IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 深▲セン▼市華怡豊科技有限公司の特許一覧

特許7431485光電センサ距離測定システムに用いられる開ループ自動利得制御方法及び回路
<>
  • 特許-光電センサ距離測定システムに用いられる開ループ自動利得制御方法及び回路 図1
  • 特許-光電センサ距離測定システムに用いられる開ループ自動利得制御方法及び回路 図2
  • 特許-光電センサ距離測定システムに用いられる開ループ自動利得制御方法及び回路 図3
  • 特許-光電センサ距離測定システムに用いられる開ループ自動利得制御方法及び回路 図4
  • 特許-光電センサ距離測定システムに用いられる開ループ自動利得制御方法及び回路 図5
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-02-06
(45)【発行日】2024-02-15
(54)【発明の名称】光電センサ距離測定システムに用いられる開ループ自動利得制御方法及び回路
(51)【国際特許分類】
   G01S 7/489 20060101AFI20240207BHJP
【FI】
G01S7/489
【請求項の数】 10
(21)【出願番号】P 2023501379
(86)(22)【出願日】2022-11-09
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-10-31
(86)【国際出願番号】 CN2022130911
(87)【国際公開番号】W WO2023061509
(87)【国際公開日】2023-04-20
【審査請求日】2023-01-06
(31)【優先権主張番号】202210243594.3
(32)【優先日】2022-03-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】323010973
【氏名又は名称】深▲セン▼市華怡豊科技有限公司
【氏名又は名称原語表記】SHENZHEN HUAYIFENG TECHNOLOGY CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】A, 2/F, A2 Building, Silicon Valley Power Low-Carbon Science and Technology Demonstration Park, Guiyue Road, Zhangge Community, Fucheng Street, Longhua District, Shenzhen, Guangdong 518100,China
(74)【代理人】
【識別番号】110001139
【氏名又は名称】SK弁理士法人
(74)【代理人】
【識別番号】100130328
【弁理士】
【氏名又は名称】奥野 彰彦
(74)【代理人】
【識別番号】100130672
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 寛之
(72)【発明者】
【氏名】張小毅
(72)【発明者】
【氏名】羅超凡
【審査官】東 治企
(56)【参考文献】
【文献】中国実用新案公告第2094164(CN,U)
【文献】中国特許出願公開第112782670(CN,A)
【文献】特開2014-062767(JP,A)
【文献】特開2002-151987(JP,A)
【文献】特開2010-230461(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01S 7/00-7/64
G01S 13/00-17/95
H03G 1/00-3/34
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コントロール回路(1)と、自動利得起動制御回路(2)とを備える光電センサ距離測定システムに用いられる開ループ自動利得制御回路であって、
前記コントロール回路(1)は、電圧降下コントロールモジュール(11)と、電圧コントロールモジュール(12)とを備え、
前記自動利得起動制御回路(2)が、前記電圧降下コントロールモジュール(11)と前記電圧コントロールモジュール(12)との間に接続され、
前記コントロール回路(1)の電圧降下コントロールモジュール(11)は、光電センサ距離測定システム内の1段目の増幅回路に接続され、前記1段目の増幅回路からの直流レベル及び信号振幅を受信するために用いられるアクセス端と、光電センサ距離測定システム内の2段目の増幅回路に接続され、減衰後の1段目の出力信号を2段目の増幅回路に伝送するために用いられる出力端と、前記電圧コントロールモジュール(12)を介して接地する接地端とを含
前記自動利得起動制御回路(2)は、自動利得制御開始電圧にアクセスするために用いられる電圧入力端と、前記コントロール回路(1)の前記電圧降下コントロールモジュール(11)と前記電圧コントロールモジュール(12)との間に接続され、コントロール回路(1)に電圧を出力するために用いられる電圧出力端とを含む、ことを特徴とする光電センサ距離測定システムに用いられる開ループ自動利得制御回路。
【請求項2】
前記電圧降下コントロールモジュール(11)は、1段目の増幅回路、自動利得起動制御回路(2)、及び2段目の増幅回路に接続され、アクセス端と、出力端と前記電圧出力端との間に電圧値で対応する電圧降下関係を確立させるために用いられ、
前記電圧コントロールモジュール(12)は、自動利得起動制御回路(2)、電圧降下コントロールモジュール(11)に接続され、電流に応じて電圧出力端の電圧をコントロールするために用いられる、ことを特徴とする請求項1に記載の光電センサ距離測定システムに用いられる開ループ自動利得制御回路。
【請求項3】
前記電圧降下コントロールモジュール(11)は、
1段目の増幅回路に接続され、分圧を実現するために用いられる分圧ユニット(111)と、
分圧ユニット(111)、電圧コントロールモジュール(12)、自動利得起動制御回路(2)に接続され、アクセス端と、出力端と電圧出力端との間に電圧値で対応する電圧降下関係を確立させるために用いられる電圧降下発生ユニット(112)とを含む、ことを特徴とする請求項2に記載の光電センサ距離測定システムに用いられる開ループ自動利得制御回路。
【請求項4】
前記分圧ユニット(111)は第1のレジスターR1を含み、前記電圧降下発生ユニット(112)は第1のダイオードD1及び第2のダイオードD2を含み、前記第1のレジスターR1の一端は1段目の増幅回路に接続され、前記第1のレジスターR1の他端は第1のダイオードD1のアノードに接続され、前記第1のダイオードD1のカソードは第2のダイオードD2のアノード及び2段目の増幅回路に接続され、前記第2のダイオードD2のカソードは電圧コントロールモジュール(12)及び自動利得起動制御回路(2)に接続される、ことを特徴とする請求項3に記載の光電センサ距離測定システムに用いられる開ループ自動利得制御回路。
【請求項5】
前記自動利得起動制御回路(2)の電圧出力端と電圧コントロールモジュール(12)及び電圧降下コントロールモジュール(11)との間には、電圧降下コントロールモジュール(11)が定常状態に入る前に発生した電圧変動を補償するために用いられる補償モジュール(3)がカップリングされる、ことを特徴とする請求項4に記載の光電センサ距離測定システムに用いられる開ループ自動利得制御回路。
【請求項6】
前記補償モジュール(3)は、
自動利得起動制御回路(2)の電圧出力端に接続され、分圧に用いられ且つ補償モジュール(3)の分圧パラメータを分圧ユニット(111)の分圧パラメータと一致させる第1の補償ユニット(31)と、
第1の補償ユニット(31)、電圧降下コントロールモジュール(11)、電圧コントロールモジュール(12)に接続され、電圧降下コントロールモジュール(11)が定常状態に入る前に発生した電圧変動を補償するために用いられる第2の補償ユニット(32)とを含む、ことを特徴とする請求項5に記載の光電センサ距離測定システムに用いられる開ループ自動利得制御回路。
【請求項7】
前記第1の補償ユニット(31)は第3のレジスターR3を含み、前記第2の補償ユニット(32)は第3のダイオードD3及び第4のダイオードD4を含み、前記第3のレジスターR3の一端は自動利得起動制御回路(2)の電圧出力端に接続され、前記第3のレジスターR3の他端は第4のダイオードD4のアノードに接続され、前記第4のダイオードD4のカソードは第3のダイオードD3のアノードに接続され、前記第3のダイオードD3のカソードは第2のダイオードD2のカソード、電圧コントロールモジュール(12)に接続され、
前記電圧コントロールモジュール(12)は、
第2の補償ユニット(32)及び電圧降下発生ユニット(112)に接続され、電流に応じて第2の補償ユニット(32)と電圧降下発生ユニット(112)との間の接続点の電圧を上昇させるために用いられる電圧コントロールユニットを含み、
前記電圧コントロールユニットは第2のレジスターR2を採用し、前記第2のレジスターR2の一端は第2のダイオードD2のカソード及び第3のダイオードD3のカソードに接続され、前記第2のレジスターR2の他端は接地しており、
又は、前記電圧コントロールユニットはポテンショメーターRP1を採用し、前記ポテンショメーターRP1のスライダーは第2のダイオードD2のカソード及び第3のダイオードD3のカソードに接続され、前記ポテンショメーターRP1の一端は第2のダイオードD2のカソード、第3のダイオードD3のカソードに接続され、前記ポテンショメーターRP1の他端は接地する、ことを特徴とする請求項6に記載の光電センサ距離測定システムに用いられる開ループ自動利得制御回路。
【請求項8】
光電センサ距離測定システムであって、
請求項1~7のいずれか一項に記載の光電センサ距離測定システムに用いられる開ループ自動利得制御回路を含む、ことを特徴とする光電センサ距離測定システム。
【請求項9】
請求項1~7のいずれか一項に記載の光電センサ距離測定システムに用いられる開ループ自動利得制御回路を用いて、光電センサ距離測定システムに用いられる開ループ自動利得制御方法であって、
光電センサ距離測定システムからの1段目の増幅回路の直流レベル及び信号振幅を取得するステップと、
自動利得制御開始電圧を決定するステップであって、前記自動利得制御開始電圧は1段目の増幅回路の直流レベル及び信号振幅に基づいて計算して決定されるステップと、
前記自動利得制御開始電圧に基づいて、自動利得制御の制御深さを調整し、前記直流レベル及び信号振幅に基づいて自動利得制御を行い、減衰後の1段目の出力信号を生成するステップと、
減衰後の1段目の出力信号を2段目の増幅回路に伝送するステップとを含む、ことを特徴とする光電センサ距離測定システムに用いられる開ループ自動利得制御方法。
【請求項10】
自動利得制御開始電圧を決定する前記ステップの後、さらに、
定常状態に入る前に、1段目の増幅回路出力信号の振幅変動を低減させるために、1段目の増幅回路出力信号に対して電圧補償を行うステップを含む、ことを特徴とする請求項9に記載の光電センサ距離測定システムに用いられる開ループ自動利得制御方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光電センサ距離測定技術の分野に関し、特に、光電センサ距離測定システムに用いられる開ループ自動利得制御方法及び回路に関する。
【背景技術】
【0002】
光電センサ距離測定システムは、物体の距離位置を検出するものであり、物体からセンサに反射した光信号の強弱の認識に基づいて実現される。
【0003】
関連技術では、物体の距離位置を検出する際には、まず、同一の光電センサ距離測定システムに基づいてテストして記録し、その光電変換特性を決定し、即ち、電圧値と測定距離との間の線形関係を検出する。続いて、システムにおける受信回路が物体から反射した光信号を受信し、光信号を電圧値に変換し、さらに既知の光電変換特性に基づいて物体の距離位置を決定することができる。
【0004】
上記関連技術について、発明者は、上記光電センサ距離測定システムが物体の距離位置を決定する場合、受信回路により変換された電圧値の線形セグメント勾配が比較的大きいため、その結果、光電センサ距離測定システムの測定距離が短くなり、且つ測定範囲が狭くなるということを見出した。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
光電センサ距離測定システムの測定距離が短く且つ測定範囲が狭いという問題を改善し、光電センサ距離測定システムの距離測定範囲を拡大するために、本願は、光電センサ距離測定システムに用いられる開ループ自動利得制御方法及び回路を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の態様では、本願は光電センサ距離測定システムに用いられる開ループ自動利得制御方法を開示し、以下の技術案を採用する。
【0007】
光電センサ距離測定システムに用いられる開ループ自動利得制御方法は、
光電センサ距離測定システムからの1段目の増幅回路の直流レベル及び信号振幅を取得するステップと、
自動利得制御開始電圧を決定するステップであって、前記自動利得制御開始電圧は1段目の増幅回路の直流レベル及び信号振幅に基づいて計算して決定されるステップと、
前記自動利得制御開始電圧に基づいて、自動利得制御の制御深さを調整し、前記直流レベル及び信号振幅に基づいて自動利得制御を行い、減衰後の1段目の出力信号を生成するステップであって、前記減衰後の1段目の出力信号は前記信号振幅の増加に伴って減衰が大きくなるステップと、
減衰後の1段目の出力信号を2段目の増幅回路に伝送するステップとを含む。
【0008】
上記技術案を採用することにより、測定範囲に応じて第1の増幅回路の直流レベル及び信号振幅を取得した後、自動利得制御開始電圧を確認して設定することができ、さらに自動利得制御を実現し、減衰後の1段目の出力信号が所定範囲内でより多くの信号振幅に対応できるようにし、即ち光電センサ距離測定システムが所定範囲内でより多くの信号振幅に対応することができ、同じ電圧変動範囲内で、測定範囲が大きくなり、光電変換特性を改善し、それにより、光電変換プロセスでは、受信回路により変換された電圧値の線形セグメント勾配が小さくなり、システムの測定距離が短く且つ測定範囲が狭いという問題を改善し、光電センサ距離測定システムの距離測定範囲を拡大する。
【0009】
任意選択的に、自動利得制御開始電圧を決定する前記ステップの後、さらに、
定常状態に入る前に、1段目の増幅回路出力信号の振幅変動を低減させるために、1段目の増幅回路出力信号に対して電圧補償を行うステップを含む。
【0010】
上記技術案を採用することにより、電源投入時に、1段目の増幅回路出力信号が定常状態に入る前に、1段目の増幅回路の出力信号の振幅変動が低くなり、設定された閾値臨界点近傍で物体を検出する場合、不確定性を降下させ、検出の繰り返し精度を向上させ、検出の誤判定状況を低減させる。
【0011】
第2の態様では、本願は光電センサ距離測定システムに用いられる開ループ自動利得制御回路を開示し、以下の技術案を採用する。
【0012】
光電センサ距離測定システムに用いられる開ループ自動利得制御回路は、
光電センサ距離測定システム内の1段目の増幅回路に接続され、前記1段目の増幅回路からの直流レベル及び信号振幅を受信するために用いられるアクセス端と、光電センサ距離測定システム内の2段目の増幅回路に接続され、減衰後の1段目の出力信号を2段目の増幅回路に伝送するために用いられる出力端と、接地する接地端とを含むコントロール回路と、
自動利得制御開始電圧にアクセスするために用いられる電圧入力端と、コントロール回路に接続され、コントロール回路に電圧を出力するために用いられる電圧出力端とを含む自動利得起動制御回路とを含む。
【0013】
上記技術案を採用することにより、まず、1段目の増幅回路の直流レベル及び信号振幅を取得し、外部で自動利得制御開始電圧を算出し、そして電圧入力端が算出された自動利得制御開始電圧にアクセスした後、コントロール回路は直流レベル及び信号振幅に基づいて減衰後の1段目の出力信号を生成して2段目の増幅回路に送信し、さらに自動利得制御を実現し、光電変換特性を改善し、それにより、光電変換プロセスでは、受信回路により変換された電圧値の線形セグメント勾配が小さくなり、システムの測定距離が短く且つ測定範囲が狭いという問題を改善し、光電センサ距離測定システムの距離測定範囲を拡大する。
【0014】
任意選択的に、前記コントロール回路は、
1段目の増幅回路、自動利得起動制御回路、及び2段目の増幅回路に接続され、アクセス端と、出力端と前記電圧出力端との間に電圧値で対応する電圧降下関係を確立させるために用いられる電圧降下コントロールモジュールと、
自動利得起動制御回路、電圧降下コントロールモジュールに接続され、電流に応じて電圧出力端の電圧をコントロールするために用いられる電圧コントロールモジュールとを含む。
【0015】
上記技術案を採用することにより、電圧降下コントロールモジュールの設置は自動利得制御開始電圧をより正確に設定することに有利であり、且つ電圧コントロールモジュールと協働して直流レベル及び信号振幅に基づいて減衰後の1段目の出力信号を自己適応的に調整し、且つ減衰後の1段目の出力信号が信号振幅の増加に伴って減衰が大きくなるようにし、それにより光電変換特性を改善し、光電変換特性では、受信回路により変換された電圧値の線形セグメント勾配が小さくなり、システムの測定距離が短く且つ測定範囲が狭いという問題を改善し、光電センサ距離測定システムの距離測定範囲を拡大する。
【0016】
任意選択的に、前記電圧降下コントロールモジュールは、
1段目の増幅回路に接続され、分圧を実現するために用いられる分圧ユニットと、
分圧ユニット、電圧コントロールモジュール、自動利得起動制御回路に接続され、アクセス端と、出力端と電圧出力端との間に電圧値で対応する電圧降下関係を確立させるために用いられる電圧降下発生ユニットとを含む。
【0017】
上記技術案を採用することにより、電圧降下発生ユニットの設置は自動利得制御開始電圧をより正確に設定することに有利であり、且つ電圧コントロールモジュールと協働して直流レベル及び信号振幅に基づいて減衰後の1段目の出力信号を自己適応的に調整し、且つ減衰後の1段目の出力信号が信号振幅の増加に伴って減衰が大きくなるようにし、それにより光電変換特性を改善し、光電変換特性では、受信回路により変換された電圧値の線形セグメント勾配が小さくなり、システムの測定距離が短く且つ測定範囲が狭いという問題を改善し、光電センサ距離測定システムの距離測定範囲を拡大する。
【0018】
任意選択的に、前記分圧ユニットは第1のレジスターR1を含み、前記電圧降下発生ユニットは第1のダイオードD1及び第2のダイオードD2を含み、前記第1のレジスターR1の一端は1段目の増幅回路に接続され、前記第1のレジスターR1の他端は第1のダイオードD1のアノードに接続され、前記第1のダイオードD1のカソードは第2のダイオードD2のアノード及び2段目の増幅回路に接続され、前記第2のダイオードD2のカソードは電圧コントロールモジュール及び自動利得起動制御回路に接続される。
【0019】
上記技術案を採用することにより、回路の導通のために、第2のダイオードD2のカソードポイントの電圧と第1のダイオードD1のアノードポイントの電圧とは明確な電圧降下関係にあり、自動利得制御開始電圧をより正確に設定することに有利であり、且つ電圧コントロールモジュールと協働して直流レベル及び信号振幅に基づいて減衰後の1段目の出力信号を自己適応的に調整し、且つ減衰後の1段目の出力信号が信号振幅の増加に伴って減衰が大きくなるようにし、それにより光電変換特性を改善し、光電変換特性では、受信回路により変換された電圧値の線形セグメント勾配が小さくなり、システムの測定距離が短く且つ測定範囲が狭いという問題を改善し、光電センサ距離測定システムの距離測定範囲を拡大する。
【0020】
任意選択的に、前記自動利得起動制御回路の電圧出力端と電圧コントロールモジュール及び電圧降下コントロールモジュールの間には、電圧降下コントロールモジュールが定常状態に入る前に発生した電圧変動を補償するために用いられる補償モジュールがカップリングされる。
【0021】
上記技術案を採用することにより、補償モジュールの設置は、電圧降下コントロールモジュールが定常状態に入る前に発生した電圧変動を補償することに有利であり、電圧降下コントロールモジュールが動作し始めるとき、比較的安定した状態に入るようにし、それにより測定の精度を高める。
【0022】
任意選択的に、前記補償モジュールは、
自動利得起動制御回路の電圧出力端に接続され、分圧に用いられ且つ補償モジュールの分圧パラメータを分圧ユニットの分圧パラメータと一致させる第1の補償ユニットと、
第1の補償ユニット、電圧降下コントロールモジュール、電圧コントロールモジュールに接続され、電圧降下コントロールモジュールが定常状態に入る前に発生した電圧変動を補償するために用いられる第2の補償ユニットとを含む。
【0023】
上記技術案を採用することにより、第1の補償ユニット及び第2の補償ユニットの設置は、電圧降下コントロールモジュールが動作し始めるとき、比較的安定した状態に入ることに有利であり、それにより測定の精度を高める。
【0024】
任意選択的に、前記第1の補償ユニットは第3のレジスターR3を含み、前記第2の補償ユニットは第3のダイオードD3及び第4のダイオードD4を含み、前記第3のレジスターR3の一端は自動利得起動制御回路の電圧出力端に接続され、前記第3のレジスターR3の他端は第4のダイオードD4のアノードに接続され、前記第4のダイオードD4のカソードは第3のダイオードD3のアノードに接続され、前記第3のダイオードD3のカソードは第2のダイオードD2のカソード、電圧コントロールモジュールに接続される。
【0025】
上記技術案を採用することにより、第3のダイオードD3、第4のダイオードD4、第3のレジスターR3のパラメータは第1のダイオードD1、第2のダイオードD2、第1のレジスターR1のパラメータと一致しており、補償回路の電流は第3のダイオードD3及び第4のダイオードD4の導通に伴って徐々に上昇し、その上昇傾向は第1のダイオードD1、第2のダイオードD2による第2のダイオードD2のカソードポイントの電圧下降傾向と一致しており、それにより測定の精度を高める。
【0026】
任意選択的に、前記電圧コントロールモジュールは、
第2の補償ユニット及び電圧降下発生ユニットに接続され、電流に応じて第2の補償ユニットと電圧降下発生ユニットとの間の接続点の電圧を上昇させるために用いられる電圧コントロールユニットを含む。
【0027】
上記技術案を採用することにより、電圧降下発生ユニットと協働して、信号振幅の増加に伴って減衰が大きくなった減衰後の1段目の出力信号を生成することに有利であり、それにより光電変換特性をさらに改善する。
【0028】
任意選択的に、前記電圧コントロールユニットは第2のレジスターR2を採用し、前記第2のレジスターR2の一端は第2のダイオードD2のカソード及び第3のダイオードD3のカソードに接続され、前記第2のレジスターR2の他端は接地しており、
又は、前記電圧コントロールユニットはポテンショメーターRP1を採用し、前記ポテンショメーターRP1のスライダーは第2のダイオードD2のカソード及び第3のダイオードD3のカソードに接続され、前記ポテンショメーターRP1の一端は第2のダイオードD2のカソード、第3のダイオードD3のカソードに接続され、前記ポテンショメーターRP1の他端は接地する。
【0029】
上記技術案を採用することにより、電流に応じて速やかに第2のダイオードD2のカソードポイントの電圧を上昇させたり、自動利得制御開始電圧の調整を容易にしたりすることに有利である。
【0030】
第3の態様では、本願は光電センサ距離測定システムを開示し、以下の技術案を採用する。
【0031】
光電センサ距離測定システムは、上記いずれか1つの光電センサ距離測定システムに用いられる開ループ自動利得制御回路を含む。
【発明の効果】
【0032】
上記技術案を採用することにより、測定範囲に応じて第1の増幅回路の直流レベル及び信号振幅を取得した後、自動利得制御開始電圧を確認して設定することができ、さらに自動利得制御を実現し、減衰後の1段目の出力信号が所定範囲内でより多くの信号振幅に対応できるようにし、同じ電圧変動範囲内で、測定範囲が大きくなり、光電変換特性を改善し、それにより、光電変換特性では、受信回路により変換された電圧値の線形セグメント勾配が小さくなり、システムの測定距離が短く且つ測定範囲が狭いという問題を改善し、光電センサ距離測定システムの距離測定範囲を拡大する。
【図面の簡単な説明】
【0033】
図1】本願の一実施例における光電センサ距離測定システムに用いられる開ループ自動利得制御方法の方法のフローチャートである。
図2】本願の一実施例における光電センサ距離測定システムに用いられる開ループ自動利得制御回路の回路接続の概略図である。
図3】本願の一実施例における光電変換特性折れ線a及び折れ線bの折れ線グラフである。
図4】本願の一実施例における光電センサ距離測定システムに用いられる開ループ自動利得制御回路の回路接続の概略図である。
図5】本願の一実施例における光電センサ距離測定システムに用いられる開ループ自動利得制御回路の回路接続の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0034】
本願の目的、技術案及び利点をより明確にするため、以下、図面1~5及び実施例を参照し、本願についてより詳細に説明する。ここで説明されている具体的な実施例は本願を解釈するのみに用いられ、本願を限定するものではないと理解すべきである。
(実施例1)
【0035】
図1を参照すると、本願の実施例により開示される光電センサ距離測定システムに用いられる開ループ自動利得制御方法は、S100~S400を含む。
【0036】
S100において、光電センサ距離測定システムからの1段目の増幅回路の直流レベル及び信号振幅を取得する。
【0037】
具体的には、1段目の増幅回路は、光電センサ距離測定システムに用いられる開ループ自動利得制御回路に電気的に接続され、1段目の増幅回路は、光電センサ距離測定システムに用いられる開ループ自動利得制御回路に測定距離に応じて変化する信号振幅及び所定且つ一定の直流レベルを出力する。
【0038】
S200において、自動利得制御開始電圧を決定する。
【0039】
具体的には、自動利得制御開始電圧は、1段目の増幅回路の直流レベル及び信号振幅に基づいて計算されて決定される。自動利得制御開始電圧を計算して入力するために用いられる外部システムは同時に1段目の増幅回路から出力された直流レベル及び信号振幅を取得し、続いて開ループ自動利得制御回路の回路構造及びパラメータに基づいて、異なる信号振幅に対応する自動利得制御開始電圧を計算し、且つ開ループ自動利得制御回路に入力する。
【0040】
ここで、自動利得制御開始電圧の計算ステップは、まず、1段目の増幅回路から出力された直流レベル及び信号振幅を加算し、次に、開ループ自動利得制御回路における総電圧降下を減算することである。
【0041】
S300において、自動利得制御開始電圧に基づいて、自動利得制御の制御深さを調整し、直流レベル及び信号振幅に基づいて自動利得制御を行い、減衰後の1段目の出力信号を生成する。
【0042】
なお、減衰後の1段目の出力信号は信号振幅の増加に伴って減衰が大きくなる。
【0043】
具体的には、図2を参照すると、開ループ自動利得制御回路では、自動利得制御開始電圧はオペアンプU1の正極入力端に印加される電圧である。開ループ自動利得制御回路に補償モジュール3が付加されない場合、A点の電圧は自動利得制御開始電圧と一致しており、当該シナリオに基づいて説明し、最遠距離測定時に検出信号が減衰せずに後段の増幅回路に到達できることを保証するために、自動利得制御開始電圧の設定は1段目の増幅回路の直流レベル及び検出された信号振幅に基づいて決定される。
【0044】
S200における自動利得制御開始電圧の計算ステップに基づいて距離説明を行う。例えば、測定範囲が40mm~1000mmの1つの光電センサシステムでは、その1段目の増幅回路により出力された直流レベルは1.2Vであり、1000mmの箇所において、1段目の増幅回路により検出された信号振幅は0.4Vであり、最遠距離検出時に、1段目の増幅回路により出力された総振幅は1.2V+0.4V=1.6Vであり、第1のダイオードD1及び第2のダイオードD2の導通電圧が同じで、いずれも0.6Vであると仮定すると、第1のダイオードD1のカソード電圧は1.6V-0.6V=1.0Vより低い必要があり、従って、自動利得制御開始電圧は1.0V-0.6V=0.4Vである。
【0045】
自動利得制御を行う場合、開ループ自動利得制御回路では、1段目の増幅回路がより強い信号を出力すると、第2のダイオードD2及び電圧コントロールユニットを流れる電流が増加し、A点の電圧が上昇し、それに伴ってB点の電圧も上昇し、1段目の増幅回路の出力が変わらない場合、第1のダイオードD1による2段目の増幅回路に入力された信号に対する減衰が大きくなる。逆に、1段目の増幅回路の出力が小さい場合、第2のダイオードD2及び電圧コントロールユニットを流れる電流が減少し、A点及びB点の電圧も相対的に降下し、第1のダイオードD1による2段目の増幅回路に入力された信号に対する減衰が小さくなり、自動利得制御を実現する。減衰後の1段目の出力信号は即ち、自動利得制御を実現した後の2段目の増幅回路に入力された信号である。
【0046】
S400において、減衰後の1段目の出力信号を2段目の増幅回路に伝送する。
【0047】
図3を参照すると、関連技術では、光電変換特性折れ線aの電圧振幅の線形変動範囲内では、対応する測定距離が短く、これは当該光電変換特性折れ線aの電圧振幅線形セグメント勾配が大きく、即ち、既知の電圧振幅変動範囲内では、電圧値に対応する測定距離が少ないからである。1段目の増幅回路により検出された信号振幅は自動利得制御によって、信号振幅の増加に伴って減衰が大きくなった減衰後の1段目の出力信号に変換され、当該信号がさらに2段目の増幅回路で増幅された後の値は所定範囲でより多くの測定距離に対応できる。例えば、関連技術では、4.8V~1.6Vの電圧値の範囲内で、対応する測定距離範囲は40mm~300mmであり、本願の実施例の技術案の作用下で、光電変換特性折れ線bはより多くの測定距離に対応し、測定距離範囲は40mm~1000mmに達する。
【0048】
任意選択的に、図1及び図2を参照すると、自動利得制御開始電圧を決定する前記ステップの後、さらに、
定常状態に入る前に、1段目の増幅回路出力信号に対して電圧補償を行うステップS201を含む。
【0049】
当該ステップは、ダイオードが定常状態に入っていないことによる1段目の増幅回路出力信号の振幅変動を低減させるために用いられる。
【0050】
具体的には、電源投入初期に、補償がなければ、第1のダイオードD1、第2のダイオードD2の内部抵抗値及び電圧降下の変化のために、A点の電圧に高い方から低い方に降下するプロセスがあり、第1のダイオードD1、第2のダイオードD2が完全に導通されるまで安定になり、そのプロセスは約1分である。A点の電圧の変化はB点の電圧の変化に直接影響するため、当該変化は2段目の増幅回路で増幅された後、比較的大きい電圧変動を発生し、正確な位置決めに重大な影響を与え、物体検出の誤判定を招く。補償モジュール3にアクセスした後、注意すべきものとして、第3のダイオードD3、第4のダイオードD4のパラメータは第1のダイオードD1、第2のダイオードD2のパラメータと一致している。第3のレジスターR3のパラメータは第1のレジスターR1のパラメータと一致している。従って、補償モジュール3の電流は第3のダイオードD3、第4のダイオードD4の導通に伴って徐々に上昇し、その上昇傾向は第1のダイオードD1、第2のダイオードD2によるA点の電圧の下降傾向と一致しており、当該電流が電圧コントロールユニットで発生した電圧は、第1のダイオードD1及び第2のダイオードD2が安定になるまで、第1のダイオードD1、第2のダイオードD2の導通プロセスによるA点の電圧降下を補償し、さらにプロセスではA点の電圧を安定化し、それによりB点の電圧を安定化するために用いられる。
【0051】
実施例1の実施原理は次のとおりであり、A点の電圧が決定した後、B点の電圧は、A点の電圧に第2のダイオードD2の電圧降下を加えたものとなる。しかしながら、1段目の増幅回路の出力信号は、B点の電圧に第1のダイオードD1の電圧降下を加えたものより大きい場合にのみ、2段目の増幅回路に出力されることができる。1段目の増幅回路の出力信号振幅の高低によりA点の電圧の高低を制御することにより、当該増幅回路の利得制御が自動的に実現される。
(実施例2)
【0052】
図4を参照すると、本願の実施例は光電センサ距離測定システムに用いられる開ループ自動利得制御回路を開示する。光電センサ距離測定システムに用いられる開ループ自動利得制御回路は、1段目の増幅回路に接続され、1段目の増幅回路からの直流レベル及び信号振幅を受信するために用いられるアクセス端と、2段目の増幅回路に接続され、減衰後の1段目の出力信号を2段目の増幅回路に伝送するために用いられる出力端と、接地する接地端とを含むコントロール回路1と、自動利得制御開始電圧にアクセスするために用いられる電圧入力端と、コントロール回路1に接続され、コントロール回路1に電圧を出力するために用いられる電圧出力端とを含む自動利得起動制御回路2とを含む。
【0053】
任意選択的に、自動利得起動制御回路2は、コントロール回路1に接続され、自動利得制御開始電圧を入力するために用いられる自動利得起動制御ユニットを含む。
【0054】
任意選択的に、コントロール回路1は、1段目の増幅回路、自動利得起動制御回路2、及び2段目の増幅回路に接続され、アクセス端と、出力端と電圧出力端との間に電圧値で対応する電圧降下関係を確立させるために用いられる電圧降下コントロールモジュール11と、自動利得起動制御回路2及び電圧降下コントロールモジュール11に接続され、電流に応じて電圧出力端の電圧をコントロールし、自動利得制御開始電圧を設定するために用いられる電圧コントロールモジュール12とを含む。
【0055】
任意選択的に、電圧降下コントロールモジュール11は、1段目の増幅回路に接続され、回路保護や分圧を実現するために用いられる分圧ユニット111と、分圧ユニット111、電圧コントロールモジュール12及び自動利得起動制御回路2に接続され、アクセス端と、出力端と電圧出力端との間に電圧値で対応する電圧降下関係を確立させるために用いられる電圧降下発生ユニット112とを含む。
【0056】
任意選択的に、電圧コントロールモジュール12は、第2の補償ユニット32及び電圧降下発生ユニット112に接続され、電流に応じて第2の補償ユニット32と電圧降下発生ユニット112との間の接続点の電圧を上昇させるために用いられる電圧コントロールユニットを含む。
【0057】
本実施例では、分圧ユニット111は第1のレジスターR1を含み、電圧降下発生ユニット112は第1のダイオードD1及び第2のダイオードD2を含み、第1のレジスターR1の一端は1段目の増幅回路に接続され、第1のレジスターR1の他端は第1のダイオードD1のアノードに接続され、第1のダイオードD1のカソードは第2のダイオードD2のアノード及び2段目の増幅回路に接続され、第2のダイオードD2のカソードは電圧コントロールユニット、自動利得起動制御回路2に接続される。
【0058】
本実施例では、自動利得起動制御回路2はオペアンプU1を含み、電圧コントロールユニットは第2のレジスターR2を含む。ここで、オペアンプU1の出力端は第2のレジスターR2及び第2のダイオードD2のカソードに接続され、オペアンプU1の負極入力端はオペアンプU1の出力端に接続され、オペアンプU1の正極の入力端は自動利得制御開始電圧にアクセスするために用いられる。第2のレジスターR2の一端は接地しており、第2のレジスターR2の他端は第2のダイオードD2のカソードに接続される。
(実施例3)
【0059】
図2を参照すると、本実施例と実施例2との異なる点は次のとおりであり、自動利得起動制御回路2の電圧出力端と電圧コントロールモジュール12、電圧降下コントロールモジュール11との間には、電圧降下コントロールモジュール11が定常状態に入る前に発生した電圧変動を補償するために用いられる補償モジュール3がカップリングされる。
【0060】
具体的には、第2のレジスターR2と第2のダイオードD2のカソードとの接続点とオペアンプU1の出力端との間には補償モジュール3が電気的に接続される。
【0061】
任意選択的に、補償モジュール3は、自動利得起動制御回路2の電圧出力端に接続され、分圧に用いられ且つ補償モジュール3の分圧パラメータを分圧ユニット111の分圧パラメータと一致させる第1の補償ユニット31と、第1の補償ユニット31、電圧降下コントロールモジュール11及び電圧コントロールモジュール12に接続され、電圧降下コントロールモジュール11が定常状態に入る前に発生した電圧変動を補償するために用いられる第2の補償ユニット32とを含む。
【0062】
本実施例では、第1の補償ユニット31は第3のレジスターR3を含み、第2の補償ユニット32は第3のダイオードD3及び第4のダイオードD4を含み、第3のレジスターR3の一端はオペアンプU1の出力端及びオペアンプU1の負極入力端に接続され、第3のレジスターR3の他端は第4のダイオードD4のアノードに接続され、第4のダイオードD4のカソードは第3のダイオードD3のアノードに接続され、第3のダイオードD3のカソードは第2のダイオードD2のカソード、第2のレジスターR2の地から離れた一端に接続される。第3のダイオードD3、第4のダイオードD4のパラメータは第1のダイオードD1、第2のダイオードD2のパラメータと一致しており、第3のレジスターR3のパラメータは第1のレジスターR1のパラメータと一致しており、補償回路の電流は第3のダイオードD3及び第4のダイオードD4の導通に伴って徐々に上昇し、その上昇傾向は第1のダイオードD1、第2のダイオードD2による第2のダイオードD2のカソードポイントの電圧下降傾向と一致している。
(実施例4)
【0063】
図5を参照すると、本実施例と実施例3との異なる点は次のとおりであり、電圧コントロールユニットはポテンショメーターRP1を採用し、ポテンショメーターRP1のスライダーは第2のダイオードD2のカソード及び第3のダイオードD3のカソードに接続され、ポテンショメーターRP1の一端は第2のダイオードD2のカソード及び第3のダイオードD3のカソードに接続され、ポテンショメーターRP1の他端は接地する。
(実施例5)
【0064】
本願の実施例は光電センサ距離測定システムを開示する。光電センサ距離測定システムは、上記いずれか1つの光電センサ距離測定システムに用いられる開ループ自動利得制御回路を含み、及び上記光電センサ距離測定システムに用いられる開ループ自動利得制御方法を応用する。
【0065】
当業者であれば、説明の便宜及び簡潔さのために、上述の各機能ユニット、モジュールの分割で例示的に説明しているだけであり、実際の応用では、上述の機能は必要に応じて異なる機能ユニット、モジュールで実行されてもよく、即ち、装置の内部構造を異なる機能ユニット又はモジュールに分割して、上述の機能の全部又は一部を実行してもよいことが明らかであろう。
【0066】
以上はいずれも本願の好ましい実施例であり、本願の保護範囲を限定するものではなく、従って、本願の構造、形状、原理に基づいて行われる等価な変化は、いずれも本願の保護範囲内に含まれるべきである。
【符号の説明】
【0067】
1...コントロール回路、11...電圧降下コントロールモジュール、111...分圧ユニット、112...電圧降下発生ユニット、12...電圧コントロールモジュール、2...自動利得起動制御回路、3...補償モジュール、31...第1の補償ユニット、32...第2の補償ユニット。
図1
図2
図3
図4
図5