施形態によるソケット駆動照明装置の断面の概略を示す概略図である。
図7図5の実施形態によるソケット駆動照明装置の別の断面の概略を示す概略図である。
図8】本開示のさらに別の実施形態によるソケット駆動照明装置の操作方法を示す流れ図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
図1図2を参照されたい。図1は、本開示の一実施形態によるソケット駆動照明コネクタ100を示す概略図である。図2は、図1の実施形態によるソケット駆動照明コネクタ100の立体分解図である。図1及び図2からも分かる通り、ソケット駆動照明コネクタ100は、ソケット200(図3)に接続され、コネクタ本体110と、電球120と、スイッチ130と、位置決め球体140とを含む。コネクタ本体110は、外壁111と、半径方向の貫通孔112とを含む。外壁111は、環囲されることで貫通空間Sを画成する。半径方向の貫通孔112は、外壁111を貫通して貫通空間Sに連通する。電球120は、貫通空間Sに位置する。スイッチ130は、電球120に電気的に接続され、貫通空間Sに設けられる。位置決め球体140は、半径方向の貫通孔112に移動可能に設けられる。ソケット200がコネクタ本体110に外嵌された場合、位置決め球体140を第1位置(図3)から第2位置(図4)に切り替えるよう押し、位置決め球体140が第2位置にある時スイッチ130を押圧して電球120をオンにさせ、且つ位置決め球体140がソケット200に当接して位置決めする。
【0016】
ソケット駆動照明コネクタ100の一端は、手工具(図示せず)に接続することができ、他端はソケット200の嵌め込みに供することができ、位置決め球体140の移動・押し当てを介してソケット200をソケット駆動照明コネクタ100に接続させることができ、手工具でソケット駆動照明コネクタ100を駆動してソケット200を回転させる。ソケット駆動照明コネクタ100は、貫通空間Sに位置し、且つスイッチ130と位置決め球体140との間に位置するリセット部材150をさらに含み得る。詳しく言えば、位置決め球体140が第1位置にある時、リセット部材150が圧縮を受けていない。位置決め球体140が力を受けて第2位置にある時、リセット部材150が力を受けて圧縮される。位置決め球体140が加えられた力を解除した場合、リセット部材150が元の状態に戻り、位置決め球体140を押して第2位置から第1位置に移動する。具体的にリセット部材150は、ばね又は弾性体であり得るが、本発明はこれに限定されない。
【0017】
ソケット駆動照明コネクタ100は、貫通空間S内に位置し、且つ電球12の設置のために供される回路基板160をさらに含み得る。
【0018】
ソケット駆動照明コネクタ100は、貫通空間S内に位置し、且つ回路基板160に設けられた電池170をさらに含み得る。回路基板160は、管部と、筒部とを含み得、筒部は管部に接続され、電球120及びスイッチ130が管部に設けられ、電池170が筒部に収容されることができ、且つ電球120、スイッチ130及び電池170の三者が電気的に接続し、スイッチ130が押された後、電池170の電力が電球120に送られ、電球120を点灯させることができる。
【0019】
図3図4を参照すると、図1の実施形態によるソケット駆動照明コネクタとソケット200との接続の断面の概略を示す概略図であるである。図4は、図1の実施形態によるソケット駆動照明コネクタがソケット200に接続されている場合の別の断面の概略を示す概略図である。図3からも分かるように位置決め球体140が第1位置にある時、スイッチ130と接触しない。対照的に、図4に示すように、操作者がコネクタ本体110の外部から位置決め球体140を押す又はソケット200をソケット駆動照明コネクタ100に嵌め込んで位置決め球体140を第2位置に移動させた時、位置決め球体140が力を受けてリセット部材150を圧縮して、スイッチ130に押し付け、回路が導通して電球120を点灯させる。換言すれば、ソケット200がソケット駆動照明コネクタ100に嵌め込まれると、電球120が点灯する。これにより、操作者が暗所でソケット200を操作する効率を向上させることができる。さらに言えば、ソケット駆動照明コネクタ100は、懐中電灯としても使用でき、操作者が指で位置決め球体140を押すと、ソケット駆動照明コネクタ100が発光する。特筆すべきことは、本実施形態において、スイッチ130が押された後に電気的に導通でき、スイッチ130がリセットされた後で電気が切られる。ただしその他の実施形態において、スイッチが押されるたびに、リセットの有無を問わず電気状態が一度切り替わるが、これに限定されない。
【0020】
図5図6を参照されたい。図5は、本開示の別の実施形態によるソケット駆動照明装置10を示す概略図である。図6は、図5の実施形態によるソケット駆動照明装置10の断面の概略を示す概略図である。図5及び図6から分かるように、ソケット駆動照明装置10は、ソケット300と、ソケット駆動照明コネクタ400とを含む。ソケット300は、ソケット外壁310と、少なくとも1つの光透過部320とを含む。光透過部320は、ソケット外壁310に設けられる。ソケット駆動照明コネクタ400は、コネクタ本体410と、電球420と、スイッチ430と、位置決め球体440とを含む。コネクタ本体410は、外壁411と、半径方向の貫通孔412とを含む。外壁411は、環囲されることで貫通空間Sを画成する。半径方向の貫通孔412は、外壁411を貫通して貫通空間Sに連通する。電球420は、貫通空間Sに位置する。スイッチ430は、電球420に電気的に接続され、貫通空間Sに設けられる。位置決め球体440は、半径方向の貫通孔412に移動可能に設けられる。ソケット300がコネクタ本体410に外嵌された場合、位置決め球体440を第1位置から第2位置に切り替えるよう押し、位置決め球体440が第2位置にある時スイッチ430を押圧して電球420をオンにさせ、位置決め球体440がソケット300に当接して位置決めし、且つ電球420の光は少なくとも1つの光透過部320からソケット300外に射出する。
【0021】
詳しく言えば、光透過部320の数は、2で、ソケットの外壁310に対称的に配置され、光透過部320はソケット300の内部と連通する貫通孔であり、好ましくは電球420の位置に対応する。その他の実施形態において、光透過部は実体構造であり得、透光性材料で製造されて光を透過させることができるが、これに限定されない。スイッチ430は、マイクロスイッチ構造であり、位置決め球体440が力を受けてスイッチ430の押し棒を押し付けた時、スイッチ430の内部素子を連動して回路を導通させ、電球420が点灯し、外力が除去された後、スイッチ430内のばねにより押し棒をリセットさせ、位置決め球体440もリセットされる。すなわち、図5及び図6の実施形態において、リセット部材を追加で設ける必要がなく、スイッチ430内のばねにより位置決め球体440の復元力を提供することができる。
【0022】
ソケット駆動照明コネクタ400は、回路基板450と、電池460とをさらに含み得る。回路基板450は、貫通空間S内に位置し、電球420の設置のために供される。電池460は、貫通空間S内に位置し、回路基板450に設けられる。回路基板450及び電池460は、図2図4の実施形態の回路基板160及び電池170と同じであるため、ここでその説明を省略する。
【0023】
図7を参照すると、図7は、図5の実施形態によるソケット駆動照明装置10の別の断面の概略を示す概略図である。図6及び図7からも分かるように位置決め球体440が第1位置にある時(図6)、スイッチ430と接触しない。対照的に、図7に示すように、操作者がコネクタ本体410の外部から位置決め球体440を押す又はソケット300をソケット駆動照明コネクタ400に嵌め込んで位置決め球体440を第2位置に移動させた時、位置決め球体440が力を受けてスイッチ430に押し付け、回路が導通して電球420を点灯させる。換言すれば、ソケット300がソケット駆動照明コネクタ400に嵌め込まれると、電球420が点灯する。これにより、操作者が暗所でソケット300を操作する効率を向上させることができる。さらに言えば、ソケット駆動照明コネクタ400は、懐中電灯としても使用でき、操作者が指で位置決め球体440を押すと、ソケット駆動照明コネクタ400が発光する。
【0024】
図5図7と併せて図8を参照すると、本開示のさらに別の実施形態によるソケット駆動照明装置の操作方法500を示す流れ図である。以下は、図5図7の実施形態と併せてソケット駆動照明装置の操作方法500の詳細を説明する。図5図8から分かるように、ソケット駆動照明装置の操作方法500は、ソケット接続ステップ510と、トリガーステップ520とを含む。ソケット接続ステップ510は、ソケット300をソケット駆動照明コネクタ400のコネクタ本体410に嵌め込むことである。トリガーステップ520において、ソケット駆動照明コネクタ400は、位置決め球体440と、電球420と、スイッチ430とを含み、ソケット300がコネクタ本体410に嵌め込まれると、位置決め球体440を押すことでスイッチ430を押圧するため、電球420を点灯し、且つ位置決め球体440がソケット300に当接して位置決めする。
【0025】
具体的にソケット駆動照明コネクタ400は、コネクタ本体410と、位置決め球体440と、電球420と、スイッチ430とを含む。ソケット300がコネクタ本体410に嵌め込まれた後、位置決め球体440を押すことで、位置決め球体440がスイッチ430を押圧して電球420を点灯させる。
【0026】
ソケット駆動照明装置の操作方法500は、ソケット引き抜きステップ530と、トリガー解除ステップ540とをさらに含み得る。ソケット引き抜きステップ530は、ソケット300をソケット駆動照明コネクタ400から引き抜きすることである。トリガー解除ステップ540は、力を受けていない時の位置に位置決め球体440をリセットして電球420をオフにさせることである。
【0027】
詳しく言えば、ソケット300をソケット駆動照明コネクタ400から引き抜きすると、位置決め球体440は力を受けていない時の位置に即座に戻り、電球420が即座にオフにされる。
【0028】
本開示では実施形態を前述の通り開示したが、これらは決して本開示に限定するものではなく、当該技術を熟知する者なら誰でも、本開示の精神と領域を脱しない範囲内で各種の変動や潤色を加えることができ、従って本開示の保護範囲は、添付の特許請求の範囲で特定した内容を基準とする。
【符号の説明】
【0029】
100、400 ソケット駆動照明コネクタ
10 ソケット駆動照明装置
110、410 コネクタ本体
111、411 外壁
112、412 半径方向の貫通孔
120、420 電球
130、430 スイッチ
140、440 位置決め球体
150 リセット部材
160、450 回路基板
170、460 電池
200、300 ソケット
310 ソケット外壁
320 光透過部
500 ソケット駆動照明装置の操作方法
510 ソケット接続ステップ
520 トリガーステップ
530 ソケット引き抜きステップ
540 トリガー解除ステップ
S 貫通空間
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8