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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-02-06
(45)【発行日】2024-02-15
(54)【発明の名称】多焦点表示システムおよび方法
(51)【国際特許分類】
   G02B 27/02 20060101AFI20240207BHJP
   G02B 30/52 20200101ALI20240207BHJP
   H04N 13/344 20180101ALI20240207BHJP
   H04N 13/322 20180101ALI20240207BHJP
   G02B 26/10 20060101ALN20240207BHJP
【FI】
G02B27/02 Z
G02B30/52
H04N13/344
H04N13/322
G02B26/10 109Z
【請求項の数】 9
(21)【出願番号】P 2022147895
(22)【出願日】2022-09-16
(62)【分割の表示】P 2021102212の分割
【原出願日】2015-01-30
(65)【公開番号】P2022179523
(43)【公開日】2022-12-02
【審査請求日】2022-09-16
(31)【優先権主張番号】61/934,572
(32)【優先日】2014-01-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】514108838
【氏名又は名称】マジック リープ, インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】Magic Leap,Inc.
【住所又は居所原語表記】7500 W SUNRISE BLVD,PLANTATION,FL 33322 USA
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【弁理士】
【氏名又は名称】森下 夏樹
(74)【代理人】
【識別番号】100181674
【弁理士】
【氏名又は名称】飯田 貴敏
(74)【代理人】
【識別番号】100181641
【弁理士】
【氏名又は名称】石川 大輔
(74)【代理人】
【識別番号】230113332
【弁護士】
【氏名又は名称】山本 健策
(72)【発明者】
【氏名】フイ-チュアン チェン
【審査官】井亀 諭
(56)【参考文献】
【文献】特開2003-322825(JP,A)
【文献】特開2003-107402(JP,A)
【文献】特表2002-517777(JP,A)
【文献】特開2011-221183(JP,A)
【文献】特開2000-316120(JP,A)
【文献】特開2007-187863(JP,A)
【文献】特開2002-214580(JP,A)
【文献】特開平10-074052(JP,A)
【文献】特開2002-243918(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2012/0270649(US,A1)
【文献】中国特許出願公開第101923218(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G02B 27/01-27/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
拡張現実ディスプレイシステムであって、
画像を走査パターンで走査するために画像源に動作可能に結合される走査デバイスと、
可変焦点要素(VFE)であって、前記VFEは、前記画像を可変合焦させることと、少なくとも、前記画像に対して渦巻走査の周縁の近傍の周縁部分において比較的低い屈折力を提供し、渦巻走査パターンの中心の近傍の中心部分において比較的高い屈折力を提供することによって、前記画像の異なる部分の偏心に部分的にまたは全体的に基づいて、前記可変焦点要素の屈折力を変更することとを行うように前記走査デバイスに動作可能に結合されている、VFEと、
前記画像の場曲率を補正するために前記走査パターンの関数として前記VFEの駆動信号を変動させるように前記VFEに結合されるプロセッサと
を備える、拡張現実ディスプレイシステム。
【請求項2】
前記VFEは、画像の一部分の焦点を前記画像の別の部分と異なるように変動させる、請求項1に記載の拡張現実ディスプレイシステム。
【請求項3】
前記画像と関連付けられた光を拡散させるために開口数の範囲を有する複数の切替可能画面をさらに備え、前記VFEは、前記光を前記複数の切替可能画面の切替可能画面のうちの1つの上に合焦させる、請求項1に記載の拡張現実ディスプレイシステム。
【請求項4】
画像データの1つまたはそれを上回るフレームが、時系列様式で提供される、請求項1に記載の拡張現実ディスプレイシステム。
【請求項5】
前記VFEは、フレームベースで前記光の焦点を変動させる、請求項に記載の拡張現実ディスプレイシステム。
【請求項6】
前記プロセッサは、前記走査デバイスの前記走査パターンに対応して前記VFEの前記駆動信号を調節するように動作可能である、請求項1に記載の拡張現実ディスプレイシステム。
【請求項7】
画像データの第1のフレームは、第1の焦点範囲を通して掃引され、画像データの第2のフレームは、第2の焦点範囲を通して掃引され、前記第1の焦点範囲は、前記第2の焦点範囲と異なる、請求項1に記載の拡張現実ディスプレイシステム。
【請求項8】
前記VFEの前記駆動信号は、正弦波を含む、請求項1に記載の拡張現実ディスプレイシステム。
【請求項9】
前記VFEの前記駆動信号は、三角波を含む、請求項1に記載の拡張現実ディスプレイシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
現代のコンピューティングおよびディスプレイ技術は、デジタル的に再現された画像またはその一部が、現実であるように見える、もしくはそのように知覚され得る様式においてユーザに提示される、いわゆる「仮想現実」または「拡張現実」体験のためのシステムの開発を促進している。仮想現実、すなわち、「VR」シナリオは、典型的には、他の実際の実世界の視覚的入力に対して透明性を伴わずに、デジタルまたは仮想画像情報の提示を伴い、拡張現実、すなわち、「AR」シナリオは、典型的には、ユーザの周囲の実際の世界の視覚化の拡張として、デジタルまたは仮想画像情報の提示を伴う。
【背景技術】
【0002】
3D仮想コンテンツをARシステムのユーザに提示するには、多数の課題が存在する。3Dコンテンツをユーザに提示することの中心となる前提条件は、複数の深度の知覚を生成することを伴う。一部の仮想コンテンツは、ユーザのより近くに現れる一方、他の仮想コンテンツは、より離れて生じるように現れ得る。したがって、3D知覚を達成するために、ARシステムは、仮想コンテンツをユーザに対して異なる焦点面において送達するように構成される。
【0003】
前述の米国仮特許出願は、ARシステムの状況において、種々の焦点面を生成するためのシステムおよび技法を提示している。これらの仮想現実および/または拡張現実システムの設計は、仮想コンテンツを送達する際のシステムの速度、仮想コンテンツの品質、ユーザの射出瞳距離、システムのサイズおよび可搬性、ならびに他のシステムおよび光学課題を含む、多数の課題を提示する。
【0004】
本明細書に説明されるシステムおよび技法は、典型的ヒトの視覚的構成と連動し、これらの課題に対処するように構成される。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の実施形態は、1人またはそれを上回るユーザのための仮想現実および/または拡張現実相互作用を促進するためのデバイス、システム、および方法を対象とする。一側面では、仮想コンテンツを表示するためのシステムが、開示される。
【0006】
1つまたはそれを上回る実施形態では、拡張現実ディスプレイシステムは、画像データの1つまたはそれを上回るフレームを走査するための走査デバイスであって、画像源に通信可能に結合され、画像データを受信する、走査デバイスと、画像データの1つまたはそれを上回るフレームを中間画像平面上に合焦させるために、走査デバイスに動作可能に結合される可変焦点要素(VFE)であって、中間画像平面は、複数の切替可能画面のうちの1つに整合され、複数の切替可能画面は、中間画像平面と関連付けられた光を具体的視認距離に拡散させる、可変焦点要素と、複数の切替可能画面に動作可能に結合され、画像データの1つまたはそれを上回るフレームを中継する視認光学とを備える。
【0007】
1つまたはそれを上回る実施形態では、複数の切替可能画面は、切替可能高分子分散型液晶(PDLC)拡散器を備える。走査デバイスは、1つまたはそれを上回る実施形態では、ファイバ走査デバイス(FSD)である。1つまたはそれを上回る実施形態では、複数の切替可能画面は、拡散状態と透明状態との間で切り替わる。1つまたはそれを上回る実施形態では、複数の切替可能画面のうちの1つの画面は、拡散状態に切り替えられ、残りの数の画面は、透明状態に切り替えられる。
【0008】
1つまたはそれを上回る実施形態では、複数の切替可能画面は、フレームベースで拡散状態と透明状態との間で切り替えられることができる。1つまたはそれを上回る実施形態では、走査デバイスは、画像データの1つまたはそれを上回るフレームをある走査パターンで走査する。1つまたはそれを上回る実施形態では、VFEは、小開口と関連付けられる。
【0009】
1つまたはそれを上回る実施形態では、VFEの駆動信号は、光変調器の走査パターンの関数として変動される。1つまたはそれを上回る実施形態では、VFEは、画像データの1つまたはそれを上回るフレームの場曲率を平坦化する。1つまたはそれを上回る実施形態では、VFEの屈折力は、走査デバイスの走査場内の走査されたスポットの位置の関数として変動される。1つまたはそれを上回る実施形態では、画像の第1の部分は、画像の周縁と異なるように合焦される。
【0010】
別の側面では、拡張現実を表示する方法は、画像データの1つまたはそれを上回るフレームを提供するステップと、画像データの1つまたはそれを上回るフレームと関連付けられた光をある走査パターンで走査するステップと、画像データの1つまたはそれを上回るフレームが複数の切替可能画面のうちの1つ上に合焦されるように、可変焦点要素(VFE)を通して、走査された光の焦点を変動させるステップと、複数の切替可能画面のうちの1つを通して、合焦された光を拡散させるステップであって、切替可能画面は、異なる視認距離に対応する、ステップとを含む。
【0011】
1つまたはそれを上回る実施形態では、焦点は、フレームベースで変動されてもよい。1つまたはそれを上回る実施形態では、画像データの1つまたはそれを上回るフレームは、時系列様式で提示される。1つまたはそれを上回る実施形態では、複数の切替可能画面は、切替可能高分子分散型液晶(PDLC)拡散器を備える。1つまたはそれを上回る実施形態では、複数の切替可能画面は、拡散状態と透明状態との間で切り替わる。
【0012】
1つまたはそれを上回る実施形態では、複数の切替可能画面は、フレームベースで拡散状態と透明状態との間で切り替えられることができる。1つまたはそれを上回る実施形態では、VFEは、小開口と関連付けられる。1つまたはそれを上回る実施形態では、本方法はさらに、走査された光の走査場内の走査されたスポットの位置の関数として、VFEの屈折力を変動させるステップを含む。
【0013】
1つまたはそれを上回る実施形態では、本方法はさらに、VFEの信号を駆動させ、走査された光の走査パターンに一致させるステップを含む。1つまたはそれを上回る実施形態では、画像の第1の部分は、画像の周縁と異なるように合焦される。1つまたはそれを上回る実施形態では、本方法はさらに、VFEの駆動信号を調節し、光変調器の走査パターンに一致させ、それによって、平坦画像場を生成するステップを含む。
【0014】
さらに別の側面では、拡張現実ディスプレイシステムは、画像をある走査パターンで走査するために、画像源に動作可能に結合される走査デバイスと、走査光ディスプレイに動作可能に結合され、画像を可変合焦させる可変焦点要素(VFE)と、VFEに結合され、実質的に平坦画像場を生成し、画像の場曲率を補正するために、ディスプレイの走査パターンの関数として、VFEの駆動信号を変動させるプロセッサとを備える。
【0015】
1つまたはそれを上回る実施形態では、VFEは、画像の中心の焦点を画像の周縁と異なるように変動させる。1つまたはそれを上回る実施形態では、拡張現実ディスプレイシステムは、画像と関連付けられた光を拡散させるためにある開口数の範囲を有する、複数の切替可能画面を備え、VFEは、走査された光を複数の切替可能画面の切替可能画面のうちの1つ上に合焦させる。
【0016】
1つまたはそれを上回る実施形態では、画像データの1つまたはそれを上回るフレームは、時系列様式で提供される。1つまたはそれを上回る実施形態では、VFEは、フレームベースで走査された光の焦点を変動させる。1つまたはそれを上回る実施形態では、プロセッサは、走査デバイスの走査パターンに対応して、VFEの駆動信号を調節する。
【0017】
1つまたはそれを上回る実施形態では、画像データの第1のフレームは、第1の焦点範囲を通して掃引され、画像データの第2のフレームは、第2の焦点範囲を通して掃引され、第1の焦点範囲は、第2の焦点範囲と異なる。1つまたはそれを上回る実施形態では、VFEの駆動信号は、正弦波である。1つまたはそれを上回る実施形態では、VFEの駆動信号は、三角波である。
【0018】
さらに別の側面では、拡張現実を表示する方法は、画像データの1つまたはそれを上回るフレームを提供するステップと、画像データの1つまたはそれを上回るフレームと関連付けられた光をある走査パターンで走査するステップと、走査パターンに従って、可変焦点要素(VFE)の駆動信号を調節し、画像データの1つまたはそれを上回るフレームの場曲率を補正し、実質的に平坦な画像場を生成するステップとを含む。
【0019】
1つまたはそれを上回る実施形態では、駆動信号は、画像の第1の部分が画像の第2の部分と異なるよう合焦されるように調節される。1つまたはそれを上回る実施形態では、VFEは、フレームベースで焦点を切り替える。1つまたはそれを上回る実施形態では、本方法はさらに、ある焦点範囲を通して画像データのフレームを駆動させるステップを含む。1つまたはそれを上回る実施形態では、画像データの第1のフレームは、第1の焦点範囲を通して掃引され、画像データの第2のフレームは、第2の焦点範囲を通して掃引され、第1の焦点範囲は、第2の焦点範囲と異なる。
【0020】
1つまたはそれを上回る実施形態では、VFEの駆動信号は、正弦波に従って調節される。1つまたはそれを上回る実施形態では、VFEの駆動信号は、三角波に従って調節される。
本明細書は、例えば、以下の項目も提供する。
(項目1)
拡張現実を表示する方法であって、
画像データの1つまたはそれを上回るフレームを提供するステップと、
前記画像データの1つまたはそれを上回るフレームと関連付けられた光をある走査パターンで走査するステップと、
前記画像データの1つまたはそれを上回るフレームが、複数の切替可能画面のうちの1つ上に合焦されるように、可変焦点要素(VFE)を通して、前記走査された光の焦点を変動させるステップと、
前記複数の切替可能画面のうちの1つを通して、前記合焦された光を拡散させるステップであって、前記切替可能画面は、異なる視認距離に対応する、ステップと、
を含む、方法。
(項目2)
前記焦点は、フレームベースで変動される、項目1に記載の方法。
(項目3)
前記画像データの1つまたはそれを上回るフレームは、時系列様式で提示される、項目1に記載の方法。
(項目4)
前記複数の切替可能画面は、切替可能高分子分散型液晶(PDLC)拡散器を備える、項目1に記載の方法。
(項目5)
前記複数の切替可能画面は、拡散状態と透明状態との間で切り替わる、項目1に記載の方法。
(項目6)
前記複数の切替可能画面は、フレームベースで拡散状態と透明状態との間で切り替えられることができる、項目5に記載の方法。
(項目7)
前記VFEは、小開口と関連付けられる、項目1に記載の方法。
(項目8)
前記走査された光の走査場内の走査されたスポットの位置の関数として、前記VFEの屈折力を変動させるステップをさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目9)
前記VFEの信号を駆動させ、前記走査された光の走査パターンに一致させるステップをさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目10)
画像の第1の部分は、前記画像の周縁と異なるように合焦される、項目1に記載の方法。
(項目11)
前記VFEの駆動信号を調節し、前記光変調器の走査パターンに一致させ、それによって、平坦画像場を生成するステップをさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目12)
前記方法ステップを実装するための手段を有するシステムとして実装される、項目1-11に記載の方法。
(項目13)
前記方法ステップを実行するための実行可能コードを有するコンピュータ使用可能記憶媒体を備える、コンピュータプログラム製品として実装される、項目1-11に記載の方法。
(項目14)
拡張現実を表示する方法であって、
画像データの1つまたはそれを上回るフレームを提供するステップと、
前記画像データの1つまたはそれを上回るフレームと関連付けられた光をある走査パターンで走査するステップと、
前記走査パターンに従って、可変焦点要素(VFE)の駆動信号を調節し、前記画像データの1つまたはそれを上回るフレームの場曲率を補正し、実質的に平坦な画像場を生成するステップと、
を含む、方法。
(項目15)
前記駆動信号は、画像の第1の部分が前記画像の第2の部分と異なるよう合焦されるように調節される、項目14に記載の方法。
(項目16)
前記VFEは、フレームベースで焦点を切り替える、項目14に記載の方法。
(項目17)
ある焦点範囲を通して画像データのフレームを駆動させるステップをさらに含む、項目14に記載の方法。
(項目18)
前記VFEは、前記走査された光を複数の切替可能画面のうちの1つ上に合焦させ、前記複数の切替可能画面は、異なる視認距離に対応する、項目14に記載の方法。
(項目19)
画像データの第1のフレームは、第1の焦点範囲を通して掃引され、画像データの第2のフレームは、第2の焦点範囲を通して掃引され、前記第1の焦点範囲は、前記第2の焦点範囲と異なる、項目14に記載の方法。
(項目20)
前記VFEの駆動信号は、正弦波に従って調節される、項目14に記載の方法。
(項目21)
前記VFEの駆動信号は、三角波に従って調節される、項目14に記載の方法。
(項目22)
前記方法ステップを実装するための手段を有するシステムとして実装される、項目14-21に記載の方法。
(項目23)
前記方法ステップを実行するための実行可能コードを有するコンピュータ使用可能記憶媒体を備える、コンピュータプログラム製品として実装される、項目14-21に記載の方法。
【0021】
本発明の付加的および他の目的、特徴、ならびに利点は、発明を実施するための形態、図、および請求項に説明される。
【図面の簡単な説明】
【0022】
図面は、本発明の種々の実施形態の設計および可用性を図示する。図は、正確な縮尺で描かれておらず、類似構造または機能の要素は、図全体を通して類似参照番号によって表されることに留意されたい。本発明の種々の実施形態の前述および他の利点ならびに目的を得る方法をより深く理解するために、簡単に前述された発明のより詳細な記載が、付随の図面に図示されるその具体的実施形態を参照することによって与えられるであろう。これらの図面は、本発明の典型的実施形態のみを描写し、その範囲の限定として見なされないことを理解した上で、本発明は、付随の図面の使用を通して付加的具体性および詳細とともに記載および説明されるであろう。
【0023】
図1図1は、一例示的実施形態による、コンテンツを表示するための他の光学とともに可変焦点要素(VFE)を含む、光学システム構成の平面図を図示する。
【0024】
図2図2は、一例示的実施形態による、コンテンツを表示するための他の光学とともに、VFEおよび複数の切替可能画面を含む、別の光学システム構成の平面図を図示する。
【0025】
図3図3は、一例示的実施形態による、仮想画像をユーザに表示するときの曲率の場の平面図を図示する。
【0026】
図4図4は、走査場内の走査されたスポットの位置と協調して、VFEの屈折力(ジオプトリ単位)を変動させ得る方法の例示的実施形態を図示する。
【0027】
図5図5は、一例示的実施形態による、ファイバ走査デバイス(FSD)のパターンに対するVFE駆動信号のグラフを図示する。
【0028】
図6図6は、一例示的実施形態による、4つの深度平面のためのファイバ走査デバイス(FSD)のパターンに対するVFE駆動信号のグラフを図示する。
【0029】
図7図7は、一例示的実施形態による、ファイバ走査デバイス(FSD)の別のパターンに対する三角形VFE駆動信号の別のグラフを図示する。
【発明を実施するための形態】
【0030】
本発明の種々の実施形態は、単一実施形態またはいくつかの実施形態において電子回路設計の多重シナリオ物理認知設計を実装するための方法、システム、および製造品を対象とする。本発明の他の目的、特徴、および利点は、詳細な説明、図、および請求項に説明される。
【0031】
ここで、種々の実施形態が、図面を参照して詳細に説明され、当業者が本発明を実践することを可能にするように、本発明の例証的実施例として提供される。留意すべきこととして、以下の図および実施例は、本発明の範囲を限定することを意味するものではない。本発明のある要素が、公知の構成要素(または方法もしくはプロセス)を使用して部分的または完全に実装され得る場合、本発明の理解のために必要なそのような公知の構成要素(または方法もしくはプロセス)の部分のみ、説明され、そのような公知の構成要素(または方法もしくはプロセス)の他の部分の詳細な説明は、本発明を曖昧にしないように、省略されるであろう。さらに、種々の実施形態は、例証として本明細書に参照される構成要素の現在および将来的公知の均等物を包含する。
【0032】
米国仮出願第61/909,774号(現在は、米国特許出願第14/555,585号)、米国特許第6,046,720号、第7,555,333号、第784,697号、ならびに米国特許出願第11/573,118号および第12/468,832号(それぞれ参照することによってその全体として本明細書に組み込まれる)に論じられるように、可変焦点要素(以下、「VFE」)が、動的方式において画像の波面(例えば、焦点)を調節するために使用されてもよく、多焦点3D像を生成するために使用されてもよい。VFEは、アナログ焦点変調を可能にしてもよく、または離散焦点状態間を切り替えてもよい。
【0033】
本開示は、画像の有効開口数を増加させ、および/または視認光学のアイボックスまたは射出瞳のサイズを増加させる目的のため等、入射光を拡散させるための切替可能高分子分散型液晶(以下、「PDLC」)拡散器等の複数の切替可能画面の使用について説明する。例えば、PDLC画面は、実質的透明状態と実質的拡散状態との間で切り替えられることができる。
【0034】
複数の切替可能画面が、好ましい実施形態では、切替可能画面上に入射する光の波面を調節することができる、1つまたはそれを上回るVFEに動作可能に結合される。簡潔にするために、本開示の残りは、単数VFEを参照するが、複数のVFEが、実施形態のそれぞれにおいて、単一VFEの代わりに使用されることができることを理解されたい。一実施形態では、VFEは、動作可能に結合されたディスプレイ要素(走査式光ディスプレイ、走査式レーザディスプレイ、DLP、LCD、LCoS、OLED、エレクトロクロミックディスプレイ、エレクトロウェッティングディスプレイ、LEDアレイ、または当技術分野において公知の任意の他のディスプレイ技術等)からの画像が、所与の時間ステップにおいて、切替可能画面のうちの1つ上に実質的に合焦されるように、光の波面を変調させる。一実施形態では、切替可能画面は、直接、視認者によって視認される。一実施形態では、切替可能画面は、画像要素が光学視認距離にあるよう知覚されるように、光を切替可能画面から視認者に中継する、視認光学システムに動作可能に結合される。
【0035】
視認光学システムが、殆どまたは全く場曲率を生成しない場合、切替可能要素上の画像は、光学視認距離において実質的平面画像を形成するように視認者に中継されるであろう。視認光学システムが、ある検出可能場曲率を生成する場合、切替可能要素上の画像は、光学視認距離のある範囲に対する湾曲画像を形成するように視認者に中継されるであろう。例えば、画像の中心は、1メートルの光学視認距離に位置付けられてもよい一方、画像の周縁は、1.1メートルの光学視認距離に位置付けられてもよい。
【0036】
そのような湾曲画像平面を視認者に生成するディスプレイシステムに動作可能に結合されるレンダリングシステムは、画像内のその側方位置の関数として、表示される画像要素のレンダリング特性を調節することができる。例えば、レンダリングシステムは、意図される物体を画像の中心内の1メートルにあるようにレンダリングし、意図される画像を画像の周縁内の1.1メートルにあるようにレンダリングすることができる。レンダリングシステムはまた、画像内のその側方位置の関数として、画像要素のためのシミュレートされた焦点および被写界深度をレンダリングすることができる。例えば、仮想カメラを備える、3Dレンダリングシステムでは、3Dボリュームの投影を捕捉するために使用される仮想カメラの焦点は、画像の中心内の画像要素に対して1メートルに、および画像の縁の近傍の画像要素に対して1。1メートルに設置されることができる。
【0037】
複数の切替可能画面が、視認者(直接または光学システムを介して間接的のいずれかで画面を視認する)から異なる視認距離を占有するようにスタックされる場合、複数の画像要素が、異なる画像要素を含む光が異なる光学視認距離から視認者に到達するように、複数の切替可能画面上に投影されることができる。複数の切替可能画面から光場を見ている視認者は、異なる焦点レベルおよび視認距離に異なる物体を伴って、3Dボリューム画像を知覚することができる。例えば、複数の切替可能画面が、10層のPDLC切替可能拡散器を備える場合、レンダリングされた(および/または捕捉された)3D場面は、10個の画像スライスにスライスされることができ、各画像スライスは、異なるPDLC画面に投影される。
【0038】
異なる画像スライスは、フレーム順次方式において、動作可能に結合されたディスプレイシステムによって、PDLC画面のスタックに投影されてもよく、1つのみの層が所与の時間ステップにおいて拡散画面として作用するように、各時間ステップにおいて、1つのPDLC層は、拡散状態に切り替えられ、他のPDLC層は、透明状態に切り替えられる。可変焦点レンズ等の動作可能に結合されたVFEは、レンダリングされた画像の各スライスが、拡散状態に切り替えられるPDLC層上に合焦されるように、同期フレーム順次方式において、動作可能に結合されたディスプレイ要素からの光の波面を変調させることができる。
【0039】
切替可能画面は、背面投影構成および/または正面投影構成において使用されることができる。大有効開口、大焦点範囲、低電力消費、および高速焦点変調を同時に達成するVFEを生成することは、困難であり得る。本明細書に説明されるシステムは、切替可能画面の動作可能に結合されたスタックが、VFE内の小開口にかかわらず、大アイボックスをサポートするために、中継された画像の有効NAを増加させるにつれて、比較的に小VFEがディスプレイ源に動作可能に結合されることを可能にする。
【0040】
当技術分野において、ある程度の量の場曲率を付与せずに、ディスプレイ源からの光を中継するための光学システムを設計および加工することは、簡単でないことが公知である。場平坦性に対して良好に補正される光学システムは、多くの場合、中継された光内の場曲率を完全に補正しない光学システムより大きく、かつより複雑であって、設計および加工によりコストがかかる。
【0041】
本開示はまた、入射光の波面を物理的に変調させ、場平坦化または場曲率の補正を行うためのVFEの使用について説明する。一実施形態では、VFEは、場平坦化を行い、湾曲画像場からの入射光を調節し、実質的に平面な画像場を形成するために、VFEに入射される画像データを含む光の波面を変調させるために使用される。一実施形態では、VFEから出射する光は、場平坦化され、画面(本明細書に説明されるように、切替可能画面等、または可動画面等、または静的画面等)上に実質的に合焦される。
【0042】
一実施形態では、VFEは、VFEが異なる走査位置において光の波面を異なるように変調させ得るように、走査式光ディスプレイ(ファイバ走査式ディスプレイ、走査式ミラーディスプレイ、走査式レーザディスプレイ、フライングスポットディスプレイ、または線走査ディスプレイ等)に動作可能に結合される。例えば、ファイバ走査式ディスプレイは、場の中心から開始し、経時的に、場の縁に外向きに渦を巻くスポット等、渦巻パターンで駆動されることができ、動作可能に結合された光源は、走査パターンと同期して変調され、像を投影させる。
【0043】
ファイバ走査式ディスプレイに動作可能に結合されるVFEは、走査された画像の中心が、1つの屈折力で合焦され、画像の縁に向かうスポットが、異なる屈折力で合焦されるように、走査されたスポットの偏心の関数として、その屈折力を変化させることができる。このように、場の曲率は、画素毎または線毎に動的に調節されることができる。これは、非常にコンパクトなシステム(例えば、静的レンズのスタックの代わりに、単一VFE)内に優れた場平坦性を伴う光学システムを可能にすることができる。
【0044】
所与の距離において画面に投影される画像に対して場平坦化を行うことに加え、VFEは、本明細書に説明されるように、画像の全体的焦点を複数の切替可能画面内の異なる画面に切り替えることができる。VFEは、3Dボリュームを構成する実質的に平面画像のスタックを形成するように、画面距離のそれぞれにおいて場曲率を補正することができる。
【0045】
VFEは、平坦化装置および合焦レンズとして機能する。VFEは、コンパクトディスプレイ源に動作可能に結合され得るため、小開口サイズ(例えば、3mm)を備えてもよい。VFEは、正弦波等の継続的かつ平滑に変動させる信号を用いて駆動され、リンギングまたは他の一時的アーチファクトを最小限または排除しながら、高周波数焦点変調を可能にしてもよい。
【0046】
図1に示されるような3Dディスプレイシステム100は、ディスプレイユニット102と、VFE104と、視認光学106とを備えることができる。そのような構成のために、典型的には、VFEと大開口を併用し、視認者のための大アイボックスまたは射出瞳をサポートすることが有益である。しかしながら、当技術分野において公知の典型的大開口VFEは、典型的には、高速応答時間、低動作電圧、コンパクトサイズ、軽量、および大開口サイズに対する信頼性を容易に達成可能ではない。
【0047】
一実施形態は、図2に示される。これは、ファイバ走査式ディスプレイ202(以下、「FSD」)ユニットと、VFE204と、スタックされた切替可能拡散器206と、視認光学208とを備える。VFE204は、小開口サイズがディスプレイ光を受信および中継するために十分であるように、FSD202に近接して位置付けられることができる。VFE204は、光をFSD202から、高分子分散型液晶(以下、「PDLC」)デバイス等の複数のスタックされた切替可能画面206と整合される中間画像平面に合焦させることができる。各時間ステップにおいて、単一切替可能画面は、拡散状態にある一方、他の画面は、実質的に透明状態にある。各切替可能画面上に投影される画像は、視認光学によって視認者に中継される多焦点画像の具体的距離に対応する。
【0048】
単純な従来の静的レンズ設計によって生成され得る場曲率に加え、FSD202のいくつかの実施形態は、湾曲画像源を備える。図3は、1つの静的焦点状態にあるVFEを用いて、所与のFSD202およびVFE204構成によって生成された総場曲率306の単純光学モデルを示す。補正されないままである場合、曲率の場は、平坦投影画面と整合不良となり、他のものは合焦されるが、いくつかの画素を画面上の焦点から外れさせ得る。
【0049】
図4は、走査場内の走査されたスポットの位置と協調して、VFEの屈折力(ジオプトリ単位)を変動させ得る方法の例示的実施形態400を示す。例えば、VFEが、渦巻パターン(図4の左下)で走査するFSDに動作可能に結合される場合、VFEは、走査の中心の光に対してより高い屈折力を生成し、走査の周縁における光に対してより低い屈折力を生成し、偏心の関数として平滑に変動し、実質的に平坦な画像場を出力にもたらすことができる。
【0050】
一実施形態では、VFEは、実質的に正弦波方式で変調され、非常に高速な焦点変調を可能にする。図5は、FSD渦巻走査駆動信号内の走査振幅が、VFEの正弦波発振に一致され、平坦場をVFE出力に生成し得る方法の例示的実施形態500を示す。図5における単位は、図4における場位置データに対する例示的VFEジオプトリから導出される。
【0051】
一実施形態では、VFE駆動信号は、VFEに対して実質的に平滑化された駆動信号を維持し、リンギングまたは他の駆動アーチファクトを最小限にし、高速焦点変調をサポートしながら、所望のFSD走査振幅パターンに一致するように、完全正弦波から調節される。
【0052】
図6は時系列方式で4つの深度平面(すなわち、固定距離)(602、604、606、および608)を生成する、実施形態600を図示する。本実施形態では、VFEは、36.80ジオプトリ(1/m)~49.58ジオプトリの総焦点範囲を通して変動する正弦波を用いて駆動される。正弦波の山および谷の振幅は、4つの画像スライスのそれぞれの焦点が総焦点範囲の異なるサブセットを通して掃引されるように、走査式光ディスプレイ(例えば、FSD)による画像スライスの投影と同期して、時系列ベースで調節される。焦点範囲サブセット間の全体的オフセットは、視認者に提示される画像スライスの異なる光学視認距離に対応する。各画像スライスの焦点範囲内の変動は、画像の中心を周縁と異なる屈折力で合焦されることを可能にし、場曲率を補正し、深度平面毎に実質的に平坦な画像場を生成する。実施例として、-20°~20°のFSD走査角度が、描写される。図6におけるVFEジオプトリ範囲は、図4における場位置データに対する例示的VFEジオプトリと一貫する。
【0053】
図7は、正弦波ではない、VFEに対する駆動信号の一変形例700を示す。この場合、三角波(図中の白色正方形)は、VFE焦点状態を駆動するために使用される。図7はまた、FSD渦巻走査駆動信号(図7における黒色円形)内の走査振幅が、VFEの発振に一致され、平坦場をVFE出力に生成し得る方法を示す。図7における単位は、図4における場位置データに対する例示的VFEジオプトリと一貫する。
【0054】
VFEおよび複数の切替可能画面を備える多焦点ディスプレイシステムを使用した動的場平坦化方法およびシステムは、相互から独立して利用されることができる、または共有システム内において効果的に採用されることができる。
【0055】
種々の本発明の例示的実施形態が、本明細書で説明される。非限定的な意味で、これらの実施例が参照される。それらは、本発明のより広く適用可能な側面を例証するように提供される。種々の変更が、説明される本発明に行われてもよく、本発明の真の精神および範囲から逸脱することなく、同等物が置換されてもよい。加えて、特定の状況、材料、物質組成、プロセス、プロセス行為、またはステップを本発明の目的、精神、もしくは範囲に適合させるように、多くの修正が行われてもよい。さらに、当業者によって理解されるように、本明細書で説明および例証される個々の変形例のそれぞれは、本発明の範囲または精神から逸脱することなく、他のいくつかの実施形態のうちのいずれかの特徴から容易に分離され、またはそれらと組み合わせられ得る、離散構成要素および特徴を有する。全てのそのような修正は、本開示と関連付けられる請求項の範囲内にあることを目的としている。
【0056】
本発明は、対象デバイスを使用して行われ得る方法を含む。方法は、そのような好適なデバイスを提供するという行為を含んでもよい。そのような提供は、エンドユーザによって行われてもよい。換言すれば、「提供する」行為は、単に、エンドユーザが、対象方法において必須デバイスを提供するように、取得し、アクセスし、接近し、位置付けし、設定し、起動し、電源を入れ、または別様に作用することを要求する。本明細書で記載される方法は、論理的に可能である記載された事象の任意の順番で、ならびに事象の記載された順番で実行されてもよい。
【0057】
本発明の例示的側面が、材料選択および製造に関する詳細とともに、上記で記載されている。本発明の他の詳細に関しては、これらは、上記で参照された特許および出版物と関連して理解されるとともに、概して、当業者によって公知または理解され得る。一般的または論理的に採用されるような付加的な行為の観点から、本発明の方法ベースの側面に関して、同じことが当てはまり得る。
【0058】
加えて、本発明は、種々の特徴を随意的に組み込むいくつかの実施例を参照して説明されているが、本発明は、本発明の各変形例に関して考慮されるような説明または指示されるものに限定されるものではない。種々の変更が、説明される本発明に行われてもよく、本発明の真の精神および範囲から逸脱することなく、同等物(本明細書に記載されようと、いくらか簡単にするために含まれていなかろうと)が置換されてもよい。加えて、値の範囲が提供される場合、その範囲の上限と下限との間の全ての介在値、およびその規定範囲内の任意の他の規定または介在値が、本発明内に包含されることを理解されたい。
【0059】
また、説明される本発明の変形例の任意の随意的な特徴が、独立して、または本明細書で説明される特徴のうちのいずれか1つまたはそれを上回るものと組み合わせて、記載および請求されてもよいことが考慮される。単数形のアイテムへの参照は、複数形の同一のアイテムが存在するという可能性を含む。より具体的には、本明細書で、および本明細書に関連付けられる請求項で使用されるように、「1つの(「a」、「an」)」、「該(said)」、および「前記(the)」という単数形は、特に規定がない限り、複数形の指示対象を含む。換言すれば、冠詞の使用は、上記の説明ならびに本開示と関連付けられる請求項において、対象アイテムの「少なくとも1つ」を可能にする。さらに、そのような請求項は、任意の随意的な要素を除外するように起草され得ることに留意されたい。したがって、この記述は、請求項の要素の記載と関連して、「単に」、「のみ」、および同等物等の排他的用語の使用、または「否定的」制限の使用のために、先行詞としての機能を果たすことを目的としている。
【0060】
そのような排他的用語を使用することなく、本開示と関連付けられる請求項での「備える」という用語は、所与の数の要素がそのような請求項で列挙されるか、または特徴の追加をそのような請求項に記載される要素の性質の変換として見なすことができるかにかかわらず、任意の付加的な要素を含むことを可能にするものとする。本明細書で具体的に定義される場合を除いて、本明細書で使用される全ての技術および科学用語は、請求項の有効性を維持しながら、可能な限り広い一般的に理解されている意味を与えられるものである。
【0061】
本発明の範疇は、提供される実施例および/または対象の明細書に限定されるものではなく、むしろ、本開示と関連付けられる請求項の言葉の範囲のみによって限定されるものである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7