(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-02-06
(45)【発行日】2024-02-15
(54)【発明の名称】家電機器状態のアナウンス方法、コンピューター機器及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
(51)【国際特許分類】
H04L 12/28 20060101AFI20240207BHJP
H04M 11/00 20060101ALI20240207BHJP
【FI】
H04L12/28 500A
H04M11/00 302
(21)【出願番号】P 2021554768
(86)(22)【出願日】2019-03-28
(86)【国際出願番号】 CN2019080037
(87)【国際公開番号】W WO2020181588
(87)【国際公開日】2020-09-17
【審査請求日】2021-09-10
(31)【優先権主張番号】201910181775.6
(32)【優先日】2019-03-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】517344192
【氏名又は名称】広東美的制冷設備有限公司
【氏名又は名称原語表記】GD MIDEA AIR-CONDITIONING EQUIPMENT CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Lingang Road,Beijiao,Shunde,Foshan,Guangdong,China
(73)【特許権者】
【識別番号】512237419
【氏名又は名称】美的集団股▲フン▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】MIDEA GROUP CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】B26-28F, Midea Headquarter Building, No.6 Midea Avenue, Beijiao, Shunde, Foshan, Guangdong 528311 China
(74)【代理人】
【識別番号】100112656
【氏名又は名称】宮田 英毅
(74)【代理人】
【識別番号】100089118
【氏名又は名称】酒井 宏明
(72)【発明者】
【氏名】欧陽敏
【審査官】前田 健人
(56)【参考文献】
【文献】特開2017-204733(JP,A)
【文献】特開2016-063429(JP,A)
【文献】特開2002-207538(JP,A)
【文献】特開平06-139478(JP,A)
【文献】特開2015-179952(JP,A)
【文献】特開2007-193615(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L 12/28
H04M 11/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ターゲット家電機器に適用される家電機器状態のアナウンス方法であって、
サーバーから送信されたアナウンス構成情報を受信するステップと、
ローカルエリアネットワークを介して家電機器から送信された家電機器の状態変化情報を受信するステップと、
前記アナウンス構成情報に基づいて、前記状態変化情報が予め設定されたアナウンス条件を満たしているか否かを判断し、前記アナウンス条件が満たされている場合、対応するアナウンス命令を生成するステップと、
サーバーから送信された、前記家電機器の状態情報に基づいて生成される再生命令を受信するステップと、
前記アナウンス命令又は前記再生命令に基づいて、前記アナウンス命令又は前記再生命令に対応する家電状態を再生するステップと、を含む、
ことを特徴とする家電機器状態のアナウンス方法。
【請求項2】
前記アナウンス構成情報を通信モジュールに記憶し、及び/又は、前記アナウンス構成情報を電気制御モジュールに記憶するステップと、をさらに含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の家電機器状態のアナウンス方法。
【請求項3】
前記アナウンス構成情報は、機器識別子、前記機器識別子に対応する状態情報、及びアナウンス時間を含み、
前記アナウンス構成情報に基づいて、前記状態変化情報が予め設定されたアナウンス条件を満たしているか否かを判断し、前記アナウンス条件が満たされている場合、対応するアナウンス命令を生成する前記ステップは、
前記家電機器の機器識別子が前記アナウンス構成情報の機器識別子と一致するか否かを判断するステップと、
一致する場合、前記状態変化情報が前記アナウンス構成情報の状態情報と一致するか否かを判断するステップと、
一致する場合、現在の時間が前記アナウンス時間を満たしているか否かを判断するステップと、
満たしている場合、対応するアナウンス命令を生成するステップと、を含む、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の家電機器状態のアナウンス方法。
【請求項4】
前記アナウンス命令及び前記再生命令に基づいて、前記アナウンス命令に対応する家電状態を再生する前記ステップの後に、
前記アナウンス命令に基づいて、状態機械のターゲットビットをサスペンド状態に設定するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の家電機器状態のアナウンス方法。
【請求項5】
状態機械のターゲットビットをサスペンド状態に設定する前記ステップの後に、
現在取得しているアナウンス命令が前記ターゲットビットに対応しているか否かを判断し、対応している場合、対応する家電状態を再生しないステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項4に記載の家電機器状態のアナウンス方法。
【請求項6】
状態機械のターゲットビットをサスペンド状態に設定する前記ステップの後に、
前記状態機械のターゲットビットに対するリセット命令を受信し、前記ターゲットビットをリセットするよう制御するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項4または5に記載の家電機器状態のアナウンス方法。
【請求項7】
サーバーに適用される家電機器状態のアナウンス方法であって、
アナウンス構成情報をターゲット家電機器に送信するステップと、
予め設定された時間に、及び/又は家電機器の状態が変化したときに、前記家電機器によって送信された家電機器の状態情報を取得するステップと、
前記家電機器の状態情報に基づいて状態が変化したか否かを判断し、変化した場合、再生命令を生成するステップと、
前記再生命令又は前記ターゲット家電機器により前記アナウンス構成情報及び前記家電機器の状態変化情報に基づいて生成されたアナウンス命令に基づいて、前記再生命令又は前記アナウンス命令に対応する家電状態を再生するようにターゲット家電機器を制御するステップと、を含む、
ことを特徴とする家電機器状態のアナウンス方法。
【請求項8】
前記再生命令及びアナウンス命令に基づいて前記アナウンス命令に対応する家電状態を再生するようにターゲット家電機器を制御する前記ステップは、
前記ターゲット家電機器のターゲット家電識別子を特定するステップと、
前記ターゲット家電識別子に基づいて、前記アナウンス命令を前記ターゲット家電機器に送信して、前記ターゲット家電機器に、前記アナウンス命令に基づいて対応する家電状態を再生させるステップと、を含む、
ことを特徴とする請求項7に記載の家電機器状態のアナウンス方法。
【請求項9】
制御機器から送信されたアナウンス構成情報を受信して記憶するステップと、
前記アナウンス構成情報をターゲット家電機器におけるプロトコルに対応するプロトコルデータに変換して前記ターゲット家電機器に送信して、前記ターゲット家電機器に、前記プロトコルデータに変換されたアナウンス構成情報を記憶させるステップと、をさらに含む、
ことを特徴とする請求項7または8に記載の家電機器状態のアナウンス方法。
【請求項10】
前記アナウンス構成情報は、機器識別子、前記機器識別子に対応する状態情報、及びアナウンス時間を含み、
前記アナウンス構成情報及び前記家電機器の状態変化情報に基づいてアナウンス命令を生成する前記ステップは、
前記家電機器の機器識別子が前記アナウンス構成情報の機器識別子と一致するか否かを判断するステップと、
一致する場合、前記状態変化情報が前記アナウンス構成情報の状態情報と一致するか否かを判断するステップと、
一致する場合、現在の時間が前記アナウンス時間を満たしているか否かを判断するステップと、
満たしている場合、対応するアナウンス命令を生成するステップと、を含む、
ことを特徴とする請求項7~9のいずれか1項に記載の家電機器状態のアナウンス方法。
【請求項11】
プロセッサとメモリとを含み、
前記プロセッサは、前記メモリに記憶された実行可能なプログラムコードを読み取って、前記実行可能なプログラムコードに対応するプログラムを実行することで、請求項1~10のいずれか1項に記載の家電機器状態のアナウンス方法を実現する、
ことを特徴とするコンピューター機器。
【請求項12】
コンピュータープログラムが記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
当該コンピュータープログラムがプロセッサによって実行される場合、請求項1~10のいずれか1項に記載の家電機器状態のアナウンス方法を実現する、
ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、広東美的制冷設備有限公司、美的集団股フン有限公司が2019年3月11日に提出した、発明の名称が「家電機器状態のアナウンス方法、装置及び機器」であり、中国特許出願番号が「201910181775.6」である特許出願の優先権を主張する。
【0002】
本開示は、家電機器の技術分野に関し、特に家電機器状態のアナウンス方法、装置及び機器に関する。
【背景技術】
【0003】
家庭生活では、加湿器の水不足、炊飯器の炊飯完了、洗濯機の洗濯完了など、いくつかの機器に手動処理を必要とする状態が生じたか否かを、ユーザーが自ら確認しに行く必要があることが多い。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、関連技術における技術的課題の1つを少なくともある程度で解決することを目的としている。
【0005】
そのため、本開示の一態様は、家電機器状態のアナウンス方法を提供し、エアコンなどの機器を介して家電機器の状態がアナウンスされることを実現し、ユーザーが適時に家電機器の状態を把握して処理を行うことが可能であり、ユーザーの体験を向上させ、ユーザーが他の用事で忙しい時、例えば家事が多い時やリビングで休憩する時、家電機器の運行状態を忘れたり無視したりしやすいため、いくつかの状態が適時に処理することができないという問題を解決する。
【0006】
本開示の他の態様は、他の家電機器状態のアナウンス方法を提供する。
【0007】
本開示の他の態様は、家電機器状態のアナウンス装置を提供する。
【0008】
本開示の他の態様は、他の家電機器状態のアナウンス装置を提供する。
【0009】
本開示の他の態様は、コンピューター機器を提供する。
【0010】
本開示のさらに他の態様は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本開示の第1の態様の実施例は、家電機器状態のアナウンス方法を提供し、ターゲット家電機器に適用され、予め設定されたアナウンス構成情報及び家電機器の状態変化情報に基づいて生成されるアナウンス命令を受信するステップと、前記アナウンス命令に基づいて、対応する家電状態を再生するステップと、を含む。
【0012】
本開示の実施例に係る家電機器状態のアナウンス方法は、ターゲット家電機器を介して、予め設定されたアナウンス構成情報及び家電機器の状態変化情報に基づいて生成されるアナウンス命令を受信し、アナウンス命令に基づいて、対応する家電状態を再生する。これにより、エアコンなどの機器を介して家電機器の状態をアナウンスすることで、適時に処理を行うようにユーザーに通知することを実現し、家電機器のインテリジェント化の度合いを向上させ、製品機能を拡張し、ユーザーの体験を向上させ、また、ローカルエリアネットワークとサーバーとの両方を介して、家電状態のアナウンスを実現し、冗長性を計算することにより、家電状態のアナウンスの信頼性を確保することができる。
【0013】
また、本開示の上記実施例に係る家電機器状態のアナウンス方法は、以下の付加的技術特徴をさらに有することができる。
【0014】
選択的に、アナウンス命令を受信する前記ステップは、サーバーから送信されたアナウンス命令を受信するステップを含む。
【0015】
選択的に、アナウンス命令を受信する前記ステップは、ローカルエリアネットワークを介して家電機器から送信された状態変化情報を受信するステップと、予め記憶されたアナウンス構成情報に基づいて、前記状態変化情報が予め設定されたアナウンス条件を満たしているか否かを判断し、前記アナウンス条件が満たされている場合、対応するアナウンス命令を生成するステップと、を含む。
【0016】
選択的に、前記家電機器状態のアナウンス方法は、サーバーから送信されたアナウンス構成情報を受信するステップと、前記アナウンス構成情報を通信モジュールに記憶し、及び/又は前記アナウンス構成情報を電気制御モジュールに記憶するステップと、をさらに含む。
【0017】
選択的に、前記アナウンス構成情報は、機器識別子、前記機器識別子に対応する状態情報、及びアナウンス時間を含み、予め記憶されたアナウンス構成情報に基づいて、前記状態変化情報が予め設定されたアナウンス条件を満たしているか否かを判断し、前記アナウンス条件が満たされている場合、対応するアナウンス命令を生成する前記ステップは、前記家電機器の機器識別子が、前記アナウンス構成情報の機器識別子と一致するか否かを判断するステップと、一致する場合、前記状態変化情報が前記アナウンス構成情報の状態情報と一致するか否かを判断するステップと、一致する場合、現在の時間が前記アナウンス時間を満たしているか否かを判断するステップと、満たしている場合、対応するアナウンス命令を生成するステップを含む。
【0018】
選択的に、アナウンス命令に基づいて、対応する家電状態を再生する前記ステップの後に、前記アナウンス命令に基づいて、状態機械のターゲットビットをサスペンド状態に設定するステップをさらに含む。
【0019】
選択的に、状態機械のターゲットビットをサスペンド状態に設定する前記ステップの後に、現在取得しているアナウンス命令が、前記ターゲットビットに対応しているか否かを判断し、対応している場合、対応する家電状態を再生しないステップをさらに含む。
【0020】
選択的に、状態機械のターゲットビットをサスペンド状態に設定する前記ステップの後に、前記状態機械のターゲットビットに対するリセット命令を受信し、前記ターゲットビットをリセットするよう制御するステップをさらに含む。
【0021】
本開示の第2の態様の実施例は、他の家電機器状態のアナウンス方法を提供し、サーバーに適用され、
家電機器から送信された状態変化情報を取得するステップと、
予め記憶されたアナウンス構成情報に基づいて、前記状態変化情報が予め設定されたアナウンス条件を満たしているか否かを判断し、前記アナウンス条件が満たされている場合、対応するアナウンス命令を生成するステップと、
前記アナウンス命令に基づいて対応する家電状態を再生するようにターゲット家電機器を制御するステップと、を含む。
【0022】
本開示の実施例に係る家電機器状態のアナウンス方法は、サーバーを介して家電機器から送信された状態変化情報を取得し、ひいては、予め記憶されたアナウンス構成情報に基づいて、状態変化情報が予め設定されたアナウンス条件を満たしているか否かを判断し、アナウンス条件が満たされている場合、対応するアナウンス命令を生成する。さらに、アナウンス命令に基づいて対応する家電状態を再生するようにターゲット家電機器を制御する。これにより、サーバーを介して、エアコンなどの機器が家電機器の状態をアナウンスするように制御することで、適時に処理を行うようにユーザーに通知することを実現し、家電機器のインテリジェント化の度合いを向上させ、製品機能を拡張し、ユーザーの体験を向上させる。なお、ターゲット家電機器のアナウンス制御情報はプロトコルデータを採用するため、機器に接続可能であり、拡張性に優れた。
【0023】
また、本開示の上記実施例に係る家電機器状態のアナウンス方法は、以下の付加的技術特徴をさらに有することができる。
【0024】
選択的に、前記家電機器状態のアナウンス方法は、予め設定された時間に、及び/又は前記家電機器の状態が変化したときに、前記家電機器によって送信された状態情報を取得するステップと、前記状態情報に基づいて状態が変化したか否かを判断し、変化した場合、対応するアナウンス命令を生成するステップと、をさらに含む。
【0025】
選択的に、前記アナウンス命令に基づいて対応する家電状態を再生するようにターゲット家電機器を制御する前記ステップは、前記ターゲット家電機器のターゲット家電識別子を特定するステップと、前記ターゲット家電識別子に基づいて、前記アナウンス命令を前記ターゲット家電機器に送信して、前記ターゲット家電機器に、前記アナウンス命令に基づいて対応する家電状態を再生させるステップと、を含む。
【0026】
選択的に、前記家電機器状態のアナウンス方法は、制御機器から送信されたアナウンス構成情報を受信して記憶するステップと、前記アナウンス構成情報をプロトコルデータタイプに変換して前記ターゲット家電機器に送信して、前記ターゲット家電機器に、前記プロトコルデータタイプのアナウンス構成情報を記憶させるステップと、をさらに含む。
【0027】
選択的に、前記アナウンス構成情報は、機器識別子、前記機器識別子に対応する状態情報、及びアナウンス時間を含み、予め記憶されたアナウンス構成情報に基づいて、前記状態変化情報が予め設定されたアナウンス条件を満たしているか否かを判断し、前記アナウンス条件が満たされている場合、対応するアナウンス命令を生成する前記ステップは、前記家電機器の機器識別子が前記アナウンス構成情報の機器識別子と一致するか否かを判断するステップと、一致する場合、前記状態変化情報が前記アナウンス構成情報の状態情報と一致するか否かを判断するステップと、一致する場合、現在の時間が前記アナウンス時間を満たしているか否かを判断するステップと、満たしている場合、対応するアナウンス命令を生成するステップと、を含む。
【0028】
本開示の第3の態様の実施例は、家電機器状態のアナウンス装置を提供し、
予め設定されたアナウンス構成情報及び家電機器の状態変化情報に基づいて生成されるアナウンス命令を受信するための取得モジュールと、
前記アナウンス命令に基づいて、対応する家電状態を再生するためのアナウンスモジュールと、を含む。
【0029】
本開示の第4の態様の実施例は、他の家電機器状態のアナウンス装置を提供し、
家電機器から送信された状態変化情報を取得するための受信モジュールと、
予め記憶されたアナウンス構成情報に基づいて、前記状態変化情報が予め設定されたアナウンス条件を満たしているか否かを判断し、前記アナウンス条件が満たされている場合、対応するアナウンス命令を生成するための生成モジュールと、
前記アナウンス命令に基づいて対応する家電状態を再生するようにターゲット家電機器を制御するための制御モジュールと、を含む。
【0030】
本開示の第5の態様の実施例は、機器本体と、第3態様の実施例に記載の家電機器状態のアナウンス装置と、を含むエアコン機器を提供する。
【0031】
本開示の第6の態様の実施例は、コンピューター機器を提供し、プロセッサとメモリとを含み、前記プロセッサは、前記メモリに記憶された実行可能なプログラムコードを読み取って、前記実行可能なプログラムコードに対応するプログラムを実行することで、上記実施例に記載の家電機器状態のアナウンス方法を実現する。
【0032】
本開示の第7態様の実施例は、コンピュータープログラムが記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、当該コンピュータープログラムがプロセッサによって実行される場合、上記実施例に記載の家電機器状態のアナウンス方法を実現する。
【0033】
本発明の追加の態様及び利点は、以下の説明において一部が述べられ、一部が以下の説明においてさらに明瞭になり、又は本発明の実践を介して把握できる。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【
図1】本開示の実施例によって提供される家電機器状態のアナウンス方法の概略フローチャートである。
【
図2】本開示の実施例によって提供される他の家電機器状態のアナウンス方法の概略フローチャートである。
【
図3】本開示の実施例によって提供される適用シナリオの概略図である。
【
図4】本開示の実施例によって提供される家電機器状態のアナウンス装置の概略構成図である。
【
図5】本開示の実施例によって提供される他の家電機器状態のアナウンス装置の概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0035】
以下、本開示の実施例を詳細に説明し、前記実施例の例は、図面に示され、同じ又は類似の符号は、一貫して同じ又は類似の素子或いは同じ又は類似の機能を有する素子を示す。以下、図面を参照しながら説明される実施例は、例示的なものであり、本願を解釈することを意図するが、本願を制限するものとして理解すべきではない。
【0036】
以下、図面を参照して、本開示の実施例に係る家電機器状態のアナウンス方法、装置及び機器について説明する。
【0037】
図1は、本開示の実施例によって提供される家電機器状態のアナウンス方法の概略フローチャートであり、
図1に示すように、この方法は、ステップ101~ステップ102を含む。
【0038】
ステップ101において、予め設定されたアナウンス構成情報及び家電機器の状態変化情報に基づいて生成されるアナウンス命令を受信する。
【0039】
本開示の実施例に係る家電機器状態のアナウンス方法は、ターゲット家電機器に適用することができる。ここで、ターゲット家電機器は、音声アナウンス機能を有する家電機器であってもよく、例えば、音声アナウンス機能を有するエアコン、冷蔵庫、ストーブなどの家電機器であってもよい。
【0040】
本開示の実施例では、ターゲット家電機器は、アナウンス構成情報及び家電機器の状態変化情報に基づいて生成されるアナウンス命令を取得し、このアナウンス命令に基づいて、対応する家電状態をアナウンスすることができる。一例として、アナウンス命令は、Json(JavaScript(登録商標) Object Notation、JavaScriptオブジェクト表記)データであってもよい。
【0041】
本開示の一実施例では、ターゲット家電機器は、サーバーから送信されたアナウンス構成情報を受信して記憶することができ、例えば、アナウンス構成情報をwifi(WIreless-Fidelity、ワイヤレスフィデリティ)(登録商標)モジュールなどの通信モジュールに記憶することができ、また例えば、アナウンス構成情報を電気制御モジュールに記憶することができる。
【0042】
ここで、アナウンス構成情報は、機器識別子及び状態情報を含んでもよく、アナウンス時間及びアナウンス音量などを含んでもよく、ここでは特に限定されない。
【0043】
本実施例では、ターゲット家電機器及び他の家電機器は、wifiモジュールなどの通信モジュールを介してローカルエリアネットワークを形成することができ、家電機器の状態が変化すると、家電機器は、ローカルエリアネットワークを介して状態変化情報を送信する。例えば、家電機器は、ローカルエリアネットワークを介して予め設定されたターゲット家電機器に状態変化情報を送信することができ、また例えば、家電機器は、ローカルエリアネットワークを介して状態変化情報をブロードキャストすることができる。ターゲット家電機器は、この状態変化情報を受信し、予め記憶されたアナウンス構成情報に基づいて、この状態変化情報が予め設定されたアナウンス条件を満たしているか否かを判断し、アナウンス条件が満たされている場合、対応するアナウンス命令を生成する。
【0044】
一例として、機器識別子、状態情報及びアナウンス時間を含むアナウンス構成情報を例として、ターゲット家電機器は、この状態変化情報に対応する家電機器の機器識別子を取得し、この家電機器の機器識別子が構成情報の機器識別子と一致するか否かを判断する。一致しない場合、アナウンス命令を生成せず、一致する場合、状態変化情報が構成情報の状態情報と一致するか否かを判断する。一致しない場合、アナウンス命令を生成せず、一致する場合、現在の時間がアナウンス時間を満たしているか否かを判断する。満たしている場合、対応するアナウンス命令を生成し、満たしていない場合、アナウンス命令を生成しないことができる。
【0045】
本開示の一実施例では、サーバーによってターゲット家電機器にアナウンス命令を送信し、ターゲット家電機器が、このアナウンス命令を受信して、対応する家電状態を再生してもよい。ここで、このアナウンス命令は、受信された家電機器の状態変化情報及びサーバーに予め記憶されたアナウンス構成情報に基づいて、サーバーによって生成されてもよい。なお、上記の例では、アナウンス構成情報と状態変化情報とに基づいてアナウンス命令を生成する実施形態は、本実施例のサーバーにも適用可能であり、ここでは説明を省略する。
【0046】
これにより、ローカルエリアネットワークとサーバーとの両方を介して家電状態のアナウンスを実現し、冗長性を計算することにより、家電状態のアナウンスの信頼性を確保することができる。
【0047】
ステップ102において、アナウンス命令に基づいて、対応する家電状態を再生する。
【0048】
本開示の実施例では、ターゲット家電機器は、アナウンス命令を取得した後、このアナウンス命令に基づいて、対応する家電状態をアナウンスすることができる。例えば、アナウンス機能を有するエアコンを例として、加湿器の状態が水不足になると、エアコンは、加湿器の水不足に対応するアナウンス命令を取得し、アナウンス命令に基づいて加湿器の水不足の状態をアナウンスすることで、加湿器に水を適時に追加するようにユーザーに通知することができる。これにより、エアコンなどの機器を介して家電機器の状態をアナウンスすることで、適時に処理を行うようにユーザーに通知することを実現し、製品機能を拡張し、ユーザーの体験を向上させる。
【0049】
本開示の一実施例では、ターゲット家電機器がアナウンス命令に基づいて対応する家電状態を再生した後、アナウンス命令に基づいて状態機械の対応するターゲットビットをサスペンド状態に設定することができる。ここで、状態機械は、動作状態を記録するデータのセットであり、ターゲットビットはアナウンス命令に対応し、例えば、ターゲットビットAは、加湿器の水不足のアナウンス命令に対応し、ターゲットビットBは、洗濯機の洗濯完了のアナウンス命令に対応する。
【0050】
さらに、ターゲット家電機器が状態機械のターゲットビットをサスペンド状態に設定した後、現在取得しているアナウンス命令がターゲットビットに対応しているか否かを判断し、対応している場合、対応する家電状態を再生しないことができる。具体的には、ターゲット家電機器は、アナウンス命令を受信した場合、このアナウンス命令に対応するターゲットビットがサスペンド状態にあるか否かを判断し、このターゲットビットがサスペンド状態にある場合に、対応する家電状態をアナウンスしない。これにより、同一の状態変化に対するアナウンス命令が繰り返してアナウンスされることを回避する。
【0051】
選択的に、状態機械のターゲットビットをサスペンド状態に設定した後に、ターゲット家電機器は、状態機械のターゲットビットに対するリセット命令を受信し、このターゲットビットをリセットするよう制御することもできる。一例として、ターゲット家電機器が加湿器の水不足の状態をアナウンスし、このアナウンスコンテンツに応じてユーザーが加湿器に水を追加し、加湿器に水が追加された後、対応する状態変化情報を送信し、この状態変化情報に基づいて対応するリセット命令を生成し、ターゲット家電機器が、このリセット命令に基づいて対応するターゲットビットをリセットして、このターゲットビットに対応するアナウンス命令を再受信したときに、対応する家電状態を再生する。
【0052】
なお、アナウンス命令のデータリンクの送信プロセスの前述の説明は、リセット命令にも適用可能であり、ここでは説明を省略する。
【0053】
本開示の実施例に係る家電機器状態のアナウンス方法は、ターゲット家電機器を介して、予め設定されたアナウンス構成情報と家電機器の状態変化情報とに基づいて生成されるアナウンス命令を受信し、アナウンス命令に基づいて対応する家電状態を再生する。これにより、エアコンなどの機器を介して家電機器の状態をアナウンスすることで、適時に処理を行うようにユーザーに通知することを実現し、家電機器のインテリジェント化の度合いを向上させ、製品機能を拡張し、ユーザーの体験を向上させる。また、ローカルエリアネットワークとサーバーとの両方を介して、家電状態のアナウンスを実現し、冗長性を計算することにより、家電状態のアナウンスの信頼性を確保することができる。なお、状態機械の特定ビットをサスペンド又はリセットすることにより、同一の状態変化に対応するアナウンス命令が繰り返してアナウンスされることを回避する。
【0054】
以下、上記実施例に基づいて、さらに、サーバー側での本開示の実施例に係る家電機器状態のアナウンス方法について説明する。
【0055】
図2は、本開示の実施例によって提供される他の家電機器状態のアナウンス方法の概略フローチャートであり、
図2に示されるように、この方法は、ステップ201~203を含む。
【0056】
ステップ201において、家電機器から送信された状態変化情報を取得する。
【0057】
本開示の実施例に係る家電機器状態のアナウンス方法は、サーバーに適用することができる。
【0058】
本開示の実施例では、家電機器は、自体の状態変化情報をサーバーに送信することができ、例えば、加湿器が水不足の場合、自体の水不足の状態変化情報をサーバーに送信し、サーバーがこの状態変化情報に基づいて対応するアナウンス命令を生成する。
【0059】
本開示のいくつかの実施例では、ユーザーが、制御機器を介してアナウンス構成情報を設定してサーバーに送信し、サーバーによって制御機器から送信されたアナウンス構成情報を受信して記憶することができる。ここで、制御機器は、スマートフォンなどであってもよい。
【0060】
一例として、アナウンス構成情報は、機器識別子及び状態情報を含んでもよく、アナウンス時間及びアナウンス音量などを含んでもよい。ここで、機器識別子は、家電機器がアナウンスする必要のある家電機器であるか否かを特定するために使用され、状態情報は、状態変化情報に対応する状態がアナウンスする必要のある状態であるか否かを特定するために使用され、アナウンス時間は、現在の時間がアナウンスする必要のある時間帯を満たしているか否かを特定するために使用される。
【0061】
選択的に、サーバーは、アナウンス構成情報をプロトコルデータタイプに変換してターゲット家電機器に送信して、ターゲット家電機器にプロトコルデータタイプのアナウンス構成情報を記憶させることができる。これにより、アナウンス制御情報がプロトコルデータを採用するため、機器に接続可能であり、拡張性に優れた。
【0062】
ステップ202において、予め記憶されたアナウンス構成情報に基づいて、状態変化情報が予め設定されたアナウンス条件を満たしているか否かを判断し、アナウンス条件が満たされている場合、対応するアナウンス命令を生成する。
【0063】
本開示の一実施例では、サーバーは、この状態変化情報を受信し、予め記憶されたアナウンス構成情報に基づいてこの状態変化情報が予め設定されたアナウンス条件を満たしているか否かを判断し、アナウンス条件が満たされている場合、対応するアナウンス命令を生成することができる。
【0064】
一例として、機器識別子、状態情報及びアナウンス時間を含むアナウンス構成情報を例として、サーバーは、この状態変化情報に対応する家電機器の機器識別子を取得し、この家電機器の機器識別子が構成情報の機器識別子と一致するか否かを判断する。一致しない場合、アナウンス命令を生成せず、一致する場合、状態変化情報がアナウンス構成情報の状態情報と一致するか否かを判断する。一致しない場合、アナウンス命令を生成せず、一致する場合、現在の時間がアナウンス時間を満たしているか否かを判断する。満たしている場合、対応するアナウンス命令を生成し、満たしていない場合、アナウンス命令を生成しないことができる。
【0065】
ステップ203において、アナウンス命令に基づいて対応する家電状態を再生するようにターゲット家電機器を制御する。
【0066】
本開示の一実施例では、サーバーは、アナウンス命令を各ターゲット家電機器に送信することで、ターゲット家電機器に、このアナウンス命令に基づいて対応する家電状態を再生させることができる。ここで、アナウンス命令は、Jsonデータであってもよく、ターゲット家電機器は、音声アナウンス機能を有する家電機器であってもよく、例えば、音声アナウンス機能を有するエアコン、冷蔵庫、ストーブなどの家電機器であってもよい。
【0067】
本開示の一実施例では、サーバーは、ターゲット家電機器のターゲット家電識別子を特定し、ターゲット家電識別子に基づいて、アナウンス命令をターゲット家電機器に送信して、該ターゲット家電機器に、アナウンス命令に基づいて対応する家電状態を再生させることができる。これにより、ターゲット家電機器が複数ある場合に、アナウンスが必要な1つ又は複数の機器を特定することができるため、アナウンスを必要としない機器のアナウンスを回避し、ユーザーの体験を向上させることができる。
【0068】
本開示のいくつかの実施例では、サーバーは、家電機器から送信された状態情報を受信することもできる。ひいては、サーバーは、受信した状態情報に基づいて家電機器の状態が変化したか否かを判断し、変化した場合、対応するアナウンス命令を生成する。ここで、状態情報は、予め設定された時間に家電機器によって送信されるものであってもよいし、状態が変化したときに家電機器によって送信されるものであってもよい。
【0069】
例えば、家電機器が時間tごとにその自体の現在の状態情報をサーバーに送信し、サーバーによって家電機器から送信された状態情報を受信し、この家電機器状態が変化する否かを判断する。サーバーは、現在受信している状態情報が、前回受信した状態情報と異なる場合に、家電機器の状態が変化したと判断し、この状態変化に基づいて対応する再生命令を生成し、状態情報が同じである場合に、再生命令を生成しない。
【0070】
本開示の実施例に係る家電機器状態のアナウンス方法は、サーバーを介して、家電機器から送信された状態変化情報を取得し、ひいては、予め記憶されたアナウンス構成情報に基づいて、状態変化情報が予め設定されたアナウンス条件を満たしているか否かを判断し、アナウンス条件が満たされている場合、対応するアナウンス命令を生成する。さらに、アナウンス命令に基づいて対応する家電状態を再生するようにターゲット家電機器を制御する。これにより、サーバーによって、エアコンなどの機器を制御して家電機器の状態をアナウンスさせることで、適時に処理を行うようにユーザーに通知することを実現し、家電機器のインテリジェント化の度合いを向上させ、製品機能を拡張し、ユーザーの体験を向上させる。なお、ターゲット家電機器のアナウンス制御情報はプロトコルデータを採用するため、機器に接続可能であり、拡張性に優れた。
【0071】
以下、実際の適用シナリオと組み合わせて説明する。
【0072】
図3は、本開示の実施例によって提供される適用シナリオの概略図である。
図3を参照し、ターゲット家電機器は、エアコンであり、家電機器は、加湿器、洗濯機、及び炊飯器などを含む。
【0073】
ここで、ステップ1において、アナウンスを構成する。ユーザーが、ホーム管理アプリケーションで家電機器状態のアナウンスの構成情報を設定し、例えば、設定項目は、状態をアナウンスする必要のある家電機器、家電機器の特定の状態(例えば、加湿器の水不足の状態、洗濯機の洗濯完了の状態、及びその他の機器の手動処理を必要とする状態)、アナウンスが許可される時間帯(例えば08:00~10:00、12:00~14:00、15:00~19:00、この時間帯はユーザーが設定できる)及びアナウンス音量などを含んでもよい。ユーザーがホーム管理アプリケーションで設定した後、構成情報がクラウドサーバーに送信される。
【0074】
ステップ2において、構成を配信する。サーバーが構成情報を受信して保存する。それと同時に、構成情報をプロトコルデータに変換してエアコンに送信する。エアコンが、サーバーから配信されたアナウンス構成プロトコルデータを受信した後、データをwifiモジュール又は電気制御モジュール又はその他のデータ記憶モジュールに記憶する。
【0075】
ステップ3.1において、状態を報告する。ホーム内の他の機器が、状態が変化すると、自体の状態変化情報をサーバーに報告する。
【0076】
ステップ3.1.1において、配信するか否かを判断する。サーバーが、家電機器の状態変化情報を受信し、記憶された構成情報に基づいてアナウンス設定要件を満たしているか否かを判断する。
【0077】
ステップ3.2において、状態をブロードキャストする。ホーム内の他の機器が、サーバーに自体の状態変化情報を報告する場合、ローカルエリアネットワークを介して自体の状態変化情報をブロードキャストすることができる。
【0078】
ステップ3.2.1において、アナウンスするか否かを判断する。エアコンが、他の機器によってブロードキャストされた状態変化情報を受信する場合、サーバーから送信されたアナウンス構成プロトコルデータに基づいて、アナウンス設定要件を満たしているか否かを判断する。満たしている場合に、エアコンがアナウンス命令を生成する。
【0079】
ステップ4において、状態を配信する。サーバーが、アナウンス設定要件を満たす状態アナウンス命令をエアコンに送信する。
【0080】
ステップ5において、エアコンが、サーバーから配信された状態アナウンス命令を受信するか、またはアナウンス設定要件を満たす状態変化情報があると判断してアナウンス命令を生成する場合、状態機械の特定ビットをサスペンドし、エアコンが状態のアナウンスを行う。状態機械の特定ビットがサスペンドされた後、次のアナウンス命令が無視される。なお、ユーザーが家電機器に対応する処理を行った後、エアコンの状態機械に通知し、対応する状態ビットをリセットすることで、状態のアナウンスを続行する。ここで、リセットのデータリンクプロセスは、アナウンスの通知のデータリンクプロセスと一致している。これにより、エアコンなどの機器を介して家電機器の状態をアナウンスすることで、適時に処理を行うようにユーザーに通知することを実現し、製品機能を拡張し、ユーザーの体験を向上させる。また、ローカルエリアネットワークとサーバーとの両方を介して、家電状態のアナウンスを実現し、冗長性を計算することにより、家電状態のアナウンスの信頼性を確保することができる。なお、状態機械の特定ビットをサスペンド又はリセットすることにより、同一の状態変化に対応するアナウンス命令が繰り返してアナウンスされることを回避する。
【0081】
上記実施例を実現するために、本開示は、家電機器状態のアナウンス装置をさらに提供する。
【0082】
図4は、本開示の実施例によって提供される家電機器状態のアナウンス装置の概略構成図であり、
図4に示すように、この装置は、取得モジュール10及びアナウンスモジュール20を含む。
【0083】
ここで、取得モジュール10は、アナウンス命令を受信し、アナウンス命令は、予め設定されたアナウンス構成情報と家電機器の状態変化情報とに基づいて生成される。
【0084】
アナウンスモジュール20は、アナウンス命令に基づいて対応する家電状態を再生する。
【0085】
選択的に、取得モジュール10は、具体的に、サーバーから送信されたアナウンス命令を受信する。
【0086】
選択的に、取得モジュール10は、具体的に、ローカルエリアネットワークを介して家電機器によって送信された状態変化情報を受信し、予め記憶されたアナウンス構成情報に基づいて、前記状態変化情報が予め設定されたアナウンス条件を満たしているか否かを判断し、前記アナウンス条件が満たされている場合に、対応するアナウンス命令を生成する。
【0087】
選択的に、前記装置は、サーバーから送信されたアナウンス構成情報を受信し、アナウンス構成情報を通信モジュールに記憶し、及び/又は、アナウンス構成情報を電気制御モジュールに記憶するための記憶モジュールをさらに含む。
【0088】
選択的に、アナウンス構成情報は、機器識別子、機器識別子に対応する状態情報、及びアナウンス時間を含み、取得モジュール10は、具体的に、前記家電機器の機器識別子が前記アナウンス構成情報の機器識別子と一致するか否かを判断し、一致する場合、前記状態変化情報が前記アナウンス構成情報の状態情報と一致するか否かを判断し、一致する場合、現在の時間が前記アナウンス時間を満たしているか否かを判断し、満たしている場合、対応するアナウンス命令を生成する。
【0089】
選択的に、前記装置は、アナウンス命令に基づいて状態機械のターゲットビットをサスペンド状態に設定するための処理モジュールをさらに含む。
【0090】
選択的に、前記処理モジュールは、さらに、現在取得しているアナウンス命令がターゲットビットに対応しているか否かを判断し、対応している場合、対応する家電状態を再生しない。
【0091】
選択的に、前記処理モジュールは、さらに、前記状態機械のターゲットビットに対するリセット命令を受信し、前記ターゲットビットをリセットするよう制御する。
【0092】
なお、前述の実施例における家電機器状態のアナウンス方法の説明は、本実施例に係る家電機器状態のアナウンス装置にも適用可能であり、ここでは説明を省略する。
【0093】
本開示の実施例に係る家電機器状態のアナウンス装置は、ターゲット家電機器を介して、予め設定されたアナウンス構成情報と家電機器の状態変化情報とに基づいて生成されるアナウンス命令を受信し、アナウンス命令に基づいて対応する家電状態を再生する。これにより、エアコンなどの機器を介して家電機器の状態をアナウンスすることで、適時に処理を行うようにユーザーに通知することを実現し、製品機能を拡張し、ユーザーの体験を向上させる。また、ローカルエリアネットワークとサーバーとの両方を介して、家電状態のアナウンスを実現し、冗長性を計算することにより、家電状態のアナウンスの信頼性を確保することができる。なお、状態機械の特定ビットをサスペンド又はリセットすることにより、同一の状態変化に対応するアナウンス命令が繰り返してアナウンスされることを回避する。
【0094】
図5は、本開示の実施例によって提供される他の家電機器状態のアナウンス装置の概略構成図であり、
図5に示すように、この装置は、受信モジュール30、生成モジュール40、及び制御モジュール50を含む。
【0095】
ここで、受信モジュール30は、家電機器から送信された状態変化情報を取得する。
【0096】
生成モジュール40は、予め記憶されたアナウンス構成情報に基づいて、状態変化情報が予め設定されたアナウンス条件を満たしているか否かを判断し、アナウンス条件が満たされている場合、対応するアナウンス命令を生成する。
【0097】
制御モジュール50は、アナウンス命令に基づいて対応する家電状態を再生するようにターゲット家電機器を制御する。
【0098】
選択的に、受信モジュール30は、さらに、家電機器から送信された状態情報を取得し、ここで、前記状態情報は、予め設定された時間に、及び/又は前記家電機器の状態が変化したときに、前記家電機器によって送信され、
生成モジュール40は、さらに、前記状態情報に基づいて状態が変化したか否かを判断し、変化した場合、対応するアナウンス命令を生成する。
【0099】
選択的に、制御モジュール50は、具体的に、前記ターゲット家電機器のターゲット家電識別子を特定し、前記ターゲット家電識別子に基づいて、前記アナウンス命令を前記ターゲット家電機器に送信して、前記ターゲット家電機器に、前記アナウンス命令に基づいて対応する家電状態を再生させる。
【0100】
選択的に、前記装置は、制御機器から送信されたアナウンス構成情報を受信して記憶し、前記アナウンス構成情報をプロトコルデータタイプに変換して前記ターゲット家電機器に送信し、前記ターゲット家電機器に前記プロトコルデータタイプのアナウンス構成情報を記憶させるための構成モジュールをさらに含む。
【0101】
選択的に、アナウンス構成情報は、機器識別子、前記機器識別子に対応する状態情報、及びアナウンス時間を含み、生成モジュール40は、具体的に、前記家電機器の機器識別子が前記アナウンス構成情報の機器識別子と一致するか否かを判断し、一致する場合、前記状態変化情報が前記アナウンス構成情報の状態情報と一致するか否かを判断し、一致する場合、現在の時間が前記アナウンス時間を満たしているか否かを判断し、満たしている場合、対応するアナウンス命令を生成する。
【0102】
なお、前述の実施例における家電機器状態のアナウンス方法の説明は、本実施例に係る家電機器状態のアナウンス装置にも適用可能であり、ここでは説明を省略する。
【0103】
本開示の実施例に係る家電機器状態のアナウンス装置は、サーバーを介して、家電機器から送信された状態変化情報を取得し、ひいては、予め記憶されたアナウンス構成情報に基づいて、状態変化情報が予め設定されたアナウンス条件を満たしているか否かを判断し、アナウンス条件が満たされている場合、対応するアナウンス命令を生成する。さらに、アナウンス命令に基づいて対応する家電状態を再生するようにターゲット家電機器を制御する。これにより、サーバーによって、エアコンなどの機器を制御して家電機器の状態をアナウンスさせることで、適時に処理を行うようにユーザーに通知することを実現し、家電機器のインテリジェント化の度合いを向上させ、製品機能を拡張し、ユーザーの体験を向上させる。なお、ターゲット家電機器のアナウンス制御情報はプロトコルデータを採用するため、機器に接続可能であり、拡張性に優れた。
【0104】
上記実施例を実現するために、本開示は、機器本体と、前述の実施例に記載の家電機器状態のアナウンス装置とを含むエアコン機器をさらに提供する。
【0105】
上記実施例を実現するために、本開示は、プロセッサとメモリとを含むコンピューター機器をさらに提供し、ここで、プロセッサは、メモリに記憶された実行可能なプログラムコードを読み取って、実行可能なプログラムコードに対応するプログラムを実行することで、前述の実施例に記載の家電機器状態のアナウンス方法を実現する。
【0106】
上記実施例を実現するために、本開示は、コンピュータープログラム製品をさらに提供し、コンピュータープログラム製品の命令がプロセッサによって実行される場合、前述の実施例に記載の家電機器状態のアナウンス方法が実現される。
【0107】
上記実施例を実現するために、本開示は、コンピュータープログラムが記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供し、当該プログラムがプロセッサによって実行される場合、前述の実施例に記載の家電機器状態のアナウンス方法が実現される。
【0108】
本開示の説明において、「第1」、「第2」の用語は目的を説明するためだけに用いられるものであり、比較的な重要性を指示又は暗示するか、或いは示された技術的特徴の数を黙示的に指示すると理解されるものではない。そこで、「第1」、「第2」で限定されている特徴は少なくとも1つの上記特徴を含むことを明示又は暗示することができる。本開示の説明において、「複数」は、特に限定しない限り、少なくとも2つ、例えば2つ、3つなどを意味する。
【0109】
本明細書の説明において、「一実施例」、「いくつかの実施例」、「例」、「具体的な例」、又は「いくつかの例」などの用語を参照した説明は、該実施例又は例と組み合わせて説明した具体的な特徴、構造、材料又は特性が本開示の少なくとも1つの実施例又は例に含まれることを意味する。本明細書において、上記用語の例示的な説明は、必ずしも同じ実施例又は例を意味するものではない。さらに、説明された具体的な特徴、構造、材料又は特性は、任意の1つ又は複数の実施例又は例において適切な方法で結合されることができる。また、相互に矛盾しない場合において、当業者は本明細書に記載された異なる実施例又は例示、及び異なる実施例又は例示の特徴を結合する及び組み合わせることができる。
【0110】
以上、本開示の実施例を例示して説明したが、上記の実施例は例示的であり、本願への制限として理解すべきではなく、当業者であれば、本開示の範囲内に、上記の実施例に対して変更、修正、置換や変形を行うことができると理解されたい。