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特許7431704ライトガイドと発光素子とを有する照明システム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-02-06
(45)【発行日】2024-02-15
(54)【発明の名称】ライトガイドと発光素子とを有する照明システム
(51)【国際特許分類】
   A61N 5/06 20060101AFI20240207BHJP
   A61B 18/24 20060101ALI20240207BHJP
【FI】
A61N5/06 Z
A61B18/24
【請求項の数】 15
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2020146550
(22)【出願日】2020-09-01
(65)【公開番号】P2021037288
(43)【公開日】2021-03-11
【審査請求日】2023-08-29
(31)【優先権主張番号】10 2019 123 448.4
(32)【優先日】2019-09-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】DE
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】504299782
【氏名又は名称】ショット アクチエンゲゼルシャフト
【氏名又は名称原語表記】SCHOTT AG
【住所又は居所原語表記】Hattenbergstr. 10, 55122 Mainz, Germany
(74)【代理人】
【識別番号】100114890
【弁理士】
【氏名又は名称】アインゼル・フェリックス=ラインハルト
(74)【代理人】
【識別番号】100098501
【弁理士】
【氏名又は名称】森田 拓
(74)【代理人】
【識別番号】100116403
【弁理士】
【氏名又は名称】前川 純一
(74)【代理人】
【識別番号】100134315
【弁理士】
【氏名又は名称】永島 秀郎
(74)【代理人】
【識別番号】100135633
【弁理士】
【氏名又は名称】二宮 浩康
(74)【代理人】
【識別番号】100162880
【弁理士】
【氏名又は名称】上島 類
(72)【発明者】
【氏名】ベアント シュルトハイス
(72)【発明者】
【氏名】フーベアトゥス ルッサート
(72)【発明者】
【氏名】オリヴァー カイパー
(72)【発明者】
【氏名】アンドレアス ディートリヒ
【審査官】山口 賢一
(56)【参考文献】
【文献】米国特許第05290275(US,A)
【文献】米国特許第05754716(US,A)
【文献】特開2007-172717(JP,A)
【文献】特開2015-206912(JP,A)
【文献】独国特許発明第102007028081(DE,B3)
【文献】独国特許出願公開第102017122756(DE,A1)
【文献】米国特許出願公開第2018/0113246(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61N 5/06
A61B 18/24
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
開口数NAを有する少なくとも1個のレーザ光源(10)と、コネクタハウジング(30)を有するコネクタ(20)により基端部にて前記少なくとも1個のレーザ光源(10)に接続可能かつ/または割り当て可能なライトガイド(40)とを含み、かつ前記ライトガイド(40)の先端部に発光素子(50)を有する照明システム(1)であって、前記コネクタハウジング(30)が、前記レーザ光源(10)から前記コネクタ(20)に入力結合されたレーザ光の前記開口数NAの変動の影響を低減させるための装置を有し、前記コネクタハウジング(30)が、収容区分(30.3)を有する内部領域を有し、前記内部領域が、前記コネクタハウジング(30)に対して360°超の回転角で自由に回転可能であるように構成されている、照明システム(1)。
【請求項2】
前記コネクタハウジング(30)が、前記ライトガイド(40)のための収容区分(30.3)内に、少なくとも部分的または区分的に前記ライトガイド(40)を曲げるための少なくとも1個の誘導要素(30.4)を有する、請求項1記載の照明システム(1)。
【請求項3】
前記少なくとも1個の誘導要素(30.4)が、円筒形および/または錐体形のスタッドおよび/または球体として構成されており、少なくとも前記収容区分(30.3)内の前記ライトガイド(40)が、その位置について空間的に規定されて誘導されており、その際、少なくとも1つの最小曲げ半径(40.1)が維持され、前記誘導要素(30.4)に誘導される前記ライトガイド(40)の前記最小曲げ半径(40.1)が、前記ライトガイド(40)の径の60倍以上である、請求項1または2記載の照明システム(1)。
【請求項4】
前記コネクタハウジング(30)が、前記コネクタハウジング(30)の内部に配置された少なくとも2個の収容シェル(30.1,30.2)から成り、前記ハウジング(30)の前記収容シェル(30.1,30.2)のうちの少なくとも1個が、前記ライトガイド(40)を収容するための前記収容区分(30.3)を有し、前記ライトガイド(40)が、前記収容区分(30.3)の領域内に少なくとも区分的にS字型または波形のプロファイルを有する、請求項1から3までのいずれか1項記載の照明システム(1)。
【請求項5】
前記収容区分(30.3)の領域が、ライトガイド収容溝(30.6)として形成されている、請求項1から4までのいずれか1項記載の照明システム(1)。
【請求項6】
前記収容シェル(30.1,30.2)のうちの少なくとも1個内の前記ライトガイド収容溝(30.6)の深さが、前記ライトガイド(40)の直径の少なくとも1.1倍、好ましくは少なくとも2倍に相当し、好ましくはU字型に形成されている、請求項5記載の照明システム(1)。
【請求項7】
前記ライトガイド収容溝(30.6)で直接的に隣接して、少なくとも区分的に、前記ライトガイド収容溝(30.6)の壁に、1個以上の固定ピン(30.5)が連続して設けられており、前記固定ピン(30.5)が、組み立てられた状態の前記コネクタハウジング(30)にて、それぞれ別の前記収容シェル(30.1,30.2)の相応する収容部内に係合している、請求項5または6記載の照明システム(1)。
【請求項8】
少なくとも1つの以下の特徴
―前記コネクタハウジング(30)が、ラッチ接続により個別要素から一緒に差し込み可能である、
―前記コネクタハウジング(30)が、前記ライトガイド(40)のための前記収容区分(30.3)、前記収容シェル(30.1,30.2)および/または前記誘導要素(30.4)を有する内部領域と、外部ハウジング(30.9)とを有し、前記内部領域が、前記外部ハウジング(30.9)に対して360°超の回転角で自由に回転可能であるように構成されている、
―前記コネクタハウジング(30)が、発光素子(50)の発光特性または効率を識別および/または保存するための少なくとも1個のRFIDチップ(60)を有し、前記レーザ光源(10)が、対応する受信ユニットまたは読み取りユニットを有する、
―前記コネクタハウジング(30)が、前記レーザ光源(10)における1回の使用後に、前記レーザ光源(10)からの前記コネクタ(20)の取り外しの際または前記レーザ光源(10)と前記コネクタ(20)との結合の切り離しの際に、前記ライトガイド(40)を少なくとも部分的に損傷または切断または変位させる装置を有する、
―前記コネクタハウジング(30)が、ヒートシンクを、特に前記収容区分(30.3)内に有する、
を有する、請求項1から7までのいずれか1項記載の照明システム(1)。
【請求項9】
前記ライトガイド(40)が、円形の、六角形のもしくは他の多角形の、または不規則的なコア断面構造を有するマルチモード石英ファイバーとして形成されている、請求項1から8までのいずれか1項記載の照明システム(1)。
【請求項10】
前記収容区分(30.3)の領域内のマルチモード石英ファイバーとして形成された前記ライトガイド(40)の最小曲げ半径(40.1)が、前記ライトガイド(40)の外被を含めた直径の少なくとも60倍、好ましくは少なくとも100倍である、請求項9記載の照明システム(1)。
【請求項11】
前記コネクタ(20)が、SMAコネクタまたはFCコネクタとして形成されており、前記コネクタハウジング(30)が、前記コネクタ(20)を相対回動不能に収容するための対応するコネクタ収容区分(30.7)を有し、前記コネクタ(20)を前記レーザ光源(10)内で固定するためのユニオンナット(20.1)が、前記外部ハウジング(30.9)内で相対回動不能に固定可能である、請求項1から10までのいずれか1項記載の照明システム(1)。
【請求項12】
前記収容区分(30.3)が、前記ライトガイド(40)のための機械的保護素子(70)、特に張力緩和部および/または屈曲保護部を有する、請求項1から11までのいずれか1項記載の照明システム(1)。
【請求項13】
前記コネクタハウジング(30)が、その個別要素、特にその収容シェル(30.1,30.2)と、前記外部ハウジング(30.9)とを含めて、プラスチック材料の射出成型品から成り、プラスチック材料が、好ましくは生体適合性であり、滅菌可能であり、特に酸化エチレン滅菌可能である、請求項1から12までのいずれか1項記載の照明システム(1)。
【請求項14】
前記発光素子(50)が、実質的に放射状および/または部分的に方向付けされた発光特性を有する円筒ディフューザ、実質的に球状の発光挙動を有する球状ディフューザ、または先端方向で実質的に均質な発光特性を有する前面ディフューザである、請求項1から13までのいずれか1項記載の照明システム(1)。
【請求項15】
前記レーザ光源(10)から前記コネクタ(20)に入力結合された前記レーザ光の前記レーザ光源(10)の前記開口数NAの変動幅が、0.05~0.30の範囲、好ましくは0.08~0.24の範囲にある場合に、円筒ディフューザとして形成された前記発光素子(50)の前記発光挙動が、ディフューザ表面で測定された相対輝度(105)としての前記放射強度が、その長さにわたり、前記相対輝度(105)の最大値を基準として、40%、特に好ましくは20%超低下しない、請求項1から14までのいずれか1項記載の照明システム(1)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、開口数NAを有する少なくとも1個のレーザ光源と、コネクタハウジングを有するコネクタにより基端部にて少なくとも1個のレーザ光源に接続可能かつ/または割り当て可能なライトガイドとを含み、かつライトガイドの先端部に発光素子を有する照明システムに関する。
【0002】
このような照明システムは、医療分野でますます使用されている。現在では、以下のような主要用途に分類される:
・ 腫瘍治療のための光線力学療法(PDT)または光免疫療法(PIT)
・ 静脈瘤を治療するための静脈内レーザ治療(EVLT)
・ レーザ間質性温熱療法(LITT)、および
・ 他の用途、特に、歯科医学、眼科学および皮膚科学の分野での用途。
【0003】
光線力学療法(PDT)は、様々な癌性疾患における低侵襲の治療手段である。PDTとは、光活性化可能な物質と組み合わせた光により腫瘍および他の組織変化(例えば、血管新生)を治療するための方法であると理解される。治療の開始時に、癌細胞の中またはその上に蓄積する光感受性物質、いわゆる光増感剤が、患者に対して血流中に静脈内注入される。これらの天然光物質は腫瘍細胞において濃縮し、そこで強い光感受性を起こす。この目的のために、PDT治療の間に複数個のカニューレ(通常は8個まで)が腫瘍組織に刺され、これらのカニューレそれぞれに、ディフューザ素子付きのライトガイドが挿入され、その際、ディフューザ素子は、可能な限り腫瘍組織にわたり空間的に分散して配置されていなくてはならない。レーザ光、原則として可視スペクトル範囲内の波長を有するレーザ光、例えば、532nmの波長の緑色光または690nmの波長の赤色光が、ライトガイドを介してディフューザ素子に入力結合され、それにより、腫瘍組織が内側から可能な限り均一に照らされる。その際、これらの細胞内に、腫瘍細胞を選択的に破壊する攻撃的な酸素ラジカルが形成される。疾患のある細胞とは反対に、健康な細胞はこの化学反応の影響を受けない。正確な作用機序は、特に、“Photodynamic Therapy of Cancer”, Cancer Medicine 2003に記載されている。
【0004】
光免疫療法(PIT)も同様の方法であり、この方法では、光活性化可能な薬剤の存在下で免疫反応が誘発され、それにより癌細胞が壊死する。
【0005】
ここでは、一般的な有効長が10~50mmの円筒ディフューザ、スポットディフューザまたは前方に向けられた照明錐を生成する前面ディフューザ、ならびにポイントエミッターもしくは球状エミッター、または放射状に発光するディフューザで区別される。
【0006】
円筒ディフューザの場合、動作状態では、特に、その長さにわたりディフューザ素子の側面の発光が可能な限り均質であることが重要である。これは、軸線方向において、すなわち長手軸線方向での基端部から先端部への各線に沿った点すべてにおいて、発光強度が均質性要件の範疇で同じであることと、放射方向において、すなわち長手軸線に沿った各周囲線のすべての点において、発光強度が均質性要件の範疇で同様に同じであることとを意味し、そのため、これらのディフューザは、ほぼランバートエミッターとして機能する。
【0007】
前述のすべてのディフューザについて、各ディフューザのあらゆる可能な空間方向において同じ強度で発光が行われないことが望ましい場合がある。有利な形態において、ディフューザには、放出された放射線の透過を少なくとも低減および/または完全に抑制するために、必要な発光特性に応じて、少なくとも部分的または区分的に、例えば格子状または勾配状に、透明な、透過率が低減された、かつ/または半透明な、かつ/または不透明な装置が備えられていてもよい。これらは、波長範囲全体にわたり、または波長選択的に設計可能であり、したがってフィルタとして設計可能である。同様に、これらは、各ディフューザに向かうまたはその逆の鏡面反射または拡散反射を可能にするとも考えられ、例えば、被覆、ラッカーもしくは印刷、またはそれらを含む組み合わせとして構成されている。ここで、被覆は、金属層および/または誘電体層を含んでいてもよい。
【0008】
同時に、組織への熱流速を可能な限り少なくすることを確実にするためには、高い散乱効率も達成する必要がある。側面の発光についての一般的な均質性要件は、平均強度から最大±10~20%の偏差であり、特に先端部からの前方に向けられた発光が、入力結合光の10%超、一般的に最大5%になるのを回避すべきである。一般的なレーザ出力は、PDT用途の場合、連続出力5W未満であり、そのため、ディフューザの長さ1cmあたり、最大100mW~1000mWの間、一般的には200mW~500mWの間で発光される。それにより、現在では、プラスチックベースのディフューザアプローチの使用が可能である。
【0009】
EVLTの場合、治療を行う医師は、小さな穿刺部位を介して、静脈レーザのガイドレールとして機能するカテーテルを患部の静脈に導入する。それに続いて、ディフューザにより狙いを定めてレーザエネルギーを側面に発光することにより、血管の内壁が強く加熱され、それにより、静脈が潰され、閉じられる。そうすることで、静脈血の異常な逆流が抑止される。結果として、静脈が硬化し、縮小し、体で分解可能になる。その際、現在では原則として、いわゆるリングファイアシステムまたはダブルリングファイアシステムが発光要素として使用されている。レーザ光は、比較的鮮明に区切られたリングライトまたはダブルリングライトの形で、放射状に静脈周囲の組織に照射される。その際、発光素子を有するライトガイドは、均一な治療のために、多くの場合、手動により、可能な限り一定な速度で、治療すべき静脈部分を通して引っ張られ、それにより、不確認または非常に長い滞留時間の場合に、ある箇所でさらなる細胞損傷が生じることがあるため、適用が難しくなる。
【0010】
この場合、PDT用途で使用されているように、円筒ディフューザが有利であろう。ただし、EVLT治療では、著しくより高いレーザ出力が必要である。一般的に、レーザ出力は、NIR範囲の波長、すなわち約800nm~1480nmの場合、10~50Wであり、これは現在、ダイオードレーザ(例えば、810nm、940nmまたは1480nm)またはNd:YAGレーザ(1064nm)によりもたらされる。今では、EVLT治療については、2μmほどのより大きな波長も確立されている。例えば、Tm:YAGレーザ(1.9μm)およびHo:YAGレーザ(2.1μm)が使用される。組織の吸収特性を理由に、これらの波長では、より低いレーザ出力、一般的には10W未満が必要とされる。ただし、ここですでに、特にレーザ光を供給するために、石英ガラス製ライトガイドを使用する必要がある。
【0011】
EVLTに使用可能なディフューザの側面の発光についての均質性要件は、PDT用途に比べて高くなく、平均強度から最大±30%~最大±50%の偏差であってもよい。
【0012】
LITTは、局部的な腫瘍破壊に使用される低侵襲の方法である。この場合、画像化制御(例えば、超音波検査/MRT)により腫瘍が穿刺され、1個(または複数個)のレーザファイバーが腫瘍中心に導入され、この腫瘍中心は、熱エネルギーにより排除される。ここでは特に、Nd:YAGレーザ(1064nm)およびディフューザチップアプリケーターが使用される。レーザ出力は、約5~8Wである(例えば、“Laserinduzierte Interstitielle Thermotherapie (LITT) bei malignen Tumoren”, BAEKおよびKBV 01/2002)。
【0013】
独国特許出願公開第102017122756号明細書には、実質的に放射状の均質な発光特性を有する円筒ディフューザの相応する実施形態が記載されている。
【0014】
本出願人の未公開のDE102018133338には、大部分が球状の発光特性を有する球状ディフューザの実施形態が記載されている。
【0015】
しかしながら、これらのアプローチすべてにおいて、ディフューザの発光の均一性および効率のどちらも、入力結合または入射の開口数、すなわち、光源、特にレーザ光源の放射線の発光特性、すなわち、ライトガイドへのレーザの開口数NAと、ディフューザへの、例えば石英ファイバー内での誘導放射線の伝達とに著しく依存することが示された。部分的に、異なるレーザタイプ(レーザの種類か、あるいは異なるメーカーからの同じ種類のレーザ)の使用に引き起こされる、かつ/またはレーザもしくはレーザモジュールにおける製造のばらつきにより、かつ/またはミスアライメントにより、かつ/または実際の使用における熱効果により生じる、レーザのNAの比較的大きな変動または変化もしくは変更により、発光特性およびディフューザ効率において、著しい変動幅がもたらされる。言い換えるなら、例えば相対輝度の単位における、または平均値もしくは最大値からのその偏差における、発光素子の発光強度の必要なまたは指定の均質性は、レーザの開口数NAが変化すると、達成されないか、あるいはレーザ、ライトガイドおよび発光素子からのそれ自体がまず調整されているシステム内では、レーザ光源、特にそのNAが変化すると、得ることができないか、または維持することができない。
【0016】
ここで、いわゆるモードミキサーが、変動幅を低減するのに役立ち得る。
【0017】
基本的に、例えば、非丸形のコア領域を有する石英ファイバー、例えば、6個の角が付いた六角形ファイバーコアを有するいわゆるヘキサファイバー(Hex-Fasern)が、モードミキサーとして使用可能である。ただし、これらは、特定のプリフォームが必要とされるため、製造費用が比較的高い。
【0018】
文献から、ファイバーを意図的に曲げる、モード混合のための純粋に機械的な方法も知られている。よって、例えば独国特許発明第102007028081号明細書には、レーザとレーザに結合されたライトガイドとを備える、特定のビームプロファイルを有するレーザビームを生成するためのレーザ設備が記載されている。上記文献で意図されるのは、光導波路の片側で、光導波路のための少なくとも2個の第一の設置要素が互いに間隔を空けて配置されており、光導波路の反対側で、2個の第一の設置要素の間に、第二の設置要素が存在し、かつ設置要素のうちの少なくとも1個が作動機構と結合しており、この作動機構が、作動要素のための駆動装置を有し、ここで、作動要素が、電気測定信号出力を有する経路測定装置と結合されており、かつ作動要素のための駆動装置、経路測定装置、および制御装置が、一緒に接続されており、そうすることで、設置要素の位置によって決定される光導波路の湾曲を介して、混合モード、リングモード、およびコアありのリングモードが連続的に順次生成可能であることである。この文書では、機械ベースのモード混合の基本原理について、モード混合を狙い通りに調整することが可能な装置を含めて説明している。ただし、これがどのようにして冒頭に挙げた用途にとってコスト面で有利かつ実用的に実現可能であるかについて、具体的なアプローチは開示されていない。
【0019】
欧州特許出願公開第2407807号明細書には、材料加工に使用され、かつ基本モードのビーム品質で出力ファイバーの出力に存在するレーザビームを、マルチモード混合ファイバーを用いて伝送するための光ファイバーの構成が記載されており、これは、その内部で広がるモードを混合するために、少なくともその長さの一部においてカーブしたプロファイルを有し、その開口数NAは、レーザビームをマルチモード混合ファイバーの入力においてもたらし、かつマルチモード混合ファイバーの入力に結合された出力ファイバーのNAよりも大きく、マルチモード混合ファイバーの出力に生じるレーザビームをプロセス位置に伝送するために、マルチモード伝送ファイバーが備えられており、そのNAは、マルチモード混合ファイバーの開口数以上である。このようなアプローチは、レーザ加工機にとって都合が良いかもしれないが、例えば、医療技術的な療法の目的、特に、ライトガイドまたはライトガイドを含む要素が、いわゆるディスポーザブル品、すなわち1回使用可能であり、好ましくは小型化された、相応する発光素子を有するライトガイドシステムとして使用される医療技術的な療法の目的には都合が良くない。
【0020】
従来技術におけるさらなるアプローチは、例えば、特殊なスリーブ内の3個の小さな球体により、ライトガイドとして機能する石英ファイバーが、局部的に点状の機械的負荷に曝されることである。その際、これらの小球は、石英ファイバーの通常熱可塑性の緩衝材に押し込まれる。ここでの欠点は、緩衝材の特定の塑性変形を理由に、周囲温度または使用温度に応じて、そのように生じるファイバーへの機械的な圧力が定まっておらず、経時的に変化し得ること、および/または制御されずに局部的な負荷もしくはあまりに小さな曲げ半径が生じ、それによりファイバーが少なくとも損傷することである。さらに、このようなアプローチは、さらなる製造費用を意味する。
【0021】
米国特許出願公開第2018/0113246号明細書には、光免疫療法(PIT)のための円筒ディフューザおよび前面ディフューザの様々なアプローチが記載されており、上記文献では、特に同様にモードミキサーが言及されており、また図2および図39a~図39dに、ライトガイドとして使用される石英ファイバーが輪状などで配置される様々なアプローチが概略的に記載されている。ただし上記文献には、これをどのようにして、一方では特定のロバスト性の観点で、また他方では実用性の観点で実装することができるかについて、具体的なアプローチは記載されていない。
【0022】
よって、本発明の課題は、先に挙げた欠点を有さず、かつ特に規定された機械的負荷をライトガイドにかけ、ここで発光素子の発光挙動が、冒頭に挙げられているように、実質的にレーザ光源の開口数の変動から独立しているモードミキサーについての、コスト効率の良い、特に小型化可能かつ使い捨てに適した解決手段を提供することである。
【0023】
発明の開示:
本発明の課題は、発光素子の発光挙動が実質的に開口数NAの変動幅から独立するように、コネクタハウジングが、レーザ光源からコネクタに入力結合されたレーザ光のレーザ光源の開口数NAの変動幅の影響を低減するための装置を有することにより解決される。よって、非常にコスト面で有利な手法により、例えば、冒頭に記載したようなコンポーネント(発光素子)の発光特性に対するNAの変動または変化の影響を、レーザ光源のNAの入力結合NAの変動幅または入力結合ファイバーの変動幅が、例えば発光の均質性にも効率にもほぼ影響を与えないように低減させることができる。特に、ディフューザの長さにわたり強度分布が可能な限り均一であることが重要な円筒ディフューザの場合、この強度分布を、本発明の手段により、入力結合において起こり得るNA変動の観点で著しく安定化させることができる。レーザ、ライトガイド、ディフューザのシステムにおける異なるNAnが適合していない場合、ディフューザの必要な特定の発光特性および/または発光強度、ならびにその空間分布を達成することはできない。特に使用されるレーザの放射線のNAが変化する場合、例えば、エージング、ミスアライメント、温度影響など自体によるレーザの変化が理由であれ、または代替のレーザの交換、代用もしくは使用が理由であれ、本発明によるアプローチにより、発光素子の発光特性または効率に対するこの影響を著しく低減させ、これをほぼさらなる費用なしで低減させることができる。ここでさらに想定されるのは、原則として、ライトガイド(供給ファイバー(Zuleitungsfaser))のNAおよびディフューザ(発光素子)のNAのどちらも、実質的に一定のままであるか、または一定であること、およびこれらが互いに適合するように設計されていることである。後者は特に、コスト重視の用途の場合、例えばレーザのエージングに対応するために、またはそれ自体が同じレーザモジュールにおける生成のばらつきを補正するために、様々な組み合わせの供給ファイバーおよびディフューザを提供または利用可能にすることは、妥当になり得ず、すでにまったく実用的ではないという観点にもある。したがって、コネクタハウジングは、例えば発光素子の発光強度および発光均質性の意味合いでの発光に対するレーザの開口数の変化または非定常性の影響を少なくとも低減するための少なくとも1個の装置を含むか、またはこの装置である。
【0024】
ここで、コネクタハウジングは、ライトガイドのための収容区分内に、ライトガイドの少なくとも1つの箇所を少なくとも部分的または区分的に曲げるための少なくとも1個の誘導要素を有する。この曲げにより、ライトガイドにおける光伝播の様々なモードの混合を達成することができ、そのため、光源のNA変動に対して非常に安定した発光素子の発光特性を得ることができる。
【0025】
ここで、複数の部分的または区分的なライトガイドの曲げが達成可能であるような誘導要素または複数個の誘導要素は、少なくとも収容区分内のライトガイドを、その位置について空間的に規定して誘導し、その際、ライトガイドの形状および構造から生じる特定の最小曲げ半径を下回らないために、例えば円筒形および/もしくは錐体形の丸形のスタッドとして、かつ/または楕円形もしくは偏心した断面もしくは形状を有するスタッドとして、かつ/または球体として構成されていてもよい。言い換えるなら、少なくとも1個の誘導要素は、少なくとも収容区分内のライトガイドを、その位置について空間的に規定して誘導し、その際、少なくとも1つの最小曲げ半径を維持するために、例えば円筒形および/もしくは錐体形のスタッドとして、かつ/または球体として構成されている。
【0026】
その特定の実施形態、その配置および/もしくは数、ならびに/または統一的なもしくは組み合わされた幾何学的形態とともに、誘導要素を用いて、ライトガイドの少なくとも1つの曲げ部を規定することができる。
【0027】
特定の変形形態において、コネクタハウジングは、コネクタハウジングの内部に配置された少なくとも2個の収容シェルから成っていてもよく、ハウジングの収容シェルのうちの少なくとも1個は、ライトガイドを収容するための収容区分を有する。本発明によると、収容区分の領域内のライトガイドは、少なくとも区分的に1回以上曲げられた、例えばS字型または波形のプロファイルを有する。プロファイルをこのように曲げることにより、1つ以上の特定の曲げ半径を有する、ライトガイドの1つ以上の規定された曲げ部を得ることができる。規定された曲げをもたらす、ライトガイドの別のプロファイルも考えられる。例えば、角度の付いたコネクタハウジングにおいて、例えば90°または120°での形態として構成される場合、ライトガイドは、この曲げにのみ沿うことができ、それにより、すでにモード混合を達成することができる。ただし、冒頭に挙げた用途の場合、どちらかというと直線状に構成されたコネクタまたはコネクタハウジングが確立されているため、ここでは、少なくとも区分的にS字型のライトガイドの誘導が好ましい変形形態となる。ライトガイドが誘導されて1個以上の輪またはいわゆるループとなっている配置も考えられる。
【0028】
ここで、収容区分の領域がライトガイド収容溝として構成されていると、特に有利である。その内部において、ライトガイドを、その位置について規定して、所望の曲げ半径で誘導することができる。ライトガイド収容溝は、少なくとも1個の収容シェル内で、好ましくはU字型に形成されている。ライトガイド収容溝の形状または寸法については、ライトガイド収容溝の深さが、ライトガイドの直径の少なくとも1.1倍、好ましくは少なくとも2倍に相当すべきであると見出された。それにより組み立て時に達成できるのは、ライトガイドを少なくとも組み立て中に保持または固定可能にすることである。
【0029】
ライトガイド収容溝で直接的に、少なくとも区分的に、ライトガイド収容溝の壁が、特に中断なく1個以上の固定ピンに繋がっており、この固定ピンが、組み立てられた状態のコネクタハウジングにて、固定ピンの輪郭に相応する収容部内にあり、それぞれ別の収容シェルに係合すると、取付けが容易になり得る。さらにここで、固定ピンにより、ライトガイド収容溝への挿入時にファイバーが飛び出すことが防止される。さらに、この固定ピンにより、組み立てにおける収容シェルの十分に正確な位置決めが確実になる。
【0030】
取付けの手間については、コネクタハウジングが、ラッチ接続により個別要素から一緒に差し込み可能であると、特にコスト面で有利である。
【0031】
実際の容易な取り扱いの観点では、コネクタハウジングが、ライトガイドのための収容区分、収容シェルおよび/または誘導要素を有する内部領域と、外部ハウジングとを有し、内部領域が、外部ハウジングに対して360°超の回転角で自由に回転可能であるように構成されていると、特に有利である。これにより、レーザ光源にライトガイドを固定する際に、ライトガイドに損傷を引き起こし得るねじり応力が回避される。
【0032】
コネクタハウジングが、特に好ましい変形形態で意図されているように、発光素子の特徴的な物理的特性の識別および/または保存のために、少なくとも1個のRFIDチップを有し、レーザ光源が、適切なそれに相応する受信ユニットまたは読み取りユニットを有すると、発光素子の発光特性についての、または効率についてのデータ、例えば特定の特性値を、保存することができ、かつレーザ光源、例えば医療診断装置または治療装置のレーザ光源の稼働時に、レーザ光源の正確な出力調整または較正のために、読み取りおよび使用することができる。さらに、アクセスコードも暗号化して保存することができ、それにより、一意的な識別が可能になり、したがって、場合により不適切または許可できない盗用されたプロダクトが認識される。それにより、患者またはユーザーの安全性が向上する。コンポーネントが一度レーザ光源に接続されたらすぐにRFIDチップにいわゆるフラグを保存または設定することも考えられる。コンポーネントが2回目に差し込まれると、このフラグを読み取ることにより、このコンポーネントがすでに使用済であることを認識することができ、この使用に際して、レーザ光源が停止される。それにより、本来1回の使用(シングルユース)が意図されているコンポーネントが複数回使用されることを回避することができ、これは、特に患者の安全性に寄与する。このようなRFIDチップは、小さな記憶容量のみでの単純な実施、例えば識別子を保存するための実施から、複数キロバイトの情報を保存することが可能な実施形態まで存在する。コネクタハウジングは、好ましい実施形態において、このようなRFIDチップを収容するために、適切なRFIDチップ収容区分を有する。
【0033】
場合によって機能が制限されているが、特性および/または安全性データの識別および/または保存のための、例えば、色、変更可能な着色、バーコードおよび/またはQRコードによる符号化のための別の機構を有する実施形態も考えられる。
【0034】
さらなる有利な変形形態において意図され得るのは、コネクタハウジングが、レーザ光源における1回の使用後に、レーザ光源からのコネクタの取り外しの際またはレーザ光源とコネクタとの結合の切り離しの際に、ライトガイドを、例えば機械的に、少なくとも部分的に損傷または切断または変位させる装置を有することである。このような装置は、出願人の米国特許第9,304,271号明細書から公知である。上記文献には、光源とのまたは光源からのファイバー光学ライトガイドの1回の接続および1回の切り離しのための接続要素が記載されており、これは、キャビティを囲む壁付きハウジングと、ハウジングおよびキャビティを通過するファイバー光学ライトガイドと、光源との接続を生み出すための、光源の接続区分に適切な接続部品であって、接続区分が切り離し後に再び使用可能な接続部品と、接続要素および/またはライトガイドが再び機能通りに使用されることを防止するための手段とを含む。接続要素の1回目の使用において、ファイバー光学ライトガイドは、接続部品により、例えば光源のハウジング内に存在する適切な接続区分と接続される。それに続いて、光源により生成された放射線がライトガイドを通じて人体の治療すべき箇所に伝達されることにより、治療、例えばPDT治療が実施される。治療の終了後に、ファイバー光学ライトガイドおよび接続要素が光源から分離される。これらの手段は、接続要素および/またはライトガイドがもはや機能通りには使用できないようにする。接続手段がもはや機能しない場合、もはや光源との接続を生成することはできない、かつ/または最適な光入力結合を確実にすることはできない。後者は、効率の著しい低下に現れる。それに対して、ライトガイドが破壊または少なくとも部分的に損傷される場合、放射線を人体の治療すべき箇所に届けることはもはやできない。この場合、光源への接続を生成することは可能であるものの、現代の光源は、ライトガイドの先端部に放射線量がもはや全くまたは十分に到達しておらず、別の未使用のライトガイドが使用される必要があると治療医に直ちに知らせる制御装置を有し得ると考えられる。よって、どちらの場合にも、すでに使用されたライトガイドは、2回目には使用されないと保証される。
【0035】
ここで、照明システムは、丸形の、実質的に円形の、六角形のもしくは他の多角形の、または不規則的に形成されたコア断面構造を有する、マルチモード石英ファイバーとしての、ほぼ3μmまでの非常に短い使用長さの場合は約2.5μmまでの使用波長用の低含水石英ファイバーとしての、または特にUV範囲の使用波長用の高含水石英ファイバーとしてのライトガイドを意図している。特に、コネクタハウジングにおける先に記載の手段により、特にコスト面で有利に利用可能な丸形の石英ファイバーを使用することが可能になる。六角形のもしくは他の多角形の、または不規則的に形成されたコア断面構造を有する石英ファイバーは、レーザ光源のNA変動に対する冒頭に記載の敏感性を低減するのにさらに役立つが、すでに言及されているように、製造費用が高い。基本的には、石英コアおよびポリマークラッドを有する別のファイバータイプ、例えばいわゆるHCSファイバーを使用することも、または特に2μm超の波長範囲のIR光を伝送可能なIRファイバーを使用することも可能である。それらの例は、特にいわゆるカルコゲナイドファイバー、フッ化物ファイバーであるか、また同様に中空コアファイバーまたはPCFファイバーでもある。NIR範囲から約1μmまでを含む可視波長範囲では、例えば多成分ガラス製のガラス光ファイバー(GOF)を使用することができ、同様にポリマー光ファイバー(POF)も、ディフューザに誘導される放射線量によりこれが可能であれば使用することができる。
【0036】
最小許容曲げ半径(最小曲げ半径)について、主に静的な長期曲げ荷重の場合、最小曲げ半径は、その外被径(コア+クラッド、緩衝材なし)を基準として、マルチモード石英ファイバーの直径の100倍~200倍を下回るべきではないという記載または指針が専門文献にあり、これは、コア径/外被径(コア/クラッド)について400/440μmの寸法を有する石英ファイバーの場合、44mm~88mmの最小曲げ半径に相当するだろう。
【0037】
ただし、これらの記載は、部分的に様々に設定された寿命および様々な破壊停止可能性(Bruchausfallwahrscheinlichkeiten)に関連するため、ここで、絶対的な固定限界値は存在しない。さらに、石英ファイバーがプリフォームからの引っ張り後に直線状に配置されたローラによって引っ張られるいわゆるプルーフ試験により、曲げ荷重に対するその機械的強度について、石英ファイバーを事前選択することができる。ここでは、プルーフ試験レベルとも言う。これは、この試験において使用されるローラ径に応じて、通常、75kpsi(約517MPaに相当)~150kpsi(約1034MPaに相当)の範囲にある。よって、プルーフ試験レベルがより高く設定されていると、最小曲げ半径と外被径との比もより低くなり得る。よって、好ましい変形形態において意図されるのは、収容区分の領域内のマルチモード石英ファイバーとして形成されたライトガイドの最小曲げ半径が、その外被径を基準として、ライトガイドの直径の少なくとも60倍、好ましくは少なくとも100倍に相当することである。この場合、収容区分の領域内の石英ファイバーの約40mmの曲げ半径は、先に挙げたファイバー形状を基準として、約91の比に相当する。したがって、10年の寿命に関連するこの曲げは、すでに100kpsi(約690MPaに相当)のプルーフ試験レベルにより、ほぼ0%の破壊停止可能性で維持可能であろう。
【0038】
ここで、さらなる変形形態において意図され得るのは、収容区分の領域内のライトガイドとして使用されるマルチモード石英ファイバーが、光伝播方向で、ファイバー曲げ部の後の収容区分の端部に、石英ファイバーのクラッドまたは外被を石英ファイバーのコアの屈折率よりも高い屈折率を有する被覆材料で置き換えた少なくとも1つの部分領域を有することである。これは、例えば石英ファイバーの曲げにより通常不所望な高割合の外被モードが生成される場合に、有利である。この提案される手段により、これらの妨害的な外被モードを出力結合することができる。
【0039】
その際、出力結合されるこの一定割合のレーザ光は、ライトガイドの収容区分の領域内で吸収される。ヒートシンクとして機能し、かつ特に収容区分内に配置されている、コネクタハウジング内のさらなる金属部品により、より良好な熱分散を達成することができ、それにより、局部的な過熱を回避することができる。照明システムは、コネクタハウジング内またはその上に、特に収容区分内にヒートシンクを有することが有利である。
【0040】
コネクタが、市販のSMAコネクタ、例えばSMA-905タイプとして、またはFCコネクタとして形成されており、コネクタハウジングが、コネクタを相対回動不能に(verdrehsicher)収容するための適切なコネクタ収容区分を有すると、特に有利である。それにより、コネクタハウジング、特にライトガイドのための収容区分内において、ライトガイドの規定された位置を保証することができる。ここで意図され得るのは、コネクタをレーザ光源内で固定するためのユニオンナットが、外部ハウジング内で相対回動不能に固定可能であることである。
【0041】
ロバスト性の向上の観点から、ライトガイドのための収容区分が、ファイバーを保護するための装置、すなわち、例えば屈曲保護部としてまたは張力緩和のために構成された保護素子を有すると、特に有利である。これは、誘導要素の位置によっても、またコネクタハウジング内のさらなるクランプ位置によっても達成することが可能である。その際、少なくとも区分的にライトガイド上に押し当てられており、かつ収容シェルによりライトガイドに固定されている収縮チューブが使用されることが有利である。
【0042】
特に好ましい実施形態において、コネクタハウジングは、その個別要素を含め、プラスチック射出成形部品から製造されており、これらは、特にコスト面で有利に実現することが可能である。その際、複雑な機能でさえ、比較的容易に設計内に組み込み可能であることが有利である。医療技術の分野での使用の観点から、使用されるプラスチックが、好ましくは、例えば規格EN ISO10993-1:2018またはEN ISO10993-5:2009またはUSP Class VIで一覧にされている生体適合性プラスチック材料から構成されていると、さらに有利である。さらに、使用される材料は、これが滅菌可能であり、特に酸化エチレン(EO)滅菌可能であるように選択されるべきである。というのも、この滅菌法は、ISO11135:2014に記載のように、特に使い捨て用途(ディスポーザブル用途またはシングルユース用途)の場合に、医療技術の分野において有利であるからである。ここで特に、材料に塩素が含まれていないことに注意する必要がある。というのも、そうしないと、EOプロセスの最中に塩素含有化合物が生成される可能性があり、この塩素含有化合物は、一方では有毒である可能性があり、他方では滅菌プロセス後に不完全にしか除去することができない可能性があるからである。
【0043】
特に好ましい実施形態において、照明システムは、実質的に放射状の発光特性を有する円筒ディフューザとしての、実質的に球状の発光挙動を有する球状ディフューザとしての、または先端方向で実質的に均質な発光特性を有する前面ディフューザとしての発光素子を有する。部分的に施与された層、反射層および/または吸収層により、部分的に方向付けされた発光特性を、例えば円周の90°または120°にのみ示し得る、放射状の発光を有する円筒ディフューザも使用される。特に円筒ディフューザの場合、冒頭に挙げられているように、コネクタハウジングを本発明により構成することにより、場合により生じるNA変動とは独立して、規定された発光特性を保証することができ、これは、40~50mmの一般的なディフューザ長さにわたり保証され得る。しかしながら、例えばその先端部にレンズ要素、例えばいわれるグリンレンズ(勾配屈折率レンズ)を有する前面ディフューザの場合でも、上記の手段により均質性またはビーム品質を改善することができる。
【0044】
好ましい変形形態において達成可能なのは、レーザ光源からコネクタに入力結合されたレーザ光のレーザ光源の開口数NAの変動幅が、少なくとも0.08~0.24の範囲、好ましくは0.05~0.30の範囲にある場合に、円筒ディフューザとして形成された発光要素の発光挙動が、ディフューザ表面で測定された相対輝度としての発光強度が、その長さにわたり、相対輝度のその最大値を基準として、40%より多く、特に好ましくは20%より多く低下するようには変動しないことである。それにより、特に冒頭に挙げた問題を最小限に抑えることまたは完全に解決することが可能である。
【0045】
その様々な変形形態において先に記載された照明システムの好ましい使用は、冒頭に記載したように、例えば腫瘍治療のための光線力学療法(PDT)または光免疫療法(PIT)のための、例えば静脈瘤を治療するための静脈内レーザ治療(EVLT)のための、レーザ間質性温熱療法(LITT)のための、または歯科医学、眼科学および皮膚科学の分野における適用のための使用を意図している。ここで歯科医学の領域においては、特に創傷治療または歯周病治療のための用途が挙げられる。さらに、脳の研究における用途もあり、この用途では、光により個々の脳領域を刺激し、それにより疾患の症状を治療することができる。
【0046】
さらに、例えば機械上またはその内部の届きにくい箇所を検査するためなど、特に均質な照明が重要となる工業分野での用途も、または分光学的用途もしくは光により生化学的イン・ビトロ反応を刺激する生化学における用途も想定することができる。
【0047】
以下で、図に示されている実施例を用いて、本発明をより詳細に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0048】
図1】レーザ光源で動作させる、ライトガイドと、発光素子と、ハウジングを有するコネクタとを有する照明システムの概略図である。
図2】本発明による解決手段の原理の概略図である。
図3】ハウジング個別部品およびさらなる要素を有する、本発明によるコネクタハウジングの分解図である。
図4】コネクタハウジングの断面図である。
図5a】NA変動について円筒ディフューザの場合の散乱挙動に対する影響を示すプロファイルグラフである。
図5b】NA変動について円筒ディフューザの場合の散乱挙動に対する影響を示すプロファイルグラフである。
図6a】円筒ディフューザの場合の発光挙動に対する本発明による手段の作用のさらなるプロファイルグラフである。
図6b】円筒ディフューザの場合の発光挙動に対する本発明による手段の作用のさらなるプロファイルグラフである。
【0049】
図1は、本発明による照明システム1の構造を概略的に示す。ここで、医療技術のPDT用途が例示的に示されている。
【0050】
図示されている例において、照明システム1は、動作中に特定のスペクトル範囲の光を放出するレーザ光源10から成る。PDT用途またはPIT用途の場合、冒頭に記載されているように、通常可視範囲にある、例えば532nmの緑色スペクトル範囲または例えば690nmの赤色スペクトル範囲にある、予め投与された生化学修飾された着色剤(光増感剤)に適合する波長を放出するレーザが使用される。ライトガイド40は、コネクタ20によりその基端部にてレーザ光源10に接続されている。ライトガイド40は、先端部に、円筒ディフューザとして形成された発光素子50を有する。原則として、ライトガイド40としては、マルチモード石英ファイバーが使用され、コネクタ20は、原則として、同軸プラグインコネクタ(koaxialer Steckverbinder)、いわゆるSMAコネクタまたはFCコネクタとして形成されており、ファイバーはコネクタ20内で接着されている。ライトガイド40が、洋銀スリーブを有するコネクタ20であって、洋銀スリーブ内へと形状結合で塑性変形により、例えば圧着により導入されているコネクタ20も、熱負荷の観点から有利であり得る。さらに、レーザ出力が比較的大きい場合、ライトガイド40のファイバー端部が円錐プリズムにより保護されているコネクタ20を使用することも可能であり、これは、ミスアライメントにおいて有利であり得る。
【0051】
さらに、コネクタ20は、取り扱いを容易にするコネクタハウジング30を有する。ここで、これらのコネクタハウジング30は、異なるタイプおよび/または使用分野もしくは使用目的の容易な識別および/または区別を可能にするために、適切に色を付けて構成されていても、または特定の輪郭を有していてもよい。さらにここには、例えばメーカー名、名称、バッチ番号またはシリアル番号(LOTまたはS/N)などの追加情報が、印刷されていても、またはレーザで刻印されていてもよく、これらは今では、UDI(機器固有識別子(Unique Device Indentifier))規格、例えば対応するFDA規則によると、多くの医療製品で必須となっている。これに関連して、機械可読な2Dピクセルコードも、例えば、多数の個別情報を含み得るいわゆるGS1コードとして、ますます多く設けられている。これらの個別情報と、例えばレーザ光源10の正しい設定に重要なさらなる情報とを保存するために、ハウジング30は、レーザ光源10内の対応する読み取りユニットまたは受信ユニットと通信することが可能な、いわゆるRFIDチップ60を有していてもよい。
【0052】
図2は、さらなる概略図で本発明の原理を示す。コネクタハウジング30が示されており、これは、レーザ光源10から来るコネクタ20に入力結合されたレーザ光の開口数NAの変動幅を安定化および狭めるための装置を有する。本発明によると、コネクタハウジング30は、ライトガイド40のための収容区分30.3の内部に、少なくとも1個の誘導要素30.4、好ましくはライトガイド40を狙い通りに曲げるための複数個の誘導要素を有する。少なくとも1個の誘導要素30.4は、図2に概略的に示されるように、円筒形および/または錐体形のスタッドおよび/または球体として構成されていてもよく、その周囲において、ライトガイド40は、少なくとも収容区分30.3内では規定されて誘導されている。ここで、ライトガイド40として使用される石英ファイバーは、その位置について空間的に規定されて固定されている。ここで、誘導要素30.4の正確な形状は、この誘導要素30.4により生じる、この誘導要素30.4の周囲領域のファイバーの曲げ半径40.1が、ファイバー径(ここでは外被径またはクラッド径)の60倍未満にならないように、好ましくは最小でもファイバー径の100倍となるように選択される。丸形のコア断面および一般的な寸法を有する石英ファイバーの例に関して、その構造が400/440/470/700μmのコア径/クラッド径/ハードクラッド径/緩衝材径である場合、最小曲げ半径40.1は、26.4mmまたは44mmである。具体的な実施例において、収容区分30.3の領域内の最小曲げ半径40.1は、40mmであり、これは、曲げ半径とファイバー径との比が、外被径を基準として約91であることに相応する。
【0053】
それにより、石英ファイバーが長期的に安定して、機械的に過負荷を受けないことが確実になる。同様に図2に概略的に示されるように、コネクタハウジング30はさらに、コネクタ20を相対回動不能に収容するためのコネクタ収容区分30.7を有し、これは、誘導要素30.4を有する収容区分30.3と一緒に固定ユニットを形成する。コネクタハウジング(30)はさらに、収容領域30.3を有する内部領域に対して自由に回転可能(360°超の回転角)となるように取り付けられた外部ハウジング30.9を有する。さらに意図され得るのは、コネクタ20をレーザ光源10内で固定するためのユニオンナット20.1が、外部ハウジング30.9内で相対回動不能に固定可能であることである。この場合、コネクタ20をレーザ光源10内で固定するためのラッチ接続も考えられる。
【0054】
さらなる構成可能性において、コネクタハウジング30は、RFIDチップ60を収容するためのRFIDチップ収容領域30.8を有していてもよい。例えば、このRFIDチップ60は、回路基板リング(Platinen-Ring)として構成されていてもよい。
【0055】
図3は、本発明の具体的な実施形態としてのハウジング個別部品を有するコネクタハウジング30の構造を分解図で概略的に示す。
【0056】
したがって、コネクタハウジング30は、少なくとも2個の収容シェル30.1,30.2を有し、ハウジング30の収容シェル30.1のうちの少なくとも1個は、ライトガイド40を収容するための収容区分30.3を形成する。図示される例において、収容区分30.3の領域内のライトガイド40は、少なくとも区分的にS字型のプロファイルを有する。図示される例において、収容区分30.3の領域は、ライトガイド収容溝30.6として構成されており、これは好ましくはU字型に形成されている。ここで意図されるのは、ライトガイド収容溝30.6で直接的に、少なくとも区分的に、ライトガイド収容溝30.6の壁が、特に中断なく1個以上の固定ピン30.5に繋がっており、この固定ピン30.5が、組み立てられた状態のコネクタハウジング30にて、固定ピン30.5の輪郭に相応する収容部内にあり、それぞれ別の収容シェル30.2に係合することである。
【0057】
ここで、ライトガイド40は、これにより生じる曲げ半径が許容可能な曲げ半径を上回らないように、収容区分30.3内で、ここで具体的にはライトガイド収容溝30.6内で誘導されている。図示される例について、ライトガイド40としては、以下の形状を有する石英ファイバーが使用される:
- コア径(コア) 400μm
- 外被径(クラッド) 440μm
- プラスチック外被径(ハードクラッド) 470μm
- 保護スリーブを有する外径(緩衝材) 700μm
よって、最小許容曲げ半径についての上記の境界条件によると、図示される例では、約40mmの曲げ半径が生じる。
【0058】
2個の収容シェル30.1,30.2は、コネクタハウジング30内に内部領域を形成し、この内部領域は、ここで同様に2個のハーフシェルとして構成されている外部ハウジング30.9に対して360°超の回転角で自由に回転可能となるように取り付けられている。ここで意図されるのは、コネクタ20が、図示される例ではSMA-905コネクタが、2個の収容シェル30.1,30.2としっかり接続されていることである。それとは対照的に、外部ハウジング30.9は、コネクタのユニオンナット20.1を含む。それにより、コネクタ20をレーザ光源10に挿入した後に、外部ハウジング30.9の回転によりユニオンナット20.1が共回転し得ること、ひいてはコネクタ20がレーザ光源10において安全かつ距離について規定されて固定され得ることを達成することが可能である。
【0059】
図示される例において、コネクタハウジング30は、外部ハウジング30.9を形成する2個のシェル内に、RFIDチップ収容区分30.8を有し、このRFIDチップ収容区分30.8内に、組み立て前に、なおもRFIDチップ60を挿入することができる。図示される例において、このRFIDチップ60は、リング型の回路基板として構成されている。さらに、張力緩和部または屈曲保護部70がライトガイド40上に設けられており、これは、チューブ、好ましくは収縮チューブとして構成されていてもよい。これはさらに、2個の収容シェル30.1,30.2の組み立て時に、これらの収容シェル30.1,30.2の間にクランプされていてもよい。別の変形形態では、収縮チューブが、収容シェル30.1,30.2上に収縮されていてもよい。それに加えて、この張力緩和部または屈曲保護部70には、例えば、コンポーネントタイプについての情報、シリアル番号および/またはバッチ番号がさらに印刷されていてもよい。
【0060】
コネクタハウジング30は、先に記載のその個別要素を含め、特に好ましくはラッチ接続により一緒に差し込み可能となるように構成されている。
【0061】
図4は、図3に記載されたコネクタハウジング30を、組み立てられた状態にて、その断面について3D図で示す。
【0062】
図5aおよび図5bには、それぞれプロファイルグラフ100において、光入力結合までの距離102に応じた位置依存性散乱係数101の様々なプロファイルが概略的に示されている。ここで、mm-1での位置依存性散乱係数101k(x)は、経験的に決定された材料特性であり、この割合で、光がディフューザから拡散により側面に散乱する。ディフューザ本体の長手軸線に沿った散乱要素の濃度が一定の場合、強度プロファイルは、一般的にI(x)=I×e -x/k(x)で指数関数的な減少を示す。ディフューザ本体内の散乱要素の適切な配置および数により、位置依存性散乱係数k(x)の所望のプロファイルを、レーザ光源の入力結合NAと組み合わせて、狙い通りに設定することが可能である。
【0063】
図5aは、コネクタ20への異なる開口数NAでの光入力結合について測定された曲線プロファイルを示す。モード混合なしのプロファイル領域103は、0.08のNA~0.24のNAの場合について、位置依存性散乱係数の測定されたまたはそこから計算された変動幅を、ディフューザから拡散により側面に散乱される光の割合の尺度として、したがってその均質性の尺度としても示す。ここで、図5aは、ミキサーがない場合、コネクタ20における入力結合NAへの依存性が強いことを示す。2つの極値NA=0.08およびNA=0.24の間では、散乱係数について、ほぼ2の係数が確認でき、これは、設計の観点において、一次近似で、散乱フィラメント(Streufilamente)の数について2の係数に相当する(これについては、独国特許出願公開第102017122756号明細書を参照)。
【0064】
モードミキサーのコネクタ側を使用する場合、図5bに示されているように、最小限の依存性しか確認できない。ここで、モードミキサーありの曲線族(モード混合ありのプロファイル領域104)は、コネクタ20における入力結合NAが最大の場合の、ミキサーなしでの測定の水準にある。
【0065】
図6aおよび図6bは、さらなるプロファイルグラフ100において、相対輝度105について測定されたプロファイルに対するモードミキサーの影響を、光入力結合までの距離102に応じて示す。どちらの図も、40mmのディフューザ長さを有する円筒ディフューザの例での一般的なプロファイルを示す。ここで、ディフューザの構造は、独国特許出願公開第102017122756号明細書に記載の構造に相応する。
【0066】
ここで、図6aは、入力結合NAへの依存性が非常に著しいことを示す。0.08の入力結合NAに最適化されたディフューザ設計の場合、このディフューザ長さにより、最大強度(=100%)を基準として最大30%の低下を伴う良好な均質性が実現可能である。入力結合NAが、例えば0.24の値に増加されると、強度プロファイルの低下は、最大値を基準として55%までになり、これは原則として、PDT用途またはPIT用途にもはや適してはいない。
【0067】
それとは対照的に、図6bは、図3および図4に記載のモードミキサーを用いて測定された相対輝度105のNA依存性を示す。0.08および0.24の入力結合NAのプロファイルは、非常に類似したプロファイルを示す。ここで当然のことながら、前述のように、プロファイルは、0.08の入力結合NAの場合でも、最大NA(ここでは0.24)に従う。しかしながら、これは、独国特許出願公開第102017122756号明細書に記載のように、ディフューザの設計において、ディフューザ本体内の散乱要素の数を減らすことにより、狙い通りに後から補正することができる。
【0068】
この手段を用いて、コネクタハウジング30内の先に記載の本発明によるモードミキサーで結合することにより、発光素子50としての円筒ディフューザの場合に、ディフューザ表面で測定された相対輝度105としての放射強度が、その長さにわたり、相対輝度105の最大値(=100%)を基準として、40%より多く、特に好ましくは20%より多く低下しないことを達成することができ、ここで、レーザ光源10の開口数NAと、そのようにコネクタ20内のライトガイド40に入力結合された、レーザ光源10のレーザ光の開口数NAとは、0.08~0.24の範囲で変動し得る。特に好ましい変形形態において、変動範囲は、より大きくてもよく、例えば0.05~0.30であってもよい。
【符号の説明】
【0069】
1 照明システム
10 レーザ光源
20 コネクタ
20.1 ユニオンナット
30 コネクタハウジング
30.1 第一の収容シェル
30.2 第二の収容シェル
30.3 収容区分
30.4 誘導要素
30.5 固定ピン
30.6 ライトガイド収容溝
30.7 コネクタ収容区分
30.8 RFIDチップ収容区分
30.9 外部ハウジング
40 ライトガイド
40.1 曲げ半径
50 発光素子
60 RFIDチップ
70 保護素子
100 プロファイルグラフ
101 位置依存性散乱係数
102 円筒ディフューザにおける光入力結合からの距離
103 モード混合なしのプロファイル領域
104 モード混合ありのプロファイル領域
105 相対輝度
図1
図2
図3
図4
図5a
図5b
図6a
図6b