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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-02-05
(45)【発行日】2024-02-14
(54)【発明の名称】ライター点火補助具
(51)【国際特許分類】
   F23Q 2/28 20060101AFI20240206BHJP
【FI】
F23Q2/28 118F
F23Q2/28 118L
【請求項の数】 2
(21)【出願番号】P 2019169511
(22)【出願日】2019-09-18
(65)【公開番号】P2021046970
(43)【公開日】2021-03-25
【審査請求日】2022-08-15
(73)【特許権者】
【識別番号】519338603
【氏名又は名称】黒須 忠雄
(74)【代理人】
【識別番号】100192326
【弁理士】
【氏名又は名称】水庭 浩吉
(72)【発明者】
【氏名】黒須 忠雄
【審査官】豊島 ひろみ
(56)【参考文献】
【文献】特開2013-032891(JP,A)
【文献】特開2014-037930(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F23Q 2/00 - 2/52
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
押圧操作によって点火する点火スイッチを有するライターを着脱自在な本体部と、
前記本体部に取り付けられた操作レバーと
を備え、
前記本体部は、載置台に載置され、前記ライターが嵌合される嵌合部と、前記嵌合部に嵌合されたライターを前記載置台に対して起立状態で支持する台座部とを有し、
前記操作レバーは、棒状に形成され、前記本体部に回転自在に取り付けられる一端側の取付部と、使用者によって回転操作される他端側の操作部と、前記取付部及び操作部間に設けられ、前記嵌合部に嵌合された前記ライターの点火スイッチと当接される当接部とを有し、
前記操作部は、前記嵌合部に嵌合された前記ライターの点火スイッチから離間した場所に位置し、
前記台座部は、前記嵌合部よりも幅広に構成され、点火操作の際の前記操作部側に向かって延伸された形状を有しており、
前記操作部による前記載置台方向への押下操作によって回動する前記当接部により前記点火スイッチが押圧操作される
卓上型のライター点火補助具。
【請求項2】
前記当接部は、前記ライターの点火スイッチの上面と当接する平面状の当接面を有し、
前記台座部の延伸方向に対する前記操作レバーの延伸角度は、点火操作の際の前記操作レバーの回動範囲に基づいて前記台座部の延伸方向に対する前記当接面の角度とは別個に設定されている
請求項1に記載のライター点火補助具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ライター点火補助具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ライターの点火を補助するライター点火補助具が知られている。例えば、下記の特許文献1には、テコの原理を利用してライターの点火ボタンを指で直接的に押す力よりも大きな力をもって操作することができるライター点火補助具について開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2014-219177号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に開示されているライター点火補助具は、使用者がライター点火補助具の揺動レバーを握ることによって揺動レバーを閉揺動させ、該揺動レバーの閉揺動によって門型スライド部材をスライドさせ、押圧部により点火ボタンを押圧させて点火する構造を有するものである。つまり、使用者は、ライターの点火を行うに際し、ライター点火補助具の揺動レバーを握る必要がある。
【0005】
その為、手で物を持って握る動作が不得手な身体弱者においては点火が困難であるという問題点があった。
【0006】
したがって、本発明の目的の一つは、手で物を持って握る動作が不得手な身体弱者であっても容易に点火することができるライター点火補助具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、
押圧操作によって点火する点火スイッチを有するライターを着脱自在な本体部と、
前記本体部に取り付けられた操作レバーと
を備え、
前記本体部は、載置台に載置され、前記ライターが嵌合される嵌合部と、前記嵌合部に嵌合されたライターを前記載置台に対して起立状態で支持する台座部とを有し、
前記操作レバーは、棒状に形成され、前記本体部に回転自在に取り付けられる一端側の取付部と、使用者によって回転操作される他端側の操作部と、前記取付部及び操作部間に設けられ、前記嵌合部に嵌合された前記ライターの点火スイッチと当接される当接部とを有し、
前記操作部は、前記嵌合部に嵌合された前記ライターの点火スイッチから離間した場所に位置し、
前記台座部は、前記嵌合部よりも幅広に構成され、点火操作の際の前記操作部側に向かって延伸された形状を有しており、
前記操作部による前記載置台方向への押下操作によって回動する前記当接部により前記点火スイッチが押圧操作される
卓上型のライター点火補助具である。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、手で物を持って握る動作が不得手な身体弱者であっても容易に点火することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】一実施形態に係るライター点火補助具の構成例を示す正面図である。
図2】一実施形態に係るライター点火補助具の構成例を示す平面図である。
図3】一実施形態に係るライター点火補助具の構成例を示す底面図である。
図4】一実施形態に係るライター点火補助具の構成例を示す右側面図である。
図5】一実施形態に係るライター点火補助具の構成例を示す左側面図である。
図6】一実施形態に係るライター点火補助具の構成例を示す背面図である。
図7】ライター点火補助具の動作例を説明する為の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。説明は、以下の順序で行う。但し、以下に説明する実施形態等は本発明の好適な具体例であり、本発明の内容が以下の実施形態等に限定されるものではない。
<1.一実施形態>
<2.変形例>
なお、図示が煩雑となることを防止するために、参照符号の一部のみを図示する場合がある。また、本発明を構成する各要素は、複数の要素を同一の部材で構成して一つの部材で複数の要素を兼用する態様としてもよいし、逆に一つの部材の機能を複数の部材で分担して実現することもできる。
【0011】
<1.一実施形態>
「ライター点火補助具の構成」
図1図6は、本発明の一実施形態に係るライター点火補助具の構成例を示す六面図である。図1は正面図を示し、図2は平面図を示し、図3は底面図を示し、図4は右側面図を示し、図5は、左側面図を示し、図6は、背面図を示している。以下、特に説明がある場合を除き、上下、左右、前後の各方向を図1に示す正面図を基準として説明する。
【0012】
図1図6の各図に示すように、一実施形態に係るライター点火補助具1は、ライター10とともに卓上ライター100を構成する。換言すると、卓上ライター100は、ライター点火補助具1とライター10とを有している。具体的には、卓上ライター100は、机や仏壇等の卓上(載置台)に載置されて使用されるものであり、煙草や線香等に火を付ける際の使用に適するものである。
【0013】
図5等に示すように、ライター10は、押圧操作によって点火する点火スイッチ11を有するものである。また、ライター10は、点火スイッチ11に隣接配置された点火部12を有している。具体的には、ライター10は、燃料補充用の燃料注入弁を持たない、いわゆる使い捨てライターで構成される。例えば、このライター10は、チャイルドレジスタンス機構を備えており、幼児による点火操作を困難とする為に、点火スイッチ11を幼児が押すことができない比較的強い力で操作して点火する必要があるものである。これにより、高齢者等の身体弱者もライター10の点火操作が困難となる場合があるが、卓上ライター100は、以下に説明するライター点火補助具1によって、このような身体弱者であってもライター10の点火を容易に行える構造を有している。
【0014】
図1図6の各図に示すように、ライター点火補助具1は、本体部2と、操作レバー3とを有している。本体部2は、ライター10を着脱自在に支持する構造を有している。具体的には、本体部2は、図4等に示すように、嵌合部21と台座部22とレバー支持部23とを有している。
【0015】
嵌合部21は、ライター10を嵌合して固定可能に構成されている。例えば、嵌合部21は、木材によって構成される。具体的には、嵌合部21は、筒状のライター10の下部に位置する燃料ケース部と嵌合する形状を有している。詳述すると、嵌合部21は、図3及び図4等に示すように、ライター10の下部における周面の前部及び底面の前部が嵌合される前嵌合部21Aと、ライター10の下部における周面の後部及び底面の後部が嵌合される後嵌合部21Bとを有している。なお、嵌合部21は、図5に示すように、点火部12が点火スイッチ11よりも前側に位置する状態でライター10を嵌合する。換言すると、嵌合部21は、図示するように、操作レバー3の当接部33(後述)が点火スイッチ11に当接する状態において、点火スイッチ11を点火部12よりも操作レバー3の操作部32(後述)側に位置する状態で嵌合する。
【0016】
図4及び図5に示すように、前嵌合部21Aと後嵌合部21Bとの間には、間隙Gが設けられ、この間隙Gによってライター10の燃料ケースが視認可能となっている。例えば、ライター10の燃料ケースが透明性を有する場合、使用者は、この間隙Gを介してライター10の残燃料を目視することができる。なお、ライター10の燃料ケースを視認可能とする形状は、このように前嵌合部21A及び後嵌合部21B間の間隙Gによるものに限らない。例えば、前嵌合部21A及び後嵌合部21Bを一体的に構成し、窓を設け、その窓を介してライター10の燃料ケースを視認可能としてもよい。
【0017】
図1図6の各図に示すように、台座部22は、載置台に載置され、嵌合部21に嵌合されたライター10を載置台に対して起立状態で支持するとともに、後述する操作レバー3による操作を安定的に行える構造を有している。例えば、台座部22は、木材によって構成される。具体的には、台座部22は、図3に示すように、左右方向の揺動を抑制すべく、嵌合部21の底部に幅を持たせる為、嵌合部21の底部の左右を、一対の断面角状の長尺物によって挟持し、ネジ等を用いて該長尺物を嵌合部21に固定することで形成される。例えば、台座部22は、図1に示すように、左右方向の幅L1が、後述する操作レバー3の左右方向の幅L2の倍以上(例えば、図示した例では、約3倍)の大きさで構成されている。なお、台座部22は、図3等に示すように、前後方向の揺動を抑制すべく、ライター10の後方に向かって延伸されている。具体的には、台座部22は、図5に示すように、操作レバー3の当接部33(後述)がライター10の点火スイッチ11と当接する状態において、操作レバー3の操作部32(後述)の中心位置C1よりも後方の位置まで延伸されている。
【0018】
図4等に示すレバー支持部23は、操作レバー3を支持する為の部材である。例えば、レバー支持部23は、金属板によって構成される。具体的には、レバー支持部23は、一端側がネジ等によって前嵌合部21Aの前面に取り付けられる。また、具体的には、レバー支持部23は、他端側が後方に向かって屈曲しており、その端部に左右方向に沿った回転軸23Aを有している。つまり、図2に示すように、本体部2は、操作レバー3の延伸方向と直交する方向に沿って設けられた回転軸23Aを有している。
【0019】
図4等に示す操作レバー3は、使用者によって回転操作されるものである。図示するように、操作レバー3は、長尺状に構成されている。例えば、操作レバー3は、金属製の長板を加工して棒状に形成される。具体的には、操作レバー3は、図5に示すように、当接部33(後述)が点火スイッチ11に当接する状態において、点火部12及び点火スイッチ11の並びに沿って延伸する形状を有している。この操作レバー3は、取付部31と操作部32と当接部33とを有している。
【0020】
取付部31は、操作レバー3を本体部2に回転可能に軸支する構造を有している。具体的には、取付部31は、操作レバー3の一端側に設けられ、前述したレバー支持部23の回転軸23Aに回転可能に取り付けられる軸受形状を有している。例えば、取付部31は、図2に示すように、操作レバー3の一端側を平面視においてU字状に加工し、該U字を形成する一対の延伸部31Aの端部に設けられる。これにより、操作レバー3は、本体部2に対して回転軸23Aを中心として回転自在に支持される。なお、この場合、ライター10は、一対の延伸部31Aに挟まれる位置に支持される。
【0021】
図4等に示す操作部32は、使用者によって回転操作される部分である。具体的には、操作部32は、操作レバー3の他端側に設けられ、使用者が回転操作をし易い形状(図示した例では、操作レバー3の延伸方向に沿った細長い薄板形状)を有している。なお、操作部32の形状は、図示したものに限らず、種々の形状を選択することができる。
【0022】
図4等に示す当接部33は、取付部31及び操作部32間に設けられ、嵌合部21に嵌合されたライター10の点火スイッチ11と当接されるものである。具体的には、当接部33は、図2及び図5等に示すように、縦断面逆L字状に形成され、前述した一対の延伸部31Aから上方に突出するように延伸部31Aにネジ等によって取り付けられる。より具体的には、当接部33は、図5に示すように、本体部2に支持されたライター10の上部に設けられている点火スイッチ11の上面と当接する当接面33Aを有しており、当接状態において、操作レバー3が台座部22の延伸方向に対して傾斜し、操作部32が取付部31よりも若干高い位置となるように取り付けられる。この操作レバー3の傾斜角度については後述する。当接面33Aの形状は、図示したような平面に限らず、曲面であってもよく、また、点火部12側が面取りされていてもよい。なお、当接部33は、具体的には、取付部31までの距離が操作部32までの距離よりも短い位置に設けられる。
【0023】
「ライター点火補助具の動作」
図7は、ライター点火補助具1の動作例を説明する為の説明図である。ライター点火補助具1は、ライター10を着脱する際には、使用者によって操作レバー3の操作部32が上方に持ち上げられる(図中の上回転)。これにより、嵌合部21の上方が開放され、ライター10を着脱可能になる。具体的には、ライター10を取り付ける場合には、ライター10を底部から嵌合部21に嵌め入れて嵌合させる。取り外す場合には、ライター10を嵌合部21から上方に引き抜く。ライター点火補助具1は、このように、ライター10を容易に着脱可能な構造を有している。
【0024】
一方、ライター10を点火させる際には、嵌合部21にライター10が嵌合されている状態において、使用者により操作レバー3の操作部32が下方(載置台S方向)に押し下げられる(図中の下回転)。これにより、図示するように、それに伴い回動する当接部33によってライター10の点火スイッチ11が押圧されてライター10が点火する。操作部32の中心位置C1から当接部33の中心位置C2間の距離Aの方が取付部31(回転軸23A)から当接部33の中心位置C2間の距離Bよりも長い為、テコの原理によって、ライター点火補助具1を用いずに点火スイッチ11を押圧する場合と比較して、強い力でライター10の点火スイッチ11を押圧することができる。つまり、取付部31が支点となり、操作部32が力点となり、当接部33が作用点となる。
【0025】
また、卓上ライター100は、載置台Sに載置して使用するものである為、携帯型のライターと比べ、距離Aを距離Bよりも十分に長く取る(例えば、4倍以上)ことができ、単純な構造でライター10を容易に点火させることができる。このように、操作部32を押し下げるだけでライター10をテコの原理を利用して点火させることができるので、点火の際に、手でライター点火補助具1を持って握る必要がない為、手を使って物を持って握る動作が不得手な身体弱者であっても容易に点火することができる。なお、台座部22を有することで、操作レバー3の操作部32を押し下げる際に、前後方向及び左右方向の揺動が抑制され、安定的に操作することができる。
【0026】
ライター点火補助具1は、図7に示すように、点火操作の際の操作レバー3の回動範囲(当接開始位置から点火位置までの範囲)中に、操作レバー3が載置面Sと平行となる構成を有している。これにより、操作部32を押し下げる力を効率良く伝えて点火スイッチ11を押圧することができ、より容易にライター10の点火を行うことができる。
【0027】
以上説明したように、本実施形態に係るライター点火補助具1では、押圧操作によって点火する点火スイッチ11を有するライター10を着脱自在な本体部2と、本体部2に取り付けられた操作レバー3とを備えており、本体部2は、載置台Sに載置され、ライター10が嵌合される嵌合部21と、嵌合部21に嵌合されたライター10を載置台Sに対して起立状態で支持する台座部22とを有し、操作レバー3は、本体部2に回転自在に取り付けられる取付部31と、使用者によって回転操作される操作部32と、取付部31及び操作部32間に設けられ、嵌合部21に嵌合されたライター10の点火スイッチ11と当接される当接部33とを有しており、操作部32による載置台S方向への回転操作によって回動する当接部33により点火スイッチ11が押圧操作される。これにより、操作部32を載置台Sに向けて押すだけでライター10を点火させることができる。したがって、点火の際に、手でライター点火補助具1を持って握る必要がない為、手を使って物を持って握る動作が不得手な身体弱者であっても容易に点火することができる。
【0028】
具体的には、ライター10は、点火スイッチ11に隣接配置された点火部12を備え、操作レバー3は、当接部33が点火スイッチ11に当接する状態において、点火部12及び点火スイッチ11の並びに沿って延伸する形状を有し、嵌合部21は、当接部33が点火スイッチ11に当接する状態において、点火スイッチ11を点火部12よりも操作部32側に位置する状態で嵌合し、取付部31は、操作レバー3の延伸方向と直交する方向に沿って本体部2に設けられた回転軸23Aに軸支され、当接部33は、取付部31までの距離が操作部32までの距離よりも短い位置に設けられる。これにより、ライター10の点火を行うべく、操作レバー3を押した際に、当接部33がライター10と干渉することを防止して当接部33による点火スイッチ11の押圧をスムーズに行わせることができる。
【0029】
更に、嵌合部21は、嵌合部21に嵌合されたライター10の燃料ケースを視認可能な形状を有している。これにより、ライター10の燃料ケースが透明性を有する場合、使用者は、ライター10の残燃料を目視することができる。
【0030】
ライター点火補助具1及びライター10を備える卓上ライター100によれば、載置台Sに載置させた状態で使用者が操作レバー3を載置台Sに向けて押すだけでライター10を点火することができ、操作レバー3から手を離すとライター10の点火スイッチ11の弾性力によって操作レバー3が、押される前の状態に戻り、ライター10の点火を止めることができる。したがって、例えば、仏壇において、ろうそく等に火を付けずに卓上ライター100を用いて安全に線香に火を付けることができる。また、ライター10として使い捨てライターを用いることで、長期的にコストをかけずに線香等に火を付けることができる。
【0031】
<2.変形例>
以上、本発明の好適な実施形態について具体的に説明したが、本発明の内容は前述した実施形態に限定されるものではなく種々の変形が可能である。
【0032】
例えば、前述した一実施形態では、嵌合部21及び台座部22の材料に木材を用いることを例示したが、嵌合部21及び台座部22の材料は、加工性に優れ、比較的丈夫なものであればよく、木材に限らず、合成樹脂又は金属等によって構成してもよい。
【0033】
また、例えば、前述した一実施形態では、レバー支持部23及び操作レバー3の材料に金属を用いることを例示したが、レバー支持部23及び操作レバー3の材料は、金属に限らず、硬質性及び耐久性に優れた他の材料(例えば、合成樹脂、木材等)であってもよい。
【符号の説明】
【0034】
1・・・ライター点火補助具、2・・・本体部、3・・・操作レバー、10・・・ライター、11・・・点火スイッチ、12・・・点火部、21・・・嵌合部、22・・・台座部、23A・・・回転軸、31・・・取付部、32・・・操作部、33・・・当接部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7