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特許7430628携帯情報端末のデータ通信や端末機能を制御するためのコンピュータソフトウエアプログラム及びデータ通信制御サーバ
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  • 特許-携帯情報端末のデータ通信や端末機能を制御するためのコンピュータソフトウエアプログラム及びデータ通信制御サーバ 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-02-02
(45)【発行日】2024-02-13
(54)【発明の名称】携帯情報端末のデータ通信や端末機能を制御するためのコンピュータソフトウエアプログラム及びデータ通信制御サーバ
(51)【国際特許分類】
   H04M 1/72 20210101AFI20240205BHJP
   H04M 3/00 20240101ALI20240205BHJP
   H04W 48/16 20090101ALI20240205BHJP
   H04W 92/08 20090101ALI20240205BHJP
   H04W 12/12 20210101ALI20240205BHJP
   H04M 1/00 20060101ALI20240205BHJP
【FI】
H04M1/72
H04M3/00 B
H04W48/16
H04W92/08
H04W12/12
H04M1/00 R
【請求項の数】 7
(21)【出願番号】P 2020500577
(86)(22)【出願日】2019-02-15
(86)【国際出願番号】 JP2019005520
(87)【国際公開番号】W WO2019160076
(87)【国際公開日】2019-08-22
【審査請求日】2022-01-06
(31)【優先権主張番号】P 2018026945
(32)【優先日】2018-02-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】500260296
【氏名又は名称】フリービット株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100104411
【弁理士】
【氏名又は名称】矢口 太郎
(72)【発明者】
【氏名】大泉 洋
(72)【発明者】
【氏名】石田 宏樹
【審査官】吉村 伊佐雄
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2006/006217(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B7/24-7/26
H04M1/00
1/24-3/00
3/16-3/20
3/38-3/58
7/00-7/16
11/00-11/10
99/00
H04W4/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信事業者が提供するSIM(Subscriber identity module)が実装されてなる携帯情報端末にインストールされ、この携帯情報端末のSIMによるモバイルネットワークを通したデータ通信及び当該携帯情報端末の端末機能を制御するためのコンピュータソフトウエアプログラムであり、
このコンピュータソフトウエアプログラムは、前記携帯情報端末に、所定の生存確認指令に応じ、上記通信事業者のデータ通信制御サーバに対してこのコンピュータソフトウエアプログラムが実行中であることを示す生存信号を送信させるものであり、
前記データ通信制御サーバは、前記生存確認指令に応じた前記コンピュータソフトウエアプログラムからの生存信号を受信しない場合に、前記SIMによるモバイルネットワークを通したデータ通信を停止する指令を前記携帯情報端末が接続しているモバイルネットワーク接続制御装置に送信するものである
ことを特徴とするコンピュータソフトウエアプログラム。
【請求項2】
請求項1記載のコンピュータソフトウエアプログラムにおいて、
前記生存確認指令は、前記データ通信制御サーバから受け取るものであり、
前記データ通信制御サーバは、前記生存確認指令に応じた前記コンピュータソフトウエアプログラムからの生存信号を一定時間内に受信しない場合に前記SIMによるデータ通信を停止する指令を前記モバイルネットワーク接続制御装置に送信するものである
ことを特徴とするコンピュータソフトウエアプログラム。
【請求項3】
請求項1記載のコンピュータソフトウエアプログラムにおいて、
前記生存確認指令は、前記携帯情報端末内で一定時間毎に生成されるものであり、
前記データ通信制御サーバは、前記生存確認指令に応じた前記コンピュータソフトウエアプログラムからの生存信号を前記一定時間毎に受信しない場合に前記SIMによるデータ通信を停止する指令を前記モバイルネットワーク接続制御装置に送信するものである
ことを特徴とするコンピュータソフトウエアプログラム。
【請求項4】
請求項1記載のコンピュータソフトウエアプログラムにおいて、
さらに、
上記携帯情報端末内で検出した事象に基づいてデータ通信制御についての指令を生成し、前記データ通信制御サーバに送信するデータ通信制御モジュールを有するものである
ことを特徴とするコンピュータソフトウエアプログラム。
【請求項5】
通信事業者が提供するSIM(Subscriber identity module)が実装されてなる携帯情報端末にインストールされ、この携帯情報端末のSIMによるモバイルネットワークを通したデータ通信及び当該携帯情報端末の端末機能を制御するためのコンピュータソフトウエアプログラムと通信するデータ通信制御サーバであり、
前記コンピュータソフトウエアプログラムは、前記携帯情報端末に、所定の生存確認指令に応じ、上記通信事業者のデータ通信制御サーバに対してこのコンピュータソフトウエアプログラムが実行中であることを示す生存信号を送信させるものであり、
このデータ通信制御サーバは、前記生存確認指令に応じた前記コンピュータソフトウエアプログラムからの生存信号を受信しない場合に、前記SIMによるモバイルネットワークを通したデータ通信を停止する指令を前記携帯情報端末が接続しているモバイルネットワーク接続制御装置に送信するものである
ことを特徴とするデータ通信制御サーバ。
【請求項6】
請求項5記載のデータ通信制御サーバにおいて、
前記生存確認指令は、このデータ通信制御サーバが送るものであり、
このデータ通信制御サーバは、前記生存確認指令に応じた前記コンピュータソフトウエアプログラムからの生存信号を一定時間内に受信しない場合に前記SIMによるモバイルネットワークを通したデータ通信を停止する指令を前記モバイルネットワーク接続制御装置に送信するものである
ことを特徴とするデータ通信制御サーバ。
【請求項7】
請求項5記載のデータ通信制御サーバにおいて、
前記生存確認指令は、前記携帯情報端末内で一定時間毎に生成されるものであり、
このデータ通信制御サーバは、前記生存確認指令に応じた前記コンピュータソフトウエアプログラムからの生存信号を前記一定時間毎に受信しない場合に前記SIMによるモバイルネットワークを通したデータ通信を停止する指令を前記モバイルネットワーク接続制御装置に送信するものである
ことを特徴とするデータ通信制御サーバ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、モバイルネットワークで使用される携帯情報端末のデータ通信や端末機能を制御するためのコンピュータソフトウエアプログラム及びデータ通信制御サーバに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、スマートフォン等の携帯情報端末の利用拡大に伴い、多種多様のアプリが開発されユーザの嗜好に応じてインストールされ、利用されるようになっている。
【0003】
データ通信サービスを提供する通信事業者やアプリ・サービス事業者の中には、携帯情報端末の端末の管理等に関する基本的な制御をアプリ等の形で提供し、独自のサービスを展開しようとするものがある。しかしながら、ユーザが何らかの方法で上記アプリを削除すると上記通信事業者は端末の管理に関する制御を行えなくなるということがあった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この発明は、上記の課題に鑑みてなされたもので、通信事業者が提供する端末の管理に対する制御に関するアプリをユーザが勝手に削除して端末の管理に対する制御行えなくなることを有効に防止できる手段を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するため、この発明の第1の主要な観点によれば、通信事業者が提供するSIM(Subscriber identity module)が実装されてなる携帯情報端末にインストールされ、この携帯情報端末のデータ通信や端末機能を制御するためのコンピュータソフトウエアプログラムであり、このコンピュータソフトウエアプログラムは、前記携帯情報端末に、所定の生存確認指令に応じ、上記通信事業者の通信制御サーバに対して当該コンピュータソフトウエアプログラムが実行中であることを示す生存信号を送信させるものであり、前記データ通信制御サーバは、前記生存確認指令に応じた前記アプリからの生存信号を受信しない場合に、前記SIMによるデータ通信を停止する指令を前記携帯情報端末が接続しているモバイルネットワーク接続制御装置に送信するものであることを特徴とするコンピュータソフトウエアプログラムが提供される。
【0006】
この発明の1の実施態様によれば、前記生存確認指令は、前記データ通信制御サーバから受け取るものであり、前記データ通信サーバは、前記生存確認指令に応じた前記アプリからの生存信号を一定時間内に受信しない場合に前記SIMによるデータ通信を停止する指令を前記モバイルネットワーク接続制御装置に送信するものである。
【0007】
また別の1の実施態様によれば、前記生存確認指令は、前記携帯情報端末内で一定時間毎に生成されるものであり、前記データ通信サーバは、前記生存確認指令に応じた前記アプリからの生存信号を前記一定時間毎に受信しない場合に前記SIMによるデータ通信を停止する指令を前記モバイルネットワーク接続制御装置に送信するものである。
【0008】
更なる別の1の実施態様によれば、さらに、上記携帯情報端末内で検出した事象に基づいてデータ通信制御についての指令を生成し、前記データ通信制御サーバに送信するデータ通信制御モジュールを有するものであることを特徴とするコンピュータソフトウエアプログラムが提供される。
【0009】
また、この発明の第2の主要な観点によれば、通信事業者が提供するSIM(Subscriber identity module)が実装されてなる携帯情報端末にインストールされ、この携帯情報端末のデータ通信や端末機能を制御するためのコンピュータソフトウエアプログラムと通信するデータ通信制御サーバであり、前記コンピュータソフトウエアプログラムは、前記携帯情報端末に、所定の生存確認指令に応じ、上記通信事業者の通信制御サーバに対して当該アプリが実行中であることを示す生存信号を送信させるものであり、このデータ通信制御サーバは、前記生存確認指令に応じた前記アプリからの生存信号を受信しない場合に、前記SIMによるデータ通信を停止する指令を前記携帯情報端末が接続しているモバイルネットワーク接続制御装置に送信するものであることを特徴とするデータ通信制御サーバが提供される。
【0010】
この発明の上記特許請求の範囲に記載していない他の特徴については、この後の発明の最良の実施形態及び図面中に明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1図1は、この発明の一実施例を示すモバイルネットワーク構成を示す全体概略構成図。
図2図2は、同じく、SIM管理アプリを示す概略構成図。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、この発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
【0013】
この実施形態は、SIMカードがMVNO事業者、すなわち、仮想移動体通信事業者(Mobile Virtual Network Operator)によって提供される場合を例にとって説明する。また、移動体通信事業者(Mobile Network Operator、以下「MNO事業者」という)が実施する場合にも同様に適用可能である。
【0014】
MVNO事業者とは、モバイルネットワークという物理的な移動体回線網を自社では持たず、実際に保有するMNO事業者から借りて、自社ブランドで通信サービスを行う事業者のことをいう。
【0015】
本発明の特徴的構成の説明をする前に、本発明の理解の便宜のため、まず図1を参照して、MVNO事業者のSIMカードを利用した場合のデータ通信環境の一例について説明する。
(データ通信構成)
図1中、図に1で示すのがMNO事業者のモバイルネットワークシステムであり、2で示すのがMVNO事業者(本発明の通信事業者)のネットワーク接続システムである。
【0016】
この実施例では、MVNO事業者と契約してSIMカード3を購入したユーザが、自己の携帯情報端末4にそのSIMカード3をセットして有効化する。このことで、この携帯情報端末4は、基地局5を介してMNO事業者のモバイルネットワーク1に接続された後、前記MVO事業者側のサービスゲートウェイ7(SGW)からMVNO事業者側のパケットデータネットワークゲートウェイ8(PGG)、帯域制御ルータ9を介してインターネットの各種サービス提供サーバ10a~10eに接続できるようになる。
【0017】
これらMVO事業者側のサービスゲートウェイ7(SGW)とMVNO事業者側のパケットゲートウェイ8(PGW)の間には、MVO事業者とMVNO事業者との契約に基づいた通信帯域、例えば100Mbpsが確保されるように構成されている。そして、MVNO事業者の帯域制御ルータ9は、前記SIMカード3ユーザとの契約内容に基づいて、必要な接続帯域を確保してデータ通信を行わせるようになっている。
【0018】
前記ユーザの携帯情報端末4は、SIMカード(エレクトッリックSIMを含む)3がインストールされモバイル通信ができる端末、典型的にはスマートフォンやタブレットであって、図示しないCPU、RAM、及びROMを有する。ROMにはiOS(商品名)やAndroid(商品名)、Windows(商品名)等のオペレーションシステムソフトウェアプログラム(以下「OS」という)と、各種アプリケーションソフトウェアプログラム(以下、単に「アプリ」という)11がインストールされている他、これらのOSやアプリ11で利用するデータが格納されるようになっている。
【0019】
このユーザの携帯情報端末4にインストールされたアプリケーション11としては、動画ソフト、IP電話、SNS、ブラウザ、メーラ等があるが、ユーザが自己の好みで追加のアプリケーションを自由にインストールできるようになっている。これら携帯情報端末4上のアプリ11は、CPUにより適宜RAM上に呼び出されて展開され実行されることで、上記MNO事業者のモバイルネットワークシステム1とMVNO事業者のネットワーク接続システム2を介して、インターネットに接続できるようになっている。
(この発明の特徴的構成)
この実施形態では、ユーザの携帯情報端末4には、SIM管理アプリ13がインストールされていると共に、NVNO事業者のシステム2には、前記SIM管理アプリ13と通信するSIM通信制御装置14が設けられている。
【0020】
前記SIM管理アプリ13は、特定のNVNO事業者のSIMカード3を用いたデータ通信および端末機能を制御するために、上記MVNO事業者自身によって提供されたものであり、図2に示すように、大きく分けて、アプリ生存確認モジュール13aと、SIM通信制御モジュール13bと、生存通知モジュール20と、この携帯情報端末4の端末機能を制御する端末制御モジュール21とを有する。
【0021】
前記アプリ生存確認モジュール13aは、前記SIM通信制御装置14に対して上記SIMカードのIDを送信するID通知モジュール15と、前記SIM通信制御装置14からの生存通知指令に応じ当該SIM管理アプリ13が実行中、すなわち、アンインストールされず生存中、であることを示す生存レスポンス信号を送信するレスポンスモジュール16とを有する。
【0022】
また、前記SIM通信制御モジュール13bは、前記SIMカードによる様々な通信形態を設定・制御するためのもので、この実施例ではGPSによる位置検出信号に応じて通信を制限、あるいは許可するサービスを提供するものである。なお、SIM通信制御モジュール13bとしては、この他、ユーザ・アプリ毎に通信速度を調節できる機能を提供するものも考えられる。
【0023】
また、前記生存通知モジュール20は、前記SIM通信制御装置14に一定の間隔で生存信号を送信する。この生存通知モジュール20は、前記アプリ生存確認モジュール13aとは独立して動作し、一定間隔で前記SIM通信制御装置14にこのアプリの生存確認信号を送信するものである。
【0024】
さらに、前記端末制御モジュール21は、前記携帯情報端末4の上記SIM通信に関する以外の様々な設定や他のアプリの設定を、自動で若しくはユーザの設定に基づいて行うものである。
【0025】
一方、前記SIM通信制御装置14は、通知サーバ22とAPIサーバ23を有する。まず、通知サーバ22は、前記ID通知モジュール15がIDを通知して来た携帯情報端末に対して、ユーザデータベース(DB)24に基づいて生存確認通知を送信するものである。また、前記APIサーバ23は、前記レスポンスモジュール16が送信したレスポンス信号、若しくは前記データ制御モジュール13bが送信したデータ制御信号、生存通知モジュール20が送信した生存通知信号に基づいて、ユーザ毎にデータ通信のON/OFFを行う指令を前記帯域制御ルータ9に送るものである。
(動作)
以下、このSIM管理アプリ13の基本的動作を説明する。
【0026】
まず、ユーザがMVNO事業者とデータ通信/音声通信契約を締結し、SIMカード3を購入すると、このSIMカード2を携帯情報端末4にセットすると共に、前記SIM管理アプリ13のインストールも求められる。
【0027】
ユーザがSIM管理アプリ13をインストールして起動すると、このSIM管理アプリ13のID通知モジュール15は前記SIMカード3のIDを取得して前記通知サーバ22に通知する。
【0028】
前記通知サーバ22は、前記ID通知を受け取ると、これ以後、一定の時間間隔で前記携帯情報端末4に生存確認通知を送る。前記SIM管理アプリ13のレスポンスモジュール16は、前記生存確認通知を受け取ると、レスポンス信号を送信し、前記APIサーバ23を呼び出す。ここでこのAPIサーバ23は前記通知サーバ22の通知指令と連動し、上記レスポンスが一定時間にあるとそのことを記録し、一定時間内にレスポンスがない場合には前記帯域制御ルータ9に対して当該ユーザの状態端末のデータ通信をOFFにするための指令を送信する。
【0029】
これにより、例えば、ユーザが上記携帯情報端末4から上記SIM管理アプリ13をアンインストールした場合には、上記APIサーバ23で上記レスポンス信号を受信できないから、上記帯域制御ルータ9でユーザのデータ通信をOFFにすることになる。
【0030】
このような構成によれば、MVNO通信業者が自社のSIM管理アプリ3を使って、例えばユーザ毎の帯域制御や、この端末4自体の制御、様々なサービスを提供しようとしている場合に、このアプリ3を削除することを実質的に禁止できる効果がある。
【0031】
また、前記データ通信制御モジュール13b、生存確認モジュール20からの制御信号も、前記APIサーバ23を呼び出す形で送信されるようになっている。
【0032】
前記生存確認モジュール13bは、前記通知サーバ22からの通知によらず、自発的に生存確認指令を送信するものであり、前記APIサーバ23は前回の生存確認通知から一定時間内に次回の通知がないことに基づいて上記帯域制御ルータ9へユーザのデータ通信をOFFにする旨の指令を出す。
【0033】
なお、上記いずれか方法でデータ通信がOFFにされた後に、前記APIサーバ23が生存確認通知を受け取った場合には、このAPIサーバ23は前記帯域制御ルータ9にデータ通信を再びONにする旨の指令を出すようになっている。
【0034】
なお、この発明は上記の一実施例に限定されるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲で種々変形可能である。
【0035】
たとえば、上記データ通信のON/OFF指令はAPIで受け付けて処理するようになっているが、これに限定されるものではなく、他の方法で実現されているものであっても良い。
【0036】
また、上記一実施形態では、この発明の通信事業者はMVNO事業者であったが、MNO事業者であっても良い。
【符号の説明】
【0037】
1…モバイルネットワークシステム
2…ネットワーク接続システム
3…SIMカード
4…携帯情報端末
5…基地局
6…パケットゲートウェイ
7…サービスゲートウェイ
9…帯域制御ルータ
10a~10e…各種サービス提供サーバ
11…各種アプリ
13…SIM管理アプリ
13a…アプリ生存確認モジュール
13b…SIM通信制御モジュール
14…SIM通信制御装置
15…ID通知モジュール
16…レスポンスモジュール
20…生存通知モジュール
22…通知サーバ
23…APIサーバ
24…ユーザデータベース
図1
図2