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特許7431395カップ温め機能を有するコーヒーメーカー
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-02-06
(45)【発行日】2024-02-15
(54)【発明の名称】カップ温め機能を有するコーヒーメーカー
(51)【国際特許分類】
   A47J 31/10 20060101AFI20240207BHJP
【FI】
A47J31/10
【請求項の数】 2
(21)【出願番号】P 2023076424
(22)【出願日】2023-05-07
【審査請求日】2023-05-08
【権利譲渡・実施許諾】特許権者において、権利譲渡・実施許諾の用意がある。
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】505106586
【氏名又は名称】久保田 憲司
(72)【発明者】
【氏名】久保田 憲司
【審査官】杉浦 貴之
(56)【参考文献】
【文献】実開昭55-119025(JP,U)
【文献】実開昭54-063777(JP,U)
【文献】実開昭52-108071(JP,U)
【文献】実開昭51-139786(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47J 31/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コーヒー豆に熱湯を注入してコーヒー液を抽出するドリップ式コーヒーメーカーであって、カップが載置できる台座部と抽出時に出る蒸気を載置した前記カップ内に導く通路を設けて、コーヒー液を抽出しながら抽出時の蒸気の熱でカップを温め、 前記台座部は内側に前記コーヒー豆を保持するドリッパーの開口部を覆う蓋であって、前記通路は前記蓋に設けた板厚の方向に貫通する穴で形成され、前記蓋は、前記穴の形態が異なる他の蓋と交換可能にしたことを特徴とするカップ温め機能を有するコーヒーメーカー。
【請求項2】
前記蓋は、前記カップを載置したとき、前記カップと前記蓋との接触面にカップの内部空間と外部空間が連通する溝を設けたことを特徴とする請求項1に記載するカップ温め機能を有するコーヒーメーカー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はコーヒー液を抽出しながらカップを温めることができるコーヒーメーカーに関する。
【背景技術】
【0002】
従来公開されているコーヒーメーカーは、水容器に供給された水がボイラーで熱湯となり、ドリッパーにセットされたコーヒー豆に注入されてコーヒー液を抽出するドリップ式コーヒーメーカーが主流である。(特許文献1参照)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開平09-215600
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記に述べたドリップ式コーヒーメーカーで抽出したコーヒーを飲むとき、冷えたカップに淹れると冷めてしまい、美味しく飲めない。美味しく飲むためには、別途沸かしたお湯の中にカップを浸けたり、カップにお湯を注いだり、ヒーター等で温める作業が必要である。
【0005】
本発明は上記のことを鑑みて考案したものであり、その目的はコーヒー液を抽出しながらカップを温める機能を有するコーヒーメーカーを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決するため、第1の形態は コーヒー豆に熱湯を注入してコーヒー液を抽出するドリップ式コーヒーメーカーであって、カップが載置できる台座部と抽出時に出る蒸気を載置した前記カップ内に導く通路を設けて、コーヒー液を抽出しながら抽出時の蒸気の熱でカップを温め、 前記台座部は内側に前記コーヒー豆を保持するドリッパーの開口部を覆う蓋であって、前記通路は前記蓋に設けた板厚の方向に貫通する穴で形成され、前記蓋は、前記穴の形態が異なる他の蓋と交換可能にしたことを特徴とするカップ温め機能を有するコーヒーメーカー。
【0009】
第2の形態は第1の形態のコーヒーメーカーであって前記蓋は、前記カップを載置したとき、前記カップと前記蓋との接触面にカップの内部空間と外部空間が連通する溝を設けたことを特徴としている。
【発明の効果】
【0010】
本発明のコーヒーメーカーはコーヒー抽出と同時にカップを温めることができるため、別途沸かしたお湯の中にカップを浸けたり、カップにお湯を注いだり、ヒーター等で温める手間が省ける。
従来技術のコーヒーメーカーはコーヒー液の抽出時に出る蒸気は外部に放出されるが、本発明では放出される蒸気の熱を使ってカップを温めるため、別途カップを温めるために必要な熱エネルギや温めるために必要な水が不要となり、省エネルギにつながる。
【0011】
ドリッパーの開口部を覆い、カップが載置でき、蒸気の通る通路を設けた蓋を備えたことで抽出するときに発生する蒸気を無駄なくカップ内に導くことができる。
【0012】
コーヒー液の作る量の違いによって温めるカップの数が異なるが、カップ数に対応した形態の蓋と交換でき、各々カップに効率よく蒸気を導くことができる。
【0013】
蓋に溝を設けたことで載置したカップと前記蓋との間にカップ内部とカップ外部を繋ぐ通路ができ、カップ内に充満してカップに熱を吸収された蒸気をカップ外に逃がし抽出時に出る新たな蒸気が入りやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本発明の一実施形態を示す模式的縦断面図である。
図2】ドリッパーを筐体側に閉じた状態と、蓋の構成部品斜視図である。
図3】ドリッパーを開けた状態の構成部品斜視図である。
図4】ドリッパーと筐体との脱着を表したヒンジ形状を表した斜視図である。
図5】蓋を被せた筐体全体の斜視図である。
図6】筐体内部の状態、蒸気、熱湯の動きを説明するための縦断面図である。
図7】表面にV字型の溝を設けた蓋にカップを1個セットした状態の斜視図である。
図8】表面にV字型の溝を設けた蓋にカップを2個セットした状態の斜視図である。
図9】蒸気通路1個の蓋で表面がV字型の溝を設けた蓋の斜視図である。
図10】蒸気通路2個の蓋で表面がV字型の溝を設けた蓋の斜視図である。
図11】蒸気通路が星形形状3個の蓋で表面がV字型の溝を設けた蓋の斜視図である。
図12】蒸気通路が格子状の蓋で表面がU字型の溝を設けた蓋の斜視図である。
図13】蓋の表面に設けられた溝を表すための部分断面斜視図である。
図14図2で示す形状と異なったコーヒーメーカーを示す模式的縦断面図である。
図15図13を斜視図で示したものである。
図16図14で示した蓋を斜め下から見た斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
図1は本発明に係るコーヒーメーカーの第1実施形態を示す図である。
コーヒーメーカーCはドリップ式コーヒーメーカーであり、筐体1,接続パイプP、ボイラー2、ドリッパー4、昇水パイプ5、水容器7、逆止弁8-1,逆止弁8-2、蓋Fを備えている。
【0016】
本発明のコーヒーメーカーは電気式ボイラーで沸かされた熱湯がドリッパーにセットされたコーヒー豆に注入して抽出する既存のドリップ式コーヒーメーカーを基に開発したものである。
【0017】
筐体1はプラスチック製であり、筐体内部にボイラー2(電気式)、ボイラー2入り口に逆止弁8-1、ボイラー出口に逆止弁8-2、水容器7とボイラー2をつなぐ接続パイプP、ボイラー2で熱せられた熱湯を送り出す昇水パイプ5が設けられている。
【0018】
図1において、コーヒー液を抽出するための水を貯めておく水容器7は筐体1に装着されており水容器7の水は接続パイプPを介してボイラー2に導かれる。ボイラー2を通電することでボイラー2内の水は加熱されて熱湯となり、同時に発生する蒸気の圧力により逆止弁8-1が閉じて昇水パイプ5に送り出される。送り出した後ボイラー内の気圧は低下するが、逆止弁8-2が閉じて昇水パイプの熱湯は逆流することなく給湯口6に送られ、水容器7から新たな水14がボイラー2に供給される。給水用の水14が無くなるまで繰り返し行われる。昇水パイプ5に送り出された熱湯は給湯口6よりドリッパー4にセットされたコーヒー豆10に注入されコーヒー液15が抽出される。
【0019】
ドリッパー4はペーパーフィルター9(図6参照)を介してコーヒー豆10をセットし、コーヒー液15を抽出する器具であり、筐体1と取り外し可能なヒンジH(図5参照)により連結されている。ドリパー4は、筐体1に閉じた状態から左回りに120度回転させることで全開(図3参照)となる。全開状態でドリッパー4を持ち上げることでヒンジ軸H-2(図4参照)がヒンジ軸穴H-3から抜けて外すことができ、逆に上からヒンジの軸H-2をヒンジ軸穴H-3に通すことで装着が出来る。(図4参照)このドリッパー4が開閉と脱着ができることでペーパーフィルター9やコーヒー豆12のセットが容易に出来てドリッパー4は筐体1から取り外して洗浄が出来る。
【0020】
前記ドリッパー4は下部が円錐状でペーパーフィルター9とコーヒー豆10がセット出来る形状であり、上部は円筒形で上方に向かって開口している。ドリッパー4開閉時にドリッパーと給湯口6の接触部分を切り取って逃げNを設けることで接触を避けている。(図3参照)ドリッパー4は筐体1側に閉じた状態でドリッパー4上部の逃げNは筐体1側面と密着し円筒形を維持する。(図2参照)
【0021】
蓋Fはドリッパー4の開口部に被せるもので、被せたときに開口部に沿って立ち上がるつばTを設けて位置決めできる嵌め合い形状M(図1参照)にしている。前記蓋Fには抽出時に出る蒸気の通路Oを蓋Fの厚み方向に設けており、蓋Fの上面にはカップが載置できる。(図7 図8参照) これはカップ1個の状態とカップ2個の状態を例に示している。
【0022】
上記蓋Fに設けられた通路Oはカップを載置したときに抜け落ちない形状であり、大きさである。例として円形、多角形F-3(図12参照)、格子状F-4(図12参照)等が挙げられるが蒸気が通る形であれば特に形状を定めることはない、本実施例は円形の穴でカップの口の径が直径80mmに対して通路の直径は60mmとしている。
また前記多角形F-3や格子状の穴を持つ蓋F-4の蓋にカップ11を載置したとき穴がカップ11の径をはみ出し蒸気が完全にカップ11内に入らないことが考えられるがカップ内の温度の上昇が減少するだけであってカップは温まるので特に問題としない。またカップの飲み口が円形でなく多角形の場合にも蒸気の通路がコップの口をはみ出すこともあるが前記の通り特に問題としない。
【0023】
蓋Fは形態に応じて交換可能にし、温めが必要なカップの数に対応した蓋Fと交換が出来る。例として図7はカップ1個、図8はカップ2個を載置した図である。また形態の違う蓋の種類として図9図10図11図12等の蓋と交換可能である。この時嵌め合い形状(図1記号M参照)にすることで被せる位置が決まり、ずれることがない。
【0024】
また前記蓋Fは、蓋Fの上にカップ11を載置したとき、前記カップ11と前記蓋Fとの接触面にカップ11の内部空間と外部空間が連通する溝Yを設けた。(図13符号Y-C参照)これはカップ内に充満しカップに熱を吸収された蒸気を逃がすことでカップ内に抽出時の新たな蒸気が入りやすい。(図6記号16参照)
【0025】
以下、コーヒー液15を抽出しながらカップが温まる過程を図1および図6を使って説明する。
【0026】
実施するにあたって準備から説明する。
【0027】
最初にサーバー3を筐体1にセットする。(図3参照)
【0028】
ドリッパー4を開きその中にペーパーフィルター9をセットし、コーヒー豆12を置いた後、ドリッパー4を筐体1側に閉じて蓋Fを被せる。(図5参照)
【0029】
蓋Fの通路Oを塞ぐように蓋の上面にコップ11を逆さまに置き(図7参照)水容器8に水をいれてコーヒー液の抽出準備が完了する。
【0030】
以降、本発明である抽出しながらカップが温まるまでの過程を説明する。
【0031】
電源スイッチを入れるとボイラー2が働き水容器7の水18はボイラー2で熱せられて沸騰する。蒸気を多く含んだ熱湯は蒸気の圧力で逆止弁8-1が閉じて昇水パイプ5に押し出され、その後ボイラー内の圧力が下がり逆止弁8-2が閉じてり逆流することなく水容器7の水14がボイラーに供給される。昇水パイプ5に押し出された蒸気を含んだ熱湯は給湯口6へと向かう。
【0032】
蒸気を含む熱湯13はドリッパー4にセットされたコーヒー豆12に注入されてコーヒー液15が抽出される。抽出時に出る蒸気はドリッパー4と蓋Fにできる空間Kに充満し、その後蓋Fに設けられた通路Oを通過し、前記通路Oを塞ぐように載置したカップ11内に充満する。(図6符号17参照)
【0033】
充満した蒸気17の熱でカップ11が温められる(図6参照)。
【0034】
カップ11内に充満した過剰蒸気は蓋Fとカップ11の口との接触面に設けられた溝Yから外部に放出される。(図6符号16参照)充満した蒸気が放出されることで抽出時に発生している新たな蒸気がカップ内に入る。
【0035】
蓋Fに設けられた溝Yの形はこの実施例ではV型(図12符号Y-C)の溝にしたが特にVでなくてもU型、半円弧型の溝等、蓋表面を凹凸にしてカップの接触面に蒸気が通る隙間が出来る形状であればよい。
【0036】
上記の過程でコーヒー液を抽出しながらカップを温めることができ、課題であるカップを温める機能を有するドリップ式コーヒーメーカーが提供出来る。
【0037】
更にこの発明では抽出する量によるカップの温めを必要とする数に対応した蓋Fに交換可能にした、例えばカップ1個の時図7カップ2個の時は図8のように通路Oの穴の数を変えることで対応できるようにした。通路Oの形状は実施したときの大きさは直径60mmの円形としているが、これはカップの径80mmより小さくして抜け落ちない大きさを考えている。したがって通路の大きさはコーヒーカップが抜け落ちることなく、蒸気が通ることができればその形は、円形、多角形、格子状等、特定することはない。例として図11は星形の通路を備えた3個のカップを温めることができる蓋である。
【0038】
蓋に設けられた通路の数はコーヒー液を作るカップ数に対応した通路を設けている。前記蓋は交換可能とした。例として一人分のカップをセットしたものが図7であり、二人分のカップをセットした様子を示したのが図8である。また例に挙げる蓋としてカップ1個用を図9、カップ2個用を図10、カップ3個用を図11に示す。
【0039】
第2実施形態として筐体1の形状およびドリッパーの形状が異なるコーヒーメーカー図13図14について説明する。
【0040】
第1実施形態との違いはドリッパー開口部の高さXが蒸気給湯口6より低い位置にあるコーヒーメーカーである。(図13および図14参照)第2実施形態のドリッパー4は上面が開口しており、前記開口部の高さXより高い位置に熱湯給湯口6があり第1形態のような平面的な蓋を被せることができない。そこで蓋の裏側に第1形態のつばより大きくしたつばTを設けることでドリッパーの開口部と嵌め合いM(図13参照)が出来る立体的な蓋FF(図15)にすることでドリッパーの開口部を覆うことができる。このように蓋の形状は平面的であっても立体的であってもドリッパーの開口部を覆うことができる蓋であれば載置したカップ内に蒸気を導くことができる。
【産業上の利用可能性】
【0041】
コーヒー液の抽出だけでなく、煮たり、炊いたりその他熱湯を使った作業において発生する蒸気を大気中に捨てることなく、廃蒸気を回収し、有効な熱エネルギとして再利用することで省エネルギに繋げることができる。
【符号の説明】
【0042】
C コーヒーメーカー
C-2 筐体の形状がコーヒーメーカーCと異なる形状のコーヒーメーカー
F-1 通路(穴)が1個開けられた蓋の形状
F-2 通路(穴)が2個開けられた蓋の形状
F-3 通路(穴)が3個開けられた蓋の形状
F-4 通路(穴)が格子状でU字の溝を設けた蓋の形状
FF 立体的な形状の蓋
H ヒンジ
H-1 ドリッパーが筐体に装着する時のヒンジ軸の動き(矢印方向)
H-2 ヒンジ軸
H-3 ヒンジ軸穴
O 通路(穴)
K ドリッパーと蓋の間にできる空間
M 蓋とドリッパーの位置ずれ防止形状
N 逃げ
F 蓋
Y 過剰蒸気を逃がす溝
Y-C 蓋に設けられた溝の模式断面
P 接続パイプ
T つば
X ドリッパー開口部の高さ
1 筐体
2 ボイラー
3 サーバー
4 ドリッパー
5 昇水パイプ
6 給湯口
7 水容器
8-1 逆止弁(入水側)
8-2 逆止弁(出水側)
9 ペーパーフィルター
10 コーヒー豆
11 カップ
12 ボイラー内で沸かされた蒸気を含む熱湯
13 吹き出る蒸気と熱湯
14 抽出用の水
15 コーヒー液
16 カップ内から排出される蒸気
17 カップ内に充満する蒸気
【要約】
【課題】コーヒー液を抽出しながらコーヒーカップを温めることができるカップ温め機能を有するコーヒーメーカーを提供する。
【解決手段】ドリップ式コーヒーメーカーであって、ボイラー2で温められた熱湯をコーヒー豆に注入してコーヒー液を抽出し、抽出時の熱湯から出る蒸気の熱を使ってカップを温めることを特徴としている。その原理は、ドリッパー4の開口部に蒸気の通路0を設けた蓋Fを被せることで空間Kが形成され蒸気が充満する。蓋Fにはカップが載置でき、通路Oを塞ぐように載置したカップ内に前記通路を通り抜けた蒸気が入り充満させることでカップが温められることを特徴とした。
【選択図】 図1
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16